JP2016147000A - Game machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、不正行為を検出可能な遊技機に関する。 The present invention relates to a gaming machine capable of detecting fraud.
一般的な遊技機では、遊技球が所定の領域を通過することを契機として、当たりの抽選が開始されること、賞球が払い出されること等、遊技者にとって有利な特典が提供される。遊技機を用いた遊技においては、まず遊技者がハンドルを操作することにより遊技球を遊技盤上に打ち出す。打ち出された後の遊技球の動きは、遊技盤上に配置された障害釘や風車に衝突することにより無作為に決定され、通常では遊技者によって介入されることはない。 In general gaming machines, benefits that are advantageous to the player are provided, such as the fact that a lottery is started and a prize ball is paid out when a gaming ball passes a predetermined area. In a game using a gaming machine, first, a player strikes a game ball on a game board by operating a handle. The movement of the game ball after being launched is determined at random by colliding with obstacle nails and windmills arranged on the game board and is not usually intervened by the player.
従来、遊技球を遊技者によって人為的に所定の領域に導くための様々な不正行為が知られている。例えば、遊技球に糸を付ける又は磁石を近付けることにより、遊技球を操作して所定の領域に導くことを企図する不正行為がある。これに対応するために、特許文献1には、遊技球の経路上に2つのセンサを設け、遊技球が2つのセンサを通過する所要時間に異常がある場合に、不正行為の発生を判定する技術が開示されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, various fraudulent acts for artificially guiding a game ball to a predetermined area by a player are known. For example, there is a fraudulent act in which a game ball is operated and guided to a predetermined area by attaching a thread to the game ball or bringing a magnet close thereto. In order to cope with this, in Patent Document 1, two sensors are provided on the path of the game ball, and when there is an abnormality in the time required for the game ball to pass through the two sensors, the occurrence of fraud is determined. Technology is disclosed.
特許文献1に記載の技術では、ある時点での不正行為を検出したとしても、遊技球が該時点で具体的にどのような状態にあったのかという記録は残らない。そのため、誤検出かどうかを事後的に確認することができず、検出の信頼性を証明することが難しいという問題がある。 With the technique described in Patent Document 1, even if an illegal act at a certain time is detected, there is no record of what state the game ball was in at that time. Therefore, there is a problem in that it is difficult to verify whether or not it is a false detection, and it is difficult to prove the reliability of the detection.
本発明は、上述の問題に鑑みて行われたものであって、従来よりも信頼性の高い不正行為検出が可能な遊技機を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a gaming machine capable of detecting a fraudulent act with higher reliability than before.
本発明の第1の態様は、遊技盤上を流下する遊技球を用いて遊技を行うための遊技機であって、前記遊技盤上において前記遊技球の通過を検出する第1および第2のセンサを含む複数のセンサと、前記第1のセンサにより前記遊技球が検出されたときの時刻を含む第1の検出記録と、前記第2のセンサにより前記遊技球が検出されたときの時刻を含む第2の検出記録とにより前記遊技球の速度または前記遊技球の移動方向を検出し、該検出された速度または移動方向に基づいて、不正行為の発生を判定するように構成されている制御部と、を備えることを特徴とする。 According to a first aspect of the present invention, there is provided a gaming machine for playing a game using a game ball flowing down on the game board, wherein the first and second are used to detect passage of the game ball on the game board. A plurality of sensors including sensors; a first detection record including a time when the game ball is detected by the first sensor; and a time when the game ball is detected by the second sensor. A control configured to detect a speed of the gaming ball or a moving direction of the gaming ball based on the second detection record including the determination, and to determine the occurrence of the fraud based on the detected speed or moving direction. And a section.
本発明の第2の態様は、遊技盤上を流下する遊技球を用いて遊技を行うための遊技機であって、前記遊技機を用いて遊技を行う遊技者による不正行為の発生があるか否かを判定する不正行為判定手段と、データを保存する記憶装置と、前記遊技者を特定できる部分を撮像して、該部分の画像データを生成する撮像部と、前記不正行為判定手段により前記不正行為の発生があると判定された場合に、該判定された時点での前記部分の画像データ、ならびに該時点よりも所定時間だけ前および所定時間だけ後の少なくとも一方の前記部分の画像データの少なくとも一方を取得して、前記記憶装置に保存する手段と、を備えることを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, there is a gaming machine for playing a game using a game ball flowing down on a gaming board, and whether or not there is an illegal act by a player playing a game using the gaming machine A fraud determination unit that determines whether or not, a storage device that stores data, an image capturing unit that captures a part that can identify the player and generates image data of the part, and the fraud determination unit When it is determined that an illegal act has occurred, the image data of the portion at the time of the determination, and the image data of at least one of the portions before and after a predetermined time from the time Means for acquiring at least one and storing it in the storage device.
本発明に係る遊技機によれば、遊技球又は遊技者の状態を記憶装置に保存されているため、不正行為に係る遊技球又は遊技者の状態を事後的に確認することが可能であり、検出の信頼性を向上させることができる。 According to the gaming machine according to the present invention, since the state of the game ball or the player is stored in the storage device, it is possible to check the state of the game ball or the player related to the fraud after the fact, The reliability of detection can be improved.
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明するが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。なお、以下で説明する図面で、同機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略することもある。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings, but the present invention is not limited to the embodiments. In the drawings described below, components having the same function are denoted by the same reference numerals, and repeated description thereof may be omitted.
図1は、本実施形態に係る遊技機10の前面図である。遊技機10は弾球遊技機(パチンコ機ともいう)であり、前面(遊技者側)に遊技盤11およびハンドル12を備える。また、遊技機10は、背面(遊技者とは反対側)に遊技機10に係る処理を行う不図示の制御部200を備える。遊技盤11上には、多数の障害釘13と、遊技球を受け入れる始動口14と、羽根物装置100とが設けられる。
FIG. 1 is a front view of a
さらに、遊技機10の前面には、3つの撮像部15、16、17が設けられる。遊技球用撮像部15は、そのレンズが羽根物装置100内に向くように配置され、羽根物装置100内における遊技球の動きを撮像する。顔用撮像部16は、そのレンズが遊技者の顔に向くように配置され、遊技機10の前面に着座する遊技者の顔を含む領域を撮像する。手用撮像部17は、そのレンズが遊技者の手(ハンドル12近傍)に向くように配置され、遊技機10の前面に着座する遊技者の手を含む領域を撮像する。すなわち、撮像部15、16、17は、遊技機10を用いて遊技を行っている遊技者を特定可能な部分を撮像する。撮像部15、16、17は、遊技機10中で撮像結果のデジタル処理が可能な、CCDカメラ、CMOSカメラ等の任意の撮像装置である。
Furthermore, three
図2は、本実施形態に係る羽根物装置100の前面図である。羽根物装置100は、中に進入した遊技球を、遊技者に有利な特典を提供する当たり口と、該特典を提供しない外れ口とに振り分ける機能を有する。羽根物装置100は、クルーン110(振り分け装置ともいう)と、羽根部材130とを備える。
FIG. 2 is a front view of the
羽根部材130は、羽根物装置100内への遊技球の進入経路である羽根物入口120(本実施形態では2箇所)のそれぞれに配置される。羽根部材130は、遊技盤11の表面に平行な方向に沿って回転可能であり、通常時には羽根物入口120を閉鎖する位置(図2の実線の位置)に配置される。所定の条件、例えば始動口14に遊技球が入ったことが満たされると、羽根部材130は羽根物入口120を開放する位置(図2の一点鎖線の位置)まで回転し、所定時間経過後に再び羽根物入口120を閉鎖する位置まで回転する。そのため、遊技球は所定の条件が満たされた後の限られた期間のみ、羽根物装置100の中に進入できる。
The
クルーン110の上表面111は、重力方向に対して上方向に向き、椀状に窪んだ形状を有する。上表面111には3個のクルーン口113(開口部ともいう)が形成され、各クルーン口113はクルーン110を上表面111から下表面112まで貫通する。クルーン口113のうち、少なくとも1つは遊技球の通過に伴って遊技者に有利な特典を提供する当たり口であり、少なくとも1つは遊技球の通過に伴って該特典を提供しない外れ口である。クルーン口113の数は2個以上の任意の数でよい。このような構成により、羽根物入口120を通って羽根物装置100内に進入した遊技球は、クルーン110の上表面111上を円状又はらせん状に移動し、当たり口又は外れ口のどちらかであるクルーン口113に振り分けられる。
The
羽根物装置100は、遊技球の位置を検出するための4種類のセンサである入口センサ140、外周センサ150、上方センサ160および後述する出口センサ170を備える。各センサ140、150、160、170は不図示の電気配線を介して後述する制御部200に接続される。各センサ140、150、160、170は所定の検出領域を有しており、該検出領域を遊技球が通過したことを検出すると、制御部200に検出信号を送信する。遊技球が通過したことは、遊技球が該検出領域を通り抜けること、および遊技球の少なくとも一部が該検出領域に接触することを含む。
The
入口センサ140は、各羽根物入口120の近傍に設けられる。入口センサ140は、赤外線を所定の方向に照射して反射光を検出することにより物体(遊技球)を検出する反射型の赤外線センサである。入口センサ140は、羽根物入口120を通過する遊技球を検出し、制御部200に検出信号を送信する。これにより、制御部200は入口センサ140による遊技球の検出結果に基づいて、羽根物装置100に入る遊技球の数を検出することができる。外周センサ150、上方センサ160および出口センサ170については、図3、4を用いて後述する。
The
図3(a)は、クルーン110の上面図である。図3(b)は、図3(a)のA−A線で切断したクルーン110の断面図である。外周センサ150は、クルーン110の外周上に、等間隔に8個設けられる。外周センサ150は、反射型の赤外線センサである。より具体的には、反射型の赤外線センサである外周センサ150は、赤外線を物体に対して発射する照射部と、該物体により反射された該赤外線を受光する受光部とを備える。外周センサ150は、該照射部が赤外線を発射した時刻、該受光部が赤外線を受光した時刻、および光速に基づいて、外周センサ150の前方における物体の通過を検出すると同時に、外周センサ150と該物体との距離を算出する。距離の算出は、外周センサ150でなく、制御部200によって行われてもよい。その場合には、外周センサ150は制御部200に照射部が赤外線を発射したことを示す信号および受光部が赤外線を受光したことを示す信号を送信し、制御部200は該信号の受信時刻に基づいて、外周センサ150と物体との間の距離を算出すればよい。
FIG. 3A is a top view of the
外周センサ150の数は8個に限られず、クルーン110上の遊技球を検出可能であれば任意の数でよい。外周センサ150はクルーン110上に設けられる必要はなく、クルーン110上の遊技球の位置を検出可能であればクルーン110から離間して設けられてもよい。
The number of outer
外周センサ150はクルーン110の外周に沿って、クルーン110の中心を向くように配置され、各外周センサ150はその近傍を通過する遊技球を検出するように調整される。また、外周センサ150は、遊技球を検出すると同時に、検出のために該遊技球に照射された照射光と、該照射光が該遊技球によって反射された反射光との間の時間差に基づいて、外周センサ150から遊技球までの距離を算出する。外周センサ150は、制御部200に該距離を含む検出信号を送信する。そのため、制御部200は外周センサ150による遊技球の検出結果に基づいて、クルーン110の上表面111上の遊技球の時間ごとの位置および速度を算出することができる。
The
図4は、クルーン110の側面図である。上方センサ160は、クルーン110の上方において、羽根物装置100の内壁に設けられる。上方センサ160は、互いに対向する発光部および受光部を含み、発光部から受光部へ向けて照射した赤外線の検出量により物体(遊技球)を検出する透過型の赤外線センサである。上方センサ160の数は、クルーン110から離間した遊技球を検出可能であれば任意の数でよい。
FIG. 4 is a side view of the
上方センサ160はクルーン110の上方において、クルーン110の上表面111に接する遊技球を検出せず、クルーン110の上表面111から離間した遊技球を検出するように調整される。上方センサ160は、遊技球を検出すると、制御部200に検出信号を送信する。そのため、制御部200は上方センサ160による遊技球の検出結果に基づいて、遊技球がクルーン110の上表面111から上方向に移動したことを判定することができる。
The
出口センサ170は、クルーン110の下表面112側において、各クルーン口113の内壁に設けられる。出口センサ170は、反射型の赤外線センサである。出口センサ170は、クルーン口113を通過する遊技球を検出するように調整される。出口センサ170は、遊技球を検出すると、制御部200に検出信号を送信する。そのため、制御部200は出口センサ170による遊技球の検出結果に基づいて、羽根物装置100から出る遊技球の数を検出することができる。
The
入口センサ140、外周センサ150、上方センサ160および出口センサ170として、反射型又は透過型の赤外線センサ以外にも、磁気センサ、静電容量形センサ等、遊技球を検出可能な任意の検出部材を用いてよい。
As the
図5は、本実施形態に係る遊技機10の制御部200のブロック図である。図5には信号の主な進行方向が矢印で示されているが、これ以外の信号の授受があってもよい。制御部200は、主制御基板210と、サブ制御基板220と、記憶装置230とを備える。制御部200は、ここに示す以外に任意の基板、部材等を備えてよい。各基板および部材には、不図示の電源基板から電力が供給される。
FIG. 5 is a block diagram of the
主制御基板210は、メインCPU211と、メインROM212と、メインRAM213とを備える。主制御基板210は、ハンドルの操作の検出、始動口や入賞口への遊技球の通過の検出、羽根部材や電動役物の動作、および賞球の払い出し等、主に遊技機10の演出以外に係る制御を行う。メインROM212には、各部材を制御するためのプログラム等のデータが予め記録される。
The
具体的には、メインCPU211はハンドルの操作を示す信号や、始動口又は入賞口への遊技球の通過を示す信号等を受け取り、該信号をメインRAM213に一時的なデータとして記録する。そして、メインCPU211は、メインROM212に記録されたプログラムおよびデータを読み出し、メインRAM213上の一時的なデータを用いて抽選、判定、演算等の処理を実行する。メインCPU211は、該処理の結果に従って、羽根部材、電動役物、払出部等に制御信号を送信し、羽根部材および電動役物の動作や払出部からの賞球の払出を行う。また、メインCPU211は、サブ制御基板220に、抽選結果等の遊技状況を示す信号等を送信する。
Specifically, the
サブ制御基板220は、主制御基板210に接続され、サブCPU221と、サブROM222と、サブRAM223とを備える。サブ制御基板220は、主制御基板210から受信した遊技状況に応じて、ランプの点灯やスピーカからの音声の再生等、主に遊技機10の演出に係る制御を行う。また、サブ制御基板220には、入口センサ140、外周センサ150、上方センサ160、および出口センサ170が接続され、それらから検出結果を含む信号が入力される。さらに、サブ制御基板220には、遊技球用撮像部15、顔用撮像部16、および手用撮像部17が接続され、それらから撮像結果を含む信号が入力される。各撮像部15、16、17による撮像結果は、画像データとして制御部200の記憶装置230に保存される。サブROM222には、各部材を制御するためのプログラム等のデータが予め記録される。
The
具体的には、サブCPU221は主制御基板210から遊技状況を示す信号、各センサ140、150、160、170からの検出結果を含む信号等を受け取り、該信号をサブRAM223に一時的なデータとして記録する。そして、サブCPU221は、サブROM222に記録されたプログラム(例えば、後述する図8、9に示すプログラム)およびデータを読み出し、サブRAM223上の一時的なデータを用いて抽選、判定、演算等の処理を実行する。サブCPU221は、該処理の結果に従って、各種の演出、および後述する不正行為検出処理を行う。それと並行して、サブCPU221は、撮像部15、16、17による撮像結果を画像データとして記憶装置230に保存する。
Specifically, the
撮像部15、16、17による撮像結果を保存するための記憶装置230は、遊技機10内でなく、遊技機10の外部に設けられてもよい。その場合には、記憶装置230は、遊技機10の外部接続端子を介して、サブ制御基板220に電気的に接続される。
The storage device 230 for storing the imaging results of the
主制御基板210およびサブ制御基板220は、上述の構成に限られず、例えばプログラムおよびデータの読み書きが可能なフラッシュメモリ、ハードディスクドライブ等の記憶装置や、乱数発生器等の任意の部材をさらに備えてよい。また、主制御基板210およびサブ制御基板220が単一の基板上に実装されてもよく、その場合にはCPU、ROMおよびRAMが共用されてもよい。
The
図6は、クルーン110の上面に対する遊技球の動きを示す模式図である。図7は、クルーン110の断面に対する遊技球の動きを示す模式図である。図7は、図6のB−B線で切断したクルーン110の断面を示す。遊技球Cは、羽根物入口120を通って羽根物装置100内に進入すると、クルーン110の上表面111に落下する。遊技球Cは、上表面111上を上方から見て時計回り又は反時計回りの一方向に移動する。遊技球Cは上表面111から受ける摩擦力により自然と減速しながら、椀状に窪んでいる上表面111の中心方向に徐々に移動し、3個のクルーン口113のいずれかに進入する。
FIG. 6 is a schematic diagram showing the movement of the game ball with respect to the upper surface of the
クルーン110上で遊技球Cが受ける力は、主に遊技球Cに働く重力、および遊技球Cと上表面111との間に発生する摩擦力であり、通常環境における遊技中には変化しない。しかしながら、遊技機10又は遊技球Cに人為的な介入、すなわち不正行為がある場合に、遊技球Cが受ける力が変化し、遊技球Cの速度や動きが変化する。
The force received by the game ball C on the
例えば、磁性体である遊技球Cに遊技機10の外部から磁石を近付けることによって、磁力により遊技球Cの動きを制御する不正行為がある。磁力を用いて遊技球Cを所望に動かすことによって、遊技球Cが当たり口であるクルーン口113に人為的に入れられるおそれがある。
For example, there is an illegal act of controlling the movement of the game ball C by magnetic force by bringing a magnet close to the game ball C that is a magnetic body from the outside of the
例えば、遊技球Cに糸を付けることによって、糸を介して遊技球Cの動きを制御する不正行為がある。糸を介して遊技球Cを所望に動かすことによって、遊技球Cが当たり口であるクルーン口113に人為的に入れられるおそれがある。
For example, there is an illegal act of controlling the movement of the game ball C through the thread by attaching a thread to the game ball C. If the game ball C is moved as desired through the thread, there is a risk that the game ball C may be artificially put into the
例えば、遊技機10を叩く等により振動させることによって、遊技球Cの動きを制御する不正行為がある。遊技機10を振動させて遊技球Cの動きを変化させることによって、遊技球Cが当たり口又は外れ口のいずれのクルーン口113に入るかを人為的に選択されるおそれがある。
For example, there is an illegal act of controlling the movement of the game ball C by vibrating the
例えば、遊技球Cの表面に油等の物質を付着させることによって、遊技球Cの摩擦係数を変化させる不正行為がある。遊技機10は所定の確率で当たり(具体的には、当たり口であるクルーン口113に遊技球Cが進入すること)が得られるように設計されている。しかしながら、遊技球Cの摩擦係数が設計時に用いられる値から変化させられると、遊技球Cは設計とは異なる動きをし、当たりとなる確率が人為的に引き上げられてしまうおそれがある。
For example, there is an illegal act of changing the friction coefficient of the game ball C by attaching a substance such as oil to the surface of the game ball C. The
本実施形態に係る不正行為判定方法を以下に説明する。本実施形態に係る遊技機10では、サブ制御基板220とセンサ140、150、160、170とが協同して不正行為判定手段として機能する。
The fraud determination method according to this embodiment will be described below. In the
図6に示すように、クルーン110の外周には、8個の外周センサ150が等間隔(すなわち、隣接する外周センサ150間の角度F=45度)に設けられる。各外周センサ150は、クルーン110の中心に向けて、遊技球Cの通過を検出する検出領域151を有する。8個の外周センサ150の検出領域151は、互いに重ならないように配置される。
As shown in FIG. 6, eight
遊技球Cは、クルーン110の上表面111をある方向に移動するとき、複数の外周センサ150の検出領域151を該方向に沿って順に通過する。その結果、複数の外周センサ150は、該方向に沿った順番で遊技球Cを検出する。換言すると、遊技球Cが上表面111を上方から見て時計回りに移動する場合は、8個の外周センサ150は時計回りの順番で遊技球Cを検出する。一方、遊技球Cが上表面111を上方から見て反時計回りに移動する場合は、8個の外周センサ150は反時計回りの順番で遊技球Cを検出する。
When the game ball C moves on the
外周センサ150は、遊技球Cを検出すると同時に、検出のために遊技球Cに照射された照射光の照射時刻と、該照射光が遊技球Cによって反射された反射光の受光時刻との差分から、遊技球Cまでの距離Dを算出する。そして、外周センサ150は、8個のうちいずれの外周センサ150であるかを示す識別子と遊技球Cまでの距離Dとを含む検出信号をサブ制御基板220に送信する。距離Dの算出は、外周センサ150でなく、サブ制御基板220によって行われてもよい。
The
サブ制御基板220のサブCPU221は、外周センサ150のいずれかから検出信号を受信すると、該外周センサ150の識別子(すなわち、いずれの外周センサ150が検出したか)と、該外周センサ150と遊技球Cと間の距離Dと、検出信号を受信した時刻(検出時刻という)とを関連付けて記憶装置230に検出記録として記録する。ここで、サブCPU221が該外周センサ150から受信した最新の検出記録を、今回の検出記録(第2の検出記録ともいう)という。
When the
サブCPU221は、今回の検出記録に係る外周センサ150(第1のセンサともいう)以外の7つの外周センサ150が検出した直近の検出記録を記憶装置230から読み出す。サブCPU221は、該7つの外周センサ150の検出記録のうち、今回の検出記録の検出時刻に最も近い検出時刻を有するものを、前回の検出記録(第1の検出記録ともいう)とみなす。さらに、サブCPU221は、前回の検出記録に係る外周センサ150(第2のセンサともいう)に対して今回の検出記録に係る外周センサ150(第1のセンサ)が時計回りの方向に位置すれば遊技球Cは時計回りに移動しているとみなし、前回の検出記録に係る外周センサ150(第2のセンサ)に対して今回の検出記録に係る外周センサ150(第1のセンサ)が反時計回りの方向に位置すれば遊技球Cは反時計回りに移動しているとみなす。
The
そして、サブCPU221は、前回の検出記録(第1の検出記録)および今回の検出記録(第2の検出記録)に含まれる遊技球の位置および検出時刻に基づいて、遊技球Cの速度(測定速度Vmという)を算出する。遊技球の位置は、外周センサ150と遊技球Cとの距離および検出に係る外周センサ150間の角度から求められる。
Then, the
前回の検出記録に係る外周センサ150と遊技球Cと間の距離を距離D1とし、今回の検出記録に係る外周センサ150と遊技球Cと間の距離を距離D2とする。外周センサ150とクルーン110の中心との間の距離(設計により規定される固定値)を距離Eとし、前回および今回の検出記録に係る2つの外周センサ150間の角度(設計により規定される固定値)を角度θとする。簡便のために、遊技球Cは2つの外周センサ150間で直線運動するものと仮定すると、クルーン110の中心、前回の遊技球Cの位置および今回の遊技球Cの位置は三角形をなすため、前回の遊技球Cの位置と今回の遊技球Cの位置との間の距離Gは、三角形の余弦定理を用いて以下の式(1)により算出される。
A distance between the
この距離Gは、前回の検出記録から今回の検出記録までの遊技球Cの移動距離である。そして、サブCPU221は、該移動距離と、前回および今回の検出記録の検出時刻とから、速度Vmを算出する。
This distance G is the moving distance of the game ball C from the previous detection record to the current detection record. Then, the
前回の検出記録が存在しない、又は前回の検出記録と今回の検出記録との間の検出時刻の差が所定値よりも大きい場合には、サブCPU221は、測定速度Vmの算出を行わず、今回の検出記録を遊技球Cがクルーン110に進入した後の最初の検出記録として記憶装置230に保存する。
If the previous detection record does not exist or the difference in detection time between the previous detection record and the current detection record is larger than a predetermined value, the
遊技球Cは、クルーン110に進入した後、主に重力および摩擦力によって時間経過とともに速度が自然と低下するとともに、クルーン110の中心に近付く。すなわち、外周センサ150から遊技球Cが離れるほど、遊技球Cの速度は低下する。そのため、外周センサ150と遊技球Cとの間の距離に応じて、クルーン110上の遊技球Cの速度(想定速度Veという)がほぼ一義的に決定されると言えるであろう。そこで、該距離と該想定速度Veとの関係を予め実験又はシミュレーションにより取得しておき、サブ制御基板220のサブROM222に記録しておく。サブCPU221は、検出された外周センサ150と遊技球Cとの間の距離に基づいて、サブROM222から該距離に対応する想定速度Veを読み出す。
After the game ball C enters the
サブCPU221は、検出された外周センサ150と遊技球Cとの間の距離における、想定速度Veと測定速度Vmとの比較を行う。遊技機10に上述の不正行為のいずれかに示すような人為的な介入が行われると、想定速度Veと測定速度Vmとの間に差が発生する場合が多いであろう。例えば、遊技球Cに磁力が加えられる、又は遊技球Cの摩擦係数が変化させられると、測定速度Vmは想定速度Veとは異なるようになる。
The
そして、今回の検出記録における外周センサ150と遊技球Cとの間の距離について、測定速度Vmと、サブROM222から読み出した想定速度Veとの間の差が所定の範囲を超える場合に、不正行為が発生したと判定する。該所定の範囲は、遊技機10の具体的な設計に応じて設定され、例えば想定速度Veの−10%〜+10%とすればよい。
If the difference between the measured speed Vm and the assumed speed Ve read from the
また、測定速度Vmの値自体ではなく、測定速度Vmの変化量に基づいて不正行為の発生を判定してもよい。上述の通り測定速度Vmは主に重力および摩擦力により自然と変化するが、人為的な介入により測定速度Vmの変化が異常を示す可能性がある。この場合には、サブCPU221は、測定速度Vmを監視し、前回の検出記録の検出時刻から今回の検出記録の検出時刻までの測定速度Vmの変化量又は変化割合が所定範囲を超える場合に、不正行為の発生を判定すればよい。
Moreover, you may determine generation | occurrence | production of cheating based not on the value of measurement speed Vm itself but on the variation | change_quantity of measurement speed Vm. As described above, the measurement speed Vm naturally changes mainly due to gravity and frictional force, but the change in the measurement speed Vm may be abnormal due to human intervention. In this case, the
本実施形態では遊技球Cの速度に基づいて不正行為の発生を判定しているが、外周センサ150により検出されるクルーン110上の遊技球Cの動きに基づいて判定するものであれば、その他の方法により判定してもよい。例えば、外周センサ150と遊技球Cとの間の距離ではなく、クルーン110に進入してからの経過時間について、測定速度Vmと想定速度Veとを比較してもよい。また、必ずしも遊技球Cの速度を用いる必要はなく、時間経過に伴う外周センサ150により測定された遊技球Cの位置の遷移パターンを、予め実験又はシミュレーションにより取得した遊技球Cの位置の遷移パターンと比較してもよい。
In the present embodiment, the occurrence of cheating is determined based on the speed of the game ball C. However, other determinations may be made as long as the determination is based on the movement of the game ball C on the
特許文献1に記載の発明では、遊技球が単一の入口から出口まで一方向に動くことが前提となっている。クルーン110上では遊技球の入口(すなわち遊技球が進入する場所)および出口が不定であり、遊技球の動きに不規則性が存在するため、クルーン110上を動く遊技球に特許文献1に記載の発明を適用することは難しい。それに対して、本実施形態に係る遊技機10では、クルーン110の周囲に複数の外周センサ150を設け、各外周センサ150を用いて記録された遊技球の位置と検出時刻とに基づいて不正行為を判定する。そのため、クルーン110上に進入する遊技球のように、入口や出口が不規則な遊技球に対しても適用可能である。また、位置および検出時刻を含む検出結果が記憶装置230に保存されるため、事後的に検出そのものに問題がなかったかを確認することができ、検出結果の信頼性を担保することができる。
In the invention described in Patent Document 1, it is assumed that a game ball moves in one direction from a single entrance to an exit. Since the entrance of the game ball (that is, the place where the game ball enters) and the exit of the
図7に示すように、クルーン110の上方には、上方センサ160が設けられる。上方センサ160は、クルーン110の上表面111の上方を覆うように、遊技球Cの通過を検出する検出領域161を有する。上方センサ160は、下側(クルーン110に近い側)に配置された下側上方センサ160aと、上側(クルーン110から遠い側)に配置された上側上方センサ160bとを含む。下側上方センサ160aおよび上側上方センサ160bのそれぞれは、互いに対向する1対の発光部および受光部を含む。
As shown in FIG. 7, an
通常環境においては、遊技球Cには主に重力および摩擦力が働くため、遊技球Cは上方向、すなわちクルーン110の上表面111から離れる方向に移動することはない。しかしながら、例えば遊技機10に人為的に振動を与えることにより、遊技球Cを所望に移動させ、当たり口であるクルーン口113に不正に入れることができる場合がある。本実施形態では、下側上方センサ160aが遊技球Cを検出した後、上側上方センサ160bが遊技球Cを検出した場合に、遊技球Cがクルーン110から離れる方向に移動していると判別する。
In a normal environment, the game ball C is mainly subjected to gravity and frictional force, so that the game ball C does not move upward, that is, away from the
具体的には、下側上方センサ160aおよび上側上方センサ160bは、それぞれ遊技球Cが検出領域161を通過したことを検出すると、検出信号をサブ制御基板220に送信する。
Specifically, when the lower
サブ制御基板220のサブCPU221は、下側上方センサ160aからの検出信号を受信した後、所定の時間(例えば、1ミリ秒)以内に上側上方センサ160bからの検出信号を受信した場合に、不正行為が発生したと判定する。それとともに、サブCPU221は、下側上方センサ160aおよび上側上方センサ160bから検出信号を受信した時刻を記憶装置230に記録する。
If the
図7に示すように、クルーン口113の内壁には、出口センサ170が設けられる。出口センサ170は、クルーン口113内の空間を横切るように、遊技球Cの通過を検出する検出領域171を有する。
As shown in FIG. 7, an
通常環境においては、遊技球Cには主に重力および摩擦力が働くため、クルーン口113に落下した遊技球Cがクルーン口113内を上方向、すなわちクルーン110の上表面111に戻る方向に移動することはない。しかしながら、例えば遊技球Cに糸を付着させ、糸を遊技機10の外部から引っ張ることにより、何度も当たり口であるクルーン口113を通過させることができる場合がある。本実施形態では、図2に示す入口センサ140が検出した遊技球Cの数よりも、図7に示す出口センサ170が検出した遊技球Cの数が大きくなった場合に、不正行為の発生を判定する。
Under normal circumstances, the game ball C is mainly subjected to gravity and frictional force, so the game ball C that has fallen to the
具体的には、まず入口センサ140は、羽根物装置100内に進入する遊技球Cが検出領域を通過したことを検出すると、検出信号をサブ制御基板220に送信する。サブ制御基板220のサブCPU221は入口センサ140からの検出信号を受信すると、入口センサ140からの検出信号を受信した時刻を記憶装置230に記録する。
Specifically, first, the
出口センサ170は、クルーン口113内において遊技球Cが検出領域171を通過したことを検出すると、検出信号をサブ制御基板220に送信する。サブ制御基板220のサブCPU221は出口センサ170からの検出信号を受信すると、出口センサ170からの検出信号を受信した時刻を記憶装置230に記録する。
When the
そして、サブCPU221は、遊技開始時からある時点までに記憶装置230に記録された入口センサ140および出口センサ170による遊技球Cの検出結果を読み出して集計し、入口センサ140が検出した遊技球Cの数よりも、出口センサ170が検出した遊技球Cの数が大きい場合に、不正行為が発生したと判定する。
Then, the
本実施形態に係る遊技機10では、複数の種類のセンサを設けているため、様々な種類の不正行為を検出することができる。
Since the
本実施形態に係る不正行為判定方法は上述の具体的な方法に限定されるものではなく、センサによる遊技球の通過記録に基づいて不正行為の検出が可能であれば様々な変更が加えられてよい。本実施形態に係る不正行為判定方法は1個の遊技球だけが羽根物装置100内に進入することを前提としているが、複数の遊技球が羽根物装置100内に同時に進入する場合に適用されてよい。その場合には、実装の際に羽根物装置100内に同時に進入した複数の遊技球について別々に検出記録を記録する等の工夫を適宜行えばよい。
The cheating determination method according to the present embodiment is not limited to the specific method described above, and various changes are made as long as cheating can be detected based on the passing record of the game ball by the sensor. Good. The cheating determination method according to the present embodiment is based on the assumption that only one game ball enters the
本実施形態に係る不正行為記録方法を以下に説明する。上述の不正行為判定方法により、サブCPU221が不正行為の発生を判定した場合に、サブCPU221は撮像部15、16、17による撮像結果の保存を行う。
The fraud recording method according to this embodiment will be described below. When the
具体的には、遊技機10を用いた遊技が開始されると、遊技球用撮像部15は羽根物装置100内における遊技球の動きの撮像を開始し、顔用撮像部16は遊技機10の前面に着座する遊技者の顔を含む領域の撮像を開始し、手用撮像部17は遊技機10の前面に着座する遊技者の手を含む領域の撮像を開始する。サブCPU221は、撮像部15、16、17による撮像結果を、静止画又は動画の画像データ(仮保存データという)として記憶装置230に逐次保存する。
Specifically, when a game using the
サブCPU221は、上述の不正行為判定方法により不正行為の発生を判定すると、仮保存データのうち、不正行為発生時点から第1の時間(例えば10分)遡った時点までの部分を複製し、正式保存データとして記憶装置230に保存する。サブCPU221は、仮保存データのうち、記憶装置230への保存から第1の時間より長い第2の時間(例えば1時間)経過した部分を逐次削除する。そのため、最大で第2の時間分の仮保存データは記憶装置230内に維持され、保存時点から第2の時間経過した部分の仮保存データは記憶装置230から削除される。一方、正式保存データは第2の期間経過後にも削除されず、ユーザからの指示等によって明示的に削除されない限り記憶装置230内に維持される。換言すると、サブCPU221は、不正行為の発生を判定した場合に、画像データのうち不正行為の発生時点から第1の時間遡った時点までの部分を削除せずに残し、それ以外の部分を保存から第1の時間よりも長い第2の時間経過後に削除する。
When the
不正行為発生が検知された後に撮像を開始しても、該検知と撮影開始との間の経過時間によっては肝心の不正行為の証拠を残すことができないことがあるかもしれない。一方、不正行為の発生に関係なく常に遊技機10についての画像データを記憶装置230に保存するためには、莫大な容量の記憶装置230が必要であり、遊技機10の導入に多大なコストがかかる。それに対して、本実施形態に係る不正行為記録方法によれば、不正行為の発生が判定された場合に、該不正行為に係る部分の画像データのみを正式に保存し、仮に保存された画像データを所定時間後に削除する。そのため、不正行為発生時から遡って所定時間の画像データを証拠として確実に残すことができる。すなわち、不正行為が検知された時点を基準に該検知された時点での画像も含めて所定時間遡った映像を保存しているので、まさに不正行為を実行している者(以下、不正者という)による不正行為をしている現場(本実施形態では、不正者の顔、およびクルーンでの遊技球の不審な動き)を証拠映像として残すことができる。それとともに、記憶装置230に必要な容量を抑え、導入コストを低減することができる。
Even if imaging is started after the occurrence of an illegal act is detected, it may not be possible to leave evidence of the important illegal act depending on the elapsed time between the detection and the start of imaging. On the other hand, in order to always save the image data of the
図8は、本実施形態に係る遊技機10で実行される不正行為検出処理のフローチャートを示す図である。該不正行為検出処理は、プログラムとしてサブ制御基板220のサブROM222に記憶され、遊技機10を用いた遊技が開始されると、サブCPU221によりサブRAM223上に読み出されて実行される。
FIG. 8 is a view illustrating a flowchart of the fraud detection process executed in the
まず、サブCPU221は、撮像部15、16、17を用いて撮像を開始する(ステップS10)。サブCPU221は、撮像部15、16、17による撮像結果の画像データを仮保存データとして記憶装置230に逐次保存し、仮保存データのうち保存から第2の時間(例えば1時間)経過した部分を逐次削除する。仮保存データの保存および削除の処理は図8のフローチャートとは並行して行われる。
First, the
次に、遊技機10は、後述する不正行為判定処理を行う(ステップS100)。ステップS100の不正行為判定処理において不正行為の発生が判定された場合に(ステップS20のYES)、サブCPU221は不正行為記録処理を行う(ステップS30)。具体的には、サブCPU221は、仮保存データのうち第2の時間以下の第1の時間(例えば10分)前から現在までの画像データを複製し、正式保存データとして記憶装置230に保存する。
Next, the
その後、所定の終了条件を満たす場合、例えば遊技者が携帯端末で終了指示を行う場合又は遊技機10を用いた遊技が所定の時間行われない場合に(ステップS40のYES)、遊技機10は不正行為検出処理を終了する。そうでない場合に(ステップS20のNO、ステップS40のNO)、遊技機10は所定の時間間隔(例えば1ミリ秒)でステップS100からの処理を繰り返す。
Thereafter, when a predetermined end condition is satisfied, for example, when the player gives an end instruction on the mobile terminal or when the game using the
図9は、不正行為判定処理S100のフローチャートを示す図である。まず、サブ制御基板220のサブCPU221は、センサ140、150、160、170からの信号を確認する(ステップS101)。
FIG. 9 is a flowchart of the fraud determination process S100. First, the
サブCPU221は、入口センサ140又は出口センサ170から遊技球を検出したことを示す信号を受信した場合に(ステップS102のYES)、該信号を受信した時刻を記憶装置230に記録する(ステップS103)。
When the
サブCPU221は、遊技機10を用いた遊技開始時から現在までに記憶装置230に記録された入口センサ140および出口センサ170による遊技球の検出結果を読み出して集計し、入口センサ140および出口センサ170がそれぞれ検出した遊技球の数(累計通過数)を算出する(ステップS104)。
The
サブCPU221は、入口センサ140が検出した遊技球の数よりも、出口センサ170が検出した遊技球の数が大きい場合に(ステップS105のYES)、不正行為が発生したと判定する(ステップS106)。
When the number of game balls detected by the
次に、サブCPU221は、上方センサ160(すなわち、下側上方センサ160a又は上側上方センサ160b)から遊技球を検出したことを示す信号を受信した場合に(ステップS107のYES)、該信号を受信した時刻を記憶装置230に記録する(ステップS108)。
Next, when the
サブCPU221は、遊技機10を用いた遊技開始時から現在までに記憶装置230に記録された下側上方センサ160aおよび上側上方センサ160bによる遊技球の検出結果を読み出す。サブCPU221は、該検出結果が下側上方センサ160aからの検出信号を受信した後、所定の時間(例えば、1ミリ秒)以内に上側上方センサ160bからの検出信号を受信したことを示す場合に、遊技球は上方向(クルーン110から離れる方向)に移動していると判定し、そうでない場合に下方向に移動していると判定する(ステップS109)。
The
サブCPU221は、遊技球が上方向に移動していると判定した場合に(ステップS110のYES)、不正行為が発生したと判定する(ステップS106)。
When the
次に、サブCPU221は、8個の外周センサ150のいずれかから遊技球を検出したことを示す信号を受信した場合に(ステップS111のYES)、該外周センサ150を示す識別子と、該外周センサ150から該遊技球までの距離と、該信号を受信した時刻とを関連付けて記憶装置230に記録する(ステップS112)。
Next, when the
サブCPU221は、該外周センサ150以外の7つの外周センサ150による検出記録のうち最も検出時刻が新しいもの(前回の検出記録)と、ステップS101で受信した信号に係る今回の検出記録とに基づいて、遊技球の速度(測定速度Vm)を算出する(ステップS113)。また、サブCPU221は、今回の検出記録における外周センサ150から遊技球までの距離に対応する想定速度VeをサブROM222から読み出す。
The
サブCPU221は、測定速度Vmと想定速度Veとの間の差が所定の範囲(例えば想定速度Veの−10%〜+10%)を超える場合に(ステップS114のYES)、不正行為が発生したと判定する(ステップS106)。
When the difference between the measured speed Vm and the assumed speed Ve exceeds a predetermined range (for example, -10% to + 10% of the assumed speed Ve) (YES in step S114), the
本実施形態に係る不正行為検出処理のうち、少なくとも一部が遊技機10の外部に設けられた外部サーバで行われてもよい。その場合には、遊技機10は外部接続端子を介して該外部サーバに必要なデータを送信し、該外部サーバのCPUは該データを用いて上述の不正行為検出処理のうち少なくとも一部を行い、遊技機10はその処理結果を受信すればよい。
At least a part of the fraud detection processing according to the present embodiment may be performed by an external server provided outside the
本実施形態に係る不正行為検出処理では、複数の種類のセンサ140、150、160、170を用いて不正行為の判定を行うため、様々な種類の不正行為を検出することができる。また、クルーン110に設けられた複数の外周センサ150を用いて保存された遊技球の位置および時刻を用いるため、クルーン110上で不規則な動きをする遊技球についても不正行為の発生を判定することができる。さらに、位置および検出時刻を含む検出結果が記憶装置230に保存されるため、事後的に検出そのものに問題がなかったかを確認することができ、検出結果の信頼性を担保することができる。
In the cheating detection process according to the present embodiment, since cheating is determined using a plurality of types of
さらに、本実施形態に係る不正行為検出処理では、不正行為が検出された際に、該不正行為に係る時間の画像データを証拠として確実に残すことができるとともに、それ以外の時間の画像データを削除して保存容量を低減し、導入コストを低減することができる。 Furthermore, in the fraud detection process according to the present embodiment, when fraud is detected, the image data of the time related to the fraud can be reliably left as evidence, and the image data of other times is stored. It can be deleted to reduce the storage capacity and reduce the introduction cost.
上述の実施形態では不正行為の発生時から過去に遡って画像データを残しているが、本発明はこれに限定されない。本発明の一実施形態では、遊技者による不正行為があった場合に、その不正行為の証拠を画像として残すことが重要である。そのために、制御部200といった制御部は、所定の不正行為と見なされる事象を検知した場合、理想的にはその瞬間の遊技者を特定できる画像(例えば、顔)を、または、該瞬間の前および後の少なくとも一方における上記特定できる画像を保存するのである。上記瞬間からの前後の時間帯が短ければ(例えば、1〜2秒等)、該瞬間からこの時間帯前後の間に不正者が撮影範囲内に現れたり、消えたりすることは困難と言えるであろう。よって、たとえ上記瞬間における上記特定できる画像を撮影できなくても、上記時間帯が短ければ、実質的には上記特定できる画像を撮影できていると言えるであろう。なお、上記瞬間からの前後の時間帯の数値が本質ではなく、不正行為をした遊技者がその行為を検知された時を基準に、該検知に関わる不正行為をした遊技者が撮影範囲内に存在している期間(あるいは、“存在していると推測できる期間”)内で上記特定できる画像を撮影することが本質である。よって、これが実現できるのであれば、上記検知時からの前後の時間の値自体は問題無いのである。
In the above-described embodiment, image data is left retroactively from the time of occurrence of fraud, but the present invention is not limited to this. In one embodiment of the present invention, it is important to leave evidence of fraudulent behavior as an image when there is fraudulent behavior by a player. Therefore, when a control unit such as the
なお、本実施形態に係るパチンコ機に対する不正行為の主たる目的は、所謂V入賞(Vゾーンへの入賞)を不正に実現すべく当たり口であるクルーン口113に遊技球を入れようとするものであるので、不正者は不正後もその不正により大当たりになるか否かを見届ける傾向にあると言えるであろう。すなわち、不正者が不正を行った遊技機から離れるタイミングは少なくとも上記見届けが終わってからと言えるであろう。よって、不正行為検知から所定時間後に不正者を撮影する形態の場合、上記特定できる画像を撮影するタイミングは、上記不正者が大当たりか否かを見届けているであろう期間を考慮して、不正検知(不正行為の発生時点)の後10秒以内であることが好ましく、さらに好ましくは、不正検知の後5秒以内である。
In addition, the main purpose of the fraud against the pachinko machine according to the present embodiment is to try to put a game ball into the
このように、本発明の一実施形態では、制御部200等の制御装置が、不正を検知した時刻での該不正を実行したであろう遊技者を特定できる画像(例えば、顔)、あるいはその時刻よりも所定時間だけ前および所定時間だけ後の少なくとも一方の上記特定できる画像(動画、静止画問わず)を取得し、該画像を記憶装置に保存しておくことが本質なのである。本実施形態で説明した保存方法によれば該本質を実現できるが、他には例えば、制御部200が、不正行為を検知したことをトリガとして、撮像部(少なくとも撮像部16)により遊技者の顔等を撮影させるようにしても良い。あるいは、制御部200が、撮像部(少なくとも撮像部16)により撮影対象を常に撮影させて撮影画像を時刻と対応付けてサブRAM223等の記憶部に記憶させ、上記不正行為を検知した時刻の画像、あるいはその時刻よりも所定時間だけ前および後の少なくとも一方の画像を上記記憶部に記憶された画像から抽出しても良い。
Thus, in one embodiment of the present invention, a control device such as the
本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be appropriately changed without departing from the spirit of the present invention.
上述の各実施形態の機能を実現するように該実施形態の構成を動作させるプログラム(例えば、図8、9に示す処理を遊技機に実行させるプログラム)を記録媒体に記録させ、該記録媒体に記録されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータである遊技機の制御部において実行する処理方法も各実施形態の範疇に含まれる。すなわち、コンピュータ読み取り可能な記録媒体も各実施形態の範囲に含まれる。また、上述のコンピュータプログラムが記録された記録媒体はもちろん、そのコンピュータプログラム自体も各実施形態に含まれる。 A program (for example, a program that causes a game machine to execute the processing shown in FIGS. 8 and 9) for operating the configuration of the embodiment so as to realize the functions of the above-described embodiments is recorded on the recording medium, A processing method of reading a recorded program as a code and executing it in a control unit of a gaming machine which is a computer is also included in the category of each embodiment. That is, a computer-readable recording medium is also included in the scope of each embodiment. In addition to the recording medium on which the above-described computer program is recorded, the computer program itself is included in each embodiment.
該記録媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。また該記録媒体に記録されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウエア、拡張ボードの機能と共同して、OS上で動作して処理を実行するものも各実施形態の範疇に含まれる。 As the recording medium, for example, a floppy (registered trademark) disk, a hard disk, an optical disk, a magneto-optical disk, a CD-ROM, a magnetic tape, a nonvolatile memory card, and a ROM can be used. In addition, not only a program executed on a single program recorded on the recording medium but also a program that runs on the OS and executes the process in cooperation with other software and expansion board functions. Included in the category of form.
10 遊技機
15、16、17 撮像部
140、150、160、170 センサ
200 制御部
230 記憶装置
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記遊技盤上において前記遊技球の通過を検出する第1および第2のセンサを含む複数のセンサと、
前記第1のセンサにより前記遊技球が検出されたときの時刻を含む第1の検出記録と、前記第2のセンサにより前記遊技球が検出されたときの時刻を含む第2の検出記録とにより前記遊技球の速度または前記遊技球の移動方向を検出し、該検出された速度または移動方向に基づいて、不正行為の発生を判定するように構成されている制御部と、
を備えることを特徴とする遊技機。 A gaming machine for playing a game using a game ball flowing down the game board,
A plurality of sensors including first and second sensors for detecting passage of the game ball on the game board;
By a first detection record including a time when the game ball is detected by the first sensor, and a second detection record including a time when the game ball is detected by the second sensor. A control unit configured to detect the speed of the game ball or the moving direction of the game ball, and to determine the occurrence of fraud based on the detected speed or moving direction;
A gaming machine comprising:
前記複数のセンサは、前記振り分け装置の周囲を取り囲むように設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 A distribution device having an upper surface that is recessed in a bowl shape facing upward in the direction of gravity, and having a plurality of openings through which the game ball can pass;
The gaming machine according to claim 1, wherein the plurality of sensors are provided so as to surround the periphery of the sorting device.
ことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。 The gaming machine according to claim 3, wherein the plurality of sensors are provided at equal intervals around the sorting device.
前記遊技機を用いて遊技を行う遊技者による不正行為の発生があるか否かを判定する不正行為判定手段と、
データを保存する記憶装置と、
前記遊技者を特定できる部分を撮像して、該部分の画像データを生成する撮像部と、
前記不正行為判定手段により前記不正行為の発生があると判定された場合に、該判定された時点での前記部分の画像データ、ならびに該時点よりも所定時間だけ前および所定時間だけ後の少なくとも一方の前記部分の画像データの少なくとも一方を取得して、前記記憶装置に保存する手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。 A gaming machine for playing a game using a game ball flowing down the game board,
A fraud determination means for determining whether or not there is an illegal act by a player playing a game using the gaming machine;
A storage device for storing data;
An imaging unit that captures an image of a part that can identify the player and generates image data of the part;
When it is determined by the fraud determination means that the fraud has occurred, the image data of the portion at the time of the determination, and at least one of a predetermined time before and after the predetermined time Means for acquiring at least one of the image data of the portion and storing it in the storage device;
A gaming machine comprising:
前記不正行為判定手段は、前記第1のセンサにより前記遊技球が検出されたときの時刻を含む第1の検出記録と、前記第2のセンサにより前記遊技球が検出されたときの時刻を含む第2の検出記録とにより前記遊技球の速度または前記遊技球の移動方向を検出し、該検出された速度または移動方向に基づいて、前記不正行為の発生を判定するようにさらに構成されている
ことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。 The cheating determination means includes a plurality of sensors including first and second sensors that detect passage of the game ball on the game board,
The fraud determination means includes a first detection record including a time when the game ball is detected by the first sensor, and a time when the game ball is detected by the second sensor. It is further configured to detect the speed of the gaming ball or the moving direction of the gaming ball based on the second detection record, and determine the occurrence of the fraud based on the detected speed or moving direction. The gaming machine according to claim 5, wherein:
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2015
- 2015-02-13 JP JP2015026371A patent/JP2016147000A/en active Pending
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JP2019076331A (en) * | 2017-10-23 | 2019-05-23 | Necエンベデッドプロダクツ株式会社 | Authentication device, authentication system, game machine, authentication method and program |
JP7131791B2 (en) | 2017-10-23 | 2022-09-06 | Necエンベデッドプロダクツ株式会社 | authentication device, authentication system, gaming machine, authentication method, program |
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