JP2016158446A - 太陽電池モジュールの監視装置 - Google Patents

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Tomoya Kibi
知也 吉備
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Abstract

【課題】太陽電池モジュールの表面の汚れをより効率よく検出することができる太陽電池モジュールの監視装置を提供することである。【解決手段】実施形態の太陽電池モジュールの監視装置は、推定部、取得部及び判定部を持つ。推定部は、日射量と気温とに基づいて太陽電池モジュールの発電電力量の推定値を取得する。取得部は、前記太陽電池モジュールが発電した発電電力量の実測値を取得する。判定部は、前記推定値が前記実測値を超えている場合、前記太陽電池モジュールの表面が汚れていると判定する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、太陽電池モジュールの監視装置に関する。
住宅の屋根や架台等に設けられる太陽電池モジュールにおいて、その太陽電池モジュールの表面に土埃、鳥の糞や化学物質(粉塵)が付着する場合がある。これらの付着物が太陽電池モジュールの表面に付着した場合、太陽電池モジュールの発電効率が低下する場合がある。したがって、太陽電池モジュールの発電効率の低下を防止するためには太陽電池モジュールの表面の状態を検査する必要がある。しかしながら、太陽電池モジュールの表面の状態を目視で検査すると、多大な人手や時間を要する場合があった。
特開2011−40592号公報
本発明が解決しようとする課題は、太陽電池モジュールの表面の汚れをより効率よく検出することができる太陽電池モジュールの監視装置を提供することである。
実施形態の太陽電池モジュールの監視装置は、推定部、取得部及び判定部を持つ。推定部は、日射量と気温とに基づいて太陽電池モジュールの発電電力量の推定値を取得する。取得部は、前記太陽電池モジュールが発電した発電電力量の実測値を取得する。判定部は、前記推定値が前記実測値を超えている場合、前記太陽電池モジュールの表面が汚れていると判定する。
実施形態の太陽電池モジュールの監視装置10を用いた太陽電池モジュールシステム1の一例を示す概略ブロック図。 実施形態の監視装置10の一例を示す概略ブロック図。 実施形態における監視装置10の太陽電池モジュールの表面の清掃が必要か否かを判定する清掃判定処理のフローチャート図。
以下、実施形態の太陽電池モジュールの監視装置を、図面を参照して説明する。
実施形態の太陽電池モジュールの監視装置10は、太陽電池モジュールの発電電力を計測する。太陽電池モジュールの監視装置10は、計測した発電電力(実測値)と予め計算された理論値(推定値)とを比較することで、太陽電池モジュールの表面が汚れているか否かを判定する。太陽電池モジュールの監視装置10は、計測した発電電力(実測値)と予め計算された理論値(推定値)との差分値が所定の閾値を超えているか否かを判定することで清掃が必要か否かを判定する。
図1は、実施形態の太陽電池モジュールの監視装置10を用いた太陽電池モジュールシステム1の一例を示す概略ブロック図である。
本実施形態の太陽電池モジュールシステム1は、監視装置10、n個の太陽電池モジュール11−1、11−2〜11−n、n個の接続箱12−1、12−2〜12−n、n個のストリング計測装置13−1、13−2〜13−n、集電箱14、PCS(Power Conditioning Subsystem)15、変電設備16、気温計17、日射計18、表示部19及び警告部20を備える。
監視装置10は、計測した発電電力(実測値)と予め計算された理論値(推定値)とを比較することで、太陽電池モジュールの表面が汚れているか否かを判定する。監視装置10は、計測した発電電力(実測値)と予め計算された理論値(推定値)との差分値が所定の閾値を超えているか否かを判定することで清掃が必要か否かを判定する。
太陽電池モジュール11−1、11−2〜11−nは、複数枚の太陽電池セルをパネル状に並べられ、太陽光を受光することで光起電力効果により直流電力を発生させる。なお、太陽電池モジュール11−1、11−2〜11−nは総称して、太陽電池モジュール11と呼ばれることがある。
各太陽電池モジュール11からの電力は、接続箱12−1、12−2〜12−nにおいて1つの接続線に纏められている。その接続線は、集電箱14に接続されている。これにより、各接続箱12−1、12−2〜12−nは、太陽電池モジュール11から供給された直流電流を集電箱14に出力する。例えば、太陽電池モジュール11−1からの複数の出力は、接続箱12−1において1つの接続線に纏められている。集電箱14に接続される。太陽電池モジュール11−2からの複数の出力は、接続箱12−2において1つの接続線に纏められ、集電箱14に接続される。太陽電池モジュール11−nからの複数の出力は、接続箱12−nにおいて1つの接続線に纏められ、集電箱14に接続される。なお、本実施形態では、接続箱が複数個ある場合について説明するが、太陽電池モジュールの数によっては、接続箱は1つでもよい。その場合には、集電箱は用いられず、接続箱は、PCS15に直接接続される。すなわち、太陽電池モジュールからの複数の出力は、接続箱において1つの接続線に纏められ、PCS15に接続される。なお、接続箱12−1、12−2〜12−nは総称して、接続箱12と呼ばれることがある。
集電箱14は、接続箱12−1、12−2〜12−nから供給される直流電流を取得する。各接続箱12−1、12−2〜12−nからの直流電力は、集電箱14において1つに纏められている。纏められた直流電力は、PCS15に出力される。なお、本実施形態では、集電箱14が1つである場合について説明するが、太陽電池モジュールの数によっては、集電箱14は複数個でもよい。
ストリング計測装置13−1、13−2〜13−nは、各太陽電池モジュール11−1、11−2〜11−nが発電した直流電流を測定する。例えば、ストリング計測装置13−1は、太陽電池モジュール11−1から接続箱12−1に供給される直流電流値Iを測定する。ストリング計測装置13−1は、測定した直流電流値Iを監視装置10に出力する。ストリング計測装置13−2は、太陽電池モジュール11−2から接続箱12−2に供給される直流電流値Iを測定する。ストリング計測装置13−2は、測定した直流電流値Iを監視装置10に出力する。ストリング計測装置13−nは、太陽電池モジュール11−nから接続箱12−nに供給される直流電流値Iを測定する。ストリング計測装置13−nは、測定した直流電流値Iを監視装置10に出力する。なお、ストリング計測装置13−1、13−2〜13−nは総称して、ストリング計測装置13と呼ばれることがある。例えば、ストリング計測装置13は、接続箱12や集電箱14に収納される。
PCS15は、集電箱14から供給される直流電力を交流電力に変換して、変換した交流電力を変電設備16に出力する。これにより、PCS15には太陽電池モジュール11の全出力の直流電力が供給される。
変電設備16は、PCS15から供給される交流電力を高圧や特別高圧に昇圧して電力系統(不図示)に出力する。
気温計17は、自身が設置されている場所の気温を測定する。気温計17は、測定した気温を監視装置10に出力する。
日射計18は、各太陽電池モジュール11の発電条件である日射強度を測定する。日射計18は、測定した日射強度を監視装置10に出力する。
表示部19は、監視装置10に接続されている。表示部19は、監視装置10から供給される表示情報を表示する。例えば表示部19は、CRTディスプレイや、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等の表示デバイスを有する。
警告部20は、スピーカ(又はブザー)等の音声発生部を含み、太陽電池モジュールの表面が汚れている又は、清掃が必要であることを作業者に報知する。報知が実行される際に出力される音は、例えば、音声メッセージ又はブザー音である。また、警告部20は、音声メッセージとブザー音とを交互に発生してもよい。
図2は、実施形態の監視装置10の一例を示す概略ブロック図である。
実施形態の監視装置10は、推定部101、計算部102、判定部103、記憶部104及び報知部105を備える。
推定部101は、気温計17が測定した気温を取得する。推定部101は、日射計18が測定した日射強度を取得する。推定部101は、気温計17が測定した気温と日射計18が測定した日射強度とに基づいて、太陽電池モジュール11が発電する直流電力量を演算する。なお、推定部101は、太陽電池モジュール11が発電する直流電力量を演算する。なお、演算する直流電力量は、1つの太陽電池モジュールが発電する直流電力量でもよいし、全ての太陽電池モジュール11が発電する直流電力量でもよい。本実施形態では、推定部101は、1つの太陽電池モジュール11が発電する直流電力量Eを演算する。なお、推定部101が演算する直流電力量E(以下、「推定直流電力量E」という。)は、1か月あたり発電される直流電力量でもよいし、年間に発電される直流電力量でもよい。気温と日射強度とから太陽電池モジュール11の発電する直流電流値を演算する方法には、例えば、JIS C 8907の発電量算出式が採用されてもよい。
JIS C 8907の算出式は、日本工業規格により規定されているものである。例えば、JIS C 8907によると、1か月あたりの発電電力量Epm(kWh/月)は次式の(1)式により求められる。
pm=K×PAS×HAM/Gs…(1)
(1)式におけるGs(kWh/m)は、太陽電池の設置先の1か月の日射量である。HAM(kW)は、太陽電池の定格出力である。Kは、月別総合設計係数である。
計算部102は、ストリング計測装置13が測定した直流電流値I、I…Iを取得する取得部である。計算部102は、各ストリング計測装置13毎に直流電流値を積分する。したがって、計算部102は、各ストリング計測装置13毎に取得した直流電流値I、I…Iを積分することで、各太陽電池モジュール11が発電する直流電力(以下、「実測電力量」という。)E、E…Eを計算する。計算部102は、実測電力量E、E…Eを判定部103に出力する。なお、実測電力量E、E…Eは総称して、実測電力量Eを呼ばれることがある。
判定部103は、推定直流電力量Eと実測電力量Eとを比較し、太陽電池モジュールの表面が汚れている否かを判定する。具体的には、判定部103は、推定部101から供給された推定直流電力量Eを取得する。判定部103は、計算部102から供給された実測電力量Eを取得する。判定部103は、推定直流電力量Eと各実測電力量Eとを比較する。判定部103は、実測電力量Eが推定直流電力量Eを超えている場合、太陽電池モジュールの表面が汚れていないと判定する。判定部103は、実測電力量Eが推定直流電力量Eを超えていない場合、その実測電力量Eを発電した太陽電池モジュールの表面が汚れていると判定する。判定部103は、表面が汚れていると判定した太陽電池モジュールにおいて、表面の清掃が必要であるか否かを判定する。なお、説明を簡略化するために、n=2の場合について説明する。
判定部103は、推定直流電力量Eから実測電力量Eを減算し、減算した値が所定の閾値を超えた場合、その実測電力量Eを発電した太陽電池モジュールの表面の清掃が必要であると判定する(以下、「清掃判定」という。)。具体的には、判定部103は、推定部101から供給された推定直流電力量Eを取得する。判定部103は、計算部102から供給された実測電力量E及び実測電力量Eを取得する。判定部103は、推定直流電力量Eから実測電力量Eを差し引き、差し引いた値(以下、「電力差分値」という。)が、記憶部104に予め記憶される閾値Ethを超えているか否かを判定する。判定部103は、電力差分値(E−E)が閾値Ethを超えている場合、実測電力量Eを発電した太陽電池モジュール11−1の表面の清掃が必要であると判定する。判定部103は、太陽電池モジュール11−1の表面の清掃が必要であることを示す情報(以下、「判定情報」という。)を報知部105に出力する。一方、判定部103は、電力差分値(E−E)が閾値Ethを超えていない場合、実測電力量Eを発電した太陽電池モジュール11−1の表面の清掃が現時点では必要ではない判定する。判定部103は、実測電力量Eに対しても清掃判定を行い、太陽電池モジュール11−2の表面の清掃が必要か否かを判定する。このように、判定部103は、上記太陽電池モジュールの表面の清掃が必要か否かの判定を、太陽電池モジュール11毎に行う。すなわち、判定部103は、取得した実測電力量E、E…E毎に清掃判定を行う。
以下に、本実施形態の記憶部104に記憶されている閾値Ethについて説明する。
記憶部104は、閾値記憶部1041及び蓄積部1042を備える。
閾値記憶部1041は、閾値Ethを記憶している。例えば、閾値Ethは、以下の(2)式に示すように、太陽電池モジュール11の定格出力値に第1の係数αを乗じた値とする。
閾値Eth=太陽電池モジュールの定格出力値×第1の係数α …(2)
なお、第1の係数αは、1より小さい値であり、太陽電池モジュールが設置されている周囲環境に基づいて算出されてもよい。また、第1の係数αは、蓄積部1042に記憶されている過去に測定した直流電力量Eと実測電力量Eとの履歴に基づいて算出されてもよい。また、太陽電池モジュールの出力値は、経年劣化等によって変化するため、(2)式の太陽電池モジュールの定格出力値に第2の係数βを乗じた値を、(2)式の太陽電池モジュールの定格出力値としてもよい。第2の係数βは、1より小さい数であり、例えば使用年数に基づいて決定される。
報知部105は、判定部103から供給される判定情報に基づいて担当者に太陽電池モジュールの表面の清掃が必要であることを報知する。例えば、報知部105は、判定情報に基づいて、表示部19に太陽電池モジュールの表面の清掃が必要であることを示すメッセージを表示する。報知部105は、太陽電池モジュールの表面の清掃が必要であることを示す音声メッセージ情報又はブザー音情報を警告部20に出力する。
報知部105は、蓄積部1042に記憶されている過去に測定した実測電力量Eの履歴を、日報、週報、月報又は年報等の所定期間内のデータとして表示部19に表示する。なお、表示部19に日報、週報、月報又は年報を表示させる場合には、例えば、担当者が監視装置10に接続されたキーボード等の操作部(不図示)により日報、週報、月報又は年報を表示部19に表示させる操作を行うこと表示させることができる。
報知部105は、過去に測定した直流電力量Eと実測電力量Eとの履歴と閾値Ethとを比較することで、表面の清掃が必要ないと判定された太陽電池モジュールに対して、表面の清掃が必要になるまでの日数を担当者に報知する。例えば、報知部105は、判定部103において表面の清掃が必要ないと判定された太陽電池モジュールに対応する過去の履歴情報を蓄積部1042から読み出す。報知部105は、読み出した過去の履歴情報から日ごとの電力差分値を算出する。報知部105は、日ごとの電力差分値から1日あたりの電力差分値の増加率を算出する。報知部105は、算出した1日あたりの電力差分値の増加率から、現在から太陽電池モジュールの表面の清掃が必要となるまでの日数(以下、「残日数」という。)を推定する。例えば、報知部105は、閾値Ethから最新の電力差分値を減算した値に1日あたりの電力差分値の増加率を除算することで残日数を計算する。報知部105は、計算した残日数を担当者に報知する。残日数の報知方法は、特に限定されないが、例えば、残日数を表示部19に表示する、又は担当者に所持するPC(Personal Computer)や携帯端末等に残日数を知らせるメッセージを送信する。
図3は、実施形態における監視装置10の太陽電池モジュールの表面の清掃が必要か否かを判定する清掃判定処理のフローチャート図である。なお。説明を簡略化するため、n=1の場合について説明する。
ステップS101において、推定部101は、気温計17が測定した気温と日射計18が測定した日射強度とを取得する。
ステップS102において、推定部101は、取得した気温と日射強度とに基づいて太陽電池モジュール11が発電する直流電力量を推定する。すなわち、推定部101は、取得した気温と日射強度とに基づいて推定直流電力量Eを演算する。
ステップS103において、計算部102は、ストリング計測装置13が測定した直流電流値Iを積分する。計算部102は、取得した直流電流値Iに積分することで、太陽電池モジュール11−1の実測電力量Eを計算する。計算部102は、太陽電池モジュール11−1の実測電力量Eを判定部103に出力する。
ステップS104において、判定部103は、実測電力量Eが推定直流電力量Eを超えていない場合、太陽電池モジュール11−1の表面が汚れていると判定し、ステップS105の処理に進む。一方、判定部103は、実測電力量Eが推定直流電力量Eを超えている場合、太陽電池モジュール11−1の表面が汚れていないと判定し、太陽電池モジュール11−1の清掃判定処理を終了する。
ステップS105において、判定部103は、推定直流電力量Eから実測電力量Eを減算することで電力差分値を算出する。
ステップS106において、判定部103は、算出した電力差分値が閾値Ethを超えている場合、太陽電池モジュール11−1の表面の清掃が必要であると判定する。一方、判定部103は、電力差分値が閾値Ethを超えていない場合、太陽電池モジュール11−1の表面の清掃が必要でないと判定する。
ステップS107において、報知部105は、判定部103から供給される判定情報に基づいて太陽電池モジュール11−1の表面の清掃が必要であることを担当者に報知する。なお、監視装置10は、上記清掃判定処理を太陽電池モジュール11毎に行う。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、日射量と気温とから算出される推定電力量と、太陽電池モジュールの直流電力から算出される実測電力量とを比較することで、太陽電池モジュールの表面の汚れを検出することができる。したがって、実施形態の監視装置10は、太陽電池モジュールの表面の状態を目視で検査せず多大な人手が必要ないため、太陽電池モジュールの表面の汚れを効率よく検出することができる。また、従来実施していた担当者による太陽電池モジュールの定期監視を省略することができ、且つ太陽光発電電力の確保による買電収入の安定化が可能となる。
また、実施形態の監視装置10は、推定電力量と実測電力量との差分値と閾値Ethとを比較することで、太陽電池モジュールの表面の汚れの清掃が必要か否かを判定することができる。したがって、実施形態の監視装置10は、太陽電池モジュールの表面の汚れを目視で検査する必要がないため、太陽電池モジュールの表面の汚れを効率よく検出することができるとともに、目視による太陽電池モジュールの表面の汚れ判定のあいまいさを防ぐことができる。
また、実施形態の監視装置10は、太陽電池モジュールの表面の汚れの清掃が必要であると判定した場合に、担当者に太陽電池モジュールの表面の清掃が必要であることを報知することができる。したがって、担当者は、太陽電池モジュールの表面の清掃を忘れることなく実施することができる。
また、実施形態の監視装置10は、表面の汚れの清掃が必要でないと判定された太陽電池モジュールに関して、表面の清掃が必要になるまでの日数を計算し、担当者に報知することができる。したがって、担当者は、太陽電池モジュールの表面の清掃時期を前もって把握することができるため、事前に太陽電池モジュールの清掃スケジュールを組むことができる。
また、実施形態の監視装置10は、太陽電池モジュール毎に上記清掃判定処理を実施するため、清掃が必要な太陽電池モジュールをすぐに特定することができる。
上述した実施形態における監視装置10の機能をコンピュータで実現しても良い。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…太陽電池モジュールシステム、10…監視装置、11…太陽電池モジュール、12…接続箱、13…ストリング計測装置、14…集電箱、15…PCS、16…変電設備、17…気温計、18…日射計、19…表示部、20…警告部

Claims (6)

  1. 日射量と気温とに基づいて太陽電池モジュールの発電電力量の推定値を取得する推定部と、
    前記太陽電池モジュールが発電した発電電力量の実測値を取得する取得部と、
    前記推定値が前記実測値を超えている場合、前記太陽電池モジュールの表面が汚れていると判定する判定部と、
    を備える太陽電池モジュールの監視装置。
  2. 前記判定部は、前記表面が汚れていると判定した前記太陽電池モジュールにおいて、前記推定値から前記実測値を減算した値と所定の閾値とに基づいて前記太陽電池モジュールの前記表面の汚れを清掃する必要があるか否か判定する請求項1に記載の太陽電池モジュールの監視装置。
  3. 前記閾値は、前記太陽電池モジュールの定格出力値に係数を乗じた値である請求項2に記載の太陽電池モジュールの監視装置。
  4. 前記判定部によって前記太陽電池モジュールの前記表面の汚れを清掃する必要があると判定されたことを報知する報知部をさらに備える請求項2又は請求項3に記載の太陽電池モジュールの監視装置。
  5. 前記実測値を蓄積する蓄積部を有し、
    前記報知部は、前記蓄積部に蓄積された前記実測値に基づいて、所定期間内の前記実測値を報知する請求項4に記載の太陽電池モジュールの監視装置。
  6. 前記報知部は、前記推定値から前記実測値を減算した値が前記閾値に到達するまでの時間を推定することによって、前記太陽電池モジュールの清掃時期を決定する請求項4又は請求項5に記載の太陽電池モジュールの監視装置。
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