JP2016165915A - 冷却システム - Google Patents

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Hitoshi Shimonosono
均 下野園
則行 大川
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則行 大川
翔 古野
Sho Furuno
翔 古野
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Abstract

【課題】原動機等で発生した熱が無駄になることを極力防止し、熱の有効利用を図ることができる冷却システムを提供する。
【解決手段】原動機3と、第1の熱交換器5と、第2の熱交換器7と、蓄熱器9と、第1の冷却媒体を原動機と第1の熱交換器との間で流す第1の冷却媒体管路11と、第1の冷却媒体を原動機と蓄熱器との間で流す第2の冷却媒体管路13と、第2の冷却媒体管路を流れる第1の冷却媒体の流れを調整する第1の流量調整機構15と、第2の冷却媒体を第2の熱交換器と蓄熱器との間で流す第3の冷却媒体管路17と、第3の冷却媒体管路に第2の冷却媒体を流すポンプ19と、第3の冷却媒体管路の途中に設けられた空調機暖房用熱交換器21と、第3の冷却媒体管路の途中に設けられたトランスミッションオイル用熱交換器23と、第3の冷却媒体管路を流れる第2の冷却媒体の流れを調整する第2の流量調整機構25と、を有する冷却システム1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷却システムに係り、特に、蓄熱材を用いて熱交換をするものに関する。
従来、ATF(自動変速機用オイル)配管から分岐するバイパス配管に蓄熱タンクからなる高熱容量器を設け、外気温あるいは季節に応じて蓄熱タンクを加熱モードと冷却モードとの間で切り替えて、自動変速機用オイル(ATF)の温度を調整する装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
この装置は、加熱モードの場合、蓄熱タンク(蓄熱材)に蓄えられている高温のATFを自動変速機に放出し、冷却モードの場合、高温のATFを蓄熱タンクを通過させて熱を奪い冷却している。
特開2002−149244号公報
ところで、従来の装置では、たとえば、冷却水等と蓄熱器との間での熱交換が行われず、蓄熱タンクとATFとの間でのみ熱交換が行われるので、原動機等で発生した熱が無駄になりやすく、熱の有効利用を図ることが難しいという問題ある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、原動機等で発生した熱が無駄になることを極力防止し、熱の有効利用を図ることができる冷却システムを提供することを目的とする。
本発明は、車両に搭載されている原動機と、第1の熱交換器と、第2の熱交換器と、蓄熱器と、第1の冷却媒体を前記原動機と前記第1の熱交換器との間で流すために設けられた第1の冷却媒体管路と、前記第1の冷却媒体を前記原動機と前記蓄熱器との間で流すために、前記第1の冷却媒体管路の途中に分岐して設けられた第2の冷却媒体管路と、前記第2の冷却媒体管路を流れる前記第1の冷却媒体の流れを調整する第1の流量調整機構と、第2の冷却媒体を前記第2の熱交換器と前記蓄熱器との間で流すために設けられた第3の冷却媒体管路と、前記第3の冷却媒体管路に第2の冷却媒体を流すためのポンプと、前記第3の冷却媒体管路の途中に設けられた空調機暖房用熱交換器と、前記第3の冷却媒体管路の途中に設けられたトランスミッションオイル用熱交換器と、前記第3の冷却媒体管路を流れる第2の冷却媒体の流れを調整する第2の流量調整機構と、を有する冷却システムである。
本発明によれば、熱交換が、トランスミッションオイルと蓄熱器との間だけでなく、第1の冷却媒体および第2の冷却媒体と蓄熱器との間でも行われるので、原動機等で発生した熱が無駄になることが極力回避され、熱の有効利用を図ることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る冷却システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る冷却システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る冷却システムの動作(中・低外気温ルーチンの動作)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る冷却システムの動作(CAC優先モードにおける動作)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る冷却システムのブロック図であって動作(図4のS365の動作)を示す図である。 本発明の実施形態に係る冷却システムのブロック図であって動作(図4のS363の動作)を示す図である。 本発明の実施形態に係る冷却システムの動作(アイドルストップ暖房モードにおける動作)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る冷却システムのブロック図であって動作(図7のS373の動作)を示す図である。 本発明の実施形態に係る冷却システムのブロック図であって動作(図7のS375の動作)を示す図である。 本発明の実施形態に係る冷却システムの動作(促暖モードにおける動作)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る冷却システムのブロック図であって動作(図10のS383の動作)を示す図である。 本発明の実施形態に係る冷却システムのブロック図であって動作(図10のS385の動作)を示す図である。 本発明の実施形態に係る冷却システムの動作(低外気温蓄熱モードにおける動作)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る冷却システムのブロック図であって動作(図13のS395の動作)を示す図である。 本発明の実施形態に係る冷却システムの動作(高外気温ルーチンの動作)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る冷却システムの動作(TM油蓄熱モードにおける動作)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る冷却システムの動作(図16のS553の動作)を示す図である。 本発明の実施形態に係る冷却システムの動作(図16のS555の動作)を示す図である。 本発明の実施形態に係る冷却システムの動作(図15のS57の動作)を示す図である。
本発明の実施形態に係る冷却システム1は、たとえば、車両(図示せず)に使用されるものであり、図1等で示すように、原動機(たとえば、エンジン)3と、第1の熱交換器(たとえば、メインラジエータ)5と、第2の熱交換器(たとえば、サブラジエータ)7と、蓄熱器(たとえば、蓄熱タンク)9と、第1の冷却媒体管路11と、第2の冷却媒体管路13と、第1の流量調整機構(第1の冷却媒体流量調整弁)15と、第3の冷却媒体管路17と、ポンプ(第2の冷却媒体用ポンプ)19と、空調機暖房用熱交換器21と、トランスミッションオイル用熱交換器23と、第2の流量調整機構(流量調整弁群)25とを備えて構成されている。なお、冷却システム1は、たとえば、前記車両の前方で前記車両に搭載されている。
メインラジエータ(RAD)5では、これを通過する第1の冷却媒体(たとえば、原動機3を冷やすためのエンジン冷却水)が外気で冷却されるようになっている。
サブラジエータ(SAB RAD)7では、これを通過する第2の冷却媒体(たとえば、蓄熱タンク9を循環する蓄熱タンク循環冷却水)が外気で冷却されるようになっている。
第1の冷却媒体管路11は、エンジン冷却水を原動機3とメインラジエータ5との間で流すために設けられている。
すなわち、第1の冷却媒体管路11は、原動機3とメインラジエータ5とを環状で直列につないでおり、エンジン冷却水を、原動機3とメインラジエータ5との間で流すようになっている(循環させるようになっている)。
さらに説明すると、第1の冷却媒体管路11は、往管路(第1の冷却媒体往管路)27と、復管路(第1の冷却媒体復管路)29とを備えて構成されている。第1の冷却媒体往管路27は、原動機3(原動機3の冷却水出口31)と、メインラジエータ5(メインラジエータ5の冷却水入口33)とをつないでおり、エンジン冷却水を原動機3からメインラジエータ5に流すようになっている。
第1の冷却媒体復管路29は、メインラジエータ5(メインラジエータ5の冷却水出口35)と、原動機3(原動機3の冷却水入口37)とをつないでおり、エンジン冷却水をメインラジエータ5から原動機3に流すようになっている。
また、原動機3の内部にはエンジン冷却水が流れる流路(原動機内エンジン冷却水流路;図示せず)が設けられており、メインラジエータ5の内部には、エンジン冷却水が流れる流路(ラジエータ内エンジン冷却水流路;図示せず)が設けられている。そして、エンジン冷却水が環状の流路に沿って原動機3とメインラジエータ5とを循環するようになっている。
第2の冷却媒体管路13は、エンジン冷却水を、原動機3と蓄熱器9との間で流すために(循環させるために)、第1の冷却媒体管路11の途中に分岐して設けられている。
さらに説明すると、第2の冷却媒体管路13は、往管路(第2の冷却媒体往管路)39と、復管路(第2の冷却媒体復管路)41とを備えて構成されている。第2の冷却媒体往管路39は、第1の冷却媒体管路11の途中で、第1の冷却媒体管路11から分岐しており、この分岐している箇所(第1の分岐箇所;第1の冷却管路第1部位)43と、蓄熱器9(蓄熱器9の第1の冷却水入口45)とをつないでおり、エンジン冷却水を原動機3(第1の分岐箇所43)から蓄熱器9に流すようになっている。
第2の冷却媒体復管路41は、第1の冷却媒体管路11の途中(メインラジエータ5よりもエンジン冷却水流れ方向の下流側の途中)で、第1の冷却媒体管路11から分岐しており、この分岐している箇所(第2の分岐箇所;第1の冷却管路第2部位)47と、蓄熱器9(蓄熱器9の第1の冷却水出口49)とをつないでおり、エンジン冷却水を蓄熱器9から第2の分岐箇所47に流すようになっている。また、蓄熱器9の内部にはエンジン冷却水が流れる流路(蓄熱器内エンジン冷却水流路)51が設けられている。そして、エンジン冷却水の一部が、原動機3と蓄熱器9とを循環するようになっている。
なお、図1に示すものでは、第1の分岐箇所43が、第1の冷却媒体往管路27の途中に設けられており、第2の分岐箇所47が、第1の冷却媒体復管路29の途中に設けられている。これにより、原動機3の冷却水出口31から原動機3の冷却水入口37にわたり、第1の冷却媒体管路11と第2の冷却媒体管路13とで、メインラジエータ5と蓄熱器9とがお互いに並列接続されている。
第1の冷却媒体流量調整弁15は、第2の冷却媒体管路13と蓄熱器9とを流れるエンジン冷却水の流れを調整するようになっている。
さらに説明すると、第1の冷却媒体流量調整弁(たとえば、仕切り弁)15は、第2の冷却媒体管路13(たとえば、第2の冷却媒体復管路41)の途中に設けられている。これにより、蓄熱器9と第1の冷却媒体流量調整弁15とは、第2の冷却媒体管路13によってお互いが直列接続されている。
第1の冷却媒体流量調整弁15は、上述したように、第2の冷却媒体管路13を流れるエンジン冷却水の流量を調整することで、第1の冷却媒体管路11を流れるエンジン冷却水の流量と、第2の冷却媒体管路13を流れるエンジン冷却水の流量との比を調整するようになっている。
第1の冷却媒体流量調整弁15がエンジン冷却水の流量を調整するようになっているということは、第1の冷却媒体流量調整弁15が、第2の冷却媒体復管路41を、たとえば、1/2だけ開くような任意の中途な開状態にすることができるようになっている(可変開閉することができるようになっている)。
そして、第1の冷却媒体流量調整弁15が全閉になっているときには、エンジン冷却水は蓄熱器9には流れずに、エンジン冷却水の総てがメインラジエータ5を流れるようになっている。また、第1の冷却媒体流量調整弁15の開度を大きくするにしたがって、蓄熱器9に流れるエンジン冷却水の量が次第に増えるようになっている。ただし、第1の冷却媒体流量調整弁15が全開になっていても、総てのエンジン冷却水が蓄熱器9に流れることはなく、一部のエンジン冷却水が蓄熱器9に流れ、残りのエンジン冷却水がメインラジエータ5に流れるようになっている。
なお、第1の冷却媒体流量調整弁15が、全開もしくは全閉の2つの状態でのみ作動するようになっていてもよい。すなわち、第1の冷却媒体流量調整弁15が全閉状態であるときに、蓄熱器9にエンジン冷却水が流れず、原動機3のみにエンジン冷却水が流れるようになっていてもよい。一方、第1の冷却媒体流量調整弁15が全開状態であるときに、蓄熱器9と原動機3とにエンジン冷却水が流れるようになっていてもよい。
また、冷却システム1には、第1の冷却媒体用ポンプ53が設けられている。第1の冷却媒体用ポンプ53は、第1の冷却媒体管路11や第2の冷却媒体管路13にエンジン冷却水を流すために、第1の冷却媒体管路11の途中で、たとえば、原動機3に隣接させて設けられている。
さらに説明すると、第1の冷却媒体用ポンプ53が稼働しているときに、第1の冷却媒体流量調整弁15を切り換えることで、上述したように、第1の冷却媒体管路11のみにエンンジン冷却水が流れるか、もしくは、第1の冷却媒体管路11と第2の冷却媒体管路13とにエンンジン冷却水が流れるようになっている。
第3の冷却媒体管路17は、蓄熱タンク循環冷却水をサブラジエータ7と蓄熱器9との間で流すため(循環させるため)に設けられている。
第2の冷却媒体用ポンプ19は、第3の冷却媒体管路17に蓄熱タンク循環冷却水を流すために、第3の冷却媒体管路17の途中に設けられている。
空調機暖房用熱交換器(H/C)21は、第3の冷却媒体管路17の途中に設けられている。空調機暖房用熱交換器21は、車両に搭載された空調機の暖房用熱交換器であり、これを通過する蓄熱タンク循環冷却水によって、車両のキャビン内に供給される空気が温められるようになっている。
トランスミッションオイル用熱交換器(O/C/W)23も、第3の冷却媒体管路17の途中に設けられており、車両のトランスミッションに使用されているオイルを冷却や加熱するようになっている。トランスミッションオイル用熱交換器23を通過する蓄熱タンク循環冷却水によって、トランスミッションのオイルが冷却もしくは加熱されるようになっている。
第2の流量調整機構25は、第3の冷却媒体管路17を流れる蓄熱タンク循環冷却水の流れを調整する(流れの形態を変える;流れの形態態様を変える)ようになっている。
また、冷却システム1には、制御部(CPUとメモリとを備えた制御手段)55と、車両の外気温度を検出する外気温度検出センサ(図示せず)とが設けられている。そして、上記外気温度検出センサが検出した外気温度に応じて、制御部55が、第2の流量調整機構25を制御し、第3の冷却媒体管路17を流れる蓄熱タンク循環冷却水の流れを調整するようになっている。
また、冷却システム1には、アクセル開度検出センサ(図示せず)と、アイドル状態検出センサ(図示せず)と、トランスミッションオイル温度検出センサ(図示せず)と、蓄熱材温度検出センサ(図示せず)と、エンジン冷却水温度検出センサ(図示せず)とが設けられている。
アクセル開度検出センサは、車両のアクセルの開度を検出するようになっている。アイドル状態検出センサは、原動機3がアイドル状態であるか否かを、たとえば、原動機3の回転数を検出することで検出するようになっている。トランスミッションオイル温度検出センサは、トランスミッションオイルの温度を検出するようになっている。蓄熱材温度検出センサは、たとえば、蓄熱器9内に設けられている蓄熱材57の温度を検出するようになっている。エンジン冷却水温度検出センサは、エンジン冷却水の温度を検出するようになっている。
そして、制御部55は、アクセル開度検出センサで検出した車両のアクセルの開度、アイドル状態検出センサで検出した原動機3がアイドル状態であるか否か、トランスミッションオイル温度検出センサで検出したトランスミッションに使用されている車両のトランスミッションオイルの温度、蓄熱材温度検出センサで検出した蓄熱器9の蓄熱材57の温度、エンジン冷却水温度検出センサで検出したエンジン冷却水の温度の少なくともいずれか1つの状況に応じて、第2の流量調整機構25を制御するように構成されている。
ところで、メインラジエータ5と蓄熱器9とは、上述したように、第1の冷却媒体管路11と第2の冷却媒体管路13とによって、原動機3に対してお互いが並列接続されている。
第1の冷却媒体流量調整弁15は、第2の冷却媒体管13の途中に設けられており、第1の冷却媒体流量調整弁15と蓄熱器9とは、第2の冷却媒体管13によってお互いが直列接続されている。
また、第3の冷却媒体管路17は、環状管路59と、並列接続用管路61とを備えて構成されている。環状管路59は、蓄熱器9と、空調機暖房用熱交換器21と、第2の冷却媒体用ポンプ19と、サブラジエータ7と、圧縮空気冷却用熱交換器(CAC;Charge Air Cooler)63とをこの順で環状に直列につないでいる。なお、圧縮空気冷却用熱交換器63を通過する蓄熱タンク循環冷却水によって、原動機3の過給機(図示せず)で圧縮されて温度が上がった空気が冷却されるようになっている。
トランスミッションオイル用熱交換器23と空調機暖房用熱交換器21とは、並列接続用管路61によって、第2の冷却媒体用ポンプ19と、サブラジエータ7と、圧縮空気冷却用熱交換器63と、蓄熱器9とに対して、お互いが並列接続されている。
第2の流量調整機構25は、並列接続用管路61の途中に設けられているトランスミッションオイル用熱交換器流量調整弁65を備えて構成されている。
トランスミッションオイル用熱交換器流量調整弁65とトランスミッションオイル用熱交換器23とは、並列接続用管路61によってお互いが直列接続されている。
トランスミッションオイル用熱交換器流量調整弁65も、第1の冷却媒体流量調整弁15と同様に、並列接続用管路61を流れる蓄熱タンク循環冷却水の流量を調整するようになっている。なお、トランスミッションオイル用熱交換器流量調整弁65が、第1の冷却媒体流量調整弁15と同様に、全開もしくは全閉の2つの状態でのみ作動するようになっていてもよい。
また、第3の冷却媒体管路17には、第1のバイパス管路67と、第2のバイパス管路69とが設けられている。第1のバイパス管路67は、環状管路第1部位71と、環状管路第2部位73とをつないでいる。
環状管路第1部位71は、圧縮空気冷却用熱交換器63と、蓄熱器9との間における環状管路59の途中の所定の部位である。環状管路第2部位73は、空調器暖房用熱交換器21およびトランスミッションオイル用熱交換器23と、第2の冷却媒体用ポンプ19との間における環状管路59の途中の所定の部位である。
第2のバイパス管路69は、環状管路第3部位75と、環状管路第4部位77とをつないでいる。環状管路第3部位75は、圧縮空気冷却用熱交換器63と、環状管路第1部位71との間における環状管路59の途中の所定の部位である。環状管路第4部位77は、環状管路第2部位73と、第2の冷却媒体用ポンプ19との間における環状管路59の途中の所定の部位である。
第2の流量調整機構25は、環状管路第4部位77に設けられた第2のバイパス管路流量調整弁79を備えて構成されている。
第2のバイパス管路流量調整弁79は、3つの接続口81,83,85を備えた3方弁で構成されており、1つ目の接続口81が環状管路第2部位73側の環状管路59につながっており、2つ目の接続口83が第2の冷却媒体用ポンプ19側の環状管路59につながっており、3つ目の接続口85が第2のバイパス管路69につながっている。
そして、図5で示すように、第2のバイパス管路流量調整弁79で、2つ目の接続口83と、3つ目の接続口85とがお互いに連通されており、かつ、1つ目の接続口81が2つ目の接続口83および3つ目の接続口85から遮断されており、かつ、第2の冷却媒体管路13と、蓄熱器9とにエンジン冷却水が流れたときに、第2の冷却媒体用ポンプ19を用いることなく、第2の冷却媒体管路13と、蓄熱器9とを流れるエンジン冷却水の流れによって(エンジン冷却水が蓄熱器9内を流れるときに発生するエンジン冷却水の差圧によって)、蓄熱器9と、空調機暖房用熱交換器21およびトランスミッションオイル用熱交換器23と、環状管路59の一部と、第1のバイパス管路67とによって形成された環状流路(蓄熱器側環状流路)87に、蓄熱タンク循環冷却水が流れるように構成されている。
なお、第2のバイパス管路流量調整弁79は、2つ目の接続口83と3つ目の接続口85とがお互いに連通し、かつ、1つ目の接続口81が2つ目の接続口83および3つ目の接続口85から遮断されている上記接続態様と、1つ目の接続口81と2つ目の接続口83とがお互いに連通し、かつ、3つ目の接続口85が1つ目の接続口81および2つ目の接続口83から遮断されている接続態様との2つの態様(図6参照)を切り換えることができるようになっている。
また、第3の冷却媒体管路17は、第3のバイパス管路89を備えて構成されている。第3のバイパス管路89は、環状管路第5部位91と、環状管路第6部位93とをつないでいる。環状管路第5部位91は、圧縮空気冷却用熱交換器63と、環状管路第3部位75との間における環状管路59の途中の所定の部位である。環状管路第6部位93は、第2の冷却媒体用ポンプ19と、サブラジエータ7との間における環状管路59の途中の所定の部位である。
第2の流量調整機構25は、トランスミッションオイル用熱交換器流量調整弁65と、第2のバイパス管路流量調整弁79に加えて、第1のバイパス管路流量調整弁95と、第3のバイパス管路流量調整弁97とを備えて構成されている。第1のバイパス管路流量調整弁95は、第1のバイパス管路67の途中に設けられている。
第1のバイパス管路流量調整弁95は、全開もしくは全閉の2つの状態でのみ作動するようになっているが、第1の冷却媒体流量調整弁15と同様に、第1のバイパス管路67を流れる蓄熱タンク循環冷却水の流量を調整するようになっていてもよい。
第3のバイパス管路流量調整弁97は、第2のバイパス管路流量調整弁79と同様に、3つの接続口99,101,103を備えた3方弁で構成されており、1つ目の接続口99が第2の冷却媒体用ポンプ19側の環状管路59につながっており、2つ目の接続口101がサブラジエータ7側の環状管路59につながっており、3つ目の接続口103が第3のバイパス管路89につながっている。
そして、第3のバイパス管路流量調整弁97は、1つ目の接続口99と3つ目の接続口103とがお互いに連通し、かつ、2つ目の接続口101が1つ目の接続口99および3つ目の接続口103から遮断されている接続態様(図9参照)と、1つ目の接続口99と2つ目の接続口101とがお互いに連通し、かつ、3つ目の接続口103が1つ目の接続口99および2つ目の接続口101から遮断されている接続態様(図5参照)との2つの態様を切り換えることができるようになっている。
ここで、第3の冷却媒体管路17や蓄熱器9等についてさらに詳しく説明する。
蓄熱器9は、たとえば、筐体105と、複数の蓄熱体107とを備えて構成されている。蓄熱体107は、カプセル状の殻と、この内部に入っている蓄熱材57とで構成されている。複数の蓄熱体107は、筐体105の内部に入っている。蓄熱材57として、潜熱型のパラフィン系ワックス等が採用されている。蓄熱材57は、融解と凝固との相変化により、エンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水に対して、潜熱として多くの熱量を吸収し、また、放熱するようになっている。なお、蓄熱材57が顕熱のみによって、上記熱量の吸収や放熱をするようになっていてもよい。カプセル状の殻は、伝熱性に優れる樹脂等の材料によって構成されている。
蓄熱器9の筐体105には、上述した第1の冷却水入口45と、第1の冷却水出口49とに加えて、第2の冷却水入口109と、第2の冷却水出口111とが設けられている。また、エンジン冷却水と蓄熱タンク循環冷却水とは、蓄熱器9の筐体105の内部(蓄熱器内エンジン冷却水流路51)でお互いが混ざり合うことができるようになっている。
したがって、第1の冷却媒体管路11や第2の冷却媒体管路13を流れていたエンジン冷却水が、蓄熱タンク循環冷却水になって第3の冷却媒体管路17を流れるようになる場合がある。逆に、第3の冷却媒体管路17を流れていた蓄熱タンク循環冷却水が、エンジン冷却水になって第1の冷却媒体管路11や第2の冷却媒体管路13を流れるようになる場合がある。
サブラジエータ7には、冷却水入口113と、冷却水出口115とが設けられている。圧縮空気冷却用熱交換器63には、冷却水入口117と、冷却水出口119とが設けられている。空調機暖房用熱交換器21には、冷却水入口121と、冷却水出口123とが設けられている。トランスミッションオイル用熱交換器23には、冷却水入口125と、冷却水出口127とが設けられている。
環状管路59は、サブラジエータ7の冷却水出口115と、CAC63の冷却水入口117との間、CAC63の冷却水出口119と、蓄熱器9の第2の冷却水入口109との間、蓄熱器9の第2の冷却水出口111と、空調機暖房用熱交換器21の冷却水入口121との間、および、空調機暖房用熱交換器21の冷却水出口123と、サブラジエータ7の冷却水入口113との間をつないでいる。
そして、原動機3と、メインラジエータ5と、第1の冷却媒体管路11との場合と同様にして、サブラジエータ7と、CAC63と、環状管路59と、蓄熱器9と、空調機暖房用熱交換器21と、環状管路59とで環状の流路(蓄熱タンク循環冷却水が循環する流路)が形成されている。
なお、環状管路第5部位91と、環状管路第3部位75と、環状管路第1部位71とは、この順でCAC63から蓄熱器9に向かう方向にならんで、CAC63の冷却水出口119と、蓄熱器9の第2の冷却水入口109との間の環状管路59の途中に設けられている。
また、環状管路第4部位77(第2のバイパス管路流量調整弁79)と、第2の冷却媒体用ポンプ19と、環状管路第6部位93(第3のバイパス管路流量調整弁97)とは、この順で空調機暖房用熱交換器21からサブラジエータ7に向かう方向にならんで、空調機暖房用熱交換器21の冷却水出口123と、サブラジエータ7の冷却水入口113との間の環状管路59の途中に設けられている。
並列接続用管路61は、環状管路第7部位129と、トランスミッションオイル用熱交換器23の冷却水入口125との間、および、トランスミッションオイル用熱交換器23の冷却水出口127と、環状管路第8部位131との間をつないでいる。
環状管路第7部位129は、蓄熱器9の第2の冷却水出口111と、空調機暖房用熱交換器21の冷却水入口121との間における環状管路59の所定の部位であり、環状管路第8部位131は、トランスミッションオイル用熱交換器23の冷却水出口127と、環状管路第2部位73との間における環状管路59の所定の部位である。
なお、上述した蓄熱器側環状流路87(図5参照)は、蓄熱器9の第2の冷却水出口111と空調機暖房用熱交換器21の冷却水入口121との間の環状管路59の部位と、空調機暖房用熱交換器21と、空調機暖房用熱交換器21の冷却水出口123と環状管路第2部位73との間の環状管路59の部位と、第1のバイパス管路67と、環状管路第1部位71と蓄熱器9の第2の冷却水入口109との間の環状管路59の部位と、蓄熱器9とによって構成されるようになっている。
また、蓄熱器側環状流路87が、上記構成に加えて、並列接続用管路61と、トランスミッションオイル用熱交換器23とを備える場合もある。
ここで、図5で示す蓄熱器側環状流路87での蓄熱タンク循環冷却水の流れ(エンジン冷却水の差圧による流れ)についてさらに詳しく説明する。
図5に示す状態では、第2の冷却媒体用ポンプ19が稼働することで、矢印A1で示す蓄熱タンク循環冷却水の流れ(サブラジエータ7と、CAC63とを通る蓄熱タンク循環冷却水の流れ)が発生する。しかし、図5に示す状態では、第2の冷却媒体用ポンプ19が稼働しただけでは、矢印A2で示す蓄熱タンク循環冷却水の流れ(蓄熱器9と、CAC63と、空調機暖房用熱交換器21やトランスミッションオイル用熱交換器23を通る蓄熱タンク循環冷却水の流れ;蓄熱器側環状流路87での蓄熱タンク循環冷却水の流れ)は発生しない。
しかし、第1の冷却媒体用ポンプ53が稼働する等して、蓄熱器9の第1の冷却水入口45から蓄熱器9の第1の冷却水出口49に向かって蓄熱器9内をエンジン冷却水が流れていると、エンジン冷却水の流れによって、蓄熱器9内にエンジン冷却水の差圧が生じる。すなわち、図5では、蓄熱器9内の上部におけるエンジン冷却水の圧力が、蓄熱器9内の下部におけるエンジン冷却水の圧力よりも高くなる。
これにより、第2の冷却水出口111から第2の冷却水入口109に向かって、蓄熱器9内を蓄熱タンク循環冷却水が流れ、蓄熱器側環状流路87で図5の矢印A2で示すような蓄熱タンク循環冷却水の流れが発生する。なお、図5の矢印A2で示すような蓄熱タンク循環冷却水の流れは、上記差圧に代えてもしくは加えて蓄熱器9の第1の冷却水入口45から蓄熱器9の第1の冷却水出口49に向かうエンジン冷却水の流れに誘引されることでも発生する場合がある。
次に、冷却システム1の動作について説明する。冷却システム1は、制御部55のメモリに予め格納されている動作プログラムに基づいて動作するようになっている。
まず、図2で示すように、車両の外気温度が所定の温度(たとえば、暖房が必要となる最高外気温度)Ta_cよりも低いか否かを判断する(S1)。
車両の外気温度が所定の温度Ta_cよりも低い場合、中・低外気温ルーチンに移行する(S3)。
中・低外気温ルーチンでは、図3で示すように、車両のアクセル開度が所定の開度AP_Oよりも大きいか否かを判断する(S31)。所定の開度AP_Oとは、車両が急加速をするときのアクセル開度であり、たとえば、オートマチックトランスミッションを搭載している車両においてキックダウンが発生するときのアクセル開度である。
車両のアクセル開度が所定の開度AP_Oよりも小さい場合、原動機3がアイドル状態であるか否かを判断する(S32)。
原動機3がアイドル状態で稼働している場合、車両のトランスミッションオイルの温度が所定の温度(たとえば、暖機が完了している温度)Tm_cよりも低いか否かを判断する(S33)。
車両のトランスミッションオイルの温度が所定の温度Tm_cよりも高い場合、蓄熱器9内の蓄熱材57の温度が所定の温度(たとえば、溶融温度)Ts_hよりも低いか否かを判断する(S34)。
蓄熱器9内の蓄熱材57の温度が溶融温度Ts_hよりも高い場合、CAC優先モードに移行する(S35)。
CAC優先モードでは、図4で示すように、エンジン冷却水の温度が所定の温度(たとえば、暖機が完了している温度)Te_cよりも低いか否かを判断する(S361)。
エンジン冷却水の温度が所定の温度Te_cよりも低い場合、CAC優先&暖機モードに移行する(S365;図5参照)。
図5で示すCAC優先&暖機モードでは、実線で示す管路をエンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水が流れている。図5に破線で示す管路には、エンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水は流れていない。
図5で示すCAC優先&暖機モードでは、CAC63の冷却と、エンジン冷却水での暖房がなされる。
一方、エンジン冷却水の温度が所定の温度Te_cよりも高い場合、CAC優先&暖房モードに移行する(S363;図6参照)。
図6で示すCAC優先&暖房モードでは、実線で示す管路をエンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水が流れている。図6に破線で示す管路には、エンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水は流れていない。
図6で示すCAC優先&暖房モードでは、CAC63の冷却と、蓄熱材57での暖房がなされる。
図3で示すステップS31において、車両のアクセル開度が所定の開度AP_Oよりも大きい場合、CAC優先モードに移行する(S36)。CAC優先モードでは、上述した図4で示す動作をする。
図3で示すステップS32において、原動機3がアイドルストップして停止している場合、アイドルストップ暖機モードに移行する(S37)。
アイドルストップ暖機モードでは、図7で示すように、エンジン冷却水の温度が蓄熱材57の温度よりも低いか否かを判断する(S371)。
エンジン冷却水の温度が蓄熱材57の温度よりも高い場合、エンジン水温暖房モードに移行する(S373;図8)。
図8で示すエンジン水温暖房モードでは、実線で示す管路をエンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水が流れている。図8に破線で示す管路には、エンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水は流れていない。
図8で示すエンジン水温暖房モードでは、エンジンの冷却水によって暖房がなされる。
図7で示すステップS371において、エンジン冷却水の温度が蓄熱材57の温度よりも低い場合、蓄熱材暖房モードに移行する(S375;図9)。
図9で示す蓄熱材暖房モードでは、実線で示す管路をエンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水が流れている。図9に破線で示す管路には、エンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水は流れていない。
図9で示す蓄熱材暖房モードでは、蓄熱材57によって暖房がなされる。
図3で示すステップS33において、車両のトランスミッションオイルの温度が所定の温度Tm_cよりも低い場合、促暖モードに移行する(S38;図10)。
促暖モードでは、エンジン冷却水の温度が蓄熱材57の温度よりも低いか否かを判断する(S381)。
エンジン冷却水の温度が蓄熱材57の温度よりも高い場合、エンジン水温暖房モードに移行する(S383;図11)。
図11で示すエンジン水温暖房モードでは、実線で示す管路をエンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水が流れている。図11に破線で示す管路には、エンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水は流れていない。
図11で示すエンジン水温暖房モードでは、エンジン冷却水で暖房し、トランスミッションオイルを加温する。
図10で示すステップS381において、エンジン冷却水の温度が蓄熱材57の温度よりも低い場合、蓄熱材暖房モードに移行する(S385;図12)。
図12で示す蓄熱材暖房モードでは、実線で示す管路をエンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水が流れている。図12に破線で示す管路には、エンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水は流れていない。
図12で示す蓄熱材暖房モードでは、蓄熱材57で暖房し、トランスミッションオイルを加温する。
図3で示すステップS34において、蓄熱器9内の蓄熱材57の温度が溶融温度Ts_hよりも低い場合、低外気温蓄熱モードに移行する(S39;図13)。
低外気温蓄熱モードでは、エンジン冷却水の温度が蓄熱材57の温度よりも高いか否かを判断する(S391)。
エンジン冷却水の温度が蓄熱材57の温度よりも低い場合、CAC優先モードに移行し(S393)、上述した図4で示す動作をする。
図13で示すステップS391において、エンジン冷却水の温度が蓄熱材57の温度よりも高い場合、暖房準備蓄熱モードに移行する(S395;図14)。
図14で示す暖房準備蓄熱モードでは、実線で示す管路をエンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水が流れている。図14に破線で示す管路には、エンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水は流れていない。
図14で示す暖房準備蓄熱モードでは、CAC63の冷却と、蓄熱材57の蓄熱を行う。
図2のステップS1において、車両の外気温度が所定の温度Ta_cよりも高い場合、高外気温ルーチンに移行する(S5;図15)。
高外気温ルーチンでは、図15で示すように、車両のアクセル開度が所定の開度AP_Oよりも大きいか否かを判断する(S51)。
車両のアクセル開度が所定の開度AP_Oよりも小さい場合、トランスミッションオイルの温度が所定の温度(ミッション油最高限界温度)Tm_hよりも高いか否か、および、エンジン冷却水の温度が所定の温度(エンジン冷却水最高限界温度)Te_hよりも高いか否かを判断する(S52)。
トランスミッションオイルの温度が所定の温度Tm_hよりも低く、かつ、エンジン冷却水の温度が所定の温度Te_hよりも低い場合、蓄熱材57の温度が所定の温度Ts_hよりも低いか否かを判断する(S53)。
蓄熱材57の温度が所定の温度Ts_hよりも低い場合、CAC優先モードに移行し(S36;S393)、上述した図4で示す動作をする。
ステップS51において、車両のアクセル開度が所定の開度AP_Oよりも大きい場合、CAC優先モードに移行し(S36:S393)、上述した図4で示す動作をする。
図15で示すステップS52において、トランスミッションオイルの温度が所定の温度Tm_hよりも高いという条件、エンジン冷却水の温度が所定の温度Te_hよりも高いという条件の少なくともいずれかの条件を満たす場合、高温蓄熱モードに移行する(S55;図16)。
高温蓄熱モードでは、図16で示すように、エンジン冷却水の温度が所定の温度Te_hよりも高いか否かを判断する(S551)。
エンジン冷却水の温度が所定の温度Te_hよりも低い場合、トランスミッションオイル蓄熱モードに移行する(S553;図17)。
図17で示すトランスミッションオイル蓄熱モードでは、実線で示す管路をエンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水が流れている。図17に破線で示す管路には、エンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水は流れていない。
図17で示すトランスミッションオイル蓄熱モードでは、熱地限界走行でトランスミッションオイルの温度が限界を超えた場合、トランスミッションオイルの熱を蓄熱材57に蓄熱する。
図16で示すステップS551において、エンジン冷却水の温度が所定の温度Te_hよりも高い場合、エンジン冷却水蓄熱モードに移行する(S555;図18)。
図18で示すエンジン冷却水蓄熱モードでは、実線で示す管路をエンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水が流れている。図18に破線で示す管路には、エンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水は流れていない。
図18で示すエンジン冷却水蓄熱モードでは、熱地限界走行でトランスミッションオイルの温度が限界を超えた場合、エンジン冷却水の熱と、トランスミッションオイルの熱を蓄熱材57に蓄熱する。
ステップS53において、蓄熱材57の温度が所定の温度Ts_hよりも高い場合、放熱モードに移行する(S57;図19)。
図19で示す放熱モードでは、実線で示す管路をエンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水が流れている。図19に破線で示す管路には、エンジン冷却水や蓄熱タンク循環冷却水は流れていない。
ここで、図5に示すような冷却水の流れが発生する条件をまとめると、次に示す条件1から条件5のいずれかの条件になる。
条件1;車両の外気温度が所定の温度(暖房が必要となる最高外気温度)よりも低く、車両のアクセル開度が所定の開度(急加速となるアクセル開度)よりも小さく、原動機3がアイドル状態であり、車両のトランスミッションオイルの温度が所定の温度(暖機が完了している温度)よりも高く、蓄熱器9内の蓄熱材57の温度が溶融温度よりも高く、かつ、エンジン冷却水の温度が所定の温度(暖機が完了している温度)よりも低い(図2のS3、図3のS35、図4のS365)。
条件2;車両の外気温度が所定の温度(暖房が必要となる最高外気温度)よりも低く、車両のアクセル開度が所定の開度(急加速となるアクセル開度)よりも大きく、かつ、エンジン冷却水の温度が所定の温度(暖機が完了している温度)よりも低い(図2のS3、図3のS36、図4のS365)。
条件3;車両の外気温度が所定の温度(暖房が必要となる最高外気温度)よりも低く、車両のアクセル開度が所定の開度(急加速となるアクセル開度)よりも小さく、原動機3がアイドル状態であり、車両のトランスミッションオイルの温度が所定の温度(暖機が完了している温度)よりも高く、蓄熱器9内の蓄熱材57の温度が溶融温度よりも低く、エンジン冷却水の温度が蓄熱器9内の蓄熱材57の温度よりも低く、かつ、エンジン冷却水の温度が所定の温度(暖機が完了している温度)よりも低い(図2のS3、図3のS39、図13のS393、図4のS365)。
条件4;車両の外気温度が所定の温度(暖房が必要となる最高外気温度)よりも高く、車両のアクセル開度が所定の開度(急加速となるアクセル開度)よりも小さく、車両のトランスミッションオイルの温度が所定の温度(暖機が完了している温度)よりも低く、エンジン冷却水の温度が所定の温度(暖機が完了している温度)よりも低く、蓄熱器9内の蓄熱材57の温度が溶融温度よりも低く、かつ、エンジン冷却水の温度が所定の温度(暖機が完了している温度)よりも低いか(図2のS5、図15の下のS36、図4のS365)。
条件5;車両の外気温度が所定の温度(暖房が必要となる最高外気温度)よりも高く、車両のアクセル開度が所定の開度(急加速となるアクセル開度)よりも大きく、かつ、エンジン冷却水の温度が所定の温度(暖機が完了している温度)よりも低いか(図2のS5、図15の右上のS36、図4のS365)。
上記条件1から上記条件5のいずれかの条件を満たした場合、図5で示すように、第2のバイパス管路流量調整弁79の2つ目の接続口83と、第2のバイパス管路流量調整弁79の3つ目の接続口85とがお互いに連通し、第2のバイパス管路流量調整弁79の1つ目の接続口81が2つ目の接続口83および3つ目の接続口85から遮断し、第2の冷却媒体管路13と、蓄熱器9とに第1の冷却媒体が流れ、かつ、蓄熱器側環状流路(サブラジエータ7と、圧縮空気冷却用熱交換器63とを除く流路)87に蓄熱タンク循環冷却水が流れるようになっている。
冷却システム1によれば、エンジン冷却水を原動機3とメインラジエータ5との間で流すために設けられた第1の冷却媒体管路11と、エンジン冷却水を原動機3と蓄熱器9との間で流すために、第1の冷却媒体管路11の途中に分岐して設けられた第2の冷却媒体管路13と、第2の冷却媒体管路13と蓄熱器9とを流れるエンジン冷却水の流れを調整する第1の冷却媒体流量調整弁15と、蓄熱タンク循環冷却水をサブラジエータ7と蓄熱器9との間で流すために設けられた第3の冷却媒体管路17と、第3の冷却媒体管路17に蓄熱タンク循環冷却水を流すための第2の冷却媒体用ポンプ19と、第3の冷却媒体管路17の途中に設けられた空調機暖房用熱交換器21と、第3の冷却媒体管路17の途中に設けられたトランスミッションオイル用熱交換器23と、第3の冷却媒体管路17を流れる蓄熱タンク循環冷却水の流れを調整する第2の流量調整機構25とを備えているので、熱の授受が、トランスミッションオイルと蓄熱器9との間だけでなく、図5、図6、図8、図9、図11、図12、図14、図17、図18、もしくは、図19で示す態様で、エンジン冷却水およびキャビン用の暖房用熱交換器(空調機暖房用熱交換器21)等と、蓄熱器9との間でも行われるので、原動機3等で発生した熱が無駄になることが極力回避され、熱の有効利用を図ることができる。
また、冷却システム1によれば、制御部55が、外気温度に応じて第2の流量調整機構25を制御し、第3の冷却媒体管路17を流れる蓄熱タンク循環冷却水の流れを調整するので、蓄熱器9と、空調機暖房用熱交換器21やトランスミッションオイル用熱交換器23との間の熱交換を適切に行うことができる。
また、冷却システム1によれば、制御部55が、アクセルの開度、原動機3がアイドル状態であるか否か、車両のトランスミッションオイルの温度、蓄熱器9の蓄熱材57の温度、エンジン冷却水の温度の少なくともいずれか1つの温度に応じて、第2の流量調整機構25を制御し、第3の冷却媒体管路17を流れる第2の冷却媒体の流れを調整するので、蓄熱器9と、空調機暖房用熱交換器21やトランスミッションオイル用熱交換器23との間の熱交換をさらに適切に行うことができる。
また、冷却システム1によれば、第2の流量調整機構25が、並列接続用管路61の途中に設けられているトランスミッションオイル用熱交換器流量調整弁65を備えて構成されているので、蓄熱タンク循環冷却水とトランスミッションオイル用熱交換器23との間での熱交換を適切に行うことができる。
また、冷却システム1によれば、上記条件1から上記条件5のいずれかの条件を満たした場合、図5で示すように、第2のバイパス管路流量調整弁79の2つ目の接続口83と、第2のバイパス管路流量調整弁79の3つ目の接続口85とがお互いに連通し、第2のバイパス管路流量調整弁79の1つ目の接続口81が2つ目の接続口83および3つ目の接続口85から遮断し、第2の冷却媒体管路13と、蓄熱器9とに第1の冷却媒体が流れ、かつ、蓄熱器側環状流路(サブラジエータ7と、圧縮空気冷却用熱交換器63とを除く流路)87に蓄熱タンク循環冷却水が流れるようになって構成されているので、蓄熱器側環状流路87を流れるポンプが不要であり、冷却システム1の構成を簡素化することができる。
また、冷却システム1では、暖機時は、エンジン冷却水の水温が上昇するまでは、蓄熱材57の熱をトランスミッションオイルの加温と暖房に使用し、エンジン冷却水温がある程度まで上昇したら、エンジン冷却水によるトランスミッションオイルの加温と暖房に切り替える。また、冷却時は、通常は水冷クーラで冷却し、登坂走行など限界時は蓄熱材57で熱回収する。
したがって、車両が登坂しているときは、一時的な下り坂など負荷軽減時に、外気への放熱経路を用いて放熱し、蓄熱材57を回復させる。
なお、トランスミッションオイルの温度よりもエンジン冷却水が高温になった場合は、エンジン冷却水の熱回収による蓄熱を行う。
(a)登坂など限界走行時にエンジン冷却水の水温あるいはトランスミッションオイルの温度が限界値をオーバーした場合、選択的に蓄熱材57に蓄熱することにより、油水温を限界以下に維持する。一つの蓄熱器9で両者を賄えるので、軽量小型化が達成できる(図14、図18等参照)。
(b)冷間時は、トランスミッションオイル用熱交換器(ミッションオイルクーラ)23に蓄熱材57の高温水を流通させることにより、暖機性能を確保する。エンジン冷却水の水温が上昇したら、冷却水をミッションオイルクーラ23に流通させる。このように、高温となる方に冷却水を選択的に流通させることができる(図12)。
上記に加え、空調機暖房用熱交換器(ヒータコア)21を経路に含ませることにより、暖房暖機性能を向上できる。トランスミッションオイルと同様、冷却水と蓄熱温度の高い方を選択的にヒータコア21に流通させる。
熱地では、上記(a)により蓄熱材57が飽和した後も、外気への放熱システムを含んでいるため、モード走行中の低負荷時に蓄熱材57から放熱させ、蓄熱効果を復活させることができる(図18等)。
CAC63のサブラジエータ7のみを外気への放熱手段に連結するモードを可能とすることで、加速中に吸気温を低下させ、加速性能を確保できる。
原動機3の停止時も、ポンプ19で蓄熱器9と流通させることができるため、アイドルストップ時の暖房性能を確保できる。
1 冷却システム
3 原動機(エンジン)
5 第1の熱交換器(メインラジエータ)
7 第2の熱交換器(サブラジエータ)
9 蓄熱器(蓄熱タンク)
11 第1の冷却媒体管路
13 第2の冷却媒体管路
15 第1の流量調整機構(第1の冷却媒体流量調整弁)
17 第3の冷却媒体管路
19 ポンプ(第2の冷却媒体用ポンプ)
21 空調機暖房用熱交換器(H/C)
23 トランスミッションオイル用熱交換器(O/C/W)
25 第2の流量調整機構
55 制御部(制御手段)
57 蓄熱材
59 環状管路
61 並列接続用管路
63 圧縮空気冷却用熱交換器(CAC)
65 トランスミッションオイル用熱交換器流量調整弁
67 第1のバイパス管路
69 第2のバイパス管路
71 環状管路第1部位
73 環状管路第2部位
75 環状管路第3部位
77 環状管路第4部位
79 第2のバイパス管路流量調整弁
81 1つ目の接続口
83 2つ目の接続口
85 3つ目の接続口
87 環状流路

Claims (6)

  1. 車両に搭載されている原動機と、第1の熱交換器と、第2の熱交換器と、蓄熱器と、
    第1の冷却媒体を前記原動機と前記第1の熱交換器との間で流すために設けられた第1の冷却媒体管路と、
    前記第1の冷却媒体を前記原動機と前記蓄熱器との間で流すために、前記第1の冷却媒体管路の途中に分岐して設けられた第2の冷却媒体管路と、
    前記第2の冷却媒体管路を流れる前記第1の冷却媒体の流れを調整する第1の流量調整機構と、
    第2の冷却媒体を前記第2の熱交換器と前記蓄熱器との間で流すために設けられた第3の冷却媒体管路と、
    前記第3の冷却媒体管路に第2の冷却媒体を流すためのポンプと、
    前記第3の冷却媒体管路の途中に設けられた空調機暖房用熱交換器と、
    前記第3の冷却媒体管路の途中に設けられたトランスミッションオイル用熱交換器と、
    前記第3の冷却媒体管路を流れる第2の冷却媒体の流れを調整する第2の流量調整機構と、
    を有することを特徴とする冷却システム。
  2. 請求項1に記載の冷却システムにおいて、
    外気温度に応じて、前記第3の冷却媒体管路を流れる第2の冷却媒体の流れを調整するように、前記第2の流量調整機構を制御する制御部を有することを特徴とする冷却システム。
  3. 請求項2に記載の冷却システムにおいて、
    前記制御部は、前記車両のアクセルの開度、前記原動機がアイドル状態であるか否か、前記トランスミッションオイルの温度、前記蓄熱器の蓄熱材の温度、前記第1の冷却媒体の温度の少なくともいずれか1つの状況に応じて、前記第2の流量調整機構を制御するように構成されていることを特徴とする冷却システム。
  4. 請求項1に記載の冷却システムにおいて、
    前記第3の冷却媒体管路は、前記蓄熱器と前記空調機暖房用熱交換器と前記第2の冷却媒体を流すためのポンプと前記第2の熱交換器と圧縮空気冷却用熱交換器とをこの順で環状につないでいる環状管路と、前記トランスミッションオイル用熱交換器を前記空調機暖房用熱交換器と並列接続している並列接続用管路とを備えて構成されており、
    前記第2の流量調整機構は、前記並列接続用管路の途中に設けられているトランスミッションオイル用熱交換器流量調整弁を備えて構成されていることを特徴とする冷却システム。
  5. 請求項4に記載の冷却システムにおいて、
    前記第3の冷却媒体管路は、第1のバイパス管路と、第2のバイパス管路とを備えて構成されており、
    前記第1のバイパス管路は、前記圧縮空気冷却用熱交換器と前記蓄熱器との間における前記環状管路の途中の所定の部位である環状管路第1部位と、前記空調器暖房用熱交換器および前記トランスミッションオイル用熱交換器と前記第2の冷却媒体を流すためのポンプとの間における前記環状管路の途中の所定の部位である環状管路第2部位とをつないでおり、
    前記第2のバイパス管路は、前記圧縮空気冷却用熱交換器と前記環状管路第1部位との間における前記環状管路の途中の所定の部位である環状管路第3部位と、前記環状管路第2部位と前記第2の冷却媒体を流すためのポンプとの間における前記環状管路の途中の所定の部位である環状管路第4部位とをつないでおり、
    前記第2の流量調整機構は、前記環状管路第4部位に設けられた第2のバイパス管路流量調整弁を備えて構成されており、
    前記第2のバイパス管路流量調整弁は、3つの接続口を備えた3方弁で構成されており、1つ目の接続口が前記環状管路第2部位側の環状管路につながっており、2つ目の接続口が前記第2の冷却媒体を流すためのポンプ側の環状管路につながっており、3つ目の接続口が前記第2のバイパス管路につながっており、
    前記第2のバイパス管路流量調整弁で、前記2つ目の接続口と前記3つ目の接続口とがお互いに連通されており、前記1つ目の接続口が前記2つ目の接続口および前記3つ目の接続口から遮断されているときには、前記第2の冷却媒体管路と前記蓄熱器とを流れる前記第1の冷却媒体によって、前記蓄熱器と前記空調機暖房用熱交換器と前記環状管路の一部と前記第1のバイパス管路とによって形成された環状流路に、前記第2の冷却媒体が流れるように構成されていることを特徴とする冷却システム。
  6. 請求項5に記載の冷却システムにおいて、
    外気温度が所定の温度よりも低く、前記車両のアクセル開度が所定の開度よりも小さく、前記原動機がアイドル状態であり、前記車両のトランスミッションオイルの温度が所定の温度よりも高く、前記蓄熱器内の蓄熱材の温度が溶融温度よりも高く、かつ、前記第1の冷却媒体の温度が所定の温度よりも低いか、
    もしくは、外気温度が所定の温度よりも低く、前記車両のアクセル開度が所定の開度よりも大きく、かつ、前記第1の冷却媒体の温度が所定の温度よりも低いか、
    もしくは、外気温度が所定の温度よりも低く、前記車両のアクセル開度が所定の開度よりも小さく、前記原動機がアイドル状態であり、前記車両のトランスミッションオイルの温度が所定の温度よりも高く、前記蓄熱器内の蓄熱材の温度が溶融温度よりも低く、前記第1の冷却媒体の温度が前記蓄熱器内の蓄熱材の温度よりも低く、かつ、前記第1の冷却媒体の温度が所定の温度よりも低いか、
    もしくは、外気温度が所定の温度よりも高く、前記車両のアクセル開度が所定の開度よりも小さく、前記車両のトランスミッションオイルの温度が所定の温度よりも低く、前記第1の冷却媒体の温度が所定の温度よりも低く、前記蓄熱器内の蓄熱材の温度が溶融温度よりも低く、かつ、前記第1の冷却媒体の温度が所定の温度よりも低いか、
    もしくは、外気温度が所定の温度よりも高く、前記車両のアクセル開度が所定の開度よりも大きく、かつ、前記第1の冷却媒体の温度が所定の温度よりも低いときに、
    前記第2のバイパス管路流量調整弁の前記2つ目の接続口と前記3つ目の接続口とがお互いに連通し、前記1つ目の接続口を前記2つ目の接続口および前記3つ目の接続口から遮断し、第2の冷却媒体管路と蓄熱器とに第1の冷却媒体が流れるように、前記第2のバイパス回路流量調整弁と、前記第1の冷却媒体流路調整弁とを制御する制御部を有することを特徴とする冷却システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112649041A (zh) * 2020-11-24 2021-04-13 武汉船用电力推进装置研究所(中国船舶重工集团公司第七一二研究所) 一种超导电机用冷媒传输件传输性能测量装置及方法

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