JP2016168196A - スイング計測システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のゴルフクラブから、ゴルフクラブのスイング状態の計測が行われるゴルフクラブをより確実に特定する。
【解決手段】
ゴルフクラブのスイング状態を計測するスイング計測システムは、スイング計測端末と、スイング計測端末との間で無線通信リンクを確立することが可能な複数のゴルフクラブとを有している。複数のゴルフクラブは、個々のゴルフクラブの動きを検出するセンサを有するとともに、複数のゴルフクラブのうちから個々のゴルフクラブを特定し得る識別情報を含むデータを無線通信リンクを介して送信することが可能となるように構成されている。センサにより動きが検出された特定のゴルフクラブは、無線通信リンクが確立されたアクティブ状態M3になる。
【選択図】図3

Description

この発明は、ゴルフクラブのスイング状態を計測するスイング計測システムに関する。
ゴルファーにとって、自身に適したゴルフクラブを選定することは重要である。しかしながら、ゴルフクラブを構成するシャフトやヘッドには、特性の異なる種々の製品があるため、シャフトとヘッドとの組合せは極めて多数に上り、ゴルファー自身に適したゴルフクラブを選択すること(フィッティング)は必ずしも容易ではない。そこで、シャフトの歪みの計測データを用いてシャフトの変形挙動を解析し、ゴルファーにとってヘッドスピードが最適なシャフトを選定する技術等(例えば、特許文献1参照)、様々な技術を用いてフィッティングを支援することが試みられている。
このようなフィッティングを支援するサービス(フィッティングサービス)を提供する場合、通常、フィッティングサービスを提供するフィッターは、予め、シャフトとヘッドとの極めて多数の組合せからなるゴルフクラブのうちからゴルファーに適していると考える複数のゴルフクラブを準備する。そして、ゴルファーは、準備された複数のゴルフクラブから適宜選択したゴルフクラブを使用して、フィッティングのための試打を行う。このとき、ゴルファーが複数のゴルフクラブのうちのどのゴルフクラブにより試打を行ったかが不明であると、フィッティングを適正に行うことが困難となる場合がある。
一方、ゴルフクラブを識別する方法として、ゴルフクラブのシャフト基端のグリップ内もしくはシャフト内に、当該ゴルフクラブの識別情報を保持した非接触ICタグを備えるとともに、ゴルフクラブを格納するゴルフクラブ格納装置に設けられた非接触ICタグデータ読取り用のアンテナによりゴルフクラブの識別情報を読み出す技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−129687号公報 特開2007−167195号公報
しかしながら、特許文献2のようにゴルフクラブを識別する場合、ゴルフクラブ格納装置から複数のゴルフクラブを取り出すと、取り出された複数のゴルフクラブのうちから1本のゴルフクラブを特定することができなくなる。そのため、試打が行われるゴルフクラブを特定することができない虞がある。この問題は、複数のゴルフクラブが準備された場合において、スイング中のゴルフクラブの挙動等のゴルフクラブのスイング状態の計測(スイング計測)を行うスイング計測システムにも共通する。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、複数のゴルフクラブから、スイング計測の対象となるゴルフクラブをより確実に特定することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を達成するために、本願の第1の発明の一態様であるスイング計測システムは、ゴルフクラブのスイング状態を計測するスイング計測システムであって、スイング計測端末と、前記スイング計測端末との間で無線通信リンクを確立することが可能な複数のゴルフクラブと、を備え、前記複数のゴルフクラブは、それぞれ、個々のゴルフクラブの動きを検出するセンサを有するとともに、前記複数のゴルフクラブのうちから当該個々のゴルフクラブを特定しうる識別情報を含むデータを前記無線通信リンクを介して前記スイング計測端末に送信することが可能となるように構成されており、前記センサにより動きが検出された特定のゴルフクラブは、前記データの送信を可能とする前記無線通信リンクが確立されたアクティブ状態になることを特徴とする。
スイング計測を行うために使用者が複数のゴルフクラブのうちから1本のゴルフクラブを手に取ると、その動きにより当該ゴルフクラブは、そのゴルフクラブを特定し得る識別情報をフィッティング支援端末に送信するので、スイング計測が行われるゴルフクラブをより確実に特定することができる。
本願の第2の発明の一態様であるスイング計測システムは、ゴルフクラブのスイング状態を計測するスイング計測システムであって、スイング計測端末と、前記スイング計測端末との間で無線通信リンクを確立することが可能な複数のゴルフクラブと、を備え、前記複数のゴルフクラブは、それぞれ、個々のゴルフクラブがスイング計測の準備がなされた計測準備状態であることを検出する計測準備状態センサを有するとともに、前記複数のゴルフクラブのうちから当該個々のゴルフクラブを特定し得る識別情報を含むデータを前記無線通信リンクを介して前記スイング計測端末に送信することが可能となるように構成されており、前記計測準備状態センサにより計測準備状態であることが検出された特定のゴルフクラブは、前記データの送信を可能とする前記無線通信リンクが確立されたアクティブ状態になることを特徴とする。
使用者が複数のゴルフクラブのうちから1本のゴルフクラブを用いて素振り等のスイング計測の準備を行うと、当該ゴルフクラブがスイング計測の準備がなされた状態であることが検出され、そのゴルフクラブを特定し得る識別情報がスイング計測端末に送信される。そのため、スイング計測が行われるゴルフクラブをより確実に特定することができる。
前記複数のゴルフクラブは、それぞれ、個々のゴルフクラブのスイング状態に対応する物理量を計測することが可能となるように構成されており、前記特定のゴルフクラブは、前記物理量の計測を行うとともに、前記データとして計測された前記物理量を表す計測データを前記スイング計測端末に送信するものとしても良い。
ゴルフクラブにおいて物理量を計測することにより、より正確にゴルフクラブのスイング状態を計測することができる。また、スイング計測のために使用者が手に取り、あるいは、スイング計測の準備を行ったことに応じて、物理量の計測を行うことにより、ゴルフクラブのスイング状態をより確実に計測することができる。さらに、特定のゴルフクラブは、アクティブ状態となっているため、計測された物理量を表す計測データをより確実にスイング計測端末に送信することができる。
前記スイング計測端末は、前記特定のゴルフクラブに前記無線通信リンクを独占的に使用させるものとしても良い。
特定のゴルフクラブが無線通信リンクを独占的に使用することにより、特定のゴルフクラブとスイング計測端末との間の通信速度をより速くすることができる。そのため、特定のゴルフクラブからスイング計測端末へのデータの送信をより確実に行うことができる。
前記複数のゴルフクラブは、それぞれ、個々のゴルフクラブがアクティブ状態になったことを報知するためのアクティブ状態報知部を有しているものとしても良い。
ゴルフクラブにアクティブ状態報知部を設けることにより、スイング計測のために使用者が手に取り、あるいは、スイング計測の準備がなされた特定のゴルフクラブは、そのゴルフクラブ自体がアクティブ状態になったことを報知する。そのため、使用者は、スイング計測を行う準備ができたことを確認することができるので、スイング計測システムの利便性をより高くすることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、スイング計測やフィッティングのためゴルフクラブや端末とそれらの制御方法、それらのゴルフクラブや端末を用いたスイング計測やフィッティング支援のためのシステムおよび方法、それらのシステムおよび方法を用いたフィッティング方法、それらのゴルフクラブ、端末、システムおよびそれらの制御方法、スイング計測方法やフィッティング支援方法あるいはフィッティング方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号等、種々の態様で実現するものとしても良い。
フィッティング支援システムの使用状況を示す説明図。 ゴルフクラブが有する歪み計測送信部の構成を示すブロック図。 歪み計測送信処理の流れを示すフローチャート。
A.第1実施形態:
A1.フィッティング支援システム:
図1は、個々のゴルファーに適したゴルフクラブの選定(フィッティング)を支援するためのフィッティング支援システム1の使用状況を示す説明図である。図1に示すように、フィッティング支援システム1は、N(Nは、2以上の整数)本のゴルフクラブ10[1]〜10[N]と、制御端末20とを有している。
N本のゴルフクラブ10[1]〜10[N]は、フィッティングサービスを行う担当者(フィッター)が、ゴルファーGFの性別、年齢、体格、ゴルフ歴やゴルフクラブに対する好み等に基づいて準備した候補であり、ラックRKに配置されている。ゴルファーGFは、ラックRKに配置されたN本のゴルフクラブ10[1]〜10[N]から順次1本のゴルフクラブ10を取り上げ、取り上げたゴルフクラブ10を用いて試打を行う。なお、以下では、この1本のゴルフクラブ10のように、N本のゴルフクラブ10[1]〜10[N]のいずれかを特定する必要がない場合、符号の後ろの角括弧で挟まれた数字等を省略して表記する。
ゴルフクラブ10は、ヘッド11と、グリップ13と、ヘッド11およびグリップ13が両端に取り付けられたシャフト12とを有している。シャフト12の表面には、シャフト12の撓りを評価するための複数の歪みセンサ101が取り付けられている。また、グリップ13のヘッド11とは反対側の端(グリップエンド)には、着脱可能なグリップエンドモジュール(図示しない)が取り付けられている。ゴルフクラブ10は、ゴルファーGFがゴルフクラブ10によりボールBLを打撃した際に、歪みセンサ101によりシャフト12の撓りに対応する各部の歪みを計測し、計測された歪みの計測データ(歪み計測データ)を無線により制御端末20に送信するための、歪み計測送信部(図示しない)を有している。
制御端末20は、フィッティング支援システム1を実現するためのソフトウェア(以下、「フィッティングソフト」とも呼ぶ)を有するタブレット形端末装置である。このタブレット形端末装置においてフィッティングソフトを実行することにより、タブレット形端末装置は、N本のゴルフクラブ10[1]〜10[N]のそれぞれを制御するとともに、試打に使用されたゴルフクラブ10の歪み計測送信部が送信する歪み計測データを受信する。受信された歪み計測データは、時系列グラフ等の情報としてタブレット形端末装置の画面22に表示される。フィッターは、フィッティングソフトにより表示され、シャフト12の撓りに対応する歪み計測データに基づいて、ゴルファーGFのスイングの特性等を把握し、フィッティングサービスを提供する。なお、制御端末20は、フィッティングの支援に使用される端末であるので、フィッティング支援端末とも呼ぶことができる。
図2は、ゴルフクラブ10が有する歪み計測送信部100の構成を示すブロック図である。歪み計測送信部100は、制御部110と、歪み計測回路120と、無線通信部130と、データ蓄積部140と、振動センサ150と、音声発生部160と、これら各部に電力を供給する電池190とを有している。なお、無線通信部130および電池190は、グリップエンドモジュールに搭載されており、グリップエンドモジュールをグリップ13(図1)に取り付けることにより、歪み計測送信部100が動作する。グリップエンドモジュールは、上述のように、フィッターがN本のゴルフクラブ10[1]〜10[N]を準備する際に、ゴルフクラブ10[1]〜10[N]のそれぞれに取り付けられる。
制御部110は、CPU112と、図示しないROMおよびRAMと、A/D変換器114と、マルチプレクサ116とを備えるマイクロコントローラである。制御部110は、歪み計測回路120、無線通信部130、データ蓄積部140および音声発生部160の動作を制御するとともに、歪み計測回路120および振動センサ150の出力信号を受け取り、無線通信部130およびデータ蓄積部140との間でデータの授受を行う。
無線通信部130は、CPU112による制御に応じて、制御端末20(図1)との無線通信リンクを確立する。CPU112は、無線通信部130と制御端末20との間で確立した無線通信リンクを通して、制御端末20とデータの授受を行う。データ蓄積部140は、SRAM等を用いたリングバッファとして構成されており、書き込まれたデータ量がデータ蓄積部140の容量を超えた場合には、先に書き込まれたデータから順に上書きされ、新しく書き込まれたデータが蓄積される。
歪み計測回路120に接続された歪みセンサ101は、歪みセンサ101が有する抵抗体の伸縮によって抵抗値が変化する歪みゲージ(ストレインゲージ)であり、シャフト12の表面に接着されている。このように、歪みセンサ101をシャフト12の表面に接着することにより、シャフト12が撓るのに伴って歪みセンサ101の抵抗体が伸縮し、歪みセンサ101の抵抗値が変化する。そのため、歪みセンサ101の抵抗値の変化を計測することにより、歪みセンサ101が接着された位置におけるシャフト12の撓りを評価することが可能となる。
歪み計測回路120は、複数の歪みセンサ101に対応して、複数のブリッジ部分回路および増幅器(いずれも図示しない)を有している。なお、以下では、特に必要がない限り、歪みセンサ101、ブリッジ部分回路および増幅器のように複数組ある要素については、その1つの要素についてのみ説明する。ここでブリッジ部分回路とは、ブリッジ回路を構成する4つの抵抗器のうちの3つの抵抗器からなる回路であり、歪みセンサ101を接続することによりブリッジ回路が構成される。歪み計測回路120は、また、複数のブリッジ回路に一定の電圧を印加する電圧印加回路(図示しない)を有している。電圧印加回路は、CPU112による制御に応じて、ブリッジ回路への電圧の印加(通電)を開始し、あるいは、停止することができるように構成されている。電圧印加回路が、歪みセンサ101を接続することにより構成されるブリッジ回路に電圧を印加すると、歪みセンサ101の抵抗値の変化に応じた電圧がブリッジ回路から出力される。ブリッジ回路の出力電圧は、増幅器において増幅され、歪みセンサ101の歪み量を表す電圧信号として歪み計測回路120から出力される。
歪み計測回路120からは、複数の歪みセンサ101に対応する複数の電圧信号が出力される。歪み計測回路120から出力される複数の電圧信号は、制御部110のマルチプレクサ116に入力される。マルチプレクサ116は、CPU112による制御に応じて、入力された複数の電圧信号から1つの電圧信号を順次選択する。マルチプレクサ116により選択された電圧信号は、A/D変換器114によりデジタルデータ(歪み計測データ)に変換される。歪み計測データは、CPU112により、逐次、データ蓄積部140に書き込まれる。これにより、シャフト12の撓りに対応し、歪みセンサ101の歪みを表す歪み計測データがデータ蓄積部140に蓄積される。
振動センサ150は、非導電性のケース内に、複数の電極を設けるとともに、金属球を収納し、金属球が移動することにより複数の電極間の接続状態が変化する振動センサである。この複数の電極間の接続状態、すなわち、振動センサ150のオン・オフ状態は、CPU112により取得される。また、音声発生部160は、CPU112による制御に応じて、音声を発生する。
A2.歪み計測送信処理:
図3は、ゴルフクラブ10(図1)において、歪みを計測し、歪み計測データを制御端末20に送信する歪み計測送信処理の流れを示すフローチャートである。この歪み計測送信処理は、グリップエンドモジュールがグリップ13に取り付けられ、歪み計測送信部100(図2)が動作を開始した時点から、グリップエンドモジュールが取り外され、歪み計測送信部100が動作しなくなるまで、CPU112により実行される。
図3に示すように、歪み計測送信部100の動作状態は、CPU112が実行する処理内容に応じて、休止状態M1と、アクティブ移行状態M2と、アクティブ状態M3と、データ送信状態M4と、休止移行状態M5との5つの動作状態に分けられる。グリップエンドモジュールがグリップ13に取り付けられ、歪み計測送信部100が動作を開始した時点では、歪み計測送信部100は、休止状態M1となる。
休止状態M1のステップS12において、CPU112は、振動センサ150のオン・オフ状態に基づいて、ゴルフクラブ10が振動したか否かを判断する。振動センサ150のオン・オフ状態に変化があった場合には、ゴルフクラブ10が振動したと判断され、制御はステップS22に移される。これにより、歪み計測送信部100は、アクティブ移行状態M2となる。一方、振動センサ150のオン・オフ状態に変化がなかった場合には、ゴルフクラブ10が振動しなかったと判断され、制御が戻される。そして、ゴルフクラブ10が振動したと判断されるまで、休止状態M1のまま、ステップS12が繰り返し実行される。
アクティブ移行状態M2のステップS22において、CPU112は、無線通信部130を制御して、無線通信部130と制御端末20との無線通信リンクを確立する。無線通信部130と制御端末20との無線通信リンクが確立すると、制御端末20は、それまで無線通信リンクが確立されていた他のゴルフクラブに、休止状態M1に移行するための指令(休止指令)を送信し、当該他のゴルフクラブ10の歪み計測送信部100を休止状態にする。
このとき、制御端末20は、新たに無線通信リンクが確立されたゴルフクラブ10が、N本のゴルフクラブ10[1]〜10[N]のうちのいずれであるか特定し、特定されたゴルフクラブ10に関する情報を画面22に表示する。ゴルフクラブ10の特定は、例えば、制御部110の不揮発性メモリ(図示しない)に格納された識別情報を用いて行うことができる。この場合、識別情報は、無線通信リンクの確立時に、CPU112により不揮発性メモリから読み出されて無線通信部130を介して制御端末20に送信される。また、ゴルフクラブ10を特定するための識別情報として、無線通信リンクのプロトコルに従って送信される無線通信部130のアドレスを用いることも可能である。
ステップS24において、CPU112は、歪み計測回路120を制御して、歪み計測回路120が有するブリッジ部分回路と歪みセンサ101とからなるブリッジ回路への通電を開始する。次いで、ステップS26において、CPU112は、歪み計測データのデータ蓄積部140への蓄積を開始する。これにより、歪み計測送信部100は、アクティブ移行状態M2からアクティブ状態M3に移行する。
アクティブ状態M3のステップS32において、CPU112は、音声発生部160を制御して音声を発生させる。これにより、ゴルファーGFには、歪み計測送信部100がアクティブ状態に移行したことが報知される。
ステップS34において、CPU112は、制御端末20から休止指令を受信したか否かにより処理の流れを変更する。上述のように、あるゴルフクラブ10の無線通信部130が新たに制御端末20との間で無線通信リンクを確立すると、制御端末20は、それまで無線通信リンクが確立されていた他のゴルフクラブに休止指令を送信する。CPU112は、無線通信部130を介してこの休止指令を受信した場合、制御をステップS54に移す。これにより、歪み計測送信部100は、休止移行状態M5となる。一方、休止指令が受信されていない場合、制御はステップS36に移される。
ステップS36において、CPU112は、ボールBL(図1)の打撃があった否かを判断する。具体的には、CPU112は、歪み計測データの値(歪み計測値)が所定の打撃検出閾値以上となった場合、打撃があったものと判断する。打撃があったと判断された場合、制御はステップS42に移され、歪み計測送信部100はデータ送信状態M4となる。一方、打撃がなかったと判断された場合、制御はステップS34に戻され、ステップS34,S36が繰り返し実行される。
データ送信状態M4のステップS42において、CPU112は、打撃の時点から所定の遡及時間だけ遡った時点以降の歪み計測データをデータ蓄積部140から読み出す。データ蓄積部140から読み出された歪み計測データは、無線通信部130、および、無線通信部130と制御端末20との間で確立された無線通信リンクを介して、制御端末20に送信される。歪み計測データの送信の後、制御はステップS34に戻され、歪み計測送信部100は、再びアクティブ状態M3となる。
休止移行状態M5のステップS52において、CPU112は、無線通信部130を制御して、制御端末20との間で確立されていた無線通信リンクを切断する。次いで、CPU112は、ステップS54において、歪み計測回路120を制御してブリッジ回路への通電を停止し、ステップS56において、データ蓄積部140への歪み計測データの蓄積を停止する。そして、制御はステップS12に戻され、歪み計測送信部100は、休止状態M1に戻る。
なお、歪み計測送信部100はゴルフクラブ10の一構成要素であるので、歪み計測送信部100の5つの動作状態(休止状態M1、アクティブ移行状態M2、アクティブ状態M3、データ送信状態M4および休止移行状態M5)は、ゴルフクラブ10自体の動作状態であると謂うこともできる。
本実施形態においては、CPU112が図3に示す歪み計測送信処理を実行することにより、ゴルフクラブ10[I](Iは、1〜Nの整数)が振動すると、ゴルフクラブ10[I]は、制御端末20との無線通信リンクが確立されておらず、歪みの計測と歪み計測データの蓄積が行われない休止状態M1から、無線通信リンクが確立され、歪みの計測と歪み計測データの蓄積が行われているアクティブ状態M3に移行する。アクティブ状態M3のゴルフクラブ[I]は、他のゴルフクラブ10[J](Jは、Iを除く1〜Nの整数)が振動することにより、休止状態M1に移行する。そのため、N本のゴルフクラブ10[1]〜10[N]のうち、無線通信リンクを使用しているゴルフクラブ10は、ゴルフクラブ10[J]の無線通信部130が無線通信リンクを確立して(ステップS22)から、ゴルフクラブ10[I]が確立していた無線通信リンクが切断される(ステップS54)までの期間を除いて、1本だけとなる。
一般的に、無線通信リンクは、複数の通信端末との接続を可能とするため、時分割や周波数分割等で多重化を行っているが、無線通信リンクを利用する通信端末数が増えると、通信端末間での競合が生じ、無線通信リンクの通信速度が低下する。また、通信速度が低下しない場合であっても、他の端末が無線通信リンクを利用することにより、歪み計測データのように、短時間で多くのデータを送信することが困難となる場合がある。一方、本実施形態によれば、制御端末20との間で無線通信リンクが確立されているゴルフクラブ10は、ほぼ常時、1本だけとなる。このように、ゴルフクラブ10は、無線通信リンクを独占的に使用するので、歪み計測データをより確実に制御端末20に送信することができる。
図1に示すフィッティング支援システム1の使用状況においては、まず、フィッターがゴルフクラブ10[1]〜10[N]をその順にラックRKに配置すると、準備が終了した時点で、最後にラックRKに配置されたゴルフクラブ10[N]と制御端末20との間で無線通信リンクが確立されている。
このとき、ゴルファーGFが試打を行うためにゴルフクラブ10[1]〜10[N]のうちの1本のゴルフクラブ10[I]をラックRKから取り上げると、ゴルフクラブ10[I]が振動する。ゴルファーGFが取り上げたゴルフクラブ10[I]が最後にラックRKに配置されたゴルフクラブ10[N]でない場合(I≠N)、ゴルフクラブ10[N]と制御端末20との無線通信リンクは切断され、ゴルフクラブ10[I]と制御端末20との間で無線通信リンクが確立される。また、ゴルファーGFが取り上げたゴルフクラブ10[I]が最後にラックRKに配置されたゴルフクラブ10[N]であった場合(I=N)、ゴルフクラブ10[I]と制御端末20との間の無線通信リンクは確立された状態が維持される。
そして、ゴルファーGFがゴルフクラブ10[I]を用いて試打を行い、あるいは、試打を行わずに、ゴルフクラブ10[I]をラックRKに戻し、他のゴルフクラブ10[J]をラックRKから取り上げると、ゴルフクラブ10[J]が振動することにより、当該ゴルフクラブ10[J]と制御端末20との間で無線通信リンクが新たに確立されるとともに、戻したゴルフクラブ10[I]と制御端末20との間の無線通信リンクが切断される。
また、ゴルファーGFがゴルフクラブ10[I]を含む複数のゴルフクラブ10をラックRKから取り上げ、自身の近くに置いた場合、最後に置いたゴルフクラブ10がアクティブ状態M3となる。そして、ゴルファーGFが試打を行うために1本のゴルフクラブ10[I]を取り上げると、そのゴルフクラブ10[I]がアクティブ状態M3となる。
このように、ゴルファーGFが試打を行おうとして動かされたゴルフクラブ10[I]は、歪みの計測が行われ、また、無線通信リンクが確立して歪み計測データの制御端末20への送信が可能なアクティブ状態M3となる。そして、ゴルファーGFがゴルフクラブ10を用いて試打を行うと、ゴルフクラブ10[I]から制御端末20に歪み計測データが送信され、制御端末20の画面22には、ゴルフクラブ10[I]のシャフト12の撓りに対応した歪み計測データが表示される。また、上述のように、アクティブ状態M3となり、新たに無線通信リンクが確立されたゴルフクラブ10[I]は、制御端末20にそのゴルフクラブ10[I]を特定することができる識別情報を制御端末20に送信する。これにより、制御端末20は、新たに無線通信リンクが確立されたゴルフクラブ10[I]を特定し、特定したゴルフクラブ10[I]に関する情報を画面22に表示する。そのため、フィッティングサービスを行うフィッターは、ゴルファーGFがN本のゴルフクラブ10[1]〜10[N]のいずれを用いて試打を行ったかを、ゴルファーGFに問い合わせることなく把握することができるので、フィッターは、より的確なフィッティングサービスを、より容易に提供することができる。
一方、ゴルファーGFにおいては、試打を行おうとして動かしたゴルフクラブ10[I]がその動きによりアクティブ状態M3となり、歪みの計測と、歪み計測データの制御端末20への送信とが可能となる。そのため、ゴルファーGFは、使用するゴルフクラブ10[I]をフィッターに伝えることなくそのまま試打を行って、歪み計測データに基づいたフィッティングサービスを受けることができる。また、ゴルフクラブ10[I]がアクティブ状態M3となった際には、アクティブ状態M3となったことが報知される(図3のステップS32)。そのため、ゴルファーGFは、試打を行う準備ができたことを確認できる。
このように、本実施形態によれば、ゴルファーGFが試打を行おうとしてゴルフクラブ10[I]を動かすことにより、ゴルフクラブ10が歪みの計測が行われ、無線データリンクが確立して歪み計測データの送信が可能なアクティブ状態M3となるとともに、アクティブ状態M3への移行が報知される。また、制御端末20側において、アクティブ状態M3に移行したゴルフクラブ10[I]を把握できる。そのため、フィッティング支援システム1の利便性が向上する。制御端末20との間で無線通信リンクが確立されているゴルフクラブ10は、ほぼ常時、1本だけとなるので、ゴルフクラブ10は、歪み計測データをより確実に制御端末20に送信することができる。
B.変形例:
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。また、上記実施形態の特徴点と下記の変形例の特徴点を適宜組み合わせることも可能である。
B1.変形例1:
上記実施形態では、ステップS26において、歪み計測データのデータ蓄積部140への蓄積を開始し、ステップS56において、歪み計測データのデータ蓄積部140への蓄積を停止しているが、歪み計測送信部100が動作している間、常時、歪み計測データをデータ蓄積部140に蓄積するものとしても良い。但し、歪み計測送信部100の消費電力をより低減することができる点で、休止状態M1において、歪み計測データをデータ蓄積部140に蓄積することを停止するのが好ましい。
B2.変形例2:
上記実施形態では、ゴルフクラブ10の歪み計測送信部100に音声発生部160を設け、ゴルフクラブ10がアクティブ状態M3になったことを音声によりゴルファーGFに報知しているが、アクティブ状態M3になったことを他の手段によりゴルファーGFに報知することも可能である。例えば、ゴルフクラブ10に発光ダイオード等を用いたパイロットランプを設け、パイロットランプを点灯させることにより、アクティブ状態M3になったことを報知することもできる。この場合、パイロットランプの消灯は、休止移行状態M5もしくはその前後において行われる。また、アクティブ状態M3になったことを、音声と、パイロットランプの点灯との双方により報知することも可能である。なお、音声発生部160とパイロットランプとは、ゴルフクラブ10がアクティブ状態M3であることをゴルファーGFに報知する機能を有しているので、アクティブ状態報知部とも呼ぶことができる。また、アクティブ状態M3となったことの報知を行わないようにしても良い。
B3.変形例3:
上記実施形態では、ゴルフクラブ10をアクティブ状態M3にする契機としてのゴルフクラブ10の動きを、振動センサ150を用いて検出しているが、ゴルフクラブ10の動きを、他の手段を用いて検出することも可能である。ゴルフクラブ10の動きは、例えば、シャフト12に取り付けられた歪みセンサ101や、ヘッド11もしくはシャフト12に取り付けられた加速度センサ等を用いて検出することも可能である。この場合、センサにより計測される歪みや加速度の変化量に基づいて、ゴルフクラブ10が動いたか否かを判断できる。但し、ゴルフクラブ10の動きの検出がより容易である点と、歪み計測送信部100の消費電力をより少なくすることができる点とで、振動センサ150を用いてゴルフクラブ10の動きを検出するのが好ましい。なお、振動センサ150、歪みセンサ101および加速度センサは、ゴルフクラブ10の動きを検出する機能を有するセンサであるので、動状態センサとも呼ぶことができる。
B4.変形例4:
上記実施形態では、あるゴルフクラブ10[J]がアクティブ状態M3となる際に、先に制御端末20との無線通信リンクが確立していた他のゴルフクラブ10[I(≠J)]の無線通信リンクを切断し、無線通信リンクを独占的に利用している。しかしながら、複数のゴルフクラブ10が、同時に無線通信リンクを利用するものとしても良い。この場合、ゴルフクラブ10が振動したか否かの判断(図3のステップS12)を制御端末20側において行うことも可能である。また、制御端末20が、ブリッジ回路への通電の開始および停止(ステップS24,S54)、歪み計測データの蓄積の開始および停止(ステップS26,S56)、アクティブ状態への移行の報知(ステップS32)等の処理をゴルフクラブ10の制御部110に指令し、制御部110がその指令に応じて歪み計測送信部100の各部を制御するものとしても良い。
B5.変形例5:
上記実施形態では、打撃を検出した際に、データ蓄積部140に蓄積した歪み計測データを制御端末20に送信しているが、歪み計測データを制御端末20に送信することなく、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリに歪み計測データを格納するものとしても良い。不揮発性メモリは、グリップエンドモジュールに内蔵しても良く、また、グリップエンドモジュールに設けられたメモリカードスロットに挿入するものとしても良い。この場合、図3の歪み計測送信処理のうち、無線通信リンクを確立しあるいは切断する処理(ステップS22,S52)が省略されるとともに、ステップS42では、蓄積した歪み計測データが不揮発性メモリに格納される。このとき、例えば、アクティブ状態の継続時間が所定の上限時間を超えた場合にゴルフクラブを休止状態にするようにすれば、ブリッジ回路等への通電による電力の消費を抑制することができる。なお、このようにアクティブ状態においては、歪みの計測を行うことと、歪み計測データの送信のために無線通信リンクを確立しておくこととの双方を必ずしも行う必要はない。一般的に、アクティブ状態においては、歪みの計測が可能であれば良い。
B6.変形例6:
上記実施形態では、フィッティングを支援するため、シャフト12の撓りに対応するシャフト12各部の歪みを歪みセンサ101で計測しているが、フィッティングを支援するためには、ゴルフクラブ10のスイング状態を評価可能であればよく、スイング状態に対応する種々の物理量を計測するものとしても良い。例えば、加速度センサにより計測される加速度やジャイロセンサにより計測される角加速度に基づいて、ヘッドスピードあるいはゴルフクラブ10の向きを評価するものとしても良い。また、シャフト12の撓り、ヘッドスピードおよびゴルフクラブ10の向きのうちから、2つ以上を合わせて評価することにより、フィッティングを支援することも可能である。
B7.変形例7:
上記実施形態では、ゴルフクラブ10のスイング状態に対応する物理量(歪み)を計測し、計測した物理量を表す計測データ(歪み計測データ)を制御端末20に送信しているが。ゴルフクラブ10における物理量の計測および計測データの送信を省略することも可能である。この場合、ゴルフクラブのスイング状態に対応する物理量は、制御端末側において計測すればよい。例えば、制御端末に高速度カメラを接続し、高速度カメラで撮影された画像を解析することにより、ゴルフクラブのスイング状態に対応する物理量を計測することができる。このようにしても、アクティブ状態となったゴルフクラブから識別情報が送信されるので、計測の対象となるゴルフクラブをより確実に特定することができる。
B8.変形例8:
上記実施形態では、本発明をフィッティング支援システムに適用しているが、本発明は、フィッティング支援システムに限らず、ゴルフクラブのスイング状態を計測するシステム(スイング計測システム)一般に適用することができる。この場合、制御端末20は、スイング計測に使用される端末であるので、スイング計測端末と呼ぶことができる。このようなスイング計測システムを用いれば、ゴルフクラブを開発するための種々のデータを取得することができる。また、スイング計測システムにおいては、ゴルフクラブのスイング状態に対応する物理量に限らず、スイング中のゴルフクラブの種々の状態を計測するものとしても良い。例えば、ゴルフクラブの特性の温度変化等を評価するために、ゴルフクラブ自体やゴルフクラブ周囲の温度を計測するものとしても良い。
B9.変形例9:
上記実施形態では、ゴルフクラブ10の動きを検出してゴルフクラブ10をアクティブ状態M3にしているが、他の条件に応じてゴルフクラブ10をアクティブ状態M3にすることも可能である。例えば、スイング計測の準備がなされた状態(計測準備状態)であることを検出してゴルフクラブ10をアクティブ状態M3にすることも可能である。通常、スイングの前には、素振りが行われる。そのため、ゴルフクラブ10の素振りが行われ、あるいは、行われつつあることが検出された場合に、スイング計測の準備がなされたものと判断することができる。素振りが行われ、あるいは、行われつつあることは、例えば、シャフト12に取り付けられた歪みセンサ101、ヘッド11もしくはシャフト12に取り付けられた加速度センサや風速センサを用いて検出することができる。歪みセンサ101もしくは加速度センサを使用する場合には、センサにより計測される歪みや加速度の変化量に基づいて、また、風速センサを使用する場合には、計測される風速が所定の閾値を超えたか否かにより、素振りが行われ、あるいは、行われつつあるか否かを判断できる。
また、グリップ13に取り付けられた温度センサや圧力センサ、あるいは、グリップ13とシャフト12との間に取り付けられたセンサとしてのメンブレンスイッチ等の小型スイッチを用いて、グリップ13が握り締められたことが検出された場合に、スイング計測の準備がなされたものと判断するものとしても良い。温度センサもしくは圧力センサを使用する場合には、計測される温度、圧力が所定の閾値を超えたか否かにより、また、小型スイッチを使用する場合には、スイッチのオン・オフ状態により、グリップ13が握り締められたか否かを判断できる。なお、これらの歪みセンサ101、加速度センサ、風速センサ、温度センサ、圧力センサおよび小型スイッチは、スイング計測の準備がなされた状態であることを検出する機能を有しているので、計測準備状態センサとも呼ぶことができる。
1…フィッティング支援システム、10…ゴルフクラブ、11…ヘッド、12…シャフト、13…グリップ、20…制御端末、22…画面、100…計測送信部、101…センサ、110…制御部、112…CPU、114…A/D変換器、116…マルチプレクサ、120…歪み計測回路、130…無線通信部、140…データ蓄積部、150…振動センサ、160…音声発生部、190…電池、BL…ボール、GF…ゴルファー、RK…ラック

Claims (5)

  1. ゴルフクラブのスイング状態を計測するスイング計測システムであって、
    スイング計測端末と、
    前記スイング計測端末との間で無線通信リンクを確立することが可能な複数のゴルフクラブと、
    を備え、
    前記複数のゴルフクラブは、それぞれ、個々のゴルフクラブの動きを検出するセンサを有するとともに、前記複数のゴルフクラブのうちから当該個々のゴルフクラブを特定し得る識別情報を含むデータを前記無線通信リンクを介して前記スイング計測端末に送信することが可能となるように構成されており、
    前記センサにより動きが検出された特定のゴルフクラブは、前記データの送信を可能とする前記無線通信リンクが確立されたアクティブ状態になる、
    スイング計測システム。
  2. ゴルフクラブのスイング状態を計測するスイング計測システムであって、
    スイング計測端末と、
    前記スイング計測端末との間で無線通信リンクを確立することが可能な複数のゴルフクラブと、
    を備え、
    前記複数のゴルフクラブは、それぞれ、個々のゴルフクラブがスイング計測の準備がなされた計測準備状態であることを検出する計測準備状態センサを有するとともに、前記複数のゴルフクラブのうちから当該個々のゴルフクラブを特定し得る識別情報を含むデータを前記無線通信リンクを介して前記スイング計測端末に送信することが可能となるように構成されており、
    前記計測準備状態センサにより計測準備状態であることが検出された特定のゴルフクラブは、前記データの送信を可能とする前記無線通信リンクが確立されたアクティブ状態になる、
    スイング計測システム。
  3. 請求項1または2記載のスイング計測システムであって、
    前記複数のゴルフクラブは、それぞれ、個々のゴルフクラブのスイング状態に対応する物理量を計測することが可能となるように構成されており、
    前記特定のゴルフクラブは、前記物理量の計測を行うとともに、前記データとして計測された前記物理量を表す計測データを前記スイング計測端末に送信する、
    スイング計測システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか記載のスイング計測システムであって、
    前記スイング計測端末は、前記特定のゴルフクラブに前記無線通信リンクを独占的に使用させる、
    スイング計測システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか記載のスイング計測システムであって、
    前記複数のゴルフクラブは、それぞれ、個々のゴルフクラブがアクティブ状態になったことを報知するためのアクティブ状態報知部を有している、
    スイング計測システム。
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WO2023286502A1 (ja) * 2021-07-15 2023-01-19 株式会社村田製作所 データ処理装置及びプログラム
WO2023181828A1 (ja) * 2022-03-23 2023-09-28 株式会社村田製作所 演算回路及び演算プログラム
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