JP2016157995A - Fm受信装置、fm受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】FM検波した信号の品質を改善する技術を提供する。【解決手段】直交検波部12は、ローカル発振器28から出力されたローカル発振信号によって、FM信号を直交検波してベースバンド信号を出力する。第1低減部30、第2低減部32は、ベースバンド信号に含まれた直流成分を低減する。補正部34は、ベースバンド信号を、IQ平面上において極座標の原点を中心とするように補正することにより直流成分を再生する。FM検波部24は、補正したベースバンド信号をFM検波して、検波信号を生成する。加算部62は、検波信号を平滑しオフセットを加える。AFC部66は、平滑されオフセットを加えられた検波信号をもとに、ローカル発振信号の周波数を制御するための制御信号を生成し、ローカル発振器28へ制御信号をフィードバックする。【選択図】図1

Description

本発明は、受信技術に関し、特にFM信号を受信するFM受信装置、FM受信方法に関する。
ダイレクト・コンバージョン方式のFM(Frequency Modulation)受信機は、直交検波によってRF信号をベースバンド信号に変換してから、ベースバンド信号をアンプにて増幅する。アンプによって不要な直流成分が出力されるので、FM受信機は、カップリングコンデンサにて、ベースバンド信号に含まれた直流成分を低減する。さらに、FM受信機は、直流成分が低減されたベースバンド信号をFM検波する(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−16349号公報
ダイレクト・コンバージョン方式のFM受信機がカップリングコンデンサを備える場合、アンプによる不要な直流成分が低減されるだけではなく、ベースバンド信号の直流成分や低周波成分も低減されることがある。そのような低減によって、FM検波後に歪み成分が発生する。また、無変調の信号を受信し、さらに受信信号の周波数がローカル発振信号の周波数と同一である場合、ベースバンド信号は直流成分のみになるので、カップリングコンデンサにおいてすべての信号がカットされてしまう。その結果、アンテナで受信されるノイズや内部で発生するノイズだけが、FM検波されるので、FM検波後の信号がノイズだけになってしまう。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、FM検波した信号の品質を改善する技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のFM受信装置は、ローカル発振信号を出力するローカル発振器と、ローカル発振器から出力されたローカル発振信号によって、FM信号を直交検波してベースバンド信号を出力する直交検波器と、直交検波器から出力されたベースバンド信号に含まれた直流成分を低減する低減部と、ベースバンド信号を、IQ平面上において極座標の原点を中心とするように補正することにより直流成分を再生する補正部と、補正部において補正したベースバンド信号をFM検波して、検波信号を生成するFM検波部と、FM検波部において生成した検波信号を平滑しオフセットを加える加算部と、平滑されオフセットを加えられた検波信号をもとに、ローカル発振信号の周波数を制御するための制御信号を生成し、ローカル発振器へ制御信号をフィードバックするAFC部と、を備える。
本発明の別の態様は、FM受信方法である。この方法は、ローカル発振器から出力されたローカル発振信号によって、FM信号を直交検波して、ベースバンド信号を出力するステップと、ベースバンド信号に含まれた直流成分を低減するステップと、ベースバンド信号を、IQ平面上において極座標の原点を中心とするように補正することにより直流成分を再生するステップと、補正ベースバンド信号をFM検波して、検波信号を生成するステップと、生成した検波信号を平滑してオフセットを加えるステップと、平滑されオフセットを加えられた検波信号をもとに、ローカル発振信号の周波数を制御するための制御信号を生成し、ローカル発振器へ制御信号をフィードバックするステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、FM検波した信号の品質を改善できる。
本発明の実施例1に係る受信装置の構成を示す図である。 図1のDC補正値検出部の構成を示す図である。 図2の位相判定部において規定される複数の領域を示す図である。 図1の受信装置に対する送信信号の送信スペクトルを示す図である。 図1の第1低減部、第2低減部から出力されるベースバンド信号の直交検波スペクトルを示す図である。 図4、図5における送信信号、ベースバンド信号のI、Qパターンを示す図である。 図4、図5における送信信号、検波信号の波形を示す図である。 本発明の実施例2に係る受信装置の構成を示す図である。 本発明の実施例3に係る受信装置の構成を示す図である。 図9の受信装置による制御手順を示すフローチャートである。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施例1は、主に直交検波器とFM検波器とにより構成されるダイレクト・コンバージョン型のFM受信装置に関する。直交検波器とFM検波器との間にカップリングコンデンサを配置することによって、直交検波器とFM検波器との間の直交座標の原点ずれがあっても、補正を行う必要がなくなる。しかしながら、無変調信号を受信したときに、AFCにより、受信信号とローカル発振信号との周波数ずれをゼロに収束させると、直交検波器の出力がIQ平面座標の円上の1点で停止し、FM検波器に入力される信号のレベルがカップリングコンデンサによって原点付近に近づくように減衰する。FM検波器におけるArctan検波は、位相回転の変化量を出力するので、入力が原点付近に集中すると、不規則なノイズによる位相の回転が検出されてしまう。その結果、FM検波の結果は、ノイズになる。一方、受信信号が無変調である場合には、FM検波の結果は無音となるべきものである。これに対応するために、直交検波出力がIQ平面座標上での回転が停止することがないように、つまり、受信信号の周波数とローカル発振信号の周波数とが一定の周波数を保つように、AFCの周波数ずれの収束目標をゼロとせず、オフセット値に収束させる。
しかしながら、受信信号が変調されている状態で、直交検波されたベースバンド信号にDC成分が含まれるような場合、そのDC成分も抑圧されてしまうので、FM検波信号が歪んでしまう。これに対応するために、本実施例に係るFM受信装置では、ベースバンド信号を振幅信号と位相信号とに極座標変換してから、ベースバンド信号の原点からのずれを検出する。また、このずれを補正値としてベースバンド信号を補正する。つまり、コンスタレーションは円となっているので、上記の処理によって、円の中心がI、Q平面の原点になるような補正がなされる。これにより、ベースバンド帯域のスペクトル上のDC成分が等価的に再生され、FM検波信号の歪が抑制される。
図1は、本発明の実施例1に係る受信装置100の構成を示す。受信装置100は、アンテナ10、直交検波部12、第1低減部30、第2低減部32、第1ADC部14、第2ADC部16、補正部34、FM検波部24、平均化部60、加算部62、オフセット記憶部64、AFC部66、DAC部68、ローカル発振器28を含む。直交検波部12は、第1増幅部40、分配部42、移相部44、第1ミキサ46、第1LPF部48、第2増幅部50、第2ミキサ52、第2LPF部54、第3増幅部56を含み、補正部34は、第1補正部18、第2補正部20、DC補正値検出部22を含み、AFC部66は、第3LPF部70、第4増幅部72を含む。
アンテナ10は、図示しない送信装置からのRF(Radio Frequency)信号を受信する。アンテナ10は、受信したRF信号(以下、「受信信号」ということもある)を第1増幅部40へ出力する。第1増幅部40は、LNA(Low Noise Amplifier)であり、アンテナ10からのRF信号を増幅する。第1増幅部40は、増幅したRF信号を分配部42へ出力する。分配部42は、第1増幅部40からのRF信号を2系統に分離する。分配部42は、分離したRF信号を第1ミキサ46、第2ミキサ52へ出力する。
ローカル発振器28は、DAC部68からの制御信号に応じてローカル発振信号の周波数を調節し、周波数が調節されたローカル発振信号を移相部44、第1ミキサ46へ出力する。ここで、ローカル発振器28は、制御信号の電圧が高くなるほど、ローカル発振信号の周波数を高くする。移相部44は、ローカル発振器28からのローカル発振信号を90度位相シフトする。移相部44は、位相シフトしたローカル発振信号を第2ミキサ52へ出力する。
第1ミキサ46は、分配部42からのRF信号とローカル発振器28からのローカル発振信号とを乗算することによって、I相のベースバンド信号(以下、「I信号」という)を生成する。第1ミキサ46は、I信号を第1LPF部48へ出力する。第2ミキサ52は、分配部42からのRF信号と移相部44からのローカル発振信号とを乗算することによって、Q相のベースバンド信号(以下、「Q信号」という)を生成する。第2ミキサ52は、Q信号を第2LPF部54へ出力する。
第1LPF部48は、第1ミキサ46からのI信号のうち遮断周波数以上の周波数の信号を除去することによって帯域制限を実行する。第1LPF部48は、低域成分のI信号(以下、これもまた「I信号」という)を第2増幅部50へ出力する。第2LPF部54は、第2ミキサ52からのQ信号のうち遮断周波数以上の周波数の信号を除去することによって帯域制限を実行する。第2LPF部54は、低域成分のQ信号(以下、これもまた「Q信号」という)を第3増幅部56へ出力する。
第2増幅部50は、第1LPF部48からのI信号を増幅し、第3増幅部56は、第2LPF部54からのQ信号を増幅する。以上のように、直交検波部12は、RF信号を直交検波している。また、直交検波部12は、アナログのデバイスで構成され、例えば1チップで構成される。アナログのデバイスは構成上、第2増幅部50から出力されるI信号と、第3増幅部56から出力されるQ信号とは、不要な直流成分が含まれる場合がある。その結果、これらの信号には、DCオフセット電圧が加算される。
第1低減部30は、第2増幅部50からのI信号を入力する。第1低減部30は、例えば、カップリングコンデンサで構成されており、I信号に含まれた直流成分を低減する。第1低減部30は、直流成分を低減したI信号(以下、これもまた「I信号」という)を第1ADC部14へ出力する。第2低減部32は、第3増幅部56からのQ信号を入力する。第2低減部32も、第1低減部30と同様に、カップリングコンデンサで構成されており、Q信号に含まれた直流成分を低減する。第2低減部32は、直流成分を低減したQ信号(以下、これもまた「Q信号」という)を第2ADC部16へ出力する。第1低減部30および第2低減部32により、直交検波部12から出力されるベースバンド信号のDCオフセット電圧は、以降に影響を及ぼさなくなる。
第1ADC部14は、第1低減部30からのI信号に対してアナログ/デジタル変換を実行する。第1ADC部14は、デジタル信号に変換したI信号(以下、これもまた「I信号」という)を第1補正部18へ出力する。第2ADC部16は、第2低減部32からのQ信号に対してアナログ/デジタル変換を実行する。第2ADC部16は、デジタル信号に変換したQ信号(以下、これもまた「Q信号」という)を第2補正部20へ出力する。
前述のごとく、第1補正部18と、第2補正部20と、およびDC補正値検出部22とを含めて補正部34とする。DC補正値検出部22は、IQ平面上でのコンスタレーションの原点からのずれを検出する。第1補正部18および第2補正部20は、IQ平面上でのコンスタレーションの原点からのずれを補正する。
第1補正部18は、第1ADC部14から出力されたI信号を入力するとともに、DC補正値検出部22からのI相補正値200も入力する。第1補正部18は、I信号とI相補正値200とを加算することによって、I信号に対してI相補正値200による補正を実行する。第1補正部18は、補正したI信号をI信号204としてDC補正値検出部22、FM検波部24に出力する。
第2補正部20は、第2ADC部16から出力されたQ信号を入力するとともに、DC補正値検出部22からのQ相補正値202も入力する。第2補正部20は、Q信号とQ相補正値202とを加算することによって、Q信号に対してQ相補正値202による補正を実行する。第2補正部20は、補正したQ信号をQ信号206としてDC補正値検出部22、FM検波部24に出力する。
DC補正値検出部22は、第1補正部18からのI信号204と、第2補正部20からのQ信号206とを入力し、これらをもとにI相補正値200、Q相補正値202を生成する。I相補正値200、Q相補正値202については後述する。DC補正値検出部22は、I相補正値200を第1補正部18に出力し、Q相補正値202を第2補正部20に出力する。ここでは、図2を使用しながら、DC補正値検出部22の構成を説明する。
図2は、DC補正値検出部22の構成を示す。DC補正値検出部22は、第1二乗化部110、第2二乗化部112、位相判定部114、第1加算部116、DEMUX118、第1平均化部120、第2平均化部122、第3平均化部124、第4平均化部126、第2加算部128、第3加算部130を含む。
第1二乗化部110は、I信号204を入力し、これの二乗値を導出する。第1二乗化部110は、I信号204の二乗値を位相判定部114、第1加算部116に出力する。第2二乗化部112は、Q信号206を入力し、これの二乗値を導出する。第2二乗化部112は、Q信号206の二乗値を位相判定部114、第1加算部116に出力する。
第1加算部116は、第1二乗化部110から、I信号204の二乗値を入力するとともに、第2二乗化部112から、Q信号206の二乗値を入力する。第1加算部116は、I信号204の二乗値とQ信号206の二乗値を加算する。加算した結果が、I信号204とQ信号206との電力値Pである。電力値Pは、I信号204、Q信号206を極座標変換したときの振幅信号の二乗値である。そのため、第1二乗化部110、第2二乗化部112、第1加算部116による処理は、振幅信号を導出する処理に相当する。第1加算部116は、電力値PをDEMUX118に出力する。
位相判定部114は、I信号204、Q信号206を入力するとともに、第1二乗化部110から、I信号204の二乗値を入力し、第2二乗化部112から、Q信号206の二乗値を入力する。位相判定部114は、これらの値をもとに、位相領域の特定を実行する。これを説明するために、図3を使用する。図3は、位相判定部114において規定される複数の領域を示す。これは、IQ平面であり、横軸がI軸に相当し、縦軸がQ軸に相当する。図示のごとく、A1からA4の4つの位相領域が、互いに重ならないように規定される。ここで、位相領域A1は、7π/4からπ/4までのπ/2の範囲であり、位相領域A2は、π/4から3π/4までのπ/2の範囲であり、位相領域A3は、3π/4から5π/4までのπ/2の範囲であり、位相領域A4は、5π/4から7π/4までのπ/2の範囲である。
以下では、表記を明確にするために、I信号204を「I」と示し、Q信号206を「Q」と示し、I信号204の二乗値を「I」と示し、Q信号206の二乗値を「Q」と示す。位相判定部114は、以下の判定条件をもとに、4つの位相領域A1、A2、A3、A4への分類を実行する。
A1 : I≧Q、I≧0
A2 : I<Q、Q≧0
A3 : I≧Q、I<0
A4 : I<Q、Q<0
位相判定部114は、特定した位相領域を位相領域信号208として出力する。特定された位相領域が、時間の経過とともに、例えば、A1、A2、A3、A4、A1、A2、・・と順次変化する場合、位相領域信号208も、A1、A2、A3、A4、A1、A2、・・と順次変化する。このような位相判定部114による処理は、I信号204、Q信号206を極座標変換したときの位相信号を導出する処理に相当する。図2に戻る。
DEMUX118は、第1加算部116からの電力値Pと、位相判定部114の位相領域信号208とを順次入力する。なお、電力値Pと位相領域信号208は同期されている。DEMUX118は、位相領域信号208に示された位相領域に応じて、電力値Pを電力値P1からP4のいずれかとして出力する。具体的に説明すると、DEMUX118は、位相領域A1であれば電力値P1を出力し、位相領域A2であれば電力値P2を出力し、位相領域A3であれば電力値P3を出力し、位相領域A4であれば電力値P3を出力する。つまりDEMUX118は、位相領域信号208に示された位相領域に応じて、電力値Pを電力値P1からP4に分配する分配器(Demultiplexer)である。
第1平均化部120は、入力される電力値P1の一定期間における平均電力P1を計算し、平均電力P1を第2加算部128に出力する。平均には、例えば、移動平均が使用される。第2平均化部122は、入力される電力値P2の一定期間における平均電力P2を計算し、平均電力P2を第3加算部130に出力する。第3平均化部124は、入力される電力値P3の一定期間における平均電力P3を計算し、平均電力P3を第2加算部128に出力する。第4平均化部126は、入力される電力値P4の一定期間における平均電力P4を計算し、平均電力P4を第3加算部130に出力する。第1平均化部120から第4平均化部126の処理は、位相領域別に振幅信号の平均値を導出することに相当する。
第2加算部128は、第1平均化部120からの平均電力P1を入力するとともに、第3平均化部124からの平均電力P3を入力する。第2加算部128は、平均電力P3から平均電力P1を減算する。第2加算部128は、減算結果をI相補正値200として出力する。第3加算部130は、第2平均化部122からの平均電力P2を入力するとともに、第4平均化部126からの平均電力P4を入力する。第3加算部130は、平均電力P4から平均電力P2を減算する。第3加算部130は、減算結果をQ相補正値202として出力する。このように、DC補正値検出部22は、位相領域毎の電力値、つまり振幅信号に相当した値の平均値をもとに、I信号204、Q信号206の原点からのずれを求め、これをI相補正値200、Q相補正値202として出力する。これは、IQ平面に規定された複数の位相領域のそれぞれにおける振幅が近くなるようにI相補正値200、Q相補正値202を導出すること、つまりIQ平面上におけるベースバンド信号のI,Qパターンの位置を極座標の原点を中心とした円となるように補正する補正値を導出することに相当する。
DC補正値検出部22の入力を、第1補正部18、第2補正部20からの出力としたが、これに限らず、第1補正部18、第2補正部20の入力側より抽出し、第1補正部18、第2補正部20にて補正し、I信号204、Q信号206を出力もよい。
補正部34は、IQ平面上における極座標の原点補正手段であるが、上記した実施例に限らない。例えば、コンスタレーションが原点からずれていれば振幅分が存在することになるため、原点からコンスタレーション上の1点までのベクトルの最大値および最小値のベクトルのI軸、Q軸の各成分から補正値を導出して、ベースバンド信号を補正してもよい。図1に戻る。
FM検波部24は、補正されたベースバンド信号をFM検波する。FM検波として、例えば、Arctan検波が実行される。Arctan検波では、I信号204およびQ信号206のそれぞれを三角形の2辺として、その角度が導出される。単位時間あたりの角度の変化が角速度、つまり周波数になるので、FM変調の復調が可能になる。FM検波部24は、FM検波の結果である検波信号を出力する。出力される検波信号は、例えば音声信号である。むろん音声信号に限らずFM検波器により検波可能な変調方式すべてに対応できる。
平均化部60は、FM検波部24からの検波信号を入力する。平均化部60は、検波信号を一定期間にわたって平均化することによって、平均電圧を加算部62に出力する。なお、平均には、例えば、移動平均が使用される。平均電圧は、受信信号の中心周波数とローカル発振信号の出力周波数との差の周波数に比例する。そのため、例えば、平均電圧が「0」であれば、これらの周波数が一致している。前述のごとく、無変調信号を受信したときに、AFCにより、受信信号とローカル発振信号との周波数ずれをゼロに収束させると、I信号およびQ信号が座標円上の1点で停止し、FM検波部24に入力される信号のレベルが原点付近に近づくように減衰してしまう。これに対応するために、下記の処理が実行される。
オフセット記憶部64は、予め定められたオフセット値を記憶する。加算部62は、オフセット記憶部64からのオフセット値を入力するとともに、平均化部60からの平均電圧を入力する。加算部62は、平均電圧にオフセット値を加え、その結果を第3LPF部70に出力する。加算部62におけるオフセット値の加算がない場合、AFC部66によって、受信信号の中心周波数とローカル発振信号の周波数が同じになるように制御されるが、加算部62が一定のオフセット値を加えるので、ローカル発振信号は、オフセット値に応じた周波数オフセットを有する。この周波数オフセットが、第1低減部30、第2低減部32において低減されない周波数に設定されると、RF信号が無変調になった場合でも、I信号およびQ信号は、直流成分にならずに、周波数オフセットと同じ周波数になる。そのため、無変調のRF信号が入力された場合でも、検波信号はノイズにならない。
第3LPF部70は、加算部62から、オフセット値が加えられた平均電圧(以下、これも「平均電圧」という)を入力する。第3LPF部70は、平均電圧に対して、低域通過処理を実行する。第3LPF部70は、低域通過処理を実行した平均電圧(以下、これもまた「平均電圧」という)を第4増幅部72に出力する。第4増幅部72は、第3LPF部70からの平均電圧を増幅することによって、制御信号を生成する。第4増幅部72における増幅によって、AFCループのゲインが決められる。
DAC部68は、第4増幅部72からの制御信号をデジタル/アナログ変換して、アナログ信号の制御信号(以下、これもまた「制御信号」という)をローカル発振器28へ出力する。このように、AFC部66は、加算部62においてオフセットを加えた平均電圧をもとに、ローカル発振信号の周波数を制御するための制御信号を生成し、ローカル発振器28へ制御信号をフィードバックする。オフセットが加えられていることは、DC補正値検出部22において極座標変換した位相成分が回転するように、ローカル発振器28から出力されるローカル発振信号の周波数を制御することに相当する。
AFC制御は、上記した実施例に限らない。ローカル発振器28がフラクショナルPLLにより周波数設定がなされるものであれば、分周比の設定によりAFC制御も可能である。この場合、DAC部68によるアナログ電圧への変換は必要なくなる。
このように、受信信号の周波数とローカル発振信号の周波数との間に一定のオフセットがある場合でも、直交検波部12から出力されたベースバンド信号のDC成分が、第1低減部30と第2低減部32とによって抑圧されてしまい、検波信号が歪んでしまう。
図4は、受信装置100に対する送信信号のベースバンド帯域に変換された送信スペクトルを示す。横軸が周波数を示し、縦軸が電力を示す。これは、変調信号1kHz、デビエーション1.5kHzのFM変調された信号の送信スペクトルを示す。図示のごとく、センター周波数から左右対称となる1kHz間隔の線スペクトルとなっている。
ここで、オフセット記憶部64から出力されるオフセット値が、1kHzのオフセット周波数に相当すると想定する。この場合に第1低減部30、第2低減部32から出力されるベースバンド信号は、図5のように示される。図5は、第1低減部30、第2低減部32から出力されるベースバンド信号の直交検波スペクトルを示す。横軸が周波数を示し、縦軸が電力を示す。図示のごとく、1kHzの周波数オフセットがあり、DCに周波数変換された信号成分が抑圧される。これをIQ平面で示すと、図6のようになる。図6は、送信信号、ベースバンド信号のI、Qパターンを示す。横軸がI軸を示し、縦軸がQ軸を示す。比較対象である送信信号のI、Qパターンは、点線で示されており、原点を中心として円である。一方、ベースバンド信号では、DC成分が抑圧されるので、ベースバンド信号のI、Qパターンは、実線で示すように、中心点が原点からずれた円になる。
このようなベースバンド信号をFM検波部24において検波した検波信号は、図7のように示される。図7は、送信信号の変調波形、検波信号の復調波形を示す。横軸が時間を示し、縦軸が振幅を示す。比較対象である送信信号の変調波形は、点線で示されており、sin波の形状を有する。一方、検波信号は、実線で示されており、DC成分が抑圧されることによる歪成分が発生している。
DC補正値検出部22は、IQ平面上におけるベースバンド信号のI,Qパターンの位置を極座標の原点が中心となる円に補正する補正値を導出する。DC補正値検出部22は、図6におけるベースバンド信号のI、Qパターン円の中心が原点になるように補正するためのI相補正値200、Q相補正値202が生成される。また、第1補正部18では、I相補正値200による補正がなされ、第2補正部20では、Q相補正値202による補正がなされるので、検波信号の歪が抑圧される。つまり第1補正部18および第2補正部20は、等価的にベースバンド信号の抑圧されたDC成分を復元していることになる。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
例えば、第1低減部30、第2低減部32は、カップリングコンデンサによる構成を実施例としたが、第1ADC部14、第2ADC部16によりI信号およびQ信号をデジタル化した後、デジタル処理によるHPF(High Pass Filter)によって実現してもよい。
本実施例によれば、受信信号の周波数とローカル発信信号の周波数との間に一定のオフセットを加えるので、無変調信号が入力された場合でもベースバンド信号がすべてカットされてしまうおそれを抑制できる。また、ベースバンド信号がすべてカットされてしまうおそれが抑制されるので、RF信号を受信していない場合と同じようにFM検波出力がノイズだけになることを回避できる。また、FM検波出力がノイズだけになることが回避されるので、FM検波した信号の品質を改善できる。また、IQ平面において、直流成分が低減されたI信号、Q信号により中心が原点からずれている場合にこれを補正するので、ベースバンド帯域のスペクトル上の欠落したDC成分を再生できる。また、欠落したDC成分が再生されるので、検波信号の歪みを抑制できる。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。本発明の実施例2は、実施例1と同様に、ダイレクト・コンバージョン型であり、かつ直交検波器とFM検波器との間にカップリングコンデンサを配置したFM受信装置に関する。実施例1では、受信信号の周波数とローカル発振信号の周波数とを一致させなくするために、検波信号にオフセット値を加算してからAFCを実行させている。一方、実施例2では、受信信号の周波数とローカル発振信号の周波数とを一致させなくするために、AFCを使用せず、ローカル発振器に入力すべき制御信号をFM変調させる。これにより、ローカル発振信号の周波数は、FM変調に合わせて変動する。
図8は、本発明の実施例2に係る受信装置100の構成を示す。受信装置100は、アンテナ10、直交検波部12、第1低減部30、第2低減部32、第1ADC部14、第2ADC部16、補正部34、FM検波部24、第1ローカル発振器90、第2ローカル発振器92を含む。直交検波部12は、第1増幅部40、分配部42、移相部44、第1ミキサ46、第1LPF部48、第2増幅部50、第2ミキサ52、第2LPF部54、第3増幅部56を含み、補正部34は、第1補正部18、第2補正部20、DC補正値検出部22を含む。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
第1ローカル発振器90は、第1ローカル発振信号を第2ローカル発振器92へ出力する。第2ローカル発振器92は、第1ローカル発振器90からの第1ローカル発振信号に応じて第2ローカル発振信号の周波数を調節し、周波数が調節された第2ローカル発振信号を第1ミキサ46、移相部44へ出力する。これは、第1ローカル発振器90からの第1ローカル発振信号によって周波数変調された第2ローカル発振信号を直交検波部12へ出力することに相当する。直交検波部12の第1ミキサ46、第2ミキサ52は、第2ローカル発振器92から出力された第2ローカル発振信号によって、分配部42からのFM信号を直交検波して、ベースバンド信号を出力する。つまり、第2ローカル発振信号は、実施例1におけるローカル発振信号に相当する。
このように、第1ローカル発振信号によってFM変調された第2ローカル発振信号を使用して、RF信号を直交検波することによって、ベースバンド信号が生成されている。そのため、受信信号が無変調で、かつ受信信号の周波数と第2ローカル発振信号の周波数とが一致した場合でも、ベースバンド信号は一定の値にならないので、完全に抑圧されることが防止される。また、実施例1と同様にベースバンド信号にDC成分が含まれている場合でも、補正部34によってDC成分が補正される。また、FM検波部24から出力される検波信号には、受信信号の変調成分と第1ローカル発振信号の周波数成分が合成されているが、第1ローカル発振信号の発振周波数を変調成分の下限周波数よりも低い周波数、つまり復調帯域よりも低い周波数に設定すれば、分離可能である。
本実施例によれば、第2ローカル発振信号を周波数変調するので、ベースバンド信号が連続して低減部で低減されることを抑制できる。また、第1ローカル発振器からの第1ローカル発振信号の周波数を復調帯域よりも低い周波数にするので、変調の有無に関わらず低減部でベースバンド信号が連続して低減されることを抑制できる。
第1ローカル発振器90は、所定の変調周波数を生成する変調周波数生成器であり、第2ローカル発振器92は、所定の変調周波数で変調された第2ローカル発信信号を出力していることになる。つまり周波数変調された第2ローカル発信信号を直交検波部12に出力すればよいので、変調周波数は発振器により発生されるものでなくてもよい。例えば、第2ローカル発振器92が、フラクショナルPLLにより周波数制御されるものであれば、分周比の設定により、所定の変調周波数によりFM変調をかけることも可能である。この場合分周比の設定を行うもの、例えばCPUが変調周波数生成器といえる。
(実施例3)
次に、実施例3を説明する。本発明の実施例3は、これまでと同様に、ダイレクト・コンバージョン型であり、かつ直交検波器とFM検波器との間にカップリングコンデンサを配置したFM受信装置に関する。受信信号の周波数とローカル発振信号の周波数とを一致させなくするために、実施例1では、検波信号にオフセット値を加算してからAFCを実行させ、実施例2では、ローカル発振器に入力すべき制御信号をFM変調させている。AFC制御は、受信信号をFM検波してからでないと動作できない。一方、ローカル発振信号をFM変調させる場合は、AFC制御と異なって、受信信号をFM検波するまでも動作可能であるが、ローカル発振信号のC/Nを悪化させているので、受信特性としてのレシプロカルミキシングやS/Nが悪化する傾向にある。実施例3では、これらを組み合わせ、信号検出段階とその後で処理が切りかえられる。信号を検出する前は、ローカル発振信号をFM変調し、信号を検出した後は、AFC制御を実行する。
図9は、本発明の実施例3に係る受信装置100の構成を示す。受信装置100は、アンテナ10、直交検波部12、第1低減部30、第2低減部32、第1ADC部14、第2ADC部16、補正部34、FM検波部24、平均化部60、加算部62、オフセット記憶部64、AFC部66、DAC部68、第1ローカル発振器90、第2ローカル発振器92、制御部94、選択部96を含む。直交検波部12は、第1増幅部40、分配部42、移相部44、第1ミキサ46、第1LPF部48、第2増幅部50、第2ミキサ52、第2LPF部54、第3増幅部56を含み、補正部34は、第1補正部18、第2補正部20、DC補正値検出部22を含み、AFC部66は、第3LPF部70、第4増幅部72を含む。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
選択部96は、DAC部68からの第1制御信号と、第1ローカル発振器90からの第1ローカル発振信号とを入力する。ここで、第1制御信号は、実施例1における制御信号に相当する。また、選択部96は、制御部94からの選択信号も入力する。選択部96は、選択信号にしたがって、第1制御信号と第1ローカル発振信号とのうちの1つを第2制御信号として選択する。選択部96は、選択した第2制御信号を第2ローカル発振器92に出力する。第2ローカル発振器92は、選択部96からの第2制御信号に応じて第2ローカル発振信号の周波数を調節し、周波数が調節された第2ローカル発振信号を第1ミキサ46、移相部44へ出力する。
制御部94は、FM検波部24からの検波信号を入力する。制御部94は、検波信号をもとに、選択信号を生成する。選択信号には、制御部94において選択すべき信号、つまり第1制御信号あるいは第1ローカル発振信号が示されている。ここで、制御部94は、アンテナ10においてRF信号が受信されているか否かを監視していること、つまりキャリアを検出しているか否かを監視していることに相当する。例えば、ノイズスケルチ回路である。ノイズスケルチ回路は、FM検波部24からの出力である検波信号の復調帯域以上の一部の帯域のノイズ成分の検出し、ノイズが所定のレベル未満であればキャリアによりノイズが抑圧されRF信号が受信されていると判定し、ノイズが所定のレベル以上であればノイズが抑圧されていないためRF信号が受信されていないと判定する。
制御部94は、RF信号が受信されていない場合に、第1ローカル発振信号を選択させるための選択信号を生成し、その選択信号を選択部96に出力する。選択部96は、この選択信号をもとに第1ローカル発振信号を選択して、それに応じた第2制御信号を第2ローカル発振器92に入力する。その結果、第2ローカル発振器92は、FM変調された第2ローカル発振信号を出力する。この状態では、第2ローカル発振信号の周波数と同じ周波数の無変調信号が受信されても、I信号およびQ信号は一定の値にならないので、ベースバンド信号は完全に抑圧されない。
このような状況下において、RF信号が受信されると、制御部94はこれを検出する。ここで、FM検波部24から出力される検波信号には、第1ローカル発振信号の発振周波数が多重される。第1ローカル発振信号の発振周波数を復調帯域内に設定した場合、第1ローカル発振信号が検波信号として出力され復調されてしまう。
そのため、制御部94は、RF信号が受信されたことを検出した場合に、第1制御信号を選択させるための選択信号を生成し、その選択信号を選択部96に出力する。選択部96は、この選択信号をもとに第1制御信号を選択して、それに応じた第2制御信号を第2ローカル発振器92に入力する。その結果、第2ローカル発振器92は、AFC制御された第2ローカル発振信号を出力する。これにより、第2ローカル発振信号の発振周波数が復調帯域内の場合でも、検波信号に不要な信号が含まれなくなる。
つまり、制御部94は、キャリアを検出していない場合に、第1ローカル発振信号を選択させるための選択信号を生成することによって、第2ローカル発振信号の周波数を変動させる。一方、制御部94は、キャリアを検出すると、第1制御信号を選択させるための選択信号に切りかえることによって、第2ローカル発振信号の周波数の変調を停止する。
以上の構成による受信装置100の動作を説明する。図10は、受信装置100による制御手順を示すフローチャートである。選択部96は、第1ローカル発振信号を選択する(S10)。制御部94がキャリアを検出しなければ(S12のN)、待機する。制御部94がキャリアを検出すれば(S12のY)、選択部96は、第1制御信号を選択するとともに、DC補正値検出部22がオンされる(S14)。受信信号の中心周波数がプラスであれば(S16のY)、AFC部66は、+ΔfにAFC制御する(S18)。一方、受信信号の中心周波数がプラスでなければ(S16のN)、AFC部66は、−ΔfにAFC制御する(S20)。
本実施例によれば、RF信号が受信されていない場合に、FM変調された第2ローカル発振信号を出力するので、第2ローカル発振信号の周波数と同じ周波数の無変調信号が受信されても、I信号およびQ信号が一定の値になることを抑制できる。また、I信号およびQ信号が一定の値にならないので、完全に抑圧されることを抑制できる。また、RF信号が受信された場合に、第1制御信号を出力するので、第2ローカル発振信号の発振周波数が復調帯域内の場合でも、復調信号に不要な信号が含まれなくすることができる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 アンテナ、 12 直交検波部、 14 第1ADC部、 16 第2ADC部、 18 第1補正部、 20 第2補正部、 22 DC補正値検出部、 24 FM検波部、 28 ローカル発振器、 30 第1低減部、 32 第2低減部、 34 補正部、 40 第1増幅部、 42 分配部、 44 移相部、 46 第1ミキサ、 48 第1LPF部、 50 第2増幅部、 52 第2ミキサ、 54 第2LPF部、 56 第3増幅部、 60 平均化部、 62 加算部、 64 オフセット記憶部、 66 AFC部、 68 DAC部、 70 第3LPF部、 72 第4増幅部、 90 第1ローカル発振器、 92 第2ローカル発振器、 94 制御部、 96 選択部、 100 受信装置。

Claims (2)

  1. ローカル発振信号を出力するローカル発振器と、
    前記ローカル発振器から出力されたローカル発振信号によって、FM信号を直交検波してベースバンド信号を出力する直交検波器と、
    前記直交検波器から出力されたベースバンド信号に含まれた直流成分を低減する低減部と、
    前記ベースバンド信号を、IQ平面上において極座標の原点を中心とするように補正することにより直流成分を再生する補正部と、
    前記補正部において補正したベースバンド信号をFM検波して、検波信号を生成するFM検波部と、
    前記FM検波部において生成した検波信号を平滑しオフセットを加える加算部と、
    平滑されオフセットを加えられた検波信号をもとに、ローカル発振信号の周波数を制御するための制御信号を生成し、前記ローカル発振器へ制御信号をフィードバックするAFC部と、
    を備えることを特徴とするFM受信装置。
  2. ローカル発振器から出力されたローカル発振信号によって、FM信号を直交検波して、ベースバンド信号を出力するステップと、
    ベースバンド信号に含まれた直流成分を低減するステップと、
    前記ベースバンド信号を、IQ平面上において極座標の原点を中心とするように補正することにより直流成分を再生するステップと、
    補正ベースバンド信号をFM検波して、検波信号を生成するステップと、
    生成した検波信号を平滑してオフセットを加えるステップと、
    平滑されオフセットを加えられた検波信号をもとに、ローカル発振信号の周波数を制御するための制御信号を生成し、前記ローカル発振器へ制御信号をフィードバックするステップと、
    を備えることを特徴とするFM受信方法。
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