JP2016151783A - 情報処理システム及び機器制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが意図しない電子機器を誤って制御することを防ぐことができる情報処理システム及び機器制御方法を提供すること。【解決手段】端末装置と、電子機器と、が第1の通信インタフェース、第2の通信インタフェースを利用して通信を行う情報処理システムであって、電子機器は到達距離の短い第2の通信インタフェースを利用して証明情報を発信する証明情報発信手段と、第1又は第2の通信インタフェースを利用して端末装置から受け付けた要求に証明情報が付与されているかを検証する検証手段と、証明情報が付与されている場合に端末装置から受け付けた要求に応じて処理を実行する実行手段と、を有し、端末装置は、第2の通信インタフェースを利用して電子機器の発信した証明情報を受信する証明情報受信手段と、第1又は第2の通信インタフェースを利用し、証明情報を付与して電子機器に処理の実行要求を行う要求手段と、を有することで課題を解決する。【選択図】 図1

Description

本発明は情報処理システム及び機器制御方法に関する。
スマートデバイスから利用できるように、ネットワークインタフェースと、リモートから利用できるサービスインタフェースとを搭載した電子機器は従来から知られている。
例えばデジタル複合機とユーザが携帯している識別情報送信装置との間の相対距離の算出結果を使用して電力モードの切替制御を行うデジタル複合機があった。このデジタル複合機では、識別情報送信装置の接近や所定距離内への進入の検知に応じて省電力モードからスタンバイモードへの復帰や、印刷動作が可能な状態への自動的な移行などを実行していた(例えば特許文献1参照)。
例えばプリンタ、複合機、プロジェクタ等の電子機器はLAN等のネットワークに接続され、ユーザに利用される携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などの様々な端末装置からネットワークを介して制御される場合がある。
しかしながら、複数の電子機器が接続されたLAN等のネットワークを介して一の電子機器を利用する場合、ユーザは誤って意図しない電子機器を制御してしまうことがあるという問題があった。
本発明の一実施形態は、ユーザが意図しない電子機器を誤って制御することを防ぐことができる情報処理システム及び機器制御方法を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本願請求項1は、ユーザが操作する一つ以上の端末装置と、該端末装置から制御される一つ以上の電子機器とが第1の通信インタフェース及び第2の通信インタフェースを利用して通信を行う情報処理システムであって、前記電子機器は、前記第1の通信インタフェースよりも到達距離の短い前記第2の通信インタフェースを利用して、証明情報を発信する証明情報発信手段と、前記第1の通信インタフェース又は前記第2の通信インタフェースを利用して前記端末装置から受け付けた要求に前記証明情報が付与されているかを検証する検証手段と、前記証明情報が付与されている場合に前記端末装置から受け付けた要求に応じて処理を実行する実行手段と、を有し、前記端末装置は、前記第2の通信インタフェースを利用して前記電子機器の発信した前記証明情報を受信する証明情報受信手段と、前記第1の通信インタフェース又は前記第2の通信インタフェースを利用し、前記証明情報を付与して前記電子機器に処理の実行要求を行う要求手段と、を有することを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、ユーザが意図しない電子機器を誤って制御することを防ぐことができる。
本実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。 本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る端末装置の一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係るMFPの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係るスマートデバイスの一例の処理ブロック図である。 PINコード情報記憶部に記憶される情報の一例の構成図である。 本実施形態に係るMFPの一例の処理ブロック図である。 出力ジョブ情報記憶部に記憶される情報の一例の構成図である。 印刷処理の手順を表した一例のシーケンス図である。 印刷ジョブの投入先の電子機器を選択させる選択画面の一例のイメージ図である。 セキュリティコード記憶部が記憶するセキュリティコードの一例の構成図である。 印刷処理の手順を表した一例のシーケンス図である。 ユーザにPINコード及び利用者IDを入力させる設定画面の一例のイメージ図である。 IWBによる表示処理の手順を表した一例のシーケンス図である。 本実施形態に係る情報処理システムの他の例の構成図である。 本実施形態に係るセキュリティビーコンの一例の処理ブロック図である。 印刷処理の手順を表した一例のシーケンス図である。 複数のセキュリティビーコンからの発信を受信する電子機器の一例のイメージ図である。
次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は本実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。図1の情報処理システム1は、スマートデバイス10A及び10Bと、PC11と、MFP12と、IWB13と、プロジェクタ14とを有する構成を一例として示している。PC11はパーソナルコンピュータである。MFP12は複合機(Multi Function Peripheral)である。IWB13はインタラクティブホワイトボードである。
情報処理システム1は、スマートデバイス10A及び10Bと、PC11と、MFP12と、IWB13と、プロジェクタ14とが、LAN等のネットワークN1に接続されている。なお、スマートデバイス10A及び10Bの何れでもよい場合はスマートデバイス10と呼ぶ。
スマートデバイス10はユーザ(利用者)が操作する端末装置の一例である。端末装置はスマートフォン、携帯電話、ノートPC、タブレット端末など、ユーザが操作できる装置であればよい。PC11もユーザが操作する操作端末の一例である。
MFP12、IWB13及びプロジェクタ14はスマートデバイス10から制御される電子機器の一例である。電子機器は印刷、画面の描画、キャプチャ等のサービスをネットワークN1を介してユーザに提供する。電子機器はネットワークN1にインタフェースを提供している。
また、電子機器はBLE(Bluetooth Low Energy)等の近距離通信のインタフェースを提供している。電子機器が提供する近距離通信のインタフェースは双方向に通信できる必要はなく、電子機器からスマートデバイス10への単方向通信ができればよい。例えば電子機器が提供する近距離通信は数メートルから数十メートル程度であればよい。
電子機器が提供する近距離通信には、Bluetooth(登録商標)やNFC(Near Field Communication)等の短距離無線通信を利用することができる。電子機器は近距離通信を利用して後述のように情報をスマートデバイス10に提供する。
MFP12は画像形成装置の一例である。MFP12は撮像機能、画像形成機能、通信機能を備え、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機等として利用可能である。IWB13は画像表示装置の一例である。IWB13は表示機能及び通信機能を備える。プロジェクタ14は画像投影装置の一例である。プロジェクタ14は投影機能及び通信機能を備える。
<ハードウェア構成>
《コンピュータ》
PC11は例えば図2に示すハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図2は本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。
図2のコンピュータ500は入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507及びHDD508などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置501及び表示装置502は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
入力装置501はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイ等を含み、コンピュータ500による処理結果を表示する。
通信I/F507はコンピュータ500を各種ネットワークに接続するインタフェースである。これにより、コンピュータ500は通信I/F507を介してデータ通信を行うことができる。
また、HDD508は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置の一例である。格納されるプログラムやデータには、コンピュータ500全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリケーションと呼ぶ)などがある。なお、コンピュータ500はHDD508に替え、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を利用するものであってもよい。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、コンピュータ500は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどがある。
ROM505は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。ROM505にはコンピュータ500の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM504はプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。
CPU506は、ROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをRAM504上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ500全体の制御や機能を実現する演算装置である。
PC11は例えば図2に示すコンピュータ500のハードウェア構成により、後述するような各種処理を実現できる。
《端末装置》
スマートデバイス10は、例えば図3に示すハードウェア構成の端末装置により実現される。図3は本実施形態に係る端末装置の一例のハードウェア構成図である。
図3の端末装置600は例えばCPU601、ROM602、RAM603、EEPROM604、CMOSセンサ605、加速度・方位センサ606、メディアドライブ608を備えている。
CPU601は端末装置600全体の動作を制御する。ROM602は基本入出力プログラムを記憶している。RAM603はCPU601のワークエリアとして使用される。EEPROM604はCPU601の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う。CMOSセンサ605は、CPU601の制御に従って被写体を撮像し画像データを得る。加速度・方位センサ606は地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等である。
メディアドライブ608は、フラッシュメモリ等の記録メディア607に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。メディアドライブ608は、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア607を着脱自在な構成となっている。
なお、EEPROM604には、CPU601が実行するOS、ネットワーク設定に必要なアソシエーション情報等が記憶されている。本発明の実施形態における各種処理を実行するためのアプリケーションは、EEPROM604又は記録メディア607などに記憶されている。
また、CMOSセンサ605は光を電荷に変換して被写体の画像を電子化する電荷結合素子である。CMOSセンサ605は被写体を撮像することができるのであれば、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサであってもよい。
さらに、端末装置600は音声入力部609、音声出力部610、アンテナ611、通信部612、無線LAN通信部613、近距離無線通信用アンテナ614、近距離無線通信部615、ディスプレイ616、タッチパネル617及びバスライン619を備える。
音声入力部609は音声を音声信号に変換する。音声出力部610は音声信号を音声に変換する。通信部612はアンテナ611を利用して無線通信信号により最寄りの基地局装置と通信を行う。無線LAN通信部613はアクセスポイントとIEEE80411規格に準拠する無線LAN通信を行う。近距離無線通信部615は近距離無線通信用アンテナ614を利用した近距離無線通信を行う。
ディスプレイ616は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL等である。タッチパネル617は、ディスプレイ616上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ616上におけるタッチ位置を検出する。バスライン619は上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、端末装置600は専用の電池618を備えている。端末装置600は電池618によって駆動される。なお、音声入力部609は音声を入力するマイクが含まれる。音声出力部610は音声を出力するスピーカが含まれている。
スマートデバイス10は例えば図3に示す端末装置600のハードウェア構成により後述するような各種処理を実現できる。
《電子機器》
ここでは電子機器の一例としてMFP12のハードウェア構成について説明する。MFP12は例えば図4に示すハードウェア構成により実現される。図4は本実施形態に係るMFPの一例のハードウェア構成図である。
図4のMFP12は本体部700及び操作部720を備えている。図4に示した本体部700は送信制御部701、印刷制御部702、通信制御部703、スキャナデバイス704、プロッタデバイス705、通信I/F711〜713を備える。また、図4に示した操作部720は操作設定表示部721、通信制御部722、通信I/F731を備えている。ユーザは操作部720を操作し、本体部700を制御できる。
本体部700の通信I/F711と操作部720の通信I/F731とはUSB(Universal Serial Bus)により通信可能に接続されている。操作部720の操作設定表示部721はユーザI/Fを持ち、ユーザからの設定を受け付け、ユーザに対する表示を行う。通信制御部722は通信I/F731が扱うデータを制御し、操作設定表示部721又は本体部700へデータを転送させる。通信I/F731はUSBの通信デバイスである。
本体部700の送信制御部701は、メール、フォルダ送信などの送信ジョブの管理を行う。印刷制御部702はスキャナデバイス704、プロッタデバイス705等のデバイスを制御し、印刷ジョブの管理を行う。
通信制御部703は通信I/F711〜713が扱うデータを制御し、送信制御部701や印刷制御部702又は操作部720へデータを転送させる。また、通信制御部703はネットワークN1へデータを転送させる。
通信I/F711はUSBの通信デバイスである。通信I/F712は遠距離通信の通信デバイスである。通信I/F712は例えばLANで実現され、有線であっても無線であってもよい。また、通信I/F713は近距離通信の通信デバイスである。通信I/F713はBluetooth(登録商標)やBLE、IrDA等で実現される。
<ソフトウェア構成>
《スマートデバイス》
本実施形態に係るスマートデバイス10は例えば図5に示すような処理ブロックで実現することができる。図5は本実施形態に係るスマートデバイスの一例の処理ブロック図である。
スマートデバイス10はプログラムを実行することで、機器検出部21、出力ジョブ投入部22、PINコード情報記憶部23、近距離通信受信部24、機器ID照合部25及び出力実行要求部26を実現している。
機器検出部21はネットワークN1を介して遠距離通信が可能なMFP12などの電子機器を検出する。機器検出部21は例えば電子機器が固定IPアドレスである場合、電子機器のIPアドレスを登録しておくことで検出できる。また、機器検出部21は例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)もしくはBonjourなどにより、ネットワークN1にある電子機器を動的に検出してもよい。なお、SNMP及びBonjourはネットワークN1にある電子機器を自動的に検出する技術の一例である。
出力ジョブ投入部22は機器検出部21が検出した例えばMFP12にPINコードを付与して出力ジョブを投入する。PINコード情報記憶部23は出力ジョブを投入したMFP12の機器IDと、その出力ジョブに付与したPINコードとを対応付けて記憶している。
近距離通信受信部24は近距離通信によりセキュリティコードとMFP12の機器IDとをMFP12から受信する。近距離通信の到達距離は例えば数メートルから数十メートル程度である。したがって、近距離通信受信部24はMFP12による近距離通信の到達距離の範囲内に近付くことでMFP12からセキュリティコードとMFP12の機器IDとを受信できる。なお、近距離通信の到達距離は適宜調整してもよい。機器ID照合部25は近距離通信受信部24が受信した機器IDと、PINコード情報記憶部23に記憶している出力ジョブを投入したMFP12の機器IDとを照合する。
出力実行要求部26は近距離通信受信部24が受信した機器IDと、PINコード情報記憶部23に記憶している出力ジョブを投入したMFP12の機器IDとが一致していれば遠距離通信によりMFP12に出力実行を要求する。出力実行要求部26は近距離通信受信部24が受信したセキュリティコードとPINコード情報記憶部23に記憶しているPINコードとを付与して出力実行を要求する。
なお、出力実行の要求に付与したセキュリティコードはスマートデバイス10がMFP12による近距離通信の到達距離の範囲内にあることを示している。また、出力実行の要求に付与したPINコードは出力実行の対象となる出力ジョブを特定している。
PINコード情報記憶部23は例えば図6に示すように情報を記憶する。図6はPINコード情報記憶部に記憶される情報の一例の構成図である。PINコード情報記憶部23は出力ジョブを投入したMFP12の機器IDと出力ジョブに付与したPINコードとを対応付けて例えば図6のように記憶している。
PINコード情報記憶部23が記憶する図6の情報により、スマートデバイス10は出力ジョブを投入する際に電子機器に通知したPINコードを特定し、出力実行の要求時に電子機器に通知できる。
《MFP》
ここでは電子機器の一例としてMFP12の処理ブロックを説明する。本実施形態に係るMFP12は例えば図7に示すような処理ブロックで実現することができる。図7は本実施形態に係るMFPの一例の処理ブロック図である。
MFP12はプログラムを実行することで機器ID提供部31、出力ジョブ投入受付部32、出力ジョブ情報記憶部33、セキュリティコード生成部34、セキュリティコード記憶部35、近距離通信送信部36、出力実行要求受付部37、セキュリティコード検証部38及び出力実行部39を実現している。
機器ID提供部31はネットワークN1を介して遠距離通信が可能なスマートデバイス10に自機(MFP12)の機器IDを提供する。出力ジョブ投入受付部32はスマートデバイス10からPINコードが付与された出力ジョブの投入を受け付ける。出力ジョブ情報記憶部33は出力ジョブ投入受付部32がスマートデバイス10から投入を受け付けた出力ジョブをPINコードと対応付けて記憶している。
セキュリティコード生成部34はセキュリティコードを生成する。セキュリティコード生成部34は時間経過に伴い変化するランダムな値となるようにセキュリティコードを生成する。また、セキュリティコード記憶部35はセキュリティコード生成部34が生成したセキュリティコードを記憶する。
近距離通信送信部36は近距離通信によりセキュリティコードと自機(MFP12)の機器IDとを送信(発信)する。出力実行要求受付部37は遠距離通信によりスマートデバイス10からセキュリティコードとPINコードとが付与された出力実行の要求を受け付ける。
セキュリティコード検証部38は出力実行の要求に付与されていたセキュリティコードがセキュリティコード記憶部35に記憶されているか検証する。出力実行の要求に付与されていたセキュリティコードがセキュリティコード記憶部35に記憶されていれば、出力実行部39は出力実行の要求に付与されていたPINコードに対応付けて記憶されている出力ジョブを出力ジョブ情報記憶部33から取得する。そして、出力実行部39は出力を実行する。
出力ジョブ情報記憶部33は図8に示すように情報を記憶する。図8は出力ジョブ情報記憶部に記憶される情報の一例の構成図である。出力ジョブ情報記憶部33はスマートデバイス10から投入を受け付けた出力ジョブのジョブ名と、ユーザの利用者IDと、PINコードと対応付けて図8のように記憶している。出力ジョブ情報記憶部33が記憶する図8の情報により、MFP12は複数の出力ジョブが投入されている場合であっても出力実行の要求に付与されていたPINコードから出力ジョブを特定し、出力ジョブの出力を実行することができる。
<処理の詳細>
以下では、本実施形態に係る情報処理システム1の処理の詳細について説明する。
《印刷処理》
本実施形態に係る情報処理システム1は例えば図9に示すように印刷処理を行う。図9は印刷処理の手順を表した一例のシーケンス図である。なお、図9のシーケンス図において<<far>>は遠距離通信を示す。<<near>>は近距離通信を示す。
スマートデバイス10からMFP12を利用するためには、利用するMFP12を特定できなければならない。そこで、スマートデバイス10の機器検出部21はステップS11において、ネットワークN1を介して遠距離通信が可能なMFP12などの電子機器を検出する。出力ジョブ投入部22は例えば機器検出部21が検出した電子機器のリストからユーザが利用するMFP12を例えば図10に示すように選択させる。
図10は、印刷ジョブの投入先の電子機器を選択させる選択画面の一例のイメージ図である。図10の選択画面1000は機器検出部21が検出した電子機器のリストを選択可能に表示している。利用する電子機器として例えばMFP12を選択すると、出力ジョブ投入部22は選択画面1000を設定画面1010に遷移させ、印刷ジョブの出力に必要な設定を受け付ける。設定画面1010の印刷ボタン1011がユーザにより押下されると出力ジョブ投入部22はステップS12の処理を行う。
ステップS12において出力ジョブ投入部22はユーザから選択されたMFP12にPINコードを付与した出力ジョブを投入する。なお、PINコードはスマートデバイス10で出力ジョブごとにランダムに生成したユニークな値を利用できる。なお、ユーザはPINコードを意識する必要はない。
ステップS13において、MFP12の出力ジョブ情報記憶部33は出力ジョブ投入受付部32がスマートデバイス10から投入を受け付けた出力ジョブをPINコードと対応付けて記憶する。
ステップS14において、MFP12の近距離通信送信部36は例えば所定間隔で近距離通信によりセキュリティコードと自機(MFP12)の機器IDとを発信する。MFP12による近距離通信の到達距離の範囲内にあるスマートデバイス10の近距離通信受信部24は近距離通信によりセキュリティコードとMFP12の機器IDとをMFP12から受信する。
セキュリティコードは時間経過に伴い変化するランダムな値である。したがって、以前にキャプチャしておいたセキュリティコードは利用できない。ステップS15において機器ID照合部25は近距離通信受信部24が受信した機器IDと、PINコード情報記憶部23に記憶している出力ジョブを投入したMFP12の機器IDとを照合する。
出力実行要求部26は近距離通信受信部24が受信した機器IDと、PINコード情報記憶部23に記憶している出力ジョブを投入したMFP12の機器IDとが一致していればステップS16で遠距離通信によりMFP12に出力実行を要求する。出力実行要求部26は近距離通信受信部24が受信したセキュリティコードとPINコード情報記憶部23に記憶しているPINコードとを付与して出力実行を要求する。
ステップS17において、MFP12の出力実行要求受付部37は遠距離通信によりスマートデバイス10からセキュリティコードとPINコードとが付与された出力実行の要求を受け付ける。
セキュリティコード検証部38は出力実行の要求に付与されていたセキュリティコードがセキュリティコード記憶部35に記憶されているか検証する。出力実行の要求に付与されていたセキュリティコードがセキュリティコード記憶部35に記憶されていれば、出力実行部39はステップS18に進む。ステップS18において、出力実行部39は出力実行の要求に付与されていたPINコードに対応付けて記憶されている出力ジョブを出力ジョブ情報記憶部33から取得し、出力を実行する。
なお、セキュリティコードは時間経過に伴い変化するランダムな値であるため、時間経過に伴い瞬間的に切り替わる。したがって、ステップS14においてスマートデバイス10がMFP12から受信したセキュリティコードはステップS16においてMFP12に出力実行を要求する前に切り替わってしまう可能性がある。
セキュリティコード記憶部35が現在のセキュリティコードだけを記憶しているのであれば、ステップS17においてセキュリティコード検証部38によるセキュリティコードの検証は失敗する。そこで、セキュリティコード記憶部35は、図11に示すように現在のセキュリティコードと共に、一つ前にセキュリティコードを記憶しておく。図11はセキュリティコード記憶部が記憶するセキュリティコードの一例の構成図である。
なお、一つ前のセキュリティコードも記憶しておくセキュリティコード記憶部35は一例であり、現在のセキュリティコードから二つ前のセキュリティコードまでを記憶する構成であってもよい。
図9は印刷ジョブの投入をスマートデバイス10から行っていた。本実施形態に係る情報処理システム1では例えば図12に示すように、PC11から投入した印刷ジョブの印刷処理を行うこともできる。
図12は印刷処理の手順を表した一例のシーケンス図である。なお、図12のシーケンス図の処理は、一部を除いて図9のシーケンス図の処理と同様であるため適宜説明を省略する。なお、図12に示した印刷処理では前提としてスマートデバイス10とPC11との間で利用者IDとPINコードとが同期されている状態とする。また、PINコードは固定値とする。
PC11からMFP12を利用するためにも、利用するMFP12を特定できなければならない。そこで、PC11はステップS21において、ネットワークN1を介して遠距離通信が可能なMFP12などの電子機器を検出する。PC11は検出した電子機器のリストからユーザが利用するMFP12を選択させる。
また、PC11は例えば図13に示すような設定画面1100を表示し、ユーザにPINコード、利用者ID及び印刷ジョブの出力に必要な設定の入力を受け付ける。図13はユーザにPINコード及び利用者IDを入力させる設定画面の一例のイメージ図である。
ステップS22においてPC11はユーザから選択されたMFP12にPINコード及び利用者IDを付与した出力ジョブを投入する。ステップS23において、MFP12の出力ジョブ情報記憶部33は出力ジョブ投入受付部32がスマートデバイス10から投入を受け付けた出力ジョブをPINコード及び利用者IDと対応付けて記憶する。
ステップS24において、MFP12の近距離通信送信部36は例えば所定間隔で近距離通信によりセキュリティコードと出力ジョブ情報記憶部33に出力ジョブが記憶されている利用者IDのリストとを発信する。
MFP12による近距離通信の到達距離の範囲内にあるスマートデバイス10の近距離通信受信部24は近距離通信によりセキュリティコードと利用者IDリストとをMFP12から受信する。ステップS25において、スマートデバイス10は近距離通信受信部24が受信した利用者IDリストにスマートデバイス10を操作しているユーザの利用者IDが含まれているかを照合する。
このように図12の例ではスマートデバイス10の機器ID照合部25は、受信した利用者IDリストにスマートデバイス10を操作しているユーザの利用者IDが含まれているかを照合する利用者ID照合部に置き換えられる。
出力実行要求部26は近距離通信受信部24が受信した利用者IDリストにスマートデバイス10を操作しているユーザの利用者IDが含まれていれば、ステップS26で遠距離通信によりMFP12に出力実行を要求する。出力実行要求部26は近距離通信受信部24が受信したセキュリティコードとPINコード情報記憶部23に記憶しているPINコードと、スマートデバイス10を操作しているユーザの利用者IDとを付与して出力実行を要求する。
なお、出力実行の要求に付与されるセキュリティコードとPINコードと利用者IDとはMFP12が出力ジョブを特定し、認証するために必要な情報である。なお、ステップS26は遠距離通信であっても近距離通信であってもよい。一般的に近距離通信はデータの転送速度が低く、印刷データのようなデータ量が大きなデータの送信に向いていないことが多いが、ステップS26では送信するデータ量が少ないため、近距離通信であってもよい。
ステップS27において、MFP12の出力実行要求受付部37はスマートデバイス10からセキュリティコードとPINコードと利用者IDとが付与された出力実行の要求を受け付ける。
セキュリティコード検証部38は出力実行の要求に付与されていたセキュリティコードがセキュリティコード記憶部35に記憶されているか検証する。出力実行の要求に付与されていたセキュリティコードがセキュリティコード記憶部35に記憶されていれば、出力実行部39はステップS28に進む。ステップS28において、出力実行部39は出力実行の要求に付与されていたPINコード及び利用者IDに対応付けて記憶されている出力ジョブを出力ジョブ情報記憶部33から取得し、出力を実行する。
図9及び図12はスマートデバイス10からMFP12を制御していた。本実施形態に係る情報処理システム1では例えば図14に示すようにスマートデバイス10からIWB13を制御できる。
図14はIWBによる表示処理の手順を表した一例のシーケンス図である。図14の例ではIWB13がスマートデバイス10から読み取り制御と書き込み制御とを行う例を説明する。なお、IWB13の読み取り制御は任意のスマートデバイス10が利用できるものとする。IWB13の書き込み制御はIWB13からセキュリティコードを受信したスマートデバイス10が利用できるものとする。
ここではスマートデバイス10AがIWB13からセキュリティコードを受信できない場所にあり、スマートデバイス10BがIWB13からセキュリティコードを受信できる場所にある例を説明する。スマートデバイス10AはIWB13からセキュリティコードを受信していないため、ステップS31のように、画面共有やキャプチャといった読み取り操作を行うことができる。
一方、スマートデバイス10Bの近距離通信受信部24はステップS32において近距離通信によりセキュリティコードとIWB13の機器IDとをIWB13から受信することができる。
ステップS33において、機器ID照合部25は近距離通信受信部24が受信した機器IDを照合する。出力実行要求部26はステップS34で遠距離通信によりIWB13にデータ投影を要求する。出力実行要求部26は近距離通信受信部24が受信したセキュリティコードを付与してデータ投影を要求する。
ステップS35において、IWB13は遠距離通信によりスマートデバイス10Bからセキュリティコードが付与されたデータ投影の要求を受け付ける。IWB13はデータ投影の要求に付与されていたセキュリティコードが自機(IWB13)で生成したセキュリティコードであるか検証する。
データ投影の要求に付与されていたセキュリティコードが、自機(IWB13)で生成したセキュリティコードであれば、IWB13はステップS36に進み、スマートデバイス10Bからの要求に応じたデータ投影を実行する。
このように、図14のシーケンス図によれば、IWB13との距離に応じてスマートデバイス10からIWB13を制御できる内容を異ならせることができる。例えば図14においてスマートデバイス10Aを生徒が、スマートデバイス10Bを教師が操作している場合は、教師だけがデータ投影できるような運用も可能となる。なお、図14のシーケンス図ではステップS32において近距離通信によりセキュリティコードとIWB13の機器IDとをスマートデバイス10Bに送信しているが、機器IDは必須でない。機器IDが省略された場合、ステップS33の処理も省略される。
(まとめ)
本実施形態によれば、近距離通信により電子機器からセキュリティコードを取得できたスマートデバイス10が、その電子機器を制御できる。したがって、本実施形態によればユーザが意図しない電子機器を誤って制御することを防ぐことができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態は電子機器がセキュリティコードを発信していた。第2の実施形態では電子機器に代わってセキュリティビーコン18がセキュリティコードを発信する。
図15は本実施形態に係る情報処理システムの他の例の構成図である。図15の情報処理システム1aは図1の情報処理システム1にセキュリティビーコン18が追加された構成である。セキュリティビーコン18はセキュリティコードを発信する近距離通信デバイスである。このため、情報処理システム1aの電子機器はセキュリティコードを発信する構成に替えて、セキュリティコードを受信する構成を設ける。セキュリティビーコン18はプロジェクタ14の投影用のポインタデバイスや司会者用のマイクなどに搭載することもできる。
本実施形態に係るセキュリティビーコン18は例えば図16に示すような処理ブロックにより実現することができる。図16は本実施形態に係るセキュリティビーコンの一例の処理ブロック図である。
セキュリティビーコン18はプログラムを実行することで、セキュリティコード生成部41、セキュリティコード記憶部42、近距離通信送信部43及びグループコード記憶部44を実現している。
セキュリティコード生成部41はセキュリティコードを生成する。セキュリティコード生成部41は時間経過に伴い変化するランダムな値となるようにセキュリティコードを生成する。また、セキュリティコード記憶部42はセキュリティコード生成部34が生成したセキュリティコードを記憶する。グループコード記憶部44は、グループコードを記憶する。
グループコードはユニークな固定値であり、セキュリティビーコン18と対応付けられた電子機器群を表している。また、近距離通信送信部43は、近距離通信によりセキュリティコードとグループコードとを送信(発信)する。
第2の実施形態に係る情報処理システム1aは、例えば図17に示すように印刷処理を行う。図17は印刷処理の手順を表した一例のシーケンス図である。ステップS41において、セキュリティビーコン18の近距離通信送信部43は例えば所定間隔で近距離通信によりセキュリティコードとグループコードとを発信する。
セキュリティビーコン18による近距離通信の到達距離の範囲内にあるMFP12は近距離通信によりセキュリティコードとグループコードとをセキュリティビーコン18から受信する。このように図17の例ではMFP12のセキュリティコード生成部34は、セキュリティビーコン18から近距離通信によりセキュリティコードとグループコードとを受信する近距離通信受信部に置き換えられる。
スマートデバイス10の機器検出部21はステップS42において、ネットワークN1を介して遠距離通信が可能なMFP12などの電子機器を検出する。出力ジョブ投入部22は例えば機器検出部21が検出した電子機器のリストからユーザが利用するMFP12を選択させる。
ステップS42において出力ジョブ投入部22はユーザから選択されたMFP12にPINコードを付与した出力ジョブを投入する。ステップS44において、MFP12の出力ジョブ情報記憶部33は出力ジョブ投入受付部32がスマートデバイス10から投入を受け付けた出力ジョブをPINコードと対応付けて記憶する。また、ステップS45において、MFP12は所属しているグループのグループコードをスマートデバイス10に通知する。
セキュリティビーコン18による近距離通信の到達距離の範囲内にあるスマートデバイス10の近距離通信受信部24は、ステップS46において、近距離通信によりセキュリティコードとグループコードとを受信する。また、セキュリティビーコン18による近距離通信の到達距離の範囲内にあるMFP12も、ステップS47において、近距離通信によりセキュリティコードとグループコードとを受信する。
ステップS48において、スマートデバイス10は近距離通信受信部24が受信したグループコードと、ステップS45でMFP12から通知されたグループコードと、を照合する。
出力実行要求部26は近距離通信受信部24が受信したグループと、ステップS45でMFP12から通知されたグループコードとが一致していればステップS49で遠距離通信によりMFP12に出力実行を要求する。なお、出力実行要求部26は近距離通信受信部24が受信したセキュリティコードとPINコード情報記憶部23に記憶しているPINコードとを付与して出力実行を要求する。
ステップS50において、MFP12の出力実行要求受付部37は遠距離通信によりスマートデバイス10からセキュリティコードとPINコードとが付与された出力実行の要求を受け付ける。
セキュリティコード検証部38は出力実行の要求に付与されていたセキュリティコードがセキュリティコード記憶部35に記憶されているか検証する。出力実行の要求に付与されていたセキュリティコードがセキュリティコード記憶部35に記憶されていれば、出力実行部39はステップS51に進む。ステップS51において、出力実行部39は出力実行の要求に付与されていたPINコードに対応付けて記憶されている出力ジョブを出力ジョブ情報記憶部33から取得し、出力を実行する。
なお、ステップS41等におけるセキュリティビーコン18からの発信をそのまま受け入れているが、電子署名を行うことや、各電子機器が所属するグループを各電子機器に事前登録しておくといった方法によりセキュアにすることもできる。
例えば各電子機器が所属するグループを各電子機器に事前登録しておく方法では図18に示すような複数のセキュリティビーコン18からの発信を受信する電子機器であっても所属するグループが明確となる。
また、図15の情報処理システム1aはセキュリティビーコン18の役割を複数ある電子機器のうちの一台が持つ構成であってもよい。また、電子機器はセキュリティビーコン18と予めペアリングしておくことにより、ペアリング情報と現在時刻をもとにセキュリティコードをスタンドアロンで計算してもよい。セキュリティコードをスタンドアロンで計算する電子機器はセキュリティビーコン18からの発信を受信しなくてもよくなる。
スタンドアロン型の場合、セキュリティコードの計算は以下のように行う。スタンドアロン型ではセキュリティコードを決められた式により決定できる。ここでは簡易な方法として、擬似乱数アルゴリズム、セキュリティビーコンのユニークID及び現在時刻をパラメータにしたセキュリティコード生成式を用いる。
素朴な擬似乱数アルゴリズムは初期値により発生する乱数が一意に決まる。ここではセキュリティビーコン18と電子機器との間で決められた擬似乱数アルゴリズムを備えることを前提とする。
その上で、セキュリティビーコン18のユニークIDのハッシュ値に現在時刻(1970年から起算した秒)を加えたものを初期値として擬似乱数を生成し、その値をセキュリティコードとする。
また、スタンドアロン型の場合、ペアリングは以下のように行う。電子機器はセキュリティビーコン18のユニークIDを知らないため、ペアリングするときに、ユニークIDをセキュリティビーコン18から電子機器に登録する。ここではペアリングは人間による入力とする。
また、スタンドアロン型の場合、時刻同期は以下のように行う。セキュリティコードの生成式には現在時刻が含まれるため、時刻が同期されている必要がある。そこで、ペアリング前には前提として電子機器とセキュリティビーコン18との時刻が同期されているものとする。
また、スタンドアロン型の場合、時刻補正は以下のように行う。ペアリング時に時刻を同期しても時間の経過と共に、電子機器とセキュリティビーコン18との時刻はずれていく。このずれを補正するために、セキュリティビーコン18は発信する情報に時刻情報を含めておき、スマートデバイス10を経由して印刷実行の要求などでセキュリティコードを電子機器に送る際に、合わせて時刻情報も送信する。この時刻情報が信頼できる情報であれば、電子機器は現在時刻を更新する。このように、セキュリティビーコン18と電子機器とは定期的に時刻を同期できる。
さらに、スタンドアロン型の場合、一定の時刻ずれを許容してもよい。これは時刻補正を行っても、電子機器が長時間使われないなどの理由で時刻がずれてしまうことがあるためである。
ここでは、現在時刻を使った計算は電子機器及びセキュリティビーコン18の両者で5分刻みで行うものとする。電子機器による検証では、丁度の時刻と、±5分の時刻とでセキュリティコードを計算し、検証の判定で有効と見なすことで、時刻ずれを許容することができる。
例えばセキュリティビーコン18の現在時刻が「2014/07/31/15:05:07」である場合、セキュリティコードの計算に用いる時刻は「2014/07/31/15:05:00」とする。また、電子機器の現在時刻が「2014/07/31/15:12:21」である場合、検証に用いる時刻は「2014/07/31/15:05:00」「2014/07/31/15:10:00」「2014/07/31/15:15:00」とする。
<まとめ>
このように、本実施形態の情報処理システム1、1aでは、スマートデバイス10を持つユーザが制御を行いたいと意図した電子機器の付近に近づくことにより、その電子機器を制御するために必要なセキュリティコードをスマートデバイス10が取得する。したがって、ユーザはスマートデバイス10の付近にない電子機器のセキュリティコードを取得することがないため、スマートデバイス10の付近にないユーザが意図しない電子機器を誤って制御することがない。
以上、本実施形態に係る情報処理システム1、1aによれば、ユーザは意図しないMFP12などの電子機器を誤って制御することを防ぐことができる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。スマートデバイス10は端末装置の一例である。MFP12、IWB13及びプロジェクタ14は電子機器の一例である。
遠距離通信インタフェースは第1の通信インタフェースの一例である。近距離通信インタフェースは第2の通信インタフェースの一例である。セキュリティコードは証明情報の一例である。PINコードは特定情報の一例である。セキュリティビーコン18は証明情報発信装置の一例である。
1、1a 情報処理システム
10、10a、10b スマートデバイス
11 PC
12 MFP(Multi Function Peripheral:複合機)
13 IWB(インタラクティブホワイトボード)
14 プロジェクタ
18 セキュリティビーコン
21 機器検出部
22 出力ジョブ投入部
23 PINコード情報記憶部
24 近距離通信受信部
25 機器ID照合部
26 出力実行要求部
31 機器ID提供部
32 出力ジョブ投入受付部
33 出力ジョブ情報記憶部
34 セキュリティコード生成部
35 セキュリティコード記憶部
36 近距離通信送信部
37 出力実行要求受付部
38 セキュリティコード検証部
39 出力実行部
41 セキュリティコード生成部
42 セキュリティコード記憶部
43 近距離通信送信部
44 グループコード記憶部
500 コンピュータ
501 入力装置
502 表示装置
503 外部I/F
503a 記録媒体
504 RAM
505 ROM
506 CPU
507 通信I/F
508 HDD
600 端末装置
601 CPU
602 ROM
603 RAM
604 EEPROM
605 CMOSセンサ
606 加速度・方位センサ
607 記録メディア
608 メディアドライブ
609 音声入力部
610 音声出力部
611 アンテナ
612 通信部
613 無線LAN通信部
614 近距離無線通信用アンテナ
615 近距離無線通信部
616 ディスプレイ
617 タッチパネル
618 電池
619 バスライン
700 本体部
701 送信制御部
702 印刷制御部
703 通信制御部
704 スキャナデバイス
705 プロッタデバイス
711〜713、731 通信I/F
720 操作部
721 操作設定表示部
722 通信制御部
B バス
N1 ネットワーク
特開2011−41132号公報

Claims (8)

  1. ユーザが操作する一つ以上の端末装置と、該端末装置から制御される一つ以上の電子機器とが第1の通信インタフェース及び第2の通信インタフェースを利用して通信を行う情報処理システムであって、
    前記電子機器は、
    前記第1の通信インタフェースよりも到達距離の短い前記第2の通信インタフェースを利用して、証明情報を発信する証明情報発信手段と、
    前記第1の通信インタフェース又は前記第2の通信インタフェースを利用して前記端末装置から受け付けた要求に前記証明情報が付与されているかを検証する検証手段と、
    前記証明情報が付与されている場合に前記端末装置から受け付けた要求に応じて処理を実行する実行手段と、
    を有し、
    前記端末装置は、
    前記第2の通信インタフェースを利用して前記電子機器の発信した前記証明情報を受信する証明情報受信手段と、
    前記第1の通信インタフェース又は前記第2の通信インタフェースを利用し、前記証明情報を付与して前記電子機器に処理の実行要求を行う要求手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記電子機器は、時間経過に伴い変化するように前記証明情報を生成する証明情報生成手段と、
    所定時間ごとに前記証明情報発信手段が発信した前記証明情報を記憶する証明情報記憶手段と、
    を更に有し、
    前記検証手段は、前記端末装置から受け付けた要求に、前記証明情報記憶手段に記憶されている前記証明情報が付与されているかを検証すること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記証明情報記憶手段は、所定時間ごとに前記証明情報発信手段が発信した前記証明情報を最新の前記証明情報から所定回数分、記憶すること
    を特徴とする請求項2記載の情報処理システム。
  4. 前記電子機器は、前記第1の通信インタフェースを利用して、特定情報が付与された前記実行手段が処理を実行するために必要な情報の投入を前記端末装置から受け付ける受付手段、を更に有し、
    前記実行手段は、前記端末装置から受け付けた要求に付与されている前記特定情報により前記実行手段が処理を実行するために必要な情報を特定して、前記端末装置から受け付けた要求に応じて処理を実行すること
    を特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載の情報処理システム。
  5. 前記電子機器に代わり、前記第2の通信インタフェースを利用して、前記証明情報を発信する証明情報発信装置を更に有し、
    前記電子機器及び前記端末装置は、前記第2の通信インタフェースを利用して、前記証明情報発信装置から前記証明情報を受信すること
    を特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載の情報処理システム。
  6. 前記実行手段は、前記証明情報が付与されている場合に実行を許可する処理と、前記証明情報が付与されていない場合に実行を許可する処理と、を異ならせること
    を特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の情報処理システム。
  7. ユーザが操作する一つ以上の端末装置に搭載されるアプリケーションと、該端末装置に搭載されたアプリケーションから制御される一つ以上の電子機器と、が第1の通信インタフェース及び第2の通信インタフェースを利用して通信を行う情報処理システムであって、
    前記電子機器は、
    前記第1の通信インタフェースよりも到達距離の短い前記第2の通信インタフェースを利用して、証明情報を発信する証明情報発信手段と、
    前記第1の通信インタフェース又は前記第2の通信インタフェースを利用して前記アプリケーションから受け付けた要求に前記証明情報が付与されているかを検証する検証手段と、
    前記証明情報が付与されている場合に前記アプリケーションから受け付けた要求に応じて処理を実行する実行手段と、
    を有し、
    前記アプリケーションは、
    前記第2の通信インタフェースを利用して前記電子機器の発信した前記証明情報を受信する証明情報受信手段と、
    前記第1の通信インタフェース又は前記第2の通信インタフェースを利用し、前記証明情報を付与して前記電子機器に処理の実行要求を行う要求手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  8. ユーザが操作する一つ以上の端末装置と、該端末装置から制御される一つ以上の電子機器とが第1の通信インタフェース及び第2の通信インタフェースを利用して通信を行う情報処理システムにおいて実行される機器制御方法であって、
    前記第1の通信インタフェースよりも到達距離の短い前記第2の通信インタフェースを利用して、証明情報を発信する証明情報発信ステップと、
    前記端末装置が、前記第2の通信インタフェースを利用して前記証明情報を受信する証明情報受信ステップと、
    前記端末装置が、前記第1の通信インタフェース又は前記第2の通信インタフェースを利用し、前記証明情報を付与して前記電子機器に処理の実行要求を行う要求ステップと、
    前記電子機器が、前記第1の通信インタフェース又は前記第2の通信インタフェースを利用して前記端末装置から受け付けた要求に前記証明情報が付与されているかを検証する検証ステップと、
    前記電子機器が、前記証明情報が付与されている場合に前記端末装置から受け付けた要求に応じて処理を実行する実行ステップと、
    を有することを特徴とする機器制御方法。
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