JP2016144053A - 通信仲介装置、通信仲介方法、コンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】メールアドレス等の個人情報の漏洩を防止しつつ、通信スペックの異なる情報端末間の通信を仲介する通信仲介装置を提供する。【解決手段】通信仲介装置10は、発信元端末20aと複数の受信先端末20bとの間の通信を仲介する。通信仲介装置10は、発信元端末20a及び受信先端末20bとの間で識別可能な発信元ID及び受信先IDを、発信元端末20a及び受信先端末20bの通信スペック及び通信アドレスを含む通信設定情報と関連付けて登録する。通信仲介装置10は、発信元端末20aから、受信先ID、伝達対象情報の掲載領域へのアクセス先、及び伝達対象情報の緊急度を表す情報を受け付ける。通信仲介装置10は、受け付けた受信先IDに関連付けて登録された受信先端末20bの通信スペック及び緊急度に応じて、伝達対象情報を編集し、当該受信先端末20bに伝達する。【選択図】図2
Description
この発明は、スマートフォンや携帯電話等の情報端末を用いて構築される連絡網システムにおいて、情報端末間の通信を仲介する通信仲介装置に関する。
スマートフォンや携帯電話等の情報端末の普及により、情報端末を用いた連絡網システムの構築が一般的になっている。例えば、学校や商店、団体等のグループで連絡網システムを構築することで、グループの構成員(ユーザ)が所持する情報端末への連絡通知を簡単に行うことができるようになる。情報端末を用いた連絡網システムでは、個人情報の保護が重要である。例えば、学校では、学校側から生徒の保護者宛に電子メールを用いて各種の連絡を行う場合、連絡網システムにより保護者間でメールアドレスが漏洩することを防止しなければならない。
特許文献1には、メールアドレス等の個人情報が外部に漏洩することを防止する連絡網システムが開示されている。この連絡網システムでは、発信者の発信者識別情報が、複数の受信者の各受信者識別情報に関連付けられる。発信者からの連絡情報は、待機連絡情報として発信者識別情報に関連付けされてサーバに記憶される。連絡情報の取得を希望する受信者は、自身の受信者識別情報に関連付けられる発信者識別情報により待機連絡情報を特定して取得する。このような構成であるため、連絡網システムでは、メールアドレス等の個人情報が外部に漏洩することを防止することができる。
情報端末は年々高性能化しており、通信環境の変化も著しい。そのために、同じグループに属するユーザであっても、所持する情報端末の性能は様々である。例えば、スマートフォンと携帯電話とでは、情報処理能力、通信速度等による通信スペックがまったく異なる。そのために連絡網システムを用いて連絡通知を行う発信元端末では、スマートフォン用の連絡通知と携帯電話用の連絡通知とを行う必要があり、運用が複雑になる。例えば、特許文献1のような連絡システムでは、スマートフォン用の待機連絡情報と携帯電話用の待機連絡情報とをサーバ内に用意する必要があり、運用が煩わしく、またハードディスク等の資源を浪費することになる。
本発明は、上記の問題に鑑み、メールアドレス等の個人情報の漏洩を防止しつつ、通信スペックの異なる情報端末間の通信を仲介する通信仲介装置を提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決するための本発明の通信仲介装置は、情報端末間の1対N(Nは自然数)の通信を仲介する装置であって、情報の発信元と受信先との間でのみ識別可能な発信元IDおよび受信先IDを、各々の情報端末の通信スペックおよび通信アドレスを含む通信設定情報と関連付けて登録する登録手段と、登録された発信元の情報端末から前記受信先ID、前記発信元IDを含む伝達対象情報の掲載領域へのアクセス先、および、前記伝達対象情報の緊急度を表す情報を受け付ける受付手段と、前記アクセス先から特定される伝達対象情報を前記受信先の情報端末の通信スペックに適合する表示態様に編集する編集手段と、前記編集された伝達対象情報を前記受信先の通信アドレスに向けて前記緊急度に応じて異なる表示態様で伝達する伝達手段とを備える。前記発信元および前記受信先の通信アドレスは、それぞれ他方の情報端末へ出力せずに装置内で秘匿することを特徴とする。
本発明によれば、伝達対象情報を受信先の情報端末の通信スペック及び緊急度に応じて異なる表示態様で伝達する。また、通信は通信アドレスにより行い、発信元及び受信先の通信アドレスは、それぞれ他方の情報端末に出力しない。そのために個人情報の漏洩を防止しつつ、通信スペックの異なる情報端末を含む連絡網システムを容易に構築することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
[連絡網システムの構成]
図1は、本実施形態の連絡網システムの全体構成図である。連絡網システム1は、例えば一つの学校や商店、団体等のグループの連絡網を通信手段で実現するものであり、通信仲介装置10及び複数の情報端末20をネットワーク30に接続して構成される。ネットワーク30は、インターネットや公衆通信回線等である。
[連絡網システムの構成]
図1は、本実施形態の連絡網システムの全体構成図である。連絡網システム1は、例えば一つの学校や商店、団体等のグループの連絡網を通信手段で実現するものであり、通信仲介装置10及び複数の情報端末20をネットワーク30に接続して構成される。ネットワーク30は、インターネットや公衆通信回線等である。
通信仲介装置10は、複数の情報端末20間の1対N(Nは自然数)の通信を仲介するサーバであり、連絡網システム1に登録された複数の情報端末20の各々を、識別情報(端末ID)により管理する。端末IDは、例えばニックネーム等、連絡網システム1を利用する者にのみ通用する名称を用いることができる。
なお、通信仲介装置10は、他の連絡網システムにおいて共用することができる。つまり、図1に示された連絡網システム1は、複数存在する連絡網システムの一つである。
なお、通信仲介装置10は、他の連絡網システムにおいて共用することができる。つまり、図1に示された連絡網システム1は、複数存在する連絡網システムの一つである。
情報端末20は、スマートフォンや携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の通信機能を備えた情報処理装置である。本明細書では、連絡情報を発信する発信元の情報端末20を「発信元端末」、その端末の端末IDを「発信元ID」という。また、連絡情報を受信する受信先の情報端末20を「受信先端末」、その端末の端末IDを「受信先ID」という。各情報端末20は、発信元端末、受信先端末のいずれとしても機能する。
図2は、情報端末20間で連絡情報を送信するときの情報の流れを示す説明図である。以後の説明では、情報端末20が情報の発信元端末として機能するときは発信元端末20a、情報の受信先端末20bとして機能するときは受信先端末20bと表記する。図2の例では、受信先端末20bを3つ例示しているが、この数は任意である。
発信元端末20aは、通信仲介装置10を介して、情報を受信先端末20bへ伝達する。発信元端末20aからの情報を便宜上「連絡情報」という。本実施形態では、各受信先端末20bの通信スペックがさまざまであることを前提とする。つまり、ある受信先端末20bはスマートフォンであり、他の受信先端末20bは携帯電話、あるいは、通信機能を備えた情報処理装置であるものとする。一般に、スマートフォンと携帯電話ではスマートフォンの方が情報処理能力や情報の表示能力が高く、通信速度も高速なものに対応している。そのため、情報を画像で表現することができる。通信機能を備えた情報処理装置も同様である。これに対して携帯電話は、テキストデータでしか情報を表現することができず、情報の表示エリアも小さい。
そのため、すべての受信先端末20bに対して同じデータ形式の連絡情報を通知すると、受信先端末20bによっては、連絡情報を表示できないことがある。そのために通信仲介装置10は、連絡情報を、予め登録された受信先端末20bの通信スペックに適合した表示態様に編集し、編集後の情報を受信先端末20bへ伝達する。編集後の情報を便宜上「伝達情報」と呼ぶ。
そのため、すべての受信先端末20bに対して同じデータ形式の連絡情報を通知すると、受信先端末20bによっては、連絡情報を表示できないことがある。そのために通信仲介装置10は、連絡情報を、予め登録された受信先端末20bの通信スペックに適合した表示態様に編集し、編集後の情報を受信先端末20bへ伝達する。編集後の情報を便宜上「伝達情報」と呼ぶ。
通信仲介装置10は、発信元端末20aから送られた連絡情報の内容及び表示態様を解析し、その表示態様のまま伝達できる通信スペックの受信先端末20bに対しては、連絡情報と同等の表示態様の伝達情報に編集し、これをその受信先端末20bへ伝達する。他方、携帯電話のような通信スペックの低い受信先端末20bに対しては、簡素な表示態様の伝達情報に編集し、これをその受信先端末20bへ伝達する。連絡情報に緊急度が設定されている場合、通信仲介装置10はこの緊急度の内容を解析し、解析結果に応じた表示態様に編集することができる。
本実施形態では、通信スペックの高い情報端末20には、互いに連絡情報を送受信するための専用のアプリケーションソフトウェア(以下、「専用AP」という。)がインストールされているものとする。専用APがインストールされた情報端末20間では、連絡情報の送受信を、各々を操作するユーザ間でのみ通用する端末IDをそのまま用いて行うことができる。発信元端末20a及び受信先端末20bは、これらの端末IDを通じて互いに相手を特定することができる。そのため、専用APがインストールされた情報端末20間では、メールアドレスを使用する必要がないため、メールアドレスの漏洩が生じることがない。
これに対し、いずれかの発信元端末20a又は受信先端末20bが専用APをインストールしたものでない場合、通信仲介装置10は、当該発信元端末20a又は受信先端末20bとの間の通信を、電子メールを通じて行う。例えば、受信先端末20bの一つが携帯電話であった場合、通信仲介装置10は、発信元端末20aから指定された受信先端末20bの端末IDに関連付けられている当該受信先端末20bのメールアドレスを確認し、このメールアドレスによりその受信先端末20bへ連絡情報を送信する。携帯電話への電子メールによる連絡情報の送信は、例えば該携帯電話の移動体通信事業者が提供する電子メールサービスを用いて行われる。この場合、メールアドレスは、通信仲介装置10と受信先端末20bとの間でのみ用いられるため、発信元端末20aや他の受信先端末20bに対するメールアドレスの漏洩が生じることがない。
つまり、専用APがインストールされているか否かに関わらず、発信元端末20aは、受信先端末20bを指定するときに端末IDだけを用いれば良く、メールアドレスを指定する必要がない。専用APがインストールされた情報端末20は、メールアドレスその他の個人情報を登録する必要もない。情報端末20が連絡網システム1以外の他の連絡網システムにも所属する場合、専用APをインストールすることで、複数の連絡網システムの各々から、伝達情報を受信することができる。
図3(a)は連絡情報のデータ構造の例示図であり、図3(b)は伝達情報のデータ構造の例示図である。連絡情報は、連絡網システム1を識別するための連絡網ID、受信先端末20bの受信先ID、発信元端末20aの発信元ID、連絡内容、及び連絡情報の緊急度を含む。連絡内容は、連絡文や、受信先端末20bに伝達する情報である伝達対象情報の掲載領域へのアクセス先を表すアドレス等が含まれる。受信先端末20bが複数になる場合、受信先IDも複数となる。
なお、発信元端末20aから連絡網システム1に登録されるすべての情報端末20に連絡する場合(自端末を含む)、受信先IDを空欄、あるいは、「all」としてもよい。緊急度は、発信元端末20aが任意に指定する。
伝達情報は、受信先端末20bの通信アドレス(端末自体のアドレス)又はメールアドレス、及び表示情報を含む。表示情報は、連絡情報の連絡内容を受信先端末20bのディスプレイに表示させるための情報である。
なお、発信元端末20aから連絡網システム1に登録されるすべての情報端末20に連絡する場合(自端末を含む)、受信先IDを空欄、あるいは、「all」としてもよい。緊急度は、発信元端末20aが任意に指定する。
伝達情報は、受信先端末20bの通信アドレス(端末自体のアドレス)又はメールアドレス、及び表示情報を含む。表示情報は、連絡情報の連絡内容を受信先端末20bのディスプレイに表示させるための情報である。
通信仲介装置10は、発信元端末20aから連絡情報を受け付けると、受信先IDにより受信先端末20bを特定し、その通信スペックを確認する。その後、伝達対象情報の掲載領域から伝達対象情報を取得し、確認した通信スペックに適合する表示態様に当該伝達対象情報を編集する。通信仲介装置10は、また、編集した伝達対象情報を緊急度に応じた表示態様に再編集して表示情報を生成する。通信仲介装置10は、受信先IDやメールアドレスに表示情報を付加した伝達情報を作成し、受信先端末20bに伝達する。
[通信仲介装置の構成]
図4は、通信仲介装置10のハードウェア構成図である。通信仲介装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、記憶部14、通信インタフェース(I/F)15を備えるコンピュータの一種である。CPU11は、ROM12に格納されるコンピュータプログラムを、RAM13をワークエリアに用いて実行することで通信仲介装置10全体の動作を制御する。
図4は、通信仲介装置10のハードウェア構成図である。通信仲介装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、記憶部14、通信インタフェース(I/F)15を備えるコンピュータの一種である。CPU11は、ROM12に格納されるコンピュータプログラムを、RAM13をワークエリアに用いて実行することで通信仲介装置10全体の動作を制御する。
記憶部14は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置である。記憶部14は、連絡網システム1に登録された情報端末20に関する情報を記憶する領域や伝達対象情報を記憶する領域を提供する。通信I/F15は、ネットワーク30を介して、各情報端末20との間の通信制御を行う。
通信仲介装置10には、CPU11がコンピュータプログラムを実行することで、連絡網の仲介に関する種々の機能が形成される。図5は、通信仲介装置10の機能ブロック図である。通信仲介装置10は、受付部101、登録部102、連絡情報管理部103、編集部104、伝達情報作成部105、伝達部106、及び制御部107を有するものとなる。
受付部101は、情報端末20から送信される各種情報を受け付け、受け付けた情報を、その種類に応じて各機能ブロックに振り分ける。受付部101は、情報端末20から、図3(a)に例示する連絡情報の他に、情報端末20の登録の際に該情報端末20から登録情報を受け付ける。さらに、受付部101は、発信元端末20aから伝達対象情報を受け付け、受信先端末20bから伝達対象情報の閲覧要求を受け付ける。
登録部102は、連絡網システム1に登録される情報端末20の登録情報を連絡網管理テーブルにより管理する。登録部102は、連絡網管理テーブルに、情報端末20の登録時に登録情報を追加し、情報端末20を登録解除するときに登録情報を削除する。通信仲介装置10が連絡網システム1のほかに、他の連絡網システムでも用いられる場合、連絡網管理テーブルは、連絡網システムの数だけ用意される。各連絡網テーブルは、連絡網IDにより識別される。情報端末20が複数の連絡網システムに登録されるときには、該情報端末20の登録情報が、複数の連絡網管理テーブルの各々に登録される。
図6は連絡網管理テーブルの内容の例示図である。連絡網管理テーブルは、連絡網IDに、連絡網名、該連絡網システム1に登録される情報端末20の登録情報を関連付けて構成される。連絡網名は、上述した学校名や商店名等のグループ名等である。登録情報は、情報端末20の端末ID及び該情報端末20の通信設定情報を含む。通信設定情報は、通信スペック、通信アドレス、及び連絡網システム1を利用するユーザの個人情報を含む。
通信スペックは、該情報端末20が専用APをインストールしているか、情報端末20の種類(スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等)、通信環境(3G、LTE、携帯電話網、WiFi等)により表される。情報端末20の種類により、情報処理能力等が判断される。専用APをインストールしている情報端末20、情報処理能力が高い情報端末20、通信速度が速い情報端末20が、通信スペックの高い情報端末20と判断される。
通信アドレスは、情報端末20に専用APがインストールされる場合、専用APにより識別可能な情報端末20に固有のアドレスである。専用AP毎に一意に割り当てられる個別の情報を用いることができる。なお、メールアドレスを通信アドレスとして登録することもできる。ユーザの個人情報は、例えば連絡網システム1が学校の連絡網であれば、学校名、学年、組、生徒の氏名、保護者の氏名等である。
通信アドレスは、情報端末20に専用APがインストールされる場合、専用APにより識別可能な情報端末20に固有のアドレスである。専用AP毎に一意に割り当てられる個別の情報を用いることができる。なお、メールアドレスを通信アドレスとして登録することもできる。ユーザの個人情報は、例えば連絡網システム1が学校の連絡網であれば、学校名、学年、組、生徒の氏名、保護者の氏名等である。
連絡情報管理部103は、連絡網システム1で送受信される連絡情報を管理する。連絡情報管理部103は、連絡情報により指示される伝達対象情報の掲載領域から伝達対象情報を取得して、記憶部14に記憶する。通信仲介装置10が複数の連絡網システム1で用いられる場合、連絡情報管理部103は、伝達対象情報を連絡網IDに関連付けて記憶する。連絡情報管理部103は、また、通信仲介装置10が連絡網システム1に提供する掲示板の管理を行う。掲示板は、連絡網IDに関連付けられており、当該連絡網システム1に登録された情報端末20によりネットワーク30を介して読み書きされ、例えば即時性を必要としない連絡に利用される。掲示板に書き込みがあると、連絡情報管理部103は、連絡網システム1に登録された情報端末20に、掲示板の内容が更新されたことを通知する。掲示板に伝達対象情報が書き込まれてもよい。
編集部104は、連絡情報管理部103で管理される伝達対象情報を、受信先端末20bの通信スペックに適合する表示態様に編集する。編集部104は、連絡網管理テーブルにより受信先端末20bの通信スペックを確認し、通信スペックが高ければ詳細な表示態様の伝達対象情報を作成し、通信スペックが低ければ簡素な表示態様の伝達対象情報を作成する。例えば、編集部104は、通信スペックの高い受信先端末20b用に伝達対象情報を専用APで表示するための表示態様に編集し、通信スペックの低い受信先端末20b用に伝達対象情報を携帯電話のメーラで表示するための表示態様に編集する。
伝達情報作成部105は、編集部104で編集された伝達対象情報に応じて伝達情報を作成する。伝達情報作成部105は、連絡情報から緊急度を解析し、解析結果に応じて、編集部104で編集された伝達対象情報の表示態様を変更する。伝達情報作成部105は、受信先端末20bの通信アドレスを連絡網管理テーブルにより確認し、該通信アドレス及び表示態様を変更した伝達対象情報の表示情報を含む伝達情報を作成する。
伝達部106は、伝達情報作成部105で作成された伝達情報を、該伝達情報に含まれる通信アドレスの情報端末20に伝達する。制御部107は、上述した各機能による処理の手順や情報の送受信を制御する。
[情報端末の構成]
上述した通り、情報端末20の通信スペックはさまざまであるが、一例として専用APがインストールされたスマートフォンの構成例を説明する。図7は、情報端末20のハードウェア構成図である。情報端末20は、CPU21、ROM22、RAM23、記憶部24、通信インタフェース(I/F)25、及び入出力インタフェース(I/F)26を備えるコンピュータの一種である。CPU21は、ROM22に格納されるコンピュータプログラムを、RAM23をワークエリアに用いて実行することで情報端末20全体の動作を制御する。記憶部24は、HDDやSSD等の大容量記憶装置である。記憶部24は、伝達対象情報及び連絡網システム1を利用するにあたって必要な情報を記憶する。通信I/F25は、ネットワーク30を介した通信仲介装置10との間の通信制御を行う。入出力I/F26は、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置との間の入力制御及びディスプレイ等の出力装置との間の出力制御を行う。
上述した通り、情報端末20の通信スペックはさまざまであるが、一例として専用APがインストールされたスマートフォンの構成例を説明する。図7は、情報端末20のハードウェア構成図である。情報端末20は、CPU21、ROM22、RAM23、記憶部24、通信インタフェース(I/F)25、及び入出力インタフェース(I/F)26を備えるコンピュータの一種である。CPU21は、ROM22に格納されるコンピュータプログラムを、RAM23をワークエリアに用いて実行することで情報端末20全体の動作を制御する。記憶部24は、HDDやSSD等の大容量記憶装置である。記憶部24は、伝達対象情報及び連絡網システム1を利用するにあたって必要な情報を記憶する。通信I/F25は、ネットワーク30を介した通信仲介装置10との間の通信制御を行う。入出力I/F26は、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置との間の入力制御及びディスプレイ等の出力装置との間の出力制御を行う。
情報端末20には、CPU21がコンピュータプログラム(例えば専用AP)を実行することで、連絡網システム1に参加するための種々の機能が形成される。図8は、情報端末20の機能ブロック図である。情報端末20は、入力部201、表示部202、端末情報管理部203、情報作成部204、通信部205、及び制御部206が形成されるものとなる。
入力部201は、入力装置を用いたユーザによる指示を受け付ける。ユーザは、入力装置により文字入力や指示入力等を行う。表示部202は、出力装置に画像を表示する。
端末情報管理部203は、自装置の端末ID、自装置が登録された連絡網システム1の連絡網ID、個人情報等を管理する。端末ID及び連絡網システム1の連絡網IDは、事前に連絡網システム1の管理者(例えば学校)から印刷物等により配布される。印刷物には、その他に、専用APをダウンロードするための情報として二次元コードやアドレス、通信仲介装置10のメールアドレス等が記載される。ユーザは、登録時に連絡網ID、端末ID、及び個人情報を入力装置から入力する。端末情報管理部203は、これらの入力された情報を記憶部24に記憶して管理する。
情報作成部204は、入力部201からの入力に応じて図3(a)に示す連絡情報や登録情報を作成する。連絡情報の作成時、情報作成部204は、通信仲介装置10が保持する自装置が登録された連絡網管理テーブルから、自装置の装置ID以外の装置IDを受信先IDとして取得し、端末情報管理部203から自装置の端末IDを発信元IDとして取得する。伝達対象情報は、ユーザにより予め作成されており、記憶部24や通信仲介装置10の記憶部14に記憶されている。緊急度は、入力部201から入力される。情報作成部204は、受信先ID、発信元ID、伝達対象情報掲載領域へのアクセス先、及び緊急度により連絡情報を作成する。
情報作成部204は、端末情報管理部203で管理される自装置の端末ID、連絡網ID、ユーザの個人情報に、該情報端末20の通信スペックを付加して登録情報を作成する。専用APがインストールされている場合には、登録情報に、専用APに割り当てられる個別の情報が付加される。
情報作成部204は、端末情報管理部203で管理される自装置の端末ID、連絡網ID、ユーザの個人情報に、該情報端末20の通信スペックを付加して登録情報を作成する。専用APがインストールされている場合には、登録情報に、専用APに割り当てられる個別の情報が付加される。
通信部205は、情報端末20を通信仲介装置10に登録する場合には、登録情報を通信仲介装置10に送信する。通信部205は、情報端末20が発信元端末20aとして機能する場合には、連絡情報や伝達対象情報を通信仲介装置10に送信する。通信部205は、情報端末20が受信先端末20bとして機能する場合には、伝達情報や伝達対象情報を受信する。
制御部206は、これらの各機能ブロックによる処理や情報の送受信を制御して、情報端末20を発信元端末20a及び受信先端末20bとして機能させる。制御部206は、表示部202に画像を表示させる。制御部206は、例えば通信部205で受信した伝達情報に応じた画像を表示部202に表示させる。制御部206は、入力部201で受け付けた指示に応じた処理を行う。
[登録処理]
図9は、情報端末20を通信仲介装置10に登録する際の処理手順説明図である。ここでは、学校の連絡網システム1に情報端末20を登録する場合の例が示されている。情報端末20のユーザは、予め学校のID(連絡網ID)、登録者のID(端末ID)、専用APをダウンロードするための二次元コードやアドレス、通信仲介装置10のメールアドレス等が記載された印刷物を所持する。
図9は、情報端末20を通信仲介装置10に登録する際の処理手順説明図である。ここでは、学校の連絡網システム1に情報端末20を登録する場合の例が示されている。情報端末20のユーザは、予め学校のID(連絡網ID)、登録者のID(端末ID)、専用APをダウンロードするための二次元コードやアドレス、通信仲介装置10のメールアドレス等が記載された印刷物を所持する。
専用APがインストールされた情報端末20を用いる場合、ユーザは、専用APを実行することで表示される登録画面から登録処理を行う。ユーザは、情報端末20により、印刷物に記載された専用APをダウンロードするための二次元コードやアドレスを用いてダウンロードサイトにアクセスし、専用APをダウンロードしてインストールする。
専用APがインストールされていない情報端末20を用いる場合、ユーザは、通信仲介装置10に対して電子メールを送信し、この電子メールに対する返信により登録画面にアクセスする。返信には登録画面にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)が含まれており、ユーザは、このURLにより登録画面にアクセスする。ユーザは、情報端末20に表示される登録画面から登録処理を行う。
専用APがインストールされていない情報端末20を用いる場合、ユーザは、通信仲介装置10に対して電子メールを送信し、この電子メールに対する返信により登録画面にアクセスする。返信には登録画面にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)が含まれており、ユーザは、このURLにより登録画面にアクセスする。ユーザは、情報端末20に表示される登録画面から登録処理を行う。
いずれの登録画面も、最初に、学校のIDの入力画面が表示される。情報端末20は、ユーザの操作により、学校のIDが入力される(S101)。情報端末20は、学校のIDが入力されると、登録者IDの入力画面を表示する。情報端末20は、ユーザの操作により登録者のIDが入力される(S102)。端末情報管理部203は、入力された学校のID及び登録者のIDを記憶部24に記憶する。情報端末20は、学校のID及び登録者のIDを通信仲介装置10に送信する。通信仲介装置10は、情報端末20から学校のID及び登録者のIDを受信して、学校のIDに対応する学校名(連絡網名)を返信する。情報端末20は、返信された学校名の確認画面を表示部202に表示する(S103)。確認画面には、学校名の他に、登録画面を次に進めるボタンと、学校のIDの入力画面に戻るボタンとが含まれる。
ユーザは、表示された学校名を確認する。ユーザは、学校名が参加する連絡網システム1のものでなければ、学校のIDの入力画面に戻るボタンを押下する。情報端末20は、これにより学校のIDの入力画面を表示する(S104:N、S101)。表示された学校名が参加する連絡網システム1のものであれば、ユーザは、登録画面を次に進めるボタンを押下する。情報端末20は、これにより学年及び組の入力画面を表示する(S104:Y)。ユーザは、学年の選択画面から学年及び組を入力する(S105)。
学年及び組が入力されると、情報端末20は、登録者情報の入力画面を表示する(S106)。登録者情報には、例えば、この学校に通学する子供の氏名、ふりがな、保護者名がある。ユーザが登録者情報を入力すると、情報端末20は、入力された学年、組、登録者情報を通信仲介装置10に送信する(S107)。
通信仲介装置10は、情報端末20から送信されたこれらの情報を受信して、登録部102により該当する連絡網管理テーブルに登録する。登録部102は、ステップS101で入力された学校のIDを連絡網IDとして連絡網管理テーブルを特定する。登録部102は、ステップS102で入力された登録者のIDを登録情報の端末IDとし、専用APを用いて登録処理が行われていれば、該情報端末20を通信スペックが高い装置として登録する。登録部102は、通信アドレスに、該情報端末20にダウンロードされた専用APに割り当てられる個別の情報又は登録画面にアクセスするために送信された電子メールの送信アドレスを登録する。登録部102は、個人情報に、学年、組、登録者情報を登録する。
引き続き同じ連絡網システム1への登録処理を行う場合、情報端末20は、登録者IDの入力画面を表示する(S108:Y、S102)。同じ学校に兄弟で通学する場合には、保護者は、兄弟分の登録が必要になる。各学年、組により、連絡情報が異なる場合があるためである。次の登録がなければ登録処理は終了する(S108:N)。
以上のような処理により、情報端末20が学校の連絡網システム1に登録される。学校以外のグループであっても、同様の処理により情報端末20が登録される。専用APで登録処理を行う場合、情報端末20は、通信仲介装置10にメールアドレスを送信する必要はない。
[連絡処理]
図10は、連絡情報を送信する際の処理手順説明図である。連絡情報の送信時に発信元端末20aは、伝達対象情報を作成する。伝達対象情報は、発信元端末20aの記憶部24或いは通信仲介装置10の記憶部14に記憶される。
図10は、連絡情報を送信する際の処理手順説明図である。連絡情報の送信時に発信元端末20aは、伝達対象情報を作成する。伝達対象情報は、発信元端末20aの記憶部24或いは通信仲介装置10の記憶部14に記憶される。
発信元端末20aは、使用する連絡網システム1を識別する連絡網ID、自身の端末ID(発信元ID)、及び連絡情報を送信する相手の端末ID(受信先ID)により、情報作成部204により連絡情報を作成して、通信仲介装置10に送信する(S201)。情報作成部204は、伝達対象情報の掲載領域へのアクセス先及び伝達対象情報の緊急度を取得して、連絡情報を作成する。情報作成部204は、例えば、通信仲介装置10が保持する連絡網管理テーブルを確認することで受信先IDを取得する。受信先IDは、連絡網管理テーブルに登録されているすべての情報端末20の端末IDとしてもよいが、個別に連絡情報を送信する場合には、通信対象となる情報端末20の端末IDのみとしてもよい。
通信仲介装置10は、発信元端末20aから連絡情報を受信して(S202)、連絡情報に含まれる受信先IDにより、受信先端末20bの端末IDを特定する。通信仲介装置10は、連絡情報に含まれる連絡網IDにより特定される連絡網管理テーブルを参照して、受信先IDにより特定した端末IDに関連付けられる該受信先端末20bの通信スペックを確認する(S203)。編集部104は、連絡情報に含まれる伝達対象情報の掲載領域へのアクセス先から伝達対象情報を取得し、取得した伝達対象情報を、確認した通信スペックに適合する表示態様に編集する(S204)。伝達情報作成部105は、連絡情報に含まれる緊急度を確認する(S205)。伝達情報作成部105は、編集された伝達対象情報を緊急度に応じた表示態様で表すように表示情報を作成する(S206)。伝達情報作成部105は、表示情報に、受信先IDにより特定した端末IDに関連付けられる通信アドレスを付加することで伝達情報を作成して送信する(S207)。
受信先端末20bは、通信仲介装置10から送信された伝達情報に自装置の通信アドレスが含まれていればこれを受信し、受信した伝達情報に含まれる表示情報に応じた画像を表示装置に表示する(S208)。表示態様は、受信先端末20bの通信スペック及び緊急度に応じて、同じ伝達対象情報でも異なったものとなる。例えば、受信先端末20bの通信スペックが高く、緊急度が低ければ、伝達対象情報をそのまま表示する。受信先端末20bの通信スペックが低く緊急度が低ければ、伝達対象情報があることを表示して、受信先端末20bのユーザに伝達対象情報へのアクセスを促す。緊急度が高ければ、受信先端末20bの通信スペックに依らず、単に「緊急」の文字を表示するのみであったり、文字の表示とともに音により緊急の連絡があることを報知してもよい。
本実施形態では、表示情報に応じた画像が伝達対象情報にリンクされており、このリンクを辿ることで伝達対象情報の取得が可能となっている。受信先端末20bは、ユーザがこのリンクを辿る指示を行うことで、伝達対象情報を通信仲介装置10に要求する(S209)。
本実施形態では、表示情報に応じた画像が伝達対象情報にリンクされており、このリンクを辿ることで伝達対象情報の取得が可能となっている。受信先端末20bは、ユーザがこのリンクを辿る指示を行うことで、伝達対象情報を通信仲介装置10に要求する(S209)。
通信仲介装置10は、伝達対象情報の要求があると、編集を行う前の伝達対象情報を該受信先端末20bに送信する(S210)。受信先端末20bは、伝達対象情報を受信して表示する(S211)。以上のような処理により、発信元端末20aから受信先端末20bへの連絡情報の送信が終了する。
[運用形態例]
以下、学校が連絡網システム1により各種の連絡を行う例について説明する。学校の情報端末20は、発信元端末20aとして機能する。学校は、連絡用ホームページを発信元端末20a、通信仲介装置10、或いは他のWebサーバ内に有している。連絡用ホームページは、伝達対象情報として、年間行事等の連絡や緊急時の連絡がアップロードされる。発信元端末20aは、専用APがインストールされており、専用APから連絡用ホームページに直接アクセス可能となっている。
以下、学校が連絡網システム1により各種の連絡を行う例について説明する。学校の情報端末20は、発信元端末20aとして機能する。学校は、連絡用ホームページを発信元端末20a、通信仲介装置10、或いは他のWebサーバ内に有している。連絡用ホームページは、伝達対象情報として、年間行事等の連絡や緊急時の連絡がアップロードされる。発信元端末20aは、専用APがインストールされており、専用APから連絡用ホームページに直接アクセス可能となっている。
学校が所有する発信元端末20aは、連絡網システム1の管理を行い、学校全体の連絡網の他に、学年毎、組毎のようなグループ毎の連絡網を連絡網システム1内に設ける。これは、連絡網管理テーブルの個人情報に保存される学年、組等の属性を表す属性情報を参照することで可能である。例えば、発信元端末20aは、連絡情報に含まれる受信先IDに、端末IDに代えて属性(学年、組)を設定する。通信仲介装置10は、この連絡情報を受け付けて、受信先IDに設定された属性により連絡網管理テーブルを検索することで、受信先IDに設定された属性と同じ属性情報を個人情報に含む端末IDを特定し、これを受信先IDとする。これにより、連絡網システム1に登録された情報端末20中の共通の属性を有する情報端末20に対して、グループ単位の連絡情報の送信が可能となる。
図11は、伝達対象情報の入力画面の例示図である。この入力画面は、例えば専用APの起動により表示される。入力画面は、伝達対象情報の登録日、インデックス、内容が入力可能となっている。インデックス及び内容は、フォントやフォント飾りを自由に設定可能である。また、内容欄には画像の貼り付けも可能である。ユーザが情報端末20によりこれらの項目に入力することで、連絡用ホームページに伝達対象情報がアップロードされる。
伝達対象情報がアップロードされると、発信元端末20aにより、連絡情報が作成されて通信仲介装置10に送信される。図12は、連絡情報の作成画面の例示図である。連絡情報の作成画面は、受信先、伝達対象情報のアクセス先、緊急度の入力が可能となっている。受信先は、通信仲介装置10が保持する連絡網管理テーブルに基づいて入力される。受信先には、個別の端末ID、属性、連絡網システム1に登録されたすべての情報端末20の端末ID、を指定することができる。伝達対象情報のアクセス先は、連絡用ホームページの伝達対象情報のアップロード先のアドレスである。緊急度は、この例では、「高い」、「通常」、「低い」の3段階から選択可能となっている。情報作成部204は、連絡情報の作成画面による入力情報に、端末情報管理部203で管理される自装置の端末ID及び連絡網IDを付加することで連絡情報を作成する。
緊急度の高い連絡情報を送信する場合には、受信先が連絡網システム1に登録されているすべての情報端末20の端末IDになり、伝達対象情報が定型文から選択されるようにしてもよい。定型文は、複数用意されており、適宜選択できるようにする。
連絡情報を受け付けた通信仲介装置10は、図10のステップS202〜S207の処理により伝達情報を作成する。伝達情報は、受信先端末20bに伝達される。受信先端末20bは、伝達情報を表示部202により表示する。図13は、伝達情報の表示例示図である。
伝達情報の表示画面には、図11の伝達対象情報の入力画面のインデックスの入力内容が、日時とともに表示される。また、過去の通知の一覧も表示される。過去の通知の一覧は、それぞれ伝達対象情報のアクセス先にリンクされており、選択されると当該伝達対象情報が表示される。なお、受信先端末20bの通信スペックが低い場合には、過去の通知一覧を非表示、或いは「通知」の表示のみを行って、通信スペックが低い場合でも伝達情報が受信表示できるようにする。また、受信先端末20bの通信スペックが高い場合には、過去の通知の一覧に代えて、伝達対象情報をそのまま表示するようにしてもよい。
緊急度が高い場合には、例えば、「緊急通知」のボタンのみが表示される。このボタンは、伝達対象情報にリンクされており、押下されることで伝達対象情報を表示する。
緊急度が高い場合には、例えば、「緊急通知」のボタンのみが表示される。このボタンは、伝達対象情報にリンクされており、押下されることで伝達対象情報を表示する。
図14は、掲示板が更新された際の伝達情報の表示例示図である。この受信先端末20bは、複数の連絡網システム1に登録される。ここでは、「A学校」、「B学校」、「C商店」の3つの連絡網システム1に登録されている。
伝達情報が伝達された受信先端末20bは、図14(a)に示すように、登録されている3つの連絡網システム1の選択画面を表示する。この場合、伝達情報には、連絡網IDが含まれる。選択画面の、伝達情報に含まれる連絡網IDに対応する連絡網名には、下線が引かれる。ユーザが連絡網名を押下することで、受信先端末20bは、図14(b)に示すような通知一覧の画像を表示する。更新された部分には下線が引かれる。図14(b)の例では、「3月の行事」が更新されている。ユーザが「3月の行事」を押下すると、図14(c)に示す掲示板(行事一覧)が表示される。このように掲示板の表示は階層化されている。
以上のような構成の連絡網システム1では、端末IDによる連絡情報の送受信が行われるために、メールアドレス等の通信アドレスを含む個人情報の漏洩の危険性が低くなる。通信仲介装置10は、装置内に個人情報を秘匿する。また、情報端末20の通信スペックに応じて伝達対象情報の表示態様を変化させるために、通信スペックの異なる情報端末20が連絡網システム1に登録されていても、通信スペックに応じた伝達対象情報を用意する必要が無い。そのために、連絡網システム1の運用が容易になり、ハードディスク等の資源の浪費を削減することができる。
1…連絡網システム、10…通信仲介装置、20…情報端末、20a…発信元端末、20b…受信先端末、30…ネットワーク
Claims (7)
- 情報端末間の1対N(Nは自然数)の通信を仲介する装置であって、
情報の発信元と受信先との間でのみ識別可能な発信元IDおよび受信先IDを、各々の情報端末の通信スペックおよび通信アドレスを含む通信設定情報と関連付けて登録する登録手段と、
登録された発信元の情報端末から前記受信先ID、前記発信元IDを含む伝達対象情報の掲載領域へのアクセス先、および、前記伝達対象情報の緊急度を表す情報を受け付ける受付手段と、
前記アクセス先から特定される伝達対象情報を前記受信先の情報端末の通信スペックに適合する表示態様に編集する編集手段と、
前記編集された伝達対象情報を前記受信先の通信アドレスに向けて前記緊急度に応じて異なる表示態様で伝達する伝達手段とを備え、
前記発信元および前記受信先の通信アドレスは、それぞれ他方の情報端末へ出力せずに装置内で秘匿することを特徴とする、
通信仲介装置。 - 前記登録手段は、前記受信先IDに関連付けて受信先の情報端末の属性を表す属性情報を登録しており、
前記受付手段は、前記受信先IDに代えて属性情報を受け付け、
前記伝達手段は、前記受け付けた属性情報と同じ属性情報を有する情報端末の受信先IDに関連付けられた通信アドレスに向けて、前記編集された伝達対象情報を前記緊急度に応じて異なる表示態様で伝達することを特徴とする、
請求項1記載の通信仲介装置。 - 前記登録手段は、前記通信アドレスに、電子メールのメールアドレスまたは受信先の情報端末に固有の情報を登録することを特徴とする、
請求項1または2記載の通信仲介装置。 - 前記登録手段は、前記通信スペックに応じて、前記通信アドレスに電子メールのメールアドレスまたは受信先の情報端末に固有の情報を登録することを特徴とする、
請求項3記載の通信仲介装置。 - 前記編集手段は、前記通信スペックが高いほど、前記伝達対象情報を詳細な表示態様に編集することを特徴とする、
請求項1〜4のいずれか1項記載の通信仲介装置。 - 情報端末間の1対N(Nは自然数)の通信を仲介する装置により実行される方法であって、
情報の発信元と受信先との間でのみ識別可能な発信元IDおよび受信先IDを、各々の情報端末の通信スペックおよび通信アドレスを含む通信設定情報と関連付けて登録しておき、
登録された発信元の情報端末から前記受信先ID、前記発信元IDを含む伝達対象情報の掲載領域へのアクセス先、および、前記伝達対象情報の緊急度を表す情報を受け付け、
前記アクセス先から特定される伝達対象情報を前記受信先の情報端末の通信スペックに適合する表示態様に編集し、
前記編集された伝達対象情報を前記受信先の通信アドレスに向けて前記緊急度に応じて異なる表示態様で伝達することで、前記発信元および前記受信先の通信アドレスをそれぞれ他方の情報端末へ出力せずに装置内で秘匿しつつ、前記情報を前記発信元から前記受信先に送ることを特徴とする、
通信仲介方法。 - 情報端末間の1対N(Nは自然数)の通信を仲介するコンピュータに、
情報の発信元と受信先との間でのみ識別可能な発信元IDおよび受信先IDを、各々の情報端末の通信スペックおよび通信アドレスを含む通信設定情報と関連付けて登録し、
登録された発信元の情報端末から前記受信先ID、前記発信元IDを含む伝達対象情報の掲載領域へのアクセス先、および、前記伝達対象情報の緊急度を表す情報を受け付け、
前記アクセス先から特定される伝達対象情報を前記受信先の情報端末の通信スペックに適合する表示態様に編集し、
前記編集された伝達対象情報を前記受信先の通信アドレスに向けて前記緊急度に応じて異なる表示態様で伝達することで、前記発信元および前記受信先の通信アドレスをそれぞれ他方の情報端末へ出力せずに装置内で秘匿しつつ、前記情報を前記発信元から前記受信先に送らせるためのコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015018853A JP2016144053A (ja) | 2015-02-02 | 2015-02-02 | 通信仲介装置、通信仲介方法、コンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015018853A JP2016144053A (ja) | 2015-02-02 | 2015-02-02 | 通信仲介装置、通信仲介方法、コンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016144053A true JP2016144053A (ja) | 2016-08-08 |
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Family Applications (1)
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JP2015018853A Pending JP2016144053A (ja) | 2015-02-02 | 2015-02-02 | 通信仲介装置、通信仲介方法、コンピュータプログラム |
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JP (1) | JP2016144053A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019032633A (ja) * | 2017-08-07 | 2019-02-28 | 株式会社日立システムズ | 個人情報漏洩防止システム及び個人情報漏洩防止方法 |
-
2015
- 2015-02-02 JP JP2015018853A patent/JP2016144053A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7079575B2 (ja) | 2017-08-07 | 2022-06-02 | 株式会社日立システムズ | 個人情報漏洩防止システム及び個人情報漏洩防止方法 |
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