JP2016151453A - 経路案内装置、及び経路案内方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示画面外に外れてしまった経路を、簡易な手法により迅速に発見する手段を提供する。
【解決手段】携帯端末装置の表示部の中央下方に固定的に表示される経路指向画像の指向矢印の指す方向と回転角度により、携帯端末装置をどの方向にどの程度の角度回転させれば、表示部の表示範囲内に経路を写しこむことができるか示す。これにより、経路案内用の画像の移動が、実空間の画像に対して遅れることにより生ずる利用者の不快感を軽減することが可能となる。
【選択図】図5
【解決手段】携帯端末装置の表示部の中央下方に固定的に表示される経路指向画像の指向矢印の指す方向と回転角度により、携帯端末装置をどの方向にどの程度の角度回転させれば、表示部の表示範囲内に経路を写しこむことができるか示す。これにより、経路案内用の画像の移動が、実空間の画像に対して遅れることにより生ずる利用者の不快感を軽減することが可能となる。
【選択図】図5
Description
本発明は、拡張現実(AR:Argumented Reality)技術を用いた経路案内装置及び経路案内方法に関する。
携帯電話などの携帯端末装置の高機能化・高解像度化により、歩行者向けのナビゲーションサービスの利用が広がっている。このようなサービスにおいては、携帯端末装置の利用者(以下、「利用者」という。)周辺の地図や目的地への経路に関する情報が、携帯端末装置の画面上に表示される。
但し、このような携帯端末装置の画面上に地図を表示するナビゲーションにおいては、利用者が地図を見ながら進行方向を決定する必要があり、また、移動中は地図と利用者の周囲(実空間)の情景との照合を継続的に行うことが求められ、また、外国人等、地図中の図形が理解できない利用者に関しては、正確な情報の伝達ができない可能性も生ずる。
このような問題に関し、特許文献1には、拡張現実技術を用いた携帯ナビゲーション装置が開示されている。このようなナビゲーション装置においては、携帯の前面に備えられたカメラを進行方向に向くように保持し、カメラとは反対側の後面に備えられた表示画面上に、カメラで撮影された画像に加えて、各種案内表示を重畳して表示することにより目的地までのナビゲーションが行われる。また、誘導においては、お座りをした犬のキャラクタを、カメラで撮影された実空間の画像に含まれる案内経路上に位置するように配置し、利用者をそのキャラクタの方向に移動させるように誘導することでナビゲーションを行っている。
ここで、歩行者向けのナビゲーションにおいては、携帯端末を利用者が手に持つ、あるいは頭部に装着するなど、利用者の身につけた状態で行われるため、歩行中に携帯端末装置を一定方向に向けたまま保持することは容易ではない。また、携帯端末装置の表示画面の大きさにも制限があり、少し利用者が姿勢を崩すだけで携帯端末装置の画面の外に進行方向の実空間の画像が外れることとなり、これに伴い経路の誘導に用いられる拡張現実を用いた表示も携帯端末装置の画面の外に移動してしまうこととなる。
ここで、拡張現実技術を用いたナビゲーションは、特許文献1に示すように、実空間を表す画像に、進路や目的地を表すコンピュータグラフィックスの図形や文字を重畳して表示することにより行われる。
しかし、携帯端末装置は消費電力等の問題から、処理能力の高いデバイスを使用することができないため、実空間を表す画像に重畳するための図形や文字を生成するのに時間を要する。そのため、利用者が歩いて移動することで生ずる振動などに起因する、カメラやヘッドマウントディスプレイ等の視線の揺れや向けている方向の変動に対し、一定の遅れを持って追随することとなる。従って、利用者は実空間を表す画像に遅れて移動する図形や文字を注視して歩行することを強いられることになり、めまいその他の不快感を感じることとなる。また、ナビゲーションにおいて、利用者の歩行により画面外に経路誘導に関する情報が外れてしまった場合、頭や携帯端末を左右に動かして探す必要があり、利用者の不快感を余計に助長しかねない。
従って、利用者が歩行することにより画面外に移動した経路及びその案内表示を探す場合においても、なるべく視線を移動することなく発見する手段を用意する必要が生ずる。
そこで本発明は、携帯端末装置を用いて経路案内を行う場合に、利用者の動作等に基づき、表示範囲外に移動してしまった経路表示を、利用者に不快感を与えることなくすみやかに発見することができる経路誘導装置を実現することを目的とする。
上記課題を解決するため、この発明は、拡張現実技術を用い、実空間に複数の情報を重畳表示する表示手段を用いて経路案内を行う経路案内装置であって、目的地までの経路を示す経路情報を記憶する経路情報記憶手段と、経路情報に基づき、実空間に設定された経路に重畳して表示する経路マーカー画像を生成する経路マーカー画像生成手段と、表示手段の表示範囲内の特定の位置に常時表示され、表示手段の表示範囲外にある経路を指向する経路指向画像を生成する経路指向画像生成手段と、経路マーカー画像及び経路指向画像を実空間に重畳して表示する表示制御手段とを備える。
また、この発明は、拡張現実技術を用い、実空間に複数の情報を重畳表示する表示手段を用いて経路案内を行う経路案内方法であって、目的地までの経路を示す経路情報を記憶した経路情報記憶手段から、経路情報を読み出す経路情報読み出しステップと、経路情報に基づき、実空間に設定された経路に重畳して表示する経路マーカー画像を生成する経路マーカー画像生成ステップと、表示手段の表示範囲内の特定の位置に常時表示され、表示手段の表示範囲外にある経路を指向する経路指向画像を生成する経路指向画像生成ステップと、経路マーカー画像及び経路指向画像を実空間に重畳して表示する重畳表示制御ステップとを備える。
また、経路指向画像は、表示手段において、他の画像に隠蔽されることなく最前面に表示されてもよい。
また、経路指向画像は、経路を指向する前端に対し、前端とは反対側の後端の幅が大きい方向指示図形を含んでもよい。
また、方向指示図形は、矢印または略三角形の図形であっても良い。
また、経路指示画像は、内部を単色に塗りつぶした図形上に、方向指示図形が重畳した画像として生成されてもよい。
また、経路指向画像は、進行方向を画面上方、進行方向と逆方向を画面下方とし、方向指示図形が回転して経路を指向してもよい。
また、経路指向画像は、現在位置から最も近い経路の方向を指向しても良い。
また、経路マーカー画像は、経路に沿って表示される帯状の図形を含んでも良い。
また、経路マーカー画像は、帯状の図形上に、進行方向を示す矢印を重畳して生成されてもよい。
また、経路の逆行を防止するための逆行防止画像を生成するための逆行防止画像生成手段を更に備え、重畳表示制御手段は、経路の反対側の実空間に、逆行防止画像を重畳して表示しても良い。
また、実空間の映像を撮影する撮影手段をさらに備え、表示制御手段は、撮影手段で撮影された映像に重畳して経路マーカー画像及び経路指向画像を重畳して表示しても良い。
本発明によれば、経路指向画像により進むべき経路を容易に探すことが可能であるため、実空間の画像に対するAR誘導のためのコンピュータグラフィックス画像の追従の遅れに起因する不快な症状を軽減することが可能である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。尚、以下において、「アプリケーションソフトウェア」のことを「アプリ」と略記している。
<1.第1の実施形態>
<1.1 全体構成>
<1.第1の実施形態>
<1.1 全体構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る経路誘導装置を実現する携帯端末装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。携帯端末装置20は、CPU21、フラッシュROM22、RAM23、通信制御部24、GPS処理部25、磁気センサ26、加速度センサ27、入力操作部28、表示部29、及びカメラ30を有している。
CPU21は、この携帯端末装置20の全体を制御するために各種演算処理等を行う。フラッシュROM22は、書き込み可能な不揮発性のメモリであって、携帯端末装置20の電源がオフされても保持されるべき各種プログラム・各種データを格納する。RAM13は、書き込み可能な揮発性のメモリであって、実行中のプログラムやデータ等を一時的に格納する。通信制御部24は、外部へのデータ送信の制御や外部からのデータ受信の制御を行う。GPS処理部25は、GPS衛星から受信する電波に基づいて、利用者の現在位置を特定するための位置情報(緯度・経度・高度の情報)を取得する。
磁気センサ26は、携帯端末装置20が向いている方角に関する情報を取得する。加速度センサ27は、この携帯端末装置20がどのような姿勢(直立している、水平に置かれている、斜めに傾いている等)であるかを示す姿勢情報を取得する。入力操作部28は、例えばタッチパネルであって、利用者による入力操作を受け付ける。表示部29は、CPU21からの指令に基づいて、画像の表示を行う。カメラ30は、携帯端末装置20周辺の映像を撮影する。
携帯端末装置20内において、経路案内アプリを実現する経路案内プログラムは、フラッシュROM22に格納される。利用者によって経路案内アプリの起動が指示されると、フラッシュROM22に格納されている経路案内プログラムがRAM23に読み出され、そのRAM23に読み出された経路案内プログラムをCPU21が実行することにより、経路案内アプリの機能が利用者に提供される。尚、経路案内プログラムは、典型的にはインターネットなどの通信回線を介してサーバ10から携帯端末装置20にダウンロードされ、当該携帯端末装置20内のフラッシュROM22にインストールされる。
図2及び図3に携帯端末装置20の外観を示す。図2は携帯端末装置20の表面を示す図である。携帯端末装置20の表面には、液晶ディスプレイである表示部29が設けられている。図3は携帯端末装置20の裏面を示す図である。携帯端末装置20の裏面にはカメラ30が設けられている。携帯端末装置20の利用者は、携帯端末装置20の手に持って裏側のカメラ30を進行方向に向けて保持し、表示部29に表示される前方の景色とそれに重畳して表示される誘導に関する情報に従って移動する。
<1.2 経路案内装置の詳細な構成>
<1.2 経路案内装置の詳細な構成>
図4は、経路案内装置の詳細な機能構成を示すブロック図である。
携帯端末装置20は、現在位置検出手段110、姿勢検出手段120、方位検出手段130、撮影範囲算出手段140、経路情報記憶手段150、経路マーカー画像生成手段160、経路指向画像生成手段170、逆行防止画像生成手段180、撮影手段190、表示制御手段200、表示手段210を有している。
現在位置検出手段110は、GPS衛星から受信する電波に基づいて利用者の現在位置を特定するための位置情報(緯度・経度・高度の情報)を取得し、その位置情報を示す現在位置情報Ldaを出力する。尚、現在位置検出手段210は、ハードウェアとしてのGPS処理部25(図1参照)によって実現される。
姿勢検出手段120は、重力のかかる方向に基づいて、携帯端末装置20の姿勢を特定するための情報を取得し、姿勢に関する情報である姿勢情報Pdaを出力する。尚、姿勢検出手段120は、ハードウェアとしての加速度センサ27(図1参照)によって実現される。
方位検出手段130は、地磁気に基づいて、携帯端末装置20が向いている方向を特定するための情報を取得し、方位に関する情報である方位情報Mdaを出力する。尚、方位検出手段130は、ハードウェアとしての磁気センサ26(図1参照)によって実現される。
撮影範囲算出手段140は、現在位置検出手段110、姿勢検出手段120、及び方位検出手段130から出力される現在位置情報Lda、姿勢情報Pda、及び方位情報Mdaに基づいて、携帯端末装置20に設けられているカメラ30が撮影している実空間の範囲を算出し、撮影範囲情報Sdaを出力する。
経路情報記憶手段150は、目的地までの経路、及び目的地までの誘導に必要な道路などの情報である経路情報Ndaが格納されている。経路情報Ndaには、地図、道路情報などが含まれている。道路情報は、各道路の位置のデータ(始点及び終点のデータ)、始点から終点までの距離のデータ、道路幅のデータなどによって構成されている。また、目的地までの経路については、携帯端末装置20に、経路探索を行う手段を設けて目的地までの経路を探索してもよいし、別途設けられたサーバ上で経路探索を行い、通信回線を経由して携帯端末装置20にダウンロードする態様を採用してもよい。
経路マーカー画像生成手段160は、撮影範囲情報Sda、及び経路情報Ndaにもとづいて、表示部29に表示される、実空間における利用者の前方の景色に重畳して表示するための経路マーカー画像Rdaを生成する。経路マーカー画像Rdaの詳細については後述する。
経路指向画像生成手段170は、撮影範囲情報Sda、及び経路情報Ndaにもとづいて、携帯端末装置20を持つ利用者が携帯端末装置20をかざす方向を変える等して、表示部29の画面から進路が外れてしまった場合に、進むべき経路がある方向を指向する画像である経路指向画像Adaを生成する。経路指向画像Adaの詳細については後述する。
逆行防止画像生成手段180は、撮影範囲情報Sda、及び経路情報Ndaにもとづいて、利用者が携帯端末装置20を進むべき経路と逆の方向にかざした際に、表示部29に表示される逆行防止画像Cdaを生成する。逆行防止画像Cdaの詳細については後述する。
撮影手段190は、利用者がARによる誘導を受けている状態、即ち、利用者が携帯端末装置20の裏面を前方に向けた状態で保持している状態において、利用者の前方の実空間の景色を撮影し、前方画像データVdaとして出力する。尚、撮影手段190は、ハードウェアとしてのカメラ30(図1参照)によって実現される。
表示制御手段200は、経路マーカー画像生成手段160、経路指向画像生成手段170、及び逆行防止画像生成手段180により生成された、経路マーカー画像Rda、経路指向画像Ada、及び逆行防止画像Cdaを、撮影手段190により撮影された前方画像データVdaに重畳し、表示手段200に表示させる。
<1.3 処理フロー>
<1.3 処理フロー>
図5に示すフローチャートを参照しつつ、携帯端末装置20における動作プロセスについて説明する。
携帯端末装置20では、まず、情報提供アプリが起動される(ステップS100)。その後現在位置検出手段110による現在位置情報Ldaの取得(ステップS110。現在位置情報取得ステップ)、姿勢検出手段120による姿勢情報Pdaの取得(ステップS120。姿勢情報取得ステップ)、及び方位検出手段130による方位情報Mdaの取得(ステップS130。方位情報取得ステップ)がそれぞれ行われる。
その後、現在位置情報Lda、姿勢情報Pda、及び方位情報Mdaを用いて、撮影範囲算出手段140により、カメラ30が撮影している範囲を示す撮影範囲情報Sdaの算出が行われる(ステップS140。撮影範囲算出ステップ)。その後、現在位置から目的地までの経路に関する情報や、経路中の道路等に関する情報である経路情報Ndaが、経路情報記憶手段150から読み出される(ステップS150。経路情報読み出しステップ)。
次に、撮影範囲情報Sda及び経路情報Ndaを用いて、経路マーカー画像生成手段160が、経路マーカー画像Rdaを生成する(ステップS160。経路マーカー画像生成ステップ)。
図6に表示部29に表示される誘導画面の例を示す。図6の画面は、利用者が携帯端末装置20の表示部29を自分の側に向けて略直立するように保持し、利用者自身が進行方向に向いている状態での表示の例である。ここでは、利用者が立っている道路410と、その前方両側と右側に建物420(右側の建物は入口ドア430が存在している)が存在し、前方の交差点を左折する経路を表示している。尚、道路410と建物420(及び入口ドア430)はカメラ30で撮影された実空間の風景の画像である。
利用者がこれから進むべき経路は帯状経路マーク540と進行方向矢印550で表される。帯状経路マーク540は、カメラ30で撮影された実際の風景を背景として、利用者が通るべき経路の上に配置された帯状のパターンである。尚、帯状経路マーク540は、利用者が視認しやすいように、背景となる道路とは異なる青色や赤色に着色されて表示される。進行方向矢印550は、帯状経路マーク540の上に配置され、利用者が進むべき経路の方向を示す複数の矢印である。この、帯状経路マーク540と進行方向矢印550の画像が、経路マーカー画像Rdaに相当する。尚、帯状経路マーク540と進行方向矢印550は、組み合わせて用いられても単独で用いられても良い。
経路マーカー画像生成手段160は、撮影範囲情報Sda及び経路情報Ndaにより実際の風景のどの範囲が撮影されているかを算出し、撮影された画像中にこれから進むべき経路が入っている場合は、撮影された画像に重畳して表示する際に、その経路の上に帯状経路マーク540や進路方向矢印550が配置されるように経路マーカー画像Rdaを生成する。
図5に戻る。次に、撮影範囲情報Sda及び経路情報Ndaを用いて、経路指向画像生成手段170が、経路指向画像Adaを生成する(ステップS170。経路指向画像生成ステップ)。ここで、図6及び図7を用いて、経路指向画像Adaについて説明する。経路指向画像Adaは、表示部29の下方中央付近に表示される下地図形520と経路の方向を指向する指向矢印530とで構成される。下地図形520は円形や四角形などの図形であり、図形の内側が画面内の他の部分と区別が可能なように白や灰色などの単色で塗りつぶされている。指向矢印530は、下地図形520の上に重畳して表示されるように配置され、下地図形520と区別可能なように赤色や黒色等に着色された矢印である。指向矢印530は、携帯端末装置20をどの方向にどの程度動かせば進路方向に向くことができるか、換言すれば、どの方向にどの程度動かせば表示部29の表示範囲内に経路の画像を表示することができるかを示している。ここで、指向矢印530は真上を指している状態が進行方向に正対していることを示し、真下を指している状態が進路と逆方向に向いていることを示している。
図7は図6の状態から90度右方向に回転し、図6における右側の建物420の入口ドア430に向き合った状態を示す。この場合、進行方向に向くには左方向に90度回転すれば良いため、指向矢印530は左方向を指し示すよう配置される。また、指向矢印530は、その回転角度で進行方向からどの程度ずれているかを示すため、撮影範囲情報Sda及び経路情報Ndaを用いて、進行方向に対してどの位回転しているかを算出し、指向矢印530の回転角度を決定している。例えば、進行方向に対して右に45度の方向に向いているのであれば指向矢印530は左上45度の方向を指向し、右に135度の方向に向いているのであれば指向矢印530は左下45度の方向を指向する。尚、指向矢印530は、指し示している方向が理解できれば矢印に限定されない。例えば、三角形や人差し指のみ伸ばした手のマーク等も使用可能である。
尚、下地図形520及び指向矢印530は、利用者の視線移動を最小限にするため、表示部29の左右方向中央付近であって、表示部29の上下方向において下端近傍に固定的に配置される。また、経路表示用の帯状経路マーク540等、他の図形や画像等に隠蔽されることなく、常に最前面に表示される。
図5に戻る。次に、撮影範囲情報Sda及び経路情報Ndaを用いて、逆行防止画像生成手段180が、逆行防止画像Cdaを生成する(ステップS180。逆行防止画像生成ステップ)。逆行防止画像Cdaは、進行方向と逆向きになった際に表示される画像であり、図8のような表示を行う。即ち、画面中央に大きく「×」(バツ)の印を重畳して表示する。「×」の印は背景の画像と対比して視認しやすいように赤や黄色などの目につきやすい色を採用することが望ましい。尚、進路と逆方向に向いた状態であるため、進路指向画像Ada中の指向矢印530は下を指向している。尚、逆行防止画像Cdaに使用する記号は「×」に限られず、交通標識の進入禁止表示や「!」マーク等を使用することも可能である。
図5に戻る。次に、撮影手段190により利用者の前方の風景である前方画像データVdaを取得する(ステップS190。前方画像データ取得ステップ)。
その後、表示制御手段200により前方画像データVdaの上に経路マーカー画像Rda及び逆行防止画像Cdaを重畳し、最後に経路指向画像Adaを重畳した画像を生成して、生成した画像を表示手段210に表示する(ステップS200。表示ステップ)。
これらの一連の処理終了後、連続的に経路案内を行うため、ステップS110からステップS200までの処理を繰り返し実行する。
<1.4 効果>
<1.4 効果>
本実施形態に係る経路誘導装置によれば、利用者がARによる誘導を受けるための姿勢、即ち、携帯端末装置20をほぼ垂直に立てた状態で、裏面に設けられたカメラ30を前方に向け、利用者の顔の前方に保持する姿勢において、表示部29に表示される実空間の風景の利用者の足元のすぐ前方である表示部29の画面下方中央付近に経路指向画像Adaの下地図形520、及び指向矢印530が固定的に配置されているため、利用者はその部分のみを見るだけで、進むべき経路に向かうためにはどちらの方向にどれだけの角度回転すればよいかひと目で理解することが可能となる。これにより、進むべき方向を探すために携帯端末装置20を何度も左右に動かすことが不要となり、実空間の画像に対するAR誘導のための画像の追従の遅れに起因する不快な症状を緩和することが可能となる。
また、目的地に急いで到達しなければならない場合や、地震等の災害時のように、利用者に精神的ストレスがかかる場合に、簡易な表示によって進むべき経路を示しているため、利用者の見間違いを防止することが可能であり、迅速に目的地に向けて移動することが可能となる。
<1.5 その他>
<1.5 その他>
上記実施形態においては、裏面にカメラが設けられた携帯端末装置を例に挙げたが、本発明を適用する装置はこれに限らない。例えば、光学透過式のヘッドマウントディスプレイを備えた端末装置にも適用可能である。この場合は利用者の前方の実空間の景色は、光学透過式のディスプレイを通して見ることが可能であるため、撮像手段190による実空間の画像の撮影は不要であり、利用者が光学透過式のディスプレイを通してみた実空間の画像に、経路マーカー画像Rda、経路指向画像Ada、及び逆行防止画像Cdaを重畳した画像を表示すればよい。
20 携帯端末装置
24 通信制御部
25 処理部
26 磁気センサ
27 加速度センサ
28 入力操作部
29 表示部
30 カメラ
110 現在位置検出手段
120 姿勢検出手段
130 方位検出手段
140 撮影範囲算出手段
150 経路情報記憶手段
160 経路マーカー画像生成手段
170 経路指向画像生成手段
180 逆光防止画像生成手段
190 撮影手段
200 表示制御手段
210 表示手段
520 下地図形
530 指向矢印
540 帯状経路マーク
550 進行方向矢印
24 通信制御部
25 処理部
26 磁気センサ
27 加速度センサ
28 入力操作部
29 表示部
30 カメラ
110 現在位置検出手段
120 姿勢検出手段
130 方位検出手段
140 撮影範囲算出手段
150 経路情報記憶手段
160 経路マーカー画像生成手段
170 経路指向画像生成手段
180 逆光防止画像生成手段
190 撮影手段
200 表示制御手段
210 表示手段
520 下地図形
530 指向矢印
540 帯状経路マーク
550 進行方向矢印
Claims (13)
- 拡張現実技術を用い、実空間に複数の情報を重畳表示する表示手段を用いて経路案内を行う経路案内装置であって、
目的地までの経路を示す経路情報を記憶する経路情報記憶手段と、
前記経路情報に基づき、実空間に設定された前記経路に重畳して表示する経路マーカー画像を生成する経路マーカー画像生成手段と、
前記表示手段の表示範囲内の特定の位置に常時表示され、前記表示手段の前記表示範囲外にある前記経路を指向する経路指向画像を生成する経路指向画像生成手段と、
前記経路マーカー画像及び前記経路指向画像を前記実空間に重畳して表示する表示制御手段とを備える経路案内装置。 - 請求項1に記載の経路案内装置であって、
前記経路指向画像は、前記表示手段において、他の画像に隠蔽されることなく最前面に表示される経路案内装置。 - 請求項1または2に記載の経路案内装置であって、
前記経路指向画像は、前記経路を指向する前端に対し、前記前端とは反対側の後端の幅が大きい方向指示図形を含む経路案内装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の経路案内装置であって、
前記方向指示図形は、矢印である経路案内装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の経路案内装置であって、
前記方向指示図形は、略三角形の図形である経路案内装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の経路案内装置であって、
前記経路指示画像は、内部を単色に塗りつぶした図形上に、前記方向指示図形が重畳した画像として生成される経路案内装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の経路案内装置であって、
前記経路指向画像は、進行方向を画面上方、進行方向と逆方向を画面下方とし、前記方向指示図形が回転して前記経路を指向する経路案内装置。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の経路案内装置であって、
前記経路指向画像は、現在位置から最も近い前記経路の方向を指向する経路案内装置。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載の経路案内装置であって、
前記経路マーカー画像は、前記経路に沿って表示される帯状の図形を含む経路案内装置。 - 請求項9に記載の経路案内装置であって、
前記経路マーカー画像は、前記帯状の図形上に、進行方向を示す矢印を重畳して生成される経路案内装置。 - 請求項1から10のいずれか1項に記載の経路案内装置であって、
経路の逆行を防止するための逆行防止画像を生成するための逆行防止画像生成手段を更に備え、
前記重畳表示制御手段は、前記経路の反対側の前記実空間に、前記逆行防止画像を重畳して表示する経路案内装置。 - 請求項1から11のいずれか1項に記載の経路案内装置であって、
実空間の映像を撮影する撮影手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記撮影手段で撮影された映像に重畳して前記経路マーカー画像及び前記経路指向画像を重畳して表示する経路案内装置。 - 拡張現実技術を用い、実空間に複数の情報を重畳表示する表示手段を用いて経路案内を行う経路案内方法であって、
目的地までの経路を示す経路情報を記憶した経路情報記憶手段から、前記経路情報を読み出す経路情報読み出しステップと、
前記経路情報に基づき、実空間に設定された前記経路に重畳して表示する経路マーカー画像を生成する経路マーカー画像生成ステップと、
前記表示手段の表示範囲内の特定の位置に常時表示され、前記表示手段の前記表示範囲外にある前記経路を指向する経路指向画像を生成する経路指向画像生成ステップと、
前記経路マーカー画像及び前記経路指向画像を前記実空間に重畳して表示する重畳表示制御ステップとを備える経路案内方法。
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Citations (7)
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