JP2016151860A - 転送装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】デバイスが実アドレスを用いて動作しない場合でも、仮想アドレスと実アドレスとを相互に変換するプロセッサを介さずに、当該デバイスと当該メモリとの間でデータの受け渡しを行うための技術を提供する。【解決手段】転送装置10は、デバイス20からのデータの転送要求において指定された第1の仮想アドレスを記憶するデバイスアドレスレジスタ11と、プロセッサ40により設定された、メモリ30における実アドレスを記憶する実アドレスレジスタ12と、この実アドレスに対応する第2の仮想アドレスを記憶する仮想アドレスレジスタ13と、第1の仮想アドレスと、第2の仮想アドレスとのオフセット部を除いた部分を比較する比較部14と、比較された部分が一致した場合は、実アドレスのオフセット部を第1の仮想アドレスのオフセット部としたアドレスを用いて、データの転送を行い、不一致の場合は、転送を停止する転送制御部15とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、転送装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、メモリの一部を連続領域として常駐させ、当該連続領域の実アドレスと仮想アドレスとを一致させることにより、仮想アドレスの実アドレスへの変換を不要とすることが記載されている。
特開平04−307646号公報
メモリとデバイスとの間のデータの受け渡しの方式として、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを介さずにデータの受け渡しを行う、DMA(Direct Memory Access)がある。一般に、プロセッサにおいて動作するデバイスドライバは、仮想アドレスと実アドレスとを相互に変換する機能を有するが、デバイスは、アドレスを変換する機能を有しない。このため、DMAでは、当該プロセッサが仮想アドレスをメモリにおける実アドレスに変換して、デバイスに設定する。デバイスは、設定された実アドレスを用いて、メモリとの間でデータの受け渡しを行う。
本発明の目的は、デバイスが実アドレスを用いて動作しない場合でも、仮想アドレスと実アドレスとを相互に変換するプロセッサを介さずに、当該デバイスと当該メモリとの間でデータの受け渡しを行うための技術を提供することである。
本発明の請求項1に係る転送装置は、デバイスにより出力された、当該デバイスとメモリとの間のデータの転送要求において指定された第1の仮想アドレスを記憶する第1の記憶手段と、前記デバイスを制御するプロセッサにより設定された、前記メモリにおける実アドレスを記憶する第2の記憶手段と、前記プロセッサにより設定された、前記実アドレスに対応する第2の仮想アドレスを記憶する第3の記憶手段と、前記第1の仮想アドレスと、前記第2の仮想アドレスとのオフセット部を除いた部分を比較する比較手段と、比較された前記部分が一致した場合は、前記実アドレスのオフセット部を前記第1の仮想アドレスのオフセット部としたアドレスを用いて、前記データの転送を行い、前記部分が不一致の場合は、前記データの転送を停止する転送制御手段とを備える。
本発明の請求項2に係る転送装置は、請求項1に係る構成において、前記転送制御手段は、前記データの転送を停止した場合、前記プロセッサにより設定された前記第1の仮想アドレスに対応する実アドレスを前記第2の記憶手段が記憶した後、前記データの転送を再開することを特徴とする。
本発明の請求項3に係るプログラムは、コンピュータを、デバイスにより出力された、当該デバイスとメモリとの間のデータの転送要求において指定された第1の仮想アドレスを記憶する第1の記憶手段と、前記デバイスを制御するプロセッサにより設定された、前記メモリにおける実アドレスを記憶する第2の記憶手段と、前記プロセッサにより設定された、前記実アドレスに対応する第2の仮想アドレスを記憶する第3の記憶手段と、
前記第1の仮想アドレスと、前記第2の仮想アドレスとのオフセット部を除いた部分を比較する比較手段と、比較された前記部分が一致した場合は、前記実アドレスのオフセット部を前記第1の仮想アドレスのオフセット部としたアドレスを用いて、前記データの転送を行い、前記部分が不一致の場合は、前記データの転送を停止する転送制御手段として機能させるためのプログラムである。
請求項1,3に係る発明によれば、デバイスが実アドレスを用いて動作しない場合でも、仮想アドレスと実アドレスとを相互に変換するプロセッサを介さずに、当該デバイスと当該メモリとの間でデータの受け渡しを行うための技術を提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、データの転送を開始した後、転送要求において指定された仮想アドレスのオフセット部以外の部分が変化した場合でも、当該デバイスと当該メモリとの間でデータの受け渡しを行うことができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置及びその一部である転送装置の構成を示す図。 同実施形態に係るプロセッサ及び転送装置が行うデータの転送に関する処理を示すフローチャート。 同実施形態に係るプロセッサ及び転送装置が行う図2に続く処理を示すフローチャート。 同実施形態に係るプロセッサ及び転送装置が行う図3に続く処理を示すフローチャート。 同実施形態に係るアドレスの管理の一例の説明図。 同実施形態に係るアドレスの管理の一例の説明図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、情報処理装置1及びその一部である転送装置10の構成を示すブロック図である。情報処理装置1は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のICを用いて構成された、転送装置10、デバイス20、メモリ30、及びプロセッサ40を備える。転送装置10は、バスB1を介して接続されたデバイス20と、バスB2を介して接続されたメモリ30との間で、データの転送を行う。バスB1及びバスB2は、互いに同じ配線で、且つ同じプロトコルに対応している。バスB2は、ここではPCI(Peripheral Components Interconnect)バスである。
なお、情報処理装置1は、例えば用紙等の媒体に画像を形成する画像形成装置やパーソナルコンピュータであるが、これら以外の装置であってもよい。
デバイス20は、プロセッサ40の制御の下、メモリ30にデータを読み書きして処理を行う処理回路(周辺機器)である。デバイス20は、例えば、PDL(Page Description Language)で記述されたデータを解釈して画像データを生成する、レンダリングを行う。デバイス20が行う処理は、レンダリング以外の画像処理であってもよいし、画像処理以外の処理であってもよい。デバイス20は、データの転送を要求する転送要求を、バスB1を介して転送装置10に出力する。この転送要求においては、転送するデータの先頭の仮想アドレスと、当該データのサイズを示す転送サイズとが指定されている。
メモリ30は、例えばメインメモリで、デバイス20及びプロセッサ40がアクセスする記憶手段である。メモリ30は、デバイス20及びプロセッサ40が行う処理に使用されるデータを記憶する。メモリ30は、バスブリッジ50を介して、バスB2と接続されている。バスブリッジ50には、更にプロセッサ40が接続されている。
プロセッサ40は、例えばCPUで、情報処理装置1の各部を制御する制御回路である。プロセッサ40は、仮想記憶方式を採用したオペレーティングシステムの環境下で動作する。プロセッサ40は、オペレーティングシステムのカーネルに基づいて、ページング方式により、仮想アドレス空間と実アドレス空間とを相互に変換する機能を有する。例えば、デバイス20を制御するためのデバイスドライバは、仮想アドレス空間を、ページ単位で実メモリ空間にマップする。ページとは、実メモリを仮想アドレス空間にマップするときの最小単位のことをいう。ページのサイズは、例えば4キロバイトである。このデバイスドライバは、例えば、プロセッサ40で実行されるアプリケーションプログラムにより指定された、データの先頭の仮想アドレスと転送サイズとに基づいて、デバイス20にデータの転送の開始を命令する。
なお、実アドレス及び実メモリは、それぞれ物理アドレス及び物理メモリと読み替えられてもよい。
次に、転送装置10の構成の詳細を説明する。転送装置10は、デバイスアドレスレジスタ11、実アドレスレジスタ12、仮想アドレスレジスタ13、比較部14、及び転送制御部15を備える。
デバイスアドレスレジスタ11は、本発明の第1の記憶手段の一例で、デバイス20により出力された転送要求において指定された仮想アドレスを記憶するレジスタである。この仮想アドレスは、転送するデータの先頭のアドレスで、本発明の第1の仮想アドレスの一例である。
実アドレスレジスタ12は、本発明の第2の記憶手段の一例で、プロセッサ40により設定された、メモリ30における実アドレスを記憶するレジスタである。
仮想アドレスレジスタ13は、本発明の第3の記憶手段の一例で、プロセッサ40により設定された、実アドレスレジスタ12に記憶された実アドレスに対応する仮想アドレスを記憶するレジスタである。この仮想アドレスは、本発明の第2の仮想アドレスの一例である。
比較部14は、本発明の比較手段の一例で、デバイスアドレスレジスタ11に記憶された仮想アドレスと、仮想アドレスレジスタ13に記憶された仮想アドレスとのオフセット部を除いた部分を比較する。この比較される部分は、仮想アドレスの上位の複数ビットの値で、本実施形態では、ページを識別するページアドレス部である。オフセット部は、ページング方式の場合、ページ内オフセットとも呼ばれる。
転送制御部15は、本発明の転送制御手段の一例で、デバイス20とメモリ30との間におけるデータの転送に関する制御を行う。転送制御部15は、比較部14により比較された部分が一致した場合は、実アドレスレジスタ12に記憶された実アドレスのオフセット部を、デバイスアドレスレジスタ11に記憶された仮想アドレスのオフセット部としたアドレス(以下「転送アドレス」という。)を用いて、データの転送を行う。転送制御部15は、この転送アドレスを先頭アドレスとした転送要求を、バスB2に出力する。転送制御部15は、比較部14により比較された部分が不一致の場合は、データの転送を停止する。
図2、図3及び図4は、プロセッサ40及び転送装置10が行うデータの転送に関する処理の流れを示すフローチャートである。図5及び図6は、転送装置10のアドレスの管理の一例を説明する図である。図5及び図6において、破線はページの境界を意味し、斜線部はデータの転送が完了した領域を意味する。
データの転送を開始するとき、プロセッサ40は、転送するデータの先頭の仮想アドレスを取得し、この仮想アドレスを、仮想アドレスレジスタ13に設定する(ステップS1)。仮想アドレスレジスタ13は、設定された仮想アドレスを記憶する(ステップS2)。図5(A)に示すように、ここでは、仮想アドレスレジスタ13は、仮想アドレスとして「0x00900000」を記憶する。この仮想アドレスにおいて、「0x00900」の部分がページアドレス部で、「0x000」の部分がオフセット部である。
次に、プロセッサ40は、オペレーティングシステムのカーネルに基づいて、ステップS1で設定した仮想アドレスのマップを行い、更に当該仮想アドレスに対応する実アドレスを取得する(ステップS3)。ここでは、プロセッサ40は、仮想アドレス「0x00900000」に対応する実アドレスとして、「0x12792000」を取得する。
次に、プロセッサ40は、ステップS3で取得した実アドレスを、実アドレスレジスタ12に設定する(ステップS4)。実アドレスレジスタ12は、設定された実アドレスを記憶する(ステップS5)。図5(A)に示すように、ここでは、実アドレスレジスタ12は、実アドレスとして「0x12792000」を記憶する。この実アドレスにおいて、「0x12792」の部分がページアドレス部で、「0x000」の部分がオフセット部である。
次に、プロセッサ40は、デバイス20とメモリ30との間のデータの受け渡しを開始するための設定を行う(ステップS6)。この設定は、デバイス20に実アドレスが設定される従来方式のDMAと同じ設定でよい。この設定は、例えば、デバイス20に対するデータの転送の開始の命令を含む。
ステップS6の設定が行われると、デバイス20は、転送要求をバスB1に出力する。この転送要求において指定された先頭の仮想アドレスは、「0x00900000」である。デバイスアドレスレジスタ11は、当該転送要求において指定された仮想アドレスを記憶する(ステップS7)。
次に、比較部14は、デバイスアドレスレジスタ11に記憶された仮想アドレスと、仮想アドレスレジスタ13に記憶された仮想アドレスとのオフセット部を除いた部分を比較する(ステップS8)。比較部14は、比較された部分、即ちページアドレス部が一致するか否かを、転送制御部15に通知する。
次に、転送制御部15は、比較された部分が一致するか否かを判定する(ステップS9)。ここでは、比較された部分は「0x00900」で一致する。よって、転送制御部15は、ステップS9で「YES」と判定し、実アドレスレジスタ12に記憶された実アドレスのオフセット部を、デバイスアドレスレジスタ11に記憶された仮想アドレスのオフセット部とした転送アドレスを用いて、データの転送を行う(ステップS10)。
ここでは転送制御部15は、図5(B)に示すように、実アドレスのページアドレス部「0x12792」と、仮想アドレスのオフセット部「0x000」とを含む転送アドレスとして「0x12792000」を指定した転送要求を、バスB2に出力する。これにより、デバイス20とメモリ30との間で、この転送要求において指定された転送アドレスと転送サイズとに従ったデータの受け渡しが行われる。ステップS10のデータの転送の後、転送制御部15は、ステップS7の処理に戻す。
デバイス20は、仮想アドレスをカウントアップしながら、転送要求を順次、転送装置10に出力する。この転送要求が出力される毎に、デバイスアドレスレジスタ11に記憶された仮想アドレスは更新される。ステップS3でマップが行われたページ内でデータの転送が要求される期間において、転送制御部15は、ステップS7→ステップS8→ステップS9;YES→ステップS10→ステップS7→・・・のループ処理を繰り返す。図5(B)に示すように、転送要求において指定された仮想アドレスが、「0x00900200」であったとする。この場合、転送制御部15は、ステップS10において、実アドレスのページアドレス部「0x12792」と、仮想アドレスのオフセット部「0x200」とを含む転送アドレスとして「0x12792200」を指定した転送要求を、バスB2に出力する。
その後、転送要求において指定された仮想アドレスのページアドレス部が変化したとする。1ページのデータの転送が完了してページ境界を跨った場合、ページアドレス部が変化する。この変化により、デバイスアドレスレジスタ11に記憶された仮想アドレスは、図5(C)に示すように、「0x00901000」となり、ページアドレス部は「0x00901」となる。
この変化があると、転送制御部15は、ステップS9で「NO」と判定し、データの転送を停止する(図3のステップS11)。停止の理由は、転送装置10が、転送要求において指定された仮想アドレスに対応する実アドレスを、この時点で把握していないためである。次に、転送制御部15は、バスB2を介して、プロセッサ40に割り込みを上げる(ステップS12)。
割り込みを受け付けると、プロセッサ40は、デバイスアドレスレジスタ11から仮想アドレスを取得する(ステップS13)。次に、プロセッサ40は、オペレーティングシステムのカーネルに基づいて、ステップS13で取得した仮想アドレスのマップを行い、更に当該仮想アドレスに対応する実アドレスを取得する(ステップS14)。ここにおいて、プロセッサ40は、仮想アドレス「0x00901000」に対応する実アドレスとして、「0x12496000」を取得する。
次に、プロセッサ40は、ステップS14で取得した実アドレスを、実アドレスレジスタ12に設定する(ステップS15)。実アドレスレジスタ12は、設定された実アドレスを記憶する(ステップS16)。ここでは、実アドレスレジスタ12は、図6(A)に示すように、「0x12496000」を記憶する。この実アドレスにおいて、「0x12496」の部分がページアドレス部で、「0x000」の部分がオフセット部である。
次に、プロセッサ40は、設定した実アドレスに対応する仮想アドレスを、仮想アドレスレジスタ13に設定する(ステップS17)。仮想アドレスレジスタ13は、設定された仮想アドレスを記憶する(ステップS18)。ここでは、仮想アドレスレジスタ13は、図6(A)に示すように、仮想アドレスとして「0x00901000」を記憶する。
次に、プロセッサ40は、デバイス20とメモリ30との間のデータの受け渡しを開始(即ち再開)するための設定を行う(ステップS19)。この設定は、停止していたデータの転送を再開させるための再開命令を含む。ステップS19の設定が行われると、デバイスアドレスレジスタ11は、転送要求において指定された仮想アドレスを記憶する(図4のステップS20)。なお、最新の転送要求において指定された仮想アドレスが既に記憶されているから、ここでのステップS20の処理はパスされてよい。
次に、比較部14は、デバイスアドレスレジスタ11に記憶された仮想アドレスと、仮想アドレスレジスタ13に記憶された仮想アドレスとのオフセット部を除いた部分を比較する(ステップS21)。比較部14は、比較された部分、即ちページアドレス部が一致するか否かを、転送制御部15に通知する。
次に、転送制御部15は、比較された部分が一致するか否かを判定する(ステップS22)。ステップS13〜S18の処理により、比較された部分は「0x00901」で一致する。このため、転送制御部15は、ステップS22で「YES」と判定し、実アドレスレジスタ12に記憶された実アドレスのオフセット部を、デバイスアドレスレジスタ11に記憶された仮想アドレスのオフセット部とした転送アドレスを用いて、データの転送を行う(ステップS23)。
ここでは転送制御部15は、実アドレスのページアドレス部「0x12496」と、仮想アドレスのオフセット部「0x000」とを含む転送アドレスとして「0x12496000」を指定した転送要求を、バスB2に出力することにより、データの転送を再開する。ステップS23のデータの転送の後、転送制御部15は、ステップS20の処理に戻す。
デバイス20は、仮想アドレスをカウントアップしながら、転送要求を順次、転送装置10に出力する。この転送要求が出力される毎に、デバイスアドレスレジスタ11に記憶された仮想アドレスは更新される。ステップS14でマップが行われたページ内でデータの転送が要求される期間において、転送制御部15は、ステップS20→ステップS21→ステップS22;YES→ステップS23→ステップS20→・・・のループ処理を繰り返し、データの転送を行う。図6(C)に示すように、デバイス20が出力した転送要求において指定された仮想アドレスが、「0x00901400」であったとする。この場合、転送制御部15は、ステップS22において、実アドレスのページアドレス部「0x12496」と、仮想アドレスのオフセット部「0x400」とを含む転送アドレスとして「0x12496400」を指定した転送要求を、バスB2に出力する。
1ページのデータの転送が完了してページ境界を跨った場合、転送制御部15は、比較された部分が不一致と判定し(ステップS22;NO)、データの転送を停止する(ステップS24)。そして、転送制御部15は、バスB2を介して、プロセッサ40に割り込みを上げる(ステップS25)。以降においても、処理ステップS13〜S25と同じ処理ステップが行われることにより、デバイス20とメモリ30との間でデータの受け渡しが行われる。
転送要求において指定された仮想アドレスのオフセット部を除いた部分、即ちページアドレス部が変化する原因は、ページ境界を跨ぐことに限られない。例えば、デバイス20が、転送するデータに含まれるポインタを認識して、仮想アドレスのページアドレス部を切り替えた場合も、メモリ30とデバイス20との間のデータの受け渡しが行われる。
以上説明したとおり、転送装置10は、デバイス20が実アドレスを用いて動作しない場合でも、プロセッサ40を介さずに、デバイス20とメモリ30との間でのデータの受け渡しを実現させる。デバイス20が実アドレスを用いた動作をしなくてもよい分だけ、デバイス20の設計の自由度が高まる。
転送装置10は、メモリ30とデバイス20との間で行われるデータの受け渡しを中継するように配置されればよい。よって、情報処理装置1において、既存の情報処理装置から変更すべき箇所の増大や、装置構成の複雑化が抑制される。また、プロセッサ40が実行するアプリケーションプログラムで用いられるデータが、デバイス20とメモリ30との間で受け渡される場合でも、当該アプリケーションを情報処理装置1で動作させるために修正すべき点は少なくて済む。
メモリ30において、実アドレスと仮想アドレスとを一致させた連続領域が常駐している必要がない。よって、当該連続領域がデバイス20によって占有されることによって、情報処理装置1の動作パフォーマンスが低下してしまうこともない。
図2、図3及び図4で説明した処理の順番は、デバイス20とメモリ30との間でのデータの受け渡しが可能な範囲内で変更されてもよい。
本発明の第1記憶手段、第2記憶手段及び第3記憶手段は、デバイスアドレスレジスタ11、実アドレスレジスタ12、及び仮想アドレスレジスタ13のような互いに独立した記憶装置によって実現されなくてもよく、例えば、単一の記憶装置によって実現されてもよい。
転送装置10が実現する機能は、それぞれ、1又は複数のハードウェア回路により実現されてもよいし、コンピュータに同機能を実現させるための1又は複数のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、これらの組み合わせにより実現されてもよい。また、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータに読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、インターネット等の通信回線を介して配信されてもよい。
1…情報処理装置、10…転送装置、11…デバイスアドレスレジスタ、12…実アドレスレジスタ、13…仮想アドレスレジスタ、14…比較部、15…転送制御部、20…デバイス、30…メモリ、40…プロセッサ、50…バスブリッジ、B1,B2…バス

Claims (3)

  1. デバイスにより出力された、当該デバイスとメモリとの間のデータの転送要求において指定された第1の仮想アドレスを記憶する第1の記憶手段と、
    前記デバイスを制御するプロセッサにより設定された、前記メモリにおける実アドレスを記憶する第2の記憶手段と、
    前記プロセッサにより設定された、前記実アドレスに対応する第2の仮想アドレスを記憶する第3の記憶手段と、
    前記第1の仮想アドレスと、前記第2の仮想アドレスとのオフセット部を除いた部分を比較する比較手段と、
    比較された前記部分が一致した場合は、前記実アドレスのオフセット部を前記第1の仮想アドレスのオフセット部としたアドレスを用いて、前記データの転送を行い、前記部分が不一致の場合は、前記データの転送を停止する転送制御手段と
    を備える転送装置。
  2. 前記転送制御手段は、
    前記データの転送を停止した場合、前記プロセッサにより設定された前記第1の仮想アドレスに対応する実アドレスを前記第2の記憶手段が記憶した後、前記データの転送を再開する
    ことを特徴とする請求項1に記載の転送装置。
  3. コンピュータを、
    デバイスにより出力された、当該デバイスとメモリとの間のデータの転送要求において指定された第1の仮想アドレスを記憶する第1の記憶手段と、
    前記デバイスを制御するプロセッサにより設定された、前記メモリにおける実アドレスを記憶する第2の記憶手段と、
    前記プロセッサにより設定された、前記実アドレスに対応する第2の仮想アドレスを記憶する第3の記憶手段と、
    前記第1の仮想アドレスと、前記第2の仮想アドレスとのオフセット部を除いた部分を比較する比較手段と、
    比較された前記部分が一致した場合は、前記実アドレスのオフセット部を前記第1の仮想アドレスのオフセット部としたアドレスを用いて、前記データの転送を行い、前記部分が不一致の場合は、前記データの転送を停止する転送制御手段
    として機能させるためのプログラム。
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