JP2016136385A - Rfタグ用表示器、会計データ表示システム、及び会計データ表示方法 - Google Patents

Rfタグ用表示器、会計データ表示システム、及び会計データ表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】紙の請求書をなくしたシンプルな構成でありながら、会計前の顧客に少なくとも商品の合計金額を表示することができるRFタグ用表示器を提供する。【解決手段】RFタグ用表示器400は、アンテナ401、ディスプレイ408、RFタグ(RFID:Radio Frequency Identification)411、検波回路405、マイクロコンピュータ402及び電源416が内蔵され、所定の高周波信号でRFタグ411に会計データが書き込まれるとともに、当該高周波信号によってマイクロコンピュータ402が起動し、高周波のシリアルデータ信号を検波して得られたシリアルデータを用いて、少なくとも商品の合計金額をディスプレイ408に表示する。【選択図】図4

Description

本発明は、飲食店等において商品・役務等に係る会計データなどをRFIDを用いて表示するRFタグ用表示器、会計データ表示システム、及び会計データ表示方法に関する。
飲食店、特に寿司や焼肉や鍋料理等の商品をプレート(皿)に載せて、顧客の目の前を通過する循環式の搬送路(コンベヤ)にのせ、顧客が好みで選び取る方式の店が活況である。前記プレートは商品の価格や種別によって複数種類のプレートが用意されているのが通例であり、顧客は指定された席についてタッチパネル等の入力表示手段を用いて好みの商品を選ぶか前記搬送路上の任意のプレートを受け取って食事をし、その後、店員がハンディターミナルを用いて複数の前記プレートを同時スキャンし前記ハンディターミナル内の演算手段等によって算出された前記商品の合計金額を顧客に告げる。このとき、前記店員は前記ハンディターミナルからプリントアウトされた請求書(請求金額が記された紙片)を顧客に渡すか、前記ハンディターミナルが認証した所定のバーコード付きの板を顧客に渡し、前記顧客は会計窓口に出向いて会計担当者に前記請求書を渡すか前記バーコード付きの板を渡す。そうすると、前記会計担当者はPOS端末を操作して前記商品の合計金額を画面表示させて前記顧客との間で現金の受渡し若しくは電子マネーの受渡しがなされることとなる。
前記請求書は合計金額が明示されているが紙資源の浪費となり、また、専用のプリンターが必要となるので設備コストがその分余計にかかる。そこで、最近では前記請求書に代えて前記バーコード付きの板を顧客に渡す飲食店が増えつつある。前記バーコード付きの板は、RFタグ付きの板としてもよい。その一方で、これら店内は、賑わっているときには店員の声は聞き取り難くなり、また、前記商品の合計金額を顧客が失念することも少なからずある。そこで、さらにシステムを改善すべく、前記請求書、前記バーコード付きの板若しくはRFタグ付きの板などに替えて、店内で用いる専用の表示器を用いる動きがある。これらの表示器にはディスプレイが備わっており、前記商品の合計金額が前記ディスプレイに表示される。
JIS X 0500によれば、「RFタグは、半導体メモリを内蔵して、誘導電磁界または電波によって書き込まれたデータを保持し、非接触で読み書きできる情報媒体である」と規定されており、本明細書におけるRFタグも同様の意味である。
特許文献1は、飲食店精算システムに関し、「少なくとも飲食物の価格を特定可能な価格特定情報および飲食物容器を識別可能な識別情報とを記憶する不揮発性の記憶手段と、該記憶手段に記憶されている前記価格特定情報および識別情報とを非接触にて送信する送信手段と、外部より非接触にて電力を受給する電力受給手段とを有する飲食物容器と、前記飲食物容器に電力を供給する電力供給手段と、前記送信手段からの送信を受信する受信手段と、該受信された情報を記憶する記憶手段と、前記識別情報を比較して同一の識別情報を1つの飲食物容器と判断する比較判断手段と、該受信された価格特定情報により特定される価格および前記比較判断手段にて判断された数量に基づき精算金額を算出する算出手段と、該精算金額および各飲食物の価格に対応する数量を外部に送信する通信手段と、電源手段とを有する可搬型の読み取り装置と、前記通信手段との通信を行う通信手段と、印刷手段と、電源手段とを有し、前記読み取り装置より送信される前記精算金額および各飲食物の価格に対応する数量を印刷して請求書を発行するプリント装置から構成されていること(その請求項1)」が記載されている。
特許文献2は、飲食店精算システムに関し、「客を識別するための客IDを入力する客ID入力手段と、客が注文した商品の商品識別コード,注文数量等の商品注文データを入力する注文入力手段と、この注文入力手段を介して入力された商品注文データを、前記客ID入力手段により入力された客ID別に記憶管理するとともに前記客ID入力手段により入力された客IDをクリアする注文管理手段と、会計プレート(RFタグ付きの板)にそれぞれ付与されている会計用RFタグの各高周波が記録された会計用高周波リストを記憶する記憶部と、前記客ID入力手段により前記客IDが入力された後にRFタグデータの読取りが指令されると、寄せ集められた複数の商品にそれぞれ付されている商品用RFタグのデータ及び前記会計プレートにそれぞれ付与されている前記会計用RFタグの高周波を読取るタグ読取り手段と、このタグ読取り手段により読取られた複数の商品用RFタグのデータに基づいて前記寄せ集められた複数の商品の価格別数量を計数する計数手段と、前記タグ読取り手段により前記会計プレートの前記会計用RFタグから読み取られた高周波が前記会計用高周波リストに存在すると、当該会計プレートの会計用RFタグに対して、前記計数手段により計数された価格別数量のデータと前記RFタグデータの読取りが指令される前に前記客ID入力手段により入力された客IDとを出力する出力手段と、前記会計プレートに付与された前記会計用RFタグから前記価格別数量のデータと前記客IDとを読み取るプレート読取り手段と、前記注文管理手段により管理される客ID別の商品注文データのなかから、前記プレート読取り手段により前記会計プレートの前記会計用RFタグから読み取った前記客IDで識別される商品注文データを検出する注文データ検索手段と、この注文データ検索手段により検出した商品注文データと前記プレート読取り手段により前記会計プレートの前記会計用RFタグから読み取った前記価格別数量データとに基づいて会計演算処理を行う会計処理手段を具備したこと(その請求項1)」が記載されている。
特許文献3には、いわゆるFeliCa方式(FeliCaは登録商標)に関する発明が記載されている。
特開2000−194952号公報 特開2008−003926号公報 特開2005−210741号公報
しかしながら、特許文献1では、会計前に請求書をプリントアウトして顧客に渡すことから紙資源の浪費となり、専用のプリンターが必要となるので設備コストがその分余計にかかる。特許文献2では、会計前にRFタグ付きの板を顧客に渡しているが、それだけでは前記商品の合計金額が顧客には不明である。特許文献3では、多様なニーズに対応した近接通信を行うために、高度で複雑な形態の通信を行っており、飲食店等における店内精算システムに適用した場合には設備コストが必要以上に嵩んでしまうという問題点がある。
そこで本発明の目的は、紙の請求書をなくしたシンプルな構成でありながら、会計前の顧客に商品の合計金額を表示することができる、飲食店等におけるRFタグ用表示器、会計データ表示システム、及び会計データ表示方法を提供することにある。
本発明のRFタグ用表示器は、少なくともディスプレイ、RFタグ、検波回路、マイクロコンピュータ及び電源が内蔵されており、所定の高周波信号によって前記マイクロコンピュータが起動するとともに前記RFタグに会計データが書き込まれ、高周波のシリアルデータ信号を検波して得られたシリアルデータを用いて、少なくとも商品の合計金額を前記ディスプレイに表示することを特徴とする。
本発明によれば、前記RFタグ用表示器内のディスプレイに商品の合計金額などを表示するので紙の請求書は不要となり、尚且つ、既知のFeliCa方式(FeliCaは登録商標)などと比較して格段にシンプルな回路構成でありながら、会計前の顧客が商品の合計金額などの会計情報をいつでも視認することができる。
ここで、所定の高周波信号とは、RFタグにデータ書き込みする高周波信号である。前記高周波信号は、変調されて送信される。変調方式としては、振幅偏移変調(ASK)方式、周波数偏移変調(FSK)方式、位相偏移変調(PSK)方式が挙げられる。RFIDの通信規則としては、タグトークファースト(TTF),リーダトークファースト(RTF)が挙げられる。RFタグとリーダ/ライタ間の伝送は、ISO/IEC 18000規格により定められている。本発明において使用する高周波信号は、ISO/IEC規格に準拠しており、既知の信号伝送形式についてはその説明を一部省略する。
本発明は、前記RFタグ用表示器のディスプレイに前記商品等の合計金額が表示されている状態で前記マイクロコンピュータがスリープモードとなり、その後、前記RFタグに書き込まれた前記会計データがRFタグ読み取り手段によって読み取られると前記ディスプレイの表示が消えるとともに前記マイクロコンピュータがシャットダウンする。
本発明によれば、極力消費電力を抑えた構成となり、長時間に亘り使用することが容易となる。
RFID(Radio Frequency Identification)は、電池を持たないものをパッシブタグと呼び、電池を内臓するものをアクティブタグと呼んでいる。
前記表示器がTFT表示器やLCD表示器の場合で、シャットダウンにより表示状態が消える場合、本発明としては、前記RFタグ用表示器と、店内の商品・役務等に係る会計データを作成するハンディターミナル、又は、前記会計データを読みとるRFタグ読み取り手段を備えるとともに、前記RFタグ用表示器の電源に充電する充電手段を備え、前記RFタグ用表示器の電源を充電すると、前記マイクロコンピュータがシャットダウンして、前記会計データを前記ディスプレイに表示されないようにする。
前記表示器が電子ペーパー表示器の場合で、シャットダウンにより表示状態が消えない場合、本発明としては、前記RFタグ用表示器と、店内の商品・役務等に係る会計データを作成するハンディターミナル、又は、前記会計データを読みとるRFタグ読み取り手段を備えるとともに、前記RFタグ用表示器の電源に充電する充電手段を備え、前記RFタグ用表示器の電源を充電すると、前記マイクロコンピュータが起動して、前記会計データを前記ディスプレイの内容を消去し、前記マイクロコンピュータがシャットダウンするようにする。
本発明の会計データ表示方法は、ハンディターミナルを用いて、店内の商品・役務に係る会計データをディスプレイに表示する店内精算方法であって、
前記ハンディターミナルから所定の高周波信号を送出して前記ディスプレイを表示させるためのマイクロコンピュータを起動させ、前記ハンディターミナルから高周波のシリアルデータ信号を送出して、前記会計データを前記ディスプレイに表示することを特徴とする。
本発明によれば、既知の飲食店精算システムなどと比較して格段にシンプルな方法でありながら、会計前の顧客が店内の商品・役務に係る会計データを視認することができるので、紙の請求書は不要となる。
本発明の会計データ表示システムは、店内の商品・役務に係る会計データを作成するハンディターミナルと、RFタグ用表示器を備え、
前記ハンディターミナルから所定の高周波信号が送出されると、当該高周波信号によって前記RFタグ用表示器内のマイクロコンピュータが起動し、前記ハンディターミナルから高周波のシリアルデータ信号が送出されると、前記RFタグ用表示器内で検波して得られたシリアルデータを用いて、少なくとも商品の合計金額を前記RFタグ用表示器内のディスプレイに表示することを特徴とする。
本発明によれば、前記RFタグ用表示器内のディスプレイに少なくとも商品の合計金額を表示するので紙の請求書は不要となり、尚且つ、既知のFeliCa方式(FeliCaは登録商標)などと比較して格段にシンプルなシステム構成でありながら、前記RFタグ用表示器によって、会計前の顧客が商品の合計金額などの会計情報をいつでも視認することができる。
前記ハンディターミナルは、片手で持てるハンディサイズのデータ収集端末装置であり、商品の合計金額などの情報を画面表示するディスプレイが備わっている。
本発明の会計データ表示システムは、店内の商品・役務に係る料金やIDなどの商品データが書き込まれた商品用のRFタグからそれぞれの商品データを読み取って商品の合計金額を含む会計データを作成するハンディターミナルと、RFタグ用表示器を備え、
前記ハンディターミナルから所定の高周波信号が送出されると、当該高周波信号によって前記RFタグ用表示器内のマイクロコンピュータが起動するとともに前記RFタグ用表示器内のRFタグに会計データが書き込まれ、前記ハンディターミナルから高周波のシリアルデータ信号が送出されると、前記RFタグ用表示器内で検波して得られたシリアルデータを用いて、少なくとも商品の合計金額を前記RFタグ用表示器内のディスプレイに表示することを特徴とする。
本発明によれば、前記RFタグ用表示器内のディスプレイに少なくとも商品の合計金額を表示するので紙の請求書は不要となり、尚且つ、既知のFeliCa方式(FeliCaは登録商標)などと比較して格段にシンプルなシステム構成でありながら、前記RFタグ用表示器によって、会計前の顧客が商品の合計金額などの会計情報をいつでも視認することができる。さらに、前記RFタグ用表示器のディスプレイに会計データが表示されており、かつ、前記RFタグ用表示器のRFタグに会計データが書き込まれているので、両者を照合することで会計データの信頼性がより一層高いものとなる。
本発明は、前記RFタグ用表示器内のRFタグに書き込みされた前記会計データを読みとるRFタグ読み取り手段を備え、前記会計データが前記RFタグ読み取り手段によって読み取られると、前記RFタグ用表示器内のディスプレイの表示が消えるとともに前記RFタグ用表示器内のマイクロコンピュータがシャットダウンすることが好ましい。これによれば、消費電力を抑えたシステム構成となり、商品購入から会計処理までの一連の手続きを迅速かつ合理的に行うことができる。
前記RFタグ読み取り手段は、いわゆるRFIDリーダや、RFIDリーダライタや、その他の既知のRFタグ読み取り機器が適用できる。前記RFタグ読み取り手段には、商品の合計金額などの情報を画面表示するディスプレイが備わっている場合がある。
前記RFタグ読み取り手段は、USB接続や有線LANなどの有線通信手段や、WiFiや無線LANなどの無線通信手段が備わっていることが好ましい。各種通信インターフェースにて、会計データをPOS端末と通信して会計処理することが容易となるからである。
前記POS端末は、現金の取引状況を自動的に表示して記録・計算および金銭の保管をするデジタル式の金銭登録機であり、会計に係る金額を画面表示するディスプレイが備わっている。前記POS端末は、例えば店内の商品管理システムと接続されている。
無線制御方式としては既知の方式が適用できる。例えば、Zigbee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、WiFiや各種無線LANが適用できる。
無線周波数としては既知の周波数が適用できる。例えば、長波帯、4.915MHz帯、6.78MHz帯、13.56MHz帯、27.125MHz帯、40.68MHz帯、433.920MHz帯、UHF帯、2.45GHz帯、5.8GHz帯などが挙げられる。
特に13.56MHz帯の周波数は、ループアンテナによる電磁誘導方式が使われること、GHz帯の周波数と比較して発熱のおそれがないことなどから表示器の無線周波数として好ましい。例えば、RFタグ用の搬送波として普及している13.56MHz帯の周波数を用いることで汎用の電子部品や回路等によって信頼性の高いシステムとなる。
本発明のRFタグ用表示器、及び店内精算システムによれば、前記RFタグ用表示器内のディスプレイに少なくとも商品の合計金額を表示するので紙の請求書は不要となり、尚且つ、既知のFeliCa方式(FeliCaは登録商標)などと比較して格段にシンプルなシステム構成でありながら、前記RFタグ用表示器によって、会計前の顧客が商品の合計金額などの会計情報をいつでも視認することができる。さらに、前記RFタグ用表示器のディスプレイに会計データが表示されており、かつ、前記RFタグ用表示器のRFタグに会計データが書き込まれているので、両者を照合することで会計データの信頼性がより一層高いものとなる。
そして、本発明によれば、既知の飲食店精算システムなどと比較して格段にシンプルな方法でありながら、会計前の顧客が店内の商品・役務に係る会計データを視認することができるので、新たな設備投資をしなくとも、商品購入から会計処理までの一連の手続きを迅速かつ合理的に行うことができる。
本発明によれば、例えば、寿司や焼肉や鍋料理等の商品をプレート(皿)に載せて、顧客の目の前を通過する循環式の搬送路(コンベヤ)にのせ、顧客が好みで選び取る方式の店に好適な店内精算システムが実現する。
本発明を適用した実施形態の店内精算システムを示す構成図である。 上記実施形態に係るハンディターミナルの要部を示す構成図である。 上記実施形態に係るハンディターミナルの他の例の要部を示す構成図である。 上記実施形態に係る表示器の要部を示す構成図である。 上記実施形態に係るハンディターミナルからの高周波信号を例示する信号図である。 上記実施形態に係る表示器の検波回路からの信号を例示する信号図である。 本発明を適用した実施形態の店内精算システムの動作手順を示すフローチャート図である。 上記実施形態に係る表示器の外観を示す図である。 本発明を適用した実施形態の店内精算システムの他の例を示す構成図である。
本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
(本発明の実施の形態)
図1は、本発明を適用した実施形態の店内精算システムを示す構成図である。本実施形態の店内精算システム1は、顧客が食事するための商品を載せるプレート700と、店員が使用するハンディターミナル500と、会計手続きのために店員が顧客に渡す表示器400と、会計処理のためのPOS端末200と、データベース100とを備える。
前記プレート700には、店内の商品・役務に係る料金やIDなどの商品データが書き込みされている商品用のRFタグ(RFID: Radio Frequency Identification)701が貼り付けられている(図1)。ここで、ハンディターミナル500と表示器400は特別な関係を有している。プレート700やPOS端末200などの機器は既存品を用いることができる。
前記ハンディターミナル500は、複数のプレート700,700,・・・にそれぞれ付与されている商品用のRFタグ701から商品データを読み取って演算処理するなどして前記商品の合計金額と対応する会計データを作成しその演算結果としての会計金額(前記商品の合計金額)等の会計情報をディスプレイ508に表示し前記会計データを高周波信号として送信する機能を有する(図1〜図3)。
前記RFタグ用表示器400は、前記高周波信号によってマイクロコンピュータ402が起動するとともにRFタグ411に会計データが書き込まれ、前記高周波のシリアルデータ信号を検波回路405にて検波して得られたシリアルデータを用いて、少なくとも商品の合計金額をディスプレイ408に表示する機能を有する(図1、図4)。
前記POS端末200は、前記RFタグ用表示器内のRFタグ411にデータ保持された前記会計データを付属のリーダ300が読み取って会計処理し、前記会計金額(前記商品の合計金額)等の会計情報を付設のディスプレイ208に画面表示する機能を有する(図1)。リーダ300は、RFタグ読み取り手段である。そして、POS端末200は、データベース100に店内の商品データを蓄積し、図示しないホストコンピュータはこれら機器からの情報を受けて店内の商品管理を行う商品管理システムを構築している。POS端末200やリーダ300は、市販品を用いることができ、また、市販品を組み合わせて適用することができる。
本実施形態は、例えば回転寿司など、商品をプレート700(皿)に載せて、顧客の目の前を通過する循環式の搬送路にのせ、顧客が好みで選び取る方式の店に好適なシステムとなっている。
例えば、商品が載置されたプレート700が顧客の目の前を通過する循環式の搬送路に乗ってそれを顧客が受け取って食事をし、その後、店員がハンディターミナル500を用いて複数のプレート700を同時スキャンし、少なくとも前記商品の合計金額がディスプレイ表示された表示器400を前記顧客に渡し、前記顧客が会計窓口に出向くとリーダ300と連動してPOS端末200が前記会計金額(前記商品の合計金額)等の会計情報を画面表示し、顧客が料金を支払うシステムとなっている。なお、ここでは、表示器を用いた既知の料金支払いシステムに係る内容についてはその説明を一部省略して本願発明に係る要部を重点的に説明する。また、図1では積み重ねられた皿700を例示しているが、この例に限定されるものではない。
図2と図3は、本実施形態に係るハンディターミナル500の要部をそれぞれ例示する構成図である。ハンディターミナル500には、少なくともアンテナ501、高周波信号送受信部503、マイクロコンピュータ502、電源制御部506、直流電源516、ディスプレイ508が備わっている。直流電源516は、既知の電池が用いられ、例えばリチウムイオン電池、アルカリ電池、マンガン電池、水銀電池、スーパーキャパシタ等のコンデンサなどが適用される。スーパーキャパシタ等のコンデンサを用いることによって充電時間を数秒程度に抑制できるため、表示器を充電する時間を抑えることができ、より円滑に業務を行なうことが可能となる。
図2に示す例では、信号送受信ソフトウエア部504がさらに備わっており、ソフトウエア制御によってアンテナ出力を入り切りして、高周波のシリアルデータ信号を発生させる。アンテナ出力を入り切りする方法は、信号送受信ソフトウエア部504からのプログラムをマイクロコンピュータ502にて作動させて高周波信号送受信部503を制御して行う。本実施形態によれば、少ない回路構成で必要な変調信号を作ることが容易にできる。
図3に示す例では、ハードウエア制御によってアンテナ出力を入り切りして、高周波のシリアルデータ信号を発生させる。つまり、図3に示す例では、アンテナ切換えスイッチ514がさらに備わっており、マイクロコンピュータ502からのシリアル信号にてアンテナ切換えスイッチ514を入り切りして、高周波のシリアルデータ信号を発生させる。本実施形態によれば、ソフトウエア制御によらず、高周波の(A1A,A2A)変調信号を作ることが容易にできる。なお、図3は一例であって、上記アンテナ切換えスイッチと同様の機能を既知のハードウエア回路(トランジスタ回路など)で置き換える場合がある。
図4は、本実施形態に係る表示器400の要部を示す構成図である。図4に示す例では、表示器400には、アンテナ401、マイクロコンピュータ402、検波回路405、電源制御部406、直流電源416、ディスプレイ408、LED409、RFタグ411が備わっている。直流電源416は、既知の電池が用いられ、例えばリチウムイオン電池、アルカリ電池、マンガン電池、水銀電池、スーパーキャパシタ等のコンデンサなどが適用され、太陽電池を用いる場合もある。スーパーキャパシタ等のコンデンサを用いることによって充電時間を数秒程度に抑制できるため、表示器を充電する時間を抑えることができ、より円滑に業務を行なうことが可能となる。
図4に示す例では、所定の高周波信号でRFタグ411に会計データが書き込まれるとともに、当該高周波信号によってマイクロコンピュータ402が起動し、高周波のシリアルデータ信号を検波して得られたシリアルデータを用いて、少なくとも商品の合計金額をディスプレイ408に表示する。
検波回路405は、例えば、ダイオードによって検波する。電源制御部406は、前記高周波信号を検知してマイクロコンピュータ402の電源をONする。
図4に示す例では、さらにLED409が内蔵されており、マイクロコンピュータ402が作動するとLED409が点灯または点滅し、そしてマイクロコンピュータが表示動作終了後、スリープモードとなるか、シャットダウンするとLED409が消灯する構成となっている。この例によれば、LED409によって本体が動作モードであるか否かが一目瞭然である。
また、図4に示す例では、マイクロコンピュータが表示動作終了後、スリープモードとなるが、その後、前記高周波信号を検知すると、前記マイクロコンピュータがシャットダウンして前記ディスプレイの表示が消える。
本実施形態によれば、RFタグ(RFID: Radio Frequency Identification)を用いて、表示器400内のディスプレイ408に少なくとも商品の合計金額を表示するので紙の請求書は不要となるうえ、さらに、既知のFeliCa方式(FeliCaは登録商標)などと比較して格段にシンプルなシステム構成でありながら、表示器400によって、会計前の顧客が商品の合計金額などの会計情報をいつでも視認することができる。さらに、前記RFタグ用表示器のディスプレイに会計データが表示されており、かつ、前記RFタグ用表示器のRFタグに会計データが書き込まれているので、両者を照合することで会計データの信頼性がより一層高いものとなる。RFID はRadio Frequency Identificationの略称で、誘導電磁界または電波によって非接触でデータの送受信・蓄積・書換えを行うもの形状や材質、マーケットにより、ICタグ・無線タグ・電子タグ・非接触ICカード等とも呼ばれる電池を持たないものをパッシブタグ、電池を内臓するものをアクティブタグと呼んでいる。また、無線を利用しているため読み取りが柔軟で、同時に複数IDを一括して読み取ることができる。
図8は、本実施形態に係る表示器400の外観を示す図である。図8(a)の例は、いわゆるカード型の表示器400であり、小型軽量で手に収まるサイズとなっている。図8(b)の例は、いわゆる板状の表示器400であり、画面が大きくて見やすくなっている。ここで、符号408は、LCDや電子ペーパーや有機ELなどのディスプレイであり、符号409は表示器400が受信中であるなどの動作表示を示すマークである。そして、表示器400内のマイクロコンピュータが作動するとLCD408に受信や送信や交信中を示すマークが現れる構成となっている。つまり、図8(b)の例では、ディスプレイ408に動作表示を示す機能を併用させたものであり、部品点数のさらなる削減を図っている。
(本発明の動作手順)
図6は、本実施形態の店内精算システムの動作手順を示すフローチャート図である。ここでは、いわゆる回転寿司店などの、商品をプレート(皿)に載せて、顧客の目の前を通過する循環式の搬送路(コンベヤ)にのせ、顧客が好みで選び取る方式の店に適用する場合で説明する。
例えば、商品が載置されたプレート700を顧客が受け取って食事をし、顧客が会計する旨を店員に伝えると、店員がハンディターミナル500を用いて複数のプレート700を同時スキャンする。
ハンディターミナル500は所定の高周波信号を送信し(符号S1)、表示器400は前記高周波信号を受信し検波して内蔵のマイクロコンピュータ402が起動するとともにRFタグ411に会計データが書き込まれる(符号S2)。
ハンディターミナル500は上記スキャンデータに基づいて商品の合計金額を含む会計データを作成しており、その会計データから高周波のシリアルデータ信号を作成して送信する(符号S3)。前記RFタグ用表示器400は、ハンディターミナル500の上に重ねられるように搭載された状態でハンディターミナル500からの情報を入力する。そして、前記ハンディターミナルの上に重ねるように搭載した状態でデータが入力される。また、前記RFタグ用表示器は前記会計データを読みとるRFタグ読み取り手段によっても、前記読み取り手段の上に重ねるように搭載した状態でデータが入力される。信号入力の確実さのためである。
表示器400は、前記シリアルデータ信号を受信し検波し得られたシリアルデータを用いて、少なくとも商品の合計金額をディスプレイ408に表示する(符号S4)。
そして、店員は表示器400に商品の合計金額が表示されているのを確認して顧客に渡す。
顧客は表示器400を持って会計窓口に行き、表示器400を会計担当者に渡すか、または、リーダ300に近づける。リーダ300は表示器400の前記会計データを読み取る(符号S5)。
そして、顧客は、飲食店の会計担当者に料金を支払うなどして精算する。図1に示す例では、リーダ300は、POS端末200と接続されており、POS端末200は、リーダ300からの前記会計データを会計処理することとなる。
精算レジでは、前記会計データを読みとるRFタグ読み取り手段300が配置されており、この読み取り手段300で前記RFタグ用表示器400の会計データを読み取り、レジ精算する。このレジ精算が終了すると、複数枚のRFタグ用表示器400の電源をまとめて充電することができるが、この充電の際に前回に表示されて会計データが表記されると、次の来店客に表示器400を渡せなくなるおそれがある。そこで、RFタグ用表示器400の電源に充電する充電手段を有し、前記RFタグ用表示器400の電源を充電すると、前記マイクロコンピュータ402がシャットダウンして、前記会計データを前記ディスプレイに表示しない。なお、LCD表示等の場合は、充電すると、マイクロコンピュータ402がシャットダウンして、表示データは消える。また、電子ペーパーの場合、シャットダウンしても、表示が消えないために、充電すると、マイクロコンピュータが起動して表示データは消去され、その後、マイクロコンピュータ402がシャットダウンするようにする。
図5は、本実施形態のハンディターミナル500から送信される高周波信号を例示する信号図である。図5に示す例では、ハンディターミナル500は、搬送波が13.56MHz帯の周波数で、変調された所定の高周波信号を送信し、信号切換えして、高周波のシリアルデータ信号を送信する。
図6は、本実施形態の表示器400における、検波回路405の出力信号を例示する信号図である。図6に示すように、表示器400は、前記高周波信号でRFタグ411に会計データが書き込まれるとともに、前記高周波信号を受信し検波してマイクロコンピュータ402が起動し、引き続き、前記高周波のシリアルデータ信号を受信し検波して得られたシリアルデータを用いて、少なくとも商品の合計金額をディスプレイ408に表示する。
一例としては、ハンディターミナル500が、周波数13.56MHz帯の搬送波を送信することで表示器400のマイクロコンピュータ402が起動し(符号S2)、それによって表示器400のLED409が点灯するか点滅して、店員が表示器400の表示を視認し、次に、店員がハンディターミナル500のスイッチ509を入れることで、ハンディターミナル500が、変調された所定の高周波信号を送信し、この所定の高周波信号によってマイクロコンピュータ402が起動するとともに、表示器400のRFタグ411に会計データが書き込まれ、ハンディターミナル500が、高周波のシリアルデータ信号を送信し(符号S3)、表示器400が前記シリアルデータ信号を受信し検波し得られたシリアルデータを用いて、少なくとも商品の合計金額をディスプレイ408に表示する(符号S4)構成がある。この例は、最も単純なシステムの一例であるが、これ以外にも、ハンディターミナル500と表示器400とで交信するようにしてもよいし、高周波信号を一定時間送信し、信号切換えする構成とすることもできる。
図9は、本発明を適用した実施形態の店内精算システムの他の例を示す構成図である。本実施形態の店内精算システム1は、店員が使用するハンディターミナル500と、会計手続きのために店員が顧客に渡す表示器400を備える。
例えば、居酒屋などで商品が載置された食器を顧客が受け取って食事をし、顧客が会計する旨を店員に伝えると、店員がハンディターミナル500を用いて複数の食器を同時スキャンし、そのスキャンデータに基づいて商品の合計金額を含む会計データを作成する。
ハンディターミナル500は所定の高周波信号を送信し(符号S1)、表示器400は高周波信号を受信し検波して内蔵のマイクロコンピュータ402が起動する(符号S2)。
ハンディターミナル500は前記会計データから高周波のシリアルデータ信号を作成して送信する(符号S3)。
表示器400は前記シリアルデータ信号を受信し検波し得られたシリアルデータを用いて、少なくとも商品の合計金額をディスプレイ408に表示する(符号S4)。
ここで、表示器400がハンディターミナル500からの信号を受信中は、ディスプレイ408内に受信中であることを示すアイコン409が表示される。そして、店員は表示器400に商品の合計金額が表示されているのを確認して顧客に渡す。
顧客は表示器400を持って会計場所に行く。
飲食店の会計担当者は、表示器のディスプレイ408に表示された会計情報を確認する。
そして、顧客は、飲食店の会計担当者に料金を支払うなどして精算する。
本実施形態によれば、既知の飲食店精算システムなどと比較して格段にシンプルな方法でありながら、会計前の顧客が店内の商品・役務に係る会計データを視認することができるので、新たな設備投資をしなくとも、商品購入から会計処理までの一連の手続きを迅速かつ合理的に行うことができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されず、各種バリエーションに応じて設計の範囲内でその仕様を変更することができる。例えば、上述の実施形態では、表示器400とハンディターミナル500とが最初から別体になっている例を示したが、ハンディターミナル500に表示器400の取り付け部(スロットル)を設けておき、適宜表示器400を充電しつつ、表示器400に商品の合計金額が表示されているのを確認して顧客に渡すようにしてもよい。
例えば、上述の実施形態では、リーダ300にはディスプレイがないものを図示して説明したが、リーダ300に前記会計データに基づく会計情報を表示可能なディスプレイが配されているようにすれば、POS端末200とは切り離して動作させることが容易となり、飲食店の会計担当者が、リーダ300のディスプレイに表示された会計情報を確認するようにもできる。
また、表示器400が電子ペーパーの場合では、ハンディターミナル500との連携、RFタグ読み取り手段300との連携、さらには、RFIDタグリーダー付き携帯電話型無線端末と連携させて(前記RFタグ用表示器400に携帯電話で前記高周波信号を検波)することにより、売り場の商品にタグを取り付けて、在庫情報をリアルタイムに入力・確認できるようにするなどの使用ができる。
このように本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることは言うまでもない。
1 本発明の店内精算システム、
200 POS端末、
300 RFタグ読み取り手段(リーダ)、
400 本発明のRFタグ用表示器()、
401 表示器内のアンテナ、
402 表示器内のマイクロコンピュータ、
405 表示器内の検波回路、
408 表示器内のディスプレイ、
411 表示器内のRFタグ、
416 表示器内の電源(電池)、
500 ハンディターミナル、
700 プレート(食器)、
701 商品用のRFタグ




本発明の店内精算システムは、商品または役務に係るデータが書き込みされた商品用のRFタグと、会計手続きのために店員が顧客に渡すRFタグ用表示器とを備えた店内精算システムにおいて、前記RFタグ用表示器は、少なくともディスプレイ、RFタグ、検波回路、マイクロコンピュータ及び電源が内蔵されており、マイクロコンピュータ起動用およびRFタグ書込用の高周波信号によって前記マイクロコンピュータが起動するとともに前記RFタグに商品の合計金額を含む会計データが書き込まれ、表示用高周波シリアルデータ信号を検波して得られたシリアルデータを用いて、少なくとも前記商品の合計金額を前記ディスプレイに表示することを特徴とする。
本発明は、前記店内精算システムが、さらに前記RFタグ用表示器に書き込まれた前記会計データを読みとるRFタグ読み取り手段を備え、前記RFタグ用表示器が前記RFタグ読み取り手段の高周波信号を検知すると、前記ディスプレイの表示データが消えるとともに前記マイクロコンピュータがシャットダウンすることを特徴とする。
本発明は、前記RFタグ用表示器のディスプレイに前記商品等の合計金額が表示されている状態で前記マイクロコンピュータがスリープモードとなり、その後、前記RFタグに書き込まれた前記会計データがRFタグ読み取り手段によって読み取られると前記ディスプレイの表示が消えるとともに前記マイクロコンピュータがシャットダウンする。
本発明によれば、極力消費電力を抑えた構成となり、長時間に亘り使用することが容易となる。
本発明は、前記店内精算システムが、さらに前記RFタグ用表示器の電源に充電する充電手段を備え、前記RFタグ用表示器の電源を充電すると、前記ディスプレイの表示データが消えるとともに前記マイクロコンピュータがシャットダウンすることを特徴とする。
RFID(Radio Frequency Identification)は、電池を持たないものをパッシブタグと呼び、電池を内臓するものをアクティブタグと呼んでいる。
前記表示器がTFT表示器やLCD表示器の場合で、シャットダウンにより表示状態が消える場合、本発明としては、前記RFタグ用表示器と、店内の商品・役務等に係る会計データを作成するハンディターミナル、又は、前記会計データを読みとるRFタグ読み取り手段を備えるとともに、前記RFタグ用表示器の電源に充電する充電手段を備え、前記RFタグ用表示器の電源を充電すると、前記マイクロコンピュータがシャットダウンして、前記会計データを前記ディスプレイに表示されないようにする。
本発明の店内精算方法は、商品または役務に係るデータが書き込みされた商品用のRFタグと、会計手続きのために店員が顧客に渡すRFタグ用表示器と、店内の商品・役務等に係る会計データを作成するハンディターミナルと、前記RFタグ用表示器に書き込まれた前記会計データを読みとるRFタグ読み取り手段とを備えた店内精算方法において、前記ハンディターミナルは前記商品用のRFタグからデータを読み取って商品の合計金額を含む会計データを作成し、マイクロコンピュータ起動用およびRFタグ書込用の高周波信号を送信し、信号切り替えして、表示用高周波シリアルデータ信号を前記RFタグ用表示器に送信し、前記RFタグ表示器は前記マイクロコンピュータ起動用および前記RFタグ書込用の高周波信号を受信してマイクロコンピュータを起動するとともにRFタグに前記会計データを書き込み、前記表示用高周波シリアルデータ信号を検波して得られたシリアルデータを用いて少なくとも前記商品の合計金額をディスプレイに表示し、前記RFタグ読み取り手段は前記RFタグ用表示器に書き込まれた前記会計データを読み出し、前記会計データを会計処理することを特徴とする。
本発明は、前記店内精算方法において、前記RFタグ用表示器が前記RFタグ読み取り手段の高周波信号を検知すると、前記ディスプレイの表示データが消えるとともに前記マイクロコンピュータがシャットダウンすることを特徴とする。
本発明の会計データ表示方法は、ハンディターミナルを用いて、店内の商品・役務に係る会計データをディスプレイに表示する店内精算方法であって、前記ハンディターミナルから所定の高周波信号を送出して前記ディスプレイを表示させるためのマイクロコンピュータを起動させ、前記ハンディターミナルから高周波のシリアルデータ信号を送出して、前記会計データを前記ディスプレイに表示することを特徴とする。
本発明によれば、既知の飲食店精算システムなどと比較して格段にシンプルな方法でありながら、会計前の顧客が店内の商品・役務に係る会計データを視認することができるので、紙の請求書は不要となる。
本発明は、前記店内精算システムが、さらに店内の商品・役務等に係る会計データを作成するハンディターミナルを備え、前記ハンディターミナルは、前記マイクロコンピュータ起動用および前記RFタグ書込用の高周波信号を送信し、信号切換えして、前記表示用高周波シリアルデータ信号を送信することを特徴とする。
本発明の会計データ表示システムは、店内の商品・役務に係る会計データを作成するハンディターミナルと、RFタグ用表示器を備え、前記ハンディターミナルから所定の高周波信号が送出されると、当該高周波信号によって前記RFタグ用表示器内のマイクロコンピュータが起動し、前記ハンディターミナルから高周波のシリアルデータ信号が送出されると、前記RFタグ用表示器内で検波して得られたシリアルデータを用いて、少なくとも商品の合計金額を前記RFタグ用表示器内のディスプレイに表示することを特徴とする。
本発明は、前記店内精算システムが、さらに前記RFタグ読み取り手段に接続されたPOS端末を備え、前記POS端末は前記RFタグ読み取り手段で読みとられた前記会計データを会計処理し、精算を行うことを特徴とする。
前記POS端末は、現金の取引状況を自動的に表示して記録・計算および金銭の保管をするデジタル式の金銭登録機であり、会計に係る金額を画面表示するディスプレイが備わっている。前記POS端末は、例えば店内の商品管理システムと接続されている。

Claims (7)

  1. 少なくともディスプレイ、RFタグ、検波回路、マイクロコンピュータ及び電源が内蔵されており、所定の高周波信号によって前記マイクロコンピュータが起動するとともに、前記RFタグにタグデータが書き込まれ、ディスプレイ表示器の為の表示用高周波シリアルデータ信号を検波して、得られたシリアルデータを用いて、少なくとも表示データの内容の一部を前記ディスプレイに表示することを特徴とするRFタグ用表示器。
  2. 前記ディスプレイがTFT表示器やLCD表示器であり、シャットダウンにより表示状態が消える場合、表示データの内容が表示されている状態で、前記マイクロコンピュータがスリープモードとなり、その後、RFタグ読み取り手段の高周波信号を検知すると、前記ディスプレイの表示が消えるとともに前記マイクロコンピュータがシャットダウンすることを特徴とする請求項1記載のRFタグ用表示器。
  3. 前記ディスプレイが電子ペーパー表示器であり、シャットダウンにより、表示状態が消ない場合、表示データの内容が表示されている状態で、前記マイクロコンピュータがシャットダウンになり、その後、RFタグ読み取り手段の高周波信号を検知すると、前記マイクロコンピュータが起動し、前記ディスプレイは表示状態を消し、前記マイクロコンピュータがシャットダウンすることを特徴とするRFタグ用表示器。
  4. 前記請求項1ないし3のいずれか1項記載のRFタグ用表示器と、店内の商品・役務等に係る会計データを作成するハンディターミナル、又は、前記会計データを読みとるRFタグ読み取り手段を備えるとともに、前記RFタグ用表示器の電源に充電する充電手段を備え、前記RFタグ用表示器のディスプレイはTFT表示器やLCD表示器等であって、前記RFタグ用表示器の電源を充電すると、前記会計データを前記ディスプレイに表示を消し、前記マイクロコンピュータがシャットダウンすることを特徴とする会計データ表示システム。
  5. 前記請求項1ないし3のいずれか1項記載のRFタグ用表示器と、店内の商品・役務等に係る会計データを作成するハンディターミナル、又は、前記RFタグに書き込まれた前記会計データを読みとるRFタグ読み取り手段を備えるとともに、RFタグ用表示器の電源に充電する充電手段を備え、前記RFタグ用表示器のディスプレイは電子ペーパーであって、前記RFタグ用表示器の電源を充電すると、前記マイクロコンピュータが起動し、前記ディスプレイは前記会計データの表示状態を消し、前記マイクロコンピュータがシャットダウンすることを特徴とする会計データ表示システム。
  6. 店内の商品・役務等に係る会計データを作成するハンディターミナルと、RFタグ用表示器を備え、
    前記ハンディターミナルから所定の高周波信号が送出されると、当該高周波信号によって前記RFタグ用表示器内のマイクロコンピュータが起動し、前記ハンディターミナルから高周波のシリアルデータ信号が送出されると、前記RFタグ用表示器内で検波して得られたシリアルデータを用いて、少なくとも商品の合計金額を前記RFタグ用表示器内のディスプレイに表示することを特徴とする会計データ表示方法。
  7. 店内の商品・役務等に係る料金やIDなどの商品データが書き込まれた商品用のRFタグからそれぞれの商品データを読み取って商品の合計金額を含む会計データを作成するハンディターミナルと、RFタグ用表示器を備え、
    前記ハンディターミナルから所定の高周波信号が送出されると、当該高周波信号によって前記RFタグ用表示器内のマイクロコンピュータが起動するとともに前記RFタグ用表示器内のRFタグに会計データが書き込まれ、前記ハンディターミナルから高周波のシリアルデータ信号が送出されると、前記RFタグ用表示器内で検波して得られたシリアルデータを用いて、少なくとも商品の合計金額を前記RFタグ用表示器内のディスプレイに表示することを特徴とする会計データ表示方法。
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