JP2016151929A - ナレッジ管理プログラム、方法及び装置 - Google Patents

ナレッジ管理プログラム、方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】登録されるナレッジの有効性の把握を支援する。
【解決手段】ナレッジ管理方法は、ナレッジの作成者が製品又はサービスに関する業務に従事した実績を表す第1実績情報と、製品又はサービスに対して行われたエンハンスの実績を表す第2実績情報と、製品又はサービスについて発生したインシデントの情報であるインシデント情報とを記憶部から読み出し、読み出した第1実績情報及び第2実績情報から決定される、作成者が業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度又は読み出した第1実績情報、第2実績情報及びインシデント情報から決定される、作成者が業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数に基づき、ナレッジの有効性の把握に関する指標を決定する処理を含む。
【選択図】図20

Description

本発明は、ナレッジの管理技術に関する。
サポート業務やコールセンター業務においては、ユーザからの問い合せに対する回答例の情報などをナレッジとして蓄積しておき、後に同様の問い合せがあった場合に迅速に対応できるようにしている。但し、全ての問い合せについてナレッジを登録すると、担当者は回答に使用するナレッジを膨大なナレッジの中から選び出さなければならないため、的確な回答を速やかに行うのが難しい。
大量の情報の中から登録すべき情報を抽出する技術として、重要度が高い情報をクラスタリングによって抽出する技術が知られている。また、既に登録された情報との類似度に基づき新規性を有する情報を抽出する技術、及び、予め定められた条件を満たすか否かによって決定される分かり易さに基づき情報を抽出する技術も知られている。
しかし、これらの技術を利用すると、有効な情報が登録から漏れてしまうことがある。例えば、「新規性を有していないがスキルレベルが高い人によって作成された正確な情報」や「内容が分かりにくくてもユーザに対して正確に詳細な回答をすることができる情報」は登録されないことがある。
また、或る文献は、サポート要員のスキルレベルを情報の抽出に使用する技術を開示する。具体的には、サポートシステムが、問い合せの難易度及び緊急度を含む問い合せ情報、及び、サポート要員各々の製品毎のスキルレベルを数値化したスキル情報等に基づき、問い合せに応対するサポート担当技術者を選択する。
しかし、この文献に記載の技術は、適切なサポート担当技術者を選択することを目的とした技術であるため、ナレッジの抽出にそのまま利用することはできない。
特開2010−218266号公報
従って、本発明の目的は、1つの側面では、登録されるナレッジの有効性の把握を支援するための技術を提供することである。
本発明の1つの態様では、ナレッジの作成者が製品又はサービスに関する業務に従事した実績を表す第1実績情報と、製品又はサービスに対して行われたエンハンスの実績を表す第2実績情報と、製品又はサービスについて発生したインシデントの情報であるインシデント情報とを記憶部から読み出し、読み出した第1実績情報及び第2実績情報から決定される、作成者が業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度、又は、読み出した第1実績情報、第2実績情報、及びインシデント情報から決定される、作成者が業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数に基づき、ナレッジの有効性の把握に関する指標を決定する処理を含む。
1つの側面では、登録されるナレッジの有効性の把握を支援することができるようになる。
図1は、本実施の形態におけるシステムの概要を示す図である。 図2は、ナレッジ抽出サーバの機能ブロック図である。 図3は、QAデータベースに格納されるレコードの一例を示す図である。 図4は、ナレッジデータベースに格納されるナレッジの一例を示す図である。 図5は、第1インシデント表の一例を示す図である。 図6は、第2インシデント表の一例を示す図である。 図7は、第3インシデント表の一例を示す図である。 図8は、エンハンス実績データの一例を示す図である。 図9は、第1換算表の一例を示す図である。 図10は、第2換算表の一例を示す図である。 図11は、第3換算表の一例を示す図である。 図12は、登録件数テーブルの一例を示す図である。 図13は、参照数テーブルの一例を示す図である。 図14は、第4換算表の一例を示す図である。 図15は、第5換算表の一例を示す図である。 図16は、第6換算表の一例を示す図である。 図17は、第7換算表の一例を示す図である。 図18は、メインの処理フローを示す図である。 図19は、スキルレベル決定処理の処理フローを示す図である。 図20は、第1の実施の形態における減衰係数算出処理の処理フローを示す図である。 図21は、エンハンス回数とスキルレベルの変化との関係を示す図である。 図22は、従来技術を利用した場合におけるスキルレベルの変化を示す図である。 図23は、本実施の形態に示した方法を利用した場合におけるスキルレベルの変化を示す図である。 図24は、第2の実施の形態における減衰係数算出処理の処理フローを示す図である。 図25は、第3の実施の形態における減衰係数算出処理の処理フローを示す図である。 図26は、コンピュータの機能ブロック図である。
[実施の形態1]
図1に、本実施の形態におけるシステムの概要を示す。情報処理システム1は、本実施の形態における主要な処理を実行するナレッジ抽出サーバ10と、ウェブアプリケーション121を実行するAP(APplication)サーバ12と、ナレッジデータベース141を有するDBサーバ14とを有する。ナレッジ抽出サーバ10は、QA(Question and Answer)情報を格納するQAデータベース16に接続される。なお、図1の例では、情報処理システム1にQAデータベース16が接続されているが、このような例に限られない。例えば、クラウド上に蓄積されたQAのレコードを、ナレッジ抽出サーバ10がダウンロードしてもよい。
ユーザ端末5は、インターネット等のネットワークを介してAPサーバ12に接続されており、ウェブアプリケーション121にナレッジの閲覧要求を送信する。ウェブアプリケーション121は、ナレッジの閲覧要求を受信すると、DBサーバ14のナレッジデータベース141からナレッジを取得し、ナレッジを含む閲覧データをユーザ端末5に送信する。
図2に、ナレッジ抽出サーバ10の機能ブロック図を示す。ナレッジ抽出サーバ10は、データ格納部101と、登録部103と、スキルレベル決定部105と、算出部107とを有する。
登録部103は、データ格納部101に格納されたデータに基づき、QAデータベース16に格納されたレコードのうち有効度が所定の閾値以上であるレコードを抽出し、ナレッジデータベース141に登録する処理を実行する。スキルレベル決定部105は、データ格納部101に格納されたデータに基づき、スキルレベル決定処理を実行する。算出部107は、データ格納部101に格納されたデータに基づき、減衰係数算出処理を実行する。
図3に、QAデータベース16に格納されるレコードの一例を示す。図3の例では、顧客会社名と、連絡先と、製品名と、受付時刻と、業務を担当する者の名前と、質問要旨と、質問詳細と、回答要旨と、回答詳細と、対応履歴とが格納される。業務とは、サポート業務及びコールセンター業務のことである。
図4に、ナレッジデータベース141に格納されるナレッジの一例を示す。図4の例では、製品名と、対応した担当者の名前と、質問要旨と、質問詳細と、回答要旨と、回答詳細とが格納される。このように、ナレッジはQAのレコードの一部である。但し、QAのレコードをそのままナレッジデータベース141に格納してもよい。
図5乃至図17を用いて、ナレッジ抽出サーバ10のデータ格納部101に格納されるデータについて説明する。
図5に、製品毎にインシデント数が整理された第1インシデント表の一例を示す。図5の例では、第1インシデント表には、各製品について、各四半期におけるインシデント(本実施の形態においては、トラブル及びQA)数が格納される。トラブルとは、製品に発生したエラー等のことであり、発生したトラブルは製品の担当者によって全て解決されるとする。QAの数は、QAデータベース16に登録されたレコードの数である。
図6に、機能毎にインシデント数が整理された第2インシデント表の一例を示す。図6の例では、第2インシデント表には、各製品の各機能について、各四半期におけるインシデント数が格納される。
図7に、担当者毎に対応インシデント数が整理された第3インシデント表の一例を示す。図7の例では、第3インシデント表には、各製品の各担当者について、各四半期(Quarter)において対応したインシデントの数が格納される。例えば或る担当者がトラブルを解決した場合、その担当者のトラブル数は1インクリメントされる。また、或る担当者が問い合せに対する回答をした場合に、その担当者のQA数が1インクリメントされる。
また、緊急度が高いインシデントの数が担当者毎に整理された第4インシデント表がデータ格納部101に格納されているとする。但し、第4インシデント表のフォーマットは第3インシデント表のフォーマットと同様であるので、詳細な説明を省略する。
なお、第1乃至第4インシデント表は、ナレッジ抽出サーバ10の管理者等によって定期的に(例えば3ヶ月に一度)更新される。
図8に、エンハンス実績データの一例を示す。図8の例では、エンハンス実績データは、製品名と、製品に対して行われたエンハンス(例えば、機能の強化又は追加など)に関する情報とを含む。エンハンスに関する情報は、エンハンスが行われた時点と、エンハンスの対象となった機能の名前とを含む。エンハンス実績データは、ナレッジ抽出サーバ10の管理者等によって定期的に(例えば3ヶ月に一度)更新される。
図9に、レコードの重要度を表すポイントを決定する際に使用される第1換算表の一例を示す。図9の例では、第1換算表には、類似度と、ポイントとが格納される。
図10に、レコードの新しさを表すポイントを決定する際に使用される第2換算表の一例を示す。図10の例では、第2換算表には、類似度と、ポイントとが格納される。
図11に、レコードの分かり易さを表すポイントを決定する際に使用される第3換算表の一例を示す。図11の例では、第3換算表には、各パターンのポイントが格納される。レコードがHTML(HyperText Markup Language)形式の場合、図の有無はIMGタグの有無によって判断され、表の有無はTABLEタグの有無によって判断される。箇条書きの有無は、LIタグの有無、又は、箇条書きに使用される特殊な記号が複数有るか否かによって判断される。
図12に、スキルレベル決定処理において使用される登録件数テーブルの一例を示す。図12の例では、登録件数テーブルには、担当者名と、担当者が作成したレコードのうちナレッジデータベース141にナレッジとして登録されたレコードの数とが格納される。
図13に、スキルレベル決定処理において使用される参照数テーブルの一例を示す。図13の例では、参照数テーブルには、担当者名と、担当者が作成したレコードに対応するナレッジが参照された回数とが格納される。
図14に、スキルレベル決定処理において使用される第4換算表の一例を示す。図14の例では、第4換算表には、トラブルの解決件数と、ポイントとが格納される。
図15に、スキルレベル決定処理において使用される第5換算表の一例を示す。図15の例では、第5換算表には、緊急度が高いトラブルの解決件数と、ポイントとが格納される。
図16に、スキルレベル決定処理において使用される第6換算表の一例を示す。図16の例では、第6換算表には、ナレッジデータベース141にナレッジとして登録されたレコードの数と、ポイントとが格納される。
図17に、スキルレベル決定処理において使用される第7換算表の一例を示す。図17の例では、第7換算表には、ナレッジが参照された回数と、ポイントとが格納される。
なお、第1乃至第7の換算表は、管理者等によって予め用意されるとする。
次に、図18乃至図23を用いて、ナレッジ抽出サーバ10が実行する処理について説明する。
まず、ナレッジ抽出サーバ10における登録部103は、QAデータベース16から未処理のレコードを1つ特定する(図18:ステップS1)。
登録部103は、ステップS1において特定されたレコード(以下、本レコードと呼ぶ)と重要キーワードとの類似度を算出する。そして、登録部103は、算出された類似度に対応する、重要度を表す第1のポイントを第1換算表(図9)に基づき決定する(ステップS3)。
ステップS3においては、以下のような処理によって類似度を算出する。(1)QAデータベース16内の各レコードに含まれる文章を、キーワード分割技術を利用してキーワードに分割する。(2)クラスタリング技術における「キーワードに重要度を付与する」技術を利用して、分割によって得られた各キーワードに重要度を付与する。(3)クラスタリング技術における「キーワードをグループ化する」技術を利用して、重要度が付与された各キーワードをグループ化する。(4)各グループに含まれるキーワードの重要度を合計し、重要度の合計によってグループの順位付けを行う。(5)順位が所定順位以上であるグループに含まれる、重要度が上位所定順位以上であるキーワードを抽出する。(6)本レコードと抽出されたキーワードとの類似度を算出する。なお、この処理は一般的な処理であるので、これ以上の詳細な説明を省略する。
なお、(1)乃至(5)の手順については1度実行すればよいので、既にステップS3の処理を実行した場合には、(1)乃至(5)の手順を省略してもよい。
登録部103は、本レコードと、QAデータベース16に登録された他のレコードとの類似度を算出する。そして、登録部103は、算出された類似度に対応する、新しさを表す第2のポイントを第2換算表(図10)に基づき決定する(ステップS5)。
ステップS5においては、以下のような処理によって類似度を算出する。(1)QAデータベース16内の各レコードに含まれる文章を、キーワード分割技術を利用してキーワードに分割する。(2)各レコードについて、レコードに含まれるキーワードと本レコードとの類似度を算出する。(3)算出された類似度のうち値が最も大きい類似度を特定する。
なお、(1)の手順については1度実行すればよいので、既にステップS5の処理を実行した場合には、(1)の手順を省略してもよい。
登録部103は、本レコードが第3換算表(図11)におけるいずれのパターンに該当するか判定することにより、分かり易さを表す第3のポイントを決定する(ステップS7)。
登録部103は、ステップS3乃至S7の処理によって決定された第1乃至第3のポイントからスコアを算出する(ステップS9)。ステップS9において算出されるスコアは、レコードの重要度、新しさ、及び分かり易さを反映したスコアであり、本実施の形態においては、(第1のポイント)*(第2のポイント)*(第3のポイント)によって算出される。
登録部103は、スキルレベル決定部105を呼び出す。そして、スキルレベル決定部105は、スキルレベル決定処理を実行する(ステップS11)。スキルレベル決定処理については、図19及び図20を用いて説明する。
まず、スキルレベル決定部105は、本レコードの作成者(以下、本作成者と呼ぶ)のトラブル解決件数を、第3インシデント表(図7)に基づき特定する。例えば本作成者が図7の担当者「AAA AAA」である場合、2014年第2四半期以前のトラブル数の合計を求める。そして、スキルレベル決定部105は、トラブルの解決件数に対応する第4のポイントを第4換算表(図14)に基づき決定する(図19:ステップS21)。
スキルレベル決定部105は、本作成者が解決した、緊急が高いトラブルの数を、第4インシデント表に基づき特定する。そして、スキルレベル決定部105は、難易度が高いトラブルの解決件数に対応する第5のポイントを第5換算表(図15)に基づき決定する(ステップS23)。
スキルレベル決定部105は、本作成者が作成したレコードのうちナレッジデータベース141にナレッジとして登録されたレコードの数を、登録件数テーブル(図12)から特定する。そして、スキルレベル決定部105は、特定された件数に対応する第6のポイントを、第6換算表(図16)に基づき決定する(ステップS25)。
スキルレベル決定部105は、本作成者が作成したレコードのうちナレッジデータベース141にナレッジとして登録されたレコードが参照された回数を、参照数テーブル(図13)から特定する。そして、スキルレベル決定部105は、特定された参照数に対応する第7のポイントを、第7換算表(図17)に基づき決定する(ステップS27)。
スキルレベル決定部105は、ステップS21乃至S27の処理によって決定された第4乃至第7のポイントから、本作成者のスキルレベルを算出し(ステップS29)、一旦データ格納部101に格納する。スキルレベルは、例えば(第4のポイント)*(第5のポイント)*(第6のポイント)*(第7のポイント)によって算出される。
スキルレベル決定部105は、算出部107を呼び出す。これに応じ、算出部107は、第1の実施の形態における減衰係数算出処理を実行する(ステップS31)。ステップS31の処理については、図20を用いて説明する。
まず、算出部107は、本作成者が業務に従事した期間中に自ら解決したトラブルの件数uを、第3インシデント表(図7)に基づき、担当製品について算出する(図20:ステップS41)。例えば本作成者が図7の担当者「AAA AAA」である場合、2014年第2四半期以前のトラブル数の合計を求める。また、本作成者が図7の担当者「BBB BBB」である場合、2014年第4四半期以前のトラブル数の合計を求める。
算出部107は、本作成者が業務に従事した期間中に解決された全トラブルの件数vを、第1インシデント表(図5)及び第3インシデント表(図7)に基づき、担当製品について算出する(ステップS43)。例えば本作成者が図7の担当者「AAA AAA」である場合、2014年第2四半期以前が従事期間である。従って、2014年第2四半期以前について、第1インシデント表(図5)における担当製品「○○○ Server Manager」のトラブルの件数を合計することにより、件数vを求める。但し、第1インシデント表(図5)を用いず、第3インシデント表(図7)における各担当者のトラブル件数を合計することによって件数vを算出してもよい。
算出部107は、本作成者の従事が終了した後にエンハンスされた機能について発生したトラブルの件数wを、エンハンス実績データ(図8)、第2インシデント表(図6)及び第3インシデント表(図7)に基づき、担当製品について算出する(ステップS45)。例えば本作成者が図7の担当者「AAA AAA」である場合、2014年第3四半期以降が、業務に従事していない期間である。また、担当者「AAA AAA」の担当製品「○○○ Server Manager」に対しては、エンハンス実績データ(図8)によれば、2014年第3四半期以降に「bbb機能」のエンハンスが行われている(ここでは、それ以降のエンハンスは無いものとする)。この場合には、第2インシデント表(図6)に基づき、「bbb機能」について発生したトラブルの件数を、「bbb機能」のエンハンスが行われた2014第4四半期より後の2015第1四半期以降において合計することによって件数wを求める。
算出部107は、減衰係数CをC=u/(u+(w*(u/v)))により算出する(ステップS47)。そして呼び出し元の処理に戻る。ここで、w*(u/v)は、本作成者が業務に従事しなくなった後(言い換えれば、業務から離脱した後)に担当製品のエンハンス機能について発生したトラブルのうち、担当者が解決できたと推定されるトラブルの件数を表す。
例えば、u=400であり、v=4000であるとする。そして、担当製品について年1回エンハンスが行われ、そのエンハンスによって以後毎年100件のトラブルが発生するとする。この場合、本作成者が業務から離脱してから1年後はw=100であり、本作成者が業務から離脱してから2年後はw=2*100+100=300であり、本作成者が業務から離脱してから3年後はw=3*100+2*100+100=600であり、本作成者が業務から離脱してから4年後はw=4*100+3*100+2*100+100=1000であり、本作成者が業務から離脱してから5年後はw=5*100+4*100+3*100+2*100+100=1500であると推測できる。
この場合、本作成者が業務から離脱してから1年後の減衰係数は400/(400+(100*(400/4000)))≒0.98であり、本作成者が業務から離脱してから2年後の減衰係数は400/(400+(300*(400/4000)))≒0.93であり、本作成者が業務から離脱してから3年後の減衰係数は400/(400+(600*(400/4000)))≒0.87であり、本作成者が業務から離脱してから4年後の減衰係数は400/(400+(1000*(400/4000)))≒0.80であり、本作成者が業務から離脱してから5年後の減衰係数は400/(400+(1500*(400/4000)))≒0.72である。
図19の説明に戻り、スキルレベル決定部105は、ステップS29において算出されたスキルレベルに減衰係数を掛けることにより、ステップS29において算出されたスキルレベルを補正する(ステップS33)。そして呼び出し元の処理に戻る。
以上のように、業務から離脱した後に行われたエンハンスを加味して減衰係数を算出することで、スキルレベルをより妥当な値にすることができるようになる。図21に、エンハンス回数とスキルレベルの変化との関係を示す。図21に示した3つのグラフの横軸は離脱してから経過した時間(離脱期間)を表し、縦軸はスキルレベルを表す。業務を離脱した後はエンハンスされた機能についてスキルを習得することはないので、基本的にはスキルレベルは減少する。業務を離脱後にエンハンスされた回数が多い場合には、業務離脱前の製品について必要な知識や技術と業務離脱後の製品について必要な知識や技術とは大きく異なるので、スキルレベルの減衰速度が速い。一方、業務を離脱後にエンハンスがほとんど行われないような場合、新たに習得すべき知識や技術はほとんど無いので、スキルレベルの減衰速度が遅い。
図22に、従来技術を利用した場合におけるスキルレベルの変化を示す。図22において、縦軸はスキルレベルを表し、横軸はサポート業務への従事を終了した後に経過した時間(離脱期間)を表す。従来技術においては、一定時間が経過する度にスキルレベルを急激に低下させるような方法が採用されている。そのため、スキルレベルの時系列的な変化は現実的なものではない。例えば離脱期間が2年の時点におけるスキルレベルは80である。
図23に、本実施の形態に示した方法を利用した場合におけるスキルレベルの変化を示す。図23において、縦軸はスキルレベルを表し、横軸はサポート業務への従事を終了した後に経過した時間(離脱期間)を表す。本実施の形態に示した方法によれば、或る時点においてスキルレベルが急激に低下するようなことはなく、より現実的なスキルレベルの変化になる。そして、離脱期間が2年の時点におけるスキルレベルは92であり、図22の例におけるスキルレベルとは大きく異なる。
図18の説明に戻り、登録部103は、ステップS9において算出された、レコードの重要度、新しさ、及び分かり易さを反映したスコア及びステップS33において算出されたスキルレベルから、ステップS1において特定されたレコードの有効度を算出する(ステップS13)。ステップS13においては、例えば(有効度)=(スコア)+(スキルレベル)により算出される。但し、両者の加重平均で算出してもよい。
登録部103は、ステップS13において算出された有効度が所定の閾値以上であるか判断する(ステップS15)。有効度が所定の閾値より小さい場合(ステップS15:Noルート)、ステップS19の処理に移行する。一方、有効度が所定の閾値以上である場合(ステップS15:Yesルート)、登録部103は、ステップS1において特定されたレコードからナレッジを生成し、ナレッジデータベース141に登録する(ステップS17)。
登録部103は、QAデータベース16に未処理のレコードが有るか判断する(ステップS19)。未処理のレコードが有る場合(ステップS19:Yesルート)、次のレコードを処理するため、ステップS1の処理に戻る。一方、未処理のレコードが無い場合(ステップS19:Noルート)、処理は終了する。
以上のようにすれば、ナレッジデータベース141にはより有効なナレッジが登録されるようになるので、ナレッジデータベース141に登録されるナレッジの質を高めることができるようになる。特に、ナレッジの重要度、新しさ、分かり易さといった観点だけではなく、減衰が適切に加味されたスキルレベルを有効度に反映するので、「新規性を有していないがスキルレベルが高い人によって作成された正確な情報」や「内容が分かりにくくてもユーザに対して正確に詳細な回答をすることができる情報」を取りこぼしにくくなる。これにより、サポート業務やコールセンター業務を円滑に進めることができるようになる。
[実施の形態2]
レコードの作成者が業務から離脱した後にエンハンスされた機能について発生したトラブルの件数xが多い場合、エンハンスによって製品のインタフェース等が大きく変わった可能性が有る。よって、xが多い場合には、業務離脱前の製品について必要な知識や技術と業務離脱後の製品について必要な知識や技術とは大きく異なり、スキルレベルの減衰がより速く進むと考えられる。そこで、第2の実施の形態においては、減衰係数算出処理を以下のように実行する。
図24を用いて、第2の実施の形態における減衰係数算出処理について説明する。まず、算出部107は、レコードの作成者の従事が終了した後にエンハンスされた機能について発生したトラブルの件数xを算出する(図24:ステップS51)。ステップS51の処理は、ステップS45の処理と同じである。
算出部107は、減衰係数Cを、C=1/(1+(x/a))により算出する(ステップS53)。そして呼び出し元の処理に戻る。ここで、aは予め定められた係数である。
以上のように減衰係数を算出すれば、エンハンスされた機能について発生したトラブルの件数xが多くなるほど減衰係数は小さい値になる。
[実施の形態3]
上で述べたように、レコードの作成者が業務から離脱した後に行われたエンハンスの回数yが多いほど、スキルレベルの減衰速度がより速く進むと考えられる。そこで、第3の実施の形態においては、減衰係数算出処理を以下のように実行する。
図25を用いて、第3の実施の形態における減衰係数算出処理について説明する。まず、算出部107は、エンハンス実績データ(図8)及び第3インシデント表(図7)に基づき、レコード作成者の従事が終了した後に行われたエンハンスの回数yを計数する(図25:ステップS61)。
算出部107は、減衰係数Cを、C=1/(1+(y/b))により算出する(ステップS63)。そして呼び出し元の処理に戻る。ここで、bは予め定められた係数である。
以上のように減衰係数を算出すれば、エンハンスの回数が多くなるほど減衰係数は小さい値になる。
以上本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上で説明したナレッジ抽出サーバ10の機能ブロック構成は実際のプログラムモジュール構成に一致しない場合もある。
また、上で説明したデータ保持構成は一例であって、上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変わらなければ処理の順番を入れ替えることも可能である。さらに、並列に実行させるようにしても良い。
なお、減衰係数算出処理においてはトラブル数を使用しているが、QA数を使用してもよいし、トラブル数とQA数の合計を使用してもよい。また、上では有効度を使用したが、有効性に関するその他の指標(例えば「有効」又は「有効ではない」というような情報)を使用してもよい。
[付録]
ここでは、本実施の形態に関係する技術について説明する。
1.クラスタリング技術
クラスタリング技術は、大量の情報の中から重要度が高い情報を抽出する技術であり、キーワード分割技術と、キーワードをグループ化する技術と、キーワードに重要度を付与する技術とを含む。
キーワード分割(キーワード抽出とも呼ばれる)技術としては、例えば形態素分析が知られている。入手可能な日本語の形態素解析エンジンとしては、フリーライセンスであるものも含め種々のものが公開されている。
キーワードをグループ化する技術としては、Canopy方やK−meansクラスタリングが知られている。
キーワードに重要度を付与する技術としては、TF−IDF(Term Frequency-Inverse Document Frequency)法などが知られている。
2.類似度
類似度としては、コサイン距離、ユークリッド距離、ユークリッド平方距離、マンハッタン距離、Tanimoto距離などが知られている。
以上で付録を終了する。
なお、上で述べたナレッジ抽出サーバ10、APサーバ12、DBサーバ14及びユーザ端末5は、コンピュータ装置であって、図26に示すように、メモリ2501とCPU(Central Processing Unit)2503とハードディスク・ドライブ(HDD:Hard Disk Drive)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本発明の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた本発明の実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態に係るナレッジ管理方法は、(A)ナレッジの作成者が製品又はサービスに関する業務に従事した実績を表す第1実績情報と、製品又はサービスに対して行われたエンハンスの実績を表す第2実績情報と、製品又はサービスについて発生したインシデントの情報であるインシデント情報とを記憶部から読み出し、(B)読み出した第1実績情報及び第2実績情報から決定される、作成者が業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度と、読み出した第1実績情報、第2実績情報、及びインシデント情報から決定される、作成者が業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数との少なくともいずれかに基づき、ナレッジの有効度を算出する処理を含む。
製品又はサービスに関する業務に必要な知識や技術等は、エンハンスを経ることで陳腐化し、その製品又はサービスについて過去に作成されたナレッジの有効性は低下すると考えられる。そこで、上で述べたようにすれば、有効なナレッジを抽出できるようになる。
また、上で述べた記憶部は、作成者のスキルレベルをさらに格納してもよい。そして、ナレッジの有効度を算出する処理において、(b1)作成者が業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数と、作成者が業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度との少なくともいずれかに基づき、作成者のスキルの減衰を加味するための係数を算出し、(b2)記憶部に記憶されたスキルレベルを係数に基づき補正し、補正後のスキルレベルに基づきナレッジの有効度を算出してもよい。このようにすれば、作成者のスキルの減衰に合わせて妥当な有効度を算出できるようになる。
また、上で述べた記憶部は、作成者が作成したナレッジの登録件数と、作成者が作成したナレッジが参照された回数とをさらに格納してもよい。そして、ナレッジの有効度を算出する処理において、(b3)作成者が関与したインシデントの数と、記憶部に記憶された、作成者が作成したナレッジの登録件数と、記憶部に記憶された、作成者が作成したナレッジが参照された回数との少なくともいずれかに基づき、作成者のスキルレベルを表す値を算出し、記憶部に記憶してもよい。このようにすれば、作成者のスキルレベルを適切に評価できるようになる。
また、上で述べた係数を算出する処理において、(b1−1)作成者が業務に従事した期間に関与したインシデントの数と、作成者が業務に従事した期間に発生したインシデントの数とに基づき、業務への関与の深さを表す値を算出し、(b1−2)作成者が業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数を、算出された値によって補正し、補正後のインシデントの数に基づき係数を算出してもよい。業務への関与の深さによって、ナレッジの有効度は変わると考えられる。よって、上で述べたようにすれば、より妥当な係数が算出されるようになる。
また、上で述べた記憶部は、ナレッジの重要度、ナレッジの新しさ、及びナレッジの分かり易さの少なくともいずれかを表すスコアをさらに格納してもよい。そして、ナレッジの有効度を算出する処理において、(b4)補正後のスキルレベルとスコアとに基づき、ナレッジの有効度を算出してもよい。ナレッジの有効度は、重要度、新しさ、及び分かり易さによっても変わる。よって、上で述べたようにすれば、より有効なナレッジを抽出できるようになる。
また、上で述べた第1実績情報は、作成者が業務に従事した期間の情報を含み、上で述べた第2実績情報は、エンハンスが製品又はサービスに対して行われた時点を表す情報を含み、上で述べたインシデント情報は、インシデントが発生した時点の情報及び当該インシデントの内容を表す情報を含んでもよい。そして、ナレッジの有効度を算出する処理において、(b5)作成者が業務に従事した期間の情報と、エンハンスが製品又はサービスに対して行われた時点を表す情報とに基づき、作成者が業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度を決定し、(b6)作成者が業務に従事した期間の情報と、エンハンスが製品又はサービスに対して行われた時点を表す情報と、インシデントが発生した時点の情報及び当該インシデントの内容を表す情報とに基づき、作成者が業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数を決定してもよい。
また、上で述べたナレッジの有効度を算出する処理において、(b7)作成者が業務に従事しなくなった後に行われたエンハンスの頻度が高いほどナレッジの有効度が低下するように、ナレッジの有効度を算出してもよい。エンハンスの頻度が高いほど、製品又はサービスに関する業務についての過去のナレッジは通用しなくなるのが早いと考えられる。そこで、上で述べたようにすれば、適切な有効度が算出されるようになる。
また、上で述べたナレッジの有効度を算出する処理において、(b8)作成者が業務に従事しなくなった後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数が多いほどナレッジの有効度が低下するように、ナレッジの有効度を算出してもよい。エンハンスに関して発生したインシデントの数が多いほど、製品又はサービスに関する業務で使用する知識や技術が追加或いは更新されるのが早いので、過去のナレッジは通用しなくなるのが早いと考えられる。そこで、上で述べたようにすれば、適切な有効度が算出されるようになる。
なお、上記方法による処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。尚、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータに、
ナレッジの作成者が製品又はサービスに関する業務に従事した実績を表す第1実績情報と、前記製品又は前記サービスに対して行われたエンハンスの実績を表す第2実績情報と、前記製品又は前記サービスについて発生したインシデントの情報であるインシデント情報とを記憶部から読み出し、
読み出した前記第1実績情報及び前記第2実績情報から決定される、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度、又は、読み出した前記第1実績情報、前記第2実績情報、及び前記インシデント情報から決定される、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数に基づき、前記ナレッジの有効性に関する指標を決定する、
処理を実行させるナレッジ管理プログラム。
(付記2)
前記記憶部は、前記作成者のスキルレベルをさらに格納し、
前記指標を決定する処理において、
前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数と、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度との少なくともいずれかに基づき、前記作成者のスキルの減衰を加味するための係数を算出し、
前記記憶部に記憶された前記スキルレベルを前記係数に基づき補正し、補正後の前記スキルレベルに基づき前記指標を決定する、
処理を実行させる付記1記載のナレッジ管理プログラム。
(付記3)
前記記憶部は、前記作成者が作成したナレッジの登録件数と、前記作成者が作成したナレッジが参照された回数とをさらに格納し、
前記指標を決定する処理において、
前記作成者が関与したインシデントの数と、前記記憶部に記憶された、前記作成者が作成したナレッジの登録件数と、前記記憶部に記憶された、前記作成者が作成したナレッジが参照された回数との少なくともいずれかに基づき、前記作成者のスキルレベルを表す値を算出し、前記記憶部に記憶する、
処理を実行させる付記2記載のナレッジ管理プログラム。
(付記4)
前記係数を算出する処理において、
前記作成者が前記業務に従事した期間に関与したインシデントの数と、前記作成者が前記業務に従事した期間に発生したインシデントの数とに基づき、前記業務への関与の深さを表す値を算出し、
前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数を、算出された前記値によって補正し、補正後の前記インシデントの数に基づき前記係数を算出する、
処理を実行させる付記2又は3記載のナレッジ管理プログラム。
(付記5)
前記記憶部は、前記ナレッジの重要度、前記ナレッジの新しさ、及び前記ナレッジの分かり易さの少なくともいずれかを表すスコアをさらに格納し、
前記指標を決定する処理において、
補正後の前記スキルレベルと前記スコアとに基づき、前記指標を決定する、
処理を実行させる付記2乃至4のいずれか1つ記載のナレッジ管理プログラム。
(付記6)
前記第1実績情報は、前記作成者が前記業務に従事した期間の情報を含み、
前記第2実績情報は、エンハンスが前記製品又は前記サービスに対して行われた時点を表す情報を含み、
前記インシデント情報は、インシデントが発生した時点の情報及び当該インシデントの内容を表す情報を含み、
前記指標を決定する処理において、
前記作成者が前記業務に従事した期間の情報と、エンハンスが前記製品又は前記サービスに対して行われた時点を表す情報とに基づき、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度を決定し、
前記作成者が前記業務に従事した期間の情報と、エンハンスが前記製品又は前記サービスに対して行われた時点を表す情報と、インシデントが発生した時点の情報及び当該インシデントの内容を表す情報とに基づき、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数を決定する、
処理を実行する付記1記載のナレッジ管理プログラム。
(付記7)
前記指標を決定する処理において、
前記作成者が前記業務に従事しなくなった後に行われたエンハンスの頻度が高いほど前記ナレッジの有効性が低下するように、前記指標を決定する、
処理を実行させる付記1記載のナレッジ管理プログラム。
(付記8)
前記指標を決定する処理において、
前記作成者が前記業務に従事しなくなった後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数が多いほど前記ナレッジの有効性が低下するように、前記指標を決定する、
処理を実行させる付記1記載のナレッジ管理プログラム。
(付記9)
コンピュータが、
ナレッジの作成者が製品又はサービスに関する業務に従事した実績を表す第1実績情報と、前記製品又は前記サービスに対して行われたエンハンスの実績を表す第2実績情報と、前記製品又は前記サービスについて発生したインシデントの情報であるインシデント情報とを記憶部から読み出し、
読み出した前記第1実績情報及び前記第2実績情報から決定される、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度、又は、読み出した前記第1実績情報、前記第2実績情報、及び前記インシデント情報から決定される、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数に基づき、前記ナレッジの有効性の把握に関する指標を決定する、
処理を実行するナレッジ管理方法。
(付記10)
ナレッジの作成者が製品又はサービスに関する業務に従事した実績を表す第1実績情報と、前記製品又は前記サービスに対して行われたエンハンスの実績を表す第2実績情報と、前記製品又は前記サービスについて発生したインシデントの情報であるインシデント情報とを記憶する記憶部と、
前記記憶部から読み出した前記第1実績情報及び前記第2実績情報から決定される、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度、又は、前記記憶部から読み出した前記第1実績情報、前記第2実績情報、及び前記インシデント情報から決定される、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数に基づき、前記ナレッジの有効性の把握に関する指標を決定する算出部と、
を有するナレッジ管理装置。
1 情報処理システム 10 ナレッジ抽出サーバ
12 APサーバ 121 ウェブアプリケーション
14 DBサーバ 141 ナレッジデータベース
16 QAデータベース 5 ユーザ端末
101 データ格納部 103 登録部
105 スキルレベル決定部 107 算出部

Claims (8)

  1. コンピュータに、
    ナレッジの作成者が製品又はサービスに関する業務に従事した実績を表す第1実績情報と、前記製品又は前記サービスに対して行われたエンハンスの実績を表す第2実績情報と、前記製品又は前記サービスについて発生したインシデントの情報であるインシデント情報とを記憶部から読み出し、
    読み出した前記第1実績情報及び前記第2実績情報から決定される、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度、又は、読み出した前記第1実績情報、前記第2実績情報、及び前記インシデント情報から決定される、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数に基づき、前記ナレッジの有効性に関する指標を決定する、
    処理を実行させるナレッジ管理プログラム。
  2. 前記記憶部は、前記作成者のスキルレベルをさらに格納し、
    前記指標を決定する処理において、
    前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数と、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度との少なくともいずれかに基づき、前記作成者のスキルの減衰を加味するための係数を算出し、
    前記記憶部に記憶された前記スキルレベルを前記係数に基づき補正し、補正後の前記スキルレベルに基づき前記指標を決定する、
    処理を実行させる請求項1記載のナレッジ管理プログラム。
  3. 前記記憶部は、前記作成者が作成したナレッジの登録件数と、前記作成者が作成したナレッジが参照された回数とをさらに格納し、
    前記指標を決定する処理において、
    前記作成者が関与したインシデントの数と、前記記憶部に記憶された、前記作成者が作成したナレッジの登録件数と、前記記憶部に記憶された、前記作成者が作成したナレッジが参照された回数との少なくともいずれかに基づき、前記作成者のスキルレベルを表す値を算出し、前記記憶部に記憶する、
    処理を実行させる請求項2記載のナレッジ管理プログラム。
  4. 前記係数を算出する処理において、
    前記作成者が前記業務に従事した期間に関与したインシデントの数と、前記作成者が前記業務に従事した期間に発生したインシデントの数とに基づき、前記業務への関与の深さを表す値を算出し、
    前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数を、算出された前記値によって補正し、補正後の前記インシデントの数に基づき前記係数を算出する、
    処理を実行させる請求項2又は3記載のナレッジ管理プログラム。
  5. 前記記憶部は、前記ナレッジの重要度、前記ナレッジの新しさ、及び前記ナレッジの分かり易さの少なくともいずれかを表すスコアをさらに格納し、
    前記指標を決定する処理において、
    補正後の前記スキルレベルと前記スコアとに基づき、前記指標を決定する、
    処理を実行させる請求項2乃至4のいずれか1つ記載のナレッジ管理プログラム。
  6. 前記第1実績情報は、前記作成者が前記業務に従事した期間の情報を含み、
    前記第2実績情報は、エンハンスが前記製品又は前記サービスに対して行われた時点を表す情報を含み、
    前記インシデント情報は、インシデントが発生した時点の情報及び当該インシデントの内容を表す情報を含み、
    前記指標を決定する処理において、
    前記作成者が前記業務に従事した期間の情報と、エンハンスが前記製品又は前記サービスに対して行われた時点を表す情報とに基づき、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度を決定し、
    前記作成者が前記業務に従事した期間の情報と、エンハンスが前記製品又は前記サービスに対して行われた時点を表す情報と、インシデントが発生した時点の情報及び当該インシデントの内容を表す情報とに基づき、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数を決定する、
    処理を実行する請求項1記載のナレッジ管理プログラム。
  7. コンピュータが、
    ナレッジの作成者が製品又はサービスに関する業務に従事した実績を表す第1実績情報と、前記製品又は前記サービスに対して行われたエンハンスの実績を表す第2実績情報と、前記製品又は前記サービスについて発生したインシデントの情報であるインシデント情報とを記憶部から読み出し、
    読み出した前記第1実績情報及び前記第2実績情報から決定される、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度、又は、読み出した前記第1実績情報、前記第2実績情報、及び前記インシデント情報から決定される、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数に基づき、前記ナレッジの有効性の把握に関する指標を決定する、
    処理を実行するナレッジ管理方法。
  8. ナレッジの作成者が製品又はサービスに関する業務に従事した実績を表す第1実績情報と、前記製品又は前記サービスに対して行われたエンハンスの実績を表す第2実績情報と、前記製品又は前記サービスについて発生したインシデントの情報であるインシデント情報とを記憶する記憶部と、
    前記記憶部から読み出した前記第1実績情報及び前記第2実績情報から決定される、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスの頻度、又は、前記記憶部から読み出した前記第1実績情報、前記第2実績情報、及び前記インシデント情報から決定される、前記作成者が前記業務への従事を終了した後に行われたエンハンスに関して発生したインシデントの数に基づき、前記ナレッジの有効性の把握に関する指標を決定する算出部と、
    を有するナレッジ管理装置。
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