JP2016158152A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016158152A
JP2016158152A JP2015035444A JP2015035444A JP2016158152A JP 2016158152 A JP2016158152 A JP 2016158152A JP 2015035444 A JP2015035444 A JP 2015035444A JP 2015035444 A JP2015035444 A JP 2015035444A JP 2016158152 A JP2016158152 A JP 2016158152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
transistor
line
circuit
frequency signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015035444A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6538369B2 (ja
Inventor
聡史 舘
Satoshi Tate
聡史 舘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lapis Semiconductor Co Ltd
Original Assignee
Lapis Semiconductor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lapis Semiconductor Co Ltd filed Critical Lapis Semiconductor Co Ltd
Priority to JP2015035444A priority Critical patent/JP6538369B2/ja
Publication of JP2016158152A publication Critical patent/JP2016158152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6538369B2 publication Critical patent/JP6538369B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

【目的】周波数信号の電圧値の変化に追従させて迅速に保護動作を開始させることが可能な半導体装置を提供することを目的とする。【構成】周波数信号を第1ラインを介して内部回路に中継するにあたり、ソース端子及びドレイン端子のうちの一方の端子が第1ラインに接続されており且つ他方の端子に接地電位が印加されている第1のトランジスタと、第1ラインの電圧を分圧した分圧電圧を第1のトランジスタのゲート端子に供給する分圧回路と、を含む電圧保護回路を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置、特に高電圧の周波数信号から回路を保護する機能を備えた半導体装置に関する。
無線通信システムでは、送信装置及び受信装置間の通信距離によって受信装置側での受信電界強度が変化する。よって、かかる通信距離が極めて小さくなる場合には、受信装置側の入力段には比較的大きな電圧値を有する搬送波信号が供給されることになり、当該搬送波信号に対して信号処理を施す回路が正常に動作しなくなるという不具合が生じる虞がある。
そこで、このような不具合を解消する為に、保護回路を備えた半導体装置が提案された(例えば特許文献1参照)。
当該保護回路は、先ず、アンテナ回路の一端を介して供給された搬送波信号を整流することにより当該搬送波信号の振幅を表す直流電圧を得て、当該直流電圧が所定電圧よりも高い、いわゆる過電圧の状態にあるか否かを検出する。この際、過電圧の状態にあることが検出された場合には、アンテナ回路の一端に接続されているトランジスタをオン状態に設定することにより、アンテナ回路の一端を接地電位に設定する。これにより、保護回路が保護動作状態となり、搬送波信号の電圧値を強制的に低下させる。一方、過電圧の状態には無いことが検出された場合には、上記トランジスタをオフ状態に設定して、この保護回路による保護動作を解除する。
特開2010−259066号公報
しかしながら、上記した保護回路の構成では、搬送波信号のような周波数信号の電圧値が非過電圧状態から過電圧状態に遷移した時点から、保護回路が実際に保護動作を開始するまでの時間が長いという問題があった。
そこで、本発明は、周波数信号の電圧値の変化に追従させて迅速に保護動作を開始させることが可能な半導体装置を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体装置は、周波数信号を第1ラインを介して内部回路に中継する半導体装置であって、前記第1ラインにソース端子及びドレイン端子のうちの一方の端子が接続されており且つ前記ソース端子及び前記ドレイン端子のうちの他方の端子に接地電位が印加されている第1のトランジスタと、前記第1ラインの電圧を分圧した分圧電圧を前記第1のトランジスタのゲート端子に供給する分圧回路と、を含む電圧保護回路を有する。
本発明では、第1ラインを介して供給された周波数信号を内部回路に中継するにあたり、以下の電圧保護回路を設けている。当該電圧保護回路は、上記した第1ラインにソース端子及びドレイン端子のうちの一方の端子が接続されており他方の端子に接地電位が印加されている第1のトランジスタと、第1ラインの電圧を分圧した分圧電圧をこの第1のトランジスタのゲート端子に供給する分圧回路と、を含む。
この電圧保護回路によれば、周波数信号の電圧値が所定の電圧値以上の高電圧になると、第1のトランジスタがオン状態となり、第1ラインからの電流が第1のトランジスタに流れ込むようになる。これにより、第1ラインを介して供給された周波数信号の振幅が小さくなり、当該周波数信号に対して信号処理を施す回路に印加される電圧が低下するので、信号処理回路を高電圧の状態から保護することが可能となる。
更に、当該電圧保護回路では、周波数信号の電圧値を分圧した分圧電圧によって直接、第1のトランジスタを制御しているので、周波数信号の振幅の変化に迅速に追従させて、周波数信号に対して電圧低下処理を開始させることが可能となる。
よって、本発明によれば、周波数信号の電圧値の変化に追従させて迅速に保護動作を開始させることが可能となる。
本発明に係る半導体装置としての信号中継部100の構成を示す回路図である。 図1に示す構成におけるアンテナ10の受信電界強度に対応した高周波信号RFの電圧値を表す図である。 信号中継部100の他の構成を示す回路図である。 図3に示す構成におけるアンテナ10の受信電界強度に対応した高周波信号AFの電圧値を表す図である。 差動回路の非反転入力端子に接続されている入力信号ライン及び反転入力端子に接続されている入力信号ラインの各々に単一のバイアス回路13(13a)を設ける場合に採用されるバイアス回路13(13a)の内部構成の一例を示す回路図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明に係る半導体装置としての信号中継部100の構成を示す回路図である。尚、図1に示される信号中継部100は、無線受信装置に形成されている高周波信号増幅用のローノイズアンプの前段に含まれているものである。
図1において、アンテナ10で受信して得られた高周波信号RFは、半導体チップに形成されている信号中継部100の入力端子を介してラインL1に供給される。
静電保護回路11は、アノード端子がラインL1に接続されており且つカソード端子に電源電圧VDDが印加されているダイオードD1と、カソード端子がラインL1に接続されており且つアノード端子に接地電位GNDが印加されているダイオードD2と、を含む。かかる構成により、静電保護回路11は、静電放電に伴い、アンテナ10を介してラインL1に流れ込む大電流を、接地ライン又は電源ライン(図示せぬ)に流し込んでこれを吸収させる。
キャパシタ12の一端にはラインL1が接続されており、このキャパシタ12の他端にはラインL2が接続されている。キャパシタ12は、アンテナ10からラインL1を介して供給された高周波信号RFの直流成分を除去した直流除去高周波信号RFQをラインL2に供給する。
バイアス回路13は、電流源G1、nチャネルMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)型のトランジスタQ1、抵抗R1及びR2を含む。電流源G1の出力端子は、抵抗R2の一端及びトランジスタQ1のドレイン端子及びゲート端子に接続されている。抵抗R2の他端はラインL2に接続されている。トランジスタQ1のソース端子には抵抗R1の一端が接続されている。抵抗R1の他端には接地電位GNDが印加されている。電流源G1は、電源電圧VDDの供給を受けて所定の定電流を生成し、この定電流を抵抗R2を介してラインL2に送出すると共に、当該定電流をトランジスタQ1のドレイン端子及びゲート端子に送出する。かかる構成により、バイアス回路13は、トランジスタQ1のドレイン端子及びゲート端子と電流源G1の出力端子との接続点に生じた電圧を、トランジスタ14を確実に動作させる為のバイアス電圧VBとして抵抗R2を介してラインL2に印加する。尚、抵抗R2は、直流除去高周波信号RFQがラインL2を介して電流源G1及びトランジスタQ1に流れ込むことを防止する為に設けられたものである。よって、抵抗R2は、直流除去高周波信号RFQによる電流源G1及びトランジスタQ1への流れ込みを防止できる程度の高抵抗値を有する。また、このような直流除去高周波信号RFQによる電流源G1及びトランジスタQ1への流れ込みを防止する為に、抵抗R2に代えてインダクタを用いるようにしても良い。尚、直流除去高周波信号RFQによるバイアス回路13への流れ込みが生じない、或いは問題とはならない場合には、電流源G1の出力端子を直接、ラインL2に接続するようにしても良い。
トランジスタ14は、例えばnチャネルMOS型のトランジスタであり、そのソース端子には接地電位GNDが印加されており、ドレイン端子は負荷抵抗15の一端及びラインL3に接続されている。負荷抵抗15の他端には電源電圧VDDが印加されている。かかる構成により、トランジスタ14は、ゲート端子に供給された直流除去高周波信号RFQを増幅した増幅高周波信号AFをラインL3を介して次段の内部回路(図示せぬ)に供給する。
すなわち、信号中継部100は、アンテナ10で受信して得られた高周波信号を、ラインL1及びキャパシタ12及びトランジスタ14を介して、次段の内部回路に中継するのである。
高電圧保護回路20は、抵抗21及び22を含む分圧回路と、nチャネルMOS型のトランジスタであるトランジスタ23と、を有する。抵抗21の一端はラインL1に接続されており、抵抗21の他端はトランジスタ23のゲート端子及び抵抗22の一端に接続されている。抵抗22の他端には接地電位GNDが印加されている。トランジスタ23のドレイン端子はラインL1に接続されており、ソース端子には接地電位GNDが印加されている。
かかる構成により、高電圧保護回路20のトランジスタ23のゲート端子には、高周波信号RFの電圧値を分圧回路(21及び22)によって分圧して得られた分圧電圧DVが供給される。トランジスタ23は、当該分圧電圧DVの電圧値が、自身の閾値電圧Vthよりも低い場合にはオフ状態となる。一方、当該分圧電圧DVの電圧値が閾値電圧Vth以上となる場合には、トランジスタ23はオン状態となり、ラインL1から接地ラインに向けて電流を流す。これにより、高電圧保護回路20は、ラインL1の電圧値、つまり信号中継部100に入力された高周波信号RFの電圧値を低下させる(電圧低下処理)。
以下に、高電圧保護回路20の動作について、図2を参照しつつ説明する。尚、図2において、破線Hは、高電圧保護回路20が設けられていない場合における、アンテナ10の受信電界強度に対応した高周波信号RFの電圧値を表している。また、実線Jは、高電圧保護回路20が設けられている場合における、アンテナ10の受信電界強度に対応した高周波信号RFの電圧値を表している。
先ず、図2に示すように、受信電界強度が強度Y1よりも低い場合、つまりアンテナ10を介してラインL1に供給された高周波信号RFの電圧値が図2に示す電圧値V1よりも低い場合には、高電圧保護回路20のトランジスタ23はオフ状態となる。よって、この際、高電圧保護回路20による電圧低下処理は実施されず、図2の実線Jにて示すように、受信電界強度に対応した電圧値を有する高周波信号RFが、そのまま直流除去高周波信号RFQとしてラインL2を介してトランジスタ14のゲート端子に供給される。
一方、受信電界強度が強度Y1以上となる場合、つまり高周波信号RFの電圧値が電圧値V1以上となる場合には、高電圧保護回路20のトランジスタ23がオン状態となり、高電圧保護回路20において電圧低下処理が実施される。これにより、トランジスタ23を介してラインL1から接地ラインに電流が流れ込み、ラインL1の電圧値、つまり高周波信号RFの電圧値が低下する。よって、図2の実線Jに示すように、高周波信号RFの電圧値が電圧値V1以上となる場合には、高電圧保護回路20が設けられていない場合での高周波信号RFの電圧値(破線Hにて示す)に比べて、高周波信号RFの電圧値が低くなる。つまり、高周波信号RFの電圧値が電圧値V1以上の高電圧となる場合には、高電圧保護回路20を設けていない場合に比べてトランジスタ14のゲート端子に印加される電圧値が低くなるのである。
ここで、nチャネルMOS型のトランジスタでは、ドレイン電圧又はゲート電圧が高くなると、その高電界によってエネルギーを得た電子、いわゆるホットキャリアがゲート絶縁膜に飛び込む場合がある。この際、閾値電圧Vthの変動及び相互コンダクタンスGmの低下等の特性劣化、いわゆるホットキャリア劣化が生じる。
そこで、高電圧保護回路20では、高周波信号RFの電圧値が電圧値V1以上の高電圧となる場合には、その電圧値を低下させる電圧低下処理を実行するようにしている。これにより、高周波信号RFの振幅が小さくなり、nチャネルMOS型のトランジスタ14のゲート端子に供給される電圧値が低下するので、当該トランジスタ14をホットキャリア劣化から保護することが可能となる。
更に、高電圧保護回路20では、ラインL1にて伝送される高周波信号RFの電圧値を分圧した分圧電圧DVを直接、トランジスタ23のゲート端子に供給することにより、当該トランジスタ23を制御するようにしている。
よって、高電圧保護回路20によれば、周波数信号を整流回路によって直流化した直流電圧に応じて当該周波数信号に対して電圧低下処理を施すようにした従来の保護回路に比べて、迅速に電圧低下処理を開始させることが可能となる。
図3は、図1に示される信号中継部100の他の構成を示す回路図である。尚、図3に示す構成では、図1に示される構成に新たに検波回路16を設けると共に、バイアス回路13に代えてバイアス回路13aを採用した点を除く他の構成は、図1に示すものと同一である。また、当該バイアス回路13aにおいては、図1に示す電流源G1に代えて可変電流源GC1を採用した点を除く他の構成は、図1に示すものと同一である。
検波回路16は、トランジスタ14が出力した増幅高周波信号AFの振幅を検出し、当該振幅に対応した電圧値を有するバイアス調整信号BCを可変電流源GC1に供給する。
可変電流源GC1は、電源電圧VDDの供給を受けて、上記バイアス調整信号BCの電圧値が高いほど小なる電流量の電流を生成して、ラインL2、及びトランジスタQ1のドレイン端子及びゲート端子に送出する。
よって、バイアス回路13aは、増幅高周波信号AFの振幅が大きいほど低くなる電圧値を有するバイアス電圧VBを、ラインL2を介してトランジスタ14のゲート端子に印加する。従って、増幅高周波信号AFの振幅が大なる場合には小なる場合に比べて、バイアス電圧VBが小さくなり、トランジスタ14の利得が低下する。これにより、トランジスタ14のドレイン電圧として取り得る電圧値の限度値、つまり増幅高周波信号AFの振幅の最大値を設定することが可能となる。
すなわち、この際、検波回路16は、増幅高周波信号AFの振幅が所定の基準振幅より大となった場合に、その振幅の大きさに対応した電圧値を有するバイアス調整信号BCを可変電流源GC1に供給する。これにより、バイアス回路13a及び検波回路16は、増幅高周波信号AFの振幅の最大値が所定値を超えないように振幅制限を施す、いわゆるリミッタとして動作する。
よって、検波回路16において、上記した基準振幅を、トランジスタ14でホットキャリア劣化が生じる虞が無い電圧値として取り得る最大の電圧値に設定すれば、トランジスタ14をホットキャリア劣化から保護することができる。
以下に、かかる点に鑑みて為された、図3に示される構成による保護動作について図4を参照しつつ説明する。尚、図4において、破線Hは、高電圧保護回路20及び検波回路16が設けられていない場合における、アンテナ10の受信電界強度に対応した高周波信号AFの電圧値を表している。また、実線Jは、高電圧保護回路20及び検波回路16が設けられている場合における、アンテナ10の受信電界強度に対応した高周波信号AFの電圧値を表している。
先ず、図4に示すように、受信電界強度が強度Y1よりも低い場合、つまりアンテナ10を介してラインL1に供給された高周波信号RFの電圧値が電圧値V1よりも低い場合には、高電圧保護回路20のトランジスタ23はオフ状態となる。よって、この際、高電圧保護回路20による電圧低下処理は実施されず、図4の実線Jにて示すように、受信電界強度に対応した電圧値を有する高周波信号RFが、そのまま直流除去高周波信号RFQとしてラインL2を介してトランジスタ14のゲート端子に供給される。
ここで、受信電界強度が強度Y1以上となる場合、つまり図4に示すように高周波信号RFの電圧値が電圧値V1以上となる場合には、高電圧保護回路20のトランジスタ23がオン状態となり、高電圧保護回路20において電圧低下処理が実施される。これにより、トランジスタ23を介してラインL1から接地ラインに電流が流れ込むようになり、ラインL1の電圧値、つまり高周波信号RFの電圧値が低下する。よって、図4の実線Jに示すように、高周波信号RFの電圧値が電圧値V1以上となる場合には、高電圧保護回路20が設けられていない場合での高周波信号RFの電圧値(破線Hにて示す)に比べて、高周波信号RFの電圧値が低くなる。従って、高周波信号RFの電圧値が電圧値V1以上の高電圧となる場合には、高電圧保護回路20を設けていない場合に比べて、トランジスタ14のゲート端子に印加される電圧値が低くなる。これにより、nチャネルMOS型のトランジスタ14のゲート端子に供給される電圧値が低下するので、当該トランジスタ14をホットキャリア劣化から保護することが可能となる。
そして、受信電界強度が強度Y1よりも大きい強度Y2以上、つまり高周波信号RFの電圧値が図4に示す電圧値V2以上になると、検波回路16が、バイアス電圧VBの電圧値を低下させるバイアス調整信号BCをバイアス回路13aに供給する。これにより、バイアス回路13aによるリミッタ処理が実施され、図4に示すように、受信電界強度の増大に拘わらず高周波信号RFの電圧値が電圧値V2に維持される。尚、電圧値V2とは、トランジスタ14においてホットキャリア劣化が生じる虞が無いゲート電圧値の最大値である。
よって、トランジスタ14のドレイン端子に印加される電圧値は、トランジスタ14でホットキャリア劣化が生じる虞が無い電圧値の最大値(V2)に制限されるので、当該ホットキャリア劣化を抑制することが可能となる。
尚、図3に示す実施例では、バイアス回路13a及び検波回路16と共に、高電圧保護回路20が設けられているが、高電圧保護回路20を設けずにバイアス回路13a及び検波回路16だけでも、ホットキャリア劣化を抑制することが可能である。
また、図1及び図3では、入力信号が1系統の増幅器であるトランジスタ14をホットキャリア劣化から保護する場合の構成の一例を示しているが、入力信号が2系統となる差動回路をホットキャリア劣化から保護する場合にも同様に適用可能である。要するに、この際、差動回路の非反転入力端子に接続されている入力信号ライン、及び反転入力端子に接続されている入力信号ラインの各々に、高電圧保護回路20、バイアス電圧回路13(13a)及び検波回路16を設けるのである。尚、バイアス電圧回路13(13a)及び検波回路16については、夫々単一のバイアス電圧回路13(13a)及び検波回路16を、差動回路の非反転入力端子に接続されている入力信号ライン、及び反転入力端子に接続されている入力信号ラインの各々に共通に接続するようにしても良い。ただし、この際、バイアス電圧回路13(13a)に代えて図5に示されるバイアス電圧回路13Xを採用する。
図5に示すように、バイアス回路13Xは、抵抗R3を新たに設けた点を除く他の構は、図1又は図3に示す構成と同一である。バイアス回路13Xでは、抵抗R2の一端が電流源G1(GC1)の出力端子と、トランジスタQ1のドレイン端子及びゲート端子とに接続されており、抵抗R2の他端が、差動回路の非反転入力端子に接続されたラインL2aに接続されている。バイアス回路13Xでは、抵抗R3の一端が電流源G1(GC1)の出力端子と、トランジスタQ1のドレイン端子及びゲート端子とに接続されており、当該抵抗R3の他端が、差動回路の反転入力端子に接続されたラインL2bに接続されている。すなわち、夫々単一の電流源G1(GC1)及びトランジスタQ1によって生成されたバイアス電圧VBが、差動回路の非反転入力端子に接続されたラインL2aと、この差動回路の反転入力端子に接続されたラインL2bとに印加されるのである。
また、図1及び図3に示す構成では、トランジスタ14による増幅回路としてソース接地回路を採用しているが、ゲート接地回路を採用しても良い。
また、図3に示す構成では、トランジスタ14のドレイン端子に検波回路16を接続するようにしているが、当該トランジスタ14のドレイン端子及びラインL3間に複数のトランジスタがカスコード接続される場合には、ラインL3に接続されるトランジスタのドレイン端子に検波回路16を接続する。
尚、図1及び図3に示す実施例では、無線受信装置に設けられているローノイズアンプの前段に高電圧保護回路20を含む信号中継部100を設けた場合の構成を示しているが、これを無線受信装置以外の信号処理装置内に設けるようにしても良い。つまり、信号中継部100としては、アンテナから送出された高周波信号のみならず、各種の周波数を有する周波数信号を入力対象としても良いのである。
また、図1及び図3に示す実施例では、高電圧保護回路20における保護対象を、直流除去高周波信号RFQの増幅を行うトランジスタ14としているが、増幅用のトランジスタ以外の回路素子又は信号処理回路を保護対象としても良い。
また、図1及び図3に示す実施例では、高電圧保護回路20のトランジスタ23としてnチャネルMOS型を採用しているが、pチャネルMOS型のトランジスタを用いるようにしても良い。尚、トランジスタ23としてpチャネルMOS型のトランジスタを用いた場合には、トランジスタ23のソース端子をラインL1に接続し、ドレイン端子に接地電位GNDを印加する。
要するに、信号中継部100としては、周波数信号を第1ライン(L1)を介して内部回路に中継するにあたり、以下の第1のトランジスタ(23)と、分圧回路(21、22)と、を含む電圧保護回路(20)を含むものであれば良いのである。すなわち、第1のトランジスタは、ソース端子及びドレイン端子のうちの一方の端子が第1ラインに接続されており、且つソース端子及びドレイン端子のうちの他方の端子に接地電位が印加されている。分圧回路は、第1ラインの電圧を分圧した分圧電圧(DV)を第1のトランジスタのゲート端子に供給する。
かかる構成により、周波数信号の電圧値が所定の電圧値以上の高電圧となる場合には、第1のトランジスタがオン状態となり、第1ラインを介して供給された周波数信号の振幅が小さくなる。これにより、当該周波数信号に対して信号処理を施す回路に印加される電圧が低下するので、信号処理用の回路を高電圧の状態から保護することが可能となる。
12 キャパシタ
13、13a バイアス回路
14、23 トランジスタ
15、21、22 抵抗
16 検波回路
20 高電圧保護回路

Claims (6)

  1. 周波数信号を第1ラインを介して内部回路に中継する半導体装置であって、
    前記第1ラインにソース端子及びドレイン端子のうちの一方の端子が接続されており且つ前記ソース端子及び前記ドレイン端子のうちの他方の端子に接地電位が印加されている第1のトランジスタと、
    前記第1ラインの電圧を分圧した分圧電圧を前記第1のトランジスタのゲート端子に供給する分圧回路と、を含む電圧保護回路を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記分圧回路は、前記第1ラインに一端が接続されており他端が前記第1のトランジスタの前記ゲート端子に接続されている第1の抵抗と、前記接地電位が一端に印加されており他端に前記第1の抵抗の前記他端が接続されている第2の抵抗と、を有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1ラインに一端が接続されており、前記周波数信号から直流成分を除去した直流除去周波数信号を第2ラインに供給するキャパシタと、
    前記第2ラインにバイアス電圧を供給するバイアス回路と、
    前記第2ラインに供給された前記直流除去周波数信号を増幅した増幅周波数信号を前記内部回路に供給する第2のトランジスタと、を有することを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 前記増幅周波数信号の振幅を検出して前記振幅に対応した電圧値を有するバイアス調整信号を生成して前記バイアス回路に供給する検波回路を含み、
    前記バイアス回路は、前記バイアス調整信号の電圧値が大きいほど前記バイアス電圧の電圧値を低下させることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記検波回路は、前記振幅が基準振幅より大となった場合に前記バイアス調整信号を前記バイアス回路に供給することを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記バイアス回路は、
    前記バイアス調整信号の電圧値が大きいほど小なる電流量の電流を生成して出力端子から送出する電流源と、
    前記出力端子及び前記第2ラインにドレイン端子及びゲート端子が接続されている第3のトランジスタと、
    前記第3のトランジスタのソース端子に一端が接続されており且つ他端に接地電位が印加されている抵抗と、を含み、
    前記第3のトランジスタの前記ドレイン端子及び前記ゲート端子と前記出力端子との接続点に生じた電圧を前記バイアス電圧として生成することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1に記載の半導体装置。
JP2015035444A 2015-02-25 2015-02-25 半導体装置 Active JP6538369B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015035444A JP6538369B2 (ja) 2015-02-25 2015-02-25 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015035444A JP6538369B2 (ja) 2015-02-25 2015-02-25 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016158152A true JP2016158152A (ja) 2016-09-01
JP6538369B2 JP6538369B2 (ja) 2019-07-03

Family

ID=56826572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015035444A Active JP6538369B2 (ja) 2015-02-25 2015-02-25 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6538369B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56149808A (en) * 1980-04-22 1981-11-19 Sharp Corp Automatic gain controller of receiver
JPH03280569A (ja) * 1990-03-29 1991-12-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体装置の入力回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56149808A (en) * 1980-04-22 1981-11-19 Sharp Corp Automatic gain controller of receiver
JPH03280569A (ja) * 1990-03-29 1991-12-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体装置の入力回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP6538369B2 (ja) 2019-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9219518B1 (en) Radio frequency tranceiver front-end device
US8994454B2 (en) Amplifier circuit
US9166530B2 (en) Low noise amplifier and receiver
US9184716B2 (en) Low noise amplifier and receiver
US9337778B2 (en) Adaptive bias circuit and power amplifier
EP3799302B1 (en) Breakdown protection circuit for power amplifier
US8674767B2 (en) Body biasing device and operational amplifier thereof
CN108141185B (zh) 包括限幅的放大装置
US9531372B1 (en) Driver with transformer feedback
US8643427B2 (en) Switching device
JP2008103889A (ja) 低雑音増幅器
US10187024B2 (en) Input feed-forward technique for class AB amplifier
JP6538369B2 (ja) 半導体装置
US20230082905A1 (en) Radio frequency power amplifier
US11601100B2 (en) Radio frequency circuit
US10291186B2 (en) Amplifier for contorlling output range and multi-stage amplification device using the same
EP3721554B1 (en) An active limiting system
JP2020107921A (ja) 高周波電力増幅器
US12095426B2 (en) Amplifier and signal processing apparatus
EP2806569B1 (en) Load-connection-state detection circuit
US8222960B2 (en) RF power amplifier
US20230055295A1 (en) Low-noise amplifier (lna) with high power supply rejection ratio (psrr)
US10784776B2 (en) Self-boost isolation device
JP6747031B2 (ja) 増幅器
JP6386573B2 (ja) 出力電力制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6538369

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150