JP2016148713A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016148713A
JP2016148713A JP2015024103A JP2015024103A JP2016148713A JP 2016148713 A JP2016148713 A JP 2016148713A JP 2015024103 A JP2015024103 A JP 2015024103A JP 2015024103 A JP2015024103 A JP 2015024103A JP 2016148713 A JP2016148713 A JP 2016148713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
image forming
rotation speed
unit
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015024103A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6237666B2 (ja
Inventor
貴宣 中谷
Takanobu Nakatani
貴宣 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2015024103A priority Critical patent/JP6237666B2/ja
Publication of JP2016148713A publication Critical patent/JP2016148713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6237666B2 publication Critical patent/JP6237666B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】簡素な構成で加圧ローラーを迅速に圧着及び開放する。
【解決手段】画像形成装置1は、定着部7、回転数記憶部921、及び、回転数記録部913を備える。定着部7は、加熱ローラー71、加圧ローラー72、及び、駆動機構70を有し、トナー像を記録用紙Pに定着する。駆動機構70は、モーター77の駆動力によって加熱ローラー71に対して加圧ローラー72を圧着状態及び開放状態の間で遷移させる。回転数記憶部921は、モーター77の回転数を記憶する。回転数記録部913は、加圧ローラー72が圧着状態から開放状態に遷移するときに、圧着状態からのモーター77の回転数である開放回転数NPを回転数記憶部921に記録する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置は、加熱ローラー及び加圧ローラーを有し、トナー像を定着する定着部を備えている。また、加熱ローラーに対して加圧ローラーを圧着及び開放するための種々の構成が知られている。
例えば、定着圧解除レバーを備える画像形成装置が開示されている(特許文献1参照)。定着圧解除レバーは、加熱ローラーに対して加圧ローラーを圧着及び開放する。特許文献1に記載の画像形成装置では、用紙の搬送不良が発生したときに、ユーザーは定着圧解除レバーを作動することによって加熱ローラーに対して加圧ローラーを開放して、用紙を取り除く。
特許文献1には、上記画像形成装置によれば、搬送不良になった用紙を容易に除去することができると記載されている。
特開平8−44125号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置のように、定着圧解除レバーを配置するためには、定着圧解除レバーの位置を、画像形成装置の動作を制御する制御部に伝える必要がある。そのためには、定着圧解除レバーの位置を検出するセンサーを配置する必要であり、画像形成装置の製造コストがアップする。また、制御部は定着圧解除レバーの位置に応じた制御を行う必要がある。例えば、定着圧解除レバーが加圧ローラーを開放する位置にある状態で、画像形成装置の筐体のカバーが閉状態にされた場合には、定着圧解除レバーの位置を、加圧ローラーを圧着する位置に戻すようユーザーに促す必要がある。したがって、更に画像形成装置の製造コストがアップする。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡素な構成で加圧ローラーを迅速に開放することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、定着部、記憶部、及び、回転数記録部を備える。前記定着部は、加熱ローラー、加圧ローラー、及び、駆動機構を有し、トナー像を上記記録媒体に定着する。前記駆動機構は、モーターを有し、前記モーターの駆動力によって前記加熱ローラーに対して前記加圧ローラーを圧着状態及び開放状態の間で遷移させる。前記記憶部は、前記モーターの回転数を記憶する。前記回転数記録部は、前記圧着状態から前記開放状態に遷移させる途中で、前記モーターの回転が停止したときに、前記圧着状態からのモーターの回転数である開放回転数を前記記憶部に記録する。
本発明の画像形成装置によれば、簡素な構成で加圧ローラーを迅速に開放することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す側面図である。 図1に示す画像形成ユニット及び転写部の構成を示す側面図である。 図1に示す定着部の駆動機構の構成を示す側面図である。 図1に示す制御部及び記憶部の機能的な構成を示すブロック図である。 図4に示す圧着開放制御部の動作を示すフローチャートである。 図4に示す停止判定部及び回転数記録部の動作を示すフローチャートである。 図4に示す回転数設定部の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面(図1〜図7)を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す図である。本実施形態において画像形成装置1は、カラー複写機である。
図1に示すように、画像形成装置1は、記録用紙P上に画像を形成する装置であって、筐体10、給紙部2、搬送部L、トナー補給ユニット3、画像形成ユニット4、転写部5、定着部7、及び、排出部8を備える。
給紙部2は、筐体10の下部に配置され、記録用紙Pを搬送部Lへ供給する。給紙部2は、複数枚の記録用紙Pを収容可能であって、最上部の記録用紙Pを1枚ずつ搬送部Lへ供給する。以下、記録用紙Pを、便宜上、用紙Pと記載する。
搬送部Lは、給紙部2によって供給された用紙Pを、転写部5及び定着部7を経由して排出部8まで搬送する。
トナー補給ユニット3は、画像形成ユニット4にトナーを供給する容器であって、4つのトナーカートリッジ3c、3m、3y、及び、3kを備える。トナーカートリッジ3cには、シアン色のトナーが収容される。トナーカートリッジ3mには、マゼンタ色のトナーが収容される。トナーカートリッジ3yには、イエロー色のトナーが収容される。トナーカートリッジ3kには、ブラック色のトナーが収容される。
以下、トナーカートリッジ3c、3m、3yをカラートナーカートリッジ31と記載し、トナーカートリッジ3kをブラックトナーカートリッジ32と記載する場合がある。
転写部5は、中間転写ベルト54を備える。転写部5は、画像形成ユニット4によって、中間転写ベルト54上に形成されたトナー像を、用紙P上に転写する。転写部5の構成については、図2を参照して後述する。
画像形成ユニット4は、中間転写ベルト54上にトナー像を形成する。画像形成ユニット4には、各カラートナーカートリッジ31とブラックトナーカートリッジ32とから、それぞれ、各カラートナーとブラックトナーとが供給される。詳しくは、画像形成ユニット4は、4つの画像形成部4c、4m、4y、4kを含む。画像形成部4cには、トナーカートリッジ3cからシアントナーが供給される。画像形成部4mには、トナーカートリッジ3mからマゼンタトナーが供給される。画像形成部4yには、トナーカートリッジ3yからイエロートナーが供給される。画像形成部4kには、トナーカートリッジ3kからブラックトナーが供給される。画像形成ユニット4の構成については、図2を参照して後述する。
定着部7は、転写部5によって用紙Pに形成されたトナー像を定着するローラー対であって、加熱ローラー71及び加圧ローラー72を備える。用紙Pは、加熱ローラー71及び加圧ローラー72によって加熱及び加圧される。その結果、定着部7によって、転写部5において用紙Pに転写された未定着のトナー像が定着される。
排出部8は、トナー像が定着された用紙Pを装置の外部へ排出する。
次に、図2を参照して画像形成ユニット4及び転写部5の構成について説明する。図2は、画像形成ユニット4及び転写部5の構成を示す側面図である。図2に示すように、画像形成ユニット4は、4つの画像形成部4c、4m、4y、4kを備える。
画像形成部4c、4m、4y、4kは、それぞれ、露光装置41、感光体ドラム42、現像部43、帯電ローラー44、及び、クリーニングブレード45を備える。4つの画像形成部4c、4m、4y、4kの構成は、供給されるトナーの色が異なるのみでその他の構成は略同一である。したがって、本明細書では、シアントナーが供給される画像形成部4cの構成について説明し、画像形成部4c以外の画像形成部4m、4y、4kの構成についての説明は省略する。
画像形成部4cは、露光部41c(41)、感光体ドラム42c(42)、現像部43c(43)、帯電ローラー44c(44)、及び、クリーニングブレード45c(45)を有する。
帯電ローラー44cは、感光体ドラム42cを所定の電位に帯電させる。露光部41cは、感光体ドラム42cにレーザー光を照射して露光し、感光体ドラム42c上に静電潜像を形成する。現像部43cは、現像ローラー431cを有する。現像ローラー431cは、感光体ドラム42cにシアントナーを供給して上記静電潜像を現像してトナー像を形成する。このようにして、感光体ドラム42cの周面にシアン色のトナー像が形成される。
クリーニングブレード45cは、その先端(図2では上端)が、感光体ドラム42cの周面と摺接する。感光体ドラム42cの周面とクリーニングブレード45cの先端とが摺接することで、感光体ドラム42cの周面に残留するシアントナーが除去される。
転写部5は、用紙P(図1参照)にトナー像を転写する。転写部5は、4つの1次転写ローラー51(51c、51m、51y、51k)、2次転写ローラー52、駆動ローラー53、中間転写ベルト54、及び、従動ローラー55を備える。
転写部5は、各画像形成部4c、4m、4y、4kの感光体ドラム42(42c、42m、42y、42k)に形成された各トナー像を重ねて中間転写ベルト54に転写した後、重ねられたトナー像を中間転写ベルト54から用紙P(図1参照)に転写する。
1次転写ローラー51cは、中間転写ベルト54を介して感光体ドラム42cに対向して配置される。1次転写ローラー51cは、不図示の駆動機構によって中間転写ベルト54を介して感光体ドラム42cに圧接したり、感光体ドラム42cから離れたりすることができる。1次転写ローラー51cは、通常、中間転写ベルト54を介して感光体ドラム42cに圧接されている。他の1次転写ローラー51m、51y、51kも1次転写ローラー51cと同様に、それぞれ対応する感光体ドラム42(42m、42y、又は42k)に中間転写ベルト54を介して圧接されている。
駆動ローラー53は、2次転写ローラー52に対向して配置され、中間転写ベルト54を駆動する。
中間転写ベルト54は、4つの1次転写ローラー51、駆動ローラー53、及び、従動ローラー55に張架された無端ベルトである。中間転写ベルト54は、駆動ローラー53によって、図2では矢印F1、F2に示す通り、反時計回りに回転駆動される。また、中間転写ベルト54は、その表面側が各感光体ドラム42(42c、42m、42y、42k)の周面に、それぞれ、当接している。中間転写ベルト54の表面には、1次転写ローラー51(51c、51m、51y、51k)によって、感光体ドラム42(42c、42m、42y、42k)からトナー像が転写される。
中間転写ベルト54は、具体的には、例えば、ポリイミド、ポリカーボネート、及び、ポリフッ化ビニリデンのような樹脂製のシームレスベルトである。
従動ローラー55は、中間転写ベルト54の回転に伴って回転駆動される。従動ローラー55に、中間転写ベルト54を介して対向する位置には、ブレード56が配置されている。ブレード56は、中間転写ベルト54の表面に残留しているトナーを除去する。
2次転写ローラー52は、駆動ローラー53に押圧されている。これにより、2次転写ローラー52と駆動ローラー53との間にニップ部Nが形成される。2次転写ローラー52及び駆動ローラー53は、用紙Pがニップ部Nを通過する際に、中間転写ベルト54上のトナー像を用紙P(図1参照)に転写する。
次に、図3を参照して、駆動機構70について説明する。図3は、図1に示す定着部7の駆動機構70の構成を示す側面図である。駆動機構70は、定着部7の加熱ローラー71に対して加圧ローラー72を圧着及び開放する。駆動機構70は、支持部材73、バネ74、コロ75、カム76、圧着検出センサー76a、及び、モーター77を備える。
加圧ローラー72の両端部には、支持部材73と係合する係合部材721が配置されている。支持部材73は、係合部材721を介して加圧ローラー72の両端部を支持する。また、支持部材73は、一方側端部(図3では上側端部)の中心軸731を中心として回動自在に構成されている。支持部材73の他方側端部(図3では下側端部)には、コロ75及び固定部材732が配置されている。
コロ75は、支持部材73に対して回動自在に構成されている。また、コロ75は、カム76と当接して配置されると共に、カム76によって付勢される。カム76によって、コロ75が付勢されるため、支持部材73は中心軸731を中心として回動される。
バネ74は、支持部材73を加熱ローラー71から離間する向き(図3では右向き)に付勢する。バネ74は、一方側端部(図3では右側端部)が加熱ローラー71及び加圧ローラー72を収納する枠体(図示省略)に固定され、他方側端部(図3では左側端部)が固定部材732に固定されている。
カム76は、コロ75と当接し、コロ75を加熱ローラー71に近接する向き(図3では左向き)に付勢する。カム76は、例えば、回転軸761を中心とする楕円形に形成されている。支持部材73は、バネ74によって加圧ローラー72から離間する向き(図3では右向き)に付勢されているため、コロ75はカム76に押圧される。よって、コロ75は、カム76の外周位置の変化に応じて、カム76の外周面と当接した状態で、加圧ローラー72に近接又は離間する向きに移動する。
圧着検出センサー76aは、加熱ローラー71に対して加圧ローラー72が圧着している状態(圧着状態)であることを検出する。具体的には、圧着検出センサー76aは、例えば、フォトインタラプターを備え、カム76の回転角を検出することによって圧着状態であることを検出する。
モーター77は、カム76を回動させる。モーター77とカム76との間には、減速ギア列(図示省略)が配置されている。
次に、駆動機構70の動作について説明する。モーター77によってカム76が回転駆動される。カム76が回転すると、カム76の外周位置が変化するため、コロ75が、加熱ローラー71に近接する(又は、加熱ローラー71から離間する)向きに移動される。
例えば、コロ75が、加熱ローラー71に近接する向き(図3では左向き)に移動されると、支持部材73が中心軸731を中心として時計回りに回動される。そして、係合部材721を介して加圧ローラー72が加熱ローラー71に近接する向き(図3では左向き)に移動される。
逆に、コロ75が、加熱ローラー71から離間する向き(図3では右向き)に移動されると、支持部材73が中心軸731を中心として反時計回りに回動される。そして、係合部材721を介して加圧ローラー72が加熱ローラー71から離間する向き(図3では右向き)に移動される。
このようにして、モーター77によってカム76が回転されることによって、加熱ローラー71に対して、加圧ローラー72が圧着(又は、開放)される。
次に、図4を参照して、制御部91及び記憶部92の機能的な構成について説明する。図4は、図1に示す制御部91及び記憶部92の機能的な構成を示すブロック図である。制御部91は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及び、RAM(Random Access Memory)を備える。記憶部92は、不揮発性メモリーを備える。不揮発性メモリーは、例えば、フラッシュメモリー、又は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)のようなメモリーである。ROMには、制御プログラムが格納されている。そして、CPUは、ROMに格納された制御プログラムを読み出して実行することによって各種機能部として機能する。RAMは、CPUが、制御プログラムを実行する際の作業領域として用いられる。
図4に示すように、制御部91において、CPUが、ROMに格納された制御プログラムを読み出して実行することによって、圧着開放制御部911、停止判定部912、回転数記録部913、及び、回転数設定部914を含む各種機能部として機能する。また、CPUが、ROMに格納された制御プログラムを読み出して実行することによって、記憶部92(不揮発性メモリー)を回転数記憶部921として機能させる。
圧着開放制御部911は、加熱ローラー71に対して加圧ローラー72を圧着、開放する動作を制御する。具体的には、圧着開放制御部911は、画像形成装置1の電源がオンされたとき、及び、印刷が完了したときに、加圧ローラー72を開放状態に遷移させる。また、圧着開放制御部911は、画像形成装置1に対して印刷要求がされたときに加圧ローラー72を圧着状態に遷移させる。
停止判定部912は、予め設定された「停止条件」が成立したか否かを判定する。「停止条件」とは、加圧ローラー72の圧着動作及び開放動作を停止させる(換言すれば、モーター77の駆動を停止させる)条件である。具体的には、「停止条件」は、例えば、印刷中にジャムが発生したこと、画像形成装置1の筐体10(図1参照)のカバーが開放されたこと、画像形成装置1の主電源がオフされたことを含む。
上述のように、印刷中にジャムが発生した場合、画像形成装置1の筐体10のカバーが開放された場合、及び、画像形成装置1の主電源がオフされた場合に、モーター77が停止される。よって、モーター77の駆動を適正に停止することができる。
回転数記録部913は、開放回転数NPを回転数記憶部921に記録する。開放回転数NPは、加圧ローラー72を圧着状態から開放状態に向けて移動させたモーター77の回転数である。回転数記録部913は、具体的には、加圧ローラー72が圧着状態から開放状態に遷移をしている途中で、「停止条件」が成立した場合に、開放回転数NPを回転数記憶部921に記録する。加圧ローラー72が圧着状態から開放状態に遷移をしている途中とは、換言すれば、加圧ローラー72が加熱ローラー71から離間する向きに移動していることである。なお、加圧ローラー72が圧着状態であるか否かは、圧着検出センサー76aの検出結果に基づいて判定される。また、「停止条件」が成立したか否かは停止判定部912によって判定される。
上述のように、回転数記録部913によって、加圧ローラー72が圧着状態から開放状態に遷移をしている途中で、モーター77が停止したときに開放回転数NPが回転数記憶部921に記録される。よって、加圧ローラー72を圧着状態から開放状態に向けて移動させたモーター77の回転数である開放回転数NPが記録されるため、開放状態に遷移させるためのモーター77の回転数である遷移回転数NQを求めることができる。したがって、モーター77を遷移回転数NQ回転すれば開放状態に遷移するため、簡素な構成で加圧ローラー72を迅速に開放することができる。
また、圧着検出センサー76aの検出結果に基づいて加圧ローラー72が圧着状態であるか否かが判定されるため、加圧ローラー72が圧着状態であるか否かを正確に判定することができる。
回転数設定部914は、加圧ローラー72を圧着状態から開放状態に遷移させる場合に、開放回転数NPに基づき、開放状態に遷移させるためのモーター77回転数である遷移回転数NQを設定する。具体的には、回転数設定部914は、予め設定された最大回転数NMから開放回転数NPを引いた差に基づき、遷移回転数NQを設定する。なお、最大回転数NMは、加圧ローラー72を圧着状態から開放状態に遷移させるときのモーター77の回転数である。
上述のように、最大回転数NMから開放回転数NPを引いた差に基づく遷移回転数NQが設定されるため、遷移回転数NQを適正に設定することができる。したがって、加圧ローラー72を更に迅速に開放することができる。
回転数記憶部921は、開放回転数NP及び最大回転数NMを記憶する。開放回転数NPは、回転数記録部913によって回転数記憶部921に書き込まれる。なお、最大回転数NMは、予め回転数記憶部921に書き込まれている。また、開放回転数NP及び最大回転数NMは、回転数設定部914によって読み出される。
次に、図5を参照して、圧着開放制御部911によって行われる加圧ローラー72の圧着、開放動作の制御(以下、「圧着開放制御」という。)について説明する。図5は、図4に示す圧着開放制御部911の動作を示すフローチャートである。なお、以下の動作は全て圧着開放制御部911によって行われる。
まず、主電源がオンされたか否かが判定される(ステップS101)。主電源がオンされていないと判定された場合(ステップS101でNO)には、処理が待機状態とされる。主電源がオンされたと判定された場合(ステップS101でYES)には、処理がステップS103へ進められる。そして、加圧ローラー72が開放状態に遷移される(ステップS103)。
次に、加圧ローラー72が開放状態に遷移されたか否かの判定が行われる(ステップS105)。加圧ローラー72が開放状態に遷移されていないと判定された場合(ステップS105でNO)には、処理がステップS103に戻される。加圧ローラー72が開放状態に遷移されたと判定された場合(ステップS105でYES)には、処理がステップS107へ進められる。
そして、印刷準備が完了したか否かの判定が行われる(ステップS107)。印刷準備が完了していないと判定された場合(ステップS107でNO)には、処理が待機状態とされる。印刷準備が完了したと判定された場合(ステップS107でYES)には、処理がステップS109へ進められる。次いで、印刷要求があるか否かの判定が行われる(ステップS109)。印刷要求がないと判定された場合(ステップS109でNO)には、処理が待機状態とされる。印刷要求があると判定された場合(ステップS109でYES)には、処理がステップS111へ進められる。
次に、加圧ローラー72が圧着状態に遷移される(ステップS111)。そして、加圧ローラー72が圧着状態に遷移したか否かの判定が行われる(ステップS113)。加圧ローラー72が圧着状態に遷移していないと判定された場合(ステップS113でNO)には、処理がステップS111に戻される。加圧ローラー72が圧着状態に遷移したと判定された場合(ステップS113でYES)には、処理がステップS115へ進められる。
そして、印刷処理が実行される(ステップS115)。次に、印刷処理が完了したか否かの判定が行われる(ステップS117)。印刷処理が完了していないと判定された場合(ステップS117でNO)には、処理がステップS115に戻される。印刷処理が完了したと判定された場合(ステップS117でYES)には、処理がステップS103に戻される。
上述のようにして、圧着開放制御部911によって、加圧ローラー72の圧着動作、及び、開放動作が適正に制御される。
次に、図6を参照して、回転数記録部913が開放回転数NPを回転数記憶部921に記録する制御(以下、「回転数記録制御」という。)について説明する。図6は、図4に示す停止判定部912及び回転数記録部913の動作を示すフローチャートである。
まず、回転数記録部913によって、加圧ローラー72が圧着状態であるか否かの判定が行われる(ステップS201)。加圧ローラー72が圧着状態ではないと判定された場合(ステップS201でNO)には、処理が待機状態とされる。加圧ローラー72が圧着状態であると判定された場合(ステップS201でYES)には、処理がステップS203へ進められる。
そして、回転数記録部913によって、加圧ローラー72が開放状態に遷移を開始したか否かの判定が行われる(ステップS203)。加圧ローラー72が開放状態に遷移を開始していないと判定された場合(ステップS203でNO)には、処理が待機状態とされる。加圧ローラー72が開放状態に遷移を開始したと判定された場合(ステップS203でYES)には、処理がステップS205へ進められる。
次に、回転数記録部913によって、モーター77の回転数のカウントが開始される(ステップS205)。そして、停止判定部912によって「停止条件」が成立したか否かの判定が行われる(ステップS207)。「停止条件」が成立していないと判定された場合(ステップS207でNO)には、処理が待機状態とされる。「停止条件」が成立したと判定された場合(ステップS207でYES)には、処理がステップS209へ進められる。
そして、回転数記録部913によって、モーター77の回転数のカウントが停止される(ステップS209)。次に、回転数記録部913によって、開放回転数NPが回転数記憶部921に記録され(ステップS211)、処理が終了される。開放回転数NPは、ステップS209でカウントが停止されたときの回転数のカウント値である。
上述のようにして、回転数記録部913によって、開放回転数NPを回転数記憶部921に記録される。
本実施形態では、回転数記録部913がモーター77の回転数をカウントする場合について説明するが、モーター77の回転数をカウントするカウンターを備える形態でもよい。この場合には、回転数記録部913は、カウンターに対して、カウントの開始、停止、及び、リセットを指示すればよい。
次に、図7を参照して、「停止条件」が成立して停止した加圧ローラー72を開放状態に遷移させる制御である開放制御について説明する。図7は、図4に示す回転数設定部914の動作を示すフローチャートである。なお、以下の処理は全て回転数設定部914によって行われる。
まず、加圧ローラー72が開放状態に遷移するか否かの判定が行われる(ステップS301)。加圧ローラー72が開放状態に遷移しないと判定された場合(ステップS301でNO)には、処理が待機状態とされる。加圧ローラー72が開放状態に遷移すると判定された場合(ステップS301でYES)には、処理がステップS303へ進められる。
そして、回転数記憶部921に開放回転数NPが記憶されているか否かの判定が行われる(ステップS303)。回転数記憶部921に開放回転数NPが記憶されていないと判定された場合(ステップS303でNO)には、処理がステップS313へ進められる。回転数記憶部921に開放回転数NPが記憶されていると判定された場合(ステップS303でYES)には、処理がステップS305へ進められる。
次に、回転数記憶部921から開放回転数NPが読み出される(ステップS305)。次いで、回転数記憶部921から最大回転数NMが読み出される(ステップS307)。そして、遷移回転数NQが次の(1)式を用いて求められる(ステップS309)。
(遷移回転数NQ)=(最大回転数NM)−(開放回転数NP) (1)
次に、モーター77が遷移回転数NQ回転されて、加圧ローラー72が開放状態にされ(ステップS311)、処理が終了される。
一方、ステップS303でNOの場合には、回転数記憶部921から最大回転数NMが読み出される(ステップS313)。そして、遷移回転数NQが次の(2)式を用いて求められる(ステップS315)。
(遷移回転数NQ)=(最大回転数NM) (2)
次に、モーター77が遷移回転数NQ回転されて、加圧ローラー72が開放状態にされ(ステップS317)、処理が終了される。
上述のように、回転数記憶部921に開放回転数NPが記憶されている場合には、モーター77が遷移回転数NQ回転されて、加圧ローラー72が開放状態にされるため、簡素な構成で加圧ローラー72を迅速に開放することができる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(2))。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)本実施形態では、画像形成装置がカラー複写機である場合について説明したが、画像形成装置が定着部を備える形態であればよい。例えば、画像形成装置がモノクロの複合機である形態でもよい。
(2)本実施形態では、加圧ローラー72が圧着状態から開放状態に遷移をしている途中で、モーター77が停止したときに開放回転数NPを記憶部92に記録する場合について説明した。加圧ローラー72が開放状態から圧着状態に遷移をしている途中で、モーター77が停止したときに「圧着回転数」を記憶部92に記録する形態でもよい。「圧着回転数」は、加圧ローラー72を開放状態から圧着状態に向けて移動させたモーター77の回転数である。
この場合には、加圧ローラー72を開放状態から圧着状態に向けて移動させたモーター77の回転数である「圧着回転数」が記録されるため、圧着状態に遷移させるためのモーター77の回転数である「遷移回転数」を求めることができる。したがって、モーター77を「遷移回転数」回転すれば圧着状態に遷移するため、簡素な構成で加圧ローラー72を迅速に圧着することができる。
なお、この場合には、圧着状態であることを検出するセンサーを備えることが好ましい。なぜなら、圧着状態であることを検出するセンサーを備える場合には、圧着状態であることを正確に検出することができるため、加圧ローラー72を更に迅速に圧着することができる。
本発明は、画像形成装置に利用可能である。
1 画像形成装置
2 給紙部
3 トナー補給ユニット
4 画像形成ユニット
5 転写部
7 定着部
70 駆動機構
71 加熱ローラー
72 加圧ローラー
721 係合部材
73 支持部材
731 中心軸
732 固定部材
74 バネ
75 コロ
76 カム
76a 圧着検出センサー
77 モーター
8 排出部
91 制御部
911 圧着開放制御部
912 停止判定部
913 回転数記録部
914 回転数設定部
92 記憶部
921 回転数記憶部

Claims (6)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    加熱ローラー、加圧ローラー、及び、モーターの駆動力によって前記加熱ローラーに対して前記加圧ローラーを圧着状態及び開放状態の間で遷移させる駆動機構を有し、トナー像を上記記録媒体に定着する定着部と、
    前記モーターの回転数を記憶する記憶部と、
    前記圧着状態から前記開放状態に遷移させる途中で、前記モーターの回転が停止したときに、前記圧着状態からの前記モーターの回転数である開放回転数を前記記憶部に記録する回転数記録部と
    を備える、画像形成装置。
  2. 前記圧着状態であることを検出する圧着検出センサーを備える、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 主電源がオフになったこと、ジャムが発生したこと、及び、筐体のカバーが開けられたこと、の少なくとも1つが発生したときに、前記モーターの回転が停止される、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記開放回転数に基づき、前記加圧ローラーを前記開放状態に遷移させるための前記モーターの回転数である遷移回転数を設定する回転数設定部を更に備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記記憶部は、前記圧着状態から前記開放状態に遷移させるときの、前記モーターの回転数である最大回転数を予め記憶しており、
    前記回転数設定部は、前記最大回転数から前記開放回転数を引いた差に基づき、前記遷移回転数を設定する、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    加熱ローラー、加圧ローラー、及び、モーターの駆動力によって前記加熱ローラーに対して前記加圧ローラーを圧着状態及び開放状態の間で遷移させる駆動機構を有し、トナー像を上記記録媒体に定着する定着部と、
    前記モーターの回転数を記憶する記憶部と、
    前記開放状態から前記圧着状態に遷移させる途中で、前記モーターの回転が停止したときに、前記開放状態からの前記モーターの回転数である圧着回転数を前記記憶部に記録する回転数記録部と
    を備える、画像形成装置。
JP2015024103A 2015-02-10 2015-02-10 画像形成装置 Expired - Fee Related JP6237666B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015024103A JP6237666B2 (ja) 2015-02-10 2015-02-10 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015024103A JP6237666B2 (ja) 2015-02-10 2015-02-10 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016148713A true JP2016148713A (ja) 2016-08-18
JP6237666B2 JP6237666B2 (ja) 2017-11-29

Family

ID=56688333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015024103A Expired - Fee Related JP6237666B2 (ja) 2015-02-10 2015-02-10 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6237666B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08115130A (ja) * 1994-10-13 1996-05-07 Canon Inc 定着装置
JPH1184955A (ja) * 1997-09-01 1999-03-30 Canon Inc 画像形成装置
JP2006163276A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Canon Inc 定着装置及び画像形成装置
US20080131161A1 (en) * 2006-11-30 2008-06-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing apparatus of image forming apparatus
US20080292345A1 (en) * 2007-05-25 2008-11-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Fusing unit and image forming apparatus having the same
JP2011145543A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2014164149A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Canon Inc 定着装置
JP2014178596A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08115130A (ja) * 1994-10-13 1996-05-07 Canon Inc 定着装置
JPH1184955A (ja) * 1997-09-01 1999-03-30 Canon Inc 画像形成装置
JP2006163276A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Canon Inc 定着装置及び画像形成装置
US20080131161A1 (en) * 2006-11-30 2008-06-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing apparatus of image forming apparatus
US20080292345A1 (en) * 2007-05-25 2008-11-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Fusing unit and image forming apparatus having the same
JP2011145543A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2014164149A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Canon Inc 定着装置
JP2014178596A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6237666B2 (ja) 2017-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5635557B2 (ja) 画像形成装置
JP2009069701A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5344531B2 (ja) 定着ユニットの着脱機構を有する画像形成装置
JP2015210433A (ja) 画像形成システム
JP6164246B2 (ja) 画像形成装置
JP6388159B2 (ja) 画像形成装置
JP5993798B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US10649400B2 (en) Image forming apparatus with features that suppress deformation of door caused by counterforce from cartridge
JP6237666B2 (ja) 画像形成装置
JP5864696B2 (ja) 画像形成装置
JP6123543B2 (ja) 画像形成装置、異常検出装置、および異常検出プログラム
JP5914400B2 (ja) 画像形成装置
JP4831249B2 (ja) 画像形成装置
JP2008170585A (ja) 画像形成装置
US8422927B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP6116161B2 (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP6657736B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2017161951A (ja) 画像形成装置
JP6512409B2 (ja) 定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置
JP7040342B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5973643B2 (ja) 画像形成装置
JP5973642B2 (ja) 画像形成装置
JP5973640B2 (ja) 画像形成装置
JP6679978B2 (ja) 転写装置、転写プログラム及び画像形成装置
JP2008216804A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6237666

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees