JP3697459B2 - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベイヤ配列を有する撮像素子から出力される画像信号において緑色信号の補間処理を行うための画像処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
単板のベイヤ配列を有する撮像素子によってカラー画像を撮影する場合、緑色信号は画像平面において市松状に存在することとなり、欠落した緑色信号を補間する必要がある。
【0003】
従来、この種の補間方法として、欠落した緑色信号の補間に際して補間対象画素の縦方向に分布する近傍画像間での相関値と、横方向に分布する近傍画素間での相関値とを求め、相関値の高い方向性を選択してその方向に関して複数の緑色信号を参酌しつつ補間演算を行う方法がある(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、別の補間方法として、撮像素子から得られる画像信号に対して、キュービックコンボリューション補間を二次元的に適用することにより、欠落している緑色信号を補間することも可能である(例えば、特許文献2)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−320720号公報
【特許文献2】
特開2000−278503号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法は、縦方向または横方向に1画素ピッチ以上離れた画素信号をもとに欠落画素の信号値を推定する技術であるため、極大と極小とがほぼ1画素ピッチに等しい間隔となる高周波縞模様等は正確に再現することができないという問題がある。
【0007】
特に、上記特許文献1に開示される技術では、ノイズ等の影響によって異常な信号値が発生すると、それによって相関性の高い方向性を誤判定する場合があり、画素狭小化によりS/Nが低下した撮像素子では十分な効果を発揮することができないという問題もある。
【0008】
さらに、上記特許文献2に開示される技術では、欠落信号を補間するために、キュービックコンボリューション補間演算を、周囲の信号を二次元的かつ広範囲に参照する必要があり、回路規模が大きくなるとともに、演算効率が悪いという問題もある。
【0009】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、高周波模様の再現性に優れ、補間エラーが少なく、かつ、効率的な補間演算が可能な緑色信号の補間処理技術を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ベイヤ配列を有する撮像素子から出力される画像信号において緑色信号の補間処理を行う画像処理方法であって、前記画像信号から斜め方向に最近接する2個の緑色受光画素を含み、前記2個の緑色受光画素と同一方向に存在する合計n個(ただしnは4以上の整数)の緑色受光画素を抽出する工程と、前記n個の緑色受光画素が受光する緑色画像の照度分布を求める工程と、前記照度分布から、前記斜め方向に位置する補間緑色画素の信号値を導出する工程と、を有している。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理方法において、前記補間緑色画素は、前記2個の緑色受光画素の中間に位置することを特徴としている。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像処理方法において、前記n個の緑色受光画素の各々に関し、前記照度分布を画素開口で積分した値が各緑色受光画素での信号値となるように、前記照度分布を(n−1)次関数として設定することを特徴としている。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像処理方法において、前記画素開口が、光学ローパスフィルタにより仮想的に拡大された領域であることを特徴としている。
【0014】
請求項5に記載の発明は、ベイヤ配列を有する撮像素子から出力される画像信号において緑色信号の補間処理を行う画像処理装置であって、前記画像信号から斜め方向に最近接する2個の緑色受光画素を含み、前記2個の緑色受光画素と同一方向に存在する合計n個(ただしnは4以上の整数)の緑色受光画素を抽出する画素抽出手段と、前記n個の緑色受光画素が受光する緑色画像の照度分布を求める手段と、前記照度分布から、前記斜め方向に位置する補間緑色画素の信号値を導出する演算手段と、を備えて構成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0016】
<1.第1の実施の形態>
まず、第1の実施の形態について説明する。本実施形態では、デジタルカメラ等の撮像装置において緑色信号の補間処理を行う場合を例示する。
【0017】
図1はデジタルカメラ等の撮像装置1の主たる内部構造を示す図であり、撮像装置1は、撮影レンズ11、光学ローパスフィルタ12、CCD撮像素子13、A/D変換器14、画像メモリ15、画像処理部20、及び、出力部30を備えて構成される。撮影レンズ11を介して入射する光は、光学ローパスフィルタ12を介してCCD撮像素子13に導かれる。CCD撮像素子13は、受光面に複数の画素が2次元的に配列されており、いわゆる単板ベイヤ配列によって各画素がR(赤)、G(緑)、B(青)のいずれかの色成分の光を受光するように構成されている。
【0018】
図2はベイヤ配列型CCD撮像素子13の受光面における画素配列を示す図である。図2に示すように、水平方向Hに沿った第1ライン(最上段のライン)では、B成分を検知する画素と、G成分を検知する画素とが交互に配置されており、第2ラインではG成分を検知する画素と、R成分を検知する画素とが交互が配置されている。以下、垂直方向Vには同様の画素配列を有する複数のラインが配置され、各画素にて光電変換が行われることにより、CCD撮像素子13はカラー画像を出力することができるように構成される。
【0019】
また、CCD撮像素子13の各画素表面には、図示しないマイクロレンズが配置されており、マイクロレンズの作用によって、CCD撮像素子13に入射する光成分の全てが適切に各画素に導かれる。このため、CCD撮像素子13は各画素の開口率が理論的にほぼ100%となるように構成される。
【0020】
そしてCCD撮像素子13で光電変換が行われることによって得られる各画素信号は、A/D変換器14に出力される。A/D変換器14は各画素信号をデジタル信号化し、いわゆるRAW画像データを生成する。RAW画像データは画像メモリ15に出力され、そこで一時的に記憶される。
【0021】
RAW画像データは、CCD撮像素子13での光電変換によって得られる画像をそのままデータ化したものであるため、各画素信号は、CCD撮像素子13の色配列(すなわちベイヤ配列)に対応した色成分の信号値を示す。したがって、G成分を検出した緑色信号(G信号)は画像平面において市松状に存在することとなる。
【0022】
画像処理部20はG信号補間部21とR信号補間部22とB信号補間部23とを備えており、G信号補間部21は画像メモリ15から市松状に分布するG信号を抽出し、欠落画素の補間処理を行うことによってG信号補間画像を出力する。なお、G信号補間部21の詳細については後述する。
【0023】
R信号補間部22は、画像メモリ15から赤色信号(R信号)を抽出するとともに、G信号補間部21からのG信号補間画像を入力し、これらに基づきR信号補間画像を生成して出力する。同様に、B信号補間部23は、画像メモリ15から青色信号(B信号)を抽出するとともに、G信号補間部21からのG信号補間画像を入力し、これらに基づきB信号補間画像を生成して出力する。
【0024】
この結果、画像処理部20では、CCD撮像素子13のベイヤ配列に対応した画像に対して色成分毎に補間処理が施され、各色成分の画像が出力部30に出力される。
【0025】
出力部30は、補間処理の施された画像データに対して二次的なデータ処理を行うデータ処理部や記録媒体等に対して画像データを出力する機能を有している。
【0026】
以上のように構成された撮像装置1では、単板ベイヤ配列を有するCCD撮像素子13において偽色発生(折り返し歪み)を防止するために、光学ローパスフィルタ12が設けられており、撮影レンズ11に入射する光は、光学ローパスフィルタ12によって水平方向H及び垂直方向Vのそれぞれついて復屈折し、CCD撮像素子13に入射するように構成される。
【0027】
図3は光学ローパスフィルタ12による像の分解状態の一例を示す図であり、光軸に垂直な面を示している。図3に示すように、撮影レンズ11に入射する光のオリジナル像M1は、光学ローパスフィルタ12の作用により、水平方向H及び垂直方向Vに像分解され、分解像M2,M3,M4が形成される。このとき、各分解像M2,M3,M4は、オリジナル像M1から水平方向H及び垂直方向Vのそれぞれについて分解幅P1で形成される。このような分解像M2,M3,M4を生成することにより、水平方向H及び垂直方向Vのサンプリング周波数がG信号の半分となるR信号及びB信号において、折り返し成分を低減することが可能となる。ここで、光学ローパスフィルタ12の作用によって折り返し歪みを低減するためには、G信号のサンプリング周波数の1/2で光学像のレスポンスがゼロとなるように、光学ローパスフィルタ12の周波数特性を設定することが最も効果的となる。このため分解幅P1はCCD撮像素子13の画素ピッチに等しくなるように光学ローパスフィルタ12が設置される。
【0028】
図4はCCD撮像素子13の画素配列の一部拡大図である。各画素は水平方向H及び垂直方向Vに画素ピッチP2で配置されており、光学ローパスフィルタ12による像の分解幅P1は図4に示す画素ピッチP2に等しく設定される。
【0029】
そして光学ローパスフィルタ12の作用によって二重像(二次元的には四重像)がCCD撮像素子13に結像される結果、各画素からの出力信号は、図5に示すように、各画素の開口が拡大してサンプリングされた状態と理論的には等価になる。したがって、CCD撮像素子13における各画素の開口率が100%であると仮定し、光学ローパスフィルタ12による分解幅P1とCCD撮像素子13の画素ピッチP2とが等しいとすると、図4において斜め方向に隣接する4つの緑色受光画素41,42,43,44の画素開口は、仮想的に2倍の200%に拡大されることになる。
【0030】
図6は光学ローパスフィルタ12の作用によって仮想的に拡大された画素開口の概念を示す図であり、図4における4つの緑色受光画素41,42,43,44の2倍に拡大された画素開口41a,42a,43a,44aを示している。図6に示すように、画素開口41,42,43,44が2倍に拡大されると、斜め方向に互いに隣接する画素開口は、開口面積の1/4ずつが重なり合った状態となる。換言すれば、斜め方向に最近接する2つの緑色受光画素は、互いに画素開口が1/4重複した状態となる。
【0031】
したがって、上記構成のCCD撮像素子13からは、斜め方向に互いに重複した画素開口によって検出されたG信号が出力されることになる。そして本実施形態では、上記のように画素開口が互いに重複した状態で検出されるG信号の性質を考慮して、G信号の補間処理が行われる。
【0032】
図7はG信号補間部21における詳細構成の一例を示す図である。このG信号補間部21は、画素抽出部211と関数設定部212と演算部213とを備えて構成され、例えば、緑色受光画素によって構成される緑色画像信号から、図4に示すように、斜め方向に最近接する2つの画素42,43を含み、同一直線上に位置する4つの緑色受光画素41,42,43,44を抽出し、これらのG信号に基づいて、4つの緑色受光画素41,42,43,44の中心位置に位置する補間緑色画素の緑色信号値を算出する。
【0033】
画素抽出部211は、例えば緑色受光画素によって構成される緑色画像信号から、図4に示すように斜め方向に最近接する2つの画素42,43を抽出し、さらに、画素42,43と同一直線上に存在する連なった緑色受光画素41,44を抽出する。
【0034】
関数設定部212は、画素41〜44の各画素が受光する照度分布を近似した関数を決定する。以下、この処理の詳細について説明する。
【0035】
図8は、4つの画素41〜44の連なった方向に対する1次元的な照度分布を仮定した場合の図であり、X方向はCCD撮像素子13において4画素が連なった方向(すなわち斜め方向)を示し、Z方向はCCD撮像素子13の受光面においてX方向に垂直な方向を示す。また、Y方向は照度成分を示している。
【0036】
ここで、照度分布関数f(x)を3次関数で定義すると、
【0037】
【数1】
【0038】
のように表される。ただし、a,b,c,dは照度分布を規定する係数である。また、4画素のうちの各画素の開口中心位置をX=Xciとし、開口両端位置をX=Xsi,Xeiとすると、画素開口を定義する関数g(x)は、
【0039】
【数2】
【0040】
のように表される。
【0041】
ここで画素開口中心位置Xciの画素からの出力信号Liは、画素開口での平均照度に比例するため、照度分布と開口幅の積をX軸方向に沿って積分し、それを開口面積で除算することによって求められる。すなわち、G信号Liは、
【0042】
【数3】
【0043】
によって求められる。ただし、数3の式において、kは照度を信号値に換算する比例定数であり、CCD撮像素子13の特性によって決定される値である。
【0044】
そして数1及び数2の式を数3の式に代入し、さらに照度分布を規定する各係数について整理すると、上記数3の式は、
【0045】
【数4】
【0046】
のように表される。数4の式において、kはCCD撮像素子13の特性から既知であり、Xei,Xci,Xsiのそれぞれは、光学ローパスフィルタ12の特性とCCD撮像素子13の画素配置との関係から予め求めておくことができる。さらに、G信号Liは画素開口中心位置Xciの画素からの出力信号によって決定される。したがって、数4の式における未知数は、照度分布を規定する係数a,b,c,dである。
【0047】
図9はX方向に隣接する画素間で画素開口が1/4ずつ重複した4画素分の画素開口41a,42a,43a,44aを示す図であり、画素開口中心位置がXciである画素開口42aについては上記数4のような関係式が成立することになる。そして上記のような演算を、画素開口中心位置がXci-1となる画素開口41aから画素開口中心位置がXci+2となる画素開口41dまでの連なる4画素の各々について実施すると、照度分布を規定する係数a,b,c,dに関する4元連立方程式となる。
【0048】
そしてその4元連立方程式を解くことにより、照度分布を規定する各係数a,b,c,dが決定される。このとき、画素開口中心位置Xci-1の画素からの出力信号をLi-1とし、画素開口中心位置Xci+1の画素からの出力信号をLi+1とし、さらに画素開口中心位置Xci+2の画素からの出力信号をLi+2とすると、各係数a,b,c,dは、Li-1,Li,Li+1,Li+2の一次式で定義されることになる。
【0049】
そしてG信号補間部21における関数設定部212には上記のような処理概念が適用され、画素抽出部211にて抽出された4画素41,42,43,44のそれぞれから得られるG信号Li-1,Li,Li+1,Li+2に基づいて、照度分布を規定する各係数a,b,c,dを求め、照度分布関数f(x)を求める。
【0050】
次に、演算部213は、図9に斜線領域として示すように、抽出された4画素に対応する画素開口41a,42a,43a,44aの中心位置にある補間対象画素(すなわち補間緑色画素)45の信号値を求める。具体的には、補間対象画素45のG信号をIiとすると、補間対象画素の開口率が100%相当となるように積分区間をXci〜Xeiに設定することにより、G信号Iiを求めることができる(図8参照)。つまり、
【0051】
【数5】
【0052】
によって補間対象画素45のG信号値Iiが求められる。数5の式において、kはCCD撮像素子13の特性によって既知であり、Xei,Xci,Xsiのそれぞれは、光学ローパスフィルタ12の特性とCCD撮像素子13の画素配置との関係から予め求めておくことができる。また、画素開口を定義する関数g(x)も予め設定しておくことができる。このため、数5の式により、補間対象画素45のG信号値Iiはa,b,c,dの一次式で定義されることとなり、関数設定部212において求められた照度分布を規定する各係数a,b,c,dを数5に代入することにより、補間対象画素45のG信号値Iiが求められる。その結果、演算部213からは欠落画素に対応した補間対象画素45のG信号値Iiが出力される。
【0053】
G信号補間部21が上記の補間演算をG信号の欠落部分に対して繰り返し実行することにより、欠落画素が補間されたG信号補間画像が出力されることになる。
【0054】
次に、図10はG信号補間部21における詳細構成の他の例を示す図であり、図7とは異なる構成を示している。このG信号補間部21は、画素抽出部215とメモリ216と演算部217とを備えている。なお、画素抽出部215は、図7における画素抽出部211と同様の機能を示すものである。
【0055】
上記数5の式において、補間対象画素45のG信号値Iiは、係数a,b,c,dの一次式で定義される。また、係数a,b,c,dは、斜め方向に連なった4画素41,42,43,44によって検出されたG信号Li-1,Li,Li+1,Li+2の一次式で定義される。したがって、上記数5の式を変形すれば、
【0056】
【数6】
【0057】
として表すことができる。ここで、係数p,q,r,sは、斜め方向(X方向)に関するXci-1,Xci,Xci+1,Xci+2,Xsi-1,Xei-1等の合計12個の位置座標の多項式で定義される。CCD撮像素子13では各画素は等間隔に配列されており、同一素子上では斜めに連なる何れの4画素においても位置関係は等しい。このため数6の式における係数p,q,r,sは、CCD撮像素子13及び光学ローパスフィルタ12によって定まる定数である。
【0058】
そこで、図10のG信号補間部21では、予め数6の式における係数p,q,r,sが求められ、それがメモリ216に格納される。
【0059】
そして演算部217は、斜め方向に連なる4つの緑色受光画素41,42,43,44(図4参照)についてのG信号Li-1,Li,Li+1,Li+2を画素抽出部215から入力するとともに、メモリ216から係数p,q,r,sを入力する。そして、上記数6の式に基づく4画素のフィルタ演算を行うことで、補間対象画素45のG信号値Iiを求める。そしてG信号補間部21が、斜め方向に連なる4画素のG信号に基づいて上記の補間演算(フィルタ演算)を繰り返し実行することにより、欠落画素が補間されたG信号補間画像が出力されることになる。
【0060】
次に、図10のG信号補間部21において上記とは異なる補間演算を行う場合を説明する。各緑色受光画素から得られる信号値は、照度分布関数f(x)を積分して平均化したものであるので、積分区間(すなわち開口面積)が広くなるほど、G信号の鮮鋭度は低くなる。例えば、数5の式において積分区間はXci〜Xeiとなっているが、これよりも積分区間が狭くなると、各画素の開口率は100%よりも小さくなり、G信号の鮮鋭度が増す。そして、補間対象画素の中心位置の座標Xiを照度分布関数f(x)に代入すると、その中心位置での像面照度が求められるので、G信号の鮮鋭度を最大限に設定することができる。
【0061】
そこで、鮮鋭度の高いG信号補間画像を取得したい場合には、補間対象画素のG信号値Iiを、
【0062】
【数7】
【0063】
によって求めることができる。ただし、Xiは、図9における補間対象画素45の中心位置を示す座標値である。数7の式におけるG信号値Iiも係数a,b,c,dの一次式で定義されるので、この場合でも数6の式の場合と同様に、各G信号Li-1,Li,Li+1,Li+2に関する係数を予めメモリ216に格納しておくことで、効率的にG信号の補間演算を実行することができる。そして、この場合、G信号補間部21において鮮鋭度の高いG信号補間画像が生成される。
【0064】
上記図7又は図10に示す構成のG信号補間部21によって、斜めに連なる4画素の全ての組み合わせについて上記補間演算が行われる結果、図11に示すように斜線部分の位置を中心とする補間画素が生成され、水平方向H及び垂直方向Vに対して格子点の揃ったG信号補間画像が生成される。G信号補間画像における補間画素の中心位置は、元のCCD撮像素子13における画素(図11においてR,G,Bを付した画素)の中心位置から半画素分ずれた位置にあるとともに、上記補間演算により、補間画素の開口率が補正された状態(つまり、ほぼ100%)となっている。
【0065】
このため、図12に示すように、赤色画像信号に含まれる1個の赤色受光画素46に注目すると、赤色受光画素46は光学ローパスフィルタ12の作用によって開口率が仮想的に200%に拡大された状態にあるのに対し、その周辺のG信号補間画像における補間画素47は開口率が100%となっている。
【0066】
したがって、図12に示す各画素の位置関係を画素開口として表現すると、図13に示すような状態となり、赤色受光画素46の画素開口46a内に、各補間画素47の画素開口47aが含まれるような状態となる。これにより、補間画素47と、赤色受光画素46との位置関係に関する整合性が高くなる。
【0067】
R信号補間部22において、R信号とG信号との差分を算出して色差成分Crが求められるが、この場合、R信号から、4つの補間画素47について求められたG信号値Iiの平均値を差分するようにすれば、画像平面内の同一位置における信号から色差成分Crを求めることができるので、色差成分Crを高い精度で算出することが可能になる。
【0068】
また、R信号補間部22では、サンプリング周波数の低い赤色画像信号に対して、サンプリング周波数の高い緑色画像信号の高域成分が付加されるため、色差成分Crを求めて、R信号補間画像を生成する場合に好適である。
【0069】
さらに、R信号だけでなく、B信号についても同様であり、本実施形態において説明したG信号の補間処理を行うことにより、R信号補間部22及びB信号補間部23のそれぞれにおいて、R信号及びB信号の補間処理を行う際にも精度の高い補間処理が可能になる。
【0070】
なお、G信号補間部21の構成として図7と図10との2種類の構成を説明したが、いずれの構成を採用してもよい。ただし、図10に示すG信号補間部21のように、予め数6の式における係数p,q,r,sを求めておき、それをメモリ216に格納しておくことで、図7の構成に比べてG信号の補間演算をより効率的に行うことができる。
【0071】
以上のように、本実施形態における撮像装置1では、図14に示すような処理手順で画像処理が進められ、ベイヤ配列を有するCCD撮像素子13から出力される緑色画像信号の補間処理を行うように構成されている。すなわち、緑色画像信号の補間処理の際には、斜め方向に最近接する2個の緑色受光画素を含み、その2個の緑色受光画素と同一方向に存在する合計n個(ただし、上記説明ではn=4)の連なった緑色受光画素を抽出し(ステップS1)、その4個の緑色受光画素が受光する緑色画像の照度分布が求められる(ステップS2)。この照度分布は(n−1)次関数(ただし、上記説明では3次関数)で近似され、その3次関数に基づいて、4個の緑色受光画素の中心に位置する補間緑色画素(補間対象画素)の信号値が導出される(ステップS3)。以上のステップによって緑色信号の補間処理が実行されるように構成されている。
【0072】
このため、撮像装置1に採用される補間方法では、斜め方向に並ぶ、互いに近い位置にある画素列で補間処理が行われ、補間対象画素の信号値を求めるための元画素の距離は、画素ピッチP2の1/√2となる。よって、極大と極小とがほぼ1画素ピッチに等しい間隔となる高周波縞模様等を撮影する場合であっても、正確にその縞模様を再現することができ、高周波模様の再現性に優れ、補間エラーを少なくすることができる。
【0073】
また、本実施形態の補間方法は、補間対象画素の信号値を求めるために緑色画像信号において参照する参照領域や参照画素数が従来に比べて少ないので、G信号補間部21における演算量が少なくなり、効率的にG信号補間画像を求めることができる。同時に、回路規模を小さくすることができ、撮像装置1の小型化やコスト低減を図ることができる。
【0074】
さらに、上述した補間方法では、4個の緑色受光画素の各々に関し、照度分布を画素開口で積分した値が各緑色受光画素での信号値となるように、照度分布を規定する3次関数を設定するので、実際の光電変換に適合した照度分布を設定することができ、G信号の補間処理を高精度に行うことができる。
【0075】
また、照度分布関数を設定する際、画素開口は、光学ローパスフィルタ12により仮想的に拡大された領域に適合するように設定されるため、CCD撮像素子13の各画素が受光する照度分布を正確に再現することができる。
【0076】
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施形態では、デジタルカメラ等の撮像装置と、コンピュータ等の画像処理装置とが互いに電気的に接続された画像処理システムにおいて、画像処理装置側で緑色信号の補間処理を行う場合を例示する。
【0077】
図15は画像処理システム100の概略構成を示す図であり、撮像装置1aは内部にベイヤ配列を有するCCD撮像素子が設けられる。撮像装置1aは、一般的なコンピュータ等で構成される画像処理装置5に対し、CCD撮像素子で撮影して得られるRAW画像データを出力するように構成される。
【0078】
画像処理装置5は、画像信号の補間処理を含む各種データ処理を行うデータ処理部51、データ処理部の制御によって画像表示を行う表示部52、及びユーザが操作入力を行う操作部53を備える。さらに、データ処理部51は、所定のプログラムを実行することにより補間演算等の各種データ処理を実行するCPU511と、CPU511におけるデータ処理の際に一時的なデータや画像信号等を格納するメモリ512と、CPU511が実行するプログラムや補間処理の施された補間画像信号等を記憶する、磁気ディスク装置等で構成される記憶部513と、撮像装置1aとデータ通信を行うための通信インタフェース(通信I/F)514と、CD−R等の記録媒体9に対してデータを記録したり、また記録媒体9に記録されたプログラム等を読み取って記憶部513にインストールするための入出力部515とを備えて構成される。
【0079】
CPU511は記憶部513に記憶される画像補間処理プログラムを読み出し、それを実行することによって、撮像装置1aから入力するRAW画像データに対して補間処理を行う機能を画像処理装置5において実現する。ただし、CPU511は記録媒体9から直接的に画像補間処理プログラムを読み出し、それを実行するようにしてもよい。以下に、画像処理装置5における処理を説明する。
【0080】
図16は画像処理装置5において実現される機能を示す図である。画像処理装置5は撮像装置1aからRAW画像データを入力するとそれを一時的にメモリ512に格納する。データ処理部51では、CPU511の作用により、画像補間部62及び出力部63としての機能が実現される。なお、出力部63は、画像補間部62から得られる補間画像信号を、表示部52に出力して表示したり、記憶部513や記録媒体9等に出力して記録するための機能部である。
【0081】
画像補間部62は、G信号補間部621、R信号補間部622、及び、B信号補間部623として機能する。
【0082】
G信号補間部621はメモリ512から市松状に分布するG信号を抽出し、欠落画素の補間処理を行うことによってG信号補間画像を出力する。R信号補間部622は、メモリ512から赤色信号(R信号)を抽出するとともに、G信号補間部621からのG信号補間画像を入力し、これらに基づきR信号補間画像を生成して出力する。同様に、B信号補間部623は、メモリ512から青色信号(B信号)を抽出するとともに、G信号補間部621からのG信号補間画像を入力し、これらに基づきB信号補間画像を生成して出力する。
【0083】
これらのG信号補間部621、R信号補間部622、及びB信号補間部623は、それぞれ第1の実施の形態にて説明したものと同様の構成となり、かつ同様の処理が実行される。すなわち、G信号補間部621は、図7又は図10に示したG信号補間部21と同様の構成となり、同様の処理が実行される。
【0084】
これにより、画像処理装置5は、第1の実施の形態で説明したものと同様の効果を発揮する。
【0085】
ここで、画像処理装置5に接続可能な撮像装置1aが1種類しか存在しない場合には、撮像装置1aのCCD撮像素子等の特性に基づいて、G信号補間部621にて適用される積分区間や、係数等を予め設定しておけばよい。
【0086】
これに対して、CCD撮像素子の画素ピッチが異なる種類の撮像装置1aが画像処理装置5に接続されうる場合には、G信号補間部621は、撮像装置の種類に応じて、予め積分区間や係数等を複数種類記憶しておき、ユーザが操作部53から入力する撮像装置の種類に基づいて、複数種類の積分区間や係数等のうちから撮像装置1aに適合した積分区間や係数等を適用してG信号の補間処理を行うように構成される。
【0087】
このような構成により、複数種類の撮像装置からRAW画像データを入力可能な画像処理装置5においても、画像処理装置5に接続された撮像装置1aに適した補間処理を実行することが可能になる。
【0088】
なお、撮像装置の種類を指定するのではなく、撮像装置に設けられる光学ローパスフィルタやCCD撮像素子を考慮して、ユーザが直接的に各種パラメータを入力するようにしてもよい。
【0089】
<3.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
【0090】
例えば、上記実施形態では、画素の開口率をほぼ100%とし、光学ローパスフィルタ12による像の分解幅P1を画素ピッチP2に等しくなるように設定して補間処理を行う場合を例示したが、本発明はこれとは異なる場合にも適用可能である。
【0091】
図17は画素の開口率が100%に満たない場合を例示する図であり、図のように画素71の開口率が100%に満たない場合には、光学ローパスフィルタ12の作用によって仮想的に4個の開口領域71aが形成される。この場合でも、画素71から得られるG信号値は、4個の開口領域71aのそれぞれについて照度分布関数f(x)を積分して得られる値の総和により決定される。したがって、この場合でも、上記数3の式において、4個の開口領域71aの座標に基づいて積分区間を定めるように設定すれば、上述した内容と同様の演算手法により、照度分布関数f(x)の各係数を決定することが可能である。
【0092】
また、光学ローパスフィルタ12による光線の分離数が4個より多い場合であっても、同様に複数の開口領域について積分値を求め、それらの総和を求めることにより、照度分布関数f(x)の各係数を定めることができる。
【0093】
したがって、CCD撮像素子13の画素開口や光学ローパスフィルタ12の分離幅及び分離数にかかわらず、本発明を適用することは可能である。
【0094】
また、上記実施形態では、緑色画像信号において、斜め方向に連なった4画素を抽出し、照度分布関数を3次関数で設定する場合を例示したが、補間演算のために抽出する画素数は、4個に限定されるものではなく、5個以上の画素を用いて補間演算を行うようにしてもよい。5以上の画素を用いれば、照度分布関数f(x)を高い精度で求めることが可能になる。ただし、n個(ただしnは4以上の整数)の画素を用いる場合、上述した演算によって照度分布関数f(x)を決定するためには、照度分布関数f(x)は(n−1)次関数に設定されることが好ましい。
【0095】
また、n個の画素を用いて照度分布関数f(x)を設定する場合でも、n個の画素は斜め方向に連なっている必要はない。ただし、補間対象画素の信号値を高精度に求めるためには、補間対象画素と元画素との距離が近い方が好ましいので、n個の画素が斜め方向に最近接する2個の緑色受光画素を含むように設定し、その2個の緑色受光画素の中間位置における補間対象画素を補間演算によって求めることが望ましい。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1及び5に記載の発明によれば、画像信号から斜め方向に最近接する2個の緑色受光画素を含み、その2個の緑色受光画素と同一方向に存在する合計n個(ただしnは4以上の整数)の緑色受光画素を抽出し、そのn個の緑色受光画素が受光する緑色画像の照度分布を求める。そしてその照度分布から、上記斜め方向に位置する補間緑色画素の信号値を導出するので、高周波模様の再現性に優れ、補間エラーが少なく、かつ、効率的な補間演算が可能になる。
【0097】
請求項2に記載の発明によれば、補間緑色画素が、最近接する2個の緑色受光画素の中間に位置するため、補間緑色画素の信号値を高精度に求めることができる。
【0098】
請求項3に記載の発明によれば、n個の緑色受光画素の各々に関し、照度分布を画素開口で積分した値が各緑色受光画素での信号値となるように、(n−1)次関数が設定されるため、撮像素子における実際の光電変換に適合した照度分布を設定することができ、補間演算を高精度に行うことができる。
【0099】
請求項4に記載の発明によれば、画素開口は、光学ローパスフィルタにより仮想的に拡大された領域であるため、撮像素子の各画素が受光する照度分布を正確に再現することができ、補間演算を高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮像装置の主たる内部構造を示す図である。
【図2】ベイヤ配列型CCD撮像素子の受光面における画素配列を示す図である。
【図3】光学ローパスフィルタによる像の分解状態の一例を示す図である。
【図4】CCD撮像素子の画素配列の一部拡大図である。
【図5】光学ローパスフィルタの作用を示す模式図である。
【図6】光学ローパスフィルタの作用によって仮想的に拡大された画素開口の概念を示す図である。
【図7】G信号補間部における詳細構成の一例を示す図である。
【図8】斜め方向に照度分布を仮定した場合の図である。
【図9】画素開口が重複した4画素分の画素開口を示す図である。
【図10】G信号補間部における詳細構成の他の例を示す図である。
【図11】補間画素(補間対象画素)の位置を示す図である。
【図12】補間画素(補間対象画素)と赤色受光画素との位置関係を示す図である。
【図13】図12の関係を画素開口として表現した図である。
【図14】撮像装置における補間処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】画像処理システムの概略構成を示す図である。
【図16】画像処理装置において実現される機能を示す図である。
【図17】画素の開口率が100%に満たない場合を例示する図である。
【符号の説明】
1 撮像装置
5 画像処理装置
9 記録媒体
12 光学ローパスフィルタ
13 CCD撮像素子(撮像素子)
20 画像処理部
21,621 G信号補間部
22,622 R信号補間部
23,623 B信号補間部
211,215 画素抽出部
212 関数設定部
213,217 演算部
216 メモリ(記憶手段)
Claims (5)
- ベイヤ配列を有する撮像素子から出力される画像信号において緑色信号の補間処理を行う画像処理方法であって、
前記画像信号から斜め方向に最近接する2個の緑色受光画素を含み、前記2個の緑色受光画素と同一方向に存在する合計n個(ただしnは4以上の整数)の緑色受光画素を抽出する工程と、
前記n個の緑色受光画素が受光する緑色画像の照度分布を求める工程と、
前記照度分布から、前記斜め方向に位置する補間緑色画素の信号値を導出する工程と、
を有する画像処理方法。 - 請求項1に記載の画像処理方法において、
前記補間緑色画素は、前記2個の緑色受光画素の中間に位置することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1又は2に記載の画像処理方法において、
前記n個の緑色受光画素の各々に関し、前記照度分布を画素開口で積分した値が各緑色受光画素での信号値となるように、前記照度分布を(n−1)次関数として設定することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項3に記載の画像処理方法において、
前記画素開口は、光学ローパスフィルタにより仮想的に拡大された領域であることを特徴とする画像処理方法。 - ベイヤ配列を有する撮像素子から出力される画像信号において緑色信号の補間処理を行う画像処理装置であって、
前記画像信号から斜め方向に最近接する2個の緑色受光画素を含み、前記2個の緑色受光画素と同一方向に存在する合計n個(ただしnは4以上の整数)の緑色受光画素を抽出する画素抽出手段と、
前記n個の緑色受光画素が受光する緑色画像の照度分布を求める手段と、
前記照度分布から、前記斜め方向に位置する補間緑色画素の信号値を導出する演算手段と、
を備える画像処理装置。
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