JP2016167689A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放射効率を劣化させずにSAR特性を低減するアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ装置は、給電点を有するアンテナ素子と、前記アンテナ素子に電流が流れる方向に沿って、前記電流の腹に対応する位置で前記アンテナ素子の近傍に配設され、前記腹及び前記腹の周囲の電流分布を緩和する浮遊導電素子とを含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、アンテナ装置に関する。
従来より、電磁波を放射するアンテナと、前記アンテナと導通する長方形状または略長方形状のアンテナグランドとを有する通信端末装置であって、前記アンテナグランドと導通する長形の導電部材を備える通信端末装置がある。前記導電部材は、この導電部材が存在しない場合において前記アンテナからの電磁波のレベルが高くなるホットスポットの近傍であって、前記アンテナグランドの長手方向に対して垂直方向に延在するよう配設されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−150998号公報
ところで、従来の通信端末装置は、SAR(Specific Absorption Rate:比吸収率)の特性を改善するために、導電部材を設けて導電部材の付近の電磁界を低減している。このため、アンテナの放射効率が劣化するという課題がある。
そこで、放射効率を劣化させずにSAR特性を低減するアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のアンテナ装置は、給電点を有するアンテナ素子と、前記アンテナ素子に電流が流れる方向に沿って、前記電流の腹に対応する位置で前記アンテナ素子の近傍に配設され、前記腹及び前記腹の周囲の電流分布を緩和する浮遊導電素子とを含む。
放射効率を劣化させずにSAR特性を低減するアンテナ装置を提供することができる。
モノポール型の比較用のアンテナ装置10とファントム1のシミュレーションモデルを示す図である。 アンテナエレメント11の長さと、SARの値との関係を示す特性図である。 比較用のアンテナ装置10によって発生されるSARと電流の分布を示す図である。 実施の形態のアンテナ装置100A、100Bを示す図である。 SARの低減効果を説明する図である。 アンテナ装置10と100B1のSARの分布を示す図である。 比較用のアンテナ装置10Aと、Sパラメータの周波数特性を示す図である。 実施の形態1の変形例による浮遊エレメントを示す図である。 実施の形態1の変形例によるアンテナ装置を示す図である。 実施の形態2におけるSARの低減効果を説明する図である。 実施の形態2の変形例のアンテナ装置100C1を示す図である。 実施の形態2におけるSARとアンテナ効率を示す図である。 SARの低減効果を説明する図である。
以下、本発明のアンテナ装置を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1は、モノポール型の比較用のアンテナ装置10とファントム1のシミュレーションモデルを示す図であり、(A)は斜視図、(B)は側面図である。ここでは、電磁界シミュレーションによって、アンテナ装置10によって発生されるSAR(Specific Absorption Rate:比吸収率)の分布を分析する。なお、直交座標系としてXYZ座標系を用いる。
ファントム1は、生体組織の電気特性(誘電率及び導電率)と等価な電気特性を有する模擬人体である。ここでは、一例として、X軸方向の長さが800mm、Y軸方向の長さが950mm、Z軸方向の長さが300mmの直方体状であり、比誘電率が48.7、導電率が5.82S/mのファントムを用いる。
アンテナ装置10は、モノポール型のアンテナエレメント11と、グランドプレーン12とを含み、ファントム1のZ軸正方向側にあって、XY平面に平行な表面1Aの近傍に配置される。アンテナエレメント11とグランドプレーン12は、導電体製であり、例えば、銅又はアルミニウム等で作製することができる。
なお、ここでは、シミュレーションモデルとして示すため、アンテナ装置10の構成要素としてアンテナエレメント11とグランドプレーン12を示すが、実際に作製する場合には、例えば、絶縁体製の基板に形成すればよい。
アンテナエレメント11は、グランドプレーン12の頂点12Aの近傍に位置する給電点11Aと、先端11Bとを有し、Y軸方向に伸延している。アンテナエレメント11は、表面1AからZ軸方向に10mmの距離の位置に配置される線状の導体である。
グランドプレーン12は、X軸方向の長さが200mm、Y軸方向の長さが150mm、Z軸方向の長さ(厚さ)が3mmの平板状の導体であり、接地電位に保持される。グランドプレーン12と表面1Aとの間の距離は約7mmである。
図2は、アンテナエレメント11の長さと、SARの値との関係を示す特性図である。
アンテナエレメント11(図1参照)で受信する電波の周波数を5GHzに設定した条件下で、アンテナエレメント11の長さを約5mmから約55mmまで変化させてシミュレーションを行ったところ、図2に示す結果を得た。
なお、アンテナエレメント11は、完全導体で、完全に整合が取れている状態で長さを変化させた。すなわち、アンテナエレメント11の幅と厚さは一定とし、整合損を含めないようにし、アンテナエレメント11の長さが変わっても、放射効率は100%で一定である。
また、5GHzにおける1波長(λ)は、約60mmである。また、SARの値は、ファントム1の1g平均あたりの吸収量(w/kg)として求めた。
その結果、アンテナエレメント11の長さが30mmのときに、SARの値が最大になることが分かった。これは、アンテナエレメント11の長さがλ/2のときに最大になることを意味しており、2倍高調波によってSARの値が増大したものと考えられる。
このように、アンテナエレメント11の長さがλ/2のときにファントム1が吸収するSARの値が最大になるため、以下では、アンテナエレメント11の長さをλ/2に固定して評価を行う。以下では、アンテナエレメント11は、長さがλ/2のモノポールアンテナ(高調波モノポールアンテナ)である。
図3は、比較用のアンテナ装置10によって発生されるSARと電流の分布を示す図である。アンテナ装置10は、図1に示すようにファントム1の近傍に配置されている。図3(A)には、アンテナエレメント11と、グランドプレーン12の一部との輪郭を示す。図3(B)には、図3(A)のアンテナエレメント11に相当する部分の電流分布を拡大して示す。
なお、図3(A)に示すSARの分布は、SARの値が高い領域ほど濃く表してあり、SARの値が低い領域ほど薄く(白く)表してある。同様に、図3(B)に示す電流の分布では、電流値が高い領域ほど濃く表してあり、電流値が低い領域ほど薄く(白く)表してある。
図3(A)のSARの分布と、図3(B)の電流の分布とを比べると、SARの分布と電流の分布に相関があることが分かる。すなわち、SARの値が高い領域と、電流値が高い領域は略一致しており、SARの値が低い領域と、電流値が低い領域は略一致していることが分かる。
モノポール型のアンテナエレメント11では、電流が最大になるのはアンテナエレメント11に流れる共振電流の腹の位置であり、電流が最小になるのは共振電流の節の位置である。モノポール型のアンテナエレメント11では、電流の節は、先端11Bである。
長さがλ/2のモノポール型のアンテナエレメント11では、共振電流の腹11Cは、給電点11Aと先端11Bとの中間点よりも先端11B側に位置している。図3(B)では、破線で示す領域において、電流値が高くなっており、破線の領域の長さ方向における中点が腹11Cの位置である。また、腹11Cと給電点11Aとの間には、もう一つの節11Dが存在している。
図4は、実施の形態のアンテナ装置100A、100Bを示す図である。アンテナ装置100A、100Bは、図1に示すアンテナ装置10と同様に、ファントム1の近傍に配置されている。図4では、図1と共通のXYZ座標系を用いる。
図4(A)に示すアンテナ装置100Aは、アンテナエレメント11、グランドプレーン12、及び浮遊エレメント110Aを含む。アンテナエレメント11は、アンテナ素子の一例である。グランドプレーン12は、地板の一例である。
なお、アンテナエレメント11のX軸方向の幅は、特性インピーダンス等に応じて適切な幅に設定すればよく、例えば、3mmである。
浮遊エレメント110Aは、浮遊電位に保持される線状の導体であり、浮遊導電素子の一例である。浮遊エレメント110Aは、アンテナエレメント11の共振電流の腹11Cに対応する位置において、アンテナエレメント11に沿って、アンテナエレメント11の近傍に配置されている。アンテナエレメント11、グランドプレーン12、及び浮遊エレメント110Aは、同一のXY平面上に配置されている。
なお、ここでは、アンテナ装置100Aをシミュレーションモデルとして示すが、実際に作製する場合には、例えば、アンテナエレメント11、グランドプレーン12、及び浮遊エレメント110Aを絶縁体製の基板に形成すればよい。
ここで、浮遊電位に保持されるとは、給電点11Aから直接的に給電されず、かつ、グランド電位のような基準電位から浮いていることを意味する。すなわち、浮遊エレメント110Aは、アンテナエレメント11に接続されず、グランドプレーン12にも接続されていない。
また、共振電流の腹11Cに対応する位置とは、アンテナエレメント11の近傍においてアンテナエレメント11に平行に配列される浮遊エレメント110Aが、長さ方向(Y軸方向)において、アンテナエレメント11に流れる共振電流の腹11Cと重複する部分を含む位置に配設されることをいう。
また、これに加えて、共振電流の腹11Cに対応する位置とは、浮遊エレメント110Aが、長さ方向(Y軸方向)において、アンテナエレメント11に流れる共振電流の腹11Cと重複する部分を含まなくても、腹11Cの電流を緩和できる程度に近傍に配設されることをいう。
腹11Cに対応する位置において、アンテナエレメント11に沿って、アンテナエレメント11の近傍に浮遊エレメント110Aを配置するのは、電流値が最も高くなる部位において浮遊エレメント110Aをアンテナエレメント11に電磁界結合させることにより、腹11Cの電流値を緩和させるためである。
浮遊エレメント110Aの長さは、アンテナ装置100Aの通信周波数における波長λの半分未満(λ/2未満)である。これは、浮遊エレメント110Aに共振電流が生じないようにするためである。
ここで、浮遊エレメント110AのY軸方向の長さは、10mmであり、X軸方向の幅は0.2mmである。浮遊エレメント110Aは、一例として、アンテナエレメント11からX軸方向に0.5mm離間して、アンテナエレメント11に平行に配置される。
共振電流が生じないようにするのは、主に、浮遊エレメント110Aを追加しても、アンテナ装置100Aの放射特性を維持するように、あるいは改善するようにするためである。
アンテナ装置100Aは、上述のような浮遊エレメント110Aを配置することにより、放射効率を維持しつつ、共振電流の腹11C及び腹11Cの周囲の電流分布を緩和する。
また、図4(B)に示すアンテナ装置100Bは、アンテナエレメント11、グランドプレーン12、及び浮遊エレメント110Bを含む。浮遊エレメント110Bは、浮遊電位に保持される矩形ループ状の導体であり、浮遊導電素子の一例である。浮遊エレメント110Bは、アンテナエレメント11の共振電流の腹11Cに対応する位置において、アンテナエレメント11に沿って、アンテナエレメント11の近傍に配置されている。
浮遊エレメント110Bは、線路111B、112B、113B、及び114Bを有し、線路111Bと113Bが長辺であり、線路112Bと114Bが短辺である。線路111Bは、図4(A)に示す浮遊エレメント110Aと同様に、アンテナエレメント11の近傍に配置されている。
線路111Bと113Bの長さは10mmであり、線路112Bと114Bの長さは4.2mmである。線路111B、112B、113B、及び114Bの幅は、0.2mmである。
なお、ここでは、アンテナ装置100Bをシミュレーションモデルとして示すが、実際に作製する場合には、例えば、アンテナエレメント11、グランドプレーン12、及び浮遊エレメント110Bを絶縁体製の基板に形成すればよい。
ここで、浮遊電位に保持されるとは、給電点11Aから直接的に給電されず、かつ、グランド電位のような基準電位から浮いていることを意味する。すなわち、浮遊エレメント110Bは、アンテナエレメント11に接続されず、グランドプレーン12にも接続されていない。
また、共振電流の腹11Cに対応する位置とは、アンテナエレメント11の近傍においてアンテナエレメント11に平行に配列される浮遊エレメント110Bが、長さ方向(Y軸方向)において、アンテナエレメント11に流れる共振電流の腹11Cと重複する部分を含む位置に配設されることをいう。
また、これに加えて、共振電流の腹11Cに対応する位置とは、浮遊エレメント110Bが、長さ方向(Y軸方向)において、アンテナエレメント11に流れる共振電流の腹11Cと重複する部分を含まなくても、腹11Cの電流を緩和できる程度に近傍に配設されることをいう。
腹11Cに対応する位置において、アンテナエレメント11に沿って、アンテナエレメント11の近傍に浮遊エレメント110Bを配置するのは、電流値が最も高くなる部位において浮遊エレメント110Bをアンテナエレメント11に電磁界結合させることにより、腹11Cの電流値を緩和させるためである。
また、浮遊エレメント110Bの矩形ループの長さは、アンテナ装置100Bの通信周波数における波長λの1波長未満(λ未満)である。これは、浮遊エレメント110Bがループアンテナのように振る舞うことによって共振電流が生じないようにするためである。
共振電流が生じないようにするのは、主に、浮遊エレメント110Bを追加しても、アンテナ装置100Bの放射特性を維持するように、あるいは改善するようにするためである。
アンテナ装置100Bは、上述のような浮遊エレメント110Bを配置することにより、放射効率を維持しつつ、共振電流の腹11C及び腹11Cの周囲の電流分布を緩和する。
図5は、SARの低減効果を説明する図である。図5では、図1、図4と共通のXYZ座標系を用いる。
図5(A)に示すアンテナ装置10は、図1に示すアンテナ装置10と同様であり、アンテナエレメント11とグランドプレーン12を含む。
図5(B)に示すアンテナ装置100A1は、アンテナエレメント11、グランドプレーン12、及び複数の浮遊エレメント110Aを含む。図5(B)に示すアンテナ装置100A1は、図4(A)に示すアンテナ装置100Aの浮遊エレメント110Aをアンテナエレメント11の腹11Cの両側に配置するとともに、両側に複数本を互いにX軸方向に離間して平行に並べたものである。
また、図5(C)に示すアンテナ装置100B1は、アンテナエレメント11、グランドプレーン12、及び浮遊エレメント110Bを含む。図5(C)に示すアンテナ装置100B1は、図4(B)に示すアンテナ装置100Bの浮遊エレメント110Bをアンテナエレメント11の腹11Cの両側に配置したものである。
これらのアンテナ装置10、100A1、100B1について、アンテナ効率(放射効率)とSARを求めたシミュレーション結果は、図5(D)に示す通りである。
図5(D)に示すように、アンテナ装置10のアンテナ効率とSARは、85.2%と2.97w/kgであった。これに対して、アンテナ装置100A1のアンテナ効率とSARは、85.8%と2.79w/kgであり、アンテナ装置100B1のアンテナ効率とSARは、85.4%と2.44w/kgであった。
このように、アンテナ装置100A1、100B1のアンテナ効率は、アンテナ装置10のアンテナ効率と同等以上であり、アンテナ装置100A1、100B1のSARは、アンテナ装置10のSARよりも低い値になった。特に、アンテナ装置100B1のSARは、アンテナ装置10のSARよりも大幅に改善され、約17.5%低減された。
図6は、アンテナ装置10と100B1のSARの分布を示す図である。これは、電磁界シミュレーションで求めたシミュレーション結果である。図6(A)、(B)に示すSARの分布は、SARの値が高い領域ほど濃く表してあり、SARの値が低い領域ほど薄く(白く)表してある。
図6(A)に示すアンテナ装置10のSARの分布は、図3(A)に示すSARの分布と同一であり、アンテナエレメント11の長手方向の中心よりも先端寄りに最もSARの値が高い部分がある。これは、アンテナエレメント11に生じる共振電流の腹11Cに相当する部分であり、腹11Cを中心に、腹11Cの周囲にSARの値が高い領域が集中していることが分かる。アンテナ装置10によってSARの値が上昇している領域は、破線で示す領域である。
一方、図6(B)に示すアンテナ装置100B1のSARの分布では、アンテナエレメント11に生じる腹11C(図5(C)参照)及び腹11Cの周囲に最もSARの値が高い部分がある。しかしながら、図6(A)に示す分布と比べると、最も色の濃い領域(SARの値が高い領域)が狭くなっており、全体的に広がっている。アンテナ装置100B1によってSARの値が上昇している領域は、破線で示す領域である。
このように、ループ状の浮遊エレメント110Bを2つ含むアンテナ装置100B1では、アンテナ装置10に比べて、SARの分布が分散されていることが分かる。上述したように、SARの分布と電流の分布は相関があるので、ループ状の浮遊エレメント110Bを2つ含むアンテナ装置100B1では、アンテナ装置10に比べて、電流分布が緩和されている。
以上、実施の形態1によれば、放射効率を維持しつつ、浮遊エレメント110A、110Bを含むことにより、SARの分布を分散させたアンテナ装置100A、100A1、100B、100B1を提供することができる。
なお、以上では、モノポール型のアンテナエレメント11を用いる形態について説明したが、アンテナエレメントの代わりにダイポール型のアンテナエレメントを用いてもよい。ダイポール型のアンテナエレメントの共振電流の腹に対応する位置に浮遊エレメント110A、110Bを配置すればよい。
また、以上では、通信周波数における1波長(λ)を用いて、各部の長さについて説明したが、実際にアンテナエレメント11等を作成する際には、波長の短縮率、及び/又は、電気長を考慮して長さを設定すればよい。
図7は、比較用のアンテナ装置10Aと、Sパラメータの周波数特性を示す図である。
図7(A)に示すアンテナ装置10Aは、アンテナエレメント11、グランドプレーン12、及び複数の浮遊エレメント110A1を含む。アンテナエレメント11及びグランドプレーン12は、図5(B)に示すアンテナ装置100A1のアンテナエレメント11及びグランドプレーン12と同様である。
浮遊エレメント110A1は、図5(B)に示すアンテナ装置100A1の浮遊エレメント110Aの長さを通信周波数における波長λの半分(λ/2)に設定し、浮遊エレメント110Aの長さ方向における中点がアンテナエレメント11の先端11Bの位置と一致するように配置したものである。
なお、アンテナエレメント11は、長さがλ/2のモノポールアンテナ(高調波モノポールアンテナ)である。
このようなアンテナ装置10Aと通信する電波の周波数を4GHzから6GHzまで変化させたところ、図7(B)に示すように、約4.65GHzあたりでS11パラメータの値は極小値(約−12dB)を取るが、約4.55GHzのあたりで、S11パラメータの値は急峻に約−6dB程度まで増大している。
これは、約4.55GHzのあたりで、浮遊エレメント110Aに共振電流が流れてS11パラメータの値が急峻に増大したものと考えられる。
従って、浮遊エレメント110Aの長さは、通信周波数において共振が生じないように、波長λの半分未満(λ/2未満)に設定することが望ましい。
なお、以上では、線状の浮遊エレメント110Aと矩形ループ状の浮遊エレメント110Bとを用いる形態について説明したが、これら以外の形状の浮遊エレメントを用いてもよい。
図8は、実施の形態1の変形例による浮遊エレメントを示す図である。
図8(A)に示す浮遊エレメント110B1のように、矩形的な渦状であってもよい。浮遊エレメント110B1の全長は、通信周波数における波長λの半分未満(λ/2未満)であればよい。浮遊エレメント110B1をアンテナエレメント11の両側に設けてもよい。
図8(B)に示す浮遊エレメント110B2のように、楕円形のループ状であってもよい。浮遊エレメント110B2の全長は、通信周波数における波長λの1波長未満(λ未満)であればよい。浮遊エレメント110B2をアンテナエレメント11の両側に設けてもよい。
図8(C)に示す浮遊エレメント110B3のように、ミアンダ状であってもよい。浮遊エレメント110B3の全長は、通信周波数における波長λの半分未満(λ/2未満)であればよい。浮遊エレメント110B3をアンテナエレメント11の両側に設けてもよい。
図8(D)に示す浮遊エレメント110B4のように、楕円形のループを二重にした配置であってもよい。2つの浮遊エレメント110B4の全長は、ともに通信周波数における波長λの1波長未満(λ未満)であればよい。浮遊エレメント110B4をアンテナエレメント11の両側に設けてもよい。
図8(E)に示す浮遊エレメント110B5のように、三角形のループ状であってもよい。浮遊エレメント110B5の全長は、通信周波数における波長λの1波長未満(λ未満)であればよい。浮遊エレメント110B5をアンテナエレメント11の両側に設けてもよい。
図8(F)に示す浮遊エレメント110B6のように、ジグザグ状であってもよい。浮遊エレメント110B6の全長は、通信周波数における波長λの半分未満(λ/2未満)であればよい。浮遊エレメント110B6をアンテナエレメント11の両側に設けてもよい。
なお、以上では、アンテナエレメント11と、浮遊エレメント110A、110B、110B1〜110B6とを同一のXY平面内に配置する形態について説明した。しかしながら、浮遊エレメント110A、110B、110B1〜110B6は、アンテナエレメント11とはZ軸方向における位置が異なる位置に配置されていてもよい。
例えば、以上では、アンテナエレメント11と、浮遊エレメント110A、110B、110B1〜110B6とに対して、Z軸方向における位置が異なる位置に配置される浮遊エレメントを追加すれば、アンテナエレメント11に対して、浮遊エレメントが三次元的に(立体的に)配置されることになる。
図9は、実施の形態1の変形例によるアンテナ装置を示す図である。
図9(A)に示すアンテナ装置100A2は、アンテナエレメント11−1、グランドプレーン12、及び浮遊エレメント110Aを含む。浮遊エレメント110Aは、図5(B)に示す浮遊エレメント110Aと同様である。
アンテナエレメント11−1は、給電点11Aから先端11B1までの長さがλ/4である。すなわち、図5(B)に示すアンテナエレメント11の長さの半分である。
長さがλ/4のアンテナエレメント11−1は、先端11B1が共振電流の節(電流ゼロ)になり、給電点11Aが共振電流の腹になる。このため、図9(A)に示すアンテナ装置100A2では、浮遊エレメント110Aは、共振電流の腹になる給電点11Aに対応する位置に配設されている。
また、図9(B)に示すアンテナ装置100B2は、アンテナエレメント11−1、グランドプレーン12、及び浮遊エレメント110Bを含む。浮遊エレメント110Bは、図5(C)に示す浮遊エレメント110Bと同様である。
アンテナエレメント11−1は、図9(A)に示すアンテナエレメント11−1と同様であり、給電点11Aから先端11B1までの長さがλ/4である。すなわち、図5(C)に示すアンテナエレメント11の長さの半分である。
長さがλ/4のアンテナエレメント11−1は、先端11B1が共振電流の節(電流ゼロ)になり、給電点11Aが共振電流の腹になる。このため、図9(B)に示すアンテナ装置100B2では、浮遊エレメント110Bは、共振電流の腹になる給電点11Aに対応する位置に配設されている。
図10は、実施の形態2におけるSARの低減効果を説明する図である。図10では、図1、図4、図5と共通のXYZ座標系を用いる。
図10(A)に示す比較用のアンテナ装置20は、図1に示すアンテナ装置10のアンテナエレメント11を逆L字型のアンテナエレメント21に変えたものである。すなわち、アンテナ装置20は、アンテナエレメント21とグランドプレーン12を含む。アンテナエレメント21は、給電点21Aと折り曲げ部21Bと先端21Cとを有する。アンテナエレメント21は、アンテナ素子の一例である。
アンテナエレメント21は、給電点21Aから折り曲げ部21Bに向かってY軸正方向に伸延し、折り曲げ部21Bで直角に折り曲げられてX軸正方向に先端21Cまで伸延している。
給電点21Aから折り曲げ部21Bを経て先端21Cまでの長さは、アンテナ装置20の通信周波数における波長λの半分未満(λ/2未満)である。アンテナエレメント21は、長さがλ/2のモノポールアンテナ(高調波モノポールアンテナ)である。
より具体的には、通信周波数を5GHzとした場合のアンテナエレメント21の長さは30mmであり、給電点21Aから折り曲げ部21Bまでが10mm、折り曲げ部21Bから先端21Cまでが20mmである。
図10(B)に示す実施の形態2のアンテナ装置100Cは、アンテナエレメント21、グランドプレーン12、及び浮遊エレメント110Cを含む。図10(B)に示す浮遊エレメント110Cは、図4(B)に示すアンテナ装置100Bの浮遊エレメント110Bと同様であり、アンテナエレメント21の共振電流の腹21Dに対応する位置に配設されている。
浮遊エレメント110Cは、線路111C、112C、113C、及び114Cを有し、線路111Cと113Cが長辺であり、線路112Cと114Cが短辺である。線路111Cは、図4(B)に示す浮遊エレメント110Bの線路111Bと同様に、アンテナエレメント21の近傍に配置されている。
線路111Cと113Cの長さは10mmであり、線路112Cと114Cの長さは4.2mmである。線路111C、112C、113C、及び114Cの幅は、0.6mmである。
アンテナ装置20と100Cについて、アンテナ効率(放射効率)とSARを求めたシミュレーション結果は、図10(C)に示す通りである。
図10(C)に示すように、アンテナ装置20のアンテナ効率とSARは、78.7%と2.772w/kgであった。これに対して、アンテナ装置100Cのアンテナ効率とSARは、77.7%と2.588w/kgであった。
このように、アンテナ装置100Cのアンテナ効率は、アンテナ装置20のアンテナ効率と略同等であり、差は実用上問題にならない程度である。また、アンテナ装置100CのSARは、アンテナ装置20のSARよりも低い値になった。
図11は、実施の形態2の変形例のアンテナ装置100C1を示す図である。
アンテナ装置100C1は、アンテナエレメント21、グランドプレーン12、浮遊エレメント110C、及び磁性体120を含む。
図11に示すアンテナエレメント21と浮遊エレメント110Cは、図10(B)に示すアンテナ装置100Cのアンテナエレメント21と浮遊エレメント110Cと同様であり、アンテナエレメント21の共振電流の腹21Dに対応する位置に配設されている。
磁性体120は、浮遊エレメント110Cのループに挿通される直方体状の磁性体で形成された部材である。磁性体120は、一例として、X軸方向に長手方向を有する直方体状であり、YZ平面に平行な側面及び断面の形状は、略正方形である。磁性体120は、矩形ループ状の浮遊エレメント110Cの内側に嵌め込まれている。磁性体120は、例えば、フェライト、酸化鉄、酸化クロム、又はコバルト等を直方体状に加工して用いればよい。
ここで、磁性体120を矩形ループ状の浮遊エレメント110Cの内側に嵌め込むのは、浮遊エレメント110Cのループを貫く磁束を増大(集中)させることにより、浮遊エレメント110Cに流れる電流を増大させるためである。このようにすることにより、より一層SARを低減することが狙いである。
図12は、実施の形態2におけるSARとアンテナ効率を示す図である。図12には、比較用のアンテナ装置20(図10(A)参照)アンテナ効率とSARと、磁性体120の透磁率μを30と50に設定した2つのアンテナ装置100C1(図11参照)のSARとアンテナ効率を示す。
図12に示すように、アンテナ装置20(図10(A)参照)のアンテナ効率とSARは、78.7%と2.772w/kgであった。これは、図10(C)に示す結果と同一である。
磁性体120の透磁率μを30に設定したアンテナ装置100C1のアンテナ効率とSARは、77.8%と2.348w/kgであり、磁性体120の透磁率μを50に設定したアンテナ装置100C1のアンテナ効率とSARは、76.7%と2.137w/kgであった。
このように、磁性体120の透磁率μを30と50に設定した2つのアンテナ装置100C1のアンテナ効率は、アンテナ装置20のアンテナ効率と略同等以上であり、差は実用上問題にならない程度である。
また、磁性体120の透磁率μを30と50に設定した2つのアンテナ装置100C1のSARは、アンテナ装置20のSARよりも大幅に低い値になった。特に、磁性体120の透磁率μを50に設定したアンテナ装置100C1のSARは、アンテナ装置20のSARよりも大幅に改善され、約22.9%低減された。
図13は、SARの低減効果を説明する図である。図13では、他の図と共通のXYZ座標系を用いる。
図13(A)に示すアンテナ装置20は、図10(A)に示す比較用のアンテナ装置20と同様であり、アンテナエレメント21とグランドプレーン12を含む。
図13(B)に示すアンテナ装置100Cは、アンテナエレメント21、グランドプレーン12、及び浮遊エレメント110Cを含む。図13(B)に示すアンテナ装置100Cは、図10(B)に示す実施の形態2のアンテナ装置100Cと同様である。
また、図13(C)に示す比較用のアンテナ装置20Aは、アンテナエレメント21−1、グランドプレーン12を含む。図13(C)に示すアンテナ装置20Aのアンテナエレメント21−1は、幅広部21Eを有する。幅広部21Eは、図13(B)に示す浮遊エレメント110Cをアンテナエレメント21に合体させるとともに、XY平面視における浮遊エレメント110Cの外寸と同じ位置までアンテナエレメント21−1を幅広くしたものである。
これらのアンテナ装置20、100C、20Aについて、アンテナ効率(放射効率)とSARを求めたシミュレーション結果は、図13(D)に示す通りである。
図13(D)に示すように、アンテナ装置20のアンテナ効率とSARは、78.5%と2.772w/kgであった。アンテナ装置100Cのアンテナ効率とSARは、77.7%と2.558w/kgであった。アンテナ装置20Aのアンテナ効率とSARは、77.7%と2.709w/kgであった。
このように、アンテナ装置220、100C、20Aのアンテナ効率は、同等であった。一方、アンテナ装置20、100C、20AのSARは、アンテナ装置100CのSARが、アンテナ装置20、20AのSARに比べて低い値になった。
以上より、矩形ループ状の浮遊エレメント110Cをアンテナエレメント21の共振電流の腹21Dに対応する位置に配置することにより、アンテナ効率(放射効率)を維持しつつ、SARの値を低下させることができることが分かった。
以上、実施の形態2によれば、放射効率を維持しつつ、浮遊エレメント110Cを含むことにより、SARの分布を分散させたアンテナ装置100C、100C1を提供することができる。
特に、図11に示したように、磁性体120を用いる場合には、比較用のアンテナ装置20のSAR(約2.7w/kg)に対して、アンテナ装置100C1ではSARを約2.1w/kgまで約20%低減している。
アンテナ装置20でSARを約20%低減させるには、アンテナエレメント11をファントム1の表面1Aからさらに0.9mm(距離10.9mmまで)離す必要がある。
アンテナ装置20をタブレット型のコンピュータに用いる場合を考えると、タブレット型のコンピュータの厚さが約8mm〜10mm程度であるので、ファントム1からアンテナエレメント11を0.9mm離すためにタブレット型のコンピュータを0.9mm厚くすることは、タブレット型のコンピュータの厚さを約10%厚くすることに相当する。
従って、アンテナ装置20の代わりにアンテナ装置100C1をタブレット型のコンピュータに用いれば、厚さを約10%薄くできることになる。
従って、実施の形態2のアンテナ装置100C1は、タブレット型のコンピュータの薄型化に貢献できるため、利用価値は非常に高い。
なお、実施の形態2のアンテナ装置100C(図10(B)参照(磁性体120なし))、又は、実施の形態1のアンテナ装置100A、100A1、100B、100B1は、アンテナ装置100C1に比べると薄型化の度合は多少少なくなるが、それでも十分にタブレット型のコンピュータの薄型化に貢献できるものである。
また、実施の形態2では、逆L型のアンテナエレメント21を用いたが、アンテナエレメント21は逆L型に限られず、例えば、逆F型であってもよい。給電点21Aと先端21Cとの間で折り曲げられているアンテナエレメント21は、実施の形態のアンテナエレメント11に比べて、スペースに制約がある場合でも実装が容易である。
以上、本発明の例示的な実施の形態のアンテナ装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
給電点を有するアンテナ素子と、
前記アンテナ素子に電流が流れる方向に沿って、前記電流の腹に対応する位置で前記アンテナ素子の近傍に配設され、前記腹及び前記腹の周囲の電流分布を緩和する浮遊導電素子と
を含む、アンテナ装置。
(付記2)
前記浮遊導電素子は、線状であり、前記アンテナ素子の通信周波数における半波長未満の長さを有する、付記1記載のアンテナ装置。
(付記3)
前記浮遊導電素子は、ループ状であり、前記アンテナ素子の通信周波数における1波長未満の長さを有する、付記1記載のアンテナ装置。
(付記4)
前記浮遊導電素子のループの内部に配設される磁性体(120)をさらに含む、付記3記載のアンテナ装置。
(付記5)
前記浮遊導電素子を複数含む、付記1乃至4のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記6)
前記複数の浮遊導電素子は、前記アンテナ素子に対して三次元的に配置される、付記5記載のアンテナ装置。
(付記7)
前記アンテナ素子は、モノポールアンテナであり、
前記モノポールアンテナと電磁界結合する地板をさらに含む、付記1乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記8)
前記モノポールアンテナは、線状、逆L型、又は逆F型である、付記7記載のアンテナ装置。
(付記9)
前記アンテナ素子は、ダイポールアンテナである、付記1乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置。
100A アンテナ装置
11 アンテナエレメント
11A 給電点
11B 先端
11C 腹
12 グランドプレーン
110A 浮遊エレメント
100B アンテナ装置
110B 浮遊エレメント
111B、112B、113B、114B 線路
100A1 アンテナ装置
100B1 アンテナ装置
110B1、110B2、110B3、110B4、110B6、110B5 浮遊エレメント
100A2 アンテナ装置
11−1 アンテナエレメント
100B2 アンテナ装置
100C アンテナ装置
21 アンテナエレメント
21A 給電点
21B 折り曲げ部
21C 先端
21D 腹
110C 浮遊エレメント
111C、112C、113C、114C 線路
100C1 アンテナ装置
120 磁性体

Claims (8)

  1. 給電点を有するアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子に電流が流れる方向に沿って、前記電流の腹に対応する位置で前記アンテナ素子の近傍に配設され、前記腹及び前記腹の周囲の電流分布を緩和する浮遊導電素子と
    を含む、アンテナ装置。
  2. 前記浮遊導電素子は、線状であり、前記アンテナ素子の通信周波数における半波長未満の長さを有する、請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記浮遊導電素子は、ループ状であり、前記アンテナ素子の通信周波数における1波長未満の長さを有する、請求項1記載のアンテナ装置。
  4. 前記浮遊導電素子のループの内部に配設される磁性体をさらに含む、請求項3記載のアンテナ装置。
  5. 前記浮遊導電素子を複数含む、請求項1乃至4のいずれか一項記載のアンテナ装置。
  6. 前記複数の浮遊導電素子は、前記アンテナ素子に対して三次元的に配置される、請求項5記載のアンテナ装置。
  7. 前記アンテナ素子は、モノポールアンテナであり、
    前記モノポールアンテナと電磁界結合する地板をさらに含む、請求項1乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置。
  8. 前記アンテナ素子は、ダイポールアンテナである、請求項1乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置。
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