JP2016163417A - 充電装置および充電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電極の露出を抑制することにより、安全性をより向上させるとともに、充電時における自律移動体の高精度な移動を必要としない充電装置を提供する。
【解決手段】充電装置(50)に備えられた開閉式カバー(32)は、充電装置側電極(31a)および充電装置側電極(31b)の上側に位置する軸(32a)を中心に回転するように設けられ、直動アクチュエータ(33)による充電装置側電極(31a)および充電装置側電極(31b)の移動につれて、開閉式カバー(32)が徐々に開放され、充電装置側電極(31a)および充電装置側電極(31b)が露出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、走行ロボットなどの自律移動体とドッキングし、上記自律移動体に備えられた充電式電源を充電する充電装置と、上記自律移動体と上記充電装置とを備えた充電システムに関するものである。
近年、例えば、自律移動可能な自律移動体が工場内の搬送に使用されるだけでなく、機能が追加され市場で販売されるようになってきた。このような自律移動体は、自律移動体内部の各部分を駆動させるための電源として、充電式電源(バッテリー)を搭載しており、この充電式電源に電力を供給し、充電を行うための自律移動体用の充電装置も、自律移動体とともに開発されている。
自律移動体および充電装置においては、一般的には、自律移動体側の充電式電源に接続された充電端子(充電電極)および充電装置側の給電端子(給電電極)は充電時以外にも露出した状態にあり、内部に備えられた保護回路で保護しているとはいえ、回路に異常が発生した場合などには、周囲に存在する人の安全が保証できない。
例えば、特許文献1には、充電台の給電端子と自走式掃除機の充電端子とが充電時以外にも露出された構成について開示されている。
また、特許文献2には、移動体に備えられた蓄電池端子と、充電接続装置に備えられたクランク機構で駆動され延伸する充電端子とについて記載されており、蓄電池端子と充電端子とは充電時以外にも露出された構成となっている。
特許文献3には、ロボットと給電装置との両方の充電に係る端子部(電極部)をカバー部材で保護し、安全に充電を行う充電システムに関する技術が開示されている。この構成によれば、ロボットと給電装置との両方に扉を設け、両装置が接触したことを検知した段階で該扉を開放し、ロボット側に設置された端子部を給電装置側へ伸張することにより、ロボット側の端子部と給電装置側の端子部とを接触させるようになっている。したがって、この構成によれば、端子部を充電時以外に露出させることなく、安全性を向上させた充電システムを実現している。
特開2009−238055号広報(2009年10月15日公開) 特開2002−134174号広報(2002年5月10日公開) 特開2013−82013号広報(2013年5月9日公開)
しかしながら、上記特許文献3に開示されている充電システムの場合、ロボット側の端子部は、円錐台形状を有し、その先端部に+側電極と−側電極とが設けられている。一方、給電装置側の端子部は、上記ロボット側の端子部と接触するため、円錐台形状の凹部を有するように形成されており、その先端部は、ロボット側の端子部の+側電極および−側電極のそれぞれと接触できるように+側電極と−側電極とが設けられている。このような端子部形状を有しているため、充電時には、ロボットは給電装置に対して、決められた位置に高精度に移動して止まる必要が生じ、この決められた位置から少しでもずれると、ロボットは給電装置に対して、新たに位置を取り直す必要が生じてしまう。
本発明の目的は、電極の露出を抑制することにより、安全性をより向上させるとともに、充電時における自律移動体の高精度な移動を必要としない充電装置および充電システムを提供することにある。
本発明の充電装置は、上記課題を解決するために、第1電極と、第2電極と、上記第1および第2電極を保護する開閉式カバーと、を備えた充電装置であって、上記第1および第2電極を上記充電装置の外側に延伸させる延伸機構を備え、上記第1および第2電極は、上記充電装置の高さ方向である第1方向より上記第1方向と直交する第2方向に長い形状を有し、かつ、上記第1方向において所定間隔で配置されており、上記開閉式カバーは、上記第1および第2電極の上側または下側に位置する上記第2方向の軸を中心に回転するように設けられ、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動につれて、上記開閉式カバーが徐々に開放され、上記第1および第2電極が露出することを特徴としている。
本発明の一態様によれば、電極の露出を抑制することにより、安全性をより向上させるとともに、充電時における自律移動体の高精度な移動を必要としない充電装置を実現できる。
本発明の一実施形態に係る走行ロボットと充電装置とを備えた充電システムの概略構成を示す図である。 図1に図示した走行ロボットに備えられたスライドカバーの一例の概略構成を示す図である。 図1に図示した充電装置に備えられた直動アクチュエータの一例の概略構成を示す図である。 図1に図示した走行ロボットの制御系の一例を説明するための図である。 図1に図示した充電装置の制御系の一例を説明するための図である。 図1に図示した走行ロボットと充電装置とが接近して通信している場合を説明するための図である。 図1に図示した走行ロボットと充電装置とがドッキングして充電を行う場合の手順の一例を説明するための図である。 図1に図示した走行ロボットと充電装置とがドッキングして充電を行う場合の一例を示す図である。 本発明の他の一実施形態に係る走行ロボットと充電装置とを備えた充電システムの概略構成を示す図である。 図9に図示した走行ロボットの制御系の一例を説明するための図である。 図9に図示した充電装置の制御系の一例を説明するための図である。 図9に図示した走行ロボットと充電装置とがドッキングして充電を行う場合の手順の一例を説明するための図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る走行ロボットと充電装置とを備えた充電システムの概略構成を示す図である。 図13に図示した充電装置に備えられた接触センサの取付け位置の一例を説明するための図である。 図13に図示した充電装置の制御系の一例を説明するための図である。 図13に図示した走行ロボットと充電装置とがドッキングして充電を行う場合の手順の一例を説明するための図である。 図13に図示した走行ロボットと充電装置とがドッキングのリトライ準備を行う場合の手順の一例を説明するための図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係る走行ロボットと充電装置とを備えた充電システムの概略構成を示す図である。 図18に図示した走行ロボットの制御系の一例を説明するための図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成の寸法、材質、形状、相対配置、加工法などはあくまで一実施形態に過ぎず、これらによってこの発明の範囲が限定解釈されるべきではない。さらに図面は模式的なものであり、寸法の比率、形状は現実のものとは異なる。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図1から図8に基づいて説明する。
図1は、走行ロボット(自律移動体)30と充電装置50とを備えた充電システム(走行ロボットのドッキングシステム)1の概略構成を示す図である。
図示されているように、充電システム1は、走行ロボット30と、充電装置50とを備えている。
走行ロボット10は、走行ロボット側電極(第3および第4電極)11a・11bと、スライドカバー12と、距離測定装置(距離測定部)13と、走行ロボット側通信装置(第2通信部)14と、駆動タイヤ15と、走行ロボット筐体16と、図示していない、充電式電源(バッテリー)17と、走行ロボット側の制御回路18と、駆動系回路19と、駆動モータ20を備えている。
充電装置50は、充電装置側電極(第1および第2電極)31a・31bと、開閉式カバー32と、直動アクチュエータ(延伸機構)33と、充電装置側通信装置(第1通信部)34と、充電装置側の筐体40と、図示していない、充電回路35と、制御回路36と、直動アクチュエータ用コントローラ37と、操作スイッチ38と、直流電源39と、筐体フタ41とを備えている。
走行ロボット側電極11a・11bは、走行ロボット30に搭載された充電式電源17へ電力を供給するための受電用電極であり、スライドカバー12のスライドする方向(図中のX方向)へ長い棒状の電極である。走行ロボット側電極11a・11bは、複数の電極で構成されることが望ましく、一電極あたり3本から4本で構成されるのが一般的であり、本実施の形態においては、+極用電極として上側に4本と−極用電極として下側に4本とを配置したが、これに限定されることはない。なお、電極材料としては、導電性が高く、かつ高剛性な材料であればよく、例えば、金、銀、銅、鉄、鉛などからなる合金を用いることができる。
スライドカバー12は、走行ロボット側電極11a・11bを保護するためのカバー材である。スライドカバー12の端部の一点を図中のX方向に押圧することにより、スライドカバー12は、図中のX方向にスライドし、走行ロボット側電極11a・11bを露出させることが可能である。スライドカバー12の材料としては、導電性の低い材料であればよく、例えば、樹脂材料などを用いることができる。
距離測定装置13は、走行ロボット30と充電装置50との距離を測定し、両装置の電極を接触させるのに適した距離に走行ロボット30を位置決めするために使用する。また、距離測定装置13は、充電装置50の水平外形を測定し、走行ロボット30と充電装置50との水平方向の相対位置を検出するためにも使用される。本実施の形態においては、距離測定装置13として、レーザ光を用いたセンサであるレーザ光を面方向に照射するレーザレンジファインダーを用いたがこれに限定されることはなく、距離測定装置13としては、レーザ光を用いたセンサと超音波を用いたセンサとの少なくとも一方が備えられていることが好ましい。
走行ロボット側通信装置14は、充電装置50に備えられた充電装置側通信装置34と信号を送受信することにより走行ロボット30からの指令を充電装置50へ送るとともに、充電装置50の状態を走行ロボット30に送るために使用する。本実施の形態において、走行ロボット側通信装置14と充電装置側通信装置34とは、赤外線を用いて通信を行う赤外線通信モジュールで構成したが、これに限定されることはない。
駆動タイヤ15は、走行ロボット30を駆動させるために使用されるタイヤである。
走行ロボット筐体16は、走行ロボット30の周囲を覆う筐体である。
充電式電源17(図4参照)は、走行ロボット30に搭載された各種電装機器を駆動させるために使用する電源である。また、給電(充電式電源17の充電)は、充電装置50の充電装置側電極31a・31bと走行ロボット側電極11a・11bとを介して行われる。
走行ロボット側の制御回路18(図4参照)は、走行ロボット30の駆動、各種電装機器の制御に使用される。走行ロボット側の制御回路18は、一般的な制御端末であればよく、例えば、マイコン基板、シングルボードコンピュータ、パーソナルコンピュータなどを用いることができる。
駆動系回路19(図4参照)は、駆動モータ20に接続され、駆動タイヤ15を回転させるため駆動モータ20を制御する。また、駆動系回路19へは走行ロボット側の制御回路18から制御信号が送信される。
駆動モータ20(図4参照)は、駆動タイヤ15を回転させ走行ロボット30を走行させる。駆動モータ20は、一般的なモータであればよく、例えば、DCブラシレスモータなどを用いることができる。
一方、充電装置50側に備えられた充電装置側電極31a・31b(図3参照)は、走行ロボット30側に備えられた走行ロボット側電極11a・11bと接触することにより、充電式電源17に給電をするための電極である。充電装置側電極31a・31bは、充電装置50の高さ方向である図1中のZ方向より上記Z方向と直交する図1中のY方向に長い形状、すなわち、横長の板状を有し、かつ、充電装置側電極31aと充電装置側電極31bとは上記Z方向において所定間隔で配置されている。
そして、充電装置側電極31a・31bにおける走行ロボット側電極11a・11bと対向する面は、走行ロボット側電極11a・11bにおける充電装置側電極31a・31bと対向する面より大きく形成されていることが好ましく、充電装置側電極31a・31bの材料としては、走行ロボット側電極11a・11bと同様の材料を用いることができる。
開閉式カバー32は、充電装置側電極31a・31bが充電装置50の外側に向けて駆動する際に押されて開閉するカバーであり、通常時(充電時以外)には、閉じた状態で充電装置側電極31a・31bを保護する。開閉式カバー32は、充電装置側電極31a・31bにより押された際に、開閉式カバー32を固定する部材である軸32aを中心に回転する機構を備えている。このような構成であるため、充電装置側電極31a・31bの図1中のX方向への移動につれて、開閉式カバー32が徐々に上方向に開放され、充電装置側電極31aおよび充電装置側電極31bが共に露出するのは、充電装置側電極31a・31b中、上側に配置された充電装置側電極31aが開閉式カバー32から露出したときとなる。したがって、充電装置側電極31a・31bの移動の途中の段階では、充電装置側電極31a・31b中、下側に配置された充電装置側電極31bのみが開閉式カバー32から露出することとなる。よって、充電装置側電極31a・31bの移動の期間における大半の期間においては、充電装置側電極31a・31bが同時に露出することがないので、外部からの物体が充電装置側電極31a・31bに同時に接触する危険性を抑制することができる。なお、開閉式カバー32の材料としては、導電性が低い材料であればよく、例えば、樹脂材料を用いることができる。また、本実施の形態においては、図1に図示されているように、固定する部材である軸32aを充電装置側電極31a・31bの上側に設けた場合を例に挙げたが、これに限定されることはなく、固定する部材である軸32aを充電装置側電極31a・31bの下側に設けてもよく、さらには、固定する部材である軸32aを充電装置側電極31a・31bの上側および下側の両方に2個設け、上下に開閉する方式をとっても良い。このような構成によれば、充電装置側電極31a・31bの移動の期間における大半の期間においては、充電装置側電極31a・31bが同時に露出することがないので、外部からの物体が充電装置側電極31a・31bに同時に接触する危険性を抑制することができる。
直動アクチュエータ33は、支持部材としての板金部材を介して固定された充電装置側電極31a・31bを直線状に移動させるための装置である。
充電装置側の筐体40は、充電装置50の周囲を覆う筐体である。
図2は、図1に図示した走行ロボット30に備えられたスライドカバー12の概略構成を示す図である。
図2(a)は、+極用電極としての走行ロボット側電極11aと−極用電極としての走行ロボット側電極11bとがスライドカバー12内部にすべて収納されている状態を示しており、図2(b)は、スライドカバー12が、図中のX方向にスライドし、走行ロボット側電極11a・11bの端部が外側に露出している状態を示している。なお、図中の破線は、スライドカバー12の端部の開口と、スライドカバー12の内部の走行ロボット側電極11a・11bがスライドする経路を図示している。
走行ロボット30が充電しない場合には、走行ロボット側電極11a・11bは、図2(a)に図示されているように、スライドカバー12の内部に収納された状態で保護されている。スライドカバー12は、スライドカバー固定部材22に固定されるが、スライドカバー12とスライドカバー固定部材22との間には、弾性体21が備えられており、スライドカバー12の端部が押圧されると、その弾性体21が収縮することによりスライドカバー12はスライドする。弾性体21としては、例えば、スプリングなどを用いることができる。
また、走行ロボット側電極11aのそれぞれは、水平方向(図中のY方向)に対して一定間隔に4個並べて配置され、走行ロボット側電極11bのそれぞれは、水平方向(図中のY方向)に対して一定間隔に4個並べて配置される。そして、走行ロボット側電極11aと走行ロボット側電極11bとは、上下方向(図中のZ方向)に2分割するように配置され、例えば、上側に配列された走行ロボット側電極11aが+極用電極となり、下側に配列された走行ロボット側電極11bが−極用電極となる。
図示されているように、上下方向(図中のZ方向)に+極用電極と−極用電極とを2分割する構成は、水平方向(図中のY方向)に+極用電極と−極用電極とを2分割する構成に比べると、充電を行う際における走行ロボット30に要求される水平方向(図中のY方向)の位置決め精度を下げることができる。したがって、充電時に、走行ロボット30が決められた位置から上記水平方向(図中のY方向)に少しずれでも、走行ロボット30が充電装置50に対して、新たに位置を取り直す可能性を抑制することができる。なお、走行ロボット30の高さ精度は、主に組立精度であり、走行ロボット30の移動によって変わらないので、充電装置50に備えられた充電装置側電極31a・31bは、上下方向(図中のZ方向)において所定間隔で配置されている。
なお、本実施の形態においては、走行ロボット側電極11a・11bは、スライドカバー固定部材22に固定されている場合を例に挙げて説明したが、これに限定されることはなく、走行ロボット側電極11a・11bとスライドカバー固定部材22との間にも、弾性体が備えられていることが好ましい。このような構成によれば、4個に分割された走行ロボット側電極11aおよび4個に分割された走行ロボット側電極11bの各々は、個別に、図中のX方向に沿って移動可能である。したがって、走行ロボット側電極11a・11bと充電装置側電極31a・31bとの間で角度ずれが生じても、走行ロボット側電極11a・11bは、個別に図中のX方向に沿って移動可能であるので、このようなずれを吸収することが可能となる。
なお、スライドカバー12とスライドカバー固定部材22との間に備えられた弾性体21と、走行ロボット側電極11a・11bとスライドカバー固定部材22との間に備えられた弾性体とは、異なる弾性率を有することが好ましく、弾性体21の方がより容易に図中のX方向押し込まれることが好ましい。なお、走行ロボット側電極11a・11bとスライドカバー固定部材22との間に備えられた弾性体は、導電性が低いまたは絶縁性材料で形成されていることが好ましく、例えば、樹脂材料を用いることができる。
図3は、充電装置50に備えられた直動アクチュエータ33の概略構成を示す図である。
図示されているように、直動アクチュエータ33は、直動アクチュエータ33のステージに、図中の矢印45方向に移動可能なように設けられた、直動アクチュエータ用部材42と、充電装置側電極固定部材43・44とを含む。充電装置側電極31a・31bは、直動アクチュエータ用部材42と、充電装置側電極固定部材43・44とを介して、直動アクチュエータ33のステージに固定されている。図中の矢印45は、直動アクチュエータ33が駆動した際の駆動方向を示しており、この駆動方向に沿って直動アクチュエータ33の直動アクチュエータ用部材42と充電装置側電極固定部材43・44とが駆動すると、同時に、充電装置側電極31a・31bも図中の矢印45方向(図中のX方向)に移動するようになっている。
充電装置側電極31a・31bは、走行ロボット側電極11a・11bと同様に、上下方向(図中のZ方向)に2分割するように配置され、例えば、上側に配列された充電装置側電極31aが+極用電極となり、下側に配列された充電装置側電極31bが−極用電極となる。
図4は、走行ロボット30の制御系を説明するための図である。
走行ロボット30の制御は、主に制御回路18によって行われる。制御回路18は、走行したい内容に従って、駆動系回路19に指令を送り、駆動モータ20を回転制御することによって走行ロボット30を走行させる。なお、駆動系回路19には駆動モータ20の回転を検出する装置が内蔵されており、その情報を用いて、走行ロボット30の現在位置の概略的な予測を行うことが可能である。駆動モータ20の回転を検出する装置としては、例えば、パルスエンコーダを用いることができる。充電装置50との距離を把握したい場合には、制御回路18は距離測定装置13からの信号を受信し、それを処理することにより把握することが可能である。走行ロボット30と充電装置50との間で信号の送受信を行いたい場合は、走行ロボット側通信装置14に制御回路18が指令を送る。
このように走行ロボット30の各機能は、制御回路18によって制御されており、それらを駆動させるための電源として充電式電源17を使用する。
図5は、充電装置50の制御系を説明するための図である。
充電装置50の制御は、主に制御回路36によって行われる。制御回路36は、充電装置側通信装置34を介して、走行ロボット30からの指令を受けて各機器へ指令を送信する。充電装置側電極31a・31bの位置を制御したい場合は、直動アクチュエータ用コントローラ37へ直動アクチュエータ33を駆動させるための指令を送信する。なお、直動アクチュエータ33は、駆動先の位置の詳細を指定することが可能であり、かつ、停止信号が送信されるまで稼働するといった2パターンの動作が可能な装置が一般的である。充電式電源17へ給電を行いたい場合には、制御回路36は、充電回路35へ指令を送り、充電装置側電極31a・31bと走行ロボット側電極11a・11bとを介して、充電式電源17へ給電を行う。この際、充電回路35は、給電電圧を監視することができ、電圧異常が発生した場合、それを制御回路36へ送信する。制御回路36は、電圧異常の指令を受けた後は、必要であれば各装置の停止指令を送り、各機器を停止させる。直流電源39および充電回路35は、外部の交流電源に接続されており、直流電源39は、充電装置50に搭載された各機器の駆動力を供給する。また、操作スイッチ38を用いて、外部の人間(ユーザなど)により充電装置50の操作を行うことが可能である。操作スイッチ38へのアクセスは、筐体フタ41を開放することによりでき、所定の指令スイッチを押下することにより、制御回路36を介して充電装置50の機能を制御することが可能である。操作スイッチ38の一例としては、充電装置50の電源ボタンを挙げることができる。
図6は、走行ロボット30と充電装置50とが接近して通信している場合を説明するための図である。
走行ロボット30は、給電(充電)の際に、充電装置50へ接近する。その場合、図6に図示したように、走行ロボット30と充電装置50とは向い合せとなる。この時、充電装置50に対して一定の距離に近づいたことを確認した後、走行ロボット30は停止し、走行ロボット側通信装置14より、充電装置側通信装置34に対して赤外線通信により信号14’を送信する。そして、充電装置側通信装置34を介して、制御回路36へ信号が送信され、所定の制御を行う。また、充電装置50は、充電装置側通信装置34を介して、信号14’を受信した後、制御回路36にて各装置の状態を把握し、その状態を信号34’として充電装置側通信装置34を介して、走行ロボット30へ送信する。このようにして、走行ロボット30から充電装置50へは制御信号が、充電装置50から走行ロボット30へは状態信号が送信されるので、お互いが連携した動作を行うことが可能となる。
図7は、走行ロボット30と充電装置50とがドッキングして充電を行う場合の手順を説明するための図である。
走行ロボット30が給電を必要とした場合に、手順が開示され(S1)、先ず、走行ロボット30が充電装置50へ接近する(S2)。次に、走行ロボット30は、距離測定装置13から得られる周囲環境までの距離情報を処理しながら、充電装置50から一定の距離まで接近し停止する(S3)。次に、走行ロボット側通信装置14を介して充電装置50へ充電シーケンスを開始する旨の信号を送信する(S4)。その信号を充電装置側通信装置34を介して、受信した充電装置50は、制御回路36にて信号を処理し、充電シーケンスを開始する(S5)。制御回路36は、直動アクチュエータ33へ、充電装置側電極31a・31bを移動させるための伸張信号を送信し、この伸張信号を受けた直動アクチュエータ33は、充電装置側電極31a・31bの伸張を開示する(S6)。直動アクチュエータ33によって移動させられた充電装置側電極31a・31bは、開閉式カバー32を開放し、充電装置50の外側に出る(S7)。充電装置側電極31a・31bの端部が、スライドカバー12の端部に接触し、スライドカバー12をスライドさせ、走行ロボット側電極11a・11bを露出させる(S8)。そして、充電装置側電極31a・31bを、走行ロボット側電極11a・11bと接触するように伸張させたことを確認して直動アクチュエータ33の伸張を停止する(S9)。次に、走行ロボット30は、充電装置50へ充電処理を開始する旨の信号を送信し、充電装置50はその信号を受信する(S10、S11)。その後、充電装置側の制御回路36は、充電回路35へ給電を開始する旨の指令を送り、充電式電源17への給電が開始される(S12)。充電式電源17の電力が補充されたことを確認した制御回路18は、充電処理を終了する旨の信号を送信する(S13)。その信号を受信した充電装置50は、給電処理を終了する(S14、S15)。次に、直動アクチュエータ33を充電装置50側へ戻して、充電装置側電極31a・31bを充電装置50内部へ収納し、走行ロボット30の給電手順は終了する(S16、S17)。
図8は、走行ロボット30と充電装置50とがドッキングして充電を行う場合を示す図である。
図示されているように、充電装置50より伸張した直動アクチュエータ33によって移動させられた充電装置側電極31a・31bは、開閉式カバー32をその駆動力で上方向に開放し、充電装置50の外側へ出てくる。そして、所定の位置に停止している走行ロボット30の走行ロボット側電極11a・11bに、充電装置側電極31a・31bの端面を接触させる。その際、先ず、充電装置側電極31a・31bの端部が、走行ロボット30に設置されたスライドカバー12の端部に接触し、直動アクチュエータ33の駆動力を用いて、スライドカバー12を必要なスライド量をスライドさせた後、走行ロボット側電極11a・11bと充電装置側電極31a・31bとが接触することとなる。
上記構成によれば、電極の露出を抑制することにより、安全性をより向上させるとともに、充電時における自律移動体の高精度な移動を必要としない充電装置50を実現できる。
従来技術、特に、上記特許文献3に開示されている充電システムの場合、自走装置と充電装置との両方に扉が設けられており、これらを開放するためには、これらの扉を駆動させる駆動装置が自走装置および充電装置のそれぞれに必要となる。また、両装置の扉を開放した後には、自走装置側の端子部(電極部)を伸張させる装置も必要となるため、充電システムに備える必要がある駆動装置が複数個となってしまい、コストの上昇を招いてしまう。さらには、このような複数個の駆動装置を設置するスペースの確保が要求され、走行ロボットなどの自走装置の小型化を阻害する要因となっていた。
本実施の形態の構成によれば、走行ロボット30の電極と、充電装置50の電極とを保護できるとともに、走行ロボット30と充電装置50とがドッキング可能な充電システム(走行ロボットのドッキングシステム)1を、稼働装置である直動アクチュエータ33を1個設けることで実現しているので、駆動装置の数の増加を抑制した充電システムを実現できる。
なお、本実施の形態においては、自律移動体の一例として、走行ロボットを例に挙げて説明したが、これに限定されることはなく、充電式電源を備え、自律して移動可能なものであれば、その種類は特に限定されない。
〔実施の形態2〕
次に、図9から図12に基づいて、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態においては、走行ロボット30aが、スライドカバーロック機構23と、スライドカバーロック検出センサ24とを備えている点と、充電装置50aが、開閉式カバーロック機構46と、開閉式カバーロック検出センサ47とを備えている点とにおいて、実施の形態1とは異なり、その他については実施の形態1において説明したとおりである。説明の便宜上、実施の形態1の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図9は、走行ロボット30aと充電装置50aとを備えた充電システム1aの概略構成を示す図である。
走行ロボット30aに備えられたスライドカバーロック機構23は、スライドカバー12のスライド機構を拘束するロック機構であり、施錠状態ではスライドカバー12はスライドすることが不可能であり、結果、走行ロボット側電極11a・11bが外部に露出することができない。スライドカバーロック機構23としては、例えば、ソレノイドロックを用いることができる。
充電装置50aに備えられた開閉式カバーロック機構46は、開閉式カバー32の開閉機構を拘束するロック機構であり、施錠状態では開閉式カバー32は開閉することが不可能であり、結果、充電装置50aから充電装置側電極31a・31bは外部に露出することができない。開閉式カバーロック機構46としては、例えば、ソレノイドロックを用いることができる。
図10は、走行ロボット30aの制御系を説明するための図である。
走行ロボット30aに備えられたスライドカバーロック検出センサ24は、スライドカバーロック機構23の施錠、解錠状態を検出するセンサであり、例えば、透過型フォトセンサを用いることができる。
図示されているように、走行ロボット30aの制御系には、スライドカバーロック機構23と、スライドカバーロック検出センサ24とが付加されている。スライドカバーロック機構23と、スライドカバーロック検出センサ24は、それぞれ制御回路18と接続されており、スライドカバーロック機構23は、制御回路18から施錠、解錠信号を受けて動作をし、スライドカバーロック検出センサ24は、スライドカバーロック機構23の動作を確認して、施錠状態か、解錠状態かを制御回路18へ送信する。
図11は、充電装置50aの制御系を説明するための図である。
充電装置50aに備えられた開閉式カバーロック検出センサ47は、開閉式カバーロック機構46の開閉状態を検出するセンサであり、例えば、透過型フォトセンサを用いることができる。
図示されているように、充電装置50aの制御系には、開閉式カバーロック機構46と、開閉式カバーロック検出センサ47とが付加されている。開閉式カバーロック機構46と、開閉式カバーロック検出センサ47とは、制御回路36へ接続されており、開閉式カバーロック機構46は、制御回路36から施錠、解錠信号を受けて動作をし、開閉式カバーロック検出センサ47は、開閉式カバーロック機構46の動作を確認して、施錠状態か、解錠状態かを制御回路36へ送信する。
図12は、走行ロボット30aと充電装置50aとがドッキングして充電を行う場合の手順を説明するための図である。
走行ロボット30aが給電を必要とした場合に、手順が開示され(S21)、先ず、走行ロボット30aが充電装置50aへ接近する(S22)。次に、走行ロボット30aは、距離測定装置13から得られる周囲環境までの距離情報を処理しながら、充電装置50aから一定の距離まで接近し停止する(S23)。次に、走行ロボット30aは、スライドカバーロック機構23を動作させて、解錠し(S24)、スライドカバー12の拘束を解除する。走行ロボット30aは、スライドカバーロック機構23が解錠されたことを、スライドカバーロック検出センサ24を用いて検出したら、走行ロボット側通信装置14を介して充電装置50aへ充電シーケンスを開始する旨の信号を送信する(S25)。その信号を充電装置側通信装置34を介して、受信した充電装置50aは、制御回路36にて信号を処理し、充電シーケンスを開始する(S26)。そして、充電装置50aは、開閉式カバーロック機構46を解錠する(S27)。制御回路36は、直動アクチュエータ33へ、充電装置側電極31a・31bを移動させるための伸張信号を送信し、この伸張信号を受けた直動アクチュエータ33は、充電装置側電極31a・31bの伸張を開示する(S28)。直動アクチュエータ33によって移動させられた充電装置側電極31a・31bは、開閉式カバー32を開放し、充電装置50aの外側に出る(S29)。充電装置側電極31a・31bの端部が、スライドカバー12の端部に接触し、スライドカバー12をスライドさせ、走行ロボット側電極11a・11bを露出させる(S30)。そして、充電装置側電極31a・31bを、走行ロボット側電極11a・11bと接触するように伸張させたことを確認して直動アクチュエータ33の伸張を停止する(S31)。次に、走行ロボット30aは、充電装置50aへ充電処理を開始する旨の信号を送信し、充電装置50aはその信号を受信する(S32、S33)。その後、充電装置側の制御回路36は、充電回路35aへ給電を開始する旨の指令を送り、充電式電源17への給電が開始される(S34)。充電式電源17の電力が補充されたことを確認した制御回路18は、充電処理を終了する旨の信号を送信する(S35)。その信号を受信した充電装置50aは、給電処理を終了する(S36、S37)。次に、直動アクチュエータ33を充電装置50a側へ戻して、充電装置側電極31a・31bを充電装置50a内部へ収納する(S38)。それから、充電装置50aは、直動アクチュエータ33が戻ったのを確認した後、開閉式カバーロック機構46を動作させて、施錠する(S39)。充電装置50aは、開閉式カバーロック機構46が施錠されたことを、開閉式カバーロック検出センサ47を用いて検出したら、走行ロボット30aへロック施錠信号を送信し(S40)、走行ロボット30aは、その信号を受信する(S41)。その後、走行ロボット30aは、スライドカバーロック機構23を動作させ、施錠状態にし、スライドカバー12が動かないように拘束し(S42)、走行ロボット30aの給電手順は終了する(S43)。
上記構成によれば、スライドカバー12に対して、スライドカバーロック機構23とスライドカバーロック検出センサ24とを設け、開閉式カバー32に対しては、開閉式カバーロック機構46と、開閉式カバーロック検出センサ47とを設けることで、より安全な充電システム1aを実現できる。
なお、本実施の形態においては、スライドカバー12および開閉式カバー32の両方にロック機構を設けた場合を例に挙げたが、これに限定されることはなく、スライドカバー12および開閉式カバー32の何れか一方にのみロック機構を設けてもより安全な充電システム1aを実現できる。
〔実施の形態3〕
次に、図13から図17に基づいて本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態においては、充電装置50bに、充電装置側電極31a・31bが走行ロボット側電極11a・11bに接触したことを検出するための接触センサ48が備えられている点において実施の形態2とは異なり、その他については実施の形態2において説明したとおりである。説明の便宜上、実施の形態1および実施の形態2の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図13は、走行ロボット30aと充電装置50bとを備えた充電システム1bの概略構成を示す図である。
図示されているように、充電装置50bには、充電装置側電極31a・31bが走行ロボット側電極11a・11bに接触したことを検出するための接触センサ48が備えられている。
接触センサ48は、充電装置側電極31a・31bの端部が、スライドカバー12を押していることを検出するセンサであり、例えば、マイクロスイッチセンサを用いることができる。
接触センサ48を設ける高さは、走行ロボット30aと充電装置50bとを水平な面に置いた時に、接触センサ48がスライドカバー12の下部に接触するような位置に配置すればよい。
図14は、充電装置50bの直動アクチュエータ33に備えられた接触センサ48a・48bの取付け位置を説明するための図である。
図示されているように、接触センサ48a・48bの接触検出面は、充電装置側電極31a・31bの端面がなす面と略同じになるように設置される。また、接触センサ48a・48bは、充電装置側電極31a・31bが固定される充電装置側電極固定部材44’に取付けられる。なお、充電装置側電極固定部材44’の形状は、接触センサ48a・48bを設ける空間が必要であるので、上述した実施の形態1における充電装置側電極固定部材44とはその形状が異なる。
本実施の形態においては、図14に図示されているように、接触センサ48a・48bは、充電装置側電極31a・31bの長辺方向(図中のY方向)において、離して2個配置した。このように、接触センサ48a・48bを2個配置することにより、充電装置50bに対して、走行ロボット30aが旋回方向に回転した位置に停止することによって発生する電極の片当たりを検出し、電極の不安定な接触を防止することができる。
図15は、充電装置50bの制御系を説明するための図である。
充電装置50bの制御系は、接触センサ48aおよび接触センサ48bが付加されている。接触センサ48a・48bは、制御回路36へ接続されており、それぞれのセンサ面が他の物体に接触したかを検出し、その信号を制御回路36へ送信する。
図16は、走行ロボット30aと充電装置50bとがドッキングして充電を行う場合の手順を説明するための図である。
図17は、ドッキングのリトライ準備の手順を説明するための図である。
図16に図示されたS51からS60までの手順は、上述した実施の形態2において、図12を参照して説明したS21からS30までの手順と同じであるため、ここではその説明を省略する。
次に、接触センサ48a・48bを用いて、充電装置側電極31a・31bが、走行ロボット側電極11a・11bに接触したかを判定する(S61)。この際、接触センサ48aと接触センサ48bとの両方、もしくは一方で、未接触と判定された場合には、リトライ準備を開始する(S76)。なお、リトライ準備の手順については後述する。接触センサ48aと接触センサ48bとの両方で接触が検出されたら、充電装置50bは、接触検出信号を走行ロボット30aへ送信(S62)し、走行ロボット30aは、その信号を受信する(S63)。その後のS64からS75までの手順は、上述した実施の形態2において、図12を参照して説明したS32からS43までの手順と同じであるため、ここではその説明を省略する。
一方、図17に図示されているドッキングのリトライ準備手順は、接触センサ48a・48bを用いて、充電装置側電極31a・31bが、走行ロボット側電極11a・11bに接触したかを判定し(S61)、接触センサ48aと接触センサ48bとの両方、もしくは一方で、未接触と判定された場合に、開始される。
ドッキングのリトライ準備開始(S76)は、直動アクチュエータ33が伸張した状態で開始される。したがって、先ずは、充電装置50bが、非接触信号を走行ロボット30aへ送信した後(S78)、充電装置50bが直動アクチュエータ33を動作させ、充電装置側電極31a・31bを充電装置50bの内部へ収納する(S79)。その後、開閉式カバーロック機構46を動作させ施錠する(S80)。充電装置50bは、開閉式カバーロック機構46が施錠されたことを、開閉式カバーロック検出センサ47を用いて検出したら、走行ロボット30aへロック施錠信号を送信し(S81)、走行ロボット30aは、その信号を受信する(S82)。その後、走行ロボット30aは、スライドカバーロック機構23を動作させ施錠をし(S83)、走行ロボット30aは、スライドカバーロック検出センサ24を用いて、施錠を確認した後、充電装置50bから離れる(S84)ことによって、ドッキングのリトライ準備を終了させる(S85)。ドッキングのリトライ準備が完了したら、再度、ドッキング手順へ移行し、図16に図示した開始手順(S51)となる。
上記構成によれば、接触センサ48a・48bを備えているので、充電装置側電極31a・31bが、確実に走行ロボット側電極11a・11bに接触したかの判定を行うことができ、電極の不安定な接触を防止することができるので、より確実性のある充電システム1bを実現することができる。
なお、本実施の形態においては、充電装置50bに対して、走行ロボット30aが旋回方向に回転した位置に停止することによって発生する電極の片当たりを検出し、電極の不安定な接触を防止するため、接触センサ48a・48bを所定距離離して2個配置した場合を例に挙げたが、これに限定されることはなく、充電装置側電極31a・31bと走行ロボット側電極11a・11bとが接触したかの判定ができるのであれば、設ける接触センサの数は一つでも、複数個でもよく、接触センサの配置位置も特に限定されない。
〔実施の形態4〕
次に、図18および図19に基づいて、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態においては、走行ロボット30bには、充電装置50bからの距離をより確実に検出するための第2の距離測定装置25が備えられている点において、上述した実施の形態3とは異なり、その他については実施の形態1、実施の形態2および実施の形態3において説明したとおりである。説明の便宜上、実施の形態1、実施の形態2および実施の形態3の図面に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図18は、走行ロボット30bと充電装置50bとを備えた充電システム1cの概略構成を示す図である。
走行ロボット30bに備えられた第2の距離測定装置25は、走行ロボット30bがドッキングする時、充電装置50b側が距離測定面となるように設置され、走行ロボット30bから充電装置50bの端面までの距離を測定する。
なお、第2の距離測定装置25は、通常利用環境において距離測定装置13よりも高い距離測定精度を有していることが好ましく、本実施の形態においては、第2の距離測定装置25として、超音波センサを用いたが、これに限定されることはない。
図19は、走行ロボット30bの制御系を説明するための図である。
走行ロボット30bの制御系には、超音波センサを用いた第2の距離測定装置25が備えられている。第2の距離測定装置25は、制御回路18に接続されており、超音波の反射を見て、距離測定面からの距離を判断し、制御回路18へ送信する。
走行ロボット30bと充電装置50bとのドッキングにおいて、走行ロボット30bが、充電装置50bに対して一定距離で停止する際に、距離測定装置13だけでなく、第2の距離測定装置25を用いることにより、より精度よく走行ロボット30bを位置決めできる。
上記構成によれば、距離測定装置13だけでなく、第2の距離測定装置25を用いることにより、より精度よく走行ロボット30bを位置決めできるので、より確実にドッキングできる充電システム1cを実現できる。
〔まとめ〕
本発明の態様1における充電装置は、第1電極と、第2電極と、上記第1および第2電極を保護する開閉式カバーと、を備えた充電装置であって、上記第1および第2電極を上記充電装置の外側に延伸させる延伸機構を備え、上記第1および第2電極は、上記充電装置の高さ方向である第1方向より上記第1方向と直交する第2方向に長い形状を有し、かつ、上記第1方向において所定間隔で配置されており、上記開閉式カバーは、上記第1および第2電極の上側または下側に位置する上記第2方向の軸を中心に回転するように設けられ、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動につれて、上記開閉式カバーが徐々に開放され、上記第1および第2電極が露出することを特徴としている。
上記構成によれば、上記充電装置に備えられた上記第1および第2電極は、上記第1方向より上記第2方向に長い形状、すなわち、横長形状を有しているので、充電時に、自律移動体が決められた位置から上記第2方向に少しずれでも、自律移動体が上記充電装置に対して、新たに位置を取り直す可能性を抑制することができる。また、自律移動体の高さ精度は、主に組立精度であり、自律移動体の移動によって変わらないので、上記充電装置に備えられた上記第1および第2電極は、上記第1方向において所定間隔で配置されている。
さらに、上記構成によれば、上記第1および第2電極は、横長形状を有しており、上記開閉式カバーは、上記第1および第2電極の上側または下側に位置する上記第2方向の軸を中心に回転する、すなわち、上記開閉式カバーは上向きまたは下向きに開くため、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動につれて、上記開閉式カバーが徐々に開放され、上記第1および第2電極が共に露出するのは、上記開閉式カバーは上向きに開く場合には、上記第1および第2電極中、上側に配置された電極が上記開閉式カバーから露出したときとなり、上記開閉式カバーは下向きに開く場合には、上記第1および第2電極中、下側に配置された電極が上記開閉式カバーから露出したときとなる。したがって、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動の途中の段階では、上記第1および第2電極中、下側に配置された電極のみまたは、上側に配置された電極のみが上記開閉式カバーから露出することとなる。よって、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動の期間における大半の期間においては、上記第1および第2電極が同時に露出することがないので、外部からの物体が上記第1および第2電極に同時に接触する危険性を抑制することができる。
このような上記充電装置によれば、電極の露出を抑制することにより、安全性をより向上させるとともに、充電時における自律移動体の高精度な移動を必要としない充電装置を実現できる。
本発明の態様2における充電システムは、上記態様1に記載の充電装置と、充電式電源を備えた自律移動体と、を備え、上記自律移動体は、上記充電式電源に接続された第3電極および第4電極を備えており、上記第3および第4電極の各々は、上記第2方向に沿って、複数個に分割されており、複数個に分割された上記第3および第4電極の各々は、個別に、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動方向に沿って移動可能であることが好ましい。
上記構成によれば、分割された上記第3および第4電極の各々は、個別に、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動方向に沿って移動可能である。したがって、上記第3および第4電極と上記第1および第2電極との間で角度ずれが生じても、上記第3および第4電極は、個別に、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動方向に沿って移動可能であるので、このようなずれを吸収することが可能となる。
本発明の態様3における充電システムは、上記態様2において、上記第1および第2電極が形成されている面には、接触センサが備えられていることが好ましい。
上記構成によれば、上記第1および第2電極が形成されている面には、接触センサが備えられているので、上記第1および第2電極が、確実に上記第3および第4電極に接触したかの判定を行うことができ、電極の不安定な接触を防止することができるので、より確実性のある充電システムを実現することができる。
本発明の態様4における充電システムは、上記態様2または3において、上記自律移動体は、上記第3および第4電極を保護するスライドカバーを備えており、上記スライドカバーは、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動方向に沿って移動可能であることが好ましい。
上記構成によれば、上記自律移動体の上記第3および第4電極への不意な接触を防止することができ、安全性をより向上させた充電システムを実現することができる。
本発明の態様5における充電システムは、上記態様4において、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動によって、上記スライドカバーが押され、上記スライドカバーの開口部から上記第3および第4電極が露出することが好ましい。
上記構成によれば、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動によって、上記スライドカバーの開口部から上記第3および第4電極が露出するので、上記スライドカバーを動かす駆動装置は別途不要となる。したがって、駆動装置の数の増加を抑制した充電システムを実現できる。
本発明の態様6における充電システムは、上記態様2から5の何れか1態様において、上記自律移動体には、上記自律移動体と上記充電装置との間の距離を測定する距離測定部が備えられており、上記充電式電源を充電する際には、上記自律移動体は、上記距離測定部によって測定された距離に基づいて、上記充電装置から所定距離に位置することが好ましい。
上記構成によれば、距離測定部が備えられているので、精度よく上記自律移動体を位置決めできるので、確実にドッキングできる充電システムを実現できる。
本発明の態様7における充電システムは、上記態様2から6の何れか1態様において、上記自律移動体には、第1通信部が備えられており、上記充電装置には、上記第1通信部と信号の送受信を行う第2通信部が備えられており、上記充電装置は、上記第1通信部からの信号に基づいて、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動、上記充電式電源への充電の開始および上記充電式電源への充電の終了の少なくとも一つを行うことが好ましい。
上記構成によれば、上記充電装置は、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動、上記充電式電源への充電の開始および上記充電式電源への充電の終了の動作を適切なタイミングに行うことができる。
本発明の態様8における充電システムは、上記態様4または5において、上記第3および第4電極は、上記スライドカバーの移動方向における長さが、上記スライドカバーの移動方向と直交する方向の長さより長い形状を有し、上記第3および第4電極における上記第1および第2電極と対向する面は、上記第1および第2電極における上記第3および第4電極と対向する面より小さいことが好ましい。
上記構成によれば、上記第1および第2電極が上記スライドカバーを押して、上記第3および第4電極を露出させて接触するのが容易になる。
本発明の態様9における充電システムは、上記態様4、5および8の何れか1態様において、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動は、上記スライドカバーの移動方向と同じであることが好ましい。
上記構成によれば、上記第1および第2電極が上記スライドカバーを押して、上記第3および第4電極を露出させて接触するのが容易になる。
本発明の態様10における充電システムは、上記態様4、5、8および9の何れか1態様において、上記スライドカバーは、上記自律移動体に備えられたスライドカバーロック機構により動きが拘束され、上記スライドカバーロック機構は、上記自律移動体に備えられた制御回路により施錠または解錠が制御されることが好ましい。
上記構成によれば、スライドカバーロック機構を用いて、上記スライドカバーをスライドさせる必要がない時には、上記スライドカバーがスライドできないようにできるので、より安全な充電システムを実現できる。
本発明の態様11における充電システムは、上記態様2から10の何れか1態様において、上記開閉式カバーは、上記充電装置に備えられた開閉式カバーロック機構により動きが拘束され、上記開閉式カバーロック機構は、上記充電装置に備えられた制御回路により施錠または解錠が制御されることが好ましい。
上記構成によれば、開閉式カバーロック機構を用いて、上記開閉式カバーを開放させる必要がない時には、上記開閉式カバーが開放できないようにできるので、より安全な充電システムを実現できる。
本発明の態様12における充電システムは、上記態様3において、上記延伸機構において、直線状に移動する支持部材には上記第1および第2電極が固定されており、上記支持部材において、上記第1および第2電極が固定された面には、上記接触センサが備えられていてもよい。
上記構成によれば、上記接触センサを用いて、上記第1および第2電極が、確実に上記第3および第4電極に接触したかの判定を行うことができ、電極の不安定な接触を防止することができるので、より確実性のある充電システムを実現することができる。
本発明の態様13における充電システムは、上記態様6において、上記距離測定部は、レーザ光を用いたセンサと超音波を用いたセンサとの少なくとも一方を備えていることが好ましい。
上記構成によれば、精度よく上記自律移動体を位置決めできるので、確実にドッキングできる充電システムを実現できる。
本発明の態様14における充電システムは、上記態様6において、上記距離測定部は、異なる箇所に2つ備えられており、一方の距離測定部はレーザ光を用いたセンサを備えており、他方の距離測定部は超音波を用いたセンサを備えていることが好ましい。
上記構成によれば、より精度よく上記自律移動体を位置決めできるので、より確実にドッキングできる充電システムを実現できる。
本発明の態様15における充電システムは、上記態様3において、上記接触センサは、上記第2方向において、所定距離を離して複数個が備えられていることが好ましい。
上記構成によれば、充電装置に対して、自律移動体が旋回方向に回転した位置に停止することによって発生する電極の片当たりを検出し、電極の不安定な接触を防止できる。
尚、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、走行ロボットなどの自律移動体とドッキングし、上記自律移動体に備えられた充電式電源を充電する充電装置と、上記自律移動体と上記充電装置とを備えた充電システムに好適に用いることができる。
1 充電システム
1a 充電システム
1b 充電システム
1c 充電システム
11a 走行ロボット側電極(第3電極)
11b 走行ロボット側電極(第4電極)
12 スライドカバー
13 距離測定装置(距離測定部)
14 走行ロボット側通信装置(第2通信部)
14’ 信号
15 駆動タイヤ
16 走行ロボット筐体
17 充電式電源
18 制御回路
19 駆動系回路
20 駆動モータ
21 弾性体
22 スライドカバー固定部材
23 スライドカバーロック機構
24 スライドカバーロック検出センサ
25 第2の距離測定装置(距離測定部)
30 走行ロボット(自律移動体)
30a 走行ロボット(自律移動体)
30b 走行ロボット(自律移動体)
31a 充電装置側電極(第1電極)
31b 充電装置側電極(第2電極)
32 開閉式カバー
32a 軸
33 直動アクチュエータ(延伸機構)
34 充電装置側通信装置(第1通信部)
34’ 信号
35 充電回路
36 制御回路
37 直動アクチュエータ用コントローラ
38 操作スイッチ
39 直流電源
40 充電装置側の筐体
41 筐体フタ
42 直動アクチュエータ用部材
43 充電装置側電極固定部材
44 充電装置側電極固定部材
44’ 充電装置側電極固定部材
45 矢印
46 開閉式カバーロック機構
47 開閉式カバーロック検出センサ
48 接触センサ
48a 接触センサ
48b 接触センサ
50 充電装置
50a 充電装置
50b 充電装置

Claims (15)

  1. 第1電極と、第2電極と、上記第1および第2電極を保護する開閉式カバーと、を備えた充電装置であって、
    上記第1および第2電極を上記充電装置の外側に延伸させる延伸機構を備え、
    上記第1および第2電極は、上記充電装置の高さ方向である第1方向より上記第1方向と直交する第2方向に長い形状を有し、かつ、上記第1方向において所定間隔で配置されており、
    上記開閉式カバーは、上記第1および第2電極の上側または下側に位置する上記第2方向の軸を中心に回転するように設けられ、
    上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動につれて、上記開閉式カバーが徐々に開放され、上記第1および第2電極が露出することを特徴とする充電装置。
  2. 請求項1に記載の充電装置と、充電式電源を備えた自律移動体と、を備え、
    上記自律移動体は、上記充電式電源に接続された第3電極および第4電極を備えており、
    上記第3および第4電極の各々は、上記第2方向に沿って、複数個に分割されており、
    複数個に分割された上記第3および第4電極の各々は、個別に、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動方向に沿って移動可能であることを特徴とする充電システム。
  3. 上記第1および第2電極が形成されている面には、接触センサが備えられていることを特徴とする請求項2に記載の充電システム。
  4. 上記自律移動体は、上記第3および第4電極を保護するスライドカバーを備えており、
    上記スライドカバーは、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動方向に沿って移動可能であることを特徴とする請求項2または3に記載の充電システム。
  5. 上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動によって、上記スライドカバーが押され、上記スライドカバーの開口部から上記第3および第4電極が露出することを特徴とする請求項4に記載の充電システム。
  6. 上記自律移動体には、上記自律移動体と上記充電装置との間の距離を測定する距離測定部が備えられており、
    上記充電式電源を充電する際には、上記自律移動体は、上記距離測定部によって測定された距離に基づいて、上記充電装置から所定距離に位置することを特徴とする請求項2から5の何れか1項に記載の充電システム。
  7. 上記自律移動体には、第1通信部が備えられており、
    上記充電装置には、上記第1通信部と信号の送受信を行う第2通信部が備えられており、
    上記充電装置は、上記第1通信部からの信号に基づいて、上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動、上記充電式電源への充電の開始および上記充電式電源への充電の終了の少なくとも一つを行うことを特徴とする請求項2から6の何れか1項に記載の充電システム。
  8. 上記第3および第4電極は、上記スライドカバーの移動方向における長さが、上記スライドカバーの移動方向と直交する方向の長さより長い形状を有し、
    上記第3および第4電極における上記第1および第2電極と対向する面は、上記第1および第2電極における上記第3および第4電極と対向する面より小さいことを特徴とする請求項4または5に記載の充電システム。
  9. 上記延伸機構による上記第1および第2電極の移動は、上記スライドカバーの移動方向と同じであることを特徴とする請求項4、5および8の何れか1項に記載の充電システム。
  10. 上記スライドカバーは、上記自律移動体に備えられたスライドカバーロック機構により動きが拘束され、
    上記スライドカバーロック機構は、上記自律移動体に備えられた制御回路により施錠または解錠が制御されることを特徴とする請求項4、5、8および9の何れか1項に記載の充電システム。
  11. 上記開閉式カバーは、上記充電装置に備えられた開閉式カバーロック機構により動きが拘束され、
    上記開閉式カバーロック機構は、上記充電装置に備えられた制御回路により施錠または解錠が制御されることを特徴とする請求項2から10の何れか1項に記載の充電システム。
  12. 上記延伸機構において、直線状に移動する支持部材には上記第1および第2電極が固定されており、
    上記支持部材において、上記第1および第2電極が固定された面には、上記接触センサが備えられていることを特徴とする請求項3に記載の充電システム。
  13. 上記距離測定部は、レーザ光を用いたセンサと超音波を用いたセンサとの少なくとも一方を備えていることを特徴とする請求項6に記載の充電システム。
  14. 上記距離測定部は、異なる箇所に2つ備えられており、一方の距離測定部はレーザ光を用いたセンサを備えており、他方の距離測定部は超音波を用いたセンサを備えていることを特徴とする請求項6に記載の充電システム。
  15. 上記接触センサは、上記第2方向において、所定距離を離して複数個が備えられていることを特徴とする請求項3に記載の充電システム。
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