JP2016140674A - 木製飲食用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 抗菌性能を発揮でき、且つ人体に対する安全性が高い木製飲食用具を得る。【解決手段】 木製飲食用具本体1の表面に、白金粉を混合した塗料による被膜2を形成することにより、白金の持つ抗菌作用により、木製飲食用具本体1の表面に付着した雑菌を死滅させることができ、その表面を無菌状態に保つことができるようにした。【選択図】 図1

Description

本発明は、人体に対する安全性を確保しつつ高い抗菌性能を有する木製飲食用具に関するものである。
従来から、箸、椀、盆などに代表される木製飲食用具にあっては、その表面に漆や合成樹脂等の塗料を塗布して被膜を形成し、木製飲食用具の耐水性、耐久性、衛生面の安全性を図るといったことが広く一般に行われている(例えば特許文献1。)。
特に、衛生面での安全性にあっては、箸本体の周面に金属イオン系の抗菌剤を混入した塗料を塗布して塗膜面を形成した塗り箸が提案されている(例えば特許文献2。)。
特許文献2には、抗菌効果の高い金属イオンとして、銀、銅、亜鉛イオンが記載されている。
特開2011−16979 特開平8−256894
金属イオンの抗菌効果は、細菌の細胞に対して悪影響を与えることにより達成するものであるため、金属イオン自体が人体の細胞へも悪影響を与える可能性がある。このため、無機系抗菌剤として使用する金属の選択は重要である。
特許文献2に抗菌効果の高い金属イオンとして記載されている銀、銅、亜鉛は、経験則的に他の金属と比べれば人体に対する安全性は高いといわれている。しかしその経口による摂取により、銀は肝機能障害または皮膚の変色を生じさせ、銅は銅中毒または肝機能障害を生じさせ、そして亜鉛は神経障害、腎機能障害を生じさせるおそれがあることが知られている。
特許文献2に記載されている塗り箸は、銀、銅、亜鉛イオンといった金属イオン系の抗菌剤を混入した塗料を塗布して塗膜面を形成していることから、塗膜面の剥離等によって銀、銅或いは亜鉛イオンが体内に取り込まれるおそれがあり、人体に対する安全上の悪影響を及ぼすおそれがあるといった問題がある。
本発明者は、このような問題を解決すべく研究を重ねた結果、白金の持つ優れた抗菌作用と人体に対する高い安全性とに着目し本発明をするに至った。
本発明の目的は、抗菌性能を発揮でき、且つ人体に対する安全性が高い木製飲食用具を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、木製飲食用具本体の表面に、白金粉を混合した塗料による被膜が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記木製飲食用具本体は、白金ナノ粒子水溶液に浸漬され、前記木製飲食用具本体の表面内部に白金ナノ粒子が存在していることを特徴とする。
請求項1に記載の木製飲食用具によれば、木製飲食用具本体の表面に、白金粉を混合した塗料による被膜が形成されているので、白金の持つ抗菌作用により、木製飲食用具本体の表面に付着した雑菌を死滅させることができ、その表面を無菌状態に保つことができる。 また、白金は人体に対する安全性が高いので、その使用の経過において、体内に取り込まれても、使用する者の健康を害するおそれがない。
請求項2に記載の木製飲食用具によれば、請求項1に記載の、前記木製飲食用具本体は、白金ナノ粒子水溶液に浸漬され、前記木製飲食用具本体の表面内部に白金ナノ粒子が存在しているので、木製飲食用具本体の表面から剥離した場合であっても、前記木製飲食用具本体の表面内部に存在する白金ナノ粒子が抗菌作用を発揮することにより、被膜の剥離した木製飲食用具本体の表面に付着した雑菌を死滅させることができることから、長期間に渡りその表面を無菌状態に保つことができ、安心して本飲食用具の使用をすることができる。
本発明に係る木製飲食用具の実施の形態の一例を示す断面図である。
以下、本発明に係る木製飲食用具の実施の形態の一例を図面を参照して詳細に説明する。
本発明にかかる木製飲食用具には、木製飲食用具本体1の表面に、白金粉を混合した塗料による被膜2が形成されている。
木製飲食用具本体1としては、例えば、箸、スプーン、フォーク、碗、コップ、皿、盆等が挙げられる。
白金粉は、粒径が5μ以下の微粒子であることが好ましい。白金粉を微粒子とすることにより、白金粉を塗料に全体に満遍なく且つ密に分布させることができるとともに、塗料に混合した白金粉の表面積を大きくすることができ、白金の抗菌作用を効果的に発揮させることができる。本例では、白金粉はナノ粒子となっている。
白金粉を混合する塗料にあっては、従来から木製飲食用具に被膜を形成する塗料として知られている塗料が使用されており、天然樹脂として漆が、また合成樹脂としてエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等が使用される。
白金粉と塗料との混合にあっては、塗料100に対し白金粉が1以上であることが好ましい。白金粉1未満であると効果的な抗菌作用を発揮できない。
木製飲食用具本体1の表面に形成される被膜2にあっては、木製飲食用具本体1の表面全体に形成することが望ましいが、木製飲食用具本体1の表面の一部、例えば、飲食物と触れる面、口や手と触れる面に形成してもよい。
また、本例では、木製飲食用具本体1の表面に白金粉を混合した塗料を塗布して被膜2を形成する前に、木製飲食用具本体1を白金ナノ粒子水溶液に浸漬し、木製飲食用具本体の表面内部に白金ナノ粒子を存在させている。
このように構成された本発明に係る木製飲食用具によれば、木製飲食用具本体1の表面に、白金粉を混合した塗料による被膜2が形成されているので、白金の持つ抗菌作用により、木製飲食用具本体の表面2に付着した雑菌を死滅させることができる。
本例では、塗料に混合した白金粉はナノ粒子であるので、木製飲食用具本体1の表面に形成された被膜2の全体に満遍なく且つ密に分布した状態が得られ、被膜2に含有する白金粉の表面積が大きくなることから、白金の抗菌作用をより効果的に発揮させることができる。
また、本例では、木製飲食用具本体1は、その表面に白金粉を混合した塗料を塗布して被膜2を形成する前に、白金ナノ粒子水溶液に浸漬され、表面内部に白金ナノ粒子が存在しているので、木製飲食用具本体1の表面から被膜2が剥離した場合であっても、木製飲食用具本体1の表面内部に存在する白金ナノ粒子が抗菌作用を発揮することにより、被膜2の剥離した木製飲食用具本体1の表面に付着した雑菌を死滅させることができる。
次に、本発明に係る木製飲食用具の具体的な実施の一例として、箸に実施した例を説明する。
先ず、木材から適宜の形状に形成にされた箸本体1aを白金ナノ粒子水溶液に木材部1を浸漬し、24時間自然乾燥させる。これにより、箸本体1aの表面内部に白金ナノ粒子水溶液が含浸し、乾燥により表面内部に白金ナノ粒子が存在する箸本体1aが得られる。
次に、表面内部に白金ナノ粒子が存在する箸本体1aの表面に、ナノ粒子の白金粉を混合した塗料を塗布し、被膜2を形成する。被膜2の形成にあっては、ナノ粒子の白金粉を混合した塗料の塗布、乾燥を複数回繰り返し、複数層の被膜2を形成する。
本例では、先ず、箸本体1aの先側半分の表面にナノ粒子の白金粉を混合した塗料を塗布し、24時間自然乾燥させ、次に、箸本体1aの後側半分の表面にナノ粒子の白金粉を混合した塗料を塗布し、24時間自然乾燥させることにより、箸本体1a全体の表面に被膜2を形成する、
さらに、このようにして被膜2を形成した箸本体1aの表面全体にナノ粒子の白金粉を混合した塗料の塗布し、12時間自然乾燥させることにより、箸本体1aの表面に形成されている被膜2の上に被膜2を形成する。このナノ粒子の白金粉を混合した塗料の塗布、乾燥を複数回繰り返して、箸本体1aの表面に複数層の被膜2を形成して、本例の箸を得る。
このようにして得た箸は、箸本体1aの表面に形成されている被膜2の耐久性が高く、また、使用の過程で上層の被膜2が剥がれ落ちても下層の被膜2の存在により、下層の皮膜2に含有する白金ナノ粒子抗菌作用を発揮し、また、全層の被膜2が剥離し、箸本体1aの表面が露出した場合でも、箸本体1aの表面内部に存在する白金ナノ粒子が抗菌作用を発揮するので、長期間に渡りその表面を無菌状態に保つことができ、安心して使用をすることができる。
1 木製飲食用具本体
1a 箸本体
2 被膜

Claims (2)

  1. 木製飲食用具本体の表面に、白金粉を混合した塗料による被膜が形成されていることを特徴とする木製飲食用具。
  2. 前記木製飲食用具本体は、白金ナノ粒子水溶液に浸漬され、前記木製飲食用具本体の表面内部に白金ナノ粒子が存在していることを特徴とする請求項1に記載の木製飲食用具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017222788A (ja) * 2016-06-15 2017-12-21 小松 秀一 食品包装用塗料、およびそれを利用した食品用包装容器
CN110063639A (zh) * 2019-05-17 2019-07-30 永康市木辰子家居用品有限公司 筷子的制作方法

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