JP2016161193A - 冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステム - Google Patents

冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステム Download PDF

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Abstract

【課題】冷熱と温熱を同時に供給することが可能で、運転効率が良い冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムを提供することにある。
【解決手段】冷熱造成用ヒートポンプ41Aは、図示しない圧縮器、凝縮器、膨張弁、蒸発器で構成され、冷熱領域1Aの冷熱用地中熱交換器21A、22Aから水等の熱交換媒体を介して供給された冷熱を利用して冷熱を造成し、必要な施設等に供給する。冷熱造成用ヒートポンプ41Aから排出された温排熱は、温熱領域1Bの温熱用蓄熱器3Bに熱交換媒体を介して供給され、温熱用蓄熱器3B周辺の温熱領域1Bに温熱を蓄積する。
【選択図】図1

Description

本発明は、地中熱から冷熱と温熱を造成する冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムに関する。更に詳しくは、冷熱と温熱を同時に効率的に供給できる冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムに関する。
従来の一般的な地中熱ヒートポンプシステムは、夏は主として冷房用冷熱を造成し、冬は主として暖房用温熱を造成している。しかし、例えば病院や看護施設等では、年間を通して給湯用温熱を必要としている一方、例えば、食品加工や生鮮品保管施設等では、年間を通して冷蔵用冷熱を必要としている。地中熱ヒートポンプシステムで、温熱、冷熱を長時間使用すると、排熱である冷熱、又は温熱により、地中の温度が低下、又は上昇し、地中熱ヒートポンプシステムのCOP(成績係数)が低下する。一方、地域、場所、施設によっては、温泉等の排熱、雪、氷等の再生可能エネルギーを利用した冷熱も利用しているところがある。これらの排熱、冷熱も有効に利用することが好ましい。更に、昼夜の寒暖差も利用できれば効率的である。
特許文献1の図17(a)、(b)に開示された地中熱ヒートポンプシステムは、冷房の温排熱を給湯に、給湯の冷排熱を冷房に相互に利用することで省エネルギーを図ったシステムである。しかし、特許文献1に記載の地中熱ヒートポンプシステムは、温熱需要と冷熱需要が大きく変動するシステムを対象としているため、温排熱と冷排熱に差がある。従って、共通の地中熱交換器を冷房と給湯に使用し、冷排熱と温排熱のバランス差により生じた余剰の冷排熱または温排熱を地盤に蓄熱することで、温熱需要と冷熱需要の差がある場合に、補助熱源の運転を最小に抑えている。そのため、特許文献1の地中熱ヒートポンプシステムは、相互に排熱量の影響を受けるため、冷熱と温熱を同時に必要な量を供給するシステムとして適していない。
特開2012−233669号公報
本発明は、以上のような背景で発明されたものであり、以下の目的を達成するものである。
本発明の目的は、必要量の冷熱と温熱を同時に供給することが可能で、運転効率が良い、冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、地域特有の再生可能エネルギー、産業排熱等の温熱、冷熱を地中に蓄熱し、その熱エネルギーをそのまま有効に利用できる場合には、ヒートポンプレスで運転し、省エネルギーの冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、地域特有の再生可能エネルギー、産業排熱等の温熱、冷熱を地中に蓄熱し、必要に応じてヒートポンプを運転することにより、熱エネルギーを有効に利用できる省エネルギーの冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムを提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するために次の手段を採る。
即ち、本発明1の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムは、冷熱を造成する冷熱造成用ヒートポンプと、地中に形成された冷熱領域に設置され、前記冷熱造成用ヒートポンプの熱源を供給する冷熱用地中熱交換器と、温熱を造成する温熱造成用ヒートポンプと、前記冷熱領域から離間して地中に形成された温熱領域に設置され、前記温熱造成用ヒートポンプの熱源を供給する温熱用地中熱交換器と、前記冷熱領域に設置され、前記温熱造成用ヒートポンプから排出される冷排熱を蓄熱するとともに、前記冷熱造成用ヒートポンプの熱源の一部を供給する冷熱用蓄熱器と、前記温熱領域に設置され、前記冷熱造成用ヒートポンプから排出される温排熱を蓄熱するとともに、前記温熱造成用ヒートポンプの熱源の一部を供給する温熱用蓄熱器とを備えたことを特徴とする。
本発明2の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムは、本発明1において、前記冷熱用蓄熱器と前記冷熱用地中熱交換器は、地中に水平に設置され、及び/又は、前記温熱用蓄熱器と前記温熱用地中熱交換器は、地中に水平に設置されていることを特徴とする。
本発明3の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムは、本発明2において、前記冷熱用蓄熱器と前記冷熱用地中熱交換器は、地表面からの深さが異なる位置に水平に設置され、及び/又は、前記温熱用蓄熱器と前記温熱用地中熱交換器は、地表面からの深さが異なる位置に水平に設置されていることを特徴とする。
本発明4の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムは、本発明1において、前記冷熱領域に設置された冷熱側基礎杭には、前記冷熱用地中熱交換器と前記冷熱用蓄熱器が挿入され、前記温熱領域に設置された温熱側基礎杭には、前記温熱用地中熱交換器と前記温熱用蓄熱器が挿入されていることを特徴とする。
本発明5の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムは、本発明1において、前記冷熱領域に設置された複数の冷熱側基礎杭の一方には、前記冷熱用地中熱交換器が挿入されるとともに、前記複数の冷熱側基礎杭の他方には前記冷熱用蓄熱器が挿入され、前記温熱領域に設置された複数の温熱側基礎杭の一方には、前記温熱用地中熱交換器が挿入されるとともに、前記複数の温熱側基礎杭の他方には前記温熱用蓄熱器が挿入されていることを特徴とする。
本発明6の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムは、本発明1から5において、前記冷熱領域と温熱領域の略中央部は、数メートルから数十メートル離間していることを特徴とする。
本発明の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムは、冷熱領域に冷熱用地中熱交換器と冷熱用蓄熱器を設置し、冷熱領域から離間して地中に形成された温熱領域に、温熱用地中熱交換器と温熱用蓄熱器を設置しているので、冷熱と温熱を蓄熱でき、同時に温熱と冷熱を効率的にいつでも必要な時に供給することが可能な省エネルギーなシステムである。
図1は、本発明の第1の実施の形態の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムを示し、水平埋設方式に適用した例を示す概略構成図である。 図2は、本発明の第2の実施の形態の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムを示し、既成コンクリート杭利用の例を示す概略構成図である。 図3は、図2の既成コンクリート杭を示す縦断面図であり、図3(a)は地中熱交換用既成コンクリート杭を示す縦断面図、図3(b)は蓄熱器用既成コンクリート杭を示す縦断面図である。 図4は、本発明の第3の実施の形態の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムを示し、既成コンクリート杭利用地中熱交換器と蓄熱器を併設した例を示す概略構成図である。 図5は、図4の既成コンクリート杭を示す縦断面図であり、地中熱交換器と蓄熱器を併設した既成コンクリート杭を示す概略縦断面図である。 図6は、本発明の第4の実施の形態の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムを示し、場所打ち杭に設置した例を示す概略構成図である。 図7は、本発明の第5の実施の形態の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムを示し、1本の場所打ち杭に蓄熱器と地中熱交換器を併設した例を示す概略構成図である。
〔冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムの第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムを示し、水平埋設方式地中熱交換器に適用した例を示す概略構成図である。図1に示すように、地中を冷熱領域1A(図1の左側)と温熱領域1B(図1の右側)に区分し、冷熱領域1Aに2個の冷熱用地中熱交換器21A、22Aと、この中間位置に1個の冷熱用蓄熱器3Aを水平に設置している例を示す。また、温熱領域1Bに2個の温熱用地中熱交換器21B、22Bと、この中間位置に1個の温熱用蓄熱器3Bを水平に設置している例を示す。冷熱領域1Aと温熱領域1Bは、その中央部が、数メートルから数十メートル離間して設置されている。
冷熱用地中熱交換器21A、22A、冷熱用蓄熱器3A、温熱用地中熱交換器21B、22B、温熱用蓄熱器3Bは、ポリエチレン製のチューブで、連続したループ状に形成されている例を示す。冷熱領域1Aの冷熱用地中熱交換器21A、冷熱用蓄熱器3A、冷熱用地中熱交換器22Aは、地表面GLから深さが異なる位置に階層的に設置され、冷熱用地中熱交換器21Aが冷熱用蓄熱器3Aの上方に、冷熱用地中熱交換器22Aが、冷熱用蓄熱器3Aの下方に設置されている。同様に、温熱領域1Bの温熱用地中熱交換器21B、温熱用蓄熱器3B、温熱用地中熱交換器22Bは、地表面GLからの深さが異なる位置に階層的に設置され、温熱用地中熱交換器21Bが温熱用蓄熱器3Bの上方に、温熱用地中熱交換器22Bが下方に設置されている。
地上には、冷熱を造成する冷熱造成用ヒートポンプ41Aと、温熱を造成する温熱造成用ヒートポンプ41Bが設置されている。冷熱造成用ヒートポンプ41Aは、図示しない圧縮器、凝縮器、膨張弁、蒸発器等で構成され、冷熱領域1Aの冷熱用地中熱交換器21A、22Aから水等の熱交換媒体を介して供給された冷熱を利用して冷熱を造成し、必要な施設等に供給する。冷熱造成用ヒートポンプ41Aから排出された温排熱は、温熱領域1Bの温熱用蓄熱器3Bに熱交換媒体を介して供給され、温熱用蓄熱器3B周辺の温熱領域1Bに蓄熱する。温熱領域1Bに蓄積された温熱は、温熱用地中熱交換器21B、22Bから温熱造成用ヒートポンプ41Bの熱源として供給される。
同様に、温熱造成用ヒートポンプ41Bは、図示しない圧縮器、凝縮器、膨張弁、蒸発器等で構成され、温熱領域1Bの温熱用地中熱交換器21B、22Bから水等の熱交換媒体を介して供給された温熱を利用して温熱を造成し、必要な施設等に供給する。温熱造成用ヒートポンプ41Bから排出された冷排熱は、冷熱領域1Aの冷熱用蓄熱器3Aに熱交換媒体を介して供給され、冷熱用蓄熱器3A周辺の冷熱領域1Aに冷熱を蓄積する。冷熱領域1Aに蓄積された冷熱は、冷熱用地中熱交換器21A、22Aから冷熱造成用ヒートポンプ41Aの熱源として供給される。
上記したように、冷熱用地中熱交換器21A、22Aと温熱用地中熱交換器21B、22Bを、冷熱領域1Aと温熱領域1Bに別々に設置し、冷熱造成用ヒートポンプ41Aと温熱造成用ヒートポンプ41Bを独立して利用することができ、更に蓄熱したエネルギーを利用することで、効率的な運転が可能となる。また、地中熱交換器と蓄熱器を、冷熱領域1Aと温熱領域1Bにそれぞれ設置している。その結果、温熱造成用ヒートポンプ41Bから排出された冷排熱を冷熱領域1Aに蓄積しながら冷熱造成用ヒートポンプ41Aで利用し、冷熱造成用ヒートポンプ41Aから排出された温排熱を、冷熱領域1Aから離れた温熱領域1Bに蓄積しながら温熱造成用ヒートポンプ41Bで利用する。そのため、冷熱と温熱を同時に必要量を効率的に供給することが可能で、ヒートポンプの運転効率が向上し、省エネルギーとなる。
蓄熱用の冷熱源や温熱源として、上記した冷熱造成用ヒートポンプ41Aの温排熱や温熱造成用ヒートポンプ41Bの冷排熱以外に、地域特有の再生可能エネルギーを利用することができる。すなわち、地表に設置された冷熱供給装置42Aを介して、冷熱用蓄熱器3Aに雪氷熱等の冷熱を供給し、冷熱用蓄熱器3A周辺の冷熱領域1Aに冷熱を蓄積してもよい。また、地表に設置された温熱供給装置42Bを介して、温熱用蓄熱器3Bに太陽熱、温泉熱、大気熱、工場排熱等の温熱を供給し、温熱用蓄熱器3B周辺の温熱領域1Bに温熱を蓄積することができる。なお、上記説明はヒートポンプを用いた冷熱、温熱造成ヒートポンプであったが、上記説明から理解されるように、冷熱、温熱は、図1に示すように、ヒートポンプを用いることなく、冷熱、温熱をそのまま使用することができ、システムの運転効率の向上が図られる。
〔冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムの第2の実施の形態〕
図2は、本発明の第2の実施の形態の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムを示し、既成コンクリート杭利用の例を示す概略構成図を示す。図3は、図2の既成コンクリート杭を示す縦断面図であり、図3(a)は地中熱交換用既成コンクリート杭を示し、図3(b)は蓄熱器用既成コンクリート杭を示す。以下の説明では、上記第1の実施の形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。本発明の第2の実施の形態は、施設の基礎杭である既成コンクリート杭の中に、ポリエチレン製のUチューブを挿入して、地中熱交換器や蓄熱器とした例である。
図3(a)は、地中に埋め込んだ図に示すような既成コンクリート杭5の中に地中熱交換用Uチューブ61を挿入し、既成コンクリート杭5と地中熱交換用Uチューブ61の間に水等を充填し、地中熱交換用既成コンクリート杭にした例であり、図3(b)は、既成コンクリート杭5の中に蓄熱用Uチューブ62を挿入し、既成コンクリート杭5と蓄熱用Uチューブ62の間に水等を充填して、蓄熱器用既成コンクリート杭にした例である。
図2に示すように、第1の実施の形態と同様に、地中を冷熱領域1A(図2の左側)と温熱領域1B(図2の右側)に区分し、冷熱領域1Aに2本の冷熱用地中熱交換器用既成コンクリート杭51Aと1本の冷熱用蓄熱専用既成コンクリート杭52Aを設置している例を示す。また、温熱領域1Bに2本の温熱用地中熱交換器用既成コンクリート杭51Bと1本の温熱用蓄熱器用既成コンクリート杭52Bを設置している例を示す。冷熱領域1Aと温熱領域1Bは、その中央部が、数メートルから数十メートル離間して設置され、冷熱領域1Aは、建物の主に北側等の日当たりの悪い場所に配置されている杭群を利用し、温熱領域1Bは、建物の主に南側等の日当たりの良い場所に配置されている杭群を利用することが望ましい。
冷熱用地中熱交換器用既成コンクリート杭51A、温熱用地中熱交換器用既成コンクリート杭51Bには、例として各々2対の地中熱交換用Uチューブ61が挿入されている。また、冷熱用蓄熱器用既成コンクリート杭52A、温熱用蓄熱器用既成コンクリート杭52Bには、各々2対の蓄熱用Uチューブ62が挿入されている例を示す。図2では、地中熱交換用Uチューブ61を白丸で表し、蓄熱用Uチューブ62を黒丸で表している。
冷熱造成用ヒートポンプ41Aは、冷熱領域1Aの冷熱用地中熱交換器用既成コンクリート杭51Aの地中熱交換用Uチューブ61(本数は任意に変更できる)から水等の熱交換媒体を介して供給された冷熱を利用して冷熱を造成し、必要な施設等に供給する。冷熱造成用ヒートポンプ41Aから排出された温排熱は、温熱領域1Bの温熱用蓄熱器用既成コンクリート杭52Bの蓄熱用Uチューブ62に熱交換媒体を介して供給され、温熱用蓄熱器用既成コンクリート杭52B周辺の温熱領域1Bに温熱を蓄積する。温熱領域1Bに蓄積された温熱は、温熱用地中熱交換器用既成コンクリート杭51Bの地中熱交換用Uチューブ61から、温熱造成用ヒートポンプ41Bの熱源として供給される。
同様に、温熱造成用ヒートポンプ41Bは、温熱領域1Bの温熱用地中熱交換器用既成コンクリート杭51Bの地中熱交換用Uチューブ61から水等の熱交換媒体を介して供給された温熱を利用して温熱を造成し、必要な施設等に供給する。温熱造成用ヒートポンプ41Bから排出された冷排熱は、冷熱領域1Aの冷熱用蓄熱器用既成コンクリート杭52Aの蓄熱用Uチューブ62に熱交換媒体を介して供給され、冷熱用蓄熱器用既成コンクリート杭52A周辺の冷熱領域1Aに冷熱を蓄積する。冷熱領域1Aに蓄積された冷熱は、冷熱用地中熱交換器用既成コンクリート杭51Aの地中熱交換用Uチューブ61から、冷熱造成用ヒートポンプ41Aの熱源として供給される。
〔冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムの第3の実施の形態〕
図4は、本発明の第3の実施の形態の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムを示し、既成コンクリート杭に地中熱交換器と蓄熱器を併設した例を示す概略構成図、図5は、図4の既成コンクリート杭を示す縦断面図であり、地中熱交換器と蓄熱器を併設した既成コンクリート杭を示す縦断面図である。以下の説明では、上記実施の形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
図5に示すように、地中に埋め込んだ既成コンクリート杭5の中に地中熱交換用Uチューブ61と蓄熱用Uチューブ62を挿入し、既成コンクリート杭5と地中熱交換用Uチューブ61、蓄熱用Uチューブ62の間に水等を充填して、蓄熱器と地中熱交換器を併設した既成コンクリート杭にしている。
図4に示すように、第1の実施の形態と同様に、地中を冷熱領域1A(図4の左側)と温熱領域1B(図4の右側)に区分し、冷熱領域1Aに一例として3本の冷熱用蓄熱・地中熱交換器併設の既成コンクリート杭53Aを設置している。また、温熱領域1Bに一例として3本の温熱用蓄熱・地中熱交換器併設の既成コンクリート杭53Bを設置している。冷熱領域1Aと温熱領域1Bは、その中央部が、数メートルから数十メートル離間して設置され、冷熱領域1Aは、建物の主に北側等の日当たりの悪い場所に配置されている杭群を利用し、温熱領域1Bは、建物の主に南側等の日当たりの良い場所に配置されている杭群を利用することが望ましい。
冷熱用蓄熱・地中熱交換器併設の既成コンクリート杭53A、温熱用蓄熱・地中熱交換器併設の既成コンクリート杭53Bには、各々1対の地中熱交換用Uチューブ61と1対の蓄熱用Uチューブ62が挿入されている例を示す。図4では、地中熱交換用Uチューブ61を白丸で表し、蓄熱用Uチューブ62を黒丸で表している。
冷熱造成用ヒートポンプ41Aは、冷熱領域1Aの冷熱用蓄熱・地中熱交換器併設の既成コンクリート杭53Aの地中熱交換用Uチューブ61から水等の熱交換媒体を介して供給された冷熱を利用して冷熱を造成し、必要な施設等に供給する。冷熱造成用ヒートポンプ41Aから排出された温排熱は、温熱領域1Bの温熱用蓄熱・地中熱交換器併設の既成コンクリート杭53B及び周辺の温熱領域の蓄熱用Uチューブ62に熱交換媒体を介して供給され、温熱用蓄熱・地中熱交換器併設の既成コンクリート杭53Bの中及び周辺の温熱領域1Bに温熱を蓄積する。杭の中及び温熱領域1Bに蓄積された温熱は、温熱用蓄熱・地中熱交換器併設の既成コンクリート杭53Bの地中熱交換用Uチューブ61から温熱造成用ヒートポンプ41Bの熱源として供給される。
同様に、温熱造成用ヒートポンプ41Bは、温熱領域1Bの温熱用蓄熱・地中熱交換器併設の既成コンクリート杭53Bの地中熱交換用Uチューブ61から水等の熱交換媒体を介して供給された温熱を利用して温熱を造成し、施設等に供給する。温熱造成用ヒートポンプ41Bから排出された冷排熱は、杭の中及び冷熱領域1Aの冷熱用蓄熱・地中熱交換器併設の既成コンクリート杭53Aの蓄熱用Uチューブ62に熱交換媒体を介して供給され、冷熱用・蓄熱地中熱交換器併設の既成コンクリート杭53Aの中及び周辺の冷熱領域1Aに冷熱を蓄積する。杭の中及び冷熱領域1Aに蓄積された冷熱は、冷熱用蓄熱・地中熱交換器併設の既成コンクリート杭53Aの地中熱交換用Uチューブ61から冷熱造成用ヒートポンプ41Aの熱源として供給される。
〔冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムの第4の実施の形態〕
図6は、本発明の第4の実施の形態の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムを示し、場所打ち杭に設置した例を示す概略構成図である。以下の説明では、上記実施の形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。本発明の第4の実施の形態の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムは、施設の基礎杭である場所打ち杭の鉄筋籠にポリエチレン製のUチューブを多数取り付けて、地中熱交換器や蓄熱器とした例である。
図6に示すように、第1の実施の形態と同様に、地中を冷熱領域1A(図6の左側)と温熱領域1B(図6の右側)に区分し、冷熱領域1Aに冷熱用地中熱交換器付場所打ち杭54Aと冷熱用蓄熱器付場所打ち杭55Aを設置している。また、温熱領域1Bに温熱用地中熱交換器付場所打ち杭54Bと温熱用蓄熱器付場所打ち杭55Bを設置している。冷熱領域1Aと温熱領域1Bは、その中央部が、数メートルから数十メートル離間して設置され、冷熱領域1Aは、建物の主に北側等の日当たりの悪い場所に配置されている杭群を利用し、温熱領域1Bは、建物の主に南側等の日当たりの良い場所に配置されている杭群を利用することが望ましい。
冷熱用地中熱交換器付場所打ち杭54A、温熱用地中熱交換器付場所打ち杭54Bには、この例では各々8対の地中熱交換用Uチューブ61が挿入されている。また、冷熱用蓄熱器付場所打ち杭55A、温熱用蓄熱器付場所打ち杭55Bにも、この例では各々8対の蓄熱用Uチューブ62が設置されている。図6では、地中熱交換用Uチューブ61を白丸で表し、蓄熱用Uチューブ62を黒丸で表している。
冷熱造成用ヒートポンプ41Aは、冷熱領域1Aの冷熱用地中熱交換器付場所打ち杭54Aの地中熱交換用Uチューブ61から水等の熱交換媒体を介して供給された冷熱を利用して冷熱を造成し、必要な施設等に供給する。冷熱造成用ヒートポンプ41Aから排出された温排熱は、温熱領域1Bの温熱用蓄熱器付場所打ち杭55Bの蓄熱用Uチューブ62に熱交換媒体を介して供給され、温熱用蓄熱器付場所打ち杭55B周辺の温熱領域1Bに温熱を蓄積する。温熱領域1Bに蓄積された温熱は、温熱用地中熱交換器付場所打ち杭54Bの地中熱交換用Uチューブ61から温熱造成用ヒートポンプ41Bの熱源として供給される。
同様に、温熱造成用ヒートポンプ41Bは、温熱領域1Bの温熱用地中熱交換器付場所打ち杭54Bの地中熱交換用Uチューブ61から水等の熱交換媒体を介して供給された温熱を利用して温熱を造成し、必要な施設等に供給する。温熱造成用ヒートポンプ41Bから排出された冷排熱は、冷熱領域1Aの冷熱用蓄熱器付場所打ち杭55Aの蓄熱用Uチューブ62に熱交換媒体を介して供給され、冷熱用蓄熱器付場所打ち杭55A周辺の冷熱領域1Aに冷熱を蓄積する。冷熱領域1Aに蓄積された冷熱は、冷熱用地中熱交換器付場所打ち杭54Aの地中熱交換用Uチューブ61から冷熱造成用ヒートポンプ41Aの熱源として供給される。
〔冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムの第5の実施の形態〕
図7は、本発明の第5の実施の形態の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムを示し、1本の場所打ち杭に蓄熱器と地中熱交換器を併設した例を示す概略構成図である。以下の説明では、上記実施の形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
図7に示すように、第1の実施の形態と同様に、地中を冷熱領域1A(図7の左側)と温熱領域1B(図7の右側)に区分し、冷熱領域1Aに2本の冷熱用蓄熱・地中熱交換器を併設した場所打ち杭56Aを設置した例を示す。また、温熱領域1Bに2本の温熱用蓄熱・地中熱交換器を併設した場所打ち杭56Bを設置している例を示す。冷熱領域1Aと温熱領域1Bは、その中央部が、数メートルから数十メートル離間して設置され、冷熱領域1Aは、建物の主に北側等の日当たりの悪い場所に配置されている杭群を利用し、温熱領域1Bは、建物の主に南側等の日当たりの良い場所に配置されている杭群を利用することが望ましい。
冷熱用蓄熱・地中熱交換器を併設した場所打ち杭56A、温熱用蓄熱・地中熱交換器を併設した場所打ち杭56Bには、各々4対の地中熱交換用Uチューブ61と4対の蓄熱用Uチューブ62が設置されている例を示す。図7では、地中熱交換用Uチューブ61を白丸で表し、蓄熱用Uチューブ62を黒丸で表している。
冷熱造成用ヒートポンプ41Aは、冷熱領域1Aの冷熱用蓄熱・地中熱交換器を併設した場所打ち杭56Aの地中熱交換用Uチューブ61から水等の熱交換媒体を介して供給された冷熱を利用して冷熱を造成し、施設等に供給する。冷熱造成用ヒートポンプ41Aから排出された温排熱は、温熱領域1Bの温熱用蓄熱・地中熱交換器を併設した場所打ち杭56Bの蓄熱用Uチューブ62に熱交換媒体を介して供給され、温熱用蓄熱・地中熱交換器を併設した場所打ち杭56B周辺の温熱領域1Bに温熱を蓄積する。温熱領域1Bに蓄積された温熱は、温熱用蓄熱・地中熱交換器を併設した場所打ち杭56Bの地中熱交換用Uチューブ61から温熱造成用ヒートポンプ41Bの熱源として供給される。
同様に、温熱造成用ヒートポンプ41Bは、温熱領域1Bの温熱用蓄熱・地中熱交換器を併設した場所打ち杭56Bの地中熱交換用Uチューブ61から水等の熱交換媒体を介して供給された温熱を利用して温熱を造成し、施設等に供給する。温熱造成用ヒートポンプ41Bから排出された冷排熱は、冷熱領域1Aの冷熱用蓄熱・地中熱交換器を併設した場所打ち杭56Aの蓄熱用Uチューブ62に熱交換媒体を介して供給され、冷熱用蓄熱・地中熱交換器を併設した場所打ち杭56A周辺の冷熱領域1Aに冷熱を蓄積する。冷熱領域1Aに蓄積された冷熱は、冷熱用蓄熱・地中熱交換器を併設した場所打ち杭56Aの地中熱交換用Uチューブ61から冷熱造成用ヒートポンプ41Aの熱源として供給される。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されることはない。例えば、前述した第1の実施の形態では、冷熱用地中熱交換器21A、冷熱用蓄熱器3A、冷熱用地中熱交換器22A、温熱用地中熱交換器21B、温熱用蓄熱器3B、温熱用地中熱交換器22Bは、地表面GLからの深さが異なる位置に階層的に設置されているが、地表面GLからの深さが同じ位置に設置してもよい。
1A…冷熱領域
21A、22A…冷熱用地中熱交換器
3A…冷熱用蓄熱器
41A…冷熱造成用ヒートポンプ
42A…冷熱供給装置
1B…温熱領域
21B、22B…温熱用地中熱交換器
3B…温熱用蓄熱器
41B…温熱造成用ヒートポンプ
42B…温熱供給装置
5…既成コンクリート杭
51A…冷熱用地中熱交換器用既成コンクリート杭
51B…温熱用地中熱交換器用既成コンクリート杭
52A…冷熱用蓄熱器用既成コンクリート杭
52B…温熱用蓄熱器用既成コンクリート杭
53A…冷熱用蓄熱・地中熱交換器併設の既成コンクリート杭
53B…温熱用蓄熱・地中熱交換器併設の既成コンクリート杭
54A…冷熱用地中熱交換器付場所打ち杭
54B…温熱用地中熱交換器付場所打ち杭
55A…冷熱用蓄熱器付場所打ち杭
55B…温熱用蓄熱器付場所打ち杭
56A…冷熱用蓄熱・地中熱交換器を併設した場所打ち杭
56B…温熱用蓄熱・地中熱交換器を併設した場所打ち杭
61…地中熱交換用Uチューブ
62…蓄熱用Uチューブ

Claims (6)

  1. 冷熱を造成する冷熱造成用ヒートポンプと、
    地中に形成された冷熱領域に設置され、前記冷熱造成用ヒートポンプの熱源を供給する冷熱用地中熱交換器と、
    温熱を造成する温熱造成用ヒートポンプと、
    前記冷熱領域から離間して地中に形成された温熱領域に設置され、前記温熱造成用ヒートポンプの熱源を供給する温熱用地中熱交換器と、
    前記冷熱領域に設置され、前記温熱造成用ヒートポンプから排出される冷排熱を蓄熱するとともに、前記冷熱造成用ヒートポンプの熱源の一部を供給する冷熱用蓄熱器と、
    前記温熱領域に設置され、前記冷熱造成用ヒートポンプから排出される温排熱を蓄熱するとともに、前記温熱造成用ヒートポンプの熱源の一部を供給する温熱用蓄熱器とを備えた
    ことを特徴とする冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステム。
  2. 請求項1に記載の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
    前記冷熱用蓄熱器と前記冷熱用地中熱交換器は、地中に水平に設置され、及び/又は、
    前記温熱用蓄熱器と前記温熱用地中熱交換器は、地中に水平に設置されている
    ことを特徴とする冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステム。
  3. 請求項2に記載の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
    前記冷熱用蓄熱器と前記冷熱用地中熱交換器は、地表面からの深さが異なる位置に水平に設置され、及び/又は、
    前記温熱用蓄熱器と前記温熱用地中熱交換器は、地表面からの深さが異なる位置に水平に設置されている
    ことを特徴とする冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステム。
  4. 請求項1に記載の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
    前記冷熱領域に設置された冷熱側基礎杭には、前記冷熱用地中熱交換器と前記冷熱用蓄熱器の両方が挿入され、
    前記温熱領域に設置された温熱側基礎杭には、前記温熱用地中熱交換器と前記温熱用蓄熱器の両方が挿入されている
    ことを特徴とする冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステム。
  5. 請求項1に記載の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
    前記冷熱領域に設置された複数の冷熱側基礎杭の一方には、前記冷熱用地中熱交換器が挿入されるとともに、前記複数の冷熱側基礎杭の他方には前記冷熱用蓄熱器が挿入され、
    前記温熱領域に設置された複数の温熱側基礎杭の一方には、前記温熱用地中熱交換器が挿入されるとともに、前記複数の温熱側基礎杭の他方には前記温熱用蓄熱器が挿入されている
    ことを特徴とする冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステム。
  6. 請求項1ないし5から選択される1項に記載の冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
    前記冷熱領域と温熱領域の略中央部は、数メートルから数十メートル離間している
    ことを特徴とする冷温熱同時蓄熱システムを有する地中熱ヒートポンプシステム。
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