JP2014171561A - 衣類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力の消費を抑え、衣類に蒸気を効率的に供給する衣類処理装置を提供すること。
【解決手段】衣類を収容する収容槽200と、収容槽へ蒸気を供給する蒸気供給機構300と、蒸気供給機構に設けられ蒸気を発生させるためのチャンバを規定する壁面を有する蒸気発生器420と、壁面を加熱するヒータ425と、ヒータで加熱した壁面に水を射出する給水機構500とを備え、給水機構は、蒸気発生器に給水する接続管421と、接続管が接続され蒸気発生器内に水を射出する流入口437と、接続管に設けた温度検出素子とを含み、温度検出素子にて、蒸気発生器に給水される水の温度変化を検知することにより、蒸気発生器に給水される水の量を調節することにより、電力の消費を抑え、衣類に蒸気を効率的に供給することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、衣類を洗濯、脱水及び/又は乾燥するための衣類処理装置に関するものである。
従来、この種の衣類処理装置としては、衣類に蒸気を供給し、殺菌を行う洗濯機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された衣類処理装置の洗濯機は、水中に浸されたヒータを用いて、衣類に供給する蒸気を発生させるものである。
欧州特許第1883727号明細書
しかしながら、特許文献1に記載された衣類処理装置としての従来の洗濯機の構成では、衣類が収容されたドラムへ供給される蒸気の圧力は低いので、衣類に十分に蒸気を供給するには、ドラム内の空間は蒸気で満たされる必要がある。このため、特許文献1の洗濯機は、衣類に十分な蒸気を発生させるために、多量の電力を消費するという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、電力の消費を抑えながら、衣類に蒸気を効率的に供給することができる構造を有する衣類処理装置を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類処理装置は、衣類を収容する収容槽と、前記収容槽へ蒸気を供給する蒸気供給機構と、前記蒸気供給機構に設けられ蒸気を発生させるためのチャンバを規定する壁面を有する蒸気発生器と、前記壁面を加熱するヒータと、前記ヒータで加熱した前記壁面に水を射出する給水機構とを備え、前記給水機構は、前記蒸気発生器に給水する接続管と、前記接続管が接続され前記蒸気発生器内に水を射出する流入口と、前記接続管に設けた温度検出素子とを含み、前記温度検出素子にて、前記蒸気発生器に給水される水の温度変化を検知することにより、前記蒸気発生器に給水される水の量を調節するものである。
これによって、高い圧力で蒸気が噴射され、蒸気発生器に給水される水の温度変化によって、給水される水の量を調節し、電力の消費を抑えながら、衣類に蒸気を効率的に供給することができる。
本発明に係る衣類処理装置は、電力の消費を抑えながら、衣類に蒸気を効率的に供給することができる。
本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の概略的な縦断面図 同洗濯機の概略的な透視斜視図 同洗濯機の筐体に収容された蒸気供給機構の概略的な斜視図 (A)同洗濯機の蒸気供給機構の蒸気発生部の表から見た概略的な斜視図、(B)同蒸気発生部の裏から見た概略的な斜視図 同洗濯機の蒸気発生部の蓋部と筐体とを接続するための取付構造の概略的な分解斜視図 (A)同洗濯機の蒸気発生部の蒸気発生器の表から見た概略的な斜視図、(B)同蒸気発生器の裏から見た概略的な斜視図 同洗濯機の蒸気発生器の主片の概略的な斜視図 同洗濯機の蒸気発生器の概略的な分解斜視図 同洗濯機の蒸気発生器の蓋片の概略的な斜視図 同洗濯機の蒸気発生器の主片の概略的な平面図 同洗濯機の蒸気供給機構の給水機構の概略図 同洗濯機の収容槽の前部の概略的な背面図 同洗濯機の給水機構のポンプの間欠動作とチャンバ空間内の温度との関係を概略的に表すグラフ 同洗濯機の水槽に供給された水の温度の変化を概略的に表すグラフ 同洗濯機の蒸気発生器の温度に基づく、扉体に対する制御を概略的に表すブロック図 同洗濯機の動作を示すフローチャート
第1の発明は、衣類を収容する収容槽と、前記収容槽へ蒸気を供給する蒸気供給機構と、前記蒸気供給機構に設けられ蒸気を発生させるためのチャンバを規定する壁面を有する蒸気発生器と、前記壁面を加熱するヒータと、前記ヒータで加熱した前記壁面に水を射出する給水機構とを備え、前記給水機構は、前記蒸気発生器に給水する接続管と、前記接続管が接続され前記蒸気発生器内に水を射出する流入口と、前記接続管に設けた温度検出素子とを含み、前記温度検出素子にて、前記蒸気発生器に給水される水の温度変化を検知することにより、前記蒸気発生器に給水される水の量を調節することにより、高い圧力で蒸気が噴射され、蒸気発生器に給水される水の温度変化によって、蒸気発生器に給水される水の量を調節し、電力の消費を抑えながら、衣類に蒸気を効率的に供給することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の給水機構は、前記接続管に送水するポンプを含み、前記蒸気発生器に給水される水の量を前記ポンプの動作時間にて調節することにより、ポンプの間欠時間を適正化するので、電力の消費を抑えながら、衣類に蒸気を効率的に供給することができる。
以下、発明の実施の形態について、図面を参照しながら、衣類処理装置として例示される洗濯機を説明する。尚、以下の説明で用いられる「上」、「下」、「左」や「右」などの方向を表す用語は、単に、説明の明瞭化を目的とするものであり、衣類処理装置の原理を何ら限定するものではない。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の概略的な縦断面図である。
図1において、洗濯機100は、筐体110と、筐体110内で衣類を収容する収容槽
200とを備えており、収容槽200は、回転軸RXを取り囲む略円筒形状の周壁211を有する回転ドラム210と、回転ドラム210を収容する水槽220とで主に構成されている。
筐体110は、収容槽200へ衣類を投入するための投入口が形成された前壁111と、前壁111とは反対側の後壁112とを備えている。回転ドラム210及び水槽220は、前壁111に向けて開口している。
洗濯機100は、前壁111に取り付けられた扉体120を更に備えている。扉体120は、前壁111に形成された投入口を閉塞する閉位置と投入口を開放する開位置との間で回動する。使用者は、扉体120を開位置に回動させ、前壁111の投入口を通じて、衣類を収容槽200へ投入した後、扉体120を閉位置に移動させ、洗濯を開始する。尚、図1に示される扉体120は、閉位置の状態である。
回転ドラム210は、前壁111と後壁112との間で延びる回転軸RX周りに回転する。収容槽200に投入された衣類は、回転ドラム210の回転に伴って回転ドラム210内を移動し、洗い、すすぎ及び/又は脱水といった様々な処理を受ける。
回転ドラム210は、閉位置にある扉体120に対向する底壁212を有している。水槽220は、回転ドラム210の底壁212及び周壁211の一部を取り囲む底部221と、底部221と扉体120との間で、回転ドラム210の周壁211の他の部分を取り囲む前部222とを備えている。
収容槽200は、回転ドラム210の底壁212に取り付けられた回転シャフト230を有しており、回転シャフト230は、回転軸RXに沿って、後壁112に向けて延びている。そして、回転シャフト230は、水槽220の底部221を貫通し、水槽220と後壁112との間に現れている。
洗濯機100は、水槽220の下方に据え付けられたモータ231と、水槽220の外に露出した回転シャフト230に取り付けられたプーリ232と、モータ231の動力をプーリ232に伝達するためのベルト233とを更に備えており、モータ231が作動すると、モータ231の動力は、ベルト233、プーリ232及び回転シャフト230に伝達される。この結果、回転ドラム210は、水槽220内で回転する。
洗濯機100は、水槽220の前部222と扉体120との間に配設されたパッキン構造130を更に備えており、閉位置に回動された扉体120は、このパッキン構造130を圧縮する。この結果、パッキン構造130は、扉体120と前部222との間で水密シール構造を形成する。
筐体110は、前壁111と後壁112との間で略水平に延びる筐体天壁113と、筐体天壁113とは反対側の筐体底壁114とを備えている。洗濯機100は、蛇口(図示せず)に接続される給水口140と、給水口140を介して導入された水を分配するための分配部141とを更に備えている。給水口140は、筐体天壁113上に現れており、分配部141は、筐体天壁113と収容槽200との間に配設されている。
洗濯機100は、洗剤が収容される洗剤収容部(図示せず)、及び収容槽200へ蒸気を噴射する蒸気供給機構300(図2以降で詳述)を更に備えている。また、分配部141は、収容槽200、洗剤収容部及び蒸気供給機構300に選択的に水を供給するための複数の給水弁を備えている。尚、図1において、収容槽200及び洗剤収容部への給水経路は示されていない。収容槽200及び洗剤収容部への給水に対して、既知の洗濯機に用
いられている技術が好適に適用される。
また、前面上部の内方には、モータ等を制御し、工程を制御する制御部122が設けられている。
図2は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の概略的な透視斜視図である。図3は、同洗濯機の筐体に収容された蒸気供給機構の概略的な斜視図である。なお、図2及び図3において、筐体110は点線で表されている。図3において、収容槽200は、示されていない。図3中の矢印は、給水経路を概略的に表す。
図1、図2、及び図3を用いて、蒸気供給機構300を説明する。
蒸気供給機構300は、分配部141の一部として用いられる給水弁310と、収容槽200の下方に配置された貯水槽320とを備えており、給水弁310は、貯水槽320への給水を制御するために用いられる。給水弁310が開くと、給水口140から貯水槽320へ水が供給され、給水弁310が閉じると、貯水槽320への給水は停止される。
蒸気供給機構300は、貯水槽320に取り付けられたポンプ330と、ポンプ330から吐出された水を受ける蒸気発生部400とを更に備えている。ポンプ330は、蒸気発生部400に間欠式に、或いは連続的に給水動作を行う。間欠式の給水動作の間、ポンプ330は、瞬間的な蒸気発生が生ずるように調整された適量の水を蒸気発生部400に供給する。ポンプ330が蒸気発生部400に連続的に給水を行うと、蒸気発生のために用いられた水に含まれる不純物(スケール)が蒸気発生部400から洗い流される。なお、蒸気発生部400については、後述する。
図2に示すように、蒸気供給機構300は、蒸気発生部400から下方に延びる蒸気導通管340を更に備えている。また、図1に示すように、水槽220の前部222には、回転ドラム210の周壁211を取り囲む周壁部223と、パッキン構造130と協働して水密シール構造を形成する環状部224とを備えているが、蒸気導通管340は、この周壁部223へ接続されている。蒸気発生部400が発生させた蒸気は、蒸気導通管340を通じて、収容槽200へ供給される。尚、蒸気導通管340は収容槽200を回転させた場合の振動を蒸気発生部400に伝達しないようにするために、蛇腹形状とするのが好ましい。
また、ポンプ330が、貯水槽320から蒸気発生部400内の蒸気発生器420に強制的に給水を行うので、蒸気発生器420は貯水槽320より上方に配置している。ポンプ330を設けずに、貯水槽320から蒸気発生器420に給水を行う場合には、貯水槽320の水を重力の作用で蒸気発生器420に送らねばならないので、蒸気発生器420は貯水槽320より必ず下位に配置しなければならない。これに比べ、ポンプ330を配置することによって、水は、ポンプ330の圧力で強制的に貯水槽320から蒸気発生器420へ供給されるので、蒸気発生器420と貯水槽320との配置に伴う相互の上下関係の制約が生じにくい。貯水槽と蒸気発生器との配置に自由度が増すので、筐体110内のスペースを有効活用できる。
また、蒸気発生器420は、収容槽200よりも上方に配置されているが、このとき、蒸気発生器420に供給する水に含有される不純物が、気化時に蒸気発生器420内の壁面に付着或いは析出することがある。不純物が壁面に付着或いは析出し、堆積すると、壁面と供給された水との間で熱伝達が適切に行われなくなり、蒸発しにくくなってしまう。しかしながら、蒸気発生器420が収容槽200よりも上方に配置しているので、この付着或いは析出した不純物は、気化時の圧力や重力の作用により、蒸気発生器420の下方
へ排出或いは落下される。したがって、不純物は、蒸気発生器420内から収容槽200へ容易に排出され、蒸気発生器420内で不純物の堆積は防止される。また、不純物の堆積による気化能力の低下は未然に防止される。
また、図2に示すように、貯水槽320は、筐体110の左下の空間に配置されており、蒸気発生器420は、筐体110の右上の空間に配置される。このように蒸気発生器420及び貯水槽320は、収容槽200の中心軸(回転軸RX)に対して、略対称の位置に配置されている。
図4(A)は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の蒸気供給機構の蒸気発生部の表から見た概略的な斜視図、図4(B)は、同蒸気発生部の裏から見た概略的な斜視図である。
図3、及び図4(A)、(B)を用いて、蒸気発生部400を説明する。
蒸気発生部400は、略矩形箱状のケース410と、ケース410内に収容された蒸気発生器420とを備えており、ケース410は、蒸気発生器420を収容するための容器部411と、容器部411を覆う蓋部412とを備えている。
蒸気発生器420は、接続管421及びチューブ(図示せず)を用いて、ポンプ330に接続され、排気管422を用いて、蒸気導通管340に接続される。容器部411は、底壁部414に開口部413を形成し、接続管421及び排気管422は、この開口部413を通じて下方に突出している。
また、給水サーミスタ439は、接続管421の穴部に挿入して取り付け、蒸気発生器420に給水する水の温度を検知するものである。本実施の形態において、給水サーミスタ439は、温度検出素子として例示する。
図5は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の蒸気発生部の蓋部412と筐体110とを接続するための取付構造の概略的な分解斜視図である。
図3、図4(A)、及び図5を用いて、蓋部412と筐体110との間の取付構造を説明する。
図3に示すように、筐体110は、前壁111と後壁112との間で立設された右壁115と、右壁115とは反対側の左壁116とを備えている。また、筐体110は、右壁115の上縁に沿って配設された第1補強フレーム117と、前壁111の上縁に沿って配設された第2補強フレーム118とを更に備えている。
蒸気発生部400の蓋部412は、略矩形状の上壁415と、上壁415の縁部から下方に突出する蓋部周壁416と、蓋部周壁416から前方に突出する突出片417とを備えている。そして、洗濯機100は、第1補強フレーム117と上壁415とに接続される第1取付片151と、第2補強フレーム118と突出片417とに接続される第2取付片152とを更に備えている。
第1取付片151及び第2取付片152は、蓋部412から上方に突出し、筐体天壁113と蒸気発生部400とを離間させて取り付けてある。この結果、蒸気発生部400から筐体110への熱伝達は緩和される。本実施の形態において、第1取付片151及び第2取付片152は、保持部として例示する。
図6(A)は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の蒸気発生部の蒸気発生器の表から見た概略的な斜視図、図6(B)は同蒸気発生器の裏から見た概略的な斜視図である。
図6(A)、(B)を用いて、蒸気発生器420を説明する。
蒸気発生器420は、略矩形状の主片423と、主片423上に配設される蓋片424と、主片423に配設される線状のヒータ425とを備えている。主片423及び蓋片424は、アルミニウム材にて形成されており、したがって、主片423及び蓋片424は、ヒータ425によって適切に加熱することができる。
また、蒸気発生器420は、サーミスタ426を更に備えている。前述の給水サーミスタ439を実装した接続管421、排気管422及びヒータ425に加えて、サーミスタ426も主片423に取り付けられる。ヒータ425は、サーミスタ426によって得られる温度情報により制御される。したがって、主片423及び蓋片424の温度は、略一定に保たれる。尚、サーミスタ426の代わりに、所定の温度でヒータ425の入切を制御するサーモスタットを用いても同様の効果が得られる。
図7は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の蒸気発生器の主片の概略的な斜視図である。
図6(B)、及び図7を用いて、主片423を説明する。
蒸気発生器420の主片423は、給水サーミスタ439を実装した接続管421、排気管422及びサーミスタ426が取り付けられる主片下面427と、ヒータ425が配設される周面428と、主片下面427とは反対側の上面429とを備えている。また、主片423は、上面429から蓋片424に向けて立設し、略三角形状のチャンバ空間430を規定する外チャンバ壁431と、チャンバ空間430内で蒸気に流動経路を規定する略J字形状の内チャンバ壁432とを更に備えている。
図8は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の蒸気発生器の概略的な分解斜視図、図9は、同蒸気発生器の蓋片の概略的な斜視図である。
図3、図6(B)〜図8、図9を用いて、蒸気発生器420を説明する。
蒸気発生器420は、外チャンバ壁431を取り巻くように主片423に取り付けられるパッキンリング433を備えている。パッキンリング433は、耐熱性ゴム材で形成されている。
蓋片424は、主片423に対向する下面434と、外チャンバ壁431と略同形状のシールド壁435とを備えている。また、蓋片424は、主片423に押しつけられている。この結果、シールド壁435は、パッキンリング433を圧縮し、チャンバ空間430を気密に保つことができる。
主片423には、給水サーミスタ439を実装した接続管421を通じて供給された水が、チャンバ空間430内に流入するための流入口437が形成されている。チャンバ空間430の略中央に形成された流入口437は、内チャンバ壁432に取り囲まれている。
ポンプ330が所定量の水を蒸気発生器420に供給する時、接続管421及び流入口
437を通じて、水が上向きに射出され、この結果、水は、内チャンバ壁432、内チャンバ壁432によって囲まれた主片423の上面429及び/又は流入口437の上方に位置する蓋片424の下面434に衝突する。
この時、蒸気発生器420は、ヒータ425によって加熱され(例えば、約200℃)、高い熱エネルギを有しており、間欠式の給水動作を行うポンプ330は、蒸気発生器420が有する熱エネルギに対して、適量の水を供給する(例えば、約2cc/回)。この結果、流入口437から上向きに出射された水は、瞬時に蒸発する。
水の瞬時の蒸発の結果、チャンバ空間430の内圧は急激に上昇する。これにより、蒸気発生器420に供給する水に含有される不純物が、気化時にチャンバ空間430を形成する壁面に付着あるいは析出しても、この付着あるいは析出した不純物は、気化時の圧力の作用を受け、チャンバ空間430の外部へ容易に排出される。
本実施の形態において、蒸気を発生させるために用いられるチャンバ空間430は、チャンバとして例示する。流入口437を通じて供給された水が衝突する内チャンバ壁432、内チャンバ壁432によって囲まれた主片423の上面429及び/又は流入口437の上方に位置する蓋片424の下面434は、壁面として例示する。接続管421が取り付けられる流入口437は、取付部として例示する。
図10は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の蒸気発生器の主片の概略的な平面図である。
図6(B)、及び図10を用いて、主片423を説明する。
ヒータ425は、主片423内で略U字状の経路に沿って延びており、この結果、ヒータ425は、接続管421が取り付けられた流入口437を取り囲んでいるので、内チャンバ壁432及び内チャンバ壁432に取り囲まれた領域は、チャンバ空間430内で最も高温となる。したがって、流入口437を介して出射された水は瞬時に蒸発する。
外チャンバ壁431によって規定されるチャンバ空間430内で略J字形状の内チャンバ壁432が延出するので、チャンバ空間430は渦巻き状の流動経路を描く。主片423には、流動経路の終端に形成された排気口438が形成されている。
内チャンバ壁432に取り囲まれる空間内で生じた蒸気は、チャンバ空間430の内圧の増加に伴って、排気口438へ向かう。排気口438には、排気管422が取り付けられており、排気口438に到達した蒸気は、排気管422を通じて、下向きに排気される。
また、ヒータ425は、渦巻き状の流動経路のうち外側の経路に沿って、U字状に延びる。したがって、内チャンバ壁432に取り囲まれる空間内で生じた蒸気は、加熱されながら、排気管422に向かう。したがって、高温の蒸気が排気されることとなる。
図11は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の蒸気供給機構の給水機構の概略図である。
図11を用いて、給水機構500を説明する。
蒸気発生器420のチャンバ空間430へ水を出射する給水機構500は、前述の給水弁310、貯水槽320、ポンプ330及び接続管421を備えており、更に貯水槽32
0内の水位を測定するための水位センサ321を備えている。
給水弁310は、水位センサ321によって検出された水位に応じて、貯水槽320へ給水或いは貯水槽320への給水停止を行なう。本実施の形態において、水位センサ321は、第1検出素子として例示する。
ポンプ330の作動時間及び/又は動作パターン(間欠式の給水動作及び/又は連続的な給水動作)に応じて、給水弁310が制御され、例えば、ポンプ330の動作が終了したときに、貯水槽320が空になるように給水弁310からの給水量が調整される。これにより、貯水槽320内の水の凍結は生じにくくなる。
また、ポンプ330は、貯水槽320内に貯められた水を、接続管421を通じて、チャンバ空間430に供給する。ポンプ330の間欠式の給水動作は、チャンバ空間430内に出射された水が瞬時に蒸発するように調整される。
また、チャンバ空間430内での水の蒸発の結果、水に含有する不純物がチャンバ空間430内で堆積することもあるが、ポンプ330の連続的な給水動作は、堆積した不純物が押し流されるのに十分な流速で水がチャンバ空間430に流入するように調整さている。
また、排気管422は、蒸気導通管340に接続されており、ポンプ330の間欠式の給水動作によってチャンバ空間430内で発生した蒸気、及びポンプ330の連続的な給水動作によってチャンバ空間430内に流入した水は、排気管422及び蒸気導通管340を通じて収容槽200に流入する。
そして、前述のように、蒸気発生器420への給水は、給水弁310から貯水槽320、ポンプ330、給水サーミスタ439を実装した接続管421を介して行われるが、その間で、凍結やゴミつまりが発生した場合、接続管421に配設された給水サーミスタ439は、水が流れてこないために、温度変化が生じない。この温度変化を検知することで、凍結やゴミつまりなどの給水異常を検知することができる。
このように、蒸気発生器420に給水される水の温度を検知する給水サーミスタ439を接続管421に備えることにより、給水異常を検知した場合には、ポンプ330を停止するとともに、洗濯機100の動作を止め、報知手段(図示せず)にて、使用者に異常を報知する。
図12は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の収容槽の前部の概略的な背面図である。
図1、図11、及び図12を用いて、収容槽200への蒸気及び水の供給を説明する。
図1に示すように、前部222の環状部224は、回転ドラム210に対向する内面225と筐体110の前壁111に対向する外面226とを備えており、図12は、内面225を主に示す。
蒸気供給機構300は、内面225に取り付けられた分岐管351及びノズル352を備えており、更に分岐管351とノズル352とを接続する蒸気チューブ353を備えている。また、蒸気導通管340は、周壁部223を介して、分岐管351に接続されている。
チャンバ空間430内で発生した蒸気は、チャンバ空間430内での圧力増加に伴い、排気管422を通じて、蒸気導通管340に流入する。その後、蒸気は、蒸気導通管340から分岐管351に至る。ノズル352は、分岐管351より上方に配設されている。
分岐管351に到達した蒸気は、高温であるので、蒸気チューブ353に案内され、ノズル352に至る。最終的に、蒸気は、ノズル352から噴射される。本実施の形態において、排気管422、蒸気導通管340、分岐管351及び蒸気チューブ353は、チャンバ空間430内で発生した蒸気をノズル352へ案内する。したがって、排気管422、蒸気導通管340、分岐管351及び蒸気チューブ353は、案内管として例示する。
前述の如く、間欠式の給水動作を行うポンプ330は、高温のチャンバ空間430に適量の水を出射するので、水は瞬時に蒸発する。この結果、チャンバ空間430の内圧は急激に増大する。したがって、蒸気は、ノズル352から高圧で噴射され、収容槽200の内部空間を上下に横切ることとなる。
分岐管351は、蒸気導通管340に接続される親管354と、親管354から上方に屈曲する上子管355と、親管354から下方に屈曲する下子管356とを備えている。親管354には、蒸気導通管340を通じて、蒸気又は水が流入する。上子管355は、蒸気チューブ353に接続され、蒸気がノズル352に向かう上向きの経路を規定する。本実施の形態において、上子管355及び蒸気チューブ353によって規定される上向きの経路は第1経路として、親管354は流入管として、上子管355は第1管として例示する。
下子管356は、上子管355とは異なり、下向きの経路を規定する。ポンプ330が連続的な給水動作を行っている間、蒸気導通管340を通じて分岐管351に流入した水は、重力作用によって、下子管356を通じて、流下する。本実施の形態において、下子管356によって規定される下向きの経路は、第2経路として例示し、下子管356は、第2管として例示する。
また、図12には、親管354と上子管355との間の挟角θ1、及び、親管354と下子管356との間の挟角θ2が示されているが、挟角θ1は、鈍角である一方で、挟角θ2は鋭角である。挟角θ2は鋭角であるので、親管354から下子管356への流動損失は比較的大きい。したがって、親管354に流入した蒸気は、下子管356へほとんど流れず、上子管355へ主に流れる。一方、上子管355は上向きの流動経路を規定するので、親管354へ流入した水は、重力の作用により、上子管355へほとんど流れず、下子管356へ主に流れる。したがって、蒸気の流動経路と水の流動経路とが適切に分離される。
図13は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機のポンプの間欠動作とチャンバ空間内の温度との関係を概略的に表すグラフである。
図8、図11及び図13を用いて、ポンプ330の間欠動作を説明する。
図13に示すように、ポンプ330が作動している期間(ON期間)は、ポンプ330が停止している期間(OFF期間)と比べて短く設定されている。この結果、適量の水がチャンバ空間430内に出射される。
ON期間において、チャンバ空間430に所定量の水が供給され、水は蒸発し、蒸気となる。水から蒸気への相変化に起因する気化熱によって、チャンバ空間430の温度は一時的に低下する。上述の如く、OFF期間は比較的長く設定されているので、ヒータ42
5は、OFF期間の間にチャンバ空間430を十分に昇温することができる。したがって、ポンプ330が間欠動作を行っている間、高圧の蒸気が収容槽200に供給され続ける。特に、OFF期間の間にチャンバ空間430が十分に昇温され、ON期間において、チャンバ空間430を含む蒸気発生器420が有する熱エネルギに対して、瞬時に蒸発する適量の水が供給される(例えば、約2cc/回)ことで、良好に高圧の蒸気が収容槽200に供給され続けることなる。
図14は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の洗い工程において水槽に供給された水の温度の変化を概略的に表すグラフである。
図1、図8、図11及び図14を用いて、洗い工程において用いられる蒸気の効果を説明する。
図1に示される如く、水槽220の下部には、温水ヒータ160が配設される。温水ヒータ160は、水槽220内に供給された水を加熱するために用いられる。また、水槽220内の温水ヒータ160近傍には、水槽220内の水温を検知するための温水サーミスタ161が設けられている。なお、本実施形態において、温水ヒータ160は、第2ヒータとして例示される。
図14に示すように、洗い工程が開始されると、水槽220に水が供給される。この間、水槽220内の衣類に含まれる水の温度は、略一定である。その後、温水ヒータ160を用いて、水槽220内の水が加熱される。温水ヒータ160は、大きな熱量を発するので、水槽220内の衣類に含まれる水の温度は急速に上昇する。その後、温水サーミスタ161が検知した水温が所定の温度に到達すると、水槽220内の水の加熱は停止される。
図14において、加熱停止後の点線は、温水ヒータ160による加熱が停止され、且つ、蒸気の供給がないときの衣類に含まれる水の温度の変化を表す。加熱停止後の実線は、温水ヒータ160による加熱が停止され、且つ、蒸気が収容槽200に供給されているときの衣類に含まれる水の温度の変化を表す。
収容槽200へ供給される蒸気は、上述の如く、高温であり、また、衣類に向けて直接的に供給されるので、水槽220内の衣類に含まれる水の温度低下は緩和される。蒸気発生器420に用いられるヒータ425は、水槽220に取り付けられた温水ヒータ160よりも少ない電力を消費する。したがって、温水ヒータ160を用いた水槽220内の水の保温と比べて、蒸気供給による保温は、少ない消費電力量を達成することができる。したがって、ポンプ330は、温水ヒータ160の停止後、間欠式の給水動作をすることが好ましい。
図1、図11及び図12を用いて、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の、脱水工程において用いられる蒸気の効果を説明する。
脱水工程において、回転ドラム210は、高速で回転される。図1に示すように、回転ドラム210の周壁211には、多数の小孔219が形成されている。回転ドラム210内に収容された衣類は、遠心力によって周壁211に押しつけられる。この結果、衣類に含まれる水分は、小孔219を通じて、回転ドラム210外へ放出される。かくして、衣類は、適切に脱水される。
脱水された衣類の繊維は、互いに水素結合しやすい。繊維同士の水素結合は、衣類の皺を引き起こすが、回転ドラム210内に蒸気が供給されることにより、繊維間の水素結合
が解除され、衣類の皺が低減される。したがって、衣類が脱水処理を受けている間、ポンプ330が間欠式の給水動作を実行することが好ましい。
間欠式の給水動作の結果、ノズル352から高圧で蒸気が回転ドラム210内に噴射されるが、上述の如く、ノズル352から噴射された蒸気は、収容槽200を横切るので、蒸気は、周壁211に張り付いて回転する衣類に満遍なく吹き付けられる。この結果、回転ドラム210内の衣類全体に亘って、皺が生じにくくなる。
<蒸気発生器の冷却>
図8及び図11を用いて、蒸気発生器420の冷却工程を説明する。
蒸気を用いた衣類の処理の終了に伴い、蒸気発生器420は冷却されることが好ましい。蒸気発生器420が冷却されるならば、高温蒸気の不必要な収容槽200内への噴射が防止される。
蒸気発生器420の冷却のためにヒータ425への電力供給が停止される。その後、ポンプ330は、連続的な給水動作を開始する。この結果、貯水槽320から水が連続的にチャンバ空間430内へ流入する。チャンバ空間430内へ流入した水は、蒸気発生器420から熱を奪い、収容槽200へ流入する。したがって、蒸気発生器420は、短期間で冷却される。
図15は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の蒸気発生器420の温度に基づく、扉体120に対する制御を概略的に表すブロック図である。
図1、図6(B)、及び図15を用いて、扉体120に対する制御を説明する。
洗濯機100は、扉体120を閉位置でロックするロック機構121と、ロック機構121のロック及びロック解除を制御し、工程を制御するための制御部122とを備えている。ロック機構121の機械的及び電気的な機構は、既知の洗濯機に利用される構造であってもよい。
図6(B)に示すように、蒸気発生器420は、サーミスタ426を備えている。サーミスタ426は、主片423の温度を検出し、検出された温度に応じた信号を制御部122へ出力する。本実施の形態において、サーミスタ426は、第2検出素子として例示する。
制御部122は、サーミスタ426から出力された信号が所定の値以下の温度を指し示すまで、ロック機構121による扉体120のロックを維持する。この結果、蒸気発生器420が所定の温度以下となるまで、収容槽200の内部空間は外部から隔離される。したがって、洗濯機100は、非常に安全になる。
図16は、本発明の実施の形態における衣類処理装置として例示される洗濯機の高温の連続動作後やスチームの連続動作などに対応した給水サーミスタによる間欠式ポンプ動作のフローチャートである。
図16において、まずステップ600にて、スチーム工程が開始される。ステップ601にて、水槽220の内底部に設けられた温水サーミスタ161と、蒸気発生器420の接続管421に設けられた給水サーミスタ439との温度差が5℃以下かどうかを判断し、5℃以上の場合と、次に、ステップ602にて、温水サーミスタ161と給水サーミスタ439の片方の温度が45℃以下か判断して、45℃以上の場合は、ステップ603にて、制御部122に、Aと記憶する。前記以外であればステップ604にて、制御部に、B
と記憶する。
次に、ステップ605にて、給水サーミスタ439の検知する温度が0℃以下か判断し、0℃以下であれば(ステップ605のY)、ステップ606にて、ポンプ330を0.4秒ON/4.0秒OFFで間欠動作させる。そして、ステップ607にて、給水サーミスタ439の検知する温度変化が3℃以上であれば(ステップ607のN)、ステップ608に移行して、制御部122の記憶がBであれば(ステップ608のY)、ステップ609にて、スチーム工程の規定時間が経過したか判断し、規定時間経過してなければ(ステップ609のN)、ステップ605に戻り、繰返す。
ステップ605にて、給水サーミスタ439が0℃以上であれば(ステップ605のN)、ステップ610で、給水サーミスタ439の温度が20℃以下か判断し、20℃以下であれば(ステップ610のY)、ステップ611にて、ポンプ330を0.4秒ON/4.5秒OFFで動作させ、ステップ608に移行して、制御部122の記憶がBであれば(ステップ608のY)、ステップ609にて、スチーム工程の規定時間が経過したか判断し、規定時間経過してなければ(ステップ609のN)、ステップ605に戻り、繰返す。
ステップ610にて、給水サーミスタ439の温度が20℃超えていれば(ステップ610のN)、ステップ612にて、給水サーミスタ439の温度が40℃以下か判断し、40℃以下であれば(ステップ612のY)、ステップ613にて、ポンプ330を0.4秒ON/5.0秒OFFで動作させ、ステップ608に移行して、制御部122の記憶がBであれば(ステップ608のY)、ステップ609にて、スチーム工程の規定時間が経過したか判断し、規定時間経過してなければ(ステップ609のN)、ステップ605に戻り、繰返す。
次にステップ612にて、給水サーミスタ439の温度が、40℃超えていれば(ステップ612のN)、ステップ614にて、60℃以下かどうか判断し、60℃以下であれば(ステップ614のY)、ステップ615にて、ポンプ330を0.4秒ON/5.5秒OFFで動作させ、ステップ608に移行して、制御部122の記憶がBであれば(ステップ608のY)、ステップ609にて、スチーム工程の規定時間が経過したか判断し、規定時間経過してなければ(ステップ609のN)、ステップ605に戻り、繰返す。
ステップ614にて、給水サーミスタ439が60℃を超えていれば(ステップ614のN)、ステップ616にて、ポンプ330を0.4秒ON/6.0秒OFFで動作させ、ステップ608に移行して、制御部122の記憶がBであれば(ステップ608のY)、ステップ609にて、スチーム工程の規定時間が経過したか判断し、規定時間経過してなければ(ステップ609のN)、ステップ605に戻り、繰返す。
ステップ607にて、給水サーミスタ439の温度変化が少ない(仮に3℃以下)場合は(ステップ607のY)、凍結やゴミつまりにて給水異常が発生したとして、ステップ625にて、ポンプ330を停止し、ステップ626にて、製品の動作を停止してから異常報知で使用者に知らせる。
ステップ608にて、制御部122の記憶がAであれば、ステップ617にて、スチーム工程がスタートしてから3分経過時点(ステップ617のY)で、ステップ618に進み、給水サーミスタ439の温度変化が、0℃以上であれば(ステップ618のY)、製品の高温動作後やスチームの連続動作はないとして、ステップ609に進み、ステップ609にて、スチーム工程の規定時間が経過したか判断し、規定時間経過してなければ(ステップ609のN)、ステップ605に戻り、繰返す。
ステップ618にて、給水サーミスタ439の温度変化が、0℃以下であれば(ステップ618のN)、ステップ619にて、給水サーミスタ439の温度が下がり、3℃以上の低下であれば(ステップ619のY)、ステップ620にて、製品の高温動作後やスチームの連続動作があり、実際の温度より高いと判断しているために、ポンプ330のOFF時間を0.5秒短くする。
ステップ619にて、給水サーミスタ439の温度低下が、3℃以下であれば(ステップ619のN)、ステップ621にて、給水サーミスタ439の検知温度が6℃以上の低下があれば(ステップ621のY)、ステップ622にて、前記温度より高いと判断しているため、ポンプ330のOFF時間を1秒短くする。
ステップ621にて、給水サーミスタ439の検知温度が6℃以上の低下がなければ、ステップ623にて、ポンプ330のOFF時間を1.5秒短くする。
次に、ステップ624にて、製品の高温の連続動作やスチームの連続動作の影響のある10分間のみ行い、10分間が経過したら(ステップ624のY)、ステップ609にて、スチーム工程の規定時間が経過したか判断し、規定時間経過してなければ(ステップ609のN)、ステップ605に戻り、繰返す。そして、規定時間が経過したら(ステップ609のY)、次工程へ移行する(ステップ627)。
以上のように、本実施の形態においては、給水サーミスタ(温度検出素子)439にて、蒸気発生器420に給水される水の温度変化を検知して、蒸気発生器420に給水される水の量を、ポンプ330の動作時間にて制御することにより、蒸気発生器420に給水される水の量が適正化され、衣類に対して高い圧力で蒸気が噴射され、電力の消費を抑え、衣類に蒸気を効率的に供給することができる。
以上のように、本発明にかかる衣類処理装置は、衣類に蒸気を供給する蒸気発生器に給水される水の温度変化を検知して、蒸気発生器に給水される水の量を調節することにより、電力の消費を抑え、衣類に蒸気を効率的に供給することができるので、蒸気供給機構を有する衣類洗濯乾燥装置や衣類乾燥装置などの用途に適用できる。
122 制御部
161 温水サーミスタ
200 収容槽
300 蒸気供給機構
330 ポンプ
340 蒸気導通管
420 蒸気発生器
421 接続管
425 ヒータ
430 チャンバ空間
437 流入口
439 給水サーミスタ
500 給水機構

Claims (2)

  1. 衣類を収容する収容槽と、前記収容槽へ蒸気を供給する蒸気供給機構と、前記蒸気供給機構に設けられ蒸気を発生させるためのチャンバを規定する壁面を有する蒸気発生器と、前記壁面を加熱するヒータと、前記ヒータで加熱した前記壁面に水を射出する給水機構とを備え、前記給水機構は、前記蒸気発生器に給水する接続管と、前記接続管が接続され前記蒸気発生器内に水を射出する流入口と、前記接続管に設けた温度検出素子とを含み、前記温度検出素子にて、前記蒸気発生器に給水される水の温度変化を検知することにより、前記蒸気発生器に給水される水の量を調節することを特徴とする衣類処理装置。
  2. 前記給水機構は、前記接続管に送水するポンプを含み、前記蒸気発生器に給水される水の量を前記ポンプの動作時間にて調節することを特徴とする請求項1に記載の衣類処理装置。
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