JP2016159004A - 液状化粧料容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイキャッチ効果が高い液状化粧料容器を提供することを課題とする。【解決手段】塗布具2を構成するキャップ12を、容器本体1の一方端に対して着脱するにあたって、キャップ12を、回転させることなく、押し込み/引き抜いて一方端との軸線方向の係合/解除を行う構成とし、塗布具2の先端の湾曲した塗布部14を、湾曲した容器本体1内において進退させることを可能とすると共に収容させることを可能とする。このように湾曲した塗布部14を収容する容器本体1を、湾曲形状とすることにより、今までに見たことのない外観を呈するようにする。【選択図】図3

Description

本発明は、液状化粧料容器に関する。
従来、マスカラの塗布がしやすく且つ多量のマスカラを保持する効果が高い塗布具、及び、この塗布具を収容するマスカラ容器として、以下の特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1にあっては、塗布具は、弓なりに湾曲するブラシ部と、ブラシ部を支持する支持棒と、を備える。ブラシ部は、針状突起を配列し弓なりに湾曲した塗布域と、この塗布域に連なり、その上部が支持棒の先端部に外嵌合する連結域と、を有し、この連結域のうち、塗布域と支持棒の先端部との間が緩衝域とされ、この緩衝域は、塗布域の湾曲する突出方向と逆向きに屈折する(塗布域の湾曲がそのまま続かずに折れ曲がる)構成となっている。支持棒の後端部は、スクリューキャップに内嵌合し、これにより、塗布具はスクリューキャップと一体化されている。マスカラ容器は、有底円筒状を呈しマスカラが充填されたボトルと、ボトルの口部に螺合により着脱可能に取り付けられる上記スクリューキャップと、を備えて構成される。そして、ブラシ部を口部を通してボトル内に進入させボトル内のマスカラに浸漬させながら、スクリューキャップを回転することにより、スクリューキャップをボトルの口部に螺合させ装着させてマスカラ容器が構成される。
このマスカラ容器では、ブラシ部の塗布域が弓なりに湾曲しているものの、ブラシ部の塗布域より上部の緩衝域が、塗布域の湾曲する突出方向と逆向きに屈折し、ブラシ部の先端が、ほぼ支持棒の想定軸線上(支持棒の軸を延長した軸上)に位置する構成のため、スクリューキャップを回転させても、弓なりに湾曲するブラシ部が、有底円筒状のボトルの内面に接触することなく回転できるようになっている。
特開2006−271477号公報
ここで、上記マスカラ容器は、弓なりに湾曲するブラシ部の塗布域によって、マスカラの塗布がしやすく且つ多量のマスカラを保持する効果が高いとされているものであるが、市販されている一般のマスカラ容器とほぼ同様な形状で目新しさのない外観である。従って、新規な造形を提供し、目新しさによるアイキャッチ効果(人目を引く効果)を高めることにより、販売の促進に繋げる検討がなされている。
そこで、本発明は、アイキャッチ効果が高いマスカラ容器を始めとした液状化粧料容器を提供することを目的とする。
本発明による液状化粧料容器は、有底筒状に構成されて内部に液状化粧料を収容し一方端に開口部を有する容器本体と、容器本体の一方端に着脱可能に装着されるキャップ及び当該キャップに連結された軸部並びに当該軸部の先端の塗布部を有する塗布具と、を備え、塗布具のキャップを、容器本体の一方端に装着すると、塗布具の塗布部が容器本体内に進入し液状化粧料に浸漬する液状化粧料容器であって、キャップ及び一方端は、キャップを軸線方向に押し込むことにより一方端に対して軸線方向に着脱可能に係合する係合部をそれぞれ備え、塗布部は湾曲し、容器本体は、塗布部を収容可能に湾曲していることを特徴としている。
このような液状化粧料容器によれば、キャップを容器本体の一方端に対して着脱するにあたって、キャップを、回転させることなく、押し込み/引き抜いて一方端との軸線方向の係合/解除を行う構成のため、湾曲した塗布部を、湾曲した容器本体内において進退させることができ、収容させることができる。このように湾曲した塗布部を収容する容器本体が、湾曲する形状のため、今までに見たことのない外観を呈し、アイキャッチ効果を高めることができる。
ここで、軸部は湾曲し、塗布部は、軸部の湾曲形状がそのまま続くように湾曲していると、軸部及び塗布部によって大きい湾曲を形成でき、把持部としてのキャップを持つ手が、従来(特開2006−271477号公報)のようなブラシ部のほぼ延長線上に位置しブラシ部とほぼ同じ高さに位置する場合に比して、下方に位置することになり、鏡を見ながらの塗布が容易となる。
また、容器本体の開口部の内周側に設けられ、キャップを一方端に装着する際に、塗布具の塗布部が通る掻き取り孔を有する掻き取り部を備え、塗布部の横断面外周形状及び掻き取り孔を形成する掻き取り部の内周形状は、それぞれ非円形の形状を有すると共に、互いに相似形を成し、且つ、非円形形状は、非円形形状同士を軸線周り回転方向に合わせる際に、軸線周り回転方向の一の向きしか合わない形状であり、湾曲した塗布部の平面視の向きと、湾曲した容器本体の平面視の向きとが合ったときに、一の向きしか合わない非円形形状同士が合う構成が好ましい。
このような構成を採用した場合、一の向きでしか合わない塗布部の非円形の外周形状と掻き取り孔を形成する掻き取り部の非円形の内周形状とが、合った状態においては、塗布部を掻き取り孔に無理なく通すことができ、従って、塗布部を掻き取り孔に通すことによって、キャップを一方端に対して軸線周り回転方向に容易に位置決めできる。この状態で、湾曲した塗布部の平面視の向きと、湾曲した容器本体の平面視の向きとが合っていることから、湾曲した塗布部を、湾曲した容器本体内に容易且つ確実に進入させ、収容させることができる。また、上述のように、非円形形状同士が合った状態で、塗布部を掻き取り孔に対して通過させるため、掻き取り部の内周全体を塗布部の外周全体に一様に押し当てることができ、塗布部に付着した余分な液状化粧料を均等に掻き取り、液状化粧料の付着ムラをなくすことができる。
このように本発明によれば、アイキャッチ効果が高い液状化粧料容器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る液状化粧料容器の外観を示す正面図である。 図1に示す液状化粧料容器の平面図である。 図1に示す液状化粧料容器の縦断面図である。 図3のIV-IV矢視図である。 図1〜図4中の容器本体を示す正面図である。 図1〜図4中の塗布具を示す正面図である。 図3のVII-VII矢視図である。 図3のVIII-VIII矢視図である。 図3中の掻き取り部材を示す正面図である。 図9に示す掻き取り部材の下面図である。
以下、本発明による液状化粧料容器の好適な実施形態について図1〜図10を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る液状化粧料容器の外観正面図、図2は、図1の平面図、図3及び図4は、液状化粧料容器の各縦断面図、図5は、容器本体を示す図、図6は、塗布具を示す図、図7及び図8は、図3のVII-VII、VIII-VIII各矢視図、図9及び図10は、掻き取り部材を示す各図であり、本実施形態の液状化粧料容器は、使用者により液状化粧料を被塗布部に塗布するときに用いられるものである。液状化粧料は、ここでは、特に好適であるとして、睫毛をボリュームアップするためのマスカラとされているが、例えば、アイブロウやヘアマスカラ等の他の液状化粧料であっても良く、種々の液状化粧料を採用できる。
図1〜図4に示すように、液状化粧料容器100は、ボトルタイプ式の液状化粧料容器であって、液状化粧料Lを収容する容器本体1と、この容器本体1に着脱可能に装着された塗布具2と、を概略具備している。
容器本体1は、ここでは、硬い樹脂製又は金属製とされ、液状化粧料Lを収容するための収容部3と、この収容部3の上部に一体に連設され容器本体1の一方端を構成する開口頚部4と、を備える。
図2〜図5に示すように、収容部3は、有底楕円筒状に構成されて、その内部に液状化粧料Lを収容する。収容部3は、その上部が、上下方向に短尺に延びる形状を呈し、この上部の下から下端までの範囲が、下端に向かうに従い図示左下側(図3及び図5)を向くように湾曲する形状を呈している。
開口頚部4は、収容部3より小径で相似形を成す楕円筒状に構成され収容部3の上部と同軸に配置されると共に、収容部3の上端部の縮径する段差部(肩部)を介して真っ直ぐ上方へ延びるように繋がり、その筒内が収容部3内に連通した状態となっている。
開口頚部4には、図5に示すように、その外周面に、塗布具2を軸線方向に着脱可能に係合するための係合部5が環状に形成される。この環状の係合部5は軸線方向に凹凸が並ぶものである。開口頚部4の外周面の係合部5より下方位置には、気密用のOリング20が装着されている。そして、開口頚部4の内周側には、図3及び図4に示すように、塗布具2の後述する塗布部14及び軸部13に付着している余分な液状化粧料Lを掻き取る(削ぎ落とす)ための楕円筒状の掻き取り部材(掻き取り部)6が取り付けられている。
掻き取り部材6は、図3、図4、図9及び図10に示すように、有底楕円筒状に構成され、ここでは、TPU、TPE、ゴム材、軟質PP、軟質PE、シリコンゴム等より形成された弾性体である。この掻き取り部材6は、開口頚部4の内周面に当接する楕円筒部7及びこの楕円筒部7に連設され開口頚部4の上面に当接する鍔部8を備えると共に、楕円筒部7の下部外周面から外方に環状に突出し開口頚部4の段差部の内面に当接する突出部9を備える。
また、掻き取り部材6の有底部10の略中央には、塗布具2の塗布部14及び軸部13が通過する掻き取り孔11が設けられている。この掻き取り孔11を形成する有底部10の内周面が、塗布部14及び軸部13に付着した余分な液状化粧料Lを掻き取る。
掻き取り孔11は、軸線方向視において非円形形状であり、ここでは、特に図10に示すように、二等辺三角形様(略二等辺三角形)の形状を呈している。この二等辺三角形様の非円形形状は、図示右側に二等辺三角形の頂点が位置するように配置されている。
このような構成を有する掻き取り部材6は、図3及び図4に示すように、容器本体1の開口頚部4の上方から圧入され、その鍔部8と突出部9との間に開口頚部4を軸線方向に挟むようにして、開口頚部4に装着される。
図2〜図4及び図6に示すように、塗布具2は、容器本体1の開口頚部4に着脱可能に装着されるキャップ12と、当該キャップ12の内周面に圧入より連結されると共に収容部3側に延びる軸部13と、当該軸部13の先端に設けられた塗布部14と、を備える。
キャップ12は、使用者により把持される部分であり、有底楕円筒状に構成されて、有底部が上側に位置する配置とされる。このキャップ12は、その開口端側の内周面に、開口頚部4の外周面の環状の係合部5に軸線方向に着脱可能に係合する環状の係合部15を備える。この環状の係合部15は、軸線方向に凸凹が並ぶものである。そして、キャップ12は、その係合部15を容器本体1の係合部5に軸線方向に係合することで、容器本体1に対して着脱可能に装着される。
軸部13は、キャップ12内から容器本体1の収容部3側(図示下方)に向かって突出している。この軸部13は、図3及び図6に示すように、ほぼ上半分が、上下方向に延びる形状を呈し、ほぼ下半分が、下端に向かうに従い図示左下側を向くように湾曲する形状を呈している。この軸部13は、軸線方向に直交する横断面外周形状が、上記掻き取り孔11を形成する有底部10の内周形状(掻き取り孔11)と相似形を成す非円形形状とされている。従って、ここでは、二等辺三角形様の形状を呈し(図7参照)、掻き取り孔11より多少大きい相似形となっている。
塗布部14は、軸部の湾曲形状がそのまま続くように湾曲し、下端に向かうに従い図示左下側を向くように湾曲している。この塗布部14は、軸部13と同様な二等辺三角形様の横断面外周形状(図7参照)と、この二等辺三角形様の横断面外周形状から二等辺三角形の二等辺側を削除した外周形状(図8参照)とが、軸線方向に交互に連なる形状となっている。より具体的には、塗布部14は、軸部の片側(図3の右側)において外側に向かって山型(三角形状)に突出する櫛歯16を軸線方向に沿って一列に並設した所謂コームとされている。このように、塗布部14は、その櫛歯16を片側に有する部分(図7参照)の横断面外周形状が、軸部13の横断面外周形状と同じであり、上記掻き取り孔11を形成する有底部10の内周形状(掻き取り孔11)と相似形を成す非円形形状とされ、掻き取り孔11より多少大きい相似形となっている。
このように湾曲した塗布部14及び当該塗布部14に連なる軸部13の下半分の湾曲の曲率は、図3に示すように、容器本体1の収容部3の湾曲の曲率より小さくなっている。
そして、図3及び図4に示すように、塗布具2のキャップ12の楕円形状を成す内周面と、容器本体1の開口頚部4の楕円形状を成す外周面とが合い、塗布具2のキャップ12と容器本体1の開口頚部4とが軸線周り回転方向に係合すると共に、キャップ12の内周面の係合部15と、開口頚部4の外周面の係合部5とが軸線方向に係合することにより、キャップ12が容器本体1に着脱可能に装着されている。
この状態で、湾曲した塗布部14の平面視の向き(図2の左向き)と、湾曲した容器本体1の平面視の向き(図2の左向き)とが合っており、軸部13は、掻き取り部材6の掻き取り孔11を通して容器本体1の収容部3内に進入し、塗布部14は、収容部3に貯留されている液状化粧料Lに浸漬した状態となっている。
また、この状態で、塗布部14の櫛歯16を有する部分と同様な外周形状を有する軸部13の非円形の外周形状と、掻き取り部材6の有底部10の非円形の内周形状(掻き取り孔11)とは、軸線方向視において合っており、非円形形状同士は、軸線周り回転方向にずれていない。
このように構成された液状化粧料容器100を使用する場合には、図1〜図4に示す状態から、使用者は、キャップ12を把持して当該キャップ12を容器本体1の開口頚部4から引き抜き、係合部5,15の係合を解除する。
このとき、上述したように、軸部13及び塗布部14の非円形の外周形状と掻き取り部材6の有底部10の非円形の内周形状(掻き取り孔11)とが軸線方向視において合っているため、軸部13の上下方向に延びる上半分を掻き取り孔11に対して無理なく引き抜くことができるのは言うに及ばず、軸部13の湾曲した下半分及び塗布部14も、その湾曲の度合いが緩やかなことも相まって、掻き取り孔11に対して無理なく引き抜くことができ、軸部13及び塗布部14を掻き取り孔11を通して容易に出すことができる。また、このように、軸部13及び塗布部14の非円形の外周形状と掻き取り部材6の有底部10の非円形の内周形状とが軸線方向視において合っているため、掻き取り部材6の有底部10の内周全体を、軸部13及び塗布部14の外周全体に一様に押し当てることができ、弾性体である掻き取り部材6の有底部10の非円形形状の内周が捲り上げられながら当該内周により、軸部13及び塗布部14に付着した余分な液状化粧料Lが均等に掻き取られ、塗布部14において液状化粧料Lの付着ムラがなくされることになる。
そして、使用者は、塗布部14にムラなく付着した液状化粧料Lを、当該塗布部14により被塗布部に塗布する。従って、塗りムラを生じることなく綺麗に塗布できる。
塗布が終わったら、使用者は、湾曲した塗布部14が正面視において向く側(図3の右側又は左側)と、湾曲した容器本体1が正面視において向く側(図3の右側又は左側)とが、同じ側を向くようにしながら、塗布具2を容器本体1側に下ろしていき、塗布具2の非円形形状の塗布部14を、容器本体1の掻き取り部材6の非円形形状の掻き取り孔11に差し込むようにする。
そして、このように非円形形状の塗布部14を非円形形状の掻き取り孔11に差し込むことにより、キャップ12を容器本体1の開口頚部4に対して軸線周り回転方向に位置決めできる。この状態にあっては、湾曲した塗布部14の平面視の向き(図2の左向き)と、湾曲した容器本体1の平面視の向き(図2の左向き)とが合った状態になっている。
なお、塗布具2のキャップ12の楕円形状と容器本体1の楕円形状とを軸線方向視(平面視)において概ね合わすようにしながら、塗布具2を容器本体1側に下ろしていき、非円形形状の塗布部14を、非円形形状の掻き取り孔11に差し込む方法もある。
但し、この場合には、キャップ12及び容器本体1の楕円形状同士は、軸線周り回転方向の2つの向き(一の向きと、この一の向きと180°反対側の向き)で合わすことができる一方で、二等辺三角形様の非円形形状同士は、軸線周り回転方向の一の向きしか合わない形状であり、非円形形状が互いに反対方向を向いている場合には、非円形形状の塗布部14が、非円形形状の掻き取り孔11に差し込めないため、この向きを合わせるべく、キャップ12と容器本体1の軸線周り回転方向の位置合わせの目印となるマークを、例えば、キャップ12の外周面及び容器本体1の外周面等にそれぞれ付し、マークを合わせるようにしながら、非円形形状の塗布部14を非円形形状の掻き取り孔11に差し込むようにするのが良い。また、マークのみを目印として、非円形形状の塗布部14を非円形形状の掻き取り孔11に差し込むようにしても良い。
このように、使用者は、非円形形状の塗布部14を非円形形状の掻き取り孔11に対して差し込み、そして通過させて、塗布部14を液状化粧料Lに浸漬させ、続けて、非円形形状の軸部13を非円形形状の掻き取り孔11に対して通過させる。
このとき、前述したように、塗布部14及び軸部13の非円形の外周形状と掻き取り部材6の有底部10の非円形の内周形状(掻き取り孔11)とが軸線方向視において合っているため、塗布部14及び軸部13を掻き取り孔11に対して無理なく押し込むことができ、塗布部14及び軸部13を掻き取り孔11を通して容易に入れることができる。
そして、使用者は、楕円筒状を成すキャップ12をさらに下降させ、楕円筒状を成す開口頚部4に外挿する。
このとき、前述したように、湾曲した塗布部14の平面視の向き(図2の左向き)と、湾曲した容器本体1の平面視の向き(図2の左向き)とが合っているため、湾曲した塗布部14を、湾曲した容器本体1内に容易且つ確実に進入させることができる。
そして、使用者によるキャップ12の開口頚部4に対する押し込みにより、キャップ12の係合部15と開口頚部4の係合部5とが軸線方向に係合し、キャップ12が容器本体1側に装着され、その結果、湾曲した塗布部14を、湾曲した容器本体1内に容易且つ確実に収容させることができる。
このように、本実施形態においては、キャップ12を容器本体1の一方端を構成する開口頚部4に対して着脱するにあたって、キャップ12を、回転させることなく、押し込み/引き抜いて開口頚部4との軸線方向の係合/解除を行う構成のため、湾曲した塗布部14を、湾曲した容器本体1内において進退させることができ、収容させることができる。このように湾曲した塗布部14を収容する容器本体1が、湾曲する形状のため、今までに見たことのない外観を呈し、アイキャッチ効果を高めることができる。
また、軸部13は湾曲し、塗布部14は、軸部13の湾曲形状がそのまま続くように湾曲しているため、軸部13及び塗布部14によって大きい湾曲を形成でき、把持部としてのキャップ12を持つ手が、従来(特開2006−271477号公報)のようなブラシ部のほぼ延長線上に位置しブラシ部とほぼ同じ高さに位置する場合に比して、下方に位置することになり、鏡を見ながらの塗布が容易となる。
また、一の向きでしか合わない塗布部14の非円形の外周形状と掻き取り孔11を形成する掻き取り部材6の非円形の内周形状とが、合った状態においては、塗布部14を掻き取り孔11に無理なく通すことができ、従って、塗布部14を掻き取り孔11に通すことによって、キャップ12を開口頚部4に対して軸線周り回転方向に容易に位置決めでき、この状態で、湾曲した塗布部14の平面視の向きと、湾曲した容器本体1の平面視の向きとが合っているため、湾曲した塗布部14を、湾曲した容器本体1内に容易且つ確実に進入させ収容させることができる。また、上述のように、非円形形状同士が合った状態で、塗布部14を掻き取り孔11に対して通過させるため、掻き取り部材6の内周全体を塗布部14の外周全体に一様に押し当てることができ、塗布部14に付着した余分な液状化粧料Lを均等に掻き取り、液状化粧料Lの付着ムラをなくすことができる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、キャップ12及び容器本体1を楕円筒状としているが、円筒状や角筒状とすることも可能である。
また、容器本体1の開口頚部4に対してキャップ12を軸線周り回転方向に係合させ回転方向の位置決めができる係合部を、容器本体1及びキャップ12にそれぞれ設けるようにしても良い。
また、上記実施形態においては、掻き取り孔11を有する掻き取り部材6を、容器本体1の開口頚部4の内周側に装着するようにしているが、開口頚部4の例えば底部を内側に張り出して掻き取り部とし、この掻き取り部の中心に掻き取り孔11を設けるようにしても良い。また、上記実施形態においては、容器本体1の開口頚部4は、収容部3に段差部を介して連設される小径部とされているが、段差部をなくして開口頚部4を収容部3と同一形状とし、一方端に単なる開口部を有する有底筒状の容器本体としても良い。
また、上記実施形態においては、塗布部14及び掻き取り孔11の非円形形状を、非円形形状同士を軸線周り回転方向に合わせる際に、軸線周り回転方向の一の向きしか合わない形状である二等辺三角形様としているが、軸線周り回転方向の一の向きしか合わない他の非円形形状として、例えば、しずく形状や台形形状等を採用することもできる。また、塗布部及び掻き取り孔の非円形形状を、軸線周り回転方向の複数の向きで合う非円形形状とすることも可能であり、例えば、楕円形状や正多角形形状や星形形状等を採用することができる。この場合、非円形形状同士が合った状態で、湾曲した塗布部14の平面視の向きと、湾曲した容器本体1の平面視の向きとが合うように、軸線周り回転方向の位置合わせの目印となるマークを、例えば、キャップ12の外周面及び容器本体1の外周面等にそれぞれ付しておくのが好ましい。
また、上記実施形態においては、塗布部14の櫛歯16を含む部分の横断面形状と軸部13の横断面形状が同一形状とされているが、異形状であっても良く、軸部13を例えば断面円形等の異形状とすることもできる。
また、上記実施形態においては、塗布部14を、櫛歯16を有するコームとしているが、全周に毛が付いているブラシや、他のコームや、チップ等とすることもできる。
1…容器本体、2…塗布具、4…開口頚部(開口部)、5,15…係合部、6…掻き取り部材(掻き取り部)、11…掻き取り孔、12…キャップ、13…軸部、14…塗布部、100…液状化粧料容器、L…液状化粧料。

Claims (3)

  1. 有底筒状に構成されて内部に液状化粧料を収容し一方端に開口部を有する容器本体と、前記容器本体の前記一方端に着脱可能に装着されるキャップ及び当該キャップに連結された軸部並びに当該軸部の先端の塗布部を有する塗布具と、を備え、前記塗布具の前記キャップを、前記容器本体の前記一方端に装着すると、前記塗布具の前記塗布部が前記容器本体内に進入し前記液状化粧料に浸漬する液状化粧料容器であって、
    前記キャップ及び前記一方端は、前記キャップを軸線方向に押し込むことにより前記一方端に対して軸線方向に着脱可能に係合する係合部をそれぞれ備え、
    前記塗布部は湾曲し、
    前記容器本体は、前記塗布部を収容可能に湾曲していることを特徴とする液状化粧料容器。
  2. 前記軸部は湾曲し、
    前記塗布部は、前記軸部の湾曲形状がそのまま続くように湾曲していることを特徴とする請求項1記載の液状化粧料容器。
  3. 前記容器本体の前記開口部の内周側に設けられ、前記キャップを前記一方端に装着する際に、前記塗布具の前記塗布部が通る掻き取り孔を有する掻き取り部を備え、
    前記塗布部の横断面外周形状及び前記掻き取り孔を形成する前記掻き取り部の内周形状は、それぞれ非円形の形状を有すると共に、互いに相似形を成し、且つ、前記非円形形状は、前記非円形形状同士を軸線周り回転方向に合わせる際に、軸線周り回転方向の一の向きしか合わない形状であり、
    湾曲した前記塗布部の平面視の向きと、湾曲した前記容器本体の平面視の向きとが合ったときに、一の向きしか合わない前記非円形形状同士が合うことを特徴とする請求項1又は2記載の液状化粧料容器。
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