JP2016158851A - 衣類処理装置 - Google Patents

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隆彦 島田
毅 福田
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毅 福田
仁一 園田
jinichi Sonoda
仁一 園田
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Abstract

【課題】電力の消費を抑え、衣類に蒸気を効率的に供給する衣類処理装置を提供すること。【解決手段】衣類へ蒸気を供給する蒸気供給機構300と、蒸気を発生させるためのチャンバ430と、チャンバ430の蒸気流動経路445を反時計方向に規定する内チャンバ壁432と外チャンバ壁431を有する蒸気発生器420と、内チャンバ壁432の内側に形成された流入口437と、排気口438と、チャンバ430内を加熱する第1ヒータ425と、第1ヒータ425で加熱したチャンバ430に水を射出する給水機構500と、蒸気発生器420に接続される接続管421とを備え、接続管421は、流入口437からチャンバ430内に突出する配管440を接続し、配管440の略L字状になった先端部にチャンバ430内に略水平方向に水を射出する吐出口443を設けることにより、電力の消費を抑え、衣類に蒸気を効率的に供給することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、衣類を洗濯、脱水及び/又は乾燥するための衣類処理装置に関するものである。
従来、この種の衣類処理装置としては、衣類に蒸気を供給し、殺菌を行う洗濯機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された衣類処理装置である洗濯機は、水中に浸されたヒータを用いて、衣類に供給する蒸気を発生させるものである。
欧州特許第1883727号明細書
しかしながら、特許文献1に記載された衣類処理装置としての従来の洗濯機構成では、衣類が収容されたドラムへ供給される蒸気の圧力は低いので、衣類に十分に蒸気を供給するためには、ドラム内の空間が蒸気で満たされる必要がある。このため、特許文献1の洗濯機は、衣類に十分な蒸気を発生させるために、多量の電力を消費するという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、電力の消費を抑えながら、衣類に蒸気を効率的に供給することができる衣類処理装置を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類処理装置は、衣類を収容する収容槽と、該収容槽へ蒸気を供給する蒸気供給機構と、を備え、該蒸気供給機構は、前記蒸気を発生させるためのチャンバを規定する壁面を有する蒸気発生器と、前記壁面を加熱する第1ヒータと、前記第1ヒータで加熱した前記壁面に水を出射する給水機構と、を有し、前記給水機構は、前記蒸気発生器に接続される接続管と、前記蒸気発生器内に水を出射する流入口と、を有し、前記接続管の流水経路出口と前記流入口とを連通する配管を有する構成としたものである。
これによって、流入口を通過する水の温度上昇を抑えることができ、それによって、流入口近傍での蒸気発生時に析出する水中の不純物(スケール)の堆積を抑制でき、不純物(スケール)による詰まりを防止することができるので、電力の消費を抑えながら、高い供給効率で蒸気を衣類に供給することができる。
本発明に係る衣類処理装置は、蒸気内の不純物による詰まりや堆積を防止し、衣類に蒸気を効率的に供給することができる。
本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の概略的な縦断面図 同洗濯機の概略的な透視斜視図 同洗濯機の筐体に収容された蒸気供給機構の概略的な斜視図 (A)同洗濯機の蒸気供給機構の蒸気発生部の表から見た概略的な斜視図、(B)同蒸気発生部の裏から見た概略的な斜視図 同洗濯機の蒸気発生部の蓋部と筐体とを接続するための取付構造の概略的な分解斜視図 (A)同洗濯機の蒸気発生部の蒸気発生器の表から見た概略的な斜視図、(B)同蒸気発生器の裏から見た概略的な斜視図 同洗濯機の蒸気発生器の主片の概略的な斜視図 同洗濯機の蒸気発生器の概略的な分解斜視図 同洗濯機の蒸気発生器の蓋片の概略的な斜視図 同洗濯機の主片の概略的な平面図 同洗濯機の蒸気供給機構の給水機構の概略図 同洗濯機の収容槽の前部の概略的な背面図 同洗濯機の給水機構のポンプの間欠動作とチャンバ空間内の温度との関係を概略的に表すグラフ 同洗濯機の水槽に供給された水の温度の変化を概略的に表すグラフ 同洗濯機の蒸気発生器の温度に基づく、扉体に対する制御を概略的に表すブロック図
第1の発明は、衣類を収容する収容槽と、該収容槽へ蒸気を供給する蒸気供給機構と、を備え、該蒸気供給機構は、前記蒸気を発生させるためのチャンバを規定する壁面を有する蒸気発生器と、前記壁面を加熱する第1ヒータと、前記第1ヒータで加熱した前記壁面に水を出射する給水機構と、を有し、前記給水機構は、前記蒸気発生器に接続される接続管と、前記蒸気発生器内に水を出射する流入口と、を有し、前記接続管の流水経路出口と前記流入口とを連通する配管を有する構成とするものである。
この構成により、流入口を通過する水の温度上昇を抑えることができ、それによって、流入口近傍での蒸気発生時に析出する水中の不純物(スケール)の堆積を抑制でき、不純物(スケール)による詰まりを防止することができるので、電力の消費を抑えながら、高い供給効率で蒸気を衣類に供給することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の配管は、前記蒸気発生器のチャンバー内に突出し、先端部が前記蒸気発生器のチャンバーの排気口方向に曲げられる構成とするものである。
この構成により、蒸気発生器内に入った水は、蒸気発生器のチャンバーの排気口方向に向かって効率良く流れ、蒸気を発生する。したがって、衣類処理装置は、高い供給効率で蒸気を衣類に供給することができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明の配管は、蒸気発生器の流入口と接続管の水封シール機能を有する構成とすることにより、別途、流入口と接続管の水封シールの構成を設ける必要が無くなり、蒸気発生器の小型化を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら、衣類処理装置として例示される洗濯機を説明する。尚、以下の説明で用いられる「上」、「下」、「左」や「右」などの方向を表す用語は、単に、説明の明瞭化を目的とするものであり、衣類処理装置の原理を何ら限定するものではない。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
(洗濯機)
図1は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の概略的な縦断面図である。
図1において、洗濯機100は、筐体110と、筐体110内で衣類を収容する収容槽200とを備えており、収容槽200は、回転軸RXを取り囲む略円筒形状の周壁211を有する回転ドラム210と、回転ドラム210を収容する水槽220とにより主に構成されている。
筐体110は、収容槽200へ衣類を投入するための投入口が形成された前壁111と、前壁111とは反対側の後壁112とを備えている。回転ドラム210及び水槽220は、前壁111に向けて開口している。
洗濯機100は、前壁111に取り付けられた扉体120を備えている。扉体120は、前壁111に形成された投入口を閉塞する閉位置と投入口を開放する開位置との間を回動する。使用者は、扉体120を開位置に回動させ、前壁111の投入口を通じて、衣類を収容槽200へ投入した後、扉体120を閉位置に移動させ、洗濯を開始する。尚、図1に示される扉体120は、閉位置の状態である。
回転ドラム210の回転軸RXは、後壁112から前壁111に向けて上方に傾斜している。回転ドラム210は、傾斜した回転軸RX周りに回転する。収容槽200に投入された衣類は、回転ドラム210の回転に伴って回転ドラム210内を移動し、洗い、すすぎ及び/又は脱水といった様々な処理を受ける。
回転ドラム210は、閉位置にある扉体120に対向する底壁212を有している。水槽220は、回転ドラム210の底壁212及び周壁211の一部を取り囲む底部221と、底部221と扉体120との間で、回転ドラム210の周壁211の他の部分を取り囲む前部222とを備えている。
収容槽200は、回転ドラム210の底壁212に取り付けられた回転シャフト230を有している。回転シャフト230は、回転軸RXに沿って、後壁112に向けて延びている。回転シャフト230は、水槽220の底部221を貫通し、水槽220と後壁112との間に現れている。
洗濯機100は、水槽220の下方に据え付けられたモータ231と、水槽220の外に露出した回転シャフト230に取り付けられたプーリ232と、モータ231の動力をプーリ232に伝達するためのベルト233とを更に備えている。モータ231が作動すると、モータ231の動力は、ベルト233、プーリ232及び回転シャフト230に伝達される。この結果、回転ドラム210は、水槽220内で回転する。
洗濯機100は、水槽220の前部222と扉体120との間に配設されたパッキン構造130を備えている。閉位置に回動された扉体120は、このパッキン構造130を圧縮する。この結果、パッキン構造130は、扉体120と前部222との間で水密シール構造を形成する。
筐体110は、前壁111と後壁112との間で略水平に延びる筐体天壁113と、筐体天壁113とは反対側の筐体底壁114とを備えている。洗濯機100は、蛇口(図示せず)に接続される給水口140と、給水口140を介して導入された水を分配するための分配部141とを備えている。給水口140は、筐体天壁113上に現れており、分配
部141は、筐体天壁113と収容槽200との間に配設されている。
洗濯機100は、洗剤が収容される洗剤収容部(図示せず)、及び収容槽200へ蒸気を噴射する蒸気供給機構300(図2以降で詳述)を備えている。また、分配部141は、収容槽200、洗剤収容部及び蒸気供給機構300に選択的に水を供給するための複数の給水弁を備えている。尚、図1において、収容槽200及び洗剤収容部への給水経路は示されていない。収容槽200及び洗剤収容部への給水に対して、既知の洗濯機に用いられている技術が好適に適用される。
また、前面上部の内方には、モータ等を制御し、工程を制御する制御部122が設けられている。
(蒸気供給機構)
図2は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の概略的な透視斜視図である。図3は、同洗濯機の筐体に収容された蒸気供給機構の概略的な斜視図である。なお、図2及び図3において、筐体110は点線で表されている。図3において、収容槽200は、示されていない。図3中の矢印は、給水経路を概略的に表す。
図1、図2、及び図3を用いて、蒸気供給機構300を説明する。
蒸気供給機構300は、分配部141の一部として用いられる給水弁310と、収容槽200の下方に配置された貯水槽320とを備えている。給水弁310は、貯水槽320への給水を制御するために用いられる。給水弁310が開くと、給水口140から貯水槽320へ水が供給され、給水弁310が閉じると、貯水槽320への給水は停止される。
蒸気供給機構300は、貯水槽320に取り付けられたポンプ330と、ポンプ330から吐出された水を受ける蒸気発生部400とを備えている。ポンプ330は、蒸気発生部400に間欠式に、或いは連続的に給水動作を行う。間欠式の給水動作の間、ポンプ330は、瞬間的な蒸気発生が生ずるように調整された適量の水を蒸気発生部400に供給する。ポンプ330が蒸気発生部400に連続的に給水を行うと、蒸気発生のために用いられた水に含まれる不純物(スケール)が蒸気発生部400から洗い流される。なお、蒸気発生部400については、後述する。
図2に示すように、蒸気供給機構300は、蒸気発生部400から下方に延びる蛇腹管340を備えている。また、図1に示すように、水槽220の前部222には、回転ドラム210の周壁211を取り囲む周壁部223と、パッキン構造130と協働して水密シール構造を形成する環状部224とを備えている。蛇腹管340は、周壁部223へ接続されている。蒸気発生部400が発生させた蒸気は、蛇腹管340を通じて、収容槽200へ供給される。
図4(A)は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の蒸気供給機構の蒸気発生部を表から見た概略的な斜視図、図4(B)は、同蒸気発生部を裏から見た概略的な斜視図である。
図3、及び図4(A)、(B)を用いて、蒸気発生部400を説明する。
蒸気発生部400は、略矩形箱状のケース410と、ケース410内に収容された蒸気発生器420とを備えている。ケース410は、蒸気発生器420を収容するための容器部411と、容器部411を覆う蓋部412とを備えている。
蒸気発生器420は、接続管421及びチューブ(図示せず)を用いて、ポンプ330に接続される。また、蒸気発生器420は、排気管422を用いて、蛇腹管340に接続される。容器部411は、底壁部414に開口部413を形成し、接続管421及び排気管422は、開口部413を通じて下方に突出している。
図5は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の蒸気発生部における蓋部412と筐体110とを接続するための取付構造の概略的な分解斜視図である。
図3、図4(A)、及び図5を用いて、蓋部412と筐体110との間の取付構造を説明する。
図3に示すように、筐体110は、前壁111と後壁112との間で立設された右壁115と、右壁115とは反対側の左壁116とを備えている。また、筐体110は、右壁115の上縁に沿って配設された第1補強フレーム117と、前壁111の上縁に沿って配設された第2補強フレーム118とを備えている。
蒸気発生部400の蓋部412は、略矩形状の上壁415と、上壁415の縁部から下方に突出する周壁416と、周壁416から前方に突出する突出片417とを備えている。洗濯機100は、第1補強フレーム117と上壁415とに接続される第1取付片151と、第2補強フレーム118と突出片417とに接続される第2取付片152と、を備えている。
第1取付片151及び第2取付片152は、蓋部412から上方に突出し、天壁113と蒸気発生部400とを離間させて取り付けている。この結果、蒸気発生部400から筐体110への熱伝達は緩和される。本実施の形態において、第1取付片151及び第2取付片152は、保持部として例示する。
図6(A)は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機における蒸気発生部の蒸気発生器を表から見た概略的な斜視図、図6(B)は同蒸気発生器を裏から見た概略的な斜視図である。
図6(A)、(B)を用いて、蒸気発生器420を説明する。
蒸気発生器420は、略矩形状の主片423と、主片423上に配設される蓋片424と、主片423に配設される線状のヒータ425とを備えている。主片423及び蓋片424は、アルミニウム材にて形成されており、したがって、主片423及び蓋片424は、ヒータ425によって適切に加熱することができる。
蒸気発生器420は、サーミスタ426を備えている。前述の給水サーミスタ439を実装した接続管421、排気管422及びヒータ425に加えて、サーミスタ426も主片423に取り付けられる。ヒータ425は、サーミスタ426によって得られる温度情報により制御される。したがって、主片423及び蓋片424の温度は、略一定に保たれる。
図7は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機における蒸気発生器の主片423の概略的な斜視図である。
図6(B)、及び図7を用いて、主片423を説明する。
蒸気発生器420の主片423は、接続管421、排気管422及びサーモスタット426が取り付けられる下面427と、ヒータ425が挿入される周面428と、下面427とは反対側の上面429とを備えている。主片423は、上面429から蓋片424に向けて立設し、略三角形状のチャンバ空間430を規定する外チャンバ壁431と、チャンバ空間430内で蒸気に流動経路を規定する略J字形状の内チャンバ壁432とを備えている。
図8は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の蒸気発生器の概略的な分解斜視図、図9は、同蒸気発生器の蓋片の概略的な斜視図である。
図3、図6(B)、図7、図8、図9を用いて、蒸気発生器420を説明する。
蒸気発生器420は、外チャンバ壁431を取り巻くように主片423に取り付けられるパッキンリング433を備えている。パッキンリング433は、耐熱性樹脂にて形成されている。
蓋片424は、主片423に対向する下面434と、外チャンバ壁431と略同形状のシールド壁435と、シールド壁435から放射状に延びる複数のリブ436とを備えている。蓋片424は、主片423に押しつけられている。この結果、シールド壁435は、パッキンリング433を圧縮し、チャンバ空間430を気密に保つことができる。
蒸気発生器420は、接続管421の流水経路出口441と流入口437とを連通する配管440を備えている。配管440は耐熱性樹脂にて形成されており、接続管421は配管440を圧縮して取付けられている。この結果、主片423と接続管421の流水経路出口441との間で水密シール構造を形成する。
主片423には、接続管421を通じて供給された水がチャンバ空間430内に流入するための流入口437が形成されている。チャンバ空間430の略中央に形成された流入口437は、略J字形状の内チャンバ壁432に取り囲まれている。
ここで、配管440は、流入口437からチャンバ空間430に突出しており、配管440の略L字状になった先端部の吐出口443は、略水平方向に形成され、略J字形状の内チャンバ壁432の切欠部であるチャンバ壁切欠部444を指向している。
ポンプ330が少量の水を蒸気発生器420に供給する時、接続管421及び配管440の吐出口443を通じて、水滴がチャンバ空間430に射出される。この時、吐出口443は略J字形状の内チャンバ壁432の切欠部であるチャンバ壁切欠部444を指向しており、チャンバ空間430の蒸気流動経路445はこのチャンバ壁切欠部444から反時計方向に終端の排気口438(図10参照)まで形成されているため、射出された水滴は蒸気になって排気口438まで経路抵抗が少なくスムーズに送られる。
蒸気発生器420は、ヒータ425によって加熱され(例えば、約200℃)、高い熱エネルギを有する。また、配管440は、チャンバ空間430に突出しているため、流入口437では、ヒータ425による加熱が抑制されている。この結果、流入口437周辺での蒸気発生時に析出する水中の不純物(スケール)の堆積を抑制できる。
間欠式の給水動作を行うポンプ330は、蒸気発生器420が有する熱エネルギに対して、非常に少量の水を供給する(例えば、約2cc/回)。この結果、吐出口443からチャンバの排気口方向に射出された水滴は、瞬時に蒸発する。
水滴の瞬時の蒸発の結果、チャンバ空間430の内圧は急激に上昇する。蓋片424は、リブ436を有するので、チャンバ空間430の内圧の急増に耐えることができる。
本実施形態において、蒸気を発生させるために用いられるチャンバ空間430は、チャンバとして例示する。流入口437を通じて供給された水滴が衝突する内チャンバ壁432、内チャンバ壁432によって囲まれた主片423の上面429及び/又は流入口437の上方に位置する蓋片424の下面434は、壁面として例示する。内チャンバ壁432、内チャンバ壁432によって囲まれた主片423の上面429及び/又は流入口437の上方に位置する蓋片424の下面434を加熱するヒータ425は、第1ヒータとして例示する。接続管421が取り付けられる流入口437は、取付部として例示する。
図10は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の蒸気発生器の主片423の概略的な平面図である。
図6(B)、及び図10を用いて、主片423を説明する。
ヒータ425は、主片423内で略U字状の経路に沿って延びている。また、ヒータ425は、接続管421が取り付けられた流入口437を取り囲んでいるので、内チャンバ壁432及び内チャンバ壁432に取り囲まれた領域は、チャンバ空間430内で最も高温となる。したがって、流入口437を介して出射された水滴は瞬時に蒸発する。
外チャンバ壁431によって規定されるチャンバ空間430内で略J字形状の内チャンバ壁432が延出するので、チャンバ空間430はチャンバ壁切欠部444から上面視で反時計方向に渦巻き状の蒸気流動経路445を描き、蒸気流動経路445の終端に形成された排気口438まで連通している。
水滴が配管440先端の吐出口443からチャンバ壁切欠部444に向かって射出されると、内チャンバ壁432に取り囲まれる空間内で生じた蒸気は、チャンバ空間430の内圧の増加も伴って、図中の矢印のように反時計方向に排気口438へ向かう。排気口438には、排気管422が取り付けられる。排気口438に到達した蒸気は、排気管422を通じて、下向きに排気される。
ヒータ425は、渦巻き状の流動経路のうち外側の経路に沿って、U字状に延びる。したがって、内チャンバ壁432に取り囲まれる空間内で生じた蒸気は、加熱されながら、排気管422に向かう。したがって、高温の蒸気が排気されることとなる。
(給水機構)
図11は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機における蒸気供給機構の給水機構の概略図である。
図11を用いて、給水機構500を説明する。
蒸気発生器420のチャンバ空間430へ水滴を出射する給水機構500は、上述の給水弁310、貯水槽320、ポンプ330及び接続管421を備えている。給水機構500は、貯水槽320内の水位を測定するための水位センサ321を備えている。
給水弁310は、水位センサ321によって検出された水位に応じて、貯水槽320へ給水或いは貯水槽320への給水停止を行なう。本実施の形態において、水位センサ321は、第1検出素子として例示する。
ポンプ330の作動時間及び/又は動作パターン(間欠式の給水動作及び/又は連続的な給水動作)に応じて、給水弁310が制御され、例えば、ポンプ330の動作が終了したときに、貯水槽320が空になるように給水弁310からの給水量が調整される。これにより、貯水槽320内の水の凍結は生じにくくなる。
また、ポンプ330は、貯水槽320内に貯められた水を、接続管421を通じて、チャンバ空間430に供給する。ポンプ330の間欠式の給水動作は、チャンバ空間430内に出射された水滴が瞬時に蒸発するように調整される。
チャンバ空間430内での水の蒸発の結果、水に含有する不純物がチャンバ空間430内で堆積することもあるが、ポンプ330の連続的な給水動作は、堆積した不純物が押し流されるのに十分な流速で水がチャンバ空間430に流入するように調整されている。
排気管422は、蛇腹管340に接続されており、ポンプ330の間欠式の給水動作によってチャンバ空間430内で発生した蒸気及びポンプ330の連続的な給水動作によってチャンバ空間430内に流入した水は、排気管422及び蛇腹管340を通じて収容槽200に流入する。
(収容槽への蒸気及び水の供給)
図12は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機における収容槽200の前部222の概略的な背面図である。
図1、図11、及び図12を用いて、収容槽200への蒸気及び水の供給を説明する。
図1に示すように、前部222の環状部224は、回転ドラム210に対向する内面225と筐体110の前壁111に対向する外面226とを備えている。図12は、内面225を主に示す。
蒸気供給機構300は、内面225に取り付けられた分岐管351及びノズル352を備えている。蒸気供給機構300は、分岐管351とノズル352とを接続する蒸気チューブ353を備えている。また、蛇腹管340は、周壁部223を介して、分岐管351に接続されている。
チャンバ空間430内で発生した蒸気は、チャンバ空間430内での圧力増加に伴い、排気管422を通じて、蛇腹管340に流入する。その後、蒸気は、蛇腹管340から分岐管351に至る。ノズル352は、分岐管351より上方に配設されている。
分岐管351に到達した蒸気は、高温であるので、蒸気チューブ353に案内され、ノズル352に至る。最終的に、蒸気は、ノズル352から噴射される。本実施の形態において、排気管422、蛇腹管340、分岐管351及び蒸気チューブ353は、チャンバ空間430内で発生した蒸気をノズル352へ案内する。したがって、排気管422、蛇腹管340、分岐管351及び蒸気チューブ353は、案内管として例示する。
前述の如く、間欠式の給水動作を行うポンプ330は、高温のチャンバ空間430に少量の水滴を出射するので、水滴は瞬時に蒸発する。この結果、チャンバ空間430の内圧は急激に増大する。したがって、蒸気は、ノズル352から高圧で噴射され、収容槽200の内部空間を上下に横切ることとなる。
分岐管351は、蛇腹管340に接続される親管354と、親管354から上方に屈曲する上子管355と、親管354から下方に屈曲する下子管356とを備えている。親管
354には、蛇腹管340を通じて、蒸気又は水が流入する。上子管355は、蒸気チューブ353に接続され、蒸気がノズル352に向かう上向きの経路を規定する。本実施の形態において、上子管355及び蒸気チューブ353によって規定される上向きの経路は、第1経路として例示する。親管354は、流入管として例示する。上子管355は、第1管として例示する。
下子管356は、上子管355とは異なり、下向きの経路の形態において、下子管356によって規定される下向きの経路は、第2経路として例示し、下子管356は、第2管として例示する。
図12には、親管354と上子管355との間の挟角θ1、及び、親管354と下子管356との間の挟角θ2が示されている。挟角θ1は、鈍角である一方で、挟角θ2は鋭角である。挟角θ2は鋭角であるので、親管354から下子管356への流動損失は比較的大きい。したがって、親管354に流入した蒸気は、下子管356へほとんど流れず、上子管355へ主に流れる。一方、上子管355は上向きの流動経路を規定するので、親管354へ流入した水は、重力の作用により、上子管355へほとんど流れず、下子管356へ主に流れる。したがって、蒸気の流動経路と水の流動経路とが適切に分離される。
(間欠的なポンプの動作)
図13は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機のポンプ330の間欠動作とチャンバ空間430内の温度との関係を概略的に表すグラフである。
図8、図11、及び図13を用いて、ポンプ330の間欠動作を説明する。
図13に示すように、ポンプ330が作動している期間(ON期間)は、ポンプ330が停止している期間(OFF期間)と比べて短く設定されている。この結果、少量の水滴がチャンバ空間430内に出射される。
ON期間において、チャンバ空間430に少量の水滴が供給される。この結果、水滴は蒸発し、蒸気となる。水滴から蒸気への相変化に起因する気化熱によって、チャンバ空間430の温度は一時的に低下する。上述の如く、OFF期間は比較的長く設定されているので、ヒータ425は、OFF期間の間にチャンバ空間430を十分に昇温することができる。したがって、ポンプ330が間欠動作を行っている間、高圧の蒸気が収容槽200に供給され続ける。
<洗い工程における蒸気の利用>
図14は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機における洗い工程において水槽220に供給された水の温度の変化を概略的に表すグラフである。
図1、図8、図11及び図14を用いて、洗い工程において用いられる蒸気の効果を説明する。
図1に示すように、水槽220の下部には、ヒータ160が挿入される。ヒータ160は、水槽220内に供給された水を加熱するために用いられる。本実施形態において、ヒータ160は、第2ヒータとして例示する。
図14に示すように、洗い工程が開始されると、水槽220に水が供給される。この間、水槽220内の水温は、略一定である。その後、ヒータ160を用いて、水槽220内の水が加熱される。ヒータ160は、大きな熱量を発するので、水槽220内の水温は急速に上昇する。その後、所定の温度に到達すると、水槽220内の水の加熱は停止される。
図14において、加熱停止後の点線は、ヒータ160による加熱が停止され、且つ、蒸気の供給がないときの水温の変化を表す。加熱停止後の実線は、ヒータ160による加熱が停止され、且つ、蒸気が収容槽200に供給されているときの水温の変化を表す。
収容槽200へ供給される蒸気は、上述のように、高温であるので、水槽220内の水の温度低下は緩和される。蒸気発生器420に用いられるヒータ425は、水槽220に取り付けられたヒータ160よりも少ない電力を消費する。したがって、ヒータ160を用いた水槽220内の水の保温と比べて、蒸気供給による保温は、少ない消費電力量を達成することができる。したがって、ポンプ330は、ヒータ160の停止後、間欠式の給水動作をすることが好ましい。
<脱水工程における蒸気の利用>
図1、図11及び図12を用いて、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機における脱水工程において用いられる蒸気の効果を説明する。
脱水工程において、回転ドラム210は、高速で回転される。図1に示すように、回転ドラム210の周壁211には、多数の小孔219が形成されている。回転ドラム210内に収容された衣類は、遠心力によって周壁211に押しつけられる。この結果、衣類に含まれる水分は、小孔219を通じて、回転ドラム210外へ放出される。かくして、衣類は、適切に脱水される。
脱水された衣類の繊維は、互いに水素結合しやすい。繊維同士の水素結合は、衣類の皺を引き起こすが、回転ドラム210内に蒸気が供給されることにより、繊維間の水素結合が解除される。この結果、衣類の皺が低減される。したがって、衣類が脱水処理を受けている間、ポンプ330が間欠式の給水動作を実行することが好ましい。
間欠式の給水動作の結果、ノズル352から高圧で蒸気が回転ドラム210内に噴射される。上述の如く、ノズル352から噴射された蒸気は、収容槽200を横切るので、蒸気は、周壁211に張り付いて回転する衣類に満遍なく吹き付けられる。この結果、回転ドラム210内の衣類全体に亘って、皺が生じにくくなる。
(蒸気発生器の冷却)
図8及び図11を用いて、蒸気発生器420の冷却工程を説明する。
蒸気を用いた衣類の処理の終了に伴い、蒸気発生器420は冷却されることが好ましい。蒸気発生器420が冷却されるならば、高温蒸気の不必要な収容槽200内への噴射が防止される。
蒸気発生器420の冷却のためにヒータ425への電力供給が停止される。その後、ポンプ330は、連続的な給水動作を開始する。この結果、貯水槽320から水が連続的にチャンバ空間430内へ流入する。チャンバ空間430内へ流入した水は、蒸気発生器420から熱を奪い、収容槽200へ流入する。したがって、蒸気発生器420は、短期間で冷却される。
図15は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機における蒸気発生器420の温度に基づく、扉体120に対する制御を概略的に表すブロック図である。
図1、図6(B)、及び図15を用いて、扉体120に対する制御を説明する。
洗濯機100は、扉体120を閉位置でロックするロック機構121と、ロック機構121のロック及びロック解除を制御し、工程を制御するための制御部122とを備えている。ロック機構121の機械的及び電気的な機構は、既知の洗濯機に利用される構造であってもよい。
図6(B)に示すように、蒸気発生器420は、サーモスタット426を備えている。サーモスタット426は、主片423の温度を検出し、検出された温度に応じた信号を制御部122へ出力する。本実施形態において、サーモスタット426は、第2検出素子として例示する。
制御部122は、サーモスタット426から出力された信号が所定の値以下の温度を指し示すまで、ロック機構121による扉体120のロックを維持する。この結果、蒸気発生器420が所定の温度以下となるまで、収容槽200の内部空間は外部から隔離される。したがって、洗濯機100は、非常に安全になる。
以上のように、本実施の形態においては、給水機構500に設けた接続管421は、蒸気発生器420の流入口437からチャンバ430内に突出する配管440を接続し、配管440の略L字状になった先端部にチャンバ430内に略水平方向に水を射出する吐出口443を設ける構成とすることにより、流入口437を通過する水の温度上昇を抑えることができ、それによって、流入口437近傍での蒸気発生時に析出する水中の不純物(スケール)の堆積を抑制でき、不純物(スケール)による詰まりを防止することができるので、電力の消費を抑えながら、高い供給効率で蒸気を衣類に供給することができる。
また、の吐出口443は、チャンバ430を規定する内チャンバ壁432の切欠部であるチャンバ壁切欠部444を指向する構成とすることにより、射出された水は蒸気に変わり、チャンバ430内の蒸気流動経路445を排気口438に向かってスムーズに効率良く流れていくので、電力の消費を抑えながら、高い供給効率で蒸気を衣類に供給することができる。
また、配管440は、蒸気発生器420の流入口437と接続管421の水封シール機能を有する構成とすることにより、別途、流入口437と接続管421の水封シールの構成を設ける必要が無くなり、蒸気発生器420の小型化を実現することができる。
以上のように、本発明にかかる衣類処理装置は、電力の消費を抑え、衣類に蒸気を効率的に供給することができるので、蒸気供給機構を有する衣類洗濯乾燥装置や衣類乾燥装置などの用途に適用できる。
200 収容槽
300 蒸気供給機構
420 蒸気発生器
421 接続管
425 ヒータ(第1ヒータ)
430 チャンバ空間(チャンバ)
431 外チャンバ壁
432 内チャンバ壁
437 流入口
438 排気口
440 配管
443 吐出口
444 チャンバ壁切欠部
445 蒸気流動経路
500 給水機構

Claims (3)

  1. 衣類を収容する収容槽と、該収容槽へ蒸気を供給する蒸気供給機構と、を備え、
    該蒸気供給機構は、前記蒸気を発生させるためのチャンバを規定する壁面を有する蒸気発生器と、前記壁面を加熱する第1ヒータと、前記第1ヒータで加熱した前記壁面に水を出射する給水機構と、を有し、
    前記給水機構は、前記蒸気発生器に接続される接続管と、前記蒸気発生器内に水を出射する流入口と、を有し、
    前記接続管の流水経路出口と前記流入口とを連通する配管を有することを特徴とする衣類処理装置。
  2. 前記配管は、前記蒸気発生器のチャンバー内に突出し、先端部が前記チャンバーの排気口方向に曲げられたことを特徴とする請求項1に記載の衣類処理装置。
  3. 配管は、蒸気発生器の流入口と接続管の水封シール機能を有する請求項1または請求項2に記載の衣類処理装置。
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