JP2016159257A - 供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被処理物の凝集による排出口の詰まりを抑制しつつ、貯留容器から被処理物を排出できる供給装置を提供する。【解決手段】この供給装置1は、貯留容器10、2つの撹拌スクリュー21,22、排出管30、および排出スクリュー41を有する。排出管30は、貯留容器10に設けられた排出口31から貯留容器10の外側へ向けて延びる。排出スクリュー41は、排出管30の内部と貯留容器10の内部とに亘って配置される。2つの撹拌スクリュー21,22は、貯留容器10の内部において、被処理物を撹拌しつつ、排出スクリュー41の近傍へ向かって被処理物を搬送する。これにより、排出スクリューの隙間に被処理物を充填する。充填された被処理物は、排出スクリュー41によって排出管30へ搬送される。これにより、被処理物の凝集による排出口31の詰まりを抑制しつつ、貯留容器10から被処理物を排出できる。【選択図】図3

Description

本発明は、粉体、粒体、粉砕体、造粒物等の被処理物を後続の装置へ供給する供給装置に関する。
従来、筒状の容器の内部において被処理物を撹拌しつつ、当該容器から下流側へ被処理物を供給する供給装置が知られている。従来の供給装置については、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1の撹拌混合排出装置では、撹拌槽の中心部に設けられた撹拌混合竪形スクリューコンベアにより、粉粒状肥料を撹拌混合させている。
また、特許文献1の撹拌混合排出装置では、撹拌槽の下方位置に、開閉自在な遮板を介して、水平送り出しスクリューコンベアが設けられている。混合後の肥料を下流側へ供給するときには、遮板を開いて、送り出し路内に肥料を落下させ、当該肥料を、水平送り出しスクリューコンベアにより排出している。
実公昭61−45865号広報
しかしながら、特許文献1の構造で、種々の被処理物を処理しようとすると、撹拌槽の底部に貯留された被処理物が、自重によって凝集する場合が生じる。特に、流動性が低い材料を扱うときには、凝集の問題が顕著に発生する。そして、撹拌槽の底部付近において被処理物が凝集すると、撹拌槽の送り出し口に詰まり(ブリッジ)が生じ、水平送り出しスクリューコンベアによる被処理物の排出が、滞ってしまう場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、被処理物の凝集による排出口の詰まりを抑制しつつ、貯留容器から被処理物を排出できる供給装置を提供することを、目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、供給装置であって、被処理物を貯留する貯留容器と、前記貯留容器に設けられた排出口から前記貯留容器の外側へ向けて延びる筒状の排出管と、前記排出管の内部と前記貯留容器の内部とに亘って配置される排出スクリューと、前記貯留容器の内部において、前記被処理物を撹拌しつつ前記排出スクリューへ向かって前記被処理物を搬送する2つの撹拌スクリューと、を有し、2つの前記撹拌スクリューの搬送方向は互いに異なる。
本願の第2発明は、第1発明の供給装置であって、2つの前記撹拌スクリューの各々の搬送方向は、前記排出回転中心となる仮想軸を含む鉛直な面に対して略対称である。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の供給装置であって、2つの前記撹拌スクリューの各々の搬送方向は、前記排出スクリューの回転中心となる仮想軸と直交する。
本願の第4発明は、第1発明乃至第3発明のいずれか1発明の供給装置であって、前記撹拌スクリューは、螺旋状に延びるコイル部を有し、前記コイル部の内側に空隙が存在する。
本願の第5発明は、第4発明の供給装置であって、前記撹拌スクリューは、前記コイル部の内側に配置された柱状の撹拌シャフトと、前記撹拌シャフトの外周面と前記コイル部とを繋ぐコイル支持部と、をさらに有する。
本願の第6発明は、第1発明乃至第5発明のいずれか1発明の供給装置であって、2つの前記撹拌スクリューは、同一の仮想軸を中心として回転する。
本願の第7発明は、第1発明乃至第6発明のいずれか1発明の供給装置であって、前記撹拌スクリューは、略水平に配置される。
本願の第8発明は、第7発明の供給装置であって、前記排出スクリューの高さ位置は、前記撹拌スクリューの下端縁よりも高く、かつ、前記撹拌スクリューの上端縁よりも低い。
本願の第9発明は、第1発明乃至第8発明のいずれか1発明の供給装置であって、前記貯留容器の底部は、前記撹拌スクリューの外周部に沿った形状である。
本願の第1発明〜第9発明によれば、2つの撹拌スクリューによって、被処理物を排出スクリューの隙間に充填できる。また、充填された被処理物を、排出スクリューで排出管へ搬送できる。このため、被処理物の凝集による排出口の詰まりを抑制しつつ、貯留容器から被処理物を排出できる。
特に、本願の第2発明によれば、2つの撹拌スクリューから排出スクリューへ向けて、略同一の角度で被処理物を搬送できる。これにより、排出スクリューに充填される被処理物の密度を均一にしやすい。
特に、本願の第3発明によれば、排出スクリューの周囲から排出スクリューへ向けて、被処理物が垂直に供給される。したがって、排出スクリューの隙間に、被処理物をより効率よく充填できる。
特に、本願の第4発明によれば、コイル部の内側に空隙が存在するため、コイル部が被処理物を押す圧力を低減できる。これにより、被処理物の凝集を抑制しつつ、被処理物を排出スクリュー側へ搬送できる。
特に、本願の第5発明によれば、撹拌シャフトに対してコイル部を支持できる。また、コイル支持部が回転することによって、被処理物を撹拌できる。
特に、本願の第6発明によれば、撹拌スクリューの動力源を共通化できる。これにより、装置の大型化を抑制できる。
特に、本願の第7発明によれば、重力による被処理物の偏りが生じにくい。
特に、本願の第8発明によれば、2つの撹拌スクリューから供給される被処理物を、排出スクリューの高さ方向の全体で受けることができる。したがって、排出スクリューの隙間に、被処理物をより効率よく充填できる。
特に、本願の第9発明によれば、貯留容器の底部の近傍まで撹拌スクリューで被処理物の撹拌ができる。これにより、貯留容器の底部付近において、凝集の発生を抑制できる。
供給装置の縦断面図である。 供給装置の縦断面図である。 供給装置の水平断面図である。 変形例に係る供給装置の縦断面図である。 変形例に係る供給装置の縦断面図である。 変形例に係る供給装置の縦断面図である。 変形例に係る供給装置の水平断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.一実施形態に係る供給装置>
図1および図2は、本発明の一実施形態に係る供給装置1の縦断面図である。図3は、供給装置1の水平断面図である。図1は、図2および図3中のI−I位置から見た供給装置1の断面に相当する。図2は、図1中のII−II位置から見た供給装置1の断面に相当する。図3は、図1および図2中のIII−III位置から見た供給装置1の断面に相当する。ただし、図1には、I−I位置よりも手前にある第2撹拌スクリュー22も描かれている。また、図1〜図3では、撹拌機構20および排出機構40の各部が、破断することなく描かれている。
この供給装置1は、樹脂ペレットや顔料等の粉粒体、または、廃プラスチック等から得られる粉砕体を、貯留容器10の内部に一旦貯留し、それらの被処理物を撹拌しつつ、後続の装置へ供給する装置である。図1〜図3に示すように、本実施形態の供給装置1は、貯留容器10、撹拌機構20、排出管30、排出機構40、および制御部50を備えている。
貯留容器10は、被処理物を貯留するタンクである。貯留容器10は、曲面状の底部11と、底部11の外周縁部から上方へ向けて筒状に延びる側壁12と、を有している。また、貯留容器10の上部は、カバー13により閉鎖されている。貯留容器10およびカバー13の材料には、例えば、ステンレスや鉄などの金属が用いられる。カバー13には、上下に貫通する投入口131が、設けられている。被処理物は、前工程の装置から、例えば空気輸送で搬送され、投入口131を介して、貯留容器10の内部へ投入される。
本実施形態の貯留容器10には、内部に貯留された被処理物の高さを検知するレベルセンサ14が取り付けられている。レベルセンサ14は、後述する排出スクリュー41の上方において、略水平に延びる検出部141を有する。レベルセンサ14は、検出部141に対する被処理物の接触の有無を検出し、当該検出信号を、後述する制御部50へ送信する。制御部50は、受信した検出信号に基づいて、排出スクリュー41の上方における被処理物の高さが、検出部141の高さに達しているか否かを判断できる。
撹拌機構20は、貯留容器10の内部において、被処理物を撹拌しつつ、後述する排出スクリュー41の近傍へ向かって被処理物を搬送する機構である。撹拌機構20は、第1撹拌スクリュー21、第2撹拌スクリュー22、撹拌シャフト23、および撹拌用モータ24を有する。
第1撹拌スクリュー21および第2撹拌スクリュー22は、1本の円柱状の撹拌シャフト23に固定されている。撹拌シャフト23は、貯留容器10の側壁12を貫いて、水平に延びている。また、撹拌シャフト23は、貯留容器10の側壁12に設けられた軸受231によって、回転可能に支持されている。図2および図3に示すように、撹拌シャフト23の一方の端部は、動力源である撹拌用モータ24に接続されている。
撹拌用モータ24を動作させると、図1〜図3中の矢印A1のように、撹拌シャフト23、第1撹拌スクリュー21、および第2撹拌スクリュー22が、一体として回転する。以下では、撹拌機構20における回転運動の中心となる仮想軸を「撹拌回転軸91」と称する。本実施形態では、2つの撹拌スクリュー21,22を、共通の撹拌用モータ24からの駆動力で、同一の撹拌回転軸91を中心として回転させる。これにより、供給装置1の大型化を抑制している。
第1撹拌スクリュー21および第2撹拌スクリュー22は、それぞれ、コイル部61と、複数のコイル支持部62とを有する。コイル部61は、撹拌シャフト23の周囲において、撹拌回転軸91を中心として螺旋状に延びている。ただし、第1撹拌スクリュー21のコイル部61と、第2撹拌スクリュー22のコイル部61とは、互いに逆向きに巻かれている。
このため、撹拌用モータ24の駆動時には、第1撹拌スクリュー21と第2撹拌スクリュー22とで、被処理物の搬送方向が互いに逆向きとなる。すなわち、第1撹拌スクリュー21および第2撹拌スクリュー22が回転すると、図2および図3中の白抜き矢印B1,B2のように、両撹拌スクリュー21,22の間に位置する排出スクリュー41の近傍へ向けて、被処理物が搬送される。その結果、排出スクリュー41の隙間に被処理物が充填される。
本実施形態では、撹拌シャフト23の外周面とコイル部61との間に、空隙が介在する。このため、コイル部61が被処理物を押す圧力は、当該空隙が無い場合よりも小さくなる。これにより、被処理物に対して過度に強い圧力が掛かることが、防止されている。したがって、本実施形態の第1撹拌スクリュー21および第2撹拌スクリュー22は、被処理物の凝集を抑制しつつ、被処理物を排出スクリュー41側へ搬送することができる。なお、コイル部61の断面形状は、円形であってもよく、矩形や多角形などの他の形状であってもよい。
複数のコイル支持部62は、それぞれ、撹拌シャフト23の外周面から外側へ向けて延びている。各コイル支持部62の外端部は、コイル部61に接続されている。すなわち、コイル支持部62は、撹拌シャフト23の外周面とコイル部61とを繋いでいる。これにより、撹拌シャフト23に対してコイル部61が支持されている。また、コイル支持部62は、撹拌シャフト23およびコイル部61とともに回転する。これにより、被処理物が撹拌されて、被処理物の凝集が抑制される。
排出管30は、貯留容器10の底部11に設けられた排出口31から、貯留容器10の外側に向けて、円筒状に延びている。図1および図3に示すように、本実施形態の排出管30は、水平方向かつ上面視において撹拌シャフト23と直交する方向に、延びている。
排出管30の端部には、下方へ向けて筒状に延びる排出シュート32が、接続されている。貯留容器10から、後述する排出スクリュー41によって排出管30へ排出された被処理物は、排出スクリュー41の先端まで搬送された後、排出シュート32へ落下する。そして、当該被処理物は、排出シュート32を通って、後工程の装置へ供給される。
排出機構40は、貯留容器10の内部から排出管30へ、被処理物を搬送するための機構である。排出機構40は、排出スクリュー41、排出シャフト42、および排出用モータ43を有する。
排出スクリュー41は、貯留容器10の内部と排出管30の内部とに亘って、略水平に配置されている。排出スクリュー41の排出管30とは反対側の端部は、排出シャフト42に固定されている。排出シャフト42は、貯留容器10の底部11を貫いて略水平に延び、貯留容器10の外部において、動力源である排出用モータ43に接続されている。
排出用モータ43を駆動させると、図1中の矢印A2のように、排出シャフト42および排出スクリュー41が、一体として回転する。以下では、排出機構40における回転運動の中心となる仮想軸を「排出回転軸92」と称する。排出スクリュー41が回転すると、排出スクリュー41に充填された被処理物は、図1中の白抜き矢印B3のように、貯留容器10の内部から排出管30の内部へ向けて、搬送される。
本実施形態の排出スクリュー41は、排出回転軸92を螺旋状に取り囲むコイル状の部材(いわゆるコイルスクリュー)である。コイルスクリューを用いると、被処理物の付着性・圧縮性が強い場合であっても、被処理物が排出スクリュー41に付着して凝集するのを抑制できる。ただし、付着性・圧縮性の小さい被処理物を扱う場合には、コイルスクリューに代えて、シャフトの外周から板状かつ螺旋状に延びるフライトを有する、いわゆるフライトスクリューを用いてもよい。
制御部50は、供給装置1の動作を制御するための手段である。図1〜図3に概念的に示すように、制御部50は、レベルセンサ14、撹拌用モータ24、および排出用モータ43と、電気的に接続されている。制御部50は、例えば、CPU等の演算処理部やメモリを有するコンピュータと、各モータ24,43に駆動電流を与える電源装置とを組み合わせて、構成される。制御部50は、ユーザの操作、各種の入力信号、予め設定されたプログラム、またはレベルセンサ14の検出信号に基づいて、撹拌用モータ24および排出用モータ43に駆動電流を与える。これにより、各モータ24,43の駆動を制御する。
制御部50が撹拌用モータ24および排出用モータ43を駆動させると、第1撹拌スクリュー21、第2撹拌スクリュー22、および排出スクリュー41が回転する。そうすると、第1撹拌スクリュー21および第2撹拌スクリュー22によって、貯留容器10内に貯留された被処理物が撹拌されるとともに、貯留容器10内の被処理物が、第1撹拌スクリュー21と第2撹拌スクリュー22との間へ向けて搬送される。その結果、排出スクリュー41の隙間に被処理物が充填される。そして、充填された被処理物が、排出スクリュー41の回転によって、貯留容器10から排出される。
制御部50は、貯留容器10から被処理物を排出したいときには、撹拌用モータ24と排出用モータ43とを、ともに駆動させる。これにより、排出スクリュー41の隙間に被処理物を充填しつつ、当該被処理物を排出管30へ排出する。なお、撹拌用モータ24は、排出用モータ43の駆動開始と同時に駆動させてもよいし、排出用モータ43の駆動開始の少し前から駆動させてもよい。
一方、貯留容器10からの被処理物の排出を停止したいときには、排出用モータ43の駆動を止めて、スクリューコンベアを静止させる。このとき、撹拌用モータ24の駆動についても、排出用モータ43の駆動停止と同時またはその前後に停止させる。これにより、第1撹拌スクリュー21と第2撹拌スクリュー22との間において被処理物が圧縮されて凝集が生じるのを抑制する。
また、図1および図2に示すように、本実施形態の排出スクリュー41は、撹拌シャフト23よりも下方に配置されている。このため、第1撹拌スクリュー21および第2撹拌スクリュー22の間、かつ、排出スクリュー41の上方の空間においては、第1撹拌スクリュー21および第2撹拌スクリュー22から被処理物が搬送されることによって、被処理物の密度が高まる。密度が高まった当該被処理物は、重力により下方へ移動し、排出スクリュー41の隙間に充填される。すなわち、本実施形態では、排出スクリュー41に対して、水平方向だけではなく、上方向からも被処理物が供給される。これにより、排出スクリュー41の隙間に被処理物がより効率よく充填される。
このように、本実施形態の供給装置1は、第1撹拌スクリュー21および第2撹拌スクリュー22によって、排出スクリュー41の隙間に被処理物を充填できる。また、充填された被処理物を、排出スクリュー41によって排出管30へ排出できる。このため、排出口31付近における被処理物の凝集を抑制しつつ、貯留容器10から被処理物を排出できる。
このような被処理物の排出方法は、種々の粉体、粒体、粉砕体、または造粒物に適用できるが、被処理物が、凝集を生じやすい材料である場合には、特に有用である。例えば、カー(Carr)の流動性指数が40未満の材料を扱う場合には、凝集による排出口の詰まりが生じやすい。しかしながら、上記の排出方法を採用すれば、被処理物を、従来よりも安定的に排出できる。なお、カーの流動性指数については、例えば、ホソカワミクロン株式会社製のパウダテスタPT-Xを用いて、測定すればよい。
制御部50は、レベルセンサ14の検出信号に基づいて、撹拌用モータ24または排出用モータ43の回転数を制御してもよい。例えば、排出スクリュー41の上方において、被処理物が検出部141の位置まで貯留されると、レベルセンサ14が被処理物を検知する。この場合、被処理物を貯留容器10の中央に集中させ過ぎていると判断できる。したがって、制御部50は、撹拌用モータ24の回転数を低下させるか、または、排出用モータ43の回転数を上昇させるようにしてもよい。このようにすれば、貯留容器10の中央における被処理物の凝集を抑制できる。
また、図1に示すように、本実施形態では、排出管30の内径と、排出スクリュー41の外径とが、略同一となっている。これにより、貯留容器10内の被処理物が、排出スクリュー41によらずに、排出管30内へ流出することが、抑制されている。したがって、本実施形態の構造では、排出口31に開閉可能な遮蔽板や弁体を設ける必要はない。被処理物は、主として排出スクリュー41により排出される。このため、被処理物の排出量を、容易に制御できる。
また、図2および図3に示すように、本実施形態では、2つの撹拌スクリュー21,22の搬送方向(白抜き矢印B1,B2の方向)が、排出回転軸92を含む鉛直な面に対して略対称となっている。このため、2つの撹拌スクリュー21,22から排出スクリュー41へ向けて、水平面に対して略同一の角度(本実施形態ではいずれも水平面に対して略0°)で被処理物を搬送できる。したがって、排出スクリュー41に充填される被処理物の密度を均一にしやすい。特に、本実施形態では、2つの撹拌スクリュー21,22が、いずれも略水平に配置されている。このため、重力による被処理物の偏りが生じにくい。
また、本実施形態では、2つの撹拌スクリュー21,22の長さおよび形状も、排出回転軸92を含む鉛直な面に対して略対称となっている。このため、第1撹拌スクリュー21から排出スクリュー41へ供給される被処理物の密度と、第2撹拌スクリュー22から排出スクリュー41へ供給される被処理物の密度とを、より均一にすることができる。
また、図3に示すように、本実施形態では、2つの撹拌スクリュー21,22の各々の搬送方向が、排出回転軸92と直交している。このため、排出スクリュー41の周囲から排出スクリュー41へ向けて、被処理物が垂直に供給される。したがって、排出スクリュー41の隙間に、被処理物をより効率よく充填できる。
なお、排出スクリュー41の高さ位置は、2つの撹拌スクリュー21,22のコイル部61の下端縁よりも高く、かつ、2つの撹拌スクリュー21,22のコイル部61の上端縁よりも低いことが好ましい。そうすれば、2つの撹拌スクリュー21,22から供給される被処理物を、排出スクリュー41の高さ方向の全体で受けることができる。したがって、排出スクリュー41の隙間に、被処理物をより効率よく充填できる。
また、本実施形態では、貯留容器10の底部11が、第1撹拌スクリュー21および第2撹拌スクリュー22の外周部に沿った形状となっている。具体的には、貯留容器10の底部11の内周面のいずれの位置においても、撹拌回転軸91からの距離が略一定となっている。このため、貯留容器10の底部11付近において、被処理物の偏りを抑制しながら、被処理物を撹拌できる。したがって、貯留容器10の底部11付近において、凝集の発生を抑制できる。
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図4は、一変形例に係る供給装置1aの縦断面図である。図4の例では、第1撹拌スクリュー21aの撹拌回転軸91aに沿う方向の長さと、第2撹拌スクリュー22aの撹拌回転軸91aに沿う方向の長さとが、異なる。排出管の位置に設計上の制限がある場合には、この例のように、2つの撹拌スクリュー21a,22aの長さを相違させてもよい。その場合、第1撹拌スクリュー21aによる被処理物の搬送量と、第2撹拌スクリュー22aによる被処理物の搬送量とを、均一化するために、第1撹拌スクリュー21aのコイル部61aの撹拌回転軸91aに対する角度と、第2撹拌スクリュー22aのコイル部61aの撹拌回転軸91aに対する角度とを、相違させてもよい。
図5は、他の変形例に係る供給装置1bの縦断面図である。図5の例では、第1撹拌スクリュー21bと、第2撹拌スクリュー22bとが、それぞれ異なる撹拌回転軸911b,912bを中心として回転する。撹拌回転軸911b,912bは、水平面に対してそれぞれ傾斜している。そして、第1撹拌スクリュー21bと第2撹拌スクリュー22bとが、別個の撹拌用モータ241b,242bによって回転する。
図5の例においても、第1撹拌スクリュー21bによる被処理物の搬送方向(図5中の白抜き矢印B1bの方向)と、第2撹拌スクリュー22bによる被処理物の搬送方向(図5中の白抜き矢印B2bの方向)とが、いずれも排出スクリュー41bまたは排出スクリュー41bの上方の空間へ向けられている。このため、第1撹拌スクリュー21bおよび第2撹拌スクリュー22bを回転させることで、排出スクリュー41bの隙間に、被処理物を充填させることができる。
図6は、他の変形例に係る供給装置1cの縦断面図である。図6の例では、排出回転軸92cが、水平面に対して傾斜している。具体的には、排出管30cが、貯留容器10cの排出口31cから外側へ向けて、斜め上方へ延びている。そして、排出コンベア41cも、排出管30cの内部において斜めに配置されている。排出コンベア41cを回転させると、図6中の白抜き矢印B3cのように、被処理物が貯留容器10cから外側へ向けて、斜め上方に排出される。このようにすれば、貯留容器10c内の被処理物が、自重によって排出管30cへ流出することを抑制できる。したがって、被処理物の排出量を、より正確に制御できる。
図7は、他の変形例に係る供給装置1dの水平断面図である。図7の例のように、撹拌回転軸911d,912dと排出回転軸92dとは、上面視において垂直でなくてもよい。図7の例においても、第1撹拌スクリュー21dによる被処理物の搬送方向(図7中の矢印B1dの方向)と、第2撹拌スクリュー22dによる被処理物の搬送方向(図7中の矢印B2dの方向)とは、いずれも排出スクリュー41dまたは排出スクリュー41dの上方の空間へ向けられている。したがって、第1撹拌スクリュー21dおよび第2撹拌スクリュー22dを回転させることで、排出スクリュー41dの隙間に、被処理物を充填させることができる。
また、撹拌スクリューは、貯留容器の内部において、凝集を解消する目的で、1種の被処理物を撹拌するものであってもよく、被処理物を均一に混合する目的で、2種以上の被処理物を撹拌するものであってもよい。また、撹拌スクリューは、貯留容器の内部において、被処理物を粉砕または造粒しつつ、撹拌するものであってもよい。
また、供給装置の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1,1a,1b,1c,1d 供給装置
10,10c 貯留容器
11 底部
12 側壁
13 カバー
14 レベルセンサ
20 撹拌機構
21,21a,21b,21d 第1撹拌スクリュー
22,22a,22b,22d 第2撹拌スクリュー
23 撹拌シャフト
24 撹拌用モータ
30,30c 排出管
31,31c 排出口
32 排出シュート
40 排出機構
41,41b,41c,41d 排出スクリュー
42 排出シャフト
43 排出用モータ
50 制御部
61,61a コイル部
62 コイル支持部
91,91a、911b,912b,911d,912d 撹拌回転軸
92,92c,92d 排出回転軸
141 検出部

Claims (9)

  1. 被処理物を貯留する貯留容器と、
    前記貯留容器に設けられた排出口から前記貯留容器の外側へ向けて延びる筒状の排出管と、
    前記排出管の内部と前記貯留容器の内部とに亘って配置される排出スクリューと、
    前記貯留容器の内部において、前記被処理物を撹拌しつつ前記排出スクリューへ向かって前記被処理物を搬送する2つの撹拌スクリューと、
    を有し、
    2つの前記撹拌スクリューの搬送方向は互いに異なる、供給装置。
  2. 請求項1に記載の供給装置であって、
    2つの前記撹拌スクリューの各々の搬送方向は、前記排出スクリューの回転中心となる仮想軸を含む鉛直な面に対して略対称である、供給装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の供給装置であって、
    2つの前記撹拌スクリューの各々の搬送方向は、前記排出スクリューの回転中心となる仮想軸と直交する、供給装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の供給装置であって、
    前記撹拌スクリューは、螺旋状に延びるコイル部を有し、
    前記コイル部の内側に空隙が存在する、供給装置。
  5. 請求項4に記載の供給装置であって、
    前記撹拌スクリューは、
    前記コイル部の内側に配置された柱状の撹拌シャフトと、
    前記撹拌シャフトの外周面と前記コイル部とを繋ぐコイル支持部と、
    をさらに有する、供給装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の供給装置であって、
    2つの前記撹拌スクリューは、同一の仮想軸を中心として回転する、供給装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の供給装置であって、
    前記撹拌スクリューは、略水平に配置される、供給装置。
  8. 請求項7に記載の供給装置であって、
    前記排出スクリューの高さ位置は、前記撹拌スクリューの下端縁よりも高く、かつ、前記撹拌スクリューの上端縁よりも低い、供給装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の供給装置であって、
    前記貯留容器の底部は、前記撹拌スクリューの外周部に沿った形状である、供給装置。
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