JP2016138471A - 気体燃料の供給通路構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】気体燃料の供給に伴う騒音の発生を簡易な構成によって抑制することができる。【解決手段】気体燃料の供給通路構造は、高圧の気体燃料を供給する供給通路50と、供給通路50に設けられて気体燃料を噴射する第2噴射弁32と、を備える。カバー40の貫通孔44は供給通路50の一部を構成する。貫通孔44における第2噴射弁32の噴射口32Aの下流側には、板ばねにより形成されるとともに、貫通孔44の内周側に向けて圧縮された状態で組み付けられて気体燃料の圧力脈動を減衰させる減衰部材41が設けられている。【選択図】図3
Description
本発明は、高圧の気体燃料を供給する供給通路と、供給通路に設けられて気体燃料の供給態様を変更する弁と、を備える気体燃料の供給通路構造に関する。
特許文献1には、液体燃料と気体燃料とを切り換えて使用することが可能な内燃機関が開示されている。こうした内燃機関においては、一般に、気体燃料を供給する供給通路の上流側の端に、高圧の気体燃料を貯留する燃料タンクが接続されている。また、供給通路には、気体燃料を噴射する噴射弁、噴射弁の噴射口に接続される接続部材、及び接続部材と吸気マニホールドとを連通する燃料ホースが設けられている。
そして、内燃機関への気体燃料の供給に際しては、噴射弁が開弁されることにより、燃料タンク内の気体燃料が、噴射弁、接続部材、及び燃料ホースを通じて、吸気マニホールドの内部に供給される。
ところで、噴射弁が開閉されると、噴射弁の下流側に位置する接続部材においては、高圧の気体燃料が流入することによって圧力が急激に上昇する。そのため、噴射弁が間欠的に開閉されると、これに伴って気体燃料の圧力脈動が生じることとなる。その結果、燃料ホースが連通される吸気マニホールドなどが振動して騒音が発生するといった問題が生じる。
なお、こうした問題は、内燃機関に対して気体燃料を供給する供給通路に限られるものではなく、例えば、燃料電池に対して水素などの気体燃料を供給する供給通路においても同様にして生じる。
本発明の目的は、気体燃料の供給に伴う騒音の発生を簡易な構成によって抑制することができる気体燃料の供給通路構造を提供することにある。
上記目的を達成するための気体燃料の供給通路構造は、高圧の気体燃料を供給する供給通路と、前記供給通路に設けられて気体燃料の供給態様を変更する弁と、を備える。前記供給通路における前記弁の下流側には、板ばねにより形成されるとともに、同供給通路の内周側に向けて圧縮された状態で組み付けられて気体燃料の圧力脈動を減衰させる減衰部材が設けられている。
同構成によれば、気体燃料が減衰部材を通過する際に気体燃料の圧力脈動が減衰されるため、供給通路を構成する配管や同配管に接続される他の配管などが上記圧力脈動によって振動することを抑制することができる。したがって、気体燃料の供給に伴う騒音の発生を抑制することができる。
また、上記構成においては、板ばねの弾性反発力によって減衰部材が供給通路の内周面に保持される。このため、減衰部材の構成が簡易なものとなる。
よって、気体燃料の供給に伴う騒音の発生を簡易な構成によって抑制することができる。
よって、気体燃料の供給に伴う騒音の発生を簡易な構成によって抑制することができる。
この場合、前記減衰部材は、前記板ばねを渦巻き状に成形することにより構成されるとともに、渦巻きの中心軸線が前記供給通路の延びる方向に沿うように配置されていることが好ましい。
同構成によれば、減衰部材を構成する板ばねの板厚と長さを調整することにより、供給通路の通路断面において同減衰部材により塞がれる面積を調整することができる。このため、気体燃料が減衰部材を通過する際の圧力損失の大きさを的確且つ容易に設定することができる。
また、前記供給通路の内周面には、その延びる方向における前記減衰部材の変位を規制する段差部が形成されていることが好ましい。
同構成によれば、供給通路内に減衰部材を挿入して組み付ける際に、段差部によって減衰部材の変位が規制されることとなり、供給通路の延びる方向における減衰部材の位置決めを容易に行なうことができる。
同構成によれば、供給通路内に減衰部材を挿入して組み付ける際に、段差部によって減衰部材の変位が規制されることとなり、供給通路の延びる方向における減衰部材の位置決めを容易に行なうことができる。
また、前記弁は気体燃料を噴射する噴射弁であることが好ましい。
気体燃料を噴射する噴射弁を備える気体燃料の供給通路構造においては、噴射弁の開閉に伴って気体燃料の圧力脈動が生じやすく、該圧力脈動に起因して騒音が発生しやすい。こうした気体燃料の供給通路構造に対して、上記構成を適用すれば、気体燃料の供給に伴う騒音の発生を簡易な構成によって抑制することができる。
気体燃料を噴射する噴射弁を備える気体燃料の供給通路構造においては、噴射弁の開閉に伴って気体燃料の圧力脈動が生じやすく、該圧力脈動に起因して騒音が発生しやすい。こうした気体燃料の供給通路構造に対して、上記構成を適用すれば、気体燃料の供給に伴う騒音の発生を簡易な構成によって抑制することができる。
この場合、前記供給通路は、前記噴射弁の噴射口に接続される接続部材と、同接続部材と内燃機関の吸気マニホールドとを連通する燃料ホースとを含み、前記減衰部材は、前記接続部材の内部に設けられていることが好ましい。
同構成によれば、供給通路における噴射弁の下流側において、噴射弁の噴射口により近い位置に減衰部材を設けることができる。このため、噴射弁の開閉に伴って生じた気体燃料の圧力脈動をより上流側において減衰させることができる。したがって、気体燃料の供給に伴う騒音の発生を効果的に抑制することができる。
以下、図1〜図7を参照して、気体燃料の供給通路構造における一実施形態について説明する。
図1に示すように、内燃機関10のシリンダヘッド11の内部には、吸気ポート12が形成されている。シリンダヘッド11には、上記吸気ポート12の内部に例えばガソリンなどの液体燃料を噴射する第1噴射弁21が取り付けられている。また、内燃機関10には、吸気通路13の一部をなす吸気マニホールド14が設けられている。吸気マニホールド14には、円筒形状の燃料噴射筒31が設けられており、この燃料噴射筒31には、気体燃料を噴射する第2噴射弁32の噴射口32A(図3参照)が連通されている。本実施形態では、気体燃料として圧縮天然ガス(CNG)が用いられている。また、液体燃料としてガソリンが用いられている。内燃機関10の燃焼室15内に気体燃料を供給する際には、上記燃料噴射筒31から吸気マニホールド14内に気体燃料が流入するようになっている。このように上記内燃機関10は、気体燃料及び液体燃料を燃料として利用可能なバイフューエル型のものである。
図1に示すように、内燃機関10のシリンダヘッド11の内部には、吸気ポート12が形成されている。シリンダヘッド11には、上記吸気ポート12の内部に例えばガソリンなどの液体燃料を噴射する第1噴射弁21が取り付けられている。また、内燃機関10には、吸気通路13の一部をなす吸気マニホールド14が設けられている。吸気マニホールド14には、円筒形状の燃料噴射筒31が設けられており、この燃料噴射筒31には、気体燃料を噴射する第2噴射弁32の噴射口32A(図3参照)が連通されている。本実施形態では、気体燃料として圧縮天然ガス(CNG)が用いられている。また、液体燃料としてガソリンが用いられている。内燃機関10の燃焼室15内に気体燃料を供給する際には、上記燃料噴射筒31から吸気マニホールド14内に気体燃料が流入するようになっている。このように上記内燃機関10は、気体燃料及び液体燃料を燃料として利用可能なバイフューエル型のものである。
そして、内燃機関10の吸気通路13の内部では、第1噴射弁21或いは第2噴射弁32を通じて供給された燃料と吸入空気とを含む混合気が生成される。そして、この混合気が内燃機関10の燃焼室15内に吸入されて燃焼されるとともに、その燃焼ガス(排気)は燃焼室15から排気通路16に排出される。
次に、内燃機関10の吸気通路13に対して燃料を供給する燃料供給装置について詳しく説明する。
燃料供給装置は、液体燃料タンク22内に貯留された液体燃料を供給するための液体燃料供給系20と、気体燃料タンク33内に貯留された高圧の気体燃料を供給するための気体燃料供給系30とを備えている。
燃料供給装置は、液体燃料タンク22内に貯留された液体燃料を供給するための液体燃料供給系20と、気体燃料タンク33内に貯留された高圧の気体燃料を供給するための気体燃料供給系30とを備えている。
液体燃料供給系20は、液体燃料タンク22内から液体燃料を吸引して圧送する燃料ポンプ23と、同燃料ポンプ23により圧送された燃料が流入する第1デリバリパイプ24とを備えている。第1デリバリパイプ24には、内燃機関10の気筒数と同数(本実施形態では4つ)の前記第1噴射弁21が接続されている。第1噴射弁21は、内燃機関10の各気筒に対応する4つの吸気ポート12にそれぞれ取り付けられている。そして、それら第1噴射弁21の開弁駆動を通じて、第1デリバリパイプ24内の液体燃料が内燃機関10の各吸気ポート12内に噴射される。
気体燃料供給系30は、気体燃料タンク33に接続された高圧燃料配管34と、同高圧燃料配管34の下流側(図1における右側)の端部に接続される第2デリバリパイプ35とを備えている。第2デリバリパイプ35には、前記第2噴射弁32が接続されている。また、第2デリバリパイプ35には、内燃機関10の気筒数と同数(本実施形態では4つ)の前記第2噴射弁32が接続されている。各第2噴射弁32の噴射口32A(図3参照)には、接続部材としてのカバー40を介して、燃料ホース36が接続されている。
図2に示すように、カバー40は、カバー本体42と、第2噴射弁32と同数の接続パイプ43とを備えている。
図2及び図3に示すように、カバー本体42の内部には、第2噴射弁32と同数の貫通孔44が形成されている。各貫通孔44及び各接続パイプ43は供給通路50の一部を構成している。なお、各貫通孔44及び各接続パイプ43の形状は同一であるため、以降においては、4つの第2噴射弁32のうちの1つに対応する貫通孔44及び接続パイプ43の構造について説明する。
図2及び図3に示すように、カバー本体42の内部には、第2噴射弁32と同数の貫通孔44が形成されている。各貫通孔44及び各接続パイプ43は供給通路50の一部を構成している。なお、各貫通孔44及び各接続パイプ43の形状は同一であるため、以降においては、4つの第2噴射弁32のうちの1つに対応する貫通孔44及び接続パイプ43の構造について説明する。
図3に示すように、貫通孔44は、断面円形状を有しており、燃料流れ方向の上流側から順に直径が小さくされた大径部44A、第1小径部44B、第2小径部44C、及び第3小径部44Dを有している。カバー本体42には、貫通孔44の大径部44Aの上部開口を通じて第2噴射弁32の噴射口32Aの先端が挿入されている。第2噴射弁32の噴射口32Aは、貫通孔44の第1小径部44Bの内部に位置している。上記大径部44Aの内周面と第2噴射弁32の外周面との間には、環状のシール部材32Bが設けられている。
貫通孔44の第3小径部44Dの下部開口には、前記接続パイプ43の基端が内挿されている。この接続パイプ43の先端部に、前記燃料ホース36(図1参照)が接続される。
図3及び図4に示すように、カバー40の内部、すなわち貫通孔44の第2小径部44Cの内部には、同第2小径部44Cを通過する気体燃料の圧力脈動を減衰させる減衰部材41が設けられている。
図5及び図6に示すように、減衰部材41は、帯状の板ばねを渦巻き状に成形することにより構成されている。そして、図6に示すように、減衰部材41は、貫通孔44の第2小径部44Cの内周側、すなわち断面中心に向けて圧縮された状態で組み付けられている。図4及び図6に示すように、減衰部材41は、その渦巻きの中心軸線C1が貫通孔44の延びる方向に沿うように配置されている。また、減衰部材41の下端は、貫通孔44の内周面において第2小径部44Cと第3小径部44Dとによって形成された段差部45に接している。
図1に示すように、各燃料ホース36における燃料流れ方向の下流側の端部には、前記燃料噴射筒31が接続されている。そして、各第2噴射弁32が開弁されることにより、第2デリバリパイプ35内の気体燃料が、上記カバー40、燃料ホース36、及び燃料噴射筒31を通じて、吸気マニホールド14内に流入する。なお、本実施形態においては、高圧燃料配管34、第2デリバリパイプ35、第2噴射弁32、カバー40、及び燃料ホース36、及び燃料噴射筒31が供給通路50を構成している。
また、気体燃料供給系30には、上記気体燃料タンク33と高圧燃料配管34との間に、手動式の開閉弁である手動開閉弁37が設けられている。また、高圧燃料配管34における上記手動開閉弁37よりも下流側には、制御装置(図示略)による制御によって開閉動作される遮断弁38が設けられている。そして、手動開閉弁37及び遮断弁38の双方が開弁している場合には、気体燃料タンク33から高圧燃料配管34内への気体燃料の流入が許可される。一方、手動開閉弁37及び遮断弁38の少なくとも一方の弁が閉弁している場合には、気体燃料タンク33から高圧燃料配管34内への気体燃料の流入が禁止される。
高圧燃料配管34における上記遮断弁38よりも下流側には、気体燃料タンク33から供給される気体燃料の圧力を減圧するレギュレータ39が設けられている。このレギュレータ39により、所定圧力まで減圧された気体燃料が第2デリバリパイプ35内に供給されるようになっている。
次に、カバー40への減衰部材41の組み付け手順の一例について説明する。
図7(a)に示すように、カバー40への減衰部材41の組み付けに際しては、まず、減衰部材41をその中心軸線C1に向けて圧縮するとともに、同減衰部材41を円筒状の挿入治具61の一端開口(同図の下端開口)に内挿する。なお、この挿入治具61の外径は、貫通孔44の第2小径部44Cの直径よりも小さく、挿入治具61の内径は、貫通孔44の第3小径部44Dの直径よりも大きい。
図7(a)に示すように、カバー40への減衰部材41の組み付けに際しては、まず、減衰部材41をその中心軸線C1に向けて圧縮するとともに、同減衰部材41を円筒状の挿入治具61の一端開口(同図の下端開口)に内挿する。なお、この挿入治具61の外径は、貫通孔44の第2小径部44Cの直径よりも小さく、挿入治具61の内径は、貫通孔44の第3小径部44Dの直径よりも大きい。
続いて、図7(b)に示すように、上記挿入治具61の一端(同図の下端)を、貫通孔44の大径部44A(図示略)の開口を通じて挿入して第2小径部44Cと第3小径部44Dとによって形成される段差部45に接触させる。
続いて、挿入治具61の他端開口を通じて押付治具62を内挿するとともに、同押付治具62によって減衰部材41を上記段差部45に向けて押し付ける。このとき、段差部45によって、貫通孔44の延びる方向における減衰部材41の変位が規制される。
最後に、図7(c)に示すように、上記押付治具62により減衰部材41を上記段差部45に押し付けたままで上記挿入治具61を引き抜く。このことにより、減衰部材41が周方向に膨らんで第2小径部44Cに組み付けられる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
気体燃料が減衰部材41を通過する際に気体燃料の圧力脈動が減衰されるため、燃料ホース36や、燃料ホース36に接続される吸気マニホールド14などが上記圧力脈動によって振動することを抑制することができる。したがって、気体燃料の供給に伴う騒音の発生を抑制することができる。
気体燃料が減衰部材41を通過する際に気体燃料の圧力脈動が減衰されるため、燃料ホース36や、燃料ホース36に接続される吸気マニホールド14などが上記圧力脈動によって振動することを抑制することができる。したがって、気体燃料の供給に伴う騒音の発生を抑制することができる。
また、板ばねの弾性反発力によって減衰部材41が貫通孔44の内周面に保持される。このため、減衰部材41の構成が簡易なものとなる。
以上説明した本実施形態に係る気体燃料の供給通路構造によれば、以下に示す効果が得られる。
以上説明した本実施形態に係る気体燃料の供給通路構造によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)カバー40の貫通孔44における第2噴射弁32の噴射口32Aの下流側には、板ばねにより形成されるとともに、貫通孔44の内周側に向けて圧縮された状態で組み付けられて気体燃料の圧力脈動を減衰させる減衰部材41が設けられている。
こうした構成によれば、気体燃料が減衰部材41を通過する際に気体燃料の圧力脈動が減衰されるため、燃料ホース36や、燃料ホース36に接続される吸気マニホールド14などが上記圧力脈動によって振動することを抑制することができる。したがって、気体燃料の供給に伴う騒音の発生を抑制することができる。
また、板ばねの弾性反発力によって減衰部材41が貫通孔44の内周面に保持される。このため、減衰部材41の構成が簡易なものとなる。
よって、気体燃料の供給に伴う騒音の発生を簡易な構成によって抑制することができる。
よって、気体燃料の供給に伴う騒音の発生を簡易な構成によって抑制することができる。
(2)減衰部材41は、帯状の板ばねを渦巻き状に成形することにより構成されるとともに、渦巻きの中心軸線C1が供給通路50の延びる方向に沿うように配置されている。
こうした構成によれば、減衰部材41を構成する板ばねの板厚と長さを調整することにより、供給通路50の通路断面において同減衰部材41により塞がれる面積を調整することができる。このため、気体燃料が減衰部材41を通過する際の圧力損失の大きさを的確且つ容易に設定することができる。
こうした構成によれば、減衰部材41を構成する板ばねの板厚と長さを調整することにより、供給通路50の通路断面において同減衰部材41により塞がれる面積を調整することができる。このため、気体燃料が減衰部材41を通過する際の圧力損失の大きさを的確且つ容易に設定することができる。
また、減衰部材41が渦巻き状であるため、気体燃料が減衰部材41を通過する際に通路断面における位置によって圧力損失にばらつきが生じることを抑制することができる。
(3)貫通孔44の内周面には、その延びる方向における減衰部材41の変位を規制する段差部45が形成されている。
(3)貫通孔44の内周面には、その延びる方向における減衰部材41の変位を規制する段差部45が形成されている。
こうした構成によれば、貫通孔44内に減衰部材41を挿入して組み付ける際に、段差部45によって減衰部材41の変位が規制されることから、貫通孔44の延びる方向における減衰部材41の位置決めを容易に行なうことができる。
(4)減衰部材41は、接続部材としてのカバー40の内部に設けられている。
こうした構成によれば、供給通路50における第2噴射弁32の下流側において、第2噴射弁32の噴射口32Aにより近い位置に減衰部材41を設けることができる。このため、第2噴射弁32の開閉に伴って生じた気体燃料の圧力脈動を、より上流側において減衰させることができる。したがって、気体燃料の供給に伴う騒音の発生を効果的に抑制することができる。
こうした構成によれば、供給通路50における第2噴射弁32の下流側において、第2噴射弁32の噴射口32Aにより近い位置に減衰部材41を設けることができる。このため、第2噴射弁32の開閉に伴って生じた気体燃料の圧力脈動を、より上流側において減衰させることができる。したがって、気体燃料の供給に伴う騒音の発生を効果的に抑制することができる。
(5)減衰部材41が1つの板ばねによって形成されているため、減衰部材41を形成するために要する材料を最小化することができる。このため、減衰部材41を低コストにて形成することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・減衰部材41の位置決めのための段差部45を省略することもできる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・減衰部材41の位置決めのための段差部45を省略することもできる。
・燃料ホース36の内部に減衰部材41を設けることもできる。
・減衰部材41は完全な渦巻き状に限られるものではなく、例えば図5及び図6において例示した減衰部材41の内周部の断面形状を屈曲させるなどして適宜変更することもできる。
・減衰部材41は完全な渦巻き状に限られるものではなく、例えば図5及び図6において例示した減衰部材41の内周部の断面形状を屈曲させるなどして適宜変更することもできる。
・燃料電池に対して水素などの気体燃料を供給する供給通路に対して減衰部材41を採用することもできる。この場合においても、気体燃料を噴射する噴射弁の下流側に減衰部材41を設ければよい。
・供給通路50に設けられる弁は、上記実施形態において例示した噴射弁に限定されない。要するに、供給通路に設けられて高圧の気体燃料の供給態様を変更するものであればよい。
10…内燃機関、11…シリンダヘッド、12…吸気ポート、13…吸気通路、14…吸気マニホールド、15…燃焼室、16…排気通路、20…液体燃料供給系、21…第1噴射弁、22…ガソリンタンク、23…燃料ポンプ、24…第1デリバリパイプ、30…気体燃料供給系、31…燃料噴射筒、32…第2噴射弁、32A…噴射口、32B…シール部材、33…気体燃料タンク、34…高圧燃料配管、35…第2デリバリパイプ、36…燃料ホース、37…手動開閉弁、38…遮断弁、39…レギュレータ、40…カバー、41…減衰部材、42…カバー本体、43…接続パイプ、44…貫通孔、44A…大径部、44B…第1小径部、44C…第2小径部、44D…第3小径部、45…段差部、50…供給通路、61…挿入治具、62…押付治具。
Claims (5)
- 高圧の気体燃料を供給する供給通路と、前記供給通路に設けられて気体燃料の供給態様を変更する弁と、を備える気体燃料の供給通路構造であって、
前記供給通路における前記弁の下流側には、板ばねにより形成されるとともに、同供給通路の内周側に向けて圧縮された状態で組み付けられて気体燃料の圧力脈動を減衰させる減衰部材が設けられている、
気体燃料の供給通路構造。 - 前記減衰部材は、前記板ばねを渦巻き状に成形することにより構成されるとともに、渦巻きの中心軸線が前記供給通路の延びる方向に沿うように配置されている、
請求項1に記載の気体燃料の供給通路構造。 - 前記供給通路の内周面には、その延びる方向における前記減衰部材の変位を規制する段差部が形成されている、
請求項1または請求項2に記載の気体燃料の供給通路構造。 - 前記弁は気体燃料を噴射する噴射弁である、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の気体燃料の供給通路構造。 - 前記供給通路は、前記噴射弁の噴射口に接続される接続部材と、同接続部材と内燃機関の吸気マニホールドとを連通する燃料ホースとを含み、
前記減衰部材は、前記接続部材の内部に設けられている、
請求項4に記載の気体燃料の供給通路構造。
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