JP2013252240A - 衣類処理装置 - Google Patents

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裕子 皆吉
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Abstract

【課題】使用者を蒸気から適切に隔離するための構造を有する衣類処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の衣類処理装置は、衣類が投入される投入口が形成された筐体と、前記投入口を通じて投入された衣類を前記筐体内で収容する収容槽と、該収容槽へ噴射される蒸気を発生させる蒸気発生器と、該蒸気発生器へ水を送る給水機構と、前記蒸気発生器を加熱するヒータと、前記蒸気発生器の温度を検出する検出部と、前記投入口を閉塞する扉体と、該扉体が前記投入口を閉塞する閉塞位置で前記扉体をロックするロック機構と、前記検出部によって検出された前記温度に応じて前記ロック機構を制御する制御部と、を備える。該制御部は、前記温度が所定の温度以下になるまで、前記ロック機構に前記扉体をロックさせ続けることを特徴とする。
【選択図】図23

Description

本発明は、衣類を洗濯、脱水及び/又は乾燥するための衣類処理装置に関する。
衣類に蒸気を供給し、殺菌を行う洗濯機が開発されている(特許文献1参照)。特許文献1の洗濯機は、水中に浸されたヒータを用いて、蒸気を発生させる蒸気発生器を備える。蒸気は、蒸気発生器から衣類を収容する収容槽へ漏出する。この結果、収容槽は、蒸気で満たされる。
特許文献1に開示される洗濯機の蒸気供給システムによれば、蒸気は収容槽へ徐々に漏出し、最終的に、収容槽は蒸気で満たされる。衣類は、蒸気による高温環境下で処理されることとなる。
国際公開第2006/126778号公報
収容槽への蒸気の漏出口として用いられるノズルからは、高温の蒸気が流出する。特許文献1の技術によれば、水中に浸されたヒータによって蒸気が発生されるので、ノズルからの蒸気の漏出は瞬時に停止しない。使用者が、収容槽内の衣類を取り出すならば、使用者の手は、高温の蒸気に触れることもある。
本発明は、使用者を蒸気から適切に隔離するための構造を有する衣類処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る衣類処理装置は、衣類が投入される投入口が形成された筐体と、前記投入口を通じて投入された衣類を前記筐体内で収容する収容槽と、該収容槽へ噴射される蒸気を発生させる蒸気発生器と、該蒸気発生器へ水を送る給水機構と、前記蒸気発生器を加熱するヒータと、前記蒸気発生器の温度を検出する検出部と、前記投入口を閉塞する扉体と、該扉体が前記投入口を閉塞する閉塞位置で前記扉体をロックするロック機構と、前記検出部によって検出された前記温度に応じて前記ロック機構を制御する制御部と、を備える。該制御部は、前記温度が所定の温度以下になるまで、前記ロック機構に前記扉体をロックさせ続けることを特徴とする。
上記構成によれば、蒸気発生部は、衣類を収容する収容槽へ噴射される蒸気を発生させる。検出部は、ヒータによって加熱される蒸気発生器の温度を検出する。ロック機構は、扉体が投入口を閉塞する閉塞位置で扉体をロックする。制御部は、検出部によって検出された温度に応じてロック機構を制御する。制御部は、検出部によって検出された温度が所定の温度以下になるまで、ロック機構に扉体をロックさせ続けるので、使用者は、過度に高温の蒸気から適切に隔離される。
上記構成において、前記蒸気発生器は、前記蒸気を発生させるためのチャンバを規定する壁面を含んでもよい。前記給水機構は、前記ヒータによって加熱された前記壁面に前記水を出射してもよい。
上記構成によれば、給水機構は、ヒータによって加熱された壁面に水を出射するので、チャンバ内で効率的に蒸気が作り出される。
上記構成において、前記給水機構は、前記壁面に当たった前記水が瞬時に蒸発するように前記水の量を調整してもよい。
上記構成によれば、給水機構が、壁面に当たった水が瞬時に蒸発するように水の量を調整するので、蒸気は、チャンバ内で瞬時に作り出される。この結果、チャンバの内圧が急激に増加する。したがって、蒸気は、収容槽へ適切に噴射される。
上記構成において、前記給水機構は、前記水を間欠式に前記チャンバへ供給してもよい。
上記構成によれば、給水機構が、水を間欠式にチャンバへ供給するので、蒸気は、チャンバ内で瞬時に作り出される。この結果、チャンバの内圧が急激に増加する。したがって、蒸気は、収容槽へ適切に噴射される。
上記構成において、前記制御部は、前記ヒータを制御してもよい。該ヒータが、前記制御部の制御下で、前記蒸気発生器への加熱を停止した後、前記制御部は、前記検出部によって検出された前記温度を用いた前記ロック機構に対する制御を実行してもよい。
上記構成によれば、ヒータが、制御部の制御下で、蒸気発生器への加熱を停止した後、制御部は、検出部によって検出された温度を用いたロック機構に対する制御を行う。ヒータによる蒸気発生器への加熱が停止されているので、ロック機構が扉体をロックしている期間は短くなる。
上記構成において、前記給水機構は、前記制御部の制御下で、前記蒸気発生器へ前記水を送るポンプを含んでもよい。前記制御部は、前記温度が所定の温度以下になるまで、前記ポンプを用いて、前記蒸気発生器へ連続的に給水してもよい。
上記構成によれば、ポンプは、制御部の制御下で、蒸気発生器へ水を送る。制御部は、検出部によって検出された温度が所定の温度以下になるまで、ポンプを用いて、蒸気発生器へ連続的に給水するので、蒸気発生器の温度は短時間で降下する。したがって、ロック機構が扉体をロックしている期間は短くなる。
上記構成において、前記ヒータが、前記制御部の制御下で、前記蒸気発生器を加熱している間、前記制御部は、前記ポンプを用いて、前記蒸気発生器へ間欠式に給水することが好ましい。
上記構成によれば、ヒータが、制御部の制御下で、蒸気発生器を加熱している間、制御部は、ポンプを用いて、蒸気発生器へ間欠式に給水するので、ポンプから供給された水は瞬時に蒸発する。したがって、ポンプが間欠式の給水を行っている間、高温の蒸気が収容槽内に高速で流入する。一方、ポンプは、間欠式の動作の後、連続的な給水を行うので、蒸気発生器の温度は短時間で降下する。したがって、ロック機構が扉体をロックしている期間は短くなる。
上記構成において、衣類処理装置は、前記蒸気発生器へ送られる水を貯える貯水槽と、該貯水槽への給水経路を前記制御部の制御下で開閉する給水弁と、を更に備え、前記ヒータが、前記制御部の制御下で、前記蒸気発生器への加熱を停止した後、前記制御部は、前記給水弁を開くことが好ましい。
上記構成によれば、衣類処理装置は、蒸気発生器へ送られる水を貯える貯水槽と、貯水槽への給水経路を制御部の制御下で開閉する給水弁と、を更に備える。ヒータが、制御部の制御下で、蒸気発生器への加熱を停止した後、制御部は、給水弁を開くので、蒸気発生器への連続的な給水が適切に行われることとなる。
本発明に係る衣類処理装置は、使用者を蒸気から適切に隔離することができる。
第1実施形態の衣類処理装置として例示される洗濯機の概略的な縦断面図である。 図1に示される洗濯機の概略的な透視斜視図である。 図1に示される洗濯機の筐体に収容された蒸気供給機構の概略的な斜視図である。 図3に示される蒸気供給機構の蒸気発生部の概略的な斜視図である。 図3に示される蒸気供給機構の蒸気発生部の概略的な斜視図である。 図4A及び図4Bに示される蒸気発生部の蓋部と筐体とを接続するための取付部の概略的な斜視図である。 図5に示される取付部を用いて、筐体天壁に固定された蒸気発生部の概略的な斜視図である。 第1補強フレーム及び第2補強フレームに接続された蒸気発生部の概略的な斜視図である。 図4A及び図4Bに示される蒸気発生部の蒸気発生器の概略的な斜視図である。 図4A及び図4Bに示される蒸気発生部の蒸気発生器の概略的な斜視図である。 図8A及び図8Bに示される蒸気発生器の主片の概略的な斜視図である。 図8A及び図8Bに示される蒸気発生器の概略的な展開斜視図である。 図10に示される蒸気発生器の蓋片の概略的な斜視図である。 図9に示される主片の概略的な平面図である。 図3に示される蒸気供給機構の給水機構の概略図である。 図1に示される洗濯機の収容槽の前部の概略的な背面図である。 図13に示される給水機構のポンプの間欠動作とチャンバ空間内の温度との関係を概略的に表すグラフである。 洗い工程において用いられる洗濯機の様々な要素を表す概略的なブロック図である。 洗濯水の温度を調整するための制御を表す概略的なフローチャートである。 図1に示される洗濯機の水槽に供給された水の温度の変化を概略的に表すグラフである。 脱水工程中における蒸気供給のタイミングを表す概略的なタイミングチャートである。 脱水工程中における蒸気供給のタイミングを表す概略的なタイミングチャートである。 脱水工程中における蒸気供給のタイミングを表す概略的なタイミングチャートである。 図1に示される洗濯機の概略的な斜視図である。 図20に示される洗濯機の前壁の概略的な断面図である。 図20に示される洗濯機のロック機構の動作を概略的に表す断面図である。 図20に示される洗濯機のロック機構の動作を概略的に表す断面図である。 図20に示される洗濯機のロック機構の動作を概略的に表す断面図である。 図8Bに示される蒸気発生器の温度に基づく扉体に対する制御を概略的に表すブロック図である。 扉体に対する制御の概略的なフローチャートである。 第2実施形態の衣類処理装置として例示される洗濯機に用いられる蒸気発生器の概略的な展開斜視図である。 図25に示される蒸気発生器の概略的な斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、衣類処理装置として例示される洗濯機が説明される。尚、以下の説明で用いられる「上」、「下」、「左」や「右」などの方向を表す用語は、単に、説明の明瞭化を目的とするものであり、洗濯機の原理を何ら限定するものではない。また、洗濯機の原理は、乾燥処理、脱水処理や衣類に対する他の処理を行う装置にも適用可能である。
<第1実施形態>
<洗濯機>
図1は、第1実施形態の衣類処理装置として例示される洗濯機100の概略的な縦断面図である。図1を用いて、洗濯機100が説明される。
洗濯機100は、筐体110と、筐体110内で衣類を収容する収容槽200と、を備える。収容槽200は、回転軸RXを取り囲む略円筒形状の周壁211を有する回転ドラム210と、回転ドラム210を収容する水槽220と、を含む。収容槽200は、回転軸RXを取り囲む略円筒形状に形成される。後述される洗い工程において、収容槽200は、衣類及び衣類を洗濯するための洗濯水を収容する。後述される脱水工程において、洗濯水は、収容槽200から排水される。その後、回転ドラム210は高速で回転する。
洗濯機100は、洗濯水を加熱するための温水ヒータ160を備える。温水ヒータ160は、水槽220の下部に配設される。温水ヒータ160を用いた制御は後述される。
筐体110は、収容槽200へ衣類を投入するための投入口119が形成された前壁111と、前壁111とは反対側の後壁112と、を備える。筐体110は、前壁111と後壁112との間で略水平に延びる筐体天壁113と、筐体天壁113とは反対側の筐体底壁114と、を含む。回転ドラム210及び水槽220には、前壁111に形成された投入口119と連通する開口部213,227がそれぞれ形成される。
洗濯機100は、前壁111に取り付けられた扉体120を更に備える。扉体120は、前壁111に形成された投入口119を閉塞する閉位置と投入口119を開放する開位置との間で回動する。使用者は、扉体120を開位置に回動させ、前壁111の投入口119を通じて、衣類を収容槽200へ投入することができる。その後、使用者は、扉体120を閉位置に移動させ、洗濯機100に衣類を洗濯させることができる。尚、図1に示される扉体120は、閉位置に存する。扉体120は、閉位置において、収容槽200を閉塞する。
回転ドラム210は、前壁111と後壁112との間で延びる回転軸RX周りに回転する。収容槽200に投入された衣類は、回転ドラム210の回転に伴って回転ドラム210内を移動し、洗い、すすぎ及び/又は脱水といった様々な処理を受ける。
回転ドラム210は、閉位置にある扉体120に対向する底壁212を含む。水槽220は、回転ドラム210の底壁212及び周壁211の一部を取り囲む底部221と、底部221と扉体120との間で、回転ドラム210の周壁211の他の部分を取り囲む前部222と、を備える。
収容槽200は、回転ドラム210の底壁212に取り付けられた回転シャフト230を含む。回転シャフト230は、回転軸RXに沿って、後壁112に向けて延びる。回転シャフト230は、水槽220の底部221を貫通し、水槽220と後壁112との間に現れる。
洗濯機100は、水槽220の下方に据え付けられたモータ231と、水槽220の外に露出した回転シャフト230に取り付けられたプーリ232と、モータ231の動力をプーリ232に伝達するためのベルト233と、を更に備える。モータ231が作動すると、モータ231の動力は、ベルト233、プーリ232及び回転シャフト230に伝達される。この結果、回転ドラム210は、水槽220内で回転する。
洗濯機100は、水槽220の前部222と扉体120との間に配設されたパッキン構造130を更に備える。閉位置に回動された扉体120は、パッキン構造130を圧縮する。この結果、パッキン構造130は、扉体120と前部222との間で水密シール構造を形成する。
洗濯機100は、蛇口(図示せず)に接続される給水口140と、給水口140を介して導入された水を分配するための分配部141と、を更に備える。給水口140は、収容槽200上で横たわる筐体天壁113上に現れる。分配部141は、筐体天壁113と収容槽200との間に配設される。
洗濯機100は、洗剤が収容される洗剤収容部(図示せず)及び収容槽200へ蒸気を噴射する蒸気供給機構300(後述される)を更に備える。分配部141は、収容槽200、洗剤収容部及び蒸気供給機構300に選択的に水を供給するための複数の給水弁を備える。尚、図1において、収容槽200及び洗剤収容部への給水経路は示されていない。収容槽200及び洗剤収容部への給水に対して、既知の洗濯機に用いられている技術が好適に適用される。
<蒸気供給機構>
図2は、洗濯機100の概略的な透視斜視図である。図3は、筐体110に収容された蒸気供給機構300の概略的な斜視図である。図2及び図3において、筐体110は点線で表されている。図3において、収容槽200は、示されていない。図3中の矢印は、給水経路を概略的に表す。図1乃至図3を用いて、蒸気供給機構300が説明される。
図3に示される如く、分配部141は、蒸気供給機構300に用いられる第1給水弁310と、洗剤が収容された洗剤収容部への給水経路を開閉する第2給水弁142と、水槽220への給水経路を開閉する第3給水弁143と、を含む。第2給水弁142の開動作によって洗剤収容部へ供給された水は、洗濯水(洗剤が溶解された水)として収容槽200へ供給される。第3給水弁143の開動作によって水槽220へ直接的に供給された水は、収容槽200内の洗濯水中の洗剤の濃度調整や、収容槽200中の水位調整や洗濯水の濁度調整のために用いられてもよい。
蒸気供給機構300は、上述の第1給水弁310に加えて、収容槽200の下方に配置された貯水槽320と、を備える。第1給水弁310は、貯水槽320への給水経路を開閉するために用いられる。第1給水弁310が開くと、給水口140から貯水槽320へ水が供給される。第1給水弁310が閉じると、貯水槽320への給水は停止される。
蒸気供給機構300は、貯水槽320に取り付けられたポンプ330と、ポンプ330から吐出された水を受ける蒸気発生部400と、を更に備える。ポンプ330は、蒸気発生部400に間欠式に或いは連続的に給水動作を行う。間欠式の給水動作の間、ポンプ330は、瞬間的な蒸気発生が生ずるように調整された適量の水を蒸気発生部400に供給する。ポンプ330が蒸気発生部400に連続的に給水を行うならば、蒸気発生のために用いられた水に含まれる不純物(スケール)が蒸気発生部400から洗い流される。
蒸気発生部400は、収容槽200へ噴射させる蒸気を発生させるために、高温に加熱される。筐体110は、回転運動する回転ドラム210を含む収容槽200と、高温に加熱する蒸気発生部400と、を収容するので、収容槽200及び蒸気発生部400は、使用者から適切に隔離される。したがって、使用者は、洗濯機100を安全に操作することができる。
図2に示される如く、蒸気供給機構300は、蒸気発生部400から下方に延びる蒸気導通管340を更に備える。図1に示される如く、水槽220の前部222は、回転ドラム210の周壁211を取り囲む周壁部223と、パッキン構造130と協働して水密シール構造を形成する環状部224と、を含む。蒸気導通管340は、周壁部223へ接続される。蒸気発生部400が発生させた蒸気は、蒸気導通管340を通じて、収容槽200へ供給される。尚、蒸気導通管340は収容槽200を回転させた場合の振動を蒸気発生部400に伝達しないようにするために、蛇腹形状とするのが好ましい。
ポンプ330が貯水槽320から蒸気発生部400内の蒸気発生器420に強制的に給水を行うので、蒸気発生器420は貯水槽320より上方に配置することができる。ポンプ330を設けずに、貯水槽320から蒸気発生器420に給水を行う場合には、貯水槽320の水を重力の作用で蒸気発生器420に送らねばならないので、蒸気発生器420は貯水槽320より必ず下位に配置しなければならない。これに比べ、ポンプ330を配置することによって、水は、ポンプ330の圧力で強制的に貯水槽320から蒸気発生器420へ供給されるので、蒸気発生器420と貯水槽320との配置に伴う相互の上下関係の制約が生じにくい。貯水槽320と蒸気発生器420との配置に自由度が増すので、筐体110内のスペースを有効活用できる。
図2に示される如く、蒸気発生器420は、貯水槽320よりも上方に配置されるが、ポンプ330により貯水槽320から蒸気発生器420へ問題なく水が供給される。
不慮の故障等の要因で蒸気発生器に水が不用意に流れ込むと、不必要に蒸気が発生することになる。しかしながら、ポンプ330の配設の結果、貯水槽320は、蒸気発生器420より下方に配置可能となる。ポンプ330が故障による不具合で停止して蒸気発生器420への水の供給が制御できなくなってしまった場合でも、貯水槽320及びポンプ330と蒸気発生器420とを連通するホース内に滞留する水が、蒸気発生器420に不用意に流れ込むことはない。前述のように、ポンプ330を設けなかった場合には、蒸気発生器420は貯水槽320より必ず下位に配置しなければならない。例えば、貯水槽320から蒸気発生器420へ水の供給を制御するために設けた開閉弁といった制御部品が故障した場合には、蒸気発生器420への水の供給が制御できなくなり、重力の作用により貯水槽320から蒸気発生器420へ不用意に水が供給されてしまう。これに比べ、ポンプ330が配置されるので、蒸気発生器420へ貯水槽320から不用意に水を供給してしまうような事態は未然に回避される。
図2に示される如く、蒸気発生器420は、収容槽200よりも上方に配置される。このとき蒸気発生器420に供給する水に含有される不純物が、気化時に主片423の外チャンバ壁431、内チャンバ壁432、上面429及び蓋片424の下面434といったチャンバ空間430を形成する壁面に付着或いは析出する。不純物がチャンバ空間430を形成する壁面に付着或いは析出し、堆積すると、壁面と供給された水との間で熱伝達が適切に行われなくなり、蒸発しにくくなってしまう。しかしながら、蒸気発生器420が収容槽200よりも上方に配置されるならば、この付着或いは析出した不純物は、気化時の圧力や重力の作用により、蒸気発生器420の下方へ排出或いは落下される。したがって、不純物は、チャンバ空間430内から収容槽200へ容易に排出される。この結果、蒸気発生器420のチャンバ内で付着或いは析出した不純物の堆積は防止される。また、不純物の堆積による気化能力の低下は未然に防止される。
図2に示される如く、筐体110は、前壁111と後壁112との間で立設された右壁115と、右壁115とは反対側の左壁116と、を備える。回転軸RXは、右壁115及び左壁116に沿って延びる(即ち、回転軸RXは、右壁115及び左壁116に略平行に延びる)。
図2には、回転軸RXを通過する垂直面VPが一点鎖線を用いて表されている。貯水槽320は、筐体110の左下の空間(垂直面VPと左壁116との間の空間)に配置される。蒸気発生器420は、筐体110の右上の空間(垂直面VPと右壁115との間の空間)に配置される。このように蒸気発生器420及び貯水槽320は、収容槽200の中心軸(回転軸RX)に対して、略対称の位置に配置される。また、貯水槽320は、後壁112の近くに配置される一方で、蒸気発生器420は、後壁112よりも前壁111の近くに配置される。
一般的な洗濯機の場合、洗剤が収容される洗剤収容部は、筐体の上部前方の左側及び右側のうち一方に配設される。洗剤収容部が占める位置を除いた略円筒形の収容槽200外の空間は、貯水槽320と蒸気発生器420をそれぞれ配置するために有効に活用される。例えば、洗剤収容部が筐体110の上部前方の左側に配置されているならば、図2に示される如く、貯水槽320は、筐体110の左側下方の後方に配置される。このとき、蒸気発生器420が筐体110の右側上方の前方に配置されるならば、略矩形箱状の筐体110の内面並びに略円筒形の収容槽200外面との間の内部空間は、貯水槽320と蒸気発生器420を配置するために有効に活用される。この結果、貯水槽320及び蒸気発生器420は、許容された空間内で最大限に大きく設計されてもよい。
また、洗剤収容部が前述のような位置にある場合において、貯水槽320が収容槽200の中心軸(回転軸RX)に対して洗剤収容部と略対称の位置に配置され、且つ、蒸気発生器420が、収容槽200の回転軸RXを含む水平面HPに対して、貯水槽320と略対称な位置に配置されるならば、前述と同様に筐体110内部の空間は有効に活用される。
また、洗剤収容部が前述のような位置にある場合において、貯水槽320を洗剤収容部の下方に配置されるならば、蒸気発生器420は、貯水槽320より上方に配置されてもよい。このとき、蒸気発生器420は、収容槽200の回転軸RXを含む鉛直面に対して、貯水槽320と略対称な位置に配置されてもよい。この結果、前述と同様に筐体110内部の空間は有効に活用される。
また、収容槽200の回転軸RXが、筐体110の前後方向に傾斜している場合(例えば、回転ドラム210の回転軸RXが、後壁112から前壁111に向けて上方に傾斜しているような場合)、貯水槽320及び蒸気発生器420は、収容槽200の回転軸RX或いは回転軸RXを含む水平面HPに対して、略対称な位置に配置されてもよい。貯水槽320及び蒸気発生器420が筐体110の前後方向の略中心を通る鉛直面に対し略対称な位置に配置されるならば、筐体110の内面と収容槽200の外面との間の内部空間は、貯水槽320と蒸気発生器420とを配置するために有効に活用される。
図4A及び図4Bは、蒸気発生部400の概略的な斜視図である。図3乃至図4Bを用いて、蒸気発生部400が説明される。
蒸気発生部400は、略矩形箱状のケース410と、ケース410に取り囲まれた蒸気発生器420と、を備える。ケース410は、蒸気発生器420を収容するための容器部411と、容器部411を閉じる蓋部412と、を備える。
蒸気発生器420は、接続管421及びチューブ(図示せず)を用いて、ポンプ330に接続される。また、蒸気発生器420は、排気管422を用いて、蒸気導通管340に接続される。容器部411は、開口部413が形成された底壁部414を含む。接続管421及び排気管422は、開口部413を通じて下方に突出する。
<筐体への取付構造>
図5は、蓋部412に取り付けられる取付部150の概略的な斜視図である。図3及び図5を用いて、取付部150が説明される。
蓋部412は、略矩形状の上壁415と、上壁415の縁部から下方に突出する蓋部周壁416と、蓋部周壁416から前方に突出する突出片417と、を含む。洗濯機100は、蓋部412に取り付けられる取付部150を備える。取付部150は、上壁415に固定される第1取付片151と、突出片417に固定される第2取付片152と、を含む。第1取付片151及び第2取付片152は、蓋部412から上方に突出する。
第1取付片151は、上壁415に接続される第1接続板153と、第1接続板153から上方に突出する第1直立板154と、第1直立板154から右方に突出する一対の第1係合片155と、を含む。第2取付片152は、突出片417に接続される第2接続板156と、第2接続板156から上方に突出する第2直立板157と、第2直立板157から前方に突出する第2係合片158と、を含む。
図6は、取付部150を用いて、筐体天壁113に固定された蒸気発生部400の概略的な斜視図である。図3及び図6を用いて、筐体天壁113への蒸気発生部400の取付が説明される。
図3に示される如く、筐体110は、右壁115の上縁に沿って配設された第1補強フレーム117と、前壁111の上縁に沿って配設された第2補強フレーム118と、を更に備える。
図6に示される如く、第1補強フレーム117には、複数の開口部171が形成される。第1取付片151の第1係合片155は、開口部171に挿入される。この結果、第1取付片151は、第1補強フレーム117に係合される。
第1取付片151は、第1接続板153と第1直立板154との間の角隅部に形成された複数の第1フィン159を含む。蒸気発生部400の熱の多くは、第1フィン159を通じて放熱されるので、第1補強フレーム117及び筐体天壁113へ伝達される熱量は少なくなる。
第2補強フレーム118にも開口部が形成される。図6に示される如く、第2取付片152の第2係合片158は、第2補強フレーム118の開口部に挿入される。この結果、第2取付片152は、第2補強フレーム118に係合される。この結果、蒸気発生部400は、第1取付片151と第2取付片152とによって、筐体天壁113に固定される。蒸気発生部400は、上方に立設した第1直立板154と第2直立板157とによって、筐体天壁113から離間される。この結果、蓋部412と筐体天壁113との間には、空気の層が存在することとなる。したがって、蒸気発生部400から筐体天壁113への熱伝達は緩和される。
第2取付片152の第2接続板156が接続される突出片417は、下方に突出する複数の第2フィン418を含む。蒸気発生部400の熱の多くは、第2フィン418を通じて放熱されるので、第2接続板156へ伝達される熱量は少なくなる。第2直立板157は、第2接続板156より狭い。したがって、第2接続板156から第2直立板157へ伝導される熱量は少なくなる。この結果、第2直立板157を介して第2補強フレーム118及び筐体天壁113へ伝達される熱量は少なくなる。
図7は、第1補強フレーム117及び第2補強フレーム118に接続された蒸気発生部400の概略的な斜視図である。図7を用いて、蒸気発生部400の取付が説明される。
図7において、筐体110の外形輪郭は一点鎖線を用いて表されている。第1補強フレーム117は、筐体天壁113から下方に延出する右壁115に近接した外縁172と、外縁172よりも右壁115から離れた内縁173と、を含む。第1補強フレーム117は内縁173から下方に延出するリブ174を更に含む。上述の開口部171は、リブ174に形成される。第1取付片151の第1係合片155は、開口部171に挿入され、右壁115に向けて突出する。第1取付片151は、蓋部412の右縁に沿って接続される。したがって、蒸気発生部400は、第1取付片151によって、筐体110の右壁115から適切に離間される。この結果、蒸気発生部400から右壁115への熱伝達は緩和される。
右壁115に隣接する前壁111は、筐体天壁113から下方に延出する。第2補強フレーム118から吊り下げられた第2取付片152は、前壁111とは反対方向に湾曲し、蒸気発生部400に接続される。したがって、蒸気発生部400は、第2取付片152によって、筐体110の前壁111から適切に離間される。かくして、蒸気発生部400は、筐体110から離れて、取付部150によって保持される。
<蒸気発生器>
図8A及び図8Bは、蒸気発生器420の概略的な斜視図である。図8A及び図8Bを用いて、蒸気発生器420が説明される。
蒸気発生器420は、略矩形状の主片423と、主片423上に配設される蓋片424と、主片423に配設される線状のヒータ425と、を備える。本実施形態において、主片423及び蓋片424は、アルミニウムから形成される。したがって、主片423及び蓋片424は、ヒータ425によって適切に加熱される。
蒸気発生器420は、蒸気発生器420の温度を検出するサーミスタ426を更に備える。上述の接続管421、排気管422及びヒータ425に加えて、サーミスタ426も主片423に取り付けられる。ヒータ425は、サーミスタ426を用いて、サーミスタ426によって得られる温度情報により制御される。したがって、主片423及び蓋片424の温度は、略一定に保たれる。尚、サーミスタ426の代わりに、所定の温度でヒータ425の入切を制御するサーモスタットを用いても同様の効果が得られる。本実施形態において、サーミスタ426は、検出部として例示される。
図9は、主片423の概略的な斜視図である。図8B及び図9を用いて、主片423が説明される。
主片423は、接続管421、排気管422及びサーミスタ426が取り付けられる主片下面427と、ヒータ425が配設される周面428と、主片下面427とは反対側の上面429と、を含む。主片423は、上面429から蓋片424に向けて立設し、略三角形状のチャンバ空間430を規定する外チャンバ壁431と、チャンバ空間430内で蒸気に流動経路を規定する略J字形状の内チャンバ壁432と、を更に備える。
図10は、蒸気発生器420の概略的な展開斜視図である。図11は、蓋片424の概略的な斜視図である。図3、図8B乃至図11を用いて、蒸気発生器420が説明される。
蒸気発生器420は、外チャンバ壁431を取り巻くように主片423に取り付けられるパッキンリング433を備える。パッキンリング433は、耐熱性ゴムから形成される。
蓋片424は、主片423に対向する下面434と、外チャンバ壁431と略同形状の外シールド壁435と、を備える。蓋片424は、主片423に押しつけられる。この結果、外シールド壁435は、パッキンリング433を圧縮し、チャンバ空間430を気密に保つ。
主片423には、接続管421を通じて供給された水がチャンバ空間430内に流入するための流入口437が形成される。チャンバ空間430の略中央に形成された流入口437は、内チャンバ壁432に取り囲まれる。ポンプ330が所定量の水を蒸気発生器420に供給するならば、接続管421及び流入口437を通じて、水が上向きに射出される。この結果、水は、内チャンバ壁432、内チャンバ壁432によって囲まれた主片423の上面429及び/又は流入口437の上方に位置する蓋片424の下面434に衝突する。蒸気発生器420は、ヒータ425によって加熱され(例えば、約200℃)、高い熱エネルギを有する。間欠式の給水動作を行うポンプ330は、蒸気発生器420が有する熱エネルギに対して、適量の水を供給する(例えば、約2cc/回)。この結果、流入口437から上向きに出射された水は、瞬時に蒸発する。
水の瞬時の蒸発の結果、チャンバ空間430の内圧は急激に上昇する。これにより、蒸気発生器420に供給する水に含有される不純物が、気化時にチャンバ空間430を形成する壁面に付着あるいは析出しても、この付着あるいは析出した不純物は、気化時の圧力の作用を受け、チャンバ空間430の外部へ容易に排出される。
図12は、主片423の概略的な平面図である。図8B及び図12を用いて、主片423が説明される。
ヒータ425は、主片423内で略U字状の経路に沿って延びる。この結果、ヒータ425は、接続管421が取り付けられた流入口437を取り囲む。この結果、内チャンバ壁432及び内チャンバ壁432に取り囲まれた領域は、チャンバ空間430内で最も高温となる。したがって、流入口437を介して出射された水は瞬時に蒸発する。
外チャンバ壁431によって規定されるチャンバ空間430内で略J字形状の内チャンバ壁432が延出するので、チャンバ空間430は渦巻き状の流動経路を描く。主片423には、流動経路の終端に形成された排気口438が形成される。内チャンバ壁432に取り囲まれる空間内で生じた蒸気は、チャンバ空間430の内圧の増加に伴って、排気口438へ向かう。排気口438には、排気管422が取り付けられる。排気口438に到達した蒸気は、排気管422を通じて、下向きに排気される。
ヒータ425は、渦巻き状の流動経路のうち外側の経路に沿って、U字状に延びる。したがって、内チャンバ壁432に取り囲まれる空間内で生じた蒸気は、加熱されながら、排気管422に向かう。したがって、高温の蒸気が排気されることとなる。
蒸気発生器420は、加熱された壁面に水を出射し瞬時に蒸発させるので、水中に浸されたヒータで蒸気を発生させる従来技術に比べ、同じ蒸気量を発生させるに要する消費電力は少なくて済む。
<給水機構>
図13は、給水機構500の概略図である。図13を用いて、給水機構500が説明される。
蒸気発生器420のチャンバ空間430へ水を出射する給水機構500は、上述の第1給水弁310、貯水槽320、ポンプ330及び接続管421を含む。給水機構500は、貯水槽320が貯える水の水位を測定するための水位センサ321を更に備える。第1給水弁310は、水位センサ321によって検出された水位に応じて、貯水槽320へ給水或いは貯水槽320への給水停止を行ってもよい。
ポンプ330の作動時間及び/又は動作パターン(間欠式の給水動作及び/又は連続的な給水動作)に応じて、第1給水弁310が制御されてもよい。例えば、ポンプ330の動作が終了したときに、貯水槽320が空になるように第1給水弁310からの給水量が調整されてもよい。この結果、貯水槽320内の水の凍結は生じにくくなる。
ポンプ330は、貯水槽320内に貯められた水を、接続管421を通じて、チャンバ空間430に供給する。ポンプ330の間欠式の給水動作は、チャンバ空間430内に出射された水が瞬時に蒸発するように調整される。
チャンバ空間430内での水の蒸発の結果、水に含有する不純物がチャンバ空間430内で堆積することもある。ポンプ330の連続的な給水動作は、堆積した不純物が押し流されるのに十分な流速で水がチャンバ空間430に流入するように調整される。
排気管422は、蒸気導通管340に接続される。ポンプ330の間欠式の給水動作によってチャンバ空間430内で発生した蒸気及びポンプ330の連続的な給水動作によってチャンバ空間430内に流入した水は、排気管422及び蒸気導通管340を通じて収容槽200に流入する。
<収容槽への蒸気及び水の供給>
図14は、収容槽200の前部222の概略的な背面図である。図1、図13及び図14を用いて、収容槽200への蒸気及び水の供給が説明される。
図1に示される如く、前部222の環状部224は、回転ドラム210に対向する内面225と筐体110の前壁111に対向する外面226と、を含む。図14は、内面225を主に示す。
蒸気供給機構300は、内面225に取り付けられた分岐管351及びノズル352を備える。蒸気供給機構300は、分岐管351とノズル352とを接続する蒸気チューブ353を更に備える。蒸気導通管340は、周壁部223を介して、分岐管351に接続される。
蒸気発生器420のチャンバ空間430内で発生した蒸気は、チャンバ空間430内での圧力増加に伴い、排気管422を通じて、蒸気導通管340に流入する。その後、蒸気は、蒸気導通管340から分岐管351に至る。ノズル352は、分岐管351より上方に配設される。分岐管351に到達した蒸気は、高温であるので、蒸気チューブ353に案内され、ノズル352に至る。最終的に、蒸気は、ノズル352から下方に噴射される。この結果、蒸気は、回転ドラム210の開口部213を通じて、収容槽200内に収容された衣類に直接的に吹きかけられることとなる。本実施形態において、排気管422、蒸気導通管340、分岐管351及び蒸気チューブ353は、チャンバ空間430内で発生した蒸気をノズル352へ案内する。
上述の如く、間欠式の給水動作を行うポンプ330は、高温のチャンバ空間430に適量の水を出射するので、水は瞬時に蒸発する。この結果、チャンバ空間430の内圧は急激に増大する。したがって、蒸気は、ノズル352から高圧で噴射され、収容槽200の内部空間を上下に横切ることとなる。回転ドラム210の下端付近には、重力によって衣類が集まりやすい。収容槽200の上部に取り付けられたノズル352から噴射された蒸気は、回転ドラム210の下端付近に到達するので、蒸気は衣類に効率的に供給されることとなる。
分岐管351は、蒸気導通管340に接続される親管354と、親管354から上方に屈曲する上子管355と、親管354から下方に屈曲する下子管356と、を備える。親管354には、蒸気導通管340を通じて、蒸気又は水が流入する。上子管355は、蒸気チューブ353に接続され、蒸気がノズル352に向かう上向きの経路を規定する。
下子管356は、上子管355とは異なり、下向きの経路を規定する。ポンプ330が連続的な給水動作を行っている間、蒸気導通管340を通じて分岐管351に流入した水は、重力作用によって、下子管356を通じて、流下する。
図14には、親管354と上子管355との間の挟角θ1が示されている。また、図14は、親管354と下子管356との間の挟角θ2も示す。挟角θ1は、鈍角である一方で、挟角θ2は鋭角である。挟角θ2は鋭角であるので、親管354から下子管356への流動損失は比較的大きい。したがって、親管354に流入した蒸気は、下子管356へほとんど流れず、上子管355へ主に流れる。一方、上子管355は上向きの流動経路を規定するので、親管354へ流入した水は、重力の作用により、上子管355へほとんど流れず、下子管356へ主に流れる。したがって、蒸気の流動経路と水の流動経路とが適切に分離される。
<間欠的なポンプの動作>
図15は、ポンプ330の間欠動作とチャンバ空間430内の温度との関係を概略的に表すグラフである。図10、図13及び図15を用いて、ポンプ330の間欠動作が説明される。
図15に示される如く、ポンプ330が作動している期間(ON期間)は、ポンプ330が停止している期間(OFF期間)と比べて短く設定される。この結果、適量の水がチャンバ空間430内に出射される。
ON期間において、チャンバ空間430に所定量の水が供給される。この結果、水は蒸発し、蒸気となる。水から蒸気への相変化に起因する気化熱によって、チャンバ空間430の温度は一時的に低下する。上述の如く、OFF期間は比較的長く設定されているので、ヒータ425は、OFF期間の間にチャンバ空間430を十分に昇温することができる。したがって、ポンプ330が間欠動作を行っている間、高圧の蒸気が収容槽200に供給され続ける。特に、OFF期間の間にチャンバ空間430が十分に昇温され、ON期間において、チャンバ空間430を含む蒸気発生器420が有する熱エネルギに対して、瞬時に蒸発する適量の水が供給される(例えば、約2cc/回)ことで、良好に高圧の蒸気が収容槽200に供給され続けることなる。
<洗い工程における蒸気の利用>
図16は、洗い工程において用いられる洗濯機100の様々な要素を表す概略的なブロック図である。図1、図13及び図16を用いて洗い工程における洗濯機100の動作が説明される。
洗濯機100は、分配部141、温水ヒータ160及びヒータ425に加えて、制御部122、水温検出部161及び水位検出部162を備える。水温検出部161は、収容槽200が貯える洗濯水の温度を検出する。水温検出部161として、水槽220に取り付けられた温度センサ(図示せず)が例示される。水位検出部162は、収容槽200内の洗濯水の水位を検出する。水位検出部162は、水槽220に取り付けられた水位センサ(図示せず)、第2給水弁142及び/又は第3給水弁143から水槽220へ至る経路に取り付けられた流量計や第2給水弁142及び/又は第3給水弁143の開時刻から計時するタイマであってもよい。
制御部122は、分配部141を制御し、第2給水弁142及び第3給水弁143を開き、収容槽200へ洗濯水を供給する。この間、制御部122は、サーミスタ426とヒータ425との間でのフィードバック制御の下、蒸気発生器420を加熱してもよい。
水位検出部162は、収容槽200内の洗濯水の水位に関する情報を含む検出信号を制御部122へ出力する。制御部122は、水位検出部162からの検出信号に基づき、温水ヒータ160が洗濯水に浸されているか否かを判定する。温水ヒータ160が洗濯水に浸されているならば、制御部122は、温水ヒータ160を作動させる。
水温検出部161は、収容槽200内の洗濯水の温度に関する情報を含む検出信号を制御部122へ出力する。制御部122は、水温検出部161からの検出信号に基づき、洗濯水が所定の温度になったか否かを判定する。洗濯水が所定の温度に到達しているならば、温水ヒータ160を停止させる。その後、制御部122は、ポンプ330(蒸気供給機構300:給水機構500)を作動させる。ポンプ330が動作している間、制御部122は、水位センサ321と第1給水弁310とのフィードバック制御の下、貯水槽320へ必要に応じて給水する。
図17は、洗濯水の温度を調整するための制御を表す概略的なフローチャートである。図1、図15乃至図17を用いて、洗濯水の温度を調整するための制御が説明される。
(ステップS110)
ステップS110において、制御部122は、第2給水弁142及び/又は第3給水弁143を開き、収容槽200へ給水する。その後、ステップS120が実行される。
(ステップS120)
制御部122は、収容槽200内の洗濯水の水位に対して定められた閾値「LTH」に関する情報を予め記憶している。ステップS120において、制御部122は、水位検出部162から出力された検出信号を用いて、収容槽200内の洗濯水の水位と閾値「LTH」とを比較する。洗濯水の水位が、閾値「LTH」を上回るならば、ステップS130が実行される。他の場合には、ステップS110が実行される。尚、洗濯水の水位が、閾値「LTH」を上回っているならば、温水ヒータ160が洗濯水に浸されているように、閾値「LTH」は適切に定められる。
(ステップS130)
ステップS130において、制御部122は、温水ヒータ160を作動させる。この結果、洗濯水は急速に加熱される。洗濯水の加熱が開始されると、ステップS140が実行される。
(ステップS140)
制御部122は、収容槽200内の洗濯水の温度に対して定められた閾値「TTH」に関する情報を予め記憶している。ステップS140において、制御部122は、水温検出部161から出力された検出信号を用いて、収容槽200内の洗濯水の水温と閾値「TTH」とを比較する。洗濯水の水温が、閾値「TTH」を上回るならば、ステップS150が実行される。他の場合には、ステップS130が実行される。
(ステップS150)
ステップS150において、制御部122は、温水ヒータ160を停止させる。その後、ステップS160が実行される。
(ステップS160)
ステップS160において、制御部122は、ポンプ330を作動させる。ステップS160におけるポンプ330の動作は、図15を参照して説明された如く、間欠式である。ポンプ330は、洗い工程が終了するまで、間欠式の動作を続けてもよい。
図18は、洗い工程において水槽220に供給された水の温度の変化を概略的に表すグラフである。図1、図10、図13及び図18を用いて、洗い工程において用いられる蒸気の効果が説明される。
図18に示される如く、洗い工程が開始されると、水槽220に水が供給される。この間、水槽220内の衣類に含まれる水の温度は、略一定である。その後、温水ヒータ160を用いて、水槽220内の水が加熱される。温水ヒータ160は、大きな熱量を発するので、水槽220内の衣類に含まれる水の温度は急速に上昇する。その後、所定の温度に到達すると、水槽220内の水の加熱は停止される。
図18において、加熱停止後の点線は、温水ヒータ160による加熱が停止され、且つ、蒸気の供給がないときの衣類に含まれる水の温度の変化を表す。加熱停止後の実線は、温水ヒータ160による加熱が停止され、且つ、蒸気が収容槽200に供給されているときの衣類に含まれる水の温度の変化を表す。
収容槽200へ供給される蒸気は、上述の如く、高温であり、また、衣類に向けて直接的に供給されるので、水槽220内の衣類に含まれる水の温度低下は緩和される。蒸気発生器420に用いられるヒータ425は、水槽220に取り付けられた温水ヒータ160よりも少ない電力を消費する。したがって、温水ヒータ160を用いた水槽220内の水の保温と比べて、蒸気供給による保温は、少ない消費電力量を達成することができる。したがって、ポンプ330は、温水ヒータ160の停止後、間欠式の給水動作をすることが好ましい。
<脱水工程における蒸気の利用>
図1、図13及び図14を用いて、脱水工程において用いられる蒸気の効果が説明される。
脱水工程において、回転ドラム210は、高速で回転される。図1に示される如く、回転ドラム210の周壁211には、多数の小孔219が形成されている。回転ドラム210内に収容された衣類は、回転ドラム210の回転によって生じた遠心力により周壁211に押しつけられる。この結果、衣類に含まれる水分は、小孔219を通じて、回転ドラム210外へ放出される。かくして、衣類は、適切に脱水される。
脱水された衣類の繊維は、互いに水素結合しやすい。繊維同士の水素結合は、衣類の皺に帰結する。回転ドラム210内に蒸気が供給されるならば、蒸気は繊維間の水素結合を解除する。この結果、衣類の皺が低減される。したがって、衣類が脱水処理を受けている間、ポンプ330が間欠式の給水動作を実行することが好ましい。間欠式の給水動作の結果、ノズル352から高圧で蒸気が回転ドラム210内に噴射される。上述の如く、ノズル352から噴射された蒸気は、収容槽200を横切るので、蒸気は、周壁211に張り付いて回転する衣類に満遍なく吹き付けられる。この結果、回転ドラム210内の衣類全体に亘って、皺が生じにくくなる。
図19A乃至図19Cは、脱水工程中における蒸気供給のタイミングを表す概略的なタイミングチャートである。図1、図19A乃至図19Cを用いて、蒸気供給のタイミングが説明される。
図19Aに示される如く、蒸気供給機構300は、脱水工程の開始から所定期間(T1)を経過した後、蒸気の供給を開始してもよい。この場合、衣類が含む水分が少ないので、衣類は、蒸気の熱量及び水分によって効率的に湿潤される。図19B及び図19Cに示される如く、蒸気供給機構300は、脱水工程の開始に同期して、蒸気の供給を開始してもよい。この場合、衣類は、脱水工程の初期に昇温されるので、衣類は効果的に高温で湿潤されることとなる。図19A及び図19Bに示される如く、蒸気供給機構300は、脱水工程の一部の期間に蒸気を供給してもよい。図19Cに示される如く、蒸気供給機構300が蒸気を供給する期間は、脱水工程の開始から終了までの期間に一致してもよい。
<扉体に対する制御>
図20は、洗濯機100の概略的な斜視図である。図1及び図20を用いて、扉体120に対する制御構造が説明される。
図20に示される扉体120は、図1に示される扉体120とは異なり、投入口119を開放する開位置に存する。洗濯機100は、扉体120を閉位置でロックするロック機構121を備える。閉位置に存する扉体120は、図1に示される如く、収容槽200を閉塞する。本実施形態において、図1に示される扉体120の位置は、閉塞位置として例示される。
ロック機構121は、扉体120に取り付けられたフック部123を備える。筐体110の前壁111には、フック部123に対応して形成されたロック穴124が形成される。扉体120が閉位置にある間、フック部123は、ロック穴124に挿入される。
図21は、ロック穴124の周囲における前壁111の概略的な断面図である。図20及び図21を用いて、ロック機構121が更に説明される。
ロック機構121は、前壁111と協働してロック穴124を形成するロック箱125を備える。ロック箱125は、前壁111に取り付けられるロック筐体126と、ロック筐体126内に配設されたロック片127と、を含む。ロック片127は、ロック筐体126内で上下に移動する。
図22A乃至図22Cは、ロック機構121の動作を概略的に表す断面図である。図1、図20乃至図22Cを用いて、ロック機構121の動作が説明される。
図21及び図22Aに示されるロック片127は、ロック片127の移動ストロークの上端位置に存する。ロック片127には、上端位置においてロック穴124と連通する凹部128が形成される。
扉体120が開位置に存する間(図20参照)、ロック片127は、上端位置に存する。扉体120がその後閉位置へ移動すると、フック部123は、ロック穴124を通じて、凹部128へ挿入される。図22B及び図22Cに示される如く、ロック片127が下方に変位すると、フック部123は、前壁111に取り付けられたロック筐体126に係合する。その後、ロック片127が上方へ変位すると、フック部123とロック筐体126との間の係合は、解消される。
図23は、蒸気発生器420の温度に基づく扉体120に対する制御構造を概略的に表すブロック図である。図1、図8B、図22A乃至図23を用いて、扉体120に対する制御が説明される。
図8Bを参照して説明されたサーミスタ426は、主片423の温度を検出する。サーミスタ426は、検出された温度に応じた検出信号を制御部122へ出力する。
制御部122は、サーミスタ426から出力された検出信号が所定の値以下の温度を指し示すまで、ロック機構121による扉体120のロックを維持する。この結果、蒸気発生器420が所定の温度以下となるまで、収容槽200の内部空間は外部から隔離される。したがって、洗濯機100は、非常に安全になる。
図24は、蒸気発生器420の温度に基づく扉体120に対する制御の概略的なフローチャートである。図13、図15、図23及び図24を用いて、扉体120に対する制御が説明される。
(ステップS210)
上述の洗い工程や脱水工程といった蒸気を利用した衣類への処理が完了すると、ステップS210が実行される。尚、蒸気を利用した衣類が処理されている間、扉体120は、ロック機構121によってロックされている。
ステップS210において、制御部122は、ヒータ425による蒸気発生器420の加熱を停止する。ヒータ425が、制御部122の制御下で、蒸気発生器420の加熱を停止した後、ステップS220が実行される。
(ステップS220)
図13を参照して説明された水位センサ321は、貯水槽320内の水位を検出する。水位センサ321は、貯水槽320内の水位に関する情報を含む検出信号を制御部122へ出力する。
ステップS220において、制御部122は、水位センサ321からの検出信号に基づき、蒸気発生器420の冷却に十分な水量が貯水槽320に貯えられているか否かを判定する。貯水槽320内の水量が不十分ならば、ステップS230が実行される。他の場合には、ステップS240が実行される。
(ステップS230)
ステップS230において、制御部122は、第1給水弁310を開く。この結果、貯水槽320は、蒸気発生器420へ供給される水を貯えることができる。その後、ステップS220が再度実行される。
(ステップS240)
ステップS240において、制御部122は、第1給水弁310を閉じる。その後、ステップS250が実行される。本実施形態において、第1給水弁310は、給水弁として例示される。
(ステップS250)
ステップS250において、制御部122は、ポンプ330を制御し、蒸気発生器420へ連続的に給水する。この結果、蒸気発生器420は急速に冷却される。その後、ステップS260が実行される。
(ステップS260)
制御部122は、蒸気発生器420の温度に対して定められた閾値「OTH」を予め記憶している。ステップS260において、制御部122は、サーミスタ426からの検出信号が指し示す蒸気発生器420の温度と閾値「OTH」とを比較する。蒸気発生器420の温度が閾値「OTH」を上回っているならば、ステップS250が再度実行される。他の場合には、ステップS270が実行される。したがって、蒸気発生器420の温度が閾値「OTH」以下になるまで、ポンプ330は、制御部122の制御下で、蒸気発生器420へ連続的な給水を継続する。本実施形態において、閾値「OTH」によって表される温度は、所定の温度として例示される。
ステップS210の前において(即ち、ヒータ425が制御部122の制御下で蒸気発生器420を加熱している間)、ポンプ330は、図15を参照して説明された間欠式の給水動作を行う。ステップS260において、ポンプ330の動作は、連続的な給水動作に切り替えられる。
(ステップS270)
ステップS270において、制御部122は、ポンプ330を制御し、蒸気発生器420への連続的な給水を停止する。尚、ポンプ330は、貯水槽320内の水が略完全に消費されるまで、動作を継続してもよい。蒸気発生器420への連続的な給水の停止の後、ステップS280が実行される。
(ステップS280)
ステップS280において、制御部122は、ロック機構121を制御し、扉体120のロックを解除する。かくして、制御部122は、サーミスタ426が検出した温度に応じて、ロック機構121によるロック解除のタイミングを適切に制御することができる。
<第2実施形態>
図25は、第2実施形態の衣類処理装置として例示される洗濯機に用いられる蒸気発生器420Aの概略的な展開斜視図である。第2実施形態の洗濯機は、蒸気発生器420Aの構造を除いて、第1実施形態の洗濯機100と同様の構造を有する。したがって、第1実施形態との相違点が、以下に説明される。以下の相違点を除いて、第1実施形態の説明は、第2実施形態の洗濯機に適用される。また、第1実施形態と同一の要素に対して、同一の符号が付されている。したがって、第1実施形態の説明は、同一の符号が付された要素に対しても適用される。
蒸気発生器420Aは、主片423Aと、蓋片424Aと、主片423Aと蓋片424Aとに挟まれるパッキンリング433と、を備える。第1実施形態に関連して説明された主片423とは異なり、主片423Aには、ヒータは取り付けられていない。一方、蓋片424Aには、ヒータ425Aが取り付けられる。
図26は、蓋片424Aの概略的な斜視図である。図25及び図26を用いて、ヒータ425Aの取付構造が説明される。
蓋片424Aは、外シールド壁435に取り囲まれた内シールド壁436を備える。内シールド壁436は、主片423Aの内チャンバ壁432と略同形状である。内シールド壁436は、内チャンバ壁432に重なりあう。この結果、チャンバ空間430内に渦巻き状の流動経路が形成される。内シールド壁436に取り囲まれた下面434の領域は、主片423Aに形成された流入口437に対向するので、以下の説明において、「対向領域439」と称される。ヒータ425Aは、対向領域439を取り囲むように、蓋片424A内に取り付けられる。流入口437から流入した水が蓋片424Aに到達するように、水の流速が調整されるならば、対向領域439は特に高温となっているので、瞬時の蒸発が達成される。
本発明は、蒸気を用いて衣類を処理する装置に好適に利用される。
100・・・・・・・・・・・洗濯機
120・・・・・・・・・・・扉体
121・・・・・・・・・・・ロック機構
122・・・・・・・・・・・制御部
200・・・・・・・・・・・収容槽
310・・・・・・・・・・・第1給水弁
320・・・・・・・・・・・貯水槽
330・・・・・・・・・・・ポンプ
420,420A・・・・・・蒸気発生器
425,425A・・・・・・ヒータ
426・・・・・・・・・・・サーミスタ

Claims (8)

  1. 衣類が投入される投入口が形成された筐体と、
    前記投入口を通じて投入された衣類を前記筐体内で収容する収容槽と、
    該収容槽へ噴射される蒸気を発生させる蒸気発生器と、
    該蒸気発生器へ水を送る給水機構と、
    前記蒸気発生器を加熱するヒータと、
    前記蒸気発生器の温度を検出する検出部と、
    前記投入口を閉塞する扉体と、
    該扉体が前記投入口を閉塞する閉塞位置で前記扉体をロックするロック機構と、
    前記検出部によって検出された前記温度に応じて前記ロック機構を制御する制御部と、を備え、
    該制御部は、前記温度が所定の温度以下になるまで、前記ロック機構に前記扉体をロックさせ続けることを特徴とする衣類処理装置。
  2. 前記蒸気発生器は、前記蒸気を発生させるためのチャンバを規定する壁面を含み、
    前記給水機構は、前記ヒータによって加熱された前記壁面に前記水を出射することを特徴とする請求項1に記載の衣類処理装置。
  3. 前記給水機構は、前記壁面に当たった前記水が瞬時に蒸発するように前記水の量を調整することを特徴とする請求項2に記載の衣類処理装置。
  4. 前記給水機構は、前記水を間欠式に前記チャンバへ供給することを特徴とする請求項2又は3に記載の衣類処理装置。
  5. 前記制御部は、前記ヒータを制御し、
    該ヒータが、前記制御部の制御下で、前記蒸気発生器への加熱を停止した後、前記制御部は、前記検出部によって検出された前記温度を用いた前記ロック機構に対する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
  6. 前記給水機構は、前記制御部の制御下で、前記蒸気発生器へ前記水を送るポンプを含み、
    前記制御部は、前記温度が所定の温度以下になるまで、前記ポンプを用いて、前記蒸気発生器へ連続的に給水することを特徴とする請求項5に記載の衣類処理装置。
  7. 前記ヒータが、前記制御部の制御下で、前記蒸気発生器を加熱している間、前記制御部は、前記ポンプを用いて、前記蒸気発生器へ間欠式に給水することを特徴とする請求項6に記載の衣類処理装置。
  8. 前記蒸気発生器へ送られる水を貯える貯水槽と、該貯水槽への給水経路を前記制御部の制御下で開閉する給水弁と、を更に備え、
    前記ヒータが、前記制御部の制御下で、前記蒸気発生器への加熱を停止した後、前記制御部は、前記給水弁を開くことを特徴とする請求項6又は7に記載の衣類処理装置。
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