JP2016158711A - 心臓リハビリテーション支援情報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】人的な医療資源を低減する。【解決手段】被験者が装着する子機10であって、被験者に心電図を計測する計測電極を提供する心電下着20と、心電下着20に接続された端末30であって、心電下着20から供給された心電電圧を解析して心電情報を作成する心電解析部31と、位置情報を検出する位置検出部32と、位置検出部32によって検出された位置情報に基づいて運動量情報を作成する運動量解析部33とを含む端末30とを含む子機10と、子機10と無線通信をし得る複数のセンサ41と、複数のセンサ41のいずれかを介して子機10から心電情報及び運動量情報を取得し、心電情報及び運動量情報に基づいて被験者の心臓リハビリテーションの監視及びアセスメントを実施する演算処理部51とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、急性期心疾患イベント治療後の心臓リハビリテーションを支援する心臓リハビリテーション支援情報システムに関する。
心筋梗塞等の急性期心疾患イベントの治療後は、モニタ監視下で循環器系に徐々に負荷をかける心臓リハビリテーションが行われている。例えば、心臓リハビリテーションのために、トレッドミルや自転車等により強制的に負荷を与えるモニタリングシステムが提供されている。また、携帯心電計を用い、医師の監視下の日常環境で行う心臓リハビリテーションも提供されている。
一方、西陣織の技術によりジャカード織機を用いて導電性糸及び非導電性糸を綴れ織りし、一枚の布帛に電極及び配線を一体に形成する技術が提供されている(特許文献1及び2、非特許文献1を参照)。また、ブルートゥース(Bluetooth)モジュールを用いたデバイスを人や物に装着し、その受信信号強度(Receiver Signal Strength Indicator: RSSI)に基づいて、人や物の現在位置についての位置情報や人と人もしくは人と物との距離(相互近接情報)を検出する技術が提供されている(非特許文献2を参照)。
特開2011−15817号公報 特開2011−15818号公報
Kuroda et al. Applying NISHIJIN Historical Textile Technique for e-Textile. Proc. EMBC 2013; 4646-9 納谷,野間,大村,小暮:"Bluetoothのデバイス検出機構を用いた近接位置計測法",電子情報通信学会技術研究報告,vol.105,No.224,pp.5-10,2005.
しかしながら、従来のモニタリングシステムにおいては、モニタ接続などの準備のほか、監視に人手がかかるため、人的な医療資源の必要が大きかった。
この発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、人的な医療資源を低減するような心臓リハビリテーション支援情報システムを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、この出願に係る心臓リハビリテーション支援情報システムは、急性心疾患イベント治療後の心臓リハビリテーションを支援する心臓リハビリテーション支援情報システムであって、被験者が装着する子機と、前記子機と無線通信をし得る複数のセンサと、前記複数のセンサのいずれかを介して前記子機から心電情報及び運動量情報を取得し、前記心電情報及び運動量情報に基づいて当該被験者の心臓リハビリテーションの監視及びアセスメントを実施する演算処理部とを含み、前記子機は、被験者に心電図を計測する計測電極を提供する心電電極と、前記心電電極に接続された端末とを含み、前記端末は、前記心電電極から供給された心電電圧を解析して心電情報を作成する心電解析部と、運動量情報を作成する運動量解析部とを含むものである。
前記端末は、位置情報を検出する位置情報検出部をさらに含むことが好ましい。前記位置検出部は、前記複数のセンサの少なくとも1つのセンサと無線通信し、当該1つのセンサの位置情報に基づいて被験者の位置情報を作成することが好ましい。前記端末は、表示部を含み、前記位置検出部で作成された位置情報を表示することが好ましい。
前記運動量解析部は、加速度計及び角加速度計の少なくとも1つを含み、前記位置検出部から供給された位置情報、前記加速度計にて計測された加速度及び前記角加速度計にて計測された角加速度の少なくとも1つに基づいて運動量情報を作成することが好ましい。
前記端末は、インターフェース及びアンテナを含み、前記心電解析部、前記運動量解析部及び前記位置検出部は、前記インターフェース及び前記アンテナを介して前記複数のセンサの少なくとも1つと通信し得ることが好ましい。前記複数のセンサは、前記子機とブルートゥース等により無線通信をし得るものである。
前記心電電極は心電下着であることが好ましい。前記端末は、前記心電下着に格納することができてもよい。
前記演算処理部が実施する心臓リハビリテーションの監視及びアセスメントは、当該被験者の心電情報及び運動量情報に基づいて被験者の心臓動態を判断することを含むことが好ましい。
心臓リハビリテーション支援情報システムは、ストレージをさらに含み、前記演算処理部は、前記複数のセンサを介して供給された被験者の心電情報及び運動量情報をストレージに格納し、前記監視及びアセスメントは前記ストレージに格納した心電情報及び運動量情報に基づいて実施することが好ましい。
心臓リハビリテーション支援情報システムは、表示部をさらに含み、前記表示部は、前記演算処理部で実施された監視及びアセスメントの結果を表示することが好ましい。外部の電子カルテシステムと接続することができることが好ましい。
本発明によると、心臓リハビリテーションに必要な人的資源を低減することができる。また、被験者が心臓リハビリテーションを自律的に実施できるようになる。ひいては、心臓リハビリテーションの進捗を促進し、早期の退院を実現することができる。
心臓リハビリテーション支援情報装置の全体の構成を示すブロック図である。 被験者が子機を装着した状態を示す模式図である。 心電下着の構成を示す図である。 計測電極の一例を示す写真である。 端末の一例を示す写真である。 心臓リハビリテーション支援情報システムの実施例を示す模式図である。
以下、本発明に係る心臓リハビリテーション支援情報システムの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、心臓リハビリテーション支援情報システムの全体の構成を示すブロック図である。心臓リハビリテーション支援情報システムは、急性心疾患イベント治療後の心臓リハビリテーションを支援するものであり、1人以上の被験者がそれぞれ装着し、被験者の心電図、運動量、位置の情報(以下では、心電情報、運動量情報、位置情報という。)等を取得する1個以上の子機101〜mと、子機101〜mと無線通信することができる本体60とを含んでいる。ここで、1個以上の子機101〜mは同様の構成を有するため、以下では別記する場合を除いて単に子機10と称することにする。他の構成要素についても同様とする。
図2は、被験者101が子機10を装着した状態を示す模式図である。子機10は、被験者101が装着する心電電極である心電下着20と、心電下着20に接続された端末30を含んでいる。端末30は、心電下着20に設けられたポケット28に格納することができる。
図3は、心電下着20の構成を示す図である。図3(a)は心電下着20の正面図であり、図3(b)は心電下着20の背面図であり。図3(c)は、心電下着20の後見頃を一部破断した一部破断背面図である。
心電下着20は、伸縮することができる弾力性のある柔軟な布帛により作製され、被験者101の胴体を内部に収めた状態で裏面20bが被験者101の胴体に密着するようになされている。心電下着20は、ジャガート織機により導電撚と非導電撚糸を綴れ織りすることで作製された平織の布帛から作製されている。
この心電下着20には、導電撚糸による電極及び配線が所定のパターンを形成するように、非導電撚糸によって一枚の布帛に一体に折り込まれている。本実施の形態では、導電撚糸に100μmの銀メッキ繊維を用い、非導電撚糸に150〜500デニールのポリエステルまたはレーヨン繊維を用いている。なお、導電撚糸及び非導電撚糸はこれらに限られず、適切な性質を有するものを使用することができる。
心電下着20の前見頃は、複数の計測電極21を配置した電極配置部22を含んでいる。心電下着20の後見頃を含む残りの部分は、被験者101が心電下着20を装着するときに、被験者101の胴体を取り囲んで電極配置部22を胴体の適切な位置に固定する保持部26を構成している。
電極配置部22の裏面20bには、所定の位置に導電撚糸による第1〜10計測電極211〜10が形成されている。これらの計測電極21の内、第3〜8計測電極213〜8は、標準12誘導法で規定された6個の胸部電極に対応している。第1、2、9、10計測電極211,2,9,10は標準12誘導法で規定された四肢電極に相当するものであり、電極配置部22において、前見頃の四端近くに形成されている。なお、第9〜10計測電極219〜10は、被験者101の脇腹の部分に形成してもよい。
心電下着20の前見頃と後見頃が接続する部分であって、被験者101の両脇に当接する部分には、第1の位置基準部71が形成されている。また、心電下着20の前見頃の表面20aの略中央には、目視により識別できるように綴織や印刷によって形成された基準線が上端から下端まで伸びた第2の位置基準部72が形成されている。これら第1の位置基準部71と第2の位置基準部72は、第1の位置基準部71を被験者101の腋下に当接するとともに第2の位置基準部72の基準線を被験者101の正中線に合わせることにより、第1〜10計測電極211〜10が被験者101の所定の位置に取り付けられるように、適切な位置に形成されている。
被験者101が心電下着20を装着するときには、心電下着20の裏面20bが被験者101に対向するように、電極配置部22と保持部26を含む心電下着20の全体で被験者101の胴体を取り囲んで密着させて固定する。その際に、第1の位置基準部71が被験者101の両側の腋下に当接するようにするとともに、第2の位置基準部72の基準線が被験者101の正中線上にあるように位置合わせをする。
心電下着20は、第1の位置基準部71が被験者101の腋下に当接され、第2の位置基準部72の基準線が被験者101の正中線に合わせられることにより、被験者101に対する位置合わせをすることができ、第3〜8計測電極213〜8が標準12誘導法で規定された胸部電極の位置に所定の位置精度を有して適切に取り付けられる。また、第1、2、9、10計測電極211,2,9,10も標準12誘導法で規定された四肢電極に相当するように四肢に近く取り付けられる。
図4は、計測電極21の一例を示す写真である。この写真は、例えば第1〜10の計測電極211〜10の一つを示すものであり、ジャカード織機により作製され、略円形の形状になるように、平織の布帛において非導電撚糸中に導電撚糸により形成されたものである。さらに、計測電極21は、写真には表れていない導電撚糸による導線の配線23に接続されている。
心電下着20の前見頃の表面の所定の位置には、ポケット28が形成されている。このポケットには、被験者101が所望の物品を格納することができるほか、子機10の端末30を格納することができる。端末30は、図示しない線路によって心電下着20の配線23に接続され、計測電極21から心電電圧が供給されている。
本実施の形態の心電下着20は、平織の布帛に形成されたものであり、形態安定性を高め、布帛でありながら電極の位置関係が布の伸縮によって大幅に代わることがない構造としている。また、被験者101の皮膚からの発汗を速やかに吸収すると共に、熱の移動を抑制して皮膚の保温を可能にし、被験者101に着心地がよく、長期間の装着も負担を掛けることない。さらに、下着のように洗濯することにより繰り返し再利用することができるため、運用コストが低減される。
また、心電下着20は、第1の位置基準部71を被験者101の腋下に当接するとともに、第2の位置基準部72の基準線を被験者101の正中線に合わせることにより、電極配置部22の第1〜10計測電極211〜10を被験者101に所定の位置精度で適切に取り付けることができる。したがって、被験者101は、他人の助けを借りることなく独力で心電図の計測電極21を容易に取り付けることができる。
さらに、心電下着20は、表面20aの前見頃の所定の位置にポケット28を設けることにより、心電下着20に接続する端末30を格納して携帯することを可能にし、被験者101の運動を妨げることがない。また、心電下着20における配線23は、電気的性質が安定し、ノイズが乗ることが少ない。
図5は、端末30の一例を示す写真である。端末30は、やや平坦な略直方体の形状を有し、前面にLCDなどによる表示部34と、各種の操作を受け付ける複数のボタンが配置された入力部が設けられている。表示部34には端末30の現在位置を示す地図が表示されている。
ここで、図1を参照して端末30の構成を説明する。端末30は、心電電圧を標準12電極法に従って解析し、所定の心電データを作成する心電解析部31を含んでいる。心電解析部31は、心電下着20と接続した線路を介し、計測電極21から心電電圧を取得している。心電解析部31は、この心電電圧を標準12誘導法に従って解析し、所定の心電情報を作成する。この心電解析部31は、市販の心電計と同等の機能を有するものである。
端末30は、インターフェース35とアンテナ36を含んでいる。インターフェース35は、端末30のデータをブルートゥースの規格に従い符号化してアンテナ36を介して送信すると共に、アンテナ36で受信したブルートゥースの規格に従う信号を復号して端末30に供給している。心電解析部31は、作成した心電情報をインターフェース35とアンテナ36を介して本体60に送信する。
端末30は、この端末30の位置を検出して位置情報を作成する位置検出部32を含んでいる。位置検出部32は、インターフェース35とアンテナ36を介してブルートゥースによる通信を試み、リンクが接続された相手方の位置情報に基づいて端末30の位置情報を作成する。例えば、位置検出部32は、非特許文献2に開示された技術を適用し、ブルートゥースの受信信号強度に基づいて現在位置の位置情報を検出してもよい。
位置検出部32は、作成した位置情報をインターフェース35とアンテナ36を介して本体60に送信してもよい。位置検出部32は、ブルートゥースによる通信ができない場合には、例えばGPSなどの他の方法により位置情報を検出してもよい。
端末30は、文字情報や画像情報を表示する前述の表示部34を含んでいる。表示部34は、例えばLCDによって構成され、位置検出部32で作成された位置情報を例えば地図を用いて表示することができる。
端末30は、運動量を解析する運動量解析部33を含んでいる。運動量解析部33は、加速度計と角加速度計を含み、この加速度計で計測した加速度・角加速度と共に位置検出部32で作成された位置情報に基づいて運動量情報を作成する。運動量解析部33は、作成した運動量情報をインターフェース35とアンテナ36を介して本体60に送信する。この運動量解析部33は、市販の運動量計と同様の機能を有するものである。
このような構成を有する端末30は、市販のマイクロコントローラに適切なファームウェアを設定し、市販のブルトゥースインターフェースとアンテナ、心電計モジュール、運動量モジュール、LCDモジュールなどを組み合わせることによって構成することができる。
図1に示すように、心臓リハビリテーション支援情報システムの本体60は、子機10と通信するセンサ部40と、センサ部40で取得された子機10からの心電情報、運動量情報などに基づいて心臓リハビリテーション支援情報システムの全体を制御する制御部50とを含んでいる。センサ部40は、異なる位置に設置された複数のセンサ411〜nを有している。
複数のセンサ411〜nは、ブルートゥースの規格に従ってデータを符号化して送信すると共に、受信したデータを復号する。これら複数のセンサ411〜nは、無線通信の基地局となると共に、無線通信の相手方となった子機10を検出するセンサの役割を果たしている。また、子機10に対して位置情報を提供する基準ともなっている。複数のセンサ411〜nは、ブルートゥースの規格による無線通信が可能な市販のブルートゥース端末によって構成することができる。
制御部50は、演算処理部51と、ストレージ53とを含んでいる。演算処理部51は、センサ部40を介して無線通信が確立された子機101〜mを特定し、この子機101〜mから送信された心電情報、運動量情報、位置情報などを受け取る。そして、これらのデータをストレージ53に格納すると共に、これらのデータに所定の処理を施す。演算処理部51における処理は、所定のプログラムに従うものであってもよい。
演算処理部51は、心電情報、運動量情報などに基づいて監視及びアセスメントを行う監視・アセス部52を含んでいる。監視・アセス部52は、所定の手順に従って、心電情報、運動量情報などにより被験者101の心臓動態と運動負荷とを比較分析する。また、位置情報に基づいて行動履歴を作成し、併せて比較分析してもよい。
制御部50は、表示部54と、入力部55とを含んでいる。監視・アセス部52は、行動履歴と心臓動態から被験者の心臓に負荷がかかりすぎていると判断すると、当該子機101〜mを装着した被験者101を特定する情報と共に、警告を表示部54に表示する。当該子機101〜mを装着した被験者101の位置情報を表示部54に同時に表示するようにしてもよい。また、医師、技師、看護婦等の医療関係者に警告を通知してもよい。
入力部55は、演算処理部51、監視・アセス部52などを含む制御部50に対する各種の指示を入力することができる。例えば、表示部54に問題が発生した旨が表示されると、入力部55を通じて問題への対処を制御部50に指示することができる。
本体60は、市販のパーソナルコンピュータによって構成することができる。この場合、ストレージ53はHDD、表示部54はLCD、入力部55はキーボードとマウス、演算処理部51はプロセッサに所定のプログラムを提供することで構成することができる。本体60とセンサ部40の複数のセンサ411〜mは、例えばイーサネットのようなLANによって接続することができる。
また、本体60は、外部の電子カルテシステム200と所定のプロトコルに従いデータの受け渡しすることができる。例えば、被験者101の心電情報、運動量情報、行動履歴、心臓動態、運動情報などを電子カルテシステム200に送信し、電子カルテ(診療録)に記録するようにしてもよい。
本実施の形態の心臓リハビリテーション支援情報システムにおいて、監視・アセス部52は、被験者101の行動履歴と心臓動態から心臓リハビリテーションの状態を常に監視及びアセスメントしている。したがって、医師・技師・看護婦などの医療関係者が監視したりアセスメントしたりする必要がなく、人的な医療資源が低減される。
また、本実施の形態の心臓リハビリテーション支援情報システムにおいて、監視・アセス部52は、被験者101の心臓動態と運動負荷を常に監視し、被験者101の心臓に負担がかかりすぎている場合などの必要な場合には医療関係者に警告を発信する。また、同時に被験者101の位置情報を提供してもよい。したがって、被験者101の安全が図られると共に、医療関係者は被験者101の異常を迅速に知ることができる。
さらに、本実施の形態の心臓リハビリテーション支援情報システムは、被験者101の行動履歴、心臓動態などを連携する電子カルテシステム200に送信し電子カルテに記録することができる。したがって、医療関係者が電子カルテに保存する必要がなくなり、人的な医療資源が低減される。また、心臓リハビリテーションの記録を確実に保管しておくことができる。
さらにまた、本実施の形態の心臓リハビリテーション支援情報システムは、被験者101が子機10を装着し、日常生活の中で心臓リハビリテーションを行うものである。また、子機10の心電下着20は着心地がよく、被験者101の自分で容易に装着することができる。子機10の端末30は、心電下着20とともに携帯することができる。したがって、被験者101への心臓リハビリテーションの負担を低減すると共に、被験者101が自律的に心臓リハビリテーションを行う頃ができる。
なお、本実施の形態において、端末30は位置検出部32と運動量解析部33の両方を含むものとしたが、本発明はこれに限られず、運動量情報が得られるものであれば位置検出部32と運動量解析部33の1つのみを含むものでもよい。
また、運動量解析部33は、加速度、角加速度及び位置情報に基づいて運動量情報を作成するものとしたが、本発明はこれに限られず、加速度、角加速度及び位置情報の少なくとも1つに基づいて運動量情報を作成してもよい。
本実施の形態において、心電解析部31、位置検出部32、運動量解析部33などの機能は端末30内のブロックとして実現されているが、本発明はこれに限られず、被験者101がこれらを心電計、位置検出装置、運動量計などの個別の機器として装着してもよい。この場合、これらの機器がそれぞれ本体60と通信するようにしてもよい。また、個別の機器からの信号を端末30のインターフェース35で取りまとめ、インターフェース35を介して本体60と通信するようにしてもよい。個別の機器とインターフェース35の通信には、ボディエリアネットワーク(body area network: BAN)を利用してもよい。
さらに、本実施の形態では、通信規格の一例としてブルートゥースを例示したが、本発明はこれに限られず、他の適切な通信規格を使用することができる。また、本実施の形態においては、心電電極の一例として心電下着20を例示したが、本発明はこれに限られず他の適切な心電電極を使用することができる。例えば、ホルター心電計を使用してもよい。
図6は、心臓リハビリテーション支援情報システムの実施例を示す模式図である。この実施例では、心臓リハビリテーション支援情報システムは病院に設置され、病院内の被験者101に対して心臓リハビリテーションの支援を提供している。
心臓リハビリテーション支援情報システムの本体60の制御部50は、パーソナルコンピュータから構成されている。制御部50は、医師、技師、看護婦などの医療従事者による監視されるように、病院内の所定の場所に設置される。
心臓リハビリテーション支援情報システムの本体60のセンサ部40は、複数のセンサ411〜nが病院内の各所に配置され、ブルートゥースの規格による無線通信を可能にするように設置されている。各センサ411〜nと制御部50は、所内LANなどの有線回路によって接続されている。
子機10は、病院内の被験者101によって装着されている。子機10は、被験者101が装着する心電下着20と心電下着20に格納される端末30を含んでいる。端末30は、院内に設置された複数のセンサ411〜nのいずれかとブルートゥースの規格に従い通信をし得る。
なお、図中には、単一の子機10が描かれているが、複数の被験者101の心臓リハビリテーションを支援する場合には、複数の被験者が装着する複数の子機101〜mが存在してもよい。
被験者101が院内を移動すると、端末30と付近の少なくとも一つのセンサ411〜nとが無線通信をし得るように、相手方となるセンサ411〜nが順に切り替えられる。図中においては、被験者101の移動に伴い、端末30の無線通信の相手方となるセンサ41が第1のセンサ41から第2のセンサ41に切り替えられている。
端末30は、無線通信の相手方となったセンサ411〜nを特定し、そのセンサ411〜nの位置情報に基づいて当該端末30の位置情報を作成する。作成した位置情報は、端末30の表示部34に表示することができる。
端末30は、心電下着20から供給された心電電圧に基づいて心電情報を作成すると共に、前記位置情報と計測した加速度情報に基づいて運動量情報を作成する。そして、心電情報と運動量情報を無線通信の相手方となったセンサ411〜nに送信する。端末30は、これら心電情報と運動量情報に併せて位置情報を送信してもよい。
本体60の制御部50は、複数のセンサ411〜nを有するセンサ部40を介して端末30から送信された心電情報と運動量情報が供給される。また、端末30の位置情報が併せて供給されることもある。
制御部50の演算処理部51は、制御部50のパーソナルコンピュータで実行される所定のプログラムによって実現することができる。このプログラムは、被験者101の心臓リハビリテーションの進捗を監視及びアセスメントすることにより支援する機能を有し、この監視及びアセスメントの機能が監視・アセス部52に対応している。
監視・アセス部52は、子機10を装着した被験者101の心電情報、運動量情報、行動履歴などに基づいて、心臓動態、運動負荷などを監視及びアセスメントする。これら監視及びアセスメントの結果は、表示部54のディスプレイに表示することができる。また、被験者101の心臓動態に異常が見られると、ディスプレイにその旨の警告や被験者101の位置情報を表示することができる。また、図示しないスピーカから警報を発することもできる。
監視・アセス部52は、監視及びアセスメントを接続された電子カルテシステム200に連携して行うことができる。例えば、行動履歴、心臓動態、運動量情報などは、随時、連携する電子カルテシステム200に送信されるようにしてもよい。
子機10を装着した被験者101の位置は常に追跡され、ディスプレイに位置情報を表示することができる。子機10の位置は、端末30とブルートゥースの規格に従う無線通信の相手方となったセンサ411〜mの位置情報に基づいて取得することができるが、端末30から送信された位置情報に基づいて決定してもよい。
なお、この実施例においては、心臓リハビリテーション支援情報システムは病院に設置されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、心臓リハビリテーション支援情報システムの本体60は病院や他の施設に設置し、センサ部40のセンサ41は他の施設や被験者の自宅に設置することもできる。
本発明は、急性期心疾患イベント治療後などの心臓リハビリテーションなどの医療に適用することができる。
10 子機
20 心電下着
30 端末
40 センサ部
50 制御部
60 本体
200 電子カルテシステム

Claims (13)

  1. 急性心疾患イベント治療後の心臓リハビリテーションを支援する心臓リハビリテーション支援情報システムであって、
    被験者が装着する子機と、
    前記子機と無線通信をし得る複数のセンサと、
    前記複数のセンサのいずれかを介して前記子機から心電情報及び運動量情報を取得し、前記心電情報及び運動量情報に基づいて当該被験者の心臓リハビリテーションの監視及びアセスメントを実施する演算処理部と
    を含み、前記子機は、
    被験者に心電図を計測する計測電極を提供する心電電極と、
    前記心電電極に接続された端末と
    を含み、前記端末は、
    前記心電電極から供給された心電電圧を解析して心電情報を作成する心電解析部と、
    運動量情報を作成する運動量解析部と
    を含む心臓リハビリテーション支援情報システム。
  2. 前記端末は、位置情報を検出する位置検出部をさらに含む請求項1に記載の心臓リハビリテーション支援情報システム。
  3. 前記位置検出部は、前記複数のセンサの少なくとも1つのセンサと無線通信し、当該1つのセンサの位置情報に基づいて被験者の位置情報を作成する請求項2に記載の心臓リハビリテーション支援情報システム。
  4. 前記端末は、表示部を含み、前記位置検出部で作成された位置情報を表示する請求項2又は3のいずれかに記載の心臓リハビリテーション支援情報システム。
  5. 前記運動量解析部は、加速度計及び角加速度計の少なくとも1つを含み、前記位置検出部から供給された位置情報、前記加速度計にて計測された加速度及び前記角加速度計にて計測された角加速度の少なくとも1つに基づいて運動量情報を作成する請求項2から4のいずれかに記載の心臓リハビリテーション支援情報システム。
  6. 前記端末は、インターフェース及びアンテナを含み、前記心電解析部、前記運動量解析部及び前記位置検出部は、前記インターフェース及び前記アンテナを介して前記複数のセンサの少なくとも1つと通信し得る請求項2から5のいずれかに記載の心臓リハビリテーション支援情報システム。
  7. 前記複数のセンサは、前記子機とブルートゥースにより無線通信をし得る請求項1から6のいずれかに記載の心臓リハビリテーション支援情報システム。
  8. 前記心電電極は心電下着である請求項1から7のいずれかに記載の心臓リハビリテーション支援情報システム。
  9. 前記端末は、前記心電下着に格納することができる請求項8に記載の心臓リハビリテーション支援情報システム。
  10. 前記演算処理部が実施する心臓リハビリテーションの監視及びアセスメントは、当該被験者の心電情報及び運動量情報に基づいて被験者の心臓動態を判断することを含む請求項1から9のいずれかに記載の心臓リハビリテーション支援情報システム。
  11. ストレージをさらに含み、前記演算処理部は、前記複数のセンサを介して供給された被験者の心電情報及び運動量情報をストレージに格納し、前記監視及びアセスメントは前記ストレージに格納した心電情報及び運動量情報に基づいて実施する請求項10に記載の心臓リハビリテーション支援情報システム。
  12. 表示部をさらに含み、前記表示部は、前記演算処理部で実施された監視及びアセスメントの結果を表示する請求項10又は11に記載の心臓リハビリテーション支援情報システム。
  13. 外部の電子カルテシステムと接続することができる請求項1から12のいずれかに記載の心臓リハビリテーション支援情報システム。
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