JP2016144179A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無彩色を変化させることなく、RGBデータを鮮やかな印刷画像が得られるCMYKデータに変換することができる画像処理装置を提供する。【解決手段】色変換モジュール10は、R,G,B値とL*,a*,b*値との対応関係を示すカラープロファイルCP1を参照する。色変換モジュール10は、有彩色のR,G,B値に対応するa*,b*の値のみを彩度を上げる方向に変換し、無彩色のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値をそのままの値とした修整RGBデータを生成する。印刷用色変換部20は、L*,a*,b*値とC,M,Y,K値との対応関係を示すカラープロファイルCP2を参照する。印刷用色変換部20は、修整RGBデータにおけるL*,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値をカラープロファイルCP2より選択し、選択されたL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を印刷用のCMYKデータとして出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、加法混色のレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の色信号を、減法混色のシアン(C),マゼンタ(M),イエロ(Y),ブラック(K)の印刷用色信号に変換する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムに関する。
RGBデータよりなるデジタル画像を紙面に印刷するには、RGBデータをCMYKデータに変換する必要がある。C,M,Y,Kのインキを用いるCMYKデータに基づく印刷によって表現可能な色空間は、RGBデータよりなる画像をディスプレイで表現可能な色空間よりも狭い。そこで、RGBデータの色空間のうちCMYKデータの色空間に収まらない色は、CMYKデータの色空間内の近似色に置換される。
特開2006−31376号公報
RGBデータよりなる画像をCMYKデータに変換して紙面に印刷するときに、印刷画像が鮮やかになるように、オペレータが色を修整するレタッチ作業を行うことがある。レタッチ作業は経験や知識が豊富なオペレータが行わなければならず、長時間を要するという問題点がある。
そこで、RGBデータを、経験や知識がなくても鮮やかな印刷画像が得られるCMYKデータに変換することが求められる。RGBデータを鮮やかな印刷画像が得られるCMYKデータに変換したときに、無彩色が変化して色味を帯びてしまうことは好ましくない。
本発明は、無彩色を変化させることなく、RGBデータを鮮やかな印刷画像が得られるCMYKデータに変換することができる画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、加法混色のレッド,グリーン,ブルーの各色信号のレベルを示すR,G,B値とL*a*b*表色系のL*,a*,b*値との対応関係を示す第1のカラープロファイルを参照して、RGBデータのうち、有彩色のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値におけるa*,b*の値のみを彩度を上げる方向に変換し、無彩色のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値を変換せずそのままの値とした修整RGBデータを生成する色変換モジュールと、L*a*b*表色系のL*,a*,b*値と減法混色のシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの各色信号のレベルを示すC,M,Y,K値との対応関係を示す第2のカラープロファイルを参照して、前記修整RGBデータにおけるそれぞれのR,G,B値に対応するL*,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値を前記第2のカラープロファイルより選択し、選択されたL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を印刷用のCMYKデータとして出力する印刷用色変換部とを備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
上記の画像処理装置において、前記第1のカラープロファイルにおけるシアンの色相のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値のa*の値とb*の値をa1,b1とし、前記色変換モジュールによって変換したa*の値とb*の値をa2,b2としたとき、前記色変換モジュールは、a2が(−0.0008×a1+0.0065×a1+1.596×a1+0.7609)から(−0.0018×a1−0.0587×a1+0.509×a1−0.8142)までの第1の範囲となるように、a1をa2に変換し、b2が(−0.0004×b1+0.0077×b1+1.5267×b1−1.7158)から(−0.0007×b1−0.0224×b1+0.9027×b1+0.2427)までの第2の範囲となるように、b1をb2に変換することが好ましい。
上記の画像処理装置において、前記第1のカラープロファイルにおけるマゼンタの色相のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値のa*の値とb*の値をa1,b1とし、前記色変換モジュールによって変換したa*の値とb*の値をa2,b2としたとき、前記色変換モジュールは、a2が(−0.0006×a1+0.0257×a1+1.0074×a1+1.9869)から(−0.0002×a1+0.0103×a1+0.9148×a1−0.6582)までの第1の範囲となるように、a1をa2に変換し、b2が(+0.5015×b1−0.0698×b1−3.6577×b1−1.1779×b1+1.1221)から(+0.1862×b1−0.0994×b1−1.3049×b1+0.8372×b1+0.6918)までの第2の範囲となるように、b1をb2に変換することが好ましい。
上記の画像処理装置において、前記第1のカラープロファイルにおけるイエロの色相のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値のa*の値とb*の値をa1,b1とし、前記色変換モジュールによって変換したa*の値とb*の値をa2,b2としたとき、前記色変換モジュールは、a2が(−0.0741×a1−0.2281×a1+1.5887×a1−0.0597)から(−0.169×a1−1.2732×a1−1.6351×a1−1.6855)までの第1の範囲となるように、a1をa2に変換し、b2が(+0.0002×b1−0.0557×b1+3.8295×b1−19.174)から(−0.0005×b1+0.0496×b1−0.1869×b1+9.3544)までの第2の範囲となるように、b1をb2に変換することが好ましい。
上記の画像処理装置において、前記第1のカラープロファイルにおけるレッドの色相のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値のa*の値とb*の値をa1,b1とし、前記色変換モジュールによって変換したa*の値とb*の値をa2,b2としたとき、前記色変換モジュールは、a2が(−0.0005×a1+0.0216×a1+1.0642×a1+0.9702)から(−0.00002×a1−0.002×a1+1.1574×a1−1.1551)までの第1の範囲となるように、a1をa2に変換し、b2が(−0.0188×b1+0.7331×b1−7.7264×b1+36.954)から(−0.0025×b1+0.1078×b1−0.4953×b1+7.8243)までの第2の範囲となるように、b1をb2に変換することが好ましい。
上記の画像処理装置において、前記第1のカラープロファイルにおけるグリーンの色相のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値のa*の値とb*の値をa1,b1とし、前記色変換モジュールによって変換したa*の値とb*の値をa2,b2としたとき、前記色変換モジュールは、a2が(−0.0002×a1+0.0071×a1+1.4745×a1+0.3966)から(−0.0002×a1−0.0067×a1+1.0257×a1+0.6624)までの第1の範囲となるように、a1をa2に変換し、b2が(−0.0641×b1+2.0252×b1−18.747×b1+63.726)から(−0.0054×b1+0.1898×b1−0.9854×b1+7.2331)までの第2の範囲となるように、b1をb2に変換することが好ましい。
上記の画像処理装置において、前記第1のカラープロファイルにおけるブルーの色相のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値のa*の値とb*の値をa1,b1とし、前記色変換モジュールによって変換したa*の値とb*の値をa2,b2としたとき、前記色変換モジュールは、a2が(+0.3214×a1−5.6805×a1+30.456×a1−41.552)から(+0.1 894×a1−3.2752×a1+17.774×a1−24.191)までの第1の範囲となるように、a1をa2に変換し、b2が(−0.0004×b1−0.0137×b1+0.9175×b1−1.1038)から(−0.0001×b1−0.004×b1+0.985×b1+0.0013)までの第2の範囲となるように、b1をb2に変換することが好ましい。
また、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、加法混色のレッド,グリーン,ブルーの各色信号のレベルを示すR,G,B値とL*a*b*表色系のL*,a*,b*値との対応関係を示す第1のカラープロファイルを参照して、RGBデータによって構成されるそれぞれの画素データが有彩色のデータであるか否かを判定し、前記画素データが有彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値におけるa*,b*の値のみを彩度を上げる方向に変換し、前記画素データが無彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値を変換せずそのままの値として、修整RGBデータを生成し、L*a*b*表色系のL*,a*,b*値と減法混色のシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの各色信号のレベルを示すC,M,Y,K値との対応関係を示す第2のカラープロファイルを参照して、前記修整RGBデータにおけるそれぞれのR,G,B値に対応するL*,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値を前記第2のカラープロファイルより選択し、前記第2のカラープロファイルにおける選択されたL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を印刷用のCMYKデータとして出力することを特徴とする画像処理方法を提供する。
さらに、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、コンピュータに、加法混色のレッド,グリーン,ブルーの各色信号のレベルを示すR,G,B値とL*a*b*表色系のL*,a*,b*値との対応関係を示す第1のカラープロファイルを参照して、RGBデータによって構成されるそれぞれの画素データが有彩色のデータであるか否かを判定するステップと、前記画素データが有彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値におけるa*,b*の値のみを彩度を上げる方向に変換し、前記画素データが無彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値を変換せずそのままの値として、修整RGBデータを生成するステップと、L*a*b*表色系のL*,a*,b*値と減法混色のシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの各色信号のレベルを示すC,M,Y,K値との対応関係を示す第2のカラープロファイルを参照して、前記修整RGBデータにおけるそれぞれのR,G,B値に対応するL*,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値を前記第2のカラープロファイルより選択するステップと、前記第2のカラープロファイルにおける選択されたL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を印刷用のCMYKデータとして出力するステップとを実行させることを特徴とする画像処理プログラムを提供する。
本発明の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムによれば、無彩色を変化させることなく、RGBデータを鮮やかな印刷画像が得られるCMYKデータに変換することができる。
一実施形態の画像処理装置を示すブロック図である。 L*a*b*表色系を説明するための図である。 図1における色変換モジュール10によってa*,b*の値を変換する前の標準状態のシアンの特性を示す特性図である。 色変換モジュール10によってa*,b*の値を変換したシアンのa*,b*それぞれの特性を示す特性図である。 色変換モジュール10によってa*,b*の値を変換する前の標準状態のマゼンタの特性を示す特性図である。 色変換モジュール10によってa*,b*の値を変換したマゼンタのa*,b*それぞれの特性を示す特性図である。 色変換モジュール10によってa*,b*の値を変換する前の標準状態のイエロの特性を示す特性図である。 色変換モジュール10によってa*,b*の値を変換したイエロのa*,b*それぞれの特性を示す特性図である。 色変換モジュール10によってa*,b*の値を変換する前の標準状態のレッドの特性を示す特性図である。 色変換モジュール10によってa*,b*の値を変換したレッドのa*,b*それぞれの特性を示す特性図である。 色変換モジュール10によってa*,b*の値を変換する前の標準状態のグリーンの特性を示す特性図である。 色変換モジュール10によってa*,b*の値を変換したグリーンのa*,b*それぞれの特性を示す特性図である。 色変換モジュール10によってa*,b*の値を変換する前の標準状態のブルーの特性を示す特性図である。 色変換モジュール10によってa*,b*の値を変換したブルーのa*,b*それぞれの特性を示す特性図である。 一実施形態の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムによる効果を検証するために用いたカラー画像の例を示す図である。 色変換モジュール10によってa*,b*の値を変換する前の元データと変換した後の修整データとを比較するための図である。 色変換モジュール10によってシアンのa*,b*の値を変換する前の元データと変換した後の修整データとを比較するための図である。 色変換モジュール10によってマゼンタのa*,b*の値を変換する前の元データと変換した後の修整データとを比較するための図である。 色変換モジュール10によってイエロのa*,b*の値を変換する前の元データと変換した後の修整データとを比較するための図である。 図15に示すカラー画像におけるグレーのa*,b*の値と、a*,b*の値が変換される比較例とを対比して示す図である。 一実施形態の画像処理装置の動作、一実施形態の画像処理方法、一実施形態の画像処理プログラムで実行される処理を示すフローチャートである。 一実施形態の画像処理プログラムを実行させるコンピュータの構成例を示すブロック図である。
以下、一実施形態の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムについて、添付図面を参照して説明する。
図1に示すように、一実施形態の画像処理装置は、色変換モジュール10と、印刷用色変換部20とを備える。図1において、色変換モジュール10には、RGBデータと修整量調整信号が入力される。RGBデータは、例えば、デジタルカメラによって生成された画像データである。
ここで、RGBデータと、色を変換するためのテーブルを記述するカラープロファイルCP1とが対応付けられている。例えば、Exif(Exchangeable image file format)情報に、カラープロファイルCP1として用いられるカラープロファイルの名称(後述するsRGB等)を記述することができる。
ディスプレイとプリンタのようにデバイスが異なってもできるだけ色が変化しないように管理することを、カラーマネジメントと称している。カラープロファイルCP1及び後述するカラープロファイルCP2を用いることによって、カラーマネジメントが行われる。
カラープロファイルとしては、国際カラーコンソーシアム(ICC)のフォーマットに準拠したICCプロファイルを用いるのが一般的である。カラープロファイルCP1,CP2は、ICCプロファイルの一例である。
RGBデータは、一例として、国際電気標準会議(IEC)が定めたsRGBと称される色空間の規格で表現されているとする。カラープロファイルCP1は、sRGBに対応している。sRGBの代わりに、Adobe RGBが用いられてもよい。Adobe RGBは、アドビシステムズ社(Adobe Systems Incorporated)が提唱した色空間の規格である。
図1に示すように、カラープロファイルCP1は、R,G,Bの各色信号のレベルを示すR,G,B値と、L*a*b*表色系(CIE L*a*b*)のL*,a*,b*値との対応関係を示している。L*a*b*表色系は、図2(a)に示す立体的な色空間で表される。図2(b)は、図2(a)の断面図であり、a*軸及びb*軸によって形成される円を示している。
L*は明度を表す。+a*は赤方向、−a*は緑方向、+b*は黄方向、−b*は青方向を表す。図2(b)に示すように、円の周方向は色相を表す。色空間の中心から外側に向かうほど彩度が高くなって色が鮮やかになる。
カラープロファイルCP1に、sRGBの色空間を構成する膨大な色の点を全て保持させることはできないため、色空間より例えば1500点ほど均等に色の点を抽出して、カラープロファイルCP1に保持させればよい。カラープロファイルCP1に保持されていない色のデータは演算によって補間される。
色変換モジュール10は、入力されたRGBデータと対応付けられているカラープロファイルCP1のうち、有彩色のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値のa*,b*の値のみを以下の変換式によって変換する。色変換モジュール10は、L*の値を変換せず、明度を変化させない。
R,G,B値が(0,0,0),(128,128,128),(255,255,255)のようにRの値とGの値とBの値が全て同一であれば、そのR,G,Bの値によって決まる色は無彩色である。色変換モジュール10は、(0,0,0)から(255,255,255)までの無彩色のL*,a*,b*値を変換せず、そのままの値で出力する。
ここで、鮮やかな印刷画像を得るのに好適な、色変換モジュール10が有彩色のa*,b*の値を変換する変換式を説明する。代表して、シアン,マゼンタ,イエロ,レッド,グリーン,ブルーの各色相のa*,b*の値を変換する変換式を説明する。
<シアン>
L*a*b*表色系のシアンの色相を構成するa*,b*は式(1)の関係を有する。
b*=1.5054a*+6.6189 …(1)
カラープロファイルCP1で規定されているシアンの色相のa*,b*の値を元データa1,b1、鮮やかなシアンに変換したときのa*,b*の値を修整データa2,b2とする。修整データa2,b2は、式(2),(3)で表される。式(2),(3)は、修整量最大の式である。
a2=−0.0008×a1+0.0065×a1+1.596×a1+0.7609 …(2)
b2=−0.0004×b1+0.0077×b1+1.5267×b1−1.7158 …(3)
式(2),(3)でa*,b*の値を変換したとき、変化の程度が大きすぎる場合には、元データa1,b1を式(4),(5)で修整データa2,b2に変換してもよい。式(4),(5)は、修整量最小の式である。
a2=−0.0018×a1−0.0587×a1+0.509×a1−0.8142 …(4)
b2=−0.0007×b1−0.0224×b1+0.9027×b1+0.2427 …(5)
色変換モジュール10は、シアンのa*の値を式(2)から式(4)までの範囲で、シアンのb*の値を式(3)から式(5)までの範囲で変換すればよい。色変換モジュール10は、図示していない操作部を操作することによって供給された修整量調整信号に応じて、シアンのa*,b*の値を変換する。
横軸を−a*、縦軸を−b*としたとき、色変換モジュール10によってシアンを変換しない標準状態では、シアンは図3に示すように変化する。図4(a)は、横軸を元データa1、縦軸を修整データa2としたとき、式(2),式(4)による元データa1と修整データa2との関係を示している。色変換モジュール10は、シアンのa*の値を、式(2)が示す実線の曲線と、式(4)が示す破線の曲線との間で変化させる。
図4(b)は、横軸を元データb1、縦軸を修整データb2としたとき、式(3),式(5)による元データb1と修整データb2との関係を示している。色変換モジュール10は、シアンのb*の値を、式(3)が示す実線の曲線と、式(5)が示す破線の曲線との間で変化させる。
<マゼンタ>
L*a*b*表色系のマゼンタの色相を構成するa*,b*は式(6)の関係を有する。
b*=−0.2114a*+3.964 …(6)
カラープロファイルCP1で規定されているマゼンタの色相のa*,b*の値を元データa1,b1、鮮やかなマゼンタに変換したときのa*,b*の値を修整データa2,b2とする。修整データa2,b2は、式(7),(8)で表される。式(7),(8)は、修整量最大の式である。
a2=−0.0006×a1+0.0257×a1+1.0074×a1+1.9869 …(7)
b2=0.5015×b1−0.0698×b1−3.6577×b1−1.1779×b1+1.1221 …(8)
式(7),(8)でa*,b*の値を変換したとき、変化の程度が大きすぎる場合には、元データa1,b1を式(9),(10)で修整データa2,b2に変換してもよい。式(9),(10)は、修整量最小の式である。
a2=−0.0002×a1+0.0103×a1+0.9148×a1−0.6582 …(9)
b2=0.1862×b1−0.0994×b1−1.3049×b1+0.8372×b1+0.6918 …(10)
色変換モジュール10は、マゼンタのa*の値を式(7)から式(9)までの範囲で、マゼンタのb*の値を式(8)から式(10)までの範囲で変換すればよい。色変換モジュール10は、修整量調整信号に応じて、マゼンタのa*,b*の値を変換する。
横軸を−a*、縦軸を−b*としたとき、色変換モジュール10によってマゼンタを変換しない標準状態では、マゼンタは図5に示すように変化する。図6(a)は、横軸を元データa1、縦軸を修整データa2としたとき、式(7),式(9)による元データa1と修整データa2との関係を示している。色変換モジュール10は、マゼンタのa*の値を、式(7)が示す実線の曲線と、式(9)が示す破線の曲線との間で変化させる。
図6(b)は、横軸を元データb1、縦軸を修整データb2としたとき、式(8),式(10)による元データb1と修整データb2との関係を示している。色変換モジュール10は、マゼンタのb*の値を、式(8)が示す実線の曲線と、式(10)が示す破線の曲線との間で変化させる。
<イエロ>
L*a*b*表色系のイエロの色相を構成するa*,b*は式(11)の関係を有する。
b*=−8.9895a*+1.3763 …(11)
カラープロファイルCP1で規定されているイエロの色相のa*,b*の値を元データa1,b1、鮮やかなイエロに変換したときのa*,b*の値を修整データa2,b2とする。修整データa2,b2は、式(12),(13)で表される。式(12),(13)は、修整量最大の式である。
a2=−0.0741×a1−0.2281×a1+1.5887×a1−0.0597 …(12)
b2=0.0002×b1−0.0557×b1+3.8295×b1−19.174 …(13)
式(12),(13)でa*,b*の値を変換したとき、変化の程度が大きすぎる場合には、元データa1,b1を式(14),(15)で修整データa2,b2に変換してもよい。式(14),(15)は、修整量最小の式である。
a2=−0.169×a1−1.2732×a1−1.6351×a1−1.6855 …(14)
b2=−0.0005×b1+0.0496×b1−0.1869×b1+9.3544 …(15)
色変換モジュール10は、イエロのa*の値を式(12)から式(14)までの範囲で、イエロのb*の値を式(13)から式(15)までの範囲で変換すればよい。色変換モジュール10は、修整量調整信号に応じて、イエロのa*,b*の値を変換する。
横軸を−a*、縦軸を−b*としたとき、色変換モジュール10によってイエロを変換しない標準状態では、イエロは図7に示すように変化する。図8(a)は、横軸を元データa1、縦軸を修整データa2としたとき、式(12),式(14)による元データa1と修整データa2との関係を示している。色変換モジュール10は、イエロのa*の値を、式(12)が示す実線の曲線と、式(14)が示す破線の曲線との間で変化させる。
図8(b)は、横軸を元データb1、縦軸を修整データb2としたとき、式(13),式(15)による元データb1と修整データb2との関係を示している。色変換モジュール10は、イエロのb*の値を、式(13)が示す実線の曲線と、式(15)が示す破線の曲線との間で変化させる。
<レッド>
L*a*b*表色系のレッドの色相を構成するa*,b*は式(16)の関係を有する。
b*=0.5232a*+7.0232 …(16)
カラープロファイルCP1で規定されているレッドの色相のa*,b*の値を元データa1,b1、鮮やかなレッドに変換したときのa*,b*の値を修整データa2,b2とする。修整データa2,b2は、式(17),(18)で表される。式(17),(18)は、修整量最大の式である。
a2=−0.0005×a1+0.0216×a1+1.0642×a1+0.9702 …(17)
b2=−0.0188×b1+0.7331×b1−7.7264×b1+36.954 …(18)
式(17),(18)でa*,b*の値を変換したとき、変化の程度が大きすぎる場合には、元データa1,b1を式(19),(20)で修整データa2,b2に変換してもよい。式(17),(18)は、修整量最小の式である。
a2=−0.00002×a1−0.002×a1+1.1574×a1−1.1551 …(19)
b2=−0.0025×b1+0.1078×b1−0.4953×b1+7.8243 …(20)
色変換モジュール10は、レッドのa*の値を式(17)から式(19)までの範囲で、レッドのb*の値を式(18)から式(20)までの範囲で変換すればよい。色変換モジュール10は、修整量調整信号に応じて、レッドのa*,b*の値を変換する。
横軸を−a*、縦軸を−b*としたとき、色変換モジュール10によってレッドを変換しない標準状態では、レッドは図9に示すように変化する。図10(a)は、横軸を元データa1、縦軸を修整データa2としたとき、式(17),式(19)による元データa1と修整データa2との関係を示している。色変換モジュール10は、レッドのa*の値を、式(17)が示す実線の曲線と、式(19)が示す破線の曲線との間で変化させる。
図10(b)は、横軸を元データb1、縦軸を修整データb2としたとき、式(18),式(20)による元データb1と修整データb2との関係を示している。色変換モジュール10は、レッドのb*の値を、式(18)が示す実線の曲線と、式(20)が示す破線の曲線との間で変化させる。
<グリーン>
L*a*b*表色系のグリーンの色相を構成するa*,b*は式(21)の関係を有する。
b*=−0.4037a*+5.5189 …(21)
カラープロファイルCP1で規定されているグリーンの色相のa*,b*の値を元データa1,b1、鮮やかなグリーンに変換したときのa*,b*の値を修整データa2,b2とする。修整データa2,b2は、式(22),(23)で表される。式(22),(23)は、修整量最大の式である。
a2=−0.0002×a1+0.0071×a1+1.4745×a1+0.3966 …(22)
b2=−0.0641×b1+2.0252×b1−18.747×b1+63.726 …(23)
式(22),(23)でa*,b*の値を変換したとき、変化の程度が大きすぎる場合には、元データa1,b1を式(24),(25)で修整データa2,b2に変換してもよい。式(24),(25)は、修整量最小の式である。
a2=−0.0002×a1−0.0067×a1+1.0257×a1+0.6624 …(24)
b2=−0.0054×b1+0.1898×b1−0.9854×b1+7.2331 …(25)
色変換モジュール10は、グリーンのa*の値を式(22)から式(24)までの範囲で、グリーンのb*の値を式(23)から式(25)までの範囲で変換すればよい。色変換モジュール10は、修整量調整信号に応じて、グリーンのa*,b*の値を変換する。
横軸を−a*、縦軸を−b*としたとき、色変換モジュール10によってグリーンを変換しない標準状態では、グリーンは図11に示すように変化する。図12(a)は、横軸を元データa1、縦軸を修整データa2としたとき、式(22),式(24)による元データa1と修整データa2との関係を示している。色変換モジュール10は、グリーンのa*の値を、式(22)が示す実線の曲線と、式(24)が示す破線の曲線との間で変化させる。
図12(b)は、横軸を元データb1、縦軸を修整データb2としたとき、式(23),式(25)による元データb1と修整データb2との関係を示している。色変換モジュール10は、グリーンのb*の値を、式(23)が示す実線の曲線と、式(25)が示す破線の曲線との間で変化させる。
<ブルー>
L*a*b*表色系のブルーの色相を構成するa*,b*は式(26)の関係を有する。
b*=−2.6004a*+5.4687 …(26)
カラープロファイルCP1で規定されているブルーの色相のa*,b*の値を元データa1,b1、鮮やかなブルーに変換したときのa*,bの値*を修整データa2,b2とする。修整データa2,b2は、式(27),(28)で表される。式(27),(28)は、修整量最大の式である。
a2=0.3214×a1−5.6805×a1+30.456×a1−41.552 …(27)
b2=−0.0004×b1−0.0137×b1+0.9175×b1−1.1038 …(28)
式(27),(28)でa*,b*の値を変換したとき、変化の程度が大きすぎる場合には、元データa1,b1を式(29),(30)で修整データa2,b2に変換してもよい。式(29),(30)は、修整量最小の式である。
a2=0.1 894×a1−3.2752×a1+17.774×a1−24.191 …(29)
b2=−0.0001×b1−0.004×b1+0.985×b1+0.0013 …(30)
色変換モジュール10は、ブルーのa*の値を式(27)から式(29)までの範囲で、ブルーのb*の値を式(28)から式(30)までの範囲で変換すればよい。色変換モジュール10は、修整量調整信号に応じて、ブルーのa*,b*の値を変換する。
横軸を−a*、縦軸を−b*としたとき、色変換モジュール10によってブルーを変換しない標準状態では、ブルーは図13に示すように変化する。図14(a)は、横軸を元データa1、縦軸を修整データa2としたとき、式(27),式(28)による元データa1と修整データa2との関係を示している。色変換モジュール10は、ブルーのa*の値を、式(27)が示す実線の曲線と、式(29)が示す破線の曲線との間で変化させる。
図14(b)は、横軸を元データb1、縦軸を修整データb2としたとき、式(28),式(30)による元データb1と修整データb2との関係を示している。色変換モジュール10は、ブルーのb*の値を、式(28)が示す実線の曲線と、式(30)が示す破線の曲線との間で変化させる。
以上説明したシアン,マゼンタ,イエロ,レッド,グリーン,ブルー以外の各色相の色は、それぞれの色相に対応する変換式によって変換される。色相を細かく分割してそれぞれの色相に対して変換式を設定すれば、それぞれの色相に適した状態で鮮やかな色に変換することができる。色相の分割数(変換式の設定数)は、任意である。
次に、色変換モジュール10によって有彩色を以上のように変換したときの効果を説明する。図15に示すように、シアン,マゼンタ,イエロ,レッド,グリーン,ブルー,グレーそれぞれでライト,中間,シャドウ,ソリッドの4段階のステップデータで効果を検証した。
シアンにおけるライト,中間,シャドウ,ソリッドをそれぞれC1,C2,C3,C4とする。マゼンタにおけるライト,中間,シャドウ,ソリッドをそれぞれM1,M2,M3,M4とする。イエロについては、ライト,中間,シャドウ,ソリッドをそれぞれY1,Y2,Y3,Y4とする。
レッドにおけるライト,中間,シャドウ,ソリッドをそれぞれR1,R2,R3,R4とする。グリーンにおけるライト,中間,シャドウ,ソリッドをそれぞれG1,G2,G3,G4とする。ブルーにおけるライト,中間,シャドウ,ソリッドをそれぞれB1,B2,B3,B4とする。
グレーにおけるライト,中間,シャドウ,ソリッドをそれぞれgr1,gr2,gr3,gr4とする。
なお、シアン,マゼンタ,イエロ,レッド,グリーン,ブルー,グレーそれぞれのデータには、実際の写真原稿に近い状態とするため、例えばレッドに若干量のシアンを加える等、若干量の反対色の濁り成分を加えた。
図16は、a*,b*平面内の色再現域30内で、シアン,マゼンタ,イエロ,レッド,グリーン,ブルーそれぞれのライト,中間,シャドウ,ソリッドのデータが、色変換モジュール10による変換前と変換後でどのように変化するかを示している。
図16において、▲は色変換モジュール10による変換前の元データを示しており、■は色変換モジュール10による変換後の修整データを示している。図16に示す修整データは、色変換モジュール10が、シアン,マゼンタ,イエロ,レッド,グリーン,ブルーそれぞれのライト,中間,シャドウ,ソリッドのデータを、上記の修整量最大の式を用いて変換したデータである。
C1,C2,C3,C4の修整データをC1’,C2’,C3’,C4’とする。M1,M2,M3,M4の修整データをM1’,M2’,M3’,M4’とする。Y1,Y2,Y3,Y4の修整データをY1’,Y2’,Y3’,Y4’とする。R1,R2,R3,R4の修整データをR1’,R2’,R3’,R4’とする。G1,G2,G3,G4の修整データをG1’,G2’,G3’,G4’とする。B1,B2,B3,B4の修整データをB1’,B2’,B3’,B4’とする。
シアン,マゼンタ,イエロ,レッド,グリーン,ブルーは、それぞれ、色再現域30内で外側に向かうほど彩度が高くなって鮮やかな色になる。変換前の元データと変換後の修整データとを比較すれば分かるように、修整データでは、ライトからソリッドまでを結ぶ曲線が元データのそれと比較して長くなり、鮮やかな色に変換されている。
a*軸とb*軸との交点に近い側のライトのデータでは、元データと修整データとの差が比較的小さく、中間,シャドウ,ソリッドのデータでは、元データと修整データとの差が比較的大きく変換されている。
図17〜図19を用いて、図16に示されているシアン,マゼンタ,イエロの元データと修整データとの関係を改めて説明する。図17〜図19においては、ライト,中間,シャドウの3点のみを示している。図17〜図19において、矢印は、彩度が高くなる方向を示している。
図17に示すように、シアンのC1〜C3は、彩度が高くなる方向に、C1’〜C3’へと修整されている。図18に示すように、マゼンタのM1〜M3は、彩度が高くなる方向に、M1’〜M3’へと修整されている。図19に示すように、イエロのY1〜Y3は、彩度が高くなる方向に、Y1’〜Y3’へと修整されている。
レッド,グリーン,ブルーについては改めて図示しないが、シアン,マゼンタ,イエロと同様に、彩度が高くなる方向に修整される。
一方、グレーのライト,中間,シャドウ,ソリッドのデータは、色変換モジュール10によってデータを変換しない。従って、図20に▲で示すように、gr1,gr2,gr3,gr4はa*,b*平面内で変化せず元データのままとなる。
図20には、比較例として、アドビシステムズ社によって提供されている画像処理ソフトウェアであるフォトショップ(登録商標)によって、図15に示すカラー画像の彩度を上げたときに、グレーのgr1〜gr4がどのように変化するかを示している。●は、比較例であるグレーのgr1〜gr4の状態を示している。
比較例においては、本来無彩色であるグレーの色相がずれてしまい色味を帯びてしまう。本実施形態においては、グレーの色相がずれることはなく、色味を帯びることはない。
図1に戻り、以上のようにして、色変換モジュール10によって有彩色のa*,b*の値のみが変換された修整RGBデータは、印刷用色変換部20に供給される。印刷用色変換部20は、L*a*b*表色系のL*,a*,b*値と、減法混色のシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの各色信号のレベルを示すC,M,Y,K値との対応関係を示すカラープロファイルCP2を有する。
印刷用色変換部20は、カラープロファイルCP2を参照して、色変換モジュール10によって、修整RGBデータにおけるL*,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値を選択する。そして、印刷用色変換部20は、選択したL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を出力する。
無彩色のL*,a*,b*値はそのまま印刷用色変換部20に供給されるから、印刷用色変換部20は無彩色のL*,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値を選択して、選択したL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を出力する。
印刷用色変換部20は、修整RGBデータの全ての画素データをC,M,Y,K値に変換して、C,M,Y,Kのインキを用いる印刷用のCMYKデータとして出力する。
図1において、カラープロファイルCP1におけるL*,a*,b*値の(96, 0, 0)は、カラープロファイルCP2におけるL*,a*,b*値の(90, 0, -2)に最も近似しているとする。仮に、色変換モジュール10によってa*,b*の値が変換されなければ、カラープロファイルCP2の(90, 0, -2)が選択されて、C,M,Y,K値として(5, 3, 3, 0)が出力されることになる。
しかしながら、カラープロファイルCP1におけるL*,a*,b*値の(96, 0, 0)は色変換モジュール10によってa*,b*の値が変換されて印刷用色変換部20に供給されるので、カラープロファイルCP2の他のL*,a*,b*値が選択されて、他のC,M,Y,K値が出力されることになる。
図1において、カラープロファイルCP1におけるL*,a*,b*値の(0, 0, 0)は、カラープロファイルCP2におけるL*,a*,b*値の(10, 0, 3)に最も近似し、カラープロファイルCP1におけるL*,a*,b*値の(100, 0, 0)は、カラープロファイルCP2におけるL*,a*,b*値の(94, 0, -1)に最も近似しているとする。
無彩色のL*,a*,b*値はそのまま印刷用色変換部20に供給されるから、印刷用色変換部20はカラープロファイルCP2の(10, 0, 3),(94, 0, -1)を選択して、C,M,Y,K値として(100, 100, 100, 100),(0, 0, 0, 0)を出力する。
図21に示すフローチャートを用いて、図1に示す本実施形態の画像処理装置の動作、一実施形態の画像処理方法を説明する。
色変換モジュール10は、ステップS11にて、入力されたRGBデータの画素データが有彩色であるか否かを判定する。色変換モジュール10は、有彩色であれば(YES)、処理をステップS12に移行させ、有彩色でなければ(NO)、処理をステップS14に移行させる。
色変換モジュール10は、ステップS12にて、画素データのR,G,B値に対応するカラープロファイルCP1のL*,a*,b*値のうち、a*,b*の値のみを変換して修整RGBデータを生成する。色変換モジュール10は、a*,b*の値を、彩度を上げるように変換する。この際、上述した変換式を用いるのが好適である。
印刷用色変換部20は、ステップS13にて、修整RGBデータのL*,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値をカラープロファイルCP2より選択する。
印刷用色変換部20は、ステップS14にて、画素データのR,G,B値に対応するL*,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値をカラープロファイルCP2より選択する。
印刷用色変換部20は、ステップS15にて、ステップS13またはS14で選択されたL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値をCMYKデータとして出力する。ステップS11〜S15の処理は、入力されたRGBデータを構成する全ての画素データに対して実行される。
画像処理プログラム(コンピュータプログラム)によって、コンピュータに、図21に示す処理を実行させるように構成してもよい。
図22において、コンピュータ50は、CPU51と記憶部52とを有する。記憶部52には画像処理プログラムが記憶されている。記憶部52は、ROMやハードディスク・ドライブ等である。画像処理プログラムを光ディスク等の記録媒体に記録し、記録媒体の再生装置によって記録媒体を再生して、画像処理プログラムを読み出すように構成してもよい。
CPU51には、RGBデータが入力される。CPU51は、画像処理プログラムによる図21に示す各ステップの処理を実行させることによって、CMYKデータを生成する。CMYKデータは、印刷装置60に供給される。印刷装置60は、C,M,Y,Kのインキを用いてCMYKデータを紙面に印刷する。
コンピュータ50は、マイクロコンピュータであってもよいし、パーソナルコンピュータであってもよい。画像処理プログラムが、ネットワークを介してコンピュータ50に提供されてもよい。
印刷装置60は、インクジェットプリンタ等の家庭用またはオフィス用のプリンタであってもよいし、業務用の印刷機であってもよい。印刷装置60は、新聞を印刷するオフセット印刷機であっても構わない。
以上のようにして、本実施形態の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムによれば、無彩色を変化させることなく、RGBデータを鮮やかな印刷画像が得られるCMYKデータに変換することができる。本実施形態の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムによれば、経験や知識がなくても鮮やかな印刷画像を容易に得ることができる。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。画像処理装置におけるハードウェアとソフトウェアの使い分けは任意である。色変換モジュール10と印刷用色変換部20とが個々に集積回路によって構成されていてもよいし、色変換モジュール10と印刷用色変換部20との全体が集積回路によって構成されていてもよい。
10 色変換モジュール
20 印刷用色変換部
50 コンピュータ
51 CPU
52 記憶部
60 印刷装置
CP1,CP2 カラープロファイル
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、加法混色のレッド,グリーン,ブルーの各色信号であるRGBデータによって構成されるそれぞれの画素データのうち、前記RGBデータと対応付けられており、前記各色信号のレベルを示すR,G,B値とL*a*b*表色系のL*,a*,b*値との対応関係を示す第1のカラープロファイルを参照して、有彩色のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値におけるa*,b*の値のみを彩度を上げる方向に変換し、無彩色のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値を変換せずそのままの値とした修整RGBデータを生成する色変換モジュールと、L*a*b*表色系のL*,a*,b*値と減法混色のシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの各色信号のレベルを示すC,M,Y,K値との対応関係を示す第2のカラープロファイルを参照して、前記修整RGBデータにおけるそれぞれのR,G,B値に対応するL*,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値を前記第2のカラープロファイルより選択し、選択されたL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を印刷用のCMYKデータとして出力する印刷用色変換部とを備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
また、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、加法混色のレッド,グリーン,ブルーの各色信号であるRGBデータによって構成されるそれぞれの画素データが有彩色のデータであるか否かを判定し、前記RGBデータと対応付けられており、前記各色信号のレベルを示すR,G,B値とL * a * b * 表色系のL * ,a * ,b * 値との対応関係を示す第1のカラープロファイルを参照して、前記画素データが有彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値におけるa*,b*の値のみを彩度を上げる方向に変換し、前記画素データが無彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値を変換せずそのままの値として、修整RGBデータを生成し、L*a*b*表色系のL*,a*,b*値と減法混色のシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの各色信号のレベルを示すC,M,Y,K値との対応関係を示す第2のカラープロファイルを参照して、前記修整RGBデータにおけるそれぞれのR,G,B値に対応するL*,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値を前記第2のカラープロファイルより選択し、前記第2のカラープロファイルにおける選択されたL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を印刷用のCMYKデータとして出力することを特徴とする画像処理方法を提供する。
さらに、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、コンピュータに、加法混色のレッド,グリーン,ブルーの各色信号であるRGBデータによって構成されるそれぞれの画素データが有彩色のデータであるか否かを判定する判定ステップと、前記RGBデータと対応付けられており、前記各色信号のレベルを示すR,G,B値とL * a * b * 表色系のL * ,a * ,b * 値との対応関係を示す第1のカラープロファイルを参照して、前記画素データが有彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値におけるa*,b*の値のみを彩度を上げる方向に変換し、前記画素データが無彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値を変換せずそのままの値として、修整RGBデータを生成する生成ステップと、L*a*b*表色系のL*,a*,b*値と減法混色のシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの各色信号のレベルを示すC,M,Y,K値との対応関係を示す第2のカラープロファイルを参照して、前記修整RGBデータにおけるそれぞれのR,G,B値に対応するL*,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値を前記第2のカラープロファイルより選択する選択ステップと、前記第2のカラープロファイルにおける選択されたL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を印刷用のCMYKデータとして出力する出力ステップとを実行させることを特徴とする画像処理プログラムを提供する。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、加法混色のレッド,グリーン,ブルーの各色信号であるRGBデータによって構成されるそれぞれの画素データのうち、前記RGBデータと対応付けられており、前記各色信号のレベルを示すR,G,B値とL*a*b*表色系のL*,a*,b*値との対応関係を示す第1のカラープロファイルを参照して、有彩色のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値におけるa*,b*の値のみを彩度を上げる方向に変換し、無彩色のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値を変換せずそのままの値とした修整RGBデータを生成する色変換モジュールと、L*a*b*表色系のL*,a*,b*値と減法混色のシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの各色信号のレベルを示すC,M,Y,K値との対応関係を示す第2のカラープロファイルを参照して、前記修整RGBデータにおけるL *,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値を前記第2のカラープロファイルより選択し、選択されたL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を印刷用のCMYKデータとして出力する印刷用色変換部とを備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
また、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、加法混色のレッド,グリーン,ブルーの各色信号であるRGBデータによって構成されるそれぞれの画素データが有彩色のデータであるか否かを判定し、前記RGBデータと対応付けられており、前記各色信号のレベルを示すR,G,B値とL*a*b*表色系のL*,a*,b*値との対応関係を示す第1のカラープロファイルを参照して、前記画素データが有彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値におけるa*,b*の値のみを彩度を上げる方向に変換し、前記画素データが無彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値を変換せずそのままの値として、修整RGBデータを生成し、L*a*b*表色系のL*,a*,b*値と減法混色のシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの各色信号のレベルを示すC,M,Y,K値との対応関係を示す第2のカラープロファイルを参照して、前記修整RGBデータにおけるL *,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値を前記第2のカラープロファイルより選択し、前記第2のカラープロファイルにおける選択されたL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を印刷用のCMYKデータとして出力することを特徴とする画像処理方法を提供する。
さらに、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、コンピュータに、加法混色のレッド,グリーン,ブルーの各色信号であるRGBデータによって構成されるそれぞれの画素データが有彩色のデータであるか否かを判定する判定ステップと、前記RGBデータと対応付けられており、前記各色信号のレベルを示すR,G,B値とL*a*b*表色系のL*,a*,b*値との対応関係を示す第1のカラープロファイルを参照して、前記画素データが有彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値におけるa*,b*の値のみを彩度を上げる方向に変換し、前記画素データが無彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値を変換せずそのままの値として、修整RGBデータを生成する生成ステップと、L*a*b*表色系のL*,a*,b*値と減法混色のシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの各色信号のレベルを示すC,M,Y,K値との対応関係を示す第2のカラープロファイルを参照して、前記修整RGBデータにおけるL *,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値を前記第2のカラープロファイルより選択する選択ステップと、前記第2のカラープロファイルにおける選択されたL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を印刷用のCMYKデータとして出力する出力ステップとを実行させることを特徴とする画像処理プログラムを提供する。

Claims (9)

  1. 加法混色のレッド,グリーン,ブルーの各色信号のレベルを示すR,G,B値とL*a*b*表色系のL*,a*,b*値との対応関係を示す第1のカラープロファイルを参照して、RGBデータのうち、有彩色のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値におけるa*,b*の値のみを彩度を上げる方向に変換し、無彩色のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値を変換せずそのままの値とした修整RGBデータを生成する色変換モジュールと、
    L*a*b*表色系のL*,a*,b*値と減法混色のシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの各色信号のレベルを示すC,M,Y,K値との対応関係を示す第2のカラープロファイルを参照して、前記修整RGBデータにおけるそれぞれのR,G,B値に対応するL*,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値を前記第2のカラープロファイルより選択し、選択されたL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を印刷用のCMYKデータとして出力する印刷用色変換部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1のカラープロファイルにおけるシアンの色相のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値のa*の値とb*の値をa1,b1とし、前記色変換モジュールによって変換したa*の値とb*の値をa2,b2としたとき、
    前記色変換モジュールは、
    a2が(−0.0008×a1+0.0065×a1+1.596×a1+0.7609)から(−0.0018×a1−0.0587×a1+0.509×a1−0.8142)までの第1の範囲となるように、a1をa2に変換し、
    b2が(−0.0004×b1+0.0077×b1+1.5267×b1−1.7158)から(−0.0007×b1−0.0224×b1+0.9027×b1+0.2427)までの第2の範囲となるように、b1をb2に変換する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記第1のカラープロファイルにおけるマゼンタの色相のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値のa*の値とb*の値をa1,b1とし、前記色変換モジュールによって変換したa*の値とb*の値をa2,b2としたとき、
    前記色変換モジュールは、
    a2が(−0.0006×a1+0.0257×a1+1.0074×a1+1.9869)から(−0.0002×a1+0.0103×a1+0.9148×a1−0.6582)までの第1の範囲となるように、a1をa2に変換し、
    b2が(+0.5015×b1−0.0698×b1−3.6577×b1−1.1779×b1+1.1221)から(+0.1862×b1−0.0994×b1−1.3049×b1+0.8372×b1+0.6918)までの第2の範囲となるように、b1をb2に変換する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記第1のカラープロファイルにおけるイエロの色相のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値のa*の値とb*の値をa1,b1とし、前記色変換モジュールによって変換したa*の値とb*の値をa2,b2としたとき、
    前記色変換モジュールは、
    a2が(−0.0741×a1−0.2281×a1+1.5887×a1−0.0597)から(−0.169×a1−1.2732×a1−1.6351×a1−1.6855)までの第1の範囲となるように、a1をa2に変換し、
    b2が(+0.0002×b1−0.0557×b1+3.8295×b1−19.174)から(−0.0005×b1+0.0496×b1−0.1869×b1+9.3544)までの第2の範囲となるように、b1をb2に変換する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記第1のカラープロファイルにおけるレッドの色相のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値のa*の値とb*の値をa1,b1とし、前記色変換モジュールによって変換したa*の値とb*の値をa2,b2としたとき、
    前記色変換モジュールは、
    a2が(−0.0005×a1+0.0216×a1+1.0642×a1+0.9702)から(−0.00002×a1−0.002×a1+1.1574×a1−1.1551)までの第1の範囲となるように、a1をa2に変換し、
    b2が(−0.0188×b1+0.7331×b1−7.7264×b1+36.954)から(−0.0025×b1+0.1078×b1−0.4953×b1+7.8243)までの第2の範囲となるように、b1をb2に変換する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記第1のカラープロファイルにおけるグリーンの色相のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値のa*の値とb*の値をa1,b1とし、前記色変換モジュールによって変換したa*の値とb*の値をa2,b2としたとき、
    前記色変換モジュールは、
    a2が(−0.0002×a1+0.0071×a1+1.4745×a1+0.3966)から(−0.0002×a1−0.0067×a1+1.0257×a1+0.6624)までの第1の範囲となるように、a1をa2に変換し、
    b2が(−0.0641×b1+2.0252×b1−18.747×b1+63.726)から(−0.0054×b1+0.1898×b1−0.9854×b1+7.2331)までの第2の範囲となるように、b1をb2に変換する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 前記第1のカラープロファイルにおけるブルーの色相のR,G,B値に対応するL*,a*,b*値のa*の値とb*の値をa1,b1とし、前記色変換モジュールによって変換したa*の値とb*の値をa2,b2としたとき、
    前記色変換モジュールは、
    a2が(+0.3214×a1−5.6805×a1+30.456×a1−41.552)から(+0.1 894×a1−3.2752×a1+17.774×a1−24.191)までの第1の範囲となるように、a1をa2に変換し、
    b2が(−0.0004×b1−0.0137×b1+0.9175×b1−1.1038)から(−0.0001×b1−0.004×b1+0.985×b1+0.0013)までの第2の範囲となるように、b1をb2に変換する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  8. 加法混色のレッド,グリーン,ブルーの各色信号のレベルを示すR,G,B値とL*a*b*表色系のL*,a*,b*値との対応関係を示す第1のカラープロファイルを参照して、RGBデータによって構成されるそれぞれの画素データが有彩色のデータであるか否かを判定し、
    前記画素データが有彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値におけるa*,b*の値のみを彩度を上げる方向に変換し、前記画素データが無彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値を変換せずそのままの値として、修整RGBデータを生成し、
    L*a*b*表色系のL*,a*,b*値と減法混色のシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの各色信号のレベルを示すC,M,Y,K値との対応関係を示す第2のカラープロファイルを参照して、前記修整RGBデータにおけるそれぞれのR,G,B値に対応するL*,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値を前記第2のカラープロファイルより選択し、
    前記第2のカラープロファイルにおける選択されたL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を印刷用のCMYKデータとして出力する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  9. コンピュータに、
    加法混色のレッド,グリーン,ブルーの各色信号のレベルを示すR,G,B値とL*a*b*表色系のL*,a*,b*値との対応関係を示す第1のカラープロファイルを参照して、RGBデータによって構成されるそれぞれの画素データが有彩色のデータであるか否かを判定するステップと、
    前記画素データが有彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値におけるa*,b*の値のみを彩度を上げる方向に変換し、前記画素データが無彩色のデータであれば、R,G,B値に対応するL*,a*,b*値を変換せずそのままの値として、修整RGBデータを生成するステップと、
    L*a*b*表色系のL*,a*,b*値と減法混色のシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの各色信号のレベルを示すC,M,Y,K値との対応関係を示す第2のカラープロファイルを参照して、前記修整RGBデータにおけるそれぞれのR,G,B値に対応するL*,a*,b*値に最も近似するL*,a*,b*値を前記第2のカラープロファイルより選択するステップと、
    前記第2のカラープロファイルにおける選択されたL*,a*,b*値に対応するC,M,Y,K値を印刷用のCMYKデータとして出力するステップと、
    を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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