JP2016134707A - 通信装置及び位相補正方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】多重処理後の変調器へ入力するパラレル信号間に位相差が生じてしまうと、変調器での光の変調処理に影響を及ぼしてしまい、変調処理が正しく行われずに信号品質を劣化させてしまう。多重処理した後のパラレル信号の位相が揃っており、信号品質の良好な所定信号に変換できる通信装置と、その通信装置で実行される位相補正方法を提供することを目的とする。【解決手段】通信装置が、複数の電気信号を多重処理したパラレル多重信号を所定信号に変換した後に、当該所定信号の信号品質を測定し、このときの信号品質情報に基づいて当該パラレル多重信号間の位相差を補正する。【選択図】図1
Description
本発明は、データを変換し高速通信する通信装置と、その通信装置で実行される位相補正方法に関するものである。
近年の通信トラフィックの増大に伴い、幹線ネットワークの伝送容量の増大化の要望がある。この要望に対し、高速通信に対応した通信装置として、長距離区間で大容量のデータ伝送が可能な光通信を行う、光通信機の利用が進められている。光通信機は、信号処理部、送信部及び受信部で構成され、送信部は光源と変調器で構成されており、信号処理部が出力する電気信号を変調器に入力し、変調器は、光源から入力する光を変調して光信号として伝送路へ出力する。
このとき、光通信機が採用する光信号の変調方式には、シリアル信号の変調を行うオンオフ変調方式(On−Off−Keying)や、パラレル信号の変調を行う多値変調方式などがある。多値変調方式は、変調する信号をシリアル信号ではなくパラレル信号とすることで、変調する信号の伝送速度を下げながらも、オンオフ変調方式より高速にデータ伝送を行うことが可能であり、高速通信向けの光通信機には多値変調方式を採用することが多くなってきている。
また、多値変調方式には、光の位相を利用して更に高速なデータ伝送を行う多値位相変調方式がある。しかしながら、多値位相変調方式は、変調するパラレル信号間に位相差が生じていると、変調後の信号品質を劣化させてしまう。特に、数十km以上の伝送路で通信を行う光通信では、非常に高い信号品質が求められるため、多値位相変調方式のパラレル信号は、位相差が生じないように補正する必要がある。
上述のようなパラレル信号の位相差に関する問題に対して、従来の光通信機では、信号処理部と変調器との間の配線長の等長設計を行う方法や、信号処理部と変調器との間に位相制御器を設け、製造時に手動で調整を行う方法によって、パラレル信号間の位相差の補正を行っている。
また、特許文献1では、2つの光通信機を、伝送路を介して対向させて設置し、一方の光通信機からは、送信するデータのパラレル信号を、マルチプレクサと変調器を用いて多重処理と変調処理を行った光信号として送信し、他方の光通信機では、受信する光信号を、復調器とデマルチプレクサを用いて復調処理と分離処理を行い元のパラレル信号を得る。そして、受信側の光通信機ではパラレル信号の位相差を検出する処理を行い、検出したパラレル信号の位相差を、別の通信手段によって送信側の光通信機に通知することで、パラレル信号間の位相差を自動で補正する手法が開示されている。
しかしながら、上述の配線長の等長設計を行う方法や、製造時に手動で位相を調整する方法においては、扱うパラレル信号が高速であるので、非常に高い精度での設計や補正を行うのに多くのコストと時間を要するだけでなく、製造過程を終えてしまうと位相差を補正することができない問題がある。
また、特許文献1の手法は、パラレル信号を生成する信号処理部において位相差の補正を行っており、つまり、マルチプレクサで多重処理する前のパラレル信号間に生じる位相差を補正するものである。マルチプレクサに入力する前に位相差が生じているパラレル信号は、マルチプレクサで多重処理をした後に、変調器において正しく光を変調処理できれば、そのまま位相差を含む光信号として、対向の光通信機に伝送ことは可能である。一方で、マルチプレクサと変調器との間のパラレル信号間に位相差が生じてしまうと、変調器での光の変調処理に影響を及ぼしてしまい、変調処理が正しく行われずに信号品質を劣化させてしまう。ここでの信号品質の劣化は、光信号が伝送路を伝わる途中で受ける損失や分散等による信号品質の劣化との切り分けが困難であるだけでなく、信号品質の劣化の度合いによっては、対向の光通信機に対して光信号を伝送することさえ不可能となる。従って、特許文献1の手法では、マルチプレクサと変調器との間のパラレル信号間の位相差によって生じる上述のような問題を解決することはできない。
本発明は、上述の問題を解決するためのものであり、多重処理した後のパラレル信号の位相が揃っており、信号品質の良好な所定信号に変換できる通信装置と、その通信装置で実行される位相補正方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数の電気信号で構成されるパラレル送信信号を出力する信号処理部と、前記パラレル送信信号を多重処理し、複数の電気信号で構成される第1パラレル多重信号を出力する多重処理部と、前記第1パラレル多重信号を変換し所定信号を出力する変換手段と、前記所定信号の信号品質を測定し、信号品質情報として出力する信号品質測定部と、前記信号品質情報に基づいて、前記第1パラレル多重信号間の位相差を補正する位相補正情報を出力する位相制御部と、前記位相補正情報に基づいて、前記第1パラレル多重信号の位相を変化させ、第2パラレル多重信号に補正する位相補正部と、を備えることを特徴とする通信装置である。
また、本発明は、複数の電気信号で構成されるパラレル送信信号を多重処理し、複数の電気信号で構成される第1パラレル多重信号を出力する多重処理工程と、前記第1パラレル多重信号を所定信号に変換する変換工程と、前記所定信号の信号品質を示す信号品質情報を出力する信号品質測定工程と、前記信号品質情報に基づいて、前記第1パラレル多重信号の位相を変化させる位相補正情報を出力する位相制御工程と、前記位相補正情報に基づいて、前記第1パラレル多重信号の前記位相を変化させ、第2パラレル多重信号に補正する位相補正工程と、を有することを特徴とする位相補正方法である。
本発明によれば、通信装置において、複数の電気信号からなるパラレル電気信号を多重処理したパラレル多重信号を所定信号に変換し、当該所定信号の信号品質を測定した信号品質情報に基づいて、当該パラレル多重信号間の位相差を補正することが可能となる。その結果として、位相の揃ったパラレル多重信号を変換して信号品質の良好な所定信号を出力できる効果が得られる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の光通信機1の構成を示すブロック図である。光通信機1は、信号処理部2、送信部3、受信部4、光スイッチ5、6及び位相制御部18で構成される。
図1は、本発明の実施の形態1の光通信機1の構成を示すブロック図である。光通信機1は、信号処理部2、送信部3、受信部4、光スイッチ5、6及び位相制御部18で構成される。
信号処理部2は、光通信機1が送信するデータを電気的なパラレル信号であるパラレル送信信号9として生成する機能部である。また、信号処理部2は、受信部4が光信号15から電気信号に変換した出力信号を、光通信機1の受信データとして処理する。
送信部3は、多重処理部10、変調部12、光源13及び位相補正部19を備え、信号処理部2から入力したパラレル送信信号9を光信号14に変換して出力する機能部である。送信部3が出力した光信号14は、光スイッチ5を通過して伝送路7を伝い、他の光通信機1又は図示しない外部装置に向けて送信される。
多重処理部10は、信号処理部2が生成したパラレル送信信号9をn本のパラレル信号であるパラレル多重信号11に多重処理するマルチプレクサである。パラレル多重信号11は、変調部12でn波に分波した光の変調を行うn本の入力信号と対応している。例えば変調方式に偏波多重4値位相変調方式(DP−QPSK:Dual Polarization−Quadrature Phase Shift Keying)を採用する場合には、パラレル多重信号11は、変調部12で4波に分波した光を変調する4本の入力信号(Ix,Iy,Qx,Qy)となるため、多重処理部10からの出力信号と変調部12への入力信号とは予め対応付けられている。
変調部12は、パラレル多重信号11の信号数と対応するマッハツェンダ構造の強度変調回路を備えており、光源13からの入力光を分波して各強度変調回路に入力し、対応するパラレル多重信号11で強度変調して得られる各変調光を合波して光信号14を出力する変換器である。変調部12は、光源13の光の分岐や変調光の合流の際に生じる光位相の変化を補正する固定位相シフタと、光位相の時間変動を補正するオートバイアスコントロール機能とを有する。
受信部4は、入力した光信号15を復調及び分離処理し、電気的なパラレル信号であるパラレル受信信号16に変換して出力する機能部である。他の光通信機1又は図示しない外部装置から送信された光信号は、伝送路8を伝って光スイッチ6を通過し、受信部4に光信号15として入力される。
ここで、光通信機1は、光スイッチ5の出力経路と光スイッチ6の入力経路を切り替える手段を有し、送信部3が出力する光信号14を伝送路7に入力させることも、受信部4に光信号15として入力させることも可能である。
信号品質測定部17は、パラレル受信信号16を入力して信号品質を測定する機能部である。信号品質測定部17は、測定した結果を信号品質情報として出力する。
位相制御部18は、信号品質測定部17からの信号品質情報に基づいて、パラレル受信信号16の信号品質を向上させるように、パラレル多重信号11の信号間の位相差を補正する位相補正情報を出力する機能部である。
位相補正部19は、位相制御部18からの位相補正情報に基づいて、パラレル多重信号11の信号間の位相差を補正する機能部である。位相差を補正した後のパラレル信号をパラレル多重信号20とする。位相補正部19は、パラレル多重信号11の各信号の位相を個別に変化させることが可能である。
図2は、信号品質測定部17がパラレル受信信号16の信号品質を測定して、パラレル多重信号11間の位相差を補正するフローチャート図である。図2(a)は、パラレル多重信号11間の位相差の疎補正を行うフローチャート図である。図2(b)は、パラレル多重信号11間の位相差の微補正を行うフローチャート図である。
実施の形態1でのパラレル多重信号11間の位相差の補正には、図2(a)の疎補正と、図2(b)の微補正の、2つの過程がある。疎補正は、パラレル多重信号11間の位相差が大きく、例えば光信号14が伝送路を正常に通過できないような場合に対応した補正であり、光信号14が伝送路を正常に通過できる状態にまで粗く位相の補正を行う過程である。微補正は、パラレル多重信号11間の位相差が小さく、例えば光信号14が伝送路を正常に通過できるような場合に対応した補正であり、位相差を無くして信号品質を向上させるための細かい調整を伴う補正を行う過程である。従って、信号間の位相差の程度によっては、疎補正を行わずに微補正を実施しても良い。
図2(a)及び(b)の処理を行う前に、送信部3からの光信号14を受信部4で受信するように、光通信機1の光スイッチ5及び6の経路を切り替える。
先ず、図2(a)の疎補正について説明する。疎補正を開始する時点では、パラレル多重信号11間の位相差が大きく、例えば光信号14が伝送路を正常に通過できない等の理由のために、パラレル受信信号16の符号誤り率であるBER(Bit Error Rate)値の測定が行えない状態である。そのため、パラレル多重信号11から組合せパターンを変えながら複数の信号を選択し、選択した信号の位相をそれぞれ変化させることで、パラレル受信信号16のBER値の測定が行える状態とする。
図2(a)では、n本のパラレル多重信号11を信号(1)〜信号(n)と表す。ここでのn本のパラレル多重信号11と信号(1)〜信号(n)との対応付けは任意である。整数1〜nの値をとる変数mを用いて、信号(1)〜信号(n)からm本を選択する組合せパターンを抽出する。このとき抽出した組合せパターンのうち、j番目の組合せパターンを、変数jを用いて組合せパターン(j)と表す。また、各組合せパターンにおけるi本目の信号を、変数iを用いて信号(i)と表す。変数m、i及びjの値を変化させることで、パラレル多重信号11の位相を網羅的に変化させていく。
処理S200では、位相制御部18は、パラレル多重信号11から信号を選択する本数である変数mを、m=1に初期化する。その後、処理S201に進む。
処理S201では、位相制御部18は、n本のパラレル多重信号11からm本を選択する組合せパターンを抽出する。このときの組合せパターンがk個あるとすると、kは例えば組合せ(Combination)を用いて、k=nCm(nCm=n!/(m!×(n−m)!))によって求まる。その後、処理S202に進む。
処理S202では、位相制御部18は、組合せパターン(j)と対応した変数jをj=1に初期化する。その後、処理S203に進む。
処理S203では、位相制御部18は、信号(i)と対応した変数iをi=1に初期化する。その後、処理S204に進む。
処理S204では、位相制御部18は、組合せパターン(j)の信号(i)の位相を進めたり遅らせたりする向きに変化させる位相補正情報を、位相補正部19に対し出力し、位相補正部19は、位相補正情報に基づいて信号(i)の位相を変化させる。信号品質測定部17は、信号(i)の位相の変化に伴って変化するパラレル受信信号16のBER値を測定し、位相制御部18に対し信号品質情報を出力する。このときの信号品質情報は、BER値の測定が可能であれば測定値を示し、BER値の測定が不可能であればその旨を示す情報を示す。その後、処理S205に進む。
処理S205では、位相制御部18は、処理S204での信号品質情報に基づき、信号(i)の位相を変化させることによって、BER値の評価が可能かどうかを判定する。評価が可能でなければ処理S206に進む。評価が可能であれば処理を終了する。
処理S206では、位相制御部18は、同じ組合せパターンで位相を変化させていない信号があるかどうかを調べるため、変数iがmに等しいかどうかを判定する。変数iがmに等しくなければ処理S207に進む。変数iがmに等しければ処理S208に進む。
処理S207では、位相制御部18は、同じ組合せパターンの次の信号の位相を変化させるため、変数iに1を加算し、再び処理S204に進む。
処理S208では、位相制御部18は、組合せパターン(j)に含まれるm本の全信号の位相を変化させてBER値を測定し終えたため、変数jがkに等しいかどうかを判定する。変数jがkに等しくなければ処理S209に進む。変数jがkに等しければ処理S210に進む。
処理S209では、位相制御部18は、次の組合せパターンでのBER値を測定するため、変数jに1を加算し、再び処理S203に進む。
処理S210では、位相制御部18は、信号を選択する本数mが、パラレル多重信号11の信号数nに達しているかどうかを調べるため、変数mがnに等しいかどうかを判定する。変数mがnに等しくなければ処理S211に進む。変数mがnに等しければ処理を終了する。
処理S211では、位相制御部18は、パラレル多重信号11のうちm本の信号の位相を変化させても、パラレル受信信号16のBER値の測定が行えなかったため、位相を変化させる信号数に1を加算したm+1本として、再び処理S201に進む。
図2(a)のとおり、位相差の大きいパラレル多重信号11から信号を網羅的に選択して変化させることで、パラレル受信信号16のBER値を測定して評価できる状態にまで、位相差を補正して小さくすることができる。
次に、図2(b)の微補正について説明する。微補正は、パラレル多重信号11間の位相差を無くすものであり、ある信号を基準として他の信号の位相のずれを取り除くことを行う。図2(a)と同様に、n本のパラレル多重信号11を信号(1)〜(n)と表し、そのうちの1本を、変数iを用いて信号(i)と表す。
処理S212では、位相制御部18は、信号(i)と対応した変数iをi=2に初期化する。その後、処理S213に進む。
処理S213では、位相制御部18は、信号(1)〜(n)のうち、基準とする信号を信号(1)として、位相を変化させる信号(i)を選択する。その後、処理S214に進む。
処理S214では、位相制御部18は、信号(i)の位相を進める又は遅らせる向きに変化させる位相補正情報を、位相補正部19に対し出力し、位相補正部19は、位相補正情報に基づいて信号(i)の位相を変化させる。信号品質測定部17は、信号(i)の位相の変化に伴って変化するパラレル受信信号16のBER値を測定し、位相制御部18に対し信号品質情報を出力する。このときの信号品質情報は、BER値の測定結果である。
また、このときの位相補正情報は、信号(i)の位相を変化させる変化量などを合わせることで、変化の開始時点は変化量を小さくし、位相を変化させた結果に得られる信号品質情報に応じて変化量を変化させても良い。
位相制御部18は、上述のとおり、位相の変化と信号品質情報の評価を繰り返し、位相の一方向の変化に対してBER値を最小とする位相の補正点を見つける。従って、位相の変化に伴ってBER値が下降していたところ、ある時点での位相の変化によってBER値が上昇した場合には、再び変化量を細かくして位相を変化させる等を行い、BER値を最小とする補正点を探す。その後、処理S215に進む。
処理S215では、位相制御部18は、処理S214での信号品質情報に基づき、信号(i)の位相をある向きに変化させることで、パラレル受信信号16のBER値を最小とする位相の補正点が見つかったかどうかを判定する。BER値を最小とする補正点が見つからなければ処理S216に進む。BER値を最小とする補正点が見つかれば処理S218に進む。
処理S216では、処理S214を2回実施し、信号(i)の位相を双方向に変化させたところ、BER値を最小とする位相の補正点が見つからなかったかどうかを判定する。2回実施していなければ処理S217に進む。2回実施していれば処理S218に進む。
処理S217では、位相制御部18は、処理S214での信号(i)の位相の変化とは反対の向きに位相を変化させ、処理S214と同様にパラレル受信信号16のBER値を評価しながら、BER値を最小とする位相の補正点を見つける。その後、処理S215に進む。
位相制御部18は、処理S214〜処理S217において信号(i)の位相を変化させてBER値を評価した結果から、信号(i)の位相の変化とBER値の変化との関係を示す補正点の情報を得ることができる。
処理S218では、位相制御部18は、当該補正点の情報に基づいて、位相補正部19を制御し、信号(i)の位相の変化の向きと変化量とを変えながら細かい調整を伴う最終的な補正を行い、信号(i)の位相の補正を完了させる。その後、処理S219に進む。
処理S219では、位相制御部18は、n本のパラレル多重信号11を全て補正し終えたかどうかを判定するために、変数iとnを比較する。変数iがnに等しくなければ処理S220に進む。変数iがnに等しければ処理を終了する。
処理S220では、位相制御部18は、変数iに1を加算して、次に位相を変化させる信号(i)を選択する。
図2(b)のとおり、パラレル多重信号11のうち基準となる信号を1つ定めて、その他の信号を1つずつ選択し位相を補正することで、位相差を含まないパラレル多重信号20を得ることが出来る。
図2(a)及び(b)の補正の後に、送信部3からの光信号14を伝送路7に向けて送信し、伝送路8から受信した光信号を受信部4に入力するように、光スイッチ5及び6の経路を切り替える。そうすることで、多重処理部10と変調部12との間のパラレル多重信号11間の位相差が補正された光通信機1が得られる。
尚、実施の形態1では、パラレル受信信号16の信号品質を測定する指標の一例として、符号誤り率であるBER値を用いているが、符号誤り率ではなくとも、他の信号品質を測定する指標を用いても良い。
実施の形態1によれば、光通信機1において、送信データのパラレル送信信号9を、多重処理部10でパラレル多重信号11に多重処理した後に、変調部12で光信号14に変換し、光信号14を装置外に出力せずに装置内に折り返し、受信部4でパラレル受信信号16に変換して、パラレル受信信号16の信号品質を信号品質測定部17で測定した信号品質情報に基づいて、位相制御部18及び位相補正部19によって、パラレル多重信号11間の位相差を補正することが可能となる。その結果として、高速なパラレル多重信号11を扱う配線の等長設計の精度をさらに高めることなく、また、パラレル多重信号11の位相差のために正しく光信号14の変調処理が行えないということなく、また、対向する光通信機1で受信した光信号14の信号品質の劣化がパラレル多重信号11の位相差によるものかどうかの切り分けを要せずに、位相の揃ったパラレル多重信号11を変換して信号品質が良好な光信号14を出力できる効果が得られる。
また、実施の形態1によれば、パラレル多重信号11を変換したパラレル受信信号16の信号品質の程度に応じて、パラレル多重信号11間の位相差を、疎補正と微補正との2つの過程で区別して補正することが可能となる。その結果として、パラレル多重信号11間の位相差が大きく信号品質の評価が行えず、基準となる信号を決められない場合には、基準となる信号を決めずに網羅的に信号の位相を変化させる補正作業に切り換え、また、パラレル多重信号11間の位相差が小さい場合には、基準となる信号を決めて他の信号を基準信号に合わせるように位相を変化させる補正作業に切り換え、位相差の程度に応じて効率的な手順で補正を行える効果が得られる。
また、実施の形態1によれば、信号品質を測定する指標にBER値を用いることが可能となる。その結果として、対向する光通信機1が受信した光信号14を復号及び分離処理して最終的に得られる受信データの信号品質に基づいて、パラレル多重信号11間の位相差を補正できる効果が得られる。
また、実施の形態1によれば、光スイッチ5及び6を用いることで、光通信機1が出力する光信号14を装置内で折り返すことが可能となる。その結果として、対向する光通信機1を要することなく、光通信機1単体でパラレル多重信号11を変換した信号の信号品質を評価できる効果が得られる。
また、実施の形態1によれば、多重処理部10がDP−QPSK変調方式と対応したパラレル多重信号11を出力することが可能となる。その結果として、変調部12での光の変調と対応した4つの入力信号の位相差を無くして、正しく変調光を出力できる効果が得られる。
実施の形態2.
実施の形態1では、受信部4が復調及び分離処理したパラレル受信信号16の信号品質の評価を行ったが、実施の形態2では、送信部3が出力する光信号14の信号品質の評価を行う。
実施の形態1では、受信部4が復調及び分離処理したパラレル受信信号16の信号品質の評価を行ったが、実施の形態2では、送信部3が出力する光信号14の信号品質の評価を行う。
図3は、実施の形態2の光通信機1の構成を示すブロック図である。実施の形態2の光通信機1は、実施の形態1の信号品質測定部17及び位相制御部18に代えて、信号品質測定部21及び位相制御部22を備える。
信号品質測定部21は、光信号14を入力して信号品質を測定する機能部である。信号品質測定部21は、例えばPD(Photo Detector)、高速ADコンバータ(Analog−to−Digital Converter)及びメモリで構成され、光波形をモニタしてピークパワーを測定する。また、信号品質測定部21は、測定結果を信号品質情報として出力する。
位相制御部22は、信号品質測定部21からの信号品質情報に基づいて、光信号14の信号品質を向上させるように、パラレル多重信号11の信号間の位相差を補正する位相補正情報を出力する機能部である。また、位相制御部22は、信号処理部2に対し、パラレル送信信号9のうち出力する信号と出力を停止する信号とを選択する制御情報を出力するとともに、変調部12に対し、光を出力する強度変調回路と光の出力を停止する強度変調回路とを選択する制御情報を出力する。
図4は、変調部12が出力する光信号14の光パワーを時間と対応付けてプロットした波形図である。縦軸は光パワーを示し、横軸は時間を示す。図4(a)は、位相差のない入力信号の変調光を合成した光信号14の波形図である。図4(b)は、位相差のある入力信号の変調光を合成した光信号14の波形図である。
図4(a)では、変調部12に入力するn本のパラレル多重信号11の位相が揃っているため、変調部12でn波に分波した光源13からの入力光を、各々の強度変調回路において同一のタイミングで強度変調した後に合波しており、時間のずれが無い状態でn波の変調光を合わせた光波形となり、従って、信号品質測定部21で測定した光信号14のピークパワーP1は最大となる。
一方で、図4(b)では、変調部12に入力するn本のパラレル多重信号11の位相が揃っていないため、変調部12でn波に分波した光源13のから入力光を、各々の強度変調回路において異なるタイミングで強度変調した後に合波しており、時間のずれが生じた状態でn波の変調光を合わせた光波形となり、従って、信号品質測定部21で測定した光信号14のピークパワーP2は最大とならない。つまり、ピークパワーP1>ピークパワーP2である。
図5は、信号品質測定部21が光信号14の信号品質を測定して、パラレル多重信号11間の位相差を補正するフローチャート図である。
図5の処理を行う前に、先ず、送信部3からの光信号14を信号品質測定部21に入力するように、光通信機1の光スイッチ5の経路を切り替える。次に、信号処理部2の送信データを固定信号パターンとして出力させる。ここでの固定信号パターンとは、例えば変調部12で変調する入力信号の1ビットをオンとするオン信号と、複数ビットをオフとするオフ信号とを、一定の周期で繰り返す信号とする。
以下に、図5の補正について説明する。信号処理部2は、パラレル送信信号9のうち、位相制御部22が指示する2本のパラレル多重信号11を多重処理部10が出力するための信号のみを出力し、他の信号の出力は停止させる。変調部12は、2本のパラレル多重信号11と対応した強度変調回路のみ変調光を出力させ、他の強度変調回路からの光の出力を停止させる。このようにすることで、2本のパラレル多重信号11を入力信号とした変調光のみを合わせた光信号14を得ることができる。このときの光信号14の光波形におけるピークパワーを信号品質として測定し、2本のパラレル多重信号11の位相差の補正を行う。
また、図5では、実施の形態1の図2と同様に、パラレル多重信号11を信号(1)〜信号(n)と表し、i本目の信号を信号(i)と表す。
処理S500では、位相制御部22は、変数iをi=2に初期化する。その後、処理S501に進む。
処理S501では、位相制御部22は、信号(1)〜(n)のうち、基準とする1本の信号を定める。ここでは、基準とする信号を信号(1)とする。そして、位相を補正する信号(i)を選択する。位相制御部22は、信号処理部11に対し、パラレル送信信号9のうち、信号(1)及び信号(i)と対応するもの以外の信号の出力を停止させるとともに、変調部12に対しバイアスを変化させ、強度変調回路のうち、信号(1)及び信号(i)と対応するもの以外の光の出力を停止させる。その後、処理S502に進む。
処理S502では、位相制御部22は、信号(i)の位相を進める又は遅らせる向きに変化させる位相補正情報を、位相補正部19に対し出力し、位相補正部19は、位相補正情報に基づいて信号(i)の位相を変化させる。信号品質測定部21は、信号(i)の位相の変化に伴って変化する光信号14のピークパワーを測定し、位相制御部22に対し信号品質情報を出力する。このときの位相補正情報は、ピークパワーの測定結果である。
また、このときの位相補正情報は、信号(i)の位相を変化させる変化量などを合わせることで、変化の開始時点は変化量を小さくし、位相を変化させた結果に得られる信号品質情報に応じて変化量を変化させても良い。
位相制御部22は、上述のとおり、位相の変化と信号品質情報の評価を繰り返し、位相の一方向の変化に対してピークパワーを最大とする位相の補正点を見つける。従って、位相の変化に伴ってピークパワーが上昇していたところ、ある時点での位相の変化によってピークパワーが下降した場合には、再び変化量を細かくして位相を変化させる等を行い、ピークパワーを最大とする補正点を探す。その後、処理S503に進む。
処理S503では、位相制御部22は、処理S502での信号品質情報に基づき、信号(i)の位相をある向きに変化させることで、光信号14のピークパワーを最大とする位相の補正点が見つかったかどうかを判定する。ピークパワーを最大とする補正点が見つからなければ処理S504に進む。ピークパワーを最大とする補正点が見つかれば処理S506に進む。
処理S504では、処理S502を2回実施し、信号(i)の位相を双方向に変化させたところ、ピークパワーを最大とする位相の補正点が見つからなかったかどうかを判定する。2回実施していなければ処理S505に進む。2回実施していれば処理S506に進む。
処理S505では、位相制御部22は、処理S502での信号(i)の位相の変化とは反対の向きに位相を変化させ、処理S502と同様に光信号14のピークパワーの測定値を評価しながら、ピークパワーを最大とする位相の補正点を見つける。その後、処理S503に進む。
位相制御部22は、処理S502〜処理S505において信号(i)の位相を変化させてピークパワーを評価した結果から、信号(i)の位相の変化とピークパワーの変化との関係を示す補正点の情報を得ることができる。
処理S506では、位相制御部22は、当該補正点の情報に基づいて、位相補正部19を制御し、信号(i)の位相の変化の向きと変化量とを変えながら細かい調整を伴う最終的な補正を行い、信号(i)の位相の補正を完了させる。その後、処理S507に進む。
処理S507では、位相制御部22は、n本のパラレル多重信号11を全て補正し終えたかどうかを判定するために、変数iとnを比較する。変数iがnに等しくなければ処理S508に進む。変数iがnに等しければ処理を終了する。
処理S508では、位相制御部22は、変数iに1を加算して、次に位相を変化させる信号(i)を選択する。
図5のとおり、パラレル多重信号11のうち基準となる信号を1つ定めて、その他の信号を1つずつ選択し位相を補正することで、位相差を含まないパラレル多重信号20を得ることが出来る。
図5での補正の後に、送信部3からの光信号14を伝送路7に向けて送信するように光スイッチ5を切り替えるとともに、信号処理部2の信号の出力停止と、変調部12の光の出力停止とを解除する。そうすることで、多重処理部10と変調部12との間のパラレル多重信号11間の位相差が補正された光通信機1が得られる。
上述した実施の形態2の補正では、光の物理現象を利用して光信号14の信号品質を評価しており、これによって光信号14を生成している2本のパラレル多重信号11間の位相差を補正するものである。従って、実施の形態1において光信号1を復号及び分離処理して得られるパラレル受信信号16のBER値を測定する場合と異なり、光信号14はn本のパラレル多重信号11によって情報を伝達できるように変調されていなくとも良い。
図6は、図5の処理S502及び処理S505において、信号品質測定部21が測定する光信号14の光パワーを、図4と同じ要領でプロットした波形図である。図6(a)は、基準の信号と選択した信号に位相差がない光信号14の波形図である。図6(b)は、基準の信号と選択した信号に位相差がある光信号14の波形図である。図5の処理は、図6(b)から図6(a)の状態に、2つの信号の位相差を補正するものである。
図6(a)では、変調部12に入力する、基準となる信号と選択した信号の2本のパラレル多重信号11の位相が揃っているため、変調部12で2波に分波した光源13からの入力光を、各々の強度変調回路において同一のタイミングで強度変調した後に合波しており、時間のずれが無い状態で2波の変調光を合わせた光波形となり、従って、信号品質測定部21で測定した光信号14のピークパワーP3は最大となる。但し、パラレル多重信号11の全てを入力信号として得られる光信号14のピークパワーP1と、パラレル多重信号11のうち2本を入力信号として得られる光信号14のピークパワーP3とを比べると、ピークパワーP1>ピークパワーP3となる。
一方で、図6(b)では、変調部12に入力する、基準となる信号と選択した信号の2本のパラレル多重信号11の位相が揃っていないため、変調部12で2波に分波した光源13のから入力光を、各々の強度変調回路において異なるタイミングで強度変調した後に合波しており、時間のずれが生じた状態で2波の変調光を合わせた光波形となり、従って、信号品質測定部21で測定した光信号14のピークパワーP4は最大とならない。つまり、ピークパワーP3>ピークパワーP4である。
尚、実施の形態2では、光信号14の信号品質を測定する指標の一例として、光波形のピークパワーを測定した結果を用いているが、光波形のピークパワーではなくとも、他の信号品質を測定する指標を用いても良い。
実施の形態2によれば、多重処理部10が出力する2本のパラレル多重信号11を入力信号として光信号14を生成し、生成した光信号14のピークパワーを評価することで、2本の信号間に位相差があるかどうかを判別することが可能となる。その結果として、パラレル多重信号11のうち1本の基準となる信号を定め、基準となる信号以外の信号を1本ずつ選択して位相を変化させることで、実施の形態1よりも少ない手順でパラレル多重信号11間の位相差を補正できる効果が得られる。
また、実施の形態2によれば、光信号15を復号及び分離処理する受信部4を要せずに、パラレル多重信号11間の位相差を補正できる効果が得られる。
1 光通信機
2 信号処理部
3 送信部
4 受信部
5、6 光スイッチ
7、8 伝送路
9 パラレル送信信号
10 多重処理部
11、20 パラレル多重信号
12 変調部
13 光源
14、15 光信号
16 パラレル受信信号
17、21 信号品質測定部
18、22 位相制御部
19 位相補正部
2 信号処理部
3 送信部
4 受信部
5、6 光スイッチ
7、8 伝送路
9 パラレル送信信号
10 多重処理部
11、20 パラレル多重信号
12 変調部
13 光源
14、15 光信号
16 パラレル受信信号
17、21 信号品質測定部
18、22 位相制御部
19 位相補正部
Claims (10)
- 複数の電気信号で構成されるパラレル送信信号を出力する信号処理部と、
前記パラレル送信信号を多重処理し、複数の電気信号で構成される第1パラレル多重信号を出力する多重処理部と、
前記第1パラレル多重信号を変換し所定信号を出力する変換手段と、
前記所定信号の信号品質を測定し、信号品質情報として出力する信号品質測定部と、
前記信号品質情報に基づいて、前記第1パラレル多重信号間の位相差を補正する位相補正情報を出力する位相制御部と、
前記位相補正情報に基づいて、前記第1パラレル多重信号の位相を変化させ、第2パラレル多重信号に補正する位相補正部と、
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記所定信号は複数の電気信号で構成されるパラレル受信信号であって、
前記変換手段は、
光源と、
前記第1パラレル多重信号を入力して前記光源からの入力光を光信号に変調する変調部と、
前記光信号を前記パラレル受信信号に復調及び分離処理する復調分離部と、
を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記所定信号は光信号であって、
前記変換手段は、
光源と、
前記第1パラレル多重信号を入力して前記光源からの入力光を前記光信号に変調する変調部と、
を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記信号品質情報は、前記パラレル受信信号の符号誤り率であって、
前記信号品質測定部は、前記パラレル受信信号の符号誤り率を測定し、
前記位相制御部は、前記符号誤り率を変化させる前記位相補正情報を出力し、
前記位相補正部は、前記第1パラレル多重信号のうち、1以上の信号を順次選択して位相を変化させ、前記符号誤り率を変化させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。 - 前記信号品質情報は、前記光信号のピークパワーの測定値であって、
前記信号品質測定部は、前記光信号の前記ピークパワーを測定し、
前記位相制御部は、前記ピークパワーを変化させる前記位相補正情報を出力し、
前記位相補正部は、前記第1パラレル多重信号のうち、1以上の信号を順次選択して位相を変化させ、前記ピークパワーを変化させる、
ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。 - 前記光信号を前記復調分離部に折り返す光スイッチをさらに備える、ことを特徴とする請求項2または4のいずれかに記載の通信装置。
- 前記光信号を前記信号品質測定部に折り返す光スイッチをさらに備える、ことを特徴とする請求項3または5のいずれかに記載の通信装置。
- 前記多重処理部は、DP−QPSK変調方式と対応した、4つの信号からなる前記第1パラレル多重信号を出力する、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の通信装置。
- 複数の電気信号で構成されるパラレル送信信号を多重処理し、複数の電気信号で構成される第1パラレル多重信号を出力する多重処理工程と、
前記第1パラレル多重信号を所定信号に変換する変換工程と、
前記所定信号の信号品質を示す信号品質情報を出力する信号品質測定工程と、
前記信号品質情報に基づいて、前記第1パラレル多重信号の位相を変化させる位相補正情報を出力する位相制御工程と、
前記位相補正情報に基づいて、前記第1パラレル多重信号の前記位相を変化させ、第2パラレル多重信号に補正する位相補正工程と、
を有することを特徴とする位相補正方法。 - 前記変換工程では、前記第1パラレル多重信号を入力として、光源からの入力光を前記所定信号である光信号に変調処理し、
前記信号品質測定工程では、前記光信号のピークパワーを測定して前記信号品質情報を出力し、
前記位相制御工程では、
前記第1パラレル多重信号のうち1本の基準となる基準信号を定め、
前記第1パラレル多重信号のうち前記基準信号以外の信号である補正信号を順次選択し、
前記変換工程に前記基準信号及び選択した前記補正信号を入力して得られる前記光信号の前記信号品質情報に基づいて、選択した前記補正信号の前記位相を変化させる前記位相補正情報を出力する、
ことを特徴とする請求項9に記載の位相補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015007431A JP2016134707A (ja) | 2015-01-19 | 2015-01-19 | 通信装置及び位相補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015007431A JP2016134707A (ja) | 2015-01-19 | 2015-01-19 | 通信装置及び位相補正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016134707A true JP2016134707A (ja) | 2016-07-25 |
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ID=56434641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015007431A Pending JP2016134707A (ja) | 2015-01-19 | 2015-01-19 | 通信装置及び位相補正方法 |
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Country | Link |
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-
2015
- 2015-01-19 JP JP2015007431A patent/JP2016134707A/ja active Pending
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