JP2016165447A - パルスフォトメータ、および血中吸光物質濃度の算出方法 - Google Patents

パルスフォトメータ、および血中吸光物質濃度の算出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】非観血的に算出される血中吸光物質濃度の正確性を向上する。【解決手段】第一発光部11は、第一波長λ1を含む第一の光を出射する。第二発光部12は、第二波長λ2を含む第二の光を出射する。受光部20は、被検者2の身体を透過あるいは反射した第一の光の強度に応じて第一強度信号I1を出力し、当該身体を透過あるいは反射した第二の光の強度に応じて第二強度信号I2を出力する。第一変化量取得部31は、第一強度信号I1に基づいて、被検者2の血液の脈動に伴う第一の光の減光度変化量ΔA1に対応する第一変化量Δ1を取得する。第二変化量取得部32は、第二強度信号I2に基づいて、当該脈動に伴う第二の光の減光度変化量ΔA2に対応する第二変化量Δ2を取得する。濃度算出部40は、第一変化量Δ1と第二変化量Δ2に基づいて、当該血液の血中吸光物質濃度(SpO2)を算出する。第二変化量Δ2は、第一の光の減光度変化量ΔA1の逆数値に基づく第一補正量k1を含んでいる。【選択図】図1

Description

本発明は、被検者の血中吸光物質濃度を算出するパルスフォトメータ、および当該パルスフォトメータを用いて当該血中吸光物質濃度を算出する方法に関する。
パルスフォトメータは、被検者の血中吸光物質の濃度を算出する装置である。具体的には、当該血中吸光物質濃度によって血液の吸光係数の比が異なる複数の波長の光が、当該被検者の生体組織に照射される。当該生体組織を透過または反射した各波長の光量が検出される。各波長の光量は、当該被検者の血液の脈動に伴って変化する。したがって、脈動に起因する各波長の光量の経時変化が、脈波信号として取得される。各波長に係る脈波信号の振幅は、当該波長に係る減光度変化量に対応する。血中吸光物質濃度は、各波長に係る減光度変化量の比に基づいて算出される(例えば、特許文献1を参照)。
血中吸光物質濃度の一例として、血液の酸素化の指標として用いられる動脈血酸素飽和度(以下、SaO2と称する)が知られている。SaO2の値を得るためには観血的な測定が必要であるため、非観血的な算出が可能である経皮的動脈血酸素飽和度(以下、SpO2と称する)が、当該指標として普及している。SpO2は、パルスフォトメータの一例であるパルスオキシメータによって測定される。
特許4196209号公報
算出されるSpO2の値は、実際のSaO2の値に等しいことが理想的である。しかしながら、ある条件下では両者の値が乖離しうることが知られている。特に、上記脈波信号の振幅が小さい場合において、SpO2の値が、実際のSaO2の値よりも高く算出される傾向がある。この場合、SpO2の値が被検者の正常状態を示していても、実際には当該被検者が低酸素血症に陥っているという事態が起こりうる。
よって、本発明は、非観血的に算出される血中吸光物質濃度の正確性を向上することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明がとりうる第一の態様は、パルスフォトメータであって、
第一波長を含む第一の光を出射するように構成された第一発光部と、
第二波長を含む第二の光を出射するように構成された第二発光部と、
被検者の身体を透過あるいは反射した前記第一の光の強度に応じて第一強度信号を出力し、前記身体を透過あるいは反射した前記第二の光の強度に応じて第二強度信号を出力するように構成された受光部と、
前記第一強度信号に基づいて、前記被検者の血液の脈動に伴う前記第一の光の減光度変化量に対応する第一変化量を取得するように構成された第一変化量取得部と、
前記第二強度信号に基づいて、前記脈動に伴う前記第二の光の減光度変化量に対応する第二変化量を取得するように構成された第二変化量取得部と、
前記第一変化量と前記第二変化量に基づいて、前記血液における血中吸光物質濃度を算出するように構成された濃度算出部と、
を備えており、
前記第二変化量は、前記第一の光の減光度変化量の逆数値に基づく第一補正量を含んでいる。
パルスフォトメータにより取得される血中吸光物質濃度の値は、特に脈波信号の振幅が小さい場合において誤差が大きくなる傾向がある。発明者らは、脈波信号の振幅に対応する第一の光の減光度変化量に着目し、誤差との関係を調べた。その結果、発明者らは、第一の光の減光度変化量の逆数値と誤差の大きさとが比例関係にあることを見出した。誤差の大きさは、血中吸光物質濃度の測定値Cmと基準値Crの差分として表される。ここでk1は比例定数である。

Cm−Cr=−k1/ΔA1
これより、次式が得られる。

Cr=Cm+(k1/ΔA1)

すなわち、パルスフォトメータによる測定値Cmに当該補正値を加えることにより、基準値Crが得られることが判る。
他方、血中吸光物質濃度は、第一の光の減光度変化量ΔA1と第二の光の減光度変化量ΔA2の比である減光度変化量比Φ21(=ΔA2/ΔA1)の関数である。したがって、次式が得られる。

Cr ∝ Φ21+(k1/ΔA1)
∝(ΔA2/ΔA1)+(k1/ΔA1)
∝(ΔA2+k1)/ΔA1

すなわち、上述の関係から得られる比例定数k1に相当する補正量を第二の光の減光度変化量ΔA2に加えることにより、パルスフォトメータによる測定値Cmを、基準値Crに近づけうることが判る。
第二変化量取得部は、第二の光の減光度変化量ΔA2に対応する第二変化量を取得するように構成されている。第二変化量は、上記の知見に基づき、(ΔA2+k1)となるように設定される。
このような構成によれば、非観血的に算出される血中吸光物質濃度の正確性を向上できる。
上記のパルスフォトメータは、以下のように構成されうる。
前記第一補正量は、複数の被検者より得られた複数の血中吸光物質濃度に基づいて予め統計的に定められた定数である。
このような構成によれば、第二変化量取得部は、統計的に定められた定数である第一補正量に基づいて動作する。これにより、第一補正量の信頼性が向上するだけでなく、第二変化量取得部における処理負荷を抑制できる。したがって、非観血的に算出される血中吸光物質濃度の正確性を容易に向上できる。
上記のパルスフォトメータは、以下のように構成されうる。
前記第一の光と前記第二の光の一方は赤色光であり、
前記第一の光と前記第二の光の他方は赤外光である。
赤色光と赤外光は、酸素飽和度によって血液の吸光係数の比が異なる組合せである。そのため、このような構成によれば、特にSpO2を正確に算出できる。
上記のパルスフォトメータは、以下のように構成されうる。
第三発光部と、
第三変化量取得部と、
を備えており、
前記第三発光部は、第三波長を含む第三の光を出射するように構成されており、
前記受光部は、前記身体を透過あるいは反射した前記第三の光の強度に応じて第三強度信号を出力するように構成されており、
前記第三変化量取得部は、前記第三強度信号に基づいて、前記脈動に伴う前記第三の光の減光度変化量に対応する第三変化量を取得するように構成されており、
前記濃度算出部は、前記第一変化量、前記第二変化量、および前記第三変化量に基づいて、前記血中吸光物質濃度を算出するように構成されており、
前記第三変化量は、前記第一の光の減光度変化量の逆数値に基づく第二補正量を含んでいる。
三種の波長を用いるこのような構成によれば、非観血的に算出される血中吸光物質濃度の正確性をより向上できる。
この場合、上記のパルスフォトメータは、以下のように構成されうる。
前記第二補正量は、複数の被検者より得られた複数の血中吸光物質濃度に基づいて予め統計的に定められた定数である。
このような構成によれば、第二変化量取得部は、統計的に定められた定数である第一補正量に基づいて動作する。また、第三変化量取得部は、統計的に定められた定数である第二補正量に基づいて動作する。これにより、第一補正量と第二補正量の信頼性が向上するだけでなく、第二変化量取得部と第三変化量取得部における処理負荷を抑制できる。したがって、非観血的に算出される血中吸光物質濃度の正確性を容易に向上できる。
また、上記のパルスフォトメータは、以下のように構成されうる。
前記第一波長、前記第二波長、および前記第三波長は、630nm、660nm、700nm、730nm、805nm、880nm、および940nmから選ばれている。
このような構成によれば、SpO2のみならず、一酸化炭素ヘモグロビン、Metヘモグロビン、血液に注入された色素などの血中濃度を算出できる。
したがって、上記の目的を達成するために本発明がとりうる第二の態様は、パルスフォトメータであって、
被検者の身体を透過あるいは反射した第一波長を含む第一の光の強度に対応する第一強度信号に基づいて、前記被検者の血液の脈動に伴う前記第一の光の減光度変化量に対応する第一変化量を取得するように構成された第一変化量取得部と、
前記身体を透過あるいは反射した第二波長を含む第二の光の強度に対応する第二強度信号に基づいて、前記脈動に伴う前記第二の光の減光度変化量に対応する第二変化量を取得するように構成された第二変化量取得部と、
前記第一変化量と前記第二変化量に基づいて、前記血液における血中吸光物質濃度を算出するように構成された濃度算出部と、
を備えており、
前記第二変化量は、前記第一の光の減光度変化量の逆数値に基づく第一補正量を含んでいる。
また、上記の目的を達成するために本発明がとりうる第三の態様は、血中吸光物質濃度の算出方法であって、
被検者の身体を透過あるいは反射した第一波長を含む第一の光の強度に対応する第一強度信号に基づいて、前記被検者の血液の脈動に伴う前記第一の光の減光度変化量に対応する第一変化量を、パルスフォトメータに取得させ、
前記身体を透過あるいは反射した第二波長を含む第二の光の強度に対応する第二強度信号に基づいて、前記脈動に伴う前記第二の光の減光度変化量に対応する第二変化量を、前記パルスフォトメータに取得させ、
前記第一変化量と前記第二変化量に基づいて、前記血液における血中吸光物質濃度を、前記パルスフォトメータに算出させ、
前記第二変化量は、前記第一の光の減光度変化量の逆数値に基づく第一補正量を含んでいる。
第一実施形態に係るパルスオキシメータの機能構成を示す図である。 図1のパルスオキシメータの動作を説明するための図である。 第二実施形態に係るパルスオキシメータの機能構成を示す図である。 図3のパルスオキシメータの動作を説明するための図である。
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例を以下詳細に説明する。図1は、第一実施形態に係るパルスオキシメータ1(パルスフォトメータの一例)の機能構成を示す図である。パルスオキシメータ1は、被検者2のSpO2を測定する装置である。SpO2は、酸素の運搬が可能なヘモグロビン量に対する酸化ヘモグロビン(血中吸光物質の一例)の割合(血中吸光物質濃度の一例)を示す。
パルスオキシメータ1は、第一発光部11を備えている。第一発光部11は、第一波長λ1を含む第一の光を出射するように構成されている。第一波長λ1の例としては、880nmや940nm(赤外光の一例)が挙げられる。第一発光部11は、例えば、第一の光を出射可能な半導体発光素子である。半導体発光素子の例としては、発光ダイオード(LED)、レーザダイオード、有機EL素子などが挙げられる。
パルスオキシメータ1は、第二発光部12を備えている。第二発光部12は、第二波長λ2を含む第二の光を出射するように構成されている。第二波長λ2の例としては、630nmや660nm(赤色光の一例)が挙げられる。第二発光部12は、例えば、第二の光を出射可能な半導体発光素子である。半導体発光素子の例としては、発光ダイオード(LED)、レーザダイオード、有機EL素子などが挙げられる。
パルスオキシメータ1は、受光部20を備えている。受光部20は、被検者2の身体を透過あるいは反射した第一の光の強度に応じて、第一強度信号I1を出力するように構成されている。また、受光部20は、当該被検者2の身体を透過あるいは反射した第二の光の強度に応じて、第二強度信号I2を出力するように構成されている。受光部20は、例えば、第一波長λ1と第二波長λ2に感度を有する光センサである。光センサの例としては、フォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトレジスタなどが挙げられる。
パルスオキシメータ1は、第一変化量取得部31を備えている。第一変化量取得部31は、受光部20から出力された第一強度信号I1の経時変化に基づいて、被検者2の血液の脈動に伴う第一の光の減光度変化量ΔA1を取得するように構成されている。第一の光の減光度変化量ΔA1は、次式で表される。

ΔA1=ln[I1/(I1−ΔI1)]≒ΔI1/I1 (1)

ここで、ΔI1は、被検者2の血液の脈動に伴う、第一強度信号I1の変化量を示している。
パルスオキシメータ1は、第二変化量取得部32を備えている。第二変化量取得部32は、受光部20から出力された第二強度信号I2の経時変化に基づいて、被検者2の血液の脈動に伴う第二の光の減光度変化量ΔA2を取得するように構成されている。第二の光の減光度変化量ΔA2は、次式で表される。

ΔA2=ln[I2/(I2−ΔI2)]≒ΔI2/I2 (2)

ここで、ΔI2は、被検者2の血液の脈動に伴う、第二強度信号I2の変化量を示している。
前述のように、パルスオキシメータにより取得されるSpO2の値は、特に脈波信号の振幅が小さい場合において、観血的に取得される動脈血酸素飽和度(以下SaO2と称する)の値より高くなる傾向がある。発明者らは、脈波信号の振幅に対応する第一の光の減光度変化量ΔA1に着目し、SpO2の値とSaO2の値の差異との関係を調べた。
図2の(A)は、その結果を示している。横軸は、第一の光の減光度変化量ΔA1の逆数に対応している。したがって、値が大きくなるほど脈波信号の振幅が小さいという状況を示している。縦軸は、SpO2の値とSaO2の値の差分に対応している。すなわち、縦軸は、取得されるSpO2の値に含まれる誤差量に対応している。発明者らは、第一の光の減光度変化量ΔA1の逆数値と取得されるSpO2の値に含まれる誤差量とが比例関係にあることを見出した。すなわち、次式が得られる。

SpO2−SaO2=−k1/ΔA1 (3)

ここでk1は比例定数である。
SaO2の値は、パルスオキシメータにより取得されるSpO2の基準値であるとみなせる。当該基準値は、式(3)より次式のように表される。

SaO2=SpO2+(k1/ΔA1) (4)

すなわち、式(3)の右辺は、正確なSpO2の値を得るために必要な補正値とみなせる。式(4)によれば、パルスオキシメータにより取得されたSpO2の値に当該補正値を加えることにより、基準値が得られることが判る。
他方、SpO2は、第一の光の減光度変化量ΔA1と第二の光の減光度変化量ΔA2の比である減光度変化量比Φ21(=ΔA2/ΔA1)の関数である。したがって、式(4)より次式が得られる。

SaO2∝ Φ21+(k1/ΔA1)
∝(ΔA2/ΔA1)+(k1/ΔA1)
∝(ΔA2+k1)/ΔA1 (5)
すなわち、図2の(A)に示した関係から得られる比例定数k1に相当する補正量を第二の光の減光度変化量ΔA2に加えることにより、パルスオキシメータにより取得されるSpO2の値を、SaO2の値に近づけうることが判る。
第一変化量取得部31は、第一の光の減光度変化量ΔA1に対応する第一変化量Δ1を取得するように構成されている。第一変化量Δ1は、第一の光の減光度変化量ΔA1と実質的に同一である。
第二変化量取得部32は、第二の光の減光度変化量ΔA2に対応する第二変化量Δ2を取得するように構成されている。第二変化量Δ2は、上記の知見に基づき、次式のように設定される。

Δ2=ΔA2+k1 (6)

k1は、第一の光の減光度変化量ΔA1の逆数値に基づく第一補正量とみなせる。すなわち、第二変化量Δ2は、第一補正量k1を含んでいる。
パルスオキシメータ1は、濃度算出部40を備えている。濃度算出部40は、第一変化量取得部31により取得された第一変化量Δ1と第二変化量取得部32により取得された第二変化量Δ2に基づいて、被検者2のSpO2を算出するように構成されている。具体的には、式(5)に基づいてSpO2を算出するように構成されている。
図2の(B)は、上記の濃度算出部40を備えているパルスオキシメータ1により算出されたSpO2の値とSaO2の値との差異を、図2の(A)と同様に示している。両者の差異を解消するには至っていないものの、第一補正量k1を用いない例と比較すると、脈波振幅の小さい領域(第一の光の減光度変化量ΔA1の逆数値が大きい領域)において誤差量が低減していることが判る。したがって、上記の構成によれば、非観血的に算出されるSpO2の正確性を向上できる。
第一補正量k1の値は、適宜に定められうる。本実施形態においては、第一補正量k1の値は、複数の被検者により得られた複数のSpO2とSaO2の差分値に基づいて、予め統計的に定められている。具体的には、図2の(A)に示したような複数の測定結果に最小二乗法などの統計的処理を施し、SpO2とSaO2の差分を低減できるような第一補正量k1を決定する。
このような構成によれば、第二変化量取得部32は、統計的に定められた定数である第一補正量k1に基づいて動作する。これにより、第一補正量k1の信頼性が向上するだけでなく、第二変化量取得部32における処理負荷を抑制できる。したがって、非観血的に算出されるSpO2の正確性を容易に向上できる。
本実施形態においては、第一の光として赤外光が用いられ、第二の光として赤色光が用いられている。しかしながら、第一の光として赤色光が用いられ、第二の光として赤外光が用いられてもよい。
本実施形態においては、共通の受光部20が、第一発光部11から出射された第一の光と第二発光部12から出射された第二の光を受けるように構成されている。しかしながら、第一の光を受けるための受光部と第二の光を受けるための受光部が独立して設けられる構成としてもよい。
図3は、第二実施形態に係るパルスオキシメータ1Aの機能構成を示す図である。第一実施形態に係るパルスオキシメータ1と同一あるいは同等の構成要素については、同一の参照番号を付与し、繰り返しとなる説明は省略する。
パルスオキシメータ1Aは、第三発光部13を備えている。第三発光部13は、第三波長λ3を含む第三の光を出射するように構成されている。第三波長λ3の例としては、700nm(赤色光の一例)、730nm(赤色光の一例)、805nm(赤外光の一例)などが挙げられる。第三発光部13は、例えば、第三の光を出射可能な半導体発光素子である。半導体発光素子の例としては、発光ダイオード(LED)、レーザダイオード、有機EL素子などが挙げられる。
受光部20は、被検者2の身体を透過あるいは反射した第三の光の強度に応じて、第三強度信号I3を出力するように構成されている。
パルスオキシメータ1Aは、第三変化量取得部33を備えている。第三変化量取得部33は、受光部20から出力された第三強度信号I3の経時変化に基づいて、被検者2の血液の脈動に伴う第三の光の減光度変化量ΔA3を取得するように構成されている。第三の光の減光度変化量ΔA3は、次式で表される。

ΔA3=ln[I3/(I3−ΔI3)]≒ΔI3/I3 (7)

ここで、ΔI3は、被検者2の血液の脈動に伴う、第三強度信号I3の変化量を示している。
図4の(A)は、三種の波長を用いてSpO2を測定した場合における、第一の光の減光度変化量ΔA1の逆数値と、SpO2の値とSaO2の値の差分値の関係を示している。横軸は前者に対応し、縦軸は後者に対応している。発明者らは、三種の波長を用いる場合においても、第一の光の減光度変化量ΔA1の逆数値と取得されるSpO2の値に含まれる誤差量とが比例関係にあることを見出した。
SpO2は、第一の光の減光度変化量ΔA1と第三の光の減光度変化量ΔA3の比である減光度変化量比Φ31(=ΔA3/ΔA1)の関数でもある。したがって、式(4)より次式が得られる。

SaO2∝ Φ21+(k1/ΔA1)、Φ31+(k2/ΔA1)
∝(ΔA2/ΔA1)+(k1/ΔA1)、
(ΔA3/ΔA1)+(k2/ΔA1)
∝(ΔA2+k1)/ΔA1、(ΔA3+k2)/ΔA1 (8)
すなわち、図4の(A)に示した関係から得られる第一補正量k1を第二の光の減光度変化量ΔA2に加え、第二補正量k2を第三の光の減光度変化量ΔA3に加えることにより、パルスオキシメータにより取得されるSpO2の値を、SaO2の値に近づけうることが判る。
第三変化量取得部33は、第三の光の減光度変化量ΔA3に対応する第三変化量Δ3を取得するように構成されている。第三変化量Δ3は、上記の知見に基づき、次式のように設定される。

Δ3=ΔA3+k2 (9)

k2は、第一の光の減光度変化量ΔA1の逆数値に基づく第二補正量とみなせる。すなわち、第三変化量Δ3は、第二補正量k2を含んでいる。
パルスオキシメータ1Aは、濃度取得部40Aを備えている。濃度取得部40は、第一変化量取得部31により取得された第一変化量Δ1、第二変化量取得部32により取得された第二変化量Δ2、および第三変化量取得部33により取得された第三変化量Δ3に基づいて、被検者2のSpO2を算出するように構成されている。具体的には、以下に示す処理を行なうように構成されている。
第一の光の減光度変化量ΔA1、第二の光の減光度変化量ΔA2、および第三の光の減光度変化量ΔA3は、次式で表わされうる。

ΔA1=ΔAb1+ΔAt1=Eb1HbΔDb+Σt1ΔDt (10)
ΔA2=ΔAb2+ΔAt2=Eb2HbΔDb+Σt2ΔDt (11)
ΔA3=ΔAb3+ΔAt3=Eb3HbΔDb+Σt3ΔDt (12)

ここで、Eは、吸光係数(dl g-1cm-1)を表している。Hbは、血中ヘモグロビン濃度(g dl-1)を表している。Σは、減光率(cm-1)を表している。ΔDは、血液の脈動に伴う厚み変化(cm)を表している。添え字bは、血液を表している。添え字tは、血液以外の組織を表している。添え字1は、第一の光を表している。添え字2は、第二の光を表している。添え字3は、第三の光を表している。
式(10)から式(12)は、以下のように変形されうる。

ΔA1=Eb1HbΔDb+Σt1ΔDt
=[Eb1+(Σt1ΔDt)/(HbΔDb)](HbΔDb)
=(Eb1+Ex1)(HbΔDb) (13)
ΔA2=Eb2HbΔDb+Σt2ΔDt
=[Eb2+(Σt2ΔDt)/(HbΔDb)](HbΔDb)
=(Eb2+Ex2)(HbΔDb) (14)
ΔA3=Eb3HbΔDb+Σt3ΔDt
=[Eb3+(Σt3ΔDt)/(HbΔDb)](HbΔDb)
=(Eb3+Ex3)(HbΔDb) (15)

ここで、Exは(ΣtΔDt)/(HbΔDb)を置き換えた変数である。添え字1は、第一の光を表している。添え字2は、第二の光を表している。添え字3は、第三の光を表している。
式(13)から式(15)は、以下のように変形されうる。

Eb1+Ex1−ΔA1/(HbΔDb)=0 (16)
Eb2+Ex2−ΔA2/(HbΔDb)=0 (17)
Eb3+Ex3−ΔA3/(HbΔDb)=0 (18)
式(16)から式(18)に関し、第二の光の血液の吸光係数Eb2と第三の光の血液の吸光係数Eb3は、第一の光の血液の吸光係数Eb1により、以下のように近似されうる。

Eb2=a2Eb1+b2 (19)
Eb3=a3Eb1+b3 (20)

ここで、aとbは定数である。添え字1は、第一の光を表している。添え字2は、第二の光を表している。添え字3は、第三の光を表している。
式(16)から式(18)に関し、第二の光のEx2と第三の光のEx3は、第一の光のEx1により、以下のように近似されうる。

Ex2=α2Ex1+β2 (21)
Ex3=α3Ex1+β3 (22)

ここで、αとβは定数である。添え字1は、第一の光を表している。添え字2は、第二の光を表している。添え字3は、第三の光を表している。
式(19)から式(22)を用いて式(16)から式(18)を書き換えると、次式が得られる。

Eb1+Ex1−ΔA1/(HbΔDb)=0 (23)

(a2Eb1+b2)+(α2Ex1+β2)−ΔA2/(HbΔDb)=0
a2Eb1+α2Ex1−ΔA2/(HbΔDb)=−b2−β2 (24)

(a3Eb1+b3)+(α3Ex1+β3)−ΔA3/(HbΔDb)=0
a3Eb1+α3Ex1−ΔA3/(HbΔDb)=−b3−β3 (25)
したがって、次の行列式を計算することにより、第一の光の血液の吸光係数Eb1が得られる。

Figure 2016165447
百分率表記であるSpO2をSと小数表記すると、吸光係数Eb1は、次式で表わされる。

Eb1=Eo1S+Er1(1−S) (27)

ここで、Eoは、酸化ヘモグロビンの吸光係数を表している。Erは、脱酸化ヘモグロビンの吸光係数を表している。添え字1は、第一の光を表している。
ここで、第一補正量k1を第二の光の減光度変化量ΔA2に加え、第二補正量k2を第三の光の減光度変化量ΔA3に加えることにより、パルスオキシメータにより取得されるSpO2の値を、SaO2の値に近づけうることが判る。

Figure 2016165447
式(6)と式(9)を用いて式(28)を書き換えると、次式が得られる。

Figure 2016165447
したがって、第一変化量取得部31により取得された第一変化量Δ1、第二変化量取得部32により取得された第二変化量Δ2、および第三変化量取得部33により取得された第三変化量Δ3に基づいて、濃度算出部40Aは、SpO2を算出するように構成されていることが判る。
図4の(B)は、上記の濃度算出部40Aを備えているパルスオキシメータ1Aにより算出されたSpO2の値とSaO2の値との差異を、図4の(A)と同様に示している。第一補正量k1および第二補正量k2を用いない例と比較すると、脈波振幅の小さい領域(第一の光の減光度変化量ΔA1の逆数値が大きい領域)において誤差量が大幅に低減していることが判る。したがって、上記の構成によれば、非観血的に算出されるSpO2の正確性を大幅に向上できる。
第一補正量k1と第二補正量k2の値は、適宜に定められうる。本実施形態においては、第一補正量k1と第二補正量k2の値は、複数の被検者により得られた複数のSpO2とSaO2の差分値に基づいて、予め統計的に定められている。具体的には、図4の(A)に示したような複数の測定結果に最小二乗法などの統計的処理を施し、SpO2とSaO2の差分を低減できるような第一補正量k1と第二補正量k2を決定する。
このような構成によれば、第二変化量取得部32は、統計的に定められた定数である第一補正量k1に基づいて動作する。また、第三変化量取得部33は、統計的に定められた定数である第二補正量k2に基づいて動作する。これにより、第一補正量k1と第二補正量k2の信頼性が向上するだけでなく、第二変化量取得部32と第三変化量取得部33における処理負荷を抑制できる。したがって、非観血的に算出されるSpO2の正確性を容易かつ大幅に向上できる。
本実施形態においては、第一の光として赤外光が用いられ、第二の光および第三の光として赤色光が用いられている。しかしながら、第一の光として赤色光が用いられ、第二の光と第三の光の一方に赤色光が用いられ、他方に赤外光が用いられてもよい。あるいは、第一の光、第二の光、および第三の光のうちいずれか二つに赤外光が用いられ、残りの一つに赤色光が用いられてもよい。
本実施形態においては、共通の受光部20が、第一発光部11から出射された第一の光、第二発光部12から出射された第二の光、および第三発光部13から出射された第三の光を受けるように構成されている。しかしながら、第一の光を受けるための受光部、第二の光を受けるための受光部、および第三の光を受けるための受光部の少なくとも一つが独立して設けられる構成としてもよい。
赤色光と赤外光は、酸素飽和度によって血液の吸光係数の比が異なる組合せであるため、特にSpO2の算出の正確性を向上させることができる。
上記の各実施形態は、本発明の理解を容易にするための例示にすぎない。上記の各実施形態に係る構成は、本発明の趣旨を逸脱しなければ、適宜に変更・改良されうる。また、等価物が本発明の技術的範囲に含まれることは明らかである。
上記の各実施形態においては、SpO2を算出するパルスオキシメータが例示されている。しかしながら、本発明は、他の血中吸光物質の濃度を算出する他のパルスフォトメータに適用可能である。他の血中吸光物質の例としては、一酸化炭素ヘモグロビン、Metヘモグロビン、血液に注入された色素などが挙げられる。その場合、対象とする血中吸光物質濃度によって血液の吸光係数の比が実質的に異なる組合せとなるように各光の波長が選ばれる。
四種以上の波長を含む四種以上の光が血中吸光物質濃度の特定に用いられる構成とされうる。例えば、4つの波長λ1、λ2、λ3、およびλ4は、以下のように選ばれうる。
λ1=630nm、λ2=660nm、λ3=700nm、λ4=880nm
λ1=660nm、λ2=700nm、λ3=880nm、λ4=940nm
上記の各実施形態において、第一変化量取得部31、第二変化量取得部32、第三変化量取得部33、および濃度算出部40(40A)の機能は、通信可能に接続されたプロセッサとメモリの協働により実行されるソフトウェアにより実現されている。プロセッサの例としては、CPUやMPUが挙げられる。メモリの例としては、RAMやROMが挙げられる。しかしながら、第一変化量取得部31、第二変化量取得部32、第三変化量取得部33、および濃度算出部40(40A)の少なくとも一つの機能は、回路素子などのハードウェアにより、あるいはハードウェアとソフトウェアの組合せにより実現されうる。
1、1A:パルスオキシメータ、2:被検者、11:第一発光部、12:第二発光部、13:第三発光部、20:受光部、31:第一変化量取得部、32:第二変化量取得部、33:第三変化量取得部、40、40A:濃度取得部、λ1:第一波長、λ2:第二波長、λ3:第三波長、I1:第一強度信号、I2:第二強度信号、I3:第三強度信号、ΔA1:第一の光の減光度変化量、ΔA2:第二の光の減光度変化量、ΔA3:第三の光の減光度変化量、Δ1:第一変化量、Δ2:第二変化量、Δ3:第三変化量、k1:第一補正量、k2:第二補正量

Claims (8)

  1. 第一波長を含む第一の光を出射するように構成された第一発光部と、
    第二波長を含む第二の光を出射するように構成された第二発光部と、
    被検者の身体を透過あるいは反射した前記第一の光の強度に応じて第一強度信号を出力し、前記身体を透過あるいは反射した前記第二の光の強度に応じて第二強度信号を出力するように構成された受光部と、
    前記第一強度信号に基づいて、前記被検者の血液の脈動に伴う前記第一の光の減光度変化量に対応する第一変化量を取得するように構成された第一変化量取得部と、
    前記第二強度信号に基づいて、前記脈動に伴う前記第二の光の減光度変化量に対応する第二変化量を取得するように構成された第二変化量取得部と、
    前記第一変化量と前記第二変化量に基づいて、前記血液における血中吸光物質濃度を算出するように構成された濃度算出部と、
    を備えており、
    前記第二変化量は、前記第一の光の減光度変化量の逆数値に基づく第一補正量を含んでいる、
    パルスフォトメータ。
  2. 前記第一補正量は、複数の被検者より得られた複数の血中吸光物質濃度に基づいて予め統計的に定められた定数である、
    請求項1に記載のパルスフォトメータ。
  3. 前記第一の光と前記第二の光の一方は赤色光であり、
    前記第一の光と前記第二の光の他方は赤外光である、
    請求項1または2に記載のパルスフォトメータ。
  4. 第三発光部と、
    第三変化量取得部と、
    を備えており、
    前記第三発光部は、第三波長を含む第三の光を出射するように構成されており、
    前記受光部は、前記身体を透過あるいは反射した前記第三の光の強度に応じて第三強度信号を出力するように構成されており、
    前記第三変化量取得部は、前記第三強度信号に基づいて、前記脈動に伴う前記第三の光の減光度変化量に対応する第三変化量を取得するように構成されており、
    前記濃度算出部は、前記第一変化量、前記第二変化量、および前記第三変化量に基づいて、前記血中吸光物質濃度を算出するように構成されており、
    前記第三変化量は、前記第一の光の減光度変化量の逆数値に基づく第二補正量を含んでいる、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のパルスフォトメータ。
  5. 前記第二補正量は、複数の被検者より得られた複数の血中吸光物質濃度に基づいて予め統計的に定められた定数である、
    請求項4に記載のパルスフォトメータ。
  6. 前記第一波長、前記第二波長、および前記第三波長は、630nm、660nm、700nm、730nm、805nm、880nm、および940nmから選ばれている、
    請求項4または5に記載のパルスフォトメータ。
  7. 被検者の身体を透過あるいは反射した第一波長を含む第一の光の強度に対応する第一強度信号に基づいて、前記被検者の血液の脈動に伴う前記第一の光の減光度変化量に対応する第一変化量を取得するように構成された第一変化量取得部と、
    前記身体を透過あるいは反射した第二波長を含む第二の光の強度に対応する第二強度信号に基づいて、前記脈動に伴う前記第二の光の減光度変化量に対応する第二変化量を取得するように構成された第二変化量取得部と、
    前記第一変化量と前記第二変化量に基づいて、前記血液における血中吸光物質濃度を算出するように構成された濃度算出部と、
    を備えており、
    前記第二変化量は、前記第一の光の減光度変化量の逆数値に基づく第一補正量を含んでいる、
    パルスフォトメータ。
  8. 被検者の身体を透過あるいは反射した第一波長を含む第一の光の強度に対応する第一強度信号に基づいて、前記被検者の血液の脈動に伴う前記第一の光の減光度変化量に対応する第一変化量を、パルスフォトメータに取得させ、
    前記身体を透過あるいは反射した第二波長を含む第二の光の強度に対応する第二強度信号に基づいて、前記脈動に伴う前記第二の光の減光度変化量に対応する第二変化量を、前記パルスフォトメータに取得させ、
    前記第一変化量と前記第二変化量に基づいて、前記血液における血中吸光物質濃度を、前記パルスフォトメータに算出させ、
    前記第二変化量は、前記第一の光の減光度変化量の逆数値に基づく第一補正量を含んでいる、
    血中吸光物質濃度の算出方法。
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