JP2016150026A - 吸収性物品および吸収性物品の製造方法 - Google Patents

吸収性物品および吸収性物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】吸収性物品の製造を容易とする。【解決手段】吸収性物品の製造では、シート積層体50に前シート部51、後シート部52および股下連結部53が形成され、切り欠き部59の縁部に第1接合縁部581、第2接合縁部582および第3接合縁部583が形成される。続いて、股下部材2が、幅方向の中央部と切り欠き部59の幅方向の中央部とを一致させて配置される。そして、股下連結部53が折り返されて前シート部51の第1接合縁部581が股下部材2の一方の外面の中央部に接合された後、前シート部51が展開され、股下連結部53が折り返されて後シート部52の第2接合縁部582が股下部材2の他方の外面の中央部に接合された後、後シート部52が展開される。その後、前シート部51の両側縁部と後シート部52の両側縁部とが接合されることにより、吸収性物品が形成される。これにより、吸収性物品の製造を容易とすることができる。【選択図】図9A

Description

本発明は、吸収性物品および吸収性物品の製造方法に関する。
従来より、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品として、パンツタイプの使い捨ておむつが利用されている。また、パンツタイプの使い捨ておむつの1つとして、特許文献1に開示されているトランクスタイプの使い捨ておむつ、すなわち、一対の垂下型脚部を有する使い捨ておむつが知られている。
特許文献1にて開示されている使い捨ておむつの製造方法では、第1ウエブと第2ウエブとが積層された積層ウエブの幅方向中央部が切除されて股部開口が形成され、股部開口の縁部において第1ウエブと第2ウエブとが接合される。続いて、積層ウエブ上の股部開口近傍に吸収性組立体が配置される。そして、第1ウエブの幅方向の一方側の縁部が他方側の縁部に重なるように折り返され、第2ウエブの幅方向の他方側の縁部が一方側の縁部に重なるように折り返される。その後、第1ウエブの両側縁部と第2ウエブの両側縁部とが接合されることにより、トランクスタイプの使い捨ておむつが形成される。
特表2007−535622号公報
ところで、特許文献1の製造方法では、吸収性組立体が積層ウエブの幅方向の中央からずれて積層ウエブ上に配置される。換言すれば、積層ウエブ上に配置された吸収性組立体の幅方向の中央部と、積層ウエブの幅方向の中央部とが一致していない。このため、吸収性物品の製造が複雑化するおそれがある。また、1つの製造装置で異なるサイズの吸収性物品を製造する場合、サイズの切り替えの際に、吸収性組立体の幅方向における配置位置の調整等の作業が必要となり、製造装置の設備変更が複雑化するおそれもある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、吸収性物品の製造を容易とすることを主な目的としている。
請求項1に記載の発明は、吸収性物品の製造方法であって、a)第1シート部材上に第2シート部材が積層されたシート積層体を準備する工程と、b)前記シート積層体の幅方向の中央部に、長手方向の一方側の端縁である上端縁から他方側である下方に向かって凹状である切り欠き部を形成することにより、前記シート積層体に、前記切り欠き部と下端縁との間に位置する股下連結部、前記股下連結部の前記幅方向の一方側に連続する前シート部、および、前記股下連結部の前記幅方向の他方側に連続する後シート部を形成する工程と、c)前記切り欠き部の縁部において前記第1シート部材と前記第2シート部材とを接合することにより、前記幅方向の前記一方側にて前記長手方向に延びる第1接合縁部、前記幅方向の前記他方側にて前記長手方向に延びる第2接合縁部、および、前記第1接合縁部の下端部と前記第2接合縁部の下端部とを接続する第3接合縁部を形成する工程と、d)内面同士を対向させて折り畳まれた股下部材を、前記シート積層体に平行かつ折り畳み部を下方に向けて、前記股下部材の前記幅方向の中央部と前記切り欠き部の前記幅方向の中央部とを一致させて配置する工程と、e)前記長手方向に平行な第1折り返し線にて前記股下連結部を前記股下部材の一方の外面上に折り返し、前記第1接合縁部を前記一方の外面の前記幅方向の中央部に接合する工程と、f)前記前シート部の前記第1シート部材と前記第2シート部材とを離間させて前記前シート部を前記幅方向に展開し、前記股下部材の前記一方の外面を覆う工程と、g)前記長手方向に平行な第2折り返し線にて前記股下連結部を前記股下部材の他方の外面上に折り返し、前記第2接合縁部を前記他方の外面の前記幅方向の中央部に接合する工程と、h)前記後シート部の前記第2シート部材と前記第1シート部材とを離間させて前記後シート部を前記幅方向に展開し、前記股下部材の前記他方の外面を覆う工程と、i)前記前シート部の前記幅方向の両側の側縁部と前記後シート部の前記幅方向の両側の側縁部とを互いに固定することにより、上端に胴部開口が形成され、下端において前記股下部材の前記幅方向両側に一対の脚部開口が形成される工程とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の吸収性物品の製造方法であって、前記股下部材の前記折り畳み部の幅が前記切り欠き部の幅の半分以下であり、前記d)工程において、前記股下部材の前記折り畳み部が、前記股下連結部上に重ねられる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の吸収性物品の製造方法であって、前記股下部材の前記折り畳み部が、前記股下連結部に仮接合される。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の吸収性物品の製造方法であって、前記股下部材の幅が前記切り欠き部の幅以下であり、前記d)工程において配置された前記股下部材の前記折り畳み部が、前記第3接合縁部から前記長手方向に離間する。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の吸収性物品の製造方法であって、前記d)工程よりも前に、前記長手方向に延びる股下部材保持シートに前記股下部材を接合する工程をさらに備え、前記d)工程において、前記股下部材を配置する際に、前記股下部材から下方に突出する前記股下部材保持シートの端部が、前記股下連結部上に重ねられて仮接合される。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の吸収性物品の製造方法であって、前記股下部材が、長手方向に展開された状態で、前記長手方向に並ぶとともにそれぞれが幅方向に延びる3つの折り畳み線を備え、前記d)工程において配置される前記股下部材が、前記3つの折り畳み線のうち中央の折り畳み線で外面同士を対向させつつ折り畳まれ、他の2つの折り畳み線で前記内面同士を対向させつつ折り畳まれている。
請求項7に記載の発明は、吸収性物品であって、上端に胴部開口を有し、下端に一対の脚部開口を有する外装シートと、長手方向の中央部にて内面同士を対向させて折り畳まれ、前記外装シートの内面に取り付けられる股下部材とを備え、前記外装シートが、着用者の腹側を覆う前方部と、着用者の背側を覆う後方部と、前記前方部の下端部の幅方向の中央部と前記後方部の下端部の前記幅方向の中央部とを接続する股下連結部とを備え、前記前方部と前記後方部とが重ねられた状態で、前記股下連結部が、前記前方部から前記幅方向の一方側へと広がり、前記幅方向の他方側に折り返されて前記前方部の前記幅方向の前記中央部よりも前記幅方向の前記他方側まで広がり、さらに、前記幅方向の前記一方側へと折り返されて前記後方部に至る。
本発明では、吸収性物品の製造を容易とすることができる。
一の実施の形態に係る吸収性物品の斜視図である。 吸収性物品の斜視図である。 吸収性物品の正面図である。 吸収性物品の断面図である。 吸収性物品の断面図である。 吸収性物品の製造の流れを示す図である。 製造途上の吸収性物品の斜視図である。 製造途上の吸収性物品の斜視図である。 製造途上の吸収性物品の斜視図である。 製造途上の吸収性物品の断面図である。 製造途上の吸収性物品の断面図である。 製造途上の吸収性物品の斜視図である。 製造途上の吸収性物品の断面図である。 製造途上の吸収性物品の断面図である。 製造途上の吸収性物品の斜視図である。 製造途上の吸収性物品の断面図である。 製造途上の吸収性物品の断面図である。 製造途上の吸収性物品の斜視図である。 製造途上の吸収性物品の断面図である。 製造途上の吸収性物品の断面図である。 製造途上の吸収性物品の斜視図である。 製造途上の吸収性物品の断面図である。 製造途上の吸収性物品の断面図である。 吸収性物品の製造装置の構成を示す図である。 吸収性物品の製造の流れを示す図である。 股下部材組立体の斜視図である。 製造途上の吸収性物品の他の例を示す斜視図である。 吸収性物品の製造の流れの一部を示す図である。 股下部材の他の例を示す斜視図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る製造方法により製造される吸収性物品1の斜視図である。吸収性物品1は、着用者からの排泄物を受けるトランクスタイプの使い捨ておむつである。吸収性物品1は、図1中の上側の端部である上端に胴部開口11を有する。吸収性物品1は、また、図1中の下側の端部である下端に一対の脚部開口12を有する。図1中の上側および下側は、吸収性物品1の着用時の上側および下側にそれぞれ対応する。
吸収性物品1は、外装シート4と、股下部材2とを備える。外装シート4は、着用者の下腹部、臀部および脚の付け根近傍の部位等を覆う。外装シート4のうち、着用者の下腹部および臀部等を覆う部位を胴筒部15という。外装シート4のうち、着用者の両脚の付け根近傍を覆う部位を脚筒部16という。一対の脚筒部16は胴筒部15の下端から下方に広がる。胴筒部15の上端には、上述の胴部開口11が設けられる。一対の脚筒部16の下端には、上述の一対の脚部開口12が設けられる。すなわち、外装シート4は、上端に胴部開口11を有し、下端に一対の脚部開口12を有する。
外装シート4は、前方部41と、後方部42と、股下連結部43とを備える。前方部41は、着用者の腹側を覆うシート状の部位である。後方部42は、着用者の背側を覆うシート状の部位である。股下連結部43は、前方部41の下端部の幅方向の中央部と後方部42の下端部の幅方向の中央部とを接続する。当該幅方向は、上下方向および前後方向に垂直な方向であり、吸収性物品1の着用時における左右方向である(以下の説明においても同様)。股下連結部43は、一対の脚筒部16のうち左右方向の内側の部位(すなわち、着用者の内腿部に接する部位)である。
前方部41の幅方向の両側の側縁部は、後方部42の幅方向の両側の側縁部に、ヒートシール等により接合される。前方部41の側縁部と後方部42の側縁部とは、上下方向のおよそ全長に亘って互いに固定される。前方部41の上端部、および、後方部42の上端部には、幅方向に延びる胴部弾性部材45が接合される。胴部弾性部材45は、例えば、幅方向に長い略帯状の部材である。
股下部材2は、外装シート4の内側にて着用者からの排泄物を吸収する略シート状の吸収体である。股下部材2は、長手方向(すなわち、図1中の上下方向)の中央部にて内面同士を対向させて折り畳まれた状態で、外装シート4の内面に取り付けられる。股下部材2の内面、および、外装シート4の内面はそれぞれ、吸収性物品1を着用者に装着した際に、着用者側となる面である。
図2は、外装シート4の前方部41と後方部42とを重ねた状態を示す吸収性物品1の斜視図である。すなわち、図2は、使用前の吸収性物品1を示す斜視図である。実際には、使用前の吸収性物品1では、前方部41の内面と後方部42の内面とが接するように重ねられるが、図2では、図の理解を容易にするために、前方部41と後方部42とを少し離間させて描いている。吸収性物品1が使用される際には、図2に示す状態から前方部41と後方部42とを前後方向に大きく離間させ、図1に示すように、胴部開口11を大きく開いた状態で、着用者の脚が胴部開口11から挿入される。図1に示す状態では(すなわち、吸収性物品1の使用時には)、股下連結部43が股下部材2の下端である折り畳み線27の下方に位置する。以下の説明では、股下部材2の下端部、すなわち、折り畳み線27近傍の部位を、「折り畳み部28」と呼ぶ。股下連結部43の上端部は、股下部材2の下端部である折り畳み部28から下方に離間していてもよく、股下部材2の折り畳み部28に接していてもよい。
図3は、吸収性物品1の正面図(すなわち、着用者の腹側に位置する部位の図)である。図4は、吸収性物品1の胴筒部15を図3中のA−Aの位置にて切断した断面図である。図5は、吸収性物品1の一対の脚筒部16を図3中のB−Bの位置にて切断した断面図である。図5では、図3中の股下部材2の折り畳み線27近傍の断面を示す。図4および図5では、図中の右側が吸収性物品1の着用時における着用者の左側に対応し、図中の左側が吸収性物品1の着用時における着用者の右側に対応する。
図4に示すように、股下部材2は、トップシート21と、吸収コア22と、バックシート23とを備える。吸収コア22は、トップシート21と、トップシート21に積層されたバックシート23との間に配置される。トップシート21とバックシート23とは、周縁部が接着剤やヒートシール等により接合される。股下部材2のトップシート21上には、トップシート21から離れる方向に起立する一対の側壁部(いわゆる、立体ギャザー)が、幅方向の両側部に設けられてもよい。
図3ないし図5に示すように、股下部材2は略矩形状であり、上述のようにトップシート21を内側にして長手方向の中央部の折り畳み線27にて2つ折りにされる。股下部材2のバックシート23が、外装シート4の前方部41および後方部42に接合されることにより、股下部材2が外装シート4に固定される。吸収性物品1が着用される際には、股下部材2は着用者の股間部に接する。股下部材2の形状は、必ずしも略矩形には限定されず、例えば、長手方向の中央部の幅が長手方向の両端部の幅よりも小さい形状(いわゆる、砂時計型)であってもよい。
図5に示すように、股下連結部43は、前方部41の右側の部位から後方部42の右側の部位へと至る1つのシート状の部位と、前方部41の左側の部位から後方部42の左側の部位へと至るもう1つのシート状の部位とが積層された積層シート部である。
図2および図5に示すように、前方部41と後方部42とが重ねられた状態では、股下連結部43は、前方部41の幅方向の中央部から幅方向の一方側(図中の右側)へと広がり、第1折り返し線431に至る。第1折り返し線431は、股下部材2の図中の右側縁よりも右側(幅方向の外側)に位置する。股下連結部43は、第1折り返し線431にて幅方向の他方側(図中の左側)へと折り返され、前方部41および後方部42の幅方向の中央部よりも幅方向の他方側まで広がり、第2折り返し線432に至る。第2折り返し線432は、股下部材2の図中の左側縁よりも左側(幅方向の外側)に位置する。股下連結部43は、さらに、第2折り返し線432にて幅方向の一方側(図中の右側)に折り返され、後方部42の幅方向の中央部に至る。
トップシート21は、透液性のシート部材であり、着用者からの排泄物の水分を速やかに捕捉して吸収コア22へと移動させる。トップシート21は、例えば、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)にて形成された透液性の不織布であり、当該不織布として、例えば、ポイントボンド不織布やエアスルー不織布、スパンボンド不織布が利用される。なお、トップシート21として、セルロースやレーヨン、コットン等の親水性繊維により形成された不織布(例えば、スパンレース不織布)が利用されてもよい。
吸収コア22は、トップシート21を透過した水分を吸収して迅速に固定する。吸収コア22は、例えば、粒状の高吸収性ポリマー(SAP(Super Absorbent Polymer))や高吸収性ファイバー等の高吸収性材料を、2枚の透液性のシート部材の間に挟んで固定することにより形成される。吸収コア22は、例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維に粒状の高吸収性材料を混合したものをティッシュペーパーや透液性不織布等により包み込んで形成されてもよい。
バックシート23は、撥水性または不透液性のシート部材であり、トップシート21および吸収コア22を透過した排泄物の水分等が股下部材2の外側にしみ出すことを防止する。バックシート23としては、例えば、疎水性繊維にて形成された不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布)、プラスチックフィルム、あるいは、これらの不織布とプラスチックフィルムとが積層された積層シートが利用される。バックシート23にプラスチックフィルムが利用される場合、吸収性物品1のムレを防止して着用者の快適性を向上するという観点からは、透湿性(通気性)を有するプラスチックフィルムが利用されることが好ましい。
外装シート4の前方部41、後方部42および股下連結部43としては、例えば、バックシート23と同様に、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布やプラスチックフィルムが利用される。あるいは、これらの不織布とプラスチックフィルムとが積層された積層シートが、前方部41、後方部42および股下連結部43として利用されてもよい。プラスチックフィルムとしては、透湿性(通気性)を有するものが利用されることが好ましい。また、前方部41、後方部42および股下連結部43として、トップシート21と同様に、親水性繊維により形成された不織布や親水処理した疎水性繊維にて形成された透液性の不織布が利用されてもよい。あるいは、前方部41、後方部42および股下連結部43として、伸縮性不織布が利用されてもよい。胴部弾性部材45としては、例えば、帯状のポリウレタンフィルムや天然ゴム等が利用される。あるいは、ポリウレタン糸や糸状の天然ゴム等が、胴部弾性部材45として利用されてもよい。
次に、吸収性物品1の製造方法について説明する。実際の吸収性物品1の製造では、長尺状のシート部材を利用して、複数の吸収性物品1が連続的に製造される。以下では、まず、1つの吸収性物品1に注目して当該吸収性物品1の製造方法について説明し、その後、複数の吸収性物品1の連続製造について説明する。
図6は、吸収性物品1の製造の流れを示す図である。図7、図8、図9Aないし図9C、図10Aないし図10C、図11Aないし図11C、図12Aないし図12C、および、図13Aないし図13C、は、製造途上の吸収性物品1(以下、「半製品」とも呼ぶ。)を示す図である。図7,図8、図9A、図10A、図11A、図12Aおよび図13Aは、半製品の斜視図である。図7,図8、図9A、図10A、図11A、図12Aおよび図13Aでは、図中の上下方向が吸収性物品1の長手方向に対応する。図9B、図10B、図11B、図12Bおよび図13Bは、半製品の胴筒部15(図1参照)に対応する部位の断面図である。図9C、図10C、図11C、図12Cおよび図13Cは、半製品の一対の脚筒部16(図1参照)に対応する部位の断面図である。図9B、図9C、図10B、図10C、図11B、図11C、図12B、図12C、図13Bおよび図13Cでは、図中の左右方向が吸収性物品1の幅方向に対応する。以下の説明では、図7〜図13Cにおける幅方向の一方側である図中の右側を単に「右側」と呼び、幅方向の他方側である図中の左側を単に「左側」と呼ぶ。また、図7,図8、図9A、図10A、図11A、図12Aおよび図13Aにおける長手方向の一方側である図中の上側を単に「上側」と呼び、長手方向の他方側である図中の下側を単に「下側」と呼ぶ。
吸収性物品1の製造では、まず、図7に示すように、第1シート部材501上に第2シート部材502が積層されたシート積層体50が準備される(ステップS11)。シート積層体50は略矩形である。第1シート部材501と第2シート部材502とは略同形状である。シート積層体50は、吸収性物品1の前方部41、後方部42および股下連結部43になる予定の中間部材である。実際には、第1シート部材501および第2シート部材502はそれぞれ、後述するように、長手方向に延びる長尺状のシート部材の一部である。
続いて、シート積層体50の一部を切除することにより、図8に示すように、シート積層体50の幅方向の中央部に、長手方向の一方側(図8中の上側)の端縁である上端縁から、長手方向の他方側である下方に向かって凹状である切り欠き部59が形成される。これにより、シート積層体50に、前シート部51と、後シート部52と、股下連結部53とが形成される(ステップS12)。股下連結部53は、切り欠き部59とシート積層体50の下端縁(図8中の下側の端縁)との間に位置する。股下連結部53は、幅方向に長い略帯状の部位である。前シート部51は、股下連結部53の幅方向の一方側である図中の右側に連続する。後シート部52は、股下連結部53の幅方向の他方側である図中の左側に連続する。前シート部51および後シート部52は、略矩形状の部位である。前シート部51の幅方向の幅と後シート部52の幅方向の幅とは略等しい。前シート部51、後シート部52および股下連結部53はそれぞれ、図1に示す吸収性物品1の前方部41、後方部42および股下連結部43になる予定の部位である。
切り欠き部59が形成されると、切り欠き部59の縁部において、第1シート部材501と第2シート部材502とが当該縁部の略全長に亘って接合される。これにより、切り欠き部59の右側縁部にて略長手方向に延びる第1接合縁部581と、切り欠き部59の左側縁部にて略長手方向に延びる第2接合縁部582と、第1接合縁部581の下端部と第2接合縁部582の下端部とを接続する第3接合縁部583とが形成される(ステップS13)。第3接合縁部583は、略幅方向に延びる。図8では、第1接合縁部581、第2接合縁部582および第3接合縁部583の輪郭を破線にて示す。第1シート部材501と第2シート部材502との接合は、例えば、ヒートシールや接着剤により行われる。ステップS13における第1接合縁部581、第2接合縁部582および第3接合縁部583の形成は、ステップS12における切り欠き部59の形成と並行して行われてもよい。
さらに、胴部弾性部材45の一部となる予定の帯状の弾性部材55が、前シート部51の上端部および後シート部52の上端部にそれぞれ接合される。前シート部51に接合される弾性部材55は、前シート部51の上端部において第1シート部材501から第1接合縁部581を介して第2シート部材502へと至る。後シート部52に接合される弾性部材55は、後シート部52の上端部において第1シート部材501から第2接合縁部582を介して第2シート部材502へと至る。弾性部材55の前シート部51および後シート部52への接合は、後述するステップS14以降の適切なタイミングで行われてもよい。なお、後述する吸収性物品製造装置8(図14参照)における吸収性物品1の製造の説明では、弾性部材55の接合についての説明は省略する。
次に、図9Aないし図9Cに示すように、内面同士を対向させて折り畳まれた股下部材2が、股下部材2の幅方向の中央部と切り欠き部59の幅方向の中央部とを一致させて配置される(ステップS14)。図9Bおよび図9Cは、図9Aのシート積層体50および股下部材2を、図9A中のC−CおよびD−Dの位置にて切断した断面図である。図9Bでは、断面よりも下方に位置する第3接合縁部583を破線にて示す。図9Cでは、前シート部51および後シート部52と、股下連結部53とを容易に区別できるように、股下連結部53を細線にて示す。図10Aないし図10C、図11Aないし図11C、図12Aないし図12C、および、図13Aないし図13Cにおいても同様である。
股下部材2は、シート積層体50に平行に配置される。換言すれば、股下部材2の両側縁が、切り欠き部59の第1接合縁部581および第2接合縁部582におよそ沿う方向を向くように配置される。また、股下部材2は、折り畳み部28を下方に向けて配置される。股下部材2の折り畳み部28の幅は、切り欠き部59の幅の半分以下である。換言すれば、股下部材2の折り畳み部28における両側縁間の幅方向の距離は、第1接合縁部581と第2接合縁部582との間の幅方向の距離の半分以下である。詳細には、折り畳み部28の幅は、切り欠き部59の下端部の幅の半分以下である。股下部材2の上端は、上下方向において、切り欠き部59の上端、すなわち、第1接合縁部581の上端および第2接合縁部582の上端とおよそ同じ位置に位置する。股下部材2が、上述のように砂時計型である場合、折り畳み部28の幅は切り欠き部59の幅の半分以下であるが、股下部材2の上端部の幅や上端部と折り畳み部28との間の部位の幅は、切り欠き部59の幅の半分よりも大きくてもよい。
図9Aないし図9Cに示す例では、2つ折りにされた股下部材2の上下方向の長さは、切り欠き部59の上下方向の長さ(すなわち、切り欠き部59の上端から第3接合縁部583の中央部までの上下方向の距離)よりも長く、ステップS14において、股下部材2の折り畳み部28が、シート積層体50の股下連結部53上に重なる。股下部材2の折り畳み部28は、シート積層体50の股下連結部53に仮接合される。折り畳み部28と股下連結部53との仮接合は、例えば、ホットメルト接着剤や粘着テープを介して行われる。仮接合部における折り畳み部28と股下連結部53との接合強度は、第1接合縁部581、第2接合縁部582および第3接合縁部583における接合強度よりも小さい。具体的には、折り畳み部28と股下連結部53とは、吸収性物品1の着用者への装着時に、周囲の他の部位を破損することなく容易に剥離可能な程度の接合強度にて接合される。
続いて、図10Aないし図10Cに示すように、股下連結部53が、長手方向に略平行な第1折り返し線531にて、股下部材2の一方の外面241上に折り返される。第1折り返し線531は、吸収性物品1において第1折り返し線431(図2参照)になる予定の折り返し線である。股下部材2の外面241は、図10A中の股下部材2の最も手前側の面である。股下連結部53が折り返されることにより、前シート部51が、第1シート部材501を股下部材2の外面241に対向させて、当該外面241上に配置される。
前シート部51の第1接合縁部581は、股下部材2の外面241の幅方向の中央部に配置され、当該中央部に接合される(ステップS15)。前シート部51では、例えば、第1シート部材501のうち、第1接合縁部581の左側に接する略矩形状の領域も、股下部材2の外面241(すなわち、バックシート23)の上記中央部に接合される。図10Aでは、前シート部51と股下部材2の外面241との接合部に平行斜線を付す(図11A、図12Aおよび図13Aにおいても同様)。前シート部51と股下部材2とは、例えば、ホットメルト接着剤による接着により接合される。ステップS15により、股下部材2の外面241のうち、図10Aないし図10C中のおよそ左半分が前シート部51により覆われる。
次に、図11Aないし図11Cに示すように、前シート部51の第1シート部材501と第2シート部材502とが離間され、前シート部51が幅方向に展開される。詳細には、前シート部51の第2シート部材502が、図10Aないし図10Cに示す状態から、前シート部51の第1シート部材501と離間し、第1接合縁部581を支点として図10Aないし図10C中の右側に回転移動する。これにより、股下部材2の外面241のうち、図11Aないし図11C中のおよそ右半分も前シート部51により覆われる。すなわち、股下部材2の外面241全体が前シート部51により覆われる(ステップS16)。前シート部51では、例えば、第2シート部材502のうち第1接合縁部581の右側に接する略矩形状の領域も、股下部材2の外面241の上記中央部に接合される。これにより、前シート部51の幅方向の中央部が股下部材2の外面241の上記中央部に接合される。
前シート部51が展開されると、図12Aないし図12Cに示すように、股下連結部53が、長手方向に略平行な第2折り返し線532にて、股下部材2の他方の外面242上に折り返される。第2折り返し線532は、吸収性物品1において第2折り返し線432(図2参照)になる予定の折り返し線である。股下部材2の外面242は、図12A中の股下部材2の最も奥側の面である。股下連結部53が折り返されることにより、後シート部52が、第2シート部材502を股下部材2の外面242に対向させて、当該外面242上に配置される。後シート部52の右側縁は、幅方向において前シート部51の右側縁とおよそ同じ位置に配置される。
後シート部52の第2接合縁部582は、股下部材2の外面242の幅方向の中央部に配置され、当該中央部に接合される(ステップS17)。後シート部52では、例えば、第2シート部材502のうち、第2接合縁部582の右側に接する略矩形状の領域も、股下部材2の外面242(すなわち、バックシート23)の上記中央部に接合される。後シート部52と股下部材2とは、例えば、ホットメルト接着剤による接着により接合される。ステップS17により、股下部材2の外面242のうち、図12Aないし図12C中のおよそ右半分が後シート部52により覆われる。
次に、図13Aないし図13Cに示すように、後シート部52の第2シート部材502と第1シート部材501とが離間され、後シート部52が幅方向に展開される。詳細には、後シート部52の第1シート部材501が、図12Aないし図12Cに示す状態から、後シート部52の第2シート部材502と離間し、第2接合縁部582を支点として図12Aないし図12C中の左側に回転移動する。これにより、股下部材2の外面242のうち、図13Aないし図13C中の左半分も後シート部52により覆われる。すなわち、股下部材2の外面242全体が後シート部52により覆われる(ステップS18)。後シート部52の左側縁は、幅方向において前シート部51の左側縁とおよそ同じ位置に配置される。後シート部52では、例えば、第1シート部材501のうち第2接合縁部582の左側に接する略矩形状の領域も、股下部材2の外面242の上記中央部に接合される。これにより、後シート部52の幅方向の中央部が股下部材2の外面242の上記中央部に接合される。
なお、ステップS17,S18は、ステップS15,S16よりも前に行われてもよい。ステップS15,S16とステップS17,S18とは、並行して行われてもよい。例えば、ステップS15〜S18は、ステップS15,S17,S16,S18の順に行われてもよい。
ステップS15〜S18が終了すると、前シート部51の幅方向の両側の側縁部と、後シート部52の幅方向の両側の側縁部とが、例えば、ヒートシールにより互いに固定される(ステップS19)。これにより、図2に示すように、上端に胴部開口11が形成される。また、図中の下端において股下部材2の幅方向両側に一対の脚部開口12が形成され、吸収性物品1の製造が終了する。
図2に示す状態、すなわち、吸収性物品1の使用前の状態では、股下部材2の折り畳み部28は、第1折り返し線431と第2折り返し線432との間にて、股下連結部43に仮接合されている。吸収性物品1が使用される際には、上述のように、図2に示す状態から前方部41と後方部42とが前後方向に大きく離間され、図1に示す状態となる。図1に示す吸収性物品1では、胴部開口11と股下部材2の折り畳み部28との間の上下方向の距離が、図2に示す使用前の状態よりも短くなる。このため、折り畳み部28は上方に引っ張られる。これにより、折り畳み部28と股下連結部43との仮接合が解除され(すなわち、折り畳み部28が股下連結部43から剥離し)、股下部材2は、股下連結部43の上方にて前方部41から後方部42に至る。股下部材2のうち、前方部41と後方部42との間にて前後方向に沿って広がる部位(すなわち、前方部41および後方部42に接合されていない部位であり、以下、「股下底部25」という。)の側面視における長さは、好ましくは、股下連結部43の第3接合縁部583の側面視における長さにおよそ等しい。
吸収性物品1の実際の製造では、上述のように、長尺状のシート部材を利用して、複数の吸収性物品1が連続的に製造される。図14は、複数の吸収性物品1を連続的に製造する吸収性物品製造装置8の構成を示す図である。図15は、吸収性物品製造装置8における吸収性物品1の製造の流れを示す図である。図15中のステップS21〜S30のうちステップS21〜S29は、図6中のステップS11〜S19に対応する。すなわち、吸収性物品製造装置8において1つの吸収性物品1を形成する構成に着目すると、ステップS21〜S29はステップS11〜S19と同様である。
吸収性物品製造装置8では、まず、複数のシート積層体50が長手方向に連続した長尺状のシート部材である連続シート積層体50cが準備される(ステップS21)。連続シート積層体50cは、複数の第1シート部材501が長手方向に連続した長尺状のシート部材である第1連続シート部材501c上に、複数の第2シート部材502が長手方向に連続した長尺状のシート部材である第2連続シート部材502cが積層されたものである。吸収性物品製造装置8における連続シート積層体50cの搬送方向は、吸収性物品1の長手方向に一致する。
続いて、切り欠き形成機構81により、連続シート積層体50cの一部が切除されることにより、連続シート積層体50cの幅方向(図14中の左右方向)の中央部に、2つの切り欠き部59が長手方向(図14中の上下方向)に連続した連続切り欠き部59cが形成される。連続切り欠き部59cでは、2つの切り欠き部59の上部開口同士が接続される。
連続切り欠き部59cが形成されることにより、連続シート積層体50cに、連続前シート部51cと、連続後シート部52cと、連続股下連結部53cとが形成される(ステップS22)。連続前シート部51cは、複数の前シート部51が長手方向に連続した部位である。連続前シート部51cは、複数の連続切り欠き部59cの幅方向の一方側(図14中の右側)にて長手方向に延びる。連続後シート部52cは、複数の後シート部52が長手方向に連続した部位である。連続後シート部52cは、複数の連続切り欠き部59cの幅方向の他方側(図14中の左側)にて長手方向に延びる。連続股下連結部53cは、2つの股下連結部53が長手方向に連続した部位である。連続股下連結部53cは、長手方向にて隣接する各2つの連続切り欠き部59cの間に位置する。
切り欠き形成機構81では、連続切り欠き部59cの形成と並行して、連続切り欠き部59cの縁部において、第1連続シート部材501cと第2連続シート部材502cとが当該縁部の略全長に亘って接合される。これにより、連続切り欠き部59cの右側縁部にて略長手方向に延びる第1連続接合縁部581cと、連続切り欠き部59cの左側縁部にて略長手方向に延びる第2連続接合縁部582cと、第1連続接合縁部581cの長手方向の両端部(すなわち、上端部および下端部)と第2連続接合縁部582cの両端部とを接続する2つの第3接合縁部583とが形成される(ステップS23)。
第1連続接合縁部581cは、2つの第1接合縁部581が長手方向に連続した部位である。第2連続接合縁部582cは、2つの第2接合縁部582が長手方向に連続した部位である。第1連続シート部材501cと第2連続シート部材502cとの接合は、例えば、ヒートシールや接着剤により行われる。切り欠き形成機構81は、第1連続シート部材501cと第2連続シート部材502cとを接合するシート接合機構でもある。なお、吸収性物品製造装置8では、切り欠き形成機構81とは別のシート接合機構が、切り欠き形成機構81よりも連続シート積層体50cの搬送方向の下流側に設けられ、当該シート接合機構により、ステップS23がステップS22の終了後に行われてもよい。以下の説明では、図14中の上側および下側である連続シート積層体50cの搬送方向の上流側および下流側を、単に「上流側」および「下流側」ともいう。
次に、図16に示すように、2つの股下部材2が長手方向に連続する股下部材組立体2cが準備される。股下部材組立体2cでは、2つの股下部材2のうち、図中の奥側(すなわち、長手方向の一方側)の股下部材2が、長手方向の中央部である折り畳み部28にてトップシート21を内側にして図中の手前側(すなわち、長手方向の他方側)へと2つ折りにされている。また、図中の手前側の股下部材2は、長手方向の中央部である折り畳み部28にてトップシート21を内側にして図中の奥側へと2つ折りにされている。
図14に示す吸収性物品製造装置8では、股下部材組立体2cが、股下部材組立体2cの幅方向の中央部と連続切り欠き部59cの幅方向の中央部とを一致させて、連続シート積層体50c上に配置される(ステップS24)。股下部材組立体2cは、連続シート積層体50cに平行に配置される。股下部材組立体2cは、1つの連続切り欠き部59cを長手方向に跨いで(すなわち、縦断して)、連続シート積層体50c上に配置される。股下部材組立体2cの下流側の折り畳み部28は、連続切り欠き部59cの下流側の連続股下連結部53c上に重なり、第1接合機構82により、当該連続股下連結部53cにホットメルト接着剤等により仮接合される。股下部材組立体2cの上流側の折り畳み部28は、連続切り欠き部59cの上流側の連続股下連結部53c上に重なり、第1接合機構82により、当該連続股下連結部53cにホットメルト接着剤等により仮接合される。
続いて、第1折り返し機構83により、連続股下連結部53cが、長手方向に略平行な第1折り返し線531にて、股下部材組立体2cの一方の外面241c上に折り返される。これにより、連続前シート部51cが、股下部材組立体2cの外面241c上に配置される。連続前シート部51cの第1連続接合縁部581cは、股下部材組立体2cの外面241cの幅方向の中央部に配置され、第2接合機構84により当該中央部に接合される(ステップS25)。
次に、第2折り返し機構85により、連続前シート部51cの第1連続シート部材501cと第2連続シート部材502cとが離間され、連続前シート部51cが幅方向に展開される。これにより、股下部材組立体2cの外面241c全体が連続前シート部51cにより覆われる(ステップS26)。そして、第3接合機構86により、連続前シート部51cの幅方向の中央部(すなわち、第1連続接合縁部581c近傍の部位)が、股下部材組立体2cの外面241cに接合される。
連続前シート部51cが展開されると、第3折り返し機構87により、連続股下連結部53cが、長手方向に略平行な第2折り返し線532にて、股下部材組立体2cの他方の外面242c上に折り返される。これにより、連続後シート部52cが、股下部材組立体2cの外面242c上に配置される。連続後シート部52cの第2連続接合縁部582c(図示省略)は、股下部材組立体2cの外面242cの幅方向の中央部に配置され、第4接合機構88により当該中央部に接合される(ステップS27)。
そして、第4折り返し機構89により、連続後シート部52cの第2連続シート部材502cと第1連続シート部材501cとが離間され、連続後シート部52cが幅方向に展開される。これにより、股下部材組立体2cの外面242c全体が連続後シート部52cにより覆われる(ステップS28)。さらに、第5接合機構90により、連続後シート部52cの幅方向の中央部(すなわち、第2連続接合縁部582c近傍の部位)が、股下部材組立体2cの外面242cに接合される。
その後、第6接合機構91において、連続前シート部51cの幅方向の両側の側縁部と、連続後シート部52cの幅方向の両側の側縁部とが、例えば、ヒートシールにより互いに固定される(ステップS29)。その後、切断機構92の幅方向に延びる切断刃により、連続股下連結部53cの長手方向中央において、連続前シート部51c、連続股下連結部53cおよび連続後シート部52cが切断される。また、切断機構92により、股下部材組立体2cの長手方向中央において、連続前シート部51c、股下部材組立体2cおよび連続後シート部52cが切断される(ステップS30)。これにより、胴部開口11および一対の脚部開口12を有する複数の吸収性物品1が連続的に製造される。
以上に説明したように、吸収性物品1の製造では、ステップS11〜S13において、シート積層体50に前シート部51、後シート部52および股下連結部53が形成され、切り欠き部59の縁部に第1接合縁部581、第2接合縁部582および第3接合縁部583が形成される。続いて、ステップS14において、股下部材2が、股下部材2の幅方向の中央部と切り欠き部59の幅方向の中央部とを一致させて配置される。そして、ステップS15〜S18において、股下連結部53が折り返され、前シート部51の第1接合縁部581が股下部材2の外面241の中央部に接合された後、前シート部51が展開される。また、股下連結部53が折り返され、後シート部52の第2接合縁部582が股下部材2の外面242の中央部に接合された後、後シート部52が展開される。その後、ステップS19において、前シート部51の両側縁部と後シート部52の両側縁部とが接合されることにより、吸収性物品1が形成される。
このように、吸収性物品1の製造では、股下部材2が、股下部材2の幅方向の中央部と切り欠き部59の幅方向の中央部(すなわち、シート積層体50の幅方向の中央部)とを一致させて配置されることにより、股下部材2が切り欠き部59の幅方向の中央部からずれた状態で配置される場合に比べ、股下部材2の配置を容易とすることができる。その結果、吸収性物品1の製造を容易とすることができる。また、吸収性物品1と構造が同様であり、かつ、サイズが異なる他の吸収性物品を、吸収性物品1と同一の吸収性物品製造装置8で製造する場合、製造する吸収性物品のサイズの切り替えの際に、股下部材2の幅方向における位置を調整する必要がないため、吸収性物品製造装置8の設備変更を容易に行うことができる。
上述のように、ステップS14では、股下部材2の折り畳み部28が、シート積層体50の股下連結部53上に重なる。これにより、股下部材2のシート積層体50に対する相対位置を容易に確認することができるため、股下部材2の幅方向の中央部と切り欠き部59の幅方向の中央部とを一致させた状態で、股下部材2をさらに容易に配置することができる。また、股下部材2の長手方向の全長を長くすることができる。このため、吸収性物品1の着用時に、側面視において、股下部材2の股下底部25の長さと、股下連結部43の第3接合縁部583の長さとの差を小さくすることができる。その結果、股下部材2を着用者の股間部に適切に密着させることができる。
ステップS14では、股下部材2の折り畳み部28は、シート積層体50の股下連結部53に仮接合される。これにより、吸収性物品1の製造時において、股下部材2のシート積層体50に対する位置ずれを抑制することができる。その結果、吸収性物品1の製造をさらに容易とすることができる。また、吸収性物品1の着用時には、折り畳み部28と股下連結部43(すなわち、製造時における股下連結部53)との仮接合が解除される。これにより、折り畳み部28が股下連結部43により引っ張られて股下部材2が捩れる等、股下部材2が意図しない形状に変形することを抑制(または防止)することができる。
図5に示すように、吸収性物品1では、前方部41と後方部42とが重ねられた状態で、股下連結部43が、前方部41から幅方向の一方側へと広がり、幅方向の他方側に折り返されて前方部41の幅方向の中央部よりも幅方向の他方側まで広がり、さらに、幅方向の一方側へと折り返されて後方部42に至る。これにより、上述のように、吸収性物品1の着用時に、側面視において、股下部材2の股下底部25の長さと、股下連結部43の第3接合縁部583の長さとの差を小さくすることができる。その結果、股下部材2を着用者の股間部に適切に密着させることができる。
吸収性物品1の製造では、必ずしも、ステップS14において、股下部材2の折り畳み部28(図9A参照)が、シート積層体50の股下連結部53上に重なる必要はない。図17は、ステップS14における股下部材2の配置の他の例を示す図である。図17は、上述の図9Aに対応する。
図17に示す例では、股下部材2の幅方向の幅は、切り欠き部59の幅以下である。また、2つ折りにされた股下部材2の全長は、切り欠き部59の上下方向の長さよりも短い。股下部材2の上端は、上下方向において、切り欠き部59の上端とおよそ同じ位置に位置する。このため、ステップS14において配置された股下部材2の折り畳み部28は、第3接合縁部583から長手方向に(すなわち、上方に)離間する。
股下部材2は、長手方向に延びる股下部材保持シート26に接合される。股下部材保持シート26は、例えば、長手方向に長い帯状のシート部材である。股下部材保持シート26の幅方向の幅は、例えば、股下部材2の幅方向の幅以下である。図17に示す例では、股下部材保持シート26の幅方向の幅は、股下部材2の幅方向の幅におよそ等しい。股下部材保持シート26の長手方向の全長は、シート積層体50の長手方向の全長におよそ等しい。図17に示す例では、股下部材2の外面242(図中の奥側の外面)の上部が股下部材保持シート26に接合される。あるいは、股下部材2の外面242が全面に亘って股下部材保持シート26に接合されてもよい。股下部材2の外面242は、例えば、ホットメルト接着剤により股下部材保持シート26に接合される。
図18は、股下部材保持シート26を使用する場合の吸収性物品1の製造の流れの一部を示す図である。図18に示していないステップS11〜S13およびステップS15〜S19については、図6と同様である。
股下部材保持シート26を使用する場合の吸収性物品1の製造では、ステップS14における股下部材2の配置よりも前に、股下部材保持シート26に股下部材2が接合される(ステップS41)。ステップS41は、ステップS14よりも前に行われるのであれば、ステップS11〜S13のいずれかと並行して行われてもよく、ステップS11〜S13のいずれかの前に行われてもよい。
そして、ステップS14において、股下部材2および股下部材保持シート26を配置する際に、股下部材2から下方に突出する股下部材保持シート26の端部261が、股下連結部53上に重ねられて仮接合される。股下部材保持シート26の股下連結部53への仮接合は、例えば、ホットメルト接着剤や粘着テープを介して行われる。仮接合部における股下部材保持シート26と股下連結部53との接合強度は、第1接合縁部581、第2接合縁部582および第3接合縁部583における接合強度よりも小さい。具体的には、股下部材保持シート26と股下連結部53とは、吸収性物品1の着用者への装着時に、周囲の他の部位を破損することなく容易に剥離可能な程度の接合強度にて接合される。
上述の吸収性物品製造装置8では、ステップS24よりも前に、複数の股下部材保持シート26が長手方向に連続する連続保持シート上に、複数の股下部材組立体2cが、長手方向に互いに離間しつつ接合される。そして、ステップS24において、股下部材組立体2cおよび連続保持シートが、連続切り欠き部59cを長手方向に縦断するように連続シート積層体50c上に配置される。連続保持シートは、ステップS30において、切断機構92により、連続前シート部51c、連続股下連結部53c、股下部材組立体2cおよび連続後シート部52cと共に切断される。
図17に示す例では、股下部材2の折り畳み部28が第3接合縁部583から長手方向に離間するため、股下部材2の幅は切り欠き部59の幅以下であれば、吸収性物品1を容易に製造することができる。このため、切り欠き部59の幅を小さくすることができ、あるいは、股下部材2の幅を大きくすることができる。したがって、吸収性物品1の形状設計の自由度を向上することができる。
吸収性物品1の製造では、ステップS14よりも前に股下部材保持シート26に股下部材2を接合することにより、ステップS14において、股下部材保持シート26をシート積層体50の股下連結部53に重ねることができ、股下部材2の配置を容易に行うことができる。また、股下部材保持シート26の端部261を股下連結部53に仮接合することにより、吸収性物品1の製造時において、股下部材2のシート積層体50に対する位置ずれを抑制することができる。その結果、吸収性物品1の製造を容易とすることができる。
さらに、吸収性物品1の着用時には、股下部材保持シート26と股下連結部43(すなわち、製造時における股下連結部53)との仮接合が解除される。これにより、股下部材保持シート26が股下連結部43により引っ張られて股下部材2が捩れる等、股下部材2が意図しない形状に変形することを抑制(または防止)することができる。なお、股下部材2が股下部材保持シート26に接合される際には、股下部材2の外面241(図17中の手前側の外面)の上部が股下部材保持シート26に接合されてもよい。
上述の吸収性物品1の製造では、図9Aおよび図17に示すように、ステップS14において、長手方向の中央部にて2つ折りにされた股下部材2が配置されるが、股下部材2の形状は必ずしも2つ折りには限定されない。例えば、図19に示すように、股下部材2aは、3つの折り畳み線271〜273にて折り畳まれていてもよい。股下部材2aでは、折り畳み部28が略W字状になるように折り畳まれている。詳細には、股下部材2aは、長手方向に展開された状態で長手方向に並ぶ3つの折り畳み線271〜273を備える。3つの折り畳み線271〜273は、それぞれ幅方向に延びる。ステップS14において配置される股下部材2aは、3つの折り畳み線271〜273のうち、中央の折り畳み線272で外面同士を対向させつつ折り畳まれ、他の2つの折り畳み線271,273で内面同士を対向させつつ折り畳まれている。
股下部材2aを利用することにより、吸収性物品1の製造時における股下部材2aの長さ(すなわち、折り畳まれた状態の股下部材2aの長さ)を短くして吸収性物品1の製造を容易とすることができるとともに、吸収性物品1の着用時に、股下部材2aの全長(すなわち、股下部材2aを伸ばした状態の長さ)を長くすることができる。
ステップS14において股下部材2aが配置される際には、図9Aに示す股下部材2と同様に、折り畳み部28が股下連結部53上に重ねられてもよく、図17に示す股下部材2と同様に、折り畳み部28が第3接合縁部583から上方に離間してもよい。股下部材2aを使用することにより、折り畳み部28が第3接合縁部583から上方に離間する場合であっても、吸収性物品1の着用時に、股下部材2aの全長を長くすることができるため、側面視において、股下部材2の股下底部25の長さと、股下連結部43の第3接合縁部583の長さとの差を小さくすることができる。その結果、股下部材2を着用者の股間部に適切に密着させることができる。
上記吸収性物品1および吸収性物品1の製造では、様々な変更が可能である。
ステップS14では、股下部材2,2aおよび股下部材保持シート26は、必ずしも股下連結部53に仮接合される必要はなく、股下連結部53上に接合されることなく配置されてもよい。また、図17に示すように、股下部材2の折り畳み部28が第3接合縁部583から上方に離間している場合であっても、股下部材保持シート26は必ずしも使用される必要はない。この場合、股下部材2は、幅方向の中央部を切り欠き部59の幅方向の中央部と一致させて、シート積層体50の搬送機構上に吸着等により配置される(股下部材2aにおいても同様)。
股下部材2,2aは、必ずしもトップシート21、吸収コア22およびバックシート23を有する吸収体である必要はない。股下部材2,2aは、例えば、吸収パッド等の吸収具が着脱可能に取り付けられる取付部であってもよい。この場合、股下部材2,2aは、例えば、撥水性または不透液性のシートにより形成されたシート部材であり、吸収具を止着可能な面ファスナ、あるいは、吸収具の端部を被覆して吸収具のずれを制限する被覆ギャザーを備える。
上述の吸収性物品1の構造および製造方法は、トランクスタイプの使い捨ておむつ以外の吸収性物品(例えば、脚筒部16を有しないパンツタイプの使い捨ておむつ)に適用されてもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 吸収性物品
2,2a 股下部材
4 外装シート
11 胴部開口
12 脚部開口
26 股下部材保持シート
27,271〜273 折り畳み線
28 折り畳み部
41 前方部
42 後方部
43,53 股下連結部
50 シート積層体
51 前シート部
52 後シート部
59 切り欠き部
241,242 (股下部材の)外面
261 (股下部材保持シートの)端部
431,531 第1折り返し線
432,532 第2折り返し線
501 第1シート部材
502 第2シート部材
581 第1接合縁部
582 第2接合縁部
583 第3接合縁部
S11〜S19,S21〜S30,S41 ステップ

Claims (7)

  1. 吸収性物品の製造方法であって、
    a)第1シート部材上に第2シート部材が積層されたシート積層体を準備する工程と、
    b)前記シート積層体の幅方向の中央部に、長手方向の一方側の端縁である上端縁から他方側である下方に向かって凹状である切り欠き部を形成することにより、前記シート積層体に、前記切り欠き部と下端縁との間に位置する股下連結部、前記股下連結部の前記幅方向の一方側に連続する前シート部、および、前記股下連結部の前記幅方向の他方側に連続する後シート部を形成する工程と、
    c)前記切り欠き部の縁部において前記第1シート部材と前記第2シート部材とを接合することにより、前記幅方向の前記一方側にて前記長手方向に延びる第1接合縁部、前記幅方向の前記他方側にて前記長手方向に延びる第2接合縁部、および、前記第1接合縁部の下端部と前記第2接合縁部の下端部とを接続する第3接合縁部を形成する工程と、
    d)内面同士を対向させて折り畳まれた股下部材を、前記シート積層体に平行かつ折り畳み部を下方に向けて、前記股下部材の前記幅方向の中央部と前記切り欠き部の前記幅方向の中央部とを一致させて配置する工程と、
    e)前記長手方向に平行な第1折り返し線にて前記股下連結部を前記股下部材の一方の外面上に折り返し、前記第1接合縁部を前記一方の外面の前記幅方向の中央部に接合する工程と、
    f)前記前シート部の前記第1シート部材と前記第2シート部材とを離間させて前記前シート部を前記幅方向に展開し、前記股下部材の前記一方の外面を覆う工程と、
    g)前記長手方向に平行な第2折り返し線にて前記股下連結部を前記股下部材の他方の外面上に折り返し、前記第2接合縁部を前記他方の外面の前記幅方向の中央部に接合する工程と、
    h)前記後シート部の前記第2シート部材と前記第1シート部材とを離間させて前記後シート部を前記幅方向に展開し、前記股下部材の前記他方の外面を覆う工程と、
    i)前記前シート部の前記幅方向の両側の側縁部と前記後シート部の前記幅方向の両側の側縁部とを互いに固定することにより、上端に胴部開口が形成され、下端において前記股下部材の前記幅方向両側に一対の脚部開口が形成される工程と、
    を備えることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記股下部材の前記折り畳み部の幅が前記切り欠き部の幅の半分以下であり、
    前記d)工程において、前記股下部材の前記折り畳み部が、前記股下連結部上に重ねられることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記股下部材の前記折り畳み部が、前記股下連結部に仮接合されることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  4. 請求項1に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記股下部材の幅が前記切り欠き部の幅以下であり、
    前記d)工程において配置された前記股下部材の前記折り畳み部が、前記第3接合縁部から前記長手方向に離間することを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  5. 請求項4に記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記d)工程よりも前に、前記長手方向に延びる股下部材保持シートに前記股下部材を接合する工程をさらに備え、
    前記d)工程において、前記股下部材を配置する際に、前記股下部材から下方に突出する前記股下部材保持シートの端部が、前記股下連結部上に重ねられて仮接合されることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
    前記股下部材が、長手方向に展開された状態で、前記長手方向に並ぶとともにそれぞれが幅方向に延びる3つの折り畳み線を備え、
    前記d)工程において配置される前記股下部材が、前記3つの折り畳み線のうち中央の折り畳み線で外面同士を対向させつつ折り畳まれ、他の2つの折り畳み線で前記内面同士を対向させつつ折り畳まれていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
  7. 吸収性物品であって、
    上端に胴部開口を有し、下端に一対の脚部開口を有する外装シートと、
    長手方向の中央部にて内面同士を対向させて折り畳まれ、前記外装シートの内面に取り付けられる股下部材と、
    を備え、
    前記外装シートが、
    着用者の腹側を覆う前方部と、
    着用者の背側を覆う後方部と、
    前記前方部の下端部の幅方向の中央部と前記後方部の下端部の前記幅方向の中央部とを接続する股下連結部と、
    を備え、
    前記前方部と前記後方部とが重ねられた状態で、前記股下連結部が、前記前方部から前記幅方向の一方側へと広がり、前記幅方向の他方側に折り返されて前記前方部の前記幅方向の前記中央部よりも前記幅方向の前記他方側まで広がり、さらに、前記幅方向の前記一方側へと折り返されて前記後方部に至ることを特徴とする吸収性物品。
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