JP2016157632A - 照明器具本体及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明器具本体の内部に配置する電源線の配線作業性を向上させる。【解決手段】端部閉塞部115A−Lは、平板部112、第一の側壁部113−1、第二の側壁部113−2から成る凹形状の凹部111の長手方向の左側端部151−Lを塞ぐ端部閉塞部である。端部閉塞部115A−Lでは、第一の側壁部113−1の凹部111側の壁面113−1−1に沿う長手方向151の延長線152上に開口117A−Lが形成されている。【選択図】図3

Description

この発明は、照明器具本体、この照明器具本体と光源ユニットとを備える照明器具に関する。
光源と電源とを備える長尺状の光源ユニットが、着脱自在に器具本体に取り付けられる照明器具がある(例えば、特許文献1)。
特許第5486727号公報
従来では、電源線を通すための通線用の孔に通す場合、電源線は器具本体、光源ユニットの付属部品を避けるよう、器具本体の長手方向に沿う壁の内側(収納空間を形成する壁際)に沿って配線される。このため、器具本体の一方の内壁と他方の内壁との間のほぼ中央に通線用の孔がある場合、電源線を屈曲させる必要があり、配線の作業性が悪い。また電源線はそれ自身にある程度の強度を有するものがあり、屈曲させることに労力を要する場合がある。また、通線用の孔はエッジ保護されていないため、作業性の悪い配線方法では誤って電源線を損傷させる恐れがある。
この発明は、器具本体の内壁に沿って配線する必要のある電源線の配線作業の作業性の向上を目的とする。
この発明の照明器具本体は、
長尺状をなす平板形状の平板部と、前記平板部の長手方向に沿う一方の平板端部から立ち上がる平板形状の側壁部とから成る本体部と、
前記本体部の前記長手方向の一方の端部を塞ぐ端部閉塞部であり、前記平板部と前記側壁部に挟まれた内部の位置で、前記側壁部側に沿って開口するように形成され、電線を外部へ通過させる端部閉塞部と
を備える。
本発明によれば、照明器具本体の内壁の延長線上に通線用の孔(開口)が設けられているので、電源線を屈曲させることなく、直線的に配線することができ、配線作業性を向上できる。
実施の形態1の図で、照明器具300の斜視図。 実施の形態1の図で、照明器具300を照明器具本体100と光源ユニット200に分けた分解斜視図。 実施の形態1の図で、照明器具本体100を本体部110と端部閉塞部115A−L,端部閉塞部115A−Rに分けた、照明器具本体100の分解斜視図。 実施の形態1の図で、端部閉塞部115A−Lの斜視図。 実施の形態1の図で、端部閉塞部115A−Rの斜視図。 実施の形態1の図で、照明器具300の側面図(図1のX方向矢視)。 実施の形態1の図で、図1のA−A断面の半断面図。 実施の形態1の図で、照明器具本体100を複数接続した図(図2のZ方向矢視に相当)。 実施の形態1の図で、端部閉塞部115A−L−1の斜視図。 実施の形態1の図で、端部閉塞部が端部閉塞部115A−L−1である照明器具本体100を複数接続した図。 実施の形態1の図で、端部閉塞部が端部閉塞部115B−Lである照明器具300の側面図。 実施の形態1の図で、端部閉塞部115B−Lの斜視図。 実施の形態1の図で、端部閉塞部が端部閉塞部115C−Lである照明器具300の側面図。 実施の形態1の図で、端部閉塞部115C−Lの斜視図。 実施の形態1の図で、端部閉塞部が端部閉塞部115D−Lである照明器具300の側面図。 実施の形態1の図で、端部閉塞部115D−Lの斜視図。 実施の形態1の図で、端部閉塞部が端部閉塞部115E−Lである照明器具300の側面図。 実施の形態1の図で、端部閉塞部115E−Lの斜視図。
実施の形態1.
図1〜図18を参照して実施の形態1を説明する。
図1は照明器具300の斜視図である。照明器具300は、長手方向151の左側端部151−Lに、この左側端部151−Lを塞ぐ端部閉塞部115A−Lを備える。端部閉塞部115A−Lには、孔または切欠き開口としての開口117A−Lが形成されている。照明器具300の特徴は、開口117A−Lが端部閉塞部115A−Lの短手方向Yの端に形成される点である。なお、図1に示す開口117A−Lは、実施の形態1では、ノックアウト加工によって端部閉塞部115A−Lに形成された後述する除去対象領域116が除去されて形成された開口(孔あるいは切欠き開口)を想定する。もちろんノックアウト加工によらず、開口117A−Lとして、はじめから貫通孔あるいは切欠き開口が形成されても良い。
また左側の端部閉塞部115A−Rも端部閉塞部115A−Lと同様である。
<***構成の説明***>
図2は、照明器具300を照明器具本体100と光源ユニット200とに分けた分解斜視図であり、照明器具300は照明器具本体100と光源ユニット200とを備える。図2に示すように、端部閉塞部115A−Lは、後述する凹部111の長手方向151の左側端部151−Lを塞ぐ。
光源ユニット200は、光源と点灯回路を有する光源部210と、光源部210に電力を供給する電源ユニット220とを備える。
図2に示すように、照明器具本体100は、長手方向151の左側端部151−Lに、通線用のための開口117A−Lを有する。照明器具本体100には、光源ユニット200に配置された取付金具(図示していない)と係合して光源ユニット200を照明器具本体100に取り付けるためのバネ部120や、端子台130が配置される。
図3は、照明器具本体100の構成を示す斜視図である。照明器具本体100は、本体部110と、本体部110の長手方向115の左側端部151−Lを塞ぐ端部閉塞部115A−L、本体部110の長手方向115の右側端部151−Rを塞ぐ端部閉塞部115A−Rを備える。図3では開口117A−L、開口117A−Rが開けられる前の、ノックアウト成形による除去対象領域116A−L,116A−Rを示している。また図3では本体部110、端部閉塞部115A−L及び端部閉塞部115A−Rは、互いに別々の部品として表しているが、照明器具本体100は一枚の板材あるいは複数の板材で成形されてもよい。
図4は、端部閉塞部115A−Lを蓋部として単独部品とした場合の斜視図であり、除去対象領域116A−Lが存在している状態である。
図5は、端部閉塞部115A−Rの斜視図であり、除去対象領域116A−Rが存在している状態である。なお端部閉塞部115A−L、15A−Rの上端部8は除去対象領域116A−L、116−Rに含まれてもよいし、除去されずに残存してもよい。除去されない場合は開口117Aは孔であり除去された場合、切欠き開口となる。
図6は照明器具300の側面図であり、図1のX方向矢視である。
図7は図1の断面A−Aの半断面図である。 本体部110は、凹形状をなす凹部111を有する。凹部111は、長尺状をなす平板形状の平板部112、平板部112の長手方向151に沿う一方の平板端部112aから立ち上がる平板形状の第一の側壁部113−1、平板部112の長手方向151に沿う他方の平板端部112bから立ち上がる平板形状の第二の側壁部113−2とから成る。また、第一の側壁部113−1、第二の側壁部113−2の立ち上がり終端部からは第一の傾斜部114−1、第二の傾斜部114−2が引き続き形成される。
図7に示すように、端部閉塞部115A−Lには、電源線190を通すための開口117A−Lが形成される。図7では開口117A−Lの位置を二点鎖線で示した。
図8は、照明器具本体100−1、100−2、100−3・・・が、長手方向151に接続された状態を示す。図8は図2のZ方向矢視に相当する。図7、図8に示すように、端部閉塞部115A−Lは、一方の端部である左側端部151−Lの手前の凹部111の内部の位置で、第一の側壁部113−1に近接して左側端部151−Lの方向に第一の側壁部113−1に沿って直線状に向かう電源線190を、直線状のまま凹部111の長手方向151の外部へ通過させる開口117A−Lが形成されている。端部閉塞部115A−Rも同様であり、端部閉塞部115A−Rは、他方の端部である右側端部151−Rの手前の凹部111の内部の位置で、第一の側壁部113−1に近接して右側端部151−Rの方向に第一の側壁部113−1に沿って直線状に向かう電源線190を、直線状のまま凹部111の長手方向151の外部へ通過させる開口117A−Rが形成されている。
図7、図8に示すように、端部閉塞部115A−Lの開口117A−Lは、凹部111の内部を形成する第一の側壁部113−1の内側の壁面113−1−1に近接する近接箇所113−1−2の位置から長手方向151に延長した延長線152上の位置に成されている。端部閉塞部115A−Rも同様であり、端部閉塞部115A−Rの開口117A−Rは、凹部111の内部を形成する第一の側壁部113−1の内側の壁面113−1−1に近接する近接箇所113−1−2の位置から長手方向151に延長した延長線152上の位置に形成されている。
図8に示すように、電源線190は、通線用の開口117A−Lを通すことで照明器具本体100の第一の側壁部113−1の内壁に沿って直線的に配線することが可能である。
<***効果の説明***>
図7に示すように、電源ユニット220は照明器具本体100の凹部111の空間に収納されるため、電源線190を照明器具本体100の平板部112と電源ユニット220との間に通すことはできず、よって照明器具本体100の内壁である第一の側壁部113−11あるいは第二の側壁部113−2に沿って配線する。このため、図9に示す端部閉塞部115A−L−1は、除去対象領域116A−L、つまり開口117A−Lが短手方向Yのほぼ中央に存在するが、この場合は、電源線190を幅中央の開口117A−Lを通すため、図10に破線の楕円7で示す範囲のように電源線190を屈曲しなければならず作業性が悪かった。しかし、実施の形態1の端部閉塞部115A−Lによれば図7、図8に示すように電源線190を屈曲させる必要がないので、電源線190の配線作業性を向上できる。
次に、図11〜図18を参照して、端部閉塞部115Aとは異なるタイプである端部閉塞部115B〜115Eを説明する。端部閉塞部115B〜115Dはいずれも、左側の端部閉塞部115B―L〜115D―Lは、それぞれ右側の端部閉塞部115B―R〜115D―Rと共用可能である。
<端部閉塞部115B>
図11は、端部閉塞部115B−Lを用いた際の照明器具300の左側面図(X方向矢視)である。端部閉塞部115B−Rの場合も左側面図と同じである。
図12は、端部閉塞部115B−Lの斜視図であり、端部閉塞部115B−Lを単独部品とした場合の斜視図である。端部閉塞部115B−Lは、端部閉塞部115A−Lにおいて、開口117A−Lを2つに増やした構成である。図11に示すように、第一の側壁部113−1に近い開口117A−Lと、第二の側壁部113−2に近い開口117A−Lとの2つの開口が形成される。なお図11の開口はノックアウト加工の場合を示しており、除去対象領域116A−Lが存在する状態である。図11の構成によって、電源線190を第一の側壁部113−1、第二の側壁部113−2のどちらに沿わしても、図8のように直線的に配線できる効果がある。
<端部閉塞部115C>
図13は、図6に示す開口117A−Lを、第一の側壁部113−1から第二の側壁部113−2に向かう水平方向Hに拡張した端部閉塞部115C−Lの構成である。端部閉塞部115C−Lは除去対象領域として除去対象領域116C−Lを有する。除去対象領域116C−Lが除去された場合、開口117C−Lとなる。
図14は、端部閉塞部115C−Lを単独部品とした場合の斜視図である。図13の端部閉塞部115C−Lの場合は、照明器具本体100の第一の側壁部113−1と、第二の側壁部113−2との間が広い開口となる。これによる効果は図11の端部閉塞部115B−Lの場合と同様である。なお、図13、図14に示す端部閉塞部115C−Lでは、除去対象領域116C−Lの範囲内に、図9に示す除去対象領域116A−Lを形成して、いわゆるダブルノックアウトの構成としても良い。除去対象領域116C−Lの領域内に除去対象領域116A−Lを形成することで、通常の電線を挿通する場合には除去対象領域116C−Lをノックアウトし、器具本体部同士を連結する場合には除去対象領域116A−Lをノックアウトして連結部材とすることができる。
<端部閉塞部115D>
図15は図9に示す開口117A−Lを鉛直方向Vに拡張し、開口117A−Lを孔ではなく切欠き開口11D−Lとした端部閉塞部115D−Lの側面図である。図16は、端部閉塞部115D−Lを単独部品とした場合の斜視図である。図16に示すように、端部閉塞部115D−Lは、第一の側壁部113−1が立ち上がる立上り方向である鉛直方向Vにおける終端部118から、立上り方向Vと反対方向Wに向かって切除されて形成された、電源線190を通過させるための切欠き開口117D−Lを有する。端部閉塞部115D−Lによって、電源線190を孔に通すのではなく、切欠き開口117D−Lに挿入するのみとなり、配線の作業性をさらに向上できる。なお、切欠き開口117D−Lは除去対象領域116D−Lが除去されることで形成される。
<端部閉塞部115E>
図17は、図15の切欠き開口115D−Lの形状を変更した端部閉塞部115E−Lの側面図である。図18は、端部閉塞部115E−Lを単独部品とした場合の斜視図である。図18に示すように、端部閉塞部115E−Lの場合も、端部閉塞部115E−Lは、第一の側壁部113−1が立ち上がる立ち上り方向である鉛直方向Vにおける終端部118から、鉛直方向Vと反対方向Wに向かって切除されて形成された、電源線190を通過させるための切欠き開口117E−Lを有する。図18に示すように、端部閉塞部115E−Lは電源線190を水平に延びる切欠き保持部119で保持することができるので、光源ユニット200を取付ける際に電源線190が垂れて他の部品と干渉する恐れがないという効果を得ることができる。なお、切欠き開口117E−Lは除去対象領域116E−Lが除去されることで形成される。
100 照明器具本体、110 本体部、111 凹部、112 平板部、112A 一方の平板端部、112B 他方の平板端部、113−1 第一の側壁部、113−1−1 壁面、113−1−2 近接箇所、113−2 第二の側壁部、114−1,114−2 傾斜部、115A−L,115B−L,115C−L,115D−L,115E−L 端部閉塞部、116A−L,116C−L,116D−L,116E−L 除去対象領域、117A−L,117C−L,117D−L,117E−L 開口、118 終端部、119 切欠き保持部、120 バネ部、130 端子台、151 長手方向、151−L 左側端部、151−R 右側端部、152 延長線、190 電源線、200 光源ユニット、210 光源部、220 電源ユニット、300 照明器具。

Claims (7)

  1. 長尺状をなす平板形状の平板部と、前記平板部の長手方向に沿う一方の平板端部から立ち上がる平板形状の側壁部とから成る本体部と、
    前記本体部の前記長手方向の一方の端部を塞ぐ端部閉塞部であり、前記平板部と前記側壁部に挟まれた内部の位置で、前記側壁部側に沿って開口するように形成され、電線を外部へ通過させる端部閉塞部と
    を備える照明器具本体。
  2. 長尺状をなす平板形状の平板部と、前記平板部の長手方向に沿う一方の平板端部から立ち上がる平板形状の側壁部とから成る本体部と、
    前記本体部の前記長手方向の一方の端部を塞ぐ端部閉塞部であり、前記側壁部が立ち上がる立上り方向における終端部から、前記立上り方向と反対方向に向かって形成された、電線を通過させるための切欠き開口が形成された端部閉塞部と
    を備えた照明器具本体。
  3. 前記端部閉塞部の前記開口は、
    前記側壁部の内側の壁面に近接する近接箇所の位置から前記長手方向に延長した延長線上の位置に形成された請求項1または請求項2のいずれかに記載の照明器具本体。
  4. 前記本体部は、前記平板部の長手方向に沿い、前記側壁部と対向するように平板端部から立ち上がる平板形状の第二の側壁部を有し、
    前記端部側壁部は、
    前記開口と、
    前記第二の側壁部の内側の壁面に近接する近接箇所の位置から前記長手方向に延長した延長線上の位置に形成された第二の開口と
    を備えた請求項1から請求項3のいずれかに記載の照明器具本体。
  5. 前記本体部は、前記平板部の長手方向に沿い、前記側壁部と対向するように平板端部から立ち上がる平板形状の第二の側壁部を有し、
    前記開口は、
    前記側壁部の内側の壁面に近接する近接箇所の位置から前記長手方向に延長した延長線上の位置と、前記第二の側壁部の内側の壁面に近接する近接箇所の位置から前記長手方向に延長した延長線上の位置との両方を含むように形成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の照明器具本体。
  6. 前記端部閉塞部の前記開口は、
    ノックアウト加工によって前記端部閉塞部に形成された除去対象領域が除去されて形成された請求項1から請求項5のいずれかに記載の照明器具本体。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の照明器具本体と、
    前記照明器具本体に取り付けられる光源ユニットと
    を備える照明器具。
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