JP2016148146A - 車両用アンサーバック制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アンサーバック態様をユーザの好みに合わせることができる車両用アンサーバック制御装置を提供する。
【解決手段】ユーザが所持する携帯機と、車両に搭載された車載装置とを含み、携帯機は、ユーザが操作する操作部と、ユーザの操作部の操作に基づいて、予め定められた識別情報を含む制御信号を送信する送信部と、を備え、車載装置は、制御信号を受信する受信部と、受信した制御信号に対する車両の動作状況を、ユーザに通知するアンサーバックを行うアンサーバック部と、識別情報に関連付けて、アンサーバックの動作態様を記憶する記憶部と、受信した識別情報に応じた動作態様を記憶部から読出し、該動作態様に基づいてアンサーバック部を動作させる制御部と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】ユーザが所持する携帯機と、車両に搭載された車載装置とを含み、携帯機は、ユーザが操作する操作部と、ユーザの操作部の操作に基づいて、予め定められた識別情報を含む制御信号を送信する送信部と、を備え、車載装置は、制御信号を受信する受信部と、受信した制御信号に対する車両の動作状況を、ユーザに通知するアンサーバックを行うアンサーバック部と、識別情報に関連付けて、アンサーバックの動作態様を記憶する記憶部と、受信した識別情報に応じた動作態様を記憶部から読出し、該動作態様に基づいてアンサーバック部を動作させる制御部と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザが所持する携帯機から無線送信される制御信号に対する車両の動作状況を、ユーザに通知するアンサーバックを行う車両用アンサーバック制御装置に関する。
キーレスエントリー装置は、ユーザが所持する携帯機から無線送信される自車の施解錠を遠隔制御するためのキーレス信号を、車載装置が受信して、この施解錠が正常終了したことを示すアンサーバックとして、ハザードランプを点滅させたり、ブザー音を発したりする。
ユーザが操作した携帯機から発せられた電波強度情報から距離を推定しアンサーバック音量を調整するキーレスエントリー装置が考案されている(特許文献1参照)。
また、深夜や静寂性が求められる場所のような、自車のおかれている環境に応じてブザー音等のアンサーバック音を制御して近隣に対する騒音を防止するキーレスエントリー装置が考案されている(特許文献2参照)。
上述の従来技術では、ユーザの利便性を確保して、車両の周囲環境へ配慮することができる。しかし、携帯機を家族で共有している場合、一律のアンサーバック動作態様ではユーザの好みに合わないことがある。
上記問題点を背景として、本発明は、アンサーバック動作態様をユーザの好みに合わせることができる車両用アンサーバック制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための車両用アンサーバック制御装置は、ユーザが所持する携帯機と、車両に搭載された車載装置とを含み、携帯機は、ユーザが操作する操作部と、ユーザの操作部の操作に基づいて、予め定められた識別情報を含む制御信号を送信する送信部と、を備え、車載装置は、制御信号を受信する受信部と、受信した制御信号に対する車両の動作状況を、ユーザに通知するアンサーバックを行うアンサーバック部と、識別情報に関連付けて、アンサーバックの動作態様を記憶する記憶部と、受信した識別情報に応じた動作態様を記憶部から読出し、該動作態様に基づいてアンサーバック部を動作させる制御部と、を備える。
上記構成によって、アンサーバックの動作態様が一律なものとはならず、ユーザの意図や好みを反映し易くなる。
図1のように、車両用アンサーバック制御装置1は、照合ECU10、照合ECU10に接続されたDCM(Data Communication Module)15、LF送信部16、RF受信部17(本発明の受信部)と、ボデーECU40、ボデーECU40に接続されたドアロック装置43、ホーン44(本発明のアンサーバック部)、灯火装置45(本発明のアンサーバック部)と、ユーザが所持する携帯機30と、を含む。照合ECU10とボデーECU40とは、通信可能に接続される。車載装置は、少なくとも、照合ECU10、RF受信部17、ボデーECU40、ホーン44、灯火装置45を含む。
図1の構成において、ボデーECU40を照合ECU10に含めてもよい。
照合ECU10は、CPU11(本発明の制御部、距離取得部)、メモリ12(本発明の記憶部)、信号入出回路あるいは通信インターフェース回路を含むI/O13(本発明の位置取得部)を含むコンピュータとして構成される。CPU11がメモリ12に記憶された制御プログラムを実行することで、照合ECU10の各種機能を実現する。
メモリ12は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体を用い、制御プログラムの他に、マスタコード等の照合ECU10の動作に必要なデータも記憶する。さらに、ユーザIDあるいは携帯機IDに対応した、ホーン44および灯火装置45のアンサーバック動作態様を記憶する。アンサーバック動作態様の登録方法は、以下のうちの少なくとも一つを用いる。
・操作部23の操作により登録する。
・携帯機30の操作部38で操作を行い、登録内容を照合ECU10へ送信する。
・操作部23の操作により登録する。
・携帯機30の操作部38で操作を行い、登録内容を照合ECU10へ送信する。
また、アンサーバック動作態様は、以下のものを例示できる。
ホーン44:吹鳴パターンを設定。
・吹鳴させない。
・0.5秒間吹鳴させる。
・0.5秒間吹鳴、0.5秒間停止、0.5秒間吹鳴させる。
灯火装置45:使用する灯火と点灯パターンを設定。
・ハザード灯を所定周期で2回点滅。
・前照灯を所定時間点灯。
ホーン44:吹鳴パターンを設定。
・吹鳴させない。
・0.5秒間吹鳴させる。
・0.5秒間吹鳴、0.5秒間停止、0.5秒間吹鳴させる。
灯火装置45:使用する灯火と点灯パターンを設定。
・ハザード灯を所定周期で2回点滅。
・前照灯を所定時間点灯。
DCM15は、照合ECU10が、直接あるいは公衆通信回線を介して、携帯機30との通信を行うための通信回路である。
LF送信部16は、I/O13を介した照合ECU10からの指示信号に基づいて、携帯機30に対しリクエスト信号を送信する。リクエスト信号は、例えばLF(長波)帯の電波で送信し、その到達距離は、0.7〜1.0m程度に設定される。アンテナは、車両のドアハンドルなどに取り付けられる。
RF受信部17は、リクエスト信号に応答して携帯機30から、例えばRF(高周波)帯の電波で送信されるレスポンス信号を受信する。照合ECU10は、I/O13を介してレスポンス信号を取得する。
照合ECU10には、車両状態検出部21、位置検出部22、操作部23が接続される。照合ECU10は、I/O13を介してこれらからの検出データを取得する。
車両状態検出部21は、以下のうちの少なくとも1つを含む。
・イグニッションスイッチ:車両の原動機(エンジンまたはモータ)の始動を検出。
・車速センサ:車両の速度を検出。
・シフトポジションセンサ:シフトポジションを検出。
・駐車ブレーキスイッチ:駐車ブレーキの作動状態を検出。
・イグニッションスイッチ:車両の原動機(エンジンまたはモータ)の始動を検出。
・車速センサ:車両の速度を検出。
・シフトポジションセンサ:シフトポジションを検出。
・駐車ブレーキスイッチ:駐車ブレーキの作動状態を検出。
位置検出部22は、周知のGPS衛星からのGPS信号を受信するGPS受信機を含み、受信したGPS信号に基づいて、車両の現在位置を特定する。位置検出部22として周知のナビゲーション装置を用い、照合ECU10は、ナビゲーション装置から現在位置を取得するようにしてもよい。
操作部23は、周知のメカニカルスイッチあるいはタッチパネルを用いる。他の車両用装置(ナビゲーション装置、オーディオ装置など)の操作部を用いてもよい。
ボデーECU40は、CPU41、メモリ42、および周辺回路(図示せず)を含む。CPU41がメモリ42に記憶されたボデー制御プログラムを実行することで、ボデーECU40の各種機能を実現する。
メモリ42は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体を用い、ボデー制御プログラムの他に、ボデーECU40の動作に必要なデータも記憶する。
ドアロック装置43は、ドアのロック/アンロックを行うモータ等のアクチュエータおよびその駆動回路を含む。ボデーECU40からの制御指令に基づいて、アクチュエータを駆動し、ドアのロック/アンロックを行う。また、ドアの自動開閉を行う構成としてもよい。
ホーン(ブザーでもよい)44は、ボデーECU40からの制御指令に基づいて、吹鳴を行う。灯火装置45は、ヘッドライト、補助灯、方向指示灯、ルームランプ等を含み、ボデーECU40からの制御指令に基づいて、各灯火の点灯/消灯を行う。
携帯機30は、CPU31と、CPU31に接続された、携帯機30の動作に必要なプログラムおよび携帯機30を識別する携帯機IDなどのデータを記憶するメモリ32、DCM15と同様の構成で照合ECU10との通信を行うDCM33、LF受信部35、RF送信部36(本発明の送信部)、位置検出部37、操作部38、例えばLCDである表示部39を含む。
LF受信部35は、照合ECU10から送信されたリクエスト信号を受信する。CPU31は、受信したリクエスト信号に応答する、携帯機IDを含むレスポンス信号を生成し、RF送信部36に送信させる。
位置検出部37は、周知のGPS衛星からのGPS信号を受信するGPS受信機を含み、受信したGPS信号に基づいて、携帯機30の現在位置を検出する。
操作部38は、例えば、リモートキーレスエントリー(以下、「RKE」と略称)機能を利用するためのプッシュスイッチ群として構成する。ユーザが操作部38を操作したとき、例えば、ドア(トランクを含む)のロック/アンロックあるいは開閉を行うためのRKEコマンドをRF送信部36から送信する。また、遠距離の場合(RF送信部36からの電波の到達範囲外に車両がある場合)は、RKEコマンドはDCM33から送信することもできる。
また、操作部38の操作により、ユーザを識別するためのユーザIDを登録することもできる。登録のためのスイッチは、専用のスイッチでもよいし、既存のスイッチの長押しや複数のスイッチの組み合わせ操作等を行うことで、既存のスイッチと兼用してもよい。登録内容はメモリ32に記憶される。さらに、現在使用中のユーザIDを登録することもできる。
ユーザIDは、最後に登録したものが有効となる。登録内容をクリアする(ユーザIDが登録されていない状態にする)こともできる。
上述のような構成により、照合ECU10は、携帯機30からのレスポンス信号に含まれる携帯機IDとマスタコードとの照合結果を基に、ボデーECU40に対して、各ドアのロック/アンロック、エンジン始動許可等の制御を指令する、いわゆるスマートキーシステムとしての動作制御を行う。
また、照合ECU10は、携帯機30からのRKE信号を受信したとき、ボデーECU40に対して、各ドアのロック/アンロックの制御を指令する、いわゆるキーレスエントリーシステムとしての動作制御を行う。この場合、LF送信部16、LF受信部35は含まなくてもよい。
上述の、携帯機30からのスマートキーシステムあるいはキーレスエントリーシステムとして動作するとき、ボデーECU40が、例えば、ロック/アンロックの動作を実施したとき、ハザード灯の点滅、ホーンあるいはブザーの吹鳴させるアンサーバック動作を行う。
上述の構成が、「制御信号は、車両のドアロック装置への、ドアの施錠あるいは解錠の指令を含み、車載装置のアンサーバック部は、ドアの施錠あるいは解錠が行われた際に、その動作状態をユーザに通知する」ものである。本構成によって、ユーザが携帯機を用いてドアの施錠あるいは解錠を行ったときに、ユーザあるいは携帯機ごとに適切なアンサーバックを行うことができる。
また、図1の構成を、携帯機30からコマンド信号を受信したときに、車両の原動機を始動させるリモートエンジンスタータに適用してもよい。この場合、LF送信部16、LF受信部35は含まなくてもよい。
図2を用いて、車両の位置に基づくアンサーバック態様の制御を説明する。照合ECU10における動作の処理プログラムは、メモリ12に記憶された制御プログラムに含まれ、CPU11が実行する。ボデーECU40における動作の処理プログラムは、メモリ42に記憶されたボデー制御プログラムに含まれ、CPU41が実行する(図3も同様)。
図2の構成が、「車載装置は、車両の現在位置を取得する位置取得部を備え、制御部は、現在位置に応じて動作態様を調整する」ものである。本構成によって、ユーザあるいは携帯機ごとにアンサーバックの動作態様を変えることに加え、アンサーバックを行うことが好ましくない場所では、アンサーバックを抑制または停止でき、車両の周囲の環境や状況に配慮できる。
携帯機30を所持したユーザが、操作部38に含まれるロックあるいはアンロックボタンを操作したとき、RF送信部36またはDCM33を介して操作に応じたRKEコマンドを送信する(S11)。
このとき、RKEコマンドに、以下のうちのいずれかを用いて、識別情報を付加する。
・ユーザIDが登録されているとき、該ユーザIDを識別情報とする。このとき、RKEコマンドに、携帯機IDを付加してもよい。
本構成が、「識別情報は、ユーザを識別するユーザIDを含む」ものである。本構成によって、ユーザごとにアンサーバックの動作態様を変えることができ、ユーザの利便性が向上する。特に、一つの携帯機を複数のユーザ(家族、グループ)で共用するときも、アンサーバックの動作態様を変えることができるので、携帯機を人数分用意する必要がなく、コスト低減につながる。
・ユーザIDが登録されているとき、該ユーザIDを識別情報とする。このとき、RKEコマンドに、携帯機IDを付加してもよい。
本構成が、「識別情報は、ユーザを識別するユーザIDを含む」ものである。本構成によって、ユーザごとにアンサーバックの動作態様を変えることができ、ユーザの利便性が向上する。特に、一つの携帯機を複数のユーザ(家族、グループ)で共用するときも、アンサーバックの動作態様を変えることができるので、携帯機を人数分用意する必要がなく、コスト低減につながる。
・ユーザIDが登録されていないとき、携帯機の携帯機IDを識別情報とする。
本構成が、「識別情報は、携帯機を識別する携帯機IDを含む」ものである。本構成によって、携帯機ごとにアンサーバックの動作態様を変えることができ、ユーザの利便性が向上する。ユーザごとに携帯機を用意する必要があるが、携帯機にユーザIDを設定する手間を省くことができる。ユーザIDが登録されているときでも、携帯機IDを識別情報としてもよい。
本構成が、「識別情報は、携帯機を識別する携帯機IDを含む」ものである。本構成によって、携帯機ごとにアンサーバックの動作態様を変えることができ、ユーザの利便性が向上する。ユーザごとに携帯機を用意する必要があるが、携帯機にユーザIDを設定する手間を省くことができる。ユーザIDが登録されているときでも、携帯機IDを識別情報としてもよい。
RKEコマンドおよび識別情報を受信した照合ECU10は、以下のうちの少なくとも一方を用いて、識別情報の照合を行う(S13)。
・識別情報がユーザIDであるときは、メモリ12のアンサーバックの動作態様の登録内容を参照し、該ユーザIDに対応する登録内容が存在するか確認する。RKEコマンドに携帯機IDが付加されているときは、後述と同様に、携帯機IDとマスタコードとを照合してもよい。
・識別情報が携帯機の携帯機IDであるときは、メモリ12からマスタコードを読み出して、携帯機IDとマスタコードとを照合する。
照合用データをボデーECU40(メモリ42)が記憶しているときは、該データを取得して照合を行う(S12)。
・識別情報がユーザIDであるときは、メモリ12のアンサーバックの動作態様の登録内容を参照し、該ユーザIDに対応する登録内容が存在するか確認する。RKEコマンドに携帯機IDが付加されているときは、後述と同様に、携帯機IDとマスタコードとを照合してもよい。
・識別情報が携帯機の携帯機IDであるときは、メモリ12からマスタコードを読み出して、携帯機IDとマスタコードとを照合する。
照合用データをボデーECU40(メモリ42)が記憶しているときは、該データを取得して照合を行う(S12)。
照合結果が正常なとき、照合ECU10からボデーECU40に対し、RKEコマンドに応じたドアの動作(ロックあるいはアンロック)を行うよう制御指令を出力する(S14)。制御指令を受信したボデーECU40は、制御指令に基づいて、ドアロック装置のアクチュエータの駆動制御を行う。
照合ECU10は、位置検出部22あるいはナビゲーション装置(図2では、「ナビ等」と略称)に対し、車両の現在位置を取得するための位置情報要求を出力する(S15)。そして、位置検出部22あるいはナビゲーション装置から位置情報を取得する(S16)。
次に、照合ECU10は、識別情報および位置情報に基づいて、アンサーバックの動作態様を決定する(S17)。動作態様は、ホーン44の吹鳴パターンあるいは灯火装置45の点灯パターンを含み、以下のうちの少なくとも一つを用いる。
・識別情報が携帯機IDであるとき、予めメモリ12に記憶されたデフォルトの動作態様とする。あるいは、メモリ12に登録されているアンサーバック動作態様のうち、該携帯機IDに対応するものを動作態様とする。
・識別情報がユーザIDであるとき、メモリ12に登録されているアンサーバック動作態様のうち、該ユーザIDに対応するものを動作態様とする。
・識別情報が携帯機IDであるとき、予めメモリ12に記憶されたデフォルトの動作態様とする。あるいは、メモリ12に登録されているアンサーバック動作態様のうち、該携帯機IDに対応するものを動作態様とする。
・識別情報がユーザIDであるとき、メモリ12に登録されているアンサーバック動作態様のうち、該ユーザIDに対応するものを動作態様とする。
さらに、以下のようにして、動作態様を調整する。
・車両の現在位置が、メモリ12に記憶されている、予め定められたアンサーバック制限領域に含まれるか否かを判定する。該制限領域に含まれるとき、制限の度合いに応じて、ホーン44の音量を低減する(消音を含む)あるいは、灯火装置45の光量を低減する(消灯を含む)。
・車両の現在位置が、メモリ12に記憶されている、予め定められたアンサーバック制限領域に含まれるか否かを判定する。該制限領域に含まれるとき、制限の度合いに応じて、ホーン44の音量を低減する(消音を含む)あるいは、灯火装置45の光量を低減する(消灯を含む)。
次に、照合ECU10からボデーECU40に対し、アンサーバック動作態様、ホーン44の音量、灯火装置45の光量を含むアンサーバック情報を出力する(S18)。
アンサーバック情報を取得したボデーECU40は、該情報に基づいて、ホーン44の吹鳴制御を行う(S19)。さらに、灯火装置の点灯制御を行う(S20)。
図3を用いて、車両とユーザ(携帯機30)との距離に基づくアンサーバック態様の制御を説明する。図3の構成が、「車載装置は、車両と携帯機との距離を取得する距離取得部を備え、制御部は、車両と携帯機との距離に応じて動作態様を調整する」ものである。本構成によって、ユーザあるいは携帯機ごとにアンサーバックの動作態様を変えることに加え、車両と携帯機(ユーザ)との距離に応じた適切なアンサーバックを行うことができる。
携帯機30を所持したユーザが、操作部38に含まれるロックあるいはアンロックボタンを操作したとき、RF送信部36またはDCM33を介して操作に応じたRKEコマンドを送信する(S31)。図2のS11と同様に、RKEコマンドに、ユーザIDあるいは携帯機の携帯機IDを含む識別情報を付加する。
さらに、位置検出部37から、携帯機30の現在位置を取得して、これを位置情報としてRKEコマンドに付加する。
RKEコマンド、識別情報、位置情報を受信した照合ECU10は、図2のS13と同様に、識別情報の照合を行う(S33)。照合用データをボデーECU40(メモリ42)が記憶しているときは、該データを取得して照合を行う(S32)。照合結果が正常なとき、照合ECU10からボデーECU40に対し、RKEコマンドに応じたドアの動作(ロックあるいはアンロック)を行うよう制御指令を出力する(S34)。制御指令を受信したボデーECU40は、制御指令に基づいて、ドアロック装置のアクチュエータの駆動制御を行う。
照合ECU10は、位置検出部22あるいはナビゲーション装置(図3では、「ナビ等」と略称)に対し、車両(すなわち、照合ECU10)の現在位置を取得するための位置情報要求を出力する(S35)。そして、位置検出部22あるいはナビゲーション装置から位置情報を取得する(S36)。
次に、照合ECU10は、携帯機30の現在位置と車両の現在位置とに基づいて、携帯機30と車両との距離を算出する(S37)。
携帯機30からDCM33を介して携帯機30の現在位置を、車両の外部に設置されたセンタに送信し、照合ECU10からDCM15を介して車両の現在位置をセンタに送信し、センタで携帯機30と車両との距離を算出し、算出結果を照合ECU10が受信する構成としてもよい。
次に、照合ECU10は、携帯機30と車両との距離に基づいて、アンサーバックの動作態様を決定する(S38)。まず、図2と同様に識別情報に基づいて、動作態様を決定する。
次に、携帯機30と車両との距離に基づいて、例えば、以下のように動作態様を調整する。
・携帯機30と車両との距離が短くなるにつれて、ホーン44の吹鳴音量を小さくする(消音を含む)。
・携帯機30と車両との距離が長くなるにつれて、灯火装置45のうち照度の大きいもの、照射範囲の広いものを用いる。あるいは、携帯機30と車両との距離が長くなるにつれて、灯火の光量を大きくする。
携帯機30と車両との距離が所定値を超えたときは、アンサーバックをしないようにしてもよい。
・携帯機30と車両との距離が短くなるにつれて、ホーン44の吹鳴音量を小さくする(消音を含む)。
・携帯機30と車両との距離が長くなるにつれて、灯火装置45のうち照度の大きいもの、照射範囲の広いものを用いる。あるいは、携帯機30と車両との距離が長くなるにつれて、灯火の光量を大きくする。
携帯機30と車両との距離が所定値を超えたときは、アンサーバックをしないようにしてもよい。
次に、照合ECU10からボデーECU40に対し、アンサーバック動作態様、ホーン44の音量、灯火装置45の光量を含むアンサーバック情報を出力する(S39)。
アンサーバック情報を取得したボデーECU40は、該情報に基づいて、ホーン44の吹鳴制御を行う(S40)。さらに、灯火装置の点灯制御を行う(S41)。
図2の構成と、図3の構成を組み合わせて用いてもよい。この場合、まず、識別情報に基づいて、動作態様を決定する。次に、携帯機30と車両との距離に基づいて動作態様を調整する。最後に、車両の現在位置がアンサーバック制限領域に含まれるかに応じて動作態様を調整する。
図2の構成、図3の構成、および図2と図3とを組み合わせた構成において、GPS信号に含まれる日時情報(位置情報ともに取得)に基づいて、動作態様を調整してもよい。すなわち、予め定められたアンサーバック制限時間帯(例えば、夜間)に含まれるとき、制限の度合いに応じて、ホーン44の音量を低減する(消音を含む)、あるいは、灯火装置45の光量を低減する(消灯を含む)。または、昼間は、灯火装置によるアンサーバックを行わないようにしてもよい。
上述の構成が、「日時情報を取得する日時情報取得部を備え、制御部は、日時情報に応じて動作態様を調整する」ものである。本構成によって、引用文献2のような光センサは不要となる。
位置情報あるいは日時情報に基づく動作態様の調整は、ユーザにより設定できるようにすればよい。こうすることで、例えば、立体駐車場のように、昼間でも暗い場所に駐車した場合でも、灯火装置によるアンサーバックを行うことができる。また、住宅地がアンサーバック制限領域に設定されている場合でも、自宅の車庫(天井および壁を有するもの)の中では、周囲への影響が軽減されるので、通常のアンサーバックを行うことができる。
図2および図3のアンサーバック態様の制御は、車両が駐車状態のときに行われる。駐車状態か否かは、車両状態検出部21からI/O13を介して取得した車両状態に基づいて、照合ECU10で判定する。判定方法は、以下のうちの少なくとも一つを用いる。
・イグニッションスイッチがオフ状態のとき、駐車状態であると判定。
・車両の速度が0km/hのとき、駐車状態であると判定。
・シフトポジションがパーキング「P」の位置にあるとき、駐車状態であると判定。
・駐車ブレーキが作動状態のとき、駐車状態であると判定。
・イグニッションスイッチがオフ状態のとき、駐車状態であると判定。
・車両の速度が0km/hのとき、駐車状態であると判定。
・シフトポジションがパーキング「P」の位置にあるとき、駐車状態であると判定。
・駐車ブレーキが作動状態のとき、駐車状態であると判定。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 車両用アンサーバック制御装置
10 照合ECU
11 CPU(制御部、距離取得部)
12 メモリ(記憶部)
13 I/O(位置取得部)
17 RF受信部(受信部)
23 操作部
30 携帯機
36 RF送信部(送信部)
38 操作部
40 ボデーECU
43 ドアロック装置
44 ホーン(アンサーバック部)
45 灯火装置(アンサーバック部)
10 照合ECU
11 CPU(制御部、距離取得部)
12 メモリ(記憶部)
13 I/O(位置取得部)
17 RF受信部(受信部)
23 操作部
30 携帯機
36 RF送信部(送信部)
38 操作部
40 ボデーECU
43 ドアロック装置
44 ホーン(アンサーバック部)
45 灯火装置(アンサーバック部)
Claims (6)
- ユーザが所持する携帯機と、車両に搭載された車載装置とを含み、
前記携帯機は、
前記ユーザが操作する操作部と、
前記ユーザの前記操作部の操作に基づいて、予め定められた識別情報を含む制御信号を送信する送信部と、
を備え、
前記車載装置は、
前記制御信号を受信する受信部と、
受信した前記制御信号に対する前記車両の動作状況を、前記ユーザに通知するアンサーバックを行うアンサーバック部と、
前記識別情報に関連付けて、前記アンサーバックの動作態様を記憶する記憶部と、
受信した前記識別情報に応じた動作態様を前記記憶部から読出し、該動作態様に基づいて前記アンサーバック部を動作させる制御部と、
を備えることを特徴とする車両用アンサーバック制御装置。 - 前記識別情報は、前記ユーザを識別するユーザIDを含む請求項1に記載の車両用アンサーバック制御装置。
- 前記識別情報は、前記携帯機を識別する携帯機IDを含む請求項1または請求項2に記載の車両用アンサーバック制御装置。
- 前記車載装置は、
前記車両の現在位置を取得する位置取得部を備え、
前記制御部は、前記現在位置に応じて前記動作態様を調整する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用アンサーバック制御装置。 - 前記車載装置は、前記車両と前記携帯機との距離を取得する距離取得部を備え、
前記制御部は、前記車両と前記携帯機との距離に応じて前記動作態様を調整する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用アンサーバック制御装置。 - 前記制御信号は、前記車両のドアロック装置への、ドアの施錠あるいは解錠の指令を含み、
前記車載装置の前記アンサーバック部は、前記ドアの施錠あるいは解錠が行われた際に、その動作状態を前記ユーザに通知する請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用アンサーバック制御装置。
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