JP2016145694A - 塗装設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗料の乾燥に必要なエネルギーを効果的に低減することができる塗装設備を提供すること。【解決手段】塗装設備10は、塗装ブース11、乾燥炉12及び固体酸化物形燃料電池30を備える。塗装ブース11ではワークW1に対して塗装が行われる。乾燥炉12では、温風を作用させることにより、ワークW1に塗布された塗料を乾燥させる。固体酸化物形燃料電池30は、塗装ブース11及び乾燥炉12のうち少なくとも一方の空調用電力を発生させる。なお、塗装ブース11及び乾燥炉12のうち少なくとも一方に温風を供給する温風供給装置71,101の熱源としては、改質器から排出された排気ガスの熱、セルスタックの燃料極から排出されたオフガスを燃焼して得た燃焼熱、及び、セルスタックの空気極から排出された排気ガスの熱の少なくとも1つが使用される。【選択図】図1

Description

本発明は、塗装ブース及び乾燥炉を備える塗装設備に関するものである。
従来、塗装設備は、自動車ボディなどのワークに対して塗装が行われる塗装ブースや、ワークの表面に塗布された塗料を乾燥させる乾燥炉などを備えている。なお、乾燥炉では、例えば、ワークに温風を作用させて塗料の溶媒分を蒸発させた後、ワークに冷風を作用させてワークを冷却させる作業等が行われる。このため、塗装設備には、乾燥炉に温風を送る温風供給装置や、乾燥炉に冷風を送る冷風供給装置などが設置される。
ところで、ワークに塗布された塗料を効率良く乾燥させるためには、多くの外気を導入することが好ましい。しかしながら、外気の取り入れ量の増大に伴って、温風供給装置が備えるヒータや冷風供給装置が備えるクーラに大きな負荷が掛かるため、塗料の乾燥に必要なエネルギーが増大し、ランニングコストが嵩んでしまうという問題がある。
そこで、塗料乾燥時のエネルギー消費を抑えるための技術が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の塗装設備は、凝縮器及び蒸発器を有するヒートポンプを備えている。このヒートポンプでは、蒸発器で加熱された冷媒を用いて凝縮器で気体を加熱することにより、温風を得ることができ、凝縮器で冷却された冷媒を用いて蒸発器で気体を冷却することにより、冷風を得ることができる。その結果、ヒータ及びクーラによって温風及び冷風を別々に得る場合に比べてエネルギー効率が向上するため、得られた温風及び冷風を乾燥炉に送るようにすれば、少ないエネルギーで塗料を乾燥させることができ、ひいては、塗装設備のランニングコストが抑えられる。
特開2010−151437号公報(図1等参照)
ところが、ヒートポンプの選定には、温風の利用量と冷風の利用量とのバランスを考慮する必要がある。即ち、構造上、ヒートポンプからは、略同じ量の温風及び冷風が同時に供給される。このため、温風の利用量が冷風の利用量よりも少ない場合には温風が余剰となり、冷風の利用量が温風の利用量よりも少ない場合には冷風が余剰となってしまう。よって、冷風や温風の無駄な供給を減らすためには、低出力のヒートポンプを用いる必要がある。しかしながら、低出力のヒートポンプを用いる場合には、ヒータまたはクーラを駆動させて温風または冷風の不足分を補う必要があるため、塗料の乾燥に必要なエネルギーを効果的に低減することができないという問題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、塗料の乾燥に必要なエネルギーを効果的に低減することができる塗装設備を提供することにある。
上記課題を解決するために、手段1に記載の発明は、ワークに対して塗装が行われる塗装ブースと、前記塗装ブースを通過した前記ワークに温風を作用させることにより、前記ワークの表面に塗布された塗料を乾燥させる乾燥炉とを備える塗装設備であって、発電セルを複数積層してなり、燃料ガスと空気とを用いて発電を行うことにより、前記塗装ブース及び前記乾燥炉のうち少なくとも一方の空調用電力を発生させるセルスタックを有した固体酸化物形燃料電池を備え、前記塗装ブース及び前記乾燥炉のうち少なくとも一方に前記温風を供給する温風供給装置の熱源として、前記固体酸化物形燃料電池が備える改質器から排出された排気ガスの熱、前記セルスタックの燃料極から排出されたオフガスを燃焼することによって得られた燃焼熱、及び、前記セルスタックの空気極から排出された排気ガスの熱の少なくとも1つを使用することを特徴とする塗装設備をその要旨とする。
温風を得るにあたり、上述したヒートポンプを用いることが考えられる。しかしながら、温風とともに供給される冷風の利用量とのバランスを考慮して低出力のヒートポンプを用いると、ヒータを駆動させて温風の不足分を補う必要があるため、塗料の乾燥に必要なエネルギーを効果的に低減することができない。
その点、上記手段1に記載の発明によると、固体酸化物形燃料電池が備える改質器から排出された排気ガスの熱、セルスタックの燃料極から排出されたオフガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱、及び、セルスタックの空気極から排出された排気ガスの熱の少なくとも1つを温風供給装置の熱源として用いることにより、必要量の温風を確実に得ることができる。しかも、固体酸化物形燃料電池は、塗装ブース及び乾燥炉のうち少なくとも一方の空調用電力を発生させるため、空調用電力の供給を、温風の供給と同時に行うことができる。よって、ヒートポンプによって温風を得る場合に比べて、塗料の乾燥に必要なエネルギーを効果的に低減することができる。
固体酸化物形燃料電池は、発電セルを複数積層してなり、燃料ガスと空気とを用いて発電を行うセルスタックを有している。セルスタックの燃料極は、還元剤となる燃料ガスと接触し、発電セルにおける負極として機能する。また、セルスタックの空気極は、酸化剤となる空気と接触し、発電セルにおける正極として機能する。
燃料ガスとしては、例えば、水素ガス、炭化水素ガス、水素ガスと炭化水素ガスとの混合ガスなどが挙げられる。燃料ガスとして炭化水素ガスを選択した場合、炭化水素ガスの種類は特に限定されないが、例えば、天然ガス、ナフサ、石炭ガス化ガス等であることが好ましい。
また、塗装設備が備える塗装ブース及び乾燥炉の少なくとも一方には、温風供給装置からの温風が供給される。ここで、「温風」とは、温風供給装置を通過することにより、温風供給装置に取り込まれる気体よりも温度が高くなった気体をいう。また、温風供給装置の熱源としては、固体酸化物形燃料電池が備える改質器から排出された排気ガスの熱、セルスタックの燃料極から排出されたオフガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱、及び、セルスタックの空気極から排出された排気ガスの熱の少なくとも1つが使用される。しかし、温風供給装置の熱源として、燃料ガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱を補助的に使用してもよい。このようにすれば、温風の温度(熱量)が低く、温風だけでは塗料を十分に乾燥させることができない場合であっても、燃料ガスを燃焼させることによって得られた熱を利用して温風を確実に加熱することにより、熱量の不足分を補うことができる。このため、温風供給装置によって塗装ブース及び乾燥炉の少なくとも一方に供給された温風により、ワークの表面に塗布された塗料の溶媒分を素早く蒸発させることができる。
また、温風供給装置は、温風が流れる温風流路と、オフガス及び燃料ガスを燃焼させることにより、温風流路を流れる温風を温める温風加熱バーナーとを備え、排気ガスは、温風流路に供給され、オフガス及び燃料ガスは、温風加熱バーナーに供給されることが好ましい。このようにした場合、温風は、オフガス及び燃料ガスを温風加熱バーナーで燃焼させることによって温められることにより、高温となる。従って、温風供給装置によって塗装ブース及び乾燥炉の少なくとも一方に供給された温風により、ワークの表面に塗布された塗料の溶媒分を蒸発させる速度が所定の蒸発速度になるように環境を整えることができる。
なお、温風を温めるための水蒸気を発生させる蒸気発生室と、オフガス及び燃料ガスを燃焼させて蒸気発生室を加熱することにより、水蒸気を発生させる蒸気発生用バーナーとを有するボイラーを備え、排気ガスは、蒸気発生室を加温するために供給され、オフガス及び燃料ガスは、蒸気発生用バーナーに供給されるものであってもよい。このようにした場合、温風は、ボイラーの蒸気発生室で発生した水蒸気によって温められるため、高温となる。従って、温風供給装置によって塗装ブース及び乾燥炉の少なくとも一方に供給された温風により、ワークの表面に塗布された塗料の溶媒分を蒸発させる速度が所定の蒸発速度になるように環境を整えることができる。
また、塗装ブースに温風を供給する塗装ブース用の温風供給装置と、乾燥炉に温風を供給する乾燥炉用の温風供給装置とを個別に備え、排気ガスの熱、オフガスの燃焼熱及び燃料ガスの燃焼熱をそれぞれの温風供給装置の熱源として使用することが好ましい。このようにすれば、塗装ブースに供給される温風と乾燥炉に供給される温風とをそれぞれに適した温度に設定することができるため、塗料の乾燥を確実に行うことができる。
また、塗装設備は、塗装ブースの温度を計測する第1センサーと、乾燥炉の温度を計測する第2センサーと、第1センサーによって得られた第1温度情報、及び、第2センサーによって得られた第2温度情報に基づいて、排気ガスの供給量、オフガスの供給量及び燃料ガスの供給量を制御する制御装置とを備えることが好ましい。このようにすれば、排気ガス、オフガス及び燃料ガスの供給量が制御装置によって制御されることにより、塗装ブース及び乾燥炉の環境を一定に保つことができるため、塗装品質が安定する。また、温風の無駄な供給が減るため、塗料の乾燥に必要なエネルギーをより効果的に低減できる。さらに、制御装置は、第1温度情報及び第2温度情報に基づいて、排気ガス及びオフガスが不足しているか否かを判定し、排気ガス及びオフガスが不足していると判定された場合に、さらに燃料ガスの供給を実行させる制御を行うことが好ましい。このようにすれば、温風の温度低下を防止できるため、塗装ブース及び乾燥炉の環境がより一定に保たれ、塗装品質もいっそう安定する。
以上詳述したように、請求項1〜7に記載の発明によると、塗料の乾燥に必要なエネルギーを効果的に低減することができる。
第1実施形態における塗装設備を示す概略構成図。 固体酸化物形燃料電池を示す概略構成図。 第2実施形態における塗装設備を示す概略構成図。
[第1実施形態]
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1に示されるように、塗装設備10は、塗装ブース11及び乾燥炉12を備えている。また、塗装設備10の床部には、ワークW1(本実施形態ではコンソールボックス)を搬送する搬送コンベア21が搬送方向に沿って設けられている。搬送コンベア21は、台車22に載せたワークW1を、塗装ブース11内及び乾燥炉12内を通過させながらライン順方向(図1では右方向)に搬送する。
また、塗装ブース11では、ワークW1に対して塗装が行われるようになっている。詳述すると、塗装ブース11は塗装装置23を備えている。塗装装置23は、ロボットアーム24と、ロボットアーム24の先端に装着される塗装機25とを備え、ロボットアーム24を駆動することにより、塗装機25から噴霧される塗料の吹付方向や吹付位置を変更するようになっている。そして、塗装装置23は、塗料を噴霧することにより、ワークW1の表面に塗膜を形成する。
さらに、図1に示される塗装ブース11では、ワークW1に温風を作用させる作業が行われるようになっている。詳述すると、塗装ブース11の天井には、吹付ノズル(図示略)が複数設けられている。これらの吹付ノズルは、搬送コンベア21により搬送されるワークW1に向けて、上方から25℃程度(冬期は23℃、夏期は27℃)の温風を吹き付けることにより、ワークW1の表面に対するゴミの付着を防止するようになっている。
一方、乾燥炉12では、塗装ブース11を通過したワークW1に温風を作用させる作業が行われるようになっている。これにより、ワークW1の表面に塗布された塗料の温度が上昇して、塗料の溶媒分が蒸発し、塗料が乾燥する。詳述すると、乾燥炉12の天井や側壁には、吹付ノズル(図示略)が複数設けられている。これらの吹付ノズルは、搬送コンベア21により搬送されるワークW1に向けて90℃程度の温風を吹き付けるようになっている。
図1,図2に示されるように、塗装設備10は、固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell ;SOFC)30を備えている。固体酸化物形燃料電池30はセルスタック31を有している。セルスタック31は、発電セルを複数個(例えば20個)積層してなり、燃料ガス(都市ガス)と空気とを用いて発電を行うことにより、塗装ブース11及び乾燥炉12の空調用電力を発生させるようになっている。なお、空調用電力は、インバータ32によって変換されて固体酸化物形燃料電池30の外部に供給される。
セルスタック31を構成する各発電セルは、空気極、燃料極及び電解質を有し、反応ガス(燃料ガス及び空気)の発電反応により電力を発生する。具体的に言うと、電解質は、例えば、ZrO系セラミック、BaCeO系セラミック、SrCeO系セラミック、SrZrO系セラミック、CaZrO系セラミックなどのセラミック材料(酸化物)によって略矩形板状に形成されている。また、電解質の表面には、セルスタック31に供給された空気に接する空気極が貼付され、電解質の裏面には、同じくセルスタック31に供給された燃料ガスに接する燃料極が貼付されている。
空気極は、各発電セルにおける正極として機能する。本実施形態の空気極は、La1−xSrMnO系複合酸化物によって形成され、平面視矩形状をなしている。なお、空気極の形成材料として、例えば、金属材料や金属の酸化物などを用いてもよい。また、空気極の形成材料として、例えば、La1−xSrMnO系複合酸化物とは別の金属の複合酸化物を用いてもよい。ここで、金属材料の好適例としては、Pt、Au、Ag、Pd、Ir、Ru、Rh等やそれらの合金などがある。金属の酸化物の好適例としては、例えば、La、Sr、Ce、Co、Mn、Feの酸化物(La、SrO、Ce、Co、MnO、FeO)などがある。金属の複合酸化物の好適例としては、例えば、La、Pr、Sm、Sr、Ba、Co、Fe、Mnを含有する複合酸化物(La1−xSrCo系複合酸化物、La1−xSrFeO系複合酸化物、La1−xSrCo1−yFe系複合酸化物、Pr1−xBaCoO系複合酸化物、Sm1−xSrCoO系複合酸化物)などがある。
また、燃料極は、各発電セルにおける負極として機能する。本実施形態の燃料極は、ニッケルとイットリア安定化ジルコニア(YSZ)との混合物(Ni−YSZ)によって形成され、平面視矩形状をなしている。なお、燃料極の形成材料として、例えば、希土類元素(Sc、Yなど)により安定化されたZrO系セラミック、及び、希土類元素(Sm、Gdなど)をドープしたCeO系セラミック等のうち、少なくとも1つのセラミック材料と、Pt、Au、Ag、Pd、Ir、Ru、Rh、Ni、Fe等の金属材料及びそれら金属材料の合金のうちの少なくとも1つと、を混合した金属セラミック材料の混合物(サーメット)を使用してもよい。
図2に示されるように、セルスタック31には、同セルスタック31の燃料極に燃料ガスを供給する燃料ガス供給流路33が接続されている。燃料ガス供給流路33上には、脱硫器34及び改質器35が設置されている。脱硫器34は、燃料ガス供給源(図示略)から供給されてきた燃料ガスを脱硫し、脱硫した燃料ガスを下流側に供給する。改質器35は、脱硫器34の下流側に配置されており、燃料ガスと水蒸気とを改質反応させて水素濃度の高い燃料ガスに改質し、その燃料ガスをセルスタック31の燃料極に供給する。なお、セルスタック31の燃料極から排出されたオフガスは、オフガス流路41を介して固体酸化物形燃料電池30の外部に排出される。また、オフガスは、オフガス流路41から分岐したオフガスバイパス流路42を介して、セルスタック31の燃料極に再度供給可能となっている。
さらに、セルスタック31には、同セルスタック31の空気極に空気を供給する空気供給流路36が接続されている。なお、セルスタック31の空気極から排出された排気ガスは、改質器35から排出された排気ガスとともに、排気ガス流路51を介して固体酸化物形燃料電池30の外部に排出される。
図2に示されるように、固体酸化物形燃料電池30は、セルスタック31を加熱する起動燃焼器37を備えている。起動燃焼器37には、燃料ガス供給流路33から分岐し、起動燃焼器37に燃料ガスを供給する原料ガス供給管38と、空気供給流路36から分岐し、起動燃焼器37に空気を供給する空気供給管39とが接続されている。なお、起動燃焼器37に送り込まれた燃料ガス及び空気は、図示しない着火源によって着火されて燃焼ガスとなり、燃料ガス供給流路33を介してセルスタック31の燃料極に供給されるとともに、空気供給経路36を介してセルスタック31の空気極に供給される。
図1に示されるように、燃料ガス供給流路33における固体酸化物形燃料電池30の上流側からは、燃料ガス流路61が分岐している。燃料ガス流路61上には電磁弁62が設置されている。電磁弁62は、燃料ガス供給源の下流側に配置されており、燃料ガス流路61を開状態または閉状態に切り替えるようになっている。そして、電磁弁62は、開状態に切り替えられた際に、燃料ガスを下流側に供給可能とする。なお、本実施形態の電磁弁62は、図示しないソレノイドにより作動する電磁弁である。
さらに、燃料ガス流路61は、電磁弁62の下流側において、塗装ブース側燃料ガス流路63及び乾燥炉側燃料ガス流路64に分岐している。塗装ブース側燃料ガス流路63上には電磁弁65が設置されている。電磁弁65は、塗装ブース側燃料ガス流路63を開状態または閉状態に切り替えるようになっている。そして、電磁弁65は、開状態に切り替えられた際に、燃料ガスを塗装ブース11側に供給可能とする。同様に、乾燥炉側燃料ガス流路64上にも電磁弁66が設置されている。電磁弁66は、乾燥炉側燃料ガス流路64を開状態または閉状態に切り替えるようになっている。そして、電磁弁66は、開状態に切り替えられた際に、燃料ガスを乾燥炉12側に供給可能とする。なお、本実施形態の電磁弁65,66は、図示しないソレノイドにより作動する電磁弁である。
図1に示されるように、オフガス流路41は、塗装ブース側オフガス流路43及び乾燥炉側オフガス流路44に分岐している。塗装ブース側オフガス流路43上には電磁弁45が設置されている。電磁弁45は、塗装ブース側オフガス流路43を開状態または閉状態に切り替えるようになっている。そして、電磁弁45は、開状態に切り替えられた際に、オフガスを塗装ブース11側に供給可能とする。同様に、乾燥炉側オフガス流路44上にも電磁弁46が設置されている。電磁弁46は、乾燥炉側オフガス流路44を開状態または閉状態に切り替えるようになっている。そして、電磁弁46は、開状態に切り替えられた際に、オフガスを乾燥炉12側に供給可能とする。なお、本実施形態の電磁弁45,46は、図示しないソレノイドにより作動する電磁弁である。
また、排気ガス流路51は、塗装ブース側排気ガス流路52及び乾燥炉側排気ガス流路53に分岐している。塗装ブース側排気ガス流路52は、排気ガスを塗装ブース11側に供給させるための流路であり、乾燥炉側排気ガス流路53は、排気ガスを乾燥炉12側に供給させるための流路である。
図1に示されるように、塗装設備10は、塗装ブース11用の温風供給路70を備えている。温風供給路70上には、塗装ブース11に温風を供給する塗装ブース11用の温風供給装置71が設置されている。温風供給装置71は、塗装ブース11を所定温度(例えば23℃または27℃)及び所定湿度(例えば63〜64%RH)に調節する空調機であり、温風流路72、温風加熱バーナー73、加湿器74(ワッシャー)、冷却器75(クーリングコイル)、レヒータ76及びファン77を備えている。
なお、温風流路72には、温風が流れるようになっている。温風加熱バーナー73には、塗装ブース側オフガス流路43における電磁弁45よりも下流側の端部、及び、塗装ブース側燃料ガス流路63における電磁弁65よりも下流側の端部が接続されている。よって、温風加熱バーナー73には、塗装ブース側オフガス流路43を通過したオフガス、及び、塗装ブース側燃料ガス流路63を通過した燃料ガスが供給される。温風加熱バーナー73は、オフガス及び燃料ガスを燃焼させることにより、温風流路72を流れる温風を温めて、温風の温度を23℃または27℃に到達させるようになっている。その結果、温風供給装置71の熱源として、セルスタック31の燃料極から排出されたオフガスを燃焼することによって得られた燃焼熱が使用されるとともに、燃料ガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱が補助的に使用される。また、加湿器74は、温風加熱バーナー73によって温められた温風を加湿する。冷却器75は、加湿器74によって加湿された温風を所定の露点まで冷却して、温風に含まれる水分を除去することにより、温風の湿度を63〜64%RHに調節する。さらに、レヒータ76には、塗装ブース側オフガス流路43において電磁弁45の下流側から分岐したオフガス用サブ流路43a、及び、塗装ブース側燃料ガス流路63において電磁弁65の下流側から分岐した燃料ガス用サブ流路63aが接続されている。よって、レヒータ76には、塗装ブース側オフガス流路43及びオフガス用サブ流路43aを通過したオフガスと、塗装ブース側燃料ガス流路63及び燃料ガス用サブ流路63aを通過した燃料ガスとが供給される。レヒータ76は、オフガス及び燃料ガスを燃焼させて、冷却器75によって冷却された温風を再度温めることにより、温風の温度を23℃または27℃に調節する。そして、ファン77は、回転翼を有しており、温風流路72を流れる温風を、温風供給路70を介して塗装ブース11に供給するようになっている。
図1に示されるように、塗装ブース11の床部には、複数の排気口(図示略)が配置されている。各排気口からは、溶媒分を含んだ温風が温風排出路81を介して排出されるようになっている。これにより、塗装ブース11の溶媒濃度が低下するため、塗料の溶媒分を効率良く蒸発させることができる。
また、温風排出路81上には、ファン82が設置されている。ファン82は、回転翼を有しており、温風排出路81内を通過する温風を外部に排出するようになっている。さらに、温風排出路81におけるファン82の下流側からは、温風バイパス流路83が分岐している。温風バイパス流路83は、温風供給装置71における温風流路72の上流側に接続されている。温風バイパス流路83には、温風排出路81内を通過する温風の一部が流れるようになっている。なお、温風バイパス流路83に導かれてきた温風には、塗装ブース側排気ガス流路52から供給されてきた排気ガスが混入する。そして、排気ガスは、温風とともに温風流路72に供給される。なお、本実施形態では、温風供給装置71の熱源として、固体酸化物形燃料電池30が備える改質器35から排出された排気ガスの熱、及び、セルスタック31の空気極から排出された排気ガスの熱が使用される。さらに、温風バイパス流路83において塗装ブース側排気ガス流路52との接続部分よりも上流側となる箇所には、外気導入流路84が接続されている。よって、温風バイパス流路83に導かれてきた温風には、外気導入流路84から導入された外気が混入する。
図1に示されるように、塗装ブース11内、具体的に言うと、塗装ブース11の温風供給口(図示略)の近傍にあたる箇所には、第1センサー91が設置されている。第1センサー91は、塗装ブース11の温度を計測して、CPU121に第1温度検出信号を出力するとともに、塗装ブース11の湿度を計測して、CPU121に湿度検出信号を出力するようになっている。
また、塗装設備10は、乾燥炉12用の温風供給路100を備えている。温風供給路100上には、乾燥炉12に温風を供給する乾燥炉12用の温風供給装置101が設置されている。即ち、本実施形態の塗装設備10は、塗装ブース11用の温風供給装置71と、乾燥炉12用の温風供給装置101とを個別に備えている。温風供給装置101は、乾燥炉12を所定温度(例えば90℃)に調節する空調機であり、温風流路102、温風加熱バーナー103及びファン104を備えている。
なお、温風流路102には、温風が流れるようになっている。温風加熱バーナー103には、乾燥炉側オフガス流路44における電磁弁46よりも下流側の端部、及び、乾燥炉側燃料ガス流路64における電磁弁66よりも下流側の端部が接続されている。よって、温風加熱バーナー103には、乾燥炉側オフガス流路44を通過したオフガス、及び、乾燥炉側燃料ガス流路64を通過した燃料ガスが供給されるようになっている。また、温風加熱バーナー103は、オフガス及び燃料ガスを燃焼させることにより、温風流路102を流れる温風を温めて、温風の温度を90℃に到達させるようになっている。その結果、温風供給装置101の熱源として、セルスタック31の燃料極から排出されたオフガスを燃焼することによって得られた燃焼熱が使用されるとともに、燃料ガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱が補助的に使用される。そして、ファン104は、回転翼を有しており、温風流路102を流れる温風を、温風供給路100を介して乾燥炉12に供給するようになっている。
図1に示されるように、乾燥炉12の床部には、複数の排気口(図示略)が配置されている。各排気口からは、溶媒分を含んだ温風が温風排出路111を介して排出されるようになっている。これにより、乾燥炉12の溶媒濃度が低下するため、塗料の溶媒分を効率良く蒸発させることができる。
また、温風排出路111上には、ファン112が設置されている。ファン112は、回転翼を有しており、温風排出路111内を通過する温風を外部に排出するようになっている。さらに、温風排出路111におけるファン112の下流側からは、温風バイパス流路113が分岐している。温風バイパス流路113は、温風供給装置101における温風流路102の上流側に接続されている。温風バイパス流路113には、温風排出路111内を通過する温風の一部が流れるようになっている。なお、温風バイパス流路113に導かれてきた温風には、乾燥炉側排気ガス流路53から供給されてきた排気ガスが混入する。そして、排気ガスは、温風とともに温風流路102に供給される。なお、本実施形態では、温風供給装置101の熱源として、固体酸化物形燃料電池30が備える改質器35から排出された排気ガスの熱、及び、セルスタック31の空気極から排出された排気ガスの熱が使用される。さらに、温風バイパス流路113において乾燥路側排気ガス流路53との接続部分よりも上流側となる箇所には、外気導入流路114が接続されている。よって、温風バイパス流路113に導かれてきた温風には、外気導入流路114から導入された外気が混入する。
図1に示されるように、乾燥炉12の外部、具体的に言うと、1つの温風排出路111上には、第2センサー92が設置されている。第2センサー92は、乾燥炉12の温度を計測して、CPU121に第2温度検出信号を出力するようになっている。
次に、塗装設備10の電気的構成について説明する。
図1に示されるように、塗装設備10は、設備全体を統括的に制御するための制御装置120を備えている。制御装置120は、CPU121、ROM122、RAM123及び入出力回路等により構成されている。CPU121は、搬送コンベア21、電磁弁45,46,62,65,66、温風加熱バーナー73,103、加湿器74、冷却器75及びレヒータ76に電気的に接続されており、各種の駆動信号によってそれらを制御する。
また、CPU121には、第1センサー91から出力された第1温度検出信号及び湿度検出信号が入力されるようになっている。CPU121は、第1温度検出信号に含まれる第1温度情報(塗装ブース11の温度を示す情報)に基づいて、排気ガスの供給量、オフガスの供給量及び燃料ガスの供給量を制御する。また、CPU121は、湿度検出信号に含まれる湿度情報(本実施形態では、塗装ブース11内の温風の露点温度を示す情報)に基づいて、加湿器74による温風の加湿量、または、冷却器75による温風の冷却量を制御する。さらに、CPU121には、第2センサー92から出力された第2温度検出信号が入力されるようになっている。CPU121は、第2温度検出信号に含まれる第2温度情報(乾燥炉12の温度を示す情報)に基づいて、排気ガスの供給量、オフガスの供給量及び燃料ガスの供給量を制御する。
次に、上記のように構成した塗装設備10の動作について説明する。
(1−1)固体酸化物形燃料電池30の起動
まず、固体酸化物形燃料電池30を起動する。具体的には、起動燃焼器37によって生成した燃焼ガスを、改質器35や、セルスタック31の燃料極及び空気極に供給することにより、セルスタック31を稼働温度(例えば800℃〜1000℃)まで加熱する。また、燃焼ガスの供給により、セルスタック31内に残った水素ガスのパージが行われる。
次に、セルスタック31を稼働温度に加熱した状態で燃料ポンプ(図示略)を駆動させることにより、燃料ガス供給源(図示略)からの燃料ガスを脱硫器34に供給する。脱硫器34は、供給されてきた燃料ガスを脱硫し、脱硫した燃料ガスを改質器35に供給する。そして、改質器35は、燃料ガスと水蒸気とを改質反応させて水素濃度の高い燃料ガスに改質し、その燃料ガスをセルスタック31(各発電セル)の燃料極に供給する。
さらに、エアポンプ(図示略)を駆動させることにより、外部の空気をセルスタック31(各発電セル)の空気極に供給する。その結果、各発電セルにおいて、燃料ガスの水素と空気の酸素とが電解質を介して反応(発電反応)し、空気極を正極、燃料極を負極とする直流の電力が発生する。この固体酸化物形燃料電池30の電力は、インバータ32で所定規格の電圧に変換される。
また、固体酸化物形燃料電池30が起動すると、セルスタック31の空気極から排出された排気ガスは、排気ガス流路51、塗装ブース側排気ガス流路52及び温風バイパス流路83を通過し、温風供給装置71の温風流路72に供給される。さらに、排気ガスは、排気ガス流路51、乾燥炉側排気ガス流路53及び温風バイパス流路113を通過し、温風供給装置101の温風流路102にも供給される。
(1−2)塗装ブース11の起動
その後、固体酸化物形燃料電池30による発電が安定すると、CPU121は、塗装ブース11を起動させる制御を行う。具体的に言うと、CPU121は、インバータ32によって変換された電力を、ファン77,82の有するモータ(図示略)にそれぞれ出力させる制御を行う。各モータは、インバータ32から出力された電力によって起動する。その結果、上記した排気ガスの熱によって温められた温風が、ファン77によって温風流路72から温風供給路70に導かれる。そして、温風供給路70を流れる温風は、塗装ブース11に設けられた吹付ノズル(図示略)から塗装ブース11内へ導入される。
また、CPU121は、排気ガスが温風供給装置71に供給されると同時に、セルスタック31の燃料極から排出されたオフガスを温風供給装置71に供給させる制御と、温風供給装置71に供給されるオフガスを燃焼させる制御とを行う。詳述すると、CPU121は、電磁弁45に駆動信号を出力して、電磁弁45を開状態に切り替える。その結果、燃料極から排出されたオフガスが、オフガス流路41及び塗装ブース側オフガス流路43を通過して温風供給装置71の温風加熱バーナー73に導かれるとともに、オフガス流路41、塗装ブース側オフガス流路43及びオフガス用サブ流路43aを通過して温風供給装置71のレヒータ76に導かれる。そして、CPU121は、温風加熱バーナー73に駆動信号を出力して、温風加熱バーナー73に導かれたオフガスを燃焼させる制御を行うとともに、レヒータ76に駆動信号を出力して、レヒータ76に導かれたオフガスを燃焼させる制御を行う。その結果、温風供給装置71の温風流路72を流れる温風は、オフガスの燃焼により得られた燃焼熱によって温められる。
また、CPU121は、第1センサー91によって得られた第1温度情報(塗装ブース11の温度を示す情報)に基づいて、排気ガスの供給量、オフガスの供給量及び燃料ガスの供給量を制御する。具体的に言うと、CPU121には、第1センサー91から出力された第1温度検出信号が入力される。そして、CPU121は、第1温度検出信号に含まれる第1温度情報に基づいて、排気ガス及びオフガスが不足しているか否かを判定し、排気ガス及びオフガスが不足していると判定された場合に、さらに燃料ガスの供給を実行させる制御を行う。詳述すると、CPU121は、第1温度情報が示す塗装ブース11の温度が第1基準温度以上(冬期は23℃以上、夏期は27℃以上)であるか否かを判定する。塗装ブース11の温度が第1基準温度以上であると判定された場合、CPU121は、排気ガス及びオフガスが不足していないと判定する。
一方、塗装ブース11の温度が低すぎる、具体的には、塗装ブース11の温度が第1基準温度未満であると判定された場合、CPU121は、排気ガス及びオフガスが不足していると判定して、燃料ガスを温風供給装置71に供給させる制御を行うとともに、温風供給装置71に供給する燃料ガスを燃焼させる制御を行う。詳述すると、CPU121は、電磁弁62,65に駆動信号を出力して、電磁弁62,65を開状態に切り替える。その結果、燃料ガスが、燃料ガス供給源から燃料ガス供給流路33、燃料ガス流路61及び塗装ブース側燃料ガス流路63を通過して温風加熱バーナー73に導かれるとともに、燃料ガス供給流路33、燃料ガス流路61、塗装ブース側燃料ガス流路63及び燃料ガス用サブ流路63aを通過してレヒータ76に導かれる。そして、CPU121は、温風加熱バーナー73に駆動信号を出力して、温風加熱バーナー73に導かれた燃料ガスを燃焼させる制御を行うとともに、レヒータ76に駆動信号を出力して、レヒータ76に導かれた燃料ガスを燃焼させる制御を行う。その結果、温風流路72を流れる温風は、燃料ガスの燃焼によって得られた燃焼熱によって温められる。
よって、本実施形態では、塗装ブース11の温度を確認し、必要な熱量を得るために、排気ガス及びオフガス→燃料ガスの順で温風供給装置71への供給を行う。つまり、排気ガスの熱、及び、オフガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱を、温風供給装置71の主な熱源として用い、不足する熱量を、燃料ガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱で補うようになっている。
また、CPU121は、第1センサー91によって得られた湿度情報(塗装ブース11の湿度を示す情報)に基づいて、加湿器74による温風の加湿量、または、冷却器75による温風の冷却量を制御する。具体的に言うと、CPU121には、第1センサー91から出力された湿度検出信号が入力される。そして、CPU121は、湿度検出信号に含まれる湿度情報に基づいて、湿度が適正であるか否かを判定し、湿度が低すぎると判定された場合に、加湿器74による温風の加湿量を増加させる制御を行う一方、湿度が高すぎると判定された場合に、冷却器75による温風の冷却量を増加させる制御を行う。
詳述すると、CPU121は、湿度情報が示す塗装ブース11内の温風の露点温度が基準値の範囲内にあるか否かを判定する。塗装ブース11内の温風の露点温度が、基準値の範囲外であって、基準値の範囲よりも低いと判定された場合、CPU121は、湿度が低すぎると判定して、加湿器74による温風の加湿量を増加させる制御を行う。詳述すると、CPU121は、加湿器74に駆動信号を出力して、加湿器74の出力を上昇させる制御を行う。その結果、温風の加湿量が増加する。
一方、塗装ブース11内の温風の露点温度が、基準値の範囲外であって、基準値の範囲よりも高いと判定された場合、CPU121は、塗装ブース11の湿度が高すぎると判定して、冷却器75による温風の冷却量を増加させる制御を行う。詳述すると、CPU121は、冷却器75に駆動信号を出力して、冷却器75の出力を上昇させる制御を行う。その結果、温風の冷却量が増加する。
(1−3)乾燥炉12の起動
また、固体酸化物形燃料電池30による発電が安定したことを条件として、CPU121は、乾燥炉12を起動させる制御を行う。具体的に言うと、CPU121は、インバータ32によって変換された電力を、ファン104,112の有するモータ(図示略)にそれぞれ出力させる制御を行う。各モータは、インバータ32から出力された電力によって起動する。その結果、上記した排気ガスの熱によって温められた温風が、ファン104によって温風流路102から温風供給路100に導かれる。そして、温風供給路100を流れる温風は、乾燥炉12に設けられた吹付ノズル(図示略)からワークW1に吹き付けられる。
また、CPU121は、排気ガスが温風供給装置101に供給されると同時に、オフガスを温風供給装置101に供給させる制御と、温風供給装置101に供給されるオフガスを燃焼させる制御とを行う。詳述すると、CPU121は、電磁弁46に駆動信号を出力して、電磁弁46を開状態に切り替える。その結果、セルスタック31の燃料極から排出されたオフガスが、オフガス流路41及び乾燥炉側オフガス流路44を通過して温風供給装置101の温風加熱バーナー103に導かれる。そして、CPU121は、温風加熱バーナー103に駆動信号を出力して、温風加熱バーナー103に導かれたオフガスを燃焼させる制御を行う。その結果、温風供給装置101の温風流路102を流れる温風は、オフガスの燃焼により得られた燃焼熱によって温められる。
また、CPU121は、第2センサー92によって得られた第2温度情報(乾燥炉12の温度を示す情報)に基づいて、排気ガスの供給量、オフガスの供給量及び燃料ガスの供給量を制御する。具体的に言うと、CPU121には、第2センサー92から出力された第2温度検出信号が入力される。そして、CPU121は、第2温度検出信号に含まれる第2温度情報に基づいて、排気ガス及びオフガスが不足しているか否かを判定し、排気ガス及びオフガスが不足していると判定された場合に、さらに燃料ガスの供給を実行させる制御を行う。詳述すると、CPU121は、第2温度情報が示す乾燥炉12の温度が第2基準温度以上(90℃以上)であるか否かを判定する。乾燥炉12の温度が第2基準温度以上であると判定された場合、CPU121は、排気ガス及びオフガスが不足していないと判定する。
一方、乾燥炉12の温度が低すぎる、具体的には、乾燥炉12の温度が第2基準温度未満であると判定された場合、CPU121は、排気ガス及びオフガスが不足していると判定して、燃料ガスを温風供給装置101に供給させる制御を行うとともに、温風供給装置101に供給する燃料ガスを燃焼させる制御を行う。詳述すると、CPU121は、電磁弁62,66に駆動信号を出力して、電磁弁62,66を開状態に切り替える。その結果、燃料ガスが、燃料ガス供給源から燃料ガス供給流路33、燃料ガス流路61及び乾燥炉側燃料ガス流路64を通過して温風加熱バーナー103に導かれる。そして、CPU121は、温風加熱バーナー103に駆動信号を出力して、温風加熱バーナー103に導かれた燃料ガスを燃焼させる制御を行う。その結果、温風流路102を流れる温風は、燃料ガスの燃焼によって得られた燃焼熱によって温められる。
よって、本実施形態では、乾燥炉12の温度を確認し、必要な熱量を得るために、排気ガス及びオフガス→燃料ガスの順で温風供給装置101への供給を行う。つまり、排気ガスの熱、及び、オフガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱を、温風供給装置101の主な熱源として用い、不足する熱量を、燃料ガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱で補うようになっている。
(1−4)塗装ブース11の運転
その後、塗装ブース11の運転が安定すると(具体的には、塗装ブース11の温度が23℃または27℃になると)、CPU121は、オフガス及び燃料ガスの供給を停止させる制御を行い、排気ガスの供給のみを継続させる。詳述すると、CPU121は、電磁弁45を閉状態に切り替える制御を行い、温風供給装置71の温風加熱バーナー73及びレヒータ76に対するオフガスの供給を停止させる。また、CPU121は、電磁弁65を閉状態に切り替える制御を行い、温風加熱バーナー73及びレヒータ76に対する燃料ガスの供給を停止させる。それとともに、CPU121は、オフガス流路41から分岐したオフガスバイパス流路42(図2参照)を介して、セルスタック31の燃料極にオフガスを還流させる制御を行う。
なお、オフガス及び燃料ガスの供給を停止させる制御を行ったにもかかわらず、塗装ブース11に供給される熱量が余る場合には、CPU121は、固体酸化物形燃料電池30の出力を低下させる制御を行う。詳述すると、CPU121は、第1センサー91によって得られた第1温度情報(塗装ブース11の温度を示す情報)に基づいて、塗装ブース11の温度が第1基準温度±1℃(冬期は23℃±1℃、夏期は27℃±1℃)の範囲内にあるか否かを判定する。塗装ブース11の温度が、第1基準温度±1℃の範囲外であって、第1基準温度±1℃の範囲よりも低いと判定された場合、CPU121は、塗装ブース11に供給される熱量に余りがないと判定する。一方、塗装ブース11の温度が、第1基準温度±1℃の範囲外であって、第1基準温度±1℃の範囲よりも高いと判定された場合、CPU121は、塗装ブース11に供給される熱量が余っていると判定して、外気導入流路84から外気を導入させる制御を行い、温風供給装置71に供給される温風の温度を低下させる。さらに、外気導入流路84から外気を導入したにもかかわらず、塗装ブース11の温度が第1基準温度±1℃の範囲よりも高いと判定された場合には、CPU121は、固体酸化物形燃料電池30の出力を低下させる制御を行い、温風供給装置71への排気ガスの供給量を低下させる。
なお、塗装ブース11の運転が安定した状態において、ワークW1は、台車22に載置された状態で搬送コンベア21により塗装ブース11に搬入される。そして、塗装ブース11に設けられた吹付ノズル(図示略)からワークW1に25℃程度の温風が吹き付けられる。その後、塗装ブース11では、塗装機25によるワークW1の塗装が行われる。これにより、ワークW1の表面に塗膜が形成される。
(1−5)乾燥炉12の運転
また、乾燥炉12の運転が安定すると(具体的には、乾燥炉12の温度が90℃になると)、CPU121は、オフガス及び燃料ガスの供給を停止させる制御を行い、排気ガスの供給のみを継続させる。詳述すると、CPU121は、電磁弁46を閉状態に切り替える制御を行い、温風供給装置101の温風加熱バーナー103に対するオフガスの供給を停止させる。また、CPU121は、電磁弁66を閉状態に切り替える制御を行い、温風加熱バーナー103に対する燃料ガスの供給を停止させる。それとともに、CPU121は、オフガスバイパス流路42(図2参照)を介して、セルスタック31の燃料極にオフガスを還流させる制御を行う。
なお、オフガス及び燃料ガスの供給を停止させる制御を行ったにもかかわらず、乾燥炉12に供給される熱量が余る場合には、CPU121は、固体酸化物形燃料電池30の出力を低下させる制御を行う。詳述すると、CPU121は、第2センサー92によって得られた第2温度情報(乾燥炉12の温度を示す情報)に基づいて、乾燥炉12の温度が第2基準温度±1℃(90℃±1℃)の範囲内にあるか否かを判定する。乾燥炉12の温度が、第2基準温度±1℃の範囲外であって、第2基準温度±1℃の範囲よりも低いと判定された場合、CPU121は、乾燥炉12に供給される熱量に余りがないと判定する。一方、乾燥炉12の温度が、第2基準温度±1℃の範囲外であって、第2基準温度±1℃の範囲よりも高いと判定された場合、CPU121は、乾燥炉12に供給される熱量が余っていると判定して、外気導入流路114から外気を導入させる制御を行い、温風供給装置101に供給される温風の温度を低下させる。さらに、外気導入流路114から外気を導入したにもかかわらず、乾燥炉12の温度が第2基準温度±1℃の範囲よりも高いと判定された場合には、CPU121は、固体酸化物形燃料電池30の出力を低下させる制御を行い、温風供給装置101への排気ガスの供給を低下させる。
なお、乾燥炉12の運転が安定した状態では、塗装後のワークW1が、搬送コンベア21により乾燥炉12に搬入される。そして、乾燥炉12に設けられた吹付ノズル(図示略)からワークW1に90℃程度の温風が吹き付けられる。その結果、ワークW1の表面に塗布された塗料の温度が上昇して、塗料の溶媒分が蒸発し、塗料が乾燥する。
(1−6)固体酸化物形燃料電池30の停止
そして、全てのワークW1に対する塗装・乾燥が終了すると、CPU121は、固体酸化物形燃料電池30を停止させる制御を行う。なお、固体酸化物形燃料電池30の起動には1時間以上掛かるため、固体酸化物形燃料電池30を常時運転するようにしてもよい。この場合、塗装ブース11及び乾燥炉12が非稼動状態にあれば、別の装置への電力供給が可能となる。
従って、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態の塗装設備10によれば、排気ガスの熱、オフガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱、及び、燃料ガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱を温風供給装置71,101の熱源として用いることにより、必要量の温風を確実に得ることができる。しかも、固体酸化物形燃料電池30は、塗装ブース11及び乾燥炉12の空調用電力(具体的には、ファン77,82,104,112の駆動電力)を発生させるため、空調用電力の供給を、温風の供給と同時に行うことができる。その結果、固体酸化物形燃料電池30を用いることにより、塗料の乾燥に必要なエネルギーを効果的に低減することができる。本実施形態では、発電効率が約50%の固体酸化物形燃料電池30を用いることにより、800〜1000℃の排熱が利用可能となるため、最終的には、固体酸化物形燃料電池30から出力されるエネルギーの80〜90%を利用することができる。従って、エネルギー効率の良い塗装設備10となる。
[第2実施形態]
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に基づき説明する。ここでは、上記第1実施形態と相違する部分を中心に説明する。本実施形態では、塗装ブース及び乾燥炉に温風を供給するための構造などが上記第1実施形態と異なっている。
詳述すると、図3に示されるように、本実施形態の塗装設備130はボイラー131を備えている。ボイラー131には、オフガス流路41、排気ガス流路51及び燃料ガス流路61の下流側の端部がそれぞれ接続されている。なお、オフガス流路41上に設置された電磁弁132は、開状態に切り替えられた際にオフガスをボイラー131の蒸気発生用バーナー134に供給可能とし、燃料ガス流路61上に設置された電磁弁62は、開状態に切り替えられた際に燃料ガスを蒸気発生用バーナー134に供給可能とする。また、排気ガス流路51を流れる排気ガスは、蒸気発生室133を加温するために、蒸気発生室133に常時供給される。
また、ボイラー131は、蒸気発生室133及び蒸気発生用バーナー134を有している。蒸気発生室133は、水蒸気を発生させる機能を有している。なお、水蒸気は、温風流路72,102を流れる温風を温めるために用いられる。また、蒸気発生用バーナー134は、蒸気発生室133内に設置されており、オフガス流路41を通過したオフガス、及び、燃料ガス流路61を通過した燃料ガスを燃焼させて蒸気発生室133を加熱することにより、水蒸気を発生させるようになっている。なお、水蒸気は、塗装ブース側水蒸気流路135及び乾燥炉側水蒸気流路136を介して蒸気発生室133の外部に排出される。
図3に示されるように、塗装設備130が備える塗装ブース11用の温風供給装置141は、上記第1実施形態と同じ温風流路72、加湿器74、冷却器75及びファン77に加えて、ヒートコイル142及びレヒータ143を備えている。ヒートコイル142には、塗装ブース側水蒸気流路135の下流側の端部が接続されている。よって、ヒートコイル142には、塗装ブース側水蒸気流路135を通過した水蒸気が供給される。ヒートコイル142は、コイル部(図示略)内を通過する水蒸気によってコイル部を温めて、コイル部と温風流路72との間で熱交換を行うことにより、コイル部の熱を温風流路72を流れる温風に伝達するようになっている。その結果、温風流路72を流れる温風が温められ、温風の温度が23℃または27℃に到達する。さらに、レヒータ143には、塗装ブース側水蒸気流路135から分岐した水蒸気用サブ流路135aが接続されている。よって、レヒータ143には、塗装ブース側水蒸気流路135及び水蒸気用サブ流路135aを通過した水蒸気が供給される。レヒータ143は、ヒートコイル142と同様の構成をなしており、コイル部内を通過する水蒸気によってコイル部を温めて、コイル部と温風流路72との間で熱交換を行うことにより、コイル部の熱を温風流路72を流れる温風に伝達するようになっている。その結果、冷却器75によって冷却された温風が再び温められ、温風の温度が23℃または27℃に調節される。
さらに、図3に示されるように、塗装設備130が備える乾燥炉12用の温風供給装置151は、上記実施形態と同じ温風流路102及びファン104に加えて、ヒートコイル152を備えている。ヒートコイル152には、乾燥炉側水蒸気流路136の下流側の端部が接続されている。よって、ヒートコイル152には、乾燥炉側水蒸気流路136を通過した水蒸気が供給されるようになっている。また、ヒートコイル152は、コイル部(図示略)内を通過する水蒸気によってコイル部を温めて、コイル部と温風流路102との間で熱交換を行うことにより、コイル部の熱を温風流路102を流れる温風に伝達するようになっている。その結果、温風流路102を流れる温風が温められ、温風の温度が90℃に到達する。
次に、塗装設備130の動作について説明する。
(2−1)固体酸化物形燃料電池30の起動
まず、固体酸化物形燃料電池30を起動する。その結果、セルスタック31の空気極から排出された排気ガスは、排気ガス流路51を通過し、ボイラー131の蒸気発生室133に供給される。
(2−2)ボイラー131の起動
次に、固体酸化物形燃料電池30による発電が安定すると、ボイラー131を起動する。具体的に言うと、ボイラー131の蒸気発生室133に供給された排気ガスが、蒸気発生室133を加温する。また、CPU121は、排気ガスがボイラー131に供給されると同時に、セルスタック31の燃料極から排出されたオフガスをボイラー131に供給させる制御と、ボイラー131に供給されるオフガスを燃焼させる制御とを行う。詳述すると、CPU121は、電磁弁132に駆動信号を出力して、電磁弁132を開状態に切り替える。その結果、燃料極から排出されたオフガスが、オフガス流路41を通過してボイラー131の蒸気発生用バーナー134に導かれる。そして、CPU121は、蒸気発生用バーナー134に駆動信号を出力して、蒸気発生用バーナー134に導かれたオフガスを燃焼させる制御を行う。その結果、蒸気発生室133内において水蒸気が発生する。
その後、蒸気発生室133から排出された水蒸気は、塗装ブース側水蒸気流路135を通過して、温風供給装置141のヒートコイル142に供給されるとともに、塗装ブース側水蒸気流路135及び水蒸気用サブ流路135aを通過して、温風供給装置141のレヒータ143に供給される。さらに、水蒸気は、乾燥炉側水蒸気流路136を通過して、温風供給装置151のヒートコイル152に供給される。
(2−3)塗装ブース11の起動
また、固体酸化物形燃料電池30による発電が安定すると、CPU121は、塗装ブース11を起動させる制御を行う。具体的に言うと、CPU121は、各ファン77,82の有するモータを、インバータ32から出力された電力によって起動させる制御を行う。その結果、温風供給装置141の温風流路72を流れる温風が、ファン77によって温風供給路70に導かれ、塗装ブース11に設けられた吹付ノズル(図示略)から塗装ブース11内へ導入される。そして、温風流路72を流れる温風が、水蒸気によって温められたヒートコイル142及びレヒータ143からの熱によって温められる。
また、CPU121は、第1センサー91から出力された第1温度検出信号に含まれる第1温度情報に基づいて、第1温度情報が示す塗装ブース11の温度が第1基準温度以上(冬期は23℃以上、夏期は27℃以上)であるか否かを判定する。そして、塗装ブース11の温度が低すぎる、具体的には、塗装ブース11の温度が第1基準温度未満であると判定された場合、CPU121は、排気ガス及びオフガスが不足していると判定して、燃料ガスをボイラー131に供給させる制御を行うとともに、ボイラー131に供給する燃料ガスを燃焼させる制御を行う。詳述すると、CPU121は、電磁弁62に駆動信号を出力して、電磁弁62を開状態に切り替える。その結果、燃料ガスが、燃料ガス供給源から燃料ガス供給流路33及び燃料ガス流路61を通過してボイラー131の蒸気発生用バーナー134に導かれる。そして、CPU121は、蒸気発生用バーナー134に駆動信号を出力して、蒸気発生用バーナー134に導かれた燃料ガスを燃焼させる制御を行う。その結果、蒸気発生室133内の水蒸気がさらに加温されてヒートコイル142及びレヒータ143に供給され、温風流路72を流れる温風が、水蒸気によって温められたヒートコイル142及びレヒータ143からの熱によって温められる。
さらに、CPU121は、第1センサー91から出力された湿度検出信号に含まれる湿度情報に基づいて、湿度情報が示す塗装ブース11内の温風の露点温度が基準値の範囲内にあるか否かを判定する。塗装ブース11内の温風の露点温度が、基準値の範囲外であって、基準値の範囲よりも低いと判定された場合、CPU121は、湿度が低すぎると判定して、加湿器74による温風の加湿量を増加させる制御を行う。詳述すると、CPU121は、加湿器74に駆動信号を出力して、加湿器74の出力を上昇させる制御を行う。その結果、温風の加湿量が増加する。
一方、塗装ブース11内の温風の露点温度が、基準値の範囲外であって、基準値の範囲よりも高いと判定された場合、CPU121は、塗装ブース11の湿度が高すぎると判定して、冷却器75による温風の冷却量を増加させる制御を行う。詳述すると、CPU121は、冷却器75に駆動信号を出力して、冷却器75の出力を上昇させる制御を行う。その結果、温風の冷却量が増加する。
(2−4)乾燥炉12の起動
さらに、固体酸化物形燃料電池30による発電が安定したことを条件として、CPU121は、乾燥炉12を起動させる制御を行う。具体的に言うと、CPU121は、各ファン104,112の有するモータを、インバータ32から出力された電力によって起動させる制御を行う。その結果、温風供給装置151の温風流路102を流れる温風が、ファン104によって温風供給路100に導かれ、乾燥炉12に設けられた吹付ノズル(図示略)からワークW1に吹き付けられる。そして、温風流路102を流れる温風が、水蒸気によって温められたヒートコイル152の熱によって温められる。
また、CPU121は、第2センサー92から出力された第2温度検出信号に含まれる第2温度情報に基づいて、第2温度情報が示す乾燥炉12の温度が90℃以上であるか否かを判定する。そして、乾燥炉12の温度が低すぎる、具体的には、乾燥炉12の温度が90℃未満であると判定された場合、CPU121は、排気ガス及びオフガスが不足していると判定して、燃料ガスをボイラー131に供給する制御を行うとともに、ボイラー131に供給する燃料ガスを燃焼させる制御を行う。詳述すると、CPU121は、電磁弁62に駆動信号を出力して、電磁弁62を開状態に切り替える。その結果、燃料ガスが、ボイラー131の蒸気発生用バーナー134に導かれる。そして、CPU121は、蒸気発生用バーナー134に駆動信号を出力して、蒸気発生用バーナー134に導かれた燃料ガスを燃焼させる制御を行う。その結果、蒸気発生室133内の水蒸気がさらに加温されてヒートコイル152に供給され、温風流路102を流れる温風が、水蒸気によって温められたヒートコイル152の熱によって温められる。
(2−5)ボイラー131の運転
その後、塗装ブース11の運転が安定する(具体的には、塗装ブース11の温度が23℃または27℃になる)とともに、乾燥炉12の運転が安定する(具体的には、乾燥炉12の温度が90℃になる)と、CPU121は、オフガス及び燃料ガスの供給を停止させる制御を行い、排気ガスの供給のみを継続させる。詳述すると、CPU121は、電磁弁132を閉状態に切り替える制御を行い、ボイラー131の蒸気発生用バーナー134に対するオフガスの供給を停止させる。また、CPU121は、電磁弁62を閉状態に切り替える制御を行い、蒸気発生用バーナー134に対する燃料ガスの供給を停止させる。
なお、オフガス及び燃料ガスの供給を停止させる制御を行ったにもかかわらず、塗装ブース11に供給させる熱量が余る場合には、CPU121は、固体酸化物形燃料電池30の出力を低下させる制御を行う。詳述すると、CPU121は、第1センサー91によって得られた第1温度情報に基づいて、塗装ブース11の温度が第1基準温度±1℃の範囲内にあるか否かを判定する。そして、塗装ブース11の温度が、第1基準温度±1℃の範囲外であって、第1基準温度±1℃の範囲よりも高いと判定された場合に、CPU121は、塗装ブース11に供給される熱量が余っていると判定して、外気導入流路84から外気を導入させる制御を行い、温風供給装置141に供給される温風の温度を低下させる。さらに、外気導入流路84から外気を導入したにもかかわらず、塗装ブース11の温度が第1基準温度±1℃の範囲よりも高いと判定された場合には、CPU121は、固体酸化物形燃料電池30の出力を低下させる制御を行い、ボイラー131への排気ガスの供給量を低下させる。
さらに、CPU121は、第2センサー92によって得られた第2温度情報に基づいて、乾燥炉12の温度が第2基準温度±1℃の範囲内にあるか否かを判定する。そして、乾燥炉12の温度が、第2基準温度±1℃の範囲外であって、第2基準温度±1℃の範囲よりも高いと判定されると、CPU121は、乾燥炉12に供給される熱量が余っていると判定して、外気導入流路114から外気を導入させる制御を行い、温風供給装置151に供給される温風の温度を低下させる。さらに、外気導入流路114から外気を導入したにもかかわらず、乾燥炉12の温度が第2基準温度±1℃の範囲よりも高いと判定された場合には、CPU121は、固体酸化物形燃料電池30の出力を低下させる制御を行い、ボイラー131への排気ガスの供給を低下させる。
(2−6)固体酸化物形燃料電池30の停止
そして、全てのワークW1に対する塗装・乾燥が終了すると、CPU121は、固体酸化物形燃料電池30を停止させる制御を行う。なお、固体酸化物形燃料電池30の起動には1時間以上かかるため、固体酸化物形燃料電池30を常時運転するようにしてもよい。この場合、塗装ブース11及び乾燥炉12が非稼働状態にあれば、セルスタック31の空気極から排出された排気ガスをボイラー131の保温に用いたり、別の装置に対して電力を供給したりすることが可能となる。
従って、本実施形態によれば、温風供給装置141,151の温風流路72,102を流れる温風が、ボイラー131の蒸気発生室133で発生した水蒸気によって温められることにより、高温となる。ゆえに、塗装ブース11及び乾燥炉12に供給された温風により、ワークW1の表面に塗布された塗料の溶媒分を蒸発させる速度が所定の蒸発速度になるように環境を整えることができる。
なお、上記実施形態を以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、排気ガスの熱、及び、オフガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱を、温風供給装置71,101,141,151の主な熱源として用い、不足する熱量を、燃焼ガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱で補うようになっていた。しかし、排気ガスの熱のみを温風供給装置71,101,141,151の主な熱源として用い、排気ガスの熱のみでは熱量が不足する場合に、オフガスを温風供給装置71,101(またはボイラー131)に供給し、排気ガスの熱及びオフガスの燃焼熱のみでは熱量が不足する場合に、燃料ガスを温風供給装置71,101(またはボイラー131)に供給するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、塗装ブース11に温風を供給する温風供給装置71,141と、乾燥炉12に温風を供給する温風供給装置101,151とを個別に備えていたが、1つの温風供給装置によって、塗装ブース11及び乾燥炉12の両方に温風を供給するようにしてもよい。また、上記各実施形態の温風供給装置は、塗装ブース11及び乾燥炉12の両方に温風を供給していたが、塗装ブース11のみに温風を供給するようにしてもよいし、乾燥炉12のみに温風を供給するようにしてもよい。なお、塗装ブース11は、夏場において、加熱の代わりに冷却を行う必要がある。一方、乾燥炉12は、夏場であるか否かに関係なく、常時加熱する必要がある。以上のことから、塗装ブース11のみに温風を供給するよりも、乾燥炉12のみに温風を供給することが好ましい。
・上記実施形態では、固体酸化物形燃料電池30のセルスタック31が、塗装ブース11及び乾燥炉12の両方の空調用電力を発生させていた。しかし、セルスタック31は、塗装ブース11の空調用電力のみを発生させてもよいし、乾燥炉12の空調用電力のみを発生させてもよい。
・上記第2実施形態では、2つの温風供給装置141,151に対して1つのボイラー131から水蒸気を供給していた。しかし、温風供給装置141に水蒸気を供給するボイラーと、温風供給装置151に水蒸気を供給するボイラーとを個別に設けてもよい。
・上記第1実施形態の温風供給装置71は、温風流路72を流れる温風を温める加温手段として温風加熱バーナー73とレヒータ76とを備えていたが、レヒータ76を省略して温風加熱バーナー73のみにて加温手段を構成してもよい。同様に、上記第2実施形態の温風供給装置141は、加温手段としてヒートコイル142とレヒータ143とを備えていたが、レヒータ143を省略してヒートコイル142のみにて加温手段を構成してもよい。
・上記第1実施形態では、搬送コンベア21、電磁弁45,46,62,65,66、温風加熱バーナー73,103、加湿器74、冷却器75及びレヒータ76の制御を1つのCPU121で制御していたが、各制御を別々のCPUで行うように構成してもよい。同様に、上記第2実施形態では、搬送コンベア21、電磁弁62,132、加湿器74及び冷却器75の制御を1つのCPU121で制御していたが、各制御を別々のCPUで行うように構成してもよい。
・上記各実施形態では、塗装設備10によって塗装されるワークW1としてコンソールボックスを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、インストルメントパネやアームレストなどの自動車用内装部品をワークとしてもよいし、バンパーや空力付加物(スポイラーなど)などの自動車用外装部品をワークとしてもよい。また、ワークは、必ずしも自動車用部品でなくてもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)上記手段1において、前記温風供給装置は、前記温風が流れる温風流路と、前記オフガスを燃焼させることにより、前記温風流路を流れる前記温風を温める温風加熱バーナーとを備え、前記排気ガスは、前記温風流路に供給され、前記オフガスは、前記温風加熱バーナーに供給されることを特徴とする塗装設備。
(2)上記手段1において、水蒸気を発生させる蒸気発生室と、前記オフガスを燃焼させて前記蒸気発生室を加熱することにより、前記水蒸気を発生させる蒸気発生用バーナーとを有するボイラーを備え、前記排気ガスは、前記蒸気発生室を加温するために供給され、前記オフガスは、前記蒸気発生用バーナーに供給されることを特徴とする塗装設備。
(3)上記手段1において、前記排気ガスの供給量、前記オフガスの供給量及び前記燃料ガスの供給量を制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前記排気ガスが前記温風供給装置に供給されると同時に、前記オフガスを前記温風供給装置に供給させる制御と、前記温風供給装置に供給される前記オフガスを燃焼させる制御とを行うことを特徴とする塗装設備。
(4)上記手段1において、前記塗装ブースの温度を計測する第1センサーと、前記第1センサーによって得られた第1温度情報に基づいて、前記排気ガスの供給量、前記オフガスの供給量及び前記燃料ガスの供給量を制御する制御装置とを備え、前記第1温度情報に基づいて、前記塗装ブースの温度が低すぎると判定された場合、前記制御装置は、前記燃料ガスを塗装ブース用の前記温風供給装置に供給させる制御を行うとともに、塗装ブース用の前記温風供給装置に供給する前記燃料ガスを燃焼させる制御を行うことを特徴とする塗装設備。
(5)上記手段1において、前記乾燥炉の温度を計測する第2センサーと、前記第2センサーによって得られた第2温度情報に基づいて、前記排気ガスの供給量、前記オフガスの供給量及び前記燃料ガスの供給量を制御する制御装置とを備え、前記第2温度情報に基づいて前記乾燥炉の温度が低すぎると判定された場合、前記制御装置は、前記燃料ガスを乾燥炉側の前記温風供給装置に供給させる制御を行うとともに、乾燥炉側の前記温風供給装置に供給する前記燃料ガスを燃焼させる制御を行うことを特徴とする塗装設備。
(6)上記手段1において、水蒸気を発生させる蒸気発生室と、前記オフガス及び前記燃料ガスを燃焼させて前記蒸気発生室を加熱することにより、前記水蒸気を発生させる蒸気発生用バーナーとを有するボイラーを備えるとともに、前記排気ガスの供給量、前記オフガスの供給量及び前記燃料ガスの供給量を制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前記排気ガスが前記ボイラーに供給されると同時に、前記オフガスを前記ボイラーに供給させる制御と、前記ボイラーに供給される前記オフガスを燃焼させる制御とを行うことを特徴とする塗装設備。
(7)技術的思想(6)において、前記塗装ブースの温度を計測する第1センサーと、前記第1センサーによって得られた第1温度情報に基づいて、前記排気ガスの供給量、前記オフガスの供給量及び前記燃料ガスの供給量を制御する制御装置とを備え、前記第1温度情報に基づいて、前記塗装ブースの温度が低すぎると判定された場合、前記制御装置は、前記燃料ガスを前記ボイラーに供給させる制御を行うとともに、前記ボイラーに供給する前記燃料ガスを燃焼させる制御を行うことを特徴とする塗装設備。
(8)技術的思想(6)または(7)において、前記乾燥炉の温度を計測する第2センサーと、前記第2センサーによって得られた第2温度情報に基づいて、前記排気ガスの供給量、前記オフガスの供給量及び前記燃料ガスの供給量を制御する制御装置とを備え、前記第2温度情報に基づいて前記乾燥炉の温度が低すぎると判定された場合、前記制御装置は、前記燃料ガスを前記ボイラーに供給させる制御を行うとともに、前記ボイラーに供給する前記燃料ガスを燃焼させる制御を行うことを特徴とする塗装設備。
(9)上記手段1において、前記排気ガスの供給量、前記オフガスの供給量及び前記燃料ガスの供給量を制御する制御装置を備え、前記固体酸化物形燃料電池を起動し、前記固体酸化物形燃料電池による発電が安定したことを条件として、前記制御装置は、前記塗装ブース及び前記乾燥炉を起動させる制御を行うことを特徴とする塗装設備。
(10)上記手段1において、前記排気ガスの供給量、前記オフガスの供給量及び前記燃料ガスの供給量を制御する制御装置を備え、前記塗装ブース及び前記乾燥炉の少なくとも一方の運転が安定した場合、前記制御装置は、前記オフガス及び前記燃料ガスの供給を停止させる制御を行う一方、前記排気ガスの供給を継続させる制御を行うことを特徴とする塗装設備。
(11)技術的思想(10)において、前記オフガス及び前記燃料ガスの供給を停止させる制御を行ったにもかかわらず、前記塗装ブース及び前記乾燥炉の少なくとも一方の温度が高い場合に、前記制御装置は、前記固体酸化物形燃料電池の出力を低下させる制御を行うことを特徴とする塗装設備。
(12)上記手段1において、前記温風供給装置は、回転翼を有するファンを備えることを特徴とする塗装設備。
10,130…塗装設備
11…塗装ブース
12…乾燥炉
30…固体酸化物形燃料電池
31…セルスタック
35…改質器
71,141…塗装ブース用の温風供給装置
72,102…温風流路
73,103…温風加熱バーナー
91…第1センサー
92…第2センサー
101,151…乾燥炉用の温風供給装置
120…制御装置
131…ボイラー
133…蒸気発生室
134…蒸気発生用バーナー
W1…ワーク

Claims (7)

  1. ワークに対して塗装が行われる塗装ブースと、
    前記塗装ブースを通過した前記ワークに温風を作用させることにより、前記ワークの表面に塗布された塗料を乾燥させる乾燥炉と
    を備える塗装設備であって、
    発電セルを複数積層してなり、燃料ガスと空気とを用いて発電を行うことにより、前記塗装ブース及び前記乾燥炉のうち少なくとも一方の空調用電力を発生させるセルスタックを有した固体酸化物形燃料電池を備え、
    前記塗装ブース及び前記乾燥炉のうち少なくとも一方に前記温風を供給する温風供給装置の熱源として、前記固体酸化物形燃料電池が備える改質器から排出された排気ガスの熱、前記セルスタックの燃料極から排出されたオフガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱、及び、前記セルスタックの空気極から排出された排気ガスの熱の少なくとも1つを使用する
    ことを特徴とする塗装設備。
  2. 前記温風供給装置の熱源として、前記燃料ガスを燃焼させることによって得られた燃焼熱を補助的に使用することを特徴とする請求項1に記載の塗装設備。
  3. 前記温風供給装置は、前記温風が流れる温風流路と、前記オフガス及び前記燃料ガスを燃焼させることにより、前記温風流路を流れる前記温風を温める温風加熱バーナーとを備え、
    前記排気ガスは、前記温風流路に供給され、
    前記オフガス及び前記燃料ガスは、前記温風加熱バーナーに供給される
    ことを特徴とする請求項2に記載の塗装設備。
  4. 前記温風を温めるための水蒸気を発生させる蒸気発生室と、前記オフガス及び前記燃料ガスを燃焼させて前記蒸気発生室を加熱することにより、前記水蒸気を発生させる蒸気発生用バーナーとを有するボイラーを備え、
    前記排気ガスは、前記蒸気発生室を加温するために供給され、
    前記オフガス及び前記燃料ガスは、前記蒸気発生用バーナーに供給される
    ことを特徴とする請求項2に記載の塗装設備。
  5. 前記塗装ブースの温度を計測する第1センサーと、
    前記乾燥炉の温度を計測する第2センサーと、
    前記第1センサーによって得られた第1温度情報、及び、前記第2センサーによって得られた第2温度情報に基づいて、前記排気ガスの供給量、前記オフガスの供給量及び前記燃料ガスの供給量を制御する制御装置と
    を備えることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の塗装設備。
  6. 前記制御装置は、前記第1温度情報及び前記第2温度情報に基づいて、前記排気ガス及び前記オフガスが不足しているか否かを判定し、前記排気ガス及び前記オフガスが不足していると判定された場合に、さらに前記燃料ガスの供給を実行させる制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の塗装設備。
  7. 前記塗装ブースに前記温風を供給する塗装ブース用の前記温風供給装置と、前記乾燥炉に前記温風を供給する乾燥炉用の前記温風供給装置とを個別に備え、
    前記排気ガスの熱、前記オフガスの燃焼熱及び前記燃料ガスの燃焼熱をそれぞれの温風供給装置の熱源として使用する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の塗装設備。
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