JP2016151096A - スラブ - Google Patents

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Abstract

【課題】スラブ厚を増大させて遮音性能を向上させる事が可能であると共に、施工に要する手間や費用を削減可能なスラブを提供すること。【解決手段】スラブ30は、スラブ下部31の上にスラブ上部32を配置して構成され、スラブ下部31は、対象領域E1に配置される対象板状体31aと、非対象領域E2に配置される非対象板状体31bとを備え、対象板状体31aと非対象板状体31bとは、相互に並設され、かつ、対象板状体31aの下面は非対象板状体31bの下面よりも下方に位置し、スラブ上部32は、スラブ上部32の下面が対象板状体31aの上面及び非対象板状体31bの上面に接するように打設され、かつ、スラブ上部32の上面が面一となるように打設された、上部コンクリート32bを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、スラブに関する。
従来、スラブの遮音性能を向上させるために、スラブの厚みを増大させる構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、特許文献1に係る技術では、床板の上にコンクリートを打設すると共に、床板の下面に対して、下方に突出するPC垂壁を設けることで、スラブの一部の厚みを増大させている。
特開2013−44215号公報
しかしながら、特許文献1に係る構造では、床板の下面にPC垂壁を設置するためには、PC垂壁をスラブ下方の位置まで運搬し、スラブ近傍の高い位置での設置作業が必要となるため、施工に手間や費用を要する可能性があった。そのため、スラブ厚を増大させて遮音性能を向上させる事が可能であると共に、施工に要する手間や費用を削減可能なスラブが要望されていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、スラブ厚を増大させて遮音性能を向上させる事が可能であると共に、施工に要する手間や費用を削減可能なスラブを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載のスラブは、スラブ下部の上にスラブ上部を配置して構成されたスラブであって、前記スラブ下部は、当該スラブを介して生じる床衝撃音を低減する対象となる対象領域に配置される対象板状体と、前記対象領域以外の領域である非対象領域に配置される非対象板状体とを備え、前記対象板状体と前記非対象板状体とは、相互に並設され、かつ、前記対象板状体の下面は前記非対象板状体の下面よりも下方に位置し、前記スラブ上部は、前記スラブ上部の下面が前記対象板状体の上面及び前記非対象板状体の上面に接するように打設され、かつ、前記スラブ上部の上面が面一となるように打設された、上部コンクリートを備える。
請求項2に記載のスラブは、請求項1に記載のスラブにおいて、前記対象領域は、低減対象となる床衝撃音の第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域を含む。
請求項3に記載のスラブは、請求項2に記載のスラブにおいて、前記対象領域は、前記第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域と、低減対象となる床衝撃音の第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域との両方を含む。
請求項4に記載のスラブは、請求項1から3のいずれか一項に記載のスラブにおいて、前記対象領域は、低減対象となる床衝撃音の第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域と、低減対象となる床衝撃音の第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域との相互間の領域を含む。
請求項1に記載のスラブによれば、対象板状体と非対象板状体とは、相互に並設され、かつ、対象板状体の下面は非対象板状体の下面よりも下方に位置し、これら対象板状体及び非対象板状体の上に、スラブ上部の上面が面一となるように上部コンクリートを設けるので、スラブ厚を増大させて遮音性能を向上させる事が可能であると共に、板状体を並設した極めて簡素な構成によりスラブ厚を増大させる事ができ、施工に要する手間や費用を削減する事が可能となる。また、スラブ厚を不均一とすることにより、スラブに要する部材の総量を削減しても、従来と同様の床衝撃音の低減効果を奏する事ができ、施工に要する費用を削減する事が可能となる。
請求項2に記載のスラブによれば、対象領域が、振動モードの腹に対応する領域を含むように、振動モードの腹に対応する領域のスラブ厚を大きくしたので、低減対象となる床衝撃音を効果的に低減する事が可能となる。
請求項3に記載のスラブによれば、対象領域が、第1の固有振動数における振動モードの腹、及び第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域を含むように、複数の振動数における振動モードの腹に対応する領域のスラブ厚を大きくしたので、低減対象となる複数の振動数の床衝撃音を効果的に低減する事が可能となる。
請求項4に記載のスラブによれば、対象領域が、第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域と、第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域との相互間の領域を含むように、複数の振動数における振動モードの腹に対応する領域の相互間の領域のスラブ厚を大きくしたので、低減対象となる複数の振動数の床衝撃音を効果的に低減する事が可能となる。
本発明の実施の形態に係る建築物を示す平面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 梁及びその周辺を示す斜視図である。 図4(a)は、図1のB−B矢視断面図であって、図4(b)は、図1のC−C矢視断面図である。 図5(a)は、建築物の平面図、図5(b)は、第1の固有振動数の振動モード、図5(c)は、第2の固有振動数の振動モードを示す図である。 重量床衝撃音遮断性能の解析結果を示すグラフである。 第1の変形例に係る建築物を示す平面図である。 第2の変形例に係る建築物を示す平面図である。 第3の変形例に係る建築物を示す平面図である。 第4の変形例に係る建築物を示す、図1のA−A矢視断面に対応する断面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るスラブの実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態は、建築物のスラブに関する。ここで、この建築物の利用の用途は任意であり、例えば娯楽施設又は居住施設等として利用することができる。また、建築物の総階数や、本実施の形態に係るスラブが設けられる階数については任意であるが、当該スラブの直上の階及び直下の階にはそれぞれ複数の部屋(例えば、寝室、リビング、洗面所、及び浴室等)が設けられているものとし、当該直上の階を「上階」、直下の階を「下階」と称して以下では説明するものとする。また、本実施の形態においては、スラブの構成として公知の点については適宜説明を省略する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。最初に、構造について説明し、次に施工方法と解析結果について順次説明する。
(構成)
図1は、本実施の形態に係る建築物1を示す平面図、図2は、図1のA−A矢視断面図である。これらの図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る建築物1は、概略的に、柱10、梁20、及びスラブ30を備えて構成されている。ここで、以下では、必要に応じて、これら図1や図2におけるX−X’方向を「幅方向」と称し、特にX方向を「右方向」、X’方向を「左方向」と称する。また、Y−Y’方向を「奥行き方向」と称し、特にY方向を「前方向」、Y’方向を「後方向」と称する。また、Z−Z’方向を「高さ方向」と称し、特にZ方向を「上方向」、Z’方向を「下方向」と称する。また、建築物1における各位置から見て、スラブ30の中央に近い位置を「内側」、スラブ30の中央から遠い位置を「外側」と称する。
まずは、スラブ30に対して概念的に設定される対象領域E1及び非対象領域E2について説明する。「対象領域」E1とは、スラブ30を介して生じる床衝撃音を低減する対象となる領域であって、任意に設定可能な領域である。なお、「スラブ30を介して生じる床衝撃音」とは、例えば上階の各部屋や、上階の各部屋に隣接する共用廊下等での生活行為によって発生する生活騒音(人の歩行に起因する足音等)がもたらす、機械的(直接的)に加振されたスラブ30の振動であって、その振動によって生じる音を含む概念である。ここで、「機械的(直接的)」とは、加振源がスラブ30に直接的に接触して力を伝達することによって、スラブ30を振動させることを意味し、例えば、人が歩行する場合には足が加振源となる。この対象領域E1を具体的にどの範囲に設定するかは任意であるが、高い遮音性が要求される部屋(例えば、寝室や居間(図示省略))の直上や直下の位置に設ける事が望ましい。例えば、スラブ30の直上又は直下に位置する複数の部屋のうち、特に高い遮音性が要求される部屋(例えば、寝室及びリビング)を抽出し、その部屋の直上又は直下の領域の少なくとも一部を含むように、対象領域E1を設定する事が好ましい。なお、図1においては、対象領域E1を斜線で図示している。なお、対象領域E1の具体的な設定方法については、後述する。
また、「非対象領域」E2とは、スラブ30を介して生じる床衝撃音を低減する対象とならない領域であって、スラブ30における対象領域E1以外の領域である。ここで、この非対象領域E2を具体的にどの範囲に設定するかは任意であるが、高い遮音性が特別に要求されない部屋(例えば、洗面所や浴室(図示省略)の直上や直下の位置に設ける事が望ましい。具体的には、例えば、上述した対象領域E1として設定した領域以外の部分を非対象領域E2として設定しても良い。
(構成−建築物)
次に、建築物1を構成する柱10、梁20、及びスラブ30について説明する。
(構成−建築物−柱)
柱10は、建築物1を構成する公知の柱であり、本実施の形態においてはスラブ30の四隅に配置されている。この柱10の具体的な形状は任意で、例えば円柱でも構わないが、本実施の形態では四角柱とする。また、この柱10の具体的な素材は任意で、例えば鉄骨製や木製でも構わないが、本実施の形態では鉄筋コンクリート製とする。なお、この柱10の具体的な構成や施工方法については公知であるため、詳細な説明を省略する。
(構成−建築物−梁)
梁20は、建築物1を構成する公知の梁であり、柱10同士を相互に連結するように配置されている。具体的には、本実施の形態においては、梁20は4つの柱10の相互間の計4箇所に配置されており、各梁20の端部は柱10に対して公知の方法で接合されている。この梁20の具体的な形状は任意で、例えば円柱でも構わないが、本実施の形態では略四角柱とする。また、この梁20の具体的な素材は任意で、例えば鉄骨製や木製でも構わないが、本実施の形態では鉄筋コンクリート製とする。
図3は、梁20及びその周辺を示す斜視図である。なお、この図3においては、図示の便宜上、スラブ30の図示を省略している。また、図4(a)は、図1のB−B矢視断面図、図4(b)は、図1のC−C矢視断面図である。ここで、これらの図3や図4、及び上述した図2に示すように、これら4つの梁20のうち、スラブ30を構成する対象板状体31a及び非対象板状体31b(いずれも後述する)の長手方向端部に位置する梁20(本実施の形態では、前方の梁20及び後方の梁20)には、顎部21が設けられている。この顎部21は、スラブ30を載置する土台となる土台手段であって、梁20の内側における上端の一部に段差状に形成された部分である。このように段差状に形成する具体的な方法は任意であり、本実施の形態では段差が形成されるような型枠を形成して、この型枠にコンクリートを打設して梁20を形成することにより、段差を形成するものとする。ただし、これに限らず、例えば梁20を四角柱状に形成した後に、梁20の側面に板状の部材をアンカーボルト等で取り付けることにより顎部21を形成しても構わない。
ここで、この顎部21は、下段顎部22及び上段顎部23を備えている。下段顎部22は、対象領域E1に対応する位置に形成された顎部21であり、梁20の上面から基準深さd[mm](例えば、300[mm])の段差状に形成された部分である。また、上段顎部23は、非対象領域E2に対応する位置に形成された顎部21であり、梁20の上面から基準深さd(mm)(例えば、200[mm])段差状に形成された部分である。ここで、これらの基準深さd及び基準深さdの具体的な数値については、対象領域E1の基準深さdの方が、非対象領域E2の基準深さdよりも大きい限り任意であり、必要とされる遮音性能に基づいて適宜設定して構わない。ただし、本実施の形態において、基準深さdは、後述するスラブ30の対象板状体31aの厚みt(例えば、200mm)と等しいものとする。また、基準深さdと基準深さdとの差dが、後述するスラブ30の対象板状体31aの厚みtよりも小さいものとする。
(構成−建築物−スラブ)
スラブ30は、スラブ下部31の上にスラブ上部32を配置して構成された床面であって、周囲の柱10及び梁20に当接するように配置されている。
(構成−建築物−スラブ−スラブ下部)
スラブ下部31は、スラブ30における下方に配置される部分であり、図1及び図2に示すように、対象板状体31a、及び非対象板状体31bを備えている。
対象板状体31aは、スラブ30を介して生じる床衝撃音を低減する対象となる対象領域E1に配置される板状体である。具体的には、対象領域E1において、前方の梁20の下段顎部22から、後方の梁20の下段顎部22に架け渡されて配置されている。この対象板状体31aは、後述するスラブ上部32を支持可能な限り任意の板状体として構成でき、本実施の形態においては、前方の下段顎部22から後方の下段顎部22に至る長さで、対象領域E1と同一幅の長板形状体とする。なお、本実施の形態において、この対象板状体31aの厚みt(例えば、200mm)は、上述したように上段顎部23の深さdと同一である。
ここで、当該対象板状体31aは、具体的には、長手方向に沿って内部を貫通する複数(本実施の形態では、4つ)の孔が形成された穴あきPC(precast concrete)板として構成され、例えば、公知のスパンクリート(登録商標)を適用できる。なお、このような構成や素材に限られず、例えば孔の形成されていないPCやデッキプレート等を用いても構わない。また、当該孔の内部に鉄筋を挿通して対象板状体31aを補強しても構わない。
非対象板状体31bは、対象領域E1以外の領域である非対象領域E2に配置される板状体である。具体的には、非対象板状体31bは、非対象領域E2において幅方向に沿って複数並設されており、各非対象板状体31bは、前方の梁20の上段顎部23から、後方の梁20の上段顎部23に架け渡されて配置されている。この非対象板状体31bは、後述するスラブ上部32を支持可能な限り任意の板状体として構成でき、本実施の形態では、前方の上段顎部23から後方の上段顎部23に至る長さの長板形状体として構成されている。なお、この非対象板状体31bの具体的な構成については、上述した対象板状体31aと同様であるため、詳細な説明を省略する。
ここで、図4に示すように、上述した通り、対象領域E1の下段顎部22は非対象領域E2の上段顎部23よりも深い段差状に形成されているため、相互に同一の形状である対象板状体31a及び非対象板状体31bを、それぞれ梁20の下段顎部22及び上段顎部23に載置した場合には、対象板状体31aは非対象板状体31bよりも低い位置に架け渡される。
(構成−建築物−スラブ−スラブ上部)
図2に戻り、スラブ上部32は、スラブ30における上方に配置される部分であり、スラブ筋32a、及び上部コンクリート32bを備えている。
スラブ筋32aは、スラブ30の強度を向上させる鉄筋である。このスラブ筋32aは、スラブ下部31の上方に幅方向及び前後方向に沿って複数配筋されており、各スラブ筋32aはいずれも同様に公知の鉄筋で形成されている。なお、このスラブ筋32aの具体的な構成や配筋の方法については公知であるため、詳細な説明を省略する。
上部コンクリート32bは、スラブ上部32の下面が対象板状体31aの上面及び非対象板状体31bの上面に接するように打設され、かつ、スラブ上部32の上面が面一となるように打設された、コンクリートである。この上部コンクリート32bは、対象板状体31a及び非対象板状体31bの上方に流し込まれて固化させた公知のコンクリートであって、スラブ筋32aを覆うように配置されている。ここで、図2や図4に示すように、対象板状体31aの下面は非対象板状体31bの下面よりも下方に位置するので、これらの上に上部コンクリート32bを流し込んだ場合には、必然的に対象領域E1のスラブ厚が非対象領域E2のスラブ厚よりも大きくなる。したがって、対象領域E1の遮音性能を、非対象領域E2の遮音性能よりも高く構成する事が可能となる。
(対象領域の配置)
続いて、対象領域E1の好適な配置について説明する。図5(a)は、建築物1の平面図、図5(b)は、第1の固有振動数の振動モード、図5(c)は、第2の固有振動数の振動モードを示す図である。ここで、「第1の固有振動数」とは、低減対象となる床衝撃音の振動数であって、スラブ30の幅方向中央位置を振動モードの腹とする振動数である。また、「第2の固有振動数」とは、低減対象となる床衝撃音の振動数であって、スラブ30の幅方向中央よりも右方、及び中央よりも左方の計2箇所を振動モードの腹とする振動数である。なお、図5(b)及び図5(c)において、横軸はスラブ30の左端部からの距離(m)を表し、縦軸はスラブ30の振幅(m)を表している。また、図5(b)の横軸、及び図5(c)の横軸は、図5(a)のスラブ30の幅と対応している。また、図5においては、本実施の形態に係るスラブ30における、第1の固有振動数の振動モードの腹の位置をα1で示し、第2の固有振動数の振動モードの腹の位置をα2で示している。
ここで、本実施の形態においては、第1の固有振動数を低減対象とするために、第1の固有振動数の振動モードの腹α1に対応する領域を含むように、対象領域E1を配置している。すなわち、このように振動モードの腹に対応する位置のスラブ30を厚くする事により、最も効果的に振動を低減する事が可能となる。なお、本実施の形態においては、第1の固有振動数を主に低減対象とするため、第1の固有振動数の振動モードの腹の位置に対象領域E1を配置したが、第2の固有振動数を主に低減対象とする場合は、第2の固有振動数の振動モードの腹の位置に対象領域E1を配置しても良い(後述する図8参照)。
また、対象領域E1の幅は、対象板状体31aの幅と同一、又は対象板状体31aの幅の整数倍とする事が好ましい。このように構成する事で、対象板状体31aを一枚設置、又は複数枚並設する事により、対象領域E1の下段顎部22に対象板状体31aを隙間なく設置する事が可能となる。
(施工方法について)
続いて、本実施の形態に係るスラブ30の施工方法について説明する。まず、前方の梁20及び後方の梁20の一部分に顎部21を形成する顎部形成工程を行う。具体的には、設定した対象領域E1に対応する部分に下段顎部22が位置し、設定した非対象領域E2に対応する部分に上段顎部23が位置するように梁20を形成する。なお、このように梁20を形成する具体的な手段については公知であるため、詳細な説明を省略する。
次に、上述した顎部形成工程にて形成した顎部21に、対象板状体31a及び非対象板状体31bを載置する板状体載置工程を行う。具体的には、下段顎部22に対象板状体31aを載置し、上段顎部23に複数の非対象板状体31bを載置する。これらの板状体は、上方に打設される上部コンクリート32bが、対象板状体31aと非対象板状体31bとの間から、又は非対象板状体31b同士の間から漏出してしまわないように、相互に隙間なく密接させて配置する。
次に、スラブ筋32aを配筋するスラブ筋配筋工程を行う。具体的には、上述した板状体載置工程にて顎部21の上に載置された対象板状体31a及び非対象板状体31bの上方に、幅方向及び前後方向に沿って複数のスラブ筋32aを配筋する。
次に、上部コンクリート32bを打設する上部コンクリート打設工程を行う。具体的には、上部コンクリート32bを、対象板状体31a及び非対象板状体31bの上方に流し込んで打設する。そして、上部コンクリート32bの上面が面一となるように打設し、固化させることによりスラブ上部32が完成する。この際に、上述したように対象板状体31aは非対象板状体31bよりも下方に位置しているため、上部コンクリート32bの上面を面一とした場合には、全体として対象領域E1のスラブ厚は非対象領域E2のスラブ厚より大きくなる。このように、本実施の形態では極めて簡易に対象領域E1のスラブ厚を大きくする事ができる。以上にて、スラブ施工方法の説明を完了する。
(解析結果)
続いて、本実施の形態に係るスラブ30の遮音性能を示す解析結果について説明する。本実施形態においては、スラブ30の遮音性能を評価するために、スラブ30の重量床衝撃音遮断性能を特定する解析を行った。
まず、当該解析では、従来のように段差を設けないスラブ(梁20の顎部21を全て同一深さに形成した段差の無いスラブ。以下、「均一厚さスラブ」)を備える解析モデルM1の重量床衝撃音遮断性能と、本実施の形態のように段差を設けたスラブ(梁20の顎部21に下段顎部22を設けたスラブ。以下、「段差スラブ」)を備える解析モデルM2の重量床衝撃音遮断性能とをFEM(Finite Element Method)解析によって試算して比較した。
図6は、重量床衝撃音遮断性能の解析結果を示すグラフである。この図6において、横軸は平均等価スラブ厚[mm]を示し、縦軸は重量床衝撃音遮断性能を示すLH数を示しており、平均等価スラブ厚が200mm、240mm、280mm、320mmである場合の、均一厚さスラブ及び段差スラブにおけるLH数の解析結果をプロットしている。
一例として、平均等価スラブ厚が280mmである場合の条件の詳細について、以下に示す。まず、均一厚さスラブの解析モデルM1は、厚さ200mmの対象板状体31aを幅方向に沿って面一に並設し、その上方に厚さ115mmの上部コンクリート32bを打設したものである。また、段差スラブの解析モデルM2は、厚さ200mmの対象板状体31a及び厚さ200mmの非対象板状体31bを並設し、その上方に、解析モデルM1と同一量の上部コンクリート32bを上面が面一となるように打設したものである。この場合に、解析モデルM2の段差スラブにおける上部コンクリート32bの厚みは、対象領域E1では183mmで、非対象領域E2では108mmとなる。
ここで、上記の条件において、一般的な在来工法による均質単板スラブの厚さに換算した等価スラブ厚は280mmとなり、LH数は、均一厚さスラブの解析モデルM1では47となるのに対し、本実施の形態に示す段差スラブの解析モデルM2では46となって、1dB相当遮音性能が向上した。一般的にLH数はスラブ厚の常用対数の40倍に比例するので、この効果はスラブ厚が5.9%増した効果と同等であり、このケースにおいては約15mmの厚さ増に相当する。このように、本実施の形態に係る段差スラブは、均一厚さスラブと同量の上部コンクリート32bを用いた場合であっても、より優れた遮断性能を奏する事が分かる。換言すれば、本実施の形態に係る段差スラブは、均一厚さスラブより少量の上部コンクリート32bを用いた場合であっても、均一厚さスラブと同様の遮断性能を奏するため、コンクリートの総量を減らしてコストを削減する事が可能となる。
(実施の形態の効果)
このように、本実施の形態のスラブ30によれば、対象板状体31aと非対象板状体31bとは、相互に並設され、かつ、対象板状体31aの下面は非対象板状体31bの下面よりも下方に位置し、これら対象板状体31a及び非対象板状体31bの上に、スラブ上部32の上面が面一となるように上部コンクリート32bを設けるので、スラブ厚を増大させて遮音性能を向上させる事が可能であると共に、板状体を並設した極めて簡素な構成によりスラブ厚を増大させる事ができ、施工に要する手間や費用を削減する事が可能となる。また、スラブ厚を不均一とすることにより、スラブ30に要する部材の総量を削減しても、従来と同様の床衝撃音の低減効果を奏する事ができ、施工に要する費用を削減する事が可能となる。
また、対象領域E1が、振動モードの腹に対応する領域を含むように、振動モードの腹に対応する領域のスラブ厚を大きくしたので、低減対象となる床衝撃音を効果的に低減する事が可能となる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。例えば、実施の形態に係るスラブ30によって遮音性能を向上できなかったり、施工に要する手間や費用を削減できなかったりした場合であっても、従来と異なる技術によりスラブ30を構成できている場合には、本願発明の課題が解決されている。
(寸法や材料について)
発明の詳細な説明や図面で説明したスラブ30の各部の寸法、形状、材料、比率等は、あくまで例示であり、その他の任意の寸法、形状、材料、比率等とすることができる。
(対象板状体及び非対象板状体について)
本実施の形態においては、対象板状体31aと非対象板状体31bは、相互に同一の形状であるものとして説明したが、これに限られず、上方に打設される上部コンクリート32bが、対象板状体31aと非対象板状体31bとの間から、又は非対象板状体31b同士の間から漏出してしまわない限り任意の形状に構成できる。例えば、対象板状体31aと非対象板状体31bの厚みを相互に異なるものとしても構わない。
(対象領域の配置について)
また、対象領域E1は、第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域と、低減対象となる床衝撃音の第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域との両方を含むように配置しても構わない。図7は、第1の変形例に係る建築物2を示す平面図である。なお、図7において、対象領域E1を斜線で図示している。この図7に示すように、左右の梁40に顎部41を形成し、対象板状体31aを下段顎部42に載置し、非対象板状体31bを上段顎部43に載置する。このように対象板状体31a及び非対象板状体31bを載置することにより、複数の振動数の振動モードの腹に対象板状体31aを介在させる事ができる。
また、図8は、第2の変形例に係る建築物3を示す平面図である。この図8に示すように、前後の梁50に顎部51を形成し、各顎部51のそれぞれ2箇所に下段顎部52を形成し、対象板状体31aを下段顎部52に載置し、非対象板状体31bを上段顎部53に載置する。このように、第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域と、第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域の両方に、対象領域E1を別々に配置しても構わない。すなわち、図8では、対象板状体31aをスラブ30の略中央及び右側の合計2か所の振動モードの腹に対応する領域に載置しているが、右側に代えて左側(図8に点線で示す斜線)に載置しても良く、さらに、略中央と、右側、及び左側の合計3か所の振動モードの腹に対応する領域に載置しても好適に実施できる。
このような第1の変形例及び第2の変形例によれば、対象領域E1が、第1の固有振動数における振動モードの腹、及び第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域を含むように、複数の振動数における振動モードの腹に対応する領域のスラブ厚を大きくしたので、低減対象となる複数の振動数の床衝撃音を効果的に低減する事が可能となる。
また、対象領域E1は、低減対象となる床衝撃音の第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域と、低減対象となる床衝撃音の第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域との相互間の領域を含むように配置しても構わない。図9は、第3の変形例に係る建築物4を示す平面図である。なお、図9において、対象領域E1を斜線で図示している。この図9に示すように、前後の梁60に顎部61を形成し、対象板状体31aを下段顎部62に載置し、非対象板状体31bを上段顎部63に載置する。ここで、二つの振動モードの腹の相互間の領域に下段顎部62を形成し、その他の領域に上段顎部63を形成し、各顎部61に対象板状体31a又は非対象板状体31bを載置する。
このような第3の変形例によれば、対象領域E1が、第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域と、第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域との相互間の領域を含むように、複数の振動数における振動モードの腹に対応する領域の相互間の領域のスラブ厚を大きくしたので、低減対象となる複数の振動数の床衝撃音を効果的に低減する事が可能となる。
(基準深さdと基準深さdとの差dについて)
図3や図4に示すように、本実施の形態においては、基準深さdと基準深さdとの差dが対象板状体31aの厚みtよりも小さくなるように構成したが、これに限られない。図10は第4の変形例に係る建築物5を示す、図1のA−A矢視断面に対応する断面図である。ここで、本変形例に係るスラブ70は、漏出防止型枠80を備える。この漏出防止型枠80は、対象板状体31aの上端と非対象板状体31bの下端との間からスラブ上部71の上部コンクリート71aが漏出してしまうことを防止する漏出防止手段である。この漏出防止型枠80は、対象板状体31aの左右両側方に取り付けられており、対象板状体31aと略同一の奥行きを有する長板板状体である。
このような第4の変形例によれば、漏出防止型枠80を備えることにより、基準深さdと基準深さdとの差dを対象板状体31aの厚みtよりも大きくする事ができる。すなわち、差dが厚みtよりも大きい場合には、対象板状体31aの上端と非対象板状体31bの下端との隙間から上部コンクリート71aが漏出してしまう可能性があるが、漏出防止型枠80でこの隙間を塞ぐ事ができ、漏出を防止できる。したがって、対象領域E1のスラブ厚を一層増大させる事ができ、対象領域E1の遮音性能を一層増大させる事が可能となる。なお、この漏出防止型枠80は、上部コンクリート71aが固化した後に取り外しても構わない。
(付記)
付記1のスラブは、スラブ下部の上にスラブ上部を配置して構成されたスラブであって、前記スラブ下部は、当該スラブを介して生じる床衝撃音を低減する対象となる対象領域に配置される対象板状体と、前記対象領域以外の領域である非対象領域に配置される非対象板状体とを備え、前記対象板状体と前記非対象板状体とは、相互に並設され、かつ、前記対象板状体の下面は前記非対象板状体の下面よりも下方に位置し、前記スラブ上部は、前記スラブ上部の下面が前記対象板状体の上面及び前記非対象板状体の上面に接するように打設され、かつ、前記スラブ上部の上面が面一となるように打設された、上部コンクリートを備える。
付記2のスラブは、付記1に記載のスラブにおいて、前記対象領域は、低減対象となる床衝撃音の第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域を含む。
付記3のスラブは、付記2に記載のスラブにおいて、前記対象領域は、前記第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域と、低減対象となる床衝撃音の第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域との両方を含む。
付記4のスラブは、付記1から3のいずれか一項に記載のスラブにおいて、前記対象領域は、低減対象となる床衝撃音の第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域と、低減対象となる床衝撃音の第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域との相互間の領域を含む。
(付記の効果)
付記1に記載のスラブによれば、対象板状体と非対象板状体とは、相互に並設され、かつ、対象板状体の下面は非対象板状体の下面よりも下方に位置し、これら対象板状体及び非対象板状体の上に、スラブ上部の上面が面一となるように上部コンクリートを設けるので、スラブ厚を増大させて遮音性能を向上させる事が可能であると共に、板状体を並設した極めて簡素な構成によりスラブ厚を増大させる事ができ、施工に要する手間や費用を削減する事が可能となる。また、スラブ厚を不均一とすることにより、スラブに要する部材の総量を削減しても、従来と同様の床衝撃音の低減効果を奏する事ができ、施工に要する費用を削減する事が可能となる。
付記2に記載のスラブによれば、対象領域が、振動モードの腹に対応する領域を含むように、振動モードの腹に対応する領域のスラブ厚を大きくしたので、低減対象となる床衝撃音を効果的に低減する事が可能となる。
付記3に記載のスラブによれば、対象領域が、第1の固有振動数における振動モードの腹、及び第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域を含むように、複数の振動数における振動モードの腹に対応する領域のスラブ厚を大きくしたので、低減対象となる複数の振動数の床衝撃音を効果的に低減する事が可能となる。
付記4に記載のスラブによれば、対象領域が、第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域と、第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域との相互間の領域を含むように、複数の振動数における振動モードの腹に対応する領域の相互間の領域のスラブ厚を大きくしたので、低減対象となる複数の振動数の床衝撃音を効果的に低減する事が可能となる。
1、2、3、4、5 建築物
10 柱
20 梁
21 顎部
22 下段顎部
23 上段顎部
30 スラブ
31 スラブ下部
31a 対象板状体
31b 非対象板状体
32 スラブ上部
32a スラブ筋
32b 上部コンクリート
40 梁
41 顎部
42 下段顎部
43 上段顎部
50 梁
51 顎部
52 下段顎部
53 上段顎部
60 梁
61 顎部
62 下段顎部
63 上段顎部
70 スラブ
71 スラブ上部
71a 上部コンクリート
80 漏出防止型枠
E1 対象領域
E2 非対象領域

Claims (4)

  1. スラブ下部の上にスラブ上部を配置して構成されたスラブであって、
    前記スラブ下部は、当該スラブを介して生じる床衝撃音を低減する対象となる対象領域に配置される対象板状体と、前記対象領域以外の領域である非対象領域に配置される非対象板状体とを備え、
    前記対象板状体と前記非対象板状体とは、相互に並設され、かつ、前記対象板状体の下面は前記非対象板状体の下面よりも下方に位置し、
    前記スラブ上部は、前記スラブ上部の下面が前記対象板状体の上面及び前記非対象板状体の上面に接するように打設され、かつ、前記スラブ上部の上面が面一となるように打設された、上部コンクリートを備える、
    スラブ。
  2. 前記対象領域は、低減対象となる床衝撃音の第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域を含む、
    請求項1に記載のスラブ。
  3. 前記対象領域は、前記第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域と、低減対象となる床衝撃音の第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域との両方を含む、
    請求項2に記載のスラブ。
  4. 前記対象領域は、低減対象となる床衝撃音の第1の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域と、低減対象となる床衝撃音の第2の固有振動数における振動モードの腹に対応する領域との相互間の領域を含む、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のスラブ。
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