JP6633939B2 - 検査装置 - Google Patents
検査装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6633939B2 JP6633939B2 JP2016033071A JP2016033071A JP6633939B2 JP 6633939 B2 JP6633939 B2 JP 6633939B2 JP 2016033071 A JP2016033071 A JP 2016033071A JP 2016033071 A JP2016033071 A JP 2016033071A JP 6633939 B2 JP6633939 B2 JP 6633939B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- light
- image data
- division
- slo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Eye Examination Apparatus (AREA)
Description
本発明の目的の一つは、被検査物の画像データを精度良く解析することである。
光源からの測定光を被検査物に対して走査する測定光学系と、
前記被検査物に共役な位置に設けられ、前記測定光の前記被検査物からの戻り光を複数の光に分割する分割手段と、
前記分割して得た複数の光を受光する受光手段と、
前記受光手段からの複数の強度信号を用いて得た前記被検査物の画像データと、前記戻り光の分割の方向に関する情報とを関連付けて記録する記録手段と、
前記関連付けられた分割の方向に関する情報を用いて前記画像データを解析する解析手段と、を備えることを特徴とする。
実施例1による検査装置は、被検眼の光学収差によらず良好な2次元画像が得るための補償光学系を備え、撮像対象である被検眼眼底の高分解能の2次元画像(AO−SLO像)特にその非共焦点画像の撮像を行うことができるAO−SLO装置を備える。また、本装置にはさらに、WF−SLO装置、前眼部観察装置、および固視灯表示装置が付随している。WF−SLO装置は、AO−SLO像の取得を補助することを目的として、より広画角の2次元画像(WF−SLO像)の撮像を行う。前眼部観察装置は、測定光の入射位置を把握するために用いられる。固視灯表示装置は、撮像箇所を調整するために視線を誘導するために用いられる。
図1を用いて、まず、本実施例におけるAO−SLO装置101の概略構成について具体的に説明する。図1(a)はAO−SLO装置101を上から見た図であり、図1(b)は横から見た図である。
次に、図2を用いて、ヘッド部102に内蔵される光学系について、具体的に説明する。なお、以降で述べる光学系、特にAO−SLO部は、本実施例において、光源からの測定光を被検査物に走査する測定光学系を構成する。
つぎに、光源201−1の周辺について説明する。光源201−1は、代表的な低コヒーレント光源であるSLD(Super Luminescent Diode)である。波長は840nmであり、バンド幅は50nmである。ここでは、スペックルノイズの少ない2次元画像を取得するために低コヒーレント光源を選択している。また、光源として、ここでは、SLDを選択したが低コヒーレント光が出射できればよくASE(Amplified Spontaneous Emission)等も用いることができる。
次に、参照光205の光路について説明する。
光カプラー231によって分割された参照光205は、光ファイバー230−2を介して、光量測定装置264に入射される。光量測定装置264は参照光205の光量を測定することにより、測定光206−1の光量をモニターする用途に用いられる。
次に、測定光206−1の光路について説明する。
光カプラー231によって分割された測定光206−1は、シングルモードファイバー230−4を介してコリメータレンズ235−1に導かれ、ビーム径4mmの平行光になるように調整される。
次に、図7(a)〜図9、および図12(a)〜図13を用いて受光部700の概略構成について説明する。
戻り光208−1は、被検眼の眼底227と略共役な平面である結像面上に配置された第一の光束分割手段である部分反射ミラー711で分割且つ反射された光708は、結像面に配置されたピンホールを通過してディテクター704−1に入射する。そしてピンホール707を通過した光708はディテクター704−1に入射する。以上の構成から、このディテクター704−1の出力とデータ取得時点の走査信号とから共焦点光学系による眼底像を形成し且つ表示するための眼底画像データを得ている。この共焦点画像を形成し且つ表示するために用いる共焦点画像データを得る撮像モードを、第二の撮像モードと呼ぶ。即ち、被検眼眼底と共役な平面上に配置される光束分割手段である部分反射ミラー711は、被検眼からの戻り光を少なくとも2つ以上の複数の光束(光)に分割する。
次に、WF−SLO部について図2(a)を用いて説明する。
WF−SLO部は基本的にAO−SLO部と同様の構成となっている。重複する部分については説明を省略する。
次に、測定光206−2の光路について説明する。
光源201−2から射出された測定光206−2は、レンズ235−2、レンズ235−11〜14、XYスキャナ219−2、ダイクロイックミラー270−1等を介して観察対象である被検眼207に導かれる。
次に、被検眼207にて発生する収差を測定するためのビーコン部について説明する。
光源201−3から射出された測定光206−3は、レンズ235−15、合焦レンズ16、ダイクロイックミラー270−4等を介して観察対象である被検眼207に導かれる。ここで、測定光206−3は、角膜226からの反射を避けるために、被検眼207の中心から偏心して入射される。戻り光208−3の一部は、ビームスプリッタ258−1およびピンホール298を介して、波面センサ255に入射され、被検眼207で発生する戻り光208−3の収差が測定される。ここで、ピンホール298は、該戻り光208−3以外の不要光を遮蔽する目的で配置されている。波面センサ255は、制御PC106に電気的に接続されている。波面センサ255は、シャックハルトマン方式の波面センサであり、測定レンジは−10D〜+5Dとなっている。得られた収差は、ツェルニケ多項式を用いて表現され、これは被検眼207による収差を示している。ツェルニケ多項式はチルト(傾き)の項、デフォーカスの項、アスティグマ(非点収差)の項、コマの項、トリフォイルの項等からなる。なお、光源201−3の中心波長は760nm、波長幅は20nmである。
固視灯256は、発光型のディスプレイモジュールからなり表示面(27mm×27mm、128×128画素)をXY平面に有する。ここでは、液晶、有機EL、LEDアレイ等を用いることができる。被検眼207が、固視灯256からの光束257を注視することで、被検眼207の固視あるいは回旋が促される。固視灯256の表示面には例えば図2(b)に示すように、任意の点灯位置265に十字のパターンが点滅して表示される。
次に、前眼部観察部について説明する。
前眼部照明光源(光源)201−4から照射された光は、被検眼207を照らし、その反射光がダイクロイックミラー270−1、2、4、レンズ235−19、20を介してCCDカメラ260に入射する。光源201−4は中心波長740nmのLEDである。
以上のように、ヘッド部102に内蔵される光学系は、AO−SLO部、WF−SLO部、ビーコン部、固視灯部、前眼部観察部からなる。この中でAO−SLO部、WF−SLO部、ビーコン部、固視灯部はそれぞれ個別に電動ステージ217−1〜4を持ち、4つの電動ステージを連動させて動かしている。ただし、個別にフォーカス位置を調整したい場合には、個別に電動ステージを動かすことで調整可能である。
AO−SLO部、WF−SLO部、ビーコン部、固視灯部、前眼部観察部に用いられている光源の各波長分布を図3に示す。それぞれの光をダイクロイックミラー270−1〜4で分けるために、それぞれ異なる波長帯になるようにしている。なお、図3は各光源の波長の違いを示すものであり、その強度およびスペクトル形状を規定するものではない。
次に、撮像画像の構成方法について説明する。
次に、本実施例のAO−SLO装置における撮像手順について図4〜5を用いて説明する。
図4に撮像手順を示す。以下に、各ステップについて詳しく述べる。なお、以下に説明するステップで行われる各処理は、特に明記する場合以外は制御PC106によって実行される。
ここでは、装置を立ち上げ各種確認を行う。まず制御PC106およびAO−SLO装置の電源を入れる。次に、測定用の制御ソフトを起動すると、図5に示す制御ソフト画面が液晶モニター105に表示される。ここで被検者に顔を顔受け部104にセットしてもらう。
ここでは、前眼部画像を取得する。制御ソフト画面の実行ボタン501を押すと、前眼部モニター512に前眼部の画像が表示される。画面中央に瞳孔の中心が表示画面における所定位置に正しく表示されていない場合は、まずジョイスティック107を用いてヘッド部102を略正しい位置に動かす。さらに調整が必要な場合は、制御画面上の電動ステージボタン503を押し、顎受け駆動部109を微動させる。
ここではWF−SLO像を取得する。略正しい状態で前眼部画像が表示された場合、WF−SLO像がWF−SLOモニター515に表示される。固視灯位置モニター513で固視灯を中央位置に設定し、被検眼207の視線を中心に誘導する。
ここではAO−SLO像取得位置を決定する。表示されたWF−SLO像を確認し、AO−SLO像を取得したい位置を後述の手段を用いて決める。次に、その位置がWF−SLOモニター515の中央にくるように被検眼207の視線を誘導する。
ここでは収差補正を行う。収差測定ボタン506を押すと、WF−SLO測定光である測定光206−2が遮断され、ビーコン光のシャッターが開いてビーコン光である測定光206−3が被検眼207に照射される。波面センサモニター514に波面センサ255で検出されたハルトマン像が表示される。このハルトマン像から計算された収差が収差補正モニター511に表示される。収差はデフォーカス(defocus)成分(μm単位)と、全ての収差量(μmRMS単位)に分けて表示される。ここで、ステップS230において、AO−SLO測定光とビーコン光のフォーカスレンズである対物レンズ235−10、およびレンズ235−16の位置が調整されているため、この工程で収差測定の準備が整っている。具体的には、測定光206−3に対する戻り光208−3が、ピンホール298をケラレることなく通過し、波面センサ255に到達する状態になっている。
ここではAO−SLO像を取得するが、第一の撮像モードで撮像されるAO−SLO像の非共焦点画像の取得のみでも良いし、第二の撮像モードで撮像されるAO−SLO像の共焦点画像を同時に取得してもかまわない。以下、同時に両画像を取得可能とする構成であることを前提に説明を進めるが、AO−SLO像と記載した場合、双方の画像もしくは適時選択されたいずれか一方の画像を意味するものとする。AO−SLO測定ボタン507が押されると、ビーコン光である測定光206−3が遮断され、AO−SLOの測定光206−1の光路上の不図示のシャッターが開いて測定光206−1が被検眼207に照射される。AO−SLOモニター518に収差補正済みのAO−SLO像が表示される。また、AO−SLO強度モニター519に、WF−SLO強度モニター516と同様に、AO−SLO部で検出された信号強度が時系列に表示される。
非共焦点モードボタン525(図5参照)が押されると、AO−SLO像の非共焦点画像表示に切り替わる。測定対象に特定の角度の方向依存性がある場合、すなわち特定の血管等の場合、その方向性に合わせて、角度調整部526を用いて受光部の光束分割プリズムを回転させる。角度調整部526にコマンドを入力すると、回転角度に応じてAO−SLO像の非共焦点画像を得る際の光分割プリズムによる光束の分割方向の角度が変化し、その方向性(角度)が強調された非共焦点画像が観察できる。回転が手動の場合は、手動した回転角度情報を表示するように構成することが望ましい。なお、非共焦点画像の焦点深度を変えたい場合は、部分反射ミラー711の分割パターンの透過領域の大きさが変わるように分割パターンを変更し、再度AO−SLO像を撮像すればよい。また、非共焦点画像の表示を行う際に、受光部700で検出したデジタル値Ia、Ibのうちのどちらかを表示することが可能である。また、それぞれのデジタル値を数1の式について計算して得たX方向に分割した場合の画素値Iに基づく画像を表示することも選択できる。また、前述のごとく分割方向と対応するプリズムの回転角とに関するこの角度情報は、画像を保存する際にその画像と関連付けて保存される。ここでは、AO−SLO像の共焦点画像と非共焦点画像を切り替えて撮像しているが、同時に撮像することも可能である。その場合に、同時に表示される撮像ソフトの表示画面を有して、双方を確認しながら撮像することも有用である。
撮像位置の変更を行う場合にはステップS240に、左右眼の切り替えを行う場合にはステップS220に戻る。撮像を終了する場合には、ステップS290に移動する。
STOPボタン502を押すと、制御ソフトが停止する。
図6は、本実施例における画像処理装置600の機能構成を示したものである。本実施例では眼細胞の典型例である視細胞の検出を行う画像処理装置を例示しているが、解析対象は視細胞に限らず、血管壁細胞等、観察可能な眼細胞であれば、本発明を適用可能である。
次に、図10のフローチャートを参照して、本実施例の画像処理装置600の処理手順を説明する。
ステップS1010において、画像取得部610は、画像処理装置600に接続されるSLO装置により、被検眼眼底のWF−SLO像と複数のAO−SLO像の共焦点画像、またはAO−SLO像の非共焦点画像および非共焦点画像を取得する。これら画像、および画像を形成する強度信号および走査信号を含む画像形成に関するデータは、画像データとして記憶部640に保存される。また、この際に使用した戻り光208−1の光束分割方向を取得し、制御部630を通じて記憶部640に保存される。また、制御部630は、前述した撮像モードについても、画像データと関連付けて記憶部640に保存させる。
ステップS1020において、入力情報取得部620は、記憶部640に保存されているAO−SLO像の非共焦点画像を構成するフレームの中から、基準フレームを選択する。
ステップS1030において、位置合わせ部651は、記憶部640に保存されているSLO装置により取得された複数のAO−SLO像の非共焦点画像の相互の位置合わせを行う。ここで位置合わせは、各AO−SLO像の非共焦点画像に対して選択された基準フレームを用いて行う。位置合わせに際しては、WF−SLO像に対する実際にAO−SLO像を得た部位各々の移動量も併せて算出する。算出された移動量は、制御部630を通じて記憶部640に保存する。
ステップS1040において、入力情報取得部620は、ステップS1030で生成された重畳画像に対して、黄斑中心の位置を取得する。そうして検出した黄斑中心位置を、制御部630を通じて記憶部640に保存する。
ステップS1050において、距離算出部652は、ステップS1030で算出されたWF−SLO像に対する実際の撮像部位である各AO−SLO像の非共焦点画像の移動量を算出する。また、距離算出部652は、ステップS1040で取得された黄斑位置から各AO−SLO像の非共焦点画像までの距離も算出する。
ステップS1060において、眼細胞解析部653は、ステップS1010で取得された実際の撮像部位であるAO−SLO像の非共焦点画像に対して、視細胞解析を行う。後述するように、該眼細胞解析部653は、ディテクターの出力およびスキャナの走査信号に基づいて生成し記憶された画像データと、これに関連付けられた該画像データ取得時の光束分割手段による光束の分割方向とに基づいて、該画像データの解析を行う。
以下、解析手順について詳述する。
ステップS1110において、眼細胞解析部653は、ステップS1020で取得された基準フレームに基づき、視細胞解析の前処理を行うことになる。なお、本実施例で取得できる画像は、第一の撮像モードで撮像される非共焦点画像のみならず、第二の撮像モードで撮像される共焦点画像の場合もある。第二の撮像モードは戻り光の中心部の光を用いた撮像モードであり、第一の撮像モードは該中心部の外側の光を用いた撮像モードである。そこで、実際に処理を行う対象画像の種別、すなわち共焦点画像であるか非共焦点画像のいずれであるかの判別が必要である。この判別は、実際に画像を取得している状態では用いる信号を得るディテクターを選択すればよい。また、予め記憶部に取得された画像データを参照する場合には、これら画像データ各々に対して該画像データの形成に用いた信号が出力されたディテクターの情報を関連付けておけばよい。
前述のごとく、一般に光束分離した2つの受光信号から生成された非共焦点画像に関して、通常得られる画像は光束分割された方向に応じた方向に特徴、すなわち画像特徴の方向性をもつ画像となる。従って、利用する類似度演算用のモデル画像として、その画像特徴の方向性を利用し効果的な画像解析を行うために非共焦点画像における光束分割方向と略一致した方向に濃度勾配成分をもつものが好適である。モデル画像および後述するフィルタは記憶手段たる記憶部640に記憶されている。類似度演算用のモデル画像の作成方法には、複数の方法が考えられる。本実施例では、ステップS1120において、眼細胞解析部653は、視細胞解析用として記憶部640に保存され光束分割方向と同方向に濃度勾配成分をもつ類似度演算用のモデル画像として、ガウス関数の一次微分を用いたモデル画像を用いている。
ステップS1130において、眼細胞解析部653は、ステップS1110で取得された前処理後画像とステップS1120で作成したモデル画像の類似度を算出する。類似度を算出する方法は複数考えられるが、ここでは正規化相互相関による類似度算出について示す。画像中の座標(x,y)における前処理画像輝度、モデル画像輝度をI(x,y),M(x,y)それぞれの平均輝度を
ステップS1140において、眼細胞解析部653は、ステップS1130で取得されたモデル類似度画像に対して、視細胞検出を行う。
ステップS1150において、眼細胞解析部653は、ステップS1140で検出された検出点に対して、ボロノイ解析を行う。
ステップS1160において、眼細胞解析部653は、ステップS1140、ステップS1150の解析結果に対し、指標を算出する領域を選択する。なお、ここで述べる指標とは、前述したように被検眼と正常眼とを比較した場合に、該被検眼が異常を有しているか否かを判定する際に用いる指標を意味する。
ステップS1170において、眼細胞解析部653は、ステップS1160で選択された領域に対して、ステップS1140、ステップS1150で取得された結果に基づき、指標を算出する。
ステップS1070において、入力情報取得部620は、ステップS1060で提示された解析結果に対して、ユーザーが修正を行うか否かの判断を取得する。ここでユーザーの修正とは、ステップS1030で行った各AO−SLO像の位置合わせや、ステップS1040で行った黄斑の検出に対してである。
ステップS1080において、制御部630は、記憶部640に保存されている、算出した指標や比較結果など記憶部640に記憶されている処理結果を、データベースに保存する。
以上の実施例では、視細胞解析における検出手法について述べた。しかし、血管や腫瘍を検出する際においても非共焦点画像における光束分割方向とフィルタもしくは類似度演算用のモデル画像の濃度勾配成分方向を関連付けて演算することで、検出対象自体、もしくは構造などのエッジ部などを検出することも可能である。
102 ヘッド部
103 ステージ部
104 顔受け部
105 液晶モニター
106 制御PC
206−1 測定光
259 空間光変調器
256 固視灯
258−3 ビームスプリッタ
704−1〜3 ディテクター
219−1 XYスキャナ
Claims (20)
- 光源からの測定光を被検査物に対して走査する測定光学系と、
前記被検査物に共役な位置に設けられ、前記測定光の前記被検査物からの戻り光を複数の光に分割する分割手段と、
前記分割して得た複数の光を受光する受光手段と、
前記受光手段からの複数の強度信号を用いて得た前記被検査物の画像データと、前記戻り光の分割の方向に関する情報とを関連付けて記録する記録手段と、
前記関連付けられた分割の方向に関する情報を用いて前記画像データを解析する解析手段と、
を備えることを特徴とする検査装置。 - 前記記録手段は前記画像データを解析する際に用いるモデル画像を記録し、
前記解析手段は前記戻り光の分割の方向に関する情報を用いて決定された前記モデル画像を用いて前記画像データを解析することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。 - 前記記録手段は前記画像データを解析するための少なくとも方向性のある濃度勾配成分を有するモデル画像およびフィルタの少なくともいずれかを記録し、
前記解析手段は、前記画像データと関連付けて記録された前記分割の方向に関する情報と一致する方向性のある濃度勾配成分を有する前記モデル画像および前記フィルタの少なくともいずれかを用いて前記画像データを解析することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。 - 前記分割手段は、前記分割の方向に関する情報である前記戻り光の分割方向が可変となるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の検査装置。
- 前記戻り光の中心部の光を取り出す他の分割手段と、
前記戻り光の中心部の光を受光する他の受光手段と、
前記被検査物の画像データを生成する生成手段と、を更に備え、
前記分割手段は、前記中心部の外側の部分の光を前記複数の光に分割し、
前記生成手段は、前記他の受光手段より出力される強度信号又は前記複数の強度信号を用いて、前記被検査物の画像データを生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の検査装置。 - 前記戻り光の中心部の光を取り出す他の分割手段と、
前記戻り光の中心部の光を受光する他の受光手段と、を更に備え、
前記被検査物の画像データは、前記複数の強度信号を用いる第一の撮像モードと、前記他の受光手段より出力される強度信号を用いる第二の撮像モードとによって生成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の検査装置。 - 前記解析する画像データが、前記第一の撮像モードおよび前記第二の撮像モードのいずれで取得された画像データであるかを判別する判別手段を更に備え、
前記解析手段は、前記取得された画像データが前記第二の撮像モードで撮像されたと前記判別手段により判別された場合、前記画像データにおいて方向性のない特徴点を抽出する解析を行うことを特徴とする請求項6に記載の検査装置。 - 前記被検査物は被検眼であって、
前記被検眼の眼底の撮像部位と黄斑部との距離に関する情報を取得する取得手段を更に備え、
前記記録手段は、前記距離に関する情報と前記画像データとを関連付けて記録し、
前記解析手段は前記関連付けられた距離に関する情報を用いて前記画像データを解析することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の検査装置。 - 前記解析手段は、前記分割の方向に関する情報に対応する画像特徴の方向性に基づいて、前記画像データを解析することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の検査装置。
- 被検査物からの戻り光を分割して得た複数の光を受光して得られる複数の強度信号を用いることで生成される前記被検査物の非共焦点画像を取得する取得手段と、
前記戻り光の分割の方向に関する情報と前記非共焦点画像とを関連付けて記録する記録手段と、
前記分割の方向に関する情報を用いて前記非共焦点画像を解析する解析手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記解析手段は、前記分割の方向に関する情報に一致する勾配成分を有するモデル画像およびフィルタの少なくともいずれかを用いて前記非共焦点画像を解析することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
- 前記被検査物は、被検眼であることを特徴とする請求項10又は11に記載の画像処理装置。
- 被検査物に共役な位置において、前記被検査物に対して走査された測定光の前記被検査物からの戻り光を分割して得た複数の光を受光する受光手段からの複数の強度信号を用いて得た前記被検査物の画像データと、前記戻り光の分割の方向に関する情報とを関連付けて記録する工程と、
前記関連付けられた分割の方向に関する情報を用いて前記画像データを解析する工程と、
を含むことを特徴とする検査装置の作動方法。 - 前記記録する工程では、前記画像データを解析する際に用いるモデル画像が記録され、
前記解析する工程では、前記戻り光の分割の方向に関する情報を用いて決定された前記モデル画像を用いて前記画像データが解析されることを特徴とする請求項13に記載の検査装置の作動方法。 - 前記記録する工程では、前記画像データを解析するための少なくとも方向性のある濃度勾配成分を有するモデル画像およびフィルタの少なくともいずれかが記録され、
前記解析する工程では、前記画像データと関連付けて記録された前記分割の方向に関する情報と一致する方向性のある濃度勾配成分を有する前記モデル画像および前記フィルタの少なくともいずれかを用いて前記画像データが解析されることを特徴とする請求項13に記載の検査装置の作動方法。 - 前記被検査物は、被検眼であって、
前記記録する工程では、前記被検眼の眼底の撮像部位と黄斑部との距離に関する情報および前記画像データが関連付けて記録され、
前記解析する工程では、前記関連付けられた距離に関する情報を用いて前記画像データが解析されることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一項に記載の検査装置の作動方法。 - 前記解析する工程では、前記分割の方向に関する情報に対応する画像特徴の方向性に基づいて、前記画像データが解析されることを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一項に記載の検査装置の作動方法。
- 被検査物からの戻り光を分割して得た複数の光を受光して得られる複数の強度信号を用いることで生成される前記被検査物の非共焦点画像を取得する工程と、
前記戻り光の分割の方向に関する情報と前記非共焦点画像とを関連付けて記録する工程と、
前記分割の方向に関する情報を用いて前記非共焦点画像の画像データを解析する工程と、
を含むことを特徴とする画像処理装置の作動方法。 - 前記解析する工程では、前記分割の方向に関する情報に一致する勾配成分を有するモデル画像およびフィルタの少なくともいずれかを用いて前記非共焦点画像が解析されることを特徴とする請求項18に記載の画像処理装置の作動方法。
- 請求項13乃至19のいずれか一項に記載の作動方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15/134,694 US10130249B2 (en) | 2015-05-01 | 2016-04-21 | Inspection apparatus, image processing apparatus, method of operating inspection apparatus, image processing method, and recording medium |
EP16167432.0A EP3087910B1 (en) | 2015-05-01 | 2016-04-28 | Inspection apparatus, image processing apparatus, method of operating inspection apparatus, image processing method, and recording medium |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015094244 | 2015-05-01 | ||
JP2015094244 | 2015-05-01 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016209543A JP2016209543A (ja) | 2016-12-15 |
JP2016209543A5 JP2016209543A5 (ja) | 2019-01-17 |
JP6633939B2 true JP6633939B2 (ja) | 2020-01-22 |
Family
ID=57550292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016033071A Active JP6633939B2 (ja) | 2015-05-01 | 2016-02-24 | 検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6633939B2 (ja) |
-
2016
- 2016-02-24 JP JP2016033071A patent/JP6633939B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016209543A (ja) | 2016-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5721412B2 (ja) | 眼科装置、血流速算出方法およびプログラム | |
JP5721411B2 (ja) | 眼科装置、血流速算出方法およびプログラム | |
WO2013164943A1 (ja) | 眼科装置 | |
WO2014091992A1 (ja) | 眼科装置 | |
US8851673B2 (en) | Imaging apparatus | |
JP5847510B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
CN110916611B (zh) | 眼科装置及其控制方法、程序和存储介质 | |
JP6882032B2 (ja) | 眼科撮像装置およびその制御方法 | |
US10433721B2 (en) | Ophthalmic apparatus and control method for the same | |
JP6494385B2 (ja) | 光画像撮像装置及びその制御方法 | |
JP2020081469A (ja) | 眼科装置 | |
JP2018198967A (ja) | 眼科装置 | |
JP2022075772A (ja) | 眼科装置 | |
JP6901264B2 (ja) | 眼科装置 | |
US11202566B2 (en) | Ophthalmologic apparatus and method of controlling the same | |
JP2016049243A (ja) | 眼科装置 | |
EP3087910B1 (en) | Inspection apparatus, image processing apparatus, method of operating inspection apparatus, image processing method, and recording medium | |
JP2016150090A (ja) | 撮像装置及びその制御方法 | |
JP2020156622A (ja) | 眼科装置 | |
JP6633939B2 (ja) | 検査装置 | |
JP2018051340A (ja) | 眼科装置 | |
JP2018139717A (ja) | 眼科撮影装置及び眼科画像処理装置 | |
JP2017144058A (ja) | 眼科装置及びその制御方法、並びに、プログラム | |
JP2022075771A (ja) | 眼科装置 | |
WO2019225347A1 (ja) | 撮像装置およびその制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20171214 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20180126 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181031 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190719 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190813 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191010 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191114 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191213 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6633939 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |