JP2016146616A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体の端部が欠けている場合であっても、記録媒体の端部の座標を算出できることを目的とする。
【解決手段】搬送方向に搬送される記録媒体に画像形成される画像に基づいて生成される画像データを画像処理する画像処理装置が、前記画像データに含まれる横エッジを検出し、前記画像データに含まれる前記横エッジに隣接する斜めエッジを検出し、前記斜めエッジが有する前記横エッジと隣接する端点とは異なる方の端点の座標を算出し、前記横エッジ及び前記端点の座標に基づいて前記記録媒体の端部に係る座標を算出することにより上記課題を解決する。
【選択図】図1
【解決手段】搬送方向に搬送される記録媒体に画像形成される画像に基づいて生成される画像データを画像処理する画像処理装置が、前記画像データに含まれる横エッジを検出し、前記画像データに含まれる前記横エッジに隣接する斜めエッジを検出し、前記斜めエッジが有する前記横エッジと隣接する端点とは異なる方の端点の座標を算出し、前記横エッジ及び前記端点の座標に基づいて前記記録媒体の端部に係る座標を算出することにより上記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラムに関する。
従来、紙等の原稿に画像形成された画像を読み取るスキャナ(scanner)等の画像読取装置が知られている。また、画像読取装置によって、主走査方向又は副走査方向に対して原稿が傾いた状態で読み取られた場合等には、傾き、いわゆるスキュー(skew)を補正する方法が知られている。
原稿の傾きを補正する方法において、エッジ(edge)抽出処理によって先端エッジデータが探索され、探索される先端エッジデータから原稿の傾きを補正する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、読み取り面上にあるゴミを検知し、検知結果に基づいて原稿による縦線と、ゴミによる縦すじとを判別して原稿の傾きを補正する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、紙等の記録媒体がユーザ等によって折り曲げられたりすると、記録媒体の端部が欠けてしまう場合がある。このように記録媒体の端部が欠けていると、記録媒体の傾き補正に係る処理等では、折り曲げによって発生する端部等に基づいて、記録媒体の端部の座標が算出されてしまう場合等があった。
本発明の1つの側面は、記録媒体の端部が欠けている場合であっても、記録媒体の端部の座標を算出することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
一態様における、搬送方向に搬送される記録媒体に画像形成される画像に基づいて生成される画像データを画像処理する画像処理装置は、前記画像データに含まれる横エッジを検出する横エッジ検出部と、前記画像データに含まれる前記横エッジに隣接する斜めエッジを検出する斜めエッジ検出部と、前記斜めエッジが有する前記横エッジと隣接する端点とは異なる方の端点の座標を算出する算出部と、前記横エッジ及び前記端点の座標に基づいて前記記録媒体の端部に係る座標を算出する座標算出部とを含む。
記録媒体の端部が欠けている場合であっても、記録媒体の端部の座標を算出することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
(全体構成例)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の全体構成の一例を説明する全体構成図である。具体的には、画像処理装置100は、例えば、カラー画像形成でタンデム方式と称される二次転写機構を有する電子写真方式の画像処理装置等である。以下、画像処理装置100を例に説明する。
(全体構成例)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の全体構成の一例を説明する全体構成図である。具体的には、画像処理装置100は、例えば、カラー画像形成でタンデム方式と称される二次転写機構を有する電子写真方式の画像処理装置等である。以下、画像処理装置100を例に説明する。
画像処理装置100は、中間転写ユニットを有する。また、中間転写ユニットは、無端ベルトの中間転写ベルト10を有する。さらに、図1では、中間転写ベルト10は、3つのそれぞれの支持ローラ14乃至16に掛けられ、時計回りに回転する。
中間転写体クリーニングユニット17は、作像プロセスが行われると、中間転写ベルト10の上に残留するトナーを除去する。
作像装置20は、クリーニングユニットと、帯電ユニット18と、除電ユニットと、現像ユニットと、感光体ユニット40とを有する。
図1では、画像処理装置100は、イエロー(Ye)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色(以下括弧内に示した記号で色を表す場合がある。)に対応する作像装置20をそれぞれ有する。また、各作像装置20は、第1の支持ローラ14と、第2の支持ローラ15との間にそれぞれ設置される。なお、図1では、各色に対応する作像装置20が、中間転写ベルト10の搬送方向に、イエロー(Ye)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の順でそれぞれ設置される例である。さらに、作像装置20は、画像処理装置100に対して脱着が可能である。
光ビーム走査装置21は、各色の感光体ユニット40がそれぞれ有する感光体ドラムに画像形成のための光ビームを照射する。
二次転写ユニット22は、2つのローラ23と、二次転写ベルト24とを有する。具体的には、二次転写ベルト24は、無端ベルトである。また、二次転写ベルト24は、2つのそれぞれのローラ23に掛けられ、回転する。さらに、図1では、ローラ23及び二次転写ベルト24は、中間転写ベルト10を押し上げて、第3の支持ローラ16に押し当てるように設置される。さらにまた、二次転写ベルト24は、中間転写ベルト10の上に形成される画像を記録媒体に転写する。なお、記録媒体は、例えば紙又はプラスチックシート等である。
定着ユニット25は、定着のプロセスを行う。また、定着ユニット25は、定着ベルト26及び加圧ローラ27を有する。なお、定着ベルト26は、無端ベルトである。さらに、定着ベルト26及び加圧ローラ27は、定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てるように設置される。まず、定着のプロセスでは、定着ユニット25に、トナー画像が転写された記録媒体が送られる。次に、定着ユニット25は、加熱を行う。このようにして、定着ユニット25は、記録媒体に画像を定着させる。
シート反転ユニット28は、記録媒体の表面と、裏面とを反転させる。なお、シート反転ユニット28は、表面に画像形成した後、裏面に更に画像形成する場合に用いられる。
自動給紙装置(ADF(Auto Document Feeder))400は、スタートボタンがユーザによって押され、かつ、給紙台30の上に記録媒体がある場合には、記録媒体をコンタクトガラス32の上に搬送する。一方、自動給紙装置400は、給紙台30の上に記録媒体がない場合、ユーザによって置かれるコンタクトガラス32の上の記録媒体を読み取るために、画像読み取りユニット300を起動させる。
画像読み取りユニット300は、第1のキャリッジ33と、第2のキャリッジ34と、結像レンズ35と、CCD(Charge Coupled Device)36と、光源とを有する。
画像読み取りユニット300は、コンタクトガラス32の上の記録媒体を読み取るために、第1のキャリッジ33及び第2のキャリッジ34を動作させる。
第1のキャリッジ33にある光源は、コンタクトガラス32に向かって発光する。次に、第1のキャリッジ33にある光源から発光される光は、コンタクトガラス32の上の記録媒体で反射する。さらに、反射した光は、第1のキャリッジ33にある第1のミラーで、第2のキャリッジ34に向かって反射する。続いて、第2のキャリッジ34に向かって反射した光は、結像レンズ35を通して、読み取りセンサであるCCD36に結像する。
画像処理装置100は、CCD36によってイエロー(Ye)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)等の各色に対応する画像データを生成する。
スタートボタンがユーザ等によって押される又はPC(Personal Computer)等の外部装置から画像形成の指示があると、画像処理装置100は、中間転写ベルト10を回転させる。さらに、画像処理装置100は、ファクシミリの出力指示があると、中間転写ベルト10を回転させる。
中間転写ベルト10の回転が開始されると、作像装置20は、作像プロセスを開始する。トナー画像が転写されると、記録媒体は、定着ユニット25に送られる。次に、定着ユニット25が定着のプロセスを行うことによって、記録媒体に画像が画像形成される。
給紙テーブル200は、給紙ローラ42と、給紙ユニット43と、分離ローラ45と、搬送コロユニット46とを有する。また、給紙ユニット43は、複数の給紙トレイ44を有する場合がある。さらに、搬送コロユニット46は、搬送ローラ47を有する。
給紙テーブル200は、給紙ローラ42のうち、1つの給紙ローラ42を選択する。次に、給紙テーブル200は、選択した給紙ローラ42を回転させる。
給紙ユニット43は、複数の給紙トレイ44のうち、1つの給紙トレイ44を選択し、給紙トレイ44から記録媒体を送る。次に、送り出される記録媒体は、分離ローラ45によって1枚に分離され、搬送コロユニット46に入れられる。さらに、搬送コロユニット46は、搬送ローラ47によって、記録媒体を画像処理装置100に送る。
続いて、記録媒体は、搬送コロユニット46によってレジストローラ49に送られる。次に、レジストローラ49に送られる記録媒体は、レジストローラ49に突き当てて止められる。さらに、トナー画像が二次転写ユニット22に送られる際に、記録媒体は、所定の位置に転写が行われるタイミングで二次転写ユニット22に搬送される。
なお、記録媒体は、手差しトレイ51から送られてもよい。例えば、手差しトレイ51から記録媒体が送られると、画像処理装置100は、給紙ローラ50及び給紙ローラ52を回転させる。次に、給紙ローラ50及び給紙ローラ52は、手差しトレイ51上にある複数の記録媒体から1枚の記録媒体を分離させる。さらに、給紙ローラ50及び給紙ローラ52は、分離させた記録媒体を給紙路53へ送る。次に、給紙路53に送られる記録媒体は、レジストローラ49に送られる。なお、記録媒体がレジストローラ49に送られた以降の処理は、給紙テーブル200から記録媒体を送る場合と同様である。
記録媒体は、定着ユニット25によって定着され、画像処理装置100から排出される。次に、定着ユニット25から排出される記録媒体は、切換爪55によって、排出ローラ56に送られる。さらに、排出ローラ56は、送られる記録媒体を排紙トレイ57に送る。
また、切換爪55は、定着ユニット25から排出される記録媒体をシート反転ユニット28に送ってもよい。この場合、シート反転ユニット28は、送られる記録媒体の表面と裏面とを反転させる。次に、反転した記録媒体には、表面と同様に、裏面に画像形成、いわゆる両面印刷が行われ、排紙トレイ57に記録媒体が送られる。
一方、中間転写ベルト10に残るトナーは、中間転写体クリーニングユニット17によって除去される。中間転写ベルト10に残るトナーが除去されると、画像処理装置100は、次の画像形成に備える。
なお、画像処理装置100は、作像装置20等の画像形成を行う装置を有さない構成でもよい。
(ハードウェア構成例)
図2は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。具体的には、画像処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)100H1と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)100H2と、記憶装置100H3と、バス(bus)100H4とを有する。
図2は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。具体的には、画像処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)100H1と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)100H2と、記憶装置100H3と、バス(bus)100H4とを有する。
CPU100H1は、画像処理装置100が行う各種処理に係る演算及び各種データの加工を行う演算装置である。さらに、CPU100H1は、画像処理装置100が有する装置等を制御する制御装置である。
ASIC100H2は、画像処理装置100が行う画像処理に係る各種処理及び画像データ等の各種データの加工を行う電子回路である。なお、ASIC100H2は、FPGA(Field−Programmable Gate Array)等のPLD(Programmable Logic Device)でもよい。
記憶装置100H3は、画像処理装置100が使うデータ、プログラム及び設定値等を記憶する。また、記憶装置100H3は、いわゆるメモリ(memory)等である。なお、記憶装置100H3は、ハードディスク(harddisk)等の補助記憶装置等を有してもよい。
図2に示すハードウェア及び図1に示す画像読み取りユニット300等の装置は、バス100H4を介して接続され、相互に画像データD1等の各種データを送受信する。
(スキュー補正例)
図3は、本発明の一実施形態に係るスキュー補正の一例を示す図である。具体的には、図3は、記録媒体に画像形成された画像及び記録媒体が、図3(A)に示すように読み取られた例である。なお、図3では、図面の上下方向を記録媒体が搬送される搬送方向Yとし、図面の左右方向を搬送方向Yに対して直交方向となる直交方向Xとする。
図3は、本発明の一実施形態に係るスキュー補正の一例を示す図である。具体的には、図3は、記録媒体に画像形成された画像及び記録媒体が、図3(A)に示すように読み取られた例である。なお、図3では、図面の上下方向を記録媒体が搬送される搬送方向Yとし、図面の左右方向を搬送方向Yに対して直交方向となる直交方向Xとする。
さらに、図3では、図1に示すCCD36が読み取り可能な範囲を読取範囲A1とし、読取範囲A1のうち、記録媒体がCCD36によって読み取られる範囲を画像範囲A2とする。これに対して、図3では、読取範囲A1のうち、画像範囲A2以外の範囲を背景範囲A3とする。また、画像範囲A2は、図3(A)に示すように、直交方向Xに対して角度(以下「スキュー角度」という。)がθとなるスキューが発生するとする。
以下、図3(A)に示す画像に基づいて、画像処理装置100(図1)が、スキュー補正を行って、画像データD1(図2)を生成する例を説明する。まず、画像処理装置100は、スキュー角度θを算出する。
次に、画像処理装置100は、図3(B)に示すように、スキュー角度θが「0」となるように画像を回転させる補正を行って画像データD1を生成する。具体的には、算出されたスキュー角度θに基づいて、画像範囲A2を回転させ、図3(B)となるようにする。
なお、画像データD1で示される画像は、背景範囲A3が除かれているのが望ましい。したがって、画像処理装置100は、図3(B)に示す画像から背景範囲A3を除く補正を行う。また、画像処理装置100は、画像範囲A2にある座標のうち、最も左上にある座標(以下「画像範囲原点」という。)P0を検出する。次に、画像処理装置100は、図3(B)及び図3(C)に示すように、画像範囲原点P0が読取範囲A1の原点に位置するように画像範囲A2を回転及び移動させる。さらに、画像処理装置100は、読取範囲A1から背景範囲A3を削除して背景範囲A3を取り除き、かつ、画像範囲A2が示される図3(D)に示すような画像を生成する。
また、自動給紙装置400(図1)によって記録媒体が搬送される場合では、記録媒体の左右に均等にコロを配置できないことが多いため、スキューが発生する場合が多い。したがって、自動給紙装置400によって記録媒体を搬送して画像の読み込みが行われる場合、画像処理装置100は、スキュー補正を行うのが好ましい。即ち、画像処理装置100は、スキュー補正によって、自動給紙装置400によるスキューを少なくすることができる。
(全体処理例)
図4は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置による全体処理の一例を示すフローチャートである。なお、図3に示す一連のスキュー補正において、図4に示す全体処理は、図3(A)に示す画像に対する処理である。
図4は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置による全体処理の一例を示すフローチャートである。なお、図3に示す一連のスキュー補正において、図4に示す全体処理は、図3(A)に示す画像に対する処理である。
(画像の読み取り例(ステップS1))
ステップS1では、画像処理装置は、記録媒体に画像形成されている画像を読み取る。具体的には、コンタクトガラス又は自動給紙装置に記録媒体が置かれ、ユーザ等から読み取りの指示があると、画像処理装置は、記録媒体に画像形成されている画像をCCD等によって読み取る。次に、ステップS1では、画像処理装置は、図3(A)を示す画像データを生成する。
ステップS1では、画像処理装置は、記録媒体に画像形成されている画像を読み取る。具体的には、コンタクトガラス又は自動給紙装置に記録媒体が置かれ、ユーザ等から読み取りの指示があると、画像処理装置は、記録媒体に画像形成されている画像をCCD等によって読み取る。次に、ステップS1では、画像処理装置は、図3(A)を示す画像データを生成する。
(エッジ検出処理例(ステップS2))
ステップS2では、画像処理装置は、エッジ検出処理を行う。
ステップS2では、画像処理装置は、エッジ検出処理を行う。
図5は、本発明の第1実施形態の一実施形態に係る画像処理装置によるエッジ検出処理の一例を示すフローチャートである。
(横エッジを第1フィルタによって検出する処理例(ステップS21))
ステップS21では、画像処理装置は、横エッジを第1フィルタによって検出する処理を行う。なお、第1フィルタは、1次微分を行うフィルタであり、直交方向X(図3)と平行又は平行に近い角度となるエッジが第1フィルタによって検出される。
ステップS21では、画像処理装置は、横エッジを第1フィルタによって検出する処理を行う。なお、第1フィルタは、1次微分を行うフィルタであり、直交方向X(図3)と平行又は平行に近い角度となるエッジが第1フィルタによって検出される。
(横方向エッジを第3フィルタによって検出する処理例(ステップS22))
ステップS22では、画像処理装置は、横エッジ及び斜めエッジを含む横方向エッジ(以下単に「横方向エッジ」という。)を第3フィルタによって検出する処理を行う。なお、第3フィルタは、1次微分を行うフィルタであり、直交方向X(図3)に対して、平行から斜めとなる角度のうち、いずれかの角度となるエッジが第3フィルタによって検出される。
ステップS22では、画像処理装置は、横エッジ及び斜めエッジを含む横方向エッジ(以下単に「横方向エッジ」という。)を第3フィルタによって検出する処理を行う。なお、第3フィルタは、1次微分を行うフィルタであり、直交方向X(図3)に対して、平行から斜めとなる角度のうち、いずれかの角度となるエッジが第3フィルタによって検出される。
(縦方向エッジを第4フィルタによって検出する処理例(ステップS23))
ステップS23では、画像処理装置は、縦エッジ及び斜めエッジを含む縦方向エッジ(以下単に「縦方向エッジ」という。)を第4フィルタによって検出する処理を行う。なお、第4フィルタは、1次微分を行うフィルタであり、直交方向X(図3)に対して、斜めから垂直となる角度のうち、いずれかの角度となるエッジが第4フィルタによって検出される。
ステップS23では、画像処理装置は、縦エッジ及び斜めエッジを含む縦方向エッジ(以下単に「縦方向エッジ」という。)を第4フィルタによって検出する処理を行う。なお、第4フィルタは、1次微分を行うフィルタであり、直交方向X(図3)に対して、斜めから垂直となる角度のうち、いずれかの角度となるエッジが第4フィルタによって検出される。
(横方向エッジ検出結果と、縦方向エッジ検出結果との論理積を計算する処理例(ステップS24))
ステップS24では、画像処理装置は、横方向エッジ検出結果と、縦方向エッジ検出結果との論理積(AND)を計算する処理を行う。即ち、画像処理装置は、ステップS22による検出結果と、ステップS23による検出結果との論理積を計算する。論理積が計算されると、いずれの検出結果でも検出されたエッジが検出されるので、斜めエッジが検出される。
ステップS24では、画像処理装置は、横方向エッジ検出結果と、縦方向エッジ検出結果との論理積(AND)を計算する処理を行う。即ち、画像処理装置は、ステップS22による検出結果と、ステップS23による検出結果との論理積を計算する。論理積が計算されると、いずれの検出結果でも検出されたエッジが検出されるので、斜めエッジが検出される。
(エッジ検出画像の2値化例(ステップS25))
ステップS25では、画像処理装置は、ステップS21及びステップS24によって検出されたエッジを示すそれぞれの画像をそれぞれ2値化する。具体的には、ステップS25では、例えば、画像が有する各画素に係る画素値が所定の閾値以上である場合には、画像処理装置は、画素値を白色等の値にする。一方、画像が有する各画素に係る画素値が所定の閾値未満である場合には、画像処理装置は、画素値を黒色等の値にする。
ステップS25では、画像処理装置は、ステップS21及びステップS24によって検出されたエッジを示すそれぞれの画像をそれぞれ2値化する。具体的には、ステップS25では、例えば、画像が有する各画素に係る画素値が所定の閾値以上である場合には、画像処理装置は、画素値を白色等の値にする。一方、画像が有する各画素に係る画素値が所定の閾値未満である場合には、画像処理装置は、画素値を黒色等の値にする。
(エッジ検出画像の合成例(ステップS26))
ステップS26では、画像処理装置は、それぞれのエッジ検出画像を合成する。具体的には、ステップS25の2値化によって生成される横エッジ検出画像と、斜めエッジ検出画像との論理和(OR)を計算する。
ステップS26では、画像処理装置は、それぞれのエッジ検出画像を合成する。具体的には、ステップS25の2値化によって生成される横エッジ検出画像と、斜めエッジ検出画像との論理和(OR)を計算する。
(ノイズ除去例(ステップS27))
ステップS27では、画像処理装置は、ステップS26の合成によって生成される画像からノイズを除去する。具体的には、ステップS27では、画像処理装置は、ローパスフィルタ(Low−pass filter)等によって、背景範囲A3(図3)に含まれるノイズを除去する。
ステップS27では、画像処理装置は、ステップS26の合成によって生成される画像からノイズを除去する。具体的には、ステップS27では、画像処理装置は、ローパスフィルタ(Low−pass filter)等によって、背景範囲A3(図3)に含まれるノイズを除去する。
(エッジ検出処理の処理結果例)
図6は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置によって読み取られる記録媒体及び記録媒体に係る画像の一例を示す図である。以下、図6(A)に示す記録媒体2が図4に示すステップS1で画像処理装置に読み取られ、画像データが生成される例で説明する。具体的には、記録媒体2は、図示するように、左上の端部が欠けている記録媒体の例である。例えば、ユーザ等によって、記録媒体2が折り曲げられたり、記録媒体2がちぎられたりすると、記録媒体2の端部は、図示するように、欠ける場合がある。
図6は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置によって読み取られる記録媒体及び記録媒体に係る画像の一例を示す図である。以下、図6(A)に示す記録媒体2が図4に示すステップS1で画像処理装置に読み取られ、画像データが生成される例で説明する。具体的には、記録媒体2は、図示するように、左上の端部が欠けている記録媒体の例である。例えば、ユーザ等によって、記録媒体2が折り曲げられたり、記録媒体2がちぎられたりすると、記録媒体2の端部は、図示するように、欠ける場合がある。
次に、記録媒体2が画像処理装置に読み取られ、図6(B)に示す画像データがステップS1で生成されるとする。以下、図6(B)に示す画像データD1がステップS1で生成される例で説明する。
図7は、本発明の第1実施形態の一実施形態に係る画像処理装置によるエッジ検出処理の処理結果例を示す図である。図7は、図6に示す画像データD1に対して、図5に示す各処理が行われる例を示す。なお、画像データD1には、図示するように、複数の縦筋3及び複数の横筋4等のノイズがそれぞれ含まれるとする。
まず、画像データD1に対して、第1フィルタによる処理が行われると(ステップS21)、横エッジL1が検出された第1検出画像データD21が生成される。横エッジL1は、背景領域と、記録媒体領域の上辺の陰とによって検出される。記録媒体領域の上辺の陰は、記録媒体の色及び形状等によらず現れるため、記録媒体の種類及び背景領域に含まれるノイズ量に対してロバスト性の向上が図れる。
次に、画像データD1に対して、第3フィルタによる処理が行われると(ステップS22)、横方向エッジ検出結果の例として、横方向エッジLHが検出された第2検出画像データD22が生成される。また、第2検出画像データD22には、横筋4が含まれることが多い。
さらに、画像データD1に対して、第4フィルタによる処理が行われると(ステップS23)、縦方向エッジ検出結果の例として、縦方向エッジLVが検出された第3検出画像データD23が生成される。また、第3検出画像データD23には、縦筋3が含まれることが多い。
続いて、エッジ検出処理では、第2検出画像データD22と、第3検出画像データD23との論理積が計算されると(ステップS24)、斜めエッジL2が検出された第4検出画像データD24が生成される。ステップS24では、論理積が計算されるため、第4検出画像データD24には、第2検出画像データD22と、第3検出画像データD23との双方に含まれるエッジが検出される。即ち、縦筋3及び横筋4は、第2検出画像データD22又は第3検出画像データD23のいずれか一方に検出されることが多いため、第4検出画像データD24に検出されることは少ない。したがって、第4検出画像データD24は、縦筋3及び横筋4が少なく、斜めエッジL2を示す画像データとなる。また、横方向エッジLHと、縦方向エッジLVとの論理積によって斜めエッジL2を検出するため、様々な角度の斜めエッジL2を検出できる。
次に、画像処理装置は、第1検出画像データD21及び第4検出画像データD24に対してそれぞれ2値化を行う(ステップS25)。さらに、画像処理装置は、それぞれの2値化画像の論理和を計算し(ステップS26)、画像処理装置が、ノイズ除去を行うと(ステップS27)、第5検出画像データD27が生成される。
このように、図5に示すエッジ検出処理を行うと、画像処理装置は、縦筋3及び横筋4が少ない横エッジL1と、斜めエッジL2とを含む画像データを生成できる。
(フィルタ例)
図8は、本発明の第1実施形態の一実施形態に係るフィルタの一例を示す図である。第1フィルタFIL1、第3フィルタFIL3及び第4フィルタFIL4は、それぞれ1次微分を行うフィルタである。即ち、第1フィルタFIL1、第3フィルタFIL3及び第4フィルタFIL4は、例えば、いわゆるプリヴィット(prewitt)のフィルタである。他に、各フィルタは、ラプラシアン、ソーベル(sobel)又はロバーツ(roberts)等のフィルタで実現されてもよい。
図8は、本発明の第1実施形態の一実施形態に係るフィルタの一例を示す図である。第1フィルタFIL1、第3フィルタFIL3及び第4フィルタFIL4は、それぞれ1次微分を行うフィルタである。即ち、第1フィルタFIL1、第3フィルタFIL3及び第4フィルタFIL4は、例えば、いわゆるプリヴィット(prewitt)のフィルタである。他に、各フィルタは、ラプラシアン、ソーベル(sobel)又はロバーツ(roberts)等のフィルタで実現されてもよい。
また、第1フィルタFIL1、第3フィルタFIL3及び第4フィルタFIL4は、例えば、X軸方向について5画素のサイズであり、画像データD1(図7)に対して十分に小さいサイズであるとする。
(判定処理例(ステップS3))
図4に戻り、ステップS3では、画像処理装置は、判定処理を行う。即ち、ステップS3では、画像処理装置は、記録媒体の端部が欠けているか否かを判定する。なお、判定処理の一部は、省略されてもよい。
図4に戻り、ステップS3では、画像処理装置は、判定処理を行う。即ち、ステップS3では、画像処理装置は、記録媒体の端部が欠けているか否かを判定する。なお、判定処理の一部は、省略されてもよい。
図9は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置による判定処理の一例を示すフローチャートである。以下、記録媒体の端部が欠けているか否かの判定結果がフラグデータとして出力される例で説明する。
(斜めエッジとなる成分の検出例(ステップS31))
ステップS31では、画像処理装置は、ステップS1(図4)で生成される画像に含まれる斜めエッジを検出する。具体的には、ステップS31では、まず、画像処理装置は、Y軸座標が「0」である各画素に斜めエッジとなる成分があるか否かを判定する。次に、Y軸座標が「0」である各画素がすべて斜めエッジとなる成分でない場合、画像処理装置は、Y軸座標が「1」である各画素に斜めエッジとなる成分があるか否かを判定する。このように、画像処理装置は、搬送方向Y(図3)において、斜めエッジとなる成分に対応する画素があるかの判定を繰り返す。つまり、ステップS31によって、画像処理装置は、各行に斜めエッジとなる成分があるか否かをそれぞれ判定する。
(斜めエッジとなる成分の検出例(ステップS31))
ステップS31では、画像処理装置は、ステップS1(図4)で生成される画像に含まれる斜めエッジを検出する。具体的には、ステップS31では、まず、画像処理装置は、Y軸座標が「0」である各画素に斜めエッジとなる成分があるか否かを判定する。次に、Y軸座標が「0」である各画素がすべて斜めエッジとなる成分でない場合、画像処理装置は、Y軸座標が「1」である各画素に斜めエッジとなる成分があるか否かを判定する。このように、画像処理装置は、搬送方向Y(図3)において、斜めエッジとなる成分に対応する画素があるかの判定を繰り返す。つまり、ステップS31によって、画像処理装置は、各行に斜めエッジとなる成分があるか否かをそれぞれ判定する。
(斜めエッジとなる成分が検出されたか否かの判定例(ステップS32))
ステップS32では、画像処理装置は、ステップS31によって斜めエッジとなる成分が検出されたか否かを判定する。具体的には、ステップS31によって斜めエッジとなる成分があると判定された場合(ステップS32でYES)、画像処理装置は、ステップS34に進む。一方、ステップS31によって斜めエッジとなる成分があると判定されなかった場合(ステップS32でNO)、画像処理装置は、ステップS33に進む。
ステップS32では、画像処理装置は、ステップS31によって斜めエッジとなる成分が検出されたか否かを判定する。具体的には、ステップS31によって斜めエッジとなる成分があると判定された場合(ステップS32でYES)、画像処理装置は、ステップS34に進む。一方、ステップS31によって斜めエッジとなる成分があると判定されなかった場合(ステップS32でNO)、画像処理装置は、ステップS33に進む。
以下、ステップS32による判定結果は、フラグデータとして記憶されるとする。具体的には、斜めエッジがあると判定された場合、フラグデータには、「ON」(1ビットデータの「1」等)を示すデータが記憶される。一方、斜めエッジがないと判定された場合、フラグデータには、「OFF」(1ビットデータの「0」等)を示すデータが記憶される。
(フラグデータに「OFF」を記憶する処理例(ステップS33))
ステップS33では、画像処理装置は、フラグデータに「OFF」を記憶する。
ステップS33では、画像処理装置は、フラグデータに「OFF」を記憶する。
(フラグデータに「ON」を記憶する処理例(ステップS34))
ステップS34では、画像処理装置は、フラグデータに「ON」を記憶する。
ステップS34では、画像処理装置は、フラグデータに「ON」を記憶する。
ステップS33又はS34によって記憶されるフラグデータに基づいて、記録媒体の端部が欠けているか否かが判定される。記録媒体の端部が欠けていると、フラグデータに「ON」を示すデータが記憶されるため、画像処理装置は、記録媒体の端部が欠けていると判定する。次に、記録媒体の端部が欠けていると判定される場合、以降の処理で、画像処理装置は、画像範囲原点の座標を算出する。
(第2端点を示す座標の記憶例(ステップS35))
ステップS35では、画像処理装置は、斜めエッジとなる成分であると判定された画素のうち、最も左に位置する画素、即ち、斜めエッジの端点(以下「第2端点」という。)を検出する。次に、画像処理装置は、検出された第2端点の座標を記憶する。
ステップS35では、画像処理装置は、斜めエッジとなる成分であると判定された画素のうち、最も左に位置する画素、即ち、斜めエッジの端点(以下「第2端点」という。)を検出する。次に、画像処理装置は、検出された第2端点の座標を記憶する。
(エッジとなる点の座標の記憶例(ステップS36))
ステップS36では、画像処理装置は、エッジ画素と判定された点の座標を記憶する。なお、記憶される座標は、すべてのエッジについてでなく、代表点を何点か記憶するでもよい。以下、代表点としていくつかの点の座標が記憶される例で説明する。
ステップS36では、画像処理装置は、エッジ画素と判定された点の座標を記憶する。なお、記憶される座標は、すべてのエッジについてでなく、代表点を何点か記憶するでもよい。以下、代表点としていくつかの点の座標が記憶される例で説明する。
(座標算出処理例(ステップS4))
図4に戻り、ステップS4では、画像処理装置は、画像範囲原点の座標を算出する。
図4に戻り、ステップS4では、画像処理装置は、画像範囲原点の座標を算出する。
図10は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置による座標算出処理の一例を示すフローチャートである。なお、図10に示す処理は、図4に示すステップS4の処理の一例である。
(フラグデータが「ON」であるか否かの判定例(ステップS41))
ステップS41では、画像処理装置は、フラグデータに「ON」を示すデータが記憶されているか否かを判定する。具体的には、図9に示すステップS33又はS34によって、フラグデータには、「ON」又は「OFF」のいずれかを示すデータが記憶されている。したがって、フラグデータに「ON」を示すデータが記憶されている場合(ステップS41でYES)、画像処理装置は、ステップS42に進む。一方、フラグデータに「ON」を示すデータが記憶されていない場合(ステップS41でNO)、画像処理装置は、ステップS43に進む。
ステップS41では、画像処理装置は、フラグデータに「ON」を示すデータが記憶されているか否かを判定する。具体的には、図9に示すステップS33又はS34によって、フラグデータには、「ON」又は「OFF」のいずれかを示すデータが記憶されている。したがって、フラグデータに「ON」を示すデータが記憶されている場合(ステップS41でYES)、画像処理装置は、ステップS42に進む。一方、フラグデータに「ON」を示すデータが記憶されていない場合(ステップS41でNO)、画像処理装置は、ステップS43に進む。
(横エッジを示す式及び第2端点から画像範囲原点の座標を算出する例(ステップS42))
ステップS42では、画像処理装置は、横エッジを示す式及び第2端点から画像範囲原点の座標を算出する。具体的には、ステップS42では、画像処理装置は、例えば、図9に示すステップS36等で記憶される代表点等のそれぞれの座標を最小二乗法で計算し、横エッジを示す式を算出する。また、ステップS42では、画像処理装置は、横エッジを示す式及び第2端点から画像範囲原点の座標を算出する。
ステップS42では、画像処理装置は、横エッジを示す式及び第2端点から画像範囲原点の座標を算出する。具体的には、ステップS42では、画像処理装置は、例えば、図9に示すステップS36等で記憶される代表点等のそれぞれの座標を最小二乗法で計算し、横エッジを示す式を算出する。また、ステップS42では、画像処理装置は、横エッジを示す式及び第2端点から画像範囲原点の座標を算出する。
図11は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置による横エッジを示す式及び第2端点の一例を示す図である。具体的には、ステップS36(図9)等で記憶される代表点等のそれぞれの座標に対して、最小二乗法が行われると、横エッジL1を示す式が計算される。以下、算出される横エッジL1を示す式をy=ax+bとする。また、横エッジL1において、最も左に位置する画素、即ち、横エッジの端点(以下「第1端点」という。)P1の座標等が算出される。
図12は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置による画像範囲原点の座標算出の一例を示す図である。図12では、第2端点P2の座標をP2(x1,y1)とする。
まず、画像処理装置は、縦エッジL3を示す式を算出する。なお、縦エッジL3を示す式をy=cx+dとする。具体的には、横エッジL1及び縦エッジL3は、それぞれ延長させると直交するので、横エッジL1を示す式であるy=ax+bに基づいて、縦エッジL3を示す式の傾きcは、c=−1/a、縦エッジL3を示す式の切片dは、d=y1−c×x1と算出できる。
さらに、画像処理装置は、横エッジL1を示す式及び縦エッジL3を示す式に基づいて画像範囲原点P0の座標を算出する。なお、画像範囲原点P0の座標をP0(x0,y0)とする。具体的には、図12では、画像範囲原点P0は、横エッジL1及び縦エッジL3をそれぞれ延長させた線の交点である。したがって、画像処理装置は、画像範囲原点P0の座標P0(x0,y0)を、x0=(d−b)/(a−c)、y0=a×x0+bとそれぞれ算出できる。
(第1端点を画像範囲原点として横エッジを示す式の算出例(ステップS43))
図10に戻り、ステップS43では、まず、画像処理装置は、第1端点を画像範囲原点とする。記録媒体の端部が欠けていないと判定される場合(フラグデータが「OFF」)、画像処理装置は、画像範囲原点P0を、検出されるエッジのうち、最も左側に位置する横エッジである端点P1とする。
図10に戻り、ステップS43では、まず、画像処理装置は、第1端点を画像範囲原点とする。記録媒体の端部が欠けていないと判定される場合(フラグデータが「OFF」)、画像処理装置は、画像範囲原点P0を、検出されるエッジのうち、最も左側に位置する横エッジである端点P1とする。
図13は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置による横エッジに係る直線を示す式の算出の一例を示す図である。なお、図13に示す算出方法は、ステップS43の一例である。また、図13は、図3(A)に示す画像データがステップS1で生成される例で説明する図である。
図13では、画像範囲A2に含まれる画素のうち、横エッジL1を構成する画素が、横エッジとなる成分としてステップS36(図9)で記憶される。さらに、横エッジL1の成分となる画素のうち、最も左側に位置する画素が、第1端点P1として検出される。即ち、図示するように、第1端点P1は、横エッジL1を構成する画素のうち、最も左に位置する画素である。
また、例えば、代表点として検出される画素数を4点とし、検出される横エッジL1の成分となる画素を第1画素PX1、第2画素PX2、第3画素PX3及び第4画素PX4とする。
次に、ステップS43では、画像処理装置は、例えば最小二乗法等によって、第1画素PX1の座標、第2画素PX2の座標、第3画素PX3の座標及び第4画素PX4のそれぞれの座標に基づいて横エッジL1を示す式y=ax+bを算出する。
なお、ステップS43では、画像処理装置は、横エッジL1を示す式y=ax+bからスキュー角度θを算出してもよい。例えば、スキュー角度θは、図13(B)に示すように、横エッジL1を示す式の傾きaに基づいて算出される。
(機能構成例)
図14は、本発明の第1実施形態の一実施形態に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。具体的には、画像処理装置100は、読み取り部100F1と、横エッジ検出部100F2と、斜めエッジ検出部100F3と、2値化処理部100F4と、ノイズ除去部100F5と、判定部100F6と、算出部100F7と、座標算出部100F8とを含む。
図14は、本発明の第1実施形態の一実施形態に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。具体的には、画像処理装置100は、読み取り部100F1と、横エッジ検出部100F2と、斜めエッジ検出部100F3と、2値化処理部100F4と、ノイズ除去部100F5と、判定部100F6と、算出部100F7と、座標算出部100F8とを含む。
読み取り部100F1は、記録媒体2に画像形成される画像等を読み取り、画像データD1を生成する。具体的には、例えば、読み取り部100F1は、記録媒体2等をスキャン(scan)して図7に示す画像データD1を生成する。なお、読み取り部100F1は、例えば画像読み取りユニット300(図1)等によって実現される。
横エッジ検出部100F2は、第1フィルタFIL1(図8)によって、画像データD1から横エッジL1(図7)を検出する。なお、横エッジ検出部100F2は、例えばCPU100H1(図2)及びASIC100H2(図2)等によって実現される。
斜めエッジ検出部100F3は、横方向エッジ検出部100F31と、縦方向エッジ検出部100F32と、論理積計算部100F33とを有する。なお、斜めエッジ検出部100F3は、例えばCPU100H1及びASIC100H2等によって実現される。
横方向エッジ検出部100F31は、第3フィルタFIL3(図8)によって、画像データD1から横方向エッジLH(図7)を検出する。
縦方向エッジ検出部100F32は、第4フィルタFIL4(図8)によって、画像データD1から縦方向エッジLV(図7)を検出する。
論理積計算部100F33は、横方向エッジ検出部100F31による検出結果と、縦方向エッジ検出部100F32による検出結果との論理積を計算する。
2値化処理部100F4は、横エッジ検出部100F2及び斜めエッジ検出部100F3によって処理された画像データを2値化する。なお、2値化処理部100F4は、例えばCPU100H1及びASIC100H2等によって実現される。
ノイズ除去部100F5は、2値化処理部100F4によって処理された画像データからノイズを除去する。なお、ノイズ除去部100F5は、例えばCPU100H1及びASIC100H2等によって実現される。
判定部100F6は、横エッジ検出部100F2及び斜めエッジ検出部100F3による検出結果に基づいて、記録媒体2の端部が欠けているか否かを判定する。なお、判定部100F6は、例えばCPU100H1及びASIC100H2等によって実現される。
算出部100F7は、斜めエッジ検出部100F3によって検出される斜めエッジL2から第2端点P2(図11)の座標を算出する。さらに、算出部100F7は、横エッジ検出部100F2によって検出される横エッジL1を構成する第1画素PX1(図7)等の代表点等から横エッジL1を示す式y=ax+b(図11)を算出する。なお、算出部100F7は、例えばCPU100H1及びASIC100H2等によって実現される。
座標算出部100F8は、記録媒体2の端部が欠けている場合には、横エッジL1を示す式y=ax+b及び第2端点P2に基づいて、例えば図12に示すように、画像範囲原点P0(図12)の座標を算出する。なお、座標算出部100F8は、例えばCPU100H1及びASIC100H2等によって実現される。
画像処理装置100は、記録媒体2に画像形成される画像を読み取り、画像データD1を生成する。次に、画像処理装置100は、斜めエッジ検出部100F3によって、画像データD1から斜めエッジを検出する。即ち、画像処理装置100は、斜めエッジ検出部100F3よって、斜めエッジL2が検出できる。したがって、画像処理装置100は、判定部100F6によって、斜めエッジL2が検出されたか否かの検出結果に基づいて、記録媒体2の端部が欠けているか否かを判定することができる。ゆえに、画像処理装置100は、記録媒体2の端部が欠けているか否かの判定結果によらず、記録媒体2の端部の座標を算出することができる。
また、記録媒体2の端部が欠けているか否かによらず、画像範囲原点P0の座標が算出されるため、画像処理装置100は、画像範囲原点P0の座標を中心にして、画像を回転させるスキュー補正等の補正を行うことができる。
図15は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置によるスキュー補正の処理結果の一例を示す図である。具体的には、図15は、図6(A)に示す記録媒体2に対して、図3に示すスキュー処理を本発明の一実施形態に係る画像処理装置が行う例を示す図である。
記録媒体2の端部が欠けている場合等では、画像処理装置は、横エッジL1を示す式y=ax+b及び第2端点P2をそれぞれ算出する。次に、横エッジL1を示す式y=ax+b及び第2端点P2がそれぞれ算出されると、画像処理装置は、画像範囲原点P0を算出し、スキュー角度がない図15(A)に示すような画像を補正によって、生成できる。
画像範囲原点P0が算出されると、画像処理装置は、図3(C)に示す処理において、図15(B)に示すように、画像範囲原点P0を読取範囲A1の原点に位置するように、画像範囲A2を移動させることができる。そのため、画像処理装置は、図15(C)に示すように、画像範囲A2の一部又は全部が削除されることなく、スキュー処理を行うことができる。
また、画像処理装置は、横エッジL1を示す式y=ax+b及び第2端点P2に基づいて画像範囲原点P0を算出するため、ゴミ等によって生じる縦筋が画像データ内に含まれていても画像範囲原点P0を精度よく算出できる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、例えば、図1及び図2に示す画像処理装置100によって実現される。したがって、画像処理装置100の全体構成及びハードウェアの説明を省略する。また、第2実施形態では、例えば、第1実施形態と同様に、図4に示す全体処理が行われる。ただし、第2実施形態では、図5に示すエッジ検出処理において、斜めエッジ検出に係る処理が異なる。以下、異なる点を中心に説明する。なお、以下の説明では、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態は、例えば、図1及び図2に示す画像処理装置100によって実現される。したがって、画像処理装置100の全体構成及びハードウェアの説明を省略する。また、第2実施形態では、例えば、第1実施形態と同様に、図4に示す全体処理が行われる。ただし、第2実施形態では、図5に示すエッジ検出処理において、斜めエッジ検出に係る処理が異なる。以下、異なる点を中心に説明する。なお、以下の説明では、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図16は、本発明の第2実施形態の一実施形態に係る画像処理装置によるエッジ検出処理の一例を示すフローチャートである。図16は、図5と比較すると、ステップS22乃至ステップS24がステップS201となる点が異なる。
(斜めエッジを第2フィルタによって検出する処理例(ステップS201))
ステップS201では、画像処理装置は、斜めエッジを第2フィルタによって検出する。具体的には、画像処理装置は、ステップS1で生成される画像データに対して、例えば直交方向X(図3)に対して斜め方向に一次微分を行うフィルタを使ってフィルタ処理を行う。即ち、ステップS201が行われると、斜め方向に隣接する画素の画素値が所定の値以上差がある画素が検出される。
ステップS201では、画像処理装置は、斜めエッジを第2フィルタによって検出する。具体的には、画像処理装置は、ステップS1で生成される画像データに対して、例えば直交方向X(図3)に対して斜め方向に一次微分を行うフィルタを使ってフィルタ処理を行う。即ち、ステップS201が行われると、斜め方向に隣接する画素の画素値が所定の値以上差がある画素が検出される。
(フィルタ例)
図17は、本発明の第2実施形態の一実施形態に係るフィルタの一例を示す図である。図示するように、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、例えば、第1フィルタFIL1によって横エッジを検出する(図15のステップS21)。一方、ステップS201(図16)では、例えば、第2フィルタFIL2によって横エッジを検出する。
図17は、本発明の第2実施形態の一実施形態に係るフィルタの一例を示す図である。図示するように、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、例えば、第1フィルタFIL1によって横エッジを検出する(図15のステップS21)。一方、ステップS201(図16)では、例えば、第2フィルタFIL2によって横エッジを検出する。
なお、ステップS201では、複数種類の第2フィルタを有し、複数の角度の斜めエッジをそれぞれ検出してもよい。例えば、ステップS201では、画像処理装置は、45°の斜めエッジを検出するフィルタと、60°の斜めエッジを検出するフィルタとを第2フィルタとしてそれぞれ有し、複数種類のフィルタによって、斜めエッジの検出をそれぞれ複数回行う。この場合には、45°及び60°の角度の斜めエッジがそれぞれ検出される。次に、画像処理装置は、各検出結果の論理和(OR)を計算して、ステップS201の検出結果としてもよい。このように、複数の角度の斜めエッジを検出することによって、画像処理装置は、より多種の角度の斜めエッジを検出することができる。
(機能構成例)
図18は、本発明の第2実施形態の一実施形態に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。具体的には、画像処理装置100は、例えば、第1実施形態と同様に、読み取り部100F1と、横エッジ検出部100F2と、斜めエッジ検出部100F3と、2値化処理部100F4と、ノイズ除去部100F5と、判定部100F6と、算出部100F7と、座標算出部100F8とを含む。
図18は、本発明の第2実施形態の一実施形態に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。具体的には、画像処理装置100は、例えば、第1実施形態と同様に、読み取り部100F1と、横エッジ検出部100F2と、斜めエッジ検出部100F3と、2値化処理部100F4と、ノイズ除去部100F5と、判定部100F6と、算出部100F7と、座標算出部100F8とを含む。
第1実施形態と比較すると、第2実施形態では、斜めエッジ検出部100F3が異なる。以下、異なる点を中心に説明する。
斜めエッジ検出部100F3は、第2フィルタFIL2(図17)によって、画像データD1から斜めエッジL2(図7)を検出する。
第1実施形態と同様に、画像処理装置100は、記録媒体2に画像形成される画像を読み取り、画像データD1を生成する。次に、画像処理装置100は、斜めエッジ検出部100F3によって、斜めエッジL2が検出できる。したがって、画像処理装置100は、判定部100F6によって、斜めエッジL2が検出されたか否かの検出結果に基づいて、記録媒体2の端部が欠けているか否かを判定することができる。ゆえに、画像処理装置100は、記録媒体2の端部が欠けているか否かの判定結果によらず、記録媒体2の端部の座標を算出することができる。
また、第1実施形態と同様に、記録媒体2の端部が欠けているか否かによらず、画像範囲原点P0の座標が算出されるため、画像処理装置100は、画像範囲原点P0の座標を中心にして、画像を回転させるスキュー補正等の補正を行うことができる。
なお、各処理の全部又は一部は、アセンブラ、C、C++、C#及びJava(登録商標)等のレガシープログラミング言語又はオブジェクト指向プログラミング言語等で記述されたコンピュータに実行させるためのプログラムによって実現されてもよい。即ち、プログラムは、画像処理装置等の情報処理装置又は1以上の情報処理装置を有する情報処理システム等のコンピュータに各処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。
また、プログラムは、ROM又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に格納して頒布することができる。なお、記憶媒体は、EPROM(Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM等の光学ディスク、SD(登録商標)カード又はMO等でもよい。さらに、プログラムは、電気通信回線を通じて頒布することができる。
さらに、本実施形態は、情報処理装置等を1以上有する画像処理システムによって実現されてもよい。なお、画像処理システムは、各処理の一部又は全部を並列、分散、又は冗長して処理を行ってもよい。
(比較例)
図19は、比較例の画像処理装置による全体処理の処理結果の一例を示す図である。具体的には、図19は、斜めエッジ検出部100F3(図14及び図18)等を有さない比較例の画像処理装置が、図6(A)に示す記録媒体2に対して、図3に示すスキュー処理を行う例を示す図である。
図19は、比較例の画像処理装置による全体処理の処理結果の一例を示す図である。具体的には、図19は、斜めエッジ検出部100F3(図14及び図18)等を有さない比較例の画像処理装置が、図6(A)に示す記録媒体2に対して、図3に示すスキュー処理を行う例を示す図である。
例えば、図6(A)に示すように記録媒体2の端部が欠けていると、比較例の画像処理装置は、図19(A)に示すように、第1端点P1を画像範囲原点P0(図15)と認識する場合がある。この場合、第1端点P1が画像範囲原点P0であると認識されると、図3(C)に示す処理が行われた場合、比較例の画像処理装置は、図19(B)に示すように、第1端点P1が読取範囲A1の原点に位置するように画像範囲A2を移動させる。そのため、比較例の画像処理装置によって図3(C)に示す処理が行われると、画像範囲A2の左側の一部は、読取範囲A1に含まれない場合がある。ゆえに、図19(C)に示すように、画像範囲A2のうち、左側の一部が削除された画像範囲A21が出力されてしまう場合がある。
また、例えば、図6(A)に示すように記録媒体2の端部が欠けていると、比較例の画像処理装置は、図19(D)に示すように、第2端点P2を画像範囲原点P0と認識する場合がある。この場合、第2端点P2が画像範囲原点P0であると認識されると、図3(C)に示す処理が行われた場合、図19(E)に示すように、比較例の画像処理装置は、第2端点P2が読取範囲A1の原点に位置するように画像範囲A2を移動させる。そのため、比較例の画像処理装置によって図3(C)に示す処理が行われると、画像範囲A2の上側の一部は、読取範囲A1に含まれない場合がある。ゆえに、図19(F)に示すように、画像範囲A2のうち、上側の一部が削除された画像範囲A22が出力されてしまう場合がある。
(別の比較例)
図20は、別の比較例の画像処理装置による全体処理の処理結果の一例を示す図である。具体的には、別の比較例の画像処理装置が縦エッジL3(図12)を検出する検出部を有し、図20は、別の比較例の画像処理装置が、図3に示すスキュー処理を行う例を示す図である。
図20は、別の比較例の画像処理装置による全体処理の処理結果の一例を示す図である。具体的には、別の比較例の画像処理装置が縦エッジL3(図12)を検出する検出部を有し、図20は、別の比較例の画像処理装置が、図3に示すスキュー処理を行う例を示す図である。
例えば、別の比較例の画像処理装置が有する読み取り装置の背景板に、トナー又は埃等のゴミが付着すると、図3(A)に示す読み取りによって、図20に示すように、縦筋3を含む画像データが生成される場合がある。この場合、別の比較例の画像処理装置は、縦エッジを検出する検出部によって、縦筋3のうち、いずれかの縦筋を縦エッジL3と認識してしまう場合がある。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
100 画像処理装置
100H1 CPU
100H2 ASIC
100H3 記憶装置
100H4 バス
100F1 読み取り部
100F2 横エッジ検出部
100F3 斜めエッジ検出部
100F4 2値化処理部
100F5 ノイズ除去部
100F6 判定部
100F7 算出部
100F8 座標算出部
300 画像読み取りユニット
400 自動給紙装置(ADF)
A1 読取範囲
A2 画像範囲
A21 左側の一部が削除された画像範囲
A22 上側の一部が削除された画像範囲
A3 背景範囲
P0 画像範囲原点
P1 第1端点
P2 第2端点
PX1 第1画素
PX2 第2画素
PX3 第3画素
PX4 第4画素
LH 横方向エッジ
LV 縦方向エッジ
L1 横エッジ
L2 斜めエッジ
L3 縦エッジ
2 記録媒体
3 縦筋
4 横筋
θ スキュー角度
100H1 CPU
100H2 ASIC
100H3 記憶装置
100H4 バス
100F1 読み取り部
100F2 横エッジ検出部
100F3 斜めエッジ検出部
100F4 2値化処理部
100F5 ノイズ除去部
100F6 判定部
100F7 算出部
100F8 座標算出部
300 画像読み取りユニット
400 自動給紙装置(ADF)
A1 読取範囲
A2 画像範囲
A21 左側の一部が削除された画像範囲
A22 上側の一部が削除された画像範囲
A3 背景範囲
P0 画像範囲原点
P1 第1端点
P2 第2端点
PX1 第1画素
PX2 第2画素
PX3 第3画素
PX4 第4画素
LH 横方向エッジ
LV 縦方向エッジ
L1 横エッジ
L2 斜めエッジ
L3 縦エッジ
2 記録媒体
3 縦筋
4 横筋
θ スキュー角度
Claims (13)
- 搬送方向に搬送される記録媒体に画像形成される画像に基づいて生成される画像データを画像処理する画像処理装置であって、
前記画像データに含まれる横エッジを検出する横エッジ検出部と、
前記画像データに含まれる前記横エッジに隣接する斜めエッジを検出する斜めエッジ検出部と、
前記斜めエッジが有する前記横エッジと隣接する端点とは異なる方の端点の座標を算出する算出部と、
前記横エッジ及び前記端点の座標に基づいて前記記録媒体の端部に係る座標を算出する座標算出部と
を含む画像処理装置。 - 前記横エッジ検出部は、前記画像データから前記横エッジを検出する第1フィルタを有し、
前記斜めエッジ検出部は、前記画像データから前記斜めエッジを検出する第2フィルタを有する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記第2フィルタとして、複数種類の前記斜めエッジを検出するフィルタを有し、
前記斜めエッジ検出部は、それぞれの前記第2フィルタによって、複数回検出を行う請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記第1フィルタ及び前記第2フィルタは、1次微分を行うフィルタである請求項2又は3に記載の画像処理装置。
- 前記横エッジ検出部は、前記画像データから前記横エッジを検出する第1フィルタを有し、
前記斜めエッジ検出部は、前記画像データから前記横エッジ及び前記斜めエッジを含む横方向エッジを検出する第3フィルタと、
前記画像データから縦エッジ及び前記斜めエッジを含む縦方向エッジを検出する第4フィルタと、
前記第3フィルタによる横方向エッジ検出結果及び前記第4フィルタによる縦方向エッジ検出結果の論理積を計算する論理積計算部と
を有する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記第1フィルタ、前記第3フィルタ及び前記第4フィルタは、1次微分を行うフィルタである請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記斜めエッジの検出結果に基づいて、前記記録媒体の端部が欠けているか否かを判定する判定部を更に含む請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記座標を中心にして前記画像データが示す画像を回転させる補正を行う請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記補正は、スキュー補正である請求項8に記載の画像処理装置。
- 前記算出部は、前記横エッジを示す式と、前記端点が含まれる前記横エッジと垂直な傾きを有する式とをそれぞれ算出し、
前記座標算出部は、前記横エッジを示す式と、前記横エッジと垂直な傾きを有する式の交点を前記記録媒体の端部に係る座標と算出する請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 搬送方向に搬送される記録媒体に画像形成される画像に基づいて生成される画像データを画像処理する1以上の情報処理装置を有する画像処理システムであって、
前記画像データに含まれる横エッジを検出する横エッジ検出部と、
前記画像データに含まれる前記横エッジに隣接する斜めエッジを検出する斜めエッジ検出部と、
前記斜めエッジが有する前記横エッジと隣接する端点とは異なる方の端点の座標を算出する算出部と、
前記横エッジ及び前記端点の座標に基づいて前記記録媒体の端部に係る座標を算出する座標算出部と
を含む画像処理システム。 - 搬送方向に搬送される記録媒体に画像形成される画像に基づいて生成される画像データを画像処理する画像処理装置が行う画像処理方法であって、
前記画像処理装置が、前記画像データに含まれる横エッジを検出する横エッジ検出手順と、
前記画像処理装置が、前記画像データに含まれる前記横エッジに隣接する斜めエッジを検出する斜めエッジ検出手順と、
前記画像処理装置が、前記斜めエッジが有する前記横エッジと隣接する端点とは異なる方の端点の座標を算出する算出手順と、
前記画像処理装置が、前記横エッジ及び前記端点の座標に基づいて前記記録媒体の端部に係る座標を算出する座標算出手順と
を含む画像処理方法。 - 搬送方向に搬送される記録媒体に画像形成される画像に基づいて生成される画像データを画像処理するコンピュータに画像処理を実行させるためのプログラムであって、
前記コンピュータが、前記画像データに含まれる横エッジを検出する横エッジ検出手順と、
前記コンピュータが、前記画像データに含まれる前記横エッジに隣接する斜めエッジを検出する斜めエッジ検出手順と、
前記コンピュータが、前記斜めエッジが有する前記横エッジと隣接する端点とは異なる方の端点の座標を算出する算出手順と、
前記コンピュータが、前記横エッジ及び前記端点の座標に基づいて前記記録媒体の端部に係る座標を算出する座標算出手順と
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15/007,334 US9811767B2 (en) | 2015-02-03 | 2016-01-27 | Image processing apparatus, image processing method and program |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015019062 | 2015-02-03 | ||
JP2015019062 | 2015-02-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016146616A true JP2016146616A (ja) | 2016-08-12 |
Family
ID=56685630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015142381A Pending JP2016146616A (ja) | 2015-02-03 | 2015-07-16 | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016146616A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115914018A (zh) * | 2022-11-08 | 2023-04-04 | 上海研鼎信息技术有限公司 | 一种斜边mtf测试优化方法及设备 |
-
2015
- 2015-07-16 JP JP2015142381A patent/JP2016146616A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115914018A (zh) * | 2022-11-08 | 2023-04-04 | 上海研鼎信息技术有限公司 | 一种斜边mtf测试优化方法及设备 |
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