JP2016137887A - 自動車の窓用ネット - Google Patents

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坪田 正雄
Masao Tsubota
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Abstract

【課題】自動車の開けた窓に防虫・通風を目的として簡単に取り付け、取り外しのできる自動車の窓用ネットを提供する。
【解決手段】伸縮性ネットと被覆電線とダブルクリップで構成し、ネットは上、左右辺部を自動車窓枠に略等しく、下辺部は窓枠下辺よりも垂れ下がる形状とし、上、左右辺部にはトンネル状の紐通し部を形成して左右下部に紐通し口を形成する。窓枠内周より長い被覆電線を紐通し部に挿通して両端を紐通し口より引き出す。断面略二等辺三角形状のばね部三角形状内に被覆電線を挿通したダブルクリップを被覆電線の両端近くに摺動可能に取り付け、被覆電線両端には抜け防止のストッパを取り付ける。紐通し部に通した被覆電線をネット周辺と共に窓枠の上、左右辺のシールリップ間に押し込み、下辺部はダブルクリップでネットの上からシールリップを挟んで取り付ける。
【選択図】図9

Description

本発明は、自動車の開けた窓に防虫・通風を目的として簡単に取り付け、取り外しのできる自動車の窓用ネットに関する。
自動車でキャンプや釣りのレジャーに出かけた際に休憩のため車内で過ごすことがある。こうしたときには窓を開けて自然の風を車内に通して楽しみたいものである。しかし、夏期に窓を開けたままにすると蚊、ハエ等の虫が侵入してくる。対策として、防虫・通風を目的とした自動車の窓用ネットや網戸が各種提案されている。
例えば、特許文献1には、自動車の窓枠内側外形にほぼ等しい枠材に網を張った網戸であって、磁石により自動車の扉の窓枠内面に貼り付け、扉を閉めた時に扉内面とパッキンとの間に挟着保持されるようにした自動車用網戸が開示されている。しかし、この網戸の場合、磁石の吸引力は強くないため扉を開けると挟着保持されていた網戸が落下する問題がある。
また、特許文献2には、自動車ドアの窓ガラス開口部に略等しい形状のネットの上端、前後両端に折り返し部を設けた自動車用虫除けネットが開示されている。このネットは、ドアの開いた窓ガラス開口部を窓枠ごと覆い、各折り返し部を折り返してネット本体にファスナーで留め、下端部に自重と剛性でネット本体の姿勢を安定させる安定帯を設けたものである。しかし、この虫除けネットの場合、窓枠を含む窓ガラス開口部全体を覆うため大仕掛けであり取り付け、取り外しが面倒である。また、ネットが扉と車体本体間に挟まれるため扉が完全には閉まらなくなり、挟まれることによってネットの耐久性が低下する問題もある。
公開実用新案昭60−38819号公報 特開2001−105851号公報
本発明は、従来技術のこうした問題点を解決するためになされたもので、その課題は、自動車の開けた窓に防虫・通風を目的として簡単に取り付け、取り外しのできる自動車の窓用ネットを提供することにある。
前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、自動車の窓ガラス開口部に防虫・通風等を目的として取り付ける自動車の窓用ネットであって、ネットと被覆電線とダブルクリップを備えて構成され、ネットは伸縮性素材を用いて上、左右辺部外形は窓枠形状に略等しく、下辺部は窓枠下辺より下に垂れ下がりうる形状に形成し、上、左右周辺にはトンネル状の紐通し部を形成して、その左右辺下部には水平方向内側に向けた紐通し口が形成されており、被覆電線は窓枠の内周全長より長く、紐通し部に挿通して両端部が紐通し口より引き出されており、ダブルクリップは断面略二等辺三角形状に形成されたばね部の三角形状内に被覆電線を挿通した状態で、被覆電線の両端近くに各1個が被覆電線に沿って摺動可能に取り付けられ、被覆電線両端に取り付けたストッパにより抜け防止が図られており、かかる窓用ネットを窓枠に取り付ける際は、窓ガラスを窓枠下辺よりも下に降ろした状態とし、紐通し部に通した被覆電線をネット周辺部と共に窓枠上、左右辺部のシールリップ間に押し込んで固定し、窓枠下辺部はネット下辺部を車内側に垂れ下がらせた状態とし、紐通し口より引き出されている被覆電線がほぼ直線状になるようにして車内側から窓枠下辺部のシールリップをダブルクリップにてネットの上から挟んで固定できるように構成されていることを特徴とする自動車の窓用ネットである。
このような構成の自動車の窓用ネットは開けた自動車の窓に簡単に取り付けできる。自動車でキャンプや釣りのレジャーに出かけた際に休憩等で車内で過ごすとき、本構成の窓用ネットを開けた窓に取り付けておけば蚊、ハエ等の虫の侵入を防止でき、自然の風を車内に通して楽しむことができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動車の窓用ネットにおいて、窓枠に取り付ける際は窓ガラスを窓枠下辺よりも下に降ろした状態とすることに代えて、窓ガラスの上端部を窓枠下辺よりも少し上に突出させた状態とし、前記ダブルクリップは前記シールリップを挟むのに代えて車内側から、突出した窓ガラス上端部をネットの上から挟んで固定できるように構成されていることを特徴とする自動車の窓用ネットである。
このような構成の自動車の窓用ネットも請求項1記載の自動車の窓用ネットと同様に簡単に取り付けでき、請求項1記載の発明と同様の効果を奏する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1記載の自動車の窓用ネットにおいて、前記ダブルクリップは断面略二等辺三角形状の底辺部外側部分に磁石を追加取り付けしておき、該ダブルクリップは前記シールリップを挟むのに代えて車内側から、磁石部を窓枠外側の金属性車体部にネットを挟んだ状態で吸着させて固定できるように構成されていることを特徴とする自動車の窓用ネットである。
このような構成の自動車の窓用ネットも請求項1記載の自動車の窓用ネットと同様に簡単に取り付けでき、請求項1記載の発明と同様の効果を奏する。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の自動車の窓用ネットにおいて、前記ダブルクリップに代えて被覆電線の両端近くに各1個の吸盤を被覆電線に沿って摺動可能に取り付け、窓用ネットを窓枠に取り付ける際は、被覆電線の両端部分をネットの背面側に回し、上端部を窓枠下辺よりも少し上に突出させた窓ガラスの車内側側面に被覆電線がほぼ直線状になる状態にして吸盤を吸着させ、該状態にて吸盤の背面側に取り付けた安全ピンにて吸盤とその部分のネットをつないで固定できるように構成されていることを特徴とする自動車の窓用ネットである。
このような構成の自動車の窓用ネットも請求項1に記載の自動車の窓用ネットと同様に簡単に取り付けでき、請求項1記載の発明と同様の効果を奏する。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4に記載の自動車の窓用ネットにおいて、前記トンネル状の紐通し部を設けたネットに代えて、窓枠形状より大きいネットの右上端部を折り返し、折り返した端部を縫合、又は連結・分離可能な雌雄のホックによりネット本体に接合することにより短い紐通し部を形成して該紐通し部に前記被覆電線を挿通したネットを使用し、該ネットを使用した窓用ネットを窓枠に取り付ける際は、窓枠上、左右辺部のシールリップ間に前記短い紐通し部に通した状態の被覆電線を窓枠との間にネット周辺を挟んだ状態で押し込んで固定するように構成されていることを特徴とする自動車の窓用ネットである。
このような構成の自動車の窓用ネットも請求項1に記載の自動車の窓用ネットと同様に簡単に取り付けでき、請求項1記載の発明と同様の効果を奏する。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の自動車の窓用ネットにおいて、前記ダブルクリップに代えて、前記被覆電線の両端に、断面矩形の棒状で対向する一対の面間を多極着磁したゴム磁石を取りつけ、前記ネット下辺部を車内側に垂れ下がらせた状態として該ゴム磁石を車内側から外に押し出し、窓枠外側の金属性車体部にネットを挟んだ状態で吸着させて固定できるように構成されていることを特徴とする自動車の窓用ネットである。
このような構成の自動車の窓用ネットも請求項1に記載の自動車の窓用ネットと同様に簡単に取り付けでき、請求項1記載の発明と同様の効果を奏する。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の自動車の窓用ネットにおいて、前記多極着磁したゴム磁石に代えて、断面矩形のゴム棒の対向する一対の面間に円柱状棒磁石を両端面をゴム表面に一致させた状態で埋め込んだ磁石埋め込み棒状ゴムを使用したことを特徴とする自動車の窓用ネットである。
このような構成の自動車の窓用ネットも請求項1に記載の自動車の窓用ネットと同様に簡単に取り付けでき、請求項1記載の発明と同様の効果を奏する。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7に記載の自動車の窓用ネットにおいて、前記被覆電線に代えて、断面円形で、表層部に弾性を有し、長手方向には非伸縮性の屈曲可能な弾性ケーブルを使用したことを特徴とする自動車の窓用ネットである。
このような弾性ケーブルによっても被覆電線の場合と同様にネットを窓枠上辺、左右辺のシールリップ内にネットと共に押し込んでネットを固定することができる。
自動車の窓枠の形状例である。 第1の実施形態に係る自動車の窓用ネットの外観である。 上記窓用ネットのネット本体の展開図である。 上記ネット周辺にトンネル状の紐通し部を形成した形状図である。 ダブルクリップの形状図である。 紐通し部に通した被覆電線をネットと共に窓枠周囲のシールリップ内に押し込み固定する説明図である。 窓枠の上辺、左右辺に被覆電線を押し込んで固定した状態図である。 シールリップ内に被覆電線を押し込んで固定した状態の断面図である。 第1の実施形態に係る自動車の窓用ネットを窓枠に取り付けた状態の全体図である。 窓枠の下辺部、ベルトライン部の断面図である。 ダブルクリップでシールリップを挟んだ状態の断面図である。 ダブルクリップで窓ガラスを挟んだ状態の断面図である。 ダブルクリップで窓ガラスを挟んで固定した状態の全体図である。 磁石を取り付けたダブルクリップの形状図である。 ダブルクリップの磁石を車体外側金属部に吸着させた状態の断面図である。 ダブルクリップの磁石を車体外側金属部に吸着させて固定した状態の全体図である。 被覆電線への吸盤の取り付け方の説明図である。 吸盤を窓ガラスに吸着させた状態の断面図である。 吸盤を窓ガラスに吸着させてネットを固定した状態の全体図である。 ネットの右上端部に設けた短い紐通し部に被覆電線を挿通した状態図である。 上記ネットの窓枠への取り付け方の説明図である。 上記ネットを窓枠に取り付けた全体図である。 第6の実施形態に係る自動車の窓用ネットの外観図である。 被覆電線4の両端に取りつけた棒状ゴム磁石25の拡大図である。 ゴム磁石25を車体外側金属部に吸着させた状態の断面図である。 ゴム磁石25を車体外側金属部に吸着させて固定した状態の全体図である。 第7の実施形態に係る磁石を埋め込んだ棒状ゴム26の外観図である。
以下、本発明に係る自動車の窓用ネットの構成例について実施形態に分けて説明する。本発明の自動車の窓用ネットは、窓ガラスが昇降可能な自動車の窓を開け放つ際に防虫・通風等を目的に取り付けるものである。図1はその窓枠の例であり運転席の右側ドアを車内側から見た図である。以下、このような窓枠1を例に説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態の自動車の窓用ネット2は、図2に示すようにネット3、被覆電線4、2個のダブルクリップ5を備えて構成される。図3はネット3の展開図である。ネット3は伸縮性のある編み目シートであり、シートの素材自体に伸縮性のあるゴム、合成繊維等を使用してもよいし、ネットの編み方で伸縮性を与えるようにしたものでもよい。
展開したネット3の形状は窓枠1より少し大きめとする。ネット3は伸縮性を有するため形状は厳密である必要はない。この展開したネット3の周辺を一定幅で内側に折り返す。図中の点線7は折り返し線を示す。そして、図4に示すように折り返した端部分をネット3本体側に縫合し、ネット3の周囲にトンネル状の紐通し部8を形成する。紐通し部8は上辺、左右辺に設ける。下辺部には設けないか、左右両端から僅かな距離部分にのみ設けて中央を含む大部分には設けない。紐通し部を設けない下辺部には図3に示すように、紐通し部8を設ける部分と設けない部分との境界に切り込み9を設けておくとよい。図4中の点線8aは縫合線であり、縫合により周辺にトンネル状の紐通し部8が形成され、その左右下部には水平方向内側に向けた紐通し口10が形成される。紐通し部8を設けた状態のネット3の外形は、自動車の窓枠1の形状に略等しいか少し小さめが適当である。
このネット3に被覆電線4を図2に示したように挿通する。被覆電線4は窓枠1の内周全長より長くし、両端部を紐通し口10より引き出しておく。被覆電線4は中心に銅線を有するため屈曲性を有するが長手方向には伸縮しない。周囲は合成樹脂、ゴム等で被覆されているため全体として径方向に若干の弾性を有する。なお、被覆電線4に代えて断面円形で表層部に弾性を有し、長手方向には非伸縮性である屈曲可能な合成樹脂、ゴム等の弾性ケーブルを使用してもよい。
被覆電線4の両端近くにはダブルクリップ5を被覆電線4に沿って摺動可能に取り付ける。ダブルクリップ5はターングリップ、バインダーグリップとも呼ばれ、書類などを挟むために用いられるものである。その形状は図5の(1)、(2)の正面図、断面図に示すような形をしており、断面略二等辺三角形状に形成されたばね部5aと二つの持ち手部5bから構成される。二つの持ち手部5bに力を加えてその間隔を狭めるとばね部5aの先端の挟み部5cは開き、力を抜くとばねの力で挟み部5cは閉じてその状態を維持する。持ち手部5bは挟み部5cの両端部に回動可能に取り付けられている。二つの持ち手部5bは図5の(3)に示すように、挟み部5cが閉じた状態ではばね部5aの上端部より先部分が平行になるように折り曲げたものでもよい。本実施形態ではこのように折り曲げたものが好ましい。この折り曲げた形のダブルクリップ5の三角形状内に被覆電線4を図5の(3)に示すように挿通した状態で被覆電線4の両端近くに取り付ける。被覆電線4の両端にはダブルクリップ5の抜けを防止するストッパ11を取り付けておく。
次に、このように構成した自動車の窓用ネット2の窓枠1への取り付け方について説明する。最初に窓ガラスを窓枠1の下辺より下に降ろした状態とし、図6に示すように紐通し部8が設けられていないネット3の下部を窓枠1下辺の内側、車内側に垂らした状態にする。次に、ネット3の上辺部の被覆電線4を紐通し部8に通した状態のままネットと一緒に窓枠1の上辺隙間内に矢印のように押し込む。続いて、窓枠1の左右辺についても被覆電線4を紐通し部8に通した状態のままネットと一緒に窓枠1の隙間内に矢印のように押し込む。
図7は窓枠1の上辺、左右辺に被覆電線4を押し込んで取り付けた状態である。図8の(1)は窓用ネット2を取り付ける前の図7の上辺部A−Aの拡大断面図であり、図8の(2)は窓用ネット2を取り付けた後のA−A断面図である。窓枠1の各辺部には窓ガラス縁部と窓枠1との隙間をシールするためのゴム製又は軟質樹脂製のガラスラン13と呼ばれる部品が取り付けられている。そのガラスラン13にはガラス両面に接触する2個のシールリップ14が設けられており、その2個のシールリップ14間に紐通し部8に通した状態の被覆電線4を押し込む。シールリップ14は弾性を有し、被覆電線4の表面も若干の弾性を有するため、押し込みの力を抜いた後も被覆電線4はシールリップ14に挟まれた状態で図8の(2)に示すように保持される。このような押し込みを上辺、左右辺について伸縮性のネット3を引き伸ばしながら行ない、皺の発生を少なくした状態でネット3を窓枠1に取り付ける。
続いて窓枠1の下辺部、ベルトラインと呼ばれる部分については、図7に示すように紐通し口10から引き出されている被覆電線4をネット3の内側、車内側で交差させる。その状態で両端近くのダブルクリップ5で、ベルトラインのシールリップをネット3の上から挟み込む。窓枠1の下辺部、ベルトラインには図10の断面図に示すように、雨水の侵入を防ぐためのゴム製又は軟質樹脂製のウエザストリップ16と呼ばれる部品が取り付けられている。ウエザストリップ16にはガラス15の両面を挟むための2個のシールリップ17が形成されているので、その一方のシールリップ17を図11の断面図(図9のB−B線断面図)に示すようにダブルクリップ5で挟み込んで固定する。これによりネット3の下側部分も窓枠1に固定され、窓用ネット2の全体が図9に示すように取り付けられた状態となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の自動車の窓用ネットは窓枠1の下部、ベルトライン部へのネット2の固定の仕方を変更したもので、窓用ネット2の全体構成、窓枠1の上部、左右辺部へのネット2の固定の仕方は第1の実施形態と同様である。第1の実施形態では窓ガラス15を窓枠1の下枠の中に沈めた状態で取り付けたが、本実施形態では窓ガラス15の上部を窓枠1の下枠より少し上に位置させた状態で取り付ける。
図12は窓枠1の下枠から少し突出させた窓ガラス17の先端部をダブルクリップ5で挟んだ状態の断面図である。ダブルクリップ5はネット3の車内側から挟む。ネット2の下部はダブルクリップ5と窓ガラス15の上端部との間に挟まれた状態で固定される。これにより窓用ネット2の全体が図13に示すように取り付けられた状態となる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態の自動車の窓用ネットも窓枠1の下部、ベルトライン部へのネット2の固定の仕方を変更したものである。構成的にはダブルクリップ5として図14の断面図に示すように、断面略二等辺三角形状のばね部5aの底辺外側部分に磁石19を追加取り付けしたものを使用する。その他の構成は前述した各実施形態と同じである。
このダブルクリップ5を用いる場合は、図15に示すように車内内側からネット2下部を押しながらダブルクリップ5を車外側に移動させ、磁石19を窓枠1外側の金属製車体部20に吸着させる。ネット2の下部は磁石19と金属性車体部20の間に挟まれた状態で固定される。これにより窓用ネット2の全体が図16に示すように取り付けられた状態となる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態の自動車の窓用ネットはダブルクリップを吸盤に置き換えたものである。その他の構成は前述した各実施形態と同じである。吸盤21は図17に示すように被覆電線4の両端部に摺動可能に取り付ける。また、吸盤21には安全ピン22を取り付けておく。
この吸盤21を取り付けた被覆電線4でネット3の下部を固定する場合は図18の窓枠1の下部、ベルトライン部断面図に示すように、窓ガラス15をシールリップ17の少し上まで上げた状態とする。そして、その窓ガラス15の内側に被覆電線4に取り付けた吸盤21を被覆電線4がほぼ直線状になるようにして吸着させる。続いて、その上にネット3の垂れ下がった下部を被せた状態とし、吸盤21に取り付けた安全ピン22をその部分のネット3に留める。これによりネット3の下部が窓ガラス15の下部に固定される。安全ピン22をネット3に留める作業が面倒のように思われるが、同じ窓用ネットを同じ車に繰り返し使用する場合は、一度、位置を調整してネット3に取り付けておけば、次に使用する際はそのまま窓ガラス15内側に吸着させることができる。図19は吸盤21を使用してネット2を窓枠1に取り付けた状態を車内側から見た図である。
(第5の実施形態)
第5の実施形態の自動車の窓用ネットは、ネット3への被覆電線4の取り付け方、及び、それらの窓枠1への取り付け方を変更したものである。前述の各実施形態では図2に示したように、被覆電線4はネット3の周辺を折り返して設けたトンネル状の紐通し部8に挿通して取り付けた。これに対して本実施形態ではトンネル状の紐通し部8は設けず、図20に示すようにネット3の右上端部を折り返し、折り返した端部を連結・分離可能な雌雄のホック23によりネット本体に接合して短い紐通し部を形成する。そして、その短い紐通し部に被覆電線4を挿通しただけの構成とする。ホック23を使用するのに代えて、被覆電線4を挿通した状態で縫合により短い紐通し部を形成してもよい。
このように構成した被覆電線4付きネット3の窓枠1への取り付けは図21に示すように行なう。即ち、最初にネット3の右上端部を窓枠1右上端部のシールリップ内に被覆電線4でもって押し込んでネット3を固定する。次にネット3を横に広げ、上辺部を上部シールリップ内に被覆電線4と一緒に押し込み、ネット3上辺とその部分の被覆電線4を固定する。続いて窓枠1右辺について同様にネット3右辺とその部分の被覆電線4をシールリップ内に押し込んで固定する。続いて窓枠1左辺についても同様にしてネット3左辺とその部分の被覆電線4を固定する。これによりネット3及び被覆電線4は図22に示すような状態に全体が固定される。ネット3を固定する際は、伸縮性を有するネット3を引き伸ばして皺が生じないように取り付ける。
図22に示した状態は第1の実施形態の図2の状態に相当する。ネット3の下部は室内側に垂らした状態とする。この状態からネット3の下部を窓枠1に固定するには第1〜第4実施形態で説明した各方法を採用する。
(第6の実施形態)
第6の実施形態の自動車の窓用ネットは、第3の実施形態における磁石19を取りつけたダブルクリップ5に代えて、被覆電線4の両端に多極着磁した棒状のゴム磁石を取りつけたものである。図23は棒状のゴム磁石25を取りつけた自動車の窓用ネット2aの外観図、図24は被覆電線4の両端に取りつけた棒状のゴム磁石25の拡大図である。ゴム磁石25は断面矩形の棒状で、対向する一対の面間を多極着磁してある。多極着磁の仕方には各種あり、図に示したのは一例である。上下及び幅方向にN極、S極を配置して4極を備えた磁石を形成し、その磁石を長手方向に一定間隔で極性を変えて交互に複数個配置してある。この着磁の仕方によれば、上下、左右のどの面でも金属製車体部に吸着させることができる。
図25は、被覆電線4の両端に取りつけたこのような構成のゴム磁石25を用いてネット2の下部を窓枠1に固定した状態の断面図である。図に示すように車内側からネット2下部を押しながらゴム磁石25を車外側に押し出し、ゴム磁石25を窓枠外側の金属製車体部20に吸着させる。ネット2の下部はゴム磁石25と金属製車体部20の間に挟まれた状態で固定される。これにより窓用ネット2の全体を図26に示すように取り付けることができる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態の自動車の窓用ネットは、第6の実施形態における多極着磁したゴム磁石25に代えて、磁石を埋め込んだ棒状ゴム26を使用したものである。図27はその棒状ゴム26の外観である。棒状ゴム26は断面矩形で、対向する一対の面間には円柱状棒磁石27が両端面を棒状ゴム26の表面に一致させた状態で埋め込んである。円柱状磁石27は長手方向にN極、S極が形成されており、断面矩形の棒状ゴム26の長手方向に一定間隔おきに極性を変えながら複数個埋め込んである。このような円柱状磁石27を埋め込んだ棒状ゴム26を両端に取りつけた被覆電線4を使用すれば、第6の実施形態の場合と同様に窓用ネット2全体を図26に示したように取り付けることができる。
以上、第1〜第7実施形態で説明した自動車の窓用ネットを使用すれば、簡単な操作で開けた自動車の窓にネットを張ることができる。自動車でキャンプや釣りのレジャーに出かけた際、休憩のため車内で過ごすときに本発明の自動車の窓用ネットを開けた窓に取り付けておけば蚊、ハエ等の虫の侵入を防止でき、自然の風を車内に通して楽しむことができる。
図面中、1は窓枠、2、2aは自動車の窓用ネット、3はネット、4は被覆電線、5はダブルクリップ、5aはばね部、8は紐通し部、10は紐通し口、11はストッパ、14、17はシールリップ、15は窓ガラス、19は磁石、20は金属製車体部、21は吸盤、22は安全ピン、23はホック、25はゴム磁石、26は棒状ゴム、27は円柱状磁石を示す。

Claims (8)

  1. 自動車の窓ガラス開口部に防虫・通風等を目的として取り付ける自動車の窓用ネットであって、
    ネットと被覆電線とダブルクリップを備えて構成され、
    前記ネットは伸縮性素材を用いて上、左右辺部外形は窓枠形状に略等しく、下辺部は窓枠下辺より下に垂れ下がりうる形状に形成し、上、左右周辺にはトンネル状の紐通し部を形成して、その左右辺下部には水平方向内側に向けた紐通し口が形成されており、
    前記被覆電線は窓枠の内周全長より長く、前記紐通し部に挿通して両端部が紐通し口より引き出されており、
    前記ダブルクリップは断面略二等辺三角形状に形成されたばね部の三角形状内に前記被覆電線を挿通した状態で前記被覆電線の両端近くに各1個が被覆電線に沿って摺動可能に取り付けられ、被覆電線両端に取り付けたストッパにより抜け防止が図られており、
    かかる窓用ネットを窓枠に取り付ける際は、窓ガラスを窓枠下辺よりも下に降ろした状態とし、前記紐通し部に通した被覆電線をネット周辺部と共に窓枠上、左右辺部のシールリップ間に押し込んで固定し、窓枠下辺部はネット下辺部を車内側に垂れ下がらせた状態とし、前記紐通し口より引き出されている被覆電線がほぼ直線状になるようにして車内側から窓枠下辺部のシールリップを前記ダブルクリップにてネットの上から挟んで固定できるように構成されていることを特徴とする自動車の窓用ネット。
  2. 請求項1に記載の自動車の窓用ネットにおいて、窓枠に取り付ける際は窓ガラスを窓枠下辺よりも下に降ろした状態とすることに代えて、窓ガラスの上端部を窓枠下辺よりも少し上に突出させた状態とし、前記ダブルクリップは前記シールリップを挟むのに代えて車内側から、突出した窓ガラス上端部をネットの上から挟んで固定できるように構成されていることを特徴とする自動車の窓用ネット。
  3. 請求項1に記載の自動車の窓用ネットにおいて、前記ダブルクリップは断面略二等辺三角形状の底辺部外側部分に磁石を追加取り付けしておき、該ダブルクリップは前記シールリップを挟むのに代えて車内側から、磁石部を窓枠外側の金属性車体部にネットを挟んだ状態で吸着させて固定できるように構成されていることを特徴とする自動車の窓用ネット。
  4. 請求項1に記載の自動車の窓用ネットにおいて、前記ダブルクリップに代えて被覆電線の両端近くに各1個の吸盤を被覆電線に沿って摺動可能に取り付け、
    窓用ネットを窓枠に取り付ける際は、被覆電線の両端部分をネットの背面側に回し、上端部を窓枠下辺よりも少し上に突出させた窓ガラスの車内側側面に被覆電線がほぼ直線状になる状態にして吸盤を吸着させ、該状態にて吸盤の背面側に取り付けた安全ピンにて吸盤とその部分のネットをつないで固定できるように構成されていることを特徴とする自動車の窓用ネット。
  5. 請求項1乃至4に記載の自動車の窓用ネットにおいて、前記トンネル状の紐通し部を設けたネットに代えて、窓枠より大きい形状のネットの右上端部を折り返し、折り返した端部を縫合、又は連結・分離可能な雌雄のホックによりネット本体に接合することにより短い紐通し部を形成し、該紐通し部に前記被覆電線を挿通したネットを使用し、
    該ネットを使用した窓用ネットを窓枠に取り付ける際は、窓枠上、左右辺部のシールリップ間に前記短い紐通し部に通した状態の被覆電線を窓枠との間にネット周辺を挟んだ状態で押し込んで固定するように構成されていることを特徴とする自動車の窓用ネット。
  6. 請求項1に記載の自動車の窓用ネットにおいて、前記ダブルクリップに代えて、前記被覆電線の両端に、断面矩形の棒状で対向する一対の面間を多極着磁したゴム磁石を取りつけ、前記ネット下辺部を車内側に垂れ下がらせた状態として該ゴム磁石を車内側から外に押し出し、窓枠外側の金属性車体部にネットを挟んだ状態で吸着させて固定できるように構成されていることを特徴とする自動車の窓用ネット。
  7. 請求項6に記載の自動車の窓用ネットにおいて、前記多極着磁したゴム磁石に代えて、断面矩形のゴム棒の対向する一対の面間に円柱状棒磁石を両端面をゴム表面に一致させた状態で埋め込んだ磁石埋め込み棒状ゴムを使用したことを特徴とする自動車の窓用ネット。
  8. 請求項1乃至7に記載の自動車の窓用ネットにおいて、前記被覆電線に代えて、断面円形で、表層部に弾性を有し、長手方向には非伸縮性の屈曲可能な弾性ケーブルを使用したことを特徴とする自動車の窓用ネット。
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