JP2016153933A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】超解像処理に係る処理負荷が軽減できることを目的とする。
【解決手段】第1画像を画像処理する画像処理装置が、画像が変化する前及び前記画像が変化した後を示す第1エントリを記憶し、前記第1画像が有する画素がそれぞれ示す画素値の分布を示す特徴量をベクトルで示す特徴量ベクトルに基づいて前記第1エントリから第2エントリを選択し、前記第2エントリを特定する中間データを記憶し、前記中間データに基づいて前記第1画像を画像処理して第2画像を生成することにより上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
従来、画像データは、解像度変換又はJPEG(Joint Photographic Exports Group)圧縮等によって低品質化される場合がある。そのため、低品質となった画像が有する輪郭又はテクスチャの部分に、高周波成分を補う等の超解像処理又は画像の輪郭(edge)を強調する鮮鋭化処理等が知られている。
超解像処理の手法の一つとして、例えば、学習型超解像処理と呼ばれる手法が知られている。学習型超解像処理は、学習過程と超解像過程とを有する手法である。まず、学習過程では、予め用意される多数のトレーニングデータを用いて画像が劣化する過程を学習し、劣化前及び劣化後のそれぞれのパターンの対を記憶した辞書データを生成する。一方、超解像過程では、学習過程で記憶した辞書データに基づいて低品質の画像に対して高周波成分が補われ、画像の解像感を向上させる。
学習過程で、画像を低解像度化した低解像画像から、対応する小領域をそれぞれ切り出し、複数の小領域のペア(対)を登録して辞書データを生成する。さらに、超解像過程では、学習過程で生成される辞書データを用いて入力画像に対して高周波成分を補う方法が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、従来の超解像処理では、精度よく高周波成分を復元するため、高周波成分を補う処理に多くの対が使われる場合がある。この場合、多くの対が使われるので、対に係る処理負荷が増大するため、超解像処理に係る処理負荷が増大する場合がある。
本発明の1つの側面は、超解像処理に係る処理負荷が軽減できる画像処理装置を提供することを目的とする。
一態様における、第1画像を画像処理する画像処理装置は、画像が変化する前及び前記画像が変化した後を示す第1エントリを記憶する第1記憶部と、前記第1画像が有する画素がそれぞれ示す画素値の分布を示す特徴量をベクトルで示す特徴量ベクトルに基づいて前記第1エントリから第2エントリを選択する選択部と、前記第2エントリを特定する中間データを記憶する第2記憶部と、前記中間データに基づいて前記第1画像を画像処理して第2画像を生成する生成部とを含む。
超解像処理に係る処理負荷が軽減できる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置の使用例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の一実施形態に係る画像処理装置による全体処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るエントリの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置による特徴量ベクトルに係る処理の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置による特徴量ベクトルに係る処理の別の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置によるプレビュー画像の出力の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置による全体処理の処理結果の一例を示す図である。 本発明の第3実施形態の一実施形態に係るプレビュー画像の一例を示す図である。 本発明の第4実施形態の一実施形態に係る画像処理装置による特徴量ベクトルに係る処理の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置によるプレビュー画像等を表示する画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
(使用例)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の使用例を示す図である。具体的には、以下、図1で示すように、画像処理装置がPC(Personal Computer)1であり、PC1をユーザUSERが使用する例で説明する。例えば、PC1には、入力画像ImgIが入力される。次に、PC1は、入力された入力画像ImgIに超解像処理等を行い、複数のプレビュー画像ImgPを生成する。また、生成される複数のプレビュー画像ImgPは、ユーザUSERにそれぞれ表示される。
さらに、ユーザUSERは、PC1によって表示されるプレビュー画像ImgPを評価し、生成される複数のプレビュー画像ImgPのうち、一つのプレビュー画像ImgPを選択する。即ち、PC1には、プレビュー画像ImgPを選択する操作MがユーザUSERによって入力される。
次に、ユーザUSERによって操作Mが入力されると、PC1は、選択されたプレビュー画像ImgPを出力画像ImgOとして出力する。
(ハードウェア構成例)
図2は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。具体的には、PC1は、CPU(Central Processing Unit)1H1と、記憶装置1H2と、入力I/F(interface)1H3と、入力装置1H4と、出力装置1H5と、出力I/F1H6とを有する。
CPU1H1は、PC1が行う各種処理及び画像データ等の各種データの加工を行う演算装置並びにPC1が有するハードウェア等を制御する制御装置である。
記憶装置1H2は、PC1が使うデータ、プログラム、及び設定値等を記憶する。また、記憶装置1H2は、いわゆるメモリ(memory)等である。なお、記憶装置1H2は、ハードディスク(harddisk)等の補助記憶装置等をさらに有してもよい。
入力I/F1H3は、入力画像ImgIを示す画像データ等の各種データをPC1に入力するインタフェースである。具体的には、入力I/F1H3は、コネクタ及び処理IC(Integrated Circuit)等である。例えば、入力I/F1H3は、記録媒体又はネットワーク等をPC1に接続し、記録媒体又はネットワークを介して各種データをPC1に入力する。また、入力I/F1H3は、スキャナ又はカメラ等の装置とPC1を接続し、装置から各種データを入力してもよい。
入力装置1H4は、ユーザUSERによる操作Mを入力する。具体的には、入力装置1H4は、例えばキーボード及びマウス等である。
出力装置1H5は、ユーザUSERにプレビュー画像ImgP等を表示する。具体的には、出力装置1H5は、例えばディスプレイ等である。
出力I/F1H6は、PC1から出力画像ImgOを示す画像データ等の各種データを出力するインタフェースである。具体的には、出力I/F1H6は、コネクタ及び処理IC等である。例えば、出力I/F1H6は、記録媒体又はネットワーク等をPC1に接続し、記録媒体又はネットワークを介して各種データをPC1から出力する。
なお、ハードウェア構成は、例えば入力装置1H4及び出力装置1H5が一体となったタッチパネルディスプレイ等を有する構成でもよい。また、PC1は、サーバ、スマートフォン、タブレット、又はモバイルPC等の情報処理装置でもよい。
(全体処理例)
PCは、入力される入力画像に対して超解像処理を行う。なお、超解像処理は、複数の画像を使用して1枚の画像を処理する場合と、1枚の画像に対して処理を行う場合とがある。まず、複数の画像を使用して1枚の画像を処理する場合は、例えば画像が動画であり、動画は、複数のフレームを有するため、超解像処理では、各フレームがそれぞれ示す画像が使用される。
一方、1枚の画像に対して処理を行う場合、超解像処理は、いわゆる学習型超解像処理と呼ばれる処理等である。例えば、学習型超解像処理では、画像が変化する前を示すデータ及び画像が変化した後を示すデータをペアにしたデータ(以下「エントリ」という。)が予めPCに記憶される。また、学習型超解像処理における学習では、高解像度の画像と、それを低解像度化した画像とから、対応する一定の領域を切り出した画像(以下「画像パッチ」という。)の対が用いられる。画像パッチが、基底と呼ばれる基本的な構造要素に分解され、高解像度の基底と低解像度の基底とを対にして辞書のデータが構築される。さらに、学習型超解像処理における超解像では、入力画像のある領域を復元する際に、復元の対象となる領域が複数の低解像度の基底の線形和で表現され、対応する高解像度の基底が同一の係数で合成されて当該領域に重畳される。
次に、PCは、エントリに基づいて高周波成分を復元する処理等を行い、画像を生成する。以下、エントリを使用する画像処理の例で説明する。
図3は、本発明の第1実施形態の一実施形態に係る画像処理装置による全体処理の一例を示すフローチャートである。
(入力画像の入力例(ステップS01))
ステップS01では、PCは、入力画像を入力する。
(第1画像の生成例(ステップS02))
ステップS02では、PCは、ステップS01で入力される入力画像から画像(以下「第1画像」という。)を生成する。具体的には、ステップS02では、PCは、ステップS01で入力される入力画像を変倍又はぼかして、いわゆる低品質な画像である第1画像を生成する。なお、PCは、入力画像を第1画像としてもよい。例えば、ユーザが入力画像に対して解像感又は鮮鋭さを付与させたい場合及び入力画像が所定の解像度又は周波数特性を満足する場合等である。
(第2エントリの選択例(ステップS03))
ステップS03では、PCは、使用するエントリを選択する。具体的には、ステップS03では、PCは、例えば、画像処理によって復元される高周波成分の強度等(以下「処理強度」という。)を指示する操作をユーザに入力させ、入力される処理強度に基づいて使用するエントリを選択する。また、ステップS03では、PCは、後述する中間データが記憶されていると、中間データを使用してエントリを選択する。なお、処理強度は、予め所定の値がPCに入力され、初期値が設定されてもよい。
さらに、処理強度及び使用するエントリ数は、相互に対応する。例えば、処理強度及び使用するエントリ数は、比例し、処理強度が高いと、使用するエントリ数は、増加する。また、処理強度及びエントリ数は、LUT(Look Up Table)等によって関係が定められてもよい。
以下、使用するエントリ数が増加すると、画像処理によって復元される高周波成分が増加する例で説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係るエントリの一例を示す図である。具体的には、エントリは、予めPCに辞書データD1として記憶される。即ち、辞書データD1には、エントリ(以下「第1エントリ」という。)1Eが記憶される。例えば、図4は、第1エントリ1EがエントリE1乃至エントリENのN個のエントリで構成される場合の例を示す。
エントリは、例えば、低解像度の画像と、高解像度の画像とがペアとなって記憶されるデータである。また、高解像度画像ImgHを学習用の画像とすると、エントリは、高解像度画像ImgHから生成される。具体的には、エントリは、高解像度画像ImgHから画像パッチを示す高解像度の画像パッチ(以下「高解像度パッチ」という。)PHを有する。
さらに、エントリは、高解像度画像ImgHに基づく低解像度の画像パッチ(以下、「低解像度パッチ」という。)PLを高解像度パッチPHとペアにして記憶する。例えば、低解像度パッチPLは、高解像度画像ImgHをガウシアンフィルタ(Gaussian filter)等でぼかして生成される。即ち、エントリは、例えば、変化前の画像として高解像度パッチPHと、変化後の画像として低解像度パッチPLとを対応させて記憶するデータである。
図3に示すステップS03では、PCは、処理強度に応じて、第1エントリ1Eのうち、使用するエントリ(以下「第2エントリ」という。)を選択する。
例えば、PCは、入力画像の一部の領域を抽出し、画像パッチを生成する。次に、PCは、画像パッチの特徴量を算出する。
なお、特徴量は、画像が有する画素がそれぞれ示す画素値の分布を示す値である。例えば、特徴量は、画素値、画素値を一次微分若しくは二次微分した値、SIFT(Scale−Invariant Feature Transform)、SURF(Speeded Up Robust Features)、LBP(Local Binary Pattern)、又はこれらの組み合わせによって算出される値である。また、特徴量は、ベクトル形式で示される。以下、特徴量が示されるベクトルを特徴量ベクトルという。
特徴量ベクトルが算出されると、PCは、例えば、単位ベクトル及び重み係数を組み合わせて、特徴量ベクトルを表現する。
基礎ベクトルは、低解像度パッチに基づいて決定されるベクトルである。具体的には、基礎ベクトルとして、低解像度パッチ又は低解像度パッチの特徴量ベクトルが用いられる。さらに、基礎ベクトルには、低解像度パッチ又は低解像度パッチの特徴量ベクトルに主成分分析等を適用し、ベクトルの次元を削減又はベクトルの長さが「1」となるよう規格化して単位ベクトルに変換されたベクトルが用いられてもよい。
また、辞書データのエントリの低解像度パッチを、基礎ベクトルで代替してもよい。即ち、エントリは、低解像度パッチと高解像度パッチとを対応させて記憶するのではなく、基礎ベクトルと高解像度パッチとを対応させて記憶してもよい。
以降、辞書データのエントリは、基礎ベクトルと高解像度パッチとが対応付けて記憶されている例で説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置による特徴量ベクトルに係る処理の一例を示す図である。以下、図5に示すように、X軸と、X軸に直交するY軸とによって示される2次元座標の例で説明する。また、図5では、表現しようとする特徴量ベクトルを目的ベクトルrとする。
まず、PCは、第1ベクトルV1を求める。具体的には、目的ベクトルrとの内積を最大化するベクトルを第1エントリから探索することで第1ベクトルV1が求まる。なお、探索されるベクトルは、第1基礎ベクトルであり、第1基礎ベクトルは、例えばY軸に直交する単位ベクトル(以下「第1単位ベクトル」という。)eである。以下、第1基礎ベクトルとして、図5(A)に示す第1単位ベクトルeが使用される例で説明する。なお、第1基礎ベクトルは、単位ベクトル以外の任意の長さのベクトルでもよい。
さらに、目的ベクトルrとの内積から、PCは、第1単位ベクトルeに係る重み係数(以下「第1重み係数」という。)wを求めることができる。即ち、第1ベクトルV1は、例えば、図5(A)に示すように、目的ベクトルrのX軸成分に相当するベクトルとして求まる。
次に、PCは、図5(B)に示すように、残差ベクトルrを求める。なお、残差ベクトルrは、目的ベクトルrと、第1ベクトルV1との差を示すベクトル(以下「残差ベクトル」という。)である。また、PCは、残差ベクトルrを第2基礎ベクトルと、第2基礎ベクトルに係る重み係数(以下「第2重み係数」という。)wとの組み合わせから求めることができる。具体的には、図5(C)に示すように、PCは、残差ベクトルrを例えば第2基礎ベクトルとしてX軸に直交する単位ベクトル(以下「第2単位ベクトル」という。)eと、第2重み係数wとの組み合わせから求める。以下、第2基礎ベクトルとして、図5(C)に示す第2単位ベクトルeが使用される例で説明する。
なお、図5は、第1ベクトルV1及び後述する第2ベクトルV2等によって、目的ベクトルrとの差がゼロとなる例を示す。したがって、図5では、PCは、これ以上の辞書のエントリを求めない場合である。一方、第1単位ベクトルe及び第2単位ベクトルeが目的ベクトルrに対してそれぞれ直交する成分でない場合、第1ベクトルV1及び後述する第2ベクトルV2等によって差がゼロとならない場合がある。差がゼロでない場合、PCは、差を小さくするように、さらに第1エントリからベクトルを求めてもよい。これは、残差ベクトルr(k=1、2・・・)とすると、残差ベクトルrは、下記(1)式のように示せる。
また、単位ベクトルは、いずれかの軸に直交するベクトルに限られない。図は、X軸及びY軸を説明の都合から図示しているにすぎない。
図6は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置による特徴量ベクトルに係る処理の別の一例を示す図である。具体的には、図6は、図5(A)と同様の目的ベクトルrを表現する場合の例である。即ち、図6に示す処理で表現する図6(A)に示す目的ベクトルrは、図5(A)と同様とする。さらに、図6に示す処理では、図5(B)と同様に、第1単位ベクトルe及び第1重み係数wが求められるとする。即ち、図6に示す第1ベクトルV1は、図5(B)と同様のベクトルであり、第1ベクトルV1によって求められる残差ベクトルrも同様である。
次に、PCは、図6(C)に示すように、X軸に対して角度を有する第2単位ベクトルeと、第2重み係数wとを残差ベクトルrが最小となるように組み合わせる。また、第2単位ベクトルeと、第2重み係数wとを組み合わせたベクトルを第2ベクトルV2とする。
したがって、図6では、第1ベクトルV1と第2ベクトルV2とによって表現されるベクトルと、目的ベクトルrとには差がある。この場合、差は、図6(C)に示すように、残差ベクトルrで示される。なお、残差ベクトルrは、上記(1)式で求めることができる。
また、PCは、単位ベクトルの種類が多いと、より多くの単位ベクトルを使用できるため、PCは、第1ベクトルV1及び第2ベクトルV2によって表現されるベクトルと、目的ベクトルr0との差を小さくできる。したがって、第2エントリの数が多いと、PCは、第1ベクトルV1及び第2ベクトルV2によって表現されるベクトルと、目的ベクトルr0との差を小さくできるため、より画像を精度よく復元することができる。
さらに、図3に示すステップS03では、PCは、画像パッチの特徴量ベクトルである目的ベクトルrとの差が最小となるように、第1エントリ1E(図4)から、第2エントリとしてエントリを選択する。即ち、ステップS03では、PCは、上記(1)式の残差ベクトルrが最小となる第2エントリを第1エントリ1Eから選択する。また、ステップS03では、PCは、図5及び図6でそれぞれ図示するように、第2エントリに係る重み係数wを第2エントリに対応させてそれぞれ算出する。
したがって、重み係数wは、残差ベクトルrを小さくするため、差を示す画像パッチの特徴量ベクトルから算出される係数等が望ましい。具体的には、重み係数wは、2つのベクトルの内積に基づいて算出される値が望ましい。なお、重み係数wは、予め設定される定数又は類似度等でもよい。例えば、類似度は、目的ベクトルと、第1ベクトル又は第2ベクトル等の各ベクトルとの距離を示すマンハッタン距離(manhattan distance)又はマハラノビス距離(mahalanobis distance)等の逆数等である。
さらに、ステップS01(図3)で入力される入力画像が有する領域について、PCがそれぞれ画像パッチを生成するため、ステップS03は、各画像パッチに対して繰り返される。なお、画像パッチは、各画像パッチが示す領域が重ならないように抽出されてもよいし、領域の一部が重なるように抽出されてもよい。
(中間データの記憶例(ステップS04))
図3に戻り、ステップS04では、PCは、中間データを記憶する。
中間データは、ステップS03で選択される第2エントリを特定するデータである。即ち、中間データは、1つのエントリを特定できるデータである。具体的には、中間データは、エントリを識別するID(Identification)を示すデータ又はエントリのデータをコピーしたコピーデータ等である。また、中間データを使用して図5及び図6にそれぞれ示される処理を行う場合、PCは、中間データによって第1単位ベクトルe及び第2単位ベクトルeのいずれか一方又は両方を特定できる。したがって、中間データを使用すると、PCは、単位ベクトルを探索する処理負荷を軽減できる。
また、中間データは、特定される各エントリに対応させて、重み係数wをそれぞれ記憶してもよい。中間データに重み係数wが記憶されると、中間データを使用して例えば図5に示す処理が行われる場合では、PCは、第1ベクトルV1及び第2ベクトルV2をそれぞれ求めるのに、中間データに記憶される重み係数wを参照できる。よって、中間データに重み係数wが記憶されると、PCは、第1ベクトルV1及び第2ベクトルV2等を求める処理のうち、重み係数wを求める処理の一部又は全部を省略できる。したがって、PCは、中間データによって、特徴量ベクトルに係る処理の処理負荷を軽減できる。
なお、中間データは、1つの画像パッチに対して複数のエントリ及び重み係数wを記憶してもよい。また、上記(1)式の残差ベクトルrは、使用されるエントリによって変化するため、中間データは、第2エントリを使用する順序及び残差ベクトルrを記憶するのが望ましい。
(中間データに基づく第2画像の生成例(ステップS05))
ステップS05では、PCは、中間データに基づいて第1画像を画像処理して画像(以下「第2画像」という。)を生成する。具体的には、ステップS05では、PCは、まず、中間データに基づいて第2エントリを特定する。また、中間データが重み係数wを記憶する場合、PCは、中間データに基づいて特定される第2エントリに対応する重み係数wを取得してもよい。
次に、ステップS05では、PCは、中間データによって特定される第2エントリが有するデータのうち、高解像度パッチPH(図4)に重み係数を乗じ、重み係数を乗じた高解像度パッチPHを加算して合成パッチを生成する。なお、重み係数は、中間データに基づいて取得される重み係数w又は図5若しくは図6にそれぞれ示される処理によって算出される値である。
さらに、ステップS05では、PCは、第1画像が有するそれぞれの領域に生成される合成パッチを重畳する。具体的には、PCは、第1画像が有する画素を合成パッチが有する画素に置き換えて重畳する。なお、PCは、第1画像が有する画素がそれぞれ示す画素値に、合成パッチが有する画素がそれぞれ示す画素値をそれぞれ加算して重畳してもよい。
なお、領域の一部が重なるように各画像パッチが抽出される場合、合成パッチを重畳する処理は、加重平均されて処理が行われるのが望ましい。
(プレビュー画像の出力例(ステップS06))
ステップS06では、PCは、プレビュー画像を出力する。
図7は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置によるプレビュー画像の出力の一例を示す図である。具体的には、図7は、PCによって表示される画面PNLの例を示す。
例えば、画面PNLは、ステップS05(図3)で生成される第2画像をプレビュー画像ImgPとして表示する。さらに、画面PNLは、ユーザUSER(図1)に操作M(図1)を入力させるため、例えば第1ボタンBT1、第2ボタンBT2、第3ボタンBT3、及び第4ボタンBT4等のGUI(Graphical User Interface)を有する。
画面PNLでは、ユーザUSERは、第1ボタンBT1及び第2ボタンBT2のいずれかを押して処理強度をPCに指示する操作Mを入力する。例えば、表示されるプレビュー画像ImgPに行われた処理強度が高すぎるとユーザUSERが評価する場合、ユーザUSERは、第1ボタンBT1を押す。一方、表示されるプレビュー画像ImgPに行われた処理強度が低すぎるとユーザUSERが評価する場合、ユーザUSERは、第2ボタンBT2を押す。
なお、プレビュー画像ImgPとして表示される第2画像を生成した処理強度が最大である場合、PCは、第2ボタンBT2を無効にして画面PNLを表示してもよい。同様に、プレビュー画像ImgPとして表示される第2画像を生成した処理強度が最小である場合、PCは、第1ボタンBT1を無効にして画面PNLを表示してもよい。
画面PNLでは、ユーザUSERは、第4ボタンBT4を押して出力画像を決定する操作Mを入力する。即ち、表示されるプレビュー画像ImgPに行われた処理強度が最適であるとユーザUSERが評価する場合、ユーザUSERは、第4ボタンBT4を押し、プレビュー画像ImgPとして表示される第2画像を出力画像と決定する。
なお、PCに全体処理を終了させる場合、画面PNLでは、ユーザUSERは、第3ボタンBT3を押す。即ち、第3ボタンBT3が押されると、PCは、図3に示す全体処理を終了する。
また、画面PNLは、プレビュー画像ImgPとして第1画像を表示してもよい。
(処理強度が変更されたか否かの判断例(ステップS07))
図3に戻り、ステップS07では、PCは、処理強度が変更されたか否かを判断する。具体的には、ステップS06で図7に示す画面PNLが表示される場合、PCは、第1ボタンBT1又は第2ボタンBT2が押されると、処理強度が変更されたと判断する(ステップS07でYES)。一方、画面PNLが表示される場合、PCは、第4ボタンBT4(図7)が押されると、処理強度が変更されないと判断する(ステップS07でNO)。
また、ステップS07では、処理強度が変更されたとPCが判断すると、PCは、ステップS03に進む。一方、ステップS07では、処理強度が変更されないとPCが判断すると、PCは、ステップS08に進む。
(出力画像の出力例(ステップS08))
ステップS08では、PCは、出力画像を出力する。具体的には、ステップS08では、PCは、ステップS06で出力画像に決定された第2画像をディスプレイ又はプリンタ等の出力装置に出力する。また、ステップS08では、PCは、第2画像を示す画像データを記録媒体等に出力してもよい。
(処理結果例)
図8は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置による全体処理の処理結果の一例を示す図である。具体的には、図8は、図8(A)に示す画像を第1画像Img1とする例である。
例えば、PCは、第1画像Img1に対して、図3に示すステップS03乃至ステップS05を行い、プレビュー画像の1つとして図8(B)に示す第1プレビュー画像ImgP1を生成する。なお、第1プレビュー画像ImgP1は、ステップS03乃至ステップS05によって、第1画像Img1の高周波成分を復元した画像の例である。ゆえに、第1プレビュー画像ImgP1は、高周波成分の復元度合いが高くなるように画像処理された画像である。なお、第1プレビュー画像ImgP1が生成される場合、PCは、第1プレビュー画像ImgP1を生成する際に使用した第2エントリ等を特定する中間データをステップS04(図3)で記憶する。
次に、PCは、ステップS03乃至ステップS05をさらに行い、プレビュー画像をさらに生成する。例えば、第1プレビュー画像ImgP1がステップS06(図3)で表示され、第1プレビュー画像ImgP1では高周波成分の復元度合いが低く、処理強度が低すぎるとユーザが評価する場合等である(ステップS07(図3)でYES)。この場合、PCは、第1プレビュー画像ImgP1を生成した場合とは異なる処理強度で、第1画像Img1に対してステップS03乃至ステップS05をさらに行い、プレビュー画像の1つとして図8(C)に示す第2プレビュー画像ImgP2をさらに生成する。
第2プレビュー画像ImgP2は、第1プレビュー画像ImgP1より平滑化の度合いが低い画像の例である。そのため、第2プレビュー画像ImgP2を生成する処理は、第2エントリの数が、第1プレビュー画像ImgP1より多い。
PCは、第1プレビュー画像ImgP1を生成する際に記憶した中間データを使用して、第2プレビュー画像ImgP2を生成する。具体的には、第2プレビュー画像ImgP2を生成する場合、PCは、ステップS03では、中間データによって特定されるエントリ以外を第1エントリ1E(図4)から追加するように選択する。なお、PCは、複数のエントリを追加してもよい。
即ち、PCは、中間データを使用すると、第2エントリのうち、第1プレビュー画像ImgP1の生成の際に使用したエントリを特定できる。したがって、PCは、中間データを使用すると、第2エントリのうち、第1プレビュー画像ImgP1の生成の際に使用したエントリを特定する処理の一部又は全部を省略でき、処理負荷を軽減できる。
なお、中間データは、第1プレビュー画像ImgP1の生成の際に使用した重み係数を記憶してもよい。中間データが重み係数を記憶すると、PCは、第2エントリに基づいて第1ベクトルV1(図5等)を算出する処理の一部又は全部を省略でき、処理負荷を軽減できる。
また、辞書データからエントリを取得する方法及び重み係数を求める方法には、例えば、「Chang, Hong, Dit―Yan Yeung, and Yimin Xiong"Super―resolution through neighbor embedding."Computer Vision and Pattern Recognition,2004. CVPR 2004.Proceedings of the 2004 IEEE Computer Society Conference on. Vol.1 IEEE,2004.」又は「Yang, Jianchao, et al."Image super−resolution via sparse representation."Image Processing, IEEE Transactions on 19.11 (2010): 2861−2873.」等に記載される方法が利用されてもよい。
(変形例)
第一実施形態では、辞書データのエントリには、高解像度パッチ及び低解像度パッチの対が記憶される。しかし、辞書データのエントリは、これに限定されない。
例えば、「Yang, Jianchao, et al."Image super−resolution via sparse representation."Image Processing, IEEE Transactions on 19.11 (2010): 2861−2873.」等に記載される方法を用いて、PCは、画像パッチを、基底と呼ばれる基本的な構造要素に分解し、PCは、高解像度の基底と低解像度の基底とを対にして辞書データのエントリとして記憶してもよい。即ち、PCは、第一実施形態における高解像度パッチを高解像度の基底で、低解像度パッチを低解像度の基底で、それぞれ代替してもよい。
したがって、ステップS03(図3)において、第1エントリのうち、使用するエントリ(第2エントリ)を選択する際に用いる基礎ベクトルは、低解像度の基底又はその特徴量ベクトルから導出されるベクトルとなる。また、ステップS05(図3)において、合成パッチを生成する際に、PCは、高解像度パッチではなく、高解像度の基底に重み係数を乗じ、重み係数を乗じた高解像度の基底を加算して合成パッチを生成する。
(第2実施形態)
第2実施形態は、例えば図2に示すハードウェア構成のPC1を用いる。また、第2実施形態では、PC1は、図3に示す全体処理を行う。したがって、ハードウェア構成及び全体処理の説明は、省略する。第2実施形態は、第1実施形態と比較して、中間データに係る処理が異なる。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
第2実施形態では、中間データは、重み係数を含む。複数のプレビュー画像を生成する場合(ステップS07(図3)でYES)、PCは、中間データとして記憶される第2エントリを特定するデータ及び重み係数を使用して、エントリの選択等を行う。
以下、第2実施形態に係る処理を図8に示す例で説明する。まず、第2実施形態では、PCは、第1実施形態と同様に、第1プレビュー画像ImgP1を生成する。次に、処理強度が低すぎるとユーザが評価する場合(ステップS07でYES)、PCは、第1プレビュー画像ImgP1を生成する際に記憶した中間データを使用して第2プレビュー画像ImgP2をさらに生成する。
第2実施形態では、第2プレビュー画像ImgP2を生成する際、PCは、重み係数を算出する。次に、第2実施形態に係るステップS04(図3)では、PCは、第2プレビュー画像ImgP2を生成する際に算出される重み係数で中間データを更新する。即ち、中間データには、第1プレビュー画像ImgP1を生成する際に算出された重み係数が記憶される。さらに、第2実施形態では、第2プレビュー画像ImgP2を生成する際に算出される重み係数で、第1プレビュー画像ImgP1を生成するに算出された重み係数を上書きし、中間データを更新する。
第1プレビュー画像ImgP1が生成された後、PCが第2プレビュー画像ImgP2を生成する場合、PCは、第1エントリ1E(図4)から新たにエントリを追加する。以下、図6(C)に示す例で説明する。第2単位ベクトルeが追加されるとすると、PCは、中間データよって特定される第1単位ベクトルe及び第1重み係数wと、第2単位ベクトルe及び第2重み係数wとによって、残差ベクトルrが最小となるようにエントリを追加する。また、第2実施形態では、PCは、残差ベクトルrが最小となる第1重み係数wを算出し、算出した値で中間データに含まれる値を変更し、かつ、第2単位ベクトルeのエントリを追加する。
PCは、図5に示すような、互いに直交する単位ベクトルを常に有する辞書データD1(図4)を用意するのは難しい。したがって、PCは、図6に示すように、残差ベクトルrをできるだけ小さくするように、第2エントリを選択及び重み係数を算出する。そのため、第2実施形態のように、PCが重み係数を第2エントリに応じて変化させることができると、PCは、上記(1)式の残差ベクトルrをより小さくすることができる。よって、PCは、重み係数を更新することによって、画像をより精度よく復元することができる。
なお、第2実施形態では、PCは、中間データとして記憶される重み係数を図5又は図6にそれぞれ示される処理の初期値として使用して、重み係数を算出してもよい。また、処理強度によって重み係数が変化するため、中間データには、計算される重み係数が処理強度と対応付されて追加されるのが望ましい。さらに、中間データに含まれる重み係数は、処理強度と対応付されて計算される重み係数に上書きされる等によって更新されてもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態は、例えば図2に示すハードウェア構成のPC1を用いる。また、第3実施形態では、PC1は、図3に示す全体処理を行う。したがって、ハードウェア構成及び全体処理の説明は、省略する。第3実施形態は、第1実施形態と比較して、中間データに係る処理が異なる。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図9は、本発明の第3実施形態の一実施形態に係るプレビュー画像の一例を示す図である。具体的には、図9は、図8(A)に示す画像を第1画像Img1とする場合に生成されるプレビュー画像の例を示す。
第3実施形態では、例えば、PCが、第1画像Img1に対して、図3に示すステップS03乃至ステップS05を行い、プレビュー画像の1つとして図9に示す第3プレビュー画像ImgP3が生成されるとする。なお、第3プレビュー画像ImgP3は、高い処理強度のステップS03乃至ステップS05によって、第1画像Img1の高周波成分を復元した画像の例である。ゆえに、第3プレビュー画像ImgP3は、第1画像Img1と比較して平滑化の度合いがより低くなるように画像処理された画像である。なお、第3プレビュー画像ImgP3が生成される場合、PCは、第3プレビュー画像ImgP3を生成する際に使用した第2エントリ等を特定する中間データをステップS04(図3)で記憶する。
処理強度が高すぎると、例えば、第2画像には、エッジ(edge)部分等でいわゆるオーバーシュート(overshoot)が発生する領域(以下「オーバシュート領域」という。)OSが発生する場合がある。なお、オーバシュート領域OSは、図9に示すように、エッジが強調され過ぎた領域又は明るくなり過ぎた領域等である。
この場合、PCは、第1プレビュー画像ImgP1を生成した場合とは異なる処理強度で、第1画像Img1に対してステップS03乃至ステップS05をさらに行い、プレビュー画像をさらに生成する。具体的には、第3プレビュー画像ImgP3がステップS06(図3)で表示され、かつ、第3プレビュー画像ImgP3がオーバシュート領域OSを有する場合、処理強度が高すぎるとユーザが評価する場合等である(ステップS07(図3)でYES)。この場合、PCは、第1画像Img1に対して、ステップS03乃至ステップS05をさらに行い、プレビュー画像の1つとして図8(C)に示す第2プレビュー画像ImgP2等をさらに生成する。以下、第3プレビュー画像ImgP3を生成した後、PCが第2プレビュー画像ImgP2をさらに生成する例で説明する。
第3プレビュー画像ImgP3は、第2プレビュー画像ImgP2と比較して、平滑化の度合いが低い画像の例である。ゆえに、第3プレビュー画像ImgP3を生成する処理は、第2エントリの数が第2プレビュー画像ImgP2より多い。
PCは、第3プレビュー画像ImgP3を生成する際に記憶した中間データを使用して第2プレビュー画像ImgP2をさらに生成する。具体的には、第2プレビュー画像ImgP2をさらに生成する場合、PCは、ステップS03では、中間データによって特定されるエントリから第2エントリを選択する。したがって、中間データを使用すると、PCは、第2プレビュー画像ImgP2を生成する処理では、エントリを追加しなくともよい。
よって、PCは、中間データを使用すると、第2エントリを第3プレビュー画像ImgP3の生成の際に使用したエントリから特定できる。処理強度が低い画像を生成する場合、処理強度が高い画像を生成する場合と比較して、第2エントリの数が少なくなる。そのため、処理強度が低い画像を生成する処理は、処理強度が高い画像を生成した際に記憶された中間データによって特定されるエントリで行うことができる。したがって、PCは、中間データを使用すると、第2エントリを選択する処理の一部又は全部を省略でき、処理負荷を軽減できる。
なお、第3実施形態では、第2実施形態で説明したように、PCは、重み係数を更新又は追加してもよい。処理強度が変化すると、各エントリに対する重みが変化するため、PCは、重み係数を更新又は追加して残差ベクトルを小さくすることができる場合がある。ゆえに、PCは、重み係数を更新又は追加することによって、より画像を精度よく復元することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態は、例えば図2に示すハードウェア構成のPC1を用いる。また、第4実施形態では、PC1は、図3に示す全体処理を行う。したがって、ハードウェア構成及び全体処理の説明は、省略する。第4実施形態は、第1実施形態と比較して、特徴量ベクトルを表現する方法が異なる。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図10は、本発明の第4実施形態の一実施形態に係る画像処理装置による特徴量ベクトルに係る処理の一例を示す図である。以下、図5と同様に、X軸と、X軸に直交するY軸とによって示される2次元座標の例で説明する。また、以下、図5と同様に、表現しようとする特徴量ベクトルを目的ベクトルとする。
まず、PCは、第1エントリ1E(図4)のうち、目的ベクトルと最も類似する第1類似ベクトルeaを類似度等によって求める。次に、PCは、第1エントリ1Eのうち、第1類似ベクトルeaの次に目的ベクトルに類似する第2類似ベクトルeaを類似度等によって求める。なお、第1類似ベクトルea及び第2類似ベクトルeaは、例えば、図10(A)に図示されるベクトルとする。
さらに、PCは、第1類似ベクトルeaと重み係数waとを組み合わせた第3ベクトル及び第2類似ベクトルeaと重み係数waとを組み合わせた第4ベクトルを合成した合成ベクトルcを例えば図10(B)のように生成する。なお、合成ベクトルcは、下記(2)式で定まる。
ここで、Zは、規格化を行うための定数であり、下記(3)式で定まる。
また、waは、重み係数である。例えば、重み係数waには、目的ベクトルと合成ベクトルcとの内積又は図10(C)に示す残差ベクトルrのそれぞれの長さ|r|の逆数等がそれぞれ用いられる。
即ち、第4実施形態は、特徴量ベクトルを表現するため、PCは、類似するベクトルを第2エントリとして選択し、複数の類似するベクトルを合成した合成ベクトルcを生成する。したがって、第4実施形態では、中間データは、類似ベクトルeaを特定するデータである。
例えば、第1実施形態と同様に、第1プレビュー画像ImgP1(図8)が生成された後、PCが第2プレビュー画像ImgP2(図8)を生成する場合、PCは、第1エントリ1E(図4)から新たにエントリを追加する。また、第2プレビュー画像ImgP2は、第1プレビュー画像ImgP1より平滑化の度合いが低い画像であるため、第2プレビュー画像ImgP2を生成する処理は、第2エントリの数が第1プレビュー画像ImgP1より多い。
PCは、第1プレビュー画像ImgP1を生成する際に記憶した中間データを使用して第2プレビュー画像ImgP2を生成する。具体的には、第2プレビュー画像ImgP2を生成する場合、PCは、ステップS03では、第1エントリ1Eから、中間データによって特定されるエントリ以外のエントリを追加する。
即ち、PCは、中間データを使用すると、第2エントリのうち、第1プレビュー画像ImgP1の生成の際に使用したエントリを特定できる。したがって、PCは、中間データを使用すると、第2エントリのうち、第1プレビュー画像ImgP1の生成の際に使用したエントリを特定する処理の一部又は全部を省略でき、処理負荷を軽減できる。また、図10に示す特徴量ベクトルを表現する方法によって、PCは、文字等を精度よく復元することができる。
(変形例)
図11は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置によるプレビュー画像等を表示する画面の一例を示す図である。具体的には、複数のプレビュー画像ImgPを表示及びユーザによる操作M(図1)を入力する画面PNLは、図示するように、複数のプレビュー画像を示す画面でもよい。以下、図11に示す画面PNLが表示される場合の例で説明する。
PCが図11に示す画面PNLを表示する場合、PCは、図3に示すステップS06を行う前に、第1プレビュー画像ImgP1乃至第3プレビュー画像ImgP3を生成する。そのため、図3に示すステップS06を行う前に、PCは、各プレビュー画像を生成するステップS03乃至ステップS05をそれぞれ行う。
例えば、PCは、複数のプレビュー画像ImgPのうち、処理強度が低い方から順にプレビュー画像をそれぞれ生成する。具体的には、PCは、まず、第1プレビュー画像ImgP1乃至第3プレビュー画像ImgP3のうち、最も処理強度が低い第1プレビュー画像ImgP1を生成するため、ステップS03乃至ステップS05をそれぞれ行う。
次に、PCは、次に処理強度が低い第2プレビュー画像ImgP2をさらに生成するため、ステップS03乃至ステップS05をさらに行う。この場合、PCは、中間データによって第1プレビュー画像ImgP1を生成した際の第2エントリが特定できるため、PCは、中間データを使用しない場合と比較して、第2プレビュー画像ImgP2を生成する処理の処理負荷を軽減できる。
さらに、第3プレビュー画像ImgP3をさらに生成するため、ステップS03乃至ステップS05をさらに行う。この場合、PCは、中間データによって第1プレビュー画像ImgP1及び第2プレビュー画像ImgP2を生成した際の第2エントリが特定できる。そのため、PCは、中間データを使用しない場合と比較して、第3プレビュー画像ImgP3を生成する処理の処理負荷を軽減できる。また、図11に示す画面PNLでは、複数のプレビュー画像が表示されるため、ユーザは、各画像を比較して評価しやすい。
なお、PCは、複数のプレビュー画像ImgPのうち、処理強度が高い方から順にプレビュー画像をそれぞれ生成してもよい。処理強度が高い方から順にプレビュー画像をそれぞれ生成する場合、PCは、例えば第3実施形態で説明した方法で各プレビュー画像を順にそれぞれ生成する。この場合、PCは、中間データを使用しない場合と比較して、第1プレビュー画像ImgP1及び第2プレビュー画像ImgP2を生成する処理の処理負荷をそれぞれ軽減できる。
(機能構成例)
図12は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。具体的には、PC1は、変換部1F1と、第1記憶部1F2と、選択部1F3と、第2記憶部1F4と、生成部1F5と、表示部1F6とを含む。
変換部1F1は、入力画像ImgIを入力し、入力画像ImgIから第1画像Img1を生成する。なお、変換部1F1は、例えばCPU1H1(図2)及び入力I/F1H3(図2)等によって実現される。
第1記憶部1F2は、辞書データD1を入力し、画像が変化する前及び画像が変化した後を示すエントリを第1エントリ1Eとして記憶する。なお、第1記憶部1F2は、例えば記憶装置1H2(図2)等によって実現される。
選択部1F3は、第1画像Img1から特徴量ベクトルを算出し、特徴量ベクトル及び処理強度等に基づいて第1記憶部1F2が記憶する第1エントリ1E等から第2エントリ2Eを選択する。また、中間データD2が記憶されていると、選択部1F3は、中間データD2に基づいて第2エントリ2Eを選択する。なお、選択部1F3は、例えばCPU1H1等によって実現される。
第2記憶部1F4は、選択部1F3によって選択される第2エントリ2Eを特定する中間データD2を記憶する。なお、第2記憶部1F4は、例えば記憶装置1H2等によって実現される。
生成部1F5は、第2記憶部1F4が記憶する中間データD2に基づいて第2エントリ2Eを特定し、特定された第2エントリ2Eに基づいて第1画像Img1を画像処理して第2画像としてプレビュー画像ImgPを生成する。なお、生成部1F5は、例えばCPU1H1等によって実現される。
表示部1F6は、生成部1F5が生成するプレビュー画像ImgPをユーザUSERに表示する。また、表示部1F6は、処理強度の指示等のユーザUSERによる操作Mを入力する。なお、表示部1F6は、例えば入力装置1H4(図2)及び出力装置1H5(図2)等によって実現される。
PC1は、変換部1F1によって、入力画像ImgIを変倍等して第1画像Img1を生成する。また、PC1は、辞書データD1を入力して、第1記憶部1F2によって、第1エントリ1Eを記憶する。さらに、PC1は、選択部1F3によって、第1画像Img1から特徴量ベクトルを算出し、特徴量ベクトル及び処理強度等に基づいて第2エントリ2Eを選択する。さらにまた、PC1は、第2記憶部1F4によって、選択部1F3によって選択された第2エントリ2Eを特定する中間データD2を記憶する。
中間データD2が記憶されていると、PC1は、中間データD2によって第2エントリ2Eを特定できる。したがって、PC1は、中間データD2を使用すると、第2エントリ2Eを選択する処理の一部又は全部が省略できる。ゆえに、PC1は、表示部1F6によってユーザUSERに表示されるプレビュー画像ImgPを中間データD2に基づいて生成するため、PC1は、プレビュー画像ImgPとして表示される第2画像を生成する処理の処理負荷を軽減することができる。
なお、本発明の一実施形態に係る全体処理は、1以上の画像処理装置を有する画像処理システムによって行われてもよい。具体的には、画像処理システムは、ネットワークを介して他の1以上の画像処理装置と接続し、各種処理の全部又は一部を分散、並列、又は冗長して処理を行ってもよい。
なお、本発明の一実施形態に係る全体処理の全部又は一部は、アセンブラ、C、C++、C#、及びJava(登録商標)等のレガシープログラミング言語又はオブジェクト指向プログラミング言語等で記述されたコンピュータに実行させるためのプログラムによって実現されてもよい。即ち、プログラムは、画像処理装置、情報処理装置、又は画像処理システム等のコンピュータに各処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。
また、プログラムは、ROM又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納して頒布することができる。さらに、記録媒体は、EPROM(Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、ブルーレイディスク、SD(登録商標)カード、又はMO等でもよい。さらにまた、プログラムは、電気通信回線を通じて頒布することができる。
さらに、画像処理システムは、ネットワーク等によって相互に接続される2以上の情報処理装置を有し、各種処理の全部又は一部を複数の情報処理装置が分散、並列、又は冗長してそれぞれ処理を行ってもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
1 PC
ImgI 入力画像
ImgP プレビュー画像
ImgO 出力画像
ImgH 高解像度画像
Img1 第1画像
Img2 第2画像
D1 辞書データ
D2 中間データ
1E 第1エントリ
2E 第2エントリ
E1、E2、EN エントリ
PH 高解像度パッチ
PL 低解像度パッチ
特許第4140690号明細書

Claims (15)

  1. 第1画像を画像処理する画像処理装置であって、
    画像が変化する前及び前記画像が変化した後を示す第1エントリを記憶する第1記憶部と、
    前記第1画像が有する画素がそれぞれ示す画素値の分布を示す特徴量をベクトルで示す特徴量ベクトルに基づいて前記第1エントリから第2エントリを選択する選択部と、
    前記第2エントリを特定する中間データを記憶する第2記憶部と、
    前記中間データに基づいて前記第1画像を画像処理して第2画像を生成する生成部と
    を含む画像処理装置。
  2. 前記生成部による前記画像処理は、前記特徴量ベクトルと、第2エントリによって定まる第1基礎ベクトルに第1重み係数を組み合わせて生成される第1ベクトルとの差を示す残差ベクトルに基づいて、前記第1基礎ベクトルとは異なる第2エントリによって定まる第2基礎ベクトルに第2重み係数を組み合わせて第2ベクトルを生成し、前記第1ベクトル及び前記第2ベクトルに基づくベクトルによる処理である請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記中間データは、前記第1重み係数及び前記第2重み係数をさらに含む請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記選択部が前記第2エントリを選択する場合、前記中間データに含まれる前記第1重み係数及び前記第2重み係数をそれぞれ更新又は追加する請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記生成部による前記画像処理は、前記特徴量ベクトルと類似する第2エントリによって定まる第1類似ベクトルに第3重み係数を組み合わせて生成される第3ベクトルと、前記第1類似ベクトルとは異なる第2エントリによって定まる第2類似ベクトルに第4重み係数を組み合わせて第4ベクトルとを生成し、前記第3ベクトル及び前記第4ベクトルを合成したベクトルに基づく処理である請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記中間データは、前記第3重み係数及び前記第4重み係数をさらに含む請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記選択部が前記第2エントリを選択する場合、前記中間データに含まれる前記第3重み係数及び前記第4重み係数をそれぞれ更新又は追加する請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記生成部は、前記中間データに基づく前記第2エントリと、前記選択部によって選択される前記第1エントリとに基づいて前記画像処理を行う請求項1乃至7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記生成部は、前記中間データに基づく前記第2エントリに基づいて前記画像処理を行う請求項1乃至7のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 複数の前記第2画像を表示する表示部をさらに含む請求項1乃至9のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 前記画像処理装置に入力される入力画像を所定の解像度にして前記第1画像を生成する変換部をさらに含む請求項1乃至10のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 第1画像を画像処理する1以上の画像処理装置を有する画像処理システムであって、

    画像が変化する前及び前記画像が変化した後を示す第1エントリを記憶する第1記憶部と、
    前記第1画像が有する画素がそれぞれ示す画素値の分布を示す特徴量をベクトルで示す特徴量ベクトルに基づいて前記第1エントリから第2エントリを選択する選択部と、
    前記第2エントリを特定する中間データを記憶する第2記憶部と、
    前記中間データに基づいて前記第1画像を画像処理して第2画像を生成する生成部と
    を含む画像処理システム。
  13. 第1画像を画像処理する画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記画像処理装置が、画像が変化する前及び前記画像が変化した後を示す第1エントリを記憶する第1記憶手順と、
    前記画像処理装置が、前記第1画像が有する画素がそれぞれ示す画素値の分布を示す特徴量をベクトルで示す特徴量ベクトルに基づいて前記第1エントリから第2エントリを選択する選択手順と、
    前記画像処理装置が、前記第2エントリを特定する中間データを記憶する第2記憶手順と、
    前記画像処理装置が、前記中間データに基づいて前記第1画像を画像処理して第2画像を生成する生成手順と
    を含む画像処理方法。
  14. 第1画像に対して画像処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータが、画像が変化する前及び前記画像が変化した後を示す第1エントリを記憶する第1記憶手順と、
    前記コンピュータが、前記第1画像が有する画素がそれぞれ示す画素値の分布を示す特徴量をベクトルで示す特徴量ベクトルに基づいて前記第1エントリから第2エントリを選択する選択手順と、
    前記コンピュータが、前記第2エントリを特定する中間データを記憶する第2記憶手順と、
    前記コンピュータが、前記中間データに基づいて前記第1画像を画像処理して第2画像を生成する生成手順と
    を実行させるためのプログラム。
  15. 第1画像に対して画像処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記コンピュータが、画像が変化する前及び前記画像が変化した後を示す第1エントリを記憶する第1記憶手順と、
    前記コンピュータが、前記第1画像が有する画素がそれぞれ示す画素値の分布を示す特徴量をベクトルで示す特徴量ベクトルに基づいて前記第1エントリから第2エントリを選択する選択手順と、
    前記コンピュータが、前記第2エントリを特定する中間データを記憶する第2記憶手順と、
    前記コンピュータが、前記中間データに基づいて前記第1画像を画像処理して第2画像を生成する生成手順と
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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