JP2016165050A - 検出装置、検出方法、検出装置用プログラム、および、記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器等によるノイズの影響を受けることを防止するための検出装置等を提供する。【解決手段】電波を受信する受信手段に接続され、受信手段の受信感度にノイズ源が影響を及ぼしている場合の受信手段の受信感度である影響受信感度を検出しS1、S3、影響受信感度に基づき、受信手段またはノイズ源のうち少なくとも一方の設置位置を変更させる設置位置変更情報を出力するS4、S5、S8。【選択図】図4
Description
本願は、検出装置、検出方法、検出装置用プログラム、および、記録媒体の技術分野に属する。
移動体の一例の車両には、様々な電子機器が搭載されていて、地上デジタル放送等の受信機等の機器が他の電子機器等によるノイズの影響を受けることを防止する対策が施されている。例えば、下記特許文献1には、地上デジタル放送、ITS通信においてアンテナを共用し、高周波回路部内にて互いの送受信動作が干渉し合うことを防ぐため、それぞれの動作を周波数あるいは時間で分けることにより互いの干渉を防止する車載通信装置が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載されている技術では、ノイズ周波数と受信周波数が一致する、または近い場合、ノイズ周波数をフィルタのみで除去してしまうと、受信したい信号も一緒に除去してしまうという問題があった。
そこで本願は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、電子機器等によるノイズの影響を受けることを防止するための検出装置等を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、電波を受信する受信手段に接続され、前記受信手段の受信感度にノイズ源が影響を及ぼしている場合の、前記受信手段の受信感度である影響受信感度を検出する検出手段と、前記影響受信感度に基づき、前記受信手段または前記ノイズ源のうち少なくとも一方の設置位置を変更させる設置位置変更情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、電波を受信する受信手段に接続され、検出手段が、前記受信手段の受信感度にノイズ源が影響を及ぼしている場合の前記受信手段の受信感度である影響受信感度を検出する検出ステップと、出力手段が、前記影響受信感度に基づき、前記受信手段または前記ノイズ源のうち少なくとも一方の設置位置を変更させる設置位置変更情報を出力する出力ステップと、を有することを特徴とする。
本願を実施するための形態について、図1を用いて説明する。なお図1は、実施形態に係る検出装置の概要構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、電波を受信する受信手段に接続される検出装置1は、受信手段の受信感度にノイズ源が影響を及ぼしている場合の受信手段の受信感度である影響受信感度を検出する検出手段1aと、影響受信感度に基づき、受信手段またはノイズ源のうち少なくとも一方の設置位置を変更させる設置位置変更情報を出力する出力手段1bと、を備えて構成されている。
この構成において検出手段1aは、電波の強度を測定したり、電波の品質を示すC/N(carrier‐noise ratio)値、S/N(signal-noise ratio)値等を測定したりする機能を有する。受信感度は、受信手段の性能を示す1指標で、例えば、特定の信号対雑音比を有する特定の出力信号を生成するために必要な入力信号の最小の大きさである。受信感度は、C/N値やS/N値等により評価される。なお、電波の強度は、電圧や電力等である。
また、受信手段の一例として、ラジオ放送の受信機、TV放送の受信機、GPS受信機、移動体の交通情報通信システムの受信機、電子料金収受システムの送受信機、移動体通信網における基地局からの電波の送受信機等の受信装置が挙げられる。
また、受信手段の一例として、受信装置に接続され、電波を受信するアンテナ、アンテナから検出装置1までのリード線等が挙げられる。また、アンテナの一例として、ロッドアンテナ、ループアンテナ、パラボラアンテナ、フィルムアンテナ等の移動体に取り付け可能なアンテナが挙げられる。
また、ノイズ源の一例として、移動体に設置される様々な機器による内部のノイズ源や、外部からのノイズ源が挙げられる。ここで、移動体に設置される機器の一例として、移動体の操縦者の前方に画像を映し出すHUD(Head-Up Display)、移動体の周りの様子を撮影するカメラおよびカメラを制御する機器、電子料金収受システムの送受信用の機器、移動体の交通情報通信システムの機器、移動体通信網と送受信用の機器等が挙げられる。
ここで、移動体の一例として、車両、自動二輪車、航空機、船舶等が挙げられる。
受信手段の受信感度にノイズ源が影響を及ぼしている場合の受信手段の受信感度である影響受信感度を検出するとは、例えば、ノイズを発する機器の電源が入っている状態や、外部のノイズが強い状態や、受信したい電波の強度が弱い状態において、受信手段の受信感度を検出する場合が挙げられる。
この構成において出力手段1bは、映像および音声の少なくとも一方の成分を有する情報を出力する。出力手段1bの一例として、ナビゲーション装置およびHUD装置等におけるディスプレイやスピーカ等が挙げられる。出力手段1bは、受信手段またはノイズ源のうち少なくとも一方の設置位置を変更させる設置位置変更情報をユーザに通知する機能を有する。移動体における設置位置の一例として、移動体の内部および移動体の外側が挙げられる。例えば、移動体の窓の内側、移動体の内部の天井部分、移動体のダッシュボード、移動体のユーザの足下付近、移動体の窓の外側、移動体の天頂部分等が挙げられる。
また、設置位置変更情報の一例として、受信感度の値や受信感度が不十分である旨等の受信感度の良否の情報、現在の設置位置からの距離感を示す内容、現在の設置位置からの移動方向等が挙げられる。また、受信感度の状態を、数値や、色や音の高低で示してもよい。
また、設置位置変更情報の一例として、移動体の位置を変更させる情報でもよい。
以上説明したように、実施形態に係る検出装置1の動作によれば、他の電子機器等によるノイズの影響を受けることを防止することができる。
[1.検出装置の構成および機能概要]
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について、図2および図3を用いて説明する。なお以下に説明する実施例は、移動体の一例である車両等に取り付けられた検出装置に対して、本願を適用した場合の実施例である。
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について、図2および図3を用いて説明する。なお以下に説明する実施例は、移動体の一例である車両等に取り付けられた検出装置に対して、本願を適用した場合の実施例である。
図2は、実施例に係る検出装置の概要構成の一例を示すブロック図である。図3は、アンテナおよび機器の設置の一例を示す模式図である。
図2に示すように、検出装置1の一例のナビケーション装置10は、表示部11(出力手段1bの一例)と、記憶部12と、操作部13と、スピーカ部14(出力手段1bの一例)と、複数の受信部15(受信手段または検出手段1aの一例)と、複数の接続部16、制御部17(検出手段1aまたは出力手段1bの一例)とを有する。
ナビケーション装置10は、アンテナ20(受信手段の一例)および機器30(ノイズ源の一例)に接続される。
出力手段1bの一例である表示部11は、例えば、液晶表示素子またはEL(Electro Luminescence)素子等から構成される。表示部11は、例えば、タッチパネルのようなタッチスイッチ方式の表示パネルである。表示部11には、地図案内やルート案内等が表示される。検査モードの場合、設置位置変更情報が表示される。
記憶部12は、例えば、シリコンディスク、ハードディスクドライブ等により構成されている。記憶部12は、オペレーティングシステム、ナビゲーションプログラム、アプリケーションプログラム等の各種プログラム、地図情報等を記憶する。
なお、なお、各種プログラムは、例えば、無線通信網等のネットワークを介して取得されるようにしてもよいし、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
操作部13は、例えば、各種の操作ボタン、操作キーを有する。操作部13は、利用者からの入力を受け付ける。
出力手段1bの一例であるスピーカ部14は、例えば、楽曲や音声等の音等を出力する。
受信手段または検出手段の一例である各受信部15は、同調回路、検波回路、増幅回路等を有する。各受信部15は、例えば、AMラジオ放送の電波、FMラジオ放送の電波、地上デジタルTV放送の電波、GPS用の電波、移動体の交通情報通信システム用の電波等を、アンテナ20を介して受信する。各受信部15は、各受信部15に応じたアンテナ20に接続されている。各受信部15は、検出手段の一例として、受信した電波の強度を測定したり、C/N値等を測定したりする機能を有する。受信部15に複数のアンテナ20が接続される場合もある。
ナビケーション装置10に内蔵されている各受信部15は、検出装置に接続された受信手段の一例である。この場合、受信部15と制御部17との接続、または、アンテナ20と受信部15との接続が、受信手段に接続された検出装置1の一例である。なお、受信部15は、ナビケーション装置10に後付けで接続されてもよい。後付けの受信装置は、接続部16に接続してもよい。
接続部16は、例えば、HUDの機器30、移動体の周りの様子を撮影するカメラおよびカメラを制御する機器30、電子料金収受システムの送受信用の機器30、移動体の交通情報通信システムの機器30、移動体通信網と送受信用の機器30等が接続される。
接続部16に接続された各機器は、ナビケーション装置10からの指令により、機器の電源のON-OFFの制御が行われる。
制御部17は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成されている。制御部17は、CPUが、ROMや、RAMや、記憶部12に記憶された各種プログラムを読み出して実行する。例えば、制御部17は、目的地までの経路案内を行うための処理を実行したり、受信感度の判定等を行ったりする。また、制御部17は、ナビケーション装置10の全体の制御を行う。
図3に示すように、アンテナ20の一例であるアンテナ21、22(受信手段の一例)は、地上デジタルTV放送のアンテナや、移動体の交通情報通信システム用のアンテナ等である。アンテナ21、22は、車両の窓の内側に貼り付けることができるようになっている。アンテナ21、22は、配線ケーブル21a、22a(受信手段の一例)により、受信部15に接続される。
図3に示すように、HUD機器31は、配線ケーブル31aにより、ナビケーション装置10の接続部16に接続される。HUD機器31は、車両のサンバイザーに取り付けられる。
また、ナビケーション装置10の画面に車両の前方の映像を合成するために、車両の前方を撮像するための撮影器本体32は、ナビケーション装置10の接続部16に接続される。また、車両の前方を撮像するカメラ32aは、ルームミラーの裏に取り付けら、カメラ32aからの配線ケーブル32bが、操縦席の足下に設置された撮影器本体32に接続される。
配線ケーブル21a、22a、31a、32bは、車両内の操縦者の視界の邪魔にならないルートを通って、ナビケーション装置10の接続部16等に至る。
なお、機器30は、地上デジタルTV放送のチューナでもよく、機器30にアンテナ20が接続され、チューナは、専用の接続部16に接続される。
[2.検出装置の動作]
実施例に係るナビケーション装置の動作について、図4を用い説明する。
実施例に係るナビケーション装置の動作について、図4を用い説明する。
図4は、実施例に係る検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、例えば、地上デジタルTV放送用のアンテナ21、22を取り付ける場合を想定する。なお、HUD機器31や撮影器本体32およびカメラ32a等の機器30の設置でもよい。
配線ケーブル21a、22aをナビケーション装置10の所定の受信部15(地上デジタルTV放送用のアンテナ21、22に対応したチューナを有する受信部)に接続し、アンテナ21、22を車両の窓Wに、仮に取り付ける。ナビケーション装置10の電源を入れる。このとき、HUD機器31や撮影器本体32等の機器30の電源は入っていないとする。
図4に示すように、ナビケーション装置10は、非影響受信感度を検出する(ステップS1)。具体的には、制御部17は、アンテナ21、22が接続された受信部15に、電波の強度やC/N値を測定するように指令して、受信部15が、放送の電波の強度やC/N値を測定する。受信部15が測定結果の情報を制御部17に送る。このように、制御部17は、HUD機器31や撮影器本体32等の機器30の電源は入っていない状態での非影響受信感度を検出する。アンテナ21とアンテナ22とは、別々に受信感度を検出する。
このように、ナビケーション装置10は、前記ノイズ源から影響を受けていない場合の前記受信手段の非影響受信感度を検出する検出手段の一例として機能する。ナビケーション装置10は、前記ノイズ源から影響を受けている場合の前記影響受信感度と、前記ノイズ源から影響を受けていない場合の前記受信手段の非影響受信感度と、を検出する検出手段の一例として機能する。
次に、ナビケーション装置10は、対象機器の起動を指令する(ステップS2)。具体的には、制御部17は、HUD機器31や撮影器本体32等のナビケーション装置10に接続されている機器30に、起動指令を送信する。各機器30が起動する。
次に、ナビケーション装置10は、影響受信感度を検出する(ステップS3)。具体的には、制御部17は、アンテナ21、22が接続された受信部15に、電波の強度やC/N値を測定するように指令して、受信部15が放送の電波の強度やC/N値を測定する。受信部15が測定結果の情報を制御部17に送る。このように、制御部17は、HUD機器31や撮影器本体32等の機器30の電源は入っている状態での影響受信感度を検出する。アンテナ21とアンテナ22とは、別々に受信感度を検出する。
なお、検出手段の一例として制御部17は、各機器30に対して、個別に起動の指令を送信し、各機器30からの影響受信感度を検出してもよい。制御部17は、受信部15からのデータ(受信電波の波形や、電波強度情報等)から、C/N値等の受信感度を算出してもよい。
このように、ナビケーション装置10は、前記受信手段の受信感度にノイズ源が影響を及ぼしている場合の前記受信手段の影響受信感度を検出する検出手段の一例として機能する。
次に、ナビケーション装置10は、非影響受信感度と影響受信感度とを比較して、ノイズ源から影響を受けている影響の強さが、閾値以下か否かを判定する(ステップS4)。具体的には、制御部17は、非影響受信感度と影響受信感度との違いが、閾値以内である否かを判定する。制御部17は、影響受信感度と、非影響受信感度とが、例えば、2倍(電力比で3dB)以上異なるか否かを判定する。アンテナ21とアンテナ22とは、別々に判定を行う。
さらに具体的には、制御部17は、非影響受信感度と影響受信感度との差または比の絶対値を算出し、この絶対値が、閾値以内である否かを判定する。例えば、|影響受信感度/非影響受信感度|(例えば、C/N値の比の絶対値)、|影響受信感度−非影響受信感度|(例えば、C/N値の差の絶対値)、|(影響受信感度−非影響受信感度)/非影響受信感度|等が挙げられる。
ここで、閾値以上であるとは、例えば、影響受信感度と非影響受信感度とが大きく異なり、許容範囲外の場合である。機器30の起動でノイズが発生して、受信感度が低下すると、影響受信感度と非影響受信感度との差が大きくなる。図3に示すように、アンテナ22が、HUD機器31に近い場合や、アンテナ22の配線ケーブル22aが、HUD機器31の配線ケーブル31aが近い場合、ノイズを拾いやすく、受信感度が低下する。
一方、閾値より小さいとは、例えば、影響受信感度と非影響受信感度とがあまり変わりなく、許容範囲内の場合である。
このように、ナビケーション装置10は、前記影響受信感度と前記非影響受信感度とを比較して、前記ノイズ源から影響を受けている影響の強さが算出する第1算出手段の一例として機能する。また、ナビケーション装置10は、前記影響の強さが前記閾値を越えたか否かを判定する判定手段の一例として機能する。ナビケーション装置10は、前記ノイズ源から影響を受けている影響の強さが、前記影響受信感度と前記非影響受信感度との違いの絶対値であって、前記絶対値が、前記閾値を越えたか否かを判定する判定手段の一例として機能する。
閾値以下である場合(ステップS4;YES)、ナビケーション装置10は、取付位置が適切である旨を出力する(ステップS5)。具体的には、制御部17は、文字表示で表示部11、および、音声でスピーカ部14のうち少なくとも一方に、取付位置が適切である旨を出力する。このとき、アンテナ21とアンテナ22とは、区別できるように表示等を出力する。
閾値以下でない場合(ステップS4;NO)、ナビケーション装置10は、所定回数以上か否かを判定する(ステップS6)。具体的には、制御部17は、ステップS3からステップS9の処理の回数をカウントしていて、所定回数以上か否かを判定する。
所定回数以上である場合(ステップS6;YES)、ナビケーション装置10は、閾値を上げる(ステップS7)。これは、ステップS3からステップS9の処理のループの回数を制限するためで、所定回数を上回った場合、閾値を上げて、ステップS3からステップS4およびステップS6からステップS9の処理のループから抜け出しやすくするためである。
このように、ナビケーション装置10は、前記影響の強さと比較する閾値を算出する第2算出手段の一例として機能する。ナビケーション装置10は、前記閾値を、前記検出装置が起動してから前記設置位置変更情報を出力した回数に基づいて算出する算出手段の一例として機能する。ナビケーション装置10は、前記閾値を、前記回数に応じて、前記閾値を上げる第2算出手段の一例として機能する。ナビケーション装置10は、前記判定手段が再度、前記影響の強さが前記閾値を越えたか否かを判定するものであって、前記設置位置変更情報を出力した回数に基づいた閾値を算出する第2算出手段の一例として機能する。
次に、ナビケーション装置10は、取付位置が適切でない旨を出力する(ステップS8)。具体的には、制御部17は、文字表示で表示部11、および、音声でスピーカ部14のうち少なくとも一方に、取付位置が適切でない旨を出力する。このとき、アンテナ21とアンテナ22とは、区別できるように表示等を出力する。
アンテナ22に対して、取付位置が適切でない旨を認知したユーザは、仮止めされているアンテナ22の位置を変えたり、アンテナ22の配線ケーブル22aを動かしたり、配線経路を変えたりする。ユーザは、取付位置を変えて、アンテナ22を仮止めする。ユーザは、アンテナ22の取付位置を変えた旨の完了を、操作部13により入力する。
このように、ナビケーション装置10は、前記影響受信感度に基づき、前記受信手段または前記ノイズ源のうち少なくとも一方の設置位置を変更させる設置位置変更情報を出力する出力手段の一例として機能する。ナビケーション装置10は、前記影響受信感度と前記非影響受信感度との関係に基づき、前記設置位置変更情報を出力する出力手段の一例として機能する。ナビケーション装置10は、前記閾値を越えた場合、前記設置位置変更情報を出力する出力手段の一例として機能する。
次に、ナビケーション装置10は、取付位置の変更の確認を受け付ける(ステップS9)。具体的には、制御部17は、操作部13からの入力により、取付位置の変更の確認の信号を受け付けた場合、ステップS3の処理に戻る。
ナビケーション装置10は、閾値以内になるまで、制御部17は、ステップS3からステップS4およびステップS6からステップS9の処理の動作を、繰り返す。
以上説明したように、実施例に係る動作によれば、地上デジタルTV放送用のアンテナ21、22のようなアンテナ20を設置したり、HUD機器31や撮影器本体32のような、ノイズ源となる機器30を設置したりするユーザに対して、ナビケーション装置10が、アンテナ20または機器30のうち少なくとも一方の設置位置を変更させる設置位置変更情報を、表示部11およびスピーカ部14の少なくとも一方から指示することにより、受信手段またはノイズ源のうち少なくとも一方の設置位置をユーザが変更して、受信部15およびアンテナ20のような受信手段が、機器30のような他の電子機器等によるノイズの影響を受けることを防止することができる。
また、ノイズ源から影響を受けている場合の影響受信感度と、ノイズ源から影響を受けていない場合の受信手段の非影響受信感度と、を検出し、影響受信感度と非影響受信感度との関係に基づき、設置位置変更情報を出力する場合、非影響受信感度を基準として、より正確に設置位置変更情報をユーザに出力し、ユーザが設置位置を変更することにより、受信手段が、他の電子機器等によるノイズの影響を受けることを防止することができる。
また、影響受信感度と非影響受信感度とを比較して、ノイズ源から影響を受けている影響の強さが算出され、当該影響の強さが閾値を越えたか否かを判定し、閾値を越えた場合、出力手段が設置位置変更情報を出力する場合、影響受信感度と非影響受信感度とを比較することで、より精度の高い影響の強さが分かり、影響の強さが閾値を越えたか否かを判定することにより、より正確な判定ができる。
また、閾値を、ナビゲーション装置10のような検出装置が起動してから設置位置変更情報を出力した回数に基づいて算出する場合、設置位置変更情報の出力回数に応じて、閾値を可変にできる。
また、ノイズ源から影響を受けている影響の強さが、影響受信感度と非影響受信感度との違いの絶対値であって、絶対値が、閾値を越えたか否かを判定し、出力回数に応じて、閾値を上げる場合、出力回数が増えて、閾値を上げることで、判定が緩くなり、検査が終了しやすくなる。また、ユーザに対する負担が軽減する。
逆に、閾値を下げる場合は、出力回数が増加しやすくなり、より受信感度が良好な設置位置にユーザを誘導できる。
また、設置位置変更情報は、移動体の窓に取り付けられた受信手段の取り付け位置を変更させる情報を含む場合、移動体内部でも、電波を受信しやすい窓に取り付けることにより、受信手段をより的確な位置に設置できる。
なお、ステップS4の処理において、影響受信感度のみで、ノイズ源から影響を受けている影響の強さが、閾値以下か否かを判定してもよい。例えば、非影響受信感度と比較せずに、明らかに、ノイズ源から影響が強くて、ノイズが圧倒的に強い場合が挙げられる。この場合、ステップS1の非影響受信感度を検出しなくてもよい。
また、ナビケーション装置10は、ステップ8の処理において、非影響受信感度と影響受信感度との差に応じて、受信手段とノイズ源の機器30とを離す距離(設置位置を変更させる移動距離の一例)の情報を出力してもよい。例えば、非影響受信感度と影響受信感度との差が大きい場合、大きく離す旨を出力し、あまり差がない場合、少し離す旨を出力する。
また、ステップS3からステップS4およびステップS6からステップS9の処理のループにおける、前回の影響受信感度に基づき、ナビケーション装置10は、ステップ8の処理において、設置位置変更情報を出力してもよい。例えば、前回の検出より差が小さい場合、”適切な設置位置に近づきました”(設置位置を変更させる距離の情報の一例)、前回の検出より差が大きい場合、”適切な設置位置から離れました” (設置位置を変更させる距離の情報の一例)等を出力してもよい。また、ナビケーション装置10は、設置位置変更情報として、非影響受信感度と影響受信感度との差を出力してもよい。
また、ナビケーション装置10は、ステップS2の処理において、各機器30を順に起動させたり、1つの機器30のみを順に起動させたりした場合の各影響受信感度を検出してもよい。そのとき、ナビケーション装置10は、ステップ4の処理において、非影響受信感度と、各影響受信感度とを比較して、ステップ8の処理において、どの機器30からのノイズ影響が強いかを出力してもよい。また、ナビケーション装置10は、各機器30の設置位置情報に基づき、設置位置変更情報に、受信手段を移動させる方向の情報(設置位置を変更させる方向の情報の一例)を含ませてもよい。
影響受信感度と非影響受信感度との関係に基づいた、設置位置を変更させる距離または方向の情報を含む場合、アンテナ21、22または配線ケーブル21a、22aのようなアンテナ20の設置位置や、HUD機器31、撮影器本体32、または、配線ケーブル31a、32b、カメラ32a等の機器30の設置位置を変更させる距離または方向の情報により、ユーザがより、的確に設置位置を変更して、受信手段が、他の電子機器等によるノイズの影響を受けることを防止することができる。また、ユーザが少ない回数で、設置位置を変更することができる。
また、設置位置変更情報は、機器30や機器30の配線ケーブルを移動させる情報を含ませてもよい。例えば、ナビケーション装置10は、各機器30の各影響受信感度を検出して、最も影響が強い機器30を特定して、その特定された機器30の設置位置や機器30の配線ケーブルの設置位置を変更する旨を出力する。
また、ステップS1の非影響受信感度を検出する際、電波の受信感度のよい場所に車両を移動させてもよい。ナビケーション装置10は、設置位置変更情報として、移動体の一例である車両の位置を変更させる情報を出力する。
移動体の位置を変更させて、電波を受信する受信感度が所定値以上になるようにした後に、受信手段の影響受信感度を検出する場合、電波の受信環境が良好なところで、受信手段の取り付けができるため、より的確な設置位置に、アンテナ21、22または配線ケーブル21a、22aのような受信手段を取り付けることができる。
1:検出装置
10:ナビゲーション装置(検出装置)
20:アンテナ(受信手段)
30:機器(ノイズ源)
10:ナビゲーション装置(検出装置)
20:アンテナ(受信手段)
30:機器(ノイズ源)
Claims (7)
- 電波を受信する受信手段に接続され、
前記受信手段の受信感度にノイズ源が影響を及ぼしている場合の、前記受信手段の受信感度である影響受信感度を検出する検出手段と、
前記影響受信感度に基づき、前記受信手段または前記ノイズ源のうち少なくとも一方の設置位置を変更させる設置位置変更情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする検出装置。 - 請求項1に記載の検出装置において、
前記検出手段が、前記影響受信感度と、前記ノイズ源から影響を受けていない場合の前記受信手段の非影響受信感度と、を検出し、
前記出力手段が、前記影響受信感度と前記非影響受信感度との関係に基づき、前記設置位置変更情報を出力することを特徴とする検出装置。 - 請求項2に記載の検出装置において、
前記影響受信感度と前記非影響受信感度とを比較して、前記ノイズ源から影響を受けている影響の強さを算出する第1算出手段と、
前記影響の強さと比較する閾値を算出する第2算出手段と、
前記影響の強さが前記閾値を越えたか否かを判定する判定手段を更に備え、
前記閾値を越えた場合、前記出力手段が前記設置位置変更情報を出力し、
前記判定手段が再度、前記影響の強さが前記閾値を越えたか否かを判定するものであって、
前記第2算出手段は、前記設置位置変更情報を出力した回数に基づいた閾値を算出することを特徴とする検出装置。 - 請求項3に記載の検出装置において、
前記ノイズ源から影響を受けている影響の強さが、前記影響受信感度と前記非影響受信感度との違いの絶対値であって、
前記判定手段が、前記絶対値が前記閾値を越えたか否かを判定し、
前記第2算出手段が、前記回数に応じて、前記閾値を上げることを特徴とする検出装置。 - 電波を受信する受信手段に接続され、
検出手段が、前記受信手段の受信感度にノイズ源が影響を及ぼしている場合の前記受信手段の受信感度である影響受信感度を検出する検出ステップと、
出力手段が、前記影響受信感度に基づき、前記受信手段または前記ノイズ源のうち少なくとも一方の設置位置を変更させる設置位置変更情報を出力する出力ステップと、
を有することを特徴とする検出方法。 - コンピュータを、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の検出装置として機能させることを特徴とする検出装置用プログラム。
- 請求項6に記載の検出装置用プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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2015
- 2015-03-06 JP JP2015044626A patent/JP2016165050A/ja active Pending
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