JP2016142307A - 動力伝達機構 - Google Patents

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昌幸 石橋
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Abstract

【課題】動力伝達における総合的な効率を向上させることができる動力伝達機構を提供する。
【解決手段】第一シャフトと、第一シャフトと平行に配置された第二シャフトと、第一シャフトに配置されたギヤと、第二シャフトに配置され、かつ第一シャフトのギヤと噛み合うギヤと、をそれぞれ有する複数のギヤ対と、複数のギヤ対のうち第一シャフトと第二シャフトとの動力伝達を行う伝達ギヤ対を切り替える切替機構40と、第一シャフトとケースとを接続する接続部材15と、を備え、接続部材は、切替機構が伝達ギヤ対を切り替える動作により発生する力Y1で第二シャフトに対する第一シャフトの相対位置を変化させ、伝達ギヤ対のミスアライメント量を調節する。
【選択図】図4

Description

本発明は、動力伝達機構に関する。
従来、平行に配置されたシャフト間でギヤを介して動力を伝達する動力伝達機構がある。このような動力伝達機構として、例えば、特許文献1には、一対の回転軸が互いに噛み合っている一対の歯車によってトルク伝達可能な動力伝達機構において、各回転軸には、それらの回転軸の軸間距離が増大しないように規制部材が巻き掛けられている動力伝達機構の技術が開示されている。特許文献1の動力伝達機構によれば、各回転軸には、それらの回転軸の軸間距離が増大しないように規制部材が巻き掛けられていることから、各回転軸の撓みを抑制できると記載されている。
特開2011−163509号公報
複数のギヤ対を有する動力伝達機構では、ギヤ対によって適切なミスアライメント量が異なる場合がある。シャフトの撓みを抑制することによってあるギヤ対において適切なミスアライメント量を実現できたとしても、他のギヤ対ではミスアライメント量が適切でなければ、動力伝達機構の総合的な効率低下や、騒音・振動の悪化を招く可能性がある。
本発明の目的は、動力伝達における総合的な効率を向上させることができる動力伝達機構を提供することである。
本発明の他の目的は、騒音・振動を低減することができる動力伝達機構を提供することである。
本発明の動力伝達機構は、第一シャフトと、前記第一シャフトと平行に配置された第二シャフトと、前記第一シャフトに配置されたギヤと、前記第二シャフトに配置され、かつ前記第一シャフトのギヤと噛み合うギヤと、をそれぞれ有する複数のギヤ対と、前記複数のギヤ対のうち前記第一シャフトと前記第二シャフトとの動力伝達を行う伝達ギヤ対を切り替える切替機構と、前記第一シャフトとケースとを接続する接続部材と、を備え、前記接続部材は、前記切替機構が前記伝達ギヤ対を切り替える動作により発生する力で前記第二シャフトに対する前記第一シャフトの相対位置を変化させ、前記伝達ギヤ対のミスアライメント量を調節することを特徴とする。
上記動力伝達機構の接続部材は、切替機構が伝達ギヤ対を切り替える動作により発生する力を利用して、伝達ギヤ対に応じた適切なミスアライメント量に調節することができる。よって、上記動力伝達機構は、動力伝達における総合的な効率を向上させることができる。
本発明に係る動力伝達機構は、切替機構が伝達ギヤ対を切り替える動作により発生する力で第二シャフトに対する第一シャフトの相対位置を変化させ、伝達ギヤ対のミスアライメント量を調節する。本発明に係る動力伝達機構によれば、動力伝達における総合的な効率を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る動力伝達機構の断面図である。 図2は、実施形態に係るリングの断面図である。 図3は、スリーブが中立位置にある状態を示す図である。 図4は、スリーブが係合位置にある状態を示す図である。 図5は、スリーブの移動量を説明する図である。 図6は、効率マップを示す図である。 図7は、かみあい伝達誤差のマップを示す図である。
以下に、本発明の実施形態に係る動力伝達機構につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図7を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、動力伝達機構に関する。図1は、本発明の実施形態に係る動力伝達機構の断面図である。
図1に示す動力伝達機構1は、有段の手動変速機である。本実施形態の動力伝達機構1は、前進4速の変速が可能である。動力伝達機構1は、第一シャフト3と、第二シャフト4と、複数のギヤ対31,32,33,34と、切替機構40と、リング15と、を含む。動力伝達機構1の各構成部材は、ケース2内に配置されている。本実施形態のリング15は、第一シャフト3とケース2とを接続する接続部材としての機能を有する。
第一シャフト3は、動力伝達機構1のメインシャフトである。第一シャフト3は、車両の動力源、例えば内燃機関やモータに接続されている。動力源が発生するトルクは、第一シャフト3に入力される。車両の前進走行時に第一シャフト3に入力されるトルクは、ギヤ対31,32,33,34の何れかを介して第二シャフト4に伝達される。第一シャフト3から第二シャフト4に伝達されたトルクは、デファレンシャルギヤ、駆動軸等を介して車両の駆動輪に伝達される。
第二シャフト4は、第一シャフト3と平行に配置されている。すなわち、第一シャフト3の中心軸線X1と第二シャフト4の中心軸線X2とは平行である。第一シャフト3は、軸受21,22を介してケース2によって回転自在に支持されている。第二シャフト4は、軸受23,24を介してケース2によって回転自在に支持されている。
複数のギヤ対31,32,33,34は、第一シャフト3に配置されたドライブギヤ5,6,7,8と、第二シャフト4に配置され、かつ第一シャフト3のドライブギヤ5,6,7,8と噛合うドリブンギヤ9,10,11,12と、をそれぞれ有する。第一ギヤ対31は、1速変速段のギヤ対であり、第一ドライブギヤ5と第一ドリブンギヤ9を有する。第二ギヤ対32は、2速変速段のギヤ対であり、第二ドライブギヤ6と第二ドリブンギヤ10を有する。第三ギヤ対33は、3速変速段のギヤ対であり、第三ドライブギヤ7と第三ドリブンギヤ11を有する。第四ギヤ対34は、4速変速段のギヤ対であり、第四ドライブギヤ8と第四ドリブンギヤ12を有する。ギヤ対31,32,33,34は、互いにギヤ比が異なる。第一ギヤ対31、第二ギヤ対32、第三ギヤ対33、第四ギヤ対34は、この順で変速比が小さくなる。
各ドライブギヤ5,6,7,8は、軸受を介して第一シャフト3によって支持されており、第一シャフト3に対して相対回転自在である。各ドリブンギヤ9,10,11,12は、第二シャフト4に対して相対回転不能に接続されており、第二シャフト4と一体回転する。各ドライブギヤ5,6,7,8は、各ドリブンギヤ9,10,11,12とそれぞれ噛み合っている。本実施形態の各ドライブギヤ5,6,7,8および各ドリブンギヤ9,10,11,12は、はすば歯車である。
切替機構40は、複数のギヤ対31,32,33,34のうち第一シャフト3と第二シャフト4との動力伝達を行う伝達ギヤ対を切り替える。本実施形態の切替機構40は、スリーブ13およびシンクロナイザーリング14を有する。スリーブ13は、第一シャフト3に対して軸方向に相対移動自在かつ第一シャフト3に対して相対回転不能である。スリーブ13は、例えば、スプラインによって第一シャフト3と接続されている。スリーブ13は、第一ドライブギヤ5と第二ドライブギヤ6との間、および第三ドライブギヤ7と第四ドライブギヤ8との間にそれぞれ配置されている。スリーブ13は、シフトフォークを介してシフトレバーと連結されている。ドライバによってシフトレバーに対するシフト操作がなされると、シフトフォークがスリーブ13を軸方向に押圧する。なお、本明細書において、特に記載しない場合、「軸方向」は第一シャフト3および第二シャフト4の軸方向を示し、「径方向」は軸方向と直交する方向を示すものとする。
スリーブ13と各ドライブギヤ5,6,7,8との間には、シンクロナイザーリング14が配置されている。シフトフォークによってスリーブ13が軸方向に押圧されると、シンクロナイザーリング14が各ドライブギヤ5,6,7,8と第一シャフト3の回転を同期させる。例えば、スリーブ13が第三ドライブギヤ7に向けて押圧されると、スリーブ13がシンクロナイザーリング14を第三ドライブギヤ7に押しつける。これにより、第三ドライブギヤ7の回転速度が第一シャフト3の回転速度に同期する。スリーブ13が第三ドライブギヤ7に向けて更に押し込まれると、スリーブ13が第三ドライブギヤ7と噛合って第一シャフト3と第三ドライブギヤ7とを連結する。これにより、3速変速段が形成され、第一シャフト3に入力されるトルクは第三ギヤ対33を介して第二シャフト4に伝達される。
噛合式のギヤ対31,32,33,34によってトルクを伝達する動力伝達機構1では、平行度誤差や食い違い誤差が効率や騒音・振動に影響する。従来、ギヤを正規位置で噛み合わせるため、ミスアライメントが0となるように設計においてケース剛性、ベアリング剛性等の調整がなされた。本願の発明者は、平行度誤差や食い違い誤差を0とした場合よりも効率が向上する誤差範囲や、騒音・振動が低減する誤差範囲が存在することを見出した。本実施形態の動力伝達機構1は、この知見に基づいて開発されたものであり、それぞれのギヤ対において最適なミスアライメント量を実現可能である。
本実施形態の動力伝達機構1は、リング15およびフック16によって、第三ギヤ対33が伝達ギヤ対となるときの第三ギヤ対33のミスアライメント量を調節する。ここで、伝達ギヤ対とは、第一シャフト3と第二シャフト4との動力伝達を行うギヤ対である。言い換えると、伝達ギヤ対は、各ギヤ対31,32,33,34のうち、ドライブギヤ5,6,7,8がスリーブ13を介して第一シャフト3と連結されているギヤ対である。
リング15は、第一シャフト3とケース2とを接続する接続部材である。リング15は、例えば、金属製のリング部材である。ケース2の内周側には、フック16が設けられている。本実施形態のフック16は、軸方向に延在する棒状の部材であり、屈曲した端部16aがケース2の内周面に固定されている。フック16は、第一シャフト3を挟んで第二シャフト4側と反対側に配置されている。リング15は、フック16とスリーブ13にそれぞれ掛けられている。言い換えると、スリーブ13および第一シャフト3は、リング15およびフック16を介してケース2によって支持される。リング15は、例えば、スリーブ13が中立位置にある場合に所定の張力が発生してスリーブ13とフック16に対して互いに引き寄せる力を作用させるように設けられている。
図2に示すように、スリーブ13には、リング15用の溝13cが形成されている。スリーブ13の断面形状は、径方向の外側に向けて開口する略C字形状である。溝13cは、スリーブ13の外周面に設けられた凹部13aの底面13bに形成されている。軸方向における溝13cの幅は、リング15の素線の直径と同じか、わずかに大きい。リング15は、この溝13cに掛けられる。溝13cは、スリーブ13に対するリング15の軸方向への相対移動を規制する。
図3に示すように、スリーブ13が中立位置にある場合、リング15は、軸方向と直交する。すなわち、リング15において、フック16に接触している部分15aと、スリーブ13に接触している部分15bとは軸方向の同じ位置にある。スリーブ13が中立位置にある状態から、シフト操作に応じて軸方向に移動すると、図4に示すようにリング15が径方向に対して傾斜する。言い換えると、リング15において、フック16に接触している部分15aと、スリーブ13に接触している部分15bとが軸方向において異なる位置となる。これにより、スリーブ13に対して矢印Y1方向の力、すなわちフック16に向かう力が作用する。リング15は、スリーブ13が軸方向に移動する際に、リング15の伸張を抑制するように、スリーブ13をフック16に向けて引っ張る。従って、スリーブ13は、軸方向に移動するに従ってフック16に近づく方向に移動する。また、この移動は、スリーブ13を第二シャフト4から離間させる。
フック16へと向かうスリーブ13の移動は、第二シャフト4に対する第一シャフト3の相対位置変化を発生させる。この相対位置変化は、第一シャフト3全体が第二シャフト4から離間する位置変化、および第一シャフト3の曲げ変形によって第一シャフト3の一部が第二シャフト4から離間する位置変化を含む。第二シャフト4に対する第一シャフト3の相対位置の変化は、伝達ギヤ対のミスアライメント(平行度誤差や食い違い誤差)を変化させる。
本実施形態の動力伝達機構1では、3速変速段が成立している状態における第三ギヤ対33の平行度誤差および食い違い誤差が予め定められた値となるようにリング15の剛性等が定められている。スリーブ13が第三ドライブギヤ7に係合して3速変速段が形成されている状態において、リング15が発生させる平行度誤差および食い違い誤差は、第三ギヤ対33の伝達効率を高効率とし、かつ騒音・振動を低レベルとするものである。ここで、高効率とは、平行度誤差および食い違い誤差が0である場合と比較して高効率であることを示し、低レベルとは、平行度誤差および食い違い誤差が0である場合と比較して低レベルであることを示す。
本実施形態のリング15は、以下に図5から図7を参照して説明するように、3速変速段において第三ギヤ対33の伝達効率および騒音・振動レベルを最適化するように平行度誤差および食い違い誤差を発生させる。
図5を参照して、スリーブ13の移動量について説明する。リング15の長さLは、フック16に接触している部分15aからスリーブ13に接触している部分15bまでの投影長さである。リング15の長さLが不変であるとすると、スリーブ13の径方向の移動量v(図4参照)は、リング15の長さLと、リング15の傾斜角θから、下記式(1)によって算出される。なお、図5のuは、中立位置からのスリーブ13の軸方向移動量である。
v = L×(1−cosθ)…(1)
リング15の長さLは、3速変速段において移動量vを最適化するように定められている。最適な移動量vは、例えば、図6の効率マップに基づいて定められる。図6は、三次元マップであり、縦軸は第三ギヤ対33の伝達効率[%]を示す。第一の横軸は食い違い誤差[μrad]、第二の横軸は平行度誤差[μrad]を示す。効率マップは、例えば、第三ギヤ対33の歯面形状を測定した後で、実歯面形状を用いた接触シミュレーションにより求められる。第三ギヤ対33では、食い違い誤差および平行度誤差がそれぞれ0と異なる値で伝達効率が最大値を示す。伝達効率が最大値となる食い違い誤差および平行度誤差に基づいて、第三ギヤ対33に対して付与するミスアライメント量(目標ミスアライメント量)が決定される。なお、図7に示すように、伝達効率が最大値となる食い違い誤差および平行度誤差において、かみあい伝達誤差[μrad]が最小値となる。図7の縦軸は、第三ギヤ対33のかみあい伝達誤差を示す。かみあい伝達誤差は、ギヤ対において発生する騒音・振動の大きさを表す。つまり、ギヤ対のミスアライメント量を伝達効率が最大値となる値に調節することで、騒音・振動を最小化することができる。
最適な移動量vは、第三ギヤ対33が伝達ギヤ対であるときの第三ギヤ対33の目標ミスアライメント量を発生させる移動量である。リング15は、第三ギヤ対33が伝達ギヤ対となるときに第三ギヤ対33に関する最適な移動量vだけスリーブ13を径方向に移動させる。
設計時において、ケース2内におけるフック16の配置や取付位置が決定されると、第三ギヤ対33の目標ミスアライメント量(最適な移動量v)および3速変速段への変速操作によるスリーブ13の移動量uに基づいて、リング15の長さLが決定される。
本実施形態の動力伝達機構1では、第三ギヤ対33以外のギヤ対、一例として第一ギヤ対31、第二ギヤ対32、および第四ギヤ対34において適切なミスアライメント量となるように、ケース2の剛性や軸受21,22,23,24の剛性等が定められている。言い換えると、第一シャフト3と第二シャフト4の相対位置は、1速変速段、2速変速段、および4速変速段において高効率で動力の伝達がなされ、また騒音・振動が低減されるように予め定められている。一方で、3速変速段への変速操作がなされると、リング15が第二シャフト4に対する第一シャフト3の相対位置を変化させて、第三ギヤ対33において適切なミスアライメント量を実現する。従って、全ての変速段においてギヤ対に適切なミスアライメント量が付与されることで、動力伝達機構1の動力伝達における総合的な効率が向上する。また、全ての変速段においてギヤ対に適切なミスアライメント量が付与されることで、騒音・振動が低減される。
以上説明したように、本実施形態の動力伝達機構1のリング15は、切替機構40が伝達ギヤ対を切り替える動作により発生する力(図4の矢印Y1参照)で第二シャフト4に対する第一シャフト3の相対位置を変化させ、伝達ギヤ対のミスアライメント量を調節する。本実施形態の動力伝達機構1は、各ギヤ対31,32,33,34に最適なミスアライメントを発生させることができる。従来のようにケース2や軸受21,22,23,24の剛性等でミスアライメントを調節する場合、ある変速段のギヤ対にとって適したミスアライメント量であっても、他の変速段のギヤ対にとっては効率の低下や騒音・振動の悪化を招くことがある。これに対して、本実施形態の動力伝達機構1によれば、各ギヤ対31,32,33,34に最適なミスアライメント量を付与することができる。
[実施形態の第1変形例]
実施形態の第1変形例について説明する。第一シャフト3とケース2とを接続する接続部材は、リング15には限定されない。接続部材は、切替機構40が伝達ギヤ対を切り替える動作に連動して第二シャフト4に対する第一シャフト3の相対位置を変化させるものであればよい。
上記実施形態では、リング15が第三ギヤ対33のミスアライメント量を調整したが、これに代えて、リング15はその他のギヤ対31,32,34のミスアライメント量を調節するものであってもよい。また、複数のギヤ対31,32,33,34に対してそれぞれリング15が設けられてもよい。
[実施形態の第2変形例]
上記実施形態では、第一シャフト3が動力伝達機構1のインプットシャフトであったが、これに代えて、第一シャフト3が動力伝達機構1のアウトプットシャフトであってもよい。また、動力伝達機構1は、手動変速機に代えて、スリーブ13がアクチュエータによって自動的に駆動される変速機であってもよい。動力伝達機構1のギヤ対の数は4には限定されず、複数であればよい。
上記の実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 動力伝達機構
2 ケース
3 第一シャフト
4 第二シャフト
5 第一ドライブギヤ
6 第二ドライブギヤ
7 第三ドライブギヤ
8 第四ドライブギヤ
9 第一ドリブンギヤ
10 第二ドリブンギヤ
11 第三ドリブンギヤ
12 第四ドリブンギヤ
13 スリーブ
14 シンクロナイザーリング
15 リング(接続部材)
16 フック
31 第一ギヤ対
32 第二ギヤ対
33 第三ギヤ対
34 第四ギヤ対
40 切替機構

Claims (1)

  1. 第一シャフトと、
    前記第一シャフトと平行に配置された第二シャフトと、
    前記第一シャフトに配置されたギヤと、前記第二シャフトに配置され、かつ前記第一シャフトのギヤと噛み合うギヤと、をそれぞれ有する複数のギヤ対と、
    前記複数のギヤ対のうち前記第一シャフトと前記第二シャフトとの動力伝達を行う伝達ギヤ対を切り替える切替機構と、
    前記第一シャフトとケースとを接続する接続部材と、
    を備え、
    前記接続部材は、前記切替機構が前記伝達ギヤ対を切り替える動作により発生する力で前記第二シャフトに対する前記第一シャフトの相対位置を変化させ、前記伝達ギヤ対のミスアライメント量を調節する
    ことを特徴とする動力伝達機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017003630T5 (de) 2016-07-20 2019-04-11 Denso Corporation Fahrzeug- wisch- und waschvorrichtung

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