JP2016152609A - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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高草木 恵二
Keiji Takakusaki
恵二 高草木
晃朗 長谷川
Akio Hasegawa
晃朗 長谷川
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Abstract

【課題】他システムの空き周波数帯を利用するOFDM伝送において、受信復調品質の確保しつつ、サイドローブ抑圧して周波数帯域を有効利用することが可能な無線通信装置を提供する。
【解決手段】既存システムの空き周波数領域の1つにおいて、ある帯域幅を自システムのOFDM信号で占有するとき、中央部分のサブキャリアよりなる中央周波数域では、窓区間長を両端の窓区間長よりも短くすることで、受信品質劣化を抑制する。初送において、他システム信号と近接する両端部分のサブキャリアブロックSCBLK1、SCBLK5で送信したパケットについては、再送の際には、中央部分のサブキャリアブロックSCBLK2〜SCBLK4で送信する。
【選択図】図5

Description

本発明は、無線通信装置および無線通信方法に関する。
従来の無線通信方式、たとえば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で標準化が行なわれた無線通信システムであるLTE(Long Term Evolution)リリース8(Rel-8)は、最大20MHzの帯域を利用して通信を行うことが可能である。
また、LTEの発展版であるLTE−A(Long Term Evolution-Advanced)では、LTEとの後方互換性を確保しつつ、更なる高速伝送を実現するため、LTEでサポートされる帯域幅を基本単位としたコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を複数束ねて同時に用いるキャリアアグリゲーション(CA:Career Aggregation)技術が採用され、最大で5CC(100MHz幅)を用いて100MHz幅の広帯域伝送が実現可能である。
このようなLTEやLTE−Aのみならず、地上波デジタル放送などでも使用されるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)通信方式を用いる通信システムでは、畳込み符号化やターボ符号化等の誤り訂正符号化を行い、周波数ダイバーシティ利得により信頼性を確保している。ここで、独立した2つのOFDM無線通信システムが存在する場合に、相互のチャネル間干渉を回避するために隣接チャネルの間にガードバンドを設ける技術についての報告がある(特許文献1を参照)。
ところで、近年、 スマートフォン等の高機能な携帯端末の普及に伴って、移動通信トラフィックの需要が急激に増大している。このような移動通信トラフィックの需要増に対応するためには、 新たな無線通信方式による周波数利用効率の改善に加え、今まで使用されていなかった新たな周波数帯域の開拓が必要となる。
例えば、周波数利用効率の向上手段の1つとして、空間的・時間的に空いている周波数帯の有効利用が挙げられる。
一般に移動通信に適した比較的低い周波数帯(例えば3GHz以下)では、新たに高速無線伝送を収容可能な連続した帯域幅を確保するのが非常に困難である。
一方、既存の各通信システムの帯域間に、狭帯域ではあるが空き周波数帯域が離散的に存在している。時間的・地理的に利用状況が変動はするものの、これらの多くの小さな空き周波数帯域を柔軟に束ねて使用すれば、高速無線伝送を実現しうる帯域幅を確保できる可能性がある。
そのためには既存通信システムとは異なり、伝送帯域の分割および複数の周波数帯域での伝送に柔軟に対応可能な通信技術が必要である。このような通信技術の1つとして、非特許文献1には、広帯域離散OFDM通信方式についての開示がある。
広帯域離散OFDM通信方式は、互いに直交する複数の比較的狭帯域なキャリア(サブキャリア) に情報を多重し伝送するOFDMをベースとしており、送受信機において、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:高速フーリエ逆変換)/FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)を用いてディジタル信号処理で伝送帯域の分割を行い,上記のように離散的に存在する空き周波数帯域にサブキャリアを配置し、それらのサブキャリアを束ねて伝送することで、上記の複数の離散的な空き周波数帯を用いた信号伝送を比較的容易に行うことができる特徴を有する。
図9は、このような離散OFDM(non-continuous OFDM:以下、NC−OFDM)の基本概念を示す図である。
離散OFDMでは、他の既存通信システムの信号と干渉しないようにサブキャリアを配置することによって、既存システムに影響を与えずに通信を行うことが可能となる。その結果、特定の周波数帯にまとまった帯域幅が確保できない状況下でも、離散的な空き周波数を束ねて使用することで所要伝送帯域幅の広い無線通信システムを収容することができる。
図10は、非特許文献1に開示された無線通信システム10000の構成の例を示す機能ブロック図である。
図10を参照して、無線通信システム10000においては、送受信の対象とする周波数帯域が極めて広いため、送信側も受信側も、それぞれの周波数に対応して高周波ユニットを配置する。図1においては、例として、4系統を配置した構成を示している。ただし,対応する周波数帯域を一括してカバーする広帯域高周波デバイスを用いる構成であっても良い。
無線通信システム10000の送信側では、通信路の品質に応じた伝送により周波数利用効率を高めるために、チャネルエンコーダ10110が設けられている。チャネルエンコーダ10110は、それぞれ、Turbo符号等の伝送路誤り訂正符号化、およびインターリーブ等の処理を実行する。このチャネルエンコーダは、対象とする空き周波数帯の通信品質に応じた適応変調等の処理を実施する。
チャネルエンコーダ10110の処理後の信号は、変調部10112に与えられる。変調部10112は、サブキャリアマッパ10120と変調器11124とを含む。
無線通信システム10000においては、直交するサブキャリアへの信号マッピングおよびデマッピングを行うために、IFFT/FFT処理を利用する。所定の帯域をカバーする高周波ユニットひとつにIFFT/FFTポイント数を割り当てることで、IFFT/FFTポイントそれぞれが所定の帯域幅のサブキャリアに相当する。なお,複数のRFユニットに跨るサブキャリアの分割を一括したIFFT/FFT処理を用いて行う構成であっても良い。
サブキャリアマッパ10120は、送信側(たとえば、基地局装置)で、高周波ユニットのサブキャリアのうち送信するサブキャリアに対応するIFFTポイントに変調データを配置する。
変調器11124は、サブキャリアマッパ120によりサブキャリアマッピングされた送信信号に対して、所定のディジタル変調処理を実行する。たとえば、QPSK、16QAM、64QAMなどを使用することが可能である。
その後、高周波ユニットごとに、IFFT部10130−1〜10130−4が、IFFT処理を実行し、D/A変換器10132‐1〜10132−4で、それぞれ、ディジタル信号からアナログ信号に変換される。
D/A変換器10132‐1〜10132−4の出力は、IF発振器10133からのIF信号とミキサ10134−1〜10134−4と混合され、さらに、各周波数帯に対応する局部発振器10140−1〜10140−4の出力と、ミキサ10136−1〜10136−4によって周波数変換される。
機能ブロック10142は、FDDを実装する場合は、FDDデュープレクサとしての機能を実行し、TDDを実装する場合は、TDDスイッチとしての機能を実行する機能ブロックである。
ブロック10142からの信号は、アンテナ10150から送出される。
一方、受信側では、アンテナ10200で受信した信号は、機能ブロック10202により、FDDデュープレクサまたはTDDスイッチとしての機能が実行された後、各周波数帯に対応する局部発振器10204−1〜10204−4の出力と、ミキサ10210−1〜10210−4によって周波数変換される。
さらに、ミキサ10210−1〜10210−4の出力は、IF発振器10211からのIF信号とミキサ10212−1〜10212−4によって周波数変換され、A/D変換器10214−1〜10214−4でアナログデジタル変換(A/D変換)されて、FFT部10220−1〜10220−4において、IFFT処理の逆処理であるFFT処理が実行される。
FFT部10220−1〜10220−4からのサブキャリアごとに分離された信号は、復調部10240に与えられる。
復調部10240は、復調器12402とサブキャリアデマッパ10230とを含む。
復調器12402は、変調器11124の処理の逆処理である復調処理を実行する。
復調器12402からの信号に対して、サブキャリアデマッパ10230は、サブキャリアマッパ10120の逆処理により、対応するFFTポイントのデータを抜き出す。さらに、チャネルデコーダ10250は、デインターリーブ処理や誤り訂正復号処理を実行する。
アップリンク側の構成も、基本的には、ダウンリンク側の構成と同様であるが、図10では、図示を簡略化している。
フィードバックチャネル変調エンコーダ10280は、適応変調などの制御を行うために、受信側(たとえば、移動局装置)の受信状況を基地局側にフィードバックする制御信号を変調し、フィードバックチャネル復調デコーダ10180は、このようなフィードバック制御信号を復調する。
図11は、OFDM通信システムにおいて、自システムと他システムの周波数の占有状態を説明するための図である。
図11(a)に示すように、自システムの信号は、有効帯域幅内に存在するメインローブ信号に加え、有効帯域幅の外側に漏洩するサイドローブ信号も存在する。
周波数軸上に自システムの信号を配置するとき、他システムへ干渉を及ぼすことは許されない。他システムの許容干渉量を順守する必要があり、その許容干渉量以下にサイドローブの電力を抑圧する必要がある。サイドローブ電力を許容干渉量以下に落とすことができない周波数帯域幅が残る場合、その帯域幅に相当する余裕帯域(ガードバンド)を設け、その分だけメインローブの帯域幅を削減することが必須となる。これにより、有効帯域幅が減少し周波数帯域の利用効率が低下する。
これを防ぐためには、図11(b)に示すように、自システムのサイドローブ電力を抑圧し、必要ガードバンド幅を削減することが必要となる。
サイドローブ電力抑圧のためには、従来より、時間軸上での窓関数(Time Windowing)が使用されている。
図12は、OFDM信号における時間軸上での窓関数の原理を示す図である。
OFDM信号の時間波形は、OFDMシンボル周期でひと区切りとなり、ひとつのOFDMシンボルは、シンボル信号本体およびガードインターバルに相当するサイクリックプレフィックス(CP :Cyclic Prefix)より構成される。
窓関数を適用しない場合、シンボル境界においては信号波形が急峻に不連続になり、このままでは周波数軸上でサイドローブの広い信号となってしまう。
そこで、シンボル境界付近において、信号の変化を滑らかにする変換を行う。具体的には、シンボル境界付近における前後のシンボルの信号に滑らかな形状の窓関数を乗算した後、合成して結合する。このような窓関数の乗算により、サイドローブを抑圧することが可能となる。
なお、窓関数としては、たとえば、ブラックマン・ハリス窓関数、ハニング窓関数などを、用いることができる。
図13は、OFDM信号における窓関数の使用例を示す図である。
図13(a)に示すように、OFDM信号の時間波形は、OFDMシンボル周期でひと区切りとなり、ひとつのOFDMシンボルは、シンボル信号本体およびCP期間より構成される。窓関数を乗算する時間範囲をここでは窓区間と称し、窓区間は自由な長さで設定することが可能である。
図13(b)のようにCP区間内に限定して窓区間を設定することも、また、図13(c)のようにCP区間およびシンボル信号区間内にわたって窓区間を設定することも可能である。
図14は、OFDM信号に窓関数を適用したときのサイドローブ抑圧効果の例を示す図である。
図14においては、窓区間の長さを変化させており、窓区間長は、受信AD変換器のサンプル周期を1ポイント(point)としてポイント数で表している。窓区間長を、128ポイントから4096ポイントへと長くするほどサイドローブ抑圧効果が高まる。
この結果、自システムのOFDM信号を、隣接システム信号と近接する両端部分(以下、Hf/Lf部)および隣接システム信号から遠い中央部分(以下、Mf部)とに分割し、Hf/Lf部の窓幅(Wout)は大きく設定して帯域外漏洩電力の抑圧を強め、Mf部の窓幅(Win)は小さくすることで受信品質の劣化を抑制する構成も提案されている(非特許文献2)。これにより、窓関数による帯域外電力抑圧および受信品質の劣化抑制の効果の両立を図ることが可能となる.
特開2012−169699号明細書
高草木 恵二、長谷川晃朗、柴田達雄著、「広帯域離散OFDM技術の研究」、信学技報, vol. 113, no. 57, SR2013-16, pp. 83-89, 2013年5月 高草木 恵二、門田 康佐、管野 一生、岩井 誠人、新保 宏之、電子情報通信学会 2014年ソサイエティ大会講演論文集、B-17-5
自システムのOFDM信号を、窓関数の区間長の設定が異なるサブキャリアで伝送した場合、広い区間長の窓関数を適用しているHf/Lf部は、Mf部と比較して、信号波形に大きな歪みが発生し、受信復調品質の劣化が大きくなる。このため、Hf/Lf部で伝送する情報に伝送誤りが多発し、再送や呼損が多発する、という問題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、他システムの空き周波数帯を利用するOFDM伝送において、受信復調品質を確保しつつ、サイドローブ抑圧して周波数帯域を有効利用することが可能な無線通信装置を提供することである。
この発明の1つの局面に従うと、他の無線システムで使用していない空き周波数帯域に複数のサブキャリアを配置して伝送する直交周波数分割多重伝送により通信する無線通信装置であって、送信する情報に対して、伝送路符号化および変調処理を実行する符号化変調部と、空き周波数帯域に配置される複数のサブキャリアについて、符号化変調部の出力に対して、サブキャリアごとに逆フーリエ変換を実行する直交周波数分割多重変調部とを備え、直交周波数分割多重変調部は、複数のサブキャリアのうち、他の無線システムの使用する周波数帯域に近接する側における所定個数の第1のサブキャリア群について、逆フーリエ変換とガードインターバルの付加とを実行して、第1の窓区間長となるように窓関数乗算処理を行う第1の多重変調手段と、複数のサブキャリアのうち、第1のサブキャリア群を除く第2のサブキャリア群について、逆フーリエ変換とガードインターバルの付加とを実行して、第1の窓区間長よりも短い第2の窓区間長となるように窓関数乗算処理を行う第2の多重変調手段とを含み、直交周波数分割多重変調部からの出力信号を高周波信号として送信するための送信部と、無線通信装置の送信する情報の再送制御をするための再送制御部とをさらに備え、再送制御部は、第1および第2のサブキャリア群について、一方のサブキャリア群で送信した情報の再送においては、他方のサブキャリア群で送信を行うように制御する。
好ましくは、再送制御部は、第1のサブキャリア群で送信した情報の再送については、第2のサブキャリア群で再送するように制御する。
好ましくは、第1のサブキャリア群は、送信する情報の再送にのみ使用され、再送制御部は、第2のサブキャリア群で送信した情報の再送については、第1のサブキャリア群で再送するように制御する。
好ましくは、第1のサブキャリア群は、送信する情報のうち、再送する情報の通信および要求される通信品質が所定の値以下の情報の初送に使用され、再送制御部は、第2のサブキャリア群で送信した情報の再送については、第1のサブキャリア群で再送するように制御する。
好ましくは、再送制御部は、要求される通信品質が所定の値以下の情報の再送については、第1のサブキャリア群で再送するように制御する。
この発明の他の局面にしたがうと、他の無線システムで使用していない空き周波数帯域に複数のサブキャリアを配置して伝送する直交周波数分割多重伝送により通信する無線通信方法であって、送信する情報に対して、伝送路符号化および変調処理を実行するステップと、空き周波数帯域に配置される複数のサブキャリアについて、符号化変調部の出力に対して、サブキャリアごとに逆フーリエ変換を実行して直交周波数分割多重変調を行うステップとを備え、直交周波数分割多重変調を行うステップは、複数のサブキャリアのうち、他の無線システムの使用する周波数帯域に近接する側における所定個数の第1のサブキャリア群について、逆フーリエ変換とガードインターバルの付加とを実行して、第1の窓区間長となるように窓関数乗算処理を行うステップと、複数のサブキャリアのうち、第1のサブキャリア群を除く第2のサブキャリア群について、逆フーリエ変換とガードインターバルの付加とを実行して、第1の窓区間長よりも短い第2の窓区間長となるように窓関数乗算処理を行うステップとを含み、直交周波数分割多重変調部からの出力信号を高周波信号として送信するステップと、受信側からの再送要求に応じて、第1および第2のサブキャリア群について、一方のサブキャリア群で送信した情報の再送において、他方のサブキャリア群で送信を行うように再送制御するステップとをさらに備える。
好ましくは、再送制御するステップは、第1のサブキャリア群で送信した情報の再送については、第2のサブキャリア群で再送するように制御するステップを含む。
好ましくは、第1のサブキャリア群は、送信する情報の再送にのみ使用され、再送制御するステップは、第2のサブキャリア群で送信した情報の再送については、第1のサブキャリア群で再送するように制御するステップを含む。
好ましくは、第1のサブキャリア群は、送信する情報のうち、再送する情報の通信および要求される通信品質が所定の値以下の情報の初送に使用され、再送制御するステップは、第2のサブキャリア群で送信した情報の再送については、第1のサブキャリア群で再送するように制御するステップを含む。
好ましくは、再送制御するステップは、要求される通信品質が所定の値以下の情報の再送については、第1のサブキャリア群で再送するように制御するステップを含む。
この発明によれば、他システムの空き周波数帯を利用するOFDM伝送において、受信復調品質の確保しつつ、サイドローブ抑圧して周波数帯域を有効利用することができ,さらに、再送回数や呼損率を抑制可能となる。
自システムのOFDM送信信号の占有帯域幅を削減できる効果が発生する概念を説明するための図である。 サブキャリア群の中央部分と両側部分とで異なる窓区間長を設定した場合の通信品質を説明するための概念図である。 図2に示したようなパケットの割当の場合に、再送処理を行う手順の一例を示す図である。 実施の形態1の無線通信システムを説明する機能ブロック図である。 実施の形態1の再送シーケンスを説明するための図である。 実施の形態1の無線通信装置である基地局装置2000の無線通信処理の流れを説明するためのフローチャートである。 実施の形態2の再送シーケンスを説明するための図である。 実施の形態3の再送シーケンスを説明するための図である。 離散OFDM(non-continuous OFDM:以下、NC−OFDM)の基本概念を示す図である。 非特許文献1に開示された無線通信システム10000の構成の例を示す機能ブロック図である。 OFDM通信システムにおいて、自システムと他システムの周波数の占有状態を説明するための図である。 OFDM信号における時間軸上での窓関数の原理を示す図である。 OFDM信号における窓関数の使用例を示す図である。 OFDM信号に窓関数を適用したときのサイドローブ抑圧効果の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態の無線通信システムおよび無線通信装置の構成を説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素および処理工程は、同一または相当するものであり、必要でない場合は、その説明は繰り返さない。
また、本発明は、一般には、他システムの使用しない空き周波数帯域に、他システムの使用周波数帯に近接するようにサブキャリアを配置して、OFDM伝送を行う無線通信システムに適用することが可能である。
ただし、以下では、一例として、図10で説明した無線通信システム10000のように、広帯域NC−OFDM伝送のためのシステムに、本発明を適用する場合を例として説明する。
そこで、以下に説明するように、本発明の実施の形態の送受信システムの構成は、図10で説明した無線通信システム10000の構成と基本部分では共通し、窓関数を乗算する処理の構成および窓関数の乗算に関連する構成において異なる。
また、以下では、自システムのOFDM信号を、既存システムの使用周波数帯に挟まれた空き周波数領域の1つにおいて伝送する場合を例として説明する。ただし、図9において説明したとおり、広帯域離散OFDM伝送においては、既存システムの互いに分離した複数の空き周波数領域で、自システムのOFDM信号を伝送するものである。その場合は、以下で説明するような構成と処理を、各空き周波数領域において実行すればよい。
(実施の形態1)
(本実施の形態のサブキャリア配置の概要)
図1は、自システムのOFDM送信信号の占有帯域幅を削減できる効果が発生する概念を説明するための図である。
本実施の形態においては、既存システムの空き周波数領域の1つにおいて、ある帯域幅を自システムのOFDM信号で占有するとき、図1(a)に示すように、他システム信号と近接する両端部分の所定数のサブキャリアについては、窓区間長を中央部分に比べて長い値Leに設定することにより、サイドローブを抑圧する。以下では、両端部分のサブキャリアは、高周波数域Hfおよび低周波数域Lfを含む。
一方、両端部分の所定数のサブキャリアを除く中央部分のサブキャリアよりなる中央周波数域Mfでは、他システム信号から遠いため、窓区間長Lmを両端の窓区間長Leよりも短くすることで、受信品質劣化を抑制する。
この結果、図1(c)のように、高周波数域Hfおよび低周波数域Lf、中央周波数域Mfを合成した複数のサブキャリアからなる信号では、窓関数によるサイドローブ抑圧と、受信復調品質の確保の両立を図ることが可能となる。
図2は、図1で示したようにサブキャリア群の中央部分と両側部分とで異なる窓区間長を設定した場合の通信品質を説明するための概念図である。
高周波数域Hfおよび低周波数域Lfでは、上述のとおり、中央周波数域Mfよりも、窓区間長が大きいために、窓関数を適用したことによる通信品質の劣化も大きい傾向にある。
複数の通信パケットを同時にこのOFDM信号で送信する場合、各パケットはそれぞれ異なるサブキャリアに割当られる。
ここで、たとえば、情報の送信にあたって、低周波数域Lfには、1個のパケット1を、中央周波数域Mfには、パケット2〜4の3個のパケットを、高周波数域Hfには、1個のパケット5を割当てるものとする。
図2において、サブキャリア群の両端部分のサブキャリアに割当てられたパケット(図2中のパケット1および5)は、復調に失敗(伝送エラー)する確率が高くなる。さらに、伝送エラーの際は再送を行うことになるものの、初回送信時と同じサブキャリアに固定的に割当られてしまうと、再送時もエラーを発生してしまう確立が高く、最終的に最大再送回数を満了してパケットが廃棄されてしまう確率が高まる。
図3は、図2に示したようなパケットの割当の場合に、再送処理を行う手順の一例を示す図である。
図3においては、「各パケットは、初送時・再送時ともに同じサブキャリアブロックで伝送する」ものとしている。
まず、図2で説明したように、サブキャリア群をサブキャリアブロックSCBLK1〜5に分割して、サブキャリアブロックにそれぞれパケット#1〜#5を割り当てて、タイムスロット1において、送信する。受信側で、パケット#1とパケット#5については伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求が送信されてくる。
タイムスロット2において、送信側では、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に再送要求のあったパケット#1を割当て、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に再送要求のあったパケット#5を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2〜4に、それぞれ、パケット#6〜#8を割り当てて、送信する。受信側で、パケット#5については、再度、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求が送信されてくる。
タイムスロット3において、送信側では、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に新たなパケット#9を割当て、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に再送要求のあったパケット#5を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2〜4に、それぞれ、パケット#10〜#12を割り当てて、送信する。受信側で、パケット#5、パケット#9および#11については、再度、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求が送信されてくる。
タイムスロット4において、送信側では、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に再送要求のあったパケット#9を割当て、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に再送要求のあったパケット#5を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2、4に、それぞれ、パケット#13、#14を割り当てるととともにサブキャリアブロックSCBLK3には、再送要求のあったパケット#11を割当てて、送信する。受信側で、パケット#9および#5については、再度、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求が送信されてくる。
タイムスロット5において、送信側では、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に再送要求のあったパケット#9を割当て、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に再送要求のあったパケット#5を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2〜4に、それぞれ、パケット#15〜#17を割り当てて、送信する。受信側で、パケット#9および#5については、再度、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側においては、パケット#9
については、再送要求が送信されてくる。一方で、パケット#5については、所定回数(ここでは、一例として、4回)の再送でも受信エラーとなったことにより、呼損となる。
すなわち、上述したように、「各パケットは、初送時・再送時ともに同じサブキャリアブロックで伝送する」とのシーケンスの場合、通信品質の低いサブキャリア群の両側部分のブロックでは、呼損が生じる確率が高くなってしまう。
以下では、このような呼損率を低減することが可能な無線通信装置およびその無線通信シーケンスについて説明する。
(無線通信システムの構成)
図4は、実施の形態1の無線通信システムを説明する機能ブロック図である。
図4に示すように、実施の形態1の無線通信システムは、中央局1000と、中央局から、有線または無線通信により伝送される送信トラフィックデータを、送信するための送信装置(以下、基地局装置)2000と、基地局装置2000からの信号を受信する受信装置(以下、移動局装置)3000とを含む。
中央局1000は、送信トラフィックデータを送信するための送信トラフィックデータ送出部1002を備える。
基地局装置2000は、中央局1000からの送信トラフィックデータを受信するとともに再送制御を実効するための送信トラフィックデータバッファおよび再送制御部100と、符号化部110とを含む。送信トラフィックデータバッファおよび再送制御部100の動作については、後ほど、詳しく説明する。
符号化部110は、送信トラフィックデータの符号化処理を行うブロックとして、高周波数域Hf、中央周波数域Mf、低周波数域Lfについて独立したブロックを含む。
すなわち、チャネル符号化部110.1は、高周波数域Hfの送信信号について、チャネル符号化(CRC符号化、伝送路誤り訂正符号化、インターリーブ処理)を実行し、チャネル符号化部110.1の出力に対してシンボル変調器124.1がシンボル変調した信号を、直並列変換部125.1がパラレル信号に変換して、マッピングスイッチ127に与える。
同様に、チャネル符号化部110.2および110.3は、それぞれ、中央周波数域Mfおよび低周波数域Lfの送信信号について、チャネル符号化(CRC符号化、伝送路誤り訂正符号化、インターリーブ処理)を実行し、チャネル符号化部110.2および110.3の出力に対して、それぞれ、シンボル変調器124.2および124.3がシンボル変調した信号を、直並列変換部125.2および125.3がそれぞれパラレル信号に変換して、マッピングスイッチ127に与える。
直列並列変換部125.1〜125.3からのパラレル出力は、マッピングスイッチ127により、設定された個数ずつ、高周波数域変調部(以下、Hf変調部)130.1、中央周波数域変調部(以下、Mf変調部)130.2および低周波数域変調部(以下、Lf変調部)130.3に振り分けられる。
サブキャリアマッピング設定部1404は、マッピングスイッチ127により、パラレル化された信号について、高周波数域Hf、中央周波数域Mfおよび低周波数域Lfに振り分ける個数を設定する。サブキャリアマッピング設定部1404は、近接他システムの周波数の使用状況および近接他システム信号の許容干渉量の情報を取得して、これらの情報に応じた制御を行うものとし、これらの情報を取得する方法としては、中央局から情報が提供されてもよいし、基地局自身が近接他システムの信号を受信して解析してもよいし、あるいは、移動局から情報が提供されてもよい。
窓関数パラメータ設定部1402は、高周波数域Hf、中央周波数域Mfおよび低周波数域Lfの各々に対して、「窓関数のパラメータ」(窓区間長)を設定し、Hf変調部130.1、Mf変調部130.2およびLf変調部130.3の窓関数乗算部1306.1〜1306.3にそれぞれ出力する。ここでは、特に限定されないが、たとえば、高周波数域Hfと低周波数域Lfとでは、窓区間長Leは共通であり、中央周波数域Mfの窓区間長Lmに対して、Lm<Leの関係がなりたつものとする。
Hf変調部130.1は、高周波数域のサブキャリアに対して、逆フーリエ変換およびガードインターバルの付加を行うIFFT・CP付加処理部1302.1と、ガードインターバル付加後の信号に窓関数を乗算する窓関数乗算部1306.1とを含み、Lf変調部130.3は、低周波数域のサブキャリアに対して、逆フーリエ変換およびガードインターバルの付加を行うIFFT・CP付加処理部1302.3と、ガードインターバル付加後の信号に窓関数を乗算する窓関数乗算部1306.3とを含む。同様に、Mf変調部130.2は、中央周波数域のサブキャリアに対して、逆フーリエ変換およびガードインターバルの付加を行うIFFT・CP付加処理部1302.2と、ガードインターバル付加後の信号に窓関数を乗算する窓関数乗算部1306.2とを含む。
Hf変調部130.1の出力、Mf変調部130.2の出力およびLf変調部130.3の出力は、合成部131で合成され、D/A変換部132に与えられる。
なお、窓関数パラメータ設定部1402は、高周波数域Hf、中央周波数域Mfおよび低周波数域Lfの各々に対して、独立に「窓関数のパラメータ」を設定し、Hf変調部130.1、Mf変調部130.2およびLf変調部130.3の窓関数乗算部1306.1〜1306.3にそれぞれ出力する。
「窓関数のパラメータ」としては、たとえば、ここでは、両端部分で中央部分とで設定される窓区間長に関する情報などである。これらの情報は、特に限定されてないが、たとえば、近接他システム信号の許容干渉量に対するテーブルとして格納されており、これを参照する構成としてもよい。ここで、他システム信号と近接する高周波数域または低周波数域の所定数のサブキャリアについては、上述のとおり、中央部分の窓区間長Lmに比べて、窓区間長をそれぞれ、より長い値Le(低周波数域および高周波数域)に設定することにより、サイドローブを抑圧する。また、高周波数域Hfおよび低周波数域Lfの両端部に含まれる「サブキャリアの所定数」については、固定の数に設定してもよいし、あるいは、全体のサブキャリア数の一定割合の数に設定することとしてもよい。
合成部131からの信号に対して、D/A変換器132は、ディジタル信号からアナログ信号への変換を実行し、周波数変換部(RF部)135は、D/A変換器132の出力を高周波信号へ変換して、送信信号がアンテナ150から移動局3000に向けて送出される。
移動局装置3000は、受信アンテナ200と、受信アンテナからの信号を周波数変換する周波数変換部(RF部)206と、周波数変換部206からの信号に対して、自システムについての復調処理および復号処理を実行して受信トラフィックデータを出力する自システム信号復調・復号部3100と、伝送誤りを検出するための伝送誤り検出部3210とを含む。
伝送誤り検出部3210は、受信トラフィックデータの各パケットについて、正常受信ができた場合は、当該パケットについての受信完了通知であるACK信号を、伝送エラーのために正常受信ができなかった場合は、当該パケットについての受信エラー通知であるNACK信号を生成する。
伝送誤り検出部3210からの信号は、制御情報符号化・変調部3220により変調されて、周波数変換部(RF部)207により高周波信号に変換されて、送信アンテナ201からフィードバック情報として、基地局装置2000に送信される。
基地局装置2000は、受信アンテナ149と、受信アンテナ149で受信された信号を周波数変換する周波数変換部(RF部)1408と、周波数変換部1408からの信号を復調する制御信号復調・復号部1412とを含む。
制御信号復調・復号部1412からのACK信号およびNACK信号に基づいて、サブキャリアマッピング設定部1404が、高周波数域Hf、中央周波数域Mfおよび低周波数域Lfに振り分ける個数を変更してもよい。
また、制御信号復調・復号部1412からのACK信号およびNACK信号に基づいて、送信トラフィックデータバッファおよび再送制御部100は、再送するパケットを含めて、次のタイムスロットで送信するパケットを準備する。
以上のような構成により、帯域外漏洩電力を抑圧でき、中央部分のサブキャリアの受信品質の劣化は小さく、信号帯域全体としての平均受信品質の劣化も最小限に抑えることができる。また、再送パケットについては、初送時に対してより望ましいサブキャリアブロックに割り当てることで、離散OFDMにおいて、サイドローブ抑圧して周波数帯域を有効利用しつつ、受信復調品質を確保することができる。
(再送シーケンス)
図5は、実施の形態1の再送シーケンスを説明するための図である。
また、図6は、実施の形態1の無線通信装置である基地局装置2000の無線通信処理の流れを説明するためのフローチャートである。
図5においては、「各パケットは、初送時に、高周波数域Hfおよび低周波数域Lfのサブキャリアブロックで送信した信号は、再送時には、中央周波数域Mfサブキャリアブロックで伝送する」こととしている。
図5においても、図2で説明したように、サブキャリア群をサブキャリアブロックSCBLK1〜5に分割されているものとする。
図5および図6を参照して、送信トラフィックデータバッファおよび再送制御部100は、サブキャリアブロックSCBLK1〜5にそれぞれパケット#1〜#5を割り当てて、符号化部110が、各パケットに対して伝送路符号化および変調処理、シリアルパラレル変換を実行する(S102)。マッピングスイッチ127を経由した信号は、Hf変調部130.1およびLf変調部130.3で、逆フーリエ変換とガードインターバルの付加とが実行され、第1の窓区間長Leとなるように窓関数乗算処理され(S110)、一方、Mf変調部130.2で、逆フーリエ変換とガードインターバルの付加とが実行され、第2の窓区間長Lmとなるように窓関数乗算処理される(S112)。
続いて、窓関数乗算処理がされた信号は、合成部131で合成され、D/A変換器132、周波数変換部135の処理を経て、タイムスロット1において、送信される(S120)。受信側で、パケット#1とパケット#5については伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求(NACK信号)が送信され、送信側で再送要求を受信する(S122でY)。
タイムスロット2においては、送信側では、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に新たなパケット#6を割当て、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に新たなパケット#8を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2、4に、それぞれ、再送要求のあったパケット#1および#5を、サブキャリアブロックSCBLK3に新たなパケット#7を割り当てて(S124)、上述したS102〜S120を手続きを経て送信する。受信側で、パケット#6については、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求が送信されてくる(S122でY)。以下、図6の処理については同様であるので、説明は繰り返さない。
タイムスロット3において、送信側では、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に新たなパケット#9を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2には、再送要求のあったパケット#6を、サブキャリアブロックSCBLK3〜4に、それぞれ、パケット#10〜#11を割り当て、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に新たなパケット#12を割当てて、送信する。受信側で、パケット#9および#12については、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求が送信されてくる。
タイムスロット4において、送信側では、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に新たなパケット#13を割当て、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に新たなパケット#15を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2、4に、それぞれ、再送要求のあったパケット#9、#12を割り当てるととともにサブキャリアブロックSCBLK3には、新たなパケット#14を割当てて、送信する。受信側で、パケット#15については、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求が送信されてくる。
タイムスロット5において、送信側では、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に新たなパケット#16を割当て、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に新たなパケット#19を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2〜3に、それぞれ、パケット#17〜#18を割り当て、サブキャリアブロックSCBLK4に再送要求のあったパケット#15を割当て、送信する。受信側で、パケット#16については、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側から、パケット#16については、再送要求が送信されてくる。
なお、ステップS122において、送信側が再送要求を受信しなかった場合は、サブキャリアブロックSCBLK1〜SCBLK5に、新たなパケットが割り当てられて送信される。
以上のように、サブキャリア群の両側部で通信品質が相対的に低いブロックに割り当てられたパケットについての再送は、サブキャリア群の通信品質が相対的に高い中央部で再送するように構成することで、再送時にも伝送エラーが発生する確率を低減できて、呼損を減らすことができ、各パケットのスループット、伝送遅延の公平性を高められる。その結果、受信復調品質の確保しつつ、サイドローブ抑圧して周波数帯域を有効利用することが可能である。
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2の再送シーケンスを説明するための図である。
ハードウェアとしての構成は、実施の形態1と同様であるので、説明は繰り返さない。
図7においては、「各パケットは、初送時は必ず帯域中央部で伝送し、帯域両端部は伝送エラー時の再送にのみ使用する」こととしている。
図7においても、図2で説明したように、サブキャリア群をサブキャリアブロックSCBLK1〜5に分割されているものとする。
図7を参照して、送信トラフィックデータバッファおよび再送制御部100は、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2〜3にそれぞれパケット#2〜#4を割り当てて、符号化部110が、各パケットに対して伝送路符号化および変調処理、シリアルパラレル変換を実行する。マッピングスイッチ127を経由した信号は、Mf変調部130.2で、逆フーリエ変換とガードインターバルの付加とが実行され、第2の窓区間長Lmとなるように窓関数乗算処理される。
続いて、窓関数乗算処理がされた信号は、合成部131で合成され、D/A変換器132、周波数変換部135の処理を経て、タイムスロット1において、送信される。受信側で、パケット#4については伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求(NACK信号)が送信され、送信側で再送要求を受信する。
タイムスロット2においては、送信側では、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に再送要求のあったパケット#4を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2〜4に、それぞれ、新たなパケット#5〜#7を割り当てて、送信する。受信側で、パケット#5については、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求が送信されてくる。
タイムスロット3において、送信側では、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に再送要求のあったパケット#5を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2〜4には、それぞれ、新たなパケット#8〜#10を割り当てて、送信する。受信側で、パケット#9および#5については、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求が送信されてくる。
タイムスロット4において、送信側では、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に再送要求のあったパケット#5を割当て、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に再送要求のあったパケット#9を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2〜4に、それぞれ、新たなパケット#11〜#13を割り当てて、送信する。受信側で、パケット#9については、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求が送信されてくる。
タイムスロット5において、送信側では、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に再送要求のあったパケット#9を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2〜3に、それぞれ、新たなパケット#14〜#16を割り当てて、送信する。受信側で、パケット#14については、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、パケット#14については、再送要求が送信されてくる。
以上のように、初送においては、サブキャリア群の通信品質が相対的に高い中央部のブロックに割り当ていることとすることで、初送で成功する確率を高められる。また、サブキャリア群の両側部で通信品質が相対的に低いブロックは、再送用に専念させることができる。
なお、図7では、タイムスロット3およびタイムスロット4のように、再送において、同一の再送パケットについては、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックまたは高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックのいずれか片方のみを共通に用いて、再送することとしている。。
ただし、たとえば、再送回ごとに高周波数域Hfまたは低周波数域Lfのどちらを使うかを変えることとしてもよい。具体的に言うと、図7において、パケット#5の送信を、以下のような手順で行うことも可能である。
タイムスロット2では、SCBLK2を使用し、
タイムスロット3では、SCBLK1を使用し、
タイムスロット4では、SCBLK5を使用する
というような構成とすることも可能である。この場合は、サブキャリア群の両側部で通信品質が相対的に低いブロックでの再送であっても、再送に成功する確率を高めることができる。
以上のような構成とすることで、伝送エラーが発生する確率を低減できて、呼損を減らすことができ、各パケットのスループット、伝送遅延の公平性を高められる。その結果、受信復調品質の確保しつつ、サイドローブ抑圧して周波数帯域を有効利用することが可能である。
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3の再送シーケンスを説明するための図である。
ハードウェアとしての構成は、実施の形態1と同様であるので、説明は繰り返さない。
図8においては、「各パケットは、初送時は必ず帯域中央部で伝送し、帯域両端部は主に伝送エラー時の再送にのみ使用する。帯域両端部の空きタイムスロットには、低遅延要求の厳しくない呼も割り当てる」こととしている。
「低遅延要求の厳しくない呼」とは、たとえば、パソコンからのウェブサイトへのアクセスの中でも、画像ストリーミングやネット対戦ゲーム等のリアルタイム性が重視されるようなものではない、一般的な画面閲覧のようなものを指す。
図8においても、図2で説明したように、サブキャリア群をサブキャリアブロックSCBLK1〜5に分割されているものとする。
図8を参照して、送信トラフィックデータバッファおよび再送制御部100は、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に低遅延要求の厳しくない呼(以下、低品質許容呼と呼ぶ)のパケット#50を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2〜3にそれぞれパケット#2〜#4を割り当てて、符号化部110が、各パケットに対して伝送路符号化および変調処理、シリアルパラレル変換を実行する。マッピングスイッチ127を経由した信号は、Lf変調部130.3で、逆フーリエ変換とガードインターバルの付加とが実行され、第1の窓区間長Leとなるように窓関数乗算処理され、Mf変調部130.2で、逆フーリエ変換とガードインターバルの付加とが実行され、第2の窓区間長Lmとなるように窓関数乗算処理される。
続いて、窓関数乗算処理がされた信号は、合成部131で合成され、D/A変換器132、周波数変換部135の処理を経て、タイムスロット1において、送信される。受信側で、パケット#4については伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求(NACK信号)が送信され、送信側で再送要求を受信する。
タイムスロット2においては、送信側では、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に低品質許容呼のパケット#51を割当て、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に再送要求のあったパケット#4を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2〜4に、それぞれ、新たなパケット#5〜#7を割り当てて、送信する。受信側で、パケット#5およびパケット#51については、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求が送信されてくる。
タイムスロット3において、送信側では、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に再送要求のあったパケット#5を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2〜4には、それぞれ、新たなパケット#8〜#10を割り当て、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に低品質許容呼のパケット#52を割当てて、送信する。すなわち、低周波数域Lfおよび高周波数域Hfのサブキャリアブロックへのパケットの割当の優先度としては、以下のようになる。
1:中央周波数域Mfで送信したパケットの再送
2:新たな低品質許容呼のパケット
3:同じサブキャリアブロックで送信した低品質許容呼のパケットの再送
なお、2と3については、優先度の順序を逆にしてもよい。
受信側で、パケット#5および#52については、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求が送信されてくる。
タイムスロット4において、送信側では、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に再送要求のあったパケット#5を割当て、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に再送要求のあったパケット#52を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2〜4に、それぞれ、新たなパケット#11〜#13を割り当てて、送信する。受信側で、パケット#12については、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、再送要求が送信されてくる。
タイムスロット5において、送信側では、低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1には、タイムスロット4ですでに中央周波数域Mfで送信したパケット#5の再送が完了しているので、タイムスロット2で再送要求のあったパケット#51を割当て、高周波数域Hfに相当するサブキャリアブロックSCBLK5に再送要求のあったパケット#12を割当て、中央周波数域Mfに相当するサブキャリアブロックSCBLK2〜3に、それぞれ、新たなパケット#14〜#16を割り当てて、送信する。受信側で、パケット#51については、伝送エラーとなったものとする。これに応じて、受信側からは、パケット#51については、再送要求が送信されてくる。したがって、次のタイムスロットでは、パケット#51が低周波数域Lfに相当するサブキャリアブロックSCBLK1に割り当てられて再送される。
以上のように、初送においては、サブキャリア群の通信品質が相対的に高い中央部のブロックに割り当ていることとすることで、初送で成功する確率を高められる。また、サブキャリア群の両側部で通信品質が相対的に低いブロックは、主として再送用に専念させ、例外的に空きタイムスロットとなっている場合は、低品質許容呼のパケットの初送または再送が行われる。
以上のような構成とすることで、伝送エラーが発生する確率を低減できて、呼損を減らすことができ、各パケットのスループット、伝送遅延の公平性を高められる。また、空きタイムスロットも有効活用が可能である。その結果、受信復調品質の確保しつつ、サイドローブ抑圧して周波数帯域を有効利用することが可能である。
以上説明したように、各実施の形態の無線通信装置によれば、離散OFDMにおいて、受信復調品質の確保しつつ、サイドローブ抑圧して周波数帯域を有効利用することができる。
今回開示された実施の形態は、本発明を具体的に実施するための構成の例示であって、本発明の技術的範囲を制限するものではない。本発明の技術的範囲は、実施の形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲の文言上の範囲および均等の意味の範囲内での変更が含まれることが意図される。
100 送信トラフィックデータバッファおよび再送制御部、110 チャネル符号化部、124 シンボル変調器、125 直列並列変換部、130.1〜130.5 変調部、、132 D/A変換器、135,206,207,1408 周波数変換部、149,150,200,201 アンテナ、1000 中央局、1302.1〜1302.5 IFFT・CP付加部、1306.1〜1306.5 窓関数乗算部、1402 窓関数パラメータ設定部、1404 サブキャリアマッピング設定部、1410 他システム信号復調部、1412 制御信号復調・復号部、2000 基地局装置、3000 移動局装置、3100 次システム信号復調・復号部、3210 他システム信号復調部、3220 制御情報符号化・変調部。

Claims (10)

  1. 他の無線システムで使用していない空き周波数帯域に複数のサブキャリアを配置して伝送する直交周波数分割多重伝送により通信する無線通信装置であって、
    送信する情報に対して、伝送路符号化および変調処理を実行する符号化変調部と、
    前記空き周波数帯域に配置される複数のサブキャリアについて、前記符号化変調部の出力に対して、前記サブキャリアごとに逆フーリエ変換を実行する直交周波数分割多重変調部とを備え、
    前記直交周波数分割多重変調部は、
    前記複数のサブキャリアのうち、前記他の無線システムの使用する周波数帯域に近接する側における所定個数の第1のサブキャリア群について、前記逆フーリエ変換とガードインターバルの付加とを実行して、第1の窓区間長となるように窓関数乗算処理を行う第1の多重変調手段と、
    前記複数のサブキャリアのうち、前記第1のサブキャリア群を除く第2のサブキャリア群について、前記逆フーリエ変換とガードインターバルの付加とを実行して、前記第1の窓区間長よりも短い第2の窓区間長となるように窓関数乗算処理を行う第2の多重変調手段とを含み、
    前記直交周波数分割多重変調部からの出力信号を高周波信号として送信するための送信部と、
    前記無線通信装置の送信する情報の再送制御をするための再送制御部とをさらに備え、
    前記再送制御部は、前記第1および第2のサブキャリア群について、一方のサブキャリア群で送信した情報の再送においては、他方のサブキャリア群で送信を行うように制御する、無線通信装置。
  2. 前記再送制御部は、前記第1のサブキャリア群で送信した情報の再送については、前記第2のサブキャリア群で再送するように制御する、請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記第1のサブキャリア群は、前記送信する情報の再送にのみ使用され、
    前記再送制御部は、前記第2のサブキャリア群で送信した情報の再送については、前記第1のサブキャリア群で再送するように制御する、請求項1記載の無線通信装置。
  4. 前記第1のサブキャリア群は、前記送信する情報のうち、再送する情報の通信および要求される通信品質が所定の値以下の情報の初送に使用され、
    前記再送制御部は、前記第2のサブキャリア群で送信した情報の再送については、前記第1のサブキャリア群で再送するように制御する、請求項1記載の無線通信装置。
  5. 前記再送制御部は、前記要求される通信品質が所定の値以下の情報の再送については、前記第1のサブキャリア群で再送するように制御する、請求項4記載の無線通信装置。
  6. 他の無線システムで使用していない空き周波数帯域に複数のサブキャリアを配置して伝送する直交周波数分割多重伝送により通信する無線通信方法であって、
    送信する情報に対して、伝送路符号化および変調処理を実行するステップと、
    前記空き周波数帯域に配置される複数のサブキャリアについて、前記符号化変調部の出力に対して、前記サブキャリアごとに逆フーリエ変換を実行して直交周波数分割多重変調を行うステップとを備え、
    前記直交周波数分割多重変調を行うステップは、
    前記複数のサブキャリアのうち、前記他の無線システムの使用する周波数帯域に近接する側における所定個数の第1のサブキャリア群について、前記逆フーリエ変換とガードインターバルの付加とを実行して、第1の窓区間長となるように窓関数乗算処理を行うステップと、
    前記複数のサブキャリアのうち、前記第1のサブキャリア群を除く第2のサブキャリア群について、前記逆フーリエ変換とガードインターバルの付加とを実行して、前記第1の窓区間長よりも短い第2の窓区間長となるように窓関数乗算処理を行うステップとを含み、
    前記直交周波数分割多重変調部からの出力信号を高周波信号として送信するステップと、
    受信側からの再送要求に応じて、前記第1および第2のサブキャリア群について、一方のサブキャリア群で送信した情報の再送において、他方のサブキャリア群で送信を行うように再送制御するステップとをさらに備える、無線通信方法。
  7. 前記再送制御するステップは、前記第1のサブキャリア群で送信した情報の再送については、前記第2のサブキャリア群で再送するように制御するステップを含む、請求項5記載の無線通信方法。
  8. 前記第1のサブキャリア群は、前記送信する情報の再送にのみ使用され、
    前記再送制御するステップは、前記第2のサブキャリア群で送信した情報の再送については、前記第1のサブキャリア群で再送するように制御するステップを含む、請求項5記載の無線通信方法。
  9. 前記第1のサブキャリア群は、前記送信する情報のうち、再送する情報の通信および要求される通信品質が所定の値以下の情報の初送に使用され、
    前記再送制御するステップは、前記第2のサブキャリア群で送信した情報の再送については、前記第1のサブキャリア群で再送するように制御するステップを含む、請求項5記載の無線通信方法。
  10. 前記再送制御するステップは、前記要求される通信品質が所定の値以下の情報の再送については、前記第1のサブキャリア群で再送するように制御するステップを含む、請求項9記載の無線通信方法。
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