JP2016149271A - 電子機器、及び状態通知プログラム - Google Patents

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Shigeyuki Kobayashi
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Abstract

【課題】電池の膨張量の誤検知を抑制する技術を提供する。【解決手段】電子機器は、電池、筐体、第1検出部、第2検出部、第1判定部、第2判定部、及び検知部を備える。第1検出部は、電池と筐体との間に配置され、印加される圧力を検出する。第2検出部は、電子機器の傾きを検出する傾き検出、及び電子機器と他の物体との距離を検出する距離検出を行う。第1判定部は、第1検出部で検出される電子機器の自重による圧力が、所定の圧力以上になる傾きである第1状態か否かを判定する。また、第1判定部は、電子機器と他の物体との距離が、所定の距離以下である第2状態か否かを判定する。そして、第2判定部は、第1状態、及び第2状態のいずれも生じていないとき、第1検出部により検出された圧力の検出値を有効と判定する。検知部は、第2判定部により有効と判定された検出値を用いて電池の膨張量を検知する。【選択図】図5

Description

本発明は、電子機器、及び状態通知プログラムに関する。
電子機器に内蔵された電池と電池の収納部との間に圧力センサを備え、電池の膨張により圧力センサに印加される圧力を検出し、検出した圧力の高さを用いて電池の膨張量を検知する電子機器がある。そして、電子機器は、電池の膨張量が所定の値以上になったとき、電池に異常が発生したと判定する。これにより、電子機器は、電池に異常が発生したことを初期段階で判定している。電池の膨張量とは、電池の膨張の進行度のことであり、圧力センサにより検出される圧力の高さに比例して大きくなる。
関連する他の技術として、携帯電子機器は、電池セルを搭載する電池パックと、電池パックを収容する筐体と、電池パックの外箱と筐体の内壁とに挟まれる位置に配置される圧力センサと、圧力センサが検出する圧力を複数の閾値と比較する比較部とを備える。さらに、携帯電子機器は、比較部による複数の閾値との比較結果に基づいて、複数種類の警報を発生させる警報
発生部を備える技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2011−142003号公報
前述した検知技術を有する電子機器では、電池の膨張以外の要因による圧力が圧力センサに印加されたとき、電池の膨張量を誤検知することがある。
本発明は、一側面として、電池の膨張量の誤検知を抑制する技術を提供する。
本明細書で開示する電子機器のひとつに、電池と、筐体と、第1検出部と、第2検出部と、第1判定部と、第2判定部と、検知部とを備える電子機器がある。第1検出部は、電池と筐体との間に配置され、印加される圧力を検出する。第2検出部は、電子機器の傾きを検出する傾き検出、または、電子機器と他の物体との距離を検出する距離検出の少なくとも一方を行う。第1判定部は、第2検出部により傾き検出が行われるとき、第2検出部により検出された電子機器の傾きを用いて、第1検出部で検出される電子機器の自重による圧力が、所定の圧力以上になる傾きである第1状態か否かを判定する傾き判定を行う。また、第1判定部は、第2検出部により距離検出が行われるとき、第2検出部により検出された他の物体との距離を用いて、電子機器と他の物体との距離が、所定の距離以下である第2状態か否かを判定する距離判定を行う。そして、第2判定部は、第1状態、及び第2状態のいずれも生じていないとき、第1検出部により検出された圧力の検出値を有効と判定する。検知部は、第2判定部により有効と判定された検出値を用いて電池の膨張量を検知する。
1実施態様によれば、電池の膨張量の誤検知を抑制することができる。
電子機器の一例を示す図である。 電子機器の断面図の一例を示す図である。 圧力センサに印加される圧力と変換回路の出力電圧値との関係を示す図である。 外部から圧力センサに圧力が加わる状態の一例を示す図である。 電子機器の一実施例を示す機能ブロック図である。 閾値情報の一例を示す図である。 ユーザが電子機器を保持している状態を示す図である。 圧力情報の一例を示す図である。 圧力値の一例を示す図である。 状態通知処理を示すフローチャートである。 割り込み処理を示すフローチャート(その1)である。 割り込み処理を示すフローチャート(その2)である。 コンピュータ装置の一実施例を示すブロック図である。
[実施形態]
実施形態の電子機器について説明する。
図1は、電子機器1の一例を示す図である。
図1を参照して、電子機器1の一例を説明する。
電子機器1は、電池101と、圧力センサ102と、フロントケース103と、収納部104と、加速度センサ105と、距離センサ106と、表示装置107と、リアケース108と、距離センサ109とを備える。電子機器1は、例えば、携帯電話、スマートフォン、及びタブレット端末などである。
電池101は、入力された電力を蓄え、接続された負荷に電力を出力する装置である。図1に示すように、電池101の形状は、面積が広い対向する2つの主面を有する薄型の直方体である。電池101は、薄型の形状を有することにより、電池101を内蔵する電子機器1全体の厚みの薄型化を可能にしている。なお、電池101は、上述の形状に限定されるものではなく、電子機器1の外形形状に合わせて他の形状のものを用いても良い。
そして、電池101は、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル電池、及びカドミウム電池などの二次電池である。電池101とは、電池単体、及び保護回路などを内蔵した電池パックなどのことである。以下の説明において、電池101は、二次電池であるものとして説明する。なお、電池101は、二次電池に限定されるものではなく、マンガン電池、及びアルカリ電池などの一次電池でも良い。
圧力センサ102は、後述する変換回路611と組み合わせて、印加された圧力に対応する電圧値を示す信号を出力するセンサである。以下の説明において、電圧値を示す信号は、単に電圧値とも言う。
図1に示すように、圧力センサ102の形状は、電子機器1の構造に影響を及ぼさない薄いシート状の形状である。そして、圧力センサ102は、電池101の主面と、リアケース108との間に備えられる。これにより、圧力センサ102は、電池101が膨張したとき、電池101と、リアケース108との間で押圧されて、圧力を検出する。また、圧力センサ102の検出面は、電池101の主面と平行に備えられる。なお、圧力センサ102は、電池101と、収納部104との間に備えられても良い。また、圧力センサ102は、電池101の主面の中央部付近に備えられても良い。なお、圧力センサ102は、上述の形状に限定されるものではなく、電子機器1の外形形状に合わせて他の形状のものを用いても良い。
圧力センサ102には、例えば、荷重が加わると抵抗値がその荷重に応じてリニアに減少するフィルムを有しても良い。変換回路611は、圧力センサ102と接続され、圧力センサ102が有するフィルムの抵抗値に比例した電圧値を、後述する制御回路601に出力する。そして、制御回路601は、図3に示す、圧力センサに印加される圧力と、変換回路の出力電圧との関係を参照し、変換回路611から入力される電圧値を圧力の検出値に変換する。
以上により、制御回路601は、変換回路611から入力される電圧値を圧力の検出値として扱うことが可能となる。以下の説明において、圧力の検出値は、圧力値とも言う。なお、圧力センサ102に印加される圧力と、圧力センサ102の出力電圧との関係は、後述する記憶装置602に記憶されても良い。
フロントケース103は、電池101を収納する収納部104を有し、リアケース108と嵌め合わされることにより、電池101及びその他の部品を収納する。また、フロントケース103は、制御回路601と変換回路611とを備えても良い。その他の部品とは、例えば、電子機器1が有する電子部品、及び機構部品などの部品のことである。
収納部104は、電池101を収納可能な大きさを有し、電子機器1に備えられる電池101を収納する。そして、収納部104は、電池101と、電子機器1に備えられる負荷とを電気的に接続する端子を有する。これにより、収納部104は、電池101を電子機器1の内部に固定し、電池101から出力される電力を電池101に接続された負荷に供給することを可能とする。負荷とは、例えば、電子機器1が有する電子部品のことである。
加速度センサ105は、電子機器1の加速度を検出する。加速度センサ105は、例えば、直行する3軸の重力加速度を検出する3軸加速度センサである。そして、電子機器1は、加速度センサ105により検出された加速度を用いて、電子機器1の傾きを検出する。なお、電子機器1は、さらに、図示しないジャイロセンサを備え、加速度センサ105により検出される加速度と、ジャイロセンサにより検出される角速度とを用いて、電子機器1の傾きを検出しても良い。
距離センサ106は、電子機器1の外側に配置され、電子機器1と他の物体との距離を検出する。距離センサ106は、例えば、赤外線の発光素子及び受光素子を備え、発光素子から物体に赤外線を出力し、反射された赤外線を受光素子で受信することにより、電子機器1と物体との距離を検出する。以下の説明において、他の物体は、単に物体とも言う。
表示装置107は、各種情報を表示する。表示装置107は、例えば、LCD、PDP、及びOLEDなどである。LCDは、Liquid Crystal Displayの略である。PDPは、Plasma Display Panelの略である。OLEDは、Organic Light Emitting Diodeの略である。
リアケース108は、フロントケース103と嵌め合わされることにより、電池101及び電子機器1が有するその他の部品を収納する。フロントケース103、及びリアケース108は、例えば、嵌め合わされることにより、電子機器1に含まれる部品を収納する筐体となる。
距離センサ109は、電子機器1の外側に配置され、電子機器1と他の物体との距離を検出する。距離センサ109は、距離センサ106と同様の構成を有する。以下の説明において、距離センサ110の記載は、距離センサ106、及び距離センサ109を含むものとする。
図1に示すように、距離センサ110は、電子機器1に近接する他の物体の検出精度を向上するため、複数箇所に備えられている。ただし、距離センサ110は、距離センサ106、及び距離センサ109に限らず、求められる検出精度により、1以上の距離センサ110を適宜備えればよい。
図2は、電子機器の断面図の一例を示す図である。
図2を参照して、電池101の膨張の検出について説明する。
図2(a)に示すように、電子機器1は、電池101が膨張していないとき、圧力センサ102に印加される圧力が初期値から変化しないので、電池101が膨張していないと判定する。
これに対して、図2(b)に示すように、電子機器1は、電池101が膨張しているとき、圧力センサ102に印加される圧力が初期値から変化するので、電池101が膨張していると判定する。
初期値は、例えば、後述する記憶装置602に圧力値として記憶されても良い。そして、電子機器1は、電池101が膨張しているか否かを判定するとき、記憶装置602に記憶された初期値を用いても良い。
図3は、圧力センサに印加される圧力と変換回路の出力電圧との関係を示す図である。
図3を参照して、電子機器1が電池101の膨張が異常であると判定する処理について説明する。以下の説明において、図3に示す圧力センサに印加される圧力と変換回路の出力電圧との関係は、圧力電圧特性200とも言う。
電子機器1は、変換回路611から出力される電圧値を監視する。そして、電子機器1は、変換回路611から出力される電圧値が、図3の圧力電圧特性200に示す電圧閾値f[V]以上となったとき、電池101の膨張が進行し、電池101が異常状態であると判定する。
電圧閾値f[V]は、圧力閾値g[N/m]の圧力が、圧力センサ102に印加されたとき、変換回路611から出力される電圧値である。圧力閾値[N/m]は、電池101の膨張量が、電池101の異常状態であると判定される膨張量となったとき、圧力センサ102に印加される圧力である。すなわち、電子機器1は、検知された電池101の膨張量が所定の量以上であるとき、電池101が異常状態であると判定する。
電圧閾値f[V]は、電池101の特性に応じて適宜設定され、記憶装置602に記憶されても良い。以下の説明において、電圧閾値f[V]と、圧力閾値g[N/m]とは、それぞれ、単に、電圧閾値と、圧力閾値とも言う。
上述のように、電子機器1は、電池101の膨張による異常状態を判定している。
電子機器1において発生する、電池101の膨張量の誤検知を説明する。さらに、電子機器1が電池101の膨張量の誤検知を抑制する処理を説明する。
電子機器1において、圧力センサ102には、電池101の膨張による圧力以外に、電子機器1に含まれる部品の重量による圧力が加わることがある。以下の説明において、電子機器1に含まれる部品の重量による圧力は、単に、電子機器1の自重による圧力、及び部品の重量による圧力とも言う。
すると、圧力センサ102は、電池101の膨張による圧力と、電子機器1の自重による圧力との合力を検出することになる。電子機器1は、圧力センサ102により検出された合力に対応する圧力値を用いて、電池101の膨張量を検知する。したがって、電子機器1は、実際の電池101の膨張量よりも、電子機器1の自重による圧力の分、電池101の膨張量が大きいと誤検知することがある。電子機器1は、例えば、電池101の特性に応じた圧力値と膨張量の関係を示す情報を記憶装置1に記憶しておき、変換回路611から入力された圧力値に対応する膨張量を記憶装置602から抽出することにより、電池101の膨張量を検知しても良い。
電子機器1の自重による圧力の影響を排除するため、電子機器1は、加速度センサによる傾き検出を周期的に行う。そして、電子機器1は、電池101の主面に印加される、電子機器1の自重による圧力が、所定の圧力以下になったとき、検出した圧力値を電池101の膨張量の検知に用いる圧力値として有効にする。すなわち、電子機器1は、電池101の主面を垂直に貫く軸が水平面と略垂直であるとき、検出した圧力値を電池101の膨張量の検知に用いる圧力値として有効にする。
以上により、電子機器1は、電子機器1の自重による圧力の影響を排除して電池101の膨張量を検知するので、電池101の膨張の誤検知を抑制することができる。
さらに、電子機器1において発生する、電池101の膨張量の誤検知の別の例を説明する。電子機器1が電池101の膨張量の誤検知を抑制する処理を説明する。
図4は、外部から電子機器に圧力が加わる状態の一例を示す図である。
図4を参照して、電池101の膨張が誤検知される一例を説明する。
電子機器1において、形状を薄型軽量化するため、頑強な筐体により電池101を被覆することができなくなってきている。これにより、圧力センサ102に加わる圧力は、例えば、電池101の膨張による圧力以外に、電子機器1に近接する他の物体により筐体が押圧されることで、筐体を介して印加されることがある。
一例として、電子機器1が、机の上に置かれたとき、電子機器1の上にさらに他の物体が置かれると、筐体を介して圧力センサ102にその物体による圧力が印加されることがある。
また、図4(a)に示すように、電子機器1が鞄300に収納されているとき、圧力センサ102に加わる圧力は、他の物体、及び外部などからの押圧により、筐体を介して印加されることがある。さらに、図4(b)に示すように、電子機器1がズボンのポケット400に収納されているとき、圧力センサ102に加わる圧力は、ユーザが座るなどしてポケット400からの押圧により、筐体を介して印加されることがある。
上述のような近接する他の物体による圧力の影響を排除するために、電子機器1は、距離センサ110により電子機器1の近傍に他の物体が近接したことを検出したとき、圧力センサ102により検出した圧力値を電池101の膨張の判定に用いる圧力値として無効にする。
以上により、電子機器1は、近接する他の物体による圧力の影響を排除して電池101の膨張量を検知するので、電池101の膨張量の誤検知を抑制することができる。
図5は、電子機器の一実施例を示す機能ブロック図である。
図5を参照して、実施形態の電子機器1の機能について説明する。
電子機器1は、制御部10と、記憶部20と、検出部30と、表示部40と、充電部50と、蓄電部60と、入出力部70と、送受信部80とを備える。電子機器1は、例えば、後述するコンピュータ装置600である。蓄電部60は、例えば、電池101である。以下の説明では、蓄電部60のことを電池101とも言う。
制御部10は、第1判定部11と、第2判定部12と、検知部13と、出力部14とを含む。検出部30は、第1検出部31と、第2検出部32とを含む。
第1検出部31は、電池101と電子機器1の筐体との間に配置され、印加される圧力を検出する。そして、第1検出部31は、検出した圧力の高さを示す圧力値を制御部10に出力する。第2検出部32は、電子機器1の傾きを検出する傾き検出、または、電子機器1と他の物体との距離を検出する距離検出の少なくとも一方を行う。
第1判定部11は、第2検出部32により傾き検出が行われるとき、第2検出部により検出された電子機器1の傾きを用いて、第1検出部31で検出される電子機器1の自重による圧力が、所定の圧力以上になる傾きである第1状態か否かを判定する傾き判定を行う。
さらに、第1判定部11は、第2検出部32により距離検出が行われるとき、第2検出部32により検出された他の物体との距離を用いて、電子機器1と他の物体との距離が、所定の距離以下である第2状態か否かを判定する距離判定を行う。所定の距離とは、例えば、後述する距離閾値で示される距離でも良い。
また、第1判定部11は、所定の時間間隔で傾き判定、または、距離判定の少なくとも一方を行なう。電子機器1において、電池101の膨張は、ゆっくり進行するので、適宜設定した所定の時間間隔で電池101の膨張量を検知しても、電池101の膨張による異常を初期段階で判定することが可能である。このため、電子機器1は、所定の時間間隔で傾き判定、及び距離判定などを行い、膨張量の検知を行い、処理に用いるリソースと、電力とを抑制しても良い。
第2判定部12は、第1状態、及び第2状態のいずれも生じていないとき、第1検出部31により検出された圧力値を有効と判定する。
検知部13は、第2判定部12により有効と判定された圧力値を用いて電池101の膨張量を検知する。このとき、検知部13は、後述する膨張情報23に格納されている、電池101の特性に対応した電圧値と膨張量との関係を参照し、有効と判定された圧力値に対応する膨張量を抽出し、抽出した膨張量を電池101の膨張量として検知してもよい。
また、検知部13は、膨張量の検知の制度を向上するため、記憶部20に所定の数の圧力値が記憶されたとき、所定の数の圧力値の中で、外部から圧力が加えられていないと推定される推定値を用いて、電池101の膨張量を検知しても良い。第2判定部12により有効と判定された所定の数の圧力値から推定値を抽出し、抽出した推定値を用いて電池101の膨張量を検知する処理は、図9を参照して後述する。
出力部14は、検知部13により、検知された膨張量が所定の量以上であるとき、電池101が膨張したことを示す情報を出力する。出力部14は、第2判定部12により有効と判定された圧力値が圧力閾値以上のとき、電池101が膨張したことを示す情報を出力しても良い。
記憶部20は、閾値情報21と、圧力情報22と、膨張情報23と、設定情報24とを記憶する。
図6は、閾値情報の一例を示す図である。
図6を参照して、閾値情報21について説明する。
閾値情報21は、傾き閾値と、距離閾値と、膨張閾値とを格納する。閾値情報21は、電子機器1の形状に適した値が適宜設定される。
傾き閾値は、電子機器1に内蔵される第1検出部31に印加される、電子機器1の自重による圧力が、所定の圧力よりも少なくなる電子機器1の傾きを示す仰角、及び俯角の範囲を表す閾値である。
図7は、ユーザが電子機器を保持している状態を示す図である。
図1、及び図7を参照して、傾き閾値の設定の一例を説明する。図7に示すx、y、z軸は、直行する位置関係である。また、説明の簡単化のため、第1検出部31は、圧力センサ102を含むものとする。
以下の説明において、図1に示す圧力センサ102の圧力の検出面と、電池101の主面と、電子機器1の表示装置107の表示面とは、平行であり、同じ方向の法線ベクトルを有するものとする。さらに、図7に示すように、電子機器1の表示装置107の表示面を垂直に貫くz軸が水平面に対して平行になり、距離センサ106を備える電子機器1の端部が上向のとき、仰角は、90°であるものとする。
電子機器1の傾きが仰角90°、及び俯角−90°のとき、圧力センサ102の圧力の検出面は、電子機器1の自重の向きと平行になるので、電子機器1の自重による圧力が印加されない。なお、図7に示すように、電子機器1は、ユーザにより、左右両側の側面部を挟み込むように保持されていて、電子機器1を保持する指の圧力が印加されないものとする。
このように、電子機器1の傾きが仰角90°、及び俯角−90°は、電子機器1の自重による圧力が圧力センサ102に印加されない角度である。したがって、傾き閾値は、電子機器1の傾きが仰角90°、及び俯角−90°の近傍の角度で、電池101の膨張の誤検出を抑制可能となるように、電子機器1の自重による圧力が所定の圧力よりも小さくなる範囲で設定される。なお、電子機器1の自重による圧力の影響を完全に除去するときは、仰角90°、及び俯角−90°のみを傾き閾値に設定すれば良い。
なお、電子機器1は、電子機器1の傾きが傾き閾値の範囲内にあり、仰角90°、または俯角−90°でないとき、第1検出部31で検出した圧力値から、電子機器1の自重による圧力値に対応する補正値を減算し、有効な圧力値として取得しても良い。補正値は、例えば、電池101の特性に応じて、設定情報24に格納されても良い。
そして、第1判定部11は、第1状態か否かを判定するとき、第2検出部32で検出された電子機器1の傾きが、傾き閾値に格納された仰角の範囲内、または俯角の範囲内にない場合、第1状態であると判定する。
距離閾値は、他の物体が電子機器1の近傍にあり、電子機器1が他の物体により押圧される可能性があるか否かを判定するために用いられる距離の閾値である。第1判定部11は、第2状態か否かを判定するとき、第2検出部32で検出された電子機器1と他の物体との距離が、距離閾値に格納された距離以下であるとき、第2状態であると判定する。
膨張閾値は、膨張量の閾値である。そして、出力部14は、検知部13により、検知された膨張量が膨張閾値以上であるとき、電池101が膨張による異常状態であることを示す情報を出力する。
膨張閾値は、電子機器1において、圧力センサ102と変換回路611を用いているとき、例えば、電圧閾値として与えられても良い。そして、出力部14は、変換回路611から入力される電圧値を監視し、電圧閾値以上の電圧値が入力されたとき、電池101が膨張による異常状態であることを示す情報を出力しても良い。すなわち、出力部14は、変換回路611から入力される電圧値が電圧閾値以上となっとき、検知部13により、膨張閾値以上の膨張量が検知されたと判定する。
図8、及び図9は、圧力情報の一例を示す図である。
図8を参照して、圧力情報22について説明する。
圧力情報22は、識別子に関連付けて、第2判定部12により有効と判定された圧力値を格納する。
図9に示す圧力グラフ500は、圧力情報22に格納された圧力値を図示したものであり、縦軸に圧力値、横軸に識別子を図示している。
第1検出部31が圧力値を検出する瞬間にユーザの指やその他の物体が圧力センサ102の付近を押圧したとき、第2判定部12により、外部からの圧力が圧力センサ102に印加されているときの圧力値が、有効と判定されることがある。すなわち、第2判定部12により有効と判定された圧力値には、外部からの圧力の高さに対応する値が加わることもある。圧力グラフ500のP(0)、P(2)、及びP(3)の推定値より上にある斜線部分は、例えば、ユーザの指やその他の物体が圧力センサ102の付近を押圧したことにより、圧力センサ102に印加された圧力を示す。
このような偶然による影響を排除するために、電子機器1では、第2判定部12により有効と判定された複数の圧力値が圧力情報22に格納される。そして、検知部13は、圧力情報22に格納された圧力値が所定の格納数になったとき、圧力情報22に格納された圧力値の中で最も小さな圧力値を外部から圧力が加えられていないと推定される推定値として抽出する。
所定の格納数は、例えば、予め設定情報24に格納されても良い。そして、電子機器1は、所定の格納数の圧力値が圧力情報22に格納されたとき、所定の格納数の圧力値の中から推定値を抽出しても良い。所定の格納数を多く設定すると、圧力情報22に格納された多くの圧力値から推定値を抽出することになるので、割り込み処理にかかる時間は長くなるが、推定値の抽出の制度を向上することができる。所定の格納数を少なく設定すると、圧力情報22に格納された少ない圧力値から推定値を抽出することになるので、推定値の抽出の制度は低下するが、割り込み処理にかかる時間を短くすることができる。したがって、設定情報24には、電子機器1の処理能力や使用環境に応じて、適切な所定の格納数を設定しても良い。
また、検知部13は、圧力情報22に格納された圧力値が所定の格納数になったとき、圧力情報22に格納された圧力値の中から、前回推定された推定値を基準にし、所定の推定閾値以内にある高さの圧力値を推定値として抽出しても良い。所定の推定閾値は、設定情報24に格納されても良い。推定閾値は、例えば、前回の推定値との差分の圧力値で設定される。
さらに、検知部13は、圧力情報22に格納された圧力値が所定の格納数になったとき、圧力情報22に格納された圧力値の中から、設定情報24に設定されている圧力値の初期値を基準にし、所定の初期閾値以内にある高さの圧力値を推定値として抽出しても良い。所定の初期閾値は、設定情報24に格納されても良い。所期閾値は、例えば、初期の推定値との差分の圧力値で設定される。
電池101は、長い時間をかけて膨張が進行する。そして、検知部13による膨張量の検知は、電池101の膨張による異常を初期段階で判定するため、電池101の膨張量の変化量がゼロに近くなるような周期で実行される。よって、圧力情報22に格納された圧力値のばらつきは、偶然にユーザの指や物体が圧力センサ102の付近を押圧したときことによる、外部からの圧力の増加分であると想定することができる。したがって、検知部13は、圧力情報22に格納された複数の圧力値の中の最小値、または前回の推定値からの増加量が少ない圧力値を、外部からの圧力の影響を除いた電池101の膨張による圧力値であると判定する。
図5を参照して説明する。
膨張情報23は、電池101の特性にあわせて、圧力値と膨張量とを関連付けて格納する。そして、検知部13は、有効と判定された圧力値から膨張量を検知するとき、膨張情報23を参照し、圧力値に対応する膨張量を電池101の膨張量として検知する。また、検知部13は、推定値を抽出したとき、膨張情報23を参照し、推定値に対応する膨張量を電池101の膨張量をとして検知する。
設定情報24は、状態判定処理に用いられる各種情報を格納する。
表示部40は、制御部10から入力される情報を表示する。表示部40は、例えば、出力部14から電池101を膨張したことを示す情報が入力されると、ユーザに対し、電池101の異常を知らせるための通知を表示する。
充電部50は、蓄電部60に蓄電する電力を供給する。
蓄電部60は、電力を供給する。蓄電部60は、例えば、電池101である。
入出力部70は、ユーザや接続された機器からの情報の入力を受け付ける。また、入出力部70は、制御部10から出力される情報を接続された機器に出力する。
送受信部80は、通信接続された機器から情報を受信する。さらに、送受信部80は、通信接続された機器へ情報を送信する。
図10は、状態通知処理を示すフローチャートである。図11、及び図12は、割り込み処理を示すフローチャートである。
図10〜図12を参照して、実施形態の電子機器1による状態通知処理を説明する。以下の説明において、各処理は、特に断らない限り電子機器1の制御部10で実行されるものとする。そして、膨張情報23には、膨張閾値として、電圧閾値が格納されているものとする。また、第2検出部32は、傾き検出、及び距離検出を行うものとする。ただし、電子機器1による状態通知処理は、これに限定されるものではなく、例えば、傾き検出、及び距離検出のいずれか一方のみを行う構成でも良い。
図10を参照して説明する。
電子機器1は、状態通知処理が開始されると、圧力情報22に格納された圧力値の数を数えるカウント値を0にする(S101)。なお、電子機器1は、S101において、圧力情報22に格納されている圧力値を削除しても良い。
そして、電子機器1は、所定時間が経過したか否かを判定する(S102)。電子機器1は、所定時間が経過していないとき(S102にてNo)、S102の処理を繰り返す。
電子機器1は、所定時間が経過したとき(S102にてYes)、割り込み処理を実行する(S103)。
図11を参照して説明する。
電子機器1は、割り込み処理を実行すると、傾き検出を行ない、傾きが傾き閾値の範囲外か否かを判定する(S201)。すなわち、電子機器1は、第2検出部32により検出された電子機器1の傾きを用いて、第1検出部31で検出される電子機器1の自重による圧力が、所定の圧力以上になる傾きである第1状態か否かを判定する傾き判定を行う。
電子機器1は、電子機器1の傾きが傾き閾値の範囲外であるとき(S201にてYes)、所定時間が経過したか否かを判定する(S202)。電子機器1は、所定時間が経過していないとき(S202にてNo)、S201の処理を実行する。電子機器1は、所定時間が経過したとき(S202にてYes)、推定値を抽出できなかったとして、割り込み処理を終了する。電子機器1の傾きが傾き閾値の範囲外であるときとは、電子機器1が第1状態であること示す。
電子機器1は、電子機器1の傾きが傾き閾値の範囲外でないとき(S201にてNo)、他の物体との距離が距離閾値以下か否かを判定する(S203)。すなわち、電子機器1は、第2検出部32により距離検出が行われるとき、第2検出部32により検出された他の物体との距離を用いて、電子機器1と他の物体との距離が、所定の距離以下である第2状態か否かを判定する距離判定を行う。
電子機器1は、他の物体との距離が距離閾値以下であるとき(S203にてYes)、S202の処理を実行する。他の物体との距離が距離閾値以下であるときとは、電子機器1が第2状態であることを示す。
電子機器1は、他の物体との距離が距離閾値以下でないとき(S203にてNo)、第1検出部31が検出する圧力値を取得する(S204)。すなわち、電子機器1は、第1状態、及び第2状態のいずれも生じていないとき、第1検出部31により検出された圧力値を有効と判定し、第1検出部31で検出された圧力値を有効な値として取得する。
そして、電子機器1は、取得した圧力値を圧力情報22に格納する(S205)。また、電子機器1は、圧力情報22に格納された圧力値の数を数えるカウント値をインクリメントする(S206)。
図12を参照して説明する。
電子機器1は、圧力情報22に所定の格納数の圧力値を格納したか否かを判定する(S207)。電子機器1は、圧力情報22に所定の格納数の圧力値を格納していないとき(S207にてNo)、S201の処理を実行する。
電子機器1は、圧力情報22に所定の格納数の圧力値を格納したとき(S207にてYes)、圧力値の中から推定値を抽出する(S208)。このとき、電子機器1は、例えば、圧力情報22に格納された所定の格納数の圧力値の中から、最小の圧力値を推定値として抽出しても良い。
そして、電子機器1は、圧力情報22に格納された圧力値の数を数えるカウント値を0にする(S209)。
図10を参照して説明する。
電子機器1は、割り込み処理において、推定値を抽出していないとき(S104にてNo)、S102の処理を実行する。電子機器1は、割り込み処理において、推定値を抽出したとき(S104にてYes)、推定値が圧力閾値以上であるか否かを判定する(S105)。電子機器1は、推定値が圧力閾値よりも小さいとき(S105にてNo)、S102の処理を実行する。なお、電子機器1は、閾値情報21に膨張閾値が電池101の膨張の進行度合いとして格納されているとき、膨張情報23を用いて、推定値に対応する膨張量を検知しても良い。
電子機器1は、推定値が圧力閾値以上であるとき(S105にてYes)、電池101の異常を示す情報を出力する(S106)。このとき、電子機器1は、電池101の異常を示す情報を表示部40に表示しても良い。また、電子機器1は、図示しない発音部を用いて、電池101の異常を示す音を出力しても良い。電子機器1は、S105において、推定値に対応する膨張量を検知したとき、検知した膨張量が膨張閾値以上であるとき、電池101が膨張したことを示す情報を出力しても良い。
図13は、コンピュータ装置の一例を示すブロック図である。
図13を参照して、コンピュータ装置600の構成について説明する。
図13において、コンピュータ装置600は、制御回路601と、記憶装置602と、読書装置603と、記録媒体604と、通信インターフェイス605と、入出力インターフェイス606と、表示装置107と、入力装置607と、タッチパネル608とを備える。さらに、コンピュータ装置600は、圧力センサ102と、変換回路611と、充電装置609と、電池101と、加速度センサ105と、距離センサ106と、距離センサ109と、角速度センサ610とを備える。また、通信インターフェイス605は、ネットワーク612と接続されている。そして、各構成要素は、バス613により接続されている。
制御回路601は、コンピュータ装置600全体の制御をする。そして、制御回路601は、例えば、CPU、マルチコアCPU、FPGA(Field Programmable Gate Array)およびPLD(Programmable Logic Device)などのプロセッサである。制御回路601は、例えば、図5において、制御部10として機能する。なお、図5において、記憶部20に記憶された閾値情報21と、圧力情報22と、膨張情報23と、設定情報24とは、例えば、CPU、FPGA、およびPLDのキャッシュに記憶されても良い。
記憶装置602は、各種データを記憶する。そして、記憶装置602は、例えば、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのメモリや、HDなどである。記憶装置602は、例えば、図5において、記憶部20として機能する。
また、ROMは、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAMは、制御回路601のワークエリアとして使用される。HDは、OS、アプリケーションプログラム、ファームウェアなどのプログラム、および各種データを記憶している。
記憶装置602は、例えば、制御回路601を、制御部10として機能させる状態通知プログラムを記憶する。
電子機器1は、記憶装置の制御をするとき、記憶装置602に記憶された状態通知プログラムをRAMに読み出す。RAMに読み出された状態通知プログラムを制御回路601で実行することにより、電子機器1は、第1判定処理と、第2判定処理と、検知処理と、出力処理との1以上を含む状態通知処理を実行する。
なお、状態通知プログラムは、制御回路601が通信インターフェイス605を介してアクセス可能であれば、ネットワーク612上のサーバが有する記憶装置に記憶されていても良い。
読書装置603は、制御回路601に制御され、着脱可能な記録媒体604のデータのリード/ライトを行なう。そして、読書装置603は、例えば、FDD(Floppy Disk Drive)、CDD(Compact Disc Drive)、DVDD(Digital Versatile Disk Drive)、BDD(Blu−ray(登録商標) Disk Drive)およびUSB(Universal Serial Bus)などである。
記録媒体604は、各種データを保存する。記録媒体604は、例えば、状態通知プログラムを記憶する。さらに、記録媒体604は、図5に示す、閾値情報21と、圧力情報22と、膨張情報23と、設定情報24とを記憶しても良い。
そして、記録媒体604は、読書装置603を介してバス613に接続され、制御回路601が読書装置603を制御することにより、データのリード/ライトが行なわれる。また、記録媒体604は、例えば、SDメモリーカード(SD Memory Card)、FD(Floppy Disk)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、BD(Blu−ray(登録商標) Disk)、およびフラッシュメモリなどの非一時的記録媒体である。
通信インターフェイス605は、ネットワーク612を介してコンピュータ装置600と他の装置とを通信可能に接続する。そして、通信インターフェイス605は、例えば、図5において、送受信部80として機能する。また、通信インターフェイス605は、無線LANの機能を有するインターフェイス、および近距離無線通信機能を有するインターフェイスを含んでも良い。そして、無線LANインターフェイスは、例えば、無線LAN規格として、Wi−Fi(登録商標)をサポートしても良い。近距離無線インターフェイスは、例えば、近距離無線通信規格として、Bluetooth(登録商標)をサポートしても良い。LANは、Local Area Networkの略である。
入出力インターフェイス606は、例えば、キーボード、マウスなどの入力装置607、およびタッチパネル608と接続され、接続された入力装置607から各種情報を示す信号が入力されると、バス613を介して入力された信号を制御回路601に出力する。また、入出力インターフェイス606は、制御回路601から出力された各種情報を示す信号がバス613を介して入力されると、接続された各種装置にその信号を出力する。入出力インターフェイス606は、例えば、図5において、入出力部70として機能する。
表示装置107は、各種情報を表示する。表示装置は、タッチパネル608からの入力を受け付けるための情報を表示しても良い。表示装置607は、例えば、図5において、表示部40として機能する。
充電装置609は、コンピュータ装置600に入力された入力電力を、電池101を充電する充電電力に変換し、電池101に電力を供給する。充電装置609は、例えば、AC/DCインバータと、DC/DCコンバータとを備え、交流の入力電力が入力されると、入力電力を直流に変換し、かつ変換後の直流電力の大きさを、電池101の充電電力に対応する大きさに変換し、電池101に電力を供給する。充電装置609は、例えば、図5において、充電部50として機能する。
電池101は、充電装置609から入力される電力を蓄える。そして、電池101は、接続された負荷に電力を供給する。電池101は、例えば、図5において、蓄電部60として機能する。
変換回路611は、圧力センサ102により検出された値を電圧値に変換し、制御回路601に出力する。制御回路601は、変換回路611から入力される電圧値と、膨張情報23とを用いて、電池101の膨張量を検知する。また、制御回路601は、変換回路611から入力される電圧値と、電圧閾値で与えられる膨張閾値とを用いて、電池101の異常を判定する。
変換回路611は、圧力センサ102が印加される圧力に応じて抵抗が変化するフィルムであるとき、圧力センサ102の抵抗値に比例する電圧値を出力する。上述のように、圧力センサ102と、変換回路611と、制御回路601とは、それぞれ連携して、例えば、図5において、第1検出部31として機能する。
距離センサ106、109は、例えば、電子機器1の法線方向にある他の物体との距離を検出する、三角測定方式、およびタイム・オブ・ライト方式などを用いたセンサである。距離センサ106、109は、例えば、図5において、第2検出部32として機能する。
加速度センサ105は、例えば、3軸の加速度を検出する。加速度センサ105は、例えば、3軸加速度センサである。制御部10は、加速度センサ105で検出された加速度を用いて、電子機器1の傾きを検出する。加速度センサ105は、例えば、図5において、第2検出部32として機能する。制御回路601は、加速度センサ105により、図7に示すz軸方向の加速度が0であると判定されたとき、電子機器1が仰角90°または俯角−90°であり、電子機器1の自重による圧力が圧力センサ102に印加されていないものと判定しても良い。
角速度センサ610は、例えば、ジャイロセンサである。角速度センサ610は、例えば、図5において、第2検出部32として機能する。制御回路601は、加速度センサ105により検出される加速度と、角速度センサ610により検出される角速度とを用いて、電子機器1の傾きを検出しても良い。
以上のように、実施形態の電子機器1は、電子機器1の傾きを検出し、電子機器1の自重による圧力が圧力センサ102に印加されていない傾きを示すとき、圧力センサ102により検出された圧力値を用いて電池101の膨張量を検知する。したがって、電子機器1は、電池101の自重による圧力が圧力センサ102に印加されることにより発生する、電池の膨張量の誤検知を抑制することができる。
実施形態の電子機器1は、電子機器1と他の物体との距離を検出し、電子機器1と他の物体との距離が所定の距離よりも離れていて、他の物体により電子機器1が押圧される可能性が低いとき、圧力センサ102により検出された圧力値を用いて電池101の膨張量を検知する。したがって、電子機器1は、他の物体の押圧による圧力が圧力センサ102に印加されることにより発生する、電池の膨張量の誤検知を抑制することができる。
実施形態の電子機器1は、第1状態及び第2状態のいずれも生じていないときに、検出された有効な圧力値を複数記憶し、記憶した複数の圧力値の中で、外部から圧力が加えられていないと推定される推定値を用いて、電池101の膨張量を検知する。これにより、電子機器1は、偶然外部から圧力が加えられたときに検出した圧力値を除外し、電池101の膨張量を検知するので、電池の膨張量の誤検知を抑制することができる。
実施形態の電子機器1は、所定の時間間隔で傾き判定、または距離判定のすくなくとも一方を行う。これにより、電子機器1は、状態通知処理に使用するリソースと、消費電力を抑制することができる。
実施形態の電子機器1は、電池101の膨張量が所定の量以上であるとき、電池101が膨張したことをユーザに通知する。これにより、電子機器1は、ユーザに電池101の異常を通知することできる。
なお、本実施形態は、以上に述べた実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
1 電子機器
10 制御部
20 記憶部
30 検出部
40 表示部
50 充電部
60 蓄電部
70 入出力部
80 送受信部
101 電池
102 圧力センサ
103 フロントケース
104 収納部
105 加速度センサ
106、109 距離センサ
107 表示装置
108 リアケース
300 鞄
400 ポケット
600 コンピュータ装置

Claims (5)

  1. 電池と、
    筐体と、
    前記電池と前記筐体との間に配置され、印加される圧力を検出する第1検出部と、
    電子機器の傾きを検出する傾き検出、または、前記電子機器と他の物体との距離を検出する距離検出の少なくとも一方を行う第2検出部と、
    前記第2検出部により傾き検出が行われるとき、前記第2検出部により検出された前記電子機器の傾きを用いて、前記第1検出部で検出される前記電子機器の自重による圧力が、所定の圧力以上になる傾きである第1状態か否かを判定する傾き判定を行い、前記第2検出部により距離検出が行われるとき、前記第2検出部により検出された前記他の物体との距離を用いて、前記電子機器と前記他の物体との距離が、所定の距離以下である第2状態か否かを判定する距離判定を行う第1判定部と、
    前記第1状態、及び前記第2状態のいずれも生じていないとき、前記第1検出部により検出された圧力の検出値を有効と判定する第2判定部と、
    前記第2判定部により有効と判定された検出値を用いて前記電池の膨張量を検知する検知部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記電子機器は、さらに、
    前記第2判定部により有効と判定された圧力の検出値を記憶する記憶部
    を備え、
    前記検知部は、
    前記記憶部に所定の数の圧力の検出値が記憶されたとき、前記所定の数の圧力の検出値の中で、外部から圧力が加えられていないと推定される推定値を用いて、前記電池の膨張量を検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1判定部は、
    所定の時間間隔で前記傾き判定、または、前記距離判定の少なくとも一方を行なう
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記電子機器は、さらに、
    前記検知部により、検知された前記膨張量が所定の量以上であるとき、前記電池が膨張したことを示す情報を出力する出力部
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電子機器。
  5. 電子機器に含まれる電池と筐体との間に配置され、印加される圧力を検出する第1検出部と、前記電子機器の傾きを検出する傾き検出、または、前記電子機器と他の物体との距離を検出する距離検出の少なくとも一方を行う第2検出部と、を備える前記電子機器が有するプロセッサに実行させる状態通知プログラムであって、
    前記第2検出部により傾き検出が行われるとき、前記第2検出部により検出された前記電子機器の傾きを用いて、前記第1検出部で検出される前記電子機器の自重による圧力が、所定の圧力以上になる傾きである第1状態か否かを判定する傾き判定を行い、
    前記第2検出部により距離検出が行われるとき、前記第2検出部により検出された前記他の物体との距離を用いて、前記電子機器と前記他の物体との距離が、所定の距離以下である第2状態か否かを判定する距離判定を行い、
    前記第1状態、及び前記第2状態のいずれも生じていないとき、前記第1検出部により検出された圧力の検出値を有効と判定し、
    前記第2判定部により有効と判定された検出値を用いて前記電池の膨張量を検知し、
    検知された前記膨張量が所定の量以上であるとき、前記電池が膨張したことを示す情報を出力する
    処理を電子機器が有するプロセッサに実行させることを特徴とする状態通知プログラム。
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