JP2016156642A - 道案内サーバ、道案内サーバ制御方法、道案内サーバ制御プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図2は、道案内システムの各構成部間における処理を模式的に示す図である。
目標物管理・運営者は、道案内サービス提供者に対して道案内サービスを受けることの申込みの手続(道案内サービス申込手続)をおこない、道案内サービス提供者は、目標物管理・運営者が道案内サービスを利用できるように処理をおこなう。その処理の一部は、人手によりおこなうようにしてもよい。ここで、目標サイトサーバ31の運用者は、目標物管理・運営者である。上述したように、目標物が貸しビル等の不動産自体の場合には目標サイトサーバ31の運用者は目標物の管理者であることが多く、目標物が貸しビル等を借りて営業をする店舗の場合には目標サイトサーバ31の運用者は目標物の運用者であることが多い。道案内サーバ32の運用者は道案内サービス提供者である。ステップST1の処理が完了すると携帯情報端末20のユーザーは道案内のサービスを受けることができるようになる。目標物管理・運営者と道案内サービス提供者との間におけるステップST1の処理の詳細については後述する(図10を参照)。
目標サイトは、道案内サーバ32へリンクするタブ(例えば、「道案内ボタン」)を有している。目標サイトサーバ31の運用者は、携帯情報端末20のユーザーが容易に目標サイトにアクセスできるように、ウェブブラウザを用いて建物の名称、店舗の名称を検索したときの入り口となるウェブサイト(ポータルサイト)を目標サイトにすることが、速やかに道案内サービスを提供するためには望ましい。
サイトTOP画面とは、ポータルサイトにアクセスしたときに携帯情報端末20の液晶画面に表示される画面である(図2中の画面表示を参照)。サイトTOP画面の中に「道案内ボタン」が配されている。なお、「道案内ボタン」は、複数ページに複数個埋め込んだ方がユーザーの利便性が高まるところから、目標物管理・運営側サイト内であれば、複数個を埋め込むようにしてもよい。また、ユーザーが目標物管理・運営側サイトにアクセスし、「道案内のボタン」を押したタイミングで、利用規約への同意をする旨の図示しない画面表示をして、同意プロセスを追加するようにしても良い。同意を求める表示の内容は、例えば、「本サービスは、道案内サービスの提供者である△△からの提供であり、当社(○○ホテル)は関係ない」旨、「本サービスを利用して発生した損害などについては、当社は一切の責を負わない」旨等である。
「道案内ボタン」のクリックにより処理は、目標サイトサーバ31から道案内サーバ32に移る。
ステップST6は、道案内サーバ32が地図・写真情報提供サーバ33のウェブサイトにアクセスすることによって、地図・写真情報を道案内サーバ32に自動ダウンロードする処理である。
ステップST5、ステップST6の処理によって道案内サーバ32は、地図・写真情報提供サーバ33から道案内サーバ32がアプリケーションプログラミングインタフェース(API)によって特定する地図・写真情報を得る。
道案内のプログラム(道案内プログラム)は、地図・写真情報提供サーバ33と携帯情報端末20とのインタフェースのためのアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を含むプログラムである。どのように、アプリケーションプログラミングインタフェースを組み合わせて用いるかは道案内サーバ32が道案内のプログラムにおいて特定する。道案内プログラムによって制御される携帯情報端末20は、アプリケーションプログラミングインタフェースを使うことによって、携帯情報端末20から地図・写真情報提供サーバ33に要求する地図・写真情報の内容を特定することができる。アプリケーションプログラミングインタフェースとして、Google Maps APIを使うことによって、ウェブサイトにグーグルマップをカスタマイズして表示するサービスを提供することができる。
携帯情報端末20は、刻々と変化する携帯情報端末20の現在地情報(携帯情報端末20のエンドユーザーの現在地情報でもある)に応じて、道案内プログラムが指定する内容の地図・写真情報を地図・写真情報提供サーバ33に要求する。
ステップST9は、携帯情報端末20が地図・写真情報提供サーバ33のウェブサイトにアクセスすることによって、地図・写真情報を携帯情報端末20に自動ダウンロードする処理である。
ステップST8、ステップST9の処理によって携帯情報端末20は、地図・写真情報提供サーバ33から地図・写真情報を得る。
携帯情報端末20、目標サイトサーバ31、道案内サーバ32、地図・写真情報提供サーバ33の各構成部における処理の詳細について説明するに先立ち、道案内中において携帯情報端末20の液晶画面に表示される画像についてまず説明をする。以下においては、地図・写真情報提供サーバ33としてGoogle サーバを用い、道案内プログラムにおいてはGoogle Maps APIを用いる場合における実施形態の一例を示す。
(2)「ガイダンス欄」が液晶画面に設けられ「右折する」など、次に進む方向をテキストにて表示する。この表示は多言語対応可能とされている。このような、通常のGoogleマップにはない機能によって道案内の利便性はより向上する。
(3)「ルート確認ボタン」が液晶画面に設けられ、「ルート確認ボタン」をクリックすることによってストリートビューの画像を使い、現在位置から目標位置までの移動方向から見た写真をアニメーションの形態で表示する(図5を参照)。この「ルート確認ボタン」によって、これから見る風景を事前に知ることができるという、通常のGoogleマップにはない機能によって利便性はより向上する。
エンドユーザーが「再検索」をクリックすると、何度でも、エンドユーザーの現在位置から当初の目標位置まで道案内プログラムは道案内をする。
<道案内処理フローの概念図(1)>
図10は、目標物管理・運営者と道案内サービス提供者との間におけるフローの概念図(道案内処理フローの概念図(1))である。
ステップST103は、管理ツール(サイト)の処理である。管理ツール(サイト)は、顧客サイトに申込み内容を登録する(申込内容登録処理)。
登録においては、管理ツール(サイト)がログイン画面、顧客一覧画面、顧客登録/編集画面、店舗一覧画面、店舗登録/編集画面、テスト画面、スクリプト画面の各々が表示できるようにデータベースを形成する(データベース形成処理)。
顧客一覧画面とは、ログイン後に表示される画面であり、登録済みの顧客を一覧表示する(図11(B)を参照)。
顧客登録/編集画面とは、顧客一覧画面から表示される画面であり、本画面にて顧客を登録/編集する(図11(C))。
店舗一覧画面とは、顧客一覧画面から表示される画面であり、指定された顧客の店舗を一覧表示する(図11(D))。
店舗登録/編集画面とは、店舗一覧画面から表示される画面であり、本画面にて店舗を登録/編集する(図12(A))。
テスト画面とは、店舗登録/編集画面から表示される画面であり、指定された出発地から店舗の位置までの道案内をシミュレートする(図12(B))。
スクリプト画面とは、店舗一覧画面から表示される画面であり、道案内プログラム用のスクリプトを表示する(図12(C))。
埋め込み用スクリプトとは、アプリケーションソフトウエアの動作内容を台本のように記述し制御するための簡易な言語であって目標サイトのウェブページにリンク先の別のページ埋め込むためのものである。例えば、目標ホテルサーバが表示するウェブサイトのページ内に「道案内ボタン」の表示をして別のページにリンクさせるためのスクリプト、店舗の入り口の緯度/経度の情報に関するスクリプト等である。
管理ツール(サイト)の運用担当者が目標物管理・運用側に登録完了をメールで知らせるようにしてもよい。
ステップST108は、目標物管理・運用側の担当者が登録完了通知受取処理後におこなう処理である。担当者は管理ツール(サイト)にアクセスする(管理サイトアクセス処理)。
ステップST109は、目標物管理・運用側の担当者がおこなう処理である。担当者は管理ツール(サイト)の埋め込み用スクリプトのダウンロードデータを表示する画面を表示する(ダウンロードデータ画面表示処理)。
ステップST110は、目標物管理・運用側の担当者がおこなう処理である。担当者は埋め込み用スクリプトのダウンロードを要求する(埋め込み用スクリプトダウンロード要求処理)。
ステップST114は、目標物管理・運用側の目標サイトサーバ31がおこなう処理である。目標サイトサーバ31においてウェブサイトに埋め込み用スクリプトを埋め込む(埋め込み用スクリプト埋込処理)。
ステップST115は、目標物管理・運用側の目標サイトサーバ31が提供する目標サイトにアクセスして表示する(目標サイトアクセス表示処理)。
ステップST115の処理によって埋め込み用スクリプトを埋め込んだウェブサイトが適切に表示されることが確認できる。
図13は、道案内中の携帯情報端末20と目標サイトサーバ31と地図・写真情報提供サーバ33とにおける処理フローの概念図(道案内処理フローの概念図(2))である。
携帯情報端末20は、「道案内ボタン」のクリックにともない携帯情報端末20の現在位置の緯度・経度を目標サイトサーバ31に知らせる。このようなサイト画面をクリックして別のサイトサーバにリンクする技術は公知技術である。
IF情報には表示実行スクリプト、道案内の実行スクリプト、案内ルートから外れた場合の実行スクリプトも含まれる。このIF情報は、携帯情報端末20を制御するための携帯情報端末のオペレーティングシステム上で地図・写真情報提供サーバ33(Googleサーバ)からの地図・写真情報を所定の形式、順序でダウンロードするように指示する道案内プログラムである。
(1)道案内サーバ32から、道案内プログラムをダウンロードする処理(IF情報受信処理)。
(2)Google Maps JavaScript APIの取得の処理(Google Maps JavaScript API取得処理)。
(3)携帯情報端末20がおこなう処理を特定する命令の記憶(命令記憶処理)。例えば、地図、出発位置からの目標位置までの案内ルート、ストリートビューを地図・写真情報提供サーバ33(Googleサーバ)にアクセスして得る命令、携帯情報端末20の液晶画面上に地図と写真の2つの画像を表示する命令、案内ルートに沿ってストリートビューを早回しで自動再生する命令等。
なお、道案内プログラムは携帯情報端末20のオペレーティングシステムを土台として働くので携帯情報端末20に特有な機能であるスワイプ機能、ピンチアウト/ピンチイン機能は保障される。
携帯情報端末20はGoogle Maps JavaScript APIを取得することによって、Map/SV情報やルート情報を取得することが可能となる。
すなわち、道案内プログラムに含まれている地図・写真特定情報をステップST214で用いる。
具体的には、液晶画面に丁度一致する大きさの画像であって、画面上段にストリートビューの現在位置における所定回転角度の写真の画像、画面下段に地図の画像、地図の内部に案内ルート情報に基づく案内ルートを示す色つきの太い線の画像を表示する。
なお、エンドユーザーが「ルート確認ボタン」をクリックした場合には、道案内プログラムが携帯情報端末20の画面上段のストリートビューの写真の画像を順次、自動的にルートに沿った順番で切り替えさせる。ここで、携帯情報端末20は、案内ルートに沿った複数個のストリートビューの写真の画像データを携帯情報端末20のメモリに予め保存しておいて順次、画像表示面に表示してもよいが、所定時間毎に、案内ルートに沿った地図・写真特定情報が指定する写真を順次、地図・写真情報提供サーバ33から得て表示してもよい。
なお、携帯情報端末20の内部の記憶素子に案内ルートに沿った複数個のストリートビューの画像データ(写真情報)がステップST214ないしステップST217の処理によって既に保存されている場合には、記憶素子から該当する写真情報を取り出すことができるので、ステップST229ないしステップST229の処理に替えて記憶素子から該当する写真情報を取り出して表示する処理をおこなうこととなる。
図14は、道案内中に、案内ルートから外れた場合の処理フローの概念図(道案内処理フローの概念図(3))である。
ここで、ルート情報と現在地情報のいずれもが緯度・経度で表される情報である。ルート情報と現在地情報の差異判断は以下の様にしておこなう。現在地情報が示す位置を中心として半径がルート外限界距離の円内に案内ルートが存在するか否かで案内ルートから外れたか否かを判断する。ここで、ルート外限界距離とは、案内ルートから外れたか否かを判断するための指標であり、例えば、100m(メータ)とする。携帯情報端末20のMPUは、現在位置を中心とする半径100mの円内の緯度・経度の範囲に案内ルートの緯度・経度が含まれるか否かを、現在地情報を取得するための割り込み時間内に常時演算する。エンドユーザーの現在位置の半径100mの円内の緯度・経度の範囲に案内ルートの緯度・経度が含まれていれば案内ルートから外れていないと判断し、含まれていなければ案内ルートから外れていると判断する。
メッセージの内容は、例えば、「ルートから外れました It deviated from the rout」である(図9を参照)。
再検索ボタンの表示の内容は、例えば、「再検索 Re-search」である(図9を参照)。
そして、エンドユーザーの現在位置の半径100mの円内の緯度・経度の範囲に案内ルートの緯度・経度が含まれるようになれば、処理は、携帯情報端末20がおこなうステップST226(Map/SV情報要求)へ移り、通常の道案内処理をおこなう。すなわち、暗転画面にストリートビューの写真が現れる。
そして、道案内の処理はリスタートする。
図15は、道案内中に、案内ルートから外れた場合の別の処理フローの概念図(道案内処理フローの概念図(4))である。
ステップST403における判断の結果、エンドユーザーが案内ルートから外れていると判断する場合には、処理はステップST404へ移る。
メッセージの内容は、例えば、「ルートから外れました It deviated from the rout」である(図9を参照)。
再検索ボタンの表示の内容は、例えば、「再検索 Re-search」である(図9を参照)。
すなわち、測位した現在地情報に基づき地図情報とストリートビューの情報(Map/SV情報)とを地図・写真情報提供サーバ33(Googleサーバ)に要求する。
実施形態においては、道案内サーバ32と携帯情報端末20とは共に、地図・写真情報提供サーバ33から地図・写真情報を得る。ここで、道案内サーバ32が地図・写真情報提供サーバ33からダウンロードする情報と、携帯情報端末20が地図・写真情報提供サーバ33からダウンロードする情報とは、一部共通するものの全く同じではない。
(1)目標位置情報(緯度LATT、経度LONT)、出発位置情報(緯度LATS、経度LONS)から目標位置と現在位置の中心の中心位置座標(緯度LATC、経度LONC)を以下の式から求める。
LATC = (LATT- LATS)/2+ LATS
LONC = (LONT- LONS)/2+ LONS
(2)緯度LATC 、経度LONC を中心として、緯度|LATT- LATS|、経度|(LONT- LONS|の範囲が含まれるように地図のズームレベル(0〜21+、0は地球全体)に対応するズーム数値NZを特定する。緯度・経度の範囲を、緯度LATC ±|LATT- LATS|、LONC ±|(LONT- LONS|とするのは、目標位置と出発位置が中心位置から3割程度の位置となるような範囲の地図を選択するためである。地図に含まれる緯度・経度の範囲をLATC ±|LATT- LATS|、LONC ±|(LONT- LONS|よりも大きくなるようにズームレベルを選べば、地図の範囲はより広くなる。地図・写真特定情報をこのように選べば、携帯情報端末20の液晶画面に表示される地図画像の中心点に緯度LATC 、経度LONCの位置が表示され、ズームレベルに応じた範囲の地図が表示される。
(3)なお、道案内サーバは、携帯情報端末30から得た目標位置が目標物の玄関の位置ではないことを予め道案内サーバに登録された顧客情報から道案内サーバが認識している場合には、目標サイトサーバ31を経由して得た目標位置情報を顧客情報の目標位置に置き換えるようにしてもよい。また、目標サイトサーバ31において目標位置を目標物の玄関の位置に置き換える処理をしてもよい。そして、顧客情報の目標位置に置き換えた場合には、IF情報配信(図13のステップST209)の処理において、置き換えた目標位置の目標位置情報を携帯情報端末20に知らせる。
(1)道案内サーバ32は、緯度LATC 、経度LONC 、ズーム数値NZを指定してグーグルマップにアクセスして地図情報をダウンロードする。
(2)道案内サーバ32は、目標位置情報(緯度LATT、経度LONT)、出発位置情報(緯度LATS、経度LONS)を指定して地図・写真情報提供サーバ33が提供するグーグルマップのルート検索機能を利用して案内ルートのルート情報をダウンロードする。
(3)IF情報配信(図13のステップST209)の処理において、IF情報の中に、エンドユーザーが指定するルート検索の移動モードが徒歩モードであるか車モードであるかを含ませるので、道案内サーバ32が検索する案内ルートと携帯情報端末20検索する案内ルートとは一致する。
出発位置P0から目標位置PNを目指して移動する場合には、最初に到達するポイントP1(緯度LATP1、経度LON P1)、2番目に到達するポイントP2(緯度LATP2、経度LON P2)、・・・・目標位置の一つ前のN-1番目に到達するポイントPN-1(緯度LATPN-1、経度LONPN-1)を取得する。P0(緯度LATP0、経度LON P0)=(緯度LATS、経度LONS)であり、PN(緯度LATPN、経度LON PN)=(緯度LATT、経度LONT)である。
(1)ポイントP0(出発位置)からポイントP1に向かうベクトルの角度θ0、ポイントP1からポイントP2に向かうベクトルの角度θ1・・・ポイントPnからポイントPn+1に向かうベクトルの角度θn・・・ポイントPN-1からポイントPN(目標位置)に向かうベクトルの角度θNを以下の式によって求める。以下の式では、Xn=(LONP(n+1)- LONPn)、Yn=(LATP(n+1)- LATPn)である。ポイントPn付近のストリートビューの回転角度を角度θnとする画像が、ポイントPnにおいてエンドユーザーの移動方向に見える風景に対応する角度の写真である。
θn = arctan (Yn/Xn) ×π/2×90°
X=0,Y>0のとき、
θn=90°
X=0,Y<0のとき、
θn=270°
X=<0のとき、
θn= {arctan (Yn/Xn) + π }×π/2×90°
(1)各ポイントについて、以下のΔθnを求める演算をする。すなわち、ポイントPnにおける移動方向の方位と次のポイントPn+1における移動方向の差分を演算する。
|Δθn|<θKの場合(差分の絶対値が所定角度θK(例えば、30°)未満の場合)には、ポイントPnの先に曲り角がないと判断できる。
ステップST211の現在位置(緯度・経度で特定)と目標位置(緯度・経度で特定)と地図のズームレベルと地図・写真特定情報として地図・写真情報を地図・写真情報提供サーバ33(Googleサーバ)に要求する処理(Google Maps JavaScript API要求処理)。
ステップST213のGoogle Maps JavaScript APIによって特定される地図情報を取得する(Google Maps JavaScript API取得処理)。
ステップST214の現在位置において移動方向に見える風景の写真を、ストリートビューが得られる位置および回転角度によって特定する情報(Map/SV情報)を地図・写真情報提供サーバ33(Googleサーバ)に要求する処理(Map/SV情報要求処理)。
ステップST217のMap/SV情報によって指定される写真情報を受信する処理(Map/SV情報受信処理)。
ステップST218の出発位置と目標位置とを送信してルート(経路)検索の結果の情報であるルート情報を要求する処理(ルート情報要求処理)。
ステップST221の特定されたルート情報である案内ルート情報を受信する処理(ルート情報受信処理)。
ステップST222において液晶画面に画像を表示する処理(表示(START)処理)。
ステップST225の測位機能を制御して携帯情報端末の現在位置の緯度・経度を測位する処理(現在地情報取得処理)。
ステップST226の案内ルート上のエンドユーザーの現在位置が、移動方向に向かい次のストリートビューの配されている位置(次の位置)を通過したことを検出すると、次の位置のストリートビューの情報(Map/SV情報)を地図・写真情報提供サーバ33(Googleサーバ)に要求する処理(Map/SV情報要求処理)。
ステップST229のMap/SV情報によって指定される写真情報を受信する処理(Map/SV情報受信処理)。
ステップST230のステップST229において受信したMap/SV情報によって写真の画像を液晶画面に表示する処理(表示(移動中)処理)。
ステップST302の道案内中は常時、所定時間毎の割り込み処理によって現在地情報を取得する処理(現在地情報取得処理)。
ステップST303のルート情報と現在地情報の差異判断をおこなう処理(ルート情報と現在地情報の差異判断処理)。
具体的には、携帯情報端末のMPUに以下をおこなわせる命令を送る。
(ΔLAT =ルート外限界距離に対応する緯度)、(ΔLON =ルート外限界距離に対応する緯度)を予め道案内プログラム内で設定しておき、
(現在位置の緯度±ΔLATにポイントPnの緯度が含まれ)、かつ、(現在位置の経度±ΔLONにポイントPnの経度が含まれ)る場合には、そのポイントPnは、ルート外限界距離内である。よって、ポイントP0ないしポイントPNのいずれかがルート外限界距離内であれば、案内ルートから外れていないと判断する。ポイントP0ないしポイントPNのすべてがルート外限界距離外であれば、案内ルートから外れていると判断する。
ルート外限界距離内の場合、処理をステップST226(Map/SV情報要求)へ移す。
ルート外限界距離外の場合、処理をステップST304のルートから外れた用スクリプトを実行する(ルートから外れた用スクリプト実行処理)。
ステップST305の液晶画面の上面のストリートビュー画面(SV画面)を暗転する処理(図9を参照、SV画面暗転処理)。
ステップST306の液晶画面の上面の暗転画面内にメッセージ表示 をする処理(図9を参照、メッセージ表示処理)。
ステップST307の液晶画面の上面の暗転画面内にボタンを表示する処理(図9を参照、再検索ボタン表示処理)。
ステップST308のユーザーが再検索ボタンをクリックしたときに処理をステップST207(道案内表示要求 )へ移す処理。
ステップST302ないしステップST308の処理に替えて以下の処理を携帯情報端末20のMPUに実行させるようにしてもよい。
ステップST403のルート情報と現在地情報の差異判断をおこなう処理(ルート情報と現在地情報の差異判断処理、ステップST303の処理を参照)。
ステップST403のエンドユーザーが案内ルートから外れていると判断する場合の、処理をステップST404へ移す処理。
ステップST404のルートから外れた用スクリプトを実行する処理(ルートから外れた用スクリプト実行処理)。
ステップST405の液晶画面の上面のストリートビュー画面(SV画面)を暗転させる処理(図9を参照、SV画面暗転処理)。
ステップST406の液晶画面の上面の暗転画面内にメッセージ表示 をする処理(図9を参照、メッセージ表示処理)。
ステップST407の液晶画面の上面の暗転画面内にボタンを表示する処理(図9を参照、再検索ボタン表示処理)。
ステップST409のストリートビューの情報(Map/SV情報)を地図・写真情報提供サーバ33(Googleサーバ)に要求する処理(Map/SV情報要求処理)。
ステップST412のMap/SV情報によって指定される写真情報を受信する処理(Map/SV情報受信処理)。
ステップST413の出発位置と目標位置とを送信してルート(経路)検索の結果の情報であるルート情報を要求する処理(ルート情報要求処理)。
ステップST416の特定されたルート情報である案内ルート情報を受信する処理(ルート情報受信処理)。
ステップST417の液晶画面に画像を表示する処理(再表示(リロード画面)処理)。
IF情報は、以下のものであってもよい。
道案内サーバ32は、IF情報配信(図13のステップST209)の処理において、ステップST2081で求めた中心位置座標(緯度LATC、経度LONC)およびズーム数値NZ、ステップST2084で求めたポイントPn付近におけるストリートビューの角度θn、ステップST2085で求めたポイントPnの先に曲り角があるとの各地図・写真特定情報を、携帯情報端末20のハードウエア、ソフトウエアを制御する一群の制御命令と共に道案内プログラムに含ませて携帯情報端末20に配信するようにしてもよい。
IF情報を受信(図13のステップST210)した携帯情報端末20は、中心位置座標(緯度LATC、経度LONC)およびズーム数値NZをMap/SV情報要求処理(図13のステップST214を参照)で用いることができる。また、ルート検索条件(移動モード、目標位置情報(緯度LATT、経度LONT)、出発位置情報(緯度LATS、経度LONS)は、ルート情報要求処理(図13のステップST218を参照)で用いることができる。また、ストリートビューの角度θnを道案内開始前に「ルート確認ボタン」をクリックする処理(図13のステップST222に含まれる)で用いることができ、道案内を受けながら移動中のMap/SV情報要求処理(図13のステップST226を参照)で用いることができる。さらに、携帯情報端末20は、ステップST2085で求めた曲り角の情報(ポイントPnの先に曲り角があり、ポイントPn+1は曲り角を過ぎた地点であるとの情報)を移動中の曲がり角の前のポイントで用いることができる。そして、携帯情報端末20のハードウエア、ソフトウエアを制御する一群の制御命令によって携帯情報端末20を順次、制御することができる。
20 携帯情報端末
21 スマートフォン
22 スマートフォン
23 ノートパソコン
31 目標サイトサーバ
32 道案内サーバ
33 地図・写真情報提供サーバ
40 インターネット
50 航法衛星
Claims (9)
- 携帯情報端末からの道案内依頼に応じて道案内プログラムを提供する道案内サーバであって、
前記携帯情報端末が道案内を依頼した時点における出発位置の情報である出発位置情報と到達すべき目標位置の情報である目標位置情報とを得て、
地図・写真情報提供サーバにアクセスして前記出発位置情報と前記目標位置情報とに基づき前記出発位置から前記目標位置までのルートである案内ルートの検索を要求し、
前記案内ルートに沿った移動方向に見える風景に対応する地図・写真情報を特定するための地図・写真特定情報を作成し、
前記携帯情報端末を前記地図・写真情報提供サーバにアクセスさせて前記地図・写真特定情報に基づき前記携帯情報端末の画像表示面に道案内の表示をさせるためのプログラムである道案内プログラムを作成し、
前記携帯情報端末に前記道案内プログラムを配信する、
道案内サーバ。 - 前記地図・写真特定情報は、
前記案内ルートに沿った複数のポイントの位置情報および前記複数のポイントにおける移動方向の写真を特定する情報であり、
前記道案内プログラムは、
前記携帯情報端末に所定時間毎の前記携帯情報端末の現在位置を測位させ、
前記携帯情報端末を前記地図・写真情報提供サーバにアクセスさせて前記現在位置の付近のポイントにおける前記移動方向の写真の画像をダウンロードさせ、
前記携帯情報端末の画像表示面に前記移動方向の写真を表示させる、
請求項1に記載の道案内サーバ。 - 前記ポイントにおける移動方向の写真を特定する情報は、
該道案内サーバが、前記ポイントから移動方向の次のポイントへ向かうベクトルの方向を演算して、前記ポイントにおける360°の全方向写真のなかから前記ベクトルの方向の写真を選ぶ情報である、
請求項2に記載の道案内サーバ。 - 前記地図・写真特定情報は、
曲り角の前にあるポイントの位置情報を含み、
前記道案内プログラムは、
前記測位毎に前記携帯情報端末に曲がり角の前のポイントを通過したか否かを判断させ、前記携帯情報端末が前記曲がり角の前のポイントを通過したと判断するときに、
前記携帯情報端末を前記地図・写真情報提供サーバにアクセスさせて前記曲り角の前にあるポイントの一つ先のポイントにおける移動方向の写真の画像をダウンロードさせ、
前記画像表示面に前記曲り角の前にあるポイントの一つ先のポイントにおける移動方向の写真の画像を表示させる、
請求項2に記載の道案内サーバ。 - 前記曲り角の前にあるポイントの位置情報は、
該道案内サーバが、前記ポイントにおけるベクトルの方向と前記ポイントの一つ先のポイントにおけるベクトルの方向の差分を演算し、前記差分が所定範囲を超えた場合に前記ポイントを前記曲り角の前にあるポイントであると判断して求める、
請求項4に記載の道案内サーバ。 - 前記道案内プログラムは、
前記携帯情報端末の画像表示面にルート確認ボタンを表示させ、
前記携帯情報端末のユーザーがルート確認ボタンをクリックしたときに、
前記携帯情報端末を前記地図・写真情報提供サーバにアクセスさせて前記各ポイントにおける前記写真を進行方向に順次ダウンロードさせ、前記携帯情報端末の画像表示面に表示させる、
請求項2に記載の道案内サーバ。 - 携帯情報端末からの道案内依頼は、
目標サイトサーバを介して該道案内サーバが受信する、
請求項1に記載の道案内サーバ。 - 携帯情報端末からの道案内依頼に応じて道案内プログラムを提供する道案内サーバにおける道案内サーバ制御方法であって、
前記携帯情報端末が道案内を依頼した時点における出発位置の情報である出発位置情報と到達すべき目標位置の情報である目標位置情報とを得て、
地図・写真情報提供サーバにアクセスして前記出発位置情報と前記目標位置情報とに基づき前記出発位置から前記目標位置までのルートである案内ルートの検索を要求し、
前記案内ルートに沿った移動方向に見える風景に対応する地図・写真情報を特定するための地図・写真特定情報を作成し、
前記携帯情報端末を前記地図・写真情報提供サーバにアクセスさせて前記地図・写真特定情報に基づき前記携帯情報端末の画像表示面に道案内の表示をさせるためのプログラムである道案内プログラムを作成し、
前記携帯情報端末に前記道案内プログラムを配信する、
道案内サーバ制御方法。 - 携帯情報端末からの道案内依頼に応じて道案内プログラムを提供する道案内サーバとして機能するコンピュータに、
前記携帯情報端末が道案内を依頼した時点における出発位置の情報である出発位置情報と到達すべき目標位置の情報である目標位置情報とを得る処理と、
地図・写真情報提供サーバにアクセスして前記出発位置情報と前記目標位置情報とに基づき前記出発位置から前記目標位置までのルートである案内ルートの検索を要求する処理と、
前記案内ルートに沿った移動方向に見える風景に対応する地図・写真情報を特定するための地図・写真特定情報を作成する処理と、
前記携帯情報端末を前記地図・写真情報提供サーバにアクセスさせて前記地図・写真特定情報に基づき前記携帯情報端末の画像表示面に道案内の表示をさせるためのプログラムである道案内プログラムを作成する処理と、
前記携帯情報端末に前記道案内プログラムを配信する処理と、
を実行させる道案内サーバ制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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