JP2016139041A - Receptacle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、光ファイバと光素子とを光学的に結合させるためのレセプタクルに関する。 The present invention relates to a receptacle for optically coupling an optical fiber and an optical element.
光ファイバと光素子とを光学的に結合させるためのレセプタクルには、その製造工程や使用環境により熱が加わる場合がある。このとき、特許文献1に記載の光モジュールパッケージのようなレセプタクル(以下、従来のレセプタクル)は大きく変形する虞がある。結果として、従来のレセプタクルでは、該レセプタクルが載置された実装基板からの剥離や該レセプタクルのそり等によって光ファイバと光素子の光軸がずれるため、光学的損失が発生する虞があった。 Heat may be applied to a receptacle for optically coupling an optical fiber and an optical element depending on the manufacturing process and use environment. At this time, a receptacle such as an optical module package described in Patent Document 1 (hereinafter, a conventional receptacle) may be greatly deformed. As a result, in the conventional receptacle, since the optical axes of the optical fiber and the optical element are shifted due to peeling from the mounting substrate on which the receptacle is mounted, warping of the receptacle, or the like, there is a possibility that optical loss may occur.
そこで、本発明の目的は、光ファイバと光素子とを光学的に結合させるためのレセプタクルにおいて、光学的損失の発生を抑制することができるレセプタクルを提供することである。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a receptacle for optically coupling an optical fiber and an optical element that can suppress the occurrence of optical loss.
本発明の一の形態であるレセプタクルは、
光ファイバ及び光素子を光学的に結合させるレセプタクルであって、
前記光素子が設けられた実装基板と、
前記光ファイバの端部に設けられたプラグが接続される部材であって、前記光ファイバの光軸及び前記光素子の光軸を合せる位置決め部材と、
を備え、
前記位置決め部材における前記実装基板との接着面は、複数の領域に分割されていること、
を特徴とする。
A receptacle according to one aspect of the present invention is:
A receptacle for optically coupling an optical fiber and an optical element,
A mounting substrate provided with the optical element;
A member to which a plug provided at an end of the optical fiber is connected, and a positioning member for aligning the optical axis of the optical fiber and the optical axis of the optical element;
With
The bonding surface of the positioning member with the mounting substrate is divided into a plurality of regions;
It is characterized by.
本発明の一の形態であるレセプタクルでは、位置決め部材における実装基板との接着面が、複数の領域に分割されている。これにより、熱が加わった際の位置決め部材の膨張が、接着面が複数の領域に分割されたことによって生じる溝や凹部などの隙間で吸収される。その結果、本発明の一の形態に係る位置決め部材は大きく変形しないため、該位置決め部材の実装基板からの剥離やそり等を防止して、光学的損失の発生を抑制することができる。 In the receptacle according to one aspect of the present invention, the bonding surface of the positioning member with the mounting substrate is divided into a plurality of regions. As a result, the expansion of the positioning member when heat is applied is absorbed by gaps such as grooves and recesses generated by dividing the adhesive surface into a plurality of regions. As a result, since the positioning member according to one embodiment of the present invention is not greatly deformed, peeling of the positioning member from the mounting substrate, warpage, and the like can be prevented, and generation of optical loss can be suppressed.
本発明によれば、光学的損失の発生を抑制することができる。 According to the present invention, occurrence of optical loss can be suppressed.
(レセプタクルの構成 図1〜図3参照)
一実施例であるレセプタクルについて、図面を参照しながら説明する。以下で、レセプタクル10が有する実装基板22の主面に直交する方向をz軸方向と定義する。また、z軸方向から平面視したときの、レセプタクル10が有する実装基板22の長辺に沿った方向をx軸方向と定義し、短辺に沿った方向をy軸方向と定義する。x軸、y軸及びz軸は互いに直交している。なお、透明な樹脂である封止樹脂24は図面において破線で示した。
(Receptacle configuration See FIGS. 1 to 3)
A receptacle according to an embodiment will be described with reference to the drawings. Hereinafter, a direction orthogonal to the main surface of the
レセプタクル10には、図1に示すように、光ファイバ60の端部に設けられたプラグ40が接続される。また、レセプタクル10は、図2に示すように、金属キャップ30、受光素子アレイ50、発光素子アレイ100、位置決め部材200、実装基板22、封止樹脂24、駆動回路25及びコンデンサー26〜29を備えている。
As shown in FIG. 1, a
実装基板22は、BTレジン等を材料とする板状の部材であり、z軸方向から平面視したとき、長方形状を成す。また、図3に示すように、実装基板22のz軸方向の正方向側の面(以下で上面と称す)におけるx軸方向の正方向側の領域には、駆動回路25、受光素子アレイ50、及び発光素子アレイ100が収まる凹部D1が設けられている。さらに、実装基板22のz軸方向の負方向側の面(以下で下面と称す)には、レセプタクル10を回路基板に実装する際に、回路基板のランドと接触する図示しない表面実装用電極が設けられている。
The
受光素子アレイ50及び発光素子アレイ100は、実装基板22の上面の凹部D1に収まるように設けられている。受光素子アレイ50は、光信号を電気信号に変換する複数のフォトダイオードを含んだ素子である。発光素子アレイ100は、電気信号を光信号に変換する複数のダイオードを含んだ素子である。
The light
駆動回路25は、実装基板22の凹部D1内において、受光素子アレイ50及び発光素子アレイ100よりもさらにx軸方向の正方向側の領域に設けられている。駆動回路25は、受光素子アレイ50及び発光素子アレイ100を駆動するための半導体回路素子である。
The
また、駆動回路25は、z軸方向から平面視したとき、y軸方向に平行な長辺を有する長方形状を成している。駆動回路25及び受光素子アレイ50はワイヤーボンディングにより接続されている。さらに、駆動回路25及び発光素子アレイ100もワイヤーボンディングにより接続されている。これにより、駆動回路25からの電気信号が発光素子アレイ100に伝送され、受光素子アレイ50からの電気信号が駆動回路25に伝送される。
The
コンデンサー26〜29は、実装基板22の上面において凹部D1の周囲に設けられた直方体状の素子である。具体的には、コンデンサー26,27は、凹部D1に対してy軸方向の負方向側に設けられ、x軸方向の正方向側からこの順に並ぶように設けられている。コンデンサー28,29は、凹部D1に対してy軸方向の正方向側に設けられ、x軸方向の正方向側からこの順に並ぶように設けられている。なお、実装基板22の上面からコンデンサー26〜29の上面までの高さは、コンデンサー26〜29が実装基板22の凹部D1の外側にあるため、実装基板22の上面から駆動回路25の上面までの高さよりも高い。
The
封止樹脂24は、封止部24a〜24c及び脚部24d,24eから構成されている。また、封止樹脂24の材料は、エポキシ樹脂などの透明な樹脂である。
The sealing
封止部24aは、実装基板22の上面において、受光素子アレイ50、発光素子アレイ100及び駆動回路25を覆っている。また、封止部24aの形状は、略直方体状である。ただし、該封止部24aは、長方形の各角部分に面取りが施されているため、封止部24aをz軸方向から平面視すると、八角形に似た形状を成している。
The sealing portion 24 a covers the light
封止部24bは、略直方体状を成し、コンデンサー26,27を覆っている。また、封止部24bは、封止部24aに対してy軸方向の負正方向側に位置している。さらに、封止部24bにおけるy軸方向の正方向側の側面は、封止部24aと接している。なお、封止部24bのz軸方向の高さは、コンデンサー26,27の高さに対応して、封止部24aよりも高くなっている。
The sealing portion 24 b has a substantially rectangular parallelepiped shape and covers the
封止部24cは、略直方体状を成し、コンデンサー28,29を覆っている。また、封止部24cは、封止部24aに対してy軸方向の正方向側に位置している。さらに、封止部24cにおけるy軸方向の負方向側の側面は、封止部24aと接している。なお、封止部24cのz軸方向の高さは、コンデンサー28,29の高さに対応して、封止部24aよりも高くなっている。
The sealing
封止樹脂24の脚部24dは、封止部24bのy軸方向の負方向側の側面から、実装基板22におけるy軸方向の負方向側の外縁に向かって突出する直方体状の部分である。この脚部24bは、トランスファーモールドにより封止樹脂24を実装基板22上に形成する際に、樹脂の通り道となる。
The
封止樹脂24の脚部24eは、封止部24cのy軸方向の正方向側の側面から、実装基板22におけるy軸方向の正方向側の外縁に向かって突出する直方体状の部分である。この脚部24eも、トランスファーモールドにより封止樹脂24を実装基板22上に形成する際に、樹脂の通り道となる。
The
(位置決め部材の詳細 図4〜図7参照)
次に、位置決め部材200について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(Details of positioning member See FIGS. 4 to 7)
Next, the positioning
位置決め部材200は、例えばエポキシ系の樹脂等の光透過性の樹脂により構成されている。また、位置決め部材200は、図4に示すように、実装基板22の上面に載置され、封止樹脂24の略全体を覆うように設けられている。このとき、位置決め部材200は、実装基板22に接着され、封止樹脂24には接着されていない。また、位置決め部材200は、z軸方向から平面視したときに、x軸方向の負方向側に開口部Mを有するコの字型の形状を成している。
The positioning
位置決め部材200の開口部Mには、光ファイバ60の端部に設けられたプラグ40がx軸方向と平行に挿入される。そして、開口部Mにおけるy軸方向の正方向側及び負方向側の両側面には、プラグ40を位置決め部材200に挿入する際に、該プラグ40を実装基板22に沿わせるように挿入させるため、該プラグのz軸方向の移動を拘束する段差U1が設けられている。なお、段差U1は、開口部Mにおけるz軸方向の正方向側の部分を、z軸方向の負方向側の部分よりも狭くすることで形成されている。
A
また、位置決め部材200の下面には、図5に示すように、凹部202が設けられている。凹部202は、開口部Mに対してx軸方向の正方向側に位置している。また、凹部202の形状は、封止樹脂24の形状に対応しており、凹部202a、凹部202b、凹部202c、凹部202d及び凹部202eの5つの部分に分けることができる。
Further, as shown in FIG. 5, a
凹部202aは、封止部24aに対応している部分である。従って、凹部202aをz軸方向の負方向側から平面視すると、略長方形状を成している。ただし、凹部202aにおけるx軸方向の正方向側に位置する2つの角には、封止部24aの形状に対応して、それぞれ面取りが施されている。また、凹部202aにおけるx軸方向の負方向側の外縁近傍には、y軸方向に並ぶ複数の凸レンズ210が設けられている。これらは、実装基板22に位置決め部材200を載置した際に、受光素子アレイ50及び発光素子アレイ100の真上に配置される。
The
凹部202bは、封止部24bに対応している部分である。従って、凹部202bは、凹部202aに対してy軸方向の負方向側に位置しているとともに、略直方体状を成している。また、凹部202bの深さは、封止部24bのz軸方向の高さが封止部24aの高さよりも高いことに起因して、凹部202aの深さよりも深い。
The
凹部202cは、封止部24cに対応している部分である。従って、凹部202cは、凹部202aに対してy軸方向の正方向側に位置しているとともに、略直方体状を成している。また、凹部202cの深さは、封止部24cのz軸方向の高さが封止部24aの高さよりも高いことに起因して、凹部202aの深さよりも深い。
The concave portion 202c is a portion corresponding to the sealing
凹部202dは、脚部24dに対応している部分である。従って、凹部202dは、凹部202bから位置決め部材200のy軸方向の負方向側の側面S1に向かって突出する直方体状を成している。なお、凹部202dは側面S1に達している。
The
凹部202eは、脚部24eに対応している部分である。従って、凹部202eは、凹部202cから位置決め部材200のy軸方向の正方向側の側面S2に向かって突出する直方体状を成している。なお、凹部202eは側面S2に達している。
The concave portion 202e is a portion corresponding to the
以上のような凹部202が下面に設けられた位置決め部材200では、凹部202が、y軸方向の負方向側の側面S1から、y軸方向の正方向側の側面S2に亘って設けられている。これにより、位置決め部材200における実装基板22との接着面である接着面S3が、x軸方向の正方向側と負方向側とに分割されている。また、位置決め部材200におけるx軸方向の負方向側の部分に開口部Mが設けられていることから、接着面S3におけるx軸方向の負方向側の領域は、さらに、2つの領域に分割されている。従って、接着面S3は、x軸方向の正方向側の領域S3−1、x軸方向の負方向側であってy軸方向の負方向側の領域S3−2、及びx軸方向の負方向側であってy軸方向の負方向側の領域S3−3という3つの領域に分割されている。しかも、接着面S3の分割された領域の各面積は、略等しい。なお、上記の領域の面積の差は、領域S3−1を基準として、±10%以内が好ましく、±5%以内がさらに好ましい。
In the
また、位置決め部材200の上面には、図4に示すように、凹部204が設けられている。凹部204は、位置決め部材200において、y軸方向の略中央、かつ、開口部Mの近傍に設けられている。また、凹部204は、z軸方向から平面視したとき、受光素子アレイ50、発光素子アレイ100(以下で、受光素子アレイ50及び発光素子アレイ100をまとめて光素子と称す)と重なっている。さらに、凹部204は、x軸方向から平面視したとき、プラグ40に接続されている光ファイバ60の光軸と重なっている。これに加え、凹部204は、z軸方向から平面視したとき、矩形状を成し、y軸方向から平面視したときに、図6に示すように、V字型を成している。
Further, as shown in FIG. 4, a
ここで、凹部204のx軸方向の負方向側の内周面は、全反射面R1である。全反射面R1は、y軸に平行であり、y軸方向の負方向側から平面視したとき、z軸に対して時計回りに略45°傾いている。また、位置決め部材200の屈折率は、空気よりも十分に大きい。従って、位置決め部材200を通過するレーザービームB1,B2は、全反射面R1により全反射され、各光素子、又は、光ファイバ60へと進行する。つまり、位置決め部材200は、全反射によって、光素子と光ファイバ60との光軸を合わせ、光素子と光ファイバ60とを光学的に結合させている。なお、位置決め部材200を通過するレーザービームB1,B2は、位置決め部材200を通過する際にレンズ210を通過する。これにより、レーザービームB1,B2は、集光又はコリメートされて各光素子、又は、光ファイバ60へと進行する。
Here, the inner peripheral surface of the
(金属キャップの構成 図1及び図7参照)
次に、金属キャップ30について、図面を参照しながら説明する。
(Structure of metal cap See FIGS. 1 and 7)
Next, the
金属キャップ30は、一枚の金属板(例えば、SUS301)がコ字型に折り曲げられて作製されている。そして、コの字型に折り曲げられた金属キャップ30は、図1に示すように、z軸方向の正方向側及びy軸方向の正負両方向側から位置決め部材200を覆っている。
The
金属キャップ30は、図7に示すように、天板部32及び側板部34,36を含んでいる。天板部32は、z軸に対して直交する平面と平行であり、長方形状を成している。側板部34は、金属キャップ30を構成する板金が、天板部32のy軸方向の負方向側の長辺L1からz軸方向の負方向側に折り曲げられることにより形成されている。側板部36は、金属キャップ30を構成する板金が、天板部32のy軸方向の正方向側の長辺L2からz軸方向の負方向側に折り曲げられることにより形成されている。
As shown in FIG. 7, the
天板部32のx軸方向の負方向側の部分には、プラグ40をレセプタクル10に固定するための係合部32aが設けられている。係合部32aは、天板部32にx軸方向の正方向側に向かって開口するコ字型の切り込みを入れ、該コ字型の切り込みに囲まれた部分をz軸方向の負方向側に凹ませるように曲げることにより形成されている。これにより、係合部32aは、y軸方向から平面視したとき、z軸方向の負方向側に突出したV字型の形状を成している。
An engaging portion 32 a for fixing the
側板部34のx軸方向の負方向側の端部E1は、z軸方向から平面視したときに、金属キャップ30の内側、つまり、y軸方向の正方向側に向かって凸な三角形を描くように曲げられている。また、側板部36のx軸方向の負方向側の端部E2も、z軸方向から平面視したときに、金属キャップ30の内側、つまり、y軸方向の負方向側に向かって凸な三角形を描くように曲げられている。そして、後述する光ファイバ60の端部に設けられたプラグ40がレセプタクル10に挿入されると、側板部34の端部E1及び側板部36の端部E2により、該プラグ40が挟み込まれ、レセプタクル10に固定される。
An end E1 on the negative direction side in the x-axis direction of the
また、側板部34におけるz軸方向の負方向側の外縁には、封止樹脂24の脚部24dを避けるための凹部D2が設けられている。さらに、側板部36におけるz軸方向の負方向側の外縁にも、封止樹脂24の脚部24eを避けるための凹部D3が設けられている。これらの凹部D2,D3により、金属キャップ30を実装基板22に取り付けると、該凹部D2,D3に封止樹脂の脚部24d、24eが嵌まり、結果として、金属キャップ30が実装基板22に対して位置決めされる。
A concave portion D2 for avoiding the
(光ファイバ及びプラグの構成 図8及び図9参照)
以下で、一実施例であるレセプタクルに接続される、光ファイバ60及びプラグ40について説明する。
(Structure of optical fiber and plug See FIGS. 8 and 9)
Below, the
光ファイバ60は、芯線及び該芯線を覆う被覆材から構成されおり、該芯線は、さらにフッ素系樹脂などの樹脂からなる、コア及びクラッドから構成されている。さらに、前記被覆材は、ポリエチレンなどの樹脂からなる。なお、本実施例では、プラグ40に対して4本の光ファイバが挿入されている。
The
プラグ40は、図8に示すように、光ファイバ60の端部が挿入される部材であり、光ファイバ60をレセプタクル10に固定するために用いられる。また、プラグ40の材料は、エポキシ系やナイロン系の樹脂等である。プラグ40の具体的な形状状等について以下で説明する。
As shown in FIG. 8, the
プラグ40は、z軸方向から平面視したときに、全体として長方形状を成している。また、プラグ40のx軸方向の負方向側の面である側面S4には、2つの楕円状の孔H1,H2がある。
The
孔H1,H2それぞれに、光ファイバ60が2本ずつ挿入される。また、光ファイバ60を挿入する際に、孔H1,H2に光ファイバ60を固定するための樹脂も注入される。さらに、孔H1,H2は、側面S4からプラグ40の内部をx軸方向の正方向側に向かって延びている。そして、x軸方向の正方向側に向かって延びる孔H1,H2は、後述する凹部D4と繋がっている。
Two
凹部D4は、プラグ40の上面からプラグ40の下面に向けて凹む凹部であり、該凹部D4には整合剤が注入される。凹部D4に注入された整合剤は、孔H1,H2から挿入されて凹部D4に到達した光ファイバ60とプラグ40との間の屈折率を整合させ、光の屈折作用を軽減させる。また、この整合剤は、光ファイバ60をプラグ40に固定する機能も有する。なお、凹部D4に到達した光ファイバ60の芯線の端面は、凹部D4のx軸方向の正方向側の内周面S5の直近に位置する。ただし、光ファイバ60の芯線の端面は、内周面S5と接していない。これは、温度変動などによって生じる光ファイバ60の伸縮を吸収する隙間を設けるためである。
The recess D4 is a recess that is recessed from the upper surface of the
また、プラグ40のy軸方向の負方向側の側面には、y軸方向の負方向側に向かって突出する突起N1が設けられている。突起N1は、z軸方向から平面視すると、略台形状を成している。さらに、プラグ40のy軸方向の正方向側の側面にも、y軸方向の正方向側に向かって突出する突起N2が設けられている。突起N2は、z軸方向から平面視すると、略台形状を成している。
Further, a protrusion N1 that protrudes toward the negative direction side in the y-axis direction is provided on the side surface of the
これに加え、プラグ40の上面とy軸方向に位置する各側面とが成す角部分におけるx軸方向の正方向側の領域は削り取られ、段差U2が形成されている。この段差U2によって、プラグ40におけるx軸方向の正方向側の領域は、上面側が下面側に対して狭くなっている。
In addition to this, a region on the positive direction side in the x-axis direction at the corner portion formed by the upper surface of the
なお、プラグ40におけるx軸方向の正方向側の端面S6には、図9に示すように、凸レンズ44が設けられている。凸レンズ44は、x軸方向の正方向側に突出する半円状を成している。これにより、プラグ40を通過するレーザービームB1,B2は、凸レンズ44により集光又はコリメートされ、各光素子、又は光ファイバ60に伝送される。
A
以上のように構成されたプラグ40がレセプタクル10に挿入されると、プラグ40の段差U2がレセプタクル10における位置決め部材200の開口部Mに設けられた段差U1とかみ合いつつ、該プラグ40は、開口部Mのx軸方向の正方向側の側面S10に突き当たるまで移動する。また、プラグ40が開口部Mの側面S10に突き当たるのと略同時に、金属キャップ30の係合部32aがプラグ40の凹部D4に入り込む。さらに、金属キャップ30の端部E1,E2が、y軸方向の両側からプラグ40を挟み込む。以上のようにして、プラグ40がレセプタクル10に固定される。
When the
そして、プラグ40が固定されることで、光ファイバ60とレセプタクル10の各光素子とが光学的に結合される。従って、図6に示すように、発光素子アレイ100からz軸方向の正方向側に出射されたレーザービームB1が、封止樹脂24及び位置決め部材200を通過する。さらに、レーザービームB1は、全反射面R1でx軸方向の負方向側に反射されて、プラグ40を通過し光ファイバ60に伝送される。
And by fixing the
また、光ファイバ60からx軸方向の正方向側に出射されたレーザービームB2が、位置決め部材200を通過し、全反射面R1でz軸方向の負方向側に反射されて、封止樹脂24を通過し受光素子アレイ50に伝送される。
Further, the laser beam B2 emitted from the
(効果)
一実施例であるレセプタクル10では、位置決め部材200の接着面S3が、複数の領域に分割されている。これにより、熱が加わった際の位置決め部材200の膨張が、接着面S3を分割している凹部202に吸収される。その結果、一実施例である位置決め部材200は大きく変形しない。従って、一実施例であるレセプタクル10では、位置決め部材200の実装基板22からの剥離やそり等を防止でき、光学的損失の発生を抑制することができる。
(effect)
In the
また、接着面S3の分割された領域の各面積は、略等しい。その結果、熱が加わった際の位置決め部材200の膨張が、位置決め部材200の一部に偏ることがない。従って、位置決め部材200の一部だけが大きく変形して、該一部を起点として、位置決め部材200が実装基板22から剥離等することが防止される。
Moreover, each area of the divided | segmented area | region of the adhesion surface S3 is substantially equal. As a result, the expansion of the
さらに、位置決め部材200は、封止樹脂24には接着されていない。これにより、駆動素子25と各光素子とを接続するワイヤーの断線等を防ぐことができる。具体的には、位置決め部材200が、仮に、実装基板22及び封止樹脂24の双方に接着されていた場合、熱が加わった際の位置決め部材200の変形によって、位置決め部材200から封止樹脂24に力が加わる。この力が封止樹脂24を介して駆動素子25と各光素子とを接続するワイヤーに加わり、該ワイヤーが断線する。しかし、一実施例であるレセプタクル10の位置決め部材200は、実装基板22に接着され、封止樹脂24には接着されていないため、封止樹脂24に力が伝わることがない。従って、一実施例であるレセプタクル10では、封止樹脂24に位置決め部材200からの力が加わったことによる影響、例えば、駆動素子25と各光素子とを接続するワイヤーの断線などを防止することができる。
Further, the positioning
これに加え、凹部202を構成する凹部202d,202eはそれぞれ、位置決め部材200の側面まで到達している。つまり、凹部202は、接着面S3において、位置決め部材の側面S1から側面S2に亘って設けられている。これは、レセプタクル10の封止樹脂24の生産性を向上させる。具体的には、封止樹脂24の形成はトランスファーモールドにより行われる。このとき、複数の実装基板22となるべきマザー基板300上に型を載置する。そして、型の一方側の注入口から封止樹脂24となるべき樹脂を送り込み固め、図10に示すようなマザー基板300上に複数の封止樹脂24が設けられた集合体が完成する。その後、この集合体をカットして、一つの実装基板22に一つの封止樹脂24が設けられたレセプタクル10の一部を得る。このようにして複数の封止樹脂24を一度に製造するため、それらをカットした後も各封止樹脂24には、製造時の樹脂の通り道であった脚部24d,24eが残る。従って、複数の封止樹脂24を一度に製造する場合、該封止樹脂24を覆う位置決め部材200には、封止樹脂24の脚部24d、24eを避けるための形状が必要である。そこで、一実施例であるレセプタクル10の位置決め部材200では、封止樹脂24の脚部24d、24eを避けるための形状として、接着面S3を分割する凹部202を利用している。これにより、一実施例であるレセプタクル10では、該レセプタクル10を構成する封止樹脂24を、上述の製造方法により作製でき、該封止樹脂24の生産性は良好である。
In addition, the
ところで、凹部202aにおけるx軸方向の負方向側の外縁近傍には、y軸方向に並ぶ複数の凸レンズ210が設けられている。ここで、凹部202aは、位置決め部材200における実装基板22との接着面S3を分割する境界の一部を構成している。つまり、凸レンズ210は、接着面S3の境界上に位置している。接着面S3の境界上は、位置決め部材200に熱が加わった際の膨張や変形等の影響を受けづらい。従って、凸レンズ210を接着面S3の境界上に配置することで、位置決め部材200に熱が加わった際の膨張や変形等によって凸レンズ210の位置がずれることを抑制できる。結果として、一実施例であるレセプタクル10では、凸レンズ210の位置がずれることによる光学的な損失を抑制することができる。
Incidentally, a plurality of
また、位置決め部材200は、z軸方向から平面視したときに、x軸方向の負方向側に開口部Mを有するコの字型の形状を成している。そして、開口部Mには、プラグ40が挿入される。これは、位置決め部材200の上面にプラグ40を取り付ける場合と比較して、レセプタクル10の高さを抑えることができる。つまり、一実施例であるレセプタクル10では、位置決め部材200をコの字型の形状にすることで、部品の低背化を実現している。
Further, the positioning
(その他の実施形態)
本発明に係るレセプタクルは、前記実施形態に係るレセプタクル10に限らずその要旨の範囲内において変更可能である。例えば、レセプタクル10における各部材の材料や細かな形状等は任意である。
(Other embodiments)
The receptacle according to the present invention is not limited to the
以上のように、本発明は、光ファイバと光素子とを光学的に結合させるためのレセプタクルに対して有用であり、特に光学的損失の発生を抑制することができる点において優れている。 As described above, the present invention is useful for a receptacle for optically coupling an optical fiber and an optical element, and is particularly excellent in that the occurrence of optical loss can be suppressed.
M 開口部
S1,S2 側面(第1の側面、第2の側面)
S3 接着面
S3−1,S3−2,S3−3 領域
10 レセプタクル
22 実装基板
24 封止樹脂
40 プラグ
50 受光素子アレイ(光素子)
60 光ファイバ
100 発光素子アレイ(光素子)
200 位置決め部材
202 凹部(境界)
210 レンズ
M opening S1, S2 side surface (first side surface, second side surface)
S3 Adhesive surface S3-1, S3-2, S3-3
60
200
210 lens
Claims (6)
前記光素子が設けられた実装基板と、
前記光ファイバの端部に設けられたプラグが接続される部材であって、前記光ファイバの光軸及び前記光素子の光軸を合せる位置決め部材と、
を備え、
前記位置決め部材における前記実装基板との接着面は、複数の領域に分割されていること、
を特徴とするレセプタクル。 A receptacle for optically coupling an optical fiber and an optical element,
A mounting substrate provided with the optical element;
A member to which a plug provided at an end of the optical fiber is connected, and a positioning member for aligning the optical axis of the optical fiber and the optical axis of the optical element;
With
The bonding surface of the positioning member with the mounting substrate is divided into a plurality of regions;
A receptacle characterized by.
を特徴とする請求項1に記載のレセプタクル。 The area of each of the divided areas on the adhesive surface is substantially equal;
The receptacle according to claim 1.
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレセプタクル。 The positioning member has a U-shape when viewed from a direction orthogonal to the main surface of the mounting substrate, and the plug is inserted into the U-shaped opening;
The receptacle according to claim 1 or 2, characterized by the above-mentioned.
前記位置決め部材は、前記封止樹脂と接着されていないこと、
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のレセプタクル。 A sealing resin covering the optical element;
The positioning member is not bonded to the sealing resin;
The receptacle according to any one of claims 1 to 3.
前記レンズは、前記複数の領域の境界上に位置すること、
を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のレセプタクル。 The adhesive surface is provided with a lens for condensing light from the optical fiber or the optical element,
The lens is positioned on a boundary between the plurality of regions;
The receptacle according to any one of claims 1 to 4, wherein:
を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のレセプタクル。 The concave portion constituting the boundary is provided from a first side surface adjacent to the bonding surface in the positioning member to a second side surface adjacent to the bonding surface;
The receptacle according to any one of claims 1 to 5.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2015
- 2015-01-28 JP JP2015014455A patent/JP2016139041A/en active Pending
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