JP2016144342A - 蓄電システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 任意の蓄電グループに対して、複数の処理を選択的に行うことができるシステムを提供する。
【解決手段】 蓄電装置(10)は、直列に接続された複数の蓄電素子(13)を有しており、少なくとも1つの蓄電素子をそれぞれ含む複数の蓄電グループによって構成されている。切換装置(20)は、各蓄電グループに接続されたスイッチ素子を備えており、このスイッチ素子のオンおよびオフによって、充電又は放電させる蓄電グループを切り換える。コントローラ(50)は、切換装置を制御するとともに、切換装置によって切り換えられた蓄電グループに対して、蓄電グループの充電および放電の少なくとも一方に基づく複数の処理を選択的に行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 蓄電装置(10)は、直列に接続された複数の蓄電素子(13)を有しており、少なくとも1つの蓄電素子をそれぞれ含む複数の蓄電グループによって構成されている。切換装置(20)は、各蓄電グループに接続されたスイッチ素子を備えており、このスイッチ素子のオンおよびオフによって、充電又は放電させる蓄電グループを切り換える。コントローラ(50)は、切換装置を制御するとともに、切換装置によって切り換えられた蓄電グループに対して、蓄電グループの充電および放電の少なくとも一方に基づく複数の処理を選択的に行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、直列に接続された複数の蓄電素子を備えた蓄電装置を充放電するシステムに関する。
特許文献1では、複数の電池モジュールが直列に接続されたバッテリを充放電装置に接続し、バッテリを充電又は放電することにより、バッテリの寿命を診断している。
特許文献1では、バッテリを充放電装置に接続しているため、バッテリが充放電されるだけであり、バッテリに含まれる任意の電池モジュールを充放電させることはできない。
本発明の蓄電システムは、蓄電装置と、切換装置と、コントローラとを有する。蓄電装置は、直列に接続された複数の蓄電素子を有しており、少なくとも1つの蓄電素子をそれぞれ含む複数の蓄電グループによって構成されている。切換装置は、各蓄電グループに接続されたスイッチ素子を備えており、このスイッチ素子のオンおよびオフによって、充電又は放電させる蓄電グループを切り換える。
コントローラは、切換装置を制御する。また、コントローラは、切換装置によって切り換えられた蓄電グループに対して、蓄電グループの充電および放電の少なくとも一方に基づく複数の処理を選択的に行う。
本発明によれば、切換装置を用いることにより、充電および放電の少なくとも一方を行わせる蓄電グループを選択することができる。そして、選択された蓄電グループを充電したり、放電したりすることができ、選択された蓄電グループに対して、複数の処理のいずれかを行うことができる。
蓄電グループに接続される充放電装置を設けることができる。充放電装置を用いれば、切換装置によって選択された蓄電グループを充電したり、放電したりすることができる。
コントローラは、上記処理として、蓄電グループを充電又は放電している間の蓄電グループの電流値を積算して、蓄電グループの容量を算出することができる。この場合には、切換装置を制御することにより、各蓄電グループの容量を算出することができる。蓄電グループの容量としては、蓄電グループを充電したときの充電容量や、蓄電グループを放電したときの放電容量がある。
ここで、蓄電グループの容量を複数回算出し、これらの容量の差に基づいて、蓄電グループのメモリ効果が解消されているか否かを判別することができる。メモリ効果が解消されると、蓄電グループの容量が変化する。このため、容量の差を把握することにより、メモリ効果が解消されているか否かを判別することができる。
また、蓄電グループの容量を基準容量と比較することにより、蓄電グループの劣化状態を判別することができる。蓄電グループの劣化が進行するほど、蓄電グループの容量が低下しやすくなる。そこで、蓄電グループの劣化状態を判別するための基準容量を決めておき、蓄電グループの容量を基準容量と比較することにより、蓄電グループの劣化状態を判別することができる。
コントローラは、上記処理として、複数の蓄電グループにおけるOCVの最低値又は最高値を特定し、各蓄電グループの充電又は放電によって、各蓄電グループの電圧値を最低値又は最高値に揃えることができる。複数の蓄電グループにおいて、OCVのバラツキが発生しているときには、切換装置によって切り換えられた蓄電グループを充電したり、放電したりして、複数の蓄電グループの電圧値を揃えることにより、OCVのバラツキを抑制できる。
コントローラは、上記処理として、蓄電グループの電圧値が0V以下となり、蓄電グループの電流値が閾値よりも小さくなるまで、蓄電グループを放電させることができる。蓄電グループの電圧値が0V以下となり、蓄電グループの電流値が閾値よりも小さくなれば、蓄電グループを完全に放電させやすくなる。ここで、切換装置を用いることにより、各蓄電グループに対して、上述した放電を行うことができる。
蓄電装置に対して2つの切換装置を接続するとともに、これらの切換装置を、DC/DCコンバータを介して接続することができる。ここで、コントローラは、2つの切換装置を制御して、互いに異なる蓄電グループを選択することができる。DC/DCコンバータは、一方の切換装置によって切り換えられた蓄電グループの放電電力を、他方の切換装置によって切り換えられた蓄電グループに供給することができる。これにより、蓄電グループの放電電力を無駄にすることなく、他の蓄電グループの充電に用いることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は、本実施例における充放電システムを示す。図1に示すように、電池パック(本発明の蓄電システムに相当する)10における正極端子および負極端子には、第1切換装置20が接続されている。第1切換装置20は、後述するように、電池パック10内において、充放電の対象となる電池(以下、対象電池という)を切り換える。第1切換装置20には、第2切換装置30が接続されている。
第2切換装置30は、第1切換装置20(すなわち、対象電池)と接続される充放電装置を切り換える。具体的には、第2切換装置30は、第1充放電装置41、第2充放電装置42および第3充放電装置43のうちのいずれかを第1切換装置20と接続させる。
第1充放電装置41、第2充放電装置42および第3充放電装置43は、第1切換装置20によって切り換えられた対象電池を充電又は放電するために用いられる。第1充放電装置41を用いた充放電時の電力は、第2充放電装置42を用いた充放電時の電力よりも低い。第2充放電装置42を用いた充放電時の電力は、第3充放電装置43を用いた充放電時の電力よりも低い。充放電装置の数は、適宜設定することができる。ここで、充放電時の電力が互いに異なる複数の充放電装置を用いることができる。
充放電装置41〜43は、対象電池を充電したり、放電したりすることができるが、これに限るものではない。すなわち、充放電装置41〜43の代わりに、対象電池を充電するだけの充電装置を用いたり、対象電池を放電するだけの放電装置を用いたりすることができる。
コントローラ50は、メモリ51を有しており、第1切換装置20および第2切換装置30を制御する。具体的には、コントローラ50は、後述するように、第1切換装置20および第2切換装置30に含まれるスイッチ素子のオン/オフを制御する。監視ユニット61は、対象電池の電圧値Vbを検出し、検出結果をコントローラ50に出力する。電流センサ62は、対象電池の電流値Ibを検出し、検出結果をコントローラ50に出力する。
図2に示すように、第2切換装置30は、スイッチ素子SW11〜SW16を有する。コントローラ50は、各スイッチ素子SW11〜SW16のオンおよびオフを制御する。各スイッチ素子SW11,SW12の一端は、第1充放電装置41に接続され、各スイッチ素子SW11,SW12の他端は、第1切換装置20に接続されている。スイッチ素子SW11,SW12だけがオンであるとき、第1充放電装置41を第1切換装置20に接続することができる。
各スイッチ素子SW13,SW14の一端は、第2充放電装置42に接続され、各スイッチ素子SW13,SW14の他端は、第1切換装置20に接続されている。スイッチ素子SW13,SW14だけがオンであるとき、第2充放電装置42を第1切換装置20に接続することができる。各スイッチ素子SW15,SW16の一端は、第3充放電装置43に接続され、各スイッチ素子SW15,SW16の他端は、第1切換装置20に接続されている。スイッチ素子SW15,SW16だけがオンであるとき、第3充放電装置43を第1切換装置20に接続することができる。
図3に示すように、電池パック10は、直列に接続された2つの電池スタック11を有する。ここで、電池パック10を構成する電池スタック11の数(直列接続の数)は、適宜設定できる。電池スタック11は、直列に接続された2つの電池ブロック12を有する。電池スタック11を構成する電池ブロック12の数(直列接続の数)は、適宜設定できる。
第1切換装置20は、スイッチ素子SW21〜SW28を有する。コントローラ50は、各スイッチ素子SW21〜SW28のオンおよびオフを制御する。各スイッチ素子SW21,SW22の一端は、電池ブロック12における正極端子および負極端子にそれぞれ接続され、各スイッチ素子SW21,SW22の他端は、第2切換装置30に接続されている。スイッチ素子SW23〜SW28についても同様である。
スイッチ素子SW21〜SW28のオンおよびオフを制御することにより、任意の1つの電池ブロック12だけを対象電池として、第2切換装置30に接続したり、任意の1つの電池スタック11だけを対象電池として、第2切換装置30に接続したり、電池パック10を対象電池として、第2切換装置30に接続したりすることができる。
例えば、スイッチ素子SW21,SW22をオンにするとともに、他のスイッチ素子SW23〜SW28をオフにすれば、1つの電池ブロック12だけを第2切換装置30に接続することができる。また、例えば、スイッチ素子SW21,SWSW24をオンにするとともに、他のスイッチ素子SW23,SW23,SW25〜SW28をオフにすれば、1つの電池スタック11だけを第2切換装置30に接続することができる。
図4に示すように、電池ブロック12は、直列に接続された4つの単電池(本発明の蓄電素子に相当する)13(13A〜13D)によって構成されている。ここで、電池ブロック12を構成する単電池13の数(直列接続の数)は、適宜設定することができる。単電池13A〜13Dとしては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることができる。単電池13としては、いわゆる角形電池を用いたり、いわゆる円筒型電池を用いたりすることができる。
1つの発電要素を1つの電池ケースに収容することにより、単電池13を構成することもできるし、直列に接続された複数の発電要素を1つの電池ケースに収容することにより、単電池13を構成することもできる。発電要素とは、充放電を行う要素であり、公知のように、正極板と、負極板と、正極板および負極板の間に配置される電解質とによって構成される。
図4に示す「+」および「−」は、単電池13の電極端子(正極端子や負極端子)を示す。単電池13Aの負極端子は、電池ブロック12の負極端子となる。単電池13Dの正極端子は、電池ブロック12の正極端子となる。隣り合って配置された2つの単電池13において、一方の単電池13の正極端子と、他方の単電池13の負極端子とには、バスバーが接続される。これにより、単電池13A〜13Dが直列に接続される。
第1切換装置20は、図3に示すスイッチ素子SW21〜SW28に加えて、図4に示すスイッチ素子SW31〜SW38を有する。コントローラ50は、各スイッチ素子SW31〜SW38のオンおよびオフを制御する。
単電池13Aの正極端子には、スイッチ素子SW31の一端が接続され、単電池13Aの負極端子には、スイッチ素子SW32の一端が接続されている。ここで、単電池13Aの負極端子には、スイッチ素子SW22の一端も接続されている。スイッチ素子SW31の他端は、スイッチ素子SW32の他端に接続されている。スイッチ素子SW31,SW32の接続点には、単電池13Bの負極端子が接続されているとともに、スイッチ素子SW33の一端が接続されている。
単電池13Bの正極端子には、スイッチ素子SW34の一端が接続されており、スイッチ素子SW34の他端は、スイッチ素子SW33の他端に接続されている。スイッチ素子SW33,SW34の接続点には、単電池13Cの負極端子が接続されている。単電池13Cの正極端子には、スイッチ素子SW35の一端が接続されている。スイッチ素子SW35の他端には、スイッチ素子SW36の一端が接続されており、スイッチ素子SW36の他端は、スイッチ素子SW33,SW34の接続点と、単電池13Cの負極端子とに接続されている。
単電池13Dの負極端子には、スイッチ素子SW37の一端が接続されており、スイッチ素子SW37の他端は、スイッチ素子SW35,SW36の接続点に接続されている。単電池13Dの正極端子には、スイッチ素子SW38の一端が接続されており、スイッチ素子SW38の他端は、スイッチ素子SW35,SW36,SW37の接続点に接続されている。ここで、単電池13Dの正極端子には、スイッチ素子SW21の一端も接続されている。
図4では、図3に示すスイッチ素子SW21,SW22と接続される電池ブロック12の構成を示しているが、他の電池ブロック12の構成についても、図4に示す構成と同様である。図4に示す構成によれば、スイッチ素子SW31〜SW38のオンおよびオフを制御することにより、単電池13A〜13Dのいずれか1つを第2切換装置30に接続することができる。また、各単電池13A〜13Dを第2切換装置30に接続するときには、スイッチ素子SW21,SW22がオンになる。
図5に示すように、スイッチ素子SW31,SW34,SW35,SW37だけをオンにすれば、電池ブロック12(4つの単電池13A〜13D)を第2切換装置30に接続することができる。これにより、電池ブロック12を充放電させることができる。図5では、電池ブロック12を充放電するときの電流経路を点線で示している。
図6に示すように、スイッチ素子SW31,SW33,SW36,SW38だけをオンにすれば、単電池13Aを第2切換装置30に接続することができる。これにより、単電池13Aを充放電させることができる。図6では、単電池13Aを充放電するときの電流経路を点線で示している。図7に示すように、スイッチ素子SW32,SW34,SW36,SW38だけをオンにすれば、単電池13Bを第2切換装置30に接続することができる。これにより、単電池13Bを充放電させることができる。図7では、単電池13Bを充放電するときの電流経路を点線で示している。
図8に示すように、スイッチ素子SW32,SW33,SW35,SW38だけをオンにすれば、単電池13Cを第2切換装置30に接続することができる。これにより、単電池13Cを充放電させることができる。図8では、単電池13Cを充放電するときの電流経路を点線で示している。図9に示すように、スイッチ素子SW32,SW33,SW36,SW37だけをオンにすれば、単電池13Dを第2切換装置30に接続することができる。これにより、単電池13Dを充放電させることができる。図9では、単電池13Dを充放電するときの電流経路を点線で示している。
なお、スイッチ素子の配置は、図4に示す構成に限るものではない。各単電池13A〜13Dにスイッチ素子を接続し、各単電池13A〜13Dを充放電できる電流経路を形成できればよい。
次に、図1に示す充放電システムを用いた各種の処理について説明する。
(容量算出処理)
対象電池の放電容量および充電容量を算出する処理(容量算出処理)について、図10に示すフローチャートを用いて説明する。図10に示す処理を開始するとき、容量算出処理を行う対象電池と、充放電装置41〜43のうち、対象電池に接続される充放電装置とが設定される。
対象電池の放電容量および充電容量を算出する処理(容量算出処理)について、図10に示すフローチャートを用いて説明する。図10に示す処理を開始するとき、容量算出処理を行う対象電池と、充放電装置41〜43のうち、対象電池に接続される充放電装置とが設定される。
ステップS101において、コントローラ50は、第1切換装置20を制御することにより、設定された対象電池を第2切換装置30に接続する。ステップS102において、コントローラ50は、第2切換装置30を制御することにより、設定された充放電装置を第1切換装置20に接続する。ステップS101,S102の処理によって、設定された対象電池および充放電装置が、第1切換装置20および第2切換装置30を介して接続される。
ステップS103において、コントローラ50は、対象電池と接続された充放電装置を動作させることにより、対象電池の放電を開始させる。ステップS104において、コントローラ50は、監視ユニット61を用いて対象電池の電圧値Vbを検出し、この電圧値Vbが予め定めた下限電圧値Vb_min以下であるか否かを判別する。
電圧値Vbが下限電圧値Vb_minよりも高いときには、ステップS104の処理を繰り返す。一方、電圧値Vbが下限電圧値Vb_min以下であるとき、ステップS105において、コントローラ50は、充放電装置の動作を停止させることにより、対象電池の放電を停止させる。
ステップS106において、コントローラ50は、対象電池の放電容量Ah_disを算出し、この放電容量Ah_disの情報をメモリ51に記憶する。放電容量Ah_disは、対象電池の放電を開始してから停止するまでの間、すなわち、ステップS103の処理からステップS105の処理までの間において、電流センサ62によって検出された電流値(放電電流)Ibを積算した値となる。
ステップS107において、コントローラ50は、対象電池と接続された充放電装置を動作させることにより、対象電池の充電を開始させる。ステップS108において、コントローラ50は、監視ユニット61を用いて対象電池の電圧値Vbを検出し、この電圧値Vbが予め定めた上限電圧値Vb_max以上であるか否かを判別する。
電圧値Vbが上限電圧値Vb_maxよりも低いときには、ステップS108の処理が繰り返される。一方、電圧値Vbが上限電圧値Vb_max以上であるとき、ステップS109において、コントローラ50は、充放電装置の動作を停止させることにより、対象電池の充電を停止させる。
ステップS110において、コントローラ50は、対象電池の充電容量Ah_chgを算出し、この充電容量Ah_chgの情報をメモリ51に記憶する。充電容量Ah_chgは、対象電池の充電を開始してから停止するまでの間、すなわち、ステップS107の処理からステップS109の処理までの間において、電流センサ62によって検出された電流値(充電電流)Ibを積算した値となる。
ステップS111において、コントローラ50は、放電容量Ah_disおよび充電容量Ah_chgを算出した回数Nが、予め定められた設定値Nthよりも小さいか否かを判別する。ステップS101〜ステップS110の処理が行われるたびに、回数Nがカウントアップされる。回数Nが設定値Nthよりも小さいとき、ステップS101の処理に戻る。
一方、回数Nが設定値Nth以上であるとき、ステップS112において、コントローラ50は、放電容量Ah_dis(s),Ah_dis(e)および充電容量Ah_chg(s),Ah_chg(e)を特定する。
放電容量Ah_dis(s)は、対象電池の電圧値Vbを上限電圧値Vb_maxから下限電圧値Vb_minまで低下させたときに、初回に算出された放電容量Ah_disである。放電容量Ah_dis(e)は、対象電池の電圧値Vbを上限電圧値Vb_maxから下限電圧値Vb_minまで低下させたときに、最後に算出された放電容量Ah_disである。ステップS106の処理では、放電容量Ah_disが算出されるたびに、放電容量Ah_disの情報がメモリ51に記憶されるため、メモリ51に記憶された放電容量Ah_disに基づいて、放電容量Ah_dis(s),Ah_dis(e)を特定することができる。
充電容量Ah_chg(s)は、対象電池の電圧値Vbを下限電圧値Vb_minから上限電圧値Vb_maxまで上昇させたときに、初回に算出された充電容量Ah_chgである。充電容量Ah_chg(e)は、対象電池の電圧値Vbを下限電圧値Vb_minから上限電圧値Vb_maxまで上昇させたときに、最後に算出された充電容量Ah_chgである。ステップS110の処理では、充電容量Ah_chgが算出されるたびに、充電容量Ah_chgの情報がメモリ51に記憶されるため、メモリ51に記憶された充電容量Ah_chgに基づいて、充電容量Ah_chg(s),Ah_chg(e)を特定することができる。
なお、図10に示す処理では、対象電池を放電した後に、対象電池を充電しているが、これに限るものではない。すなわち、対象電池を充電した後に、対象電池を放電することもできる。この場合であっても、対象電池の充電容量Ah_chgおよび放電容量Ah_disを算出することができる。
(リフレッシュの判別処理)
図10に示す処理によって、対象電池の電圧値Vbを下限電圧値Vb_min以下としたり、対象電池の電圧値Vbを上限電圧値Vb_max以上としたりすることにより、対象電池をリフレッシュすることができる。リフレッシュとは、対象電池のメモリ効果を解消させることである。
図10に示す処理によって、対象電池の電圧値Vbを下限電圧値Vb_min以下としたり、対象電池の電圧値Vbを上限電圧値Vb_max以上としたりすることにより、対象電池をリフレッシュすることができる。リフレッシュとは、対象電池のメモリ効果を解消させることである。
対象電池におけるリフレッシュ効果の有無を判別する処理について、図11に示すフローチャートを用いて説明する。以下に説明するように、図10に示す処理の結果に基づいて、リフレッシュ効果の有無を判別することができる。
ステップS201において、コントローラ50は、対象電池について、放電容量差ΔAh_disを算出する。放電容量差ΔAh_disは、放電容量Ah_dis(e)から放電容量Ah_dis(s)を減算した値である。放電容量Ah_dis(s),Ah_dis(e)は、図10に示すステップS112の処理で特定される。
ステップS202において、コントローラ50は、放電容量差ΔAh_disが閾値D_disよりも大きいか否かを判別する。閾値D_disは、電池パック10を使用し続けた時間(総使用時間という)と予め対応づけられており、この対応関係の情報は、メモリ51に記憶されている。このため、電池パック10の総使用時間を取得することにより、この総使用時間に対応した閾値D_disを特定することができる。
放電容量差ΔAh_disが閾値D_disよりも大きいとき、コントローラ50は、ステップS203において、放電によるリフレッシュ効果があったと判別する。放電によるリフレッシュ効果があれば、放電容量Ah_dis(e)は、放電容量Ah_dis(s)よりも大きくなりやすく、放電容量差ΔAh_disが閾値D_disよりも大きくなりやすい。
放電容量差ΔAh_disが閾値D_dis以下であるとき、コントローラ50は、ステップS204において、放電によるリフレッシュ効果が無かったと判別する。放電によるリフレッシュ効果が無いと、放電容量Ah_dis(e)が放電容量Ah_dis(s)よりも大きくなりにくく、放電容量差ΔAh_disは閾値D_dis以下となりやすい。
ステップS205において、コントローラ50は、対象電池について、充電容量差ΔAh_chgを算出する。充電容量差ΔAh_chgは、充電容量Ah_chg(e)から充電容量Ah_chg(s)を減算した値である。充電容量Ah_chg(s),Ah_chg(e)は、図10に示すステップS112の処理で特定される。
ステップS206において、コントローラ50は、充電容量差ΔAh_chgが閾値D_chgよりも大きいか否かを判別する。閾値D_chgは、電池パック10の総使用時間と予め対応づけられており、この対応関係の情報は、メモリ51に記憶されている。電池パック10の総使用時間を取得することにより、この総使用時間に対応した閾値D_chgを特定することができる。
充電容量差ΔAh_chgが閾値D_chgよりも大きいとき、コントローラ50は、ステップS207において、充電によるリフレッシュ効果があったと判別する。充電によるリフレッシュ効果があれば、充電容量Ah_chg(e)は、充電容量Ah_chg(s)よりも大きくなりやすく、充電容量差ΔAh_chgが閾値D_chgよりも大きくなりやすい。
充電容量差ΔAh_chgが閾値D_chg以下であるとき、コントローラ50は、ステップS208において、充電によるリフレッシュ効果が無かったと判別する。充電によるリフレッシュ効果が無いと、充電容量Ah_chg(e)が充電容量Ah_chg(s)よりも大きくなりにくく、充電容量差ΔAh_chgは閾値D_chg以下となりやすい。
上述したように、放電や放電によるリフレッシュ効果の有無を判別したとき、この判別結果をメモリ51に記憶したり、ディスプレイに表示したりすることができる。これにより、対象電池に対するリフレッシュ効果の有無を確認することができる。
(劣化診断処理)
対象電池の劣化を診断する処理について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。以下に説明するように、図10に示す処理の結果に基づいて、対象電池の劣化を診断することができる。
対象電池の劣化を診断する処理について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。以下に説明するように、図10に示す処理の結果に基づいて、対象電池の劣化を診断することができる。
ステップS301において、コントローラ50は、対象電池の放電容量Ah_dis(e)および充電容量Ah_chg(e)をメモリ51から読み出す。放電容量Ah_dis(e)および充電容量Ah_chg(e)は、図10に示すステップS112の処理で特定される。
ステップS302において、コントローラ50は、放電容量Ah_dis(e)および充電容量Ah_chg(e)を加算して総容量Ah_tを算出し、総容量Ah_tが、予め定められた基準容量Ah_refよりも小さいか否かを判別する。基準容量Ah_refは、対象電池が劣化状態であるか否かを判別するための値である。
劣化状態の規定の仕方に応じて、基準容量Ah_refを定めることができる。例えば、対象電池を使用し続けることができない状態を劣化状態と規定することができる。基準容量Ah_refは、対象電池が初期状態にあるときの放電容量Ah_disおよび充電容量Ah_chgを加算した値よりも小さい。初期状態とは、対象電池を製造した直後の状態である。
総容量Ah_tが基準容量Ah_refよりも小さいとき、コントローラ50は、ステップS303において、対象電池が劣化状態であると判別する。一方、総容量Ah_tが基準容量Ah_ref以上であるとき、コントローラ50は、ステップS304において、対象電池が劣化状態ではないと判別する。
上述したように、対象電池の劣化状態を判別したとき、この判別結果をメモリ51に記憶したり、ディスプレイに表示したりすることができる。これにより、対象電池の劣化状態を確認することができる。
(SOC調整処理)
複数の対象電池におけるSOCを調整する処理について、図13に示すフローチャートを用いて説明する。このSOC調整処理は、複数の対象電池のSOCを目標値に揃える処理である。
複数の対象電池におけるSOCを調整する処理について、図13に示すフローチャートを用いて説明する。このSOC調整処理は、複数の対象電池のSOCを目標値に揃える処理である。
SOC調整処理は、同一の構成の対象電池に対して行われる。すなわち、対象電池が電池スタック11であれば、複数の電池スタック11に対してSOC調整処理が行われる。同様に、対象電池が電池ブロック12であれば、複数の電池ブロック12に対してSOC調整処理が行われ、対象電池が単電池13であれば、複数の単電池13に対してSOC調整処理が行われる。
ステップS401において、コントローラ50は、監視ユニット61を用いて、複数の対象電池のそれぞれのOCV(Open Circuit Voltage)を測定する。ステップS402において、コントローラ50は、複数の対象電池のOCVの平均値OCV_aveを算出する。
ステップS403において、コントローラ50は、平均値OCV_ave以下のOCVを示す対象電池の数Nb_lowと、平均値OCV_aveよりも高いOCVを示す対象電池の数Nb_highとを算出する。そして、コントローラ50は、数Nb_lowが数Nb_high以上であるか否かを判別する。
数Nb_lowが数Nb_high以上であるとき、ステップS404において、コントローラ50は、複数の対象電池のOCVのうちの最低値OCV_minを、SOC調整処理の目標値として設定する。
ステップS405において、コントローラ50は、第1切換装置20および第2切換装置30を制御することにより、特定の対象電池と、この対象電池に対応した充放電装置とを接続する。ステップS405の処理は、図10に示すステップS101,S102の処理と同じである。
ステップS406において、コントローラ50は、充放電装置を動作させることにより、対象電池の放電を開始する。ステップS407において、コントローラ50は、対象電池の電圧値Vbが最低値OCV_min以下であるか否かを判別する。
電圧値Vbが最低値OCV_minよりも高いときには、ステップS407の処理が繰り返される。一方、電圧値Vbが最低値OCV_min以下であるとき、ステップS408において、コントローラ50は、充放電装置の動作を停止させることにより、対象電池の放電を停止する。これにより、1つの対象電池に対するSOC調整処理が終了する。
ステップS409において、コントローラ50は、複数の対象電池のすべてに対して、SOC調整処理が終了しているか否かを判別する。SOC調整処理を行っていない対象電池が残っているとき、コントローラ50は、ステップS405の処理に戻り、SOC調整処理を行っていない対象電池を充放電装置と接続する。そして、この対象電池に対して、ステップS406〜ステップS408の処理が行われる。
一方、ステップS403の処理において、数Nb_lowが数Nb_highよりも小さいとき、ステップS410において、コントローラ50は、複数の対象電池のOCVのうちの最高値OCV_maxを、SOC調整処理の目標値として設定する。
ステップS411において、コントローラ50は、第1切換装置20および第2切換装置30を制御することにより、特定の対象電池と、この対象電池に対応した充放電装置とを接続する。ステップS411の処理は、図10に示すステップS101,S102の処理と同じである。
ステップS412において、コントローラ50は、充放電装置を動作させることにより、対象電池の充電を開始する。ステップS413において、コントローラ50は、対象電池の電圧値Vbが最高値OCV_max以上であるか否かを判別する。
電圧値Vbが最高値OCV_maxよりも低いときには、ステップS413の処理が繰り返される。一方、電圧値Vbが最高値OCV_max以上であるとき、ステップS414において、コントローラ50は、充放電装置の動作を停止させることにより、対象電池の充電を停止する。これにより、1つの対象電池に対するSOC調整処理が終了する。
ステップS415において、コントローラ50は、複数の対象電池のすべてに対して、SOC調整処理が終了しているか否かを判別する。SOC調整処理を行っていない対象電池が残っているとき、コントローラ50は、ステップS411の処理に戻り、SOC調整処理を行っていない対象電池を充放電装置と接続する。そして、この対象電池に対して、ステップS412〜ステップS414の処理が行われる。
(完全放電処理)
対象電池を完全に放電させる処理(完全放電処理)について、図14に示すフローチャートを用いて説明する。
対象電池を完全に放電させる処理(完全放電処理)について、図14に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS501において、コントローラ50は、第1切換装置20を制御することにより、完全放電処理を行う対象電池を第2切換装置30に接続する。ステップS502において、コントローラ50は、第2切換装置30を制御することにより、対象電池に対応した充放電装置を第1切換装置20に接続する。ステップS501,S502の処理によって、対象電池および充放電装置が、第1切換装置20および第2切換装置30を介して接続される。
ステップS503において、コントローラ50は、充放電装置を動作させることにより、対象電池の放電を開始する。ステップS504において、コントローラ50は、対象電池の電圧値Vbが0[V]以下であるか否かを判別する。電圧値Vbが0[V]よりも高いときには、ステップS504の処理を繰り返す。
電圧値Vbが0[V]以下であるとき、コントローラ50は、ステップS505において、対象電池の電流値Ibが閾値I_thよりも小さいか否かを判別する。対象電池の電流値Ibが閾値I_th以上であるときには、ステップS505の処理を繰り返す。対象電池の電流値Ibが閾値I_thよりも小さいとき、コントローラ50は、ステップS506において、充放電装置の動作を停止させることにより、対象電池の放電を停止させる。
ステップS507において、コントローラ50は、すべての対象電池に対して、完全放電処理が終了しているか否かを判別する。すべての対象電池に対して、完全放電処理が終了しているときには、図14に示す処理を終了する。一方、完全放電処理を行っていない対象電池が残っているとき、コントローラ50は、ステップS508において、第1切換装置20を制御することにより、完全放電処理を行っていない対象電池を充放電装置に接続する。そして、コントローラ50は、ステップS503の処理に戻る。
図14に示す処理では、電圧値Vbが0[V]以下となったときでも、対象電池の放電を継続し、電流値Ibが閾値I_thよりも小さいときに、対象電池の放電を停止させている。これにより、対象電池の放電を停止させた後、対象電池の電圧値Vbを0[V]に維持することができる。電圧値Vbが0[V]以下となったときに、対象電池の放電を停止させてしまうと、対象電池の電圧値Vbが上昇してしまうことがある。そこで、図14に示す処理を行うことにより、対象電池の電圧値Vbが上昇することを抑制し、電圧値Vbを0[V]に維持することができる。
本発明の実施例2について説明する。実施例1では、対象電池を充放電装置に接続し、対象電池から充放電装置に電力を供給したり、充放電装置から対象電池の電力を供給したりしている。本実施例の充放電システムは、電池パック10において、一部の対象電池から他の対象電池に電力を供給するものである。
本実施例の充放電システムについて、図15を用いて説明する。
本実施例の充放電システムでは、電池パック10に対して、2つの第1切換装置20が接続されている。第1切換装置20の構成は、実施例1(図3および図4)で説明した構成と同じである。2つの第1切換装置20には、DC/DCコンバータ70が接続されている。
コントローラ50は、一方の第1切換装置20を制御することにより、放電させる対象電池を選択することができる。また、コントローラ50は、他方の第1切換装置20を制御することにより、充電させる対象電池を選択することができる。ここで、放電させる対象電池の構成は、充電させる対象電池の構成と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
DC/DCコンバータ70は、一部の対象電池からの放電電力を他の対象電池に供給する。ここで、放電させる対象電池の電圧値Vbと、充電させる対象電池の電圧値Vbとが異なっているとき、DC/DCコンバータ70は、放電させる対象電池の電圧値Vbを、充電させる対象電池の電圧値Vbに変換することができる。
本実施例では、1つのDC/DCコンバータ70を設けているが、変換効率が互いに異なる複数のDC/DCコンバータ70を設けることもできる。複数のDC/DCコンバータ70を設けるときには、これらのDC/DCコンバータ70のいずれか1つを選択するためのスイッチを設ければよい。
本実施例の充放電システムの動作について、図16に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS601において、コントローラ50は、一方の第1切換装置20を制御することにより、放電させる対象電池を選択する。ステップS602において、コントローラ50は、他方の第1切換装置20を制御することにより、充電させる対象電池を選択する。放電させる対象電池は、充電させる対象電池と異なっており、放電させる対象電池には、充電させる対象電池が含まれない。
ステップS603において、コントローラ50は、放電させる対象電池の電圧値Vbと、充電させる対象電池の電圧値Vbとに基づいて、DC/DCコンバータ70の駆動条件を設定する。ステップS604において、コントローラ50は、ステップS603の処理で設定された駆動条件において、DC/DCコンバータ70を駆動する。
ステップS605において、コントローラ50は、監視ユニット61を用いて、放電させる対象電池の電圧値Vb_disを検出し、電圧値Vb_disが目標電圧値V_tag1以下であるか否かを判別する。目標電圧値V_tag1は、放電させる対象電池の電圧値Vbの目標値であり、対象電池を放電させる前に予め設定することができる。
電圧値Vb_disが目標電圧値V_tag1よりも高いとき、コントローラ50は、ステップS606において、監視ユニット61を用いて、充電させる対象電池の電圧値Vb_chgを検出し、電圧値Vb_chgが目標電圧値V_tag2以上であるか否かを判別する。目標電圧値V_tag2は、充電させる対象電池の電圧値Vbの目標値であり、対象電池を充電させる前に予め設定することができる。
電圧値Vb_chgが目標電圧値Vb_tag2よりも低いとき、コントローラ50は、ステップS605の処理に戻る。一方、電圧値Vb_disが目標電圧値V_tag1以下であるときや、電圧値Vb_chgが目標電圧値V_tag2以上であるとき、コントローラ50は、ステップS607において、DC/DCコンバータ70の駆動を停止させる。
本実施例によれば、一部の対象電池の放電電力を他の対象電池に供給することにより、対象電池の放電電力を無駄にすることなく、他の対象電池の充電に用いることができる。
10:電池パック、11:電池スタック、12:電池ブロック、13:単電池、
20:第1切換装置、30:第2切換装置、41:第1充放電装置、
42:第2充放電装置、43:第3充放電装置、50:コントローラ
20:第1切換装置、30:第2切換装置、41:第1充放電装置、
42:第2充放電装置、43:第3充放電装置、50:コントローラ
Claims (8)
- 直列に接続された複数の蓄電素子を有しており、少なくとも1つの前記蓄電素子をそれぞれ含む複数の蓄電グループによって構成された蓄電装置と、
前記各蓄電グループに接続されたスイッチ素子を備え、このスイッチ素子のオンおよびオフによって、充電又は放電させる前記蓄電グループを切り換える切換装置と、
前記切換装置を制御するコントローラと、を有し、
前記コントローラは、前記切換装置によって切り換えられた前記蓄電グループに対して、前記蓄電グループの充電および放電の少なくとも一方に基づく複数の処理を選択的に行うことを特徴とする蓄電システム。 - 前記切換装置によって切り換えられた前記蓄電グループと接続され、この蓄電グループの充電および放電の少なくとも一方を行わせる充放電装置を有することを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
- 前記コントローラは、前記処理として、前記蓄電グループを充電又は放電している間の前記蓄電グループの電流値を積算して、前記蓄電グループの容量を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電システム。
- 前記コントローラは、前記蓄電グループの容量を複数回算出し、これらの容量の差に基づいて、前記蓄電グループのメモリ効果が解消されているか否かを判別することを特徴とする請求項3に記載の蓄電システム。
- 前記コントローラは、前記蓄電グループの容量を基準容量と比較することにより、前記蓄電グループの劣化状態を判別することを特徴とする請求項3に記載の蓄電システム。
- 前記コントローラは、前記処理として、複数の前記蓄電グループにおけるOCVの最低値又は最高値を特定し、前記各蓄電グループの充電又は放電によって、前記各蓄電グループの電圧値を前記最低値又は前記最高値に揃えることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電システム。
- 前記コントローラは、前記処理として、前記蓄電グループの電圧値が0V以下となり、前記蓄電グループの電流値が閾値よりも小さくなるまで、前記蓄電グループを放電させることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電システム。
- 2つの前記切換装置に接続されたDC/DCコンバータを有し、
前記コントローラは、
前記2つの切換装置を制御して、互いに異なる前記蓄電グループを選択し、
一方の前記切換装置によって切り換えられた前記蓄電グループの放電電力を、前記DC/DCコンバータを介して、他方の前記切換装置によって切り換えられた前記蓄電グループに供給することを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
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JP7481273B2 (ja) | 2019-04-25 | 2024-05-10 | 寧徳時代新能源科技股▲分▼有限公司 | 電池の容量減衰の回復可能な量を回復する方法、装置、およびシステム |
-
2015
- 2015-02-03 JP JP2015019589A patent/JP2016144342A/ja active Pending
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