JP2016150501A - 印刷制御装置、印刷制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】印刷制御装置10の描画制御手段は、印字素子の動作状態を確認するための試験画像を記録媒体に描画させるように制御し、印字素子を連続して同数配列される複数の部分配列に分け、部分配列を、所属する印字素子の数が互いに1以外の公約数を有さず、印字ヘッドに複数配列された印字素子数が所属する印字素子の数の最小公倍数以下となる数の組み合わせとなるように複数種類設定し、各種類の部分配列毎に、部分配列内で互いに対応する位置にある各印字素子に記録媒体に線を順次描かせて試験画像を描画させるように制御し、組み合わせの設定には、印字素子の総数以上となる必要最低限の印字素子数を満たす部分配列よりも多い数の部分配列を用いる。
【選択図】図1
Description
請求項1の発明は、印字ヘッドに複数配列された印字素子の各々により、前記印字素子の動作状態を確認するための試験画像を記録媒体に描画させるように制御する描画制御手段を備え、前記描画制御手段は、複数配列された印字素子の少なくとも一部の印字素子を連続して同数配列される複数の部分配列に分け、前記部分配列を、所属する印字素子の数が互いに1以外の公約数を有さないとともに、前記印字ヘッドに複数配列された印字素子数が前記所属する印字素子の数の最小公倍数以下となる数の組み合わせとなるように複数種類設定し、前記各種類の部分配列毎に、前記部分配列内で互いに対応する位置にある各印字素子に前記記録媒体の所定方向に線を順次描かせて前記試験画像を描画させるように制御し、前記組み合わせの設定は、前記印字素子の総数以上となる必要最低限の印字素子数を満たす部分配列よりも多い数の部分配列を用いて組み合わせを設定することを特徴とする印刷制御装置である。
<<第1の実施の形態>>
図1は、第1の実施の形態である印刷システムの構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
(1)X≡0(mod5)。これは、番号Xを5で割ると余りが0であることを意味している。
(2)X−3≡0(mod7)。これは、番号Xから3を引いた数を7で割ると余りが0であることを意味している。
(3)5k−3≡0(mod7)。したがって、5k≡3(mod7)。さらに変形して7k−2k≡3(mod7)。
(4)−2k≡3(mod7)。したがって、2k≡−3(mod7)。したがって、2k≡4(mod7)となり、k≡2(mod7)となる。
(5)X=5k=5(7l+2)=35l+10。ただし、0≦X≦34なのでX=10となり、不良1の印字素子の番号は10であることがわかる。
なお、動作不良の印字素子を特定は、逐次代入法により演算して求める方法もある。例えば、不良1の例では、X=5aとして、0≦X≦34の範囲で満たす候補をテーブル化(0,5,10,15,20,25,30)し、この中からX=7b+3を満たすものを、3を引いて7で割り切れるか否かの判定を行って求め、その値(この場合10)を動作不良の印字素子の番号として特定する。
(1)X−1≡0(mod7)
(2)X−3≡0(mod9)
(3)X−6≡0(mod11)
(4)X−9≡0(mod13)となる。
(5)X−6−3≡0(mod13)。したがって、11(9l+3)−3≡0(mod13)となり、99l+30≡0(mod13)となる。これを変形して、91l+8l+26+4≡0(mod13)となる。ここで、91lと26は13の倍数なので、8l≡−4(mod13)となり、さらに4と13は互いに素なので、2l≡−1(mod13)となる。余り−1となるのは、余りが12となることに等しいので、2l≡12(mod13)となる。2と13は互いに素なので、l≡6(mod13)と変形でき、lは13で割って6余る数、すなわちl=13m+6となる。
(6)X−6+5≡0(mod7)。したがって、11(9(13m+6)+3)+5≡0(mod7)となり、1287m+632≡0(mod7)となる。したがって、
(7)1281m+6m+630+2≡0(mod7)となる。ここで、1281mと630は7の倍数なので、6m≡−2(mod7)となる。さらに、2と7は互いに素なので3m≡−1(mod7)となる。余りが−1となるのは、余りが6となることに等しいので、3m≡6(mod7)となる。さらに、3と7は互いに素なのでm≡2(mod7)と変形でき、mは7で割って2余る数、すなわち、m=7n+2となる。したがって、
(8)X=11k+6=11(9l+3)+6=11(9(13m+6)+3)+6=11(9(13(7n+2)+6)+3)+6となり、
(9)X=9009n+3207が求まる。
第2の実施の形態において特徴的な点は、利用者が操作モジュール16から入力した不良情報、すなわち動作不良の印字素子を特定するための消失位置の情報の真偽を操作受付モジュール102が確認し、偽と判定した場合に、不良情報の再入力を要求する点にある。
第3の実施の形態を説明する前に、前述の第2の実施の形態で、誤った入力があった場合でも、真偽の判定で真と判定してしまうことがあり得ることについて、図11、図12の例を用いて説明する。
図11は、第2の実施の形態による処理例を示す説明図である。この試験画像は、5段画像、6段画像、7段画像の組み合わせであり、真偽用として10段画像がある。ここで、図11の例に示すように、動作不良印刷素子1100があった場合、5段画像では消失位置(5)1102が「5」であり、6段画像では消失位置(6)1104が「6」であり、7段画像では消失位置(5)1106が「5」であり、10段画像では消失位置(10)1108は「10」である。
ここで、図12の上段の例に示すように、利用者のミスなく入力(本来の正しい入力)が行われた場合、つまり、5段画像では「5」、6段画像では「6」、7段画像では「5」が入力され、前述したように、補正モジュール104が、動作不良が生じている印字素子の番号を「180」と特定する。一方、真偽用の10段画像では「10」が入力されているので、両者(「180」と「10」)における1の位は「0」であり、一致する。したがって、判定としては「真」となる。
一方、図12の下段の例に示すように、利用者によってミス入力が行われた場合、つまり、5段画像では「5」、6段画像では「6」、7段画像では「6」であり、7段画像で入力ミス(本来「5」とするところを「6」と入力してしまったミス)が発生しており、不良ノズルは、90番目となる。そして、真偽用の10段画像の入力は「10」であるので、1の位の数値「0」が一致するので、真と判定されてしまう。この入力ミスは、肉眼で各段画像における消失位置を判断するため、起こりえることである。そこで、第3の実施の形態では、利用者の入力ミスがないことを確認するものである。
描画制御モジュール100における組み合わせの設定は、印字素子の総数以上となる必要最低限の印字素子数を満たす部分配列よりも多い数の部分配列を用いて組み合わせを設定する。
補正モジュール104は、複数の部分配列から印字素子の総数に対して必要最低限の印字素子数を満たす組み合わせを作り、その各組み合わせから動作不良の印字素子を特定する。
図13の例に示す試験画像は、印字素子の総ノズル数が60の場合の例を示している。ここで、7段画像と9段画像の組み合わせで、63(=7×9)個のノズルまでの検査が可能である。つまり、必要最低限(総ノズル数)の素数の組み合わせとなっている。この組み合わせに加えて、10段画像を追加する。もちろんのことながら、これらも互いに素の関係(「7」と「10」、「9」と「10」)を有している。
この場合、3つの段画像の組み合わせでは、
7×9×10=630ノズル
までの検査が可能である。
7段画像と9段画像の2つの段画像の組み合わせでは、
7×9=63ノズル
までの検査が可能である。
7段画像と10段画像の2つの段画像の組み合わせでは、
7×10=70ノズル
までの検査が可能である。
9段画像と10段画像の2つの段画像の組み合わせでは、
9×10=90ノズル
までの検査が可能である。
つまり、対象としている印字素子数を検査可能な必要最低限の段画像の組み合わせを作成し、その段画像(例えば、7段画像、9段画像)よりも多くの段数を有しており、互いに素の関係(例えば、「7」と「10」、「9」と「10」)となる段数の画像(例えば、10段画像)を生成する。
そして、動作不良の印字素子を特定するための組み合わせとして、2種以上を生成する。この場合は、7段画像と9段画像の組み合わせ、7段画像と10段画像の組み合わせ、9段画像と10段画像の組み合わせ、7段画像と9段画像と10段画像の組み合わせ、を生成する。
7段画像では1段目、
9段画像では5段目、
10段画像では10段目、
である。
これらの段画像の組み合わせで、動作不良の印字素子の番号を特定する。この例の場合、前述の組み合わせにおいて、特定される動作不良の印字素子の番号は、
7段画像と9段画像と10段画像の組み合わせでは「50」、
7段画像と9段画像の組み合わせでは「50」、
7段画像と10段画像の組み合わせでは「50」、
9段画像と10段画像の組み合わせでは「50」、
となり、4つの解が全て一致する。したがって、「50」真で正解と判断できる。
一方、入力ミスがあった場合(7段画像における本来の「1」を「2」と入力してしまった場合)、
7段画像では2段目、
9段画像では5段目、
10段画像では10段目、
である。
前述の組み合わせにおいて、特定される動作不良の印字素子の番号は、
7段画像と9段画像と10段画像の組み合わせでは「590」、
7段画像と9段画像の組み合わせでは「23」、
7段画像と10段画像の組み合わせでは「30」、
9段画像と10段画像の組み合わせでは「50」、
となり、4つの解が全て一致しない。この場合、「偽」と判定する。つまり、入力ミスあり、再入力を促すようにする。なお、一致しないものが1つでもあれば、「偽」と判定する。
操作モジュール16は、不良情報として、動作不良の第1の印字素子を特定する番号(段数)と、動作不良の第2の印字素子として該第1の印字素子からのずれ量を受け付け、補正モジュール104は、第1の印字素子を特定する番号(段数)とずれ量から動作不良の印字素子を特定する。
また、第3の実施の形態と組み合わせて、描画制御モジュール100は、印字素子の総数以上となる必要最低限の印字素子数を満たす部分配列よりも多い数の部分配列を用いて組み合わせを設定するようにしてもよい。そして、その場合は、補正モジュール104は、第1の印字素子を特定する番号(段数)とずれ量を用いて、複数の部分配列から印字素子の総数に対して必要最低限の印字素子数を満たす組み合わせを作り、その各組み合わせから動作不良の印字素子を特定する。
前述の実施の形態では、このような試験画像の場合、密集して複数の動作不良の印字素子が発生した場合にも、全ての消失位置について、該当する番号(段数)を全て入力しなければならない。
この例では、密集して複数の動作不良の印字素子が発生している。例えば、グループA1510の領域では4つ、グループC1530の領域では4つ、グループD1540の領域では4つ発生している。なお、このグループ分けは、利用者が任意に定める。このグループにおいて、利用者は、各グループの最左位置の動作不良の印字素子の段数だけを入力する。そして、ある段画像だけは、各グループ内の最左位置にある動作不良の印字素子を基準として、その基準からの位置情報(ずれ量)を入力する。対象とする段画像として、例えば、一番上(又は一番下)にある段画像としてもよいし、真偽判断用の10段画像としてもよい。つまり、グループ内では、各段画像の最左位置にある動作不良の印字素子の段数、ある段画像におけるその印字素子(最左位置にある動作不良の印字素子)からのずれ量を入力すればよい。一般的に、消失位置が密集している場合は、消失位置の段数よりもずれ量の方が係数しやすい、また、対象とする段画像以外の段画像では、最左位置にある動作不良の印字素子の段数以外は入力する必要がない。
グループA1510における利用者の入力は、グループA1510内の最初の消失位置として、10段画像では1、9段画像では2、11段画像では11、13段画像では11が入力され、10段画像における最初の消失位置Xからのずれ量として3、次に消失位置Xからのずれ量として9、次に消失位置Xからのずれ量として12、次に消失位置Xからのずれ量として15、次に消失位置Xからのずれ量として18が入力される。
10段画像の1、9段画像の2、11段画像の11、13段画像の11から、動作不良の印字素子は11番目となり、その11にずれ量(3、9、12、15、18)をそれぞれ加算すると、(14、20、23、26、29)となり、結局、グループA1510での動作不良の印字素子は、11番目、14番目、20番目、23番目、26番目、29番目となる。
10段画像の8、9段画像の6、11段画像の1、13段画像の13から、動作不良の印字素子は78番目となる。
10段画像の9、9段画像の1、11段画像の10、13段画像の5から、動作不良の印字素子は109番目となり、その109にずれ量(3、6、12)をそれぞれ加算すると、(112、115、121)となり、結局、グループC1530での動作不良の印字素子は、109番目、112番目、115番目、121番目となる。
10段画像の8、9段画像の6、11段画像の3、13段画像の12から、動作不良の印字素子は168番目となり、その168にずれ量(1、5、13)をそれぞれ加算すると、(169、173、181)となり、結局、グループD1540での動作不良の印字素子は、168番目、169番目、173番目、181番目となる。
前述したように、このグループA1510、グループC1530、グループD1540では、10段画像における2番目以降の消失位置(最初の消失位置X以外の消失位置)については、最初の消失位置Xからのずれ量を入力し、9段画像、11段画像、13段画像における2番以降の消失位置は入力不要である。これは、各段画像における最初の消失位置で、動作不良の印字素子を特定し、ずれ量を加算することによってそれに続く動作不良の印字素子を特定しているからである。
操作モジュール16は、不良情報受付画面1700内に、10段画像消失位置入力欄1710、9段画像消失位置入力欄1730、11段画像消失位置入力欄1740、13段画像消失位置入力欄1750、ずれ量入力欄1712、ずれ量入力欄1714、ずれ量入力欄1716、ずれ量入力欄1718、ずれ量入力欄1720、次グループボタン1790、終了ボタン1792を表示している。あるグループNにおいて、10段画像、9段画像、11段画像、13段画像のそれぞれにおける最左位置の動作不良の印字素子の段数を入力させるための10段画像消失位置入力欄1710、9段画像消失位置入力欄1730、11段画像消失位置入力欄1740、13段画像消失位置入力欄1750があり、そして、10段画像にだけ10段画像消失位置入力欄1710に入力された位置からの、2番目以降の消失位置のずれ量を入力させるためのずれ量入力欄1712、1714、1716、1718、1720がある。なお、これ以上の消失位置のずれ量を入力できるように欄を多くしてもよいし、欄を付加できるようなユーザーインタフェースを加えてもよい。グループ内の入力が終了したら、次グループボタン1790が利用者によって選択され、最後のグループ内の入力が終了したら、終了ボタン1792が利用者によって選択され、動作不良の印字素子を特定する処理を行い、その番号を表示等する。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
[A] 印字ヘッドに複数配列された印字素子の各々により、前記印字素子の動作状態を確認するための試験画像を記録媒体に描画させるように制御する描画制御手段を備え、
前記描画制御手段は、複数配列された印字素子の少なくとも一部の印字素子を連続して同数配列される複数の部分配列に分け、前記部分配列を、所属する印字素子の数が互いに1以外の公約数を有さないとともに、前記印字ヘッドに複数配列された印字素子数が前記所属する印字素子の数の最小公倍数以下となる数の組み合わせとなるように複数種類設定し、前記各種類の部分配列毎に、前記部分配列内で互いに対応する位置にある各印字素子に前記記録媒体の所定方向に線を順次描かせて前記試験画像を描画させるように制御することを特徴とする印刷制御装置。
前記印字素子の各々により、前記印字素子の動作状態を確認するための試験画像を前記記録媒体に描画させるように制御する描画制御手段と、を備え、
前記描画制御手段は、複数配列された印字素子の少なくとも一部の印字素子を連続して同数配列される複数の部分配列に分け、前記部分配列を、所属する印字素子の数が互いに1以外の公約数を有さないとともに、前記印字ヘッドに複数配列された印字素子数が前記所属する印字素子の数の最小公倍数以下となる数の組み合わせとなるように複数種類設定し、前記各種類の部分配列毎に、前記部分配列内で互いに対応する位置にある各印字素子に前記記録媒体の所定方向に線を順次描かせて前記試験画像を描画させるように制御することを特徴とする印刷システム。
前記部分配列を、所属する印字素子の数が互いに1以外の公約数を有さないとともに、前記印字ヘッドに複数配列された印字素子数が前記所属する印字素子の数の最小公倍数以下となる数の組み合わせとなるように複数種類設定し、
前記各種類の部分配列毎に、前記部分配列内で互いに対応する位置にある各印字素子に前記記録媒体の所定方向に線を順次描かせて、前記印字素子の動作状態を確認するための試験画像を記録媒体に描画させるように制御する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする印刷制御プログラム。
12…印刷装置
14…アプリケーションモジュール
16…操作モジュール
18…通信回線
20…表示モジュール
100…描画制御モジュール
102…操作受付モジュール
104…補正モジュール
106…出力モジュール
108…表示制御モジュール
110…記憶モジュール
120…ヘッド駆動モジュール
122…印字ヘッド
124…媒体搬送モジュール
Claims (8)
- 印字ヘッドに複数配列された印字素子の各々により、前記印字素子の動作状態を確認するための試験画像を記録媒体に描画させるように制御する描画制御手段を備え、
前記描画制御手段は、複数配列された印字素子の少なくとも一部の印字素子を連続して同数配列される複数の部分配列に分け、前記部分配列を、所属する印字素子の数が互いに1以外の公約数を有さないとともに、前記印字ヘッドに複数配列された印字素子数が前記所属する印字素子の数の最小公倍数以下となる数の組み合わせとなるように複数種類設定し、前記各種類の部分配列毎に、前記部分配列内で互いに対応する位置にある各印字素子に前記記録媒体の所定方向に線を順次描かせて前記試験画像を描画させるように制御し、
前記組み合わせの設定は、前記印字素子の総数以上となる必要最低限の印字素子数を満たす部分配列よりも多い数の部分配列を用いて組み合わせを設定する
ことを特徴とする印刷制御装置。 - 前記試験画像に基づいて確認された動作不良の印字素子に関する不良情報を受け付ける不良情報受付手段と、
前記不良情報に基づいて動作不良の印字素子を特定する特定手段
を備え、
前記特定手段は、複数の前記部分配列から印字素子の総数に対して必要最低限の印字素子数を満たす組み合わせを作り、該各組み合わせから動作不良の印字素子を特定する
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。 - 印字ヘッドに複数配列された印字素子の各々により、前記印字素子の動作状態を確認するための試験画像を記録媒体に描画させるように制御する描画制御手段と、
前記試験画像に基づいて確認された動作不良の印字素子に関する不良情報を受け付ける不良情報受付手段と、
前記不良情報に基づいて動作不良の印字素子を特定する特定手段
を備え、
前記描画制御手段は、複数配列された印字素子の少なくとも一部の印字素子を連続して同数配列される複数の部分配列に分け、前記部分配列を、所属する印字素子の数が互いに1以外の公約数を有さないとともに、前記印字ヘッドに複数配列された印字素子数が前記所属する印字素子の数の最小公倍数以下となる数の組み合わせとなるように複数種類設定し、前記各種類の部分配列毎に、前記部分配列内で互いに対応する位置にある各印字素子に前記記録媒体の所定方向に線を順次描かせて前記試験画像を描画させるように制御し、
前記不良情報受付手段は、不良情報として、動作不良の第1の印字素子を特定する番号と、動作不良の第2の印字素子として該第1の印字素子からのずれ量を受け付け、
前記特定手段は、第1の印字素子を特定する番号と前記ずれ量から動作不良の印字素子を特定する
ことを特徴とする印刷制御装置。 - 前記組み合わせの設定は、前記印字素子の総数以上となる必要最低限の印字素子数を満たす部分配列よりも多い数の部分配列を用いて組み合わせを設定する
ことを特徴とする請求項3に記載の印刷制御装置。 - 前記特定手段は、第1の印字素子を特定する番号と前記ずれ量を用いて、複数の前記部分配列から印字素子の総数に対して必要最低限の印字素子数を満たす組み合わせを作り、該各組み合わせから動作不良の印字素子を特定する
ことを特徴とする請求項4に記載の印刷制御装置。 - コンピュータを、
印字ヘッドに複数配列された印字素子の各々により、前記印字素子の動作状態を確認するための試験画像を記録媒体に描画させるように制御する描画制御手段として機能させ、
前記描画制御手段は、複数配列された印字素子の少なくとも一部の印字素子を連続して同数配列される複数の部分配列に分け、前記部分配列を、所属する印字素子の数が互いに1以外の公約数を有さないとともに、前記印字ヘッドに複数配列された印字素子数が前記所属する印字素子の数の最小公倍数以下となる数の組み合わせとなるように複数種類設定し、前記各種類の部分配列毎に、前記部分配列内で互いに対応する位置にある各印字素子に前記記録媒体の所定方向に線を順次描かせて前記試験画像を描画させるように制御し、
前記組み合わせの設定は、前記印字素子の総数以上となる必要最低限の印字素子数を満たす部分配列よりも多い数の部分配列を用いて組み合わせを設定する
ことを特徴とする印刷制御プログラム。 - コンピュータを、
印字ヘッドに複数配列された印字素子の各々により、前記印字素子の動作状態を確認するための試験画像を記録媒体に描画させるように制御する描画制御手段と、
前記試験画像に基づいて確認された動作不良の印字素子に関する不良情報を受け付ける不良情報受付手段と、
前記不良情報に基づいて動作不良の印字素子を特定する特定手段
として機能させ、
前記描画制御手段は、複数配列された印字素子の少なくとも一部の印字素子を連続して同数配列される複数の部分配列に分け、前記部分配列を、所属する印字素子の数が互いに1以外の公約数を有さないとともに、前記印字ヘッドに複数配列された印字素子数が前記所属する印字素子の数の最小公倍数以下となる数の組み合わせとなるように複数種類設定し、前記各種類の部分配列毎に、前記部分配列内で互いに対応する位置にある各印字素子に前記記録媒体の所定方向に線を順次描かせて前記試験画像を描画させるように制御し、
前記不良情報受付手段は、不良情報として、動作不良の第1の印字素子を特定する番号と、動作不良の第2の印字素子として該第1の印字素子からのずれ量を受け付け、
前記特定手段は、第1の印字素子を特定する番号と前記ずれ量から動作不良の印字素子を特定する
ことを特徴とする印刷制御プログラム。 - 請求項1に記載の印刷制御装置によって試験画像が印刷された
ことを特徴とする記録媒体。
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