JP2016158183A - 撮像装置 - Google Patents

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茂夫 網代
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Abstract

【課題】撮像光学系の倍率色収差を補正する技術に関し、特にベイヤ画素配列での倍率色収差補正を有した装置において、ベイヤ画素配列以外の読み出しデータを補正する手段を提供することである。【解決手段】光電変換により取得された、赤色成分の画像信号、緑色成分の画像信号、及び、青色成分の画像信号がベイヤ配列に並んだ第一の画像データに対して、倍率色収差補正を行う倍率色収差補正手段と、前記ベイヤ配列以外に画像信号が並んだ第二の画像データと、前記第二の画像データを第一の画像データに並べ替える画像データ変換手段と、を備え、前記倍率色収差補正手段は、前記画像データ変換手段の出力に発生した前記第一の画像データと前記第二の画像データの配列の移動量を補正する移動量補正手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像光学系の倍率色収差を補正する技術に関し、特にベイヤ画素配列での倍率色収差補正を有した装置において、ベイヤ画素配列以外の撮像データを補正する手段に関する。
従来、撮影光学系の倍率色収差によって、ベイヤで画素配列された撮像素子から読み出したデータに発生した色ずれを補正する技術が知られている。特許文献1には、撮像画像の基準位置から距離に応じて倍率色収差量を検出して、その量に基づいて倍率色収差の補正を行う技術が開示されている。
特開2008−15946号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、ベイヤ配列以外の露光制御専用撮像素子の読み出しデータの場合、各色で共通の像高中心に対して倍率色収差補正する為、ベイヤ画素配列用の倍率色収差補正回路では正しく補正ができない問題がある。また、ベイヤ配列以外の撮像素子に対応した新しい倍率色収差補正回路を追加するとなると、通常現像用に使用するベイヤ配列の撮像素子に対応した回路も必要となるので、回路規模が大幅に増加してしまう。
そこで、本発明の目的は、撮像光学系の倍率色収差を補正する技術に関し、特にベイヤ画素配列での倍率色収差補正を有した装置において、ベイヤ画素配列以外の読み出しデータを補正できる撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、
光電変換により取得された、赤色成分の画像信号、緑色成分の画像信号、及び、青色成分の画像信号がベイヤ配列に並んだ第一の画像データに対して、倍率色収差補正を行う倍率色収差補正手段と、
前記ベイヤ配列以外に画像信号が並んだ第二の画像データと、
前記第二の画像データを第一の画像データに並べ替える画像データ変換手段と、
を備え、
前記倍率色収差補正手段は、前記画像データ変換手段の出力に発生した前記第一の画像データと前記第二の画像データの配列の移動量を補正する移動量補正手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮像光学系の倍率色収差を補正する技術に関し、特にベイヤ画素配列での倍率色収差補正を有した装置において、ベイヤ画素配列以外の読み出しデータを補正できる撮像装置の提供を実現できる。
本発明を適用した撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明における撮像素子102の画素配列の構造図である。 本発明における配列変換部104への入出力のタイミングチャート(a)と、画素の配列変換時の移動量 (b)について示した図である。 本発明における配列変換後の画像データにおける構造図である。 本発明におけるアスペクト変換部602の入出力座標における概念図(a)、(b)である。 本発明の実施例1の倍率色収差補正部105における詳細ブロック図である。 本発明における倍率色収差補正と像高中心の移動量についての概念図である。 本発明におけるカラーIDに対する画素の対応表(a)と画素配列に対応するカラーID算出部603の設定カラーIDについて示した概念図(b)である。 ベイヤ配列における倍率色収差補正の概念図である。 本発明におけるR画素の像高hに対する補正ゲイン値を示すグラフ(a)とB画素の像高hに対する補正ゲイン値を示すグラフ(b)である。 ベイヤ配列における像高中心指定手段1100のブロック図である。 本発明の実施例2における像高中心セレクト部604の詳細ブロック図である。 本発明のベイヤの画素配列における補間方法について示した図である。
[実施例1]
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態にかかわる撮像装置100のブロック図である。実空間の像がフォーカシングレンズを含む撮像用のレンズ101から光学像を電気信号に変換する撮像素子102上に結像される。撮像素子102は、マイクロレンズ(以下ML)とカラーフィルタ(以下CL)を共有したフォトダイオード(以下PD)がストライプ状に配列されている。PDは電荷蓄積を行い、A/D変換部103へ出力する。
図2を用いて撮像素子102の画素配列について説明する。撮像素子102は、赤色の成分に対応するR画素201、緑色の成分に対応するG画素202、青色の成分に対応するB画素203の各画素がストライプ状に規則的に配列されている。A/D変換部103は不図示のCDS回路や、ISO感度の増幅に代表されるアナログ信号処理部を介して撮像素子102から出力されたアナログ信号を入力し、デジタル信号に変換して配列変換部104へ出力する。
配列変換部104は、A/D変換部103から入力されたストライプ状の画像データをベイヤ配列の画像データに変換して倍率色収差補正部105に出力する。倍率色収差補正部105は、配列変換部104からの画像データが入力され、撮像光学系の倍率色収差によって発生した色ずれを補正した結果をデジタル信号処理部106へ出力する。デジタル信号処理部106は、倍率色収差補正部105から入力された画像データを、画像補間処理や現像処理などのデジタル信号処理を行い、不図示のDRAMを介して外部記録装置に出力する。
以上が本実施例1の撮像装置の基本的な構成である。以下に撮像装置100の配列変換部104と倍率色収差補正部105について詳細に述べる。配列変換部104のストライプ配列からベイヤ配列の変換動作について図3を用いて説明する。
図3(a),(b)はそれぞれ、配列変換部104の入出力のタイミングチャート、配列変換部104の配列変換時の移動量について示している。図3(a)では、配列変換部104はそれぞれ、R1,G1,B1、R2、G2,B2、…の順で画像データが入力され、1ライン目で、R1、×、R2、×、…の順、2ライン目では、G1、B1、G2、B2、…の順で出力されていることを示している。配列変換後の1ラインは、ベイヤ配列の水平画素数の画素データであり、×は不定データである。
図3(b)は配列変換時に変換前R画素(R1)301から変換後R画素(R1)302の移動量303について示している。変換前R画素(R1)301は、ベイヤ配列変換前の画素について示しており、図3(a)における入力画像データR1と対応している。変換後R画素(R1)302は、ベイヤ配列変換後の画素について示しており、図3(a)における出力画像データR1と対応している。変換前R画素(R1)301から変換後R画素(R1)302の配列変換時の移動量は移動量303である。すなわち、ストライプ配列からベイヤ配列変換時の移動量である。
ベイヤへの配列変換前後の画像データについて図4を用いて説明する。図4では、配列変換部104の入力データと出力データの配列の概念図を示している。配列変換部104へ入力される画像データの水平サイズはH、垂直サイズはVである。出力される画像のデータの水平サイズは2/3×H、垂直サイズは2Vである。本実施例1で出力される画像サイズは、入力データに対して水平に2/3倍、垂直に2倍の画像サイズである。
以上のようにして配列変換部104に入力された画像データをベイヤ配列で出力すると、後段の処理では、ベイヤ配列のセンサ読み出しデータで画像処理を行う回路を使用できる。
次に、倍率色収差補正部105の構成について、図6の詳細ブロック図を用いて説明を行う。倍率色収差補正部105は、出力座標生成部601、アスペクト変換部602、カラーID算出部603、像高中心セレクト部604、補正値セレクト部605、倍率色収差補正量算出部606、乗算器607、リードアドレス算出部608、DMAC609で構成されている。出力座標生成部601は、生成した画像データの出力座標情報をアスペクト変換部602、カラーID算出部603、乗算器607へ出力する。
アスペクト変換部602は、出力座標生成部601から座標情報が入力され、入力に対する水平、垂直アスペクト比率を変更して倍率色収差補正量算出部606へ出力する。画素アスペクト比を1:1に正規化することで、像高中心を基準とした倍率色収差の補正を行うことができる。ここでアスペクト比率の変換方法については、図5を用いて説明する。図5(a)、(b)はそれぞれ、アスペクト変換部602へ入力された座標情報と水平及び垂直のアスペクト比率が1:1に正規化された座標情報について示した図である。
図5(a)の左上の座標を(0、0)として場合に、水平座標の最大値をH、垂直座標の最大値をVとした時、水平座標は0〜H,垂直座標は0〜Vの範囲で推移する。又、図5(b)の左上の座標を(0,0)とした場合には、正規化後の水平最大座標をQhとすると、水平座標は、0〜Qhで推移する。正規化後の垂直最大座標をQvとすると、垂直座標は、0〜Qvで推移する。
アスペクト変換部602の処理としては、図5(a)の水平および垂直の最大座標を図5(b)のような以下の方法で正規化する。
アスペクト変換部602の出力座標(x、y)は、変換前の座標を(u、p)とした時、
である。具体的には、水平方向に対しては、図5(a)におけるu=Hの座標位置を図5(b)のQhに、垂直方向に対しては、図5(a)におけるp=Vの座標位置を図5(b)のQvに変換する。
以上のような動作で、アスペクト変換部602は、入力の水平、及び垂直座標の画素アスペクト比率を1:1に変換する。尚、アスペクト変換部602は、像高中心を基準とした、シェーディング補正や、歪曲収差補正を正規化して行う場合にも用いることができる。カラーID算出部603は、出力座標生成部601から画像データの出力座標情報が入力され、その座標情報に対応するカラーIDを像高中心セレクト部604と補正値セレクト部605へ出力する。カラーID算出部603は、2×2のカラー配列で定義され、画像データの出力座標に対応する色のカラーIDを出力する。
カラーID算出部603の詳細構成については、図8を用いて説明を行う。図8(a)はカラーIDとベイヤ配列又はストライプ配列との色の対応について示している。例えば、カラーIDが2の時は、ベイヤ配列ではG2に対応していることを表している。ストライプ配列では、カラーIDが2の時は、Gに対応している事を表している。
図8(b)は図8(a)の対応表を基に、画素配列に対するカラーID算出部603の2×2のカラー配列の定義について示している。例えば、図8(b)に示すように、ベイヤの場合(1)では、カラーID算出部603の2×2のカラー配列に、R、G1、G2、Bを対応させるようにカラーID0〜3を定義する。ベイヤの場合(2)では、G2、B、R、G1を対応させるようにカラーID0〜3を定義する。同様にして、ストライプの場合(1)では、カラーID算出部603の2×2のカラー配列に、R,×、G、Bと対応させるようにカラーID0〜3を定義する。ストライプの場合(2)では、G、B、R、×と対応させるようにカラーID0〜3を定義する。
本実施例1では、ストライプの場合(1)のように、カラーIDをカラーID算出部603に設定をしている。
以上のように設定することで、カラーID算出部603は、画像データの出力座標に対応するカラーIDを後段の回路に出力できる。像高中心セレクト部604は、カラーID算出部603から入力されたカラーIDを基に、色ごとの像高中心を選択して倍率色収差補正量算出部606へ出力する。本発明のメインの構成となる為、倍率色収差補正部105の構成を述べた後に、従来技術のベイヤ配列の場合と比較しながら説明する。
補正値セレクト部605は、カラーID算出部603から入力されたカラーIDを基に、倍率色収差補正での色ごとの補正パラメータを倍率収差補正量算出部606へ出力する。第二セレクタ610、R用補正パラメータレジスタ611、B用補正パラメータレジスタ612から構成される。第二セレクタ610は、カラーID算出部603からのカラーIDを基に、入力されたR用補正パラメータ、又は0、又はB用補正パラメータを倍率色収差補正量算出部606へ出力する。R用補正パラメータレジスタ611は、及び、B用補正パラメータレジスタ612は、設定された色の補正パラメータを第二セレクタ610へ出力する。
倍率色収差補正量算出部606は、アスペクト変換部602からの座標情報と、像高中心セレクト部604からの色の像高中心の絶対座標と、補正値セレクト部605からの色の補正パラメータが入力され、撮像光学系で発生する倍率色収差の補正ゲイン値を乗算器607へ出力する。ここで、倍率色収差補正量算出部606の像高中心に対するR画素の倍率色収差補正の説明について図9を用いて行う。
図9は水平が画像データの水平座標、垂直が画像データの垂直座標について示している。又、像高線901、像高中心座標Oの像高中心902、入力座標位置を入力位置R´903、入出力座標の補正量を補正量904、倍率色収差補正後の座標である補正位置R905について示している。
R画素に対する倍率色収差補正は、像高線901上の像高中心902を基準として入力位置R´903から補正量904の分だけ移動した補正位置R905でおこなう。その為、倍率色収差補正量算出部606では、出力座標との乗算により補正位置R905の算出可能な補正ゲイン値を生成する。倍率色収差補正は、補正ゲイン値と出力座標の乗算により補正量904に基づいた量だけ行われる。
画像データの補正位置R905における座標Pを(Px、Py)、像高中心902の座標Oは(Ox、Oy)としたとき、像高をhは以下のようにして求めることができる。
補正ゲイン値D(h)は、像データの出力座標の像高をh、入力座標の像高h´とすると、以下のように求めることができる。
出力画像の全て画素における補正ゲイン値D(h)を保持すると膨大な量になるが、出力画像の一部の画素における補正パラメータからその間を補間することで補正ゲイン値を求めることにより、保持するデータ量を低減できる。以下、その一例として具体例を示す。
図10は像高に応じた倍率色収差補正の補正ゲイン値を示す図である。図10(a)はR画素における倍率色収差補正における補正ゲイン値について示しており、横軸は像高h、縦軸は像高hにおける補正ゲイン値D(h)を表している。図10(a)では、h1、h2、h3及びh4の4点の補正ゲイン値を保持している。この4点以外の像高における補正ゲイン値は補間により求めることができる。例えば、像高h0は、h1とh2の補正ゲイン値を用いて、補間により求めることができる。像高が大きくなると、補正ゲイン値が1より大きくなる。
図10(b)はB画素における倍率色収差補正における補正ゲイン値について示しており、横軸は像高h、縦軸は像高hにおける補正ゲイン値D(h)を表している。R画素と同様に、h1、h2、h3及びh4の4点の補正ゲイン値を保持している。B画素においては、像高が大きくなると、補正ゲイン値が1より小さくなる。
乗算器607は、出力座標生成部601からの出力座標と倍率色収差補正量算出部606から補正ゲイン値を入力して乗算し、画像に対する入力座標をリードアドレス算出部608へ出力する。入力座標の算出方法は、画像データの入力座標P´、補正ゲイン値D(h)、画像データの出力座標Pとすると以下のようになる。
リードアドレス算出部608は、乗算器607から画像に対する入力座標が入力され、
この座標に対応する画像データのアドレスをDMAC609へ出力する。DMAC609は、配列変換部104から入力された画像データをリードアドレス算出部608から入力されたアドレスに基づいて、画像データをデジタル信号処理部106へ出力する。
尚、倍率色収差補正部105は、ベイヤの画像データにおいてR成分を持たない画素にR成分での補正については、他の色成分(即ち、G成分及びB成分)を参照せずにR成分を補間して、倍率色収差補正を行う。図13はR成分の補間処理の概要を示す図である。図13において、R成分を持つ画素を有効画素と呼び、R成分を持たない画素を無効画素と呼ぶ。無効画素A1301に対してR成分を補間する場合、隣接する有効画素Rb1304及び有効画素Rd1306におけるR成分の値の平均値を求め、無効画素A1301のR成分の値とする。
無効画素B1302のR成分は、有効画素Ra1303,有効画素Rb1304、有効画素Rc1305、有効画素Rd1306におけるR成分の値の平均値により補間される。説明は省略するが、他の無効画素についても同様に補間して生成する。
以上のように補間をすることで、R成分を持たない画素において倍率色収差補正を行う。以上が倍率色収差補正部105の構成についての説明である。ここで、前述した像高中心セレクト部604について、ベイヤ配列の場合と本発明の構成とを比較しながら説明する。
図11はベイヤ配列の像高中心の指定方法として像高中心セレクト部604に対する構成である、像高中心指定手段1100のブロック図である。像高中心指定手段1100は、補正ゲイン値を算出する目的で像高中心座標を倍率色収差補正量算出部606へ出力する。基本的には、G用像高中心座標レジスタ1101で構成されている。G用像高中心座標レジスタ1101は、設定されたGの像高中心の絶対座標を倍率色収差補正量算出部606へ出力する。ベイヤ配列では、Gの像高中心を基準として、色の倍率色収差補正を行っている。
以上が像高中心セレクト部604に対するベイヤ配列用倍率色収差補正の像高中心指定手段の構成である。
実施例1では、配列変換時に発生したGの像高中心に対する各色の像高中心の移動量を補正する為、像高中心を色によって指定できる像高中心セレクト部604を用いている。像高中心セレクト部604は、第一セレクタ613、ID0用像高中心座標レジスタ614、ID1用像高中心座標レジスタ615、ID2用像高中心座標レジスタ616、ID3用像高中心座標レジスタ617で構成されている。
第一セレクタ613は、カラーID算出部603から入力されたカラーIDを基に、ID0〜3用像高中心座標レジスタ614〜617を切り替えて補正に用いる像高中心の絶対座標を倍率色収差補正量算出部606へ出力する。ID0用像高中心座標レジスタ614、又はID2用像高中心座標レジスタ616、又はID3用像高中心座標レジスタ617には、各色における像高中心座標を設定する。ID1用像高中心座標レジスタ612には、カラーID1として×を定義しているので、不要なデータとして‘0’を設定する。
ここで、色ごとに像高中心座標を設定する方法について図7を用いて説明する。図7は、Gの像高中心座標からみた、ベイヤ配列と本実施例1の場合について示しており、R画素に対する倍率色収差補正について示した図である。ベイヤ配列における像高線701、Gの像高中心702、入力位置R´703、補正量704、補正位置R705について示している。又、本発明における像高線706、変換時の移動量707、Rの像高中心708、本来あるべき補正位置R709を示している。
ベイヤ配列での倍率色収差補正では、ベイヤ配列における像高線701上のGの像高中心702を基準として入力位置R´703から補正量704の分だけ移動した補正位置R705でおこなう。
本実施例1では、ストライプ配列からベイヤ配列への変換時に、Gの像高中心702から他の色の像高中心を個別に定義することで、像高中心を前述した移動量303に基づいて移動させる。
具体的には、Gの像高中心702から、変換時の移動量707分ずらした位置に、本発明における像高線706上のRの像高中心708が存在するようにする。ここでの変換時の移動量707は、ストライプ配列からベイヤ配列への配列変換における移動量303に基づいた移動量である。本来あるべき補正位置R709は、Rの像高中心708を基準として、倍率色収差補正を行うことで求めることができる。
R画素については、Rの像高中心を基準として内側に撮像光学系の色収差を補正している。記載はしていないがB画素の場合は、Bの像高中心を基準として外方向に補正する。
画素アスペクト比率の変更による影響を考慮する為に、本実施例1におけるID0用像高中心座標レジスタ614の設定値は、変換時の移動量707とGの像高中心の絶対座標の加算値を式(1)、式(2)に代入して求めた値となる。
他の色に関しても同様な方法で算出してから、ID1〜ID3用像高中心座標レジスタ615〜617に設定する。以上により、本実施例1の形態によれば、色ごとの像高中心を個別に定義することによりベイヤ配列用の倍率色収差補正手段でストライプ配列の画像の倍率色収差補正ができる。
[実施例2]
実施例2では、実施例1と差分のある像高中心セレクト部604の構成について図12を用いて説明を行う。像高中心セレクト部604は、新たにID0用像高中心相対座標レジスタ1201、ID1用像高中心相対座標レジスタ1202、ID2用像高中心相対座標レジスタ1203、ID3用像高中心相対座標レジスタ1204、基準像高中心座標レジスタ1205、加算器1206を追加して構成されている。
本実施例2におけるGの像高中心の絶対座標は、基準像高中心座標レジスタ1205に設定され、各色の配列変換時の移動量の情報は、ID0〜ID3用像高中心相対座標レジスタ1201〜1204に設定される。第一セレクタ613は、カラーID算出部603から入力されたカラーIDを基に、ID0〜ID3用像高中心相対座標レジスタ1201〜1204を切り替えて補正に用いるGの像高中心からの相対座標を加算器1206へ出力する。
加算器1206は、基準像高中心座標レジスタ1205からのGの像高中心の値と第一セレクタ604からの色の像高中心の相対座標を入力して加算し、色の像高中心の絶対座標を倍率色収差補正量算出部606へ出力する。これにより、Gの像高中心絶対座標とこの座標に対する各色の像高中心の相対座標を加算器805で加算することで、実施例1と同様の動作をおこなうことができる。
以上、本発明における本実施例1、本実施例2について述べた。尚、本実施例1、本実施例2では、ストライプの画素配列の撮像素子102を用いているが、この画素配列に限定されない。尚、本実施例1、本実施例2では、4種類のカラーIDに対応した構成にしているが、定義できる色によって、画素配列の色の種類を増やした場合にも適応できる。
尚、本実施例1、本実施例2では、カラー配列を2×2で定義した構成にしているが、配列の種類によって、色の配列を拡張した場合にも適応できる。尚、本実施例1、本実施例2では、4点における補正ゲイン値を保持したが、保持する点の数はこれに限定されない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 撮像装置、101 レンズ、102 撮像素子、103 A/D変換部、
104 配列変換部、105 倍率色収差補正部、106 デジタル信号処理部、
201 R画素、202 G画素、203 B画素、301 変換前R画素(R1)、302 変換後R画素(R1)、303 移動量、601 出力座標生成部、
602 アスペクト変換部、603 カラーID算出部、604 像高中心セレクト部、
605 補正値セレクト部、606 倍率色収差補正量算出部、607 乗算器、
608 リードアドレス算出部、609 DMAC、610 第二セレクタ、
611 R用補正パラメータレジスタ、612 B用補正パラメータレジスタ、
613 第一セレクタ、614 ID0用像高中心座標レジスタ、
615 ID1用像高中心座標レジスタ、616 ID2用像高中心座標レジスタ、
617 ID3用像高中心座標レジスタ、701 ベイヤ配列における像高線、
702 Gの像高中心、703 入力位置R´、704 補正量、705 補正位置R、
706 本発明における像高線、707 変換時の移動量、708 Rの像高中心、
709 本来あるべき補正位置R、901 像高線、902 像高中心、
903 入力位置R´、904 補正量、905 補正位置R、
1100 像高中心指定手段、1101 G用像高中心座標レジスタ、
1201 ID0用像高中心相対座標レジスタ、
1202 ID1用像高中心相対座標レジスタ、
1203 ID2用像高中心相対座標レジスタ、
1204 ID3用像高中心相対座標レジスタ、
1205 基準像高中心座標レジスタ、1206 加算器、1301 無効画素A、
1302 無効画素B、1303 無効画素Ra、1304 無効画素Rb、
1305 無効画素Rc、1306 無効画素Rd

Claims (4)

  1. 光電変換により取得された、赤色成分の画像信号、緑色成分の画像信号、及び、青色成分の画像信号がベイヤ配列に並んだ第一の画像データに対して、倍率色収差補正を行う倍率色収差補正手段と、
    前記ベイヤ配列以外に画像信号が並んだ第二の画像データと、
    前記第二の画像データを第一の画像データに並べ替える画像データ変換手段と、
    を備え、
    前記倍率色収差補正手段は、前記画像データ変換手段の出力に発生した前記第一の画像データと前記第二の画像データの配列の移動量を補正する移動量補正手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記倍率色収差補正手段は、基準となる緑色の像高中心の絶対座標を指定できる基準像高中心指定手段と、前記基準像高中心指定手段の出力から、赤色成分の画像信号、及び、青色成分の画像信号の倍率色収差に対して像高に応じた補正量で画像データの出力座標を補正する手段を備える事を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記移動量補正手段は、基準となる緑色の画像信号と、赤色成分の画像信号、及び、青色成分の画像信号との移動量を補正する目的で、基準となる緑色と前記移動量に応じた絶対座標を色ごとに指定する手段を備える事を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記移動量補正手段は、基準となる緑色の画像信号と,赤色成分の画像信号、及び、青色成分の画像信号との移動量を補正する目的で、基準となる緑色の絶対座標を指定する基準色指定手段と、前記基準となる緑色の絶対座標と前記移動量に応じた相対座標を色ごとに指定する手段を備える事を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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