JP2016156649A - 水中目標監視用データ表示装置、監視用データ表示方法、及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】従来は表示部2のメイン画面にサブ画面を呼び出して当該サブ画面に複数の各音響センサP1乃至P5にかかるチャネル情報を表示するようにしていた。この場合、メイン画面上の表示情報の一部がサブ画面でふさがれるという不都合があった。
これに対して、本発明では、水中目標(水中移動体)Mと各音響センサとの間の距離をデータ演算処理部11で算定し且つ当該算定された距離データの小さい順に、データ表示制御部12が対応する各音響センサに表示用の優先順位を付し、そして、この優先順位の順に、且つ上位順位の一部の音響センサにかかるチャネル情報を上記メイン画像に、サブ画面を設けることなく表示するようにした。
【選択図】図1
Description
この図6において、水中目標(水中移動体)Mの位置を局限するため、海中探索用の複数(5個)のパッシブ音響センサP1乃至P5を海上に敷設し、各々のパッシブ音響センサP1乃至P5が、水中目標Mが発する音響信号を受波する運用を設定する。
このように短時間の間に次から次へと新たにパッシブ音響センサP4乃至P5を敷設し、音響信号を監視し追いかけていく。
又、このブイには、パッシブ音響センサP1乃至P5が受信した音波信号を電気信号に変換し、且つ電波を介して特定の船舶又は地上に予め設置された受信局へ送信する信号変換送信装置が装備されている。
このため、受信した水中目標Mにかかるデータの受信処理側では、オペレータが、各パッシブ音響センサP1乃至P5からの音響情報を表示するための設定操作を、短時間の間に繰り返し行う必要性が生じている。
この内、特許文献1には、水中目標Mのエンジン音やモータ回転音等の機械音の受信レベルが小さい場合に、到来音の指向性データに基づいて水中目標を捕捉する技術内容が開示されている。
更に、特許文献3には、音源を備えたソノブイを設置し、当該音源ソノブイから発信される水中音波に対する水中目標からの反射音を捕捉すると共に当該反射音が微弱反射信号であっても、これを有効に検出するようにした技術が開示されている。
このことは、上記した関連技術にあっても同様で、上記各パッシブ音響センサP1乃至P5から得られる受信された前記水中目標Mからの音響データの表示に際しては、そのために必要なパラメータ(対応する信号表示チャネルも含む)を、まず、図7に示すようにデータ表示部200のメイン画面201上にサブ画面202を起動し、その後に当該サブ画面202上でまとめて設定表示するという手法が採られている。
本発明は、上記関連技術の有する不都合を改善し、水中目標の移動と共に位置が変化する当該水中目標からの音響データを受信可能な音響センサを、予め敷設された複数のパッシブ音響センサの中から迅速に選択し表示し得る水中目標監視用データ表示装置、設定表示方法、及びそのプログラムを提供することを、その目的とする。
前記複数のパッシブ音響センサから所定の検出信号が入力された場合に機能し、この内の二つのパッシブ音響センサからの方位情報に基づいて当該二つの各センサと水中目標との距離を、更には、他のセンサと水中目標との距離を順次算定し、
この算定された各距離データの小さい順に前記複数の各パッシブ音響センサに対して、表示に際しての優先順位を付し、
次に、前記水中目標にかかる受信データと共に優先順位が付された前記各パッシブ音響センサのチャネル情報を前記データ表示部に表示する、という構成を採っている。
前記複数のパッシブ音響センサから所定の検出信号が入力された場合に稼働し、この内の二つのパッシブ音響センサからの方位情報に基づいて当該二つの各センサと水中目標との距離を、更には、他の音響センサと水中目標との距離を、順次算定するデータ演算処理機能、
この算定された各音響センサと水中目標との各距離データの内、当該距離データの小さい順に前記複数の各パッシブ音響センサに対して、前記データ表示部におけるデータ表示に際しての優先順位を付す優先順位設定処理機能、
および、前記水中目標にかかる受信データと共に優先順位が付された前記各パッシブ音響センサのチャネル情報として前記データ表示部に表示するチャネル情報表示処理機能、を設け、
これらの各処理機能を前記演算表示制御部が備えているコンピュータに実現させるようにする、という構成を採っている。
まず、水中目標Mの水中移動により、その移動方向に敷設されている音響センサを特定する表示処理用のパラメータとしては、水中目標Mと音響センサ相互間の距離関係から、運用状態に応じて、変更頻度が多いものと少ないもの二種類に分類される。
まず、図1において、符号Mは、上気したように水中を走行中の水中目標(水中移動体)を示す。又、符号P1乃至P5は、前記水中目標監視用として当該海域に予め敷設された複数(本実施形態では5個を例示)の音響センサを示す。かかる各構成部分の設置された位置関係(条件設定)は、前述した背景技術における図6の場合と同一である。この図6で太字の矢印Aは、水中目標Mの移動方向を示す。
更に、この演算表示制御部10のデータ表示制御部12は、上記したデータ表示部2に、前述したセンサ表示用のチャネル情報および関連する情報を、外部からの指令に応じて直ちに画面表示するデータ表示処理機能12Aを備えている。
そして、上述した演算表示制御部10のデータ表示制御部12には、更に、上記各音響センサP1〜P5に対応した前記チャネル情報をデータ表示部2に画面表示するための動作指令を外部入力するための動作指令入力部10Aが、併設されている。
このため、上記データ記憶部22には、常に現在位置における距離情報が、音響センサP1〜P5に対応して記憶されることから、外部指令に応じて迅速に水中目標Mの現在位置にかかる距離情報を出力可能な状態となっている。
図5において、記号Sはメイン画面上における音響センサ用のチャネル設定領域を示す。このチャネル設定領域Sにおいて、記号∇はメイン画面上における項目表示欄の選択位置を示し、記号S1はチャネル項目表示領域を示す。
このため、かかる点においても、信頼性の高い汎用性ある水中目標監視用データ表示装置1を得ることができる。
次に、上記実施形態の全体的な動作について説明する。
最初に、本実施形態にあって、背景技術の内容と共に、装置全体の動作の概要を説明する。
まず、背景技術の場として、監視対象である水中目標Mとこれを監視する複数の音響センサP1乃至P5とが、前述した図6に開示した状態と同様の状態にあることを前提とする。
ここで、音響センサP1,P2,P3は敷設済であり、オペレータは音響センサP2を監視しているものとする。
この「∇」ボタンが選択されると(オペレータによる外部指令の入力)、全パッシブ音響センサP1乃至P4の中から、水中目標Mの位置から半径が規定値SKの円内に含まれる音響センサ(図4に示す音響センサP2,P4)に対応するチャネル一覧(センサ02,センサ04)が、図5(B)に示すように、選択項目表示領域S1に表示される。
以下、これを図3のフローチャートに基づいて更に詳述する。
まず、走行中の水中目標Mを監視する複数の音響センサP1〜P5から、水中目標Mの出力音に係る音響信号が送られてきた場合に、その最大値と当該最大値に対応した到来方向の方位情報とを信号受信部1Aが受信し、演算表示制御部10へ入力する(図3:ステップS101/水中目標監視信号受信工程)。
これにより、任意の二個の音響センサが受信した方位情報に基づいて、データ演算処理部11が当該二個の音響センサと音源である水中目標Mとの間の距離を、前述したように算定する。
即ち、データ表示制御部12は、走行する前記水中目標Mの現在位置における中心点から予め設定した一定距離以内の領域(設定領域SK)内に位置するパッシブ音響センサを限定対象として、表示用の前記優先順位を付す機能を備えている。
図4は、図6に示す水中目標Mが同図矢印Aの方向へ水中移動して、その設定領域SKR内に音響センサP2,P4が入った場合の状態を示す。
尚、上記図4の場合は、前述したように音響センサP2,P4が設定領域SKRに包含された場合を示す。
図5(B)の場合は、音響センサP2,P4にかかるチャネル情報P2,P4が表示された場合である。上述した図4の場合を示す。
本実施形態は、パッシブ音響センサのチャネル設定を迅速に行うことができる新技術を提供するものであり、上述のように構成され機能することから、以下に示す効果を得ることができる。
上述した本実施形態については、その新規な技術内容の要点をまとめると、以下のようになる。
尚、この新規な技術内容の要点は、以下のようにまとめられるが、かかる内容は、必ずしも本発明をこれに限定するものではない。
走行中の水中目標を監視する複数のパッシブ音響センサから方位情報と共に所定の検出信号が入力された場合に機能し当該各センサと水中目標との距離を算定するデータ演算処理部と、
この算定された各距離データについてその値の小さい順に、前記各パッシブ音響センサに対して表示に際しての優先順位を付すと共にこれを表示用のチャネル情報として特定するデータ表示制御部と、
この表示用のチャネル情報を画面表示するデータ表示部とを備えていることを特徴とした水中目標監視用受信データ表示装置。
付記1に記載の水中目標監視用受信データ表示装置において、
前記チャネル情報の表示動作のタイミングを設定する動作指令入力部を、前記データ表示制御部に併設したことを特徴とする水中目標監視用受信データ表示装置。
付記2に記載の水中目標監視用受信データ表示装置において、
前記データ表示制御部は、
前記動作指令入力部からの指令に基づいて稼働し、前記優先順位が付された各音響センサのチャネル情報を前記データ表示部に表示する優先順表示制御機能を備えていることを特徴とした水中目標監視用受信データ表示装置。
付記1に記載の水中目標監視用受信データ表示装置において、
前記データ表示制御部は、前記チャネル情報の表示制御に際しては、予め特定した複数の前記音響センサにかかるチャネル情報を、選択項目として前記データ表示部の選択項目表示領域に限定表示することを特徴とした水中目標監視用受信データ表示装置。
付記1又は4に記載の水中目標監視用受信データ表示装置において、
前記データ表示制御部は、前記データ演算処理部で算定された各距離データの内で前記水中目標を中心として予め定めた設定距離以下の距離データにかかる一又は二以上の前記パッシブ音響センサを特定すると共に、これを表示用の前記チャネル情報とするチャネル情報特定処理機能を備えていることを特徴とした水中目標監視用受信データ表示装置。
付記5に記載の水中目標監視用受信データ表示装置において、
前記データ表示制御部は、前記水中目標の移動と共にその中心位置が変化する設定距離領域に包含されている一又は二以上の音響センサを対象として前記水中目標との間の距離を算定し、これを当該移動により得られる新たなチャネル情報として前記データ表示部に可変表示するデータ可変表示処理機能を備えていることを特徴とした水中目標監視用受信データ表示装置。
付記6に記載の水中目標監視用受信データ表示装置において、
前記データ演算処理部で算定される前記各センサと水中目標との距離データは、前記データ演算処理部に予め併設されたデータ記憶部に前記各センサ毎に記憶することを特徴とした水中目標監視用受信データ表示装置。
付記7に記載の水中目標監視用受信データ表示装置において、
前記データ表示制御部は、前記データ表示部における前記チャネル情報の設定表示に際しては、前記データ表示部におけるメインの表示領域を避けて前記チャネル情報用の選択項目を表示する画面表示領域を設定することを特徴とした水中目標監視用受信データ表示装置。
走行中の水中目標を監視する複数のパッシブ音響センサと、この各音響センサが方位情報と共に受信した水中目標からの出力音データに基づいて当該各音響センサに対する前記水中目標の位置を特定するデータ演算処理部と、この特定された水中目標の位置情報および前記各音響センサにかかる情報をデータ表示部に表示するデータ表示制御部とを備えた水中目標監視用受信データ表示装置における受信データの表示方法であって、
前記複数の各音響センサから所定の検出信号が入力された場合に機能し、この内の二つの音響センサからの方位情報に基づいて当該二つの各センサと水中目標との距離を、更には、他のセンサと水中目標との距離を、前記データ演算処理部が順次算定し、
この算定された各距離データの小さい順に前記複数の各音響センサに対して、前記データ表示制御部が表示に際しての優先順位を付し、
次に、前記データ表示制御部が、前記水中目標にかかる受信データと共に優先順位が付された前記各音響センサのチャネル情報を前記データ表示部に表示することを特徴とした水中目標監視用受信データ表示方法。
付記9に記載の水中目標監視用受信データ表示方法において、
前記データ表示部における前記チャネル情報の表示に際しては、事前に外部からの表示指令が入力された場合に当該表示指令のタイミングで、データ表示制御部が前記チャネル情報の表示を実行することを特徴とした水中目標監視用受信データ表示方法。
付記9に記載の水中目標監視用受信データ表示方法において、
前記優先順位を付す工程にあっては、
前記データ表示制御部は、走行する前記水中目標の現在位置における中心点から予め設定した一定距離以内の領域(設定領域)内に位置する音響センサを限定対象として、表示用の前記優先順位を付すことを特徴とした水中目標監視用受信データ表示方法。
付記11に記載の水中目標監視用受信データ表示方法において、
前記水中目標の移動と共にその中心位置が移動する前記設定領域に対応して、前記データ表示制御部は、当該移動後に包含されている一又は二以上の前記音響センサを特定し、この特定された移動後の前記音響センサを対象として前記水中目標との間の距離を算定し、これらに表示用の前記優先順位を付すと共に、当該移動により得られ新たなチャネル情報としてこれらを前記データ表示部に可変表示することを特徴とした水中目標監視用受信データ表示方法。
走行中の水中目標を監視する複数のパッシブ音響センサと、この各音響センサが方位情報と共に受信した水中目標からの出力音データに基づいて当該各音響センサに対する前記水中目標の位置を特定するデータ演算処理部と、この特定された水中目標の位置情報および前記各音響センサにかかる情報をデータ表示部に表示するデータ表示制御部と、このデータ表示制御部及び前記データ演算処理部を含む演算表示制御部とを備えた水中目標監視用受信データ表示装置にあって、
前記複数の各音響センサから所定の検出信号が入力された場合に稼働し、この内の二つの各音響センサからの方位情報に基づいて当該二つの各センサと水中目標との距離を、更には、他の音響センサと水中目標との距離を、順次算定するデータ演算処理機能、
この算定された各音響センサと水中目標との各距離データの内、当該距離データの小さい順に前記複数の各音響センサに対して、前記データ表示部におけるデータ表示に際しての優先順位を付す優先順位設定処理機能、
および、前記水中目標にかかる受信データと共に優先順位が付された前記各音響センサのチャネル情報を前記データ表示部に表示するチャネル情報表示処理機能、を設け、
これらの各処理機能を前記演算表示制御部が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする水中目標監視用受信データ表示プログラム。
付記13に記載の水中目標監視用受信データ表示プログラムにおいて、
前記に付す優先順位設定処理機能にあっては、
走行する前記水中目標の現在位置における中心点から予め設定した一定距離以内の領域(設定領域)内に位置する音響センサを限定対象として、表示用の前記優先順位を付すことを特徴とした水中目標監視用受信データ表示プログラム。
付記14に記載の水中目標監視用受信データ表示プログラムにおいて、
前記水中目標の移動と共にその中心位置が移動する前記設定領域に対応して、当該移動後に包含される一又は二以上の音響センサを特定するセンサ特定処理機能、この特定された移動後の二つの音響センサを対象として前記水中目標との間の距離を算定する距離算定処理機能、及びこれらの各音響センサに表示用の前記優先順位を付すと共に、当該移動により得られ新たなチャネル情報として前記データ表示部に可変表示するチャネル情報可変表示処理機能を設け、
これらの各処理機能を前記演算表示制御部が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする水中目標監視用受信データ表示プログラム。
2 データ表示部
10 演算表示制御部
10A 指令情報入力部
11 データ演算処理部
11A 距離演算処理機能
12 データ表示処理部
12A データ表示制御機能
12B 優先順表示制御機能
12C チャネル情報限定表示制御機能
12D データ可変表示処理機能
21 演算ソフト記憶部(演算プログラム記憶部)
22 データ記憶部
M 水中目標(水中移動体)
P1,P2,P3,P4,P5 パッシブ音響センサ
SK 設定距離(一定距離)
SKR 設定距離領域
Claims (10)
- 走行中の水中目標を監視する複数のパッシブ音響センサから所定の検出信号が入力された場合に機能し当該各センサと水中目標との距離を算定するデータ演算処理部と、
この算定された各距離データについてその値の小さい順に、前記各パッシブ音響センサに対して表示に際しての優先順位を付すと共にこれを表示用のチャネル情報として特定するデータ表示制御部と、
この表示用のチャネル情報を画面表示するデータ表示部とを備えていることを特徴とした水中目標監視用受信データ表示装置。 - 請求項1に記載の水中目標監視用受信データ表示装置において、
前記チャネル情報の表示動作のタイミングを設定する動作指令入力部を、前記データ表示制御部に併設したことを特徴とする水中目標監視用受信データ表示装置。 - 請求項2に記載の水中目標監視用受信データ表示装置において、
前記データ表示制御部は、
前記動作指令入力部からの指令に基づいて稼働し、前記優先順位が付された前記各音響センサのチャネル情報を前記データ表示部に表示する優先順表示制御機能を備えていることを特徴とした水中目標監視用受信データ表示装置。 - 請求項1に記載の水中目標監視用受信データ表示装置において、
前記データ表示制御部は、前記チャネル情報の表示制御に際しては、予め特定した複数の音響センサにかかるチャネル情報を、選択項目として前記データ表示部に予め設けた選択項目表示領域に限定表示することを特徴とした水中目標監視用受信データ表示装置。 - 請求項1又は4に記載の水中目標監視用受信データ表示装置において、
前記データ表示制御部は、前記データ演算処理部で算定された各距離データの内で前記水中目標を中心として予め定めた設定距離以下の距離データにかかる一又は二以上の前記パッシブ音響センサを特定すると共に、これを表示用の前記チャネル情報とするチャネル情報特定処理機能を備えていることを特徴とした水中目標監視用受信データ表示装置。 - 請求項5に記載の水中目標監視用受信データ表示装置において、
前記データ表示制御部は、前記水中目標の移動と共にその中心位置が変化する設定距離領域に包含されている二つの音響センサを対象として前記水中目標との間の距離を算定し、これを当該移動により得られる新たなチャネル情報として前記データ表示部に可変表示するデータ可変表示処理機能を備えていることを特徴とした水中目標監視用受信データ表示装置。 - 請求項6に記載の水中目標監視用受信データ表示装置において、
前記データ演算処理部で算定される前記各センサと水中目標との距離データは、前記データ演算処理部に予め併設されたデータ記憶部に前記各センサ毎に記憶することを特徴とした水中目標監視用受信データ表示装置。 - 請求項7に記載の水中目標監視用受信データ表示装置において、
前記データ表示制御部は、前記データ表示部における前記チャネル情報の設定表示に際しては、前記データ表示部におけるメインの表示領域を避けて前記チャネル情報用の選択項目を表示する画面表示領域を設定することを特徴とした水中目標監視用受信データ表示装置。 - 走行中の水中目標を監視する複数のパッシブ音響センサと、この各音響センサが受信した水中目標からの出力音に基づいて当該各音響センサに対する前記水中目標の位置を特定するデータ演算処理部と、この特定された水中目標の位置情報および前記各音響センサにかかる情報をデータ表示部に表示するデータ表示制御部とを備えた水中目標監視用受信データ表示装置における受信データの表示方法であって、
前記複数の各音響センサから所定の検出信号が入力された場合に機能し、この内の二つの音響センサからの方位情報に基づいて当該二つの各センサと水中目標との距離を、更には、他のセンサと水中目標との距離を順次算定し、
次に、この算定された各距離データの小さい順に前記複数の各パッシブ音響センサに対して、表示に際しての優先順位を付し、
次に、前記水中目標にかかる受信データと共に優先順位が付された前記各音響センサのチャネル情報を前記データ表示部に表示することを特徴とした水中目標監視用受信データ表示方法。 - 走行中の水中目標を監視する複数のパッシブ音響センサと、この各音響センサが受信した水中目標からの出力音に基づいて当該各音響センサに対する前記水中目標の位置を特定するデータ演算処理部と、この特定された水中目標の位置情報および前記各音響センサにかかる情報をデータ表示部に表示するデータ表示制御部と、このデータ表示制御部及び前記データ演算処理部を含む演算表示制御部とを備えた水中目標監視用受信データ表示装置にあって、
前記複数の音響センサから所定の検出信号が入力された場合に稼働し、この内の二つの音響センサからの方位情報に基づいて当該二つの各センサと水中目標との距離を、更には、他の音響センサと水中目標との距離を、順次算定するデータ演算処理機能、
この算定された各音響センサと水中目標との各距離データの内、当該距離データの小さい順に前記複数の各音響センサに対して、前記データ表示部におけるデータ表示に際しての優先順位を付す優先順位設定処理機能、
および、前記水中目標にかかる受信データと共に優先順位が付された前記各音響センサのチャネル情報を前記データ表示部に表示するチャネル情報表示処理機能、を設け、
これらの各処理機能を前記演算表示制御部が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする水中目標監視用受信データ表示プログラム。
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