JP2016142641A - ガス絶縁電気機器の部分放電検出装置 - Google Patents

ガス絶縁電気機器の部分放電検出装置 Download PDF

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智広 森山
市村 智
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智 市村
淳 額賀
Atsushi Nukaga
淳 額賀
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Toshiaki Rokunohe
敏昭 六戸
小林 剛
Takeshi Kobayashi
剛 小林
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Abstract

【課題】無線伝送を利用した、簡易で信頼性の高いガス絶縁電気機器の部分放電検出装置を提供する。【解決手段】送電用の高電圧導体102を内部に有し、絶縁ガスが封入された密閉容器101の内部に複数の部分放電検出器を有し、密閉容器101の外部に部分放電診断装置を有するガス絶縁電気機器で部分放電検出装置を構成する。部分放電検出器は密閉容器101内で生じた部分放電信号109を受信し、搬送波110で密閉容器101内に送信し、搬送波110で送信された部分放電信号109は、他の部分放電検出器を介して、受信および送信され、部分放電診断装置に最寄りの部分放電検出器から密閉容器101の外部に配された部分放電診断装置へ伝送される。【選択図】図1

Description

本発明は絶縁ガスを充填して使用するガス遮断器、ガス絶縁母線などから構成されるガス絶縁電気機器の部分放電検出装置に関する。
変電所で用いられているガス絶縁開閉装置、ガス絶縁母線、ガス絶縁変圧器などの絶縁ガスを充填した密閉金属容器内に高電圧導体を絶縁物により支持してなるガス絶縁機器や電力用ケーブルにおいては、接触不良、金属異物混入、絶縁物内のボイドなどの内部欠陥が存在すると、その欠陥部分で部分放電が発生することがある。それらの部分放電を放置しておくとやがて絶縁破壊に至り、重大な事故に結びつく恐れがあるため部分放電を早期に検出するための監視・診断方法が提案されている。
特許文献1(特開2006−329636)では、ガス絶縁電気機器の一つであるガス絶縁開閉器(以下、GISという。)において、GIS内部で部分放電が発生した場合に生じる外部漏洩電磁波を検出する複数のセンサを有し、各センサに付帯した送信用の無線アンテナで外部漏洩電磁波の情報をGIS外部空間で送信し、センサからの送信信号(電波)を広帯域の受信アンテナとそれに接続されたスペクトラムアナライザによって受信し、部分放電の有無と発生場所を確認する構成が開示されている。
また、特許文献2(特開2011−242368)では、GISをはじめとする診断対象の電気機器から電磁波を検出する部分放電検出センサと、部分放電検出センサが検出した信号を信号処理して、信号処理された信号から部分放電を含む信号を検出する信号処理部と、少なくとも部分放電を含む信号を無線で送信する第1の無線通信部と、を有する部分放電検出部と、部分放電検出部から送信される信号を受信する第2の無線通信部を有する信号制御部と、を有する絶縁診断装置であって、部分放電検出部には絶縁性支持体が接続されて絶縁離隔距離を確保し、点検員が絶縁支持体越しに部分放電検出部を外部漏洩電磁波が生じる可能性がある電気機器の要所へ配置することにより、安全性を確保しつつ簡易に部分放電検出が可能となる構成が開示されている。
以上の先行技術によれば、GISに接続された部分放電情報送信部(部分放電検出センサや部分放電検出部)と部分放電情報受信部(部分放電信号を収集するスペクトラムアナライザや信号制御部)が無線化されているため、部分放電診断に係る省配線化が可能となる。
特開2006−329636号公報 特開2011−242368号公報
しかしながら、従来の部分放電検出の構成にあっては、夫々の部分放電情報送信部から部分放電情報受信部に向けて無線伝送する際に部分放電情報送信部と部分放電情報受信部との距離が必ずしも一定ではなく、無線に係る伝送出力の設計に時間を要する。
また、GISでは密閉金属容器が複雑な三次元配置となっているため、部分放電情報送信部と部分放電情報受信部との無線伝送に際しては、密閉金属容器が物理的な障壁となる。したがって、部分放電情報送信部と部分放電情報受信部とを無線中継器を複数配置するなどした上記障壁を迂回するための手段が必要であった。
また、部分放電情報送信部と部分放電情報受信部の無線伝送はGIS外部空間で行われるため、環境ノイズに曝されるおそれがあり、特に長距離電力伝送用のガス母線(以下、GIBという。)などを配するGISにおいては、部分放電情報送信部は夫々異なる環境ノイズに曝されて無線伝送の品質を損なうおそれがあった。
上記課題を解決するため、本発明のガス絶縁電気機器で部分放電検出装置は、送電用の高電圧導体102を内部に有し、絶縁ガスが封入された密閉容器101の内部に複数の部分放電検出器を有し、密閉容器101の外部に部分放電診断装置を有する。部分放電検出器は密封容器101内で生じた部分放電信号109を受信し、搬送波110で密閉容器101内に送信し、搬送波110で送信された部分放電信号109は、他の部分放電検出器を介して、受信および送信され、部分放電診断装置に最寄りの部分放電検出器から密閉容器101の外部に配された部分放電診断装置へ伝送される。
本発明によれば、ガス絶縁電気機器の密閉容器内部を経由して親局に最寄りの密閉容器内部の検出器へ向けて遠方の検出器から運転電圧の位相に同期した部分放電信号を伝送するため、ガス絶縁開閉器の外部空間の伝送のように親局までの距離を勘案した伝送出力の設計が不要となる。また、ガス絶縁開閉器外部の信号伝送に用いる中継器が不要となるため、設備配置が簡素化する。さらに、部分放電信号の送信を、GIS内部を経由して行うことにより外部環境ノイズの影響を低減できるので、精度の高い部分放電検出が可能となる。
本発明の第一の実施の形態を示すガス絶縁電気機器の部分放電検出装置を示す概略図である。 図1に示した部分放電検出センサ103および信号送受信用ユニット106を含むガス絶縁電気機器の径方向断面を示す概略図である。 図2に示した信号送受信用ユニット106による部分放電信号と運転電圧信号を検出する方法を説明するフロー図である。 図1に示した部分放電電磁波109の周波数スペクトラムの一例を示す特性図である。 図3に示した部分放電電磁波109の具体的な検出方法を説明するための周波数スペクトラムと時間波形を示した特性模式図である。 図3に示したフロー図で得られる高電圧導体102の運転電圧信号に同期した部分放電信号の一例を示す特性図である。 図1に示した部分放電検出センサ103のうち、親局111との無線伝送を司る部分放電検出センサ103nを除く、他の部分放電検出センサの信号送受信用ユニット106の概略構成図である。 図1に示したガス絶縁電気機器の親局111との無線伝送を司るセンサ103nの親局信号送信ユニット107の概略構成図である。 図1に示したガス絶縁電気機器の部分放電電磁波109と放電電磁波搬送波110の送受信のタイミングの一例を示すパターン図である。 本発明のガス絶縁電気機器の第二の実施の形態を示す図9に相当する図である。 本発明のガス絶縁電気機器の第三の実施の形態を示す図1に相当する図である。 図1に示したガス絶縁電気機器中を伝搬する電磁波の周波数に対応した距離減衰量の一例を示す特性図である。 本発明のガス絶縁電気機器の第三の実施の形態を示す図7および図8のバッテリー115に相当する図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、GISを対象とした本発明の第一の実施の形態を示すガス絶縁電気機器概略断面の部分放電検出に係る模式図である。密閉容器101は電気的に接地されており、密閉容器101内部は支持碍子117(図11参照)によってガス区画が形成され、このガス区画内にはSF6ガスなどの負性ガス、乾燥空気、窒素、二酸化炭素、負性ガスを含んだSF6/N2混合ガス、負性ガスを含まないN2/O2混合ガス等が絶縁性ガスとして封入されている。
支持碍子117は周囲に絶縁物117a、中心部に埋め込み導体117bが配されており、埋め込み導体117bは、密閉容器101から電気的に絶縁した状態で高電圧導体102を接続、支持している。
万が一、密閉容器101の組立時に欠陥108(例えば、金属片が混入した場合や絶縁支持体117の絶縁物117aにクラックが生じた場合)が存在する場合には、絶縁破壊の前駆現象である部分放電が発生する。
図1には一例として金属片が高電圧導体102に付着した欠陥108を示している。GISでは、絶縁異常の状態監視の観点から、密閉容器101のハンドホール104部には、部分放電検出センサ103がガス密閉とセンサ固定のためのフランジ105と共に配置され、複数のセンサ(図1には103a、103b、103nと示す)で検出された部分放電電磁波109の運転電圧位相に対する放電パターン、および強度の大小比較や各センサまでの到達時間差を利用して、欠陥108の種類、および部分放電発生位置の標定を行う。
図1の例であると、部分放電電磁波109はセンサ103a、103b、103nの順に到達する。従来の技術では、センサ毎にGIS外部の部分放電診断システム112と同軸ケーブルや無線によるデータ伝送を行い、部分放電診断システム112での部分放電の解析に基づき、データの記憶や警報出力を行ってきた。
本発明では、データをGIS内部で無線伝送にて行っている。密閉容器101内部に配置の各センサ103a、103bおよび夫々のセンサ103に接続された信号送受信用ユニット106で部分放電電磁波109を受信し、さらにGIS外部に設置した無線伝送113用の親局111に最寄りのセンサ103n、および親局信号送信ユニット107に、その他のセンサ(図1ではセンサ103a、およびセンサ103b)の受信データを各センサを順次経由して、放電電磁波搬送波110として受け渡す。
つまり、図1では、センサ103aで受信した部分放電電磁波109はセンサ103bを経由してセンサ103nへ送られ、同様にセンサ103bで受信した部分放電電磁波109はセンサ103nへ送られる要領となる。センサ103nでは、センサ103nに配置した親局111との無線伝送が可能なアンテナ118によって各センサから送られた受信データを無線伝送113する。さらに、親局111と部分放電診断システム112間も同様に無線伝送114する構成である。
センサ103aと信号送受信用ユニット106を例にとり、高電圧導体102に課電された商用周波数の運転電圧の位相に同期した部分放電電磁波109信号の検出方法について説明する。
図2は、図1で示したセンサ103a近傍のGIS構成を例にとり、密閉容器101の径方向断面とセンサ103aから信号送受信用ユニット106への接続を模式的に示している。センサ103aは密閉容器101のガス区画内の気密性を確保しつつ、フランジ105の一部を貫いて信号送受信用ユニット106と物理的・電気的に接続されている。センサ103aでは、放電電磁波搬送波110による無線伝送の他に、2種類の電圧信号を検出する。一つは部分放電電磁波109の検出であり、もう一方が運転電圧の検出である。
センサ103aは浮遊導体として振舞うため、高電圧導体102とセンサ103aと密閉容器101間にはC1とC2で示される浮遊容量C1およびC2が存在する。その結果、センサ103aには概略Ve’=C1/(C1+C2)・Veなる電圧が誘起される。ここで、Veは運転電圧である。この運転電圧の分圧分であるVe’に外部環境ノイズ(以下、外部ノイズと示す)を含む部分放電電磁波109の電圧信号が重畳する。
図3は,図2の信号送受信用ユニット106の内部構成のうち、当該部分放電電磁波109の検出および運転電圧の検出を示すフロー図である。図中のグラフ模式図は、夫々フロー中で得られる波形である。図中の信号(a)では上述したVe’に外部ノイズが重畳した電圧信号となる。信号(a)はスイッチ106hを介して分波器120に送られ、部分放電電磁波109信号を含む高周波信号と商用周波数帯を含む低周波信号に分波される。分波器120を介して得られる夫々の信号波形は上記と同様に図中の信号(b)と信号(c)となる。
信号(b)は、受信信号検出部106cで部分放電の特徴を有する周波数成分(主として500〜1500MHz(図4参照))の時間波形が分波器120を介して抽出され、更に信号(b)のうち、外部ノイズを除去するために受信信号強度の高い周波数帯をバンドパスフィルタやスペクトラムアナライザで抽出すると共に、検出可能な信号強度へログアンプ等を用いて増幅して信号(d)で示す波形を得る。
上述した信号(b)および信号(d)の具体的な検出方法の一例について示す。図4は、欠陥108に対する部分放電の周波数スペクトラムである。同図より上述したように、部分放電が生じると、主として500〜1500MHz帯にかけて信号強度の高い出力が生じる。
図5は、図4で示す周波数成分と時間波形の関係を模式的に示した図である。先ず、分波器120では、図中の破線で囲われた部分放電の主たる周波数成分である500〜1500MHzを含む部分放電電磁波109の時間波形を抽出して信号(b)を検出する。500〜1500MHz内には、部分放電と共に外部ノイズも含まれるため、信号(b)では、明確に部分放電のみを検出することはできない。破線で囲われた周波数成分の中には、出力が比較的大きく、且つ外部ノイズの影響を受け難い狭帯域の周波数帯(図中では第一の周波数帯119aと第二の周波数帯119bと示す)が存在する。外部ノイズとしては、携帯電話の通信波を始めとする各種無線機器がある。そこで、これらの周波数帯119a、および119bの成分を有する時間波形を、図3で示す受信信号検出部106cにおいて、バンドパスフィルタやスペクトラムアナライザ等を用いて選択的に検出し、信号(d)の波形を得るのである。
なお、図5では、一例として、信号(b)を得るために分波器120の信号周波数成分通過帯域を500〜1500MHz、信号(d)として抽出する時間波形を2種類としたが、この限りではなく、適用する地域の外部ノイズを予め調査した上で決定することが好適であることは言うまでもない。
図3で示した信号(c)は、位相信号検出部106dを介して、運転電圧位相情報を抽出する。図3中には、位相抽出の一手法として、運転電圧信号のゼロクロスを抽出するようにしており、信号(e)のパルス状の実線で示すように、位相信号検出部ではC1やC2や回路中の素子による信号位相のズレを位相信号検出部106d内の積分器106e(不図示)などで補正し、補正された信号に対して、例えばオペアンプなど増幅器を用いて運転電圧信号のゼロクロス位置を急峻なパルス状の信号に変換して出力する。なお、信号(c)で運転電圧信号の高調波ノイズ等が重畳する場合などに備えて、ローパスフィルタを配すると、より精度良くゼロクロス信号を抽出可能となる。このようにして得られた信号(d)と信号(e)に対して、部分放電波形記憶部106fでは信号(e)のゼロクロス信号をトリガ信号として信号(d)の部分放電電磁波109信号を検出することにより、図中の信号(f)で示すように、高電圧導体102に課電された商用周波数の運転電圧位相に同期した部分放電電磁波109信号が検出・記憶されるのである。
なお、受信信号検出部106c、および位相信号検出部106dには、雷サージや開閉サージなどを保護するための課電圧保護装置を配することが望ましく、このための素子としてツェナーダイオードやアレスタ、ショットキーバリヤダイオードなどを夫々の回路と電気的な接地間に配すると良い。信号(f)は、搬送波重畳部106gへと送られ、図1で説明した放電電磁波搬送波110によりセンサ103間で無線伝送される。
図6は、高電圧導体102上に模擬欠陥として線状の異物を付着挿させた場合に得られた図3の信号(f)に相当する結果であり、運転電圧位相(横軸)に対して、導体上付着異物の特徴である90°および270°近傍に山なりの部分放電パターンが現れている。図中には結果を判り易く示すために、部分放電電磁波109信号の上部に高電圧導体102の運転電圧波形(図3の信号(e)の破線で示す波形に相当)を併記する。部分放電パターンは欠陥種毎に夫々異なる特徴を有するため、当該パターンを検出することによって、欠陥種を同定することが可能となる。このように上記の構成により、運転電圧に同期した部分放電電磁波109信号が検出できることが示された。
センサ103aおよびセンサ103bとセンサ103nとの無線伝送について説明する。
図7は、図3で示した運転電圧位相に同期した部分放電電磁波109検出のフローを含む親局111との無線伝送113を司るセンサ(図1ではセンサ103n)を除く、他の部分放電検出センサ103に接続された信号送受信用ユニット106の概要を模式図にて示す。信号送受信用ユニット106は、大別するとセンサ103で検出される信号を受信する受信部106aと、受信した信号を次のセンサへ送信する送信部106bから成る。受信部106aのうち、運転電圧に同期した部分放電電磁波109信号を検出するフローと結果については図3および図6に示した通りであり、ここではその他の機能について説明する。
先ず、スイッチ106hの機能について示す。センサ103で検出した各種信号は、スイッチ106hに入力される。スイッチ106hは少なくとも3ポート、2組みのユニットで構成されており、一方がセンサ103の検出信号受信切替え用(図7中のA、B、Nから成る)であり、もう一方がセンサ103への放電電磁波搬送波110送信切替え用(図7中のA’、B’、N’から成る)である。AとA’、BとB’、NとN’は夫々連動して動作する構成であり、これらの切り替えは制御部121によって制御される。ここで、AとA’は図3のフローで示した運転電圧および部分放電電磁波109信号の受信用と、送信部106bで成形される放電電磁波搬送波110送信用に用いられる。
BとB’は他のセンサから搬送される放電電磁波搬送波110の送受信用である。なお、NとN’については、部分放電電磁波109計測時、および放電電磁波110搬送時以外に使用され、雷サージや開閉サージなどから信号送受信ユニット106を保護する電気的な接地の役割として使用される。
次に、部分放電波形記憶部106fについて説明する。部分放電波形記憶部106fの主たる役割は、図3の信号(f)に示す通り運転電圧位相に同期させた部分放電電磁波109信号を出力することにあるが、その後の搬送波重畳部106gを経由して放電電磁波搬送波110信号を任意の時刻に送信させるための記憶機能も有している。信号の送受信のタイミングについては、制御部121によって制御される。これにより、任意の時刻に所定のセンサ103による確実な送受信が可能となる。
続いて搬送波重畳部106gについて説明する。搬送波重畳部106gは搬送用の発振器を有しており、部分放電電磁波109信号(図dに示す信号(f))に、当該発振器による変調用の発振波を重畳させて無線伝送用の送信信号を成形し出力する。ここで、変調後の周波数は、部分放電電磁波109の主たる周波数成分である500〜1500MHzへの干渉を避けるため、部分放電電磁波109よりも高い周波数成分が望ましい。例えば、無線通信規格の周波数帯である2.4GHz(2400MHz)帯等を選択すれば良く、さらに当該規格の周波数帯を選択すれば、図1で示した親局信号送信ユニット107と親局111間の無線伝送、或いは親局111と部分放電診断システム112との無線伝送にそのまま使用することが可能となり、より好適である。
他の部分放電検出センサ103から送信されてきた放電電磁波搬送波110の受け渡しにあっては、スイッチ106hを制御部121によって受信部106aでB側に、送信部106bでB’側に夫々接続する。スイッチ106hのB−B’間に配置した検出波形記憶部106iでは、搬送波重畳部106gで形成された放電電磁波搬送波110の周波数成分(先に一例を示した2.4GHz帯等)を通過させるバンドパスフィルタを介して、部分放電検出センサ103で受信した放電電磁波搬送波110を受信・記憶する機能を有し、当該センサ103によって受信した放電電磁波搬送波110を記憶して当該センサ103を用いて順次放電電磁波搬送波110を送信する。検出波形記憶部106iでも部分放電波形記憶部106fと同様に制御部121によって信号の送受信のタイミングを制御する。また、無線伝送の過程で放電電磁波搬送波110の出力が距離減衰する場合には検出波形記憶部106iに増幅率が既知の増幅器を介在させても良い。当該増幅率については、最終的に部分放電診断システム112で増幅分を差し引く演算をすれば、実際に各センサ103で得られた部分放電電磁波109の信号強度が得られる。
最後に、信号送受信用ユニット106を駆動させるための電源には、バッテリー115を使用する。バッテリー115は一次電池の他、太陽光パネルや風車等の自然エネルギーを利用して蓄電する二次電池であっても良い。また、信号送受信用ユニット106の近傍に電源供給用の電力ケーブルがある場合には、それを利用しても良い。バッテリー115の具体的な用途は、スイッチ106hの駆動用、受信信号検出部106cや位相信号検出部106dのアンプ電源用、部分放電波形記憶部106fの記憶装置用、搬送波重畳部106gの搬送波(発振波)生成用、検出波形記憶部106iの記憶機能および増幅用、制御部121電源用等である。
図8は親局111と無線伝送113を行うセンサ(図1ではセンサ103n)の親局信号送信ユニット107の概要を示した模式図である。部分放電電磁波109、および放電電磁波搬送波110の受信に関しては、図7で示した信号送受信用ユニット106と同様である。ここでは、図7の構成と異なる点について説明する。
親局信号送信ユニット107では、親局111との無線伝送113となるため、部分放電波形記憶部106fと検出波形記憶部106iからの出力は、当該ユニット107に取り付けられたアンテナ118に接続される。ここで、スイッチ106hについては図7と同様であり、AとA’、BとB’、NとN’がペアとなり、制御部121によって適宜切り替えられる。つまり、センサ103nで取得した部分放電電磁波109を搬送波重畳部106gを介して放電電磁波110としてアンテナ118へ出力する際には、スイッチ106hのAとA’に接続され、他のセンサ103から受信する放電電磁波搬送波110をアンテナ118へ出力する際には、同様にBとB’に接続される。
図8では、一例としてAとA’に接続した様子を示している。なお、アンテナ118では、親局111へ向けた無線伝送113が実施されて最終的に部分放電診断システム112にデータが送信される。無線伝送113に際しては、信号送受信ユニット106と同様に、部分放電波形記憶部106fと検出波形記憶部106iに備えた任意の時刻に出力するための機能を利用する。
図7および図8で説明した部分放電電磁波109および放電電磁波搬送波110の送受信のタイミングについて説明する。図9は部分放電電磁波109および放電電磁波搬送波110の送受信タイミングの一例を示すパターン図である。横軸は送受信に係る時間軸を、縦軸は送受信のタイミングを夫々示している。信号送受信動作はパルス発生の時刻で行われるものとし、当該パルスは受信時については白抜きにて、送信時についてはハッチングにて夫々表記する。また、説明を判りやすくするために、パルス部に(イ)〜(ヲ)でナンバリングする。
簡単化のために、図1に表記した3つのセンサ103a、センサ103b、センサ103nで部分放電電磁波109、および放電電磁波搬送波110の授受を行うものとする。先ず、図9の(イ)、(ロ)、(ハ)の時刻において各センサ103a、103b、103nで部分放電電磁波109を受信する。次いで(イ)で受信したセンサ103aの部分放電電磁波109を信号送受信用ユニット106で放電電磁波搬送波110に変換して(ニ)のタイミングでセンサ103bに向けて送信する。これで、センサ103aの送受信動作は完了する。
センサ103bでは、(ニ)の放電電磁波搬送波110を(ホ)のタイミングで受信する。その後、(ヘ)と(ト)のタイミングで(ホ)(センサ103aの放電電磁波搬送波110)と(ロ)(センサ103bの放電電磁波搬送波110)の信号を夫々送信する。これにより、センサ103bの送受信の動作は完了する。
最後に(チ)と(リ)のタイミングで(ヘ)と(ト)の送信信号を受信し、(ヌ)と(ル)と(ヲ)のタイミングでセンサ103a、103bおよび103nの信号を親局信号送信ユニット107のアンテナ118より、順次センサ103nと親局111間の無線伝送113によって親局111に信号を送信し、さらに親局111より親局111と部分放電診断システム112間の無線伝送114によって、同様に部分放電診断システム112へ信号を送信する。以上の要領によって、各センサ103で取得した部分放電電磁波109が部分放電診断システム112に伝送される。
なお、本実施の形態ではセンサ103nまで他の全てのセンサを順次経由して放電電磁波搬送波110の送信を行った例を示したが、センサ間が近接している場合は、必ずしも全てのセンサを経由する必要はなく、センサを複数個飛ばした送受信も可能である。つまり、予め制御部121で受信するタイミングと送信するタイミング、および部分放電診断システム112で受信した部分放電搬送波110とセンサ103の関係をパターン化しておけば良い。
センサ103nで受信した各放電電磁波搬送波110はアンテナ118〜親局111間の無線伝送113、および親局111〜部分放電診断システム112間の無線伝送114によって部分放電診断システム112へ送られる。部分放電診断システム112では放電電磁波搬送波110を復調して部分放電電磁波109を検出し、放電パターンと部分放電信号強度の大小比較から部分放電の要因である欠陥種の判定と欠陥種の位置評定が可能となる。
以上の構成によれば、GIS内部で発生した部分放電を精度良く検出できると共に、従来の部分放電検出センサ103と部分放電診断システム112間のケーブル接続による検出方法と比較すれば、ケーブル敷設が不要になり省配線化に貢献すること、また部分放電検出センサ103と部分放電診断システム112間のGIS外部無線伝送と比較すると、無線伝送に係るGIS外部に設置する複数の中継器が不要となり、簡易に信頼性の高い無線伝送を行うことができる利点を有する。
図10は、本発明の第二の実施の形態を示す部分放電電磁波109および放電電磁波搬送波110の送受信タイミングの別の一例を示すパターン図であり、タイミングパルスの表記については図9と同様である。ここでは、一例としてGIS内部に6個の部分放電検出センサ103d〜103nを配置することを想定して送受信パターンを示すが、実際の運用に際しては、この限りではない。また、親局111に最寄りのセンサを図1と同様にセンサ103nと示し、センサ103nから遠ざかる順にセンサ103h、103g、103f、103e、103dとして示している。
図中の一点鎖線で示した矢印は、スイッチ106hのAとA’、部分放電波形記憶部106f、および搬送波重畳部106gが電気的に接続された際の放電電磁波搬送波110の送受信を行うタイミングである(図7および図8参照)。
一方、図中の実線で示した矢印は、スイッチ106hのBとB’、および検出波形記憶部106iを用いて他のセンサ103から搬送された放電電磁波搬送波110の送受信を行うタイミングである(図7および図8参照)。この送受信パターンによれば、全てのセンサ103において、スイッチB、B’と検出波形記憶部106iの動作は常に受信、送信を交互に繰返すため、検出波形記憶部106iは一つの放電電磁波搬送波110を記憶する記憶容量があれば良く、その結果、信号送受信用ユニット106および親局信号送信ユニット107の簡素化および小型化に寄与できる。
また、センサ103nに近いセンサから順に親局111、および部分放電診断システム112への無線伝送113、および無線伝送114を行うため、何れかのセンサが故障した場合には、故障したセンサで放電電磁波搬送波110が途絶えるため、無線伝送114の何個目の信号以降が途絶えたのかを部分放電診断システム112でカウントすることにより、故障したセンサを評定することができ、信頼性の向上に寄与できる。
図11および図12を用いて本発明の第三の実施の形態を説明する。図11は、本発明の第三の実施の形態を示すGISの部分放電検出に係る別の模式図である。本実施の形態は、例えば長距離ガス母線GIBなど密閉容器101の軸方向長さが長い場合を対象とする。
図12は、GIB等に代表される同軸円筒構造の密閉容器における周波数に対しての信号の減衰量を示している。図からわかるように、周波数が高くなると信号の減衰は大きくなる。すなわち、部分放電電磁波109と放電電磁波搬送波110の関係では、部分放電電磁波109の周波数の方が低周波であるため、より電磁波が伝搬する距離が長い。本実施の形態ではこの特性を利用する。
図11に示す116aおよび116bは夫々センサ103iおよびセンサ103lの放電電磁波搬送波110の到達域とする。また、部分放電電磁波109は放電電磁波搬送波110と比較して周波数成分が低いために、103i〜103nまでの範囲で放電電磁波109が到達するものとする。この場合、センサ103iとセンサ103iに接続された信号送受信ユニット106で形成される放電電磁波搬送波110が直接センサ103lまで到達することはない。同様に、センサ103lとセンサ103lに接続された信号送受信ユニット106で形成される放電電磁波搬送波110が直接センサ103iに到達することもない。
したがって、両センサ103iと103lが十分に離れていればセンサ103iではセンサ103j、センサ103kへ向かって、またセンサ103lではセンサ103m、センサ103nに向かって同時刻に複数の放電電磁波搬送波110を伝送することが可能となる。
この構成によると、複数の箇所で同時に放電電磁波搬送波110を形成できるため、センサ103nでの待ち時間が減少し、簡易に一連の無線伝送に要する時間を短縮できる利点を有する。なお、本実施の形態では一例として2箇所での同時搬送を示したが、この限りではなく、搬送到達域116が重ならない範囲であれば、同時刻により多くの部分放電検出センサ103を利用した搬送が可能である。
図13は本発明の第四の実施の形態を示すバッテリー115の搭載方法を示した模式図である。バッテリー115は信号送受信用ユニット106および親局信号送信ユニット107に用いられ、長期に亘って駆動電力の供給を行う。そこで通常は耐用年数を定めて、その間に必要となる総電力量に見合ったバッテリー115を搭載する。このとき、単一のバッテリー115を用いると、バッテリー115が故障した場合には完全に電源が喪失してしまうこととなる。そこで、本実施の形態ではバッテリー115の総電力量をバッテリーユニット115a〜nで分割し、例えばバッテリーユニット115aが故障しても他のバッテリーユニット115b〜nで電力を供給できるように冗長性を確保したのである。バッテリーユニット115a〜nの故障の検知に際しては、バッテリーユニット115a〜nの何れにも電源オンの状態を明示することができるLEDなどからなる表示器を付ければ良く、日常点検時に確認すれば良い。
或いは電源オンの情報を親局111〜部分放電診断システム112間の無線伝送114に乗せて、部分放電診断システム112で監視しても良い。バッテリーユニット115a〜nは信号送受信用ユニット106および親局信号送信ユニット107に並列に接続されているため、バッテリーユニット115a〜nの何れかが故障した際にも当該故障ユニットを交換するだけで済み、且つ停電作業が伴わない利点がある。
なお、太陽光パネルや風車等を利用した二次電池を使用する場合であっても、発電した電力をバッテリーユニット115a〜nに分配して供給して蓄電することにより、同様に冗長性を確保できる。また、本実施の形態は親局111の駆動電源としてバッテリー115を用いた場合でも同様に適用可能である。
以上の実施の形態によれば、部分放電を長期に亘り確実に監視できると共に、バッテリー115の故障時には、これを停電作業を伴わず簡易に検出・交換でき、信頼性の高い部分放電情報の送受信に寄与できる。
101…密閉容器、102…高電圧導体、103…部分放電検出センサ、104…ハンドホール、105…フランジ、106…信号送受信用ユニット、106a…受信部、106b…送信部、106c…受信信号検出部、106d…位相信号検出部、106e…積分器、106f…部分放電波形記憶部、106g…搬送波重畳部、106h…スイッチ、106i…検出波形記憶部、107…親局信号送信ユニット、108…欠陥、109…部分放電電磁波、110…放電電磁波搬送波、111…親局、112…部分放電診断システム、113…センサと親局間の無線伝送、114…親局と部分放電診断システム間の無線伝送、115…バッテリー、115a〜n…バッテリーユニット、116a…部分放電検出センサ103iの搬送波到達域、116b…部分放電検出センサ103lの搬送波到達域、117…支持碍子、117a…絶縁物、117b…埋め込み導体、118…アンテナ、119a…第一の周波数帯、119b…第二の周波数帯、120…分波器、121…制御部

Claims (8)

  1. 送電用の高電圧導体を内部に有し、絶縁ガスが封入された密閉容器の内部に複数の部分放電検出器を有し、前記密閉容器の外部に部分放電診断装置を有するガス絶縁電気機器の部分放電検出装置において、
    前記部分放電検出器は前記密閉容器内で生じた部分放電信号を受信し、前記部分放電信号を搬送波で密閉容器内に送信し、
    前記搬送波で送信された前記部分放電信号は、前記部分放電検出器を介して、受信および送信され、前記部分放電検出器のうち前記部分放電診断装置に最寄りのものから前記密閉容器の外部に配された前記部分放電診断装置へ伝送されることを特徴とする、
    ガス絶縁電気機器の部分放電検出装置。
  2. 請求項1において、
    前記部分放電検出器は、前記密閉容器の内部に配置されたセンサと、前記密閉容器の外部に配置された信号送受信装置を有し、
    前記センサと前記信号送受信装置は、前記密閉容器を貫いて電気的に接続されていることを特徴とする、
    ガス絶縁電気機器の部分放電検出装置。
  3. 請求項2において、
    前記信号送受信装置は、分波器と、
    前記部分放電信号を検出する受信信号検出部と、
    前記高電圧導体の運転電圧信号を検出する位相信号検出部と、
    前記部分放電信号を前記高電圧導体の運転電圧信号の位相に同期させて検出すると共に、前記部分放電電磁波を記憶する部分放電波形記憶部と、
    前記部分放電波形記憶部に接続し、前記部分放電電磁波を形成する主たる周波数成分よりも高周波の信号で前記部分放電電磁波を変調して前記送信信号を成形する第一の信号処理手段と、
    前記部分放電検出器から受信する送信信号を記憶する検出波形記憶部を有する第二の信号処理手段とを備えたことを特徴とする、
    ガス絶縁電気機器の部分放電検出装置。
  4. 請求項3において、
    前記部分放電波形記憶部と、前記検出波形記憶部は、任意の時刻でそれぞれ記憶した信号を出力する手段を備えたことを特徴とする、
    ガス絶縁電気機器の部分放電検出装置。
  5. 請求項3において、
    前記受信信号検出部と、前記検出波形記憶部は、入力された信号を増幅して出力する手段を備えたことを特徴とする、
    ガス絶縁電気機器の部分放電検出装置。
  6. 請求項3において、
    前記部分放電波形記憶部及び前記検出波形記憶部は、夫々一つの前記部分放電電磁波の波形及び前記送信信号の波形を記憶することを特徴とする、
    ガス絶縁電気機器の部分放電検出装置。
  7. 請求項3において、
    前記第一の信号処理手段と前記第二の信号処理手段は、切替スイッチと前記切替スイッチを制御する制御部によって各々の手段が選択、動作されることを特徴とする、
    ガス絶縁電気機器の部分放電検出装置。
  8. 請求項7において、
    前記制御部と前記切替スイッチは、前記第一の信号処理手段と前記第二の信号処理手段を動作させない時刻において、前記第一の信号処理手段と前記第二の信号処理手段を電気的に接地させるための接地回路に接続されることを特徴とする、
    ガス絶縁電気機器の部分放電検出装置。
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