JP2016155098A - 分離膜モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】管状分離膜等の損傷を防止することができる分離膜モジュールを提供する。
【解決手段】分離膜モジュール1は、筒状のハウジング2と、ハウジング2の長手方向に配置された管状分離膜3とを有する。最上流側の分離膜モジュール1に対し配管51から被処理流体が供給され、非透過流体が順次に配管52を介在して下流側の分離膜モジュール1の流入口9に供給され、最下流の分離膜モジュール1の非透過流体が配管53を介して流出する。各分離膜モジュール1で管状分離膜3を透過した透過流体は、配管54及び集合配管55を介して取り出される。配管51及び52にそれぞれ第1のフィルタ41が設置され、各配管54に第2のフィルタ42が設置され、配管53に第3のフィルタ43が設置されている。
【選択図】図6

Description

本発明は溶液や混合気体等の流体から一部の成分を分離するために用いられる分離膜モジュールに関する。
溶液又は混合気体中の成分を分離するための機器として分離膜モジュールが知られている。この分離膜モジュールに用いる管状分離膜は、管状の多孔質セラミック支持体と、該支持体の外周面に設けられたゼオライト等からなる多孔質の分離膜とを有する。溶液や混合気体等の流体から特定の成分を分離するためには、溶液の流体を分離膜エレメントの一方(外面)に接触させて、もう一方(内面)を減圧することにより、特定の成分を気化させ分離する方法や、溶液を気化させて気体状態で分離膜に接触させて、非接触面側を減圧して特定成分を分離する方法、加圧状態の混合気体を分離膜に接触させて特定の成分を分離する方法などが知られている(特許文献1,2)。
特開2013−39546号公報 特開2011−152507号公報
ゼオライト膜がハウジング内に設置された分離膜モジュールにおいて、流入する被処理流体に粒子が含まれていると、ゼオライト膜が破損するおそれがある。分離膜モジュールが直列に複数接続されている場合、1つの分離膜モジュールでゼオライト膜が破損すると、破片が下流側の分離膜モジュールに流入し、ゼオライト膜が破損するおそれがある。また、分離膜モジュールの下流側に設置されたポンプ等の機器も粒子によって破損するおそれがある。
本発明は、粒子の流入による分離膜の破損が防止される分離膜モジュールを提供することを目的とする。
本発明の分離膜モジュールは、ハウジングと、該ハウジング内に配置された管状分離膜とを有し、被処理流体が該ハウジング内に供給され、管状分離膜を透過した流体が取り出される分離膜モジュールにおいて該分離膜モジュールに流入する被処理流体を濾過処理する第1のフィルタを備えたものである。
本発明では、該分離膜モジュールから流出する透過流体を濾過処理する第2のフィルタを備えることが好ましい。
本発明では、分離膜モジュールから流出した非透過流体を濾過する第3のフィルタを備えてもよい。
本発明の分離膜モジュールにあっては、第1のフィルタを備えることにより、分離膜モジュールへの粒子の流入が防止され、分離膜の破損が防止される。第2のフィルタを備えた場合には、分離膜モジュールで分離膜の破損が生じても、下流側に設置された分離膜モジュールへの破片の流入が防止される。また、分離膜モジュールの下流側に設置されたポンプ等の機器への破片の流入が防止され、該機器の破損が防止される。
実施の形態に係る分離膜モジュールのハウジング軸心線方向に沿う断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 エンド管及び支持板の拡大断面図である。 フィルタの一例を示す断面図である。 膜分離システムのフロー図である。 膜分離システムのフロー図である。 膜分離システムのフロー図である。
図1〜5を参照して、本発明の一実施の形態に係る分離膜モジュールについて説明する。
この分離膜モジュール1は、筒軸心方向を上下方向とした円筒状ハウジング2と、ハウジング2の軸心線と平行方向に配置された複数の管状分離膜3と、ハウジング2内の下部に設けられた支持板5と、ハウジング2の下端に取り付けられたボトムカバー6A及び上端に取り付けられたトップカバー6Bと、支持板5と平行にハウジング2内の下部及び上部にそれぞれ配置された第1のバッフル(整流板)7及び第2のバッフル(整流板)8等を有する。第1のバッフル7は支持板5の上側に配置されている。
この実施の形態では、ハウジング2の下端及び上端側とボトムカバー6A及びトップカバー6Bの外周縁にそれぞれ外向きのフランジ2a,2b,6b,6cが設けられ、ボルト(図示略)によってこれらが固定されている。支持板5の周縁部は、ハウジング2の内周面に周設された支持座2tに支持されている。支持板5の下面外周部と支持座2tの上面との間にシール部材が介在されている。
この実施の形態では、管状分離膜3の下端にエンド管4が連結され、管状分離膜3の上端にエンドプラグ20が連結されている。なお、図1〜3では、管状分離膜は7本のみ示されているが、実際は図4のように多数本設けられている。また、2本以上の管状分離膜3がジョイント管(図示略)によって連結された管状分離膜連結体とされていてもよい。
ハウジング2の下部の外周面に被処理流体の流入口9が設けられ、上部の外周面に非透過流体の流出口10が設けられている。流入口9は、支持板5と第1のバッフル7との間の室11に臨むように設けられている。流出口10は、第2のバッフル8の上側の室12に臨むように設けられている。バッフル7,8間は膜分離を行うための主室13となっている。
底部の支持板5から複数のロッド14が立設され、該ロッド14にバッフル7,8が支持されている。ロッド14の下端には雄ねじが刻設されており、支持板5の雌ねじ穴に螺着されている。バッフル7,8はロッド14に外嵌された鞘管14A,14B(図4)によって所定高さに支持されている。鞘管14Aは、支持板5とバッフル7との間に配置されている。鞘管14Bは、バッフル7,8間に配置されている。バッフル8は、鞘管14Bの上端面に載設され、ロッド14の上端に螺着されたナットによって固定されている。バッフルの数はこの実施の形態に限定されるものではなく、3枚以上のバッフルを使用してもよい。
バッフル7,8の外周面とハウジング2の内周面との間には、Oリング、Vパッキン、Cリングなどのシール部材を介在させてもよい。
各バッフル7,8には、管状分離膜3を挿通させるための円形の挿通孔7a,8aが設けられており、管状分離膜3、エンド管4及びエンドプラグ20の連結体が各挿通孔7a,8aに挿通されている。挿通孔7a,8aの口径は、管状分離膜3、エンド管4及びエンドプラグ20の直径(外径)よりも大きく、挿通孔7a,8aの内周面と、エンド管4及びエンドプラグ20の外周面との間に全周にわたって間隙があいている。
支持板5の上面側には、管状分離膜3に連結されたエンド管4の下端が差し込まれた差込穴5aが設けられている。差込穴5aは、円柱形であり、支持板5の上面から厚み方向の途中まで延在している。差込穴5aの穴底は、小孔5bと大孔5cとを介して支持板5の下側の流出室16に臨んでいる。
各エンド管4の管孔4aは、小孔5b及び大孔5cを介して、ボトムカバー6Aと支持板5との間の流出室16に連通している。ボトムカバー6Aには、分離された透過流体の取出口6aが設けられている。
図示は省略するが、エンド管4の下端近傍の外周面に溝が周設され、フッ素ゴム、フッ素樹脂などよりなるOリングが装着されている。また、エンド管4の下端面にもエンド管4の管孔4aと同心状の溝が周設され、Oリングが装着されている。これらのOリングが差込穴の内周面と差込穴5aの穴底面に密着することによりエンド管4の外面と差込穴5aとの間のシールが行われる。なお、エンド管4の外周面のOリングと下端面のOリングとは、いずれか一方のみが設けられてもよい。
図5の通り、エンド管4の上端部は小径部4gとなっており、管状分離膜3の下部に差し込まれている。この小径部4gの外周面に周設された溝にOリングが装着されている。また、管状分離膜3の下端面とエンド管4の段差面との間にもOリングが介在されている。エンド管4と管状分離膜3の接続部は、上記のようなOリングを使用せず、熱収縮チューブを用いることでシールしてもよいし、Oリングを使用した上にさらに熱収縮チューブを用いてもよい。
管状分離膜3の上端にエンドプラグ20が連結されている。エンドプラグ20は円柱状またはこれの一部を削った形状であり、管状分離膜3の上端を封止している。エンドプラグ20の下端には、管状分離膜3内に差し込まれた小径部が設けられている。エンドプラグ20と管状分離膜3との間はOリングによってシールされている。また、エンドプラグ20と管状分離膜3は、Oリングを使用せず、熱収縮チューブを用いることでシールしてもよいし、Oリングを使用した上にさらに熱収縮チューブを用いてもよい。
なお、エンドプラグ20の重量軽減を図るために、エンドプラグ20の上端面から凹所20vが凹設されている。凹所20vの底部とエンドプラグ20の側周面とを連通するドレン抜き孔を設けてもよい。
この実施の形態では、管状分離膜3の上端側にエンドプラグ20を配置しているので、管状分離膜3、エンドプラグ20、及びエンド管4に対し、それらの端面同士が押し付けられる方向に荷重がかかっている。
ただし、本発明では、エンド管4及び支持板5を管状分離膜3の上端側に配置し、エンドプラグ20を管状分離膜3の下端側に配置してもよい。この場合、エンドプラグ20を上方に付勢するためのスプリング等の付勢部材を設けることにより、管状分離膜3、エンドプラグ20、及びエンド管4に対し、それらの端面同士が押し付けられる方向に荷重を加えることが好ましい。
この分離膜モジュール1において、被処理流体は流入口9からハウジング2の室11内に導入され、バッフル7の挿通孔7aの内周面とエンド管4の外周面との間の間隙を通って主室13に流入し、主室13を通った後、バッフル8の挿通孔8aとエンドプラグ20との間隙を通って室12に流出する。主室13を流れる間に被処理流体の一部の成分が管状分離膜3を透過して管状分離膜3内から流出室16及び取出口6aを介して取り出される。透過しなかった流体は、流出口10から分離膜モジュール1外に流出する。
主室13内の流れと管状分離膜3内の流れは並流であっても、向流であっても差し支えなく、被処理流体の流入口9と流出口10とは入れ替えても差し支えない。
分離膜モジュール1は、図1のようにトップカバー6B側を上にして使用してもよく、またボトムカバー6A側を上にして使用しても差し支えない。また、ボトムカバー6Aとトップカバー6Bを結ぶ方向が略水平方向となるように、分離膜モジュール1を横置きに設置して使用しても差し支えない。
この実施の形態では、管状分離膜3を平行に多数本配列設置しており、膜面積が大きいので、効率良く膜分離が行われる。
この実施の形態では、管状分離膜3の上下両端に連結されたエンド管4とエンドプラグ20がそれぞれバッフル7,8の挿通孔7a,8aに差し込まれている。そのため、管状分離膜3が振動ないし揺動してエンド管4及びエンドプラグ20が挿通孔7a,8aの内周面に当接してもゼオライト膜が損傷することがなく、長期にわたって安定して運転を行うことができる。
この分離膜モジュール1において、1本又は少数本の管状分離膜3に損傷が生じた場合、ハウジング2内への被処理流体の流入を停止させた後、ボトムカバー6Aをハウジング2から取り外す。そして、管状分離膜3が差し込まれた差込穴5aに連なる大孔5cに対して閉塞部材を装着するのが好ましい。
この実施の形態では、分離膜モジュール1の流入口9と透過流体の取出口6aとに、粒子を除去するためのフィルタが設置されている。このフィルタの構成の一例を図5に示す。
このフィルタ30は、上面が開放したケース31と、該ケース31の上面を閉鎖する蓋32と、該ケース31に設けられた入口33及び出口34と、入口33及び出口34間を隔てるように設けられたフィルタエレメント35とを有する。ケース31の内面に支持部36が突設され、フィルタエレメント35が該支持部36上に設置されている。フィルタエレメント35とケース31又は支持部36との間にはガスケット(図示略)が介在され、流体が短絡しないように構成されている。フィルタエレメント35としては、不織布をプリーツ形状に成形し、枠内に納め込んだもの等を用いることができる。ただし、フィルタエレメント35の材質はこれに限定されるものではなく、メッシュ等を用いてもよい。
なお、蓋32はボルト37によってケース31に取り付けられている。このボルト37を外して蓋32を開けることにより、フィルタエレメント35の清掃や交換が可能である。
この分離膜モジュール1を直列に接続した構成の一例を図6に示す。
図6では、分離膜モジュール1の被処理流体の導入配管51に上記構成の第1のフィルタ41が設置され、透過流体の取出配管52に第2のフィルタ42が設置されている。なお、図6では、複数の分離膜モジュール1が直列に接続されており、最上流側の分離膜モジュール1に対し配管51から被処理流体が供給され、非透過流体が順次に配管52を介在して下流側の分離膜モジュール1の流入口9に供給され、最下流の分離膜モジュール1の非透過流体が配管53を介して流出する。各分離膜モジュール1で管状分離膜3を透過した透過流体は、配管54及び集合配管55を介して取り出される。
配管51及び52にそれぞれ第1のフィルタ41が設置されている。各配管54に第2のフィルタ42が設置されている。配管53に第3のフィルタ43が設置されている。各フィルタ41〜43としては、図5のフィルタ30が用いられている。
図6では、各分離膜モジュール1に流入する被処理流体が第1のフィルタ41によって粒子除去処理されるので、粒子が分離膜モジュール1内に流入して管状分離膜3が破損することが防止される。また、いずれかの分離膜モジュール1において、一部の管状分離膜3が破損し、破片が生じたとしても、破片は下流側の第1のフィルタ41で除去され、下流側の分離膜モジュール1に流入しない。
また、破片が透過流体取出口6aから流出しても、第2のフィルタ42によって除去されるので、配管55以降に設置されたポンプ等の機器が粒子噛み込みによって破損することが防止される。なお、第1のフィルタ41を設けず、第2のフィルタ42のみを設けてもよい。
さらに、この図6の形態では、配管53に第3のフィルタ43が設置されているので、配管53以降に設置されたポンプ等の機器が粒子噛み込みによって破損することが防止される。
図6では、各分離膜モジュール1の透過流体用配管54にそれぞれ第2のフィルタ42が設置されているが、図7のように集合配管55に第2のフィルタ42を設置し、各配管54には第2のフィルタ42を設けないようにしてもよい。また、図7のように、第1のフィルタ41を各分離膜モジュール毎に設けずとも、被処理流体の入口部分の1つのみを設置することでもよい。
図7では、分離膜モジュール1の直列接続体が1系列のみ設置されているが、図8のようにかかる直列接続体を複数列並列に設置してもよい。このように、一部の管状分離膜3に損傷が生じても、その管状分離膜3が連なる大孔5cを閉塞部材で閉塞することにより、短時間で定常運転に復帰することができる。また、図8のように、複数の分離膜モジュール系列を並列設置している場合には、損傷が生じた分離膜モジュール系列のみを運転停止とし、他の分離膜モジュール系列については定常通りの運転を継続することができる。なお、1つの系列を予備系列としてもよい。
以下、本発明の分離膜モジュールを構成する各部材の好適な材料等について説明する。
エンド管4及びエンドプラグ20の材料としては金属、セラミックス、樹脂など、流体を透過させないものが例示されるが、これに限定されない。バッフル7,8及びジョイント管の材質は、通常、ステンレスなどの金属材料であるが、分離条件における耐熱性と供給、透過成分に対する耐性があれば特に限定されず、用途によっては、樹脂材料など他の材質に変更可能である。
管状分離膜3は、好ましくは、管状の多孔質支持体と、該多孔質支持体の外周面に形成された無機分離膜としてのゼオライト膜とを有する。この管状の多孔質支持体の材質としては、シリカ、α−アルミナ、γ−アルミナ、ムライト、ジルコニア、チタニア、イットリア、窒化珪素、炭化珪素などを含むセラミックス焼結体や金属焼結体の無機多孔質支持体が挙げられる。その中でもアルミナ、シリカ、ムライトのうち少なくとも1種を含む無機多孔質支持体が好ましい。多孔質支持体表面が有する平均細孔径は特に制限されるものではないが、細孔径が制御されているものが好ましく、通常0.02μm以上、好ましくは0.05μm以上、さらに好ましくは0.1μm以上であり、通常20μm以下、好ましくは10μm以下、さらに好ましくは5μm以下の範囲が好ましい。
多孔質支持体の表面においてゼオライトを結晶化させゼオライト膜を形成させる。
ゼオライト膜を構成する主たるゼオライトは、通常、酸素6−10員環構造を有するゼオライトを含み、好ましくは酸素6−8員環構造を有するゼオライトを含む。
ここでいう酸素n員環を有するゼオライトのnの値は、ゼオライト骨格を形成する酸素とT元素で構成される細孔の中で最も酸素の数が大きいものを示す。例えば、MOR型ゼオライトのように酸素12員環と8員環の細孔が存在する場合は、酸素12員環のゼオライトとみなす。
酸素6−10員環構造を有するゼオライトの一例を挙げれば、AEI、AEL、AFG、ANA、BRE、CAS、CDO、CHA、DAC、DDR、DOH、EAB、EPI、ESV、EUO、FAR、FRA、FER、GIS、GIU、GOO、HEU、IMF、ITE、ITH、KFI、LEV、LIO、LOS、LTN、MAR、MEP、MER、MEL、MFI、MFS、MON、MSO、MTF、MTN、MTT、MWW、NAT、NES、NON、PAU、PHI、RHO、RRO、RTE、RTH、RUT、SGT、SOD、STF、STI、STT、TER、TOL、TON、TSC、TUN、UFI、VNI、VSV、WEI、YUG等がある。
ゼオライト膜は、ゼオライトが単独で膜となったものでも、前記ゼオライトの粉末をポリマーなどのバインダー中に分散させて膜の形状にしたものでも、各種支持体上にゼオライトを膜状に固着させたゼオライト膜複合体でもよい。ゼオライト膜は、一部アモルファス成分などが含有されていてもよい。
ゼオライト膜の厚さとしては、特に制限されるものではないが、通常、0.1μm以上であり、好ましくは0.6μm以上、さらに好ましくは1.0μm以上である。また通常100μm以下であり、好ましくは60μm以下、さらに好ましくは20μm以下の範囲である。
ただし、本発明はゼオライト膜以外の分離膜を有した管状分離膜を用いてもよい。
管状分離膜3の外径は、好ましくは3mm以上、より好ましくは6mm以上、さらに好ましくは10mm以上、好ましくは20mm以下、より好ましくは18mm以下、さらに好ましくは16mm以下である。外径が小さすぎると管状分離膜の強度が十分でなく壊れやすくなることがあり、大きすぎるとモジュール当りの膜面積が低下する。
管状分離膜3のうちゼオライト膜で覆われた部分の長さは好ましくは20cm以上、好ましくは200cm以下である。
本発明の分離膜モジュールにおいて、管状分離膜は、単管式でも多管式でもよく、通常1〜3000本、特に50〜1200本配置され、管状分離膜同士の最短距離は、2mm〜10mmとなるように配置されることが好ましい。ハウジングの大きさ、管状分離膜の本数は処理する流体量によって適宜変更されるものである。
本発明の分離膜モジュールにおいて、分離または濃縮の対象となる被処理流体としては、分離膜によって分離または濃縮が可能な複数の成分からなる気体または液体の混合物であれば特に制限はなく、如何なる混合物であってもよいが、気体の混合物に使用することが好ましい。
分離または濃縮にはパーベーパレーション法(浸透気化法)、ベーパーパーミエーション法(蒸気透過法)と呼ばれる分離または濃縮方法を用いることができる。パーベーパレーション法は、液体の混合物をそのまま分離膜に導入する分離または濃縮方法であるため、分離または濃縮を含むプロセスを簡便なものにすることができる。
本発明において、分離または濃縮の対象となる混合物が、複数の成分からなる気体の混合物である場合、気体の混合物としては、例えば、二酸化炭素、酸素、窒素、水素、メタン、エタン、エチレン、プロパン、プロピレン、ノルマルブタン、イソブタン、1−ブテン、2-ブテン、イソブテン、トルエンなどの芳香族系化合物、六フッ化硫黄、ヘリウム、一酸化炭素、一酸化窒素、水などから選ばれる少なくとも1種の成分を含むものが挙げられる。これらの気体成分からなる混合物のうち、パーミエンスの高い気体成分は、分離膜を透過し分離され、パーミエンスの低い気体成分は供給ガス側に濃縮される。
1 分離膜モジュール
2 ハウジング
3 管状分離膜
4 エンド管
5 支持板
5a 差込穴
5c 大孔
6A ボトムカバー
6B トップカバー
6a 取出口
7,8 バッフル
7a,8a 挿通孔
9 流入口
10 流出口
11,12 室
13 主室
14 ロッド
16 流出室
20 エンドプラグ
30 フィルタ
41 第1のフィルタ
42 第2のフィルタ
43 第3のフィルタ

Claims (5)

  1. ハウジングと、
    該ハウジング内に配置された管状分離膜と
    を有し、
    被処理流体が該ハウジング内に供給され、管状分離膜を透過した流体が取り出される分離膜モジュールにおいて、
    該分離膜モジュールに流入する被処理流体を濾過処理する第1のフィルタを備えたことを特徴とする分離膜モジュール。
  2. 請求項1において、前記分離膜モジュールから流出する透過流体を濾過処理する第2のフィルタを備えたことを特徴とする分離膜モジュール。
  3. 請求項1又は2において、複数の分離膜モジュールが直列に接続されており、各分離膜モジュールにそれぞれ前記第1のフィルタが設けられていることを特徴とする分離膜モジュール。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記分離膜モジュールから流出した非透過流体を濾過処理するための第3のフィルタを備えたことを特徴とする分離膜モジュール。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記管状分離膜はゼオライト膜であることを特徴とする分離膜モジュール。
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