JP2016151946A - 管理システム、及び、管理システムの制御方法 - Google Patents

管理システム、及び、管理システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エージェント管理サーバが管理する、エージェントの情報を参照する処理や、エージェントの情報を更新する処理を確実に行い、ネットワーク機器を管理するシステムを滞りなく運用すること。【解決手段】処理サーバ20は、収集エージェント41から識別情報を含むデータ転送予約要求やエージェント情報更新要求を受信し、エージェント管理サーバ10に対し、要求に含まれる識別情報に対応するエージェント情報の取得を要求する。エージェント情報を取得できた場合、要求に応じた処理を行う。一方、エージェント情報を取得できない場合、エージェント管理サーバ10に対し、削除済みエージェントリストを要求し、削除済みエージェントリストに前記要求に含まれる識別情報が含まれている場合、該収集エージェント41に対し、未登録を通知する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置や情報処理装置などのネットワーク機器上で動作するエージェントから収集対象となるデータを受付ける管理システムの制御に関する。
近年のプリンタやデジタル複合機の普及に伴い、情報漏洩の抑止や、情報漏洩者を追跡する目的で、印刷、コピー、FAX、電子メール送信などジョブの実行の際に、ジョブ履歴情報を記憶装置に保存するデジタル複合機が存在する。また、プリンタドライバに機能追加して印刷クライアントPCからの印刷実行時にジョブ履歴情報を記憶装置に保存することも可能である。
ジョブ履歴情報とは、そのジョブを実行したユーザ情報、実行した日時情報、実行したデジタル複合機または印刷クライアントPCを特定する情報(IPアドレス、シリアル番号、MACアドレスなど)、実行したジョブの種類といったログ属性情報を含んでいる。さらに、ジョブ履歴情報には、デジタル複合機に対して入力された画像データおよび印刷クライアントPCでの印刷対象をデータ化した画像データや、該画像データを縮小した縮小画像データが含まれることもある。
このようなジョブ履歴情報を処理するジョブ履歴情報処理システムは、上記デジタル複合機や印刷クライアントPC等、エージェント管理サーバ、処理サーバ等から構成される。
なお、上記デジタル複合機および印刷クライアントPCには、デジタル複合機やプリンタドライバが記録したジョブ履歴情報を、処理サーバに送信するためのクライアントアプリケーション(以下、収集エージェントと呼ぶ)がインストールされる。
また、上記エージェント管理サーバは、上記収集エージェントに関する設定情報等の各種情報を、エージェント情報ファイルに保持する機能を有する。
また、上記処理サーバは、画像処理機能、ジョブ履歴情報を記憶装置に保存する機能を有する。さらに、処理サーバには、エージェント管理サーバに登録された収集エージェントを表示、設定するための設定アプリケーションもインストールされる。
設定アプリケーションは、エージェント管理サーバに保持されたエージェント情報ファイルの内容を画面に表示し、ユーザの指示に従い、収集エージェントの設定更新や、システムからの登録削除を実行する。
なお、設定アプリケーションが表示する項目の一部は、上記エージェント情報ファイルのファイル名に保持され、設定アプリケーションにおける収集エージェントの一覧表示処理を効率よく行うためなどに使用される。具体的には、収集エージェントの識別情報、シリアル番号などの収集エージェントがインストールされているデジタル複合機や印刷クライアントPCを特定する情報、収集エージェントのステータスなどの情報が、エージェント情報ファイルのファイル名に含まれる。
このようなジョブ履歴情報処理システムでは、収集エージェントからの要求に応じて、エージェント管理サーバで保持されるエージェント情報ファイルが、処理サーバによって参照されたり、そのファイル名や内容が書き換えられたりする場合がある。
例えば、ファイルの参照処理とファイル名の書き換え処理とが同じタイミングで実行された場合、参照処理においてファイルが見つからず処理できないという結果となる場合がある。
しかし、このように、タイミングの問題でファイルを見つけることができない場合と、設定アプリケーションによってファイル自体が削除されたためにファイルを見つけることができない場合とを区別するのは困難である。
例えば、タイミングの問題でファイルを見つけることができない場合は、収集エージェントに再度要求を行う(リトライする)よう促す通知をする必要がある。
一方、ファイル自体が削除されたことによりファイルを見つけることができない場合とは、設定アプリケーションが、収集エージェントをシステムから登録削除するようユーザからの指示を受けた場合である。よって、その状態で収集エージェントからの要求があった場合、本来なら今後、要求をしないように、収集エージェントに通知する必要がある。
特許文献1には、サーバ負荷分散装置におけるセッション管理により、負荷分散装置のエラーをクライアントに適切に通知する技術が提案されている。
特開2006−236040号公報
上述の通り、ジョブ履歴情報処理システムにおいて、エージェント情報ファイルの参照処理と、ファイル名の書き換え処理とが同じタイミングで実行されることにより、参照処理においてファイルを見つけることができないケースがある。この際、処理サーバは、上記タイミングの問題でファイルを見つけることができないケースと、上記ファイルが削除されたためにファイルを見つけることができないケースを区別し、適切な応答を収集エージェントに送信する必要がある。具体的には、今後、ファイルが削除されたためにファイルを見つけることができないケースが発生しないように回避するための応答を収集エージェントに送信する必要がある。
上記課題の解決策として、例えば、ファイル名やファイルの内容の書き換え処理が行われている間、該ファイルを排他制御することにより、上記の課題を回避する方法が考えられる。しかし、書き換え処理が頻繁に行われる可能性があり、その場合には、収集エージェントからのジョブ履歴情報の送信パフォーマンスやシステムのスループットに影響を与えてしまう可能性がある。
また、エージェント情報ファイルの参照処理において、ファイルが見つかるまでリトライを繰り返すという方法も考えられる。しかし、ファイル名やファイルの内容の書き換え処理が頻繁に行われている場合、参照処理が成功するまでどのくらいの時間を要するか不明である。このため、リトライ中に、収集エージェントと処理サーバ間でのセッションタイムアウトが発生してしまう可能性がある。なお、上述したように、削除されたためにエージェント情報ファイル自体が存在しない場合もある。その場合は、参照処理のリトライを繰り返しても、永遠にファイルを見つけることはできない。
なお、特許文献1のシステムは、負荷分散装置が故障していた場合に、正しくクライアントにエラーを返すためのものであり、上述の課題の解決に適用できるものではない。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、エージェントを管理するサービスに対し、エージェントの情報を確認する処理や、サービスで管理されるエージェントの情報を更新する処理を確実に行い、ネットワーク機器を管理するシステムを滞りなく運用可能にする仕組みを提供することである。
本発明は、ネットワーク機器上で動作するエージェントから収集対象となるデータを受付ける管理システムであって、前記エージェントから該エージェントの識別情報を含む、少なくともエージェント管理サービスが管理する該識別情報に対応するエージェント情報の参照または更新を伴う要求を受信する受信手段と、前記要求に応じて、エージェント管理サービスに対して、前記要求に含まれる識別情報に対応するエージェント情報の取得を要求する第1の要求手段と、前記エージェント管理サービスから前記エージェント情報を取得できた場合に、前記要求に応じた処理を行う処理手段と、前記エージェント管理サービスから前記エージェント情報を取得できない場合に、前記エージェント管理サービスに対して、前記エージェント管理サービスが管理する登録削除済みのエージェントの識別情報が記録された削除済みリストを要求する第2の要求手段と、前記削除済みリストに前記要求に含まれる識別情報が含まれている場合、前記エージェントに対して、該エージェントが未登録であることを示す通知を送信する通知手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、エージェントを管理するサービスに対し、エージェントの情報を確認する処理や、サービスで管理されるエージェントの情報を更新する処理を確実に行い、ネットワーク機器を管理するシステムを滞りなく運用可能にする。
本実施例のジョブ履歴情報処理システムの全体構成図 デジタル複合機のハードウェア構成図 エージェント管理サーバ、処理サーバのハードウェア構成図 処理サーバ、デジタル複合機のソフトウェア構成図 収集エージェントのエージェント登録要求処理のフローチャート 処理サーバのエージェント登録処理のフローチャート 収集エージェントのジョブ履歴情報送信処理のフローチャート 処理サーバのジョブ履歴情報受信処理のフローチャート 処理サーバのデータ変換処理のフローチャート 収集エージェントのエージェント情報更新要求処理のフローチャート 処理サーバのエージェント情報更新処理のフローチャート 設定アプリケーションのエージェント登録削除処理のフローチャート 処理サーバが保持するエージェント管理サーバアクセス情報を例示する図 エージェント管理サーバが保持するシステムでユニークな識別情報を発行するための情報を例示する図 収集エージェントが保持する識別情報及び設定情報を例示する図 エージェント管理サーバが保持する収集エージェントの識別情報及び設定情報を例示する図 処理サーバが保存するジョブ履歴情報の構成を例示する図 エージェント管理サーバが保持する情報の構成を例示する図
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例を示すジョブ履歴情報処理システムの全体構成を例示する図である。
図1に示す例では、ネットワーク100に、エージェント管理サーバ10、2台以上の処理サーバ20が接続されており、ネットワーク110にデジタル複合機40が接続されている。ネットワーク100と110は、負荷分散装置30を介して接続されている。図1の例では、デジタル複合機を3台だけ記載しているが、デジタル複合機は1台でもよいし、3台に限らず複数台がネットワーク上に接続されていてもよい。また、処理サーバを複数台記載しているが、負荷分散装置を介さずに、1台の処理サーバのみを接続していてもよい。
エージェント管理サーバ10は、収集エージェント41を管理するエージェント管理サービスに対応し、図4において後述する収集エージェント41の設定情報等の各種情報をエージェント情報ファイルに保存する機能を有する。また、エージェント管理サーバ10は、処理サーバが収集エージェント41に対して「システムでユニークな識別情報を発行するための情報」を保持する。
本実施例は、エージェント管理サーバ10には、アプリケーションが存在しないことを前提に、処理サーバ20がエージェント管理サーバ10に保存された情報を参照し、処理を実行する構成としている。つまり、エージェント管理サーバ10には、図18に示すように、フォルダ及びファイルのみが存在し、それを処理サーバ20が参照して処理を行っている構成である。しかし、本実施例において処理サーバ20が行っている処理の、一部乃至全てを実行するためのアプリケーションが、エージェント管理サーバ10にインストールされていてもよい。この場合、エージェント管理サーバ10に保存された情報の操作(参照、更新、削除等)は、処理サーバ20がエージェント管理サーバ10のアプリケーションが実現するエージェント管理サービスに対して、要求することにより行われるものとする。
図18は、エージェント管理サーバ10が保持するフォルダ及びファイルの構成を例示する図である。
図18に示す例では、トップフォルダの下に、エージェント識別情報管理ファイル、削除済みエージェントリスト、及び、エージェント情報ファイルが存在する。
エージェント識別情報管理ファイルは、「システムでユニークな識別情報を発行するための情報」を保持するためのファイルで、具体的な例は、図14に示す。
図14は、エージェント管理サーバ10が保持するシステムでユニークな識別情報を発行するための情報を例示する図である。
「AgentID」タグの値は、エージェント管理サーバが管理している収集エージェントの台数であり、次に登録される収集エージェントはカウントアップした「3」という識別情報が割り振られる。
以下、図18の説明に戻る。
削除済みエージェントリストは、設定アプリケーションにおいてユーザが登録削除(削除指示)したエージェントの識別情報を保存したリストであり、後述の図12のS807において作成、更新されるものである。
エージェント情報ファイルは、1台の収集エージェント41に対して1つ用意されるファイルである。エージェント情報ファイルには、当該収集エージェントの識別情報、空ハードディス容量などの環境情報、前回の処理結果やエラー発生状況などのステータス情報、スケジュール設定情報などが保存される。なお、設定アプリケーションの表示速度向上を図るため、ファイル名に、設定アプリケーションが使用する一部の情報(収集エージェントの識別情報やステータス情報など)を含めている。
図18の例では、「<識別情報(AgentID)の値>_<シリアル番号(SerialNumber)の値>_<ステータスを数値化した値>」を、エージェント情報ファイルのファイル名にしている。
以下、図1の説明に戻る。
処理サーバ20は、受信機能、画像処理機能、保存機能、及び、収集エージェントの設定変更機能を有する管理システムである(各機能の詳細は後述する)。また、処理サーバ20は、エージェント管理サーバ10が持つ「システムでユニークな識別情報を発行するための情報」を参照し、システムでユニークな識別情報を発行する機能を有している。
前記受信機能は、収集エージェント41からジョブ履歴情報や収集エージェントのステータス情報や設定情報を受信する機能である。処理サーバ20は、収集エージェント41から負荷分散装置30を経由して、収集対象となるデータを受付ける。受信したジョブ履歴情報は、画像処理機能により後述のデータ変換処理が施された後、保存される。受信したステータス情報は、エージェント管理サーバ10上のエージェント情報ファイルに保存される。
前記画像処理機能は、前記受信機能によって受信したジョブ履歴情報に対し、データ変換処理を行う機能である。データ変換処理とは、画像データに対して、OCR処理を行ってテキスト情報を抽出したり、画像データのフォーマットを変換したりする処理である。データ変換処理によって得られたテキスト情報は、ジョブ履歴情報と紐付けられて保存され、ジョブ履歴情報の検索に利用される。
前記保存機能は、前記画像処理機能によってデータ変換されたジョブ履歴情報、ジョブ履歴情報に関連付けられたテキスト情報をデータベース等に保存する機能である。なお、本実施例では、処理サーバ20上にある保存部として、フォルダを前提としているが、ジョブ履歴情報を保存できる手段であれば、データベースやミドルウェアなどであっても構わない。
前記収集エージェントの設定変更機能は、前記受信機能によって受信したステータス情報や設定情報を、エージェント管理サーバ上のエージェント情報ファイルに保存する機能である。なお、この機能では、ステータス情報の一部を、エージェント情報ファイルのファイル名としても保存する。
負荷分散装置(ロードバランサともいう)30は、一般的なネットワーク機器であり、収集エージェント41からの要求を、処理サーバ20に負荷分散をしながら振り分ける機能を有する。即ち、負荷分散装置30は、複数の処理サーバ20に対して、収集エージェント41からのデータの転送先を分散させる。また、負荷分散装置30は、連続した要求・応答を繰り返す処理(シーケンス)を実現するため、負荷分散装置30が受信した要求や応答に対してCookieを生成し、該Cookieを付与して要求や応答を送信する機能を有する。例えば、処理サーバ20から受信した要求や応答に付与するCookieは、少なくとも、接続先の処理サーバ20のネットワーク情報(IPアドレスやホスト名など)を含む。このCookieを収集エージェントに送信することによって、収集エージェントが接続先処理サーバを特定することが可能になる。収集エージェントは、負荷分散装置30からCookieを受信した場合には、一連のシーケンスにCookieを付与して次の要求を送信することで、連続した処理を同一処理サーバに依頼することができる。
なお、本実施例では、負荷分散装置30の機能、及び、それに対応するクライアント/サーバの処理に関しては言及しない。上述の仕組みは一般的であるため、本実施例では説明を省略する。
デジタル複合機40は、スキャン、プリント、コピー、電子メール、FAXなどの機能を有するMFP(MultiFunction Peripheral)である。また、デジタル複合機40は、機器上で実行したジョブに関して、ジョブの実行と同時にジョブ履歴情報を記録する機能を有する。なお、ジョブ履歴情報の記録は、例えばジョブの実行と同時に行われるものとするが、これに限定されるものではない。
また、デジタル複合機40には、クライアントアプリケーションとして、収集エージェント41(図4)がインストールされている。
デジタル複合機40は、ジョブが実行された場合、ジョブ履歴情報をデジタル複合機上の記憶領域に一時保存し、収集エージェント41が送信指示を、受信時または送信時間になり次第、該ジョブ履歴情報を処理サーバ20に送信する。
本実施例では、収集エージェント41の実施例としてデジタル複合機40を用いて説明するが、プリンタへ印刷ジョブを投入できる画像形成装置(例えば、プリンタドライバの機能追加等によりジョブ履歴情報が取得可能なパーソナルコンピュータ(PC))であってもよい。
図2は、デジタル複合機40のハードウェア構成を例示するブロック図である。
図2において、400はコントローラユニットである。コントローラユニット400において、401はCPUで、システム全体を制御するコントローラである。402はRAMで、CPU401が動作するためのシステムワークメモリであり、入力された画像データを一時記憶するための画像メモリ(バッファメモリ)でもある。403はROMで、ブートROMであり、システムのブートプログラムが保存されている。
404はハードディスクドライブ(HDD)で、システムソフトウェア、収集エージェント41のプログラム、ジョブ履歴情報、ユーザボックス内の画像データなどを保存する。HDD404に保存されたプログラムは、RAM402にロードされ実行される。後述する各フローチャートの収集エージェント41の処理は、HDD404に保存された収集エージェント41のプログラムの実行により実現できる。なお、HDD404の代わりに又は併用して、ソリッドステートドライブ(SSD)等の他の記憶装置を用いてもよい。
405は操作部I/Fで、操作部420とのインタフェース部であり、操作部420に表示するための画面データを操作部420に対して出力する。また、操作部I/F405は、操作部420からユーザが入力した情報を、CPU401に伝える役割をする。なお、操作部420は、デジタル複合機40に設置された画面であっても、PCなどの外部機器からリモートでデジタル複合機40内のプログラムが提供する画面(図3に示すディスプレイ208に表示されるリモートUI)であっても構わない。
406はネットワーク部(Network)で、ネットワーク(LAN/WAN)430に接続し、画像データ、デジタル複合機情報、およびその他の情報の入出力を行う。
407は画像処理部で、PDLコードをビットマップイメージに展開する処理や、入力画像データ乃至出力画像データに対し補正,加工,編集を行う。具体的には、画像処理部407は、画像データの回転処理、圧縮伸長処理、解像度変換処理などを行う。
408はデバイスI/F部で、画像入出力デバイスであるスキャナ部450,プリンタ部451とコントローラユニット400を画像入力部インタフェース452,印刷部インタフェース453を介して接続し、画像データの変換を行う。
以上の各部がシステムバス410上に配置される。
図3は、エージェント管理サーバ10、処理サーバ20を構成するPCのハードウェア構成図である。図3に示されるハードウェア構成は、一般的な情報処理装置のハードウェア構成に相当するものとし、本実施例のPCには一般的な情報処理装置のハードウェア構成を適用できる。
図3において、CPU200は、ROM202のプログラム用ROMに記憶された、或いは外部メモリ209からRAM201にロードされたオペレーティングシステム(OS)やアプリケーション等のプログラムを実行する。後述する各フローチャートの処理は、CPU200がこれらのプログラムの実行により実現できる。RAM201は、CPU200の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ203は、キーボード207や図示しないポインティングデバイスからのキー入力を制御する。ディスプレイコントローラ204は、各種ディスプレイ208の表示を制御する。ディスクコントローラ205は、各種データを記憶する外部メモリ209やUSB記憶メディア等におけるデータアクセスを制御する。なお、本実施例では、外部メモリ209としてハードディスク(HDD)を用いる場合について説明するが、外部メモリ209としてソリッドステートドライブ(SSD)等の他の記憶装置を用いてもよい。ネットワークカード(NC)206は、ネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
図4は、処理サーバ20およびデジタル複合機40のソフトウェア構成を例示するブロック図である。
デジタル複合機40は、のソフトウェア構成は、図示しないデジタル複合機コントローラと、収集エージェント41等で構成される。
図示しないデジタル複合機コントローラは、ROM403、及び、HDD404に保存されたプログラム(システムソフトウェア)とし実装されるものであり、該プログラムをCPU401が実行することにより機能する。このデジタル複合機コントローラは、デジタル複合機40のシステム全体を制御する。また、デジタル複合機コントローラは、操作部I/F405を介して受信したユーザからの指示を基に、ジョブを実行する。ジョブ実行の際、デジタル複合機コントローラは、ジョブ履歴情報を生成し、該ジョブ履歴情報をHDD404へ保存する。ジョブ履歴情報は、例えば、ジョブの種別に応じて入力または出力される画像(ジョブ履歴画像)と、ジョブの実行日時や実行ユーザなどの情報等からなるジョブ履歴属性情報などで構成されるデジタル複合機40で実行されたジョブのログ情報であり、上述のようにデジタル複合機40で記録される。
収集エージェント41は、デジタル複合機40にインストールされたプログラム(HDD404等に保存されたプログラム)として実装されるものであり、該プログラムをCPU401が実行することにより機能する。
収集エージェント41において、メイン制御部4100は、収集エージェント41の全体を制御し、後述の各部に対する指示、管理を行う。また、メイン制御部4100は、通信制御部4101への通信指示、UI制御部4102から得られるユーザ指示内容に従った設定制御部4103への設定制御指示、及び、ジョブ履歴情報制御部4104へのジョブ履歴情報制御指示を行う。
通信制御部4101は、処理サーバ20に対しジョブ履歴情報や設定情報や処理要求を送信し、処理サーバ20から応答を受信し、メイン制御部4100へ渡す。
UI制御部4102は、収集エージェント41におけるユーザ操作に関する処理を全般的に制御する。具体的には、UI制御部4102は、ユーザインタフェースをデジタル複合機40の操作部420やPCなどの外部機器へリモートで提供する画面(リモートUI)を外部機器のディスプレイ208に表示し、ユーザから受け取った指示内容をメイン制御部4100へ渡す。
設定制御部4103は、収集エージェント41に関する動作条件の設定情報を制御する。設定制御部4103は、メイン制御部4100を介して、UI制御部4102から動作条件の設定指示を受け取り、ファイル操作部4105を介して、設定情報の参照、保存を行い、さらに、設定制御部4103は、通信制御部4101を介して設定情報を処理サーバ20へ送信する。ここで、設定制御部4103が参照、保存する設定情報として、収集エージェントの識別情報、エージェント名、ジョブが実行されたデジタル複合機を特定するためのMACアドレスやシリアル番号などがある。また、ステータスや、ジョブ履歴情報を処理サーバ20へ送信するスケジュールなども、該設定情報に含まれてもよい。設定制御部4103は、この設定情報を、UI制御部4102を介してユーザから変更指示があった時に更新したり、収集エージェント41が処理サーバ20へ一定間隔で最新情報を問い合わせたり等、所定のタイミングで更新を行う。
ジョブ履歴情報制御部4104は、メイン制御部4100の指示に従い、ファイル操作部4105を介してジョブ履歴情報を取得し、通信制御部4101を介して処理サーバ20へ送信する。
ファイル操作部4105は、HDD404内の設定情報、画像データ、及び、ジョブ履歴情報を入出力するための制御部であり、各部からの処理要望を受けて処理を実行する。
処理サーバ20において、メイン制御部2000は、処理サーバ20の全体を制御し、後述の各部に対する指示、管理を行う。
通信制御部2001は、収集エージェント41の通信制御部4101からジョブ履歴情報や設定情報、ステータス情報を受信し、また、収集エージェントからの処理要求に対する応答を送信する。通信制御部2001が受信したジョブ履歴情報は、保存部2007へ保存される。また、通信制御部2001が受信した設定情報やステータス情報は、メイン制御部2000を介して設定制御部2003へ渡される。
UI制御部2002は、ディスプレイ208にユーザインタフェースを表示し、キーボード207や図示しないポインティングデバイスを介してユーザからの指示を受け付ける。ユーザが指定した設定情報は、メイン制御部2000、設定制御部2003を介して、保存部2007やエージェント管理サーバ10の保存部1000に保存される。なお、保存部2007には、処理サーバ20の動作設定が主に保存され、エージェント管理サーバ10の保存部1000には、収集エージェント41の情報やシステムで共通の情報など、複数の処理サーバが参照する設定情報が保存される。
設定制御部2003は、処理サーバ20、及び、収集エージェント41の、識別情報や動作に関する設定情報を制御する。設定制御部2003は、メイン制御部2000を介して、収集エージェント41のシステムへの登録要求を受け取り、エージェント管理サーバ10の「システムでユニークな識別情報を発行するための情報」を参照して、識別情報を発行する。その後、設定制御部2003は、発行した識別情報を、エージェント管理サーバ10の保存部1000に保存する。また、設定制御部2003は、メイン制御部2000を介して、ユーザまたは収集エージェント41からの動作設定指示を受け取り、保存部2007やエージェント管理サーバ10の保存部1000に設定情報を保存する。
ジョブ履歴情報制御部2004は、メイン制御部2000を介して、ジョブ履歴情報参照、保存指示を受け付け、指示に従ったジョブ履歴情報の制御を行う。
画像処理部2005は、ジョブ履歴情報制御部2004からの指示に従い、ジョブ履歴情報(画像データ)に対してOCR処理や、画像フォーマットの変換を行う。
ファイル操作部2006は、各制御部からの指示を受け付け、保存部2007やエージェント管理サーバ10の保存部1000に対して、収集エージェント41の識別情報、設定情報、ジョブ履歴情報の参照、保存を行う。
保存部2007は、記憶装置であり、処理サーバ20の外部メモリ209(図3)に、処理サーバ20の設定情報、ジョブ履歴情報を保存する。
エージェント管理サーバ10の保存部1000は、記憶装置であり、エージェント管理サーバ10の外部メモリ209(図3)に、収集エージェント41の識別情報、収集エージェント41および処理サーバ20の設定情報を保存する。
なお、処理サーバ20の保存部2007ではなく、エージェント管理サーバ10の保存部1000に、ジョブ履歴情報を保存しても構わない。
図5は、収集エージェント41のシステムへのエージェント登録要求処理を例示するフローチャートである。この処理は、収集エージェントが初めて起動された際、または、ユーザの実行指示を受けた際に実行する処理である。なお、図5のフローチャートに示す各ステップは、デジタル複合機40のCPU401が、ROM403またはHDD404に記憶されている収集エージェント41を実現するプログラムを実行することで実現される。また、CPU401は、必要に応じて記憶領域としてRAM402やHDD404を利用する。
ステップS100において、UI制御部4102は、デジタル複合機40の操作部420やPCなどの外部機器へリモートで提供する画面を介して、ユーザからの通信サーバ情報を取得し、HDD404に保存する。具体的には、UI制御部4102は、ユーザに通信サーバのIPアドレスまたはホスト名の入力を促す画面を操作部420又はPCのディスプレイ208に表示し、ユーザの入力を待つ。ユーザが通信サーバの情報を入力した場合、操作部I/F405やキーボードコントローラ203を介して、UI制御部4102がその入力値を取得し、メイン制御部4100へ渡す。メイン制御部4100は、設定制御部4103に指示し、ファイル操作部4105を介して、ユーザが入力した通信サーバの情報をHDD404に保存する。本実施例では、図15に示すように、収集エージェント41の設定情報と一緒にファイルで保持するものとし、<URL>タグの値として通信サーバの情報を保存する。
図15は、収集エージェント41が保存する通信サーバ情報、及び設定情報を例示する図である。
なお、図1のシステム構成に示すとおり、負荷分散装置30が存在する場合は,負荷分散装置30が通信サーバとなるが、処理サーバ20を通信サーバとしても構わない。また、S100では,取得した通信サーバの情報をメモリ上に保持しておき、後述するS104で識別情報と合わせてHDD404に保存しても構わない。
次に、ステップS101において、メイン制御部4100は、通信制御部4101を介し、処理サーバ20へ、設定情報と共にエージェント登録要求を送信する。エージェント登録要求とは、システムに該収集エージェントを登録する処理を処理サーバ20に実行してもらうよう依頼するものである。具体的には、処理サーバ20がシステムにおいてユニークな収集エージェントの識別情報を発行し、該収集エージェントの設定情報をエージェント管理サーバ10の保存部1000又は保存部2007に保存することである。
設定情報は、前述のとおり、エージェント名、ジョブが実行されたデジタル複合機を特定するためのMACアドレスやシリアル番号、ステータス、ジョブ履歴情報を処理サーバ20へ送信するスケジュールなどである。本実施例では、エージェント登録要求と設定情報は同時に送信することを前提としているが、シーケンスとして別通信(別APIを呼び出す処理)を行っても構わない。
次に、S102において、通信制御部4101は、処理サーバ20からの応答を受信する。ここで受信する応答には、エージェント登録要求に対する成否と、処理サーバ20が発行した収集エージェント41の識別情報が含まれる。
次に、S103において、通信制御部4101は、上記S102で受信した応答の内容を確認し、エージェント登録要求が成功したか否かを判断する。
そして、エージェント登録要求が成功したと判断した場合(S103でYesの場合)、通信制御部4101は、S104へ処理を進める。
S104では、通信制御部4101は、上記S102で受信した応答に含まれる識別情報を、ファイル操作部4105を介してHDD404に保存する。保存するデータの例は、図15に示す。
図15に示す例では、識別情報は、<AgentID>タグに「3」として保存されている。
一方、上記S103において、エージェント登録要求が失敗したと判断した場合(S103でNoの場合)、通信制御部4101は、そのまま本フローチャートの処理を終了する。
図6は、処理サーバ20が収集エージェント41からシステムへのエージェント登録要求を受信した際のエージェント登録処理を例示するフローチャートである。なお、図6のフローチャートに示す各ステップは、処理サーバ20のCPU200が、外部メモリ209に記憶されているプログラムを実行することで実現される。また、CPU200は、必要に応じて記憶領域としてRAM201や外部メモリ209を利用する。
S200において、通信制御部2001は、収集エージェント41からのエージェント登録要求を受信する。この際、通信制御部2001は、収集エージェント41が図5のS101で送信した設定情報も同時に受信する。
次に、S201において、通信制御部2001は、メイン制御部2000を介して設定制御部2003に対して、識別情報の発行を指示する。この指示に応じて、設定制御部2003は、エージェント管理サーバ10へアクセスし、エージェント管理サーバ10が持つ「システムでユニークな識別情報を発行するための情報」を参照し、識別情報を発行する。図14に示した例では、「システムでユニークな識別情報を発行するための情報」としての<AgentID>タグの値が「2」であるため、設定制御部2003は、この値を1つカウントアップして「3」を識別情報として発行する。なお、エージェント管理サーバ10へのアクセス情報は、UI制御部2002が専用の画面をディスプレイ208に表示し、キーボード207や図示しないポインティングデバイスを介してユーザからの指示を受け付けることで取得し、ファイル等に保存する。具体的には、エージェント管理サーバ10へのアクセス情報には、図13に示すような、少なくとも接続のためのユーザ名、パスワード、エージェント管理サーバ10のパスが含まれるが、その他のフォルダやファイルへのパスが含まれてもよい。
図13は、エージェント管理サーバ10に関する情報(エージェント管理サーバアクセス情報)を記載したXMLファイルを例示する図である。当該XMLファイルには、収集エージェント41の情報を保存しているフォルダパスや、該フォルダへのアクセス情報(ユーザ名、パスワード)などが保存されている。
上記識別情報の発行が成功した場合、設定制御部2003は、エージェント管理サーバ10の保存部1000に対し、識別情報と、上記S200で受信した設定情報を関連づけて、エージェント情報ファイルとして保存する。該保存するデータの例は、図16の「AgentID」に示す識別情報や、「TransferSchedule」以下のタグに示す設定情報などである。
図16は、エージェント管理サーバ10が保持する収集エージェント41の識別情報及び設定情報を例示する図である。
なお、本実施例では、識別情報と一部の設定情報やステータスをエージェント情報ファイルのファイル名に含めることとする。これは設定アプリケーションにおいて、各収集エージェント41の該当エージェント情報ファイルを開いて情報を取得するよりも、ファイル名で判断する方が、一覧表示の効率が良くなるためである。
次に、S202において、設定制御部2003は、メイン制御部2000及び通信制御部2001を介して、収集エージェント41へエージェント登録処理が成功した旨と識別情報を送信し、本フローチャートの処理を終了する。
図7は、収集エージェント41が処理サーバ20へジョブ履歴情報を送信する処理(ジョブ履歴情報送信処理)を例示するフローチャートである。このジョブ履歴情報送信処理は、収集エージェント41が、操作部420又はディスプレイ208に表示した画面を介してユーザからの送信指示を受信時、または、送信時間(一定周期毎でもよい)になり次第実行される。なお、図7のフローチャートに示す各ステップは、デジタル複合機40のCPU401が、ROM403またはHDD404に記憶されている収集エージェント41を実現するプログラムを実行することで実現される。また、CPU401は、必要に応じて記憶領域としてRAM402やHDD404を利用する。
S300において、通信制御部4101は、処理サーバ20に対し、図5のS104で保存した識別情報と共に、データ転送予約を送信する。データ転送予約とは、処理サーバ20にジョブ履歴情報を送信することを通知するための処理であり、処理サーバ20が収集エージェントから一連のシーケンスとして送信されるジョブ履歴情報を適切に処理するための準備を行う(詳細は図8で後述する)。なお、通信制御部4101は、図5のS100で保存した通信サーバの情報を使って送信先の処理サーバ20又は負荷分散装置30を特定する。ここでは図5のS104で保存した識別情報も同時に送信することによって、処理サーバ20が収集エージェント41を特定可能になり、システムに登録済みの収集エージェントからの要求であるかを確認できる。
S301において、通信制御部4101は、処理サーバ20からの応答を受信する。このとき応答として、少なくともデータ転送予約処理の成否と接続IDが含まれる。接続IDは、ジョブ履歴情報送信処理の一連のシーケンスを、処理サーバ20が管理するための情報である。この接続IDは、図7のジョブ履歴情報送信処理の完了まで使用されるため、通信制御部4101は、この接続IDをメモリ(RAM402)またはHDD404上に保持する必要がある。なお、システム構成に負荷分散装置30が含まれる場合、上記応答には、例えばCookieのような振り分け先のサーバが分かる情報(IPアドレス、ホスト名などの処理サーバの情報)が含まれることも想定される。その情報(振り分け先のサーバ情報)は、接続IDと同様に、メモリ(RAM402)またはHDD404上に保存され、接続IDと一緒に送信される。なお、「振り分け先のサーバ情報」は、負荷分散装置が付与する情報であってもよいし、処理サーバが生成する情報であってもよい。
S302において、通信制御部4101は、S301で受信した応答の内容を確認し、データ転送予約処理が成功しているか否かを判断する。そして、データ転送予約処理が失敗していると判断した場合(S302でNoの場合)、通信制御部4101は、S312に処理を進め、エラー処理を実行する。
一方、データ転送予約処理が成功していると判断した場合(S302でYesの場合)、通信制御部4101は、S303へ処理を進める。
S303において、通信制御部4101は、処理サーバ20に対し、上記S301で受信した接続ID(又は、振り分け先のサーバ情報)と共にジョブ履歴情報を送信する。ジョブ履歴情報は、メイン制御部4100を介してジョブ履歴情報制御部4104から取得される。ジョブ履歴情報制御部4104は、ファイル操作部4105を介してHDD404からジョブ履歴情報を取得する。なお、通信制御部4101によるジョブ履歴情報の送信処理は、ジョブ履歴情報を構成するログ属性情報、画像データなどを規定のシーケンスに従って送信される。画像データのようにデータサイズが大きい場合には、ページ単位に分割して送信したり、さらに詳細にデータサイズで区切って送信したりすることが可能である。
S304において、通信制御部4101は、処理サーバ20から応答を受信する。このとき応答として、少なくともジョブ履歴情報送信処理の成否が含まれる。
次に、S305において、通信制御部4101は、上記S304で受信した応答の内容を確認し、ジョブ履歴情報送信処理が成功しているか否かを判断する。そして、ジョブ履歴情報送信処理が失敗していると判断した場合(S305でNoの場合)、通信制御部4101は、通信制御部4101は、S312に処理を進め、エラー処理を実行する。
一方、ジョブ履歴情報送信処理が成功していると判断した場合(S305でYesの場合)、通信制御部4101は、S306へ処理を進める。
S306において、通信制御部4101は、処理サーバ20に対し、上記S301で受信した接続ID(又は、振り分け先のサーバ情報)と共にデータ変換処理要求を送信する。データ変換処理要求は、上記303で送信したジョブ履歴情報(画像データ)に対してOCR処理や、画像フォーマットの変換を行うことを、処理サーバ20に要求するものである。
次に、S307において、通信制御部4101は、処理サーバ20から応答を受信する。このとき応答として、少なくともデータ変換処理要求処理の成否が含まれる。
次に、S308において、通信制御部4101は、上記S307で受信した応答の内容を確認し、データ変換処理要求処理が成功しているか否かを判断する。そして、データ変換処理要求処理が失敗していると判断した場合(S308でNoの場合)、通信制御部4101は、S312に処理を進め、エラー処理を実行する。
一方、データ変換処理要求処理が成功していると判断した場合(S308でYesの場合)、通信制御部4101は、ステップS309に処理を進める。
S309において、通信制御部4101は、処理サーバ20に対し、上記S301で受信した接続ID(又は、振り分け先のサーバ情報)と共にデータ転送予約解除を送信する。データ転送予約解除とは、上記S300において処理サーバ20に送信したデータ転送予約を解除するためのものである。つまり、該S309の処理は、ジョブ履歴情報の送信(一連のシーケンス)が完了したことを通知するための処理である。
次に、S310において、通信制御部4101は、処理サーバ20から応答を受信する。このとき応答として、少なくともデータ転送予約解除処理の成否が含まれる。
次に、S311において、通信制御部4101は、上記S310で受信した応答の内容を確認し、データ転送予約解除処理が成功しているか否かを判断する。そして、データ転送予約解除処理が失敗していると判断した場合(S311でNoの場合)、通信制御部4101は、S312に処理を進め、エラー処理を実行する。
一方、データ転送予約解除処理が成功していると判断した場合(S311でYesの場合)、通信制御部4101は、本ジョブ履歴情報を送信する処理を終了する。
なお、S312のエラー処理では、通信制御部4101は、処理サーバ20から受信した応答によって、処理内容を切り分ける。例えば、不要なリソース資源を解放しジョブ履歴情報を送信する処理を終了して次回の送信タイミングを待ってもよいし、応答のエラーを無視してジョブ履歴情報を送信する処理を終了してもよい。また、操作部420にエラーメッセージを表示したり、エラーメールを送信したりすることによって、ユーザに対してエラーを通知してもよい。該エラー処理の後、通信制御部4101は、本ジョブ履歴情報を送信する処理を終了する。
図8は、処理サーバ20が収集エージェント41からジョブ履歴情報を受信する処理(ジョブ履歴情報受信処理)を例示するフローチャートである。なお、図8のフローチャートに示す各ステップは、処理サーバ20のCPU200が、外部メモリ209に記憶されているプログラムを実行することで実現される。また、CPU200は、必要に応じて記憶領域としてRAM201や外部メモリ209を利用する。
S400において、通信制御部2001は、収集エージェント41からデータ転送予約を受信する。その際、図7のS300で収集エージェント41が送信する識別情報も合わせて受信する。
次に、S401において、通信制御部2001は、エージェント管理サーバ10へアクセスし、上記S400で受信した識別情報をファイル名に含むエージェント情報ファイルの一覧を取得する。エージェント情報ファイルは、図6のS201で設定情報を保存したファイルであるが、該S201の処理実行後、別の機能や外部アプリなどによって情報が追加されていた場合に、該追加情報を含んでいても構わない。
次に、S402において、通信制御部2001は、エージェント情報ファイルの一覧取得に成功したか否かを判断する。そして、エージェント情報ファイルの一覧取得に失敗したと判断した場合(S402でNoの場合)、通信制御部2001は、S403へ処理を進める。なお、エージェント情報ファイルの一覧取得に失敗する場合とは、例えば、対応するエージェント情報ファイルを更新処理中の場合、該エージェント情報ファイルが既に削除されている場合などが考えられる。図18で説明したように、エージェント情報ファイルには、収集エージェント41の設定情報やステータス情報などが含まれるため、収集エージェント41の設定情報やステータスが変化した場合などには、更新処理が行われる(後述する図11のS710)。
S403において、通信制御部2001は、リトライ回数が一定回数以上に達しているか否かを判断する。そして、リトライ回数が一定回数以上に達していないと判断した場合(S403でNoの場合)、通信制御部2001は、S401へ処理を戻し、エージェント情報ファイルの一覧取得処理を繰り返す。なお、リトライの一定回数の値は、ユーザが変更可能なようにユーザインタフェースやファイルなどで指定可能であってもよいし、プログラムにハードコーディングする等により定義してもよい。
一方、リトライ回数が一定回数以上に達していると判断した場合(S403でYesの場合)、通信制御部2001は、S404に処理を進める。
S404において、通信制御部2001は、削除済みエージェントリスト(図18)に当該識別情報が存在するか否かを確認する。一定回数以上リトライしても取得できない場合、当該識別情報をファイル名に含むエージェント情報ファイルが既に削除されている可能性が高いと考えられるためである。なお、削除済みエージェントリストは、図18で説明した通り、本実施例では、ファイルに保存することを前提としているが、普段はエージェント管理サーバ10のメモリ上に情報を保持し、所定のタイミングでファイルやレジストリなどに保存するという実施形でもよい。
そして、削除済みエージェントリストに当該識別情報が存在すると判断した場合(S404でYesの場合)、通信制御部2001は、S408へ処理を進める。S408については後述する。
一方、削除済みエージェントリストに当該識別情報が存在しないと判断した場合(S404でNoの場合)、通信制御部2001は、S405へ処理を進める。
S405において、通信制御部2001は、収集エージェント41へ「アクセスエラー」を応答として送信し、本ジョブ履歴情報受信処理を終了する。なお、「アクセスエラー」は、収集エージェントがジョブ履歴情報を再送可能なエラーの一例であり、収集エージェント41がエラーを認識して再送、又は、再送の準備を行うエラーであればどのようなものでもよい。
また、上記S402において、エージェント情報ファイルの一覧取得に成功したと判断した場合(S402でYesの場合)、システムに登録済みの収集エージェントからの要求であると判断し、通信制御部2001は、S406へ処理を進める。
S406において、通信制御部2001は、上記S401で取得したエージェント情報ファイル一覧に削除情報が付与されているものがあるかを確認する。なお、削除情報は、図12で後述する設定アプリケーションで収集エージェントの登録削除指示を受けた場合に、当該エージェント情報ファイルに付与される情報である。本実施例では、エージェント情報ファイルのファイル名の末尾に「_deleted」などのテキストを付与することを想定しているが、ビットで示される情報が付与されたり、エージェント情報ファイルを特定のフォルダに移動したり、ということでもよい。さらに、ファイル名でなく、エージェント情報ファイルの中身に削除情報を付与する形でもよい。
そして、上記S401で取得したエージェント情報ファイル一覧に削除情報が付与されているものがあると判断した場合(S406でYesの場合)、通信制御部2001は、S407に処理を進める。
S407において、通信制御部2001は、当該削除情報が付与されているエージェント情報ファイルを削除する。これは、後述する図12のS805でユーザから削除指示を受けてからの処理S806は実行済みだが、該S808の削除処理に失敗したという前提での処理であり、ゴミをシステム上に残さないための対応である。
S408において、通信制御部2001は、収集エージェント41へ「未登録エラー」を応答として送信する。「未登録エラー」は、収集エージェント41がシステムから削除されたことを認識するためのエラーの一例であり、このエラーを受けた収集エージェントは再度図5のエージェント登録要求処理が行われない限り、処理サーバ20への通信を一切行わない。
上記S408の処理の後、通信制御部2001は、本ジョブ履歴情報受信処理を終了する。
また、上記S406において、上記S401で取得したエージェント情報ファイル一覧に削除情報が付与されているものがないと判断した場合(S406でNoの場合)、通信制御部2001は、S410に処理を進め、データ転送されるジョブ履歴情報等を受け付ける。以上のように、データ転送要求に含まれる識別情報に対応するエージェント情報(エージェント情報ファイルの一覧)を取得(参照)でき、削除情報も付与されていないことを確認することにより、該識別情報に対応するエージェントがエージェント管理サーバ10に登録済みであることを確認した。なお、エージェント管理サーバ10に識別情報が登録されていない収集エージェントからジョブ履歴情報のデータ転送を受け付けて処理すると、収集エージェントの識別情報とジョブ履歴情報とを関連付けることができない。収集エージェントの識別情報と関連付けられていないジョブ履歴情報は、ジョブが実行された収集エージェント(デジタル複合機やPC等)を特定する情報としては不十分であり、情報漏洩の抑止や情報漏洩者を追跡する目的を十分に果たすことができない可能性がある。このような事態を防止するため、本実施例では、データ転送予約要求を受信した場合に、該要求を送信した収集エージェントがエージェント管理サーバ10に登録済みであることを確認するための上述のような処理を行っている。即ち、データ転送予約要求は、エージェント管理サーバ10が管理する、該要求に含まれる識別情報に対応するエージェント情報の参照を伴う要求となる。
S410において、通信制御部2001は、接続IDを発行するための処理を実行する。具体的には、現在通信制御部2001に接続している収集エージェントの数を確認し、規定値以内だった場合に接続IDを発行する。接続IDは、英数字や数値や日時などの値や、それらの組み合わせでもよく、収集エージェントとの接続をユニークに判断できる形式であればよい。
S411において、通信制御部2001は、上記S410で発行した接続IDを収集エージェント41に送信する。
次に、S412において、通信制御部2001は、収集エージェント41からジョブ履歴情報を受信する。ジョブ履歴情報は、図7のS303において収集エージェントの通信制御部4101が送信した情報であり、該S303で説明しているので詳細は省略する。なお、ジョブ履歴情報は、上記識別情報と関連付けられて保存される。
次に、S413において、通信制御部2001は、上記S412で受信したジョブ履歴情報が正常に受信完了した場合に、「成功」した旨の情報を、収集エージェント41へ送信する。なお、正常に受信完了できなかった場合には、図示していないが、再送要求を行うなど、適切なエラー処理を実行するものとする。
次に、S414において、通信制御部2001は、収集エージェント41からデータ変換処理要求を受信する。データ変換処理要求の詳細は、図7のS306で説明しているので省略する。
データ変換処理要求を受信した通信制御部2001は、S415において、上記S414で受信したジョブ履歴情報をデータ変換処理対象リストに追加する。データ変換処理対象リストは、データ変換処理を実行する対象のジョブ履歴情報を管理するためのリストである。よって、データ変換処理対象リストに追加する処理は、ジョブ履歴情報に関連付けられた識別情報(例えば、接続ID)を管理してもよいし、ジョブ履歴情報のファイル情報(ファイル名、ファイルパスなど)を管理してもよい。また、ジョブ履歴情報に対して実行する処理の内容をデータ変換処理対象リストに追加する形でもよい。
さらに、上記S415において、通信制御部2001は、メイン制御部2000を介して、ジョブ履歴情報制御部2004に、データ変換処理対象リストに追加されたジョブ履歴情報に対するデータ変換処理開始を指示する。本実施例では通信制御部2001がデータ変換処理開始を指示するところまでの処理を行うことを前提としている。しかし、通信制御部2001が行うのはデータ変換処理対象リストに追加する処理までとし、そのデータ変換処理対象リストをジョブ履歴情報制御部2004が定期的に参照して処理を開始してもよい。また、本実施例では、ジョブ履歴情報制御部2004が行うデータ変換処理に関しては別プロセス(乃至、別スレッド)による処理であることを前提に図9に説明し、通信制御部2001は関知しないこととしている。しかし、通信制御部2001がジョブ履歴情報制御部2004のデータ変換処理が完了するまで次のステップに進まずに待っているという実施形態でも構わない。
次に、S416において、通信制御部2001は、上記S414及びS415の処理が成功したか否かを確認し、成功した場合には、収集エージェント41に対し「成功」した旨の情報を送信する。なお、上記S414およびS415のいずれかの処理で失敗があった場合には、通信制御部2001は、図示しないエラー処理を実行するものとする。
上記S417において、通信制御部2001は、データ転送予約解除を受信する。データ予約解除を受信した場合、通信制御部2001は、S418において、上記S410で発行した接続IDを破棄する。ここでは、ジョブ履歴情報の送信が完了後の終了処理を行っており、ジョブ履歴情報送信処理の一連のシーケンスを管理するための接続IDを破棄する。もし、データ変換処理対象リストに含まれるジョブ履歴情報に関連付けられた接続IDが別途存在していた場合は、その接続IDは削除しなくてもよい。
次に、S419において、通信制御部2001は、収集エージェント41に対しステップS419の処理が「成功」した旨の情報を送信する。
上記S419の処理の後、通信制御部2001は、本ジョブ履歴情報受信処理を終了する。
図9は、処理サーバ20のジョブ履歴情報制御部2004が、図8のS415における通信制御部2001からの指示を受けて実行するデータ変換処理対象リストに追加されたジョブ履歴情報に対して実行するデータ変換処理を例示するフローチャートである。前述の通り、ジョブ履歴情報制御部2004が定期的に処理を実行してもかまわない。なお、図9のフローチャートに示す各ステップは、処理サーバ20のCPU200が、外部メモリ209に記憶されているプログラムを実行することで実現される。また、CPU200は、必要に応じて記憶領域としてRAM201や外部メモリ209を利用する。
S500において、ジョブ履歴情報制御部2004は、図8のS415で作成されたデータ変換処理対象リストを取得する。
次に、S501において、ジョブ履歴情報制御部2004は、データ変換処理対象リストに処理対象があるか否かを確認する。そして、データ変換処理対象リストに処理対象がないと判断した場合(S501でNoの場合)、ジョブ履歴情報制御部2004は、本データ変換処理を終了する。
一方、データ変換処理対象リストに処理対象があると判断した場合(S501でYesの場合)、ジョブ履歴情報制御部2004は、S502へ処理を進める。
S502において、ジョブ履歴情報制御部2004は、データ変換処理の実行を、画像処理部2005に指示する。データ変換処理は、画像処理部2005がジョブ履歴情報制御部2004からの指示を受け、画像データに対しOCR処理を施してテキストを取得したり、画像フォーマットを変換したりする。また、データ変換処理では、画像データに対し、解像度変換や回転などを行っても構わない。さらに、データ変換処理の一環として、ログ属性情報を、他システムと連携可能なデータフォーマット(例えば、XML形式やCSV形式など)に変換しても構わない。なお、ログ属性情報とは、そのジョブを実行したユーザ情報、実行した日時情報、実行したデジタル複合機を特定する情報(IPアドレス、シリアル番号、MACアドレスなど)、実行したジョブの種類といったジョブにまつわる情報を含んでいる。
次に、S503において、ジョブ履歴情報制御部2004は、上記S502においてデータ変換処理を実行した結果(データ)を、ファイル操作部2006を介して、保存部2007へ保存する。本実施例において、保存する結果(データ)は、図17に示すような「ログ属性情報ファイル」及び「画像データファイル」のように、ログ属性情報および画像データをファイル形式でフォルダに保存するが、データベースに保存する形式でもよい。また、エージェント管理サーバ10の保存部1000へ図17のようなフォルダ構成を構築して保存してもかまわない。なお、これらの情報は、上記収集エージェントの識別情報と関連付けられて保存される。
図17は、処理サーバ20が保存するジョブ履歴情報の構成を例示する図である。
図10は、収集エージェント41が自身のステータスの状態を処理サーバ20へ通知する処理(エージェント情報更新要求処理)を例示するフローチャートである。なお、図10のフローチャートに示す各ステップは、デジタル複合機40のCPU401が、ROM403またはHDD404に記憶されている収集エージェント41を実現するプログラムを実行することで実現される。また、CPU401は、必要に応じて記憶領域としてRAM402やHDD404を利用する。
S600において、設定制御部4103は、定期的にステータスを確認し、処理サーバへ通知済みのステータスから変更があるか否かを検知する。具体的には、検知のために、毎回、処理サーバ20に通知した情報を「処理サーバへ通知済みのステータス」としてファイル等に保存しておき、現状のステータスとの比較を行う。この処理は、設定制御部4103が内部処理によって時間をカウントするなど定期的に実行することを前提としているが、処理サーバ20や図示しない外部のアプリケーションから実行依頼を受け付けて実行してもよい。
そして、処理サーバへ通知済みのステータスから変更がないと判断した場合(S600でNoの場合)、設定制御部4103は、次回の定期確認タイミングを待ち、S600の処理を行う。
一方、処理サーバへ通知済みのステータスから変更があると判断した場合(S600でYesの場合)、設定制御部4103は、S601へ処理を進める。
S601において、設定制御部4103は、通信制御部4101を介し、処理サーバ20の通信制御部2001へ、図5のS104で保存した識別情報と共に、エージェント情報更新要求を送信する。ここでは、設定情報やステータス情報も合わせて送信するが、S600において検知した通知済みの設定情報やステータスからの差分だけを送信してもよいし、変更のなかった設定情報やステータスを含む全項目を送信してもよい。
次に、S602において、設定制御部4103は、通信制御部4101を介して、処理サーバ20からの応答を受信する。
次に、S603において、設定制御部4103は、上記S602で受信した応答が「成功」であるか否かを確認する。そして、「成功」であると判断した場合(S603でYesの場合)、設定制御部4103は、本エージェント情報更新要求処理を終了する。
一方、「成功」以外であると判断した場合(S603でNoの場合)、設定制御部4103は、S604においてエラー処理を行う。エラー処理の一例としては、上記S600で検知した内容を破棄し、次回の定期確認タイミングを待ってもよいし、すぐに再送を行ってもよい。本S604の処理の後、設定制御部4103は、本エージェント情報更新要求処理を終了する。
図11は、処理サーバ20が収集エージェント41からエージェント情報更新要求を受信する処理(エージェント情報更新処理)を例示するフローチャートである。なお、図11のフローチャートに示す各ステップは、処理サーバ20のCPU200が、外部メモリ209に記憶されているプログラムを実行することで実現される。また、CPU200は、必要に応じて記憶領域としてRAM201や外部メモリ209を利用する。
S700において、通信制御部2001は、収集エージェント41の通信制御部4101からエージェント情報更新要求を受信する。
なお、S701〜S708においては、図8に示したステップS401からS408と同様であるため、説明を省略する。
通信制御部2001は、S701で取得したエージェント情報ファイル一覧に削除情報が付与されているものがないと判断した場合(S706でNoの場合)、S710に処理を進める。
S710において、通信制御部2001は、設定制御部2003を介して、上記S700で受信したエージェントの設定情報やステータスを、保存部1000にあるエージェント情報ファイルに保存する(エージェント情報更新)。この際、エージェント情報ファイルのファイル名が変更される場合もある。エージェント情報ファイルの詳細は、図1にて説明済みのため、説明を省略する。保存処理の結果は、設定制御部2003から通信制御部2001へ伝えられる。
次に、S711において、通信制御部2001は、設定制御部2003から処理の結果を受け取り、収集エージェント41の通信制御部4101へ応答を送信する。
次に、S712において、設定制御部2003は、上記S710で保存したエージェント情報(設定情報やステータス)のうち、前回の保存済み情報からステータスがエラーに変化しているものがあるか否かを確認する。
そして、エラーに変化したステータスがないと判断した場合(S712でYesの場合)、設定制御部2003は、本フローチャートの処理を終了する。
一方、エラーに変化したステータスがあると判断した場合(S712でNoの場合)、設定制御部2003は、S713において、エラー通知メールを送信する。メールの送信先は、設定アプリケーションから設定した情報に基づくことを想定しているが、外部ファイルに従って決定しても構わない。また、メールによる通知ではなく、設定アプリケーションに表示したり、ログファイルに出力したり、という方法でも構わない。本S713の処理の後、設定制御部2003は、本フローチャートの処理を終了する。
図12は、ユーザが設定アプリケーションから収集エージェント41をシステムから登録削除する処理(エージェント登録削除処理)を例示するフローチャートである。なお、図12のフローチャートに示す各ステップは、処理サーバ20のCPU200が、外部メモリ209に記憶されているプログラムを実行することで実現される。また、CPU200は、必要に応じて記憶領域としてRAM201や外部メモリ209を利用する。
S800において、UI制御部2002は、ユーザからの画面表示要求を受け付ける。画面表示要求とは、ユーザがディスプレイ208に表示された画面と、キーボード207や図示しないポインティングデバイスを介して、設定アプリケーションを起動、又はブラウザでURLを指定することを想定している。また、ユーザによる設定アプリケーションへのログインを行う。
次に、S801において、UI制御部2002は、設定制御部2003に対して、エージェント情報ファイルの一覧を要求する。設定制御部2003は、エージェント管理サーバ10へアクセスし、全エージェントを対象として、エージェント情報ファイルのリストアップを行う。
次に、S802において、設定制御部2003は、リストアップしたファイルに、削除情報が付与されているエージェント情報ファイルがあるかを確認する。削除情報の詳細は、図8のS406で説明済みであるため省略する。
そして、リストアップしたファイルに削除情報が付与されているエージェント情報ファイルがあると判断した場合(S802でYesの場合)、設定制御部2003は、S803に処理を進める。S803において、設定制御部2003は、該削除情報が付与されているエージェント情報ファイルを削除し、S804に処理を進める。
一方、リストアップしたファイルに削除情報が付与されているエージェント情報ファイルがないと判断した場合(S802でNoの場合)、設定制御部2003は、そのままS804に処理を進める。
S804において、UI制御部2002は、設定制御部2003からエージェント情報ファイルの一覧を取得し、ディスプレイ208に画面に表示する。
次に、S805において、UI制御部2002は、ユーザからの収集エージェント削除指示を受信したか否かを判断する。そして、ユーザからの収集エージェント削除指示を受信していないと判断した場合(S805でNoの場合)、UI制御部2002は、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ユーザからの収集エージェント削除指示を受信したと判断した場合(S805でYesの場合)、UI制御部2002は、S806以降の処理を実行する。
S806において、UI制御部2002は、削除指示された収集エージェントの識別情報と共に、当該収集エージェントの登録を削除するように、設定制御部2003に指示する。UI制御部からの指示を受けた設定制御部2003は、エージェント情報ファイルのファイル名に削除情報を付与する。
次に、S807において、設定制御部2003は、削除済みエージェントリストに当該エージェントの識別情報を追記し、保存する。
次に、S808において、設定制御部2003は、当該エージェントのエージェント情報ファイルを削除し、本フローチャートの処理を終了する。なお、S807、S808の順序は逆でもよい。また、エージェント管理サーバ10に保存された情報の操作(参照、更新、削除等)を、エージェント管理サーバ10にインストールされたアプリケーションにより実現されるエージェント管理サービスが行う場合、処理サーバ20が該エージェント管理サービスに対して、当該エージェントのエージェント情報ファイルの削除、及び、当該エージェントの識別情報の削除済みエージェントリストへの追加を要求する構成でもよい。
なお、本実施例では、図8のS404、図11のS704、図12のS807、図18で説明したように、削除済みエージェントリストをファイルで保持することを前提に記載しているが、処理サーバ20がメモリ上で保持していても構わない。
なお、上記実施例では、処理サーバ20で受け付ける情報の収集元をデジタル複合機40等の画像形成装置(印刷装置)として説明した。しかし、処理サーバ20で受け付ける情報の収集元は画像形成装置に限定されるものではなく、PC等の情報処理装置やネットワークカメラ、ネットワーク家電等のネットワーク機器であればどのような機器であってもよい。
また、収集エージェント41がデジタル複合機40等の情報収集元のネットワーク機器上で動作する構成について説明した。しかし、情報収集元の機器で記録されたジョブ履歴を該機器から収集可能なPC等の他のネットワーク機器に収集エージェント41に対応するプログラムをインストールして、該他のネットワーク機器上で収集エージェント41を動作させる構成であってもよい。この構成の場合、他のネットワーク機器上で動作する収集エージェント41がデジタル複合機40等の機器で記録されたジョブ履歴を該機器から収集して、処理サーバ20に送信する。このような構成により、収集エージェント41を動作させることができない機器の情報であっても処理サーバ20で受け付け可能となる。
また、上記実施例では、ジョブ履歴はデジタル複合機40等の情報収集元の機器で記録され、処理サーバ20に送信される構成としたが、デジタル複合機40等の情報収集元の機器の代わりに、該機器にジョブを投入するPC等の他のネットワーク機器でジョブ履歴を記録し、処理サーバ20に送信する構成としてもよい。即ち、PC等の他のネットワーク機器に収集エージェント41に対応するプログラムをインストールして、該他のネットワーク機器上で収集エージェント41を動作させる構成であってもよい。
以上示したように、本実施例によれば、設定アプリケーションによってエージェント情報ファイルが削除された場合、対応する収集エージェント41の識別情報を削除済みエージェントリストで保持するように構成する。さらに、収集エージェント41からの要求に応じて、エージェント情報ファイルが見つからない場合には、前記削除済みエージェントリストを確認し、該エージェントがシステムから登録削除済みの場合は未登録エラーを、該収集エージェント41へ送信するように構成する。このような構成により、エージェント情報ファイルのファイル名の書き換え処理と、参照処理が同じタイミングで実行されたことにより参照処理においてファイルを見つけることができないケースの発生と、エージェント情報ファイルが削除されたことによりファイルを見つけることができないケースの発生とを区別し、適切な対応を行うことにより、システムを滞りなく運用可能にする。
したがって、負荷分散装置の有無に関わらず、システムにエージェント情報が登録されているか否かを確認したり(即ち、エージェント管理サーバ10に登録されているエージェント情報を参照したり)、エージェント情報を更新するなどの処理を確実に行い、ネットワーク機器を管理するシステムを滞りなく運用可能にする。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。

Claims (10)

  1. ネットワーク機器上で動作するエージェントから収集対象となるデータを受付ける管理システムであって、
    前記エージェントから該エージェントの識別情報を含む、少なくともエージェント管理サービスが管理する該識別情報に対応するエージェント情報の参照または更新を伴う要求を受信する受信手段と、
    前記要求に応じて、エージェント管理サービスに対して、前記要求に含まれる識別情報に対応するエージェント情報の取得を要求する第1の要求手段と、
    前記エージェント管理サービスから前記エージェント情報を取得できた場合に、前記要求に応じた処理を行う処理手段と、
    前記エージェント管理サービスから前記エージェント情報を取得できない場合に、前記エージェント管理サービスに対して、前記エージェント管理サービスが管理する登録削除済みのエージェントの識別情報が記録された削除済みリストを要求する第2の要求手段と、
    前記削除済みリストに前記要求に含まれる識別情報が含まれている場合、前記エージェントに対して、該エージェントが未登録であることを示す通知を送信する通知手段と、
    を有することを特徴とする管理システム。
  2. 前記エージェント管理サービスに対して、エージェント情報の削除と、該エージェント情報に対応する識別情報の削除済みリストへの登録を要求する第3の要求手段を有することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記エージェント情報を取得できなかった場合に、前記第1の要求手段による前記エージェント情報の取得の要求のリトライ回数が一定回数以上かを判断する判断手段を有し、
    前記リトライ回数が一定回数に達していないと判断された場合には、前記第1の要求手段が、前記取得の要求をリトライし、
    前記リトライ回数が一定回数以上と判断された場合には、前記第2の要求手段が、前記削除済みリストを要求することを特徴とする請求項1又は2に記載の管理システム。
  4. 前記エージェントは、前記通知を受信した場合、前記要求の送信を行わないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の管理システム。
  5. 前記エージェント情報は、前記エージェントの情報の少なくとも一部をファイル名に含むファイルであり、
    前記エージェント情報の更新は、エージェント情報のファイル名の更新を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の管理システム。
  6. 前記ネットワーク機器は、印刷装置、印刷装置から前記収集対象となるデータを収集可能な情報処理装置、または、印刷装置に対してジョブを投入する情報処理装置であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の管理システム。
  7. 前記収集対象となるデータは、印刷装置で実行されたジョブのログ情報であることを特徴とする請求項6に記載の管理システム。
  8. 前記管理システムは、ネットワーク機器上で動作するエージェントから負荷分散装置を経由して、収集対象となるデータを受付けることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の管理システム。
  9. 前記負荷分散装置は、複数の管理システムに対して、前記エージェントから送信されるデータの転送先を分散させることを特徴とする請求項8に記載の管理システム。
  10. ネットワーク機器上で動作するエージェントから収集対象となるデータを受付ける管理システムの制御方法であって、
    前記エージェントから該エージェントの識別情報を含む、少なくともエージェント管理サービスが管理する該識別情報に対応するエージェント情報の参照または更新を伴う要求を受信する受信ステップと、
    前記要求に応じて、エージェント管理サービスに対して、前記要求に含まれる識別情報に対応するエージェント情報の取得を要求する第1の要求ステップと、
    前記エージェント管理サービスから前記エージェント情報を取得できた場合に、前記要求に応じた処理を行う処理ステップと、
    前記エージェント管理サービスから前記エージェント情報を取得できない場合に、前記エージェント管理サービスに対して、登録削除済みのエージェントの識別情報が記録された削除済みリストを要求する第2の要求ステップと、
    前記削除済みリストに前記要求に含まれる識別情報が含まれている場合、前記エージェントに対して、該エージェントが未登録であることを示す通知を送信する通知ステップと、
    を有することを特徴とする管理システムの制御方法。
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